S 全米オープン・テニス予想
2012年9月1日 音楽S 全米オープン・テニス予想
【US Open Tennis: Prediction】
予想。
閑話休題。予想好きのソウル・サーチン・ブログ。すでに月曜からニューヨークで、テニス4大大会の全米オープンが始まっている。先週友人たちと、誰が優勝するかでえらく盛り上がったので、本ソウル・サーチン・ブログでも初めて優勝者予想をしてみることにした。(本稿は先週書いてたが、少し古くなってしまったので加筆修正した)
ドロー(対戦)表を見ながら、あれやこれやと考えた。
ドロー表はこちら。
男子シングルス
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/us2012/tournament_single_men.html
http://www.usopen.org/en_US/scores/draws/ms/msdraw.pdf
女子シングルス
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/us2012/tournament_single_women.html
男子の今回の大きなポイントは、ナダルが怪我のため欠場していること。
そこで、僕の予想。ベスト4は、フェデラー(第1シード)、ジョコビッチ(2)、フェレール(4)、ツォンガ(5)(マレーに勝つ)。優勝はずばりフェデラーで行きます。(と先週末に書いたが、なんと30日にツォンガが負けてしまった。となると、ここは俄然錦織にあがって欲しいところ)
なので、今日(31日)の修正ベスト4予想は、フェデラー、ジョコビッチ、フェレール、錦織(希望)。
錦織が3回戦で当たりそうなクロアチアのシリック選手は23歳。今大会12シード。錦織は17シード。これは相当白熱した試合になりそう。
錦織対マレー戦になったら、夜中起きてでも見る。(そもそも起きてるんだけど)
ちなみに「予想しましょうよ」と言いだしっぺのゆうき君の予想は、優勝=フェデラー。ベスト4 フェデラー、ジョコビッチ、イズナー、マレー、とのこと。ちなみにベスト8は上記4人にベルディヒ、錦織、フェレール、デルポトロまで。
同じく予想に加わった和田さんは、「ズバリ優勝ジョコビッチ! 錦織はマレーに負ける!」。
同じく永澤さん予想。「ベスト4:フェデラー、マレー、ジョコ、フェレール」。決勝:フェデラー対ジョコでジョコの勝ち。
森さん。「ベスト4:フェデラー マレー ロディック ジョコビッチ」決勝・フェデラー対ジョコで優勝、ジョコビッチ。
メンコさん。「優勝は、フェデラー、ベスト4 フェデラー(MORE LEGEND)、ツォンガ(ここまでスーパーツォンガ炸裂)、フェレール(この山の選手、よくしらないからなんとなく…)、デルポトロ(願望)」
まとめると6人の予想が、ジョコ3人、フェデラー3人だ…。まっぷたつに割れた。
~~~
僕は、女子はアザレンカ(第1シード)、セレナ(4)、ラドバンスカ(2)、グビトバ(5)がベスト4と予想。
セレナ対アザレンカを決勝で見たい。
去年の優勝ストーサーは第7シード。ここでアザレンカと準決勝で当たることになる。優勝はずばり、自信はないが、セレナで。
同じくゆうき君予想。ベスト4はアザレンカ、シャラポワ、セレナ、ラドバンスカで。決勝シャラポワ VS セレナ。優勝は期待を込めてシャラポワ。
決勝は、女子が9月8日土曜、男子が9月9日日曜。いずれも日本時間は翌日の深夜あたりになる。女子は現地が昼の2時スタートとなると日本時間土曜深夜3時(正確には日曜午前3時)から。男子も同じで深夜帯になる。もしナイト・セッションで6時スタートだと、日本時間は朝7時から。
中継は、日本ではWOWOWが担当。果たして。
SPORTS>TENNIS>US Open>2012
【US Open Tennis: Prediction】
予想。
閑話休題。予想好きのソウル・サーチン・ブログ。すでに月曜からニューヨークで、テニス4大大会の全米オープンが始まっている。先週友人たちと、誰が優勝するかでえらく盛り上がったので、本ソウル・サーチン・ブログでも初めて優勝者予想をしてみることにした。(本稿は先週書いてたが、少し古くなってしまったので加筆修正した)
ドロー(対戦)表を見ながら、あれやこれやと考えた。
ドロー表はこちら。
男子シングルス
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/us2012/tournament_single_men.html
http://www.usopen.org/en_US/scores/draws/ms/msdraw.pdf
女子シングルス
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/us2012/tournament_single_women.html
男子の今回の大きなポイントは、ナダルが怪我のため欠場していること。
そこで、僕の予想。ベスト4は、フェデラー(第1シード)、ジョコビッチ(2)、フェレール(4)、ツォンガ(5)(マレーに勝つ)。優勝はずばりフェデラーで行きます。(と先週末に書いたが、なんと30日にツォンガが負けてしまった。となると、ここは俄然錦織にあがって欲しいところ)
なので、今日(31日)の修正ベスト4予想は、フェデラー、ジョコビッチ、フェレール、錦織(希望)。
錦織が3回戦で当たりそうなクロアチアのシリック選手は23歳。今大会12シード。錦織は17シード。これは相当白熱した試合になりそう。
錦織対マレー戦になったら、夜中起きてでも見る。(そもそも起きてるんだけど)
ちなみに「予想しましょうよ」と言いだしっぺのゆうき君の予想は、優勝=フェデラー。ベスト4 フェデラー、ジョコビッチ、イズナー、マレー、とのこと。ちなみにベスト8は上記4人にベルディヒ、錦織、フェレール、デルポトロまで。
同じく予想に加わった和田さんは、「ズバリ優勝ジョコビッチ! 錦織はマレーに負ける!」。
同じく永澤さん予想。「ベスト4:フェデラー、マレー、ジョコ、フェレール」。決勝:フェデラー対ジョコでジョコの勝ち。
森さん。「ベスト4:フェデラー マレー ロディック ジョコビッチ」決勝・フェデラー対ジョコで優勝、ジョコビッチ。
メンコさん。「優勝は、フェデラー、ベスト4 フェデラー(MORE LEGEND)、ツォンガ(ここまでスーパーツォンガ炸裂)、フェレール(この山の選手、よくしらないからなんとなく…)、デルポトロ(願望)」
まとめると6人の予想が、ジョコ3人、フェデラー3人だ…。まっぷたつに割れた。
~~~
僕は、女子はアザレンカ(第1シード)、セレナ(4)、ラドバンスカ(2)、グビトバ(5)がベスト4と予想。
セレナ対アザレンカを決勝で見たい。
去年の優勝ストーサーは第7シード。ここでアザレンカと準決勝で当たることになる。優勝はずばり、自信はないが、セレナで。
同じくゆうき君予想。ベスト4はアザレンカ、シャラポワ、セレナ、ラドバンスカで。決勝シャラポワ VS セレナ。優勝は期待を込めてシャラポワ。
決勝は、女子が9月8日土曜、男子が9月9日日曜。いずれも日本時間は翌日の深夜あたりになる。女子は現地が昼の2時スタートとなると日本時間土曜深夜3時(正確には日曜午前3時)から。男子も同じで深夜帯になる。もしナイト・セッションで6時スタートだと、日本時間は朝7時から。
中継は、日本ではWOWOWが担当。果たして。
SPORTS>TENNIS>US Open>2012
■今日の「ソウル・ブレンズ」にソウルの伝説、ベンEキングが生ゲストで登場
2012年9月2日 音楽■今日の「ソウル・ブレンズ」にソウルの伝説、ベンEキングが生ゲストで登場
【Ben E King Will Be On Today’s Soul Blends】
伝説降臨。
毎週日曜日午後2時からお送りしている日本唯一の生放送ソウル・ミュージック専門番組『ソウル・ブレンズ』(関東地区・インターFM、76.1mhz)の、2012年9月2日オンエアにソウル界の伝説、ベンEキングが生ゲストで登場する。
海外アーティストの生ゲスト出演は、最近だとデイヴィッド・T・ウォーカー、ナイル・ロジャーズ、トニー・メイデンなど、過去ではハービー・ハンコック、インコグニートなどに続くもの。
今回はスペシャルで、ナイルのときと同様に1時間弱番組におつきあいいただける。
ベンEキングの登場は3時過ぎから。
関東地区の方は、ラジコでパソコンでも聞けます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
ベンEキングに質問などある方は次のアドレスまでメールをどうぞ。
marvin@interfm.co.jp
評伝。
番組前に、軽くベンEキングのキャリアのおさらいを。
ベンEキングは、本名ベンジャミン・アール・ネルソン、1938年(昭和13年トラ年)9月28日ノース・キャロライナ州生まれ。現在73歳。9歳の頃、ニューヨークに移住。以来ニューヨークを本拠に世界中で活躍を続けている。(正確にはお隣のニュージャージー州ティーネック在住)
1958年、ドゥーワップ・グループ、ザ・ファイヴ・クラウンズに参加。その後、これが紆余曲折ありドリフターズとなり、ベンEキングは新生ドリフターズのリード・シンガーとなった。
ドリフターズ時代には、「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」(1959年)、「セイヴ・ザ・ラスト・ダンス・フォー・ミー」(1960年)などのヒットを生み出した。ドリフターズ時代には13曲ほどしか録音していないが、その何曲かが大ヒットしたために一気に人気を獲得した。
これらの人気を背景に1960年ソロに転じ、1961年1月ソロとして初の「スパニッシュ・ハーレム」が大ヒット。続いて第二弾「スタンド・バイ・ミー」が大ヒット、ソロ・シンガーとしての名前を決定づけた。
これは、ベンEと作曲家チーム、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーらが一緒に曲を作ったもので、当時とさらにこれをタイトルにした映画『スタンド・バイ・ミー』が1986年に大ヒット。まさに不朽の名作となった。
その後、ソロとして「ドント・プレイ・ザット・ソング」(1962年)、「アイ・フー・ハヴ・ナッシング」(1963年)などがヒット。1975年には、ディスコ調の「スーパーナチュラル・シング」を、さらにイギリスのAWBとともに「スター・イン・ザ・ゲットー」(1977年)などのヒットも生んだ。
最近でも精力的に活躍しているキングは、最近「スタンド・バイ・ミー基金」「チャンピオン・オブ・ザ・グローバル・ヴィレッジ・チャンピオンズ基金」を設立。チャリティー活動を行なっている。
2011年、日本の企画で「上を向いて歩こう」を日本語で歌い、これを含むアルバム『ディア・ジャパン、上を向いて歩こう』がリリースされた。
■ベンEキング、東京ジャズ・初日に登場
東京ジャズの2012年9月8日(土曜)の昼の回に登場します。
東京ジャズ・ホームページ↓
http://www.tokyo-jazz.com/jp/program/program_hall.html
■過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
■ベンEキング~CD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E6G1NA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PVD9UE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PVD8ZU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005KLAAJK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENTERTAINMENT>ARTIST>King, Ben E
ARTIST>King, Ben E
RADIO>Soul Blends>Guest>King, Ben E
【Ben E King Will Be On Today’s Soul Blends】
伝説降臨。
毎週日曜日午後2時からお送りしている日本唯一の生放送ソウル・ミュージック専門番組『ソウル・ブレンズ』(関東地区・インターFM、76.1mhz)の、2012年9月2日オンエアにソウル界の伝説、ベンEキングが生ゲストで登場する。
海外アーティストの生ゲスト出演は、最近だとデイヴィッド・T・ウォーカー、ナイル・ロジャーズ、トニー・メイデンなど、過去ではハービー・ハンコック、インコグニートなどに続くもの。
今回はスペシャルで、ナイルのときと同様に1時間弱番組におつきあいいただける。
ベンEキングの登場は3時過ぎから。
関東地区の方は、ラジコでパソコンでも聞けます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
ベンEキングに質問などある方は次のアドレスまでメールをどうぞ。
marvin@interfm.co.jp
評伝。
番組前に、軽くベンEキングのキャリアのおさらいを。
ベンEキングは、本名ベンジャミン・アール・ネルソン、1938年(昭和13年トラ年)9月28日ノース・キャロライナ州生まれ。現在73歳。9歳の頃、ニューヨークに移住。以来ニューヨークを本拠に世界中で活躍を続けている。(正確にはお隣のニュージャージー州ティーネック在住)
1958年、ドゥーワップ・グループ、ザ・ファイヴ・クラウンズに参加。その後、これが紆余曲折ありドリフターズとなり、ベンEキングは新生ドリフターズのリード・シンガーとなった。
ドリフターズ時代には、「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」(1959年)、「セイヴ・ザ・ラスト・ダンス・フォー・ミー」(1960年)などのヒットを生み出した。ドリフターズ時代には13曲ほどしか録音していないが、その何曲かが大ヒットしたために一気に人気を獲得した。
これらの人気を背景に1960年ソロに転じ、1961年1月ソロとして初の「スパニッシュ・ハーレム」が大ヒット。続いて第二弾「スタンド・バイ・ミー」が大ヒット、ソロ・シンガーとしての名前を決定づけた。
これは、ベンEと作曲家チーム、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーらが一緒に曲を作ったもので、当時とさらにこれをタイトルにした映画『スタンド・バイ・ミー』が1986年に大ヒット。まさに不朽の名作となった。
その後、ソロとして「ドント・プレイ・ザット・ソング」(1962年)、「アイ・フー・ハヴ・ナッシング」(1963年)などがヒット。1975年には、ディスコ調の「スーパーナチュラル・シング」を、さらにイギリスのAWBとともに「スター・イン・ザ・ゲットー」(1977年)などのヒットも生んだ。
最近でも精力的に活躍しているキングは、最近「スタンド・バイ・ミー基金」「チャンピオン・オブ・ザ・グローバル・ヴィレッジ・チャンピオンズ基金」を設立。チャリティー活動を行なっている。
2011年、日本の企画で「上を向いて歩こう」を日本語で歌い、これを含むアルバム『ディア・ジャパン、上を向いて歩こう』がリリースされた。
■ベンEキング、東京ジャズ・初日に登場
東京ジャズの2012年9月8日(土曜)の昼の回に登場します。
東京ジャズ・ホームページ↓
http://www.tokyo-jazz.com/jp/program/program_hall.html
■過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
■ベンEキング~CD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E6G1NA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PVD9UE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PVD8ZU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005KLAAJK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENTERTAINMENT>ARTIST>King, Ben E
ARTIST>King, Ben E
RADIO>Soul Blends>Guest>King, Ben E
■★ ベン・E・キング『ソウル・ブレンズ』で語る~『ディス・イズ・ユア・ライフ』
【Soul Legend Ben E King:This Is Your Life On Soul Blends】
降臨。
昨日の『ソウル・ブレンズ』(2012年9月2日)(関東地区・インターFM、76.1mhz、毎週日曜午後2時~4時)にソウル界の伝説、ベン・E・キングがやってきた。
スタジオに時間より15分も早くやってきたキングさん。意外と小柄で、とても気さく。プロデューサーのオッシーは、ベン・EのEは、「いいひと」のEと命名! うまい!
ベンE人キング。
僕が朝の8時までかかって練り上げた選曲表・構成表・質問リストなどを軽く説明しながら、マーヴィンが「ファミリーのように、気楽にリラックスしてお話ください」と空気をなごませる。
マーヴィンが、「あなたのことをなんて呼べばいいでしょうか。ミスター・キングか、ベンか、ベンEキングか」と訊くと、「なんでもいいよ、ベンとでも呼んでくれ」ということで、マーヴィンはベンと呼ぶことに。僕はさすがに、ベンとは呼べなかった。ミスター・キングかな。あるいは、ベン・E・キングさん。
スタッフの方によると、今日はとてもリラックスして和まれ、楽しんでいるようだったとのこと。これはとても嬉しい。
名言もいくつか出た。面白かったのは、「リード・シンガーっておもしろくないんだよ。Lead is not fun. バックコーラスで、ちょっと振付けてステップ踊ってたほうが楽だろ。(笑) そっちのほうが前の女の子を見られるしね」 これにはスタジオ中がバカ受け。
一番感動したのは、後半「スタンド・バイ・ミー」のいろいろなヴァージョンをするところで、トップに日本屈指のカヴァーである山下達郎さんのアカペラによる「スタンド・バイ・ミー」をかけたとき。キングさんは、両手でヘッドフォンをしっかり押さえ、目を閉じ、真剣に聞き入っていたシーン。そのシーンを僕は写真に撮りたかった。
そして、フルでこれをかけ、終わると一言。「This is great」
「私は、どのヴァージョンも基本的には好きだ。特に独自の個性が入ったものは好きだ。だが、このヴァージョンはそのレヴェルを超えている。すべての声を彼一人でやっているんだろう。曲にまったく違った解釈を加えた。そして、なにより彼のヴァージョンには『ソウル』があるよね」
別の曲がかかっているときに、達郎さんがドゥーワップが大好きで、こうしたアルバムをすべて一人で録音して作っている、ふだんは日本語のポップスを歌ってCDもたくさん売れているが、これはある意味『趣味』でやっているようなプロジェクトだ、しかし、これによって、日本に「アカペラ」「ドゥーワップ」というものを彼は広めたんだ、という説明をした。これは『ストリート・コーナー・シンフォニー』の「3」に入っているが、そこに入っているR&B、アカペラの曲名などを見せたところ、とても興味を持っていただいたので、CDをその場でプレゼントした。
「ソウル・ブレンズ」にもときどき海外のアーティストがやってくるが、僕にとっても思いで深い感動的なゲストとなった。
(ベン・E・キングさんとのソウル談義については、もう少し書きたいので、この項続きます)
ベンEキングは、9月8日(土曜)東京ジャズの昼の回に登場します。
http://www.tokyo-jazz.com/
■『ソウル・ブレンズ』~ベン・E・キングのディス・イズ・ユア・ライフ。期間限定でポッドキャストアップ。(約59分)
http://soundcloud.com/soul_searchin_8/soul-blends-2012-09-02-special
■過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
■『オン・ザ・ストリート・コーナー3』(「スタンド・バイ・ミー」収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004TKA5/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
『オン・ザ・ストリート・コーナー2』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■特別公開、選曲表 (時間の関係でカットした曲はカットしました(笑))
Soul Searchin in Soul Blends 2012-09-02 #123(#212) Ben E King
15:00
Introducing: Welcome to Soul Blends.
Part 1, As lead singer of Drifters
M1There Goes My Baby 1959/6, #1, #2 2:09/ Drifters
BGM01Dance With Me 2:27
BGM02(If You Cry) True Love True Love 2:17
M2Save The Last Dance For Me 1960/10, #1,#1 2:32 / Drifters
BGM03I Count The Tears 2:15 / Drifters
BGM04Oh My Love 2:23
Part 2 Solo singer, Ben E King
M3Spanish Harlem 1961/1 #15, #10 2:52/ Ben E King
BGM07Brace Yourself 2:04
BGM08Show Me The Way2:17
M4Stand By Me 1961/5, #1,#4 2:55 / Ben E King
15:30
CM 1 minute
Part 3 “Stand By Me” saga continues
BGM09Stand By Me 3:08 / Barbara Lewis
BGM10Stand By Me 2:21 / Gene Chandler
M5Stand By Me 3:12 / Yamashta Tatsuro
BGM11Stand By Me 2:13 / Cassius Clay White
BGM12 Stand By Me 4:07 / Maurice
M6Stand By Me 5:38 / Spyder Turner
BGM13 Don’t Play That Song 2:51, 1962/5, #2, #11 / Ben E King
Part 4 New Age For Ben E King
BGM14 Supernatural Thing 3:17 1975/1, #1,
BGM15 A Star In The Ghetto 7:01 / Ben E King with AWB
M7Ue Wo Muite Arukou 2012, 3:56 / Ben E King
End of the show
■『オン・ザ・ストリート・コーナー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5P/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ベンEキング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005KLAAJK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Blends>King, Ben E
【Soul Legend Ben E King:This Is Your Life On Soul Blends】
降臨。
昨日の『ソウル・ブレンズ』(2012年9月2日)(関東地区・インターFM、76.1mhz、毎週日曜午後2時~4時)にソウル界の伝説、ベン・E・キングがやってきた。
スタジオに時間より15分も早くやってきたキングさん。意外と小柄で、とても気さく。プロデューサーのオッシーは、ベン・EのEは、「いいひと」のEと命名! うまい!
ベンE人キング。
僕が朝の8時までかかって練り上げた選曲表・構成表・質問リストなどを軽く説明しながら、マーヴィンが「ファミリーのように、気楽にリラックスしてお話ください」と空気をなごませる。
マーヴィンが、「あなたのことをなんて呼べばいいでしょうか。ミスター・キングか、ベンか、ベンEキングか」と訊くと、「なんでもいいよ、ベンとでも呼んでくれ」ということで、マーヴィンはベンと呼ぶことに。僕はさすがに、ベンとは呼べなかった。ミスター・キングかな。あるいは、ベン・E・キングさん。
スタッフの方によると、今日はとてもリラックスして和まれ、楽しんでいるようだったとのこと。これはとても嬉しい。
名言もいくつか出た。面白かったのは、「リード・シンガーっておもしろくないんだよ。Lead is not fun. バックコーラスで、ちょっと振付けてステップ踊ってたほうが楽だろ。(笑) そっちのほうが前の女の子を見られるしね」 これにはスタジオ中がバカ受け。
一番感動したのは、後半「スタンド・バイ・ミー」のいろいろなヴァージョンをするところで、トップに日本屈指のカヴァーである山下達郎さんのアカペラによる「スタンド・バイ・ミー」をかけたとき。キングさんは、両手でヘッドフォンをしっかり押さえ、目を閉じ、真剣に聞き入っていたシーン。そのシーンを僕は写真に撮りたかった。
そして、フルでこれをかけ、終わると一言。「This is great」
「私は、どのヴァージョンも基本的には好きだ。特に独自の個性が入ったものは好きだ。だが、このヴァージョンはそのレヴェルを超えている。すべての声を彼一人でやっているんだろう。曲にまったく違った解釈を加えた。そして、なにより彼のヴァージョンには『ソウル』があるよね」
別の曲がかかっているときに、達郎さんがドゥーワップが大好きで、こうしたアルバムをすべて一人で録音して作っている、ふだんは日本語のポップスを歌ってCDもたくさん売れているが、これはある意味『趣味』でやっているようなプロジェクトだ、しかし、これによって、日本に「アカペラ」「ドゥーワップ」というものを彼は広めたんだ、という説明をした。これは『ストリート・コーナー・シンフォニー』の「3」に入っているが、そこに入っているR&B、アカペラの曲名などを見せたところ、とても興味を持っていただいたので、CDをその場でプレゼントした。
「ソウル・ブレンズ」にもときどき海外のアーティストがやってくるが、僕にとっても思いで深い感動的なゲストとなった。
(ベン・E・キングさんとのソウル談義については、もう少し書きたいので、この項続きます)
ベンEキングは、9月8日(土曜)東京ジャズの昼の回に登場します。
http://www.tokyo-jazz.com/
■『ソウル・ブレンズ』~ベン・E・キングのディス・イズ・ユア・ライフ。期間限定でポッドキャストアップ。(約59分)
http://soundcloud.com/soul_searchin_8/soul-blends-2012-09-02-special
■過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
■『オン・ザ・ストリート・コーナー3』(「スタンド・バイ・ミー」収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004TKA5/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
『オン・ザ・ストリート・コーナー2』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■特別公開、選曲表 (時間の関係でカットした曲はカットしました(笑))
Soul Searchin in Soul Blends 2012-09-02 #123(#212) Ben E King
15:00
Introducing: Welcome to Soul Blends.
Part 1, As lead singer of Drifters
M1There Goes My Baby 1959/6, #1, #2 2:09/ Drifters
BGM01Dance With Me 2:27
BGM02(If You Cry) True Love True Love 2:17
M2Save The Last Dance For Me 1960/10, #1,#1 2:32 / Drifters
BGM03I Count The Tears 2:15 / Drifters
BGM04Oh My Love 2:23
Part 2 Solo singer, Ben E King
M3Spanish Harlem 1961/1 #15, #10 2:52/ Ben E King
BGM07Brace Yourself 2:04
BGM08Show Me The Way2:17
M4Stand By Me 1961/5, #1,#4 2:55 / Ben E King
15:30
CM 1 minute
Part 3 “Stand By Me” saga continues
BGM09Stand By Me 3:08 / Barbara Lewis
BGM10Stand By Me 2:21 / Gene Chandler
M5Stand By Me 3:12 / Yamashta Tatsuro
BGM11Stand By Me 2:13 / Cassius Clay White
BGM12 Stand By Me 4:07 / Maurice
M6Stand By Me 5:38 / Spyder Turner
BGM13 Don’t Play That Song 2:51, 1962/5, #2, #11 / Ben E King
Part 4 New Age For Ben E King
BGM14 Supernatural Thing 3:17 1975/1, #1,
BGM15 A Star In The Ghetto 7:01 / Ben E King with AWB
M7Ue Wo Muite Arukou 2012, 3:56 / Ben E King
End of the show
■『オン・ザ・ストリート・コーナー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5P/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ベンEキング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005KLAAJK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Blends>King, Ben E
●作詞家ハル・デイヴィッド死去~アメリカポピュラー音楽史に金字塔残す
2012年9月4日 音楽●作詞家ハル・デイヴィッド死去~アメリカポピュラー音楽史に金字塔残す
【Great Lyricist Hal David Dies At 91】
訃報。
アメリカのソングライターで多くのスタンダードをバート・バカラックとともに書いてきた作詞家ハル・デイヴィッドが2012年9月1日、91歳でロスアンジェルスで死去した。デイヴィッドは、オスカー、グラミーなど多数の賞を獲得しているアメリカ音楽業界の超大物。歌詞の面で斬新な作詞を見せ、多くのヒットとともに金字塔を打ち立てた。
1960年代初期、作曲家バート・バカラックと手を組み、当時はまだ無名だったディオンヌ・ワーウィックを売り出し、スターにした。「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」、「ウォーク・オン・バイ」、「小さな願い(アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー)」、「ホワッツ・ニュー・プッシキャット」、「ドゥ・ユー・ノー・ザ・ウェイ・トゥ・サンホセ」、「ワッツ・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ」など多数のヒットをディオンヌに提供。そのほかにも、BJトーマスの「雨にぬれても(Raindrops Keep Falling On My Head)」、カーペンターズの「クロース・トゥ・ユー」など多数の作詞をてがけた。
「曲というのは、3-4分で語られるちょっとした映画のようでなければならない。可能な限りシンプルに語る。それがもっとも難しいことなのだが」とデイヴィッドは語っている。
評伝。
ハル・デイヴィッドは1921年5月25日、ニューヨーク生まれ。ハロルド・レーン・デイヴィッド。父親ニューヨークでデリ・ショップ(小さな惣菜店)を経営していた。1940年代から楽曲の詞を書くようになり、映画『トゥー・ガールズ・アンド・ア・ガイ』(1951年)に4曲を提供。その後、1957年、ニューヨークの音楽出版社が多数入っている有名な「ブリル・ビルディング」内の「フェイマス・ミュージック」で当時はまだ無名だったバート・バカラック(1928年生まれ、デイヴィッドの7歳下ということになる)と知り合う。
二人はバカラックが曲、デイヴィッドが歌詞という分担で次々と作品を生み出し、マーティー・ロビンス、ペリー・コモ、ディオンヌ・ワーウィックなどに曲を提供。1958年のペリー・コモが歌った「マジック・モーメンツ」が実質的な初ヒットに。ただこの時点でデイヴィッドは37歳でいわば遅咲きの作詞家でもあった。しかし、以降、60年代からヒットを連発。アメリカ音楽史に残る作詞・作曲家チームとなった。
特にディオンヌは、彼女がまだ彼らの曲のデモテープを歌っていた時代からのつながりで、ずっとデモテープばかりを録音させられているのに嫌気がさしたディオンヌが彼らに「ドント・メイク・ミー・オヴァー(こんなことで終わらせないで)」と怒りをぶつけたことから、一曲できあがった、という。そして、これが彼女の1963年の初ヒットとなった。以後、ディオンヌ、バカラック、デイヴィッドの最強のトリオとして1960年代を多数のヒットを生み、かけぬけた。
映画音楽にも進出。『007カジノ・ロワイヤル』では「ホワッツ・ニュー・プッシー・キャット」「アルフィー」「ザ・ルック・オブ・ラヴ」、映画『明日に向かって撃て』(1969年)では、「雨にぬれても」(BJトーマスの歌)などが大ヒット。「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」「クロース・トゥ・ユー」「ウォーク・オン・バイ」は、グラミー賞殿堂入りを果たしている。「クロース・トゥ・ユー」はアメリカの結婚式などでよく歌われる定番曲のひとつになった。
ミュージカルも『プロミセス・プロミセス』(1968年)、『ハーレム・ノクターン』(1984年)、『ザ・ルック・オブ・ラヴ』(2003年)などもてがけた。
1972年、「ソングライターズ殿堂」入り。「全米ポピュラー音楽アカデミー」「ソングライター殿堂」の会長も勤めた。
またバカラック&デイヴィッド・コンビは2011年ガーシュイン賞を受賞。同年、ハリウッドの有名人歩道に星が埋め込まれた。
基本的にはバカラック=デイヴィッドの作品は曲が先にある「曲先」(きょくせん)。そのメロディーがどれほどレンジが広くても、またその作品が誰が歌うかなどもまったく気にせず、ひたすら歌詞をつけたという。バカラックが比較的ハリウッド的な派手な性格だったのに対し、デイヴィッドはどちらかというと地味な職人タイプで、両者を知るものはとても対照的だと評する。
主の作品。
24 Hours from Tulsa
A House is Not a Home
Alfie
America Is
American Beauty Rose
Anyone Who Had a Heart
Blue on Blue
Close to You
Do You Know the Way to San Jose
Don’t Make Me Over
I Say a Little Prayer
It Was Almost Like a Song
Johnny Get Angry
Magic Moments
Make It Easy on Yourself
Message to Michael
My Heart is an Open Book
One Less Bell to Answer
Open Your Arms to the World
Promises, Promises
Raindrops Keep Falling on My Head
Reach Out for Me
The April Fools
The Look of Love
The Man Who Shot Liberty Valance
There’s Always Something Thereto Remind Me
This Guy’s in Love With You
To All the Girls I’ve Loved Before
Trains and Boats and Planes
Walk on By
What the World Needs Now is Love
What’s New Pussycat?
Wishin’ and Hopin’
Wives and Lovers
You’ll Never Get to Heaven(If you Break My Heart)
作品は500曲以上あるものとみられる。
ディオンヌ・ワーウィック 5枚組み1800円お買い得
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003097B9Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
バカラック・ソングブック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861S22/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
OBITUARY>David, Hal (May 25, 1921 – September 1, 2012, 91 year old)
【Great Lyricist Hal David Dies At 91】
訃報。
アメリカのソングライターで多くのスタンダードをバート・バカラックとともに書いてきた作詞家ハル・デイヴィッドが2012年9月1日、91歳でロスアンジェルスで死去した。デイヴィッドは、オスカー、グラミーなど多数の賞を獲得しているアメリカ音楽業界の超大物。歌詞の面で斬新な作詞を見せ、多くのヒットとともに金字塔を打ち立てた。
1960年代初期、作曲家バート・バカラックと手を組み、当時はまだ無名だったディオンヌ・ワーウィックを売り出し、スターにした。「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」、「ウォーク・オン・バイ」、「小さな願い(アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー)」、「ホワッツ・ニュー・プッシキャット」、「ドゥ・ユー・ノー・ザ・ウェイ・トゥ・サンホセ」、「ワッツ・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ」など多数のヒットをディオンヌに提供。そのほかにも、BJトーマスの「雨にぬれても(Raindrops Keep Falling On My Head)」、カーペンターズの「クロース・トゥ・ユー」など多数の作詞をてがけた。
「曲というのは、3-4分で語られるちょっとした映画のようでなければならない。可能な限りシンプルに語る。それがもっとも難しいことなのだが」とデイヴィッドは語っている。
評伝。
ハル・デイヴィッドは1921年5月25日、ニューヨーク生まれ。ハロルド・レーン・デイヴィッド。父親ニューヨークでデリ・ショップ(小さな惣菜店)を経営していた。1940年代から楽曲の詞を書くようになり、映画『トゥー・ガールズ・アンド・ア・ガイ』(1951年)に4曲を提供。その後、1957年、ニューヨークの音楽出版社が多数入っている有名な「ブリル・ビルディング」内の「フェイマス・ミュージック」で当時はまだ無名だったバート・バカラック(1928年生まれ、デイヴィッドの7歳下ということになる)と知り合う。
二人はバカラックが曲、デイヴィッドが歌詞という分担で次々と作品を生み出し、マーティー・ロビンス、ペリー・コモ、ディオンヌ・ワーウィックなどに曲を提供。1958年のペリー・コモが歌った「マジック・モーメンツ」が実質的な初ヒットに。ただこの時点でデイヴィッドは37歳でいわば遅咲きの作詞家でもあった。しかし、以降、60年代からヒットを連発。アメリカ音楽史に残る作詞・作曲家チームとなった。
特にディオンヌは、彼女がまだ彼らの曲のデモテープを歌っていた時代からのつながりで、ずっとデモテープばかりを録音させられているのに嫌気がさしたディオンヌが彼らに「ドント・メイク・ミー・オヴァー(こんなことで終わらせないで)」と怒りをぶつけたことから、一曲できあがった、という。そして、これが彼女の1963年の初ヒットとなった。以後、ディオンヌ、バカラック、デイヴィッドの最強のトリオとして1960年代を多数のヒットを生み、かけぬけた。
映画音楽にも進出。『007カジノ・ロワイヤル』では「ホワッツ・ニュー・プッシー・キャット」「アルフィー」「ザ・ルック・オブ・ラヴ」、映画『明日に向かって撃て』(1969年)では、「雨にぬれても」(BJトーマスの歌)などが大ヒット。「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」「クロース・トゥ・ユー」「ウォーク・オン・バイ」は、グラミー賞殿堂入りを果たしている。「クロース・トゥ・ユー」はアメリカの結婚式などでよく歌われる定番曲のひとつになった。
ミュージカルも『プロミセス・プロミセス』(1968年)、『ハーレム・ノクターン』(1984年)、『ザ・ルック・オブ・ラヴ』(2003年)などもてがけた。
1972年、「ソングライターズ殿堂」入り。「全米ポピュラー音楽アカデミー」「ソングライター殿堂」の会長も勤めた。
またバカラック&デイヴィッド・コンビは2011年ガーシュイン賞を受賞。同年、ハリウッドの有名人歩道に星が埋め込まれた。
基本的にはバカラック=デイヴィッドの作品は曲が先にある「曲先」(きょくせん)。そのメロディーがどれほどレンジが広くても、またその作品が誰が歌うかなどもまったく気にせず、ひたすら歌詞をつけたという。バカラックが比較的ハリウッド的な派手な性格だったのに対し、デイヴィッドはどちらかというと地味な職人タイプで、両者を知るものはとても対照的だと評する。
主の作品。
24 Hours from Tulsa
A House is Not a Home
Alfie
America Is
American Beauty Rose
Anyone Who Had a Heart
Blue on Blue
Close to You
Do You Know the Way to San Jose
Don’t Make Me Over
I Say a Little Prayer
It Was Almost Like a Song
Johnny Get Angry
Magic Moments
Make It Easy on Yourself
Message to Michael
My Heart is an Open Book
One Less Bell to Answer
Open Your Arms to the World
Promises, Promises
Raindrops Keep Falling on My Head
Reach Out for Me
The April Fools
The Look of Love
The Man Who Shot Liberty Valance
There’s Always Something Thereto Remind Me
This Guy’s in Love With You
To All the Girls I’ve Loved Before
Trains and Boats and Planes
Walk on By
What the World Needs Now is Love
What’s New Pussycat?
Wishin’ and Hopin’
Wives and Lovers
You’ll Never Get to Heaven(If you Break My Heart)
作品は500曲以上あるものとみられる。
ディオンヌ・ワーウィック 5枚組み1800円お買い得
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003097B9Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
バカラック・ソングブック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861S22/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
OBITUARY>David, Hal (May 25, 1921 – September 1, 2012, 91 year old)
◎松本圭司その23~飄々と燐と
2012年9月5日 音楽◎松本圭司その23~飄々と燐と
【Matsumoto Keiji : Live】
飄々。
黒沢薫などのバックのバンマスを勤める売れっ子キーボード奏者、松本圭司さんのライヴに黒沢さんから誘われてご一緒することに。
バンドは、ベースに小松秀行、ドラムスに天倉正敏 ギターに知念輝行で4人のみ。これがまた完全に「スムース・ジャズ」的なしっかりしたサウンドで、「歌なしインスト」なのに実に聴かせる。
下記セットリストで、ファーストの3曲目、セカンドの2曲目、アンコールが新曲。またセカンドの4曲目は昔作った曲だが、ほぼ未発表。また、セカンド3曲目「テンダー・ラヴィン・ケア」はネオ・ソウル風の小松さんの作品。小松さんが10年くらい前に書いた曲だそう。この日は、譜面を持ってくるのを忘れ、リハで思い出しながら譜面を書いたそう。(笑)
一緒に見ていた黒沢さん、マル(ファイヤーリリー)らも、このネオ・ソウル系の曲が実にかっこよく気に入ったようで、マルは「小松さん、この曲歌わせてくださいよ」とおねだり。まだ歌詞がないので、歌詞は新たに書かないといけない。そうしたら、「(こういうタイプの)新しい曲、書くよ」とやるきをみせた。
それにしても、松本さんのその飄々(ひょうひょう)としたMCっぷりは、かなりの個性。おもわず端々でニヤリとしてしまう。
「では、2曲まとめてやりたいと思います。でも、2曲同時にやるわけではありません」
「(リハのとき)小松さんが今回1曲持ってきてくれるというので、自分の準備が1曲少なくていいなと思いました。そうしたら、小松さん、それを忘れてまして…」
ドラムスの天倉さん、しっかり見るのは初めてだったが、実にかっこいい。好きなドラマーはと聞くと、「たくさんいるけど、デニス・チェンバースとか」との答え。なるほど、なっとく。
この日は客席に、黒沢さん、マル、ダイスケさん(黒沢さんのバックコーラスなど)のほか、ドラムスの江口信夫さん、シンガーの森真美さん、坂詰美紗子さんなどもいて、なんかやたらミュージシャン比率が高い日だった。
MCは飄々だったが、演奏は燐(りん)としていた。
■「バード・オブ・ビューティー」収録のスティーヴィー・ワンダーの『ファースト・フィナーレ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004S35Z/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
「フライング・イージー」収録のダニー・ハサウェイ『愛と自由を求めて』(Extension of A Man)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HZ88/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
(Pf)松本圭司 (B)小松秀行 (Ds)天倉正敬 (G)知念輝行
■セットリスト
Setlist : Matsumoto Keiji @ Blues Alley, August 27, 2012
show started 19:44
01.Life
02.Promises Of Rain
03.Double Moon (New)
04.Playback
05.Bird Of Beauty [Stevie Wonder]
Performance ended 20:49
Performance started 21:21
01.Don’t Give Up [Peter Gabriel]
02.Fearless (New)
03.Tender Lovin’ Care (Komatsu composition)
04.Completely Expanded (old, unreleased)
05.Flying Easy [Donny Hatahway]
Enc. Chill Beans (new)
Show ended 22:23
(2012年8月27日月曜、目黒ブルース・アレイ、松本圭司ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Matsumoto, Keiji
2012-
【Matsumoto Keiji : Live】
飄々。
黒沢薫などのバックのバンマスを勤める売れっ子キーボード奏者、松本圭司さんのライヴに黒沢さんから誘われてご一緒することに。
バンドは、ベースに小松秀行、ドラムスに天倉正敏 ギターに知念輝行で4人のみ。これがまた完全に「スムース・ジャズ」的なしっかりしたサウンドで、「歌なしインスト」なのに実に聴かせる。
下記セットリストで、ファーストの3曲目、セカンドの2曲目、アンコールが新曲。またセカンドの4曲目は昔作った曲だが、ほぼ未発表。また、セカンド3曲目「テンダー・ラヴィン・ケア」はネオ・ソウル風の小松さんの作品。小松さんが10年くらい前に書いた曲だそう。この日は、譜面を持ってくるのを忘れ、リハで思い出しながら譜面を書いたそう。(笑)
一緒に見ていた黒沢さん、マル(ファイヤーリリー)らも、このネオ・ソウル系の曲が実にかっこよく気に入ったようで、マルは「小松さん、この曲歌わせてくださいよ」とおねだり。まだ歌詞がないので、歌詞は新たに書かないといけない。そうしたら、「(こういうタイプの)新しい曲、書くよ」とやるきをみせた。
それにしても、松本さんのその飄々(ひょうひょう)としたMCっぷりは、かなりの個性。おもわず端々でニヤリとしてしまう。
「では、2曲まとめてやりたいと思います。でも、2曲同時にやるわけではありません」
「(リハのとき)小松さんが今回1曲持ってきてくれるというので、自分の準備が1曲少なくていいなと思いました。そうしたら、小松さん、それを忘れてまして…」
ドラムスの天倉さん、しっかり見るのは初めてだったが、実にかっこいい。好きなドラマーはと聞くと、「たくさんいるけど、デニス・チェンバースとか」との答え。なるほど、なっとく。
この日は客席に、黒沢さん、マル、ダイスケさん(黒沢さんのバックコーラスなど)のほか、ドラムスの江口信夫さん、シンガーの森真美さん、坂詰美紗子さんなどもいて、なんかやたらミュージシャン比率が高い日だった。
MCは飄々だったが、演奏は燐(りん)としていた。
■「バード・オブ・ビューティー」収録のスティーヴィー・ワンダーの『ファースト・フィナーレ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004S35Z/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
「フライング・イージー」収録のダニー・ハサウェイ『愛と自由を求めて』(Extension of A Man)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HZ88/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
(Pf)松本圭司 (B)小松秀行 (Ds)天倉正敬 (G)知念輝行
■セットリスト
Setlist : Matsumoto Keiji @ Blues Alley, August 27, 2012
show started 19:44
01.Life
02.Promises Of Rain
03.Double Moon (New)
04.Playback
05.Bird Of Beauty [Stevie Wonder]
Performance ended 20:49
Performance started 21:21
01.Don’t Give Up [Peter Gabriel]
02.Fearless (New)
03.Tender Lovin’ Care (Komatsu composition)
04.Completely Expanded (old, unreleased)
05.Flying Easy [Donny Hatahway]
Enc. Chill Beans (new)
Show ended 22:23
(2012年8月27日月曜、目黒ブルース・アレイ、松本圭司ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Matsumoto, Keiji
2012-
◎ トクズ・ラウンジ@エレクトリック神社
2012年9月6日 音楽◎トクズ・ラウンジ@エレクトリック神社
【Toku’s Lounge At Electric Jinja】
ジャム。
昨年(2011年)暮れまで、西麻布のバー、アムリタで行なわれていたミュージシャン、トク(Toku)が主催するジャム・セッション・イヴェント「トクズ・ラウンジ」が、2012年4月から六本木のバー、エレクトリック神社でスタート。久しぶりにのぞいた。4月から毎月行なわれているので、こちらに移動してから早5回目。
お店のオープニングには来たが、ここでのトクズ・ラウンジ僕は初めて。なんとこの日はちょうどブルーノートに出演中のチャーリー・ミンガスのミンガス・バンドのメンバーが数人やってきて、ジャム・セッションに参加した。
いやあ、これはすごかった。ホーン・セクションが4-5人集まり、ぶ厚い音でぐいぐいと迫ってくる。マイク、アンプを通さずとも、生音だけでノックダウンさせられる。まさにリアル楽器の音の洪水に溺れさせられた。
ファーストセットも深夜12時半すぎから1時間以上。セカンドも3時過ぎから1時間以上。
まさにここに来るとミュージシャン全員が、単純に音楽することを楽しんでやっている。それが観客に伝わる。なんのしがらみもなく、ただ楽器を媒介に音楽で会話をする。その会話は、ときに、ジョークあり、真剣なトークあり、余裕の会話あり、とさまざまだ。
この日からマスター、ケンジさん制作のカレーが登場。ご相伴にあずかった。深夜のすきっぱらにおいしかった。
久々に最後までいて、外にでたら少し夜空が白み始めていた。
■メンバー
トク、コージ、ウェイン・エスコフェリー、ヘレン・サング、佐々木誠、マヤ・ハッチ、エズラ・ブラウン、アンディー・ハンター、その他多数。
セットリスト
ファースト
01.
02.
03.
04.
セカンド
01.Everybody Loves Sunshine
02.
03.Feel Like Making Love
04.
05.Kiss Of My Life
(2012年8月30日木、六本木・エレクトリック神社、トクズ・ラウンジ)
ENT>MUSIC>LIVE>Toku’s Lounge
【Toku’s Lounge At Electric Jinja】
ジャム。
昨年(2011年)暮れまで、西麻布のバー、アムリタで行なわれていたミュージシャン、トク(Toku)が主催するジャム・セッション・イヴェント「トクズ・ラウンジ」が、2012年4月から六本木のバー、エレクトリック神社でスタート。久しぶりにのぞいた。4月から毎月行なわれているので、こちらに移動してから早5回目。
お店のオープニングには来たが、ここでのトクズ・ラウンジ僕は初めて。なんとこの日はちょうどブルーノートに出演中のチャーリー・ミンガスのミンガス・バンドのメンバーが数人やってきて、ジャム・セッションに参加した。
いやあ、これはすごかった。ホーン・セクションが4-5人集まり、ぶ厚い音でぐいぐいと迫ってくる。マイク、アンプを通さずとも、生音だけでノックダウンさせられる。まさにリアル楽器の音の洪水に溺れさせられた。
ファーストセットも深夜12時半すぎから1時間以上。セカンドも3時過ぎから1時間以上。
まさにここに来るとミュージシャン全員が、単純に音楽することを楽しんでやっている。それが観客に伝わる。なんのしがらみもなく、ただ楽器を媒介に音楽で会話をする。その会話は、ときに、ジョークあり、真剣なトークあり、余裕の会話あり、とさまざまだ。
この日からマスター、ケンジさん制作のカレーが登場。ご相伴にあずかった。深夜のすきっぱらにおいしかった。
久々に最後までいて、外にでたら少し夜空が白み始めていた。
■メンバー
トク、コージ、ウェイン・エスコフェリー、ヘレン・サング、佐々木誠、マヤ・ハッチ、エズラ・ブラウン、アンディー・ハンター、その他多数。
セットリスト
ファースト
01.
02.
03.
04.
セカンド
01.Everybody Loves Sunshine
02.
03.Feel Like Making Love
04.
05.Kiss Of My Life
(2012年8月30日木、六本木・エレクトリック神社、トクズ・ラウンジ)
ENT>MUSIC>LIVE>Toku’s Lounge
◆第9回白川会
【9th Shirakawa Soul Meeting】
38周年。
前回僕が欠席してしまった白川会、通算第9回。2008年10月の0回目から数えると10回目になる。ま、年に2回程度なので、こんなペースでいいかんじでしょう。
この日は白川さんのほか、鈴木巨匠、佐藤善雄さん、マイク関根さんら総勢約20名。鈴木さんが風邪っぽいとかで途中で珍しく早めに退散。なので、ほとんど話ができなかった。鈴木さんには、「最近原稿をワープロというかパソコンで書いてるらしいが、それは真実か」と尋ねたかったが聞き逃した。
ひょんなことから誕生日話になり、なんと善雄さんがバリー・ホワイトと同じ誕生日ということが発覚。9月12日。いや、これはすごい。低音誕生日! 調べてみると、ジェニファー・ハドソン、サッカーの長友も9月12日だ。
そうそう、この日はお店自体が混んでいたせいか、エアコンがあまり効かずにちょっと暑かった。
話題のひとつは、山下達郎さんの映画。みんなけっこう行っており、同じ日に見てる人がいたりした。9月15日から渋谷東映で公開される分はネットで予約ができないらしい。一度映画館に行き、そこでチケットを買う。その回がいっぱいだと一度チケットを買ってまた行かなければならないそうだ。半日がかりになりそうな気配だ。
帰り際、オウナー富田さんから、昔の映像をユーチューブにアップしたから見て、と言われた。それがこれ。なんと1981年12月に新宿のルイードで行われたもの。ケン&エクセロ・バンドというもので、富田さんもベースを弾いている。オリジナルはベンEひとキングの「ヤング・ボーイ・ブルーズ」。最近、自分でユーチューブにアップできるようになり、やっとの思いでアップしたそうだ。このバンドは、富田さんが当時のソウル好きの有志を集めて組んでいたバンドとのこと。新宿ルイードというところがいい。しかし、1981年の映像が残ってるのがすごい。
2009年11月に下北沢のライヴハウス「440」で行われた「エクセロ35周年パーティー」でもこの曲が歌われていた。
そのときの様子↓
「しずおか屋35周年パーティー、開かれる」
2009年11月04日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10380305472.html
しずおか屋の前身、エクセロは1974年10月、杉並区方南町にオープン。今年で38周年。10月から39年目に入る。再来年(2014年)10月(=ほぼ2年後)には40周年。もちろん、現在残るソウルバーでは六本木・西麻布ジョージズと並んで最古参だ。
Young Boy Blues - Ken & The Excello Band
(マスター 富田さん、最後にちらっと映ります)
http://youtu.be/sDyiZRNPxAU
同曲のベンEひとキングのヴァージョン。
http://youtu.be/_TRwZAviLWw
■「ヤング・ボーイ・ブルーズ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AR9YMI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■過去の白川会
第0回 2008年10月09日(木)、白川・佐藤・松尾・吉岡4人 @モリゲン
第1回以降は、すべて下北沢しずおか屋。
第1回 2008年12月2日(火)
第2回 2009年5月22日(金)
第3回 2009年12月17日(木)
第4回 2010年09月10日(金)
第5回 2010年12月07日(火)(スペシャル・ゲスト・光石研さん、女優峯村リエさん、俳優DJ村上淳さんら)
第6回 2011年06月24日(金)(白川、光石、吉岡、古明地、山田英未、小野(一ノ瀬)信子、チャップ夫妻、鈴木啓志、マイク関根、小林、ロージー、小西、北畠、カズコ15名)
スペシャル 2011年9月30日(金)「浅草・ウナギの会・色川」(白川・佐藤・関根・小林・吉岡)
第7回 2011年10月21日(金) (白川、佐藤、進藤、吉岡、古明地、小野、山田、堀内かおる、北畠、小西、ロージー、小林、チャップ13名)
第8回 2012年2月21日(火)
第9回 2012年9月5日(水)(白川、佐藤、鈴木、進藤、吉岡、古明地、一ノ瀬、山田、堀内、小西、ロージー、小林、りんりん、片山、関根、るえこ(初)、荒木(初)、伊与田(初)、梶(初))(順不同)
(もし名前落ちてる人がいたらすいません。お知らせください。修正します)
■過去の白川会および「しずおか屋」関連記事↓
第7回白川会の様子
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11055677912.html
2011年10月23日(日)付けブログ
2010年12月09日(木)
白川会第5回~ヴォーカル・グループ好きの光石研さん登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10731151666.html
2010年09月12日(日)
下北沢ソウル・サミット~第4回白川会
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10645525057.html
2009年12月18日(金)
白川会@しずおか屋~ソウル談義の夜は更けて(第3回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091218.html
November 04, 2009
しずおか屋35周年パーティー、開かれる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10380305472.html
May 25, 2009
レコード地獄に足を一歩踏み入れた新人19歳とどっぷり頭までつかった61歳の邂逅(第2回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090525.html
December 03, 2008
Another Soul Summit At Shizuoka-Ya
【もうひとつのソウル・サミット~鈴木啓志氏パソコン始める】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081203.html
(第1回)
December 12, 2008
俳優・光石研さんはソウル・ミュージック好きらしい
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10176903406.html
2008年12月13日(土)
光石研さんとしずおかや
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081213.html
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
【しずおか屋~下北沢のソウル・おでん屋】
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
2003/04/03 (Thu)
As the boy, so the man
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030403-1.html
2003/12/19 (Fri)
Synchronicity @ Shizuoka-Ya & Little Soul Cafe
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/diary20031219.html
■EXCELLO しずおかや (エクセロ しずおかや)
住所: 東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル202
電話: 03-3465-6154
営業時間: 18:00~24:00
定休日: 日曜 (祭日は営業)
行きかた: 下北沢駅南口より徒歩約3分
(現在の場所には2005年4月移転。)
■CHAPS (チャップス) ソウルバー
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-17-10 第2滝本ビル3F
電話: 03-3424-2545
営業時間: 20:00~5:00くらい(不定休)
開店: 2009年2月17日
ホームページ
http://chapmellow.web.fc2.com/index.html
ENT>ESSAY>
【9th Shirakawa Soul Meeting】
38周年。
前回僕が欠席してしまった白川会、通算第9回。2008年10月の0回目から数えると10回目になる。ま、年に2回程度なので、こんなペースでいいかんじでしょう。
この日は白川さんのほか、鈴木巨匠、佐藤善雄さん、マイク関根さんら総勢約20名。鈴木さんが風邪っぽいとかで途中で珍しく早めに退散。なので、ほとんど話ができなかった。鈴木さんには、「最近原稿をワープロというかパソコンで書いてるらしいが、それは真実か」と尋ねたかったが聞き逃した。
ひょんなことから誕生日話になり、なんと善雄さんがバリー・ホワイトと同じ誕生日ということが発覚。9月12日。いや、これはすごい。低音誕生日! 調べてみると、ジェニファー・ハドソン、サッカーの長友も9月12日だ。
そうそう、この日はお店自体が混んでいたせいか、エアコンがあまり効かずにちょっと暑かった。
話題のひとつは、山下達郎さんの映画。みんなけっこう行っており、同じ日に見てる人がいたりした。9月15日から渋谷東映で公開される分はネットで予約ができないらしい。一度映画館に行き、そこでチケットを買う。その回がいっぱいだと一度チケットを買ってまた行かなければならないそうだ。半日がかりになりそうな気配だ。
帰り際、オウナー富田さんから、昔の映像をユーチューブにアップしたから見て、と言われた。それがこれ。なんと1981年12月に新宿のルイードで行われたもの。ケン&エクセロ・バンドというもので、富田さんもベースを弾いている。オリジナルはベンEひとキングの「ヤング・ボーイ・ブルーズ」。最近、自分でユーチューブにアップできるようになり、やっとの思いでアップしたそうだ。このバンドは、富田さんが当時のソウル好きの有志を集めて組んでいたバンドとのこと。新宿ルイードというところがいい。しかし、1981年の映像が残ってるのがすごい。
2009年11月に下北沢のライヴハウス「440」で行われた「エクセロ35周年パーティー」でもこの曲が歌われていた。
そのときの様子↓
「しずおか屋35周年パーティー、開かれる」
2009年11月04日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10380305472.html
しずおか屋の前身、エクセロは1974年10月、杉並区方南町にオープン。今年で38周年。10月から39年目に入る。再来年(2014年)10月(=ほぼ2年後)には40周年。もちろん、現在残るソウルバーでは六本木・西麻布ジョージズと並んで最古参だ。
Young Boy Blues - Ken & The Excello Band
(マスター 富田さん、最後にちらっと映ります)
http://youtu.be/sDyiZRNPxAU
同曲のベンEひとキングのヴァージョン。
http://youtu.be/_TRwZAviLWw
■「ヤング・ボーイ・ブルーズ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AR9YMI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■過去の白川会
第0回 2008年10月09日(木)、白川・佐藤・松尾・吉岡4人 @モリゲン
第1回以降は、すべて下北沢しずおか屋。
第1回 2008年12月2日(火)
第2回 2009年5月22日(金)
第3回 2009年12月17日(木)
第4回 2010年09月10日(金)
第5回 2010年12月07日(火)(スペシャル・ゲスト・光石研さん、女優峯村リエさん、俳優DJ村上淳さんら)
第6回 2011年06月24日(金)(白川、光石、吉岡、古明地、山田英未、小野(一ノ瀬)信子、チャップ夫妻、鈴木啓志、マイク関根、小林、ロージー、小西、北畠、カズコ15名)
スペシャル 2011年9月30日(金)「浅草・ウナギの会・色川」(白川・佐藤・関根・小林・吉岡)
第7回 2011年10月21日(金) (白川、佐藤、進藤、吉岡、古明地、小野、山田、堀内かおる、北畠、小西、ロージー、小林、チャップ13名)
第8回 2012年2月21日(火)
第9回 2012年9月5日(水)(白川、佐藤、鈴木、進藤、吉岡、古明地、一ノ瀬、山田、堀内、小西、ロージー、小林、りんりん、片山、関根、るえこ(初)、荒木(初)、伊与田(初)、梶(初))(順不同)
(もし名前落ちてる人がいたらすいません。お知らせください。修正します)
■過去の白川会および「しずおか屋」関連記事↓
第7回白川会の様子
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11055677912.html
2011年10月23日(日)付けブログ
2010年12月09日(木)
白川会第5回~ヴォーカル・グループ好きの光石研さん登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10731151666.html
2010年09月12日(日)
下北沢ソウル・サミット~第4回白川会
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10645525057.html
2009年12月18日(金)
白川会@しずおか屋~ソウル談義の夜は更けて(第3回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091218.html
November 04, 2009
しずおか屋35周年パーティー、開かれる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10380305472.html
May 25, 2009
レコード地獄に足を一歩踏み入れた新人19歳とどっぷり頭までつかった61歳の邂逅(第2回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090525.html
December 03, 2008
Another Soul Summit At Shizuoka-Ya
【もうひとつのソウル・サミット~鈴木啓志氏パソコン始める】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081203.html
(第1回)
December 12, 2008
俳優・光石研さんはソウル・ミュージック好きらしい
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10176903406.html
2008年12月13日(土)
光石研さんとしずおかや
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081213.html
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
【しずおか屋~下北沢のソウル・おでん屋】
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
2003/04/03 (Thu)
As the boy, so the man
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030403-1.html
2003/12/19 (Fri)
Synchronicity @ Shizuoka-Ya & Little Soul Cafe
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/diary20031219.html
■EXCELLO しずおかや (エクセロ しずおかや)
住所: 東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル202
電話: 03-3465-6154
営業時間: 18:00~24:00
定休日: 日曜 (祭日は営業)
行きかた: 下北沢駅南口より徒歩約3分
(現在の場所には2005年4月移転。)
■CHAPS (チャップス) ソウルバー
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-17-10 第2滝本ビル3F
電話: 03-3424-2545
営業時間: 20:00~5:00くらい(不定休)
開店: 2009年2月17日
ホームページ
http://chapmellow.web.fc2.com/index.html
ENT>ESSAY>
★トニー・メイデン&ルーファス最新作を「ソウル・ブレンズ」でワールド・プレミア(世界初オンエア)
【Rufus New Album World Premier On Soul Blends】
宇宙初。
現在東京ジャズ出演のために来日中のR&Bグループ、トニー・メイデン&ルーファスの最新作『ライヴ・イン・トウキョウ』を、明日の「ソウル・ブレンズ」(日曜午後2時~4時、関東地区インターFM、76.1mhz)内「ソウル・サーチン」のコーナーでワールド・プレミア、世界初オンエアする。
ルーファスは明日(2012年9月9日日曜)、「東京ジャズ」ヒルの回(午後1時から)の3アーティスト3番目として15時10分から登場。日本のスガシカオ、タワー・オブ・パワーのホーンセクションとともにステージに立つ。
■東京ジャズ・サイト(チケットなども)
http://www.tokyo-jazz.com/
ちなみに、東京ジャズ8日土曜昼は、テイク6、ベンEキング、バート・バカラックが登場。8日夜は小曽根真、ジョー・サンプル、オーネット・コールマンが登場。9日昼にタワー・オブ・パワー、ルーファス(フィーチャリング・スガシカオ)、9日夜にエスペランサ・スポルディング、カシオペア、ボブ・ジェームスが登場する。
今回の「ソウル・ブレンズ」で世界で初めて紹介されるアルバムは、ルーファスがここ数年で3回来日している中から録音されたものを厳選、編集したもの。ゲスト、フィーチャード・シンガーには、娘のアマンダ、ジュディス・ヒル、メイサ・リークなどが入っている。
例えば、「エニー・ラヴ」はメイサ・リーク。インコグニートのリード・シンガーとしても活躍した女性シンガーだ。また、「エヴァーラスティング・ラヴ」「ハリウッド」では、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』で世界的に有名になったジュディス・ヒルが登場。バックのキーボードはミチコ・ヒルなので、親子共演していることになる。
今回のワールド・プレミアは、かつて「ソウル・ブレンズ」にゲスト出演したトニー・メイデン直々のオファーが来たことで実現した。
トニー・メイデン&ルーファスは、最近では2008年11月、2010年1月、2011年6月と来日、いずれもブルーノート東京でライヴを行なっている。今回はここ数年で4回目の来日となる。ルーファスとしては1976年6月が初来日、その後1984年12月(赤坂ムゲン)来日し、通算6回目の来日となる。
(追記)なお、このCDはライヴ会場の国際フォーラムで日曜日に限定300枚で売り出すという。
関東地区の方はラジコで。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■ なお、ルーファス・フィーチャリング・トニー・メイデンは、「東京ジャズ」出演後、12日(水曜)、13日(木曜)ビルボードライブ東京でライヴを行なう。11日(火曜)は大阪ビルボード。
■ アルバム収録予定曲は次の通り。順不同。
TONY MAIDEN & RUFUS:
Live In Tokyo
01. Ain’t Nobody (Live in Tokyo)4:01
02. Any Love (Live in Tokyo)5:48
03. Do You Love What You Feel (Live in Tokyo)6:00
04. Everlasting Love (Live in Tokyo)3:26
05. Hollywood (Live in Tokyo)3:17
06. Once You Get Started(Live in Tokyo)5:43
07. Pack’d My Bags (Live in Tokyo)5:22
08. Stop On By (Live in Tokyo)7:49
09. Sweet Thing (Live in Tokyo)3:40
10. Tell Me Something Good (Live in Tokyo)7:18
11. You Got To Love (Live in Tokyo)5:47
アルバムの日本発売はまだ決まっていない。(もしリリースに興味があるレコード会社があれば、当サイトへご連絡ください)
■トニー・メイデン、メットポッドで語る
Tony Maiden Talks On MetPod
http://metropolis.co.jp/podcast/2011/06/22/metpod-mini-special-featuring-tony-maiden-of-rufus-now-in-tokyo-at-the-blue-note/
短縮アドレス
http://bit.ly/khaODa
■トニー・メイデン(ルーファス)過去記事(前回、前々回ライヴ評、インタヴューなど)
トニー・メイデン(ルーファス)ライヴ、ファンク娘。とともに
2011年06月24日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10931795048.html
2010年01月17日(日)
ルーファス&スライ・ストーン、ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10436078971.html
2010年01月18日(月)
トニー&アマンダ・メイデン(ルーファス)、『ソウル・ブレンズ』に登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10436835618.html#main
前回ライヴ評。↑
前々回来日時のルーファス特集↓
2008年11月13日(木)
ルーファス・ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10164090490.html
2008年11月15日(土)
ルーファス(パート2)~トニー・メイデン語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10164913911.html
2008年11月16日(日)
ルーファス(パート3)~ケヴィン・マーフィー語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10165405612.html#main
■ルーファス・ライヴ・アット・サヴォイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rufus, Tony Maiden
【Rufus New Album World Premier On Soul Blends】
宇宙初。
現在東京ジャズ出演のために来日中のR&Bグループ、トニー・メイデン&ルーファスの最新作『ライヴ・イン・トウキョウ』を、明日の「ソウル・ブレンズ」(日曜午後2時~4時、関東地区インターFM、76.1mhz)内「ソウル・サーチン」のコーナーでワールド・プレミア、世界初オンエアする。
ルーファスは明日(2012年9月9日日曜)、「東京ジャズ」ヒルの回(午後1時から)の3アーティスト3番目として15時10分から登場。日本のスガシカオ、タワー・オブ・パワーのホーンセクションとともにステージに立つ。
■東京ジャズ・サイト(チケットなども)
http://www.tokyo-jazz.com/
ちなみに、東京ジャズ8日土曜昼は、テイク6、ベンEキング、バート・バカラックが登場。8日夜は小曽根真、ジョー・サンプル、オーネット・コールマンが登場。9日昼にタワー・オブ・パワー、ルーファス(フィーチャリング・スガシカオ)、9日夜にエスペランサ・スポルディング、カシオペア、ボブ・ジェームスが登場する。
今回の「ソウル・ブレンズ」で世界で初めて紹介されるアルバムは、ルーファスがここ数年で3回来日している中から録音されたものを厳選、編集したもの。ゲスト、フィーチャード・シンガーには、娘のアマンダ、ジュディス・ヒル、メイサ・リークなどが入っている。
例えば、「エニー・ラヴ」はメイサ・リーク。インコグニートのリード・シンガーとしても活躍した女性シンガーだ。また、「エヴァーラスティング・ラヴ」「ハリウッド」では、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』で世界的に有名になったジュディス・ヒルが登場。バックのキーボードはミチコ・ヒルなので、親子共演していることになる。
今回のワールド・プレミアは、かつて「ソウル・ブレンズ」にゲスト出演したトニー・メイデン直々のオファーが来たことで実現した。
トニー・メイデン&ルーファスは、最近では2008年11月、2010年1月、2011年6月と来日、いずれもブルーノート東京でライヴを行なっている。今回はここ数年で4回目の来日となる。ルーファスとしては1976年6月が初来日、その後1984年12月(赤坂ムゲン)来日し、通算6回目の来日となる。
(追記)なお、このCDはライヴ会場の国際フォーラムで日曜日に限定300枚で売り出すという。
関東地区の方はラジコで。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■ なお、ルーファス・フィーチャリング・トニー・メイデンは、「東京ジャズ」出演後、12日(水曜)、13日(木曜)ビルボードライブ東京でライヴを行なう。11日(火曜)は大阪ビルボード。
■ アルバム収録予定曲は次の通り。順不同。
TONY MAIDEN & RUFUS:
Live In Tokyo
01. Ain’t Nobody (Live in Tokyo)4:01
02. Any Love (Live in Tokyo)5:48
03. Do You Love What You Feel (Live in Tokyo)6:00
04. Everlasting Love (Live in Tokyo)3:26
05. Hollywood (Live in Tokyo)3:17
06. Once You Get Started(Live in Tokyo)5:43
07. Pack’d My Bags (Live in Tokyo)5:22
08. Stop On By (Live in Tokyo)7:49
09. Sweet Thing (Live in Tokyo)3:40
10. Tell Me Something Good (Live in Tokyo)7:18
11. You Got To Love (Live in Tokyo)5:47
アルバムの日本発売はまだ決まっていない。(もしリリースに興味があるレコード会社があれば、当サイトへご連絡ください)
■トニー・メイデン、メットポッドで語る
Tony Maiden Talks On MetPod
http://metropolis.co.jp/podcast/2011/06/22/metpod-mini-special-featuring-tony-maiden-of-rufus-now-in-tokyo-at-the-blue-note/
短縮アドレス
http://bit.ly/khaODa
■トニー・メイデン(ルーファス)過去記事(前回、前々回ライヴ評、インタヴューなど)
トニー・メイデン(ルーファス)ライヴ、ファンク娘。とともに
2011年06月24日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10931795048.html
2010年01月17日(日)
ルーファス&スライ・ストーン、ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10436078971.html
2010年01月18日(月)
トニー&アマンダ・メイデン(ルーファス)、『ソウル・ブレンズ』に登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10436835618.html#main
前回ライヴ評。↑
前々回来日時のルーファス特集↓
2008年11月13日(木)
ルーファス・ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10164090490.html
2008年11月15日(土)
ルーファス(パート2)~トニー・メイデン語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10164913911.html
2008年11月16日(日)
ルーファス(パート3)~ケヴィン・マーフィー語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10165405612.html#main
■ルーファス・ライヴ・アット・サヴォイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rufus, Tony Maiden
○★ プリンス・シカゴで3日間ライヴ~「ウェルカム・トゥ・シカゴ」
2012年9月9日 音楽○★ プリンス・シカゴで3日間ライヴ~「ウェルカム・トゥ・シカゴ」
【Prince’s Live Due At Chicago United Center On September 24 through 26】
発表。
孤高の天才プリンスがシカゴのユナイテッド・センターで2012年9月24日から26日まで3日間ライヴを行なうと発表し、チケットを売り出した。
チケットは現地時間9月6日よりチケット・マスターにて発売開始。
チケットの種類と料金は下記の通り。
$750(Purple Circle VIP Package)
特典は下記の通り
- Intimate table seat located on the floor, very close to the stage; around the stage area (limited availability)
- Specially Designed Prince Concert Shirt (high quality, Trunk brand)
- Exclusive Tour Lithograph (limited edition, numbered)
- Commemorative Ticket
- Collectible Tour Laminate
$500(Welcome 2 Chicago Official VIP Package)
特典は下記の通り
- One premium reserved ticket located close to the stage
- Specially Designed Prince Concert Shirt (high quality, Trunk brand)
- Exclusive Tour Lithograph (limited edition, numbered)
- Commemorative Ticket
- Collectible Tour Laminate
以下、$149.50、$109.50、$89.50とあり、もっとも安い3階席だと$49.50(約4000円)。
アメリカ時間8月31日(日本時間では9月1日)ツイッターで情報が発表され、発表時には9月24日の公演のみだったが、9月4日になり9月25日と9月26日の公演が追加された。
チケット購入については下記チケット・マスターで日本からも可能。同サイトによればアメリカ在住者以外は会場窓口でチケットを受け取る「ウィルコール」で対応するという。
http://www.ticketmaster.com/Prince-tickets/artist/735895
「ウィルコール」とは、会場の「チケット受け取り場」のようなもの。すでに支払いが済んでいるものは、本人が確認できるIDを持っていき、チケットを渡してくれる。
シカゴでのコンサートは2004年の『ミュージコロジー・ツアー』以来の8年振りとのこと。(前回は2004年7月22日、23日、24日、8月3日にオールステート・アリーナで開催)
この『ウェルカム・トゥ・~~(都市名)(英語ではWelcome 2 ~と表記)』シリーズのコンサート・ツアーは、2010年12月ニューヨークからはじまり、翌2011年2月にオークランド、3月にはノース&サウスカロライナ、4月にはロスアンジェルスを回った。その後、2011年6月から8月はヨーロッパ各都市、さらに11月から12月はカナダ、今年(2012年)5月にはオーストラリアでも実施、合計80公演以上(メインショウのみ、アフターショウは別)行ってきた。
今回の会場となるユナイテッド・センターはNBAのシカゴ・ブルズとNHLのシカゴ・ブラックホークスの本拠地。キャパシティー(収容人数)はバスケットボール時は20,917人、アイスホッケーの時には19,717人だが、コンサート時には23,500人となる。
~~
精力的にライヴを敢行
あと2ヶ月(2012年11月)するとプリンスが前回来日してから丸10年が経過する。日本では2002年『ワン・ナイト・アローン・ツアー』と称して7都市9公演を実施したが、その後も精力的に活動している。
2003年には香港、オーストラリア、ハワイでライヴ。
2004年に全米にて『ミュージコロジー・ツアー』。
2006年はラスベガスのリオ・ホテルにて『3121ツアー』。
2007年には、2009年にマイケル・ジャクソンが『ディス・イズ・イット』ツアーを行なう予定だったロンドンのO2(オーツー)アリーナでの21回公演を成功させている。
2009年はモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演、2010年はヨーロッパ・ツアーを行ってきた。
プリンスは今年5月にオーストラリアで『ウェルカム・トゥ・オーストラリア(Welcome 2 Australia)』8公演(シドニー3回、メルボルン3回、ブリスベン2回)を敢行していた。
ちなみに、情報を提供していただいたツナ氏はプリンスよりもアメフトが好きなのでシカゴ・ベアーズの試合を観るついでにプリンスを観に行こうかと悩んでいるらしい。2007年にはベアーズがスーパーボウルに出場したとき、現地へ観戦に行きハーフタイム・ショーでプリンスを観ている。
~~
■プリンスDJパーティー開催
ツナ氏主催でプリンスのDJパーティーがある。2012年11月2日(金)20時から渋谷のバー・フェイス(BAR FACE)。
「プリンスDJパーティー」
出演DJ ツナほか
日時 2012年11月2日(金)20時~4時(til dawn)
会場 バー・フェイス
住所 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町17-10 吉野ビル3F-A
電話050-1568-5306
料金 1500円2ドリンク付き
http://www.barface.net/
■プリンス・ヒッツBサイド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002MNF/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>PRINCE
【Prince’s Live Due At Chicago United Center On September 24 through 26】
発表。
孤高の天才プリンスがシカゴのユナイテッド・センターで2012年9月24日から26日まで3日間ライヴを行なうと発表し、チケットを売り出した。
チケットは現地時間9月6日よりチケット・マスターにて発売開始。
チケットの種類と料金は下記の通り。
$750(Purple Circle VIP Package)
特典は下記の通り
- Intimate table seat located on the floor, very close to the stage; around the stage area (limited availability)
- Specially Designed Prince Concert Shirt (high quality, Trunk brand)
- Exclusive Tour Lithograph (limited edition, numbered)
- Commemorative Ticket
- Collectible Tour Laminate
$500(Welcome 2 Chicago Official VIP Package)
特典は下記の通り
- One premium reserved ticket located close to the stage
- Specially Designed Prince Concert Shirt (high quality, Trunk brand)
- Exclusive Tour Lithograph (limited edition, numbered)
- Commemorative Ticket
- Collectible Tour Laminate
以下、$149.50、$109.50、$89.50とあり、もっとも安い3階席だと$49.50(約4000円)。
アメリカ時間8月31日(日本時間では9月1日)ツイッターで情報が発表され、発表時には9月24日の公演のみだったが、9月4日になり9月25日と9月26日の公演が追加された。
チケット購入については下記チケット・マスターで日本からも可能。同サイトによればアメリカ在住者以外は会場窓口でチケットを受け取る「ウィルコール」で対応するという。
http://www.ticketmaster.com/Prince-tickets/artist/735895
「ウィルコール」とは、会場の「チケット受け取り場」のようなもの。すでに支払いが済んでいるものは、本人が確認できるIDを持っていき、チケットを渡してくれる。
シカゴでのコンサートは2004年の『ミュージコロジー・ツアー』以来の8年振りとのこと。(前回は2004年7月22日、23日、24日、8月3日にオールステート・アリーナで開催)
この『ウェルカム・トゥ・~~(都市名)(英語ではWelcome 2 ~と表記)』シリーズのコンサート・ツアーは、2010年12月ニューヨークからはじまり、翌2011年2月にオークランド、3月にはノース&サウスカロライナ、4月にはロスアンジェルスを回った。その後、2011年6月から8月はヨーロッパ各都市、さらに11月から12月はカナダ、今年(2012年)5月にはオーストラリアでも実施、合計80公演以上(メインショウのみ、アフターショウは別)行ってきた。
今回の会場となるユナイテッド・センターはNBAのシカゴ・ブルズとNHLのシカゴ・ブラックホークスの本拠地。キャパシティー(収容人数)はバスケットボール時は20,917人、アイスホッケーの時には19,717人だが、コンサート時には23,500人となる。
~~
精力的にライヴを敢行
あと2ヶ月(2012年11月)するとプリンスが前回来日してから丸10年が経過する。日本では2002年『ワン・ナイト・アローン・ツアー』と称して7都市9公演を実施したが、その後も精力的に活動している。
2003年には香港、オーストラリア、ハワイでライヴ。
2004年に全米にて『ミュージコロジー・ツアー』。
2006年はラスベガスのリオ・ホテルにて『3121ツアー』。
2007年には、2009年にマイケル・ジャクソンが『ディス・イズ・イット』ツアーを行なう予定だったロンドンのO2(オーツー)アリーナでの21回公演を成功させている。
2009年はモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演、2010年はヨーロッパ・ツアーを行ってきた。
プリンスは今年5月にオーストラリアで『ウェルカム・トゥ・オーストラリア(Welcome 2 Australia)』8公演(シドニー3回、メルボルン3回、ブリスベン2回)を敢行していた。
ちなみに、情報を提供していただいたツナ氏はプリンスよりもアメフトが好きなのでシカゴ・ベアーズの試合を観るついでにプリンスを観に行こうかと悩んでいるらしい。2007年にはベアーズがスーパーボウルに出場したとき、現地へ観戦に行きハーフタイム・ショーでプリンスを観ている。
~~
■プリンスDJパーティー開催
ツナ氏主催でプリンスのDJパーティーがある。2012年11月2日(金)20時から渋谷のバー・フェイス(BAR FACE)。
「プリンスDJパーティー」
出演DJ ツナほか
日時 2012年11月2日(金)20時~4時(til dawn)
会場 バー・フェイス
住所 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町17-10 吉野ビル3F-A
電話050-1568-5306
料金 1500円2ドリンク付き
http://www.barface.net/
■プリンス・ヒッツBサイド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002MNF/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>PRINCE
◎ 東京ジャズ(初日)・ラウンドアップ(パート1)
2012年9月10日 音楽◎ 東京ジャズ(初日)・ラウンドアップ(パート1)
【Tokyo Jazz Roundup : Day One】
初日。
東京ジャズが2012年9月8日(土)から始まった。
土曜の昼の部、テイク6、ベンEキング、バート・バカラックと見て、夜の回はジョー・サンプル、小曽根真(オーネット・コールマンのピンチヒッターのほう)を見た。
各50分、じっくり集中してみていると適度な疲労が押し寄せる。
各セットのセットリスト、ミュージシャン・リストなどは改めてご紹介しますが、簡単に感想を。
テイク6は、いつもながら上手にアカペラで聞かせる。DJ風のことをやっていたが、あれはナチュラリー7の影響か。アルヴィン・チアーの低音の魅力ぶりを聞いていて、佐藤善雄さんと北山陽一さんとアルヴィン・チアの3人を会わせてみたいと思った。3人の低音ハーモニーができたらどうなるのだろう。
ベンEひとキングは、もう貫禄の一言。かなりマイクから離して歌うので、相当声のパワーがあるのだろう。いまだにあんなにマイクを離して歌うシンガーを知らない。低い声は最高に魅力的なのだが、高音部が年齢的に昔ほど出なくなってしまっていて、たとえば定番クラシック「スタンド・バイ・ミー」もレコードのようには披露できない。だが、それをもって余りある貫禄と、伝説のシンガーの存在感とほんとうに人の良さを見せ付ける。そしてこの曲を作者であるオリジナルの本人がステージで歌うことに意義がある。ビッグバンドと一緒に歌う姿もよかった。ビッグバンドでは本間将人さん、本田雅人さんらがしっかり映像に映っていた。
バカラックも、ベンE以上に伝説、貫禄感思い切りだしていた。そして次々でてくるヒット曲にノックダウンさせられる。特にバカラックが最初一人で弾き語りで「アルフィー」を歌うあたりは圧巻だった。(バカラックについては明日以降に詳しく書きます)
(この項、続く)
■ テイク6~ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000JG47/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ ベンEキング~ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AR9YMI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■バート・バカラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNGW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライヴ・イン・ジャパン(1971年のライヴ盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861U02/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ・ライヴ)
ENT>LIVE>Tokyo Jazz 2012
【Tokyo Jazz Roundup : Day One】
初日。
東京ジャズが2012年9月8日(土)から始まった。
土曜の昼の部、テイク6、ベンEキング、バート・バカラックと見て、夜の回はジョー・サンプル、小曽根真(オーネット・コールマンのピンチヒッターのほう)を見た。
各50分、じっくり集中してみていると適度な疲労が押し寄せる。
各セットのセットリスト、ミュージシャン・リストなどは改めてご紹介しますが、簡単に感想を。
テイク6は、いつもながら上手にアカペラで聞かせる。DJ風のことをやっていたが、あれはナチュラリー7の影響か。アルヴィン・チアーの低音の魅力ぶりを聞いていて、佐藤善雄さんと北山陽一さんとアルヴィン・チアの3人を会わせてみたいと思った。3人の低音ハーモニーができたらどうなるのだろう。
ベンEひとキングは、もう貫禄の一言。かなりマイクから離して歌うので、相当声のパワーがあるのだろう。いまだにあんなにマイクを離して歌うシンガーを知らない。低い声は最高に魅力的なのだが、高音部が年齢的に昔ほど出なくなってしまっていて、たとえば定番クラシック「スタンド・バイ・ミー」もレコードのようには披露できない。だが、それをもって余りある貫禄と、伝説のシンガーの存在感とほんとうに人の良さを見せ付ける。そしてこの曲を作者であるオリジナルの本人がステージで歌うことに意義がある。ビッグバンドと一緒に歌う姿もよかった。ビッグバンドでは本間将人さん、本田雅人さんらがしっかり映像に映っていた。
バカラックも、ベンE以上に伝説、貫禄感思い切りだしていた。そして次々でてくるヒット曲にノックダウンさせられる。特にバカラックが最初一人で弾き語りで「アルフィー」を歌うあたりは圧巻だった。(バカラックについては明日以降に詳しく書きます)
(この項、続く)
■ テイク6~ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000JG47/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ ベンEキング~ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AR9YMI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■バート・バカラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNGW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライヴ・イン・ジャパン(1971年のライヴ盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861U02/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ・ライヴ)
ENT>LIVE>Tokyo Jazz 2012
◎東京ジャズ Tokyo Jazz (パート2)~ルーファスとスガシカオとバカラックとの邂逅
【Rufus, Suga Shikao & Tower Of Power: Meeting With Mr. Legend】
コラボ。
毎年夏の終わりの風物詩になりつつある東京ジャズが終わった。怒涛の3日間だった。まず、ルーファス&スガシカオ周辺について書こう。
~~~
金曜夕方。
金曜日(2012年9月7日)、ルーファスのリハーサルがあるというので、呼ばれて見に行った。今回はこのルーファスに日本からスガシカオさんがコラボ参加したが、そのきっかけを作ってしまったのが「ソウル・サーチン~スライ・ストーン」のイヴェントだったこともあり、とても他人事とは思えないので、こまめに現場に出向いた。
ご存知のように今年3月、「ソウル・サーチン第11回~トリビュート・トゥ・スライ・ストーン」のイヴェントを目黒のブルースアレイで行なった。このときに、スライ・ストーン大好きと広言していたスガシカオさんをお誘いした。嬉しいことにスガさんは見に来てくれ、さらに飛び入りでトークに参加してくれたが、そのとき楽屋で僕の友人の松浦さんを紹介した。松浦さんは以前からの知り合いで、最近はルーファスのトニー・メイデンらの日本側エージェント的な仕事をしている。そこで、そのときにトニー・メイデン&ルーファスと一緒にやることに興味があるかといった話がでたようだ。それがとんとん拍子に話が進み、東京ジャズでルーファスとスガシカオのコラボが実現したというわけだ。
そのときの様子↓
「ソウル・サーチン:ザ・セッション~スライ・ストーン・トリビュート」レポート(パート1)
2012年03月31日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive1-201203.html
ルーファスの最新作「ライヴ・イン・トウキョウ」はすでに日曜日(9月9日)、「ソウル・ブレンズ」内「ソウル・サーチン」のコーナーでワールド・プレミアしたのはご存知の通り。
そして金曜夕方、ルーファスの面々とスガシカオさんもいろいろ大変ではあったが、きっちり音あわせをした。
その後楽屋のロビーエリアを通るとあの「ミスター伝説」バート・バカラックがリハ前にジャージとTシャツでいた。ちょっとした間隙を縫って声をかけ、ツーショットの写真を撮らせてもらった。いやあ、これは感激した。ミスター・バカラックに「ハル・デイヴィッドのことは大変ご愁傷さまです」というと、「9月21日にロスで追悼式があるよ」とおっしゃった。とても気さくな人だった。僕としては、この日一番のハイライトとなった。(その後、バカラックはホールAでリハーサルへ。そのあたりの話は別項でご紹介します)
~~~
土曜日夕方。
午後、本ステージではテイク6、ベンEひとキング、バート・バカラック。(ライヴ評は後日) バカラックを見終えた後、6時くらいから別のリハーサル・スタジオでルーファス&スガ&タワー・オブ・パワーの二度目のリハーサルが行なわれた。
このときはスガさんの3曲「黄金の月」「正義の味方」「91時91分」をやるのだが、タワーのメンバーとは初顔合わせとなった。
これら3曲は事前にスガさんが先方(ルーファスとタワー)に数曲送って、そこから選ばれたもの。基本的なアレンジはルーファスがして、ブラス・セクションのアレンジはタワーが行い、そのあわせを土曜日夕方にやったというわけだ。
ルーファスのドラマー、ドネルはとにかくどんどん突っ走る。「黄金の月」はスガさんによれば「もっと抑制した感じでやりたいんだけど、(ドネルやトニーが)とにかくがんがんノリノリになっちゃう」と笑う。ここで聴いた限り、かなりファンキーでいけいけなのりの曲になっていた。
大音量の中続くリハーサルを聴いていると、ルーファス、タワーのバンド・サウンドに日本のスガシカオが入っているのが、おもしろく感じられてくる。彼も言っているが、土台がルーファスの真っ黒さ、上物(うわもの)がタワーの白っぽさ(黒人音楽をベースにしつつも、白っぽさが出るという意味)、そして、どちらでもないスガシカオのギターとヴォーカル。
特に英語タイトル「Super Hero(正義の味方)」と「9191(91時91分)」は、ジェームス・ブラウン・ファンクをベースにしたもので、ルーファスやタワーお手の物という感じがして、ものすごくスガ・コラボがあっていた。
タワー・オブ・パワーは、本ソウル・サーチンのライヴ評でも何度も書いているが、そのルーツにジェームス・ブラウンがどっしりといる。そのブラウン・ファンクとその他のブラック・ミュージック、R&Bのファンクをベースに、サンフランシスコで独自のタワー・オブ・パワー・ファンクを40年以上前から作っている。
スガさんのこれら2曲がジェームス・ブラウンをベースにしたようなファンクになり、バンドはどんどんと熱くなっていった。
そんな中、リハーサル・ルームの扉が開き、驚くべき人物が中に入ってきた。
なんとあのミスター・バート・バカラックだ。息子のオリヴァーを伴い、ジャージとTシャツなラフな姿で登場した。本番ステージを終えて着替えてからやってきたのだ。ちなみに本番はジーンズにジャケット、中はTシャツだった。
それを見て、僕はミスター・バカラックに椅子を提供し、「どうぞ、お座りください」と言うと、右手を振りいらないというしぐさを見せ、立ったままでバンドの演奏を見ていた。どうやら、このルーファス・バンドに興味を持ったらしい。まだ、メンバーやスガさんたちは、バカラックが来たことに気づいていない。
僕はちょうどバカラックの本番を見て感激していたので、「素晴らしいステージでした。特に『アルフィー』をあなたが歌ったところには感激しました」というと、「おお、そうか、サンキュー」と一言。あまり多くを語らない人だ。
バンドはさらに別の曲のリハーサルに入る。バカラックはずっと立ったままで見ている。途中でちょっとミネラル・ウォーターを後ろに取りに行ったが、またステージを見ている。
僕はバカラックとこうしたファンキーなバンドという組み合わせが頭の中でどうしても整合性がとれず、しばらくしてから思わず尋ねてしまった。
「あなたはこういう音楽がお好きなのですか? Do you love this kind of music?」 Like ではなく、Loveで様子をうかがった。するとニコニコしながら、好きか嫌いかではなく、「I appreciate it(鑑賞するよ、聴くよ、評価し、理解するよ)」とずばり一言が返ってきた。もうこれ以上の完璧な答えはありませんね。(笑)
そして、ちょうど「スーパー・ヒーロー(正義の味方)」のところだったので、「この曲は真ん中の日本人シンガー、スガシカオが書いた曲なんです」と伝えた。
一曲終わると、みんながバカラック御大の登場に気づき、一斉に近くによってくる。それぞれが話しかけ、共通の友人の話をしたり、写真を撮ったり。ミスターBはひじょうに気さくで、誰とでも写真をOKする。とてもごきげんでこの空間を楽しんでいるようだ。
トニー(・メイデン)かミッシェル(トニーの奥さん、マネージャー)との会話だったが、「本番はいつだ?」とミスターBが尋ねる。「明日日曜アフタヌーン(午後)です。たしか3番目、3時ごろです」と答える。「じゃあ、見に行くよ」 一同「本当ですか」という感じで、半ば半信半疑で驚いた。社交辞令じゃないかと思った人もいた。
どうしても、僕の中ではさっきまでホールAで静かに聞き入っていた「アルフィー」や「ア・ハウス・イズ・ノット・ホーム」などと、ルーファスの「エイン・ノーバディー」がひとつにならない。
~~~
土曜深夜。
土曜日、ホールAでのジョー・サンプル、小曽根真らの本番が終わってから、ルーファス、タワー、スガシカオがホールでの最終リハーサルを行なった。
しかし、エンジニアが配線を変える、元に戻すなど、ドタバタが続き、結局リハーサル音だしが終わったのは午前2時前のこと。長い一日だ。そして翌日(いや、当日・今日)は12時集合。
~~~
日曜午後。
バルカン・ビートボックス、タワー・オブ・パワーに続いて、15時30分、ルーファスがホールAに登場。一音でた瞬間から客席、半分以上が立ち上がる。ルーファスのヒットを4曲やって、トニーが「スガー!」「スガー!」とスガシカオを呼び込む。スガシカオのファンが一斉に歓声をあげる。
まず、「黄金の月」が始まった。リハとは違って、スガさんのリクエストがうまく通じたのか、前日とは打って変わって抑制した「黄金の月」になっていた。これが終わり、次の曲のイントロでスガシカオはマイクを持って叫んだ。
「今日はファンク・マスターたちが集まっています。僕は18からファンクを聴いてきました。今日そのファンク・レジェンドと一緒にやれることは、日本のファンクの歴史の一ページになるでしょう。みなさんはその生き証人です」といって2曲目「スーパー・ヒーロー(正義の味方)」を始めた。タワーのホーン・セクションは、まさにJBズさながらだ。
続くジェームス・ブラウンの「コールド・スウェット」「マザー・ポップコーン」あたりを思わせる「9191(91時91分)」も、ルーファスのど黒いファンク・ベース(土台)にタワーのファンク・ホーンが気持ちよく乗る。これらを聞いて、ルーファスも、タワーも、そして、スガシカオもまさに生粋の「ジェームス・ブラウン・チルドレン」だな、と思った。
そして、タワーのリード・ヴォーカル、ラリーが次のヒット曲「ドゥ・ユー・ラヴ・ホワット・ユー・フィール」を歌い、全員でアンコールへ。途中のトニーとスガのギター・バトルもかなりかっこよかった。
果たしてミスターBは、客席で彼らのステージを楽しんでいた。どうやら息子と二人だけでホテルからこの会場に足を運んだようだ。本当に来たんだ。
それにしても、ルーファス、タワー・オブ・パワーの組み合わせもすごいが、そこに日本のスガシカオが一匹侍として乱入している姿もすごい。いわば、ファンクという完璧に相手の土俵、アウェイに道場破りに向かっているわけだ。こういうことが可能な東京ジャズというイヴェントは実にエキサイティングでおもしろい。
~~~
日曜夕方。
ライヴが終わると、出演者たちはステージ袖で当日生放送されていたNHK-FM用のインタヴューとその後テレビ放映用のインタヴューを受ける。ラジオはそのまま生放送されたのでお聴きになられた方もいるだろう。テレビ用のものは後日NHK-BSで放送されるときに紹介される。
そのインタヴューが終わりしばらくすると、なんとミスター・バカラックが楽屋裏に登場した。ジャージとTシャツだ。どうやらなんとミスターBがスガさんに会いたがってるらしい。スタッフがスガさんを探しに行くと、ちょうどスガさん登場。
「セカンド・ソング(2番目の曲)がよかった」とミスター・バカラックがスガさんに言う。2番目というと「スーパー・ヒーロー」か。スガさんはそれを聞いた瞬間「あれって3コードのシンプルな曲であんまりメロディーとかもないんだけどなあ」と思ったらしいが、すぐ丁寧に「ありがとうございます」と言い、さらに質問をした。
「どのようにしたら、あんなに世界中の人を感動させられるいい曲が書けるのですか?」 通訳の人が訳すと一言返ってきた。「You’re doing it(もう君はできてるよ)」 でたああ! ミスター・バカラックからの強烈な一言コメント。バカラックからのお墨付き! これはすごいなあ。
スガさんが大興奮になったことはもちろん、周囲でそれを聞いていた日本側スタッフも一斉に「おおおっ」と歓声をあげた。
その後、ルーファス・メンバーの楽屋にスガさんが出向きおつかれさまを言いながら、最新の配信新曲のサンプルCDをメンバーに配り、ルーファスのCDにスガさんがメンバーからサインを貰っていた。すると、ルーファスのメンバーがそのスガ最新曲にサインをねだり、お互いサイン書き合い会となった。「またぜひ何か一緒にやろう」とか、ラジオのインタヴューでも「スガのためにもう曲を書いた」とトニーが言ったり、もはやルーファスとスガはファミリー感覚だ。
その後、ルーファスのメンバーは、今回の来日にあわせて作ってきた『ライヴ・イン・トウキョウ』のCD販売とサイン会に1階に出向いていった。
~~~
楽屋。
その後一段落して、僕はスガさんの楽屋に行き、おつかれさまとあいさつ。リハから本番までのいろいろな話を聞いたり雑談をした。1980年代のおしゃれ系ブラコンがダメだという話、日本のファンクの歴史の話などがじつにおもしろかった。
そんな中、英語のタイトル「9191」ってどういう意味なんですか、と尋ねると「これは、91時91分ということで、16時16分を指してるデジタル時計を喧嘩してほおり投げたらひっくりかえって9191になった、という曲なんですよ。それで世の中には、逆から見ると別の世界があって、裏も表も違うっていうことなんですけど…」「へえ、おもしろ~い。それって、じゃあファンの人はみんな知ってるんですか」「いやあ、あんまり伝わってないかも(笑)」
「今日、エスペランザ見たいんですよね。とにかくこの人、めちゃ評価高いですよね。なんでなんだろう。それをちょっと確かめてみたい」とスガさん。ちょうど6時少し前だったので、6時から客席で見ることにした。
エスペランザは超絶だった。それ以上に、とにかくかわいかった。「いや、あんなにベース弾きながら、あのヴォーカルできるなんて、すごいね」とスガさん感心しきり。そのライヴ評はまた改めて書くとして、ルーファス、タワー・オブ・パワー、スガシカオのユニークな三位一体は、確かに彼が言うとおり、日本のファンクの歴史の一ページを飾ったと言っていいだろう。
そして、もうひとつ、「どうやらバート・バカラックはファンクが好きらしい」という新たな都市伝説が生まれたことも忘れられない。
(東京ジャズ Tokyo Jazz についてはまだまだ続きます)
■ スガさんすでに自分のブログで今回のライヴについて書いています。当人の視点からの「東京ジャズ」
012年09月10日(月)
東京JAZZで、バート・バカラックに呼び出しくらった件。
http://ameblo.jp/shikao-blog/entry-11350905595.html
とても素晴らしい文章です。
■ルーファス最新作『ライヴ・イン・トウキョウ』を紹介する「ソウル・サーチン」ポッドキャスト(2012年9月9日放送分)期間限定でアップ。
http://soundcloud.com/soul_searchin_8/soul-searchin-2012-09-09-world#
■東京ジャズテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアム2012年10月16日(火)23:45 ~25:14 10月23日(水)23:45 ~25:14 10月30日(木)23:45 ~25:14 とのこと。詳細は後日発表。
■「91時91分」オリジナル収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0039QLECU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
「正義の味方」オリジナル収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00002DDGD/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ルーファス~ライヴ・ベスト 「エイント・ノーバディー」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Tony Maiden (Founding member, guitar, vocal)
Kevin Murphy (Founding member, keyboards, vocal)
Amanda Maiden (Vocal)
Valerie Davis (Vocal)
Donnell Spencer Jr. (Drums)
Robert “Pee We” Lee Hill (Bass)
Michiko Hill (Keyboards)
Michael Stever (Trumpet, Keyboards)
Donn Robin Wyatt (Keyboards)
Leonard Castro (Percussion)
Tower Of Power Horn Section
Emilio Castillo (Leader, Vocal, Sax)
Stephen “Doc” Kupka (Bariton Sax)
Adolfo Acosta (Trumpet)
Tom E Politzer (Sax)
Salvator Cracchiolo (Trumpet)
Featuring Guest:
Suga Shikao (Guest Vocal, Guitar)
■セットリスト
Setlist : Rufus Featuring Suga Shikao & Tower Of Power
September 9th, 2012 @ Kokusai Forum Forum A
show started 15:30
01.Once You Get Started (Tony)
02.You Got The Love (Amanda)
03.Ain’t Nobody (Valerie)
04.Sweet Thing (Amanda)
05.Golden Moon (黄金の月) [+Suga Shikao]
06.Super Hero (正義の味方)[+Suga Shikao, +Tower Of Power Horn Section]
07.9191(91時91分) [+Suga Shikao, +Tower Of Power Horn Section]
08.Do You Love What You Feel [+Larry Braggs]
Enc. Have A Good Time [All]
Show ended 16:22
(2012年9月9日日曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ、ルーファス&スガシカオ&タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012> Rufus, Tower Of Power, Suga Shikao)
【Rufus, Suga Shikao & Tower Of Power: Meeting With Mr. Legend】
コラボ。
毎年夏の終わりの風物詩になりつつある東京ジャズが終わった。怒涛の3日間だった。まず、ルーファス&スガシカオ周辺について書こう。
~~~
金曜夕方。
金曜日(2012年9月7日)、ルーファスのリハーサルがあるというので、呼ばれて見に行った。今回はこのルーファスに日本からスガシカオさんがコラボ参加したが、そのきっかけを作ってしまったのが「ソウル・サーチン~スライ・ストーン」のイヴェントだったこともあり、とても他人事とは思えないので、こまめに現場に出向いた。
ご存知のように今年3月、「ソウル・サーチン第11回~トリビュート・トゥ・スライ・ストーン」のイヴェントを目黒のブルースアレイで行なった。このときに、スライ・ストーン大好きと広言していたスガシカオさんをお誘いした。嬉しいことにスガさんは見に来てくれ、さらに飛び入りでトークに参加してくれたが、そのとき楽屋で僕の友人の松浦さんを紹介した。松浦さんは以前からの知り合いで、最近はルーファスのトニー・メイデンらの日本側エージェント的な仕事をしている。そこで、そのときにトニー・メイデン&ルーファスと一緒にやることに興味があるかといった話がでたようだ。それがとんとん拍子に話が進み、東京ジャズでルーファスとスガシカオのコラボが実現したというわけだ。
そのときの様子↓
「ソウル・サーチン:ザ・セッション~スライ・ストーン・トリビュート」レポート(パート1)
2012年03月31日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive1-201203.html
ルーファスの最新作「ライヴ・イン・トウキョウ」はすでに日曜日(9月9日)、「ソウル・ブレンズ」内「ソウル・サーチン」のコーナーでワールド・プレミアしたのはご存知の通り。
そして金曜夕方、ルーファスの面々とスガシカオさんもいろいろ大変ではあったが、きっちり音あわせをした。
その後楽屋のロビーエリアを通るとあの「ミスター伝説」バート・バカラックがリハ前にジャージとTシャツでいた。ちょっとした間隙を縫って声をかけ、ツーショットの写真を撮らせてもらった。いやあ、これは感激した。ミスター・バカラックに「ハル・デイヴィッドのことは大変ご愁傷さまです」というと、「9月21日にロスで追悼式があるよ」とおっしゃった。とても気さくな人だった。僕としては、この日一番のハイライトとなった。(その後、バカラックはホールAでリハーサルへ。そのあたりの話は別項でご紹介します)
~~~
土曜日夕方。
午後、本ステージではテイク6、ベンEひとキング、バート・バカラック。(ライヴ評は後日) バカラックを見終えた後、6時くらいから別のリハーサル・スタジオでルーファス&スガ&タワー・オブ・パワーの二度目のリハーサルが行なわれた。
このときはスガさんの3曲「黄金の月」「正義の味方」「91時91分」をやるのだが、タワーのメンバーとは初顔合わせとなった。
これら3曲は事前にスガさんが先方(ルーファスとタワー)に数曲送って、そこから選ばれたもの。基本的なアレンジはルーファスがして、ブラス・セクションのアレンジはタワーが行い、そのあわせを土曜日夕方にやったというわけだ。
ルーファスのドラマー、ドネルはとにかくどんどん突っ走る。「黄金の月」はスガさんによれば「もっと抑制した感じでやりたいんだけど、(ドネルやトニーが)とにかくがんがんノリノリになっちゃう」と笑う。ここで聴いた限り、かなりファンキーでいけいけなのりの曲になっていた。
大音量の中続くリハーサルを聴いていると、ルーファス、タワーのバンド・サウンドに日本のスガシカオが入っているのが、おもしろく感じられてくる。彼も言っているが、土台がルーファスの真っ黒さ、上物(うわもの)がタワーの白っぽさ(黒人音楽をベースにしつつも、白っぽさが出るという意味)、そして、どちらでもないスガシカオのギターとヴォーカル。
特に英語タイトル「Super Hero(正義の味方)」と「9191(91時91分)」は、ジェームス・ブラウン・ファンクをベースにしたもので、ルーファスやタワーお手の物という感じがして、ものすごくスガ・コラボがあっていた。
タワー・オブ・パワーは、本ソウル・サーチンのライヴ評でも何度も書いているが、そのルーツにジェームス・ブラウンがどっしりといる。そのブラウン・ファンクとその他のブラック・ミュージック、R&Bのファンクをベースに、サンフランシスコで独自のタワー・オブ・パワー・ファンクを40年以上前から作っている。
スガさんのこれら2曲がジェームス・ブラウンをベースにしたようなファンクになり、バンドはどんどんと熱くなっていった。
そんな中、リハーサル・ルームの扉が開き、驚くべき人物が中に入ってきた。
なんとあのミスター・バート・バカラックだ。息子のオリヴァーを伴い、ジャージとTシャツなラフな姿で登場した。本番ステージを終えて着替えてからやってきたのだ。ちなみに本番はジーンズにジャケット、中はTシャツだった。
それを見て、僕はミスター・バカラックに椅子を提供し、「どうぞ、お座りください」と言うと、右手を振りいらないというしぐさを見せ、立ったままでバンドの演奏を見ていた。どうやら、このルーファス・バンドに興味を持ったらしい。まだ、メンバーやスガさんたちは、バカラックが来たことに気づいていない。
僕はちょうどバカラックの本番を見て感激していたので、「素晴らしいステージでした。特に『アルフィー』をあなたが歌ったところには感激しました」というと、「おお、そうか、サンキュー」と一言。あまり多くを語らない人だ。
バンドはさらに別の曲のリハーサルに入る。バカラックはずっと立ったままで見ている。途中でちょっとミネラル・ウォーターを後ろに取りに行ったが、またステージを見ている。
僕はバカラックとこうしたファンキーなバンドという組み合わせが頭の中でどうしても整合性がとれず、しばらくしてから思わず尋ねてしまった。
「あなたはこういう音楽がお好きなのですか? Do you love this kind of music?」 Like ではなく、Loveで様子をうかがった。するとニコニコしながら、好きか嫌いかではなく、「I appreciate it(鑑賞するよ、聴くよ、評価し、理解するよ)」とずばり一言が返ってきた。もうこれ以上の完璧な答えはありませんね。(笑)
そして、ちょうど「スーパー・ヒーロー(正義の味方)」のところだったので、「この曲は真ん中の日本人シンガー、スガシカオが書いた曲なんです」と伝えた。
一曲終わると、みんながバカラック御大の登場に気づき、一斉に近くによってくる。それぞれが話しかけ、共通の友人の話をしたり、写真を撮ったり。ミスターBはひじょうに気さくで、誰とでも写真をOKする。とてもごきげんでこの空間を楽しんでいるようだ。
トニー(・メイデン)かミッシェル(トニーの奥さん、マネージャー)との会話だったが、「本番はいつだ?」とミスターBが尋ねる。「明日日曜アフタヌーン(午後)です。たしか3番目、3時ごろです」と答える。「じゃあ、見に行くよ」 一同「本当ですか」という感じで、半ば半信半疑で驚いた。社交辞令じゃないかと思った人もいた。
どうしても、僕の中ではさっきまでホールAで静かに聞き入っていた「アルフィー」や「ア・ハウス・イズ・ノット・ホーム」などと、ルーファスの「エイン・ノーバディー」がひとつにならない。
~~~
土曜深夜。
土曜日、ホールAでのジョー・サンプル、小曽根真らの本番が終わってから、ルーファス、タワー、スガシカオがホールでの最終リハーサルを行なった。
しかし、エンジニアが配線を変える、元に戻すなど、ドタバタが続き、結局リハーサル音だしが終わったのは午前2時前のこと。長い一日だ。そして翌日(いや、当日・今日)は12時集合。
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日曜午後。
バルカン・ビートボックス、タワー・オブ・パワーに続いて、15時30分、ルーファスがホールAに登場。一音でた瞬間から客席、半分以上が立ち上がる。ルーファスのヒットを4曲やって、トニーが「スガー!」「スガー!」とスガシカオを呼び込む。スガシカオのファンが一斉に歓声をあげる。
まず、「黄金の月」が始まった。リハとは違って、スガさんのリクエストがうまく通じたのか、前日とは打って変わって抑制した「黄金の月」になっていた。これが終わり、次の曲のイントロでスガシカオはマイクを持って叫んだ。
「今日はファンク・マスターたちが集まっています。僕は18からファンクを聴いてきました。今日そのファンク・レジェンドと一緒にやれることは、日本のファンクの歴史の一ページになるでしょう。みなさんはその生き証人です」といって2曲目「スーパー・ヒーロー(正義の味方)」を始めた。タワーのホーン・セクションは、まさにJBズさながらだ。
続くジェームス・ブラウンの「コールド・スウェット」「マザー・ポップコーン」あたりを思わせる「9191(91時91分)」も、ルーファスのど黒いファンク・ベース(土台)にタワーのファンク・ホーンが気持ちよく乗る。これらを聞いて、ルーファスも、タワーも、そして、スガシカオもまさに生粋の「ジェームス・ブラウン・チルドレン」だな、と思った。
そして、タワーのリード・ヴォーカル、ラリーが次のヒット曲「ドゥ・ユー・ラヴ・ホワット・ユー・フィール」を歌い、全員でアンコールへ。途中のトニーとスガのギター・バトルもかなりかっこよかった。
果たしてミスターBは、客席で彼らのステージを楽しんでいた。どうやら息子と二人だけでホテルからこの会場に足を運んだようだ。本当に来たんだ。
それにしても、ルーファス、タワー・オブ・パワーの組み合わせもすごいが、そこに日本のスガシカオが一匹侍として乱入している姿もすごい。いわば、ファンクという完璧に相手の土俵、アウェイに道場破りに向かっているわけだ。こういうことが可能な東京ジャズというイヴェントは実にエキサイティングでおもしろい。
~~~
日曜夕方。
ライヴが終わると、出演者たちはステージ袖で当日生放送されていたNHK-FM用のインタヴューとその後テレビ放映用のインタヴューを受ける。ラジオはそのまま生放送されたのでお聴きになられた方もいるだろう。テレビ用のものは後日NHK-BSで放送されるときに紹介される。
そのインタヴューが終わりしばらくすると、なんとミスター・バカラックが楽屋裏に登場した。ジャージとTシャツだ。どうやらなんとミスターBがスガさんに会いたがってるらしい。スタッフがスガさんを探しに行くと、ちょうどスガさん登場。
「セカンド・ソング(2番目の曲)がよかった」とミスター・バカラックがスガさんに言う。2番目というと「スーパー・ヒーロー」か。スガさんはそれを聞いた瞬間「あれって3コードのシンプルな曲であんまりメロディーとかもないんだけどなあ」と思ったらしいが、すぐ丁寧に「ありがとうございます」と言い、さらに質問をした。
「どのようにしたら、あんなに世界中の人を感動させられるいい曲が書けるのですか?」 通訳の人が訳すと一言返ってきた。「You’re doing it(もう君はできてるよ)」 でたああ! ミスター・バカラックからの強烈な一言コメント。バカラックからのお墨付き! これはすごいなあ。
スガさんが大興奮になったことはもちろん、周囲でそれを聞いていた日本側スタッフも一斉に「おおおっ」と歓声をあげた。
その後、ルーファス・メンバーの楽屋にスガさんが出向きおつかれさまを言いながら、最新の配信新曲のサンプルCDをメンバーに配り、ルーファスのCDにスガさんがメンバーからサインを貰っていた。すると、ルーファスのメンバーがそのスガ最新曲にサインをねだり、お互いサイン書き合い会となった。「またぜひ何か一緒にやろう」とか、ラジオのインタヴューでも「スガのためにもう曲を書いた」とトニーが言ったり、もはやルーファスとスガはファミリー感覚だ。
その後、ルーファスのメンバーは、今回の来日にあわせて作ってきた『ライヴ・イン・トウキョウ』のCD販売とサイン会に1階に出向いていった。
~~~
楽屋。
その後一段落して、僕はスガさんの楽屋に行き、おつかれさまとあいさつ。リハから本番までのいろいろな話を聞いたり雑談をした。1980年代のおしゃれ系ブラコンがダメだという話、日本のファンクの歴史の話などがじつにおもしろかった。
そんな中、英語のタイトル「9191」ってどういう意味なんですか、と尋ねると「これは、91時91分ということで、16時16分を指してるデジタル時計を喧嘩してほおり投げたらひっくりかえって9191になった、という曲なんですよ。それで世の中には、逆から見ると別の世界があって、裏も表も違うっていうことなんですけど…」「へえ、おもしろ~い。それって、じゃあファンの人はみんな知ってるんですか」「いやあ、あんまり伝わってないかも(笑)」
「今日、エスペランザ見たいんですよね。とにかくこの人、めちゃ評価高いですよね。なんでなんだろう。それをちょっと確かめてみたい」とスガさん。ちょうど6時少し前だったので、6時から客席で見ることにした。
エスペランザは超絶だった。それ以上に、とにかくかわいかった。「いや、あんなにベース弾きながら、あのヴォーカルできるなんて、すごいね」とスガさん感心しきり。そのライヴ評はまた改めて書くとして、ルーファス、タワー・オブ・パワー、スガシカオのユニークな三位一体は、確かに彼が言うとおり、日本のファンクの歴史の一ページを飾ったと言っていいだろう。
そして、もうひとつ、「どうやらバート・バカラックはファンクが好きらしい」という新たな都市伝説が生まれたことも忘れられない。
(東京ジャズ Tokyo Jazz についてはまだまだ続きます)
■ スガさんすでに自分のブログで今回のライヴについて書いています。当人の視点からの「東京ジャズ」
012年09月10日(月)
東京JAZZで、バート・バカラックに呼び出しくらった件。
http://ameblo.jp/shikao-blog/entry-11350905595.html
とても素晴らしい文章です。
■ルーファス最新作『ライヴ・イン・トウキョウ』を紹介する「ソウル・サーチン」ポッドキャスト(2012年9月9日放送分)期間限定でアップ。
http://soundcloud.com/soul_searchin_8/soul-searchin-2012-09-09-world#
■東京ジャズテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアム2012年10月16日(火)23:45 ~25:14 10月23日(水)23:45 ~25:14 10月30日(木)23:45 ~25:14 とのこと。詳細は後日発表。
■「91時91分」オリジナル収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0039QLECU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
「正義の味方」オリジナル収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00002DDGD/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ルーファス~ライヴ・ベスト 「エイント・ノーバディー」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Tony Maiden (Founding member, guitar, vocal)
Kevin Murphy (Founding member, keyboards, vocal)
Amanda Maiden (Vocal)
Valerie Davis (Vocal)
Donnell Spencer Jr. (Drums)
Robert “Pee We” Lee Hill (Bass)
Michiko Hill (Keyboards)
Michael Stever (Trumpet, Keyboards)
Donn Robin Wyatt (Keyboards)
Leonard Castro (Percussion)
Tower Of Power Horn Section
Emilio Castillo (Leader, Vocal, Sax)
Stephen “Doc” Kupka (Bariton Sax)
Adolfo Acosta (Trumpet)
Tom E Politzer (Sax)
Salvator Cracchiolo (Trumpet)
Featuring Guest:
Suga Shikao (Guest Vocal, Guitar)
■セットリスト
Setlist : Rufus Featuring Suga Shikao & Tower Of Power
September 9th, 2012 @ Kokusai Forum Forum A
show started 15:30
01.Once You Get Started (Tony)
02.You Got The Love (Amanda)
03.Ain’t Nobody (Valerie)
04.Sweet Thing (Amanda)
05.Golden Moon (黄金の月) [+Suga Shikao]
06.Super Hero (正義の味方)[+Suga Shikao, +Tower Of Power Horn Section]
07.9191(91時91分) [+Suga Shikao, +Tower Of Power Horn Section]
08.Do You Love What You Feel [+Larry Braggs]
Enc. Have A Good Time [All]
Show ended 16:22
(2012年9月9日日曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ、ルーファス&スガシカオ&タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012> Rufus, Tower Of Power, Suga Shikao)
◎東京ジャズ(パート3)~人生のサウンドトラックになるバカラック・メロディー
2012年9月12日 音楽◎東京ジャズ(パート3)~人生のサウンドトラックになるバカラック・メロディー
【Soundtrack For Life】
遭遇。
東京ジャズ。金曜日の夕方、僕はルーファス&スガシカオのリハーサルを見たあと、ミスター・バカラックに遭遇したことを書いた。昨日のブログでは、その後ルーファス、スガシカオ・ストーリーを追っていったが、時間軸ではバカラック遭遇後、いつのまにかバカラックのリハーサルがホールA、つまり本番の会場で始まっていたのだ。
その続きを書こう。
金曜夕方。
何かホールの方で音がするので、舞台袖に行くとバカラックのリハーサルが始まっていた。バカラックはピアノに座り、軽くミュージシャンに指示をしているが、ちょっとしたことのようで、なにかほぼ大体できていることを「確認」しているような風情だった。
ちょうどヒット曲メドレーの部分だったが、そうして見ていると僕の真後ろでひそひそ話をするブラザーがきていた。振り返るとテイク6のデイヴィッド・トーマスとクリスチャン・デントリーだ。小さな声で「ワオッ、素晴らしいな・・・」を連発している。そして、デイヴィッドのほうから「ハーイ、デイヴィッドだ、テイク6の」と握手を求めてきた。以前にも会ってインタヴューしたことなどを伝えると、ああそうだったか、だから君の顔見覚えあるのかと返事が。
ひそひそ声で「ミスター・バカラックには会ったことは?」と聞くと、「いや、ない。だから見に来たんだ」 「バカラックの曲、テイク6で歌ったことは?」 二人で顔をあわせ、しばし考えながら、「ないなあ。こんどやろうか」。
ヴァイオリンが一人しかいなかったが、オーケストラのような音がしていた。デイヴィッドが「あれは(パッチをあてて)キーボードと一緒にプレイして音が(複数)出てるようにしてるんだよ」と教えてくれた。
リハーサルでは、本番でプレイされるヒット曲メドレーもそのまま。次々と短く繰り出される名曲の数々にノックダウンさせられた。
リハーサルがリハーサルではなかった。もう本番さながらだった。こんなリハーサルを見せられたら、一体本番はどうなってしまうのだろう、と背筋がぞくぞくした。
土曜午後。
そして本番。ミスター・バカラックは土曜(9月8日)昼の回、3番目に登場した。2008年2月、同じ国際フォーラムのここホールAで行なわれたフルショーは2時間近くのものだった。
リハではジャージにTシャツだったが、本番はきっちりとジャケット、しかし中はTシャツ、下はジーンズにスニーカーだ。
テーマ(「ワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ・イズ・ラヴ」)が少し流れ、「先週亡くなったパートナーのミスター・ハル・デイヴィッドにこのメドレーを捧げます」と言って、最初のヒット・メドレーを始めた。流れるようなテンポで次々とヒット曲をメドレーにするのは、前回来日時もやっていたが、もう圧巻。これはヒット曲をたくさん持っている人だけができる特別の秘密兵器、特権だ。おそらくある程度年齢のいったヒット曲ファンだったら、「ああ、あれも、これも、これもバカラックかあ」と驚嘆するだろう。それぞれの曲に思い出があれば、そうしたものがメロディーとともにフラッシュバックしてくる。最近のリミックス・テープは曲が1分くらいずつ次々と変わっていくが、まるであんな感じで時の試練を生き抜いた数々の名曲が惜しげもなく披露される。
音量はそれほど大きくない。そして次々と奏でられるバカラックの作品はどれも曲が良すぎる。品と趣がある。
ある人は「小さな願い」に思い出があるかもしれない。ある人は「雨にぬれても」で映画を思い出すかもしれない。ひょっとすると「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」で青春がプレイバックする人もいるだろう。
バート・バカラックの音楽は、間違いなくそれぞれの聴き手にとって人生のサウンドトラックになっている。聴き手の人生に寄り添う楽曲を数多く生み出すことができる作曲家とはなんと素晴らしいこと。
前日の観客なしのホールでのリハーサルは音が若干響いていた。しかし、この日は音もしっかりしまっていた。
ヴェテラン・シンガー、ジョシー・ジェームスが歌う「エニワン・フー・ハド・ア・ハート」は、ディオンヌ、ルーサーのものが思い浮かんでくるが、ジョシーも実に情感を込める素晴らしいヴァージョンになっていた。もうひとりのシンガー、ドナ・テイラーも「ウェイティング・フォー・チャーリー」をフルで歌ったり、メドレーをもうひとりの男性シンガー、パガーニとわけたり、3人ともしっかりフィーチャーされ、いずれもしっかりとした歌唱を聴かせる。
ハイライト。
そして、一番感慨深かったのが、バカラック本人が「アルフィー」を歌ったところだ。弾き語りで始まり、音も小さく、漆黒になった会場のスポットが一本だけ中央のピアノの前にいるバカラックだけにあたる。音程もおぼつかない、あまり出ていないような声で「アルフィー」の歌詞をワンワード、ワンワード、なめるように、語りかけるかのようにゆっくり声にしていく。今は亡きハル・デイヴィッドのことを思っているのか、まるで泣き入りそうな声で歌う。ひょっとしてそれにつられて観客には泣いている人もいたかもしれない。
正面から見ると少し右に首をかしげるしぐさが印象的なバカラックの顔のアップが、左右に配置された大きなモニター・スクリーンに時折映る。なかなか味わい深く素敵だ。
デイヴィッド=バカラック作品は通常、バカラックが先に曲(メロディー)を作り、そこにデイヴィッドが詞をあてはめていくことが多いそうだが、「アルフィー」は珍しくハル・デイヴィッドが先に詞を書いてバカラックが曲を後からつけた。バカラック本人も自作曲中もっとも好きな作品だという。それもあってか、彼はこれを自らのステージで自ら歌うのだ。
「アルフィー」の後半、バンドが入り始め、コーラスが入り、後半の歌詞をジョン・パガーロ、ジョシー・ジェームス、ドナ・テイラーが歌って曲がどんどんビルドアップしていき最後は盛大に終了。そして、間髪をいれず万雷の拍手が鳴り響く。この夜の中でももっともハイライトとなったシーンだ。
一呼吸置いて「アルフィー」に続いて本編最後の「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」が歌われ、それが終わるとそれまで座席に座っていた観客が拍手をしながら立ち上がり始めた。この日初めてのスタンディング・オヴェーションだった。その波は時とともに会場全体を覆っていった。おそらく年齢層の高いこの日の観客層にとってぴったりの演目だったのだろう。
これが長く続き、アンコールに戻ってきたバカラックはシンガーのピガーロに指示し、「エニ・デイ・ナウ」が歌われた。
たぶん、この日ここにいた観客は、伝説の人をじっくり見たという感慨に浸ったにちがいない。
リハーサルでもほぼ出来上がっていた完成品だったが、そこにはひとつだけ欠けていたものがあった。それが観客の拍手、観客の視線だ。そう、本番ではこの二つがまざりあって、時と空間は完璧なものに仕上がっていた。どんなに完璧な演奏、歌、パフォーマンスも観客がいなければ、そこにマジックは生まれない。
バカラックの70分余のこの日のコンサートは、この会場に足を運んだ5000人の人にとって、新たな人生のサウンドトラックになったことだろう。
親日家。
家に戻り2008年2月のセットリストと見比べてみた。そうしたら、ほとんどメドレー部分など同じだった。つまり、バカラックやメンバーたちは少なくとも4年以上、これら同じことを日々やっているわけだ。だから、リハーサルもリハーサルではなく、本番と同じに仕上がっているわけだ。
ヴィオリンのエライザは前回は来日していなかったそうだ。オーケストラが付くときには、来ないという。一人でオーケストラ役を担うときにバカラックに帯同する。前回はフルオーケストラがついていた。
女性ヴォーカルのジョシー・ジェームスは、なんとLAの音楽シーンでは超有名なシンガーで、ジョージ・デューク・バンドの一員としてシーラEバンドらと参加。さらに、スティーヴィーからアル・ジャロウなど多数のレコードでセッション・シンガーとして活躍。スティーヴィーの傑作『キー・オブ・ライフ』での「アナザー・スター」に彼女の声が入っており、この曲に日本の久保田利伸が大変インスパイアーされ、彼がツアーをするときに彼女に声をかけた。久保田利伸ツアーでは「ラヴィン・ユー・イズ・ソー・イージー」を歌ったそうだ。いずれ自身のコンサートで日本にやってきたいという親日家だ。
バート・バカラックは1928年5月12日生まれ。昭和3年生まれ。辰年。84歳。
バカラックのコンサートはしっかりと余韻を残しながら終了した。
そして、僕はその後、ルーファスたちのリハーサルに向かった。
(その模様は、昨日のブログをごらんください)
(東京ジャズの項続く)
東京ジャズ、他のライヴ評、セットリストなどは明日以降、近日中にまとめます。
■「アルフィー」のバート・バカラック・ピアノ弾き語りヴァージョン
フォーラムでも最初はこんな感じでした。後半バンドが入り、シンガーたちが歌った。これは、珍しく作詞家ハル・デイヴィッドが裂きに詞を書いて、それにバカラックが曲をつけたそう。
http://youtu.be/dus37M9-k9o
■東京ジャズ・10月にテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアムで、次の日時。
2012年10月16日(火)23:45 ~25:14
10月23日(水)23:45 ~25:14
10月30日(木)23:45 ~25:14 。
どの日にどのアーティストが放映されるかなど詳細は後日発表。放映時間は各日89分なので3日間でも270分弱。ステージは最低でも50分x12本、約600分以上におよぶので半分程度に編集されるものと思われる。
■関連記事
バート・バカラック・コンサート
2008年02月17日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10073259727.html
前回ライヴ評。
作詞家ハル・デイヴィッド死去~アメリカポピュラー音楽史に金字塔残す
2012年09月04日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11345304796.html
■バカラック生誕80年記念アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNGW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライヴ・イン・ジャパン(1971年のライヴ盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861U02/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Burt Bacharach (Conductor, Piano, Vocal)
Eliza James (Violin)
David Coy (Bass)
Tom Ehelen (Trumpet, Flugel Horn)
David Joyce (Keyboards)
Dennis Wilson (Woodwinds)
Bill Cantos (Keyboards)
John Ferraro (Drums)
Josie James (Vocal)
John Pagano (Vocal)
Donna Taylor (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Burt Bachrach @ Kokusai Forum, Forum A, Spetember 8, 2012
Show started 15:21
01. What The World Needs Is Love世界は愛を求めている (ジャッキー・デシャノン1965)
メドレー1 (1963年~1968年ごろの楽曲メドレー)(2~11)
02. Don’t Make Me Over ドント・メイク・ミー・オーヴァー (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
03. Walk On Byウォーク・オン・バイ (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
04. This Guy’s In Love With You ディス・ガイ(ハーブ・アルパート 1968)
05. I Say A Little Prayer小さな願い (ディオンヌ・ワーウィック 1967)
06. Trains & Boats & Planes 汽車と船と飛行機(ディオンヌ・ワーウィック 1967)
07. (There’s) Always Something There To Remind Me恋のウエイト・リフティング(サンディ・ショウ 1965)
08. One Less Bell To Answer悲しみは鐘の音とともに (フィフス・ディメンション 1970)
09. I’ll Never Fall In Love Again 恋よ、さようなら(ディオンヌ・ワーウィック 1969)
10. Only Love Can Break A Heart 恋の痛手(ジーン・ピットニー 1962)
11.Do You Know The Way To San Joseサン・ホセの道 (ディオンヌ・ワーウィック 1968)
12.Anyone Who Had A Heart 恋するハート(ディオンヌ・ワーウィック 1968)
13.I Just Don’t Know What to Do with Myself (トミー・ハント、ダスティー・スプリングフィールド 1964)
14.Waiting For Charlie (To Come Home) (エッタ・ジェームス)
15.My Little Red Book (マンフレッド・マン 1965)
16. (They Long To Be) Close To You 遥かなる影(カーペンターズ 1970)
メドレー2 映画音楽メドレー (17-27)
17.The Look Of Love 恋の面影(ダスティー・スプリングフィールド 1967 映画『007 カジノ・ロワイヤル』)
18.Arthur’s Theme ニューヨーク・シティ・セレネーデ(クリストファー・クロス 1981 映画『ミスター・アーサー』)
19.What’s New Pussy Cat 何かいいことないか子猫ちゃん(トム・ジョーンズ 1965 映画『何かいいことないか子猫ちゃん』)
20.The World Is A Circle 地球は丸い(1973 映画『失われた地平線』)
21.April Fools エイプリル・フール(ディオンヌ・ワーウィック 1969 映画『幸せはパリで』)
22.Raindrops Keep Fallin’ On My Head 雨にぬれても(BJトーマス 1969 映画『明日に向かって撃て』)
23.The Man Who Shot Liberty Valance リバティ・バランスを討った男(ジーン・ピットニー 1962 映画『リバティ・バランスを討った男』)
24.Making Love メイキング・ラヴ(ロバータ・フラック 1982 映画『メイキング・ラヴ』)
25.Wives & Lovers 素晴らしき恋人たち(ジャック・ジョーンズ 1961 映画『素晴らしき恋人たち』用、しかし不採用)
26.Alfie アルフィー(シラ・ブラック 1966 映画『アルフィー』、ヴァネッサ・ウィリアムス 1996 TBSテレビドラマ『変奏曲』)
27.A House Is Not A Home ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム(ブルック・ベントン 1964 映画『禁じられた家』)
Encore : Any Day Now エニィ・デイ・ナウ(チャック・ジャクソン 1962)
Show ended 16:34
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、東京ジャズ、バート・バカラック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bacharach, Burt
【Soundtrack For Life】
遭遇。
東京ジャズ。金曜日の夕方、僕はルーファス&スガシカオのリハーサルを見たあと、ミスター・バカラックに遭遇したことを書いた。昨日のブログでは、その後ルーファス、スガシカオ・ストーリーを追っていったが、時間軸ではバカラック遭遇後、いつのまにかバカラックのリハーサルがホールA、つまり本番の会場で始まっていたのだ。
その続きを書こう。
金曜夕方。
何かホールの方で音がするので、舞台袖に行くとバカラックのリハーサルが始まっていた。バカラックはピアノに座り、軽くミュージシャンに指示をしているが、ちょっとしたことのようで、なにかほぼ大体できていることを「確認」しているような風情だった。
ちょうどヒット曲メドレーの部分だったが、そうして見ていると僕の真後ろでひそひそ話をするブラザーがきていた。振り返るとテイク6のデイヴィッド・トーマスとクリスチャン・デントリーだ。小さな声で「ワオッ、素晴らしいな・・・」を連発している。そして、デイヴィッドのほうから「ハーイ、デイヴィッドだ、テイク6の」と握手を求めてきた。以前にも会ってインタヴューしたことなどを伝えると、ああそうだったか、だから君の顔見覚えあるのかと返事が。
ひそひそ声で「ミスター・バカラックには会ったことは?」と聞くと、「いや、ない。だから見に来たんだ」 「バカラックの曲、テイク6で歌ったことは?」 二人で顔をあわせ、しばし考えながら、「ないなあ。こんどやろうか」。
ヴァイオリンが一人しかいなかったが、オーケストラのような音がしていた。デイヴィッドが「あれは(パッチをあてて)キーボードと一緒にプレイして音が(複数)出てるようにしてるんだよ」と教えてくれた。
リハーサルでは、本番でプレイされるヒット曲メドレーもそのまま。次々と短く繰り出される名曲の数々にノックダウンさせられた。
リハーサルがリハーサルではなかった。もう本番さながらだった。こんなリハーサルを見せられたら、一体本番はどうなってしまうのだろう、と背筋がぞくぞくした。
土曜午後。
そして本番。ミスター・バカラックは土曜(9月8日)昼の回、3番目に登場した。2008年2月、同じ国際フォーラムのここホールAで行なわれたフルショーは2時間近くのものだった。
リハではジャージにTシャツだったが、本番はきっちりとジャケット、しかし中はTシャツ、下はジーンズにスニーカーだ。
テーマ(「ワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ・イズ・ラヴ」)が少し流れ、「先週亡くなったパートナーのミスター・ハル・デイヴィッドにこのメドレーを捧げます」と言って、最初のヒット・メドレーを始めた。流れるようなテンポで次々とヒット曲をメドレーにするのは、前回来日時もやっていたが、もう圧巻。これはヒット曲をたくさん持っている人だけができる特別の秘密兵器、特権だ。おそらくある程度年齢のいったヒット曲ファンだったら、「ああ、あれも、これも、これもバカラックかあ」と驚嘆するだろう。それぞれの曲に思い出があれば、そうしたものがメロディーとともにフラッシュバックしてくる。最近のリミックス・テープは曲が1分くらいずつ次々と変わっていくが、まるであんな感じで時の試練を生き抜いた数々の名曲が惜しげもなく披露される。
音量はそれほど大きくない。そして次々と奏でられるバカラックの作品はどれも曲が良すぎる。品と趣がある。
ある人は「小さな願い」に思い出があるかもしれない。ある人は「雨にぬれても」で映画を思い出すかもしれない。ひょっとすると「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」で青春がプレイバックする人もいるだろう。
バート・バカラックの音楽は、間違いなくそれぞれの聴き手にとって人生のサウンドトラックになっている。聴き手の人生に寄り添う楽曲を数多く生み出すことができる作曲家とはなんと素晴らしいこと。
前日の観客なしのホールでのリハーサルは音が若干響いていた。しかし、この日は音もしっかりしまっていた。
ヴェテラン・シンガー、ジョシー・ジェームスが歌う「エニワン・フー・ハド・ア・ハート」は、ディオンヌ、ルーサーのものが思い浮かんでくるが、ジョシーも実に情感を込める素晴らしいヴァージョンになっていた。もうひとりのシンガー、ドナ・テイラーも「ウェイティング・フォー・チャーリー」をフルで歌ったり、メドレーをもうひとりの男性シンガー、パガーニとわけたり、3人ともしっかりフィーチャーされ、いずれもしっかりとした歌唱を聴かせる。
ハイライト。
そして、一番感慨深かったのが、バカラック本人が「アルフィー」を歌ったところだ。弾き語りで始まり、音も小さく、漆黒になった会場のスポットが一本だけ中央のピアノの前にいるバカラックだけにあたる。音程もおぼつかない、あまり出ていないような声で「アルフィー」の歌詞をワンワード、ワンワード、なめるように、語りかけるかのようにゆっくり声にしていく。今は亡きハル・デイヴィッドのことを思っているのか、まるで泣き入りそうな声で歌う。ひょっとしてそれにつられて観客には泣いている人もいたかもしれない。
正面から見ると少し右に首をかしげるしぐさが印象的なバカラックの顔のアップが、左右に配置された大きなモニター・スクリーンに時折映る。なかなか味わい深く素敵だ。
デイヴィッド=バカラック作品は通常、バカラックが先に曲(メロディー)を作り、そこにデイヴィッドが詞をあてはめていくことが多いそうだが、「アルフィー」は珍しくハル・デイヴィッドが先に詞を書いてバカラックが曲を後からつけた。バカラック本人も自作曲中もっとも好きな作品だという。それもあってか、彼はこれを自らのステージで自ら歌うのだ。
「アルフィー」の後半、バンドが入り始め、コーラスが入り、後半の歌詞をジョン・パガーロ、ジョシー・ジェームス、ドナ・テイラーが歌って曲がどんどんビルドアップしていき最後は盛大に終了。そして、間髪をいれず万雷の拍手が鳴り響く。この夜の中でももっともハイライトとなったシーンだ。
一呼吸置いて「アルフィー」に続いて本編最後の「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」が歌われ、それが終わるとそれまで座席に座っていた観客が拍手をしながら立ち上がり始めた。この日初めてのスタンディング・オヴェーションだった。その波は時とともに会場全体を覆っていった。おそらく年齢層の高いこの日の観客層にとってぴったりの演目だったのだろう。
これが長く続き、アンコールに戻ってきたバカラックはシンガーのピガーロに指示し、「エニ・デイ・ナウ」が歌われた。
たぶん、この日ここにいた観客は、伝説の人をじっくり見たという感慨に浸ったにちがいない。
リハーサルでもほぼ出来上がっていた完成品だったが、そこにはひとつだけ欠けていたものがあった。それが観客の拍手、観客の視線だ。そう、本番ではこの二つがまざりあって、時と空間は完璧なものに仕上がっていた。どんなに完璧な演奏、歌、パフォーマンスも観客がいなければ、そこにマジックは生まれない。
バカラックの70分余のこの日のコンサートは、この会場に足を運んだ5000人の人にとって、新たな人生のサウンドトラックになったことだろう。
親日家。
家に戻り2008年2月のセットリストと見比べてみた。そうしたら、ほとんどメドレー部分など同じだった。つまり、バカラックやメンバーたちは少なくとも4年以上、これら同じことを日々やっているわけだ。だから、リハーサルもリハーサルではなく、本番と同じに仕上がっているわけだ。
ヴィオリンのエライザは前回は来日していなかったそうだ。オーケストラが付くときには、来ないという。一人でオーケストラ役を担うときにバカラックに帯同する。前回はフルオーケストラがついていた。
女性ヴォーカルのジョシー・ジェームスは、なんとLAの音楽シーンでは超有名なシンガーで、ジョージ・デューク・バンドの一員としてシーラEバンドらと参加。さらに、スティーヴィーからアル・ジャロウなど多数のレコードでセッション・シンガーとして活躍。スティーヴィーの傑作『キー・オブ・ライフ』での「アナザー・スター」に彼女の声が入っており、この曲に日本の久保田利伸が大変インスパイアーされ、彼がツアーをするときに彼女に声をかけた。久保田利伸ツアーでは「ラヴィン・ユー・イズ・ソー・イージー」を歌ったそうだ。いずれ自身のコンサートで日本にやってきたいという親日家だ。
バート・バカラックは1928年5月12日生まれ。昭和3年生まれ。辰年。84歳。
バカラックのコンサートはしっかりと余韻を残しながら終了した。
そして、僕はその後、ルーファスたちのリハーサルに向かった。
(その模様は、昨日のブログをごらんください)
(東京ジャズの項続く)
東京ジャズ、他のライヴ評、セットリストなどは明日以降、近日中にまとめます。
■「アルフィー」のバート・バカラック・ピアノ弾き語りヴァージョン
フォーラムでも最初はこんな感じでした。後半バンドが入り、シンガーたちが歌った。これは、珍しく作詞家ハル・デイヴィッドが裂きに詞を書いて、それにバカラックが曲をつけたそう。
http://youtu.be/dus37M9-k9o
■東京ジャズ・10月にテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアムで、次の日時。
2012年10月16日(火)23:45 ~25:14
10月23日(水)23:45 ~25:14
10月30日(木)23:45 ~25:14 。
どの日にどのアーティストが放映されるかなど詳細は後日発表。放映時間は各日89分なので3日間でも270分弱。ステージは最低でも50分x12本、約600分以上におよぶので半分程度に編集されるものと思われる。
■関連記事
バート・バカラック・コンサート
2008年02月17日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10073259727.html
前回ライヴ評。
作詞家ハル・デイヴィッド死去~アメリカポピュラー音楽史に金字塔残す
2012年09月04日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11345304796.html
■バカラック生誕80年記念アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNGW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライヴ・イン・ジャパン(1971年のライヴ盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008861U02/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Burt Bacharach (Conductor, Piano, Vocal)
Eliza James (Violin)
David Coy (Bass)
Tom Ehelen (Trumpet, Flugel Horn)
David Joyce (Keyboards)
Dennis Wilson (Woodwinds)
Bill Cantos (Keyboards)
John Ferraro (Drums)
Josie James (Vocal)
John Pagano (Vocal)
Donna Taylor (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Burt Bachrach @ Kokusai Forum, Forum A, Spetember 8, 2012
Show started 15:21
01. What The World Needs Is Love世界は愛を求めている (ジャッキー・デシャノン1965)
メドレー1 (1963年~1968年ごろの楽曲メドレー)(2~11)
02. Don’t Make Me Over ドント・メイク・ミー・オーヴァー (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
03. Walk On Byウォーク・オン・バイ (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
04. This Guy’s In Love With You ディス・ガイ(ハーブ・アルパート 1968)
05. I Say A Little Prayer小さな願い (ディオンヌ・ワーウィック 1967)
06. Trains & Boats & Planes 汽車と船と飛行機(ディオンヌ・ワーウィック 1967)
07. (There’s) Always Something There To Remind Me恋のウエイト・リフティング(サンディ・ショウ 1965)
08. One Less Bell To Answer悲しみは鐘の音とともに (フィフス・ディメンション 1970)
09. I’ll Never Fall In Love Again 恋よ、さようなら(ディオンヌ・ワーウィック 1969)
10. Only Love Can Break A Heart 恋の痛手(ジーン・ピットニー 1962)
11.Do You Know The Way To San Joseサン・ホセの道 (ディオンヌ・ワーウィック 1968)
12.Anyone Who Had A Heart 恋するハート(ディオンヌ・ワーウィック 1968)
13.I Just Don’t Know What to Do with Myself (トミー・ハント、ダスティー・スプリングフィールド 1964)
14.Waiting For Charlie (To Come Home) (エッタ・ジェームス)
15.My Little Red Book (マンフレッド・マン 1965)
16. (They Long To Be) Close To You 遥かなる影(カーペンターズ 1970)
メドレー2 映画音楽メドレー (17-27)
17.The Look Of Love 恋の面影(ダスティー・スプリングフィールド 1967 映画『007 カジノ・ロワイヤル』)
18.Arthur’s Theme ニューヨーク・シティ・セレネーデ(クリストファー・クロス 1981 映画『ミスター・アーサー』)
19.What’s New Pussy Cat 何かいいことないか子猫ちゃん(トム・ジョーンズ 1965 映画『何かいいことないか子猫ちゃん』)
20.The World Is A Circle 地球は丸い(1973 映画『失われた地平線』)
21.April Fools エイプリル・フール(ディオンヌ・ワーウィック 1969 映画『幸せはパリで』)
22.Raindrops Keep Fallin’ On My Head 雨にぬれても(BJトーマス 1969 映画『明日に向かって撃て』)
23.The Man Who Shot Liberty Valance リバティ・バランスを討った男(ジーン・ピットニー 1962 映画『リバティ・バランスを討った男』)
24.Making Love メイキング・ラヴ(ロバータ・フラック 1982 映画『メイキング・ラヴ』)
25.Wives & Lovers 素晴らしき恋人たち(ジャック・ジョーンズ 1961 映画『素晴らしき恋人たち』用、しかし不採用)
26.Alfie アルフィー(シラ・ブラック 1966 映画『アルフィー』、ヴァネッサ・ウィリアムス 1996 TBSテレビドラマ『変奏曲』)
27.A House Is Not A Home ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム(ブルック・ベントン 1964 映画『禁じられた家』)
Encore : Any Day Now エニィ・デイ・ナウ(チャック・ジャクソン 1962)
Show ended 16:34
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、東京ジャズ、バート・バカラック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bacharach, Burt
◎ジョー・サンプルはザディコ大使~東京ジャズ(パート4)~
2012年9月13日 音楽◎ジョー・サンプルはザディコ大使~東京ジャズ(パート4)~
【Joe Sample & Creole Joe Band : Ambassador Of Zydeco: Tokyo Jazz (Part 4)】
大使。
東京ジャズの土曜日(2012年9月8日)夜の回に登場したジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド。昨年クレオール・バンドをブルーノートで世界初お披露目したが、それを東京ジャズでどーんとやってみせた。大きなホールが、ザディコのパーティー会場に。(なったかはよくわからないが(笑))
たぶん、ザディコという音楽は東京ジャズの観客にとってはほとんどなじみはないかと思うが、ひじょうにわかりやすいダンス・ミュージックとして、ある程度受け入れられていたのではないだろうか。
ザディコとは一言でいえばアメリカ南部、ルイジアナ、テキサス周辺で生まれ、発展した黒人、クレオールたちのダンス・ミュージック。ジョーによれば、昔は「ララ・ミュージック」と呼ばれていたが、1970年代になってから「ザディコ」という名称で呼ばれるようになったという。アコーディオン、洗濯板(ウォッシュボード)などを使うサウンドが特徴。
ブルーノートでのライヴは、基本的には東京ジャズのセットリストに若干曲を加えたもの。昨年のものとも曲を変えているが基本、コンセプトは同じだ。
ひとたび聞けば楽しいハッピーなダンス・ミュージックとわかると思う。子供の頃からこれに親しんできたジョー・サンプルがこのバンドをやって、ザディコを世界に広めている姿を見ると、彼がまさにザディコの大使だと痛感した。
1曲アコーディオンを持って弾くと「ふ~~、これは50ポンド(22キロ)もあるんだ」と本当に重そうにこぼす。そして簡単にザディコ音楽について解説してから曲へ。
基本的にはミディアム調からアップテンポののりのいいパーティー・ミュージックで、南部では家にみんなが集まってやるハウス・パーティーのような雰囲気だ。
今回初来日となった女性シンガー、エリカがジョーのザディコ新作『クレオール・ジョー・バンド』にも収録された「イフ・エニーバディー・アスク・ユー」をジョーのピアノだけで歌ったが、かなりよかった。しっかりした歌唱、張りのある太い声。普通のソウル、R&B歌ってもおもしろそう。
粋男レイ・パーカーが歌う「プリーズ・フォーギヴ・ミー」は昔いろいろ悪いことしたけど、許しておくれ、というおもしろい曲。レイは短パンにオレンジのTシャツという、ハワイの海岸にでもいそうな軽装。
このショー、見所はたくさんあるが、ニューオーリンズ在住のギタリスト、山岸潤史とレイ・パーカーのギター・バトルなどもおもしろい。一人海を渡り現地に溶け込み活躍している山岸潤史はブルースの世界で言えば、イチローのような存在ではないかと思う。
なお、ヴォーカルのブルース・サンピーは土曜日東京ジャズでのパフォーマンスをした後、息子さんが怪我で足を骨折したという報を聞き急遽帰国したため、名古屋、東京は彼なしでやることになった。
(ジョー・サンプル関連の項、続きます。彼の次の新作は、NDR楽団とのビッグバンド作品)
■ジョー・サンプル過去関連記事(一部)
(ザディコについての説明なども含む)
ジョー・サンプルズ・クレオール・バンド・ライヴ(パート1)~ルイジアナのごきげんなパーティー・
2011年05月15日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10891724589.html
ジョー・サンプル・クレオール・ジョー・バンド(パート2)
2011年05月16日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10892545704.html
ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド(パート3)
2011年05月17日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10893648769.html
ジョー・サンプル・インタヴュー (パート1)~還暦でザディコを再発見
2011年05月20日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10896648106.html
ジョー・サンプル・インタヴュー (パート2)~電気キーボードの登場でツアーを続ける
2011年05月21日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10896664720.html
■ジョー・サンプル最新盤 『クレオール・ジョー・バンド』(ジョーが念願のザディコをやったアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005I7AR3K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
ジョー・サンプル(ピアノ、アコーディオン)Joe Sample(p,accourdion)
レイ・パーカーJr.(ギター、ヴォーカル)Ray Parker Jr.(g,vo)
ニック・サンプル(ベース、ヴォーカル)Nick Sample(b,vo)
ダグ・ベローテ(ドラムス)Doug Belote(ds)
山岸 潤史(ギター)June Yamagishi(g)
スキップ・ナリア(キーボード)Skip Nalia(key)
エリカ・フォールズ(ヴォーカル)Erica Falls(vo)
アレックス・マクドナルド(スクラビングボード、トランペット)Alex McDonald(scrubbing-board,tp)
ブルース・サンピー・バーンズ Bruce "Sunpie" Barnes (vo,accordion)(土曜日のみ)
■セットリスト:東京ジャズ 2012年9月8日(土)
Setlist: ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド
Show started 19:25?
01.Creole Joe
02.Louisiana Lovin’
03.Zydeco Zoo
04.Boomti Boomti Boom
05.Sugar On The Floor
06.Louisiana Woman Texas Man
07.Higher Ground
08.Please Forgive Me
Show ended 20:07
■セットリスト:ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド、2012年9月11日(火)
@ブルーノート東京
show started 21:32
01.Creole Jo
02.Louisiana Lovin’
03.Down In New Orleans
04.Don’t You Touch My Cush Cush
05.Zydeco Train
06.Higher Ground
07.If Anybody Ask You (Erica Falls)
08.Boomti Boomti Boom
09.Please Forgive Me (Ray Parker)
10.Zydeco Boogaloo
11.Creole Joe Groove (Theme)
Enc. Louisiana Woman, Texas Man
Show ended 22:54
(2012年9月11日火曜、東京ブルーノート、ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Creole Joe Band
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012
2012-
【Joe Sample & Creole Joe Band : Ambassador Of Zydeco: Tokyo Jazz (Part 4)】
大使。
東京ジャズの土曜日(2012年9月8日)夜の回に登場したジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド。昨年クレオール・バンドをブルーノートで世界初お披露目したが、それを東京ジャズでどーんとやってみせた。大きなホールが、ザディコのパーティー会場に。(なったかはよくわからないが(笑))
たぶん、ザディコという音楽は東京ジャズの観客にとってはほとんどなじみはないかと思うが、ひじょうにわかりやすいダンス・ミュージックとして、ある程度受け入れられていたのではないだろうか。
ザディコとは一言でいえばアメリカ南部、ルイジアナ、テキサス周辺で生まれ、発展した黒人、クレオールたちのダンス・ミュージック。ジョーによれば、昔は「ララ・ミュージック」と呼ばれていたが、1970年代になってから「ザディコ」という名称で呼ばれるようになったという。アコーディオン、洗濯板(ウォッシュボード)などを使うサウンドが特徴。
ブルーノートでのライヴは、基本的には東京ジャズのセットリストに若干曲を加えたもの。昨年のものとも曲を変えているが基本、コンセプトは同じだ。
ひとたび聞けば楽しいハッピーなダンス・ミュージックとわかると思う。子供の頃からこれに親しんできたジョー・サンプルがこのバンドをやって、ザディコを世界に広めている姿を見ると、彼がまさにザディコの大使だと痛感した。
1曲アコーディオンを持って弾くと「ふ~~、これは50ポンド(22キロ)もあるんだ」と本当に重そうにこぼす。そして簡単にザディコ音楽について解説してから曲へ。
基本的にはミディアム調からアップテンポののりのいいパーティー・ミュージックで、南部では家にみんなが集まってやるハウス・パーティーのような雰囲気だ。
今回初来日となった女性シンガー、エリカがジョーのザディコ新作『クレオール・ジョー・バンド』にも収録された「イフ・エニーバディー・アスク・ユー」をジョーのピアノだけで歌ったが、かなりよかった。しっかりした歌唱、張りのある太い声。普通のソウル、R&B歌ってもおもしろそう。
粋男レイ・パーカーが歌う「プリーズ・フォーギヴ・ミー」は昔いろいろ悪いことしたけど、許しておくれ、というおもしろい曲。レイは短パンにオレンジのTシャツという、ハワイの海岸にでもいそうな軽装。
このショー、見所はたくさんあるが、ニューオーリンズ在住のギタリスト、山岸潤史とレイ・パーカーのギター・バトルなどもおもしろい。一人海を渡り現地に溶け込み活躍している山岸潤史はブルースの世界で言えば、イチローのような存在ではないかと思う。
なお、ヴォーカルのブルース・サンピーは土曜日東京ジャズでのパフォーマンスをした後、息子さんが怪我で足を骨折したという報を聞き急遽帰国したため、名古屋、東京は彼なしでやることになった。
(ジョー・サンプル関連の項、続きます。彼の次の新作は、NDR楽団とのビッグバンド作品)
■ジョー・サンプル過去関連記事(一部)
(ザディコについての説明なども含む)
ジョー・サンプルズ・クレオール・バンド・ライヴ(パート1)~ルイジアナのごきげんなパーティー・
2011年05月15日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10891724589.html
ジョー・サンプル・クレオール・ジョー・バンド(パート2)
2011年05月16日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10892545704.html
ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド(パート3)
2011年05月17日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10893648769.html
ジョー・サンプル・インタヴュー (パート1)~還暦でザディコを再発見
2011年05月20日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10896648106.html
ジョー・サンプル・インタヴュー (パート2)~電気キーボードの登場でツアーを続ける
2011年05月21日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10896664720.html
■ジョー・サンプル最新盤 『クレオール・ジョー・バンド』(ジョーが念願のザディコをやったアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005I7AR3K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
ジョー・サンプル(ピアノ、アコーディオン)Joe Sample(p,accourdion)
レイ・パーカーJr.(ギター、ヴォーカル)Ray Parker Jr.(g,vo)
ニック・サンプル(ベース、ヴォーカル)Nick Sample(b,vo)
ダグ・ベローテ(ドラムス)Doug Belote(ds)
山岸 潤史(ギター)June Yamagishi(g)
スキップ・ナリア(キーボード)Skip Nalia(key)
エリカ・フォールズ(ヴォーカル)Erica Falls(vo)
アレックス・マクドナルド(スクラビングボード、トランペット)Alex McDonald(scrubbing-board,tp)
ブルース・サンピー・バーンズ Bruce "Sunpie" Barnes (vo,accordion)(土曜日のみ)
■セットリスト:東京ジャズ 2012年9月8日(土)
Setlist: ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド
Show started 19:25?
01.Creole Joe
02.Louisiana Lovin’
03.Zydeco Zoo
04.Boomti Boomti Boom
05.Sugar On The Floor
06.Louisiana Woman Texas Man
07.Higher Ground
08.Please Forgive Me
Show ended 20:07
■セットリスト:ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド、2012年9月11日(火)
@ブルーノート東京
show started 21:32
01.Creole Jo
02.Louisiana Lovin’
03.Down In New Orleans
04.Don’t You Touch My Cush Cush
05.Zydeco Train
06.Higher Ground
07.If Anybody Ask You (Erica Falls)
08.Boomti Boomti Boom
09.Please Forgive Me (Ray Parker)
10.Zydeco Boogaloo
11.Creole Joe Groove (Theme)
Enc. Louisiana Woman, Texas Man
Show ended 22:54
(2012年9月11日火曜、東京ブルーノート、ジョー・サンプル&クレオール・ジョー・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Creole Joe Band
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012
2012-
◎東京ジャズ(パート5)~テイク6とベンEキング
2012年9月14日 音楽◎東京ジャズ(パート5)~テイク6とベンEキング
【Tokyo Jazz (Part 5) Take 6 & Ben E King】
テイク6。
東京ジャズ初日の昼の部、そのトップを飾ったのが6人組みアカペラ・グループ、テイク6。今回は2012年2月以来通算22度目の来日。相変わらずそのハーモニーのうまさは抜群。声だけで好きな曲を思う存分歌えるってなんて素晴らしいことか。
人が何人か集まれば楽しめるアカペラ。こんなに安価に楽しめる遊び、エンタテインメントは他にない。
「オールド・スクール・メドレー」は様々な人のヒットを次々とメドレーでやる。おなじみの曲ばかりをアカペラにするとこうなるというのがはっきりわかって入門編にはとてもいい。
テイク6の低音、アルヴィン・チアがやはりめちゃくちゃ低音が響く。彼を聞いていたとき、日本を代表するベース音・佐藤善雄さんと北山陽一さんの3人を合わせて、ハモッてもらったらどうなるか、なんて想像しながら楽しんだ。
セットリスト2曲目3曲目は、新曲。
■テイク6過去関連記事(一部)
アカペラ最高峰、テイク6~2月14日にオーケストラと共演
2012年02月12日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11160938088.html
ドクター・セドリック・デントが復帰したテイク6~20回目の来日
2010年05月19日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10538649996.html
テイク6は、ベスト6
2008年04月09日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10086804027.html
(ここに過去記事一覧)
■テイク6最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006WFSY9Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
David Thomas
Claude McKnight
Alvin Chea
Mark Kibble
Joey Kibble
Christian Dentley
■ セットリスト テイク6
Setlist : Take 6, September 9, 2012 @ Kokusai Forum Forum A
Show started 13:05
01.Come On
02.One
03.Down Here I’ve Done My Best
04.Windmills
05.Biggest Part Of Me
06.Just In Time
07.Old School Medley: How Come You Don’t Love Me Anymore – You Can’t Hide Love – What A Fool Believe – I Wish – Rock With You – Remember The Time – Human Nature –
08.So Much 2 Say – a riff of Beat It – a riff of Thriller - a riff of Heal The World
09.Sing A Song
Show ended 13:55
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ2012、テイク6・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012>Take 6
~~~
E(いい)ひと。
ベン・Eひと・キングは、日本の村田陽一率いるビッグバンドとともに。おなじみの大ヒットが次々とビッグバンドで歌われるので、かなり贅沢な感じ。舌をぺろりとやるしぐさが特徴的。
ソウル・シンガーになる前は、ジャズ・シンガーとしてやっていた時期もあるというベン・E・キングだけに、ジャズのスタンダードもそつなくこなす。
「スタンド・バイ・ミー」など、往年の高い声が出ないようだが、この曲を書いてヒットさせた本人がステージで生で歌えば、それだけで感謝だ。
土曜(初日)昼の部の3番目はバート・バカラック。このライヴ評はすでに書いた。↓
東京ジャズ(パート3)~人生のサウンドトラックになるバカラック・メロディー
2012年09月12日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11351703450.html
■ ベン・E・キング過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11344735491.html
■5枚組で1800円。ベン・E・キング。僕も今回の来日で思わず買ってしまった(笑) 1枚400円以下って、スタバでコーヒー飲むよりやすい…
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003U7RP7Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Ben E. King (Vocal)
Murata Yoichi (Conductor, 1st Trombone)
Sakuma Isao (1st Trumpet)
Sugasaka Masahiko (2nd Trumpet)
Yokoyama Hitoshi (3rd Trumpet)
Naka Kenichiro (4th Trumpet)
Enomoto Yusuke (2nd Trombone)
Toko Azusa (3rd Trombone)
Asari Katsuhisa (Bass Trombone)
Honda Masato (1st Alton Sax)
Kazuhiko Kondo (2nd Alto Sax)
Takeno Masakuni (1st Tenor Sax)
Honma Masato (2nd Tenor Sax)
Yoshida Osamu (Baritone Sax)
Sasaji Masanori (Piano)
Takamizu Kenji (Bass)
Yamaki Hideo (Drums)
■セットリスト ベンEキング
Setlist : Ben E King, September 8th, 2012
Show started 14:10
01.Manteca (Instrumental) (Dizzy Gillespie)
02.You Don’t Know What Love Is (Instrumental) (Carol Bruce – Miles Davis, etc)
~~Ben E King in on “Stand By Me”
03.Hallelujah I Love Her So [Ray Charles]
04.Spanish Harlem
05.This Magic Moment
06.Misty (Erroll Garner)
07.Just For A Thrill (Ray Charles)
08.Save The Last Dance For Me
09.I Want A Little Girl
10.You’re Drivin’ Me Crazy (Guy Lombardo & His Royal Canadians)
11.Stand By Me – a riff of You’re My Sunshine
Show ended 15:05
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ2012、ベン・E・キング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012> King, Ben E.
【Tokyo Jazz (Part 5) Take 6 & Ben E King】
テイク6。
東京ジャズ初日の昼の部、そのトップを飾ったのが6人組みアカペラ・グループ、テイク6。今回は2012年2月以来通算22度目の来日。相変わらずそのハーモニーのうまさは抜群。声だけで好きな曲を思う存分歌えるってなんて素晴らしいことか。
人が何人か集まれば楽しめるアカペラ。こんなに安価に楽しめる遊び、エンタテインメントは他にない。
「オールド・スクール・メドレー」は様々な人のヒットを次々とメドレーでやる。おなじみの曲ばかりをアカペラにするとこうなるというのがはっきりわかって入門編にはとてもいい。
テイク6の低音、アルヴィン・チアがやはりめちゃくちゃ低音が響く。彼を聞いていたとき、日本を代表するベース音・佐藤善雄さんと北山陽一さんの3人を合わせて、ハモッてもらったらどうなるか、なんて想像しながら楽しんだ。
セットリスト2曲目3曲目は、新曲。
■テイク6過去関連記事(一部)
アカペラ最高峰、テイク6~2月14日にオーケストラと共演
2012年02月12日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11160938088.html
ドクター・セドリック・デントが復帰したテイク6~20回目の来日
2010年05月19日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10538649996.html
テイク6は、ベスト6
2008年04月09日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10086804027.html
(ここに過去記事一覧)
■テイク6最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006WFSY9Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
David Thomas
Claude McKnight
Alvin Chea
Mark Kibble
Joey Kibble
Christian Dentley
■ セットリスト テイク6
Setlist : Take 6, September 9, 2012 @ Kokusai Forum Forum A
Show started 13:05
01.Come On
02.One
03.Down Here I’ve Done My Best
04.Windmills
05.Biggest Part Of Me
06.Just In Time
07.Old School Medley: How Come You Don’t Love Me Anymore – You Can’t Hide Love – What A Fool Believe – I Wish – Rock With You – Remember The Time – Human Nature –
08.So Much 2 Say – a riff of Beat It – a riff of Thriller - a riff of Heal The World
09.Sing A Song
Show ended 13:55
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ2012、テイク6・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012>Take 6
~~~
E(いい)ひと。
ベン・Eひと・キングは、日本の村田陽一率いるビッグバンドとともに。おなじみの大ヒットが次々とビッグバンドで歌われるので、かなり贅沢な感じ。舌をぺろりとやるしぐさが特徴的。
ソウル・シンガーになる前は、ジャズ・シンガーとしてやっていた時期もあるというベン・E・キングだけに、ジャズのスタンダードもそつなくこなす。
「スタンド・バイ・ミー」など、往年の高い声が出ないようだが、この曲を書いてヒットさせた本人がステージで生で歌えば、それだけで感謝だ。
土曜(初日)昼の部の3番目はバート・バカラック。このライヴ評はすでに書いた。↓
東京ジャズ(パート3)~人生のサウンドトラックになるバカラック・メロディー
2012年09月12日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11351703450.html
■ ベン・E・キング過去関連記事
December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html
■「スタンド・バイ・ミー」関連記事
2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html
2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11344735491.html
■5枚組で1800円。ベン・E・キング。僕も今回の来日で思わず買ってしまった(笑) 1枚400円以下って、スタバでコーヒー飲むよりやすい…
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003U7RP7Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Ben E. King (Vocal)
Murata Yoichi (Conductor, 1st Trombone)
Sakuma Isao (1st Trumpet)
Sugasaka Masahiko (2nd Trumpet)
Yokoyama Hitoshi (3rd Trumpet)
Naka Kenichiro (4th Trumpet)
Enomoto Yusuke (2nd Trombone)
Toko Azusa (3rd Trombone)
Asari Katsuhisa (Bass Trombone)
Honda Masato (1st Alton Sax)
Kazuhiko Kondo (2nd Alto Sax)
Takeno Masakuni (1st Tenor Sax)
Honma Masato (2nd Tenor Sax)
Yoshida Osamu (Baritone Sax)
Sasaji Masanori (Piano)
Takamizu Kenji (Bass)
Yamaki Hideo (Drums)
■セットリスト ベンEキング
Setlist : Ben E King, September 8th, 2012
Show started 14:10
01.Manteca (Instrumental) (Dizzy Gillespie)
02.You Don’t Know What Love Is (Instrumental) (Carol Bruce – Miles Davis, etc)
~~Ben E King in on “Stand By Me”
03.Hallelujah I Love Her So [Ray Charles]
04.Spanish Harlem
05.This Magic Moment
06.Misty (Erroll Garner)
07.Just For A Thrill (Ray Charles)
08.Save The Last Dance For Me
09.I Want A Little Girl
10.You’re Drivin’ Me Crazy (Guy Lombardo & His Royal Canadians)
11.Stand By Me – a riff of You’re My Sunshine
Show ended 15:05
(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ2012、ベン・E・キング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz 2012> King, Ben E.
◎ 『ミリオンダラー・カルテット』~サム・フィリップスの「ソウル・サーチン」
2012年9月15日 音楽◎『ミリオンダラー・カルテット』~サム・フィリップスの「ソウル・サーチン」
【Million Dollar Quartet: Soul Searchin For Sam Philips】
満員。
渋谷に新しくできたヒカリエ内にミュージカル専用の劇場オーブがオープン。その第二弾演目として『ミリオンダラー・カルテット』という作品が上演されている。昼の2時の回、かなり年齢層が高い人たちで満員。びっくりした。
これは、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイスというロックンロール創成期にスターになった(正確にはその後にスターになる人も含め)四人が、彼らを育てたメンフィスのサン・レコード社長、サム・フィリップスによって集められた1956年12月4日にスポットを当てた物語。そのスタジオでの模様を取材したメンフィスの新聞記者が彼ら4人でのレコーディング(ジャム・セッション)を「ミリオンダラー・カルテット」(100万ドルの4人組)と名付けたことから有名になった。
2006年にフロリダでプレミア公開され、その後2008年シカゴ、2010年ブロードウェイ、2011年ウェストエンドで公開され大ヒットとなったもの。2011年からは全米ツアー・ヴァージョンもある。
カルテット。
舞台は、テネシー州メンフィスのサン・レコードのスタジオ。そこにインディ・レーベル、サン・レコード社長ですでにエルヴィスを育てて業界内でも一目置かれていたサム・フィリップスがエルヴィスら4人をスタジオに招く。すでにスターのエルヴィス、やっと初の大ヒットが出たカール・パーキンス、デビューしたもののまだ小ヒットしかでていないジョニー・キャッシュ、まだデビューしていない新進気鋭のジェリー・リー・ルイス。
各人それぞれのキャラクターの違いがよく出ていて、ストーリー展開も構成がよくおもしろかった。一言で言えば、これはサン社長サム・フィリップスの「ソウル・サーチン」の物語でもあった。また、各所で演奏されるライヴ楽曲が楽しく、ライヴを見たような感じでもあった。
同じような才能を持った4人から、エルヴィスだけ一人抜け出て先にスーパースターになり、その4人の力関係がわずか1年で変わっていく。エルヴィスをメジャーのRCAに売ったサム・フィリップスは、そのことを悔やむが、どうにもしようがない。たった1日にスポットを当て、その中から過去のエピソードをフラッシュバックする手法で起承転結をうまく説明する。
サム・フィリップスの「黒人が歌っては売れないが、そのエネルギーあふれるものを白人にやらせれば売れるんだ、と閃いた」というところは、まさにアメリカの白人ロック音楽、ロックンロールが世界に広がる原点の瞬間といってもいい。しかし、そんな商売人で売れる歌手を見抜く才能を持っていたサムも、南部の田舎者としてニューヨークの連中に出し抜かれていく。サムが育てたエルヴィス、カール・パーキンス、そして、ジョニー・キャッシュがいずれもサムの下を離れ、メジャーのRCAやコロンビアに引き抜かれる。このあたりの悲喜こもごもが弱肉強食のアメリカ音楽業界ではあるが、見ていて物悲しくもある。
そして、サムは、ジョニーが進みたいゴスペルには興味を示さず、彼らに「もっとソウルを込めて歌うんだ」と指導する。
4人の歌手とサム・フィリップスのキャラクターが実にうまく描けていて、物語がおもしろく進む。これは映画にもできると思った。
力関係。
この4人の名前はそこそこアメリカン・ポップスや洋楽を聞いてきた人にとってはおなじみの名前。だが、社長サム・フィリップスとその4人の先輩後輩の間柄や、それぞれがどんな思いや嫉妬心を持っていたかなどは、レコードからはわからない。こうした物語から、若干はフィクションがはいるかもしれないが、その内実がわかるのはとてもおもしろい。
この4人の中でジェリー・リー・ルイスが一番「これからの新人」でみんなから、「若いヤツ」とされていたのが新鮮だった。
元々カール・パーキンスが書いてヒットさせた「ブルー・スエード・シューズ」をエルヴィス・プレスリーがカヴァーして、オリジナルのパーキンス以上にヒットさせてしまい、この曲は以後、「エルヴィスの持ち歌」のようになってしまった。そのことを、パーキンスがエルヴィスに怒り詰め寄るシーンなどは、いかにもリアルだ。
ミュージカルのエンディングで、ステージ上からキラキラの派手な衣装が降りてきて、この4人のライヴ・ショーが行なわれる。このあたりは、まさにライヴそのもの。楽しいエンディングだ。この頃になると観客席も立ち上がり、ライヴ鑑賞状態に。
ソウル・サーチン。
僕はサム・フィリップスの視点からの「ソウル・サーチン」が書けるなあと思った。もう一点、この4人にはそれぞれ立派な才能があり遅かれ早かれスターになるが、エルヴィスだけひとつ先に抜け出た。しかし、一番最初に亡くなってしまう。このあたりも興味深い。なんとなく、マイケル・ジャクソンともかぶさる。兄弟の中でひとりずばぬけて才能があり、世界的に抜け出る。だが、一番最初に亡くなる。才能がある人だからいき急ぐのか。まさに「ライフ・オン・ア・ファースト・レーンLife On A Fast Lane」だ。
そして、2012年、エルヴィス、サムらで唯一生存しているのはジェリー・リー・ルイスだけ。
ちなみに、エルヴィスとジェリー・リー・ルイスが1935年(昭和10年)生まれ。ジョニーとカール・パーキンスは1932年(昭和7年)生まれ。サム・フィリップスは1923年生まれ。
カール・パーキンスにしてみれば、自分より3歳も下の後輩が先にスターダムに上がり、しかも自分の曲をわがもの顔でカヴァーしていたら、嫉妬、やっかみ、怒りの感情もうずまくものだろう。
エルヴィスをRCAに売り渡したサムの後悔、悔しさなども出ていて、ヒット曲の悲喜こもごもがとてもおもしろかった。
アナログレコード大のパンフレットもいい感じだ。
しかし、驚いたのは昼の2時で満員だったこと。ミュージカルってこんなに人気あるんだ。あるいは、みんな東急百貨店の顧客なのだろうか。しっかりプロモーションが行き届いているのだろう。
そうそう、ミュージカルは日本で見るに限る。字幕があるから。(笑)
~~~
東京は渋谷オーブで9月17日まで、その後9月20日~22日まで大阪オリックス劇場で。お勧めします。
■ミリオンダラー・カルテット サントラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0085DWDZE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■公式ページ
http://theatre-orb.com/lineup/02/
■出演メンバー
エルヴィス・プレスリー役:エディー・クレンデニング
カール・パーキンス役:リー・フェリス
ジョニー・キャッシュ役:デレク・キーリング
ジェリー・リー・ルイス役:リーヴァイ・クライス
サム・フィリップス役:クリストファー・ライアン・グラント
ダイアン役:ケリー・ラモント
フルーク役、ドラマー:ダン・リアーリ
ジェイ・パーキンス役、ベースプレイヤー:チャック・ゼイヤス
■セットリスト
performance started 14:05
01. Blue Suede Shoes (Music and Lyrics By Carl L. Perkins) – Company
02. Real Wild Child (Music and Lyrics By John O’Keefe, John Greenan and Dave Owens) – Jerry Lee Lewis
03. Matchbox (Music and Lyrics By Carl L. Perkins) – Carl Perkins
04. Who Do You Love? (Music and Lyrics By Ellas McDaniel) – Carl Perkins
05. Folsom Prison Blues (Music and Lyrics By John R. Cash) – Johnny Cash
06. Fever (Music and Lyrics By Eddie Cooley and Johnny Davenport) – Dyanne
07. Memories Are Made of This (Music and Lyrics By Terry Gilkyson,Richard Dehr and Frank Miller) – Elvis Presley
08. That’s All Right (Music and Lyrics By Arthur Crudup) – Elvis Presley
09. Brown Eyed Handsome Man (Music and Lyrics By Chuck Berry) – Company
10. Down by the Riverside – Company
11. Sixteen Tons (Music and Lyrics By Merle Travis) – Johnny Cash
12. My Babe (Music and Lyrics By Willie Dixon) – Carl Perkins
13. Long Tall Sally (Music and Lyrics By Robert Blackwell, Enotris Johnson and Richard Penniman) – Elvis Presley
14. Peace in the Valley (Music and Lyrics By Thomas A. Dorsey) – Company
15. I Walk the Line (Music and Lyrics By John R. Cash) – Johnny Cash
16. I Hear You Knocking (Music and Lyrics By Dave Bartholomewand Pearl King) – Dyanne
17. Party (Music and Lyrics By Jessie Mae Robinson) – Carl Perkins and Company
18. Great Balls of Fire (Music and Lyrics By Otis Blackwell and Jack Hammer) – Jerry Lee Lewis
19. Down by the Riverside (Reprise) – Company
20. Hound Dog (Music and Lyrics By Jerry Leiber and Mike Stoller) – Elvis Presley
21. Ghost Riders (Music and Lyrics By Stan Jones) – Johnny Cash
22. See You Later Alligator (Music and Lyrics By Robert Guidry) – Carl Perkins
23. Whole Lotta Shakin’ Goin’ On (Music and Lyrics By Curly Williams) – Jerry Lee Lewis
show ended 15:48
(2012年9月13日木曜、渋谷ヒカリエ・シアター・オーブ、ミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』)
ENT>MUSIC>LIVE>MUSICAL>Million Dollar Quartet
【Million Dollar Quartet: Soul Searchin For Sam Philips】
満員。
渋谷に新しくできたヒカリエ内にミュージカル専用の劇場オーブがオープン。その第二弾演目として『ミリオンダラー・カルテット』という作品が上演されている。昼の2時の回、かなり年齢層が高い人たちで満員。びっくりした。
これは、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイスというロックンロール創成期にスターになった(正確にはその後にスターになる人も含め)四人が、彼らを育てたメンフィスのサン・レコード社長、サム・フィリップスによって集められた1956年12月4日にスポットを当てた物語。そのスタジオでの模様を取材したメンフィスの新聞記者が彼ら4人でのレコーディング(ジャム・セッション)を「ミリオンダラー・カルテット」(100万ドルの4人組)と名付けたことから有名になった。
2006年にフロリダでプレミア公開され、その後2008年シカゴ、2010年ブロードウェイ、2011年ウェストエンドで公開され大ヒットとなったもの。2011年からは全米ツアー・ヴァージョンもある。
カルテット。
舞台は、テネシー州メンフィスのサン・レコードのスタジオ。そこにインディ・レーベル、サン・レコード社長ですでにエルヴィスを育てて業界内でも一目置かれていたサム・フィリップスがエルヴィスら4人をスタジオに招く。すでにスターのエルヴィス、やっと初の大ヒットが出たカール・パーキンス、デビューしたもののまだ小ヒットしかでていないジョニー・キャッシュ、まだデビューしていない新進気鋭のジェリー・リー・ルイス。
各人それぞれのキャラクターの違いがよく出ていて、ストーリー展開も構成がよくおもしろかった。一言で言えば、これはサン社長サム・フィリップスの「ソウル・サーチン」の物語でもあった。また、各所で演奏されるライヴ楽曲が楽しく、ライヴを見たような感じでもあった。
同じような才能を持った4人から、エルヴィスだけ一人抜け出て先にスーパースターになり、その4人の力関係がわずか1年で変わっていく。エルヴィスをメジャーのRCAに売ったサム・フィリップスは、そのことを悔やむが、どうにもしようがない。たった1日にスポットを当て、その中から過去のエピソードをフラッシュバックする手法で起承転結をうまく説明する。
サム・フィリップスの「黒人が歌っては売れないが、そのエネルギーあふれるものを白人にやらせれば売れるんだ、と閃いた」というところは、まさにアメリカの白人ロック音楽、ロックンロールが世界に広がる原点の瞬間といってもいい。しかし、そんな商売人で売れる歌手を見抜く才能を持っていたサムも、南部の田舎者としてニューヨークの連中に出し抜かれていく。サムが育てたエルヴィス、カール・パーキンス、そして、ジョニー・キャッシュがいずれもサムの下を離れ、メジャーのRCAやコロンビアに引き抜かれる。このあたりの悲喜こもごもが弱肉強食のアメリカ音楽業界ではあるが、見ていて物悲しくもある。
そして、サムは、ジョニーが進みたいゴスペルには興味を示さず、彼らに「もっとソウルを込めて歌うんだ」と指導する。
4人の歌手とサム・フィリップスのキャラクターが実にうまく描けていて、物語がおもしろく進む。これは映画にもできると思った。
力関係。
この4人の名前はそこそこアメリカン・ポップスや洋楽を聞いてきた人にとってはおなじみの名前。だが、社長サム・フィリップスとその4人の先輩後輩の間柄や、それぞれがどんな思いや嫉妬心を持っていたかなどは、レコードからはわからない。こうした物語から、若干はフィクションがはいるかもしれないが、その内実がわかるのはとてもおもしろい。
この4人の中でジェリー・リー・ルイスが一番「これからの新人」でみんなから、「若いヤツ」とされていたのが新鮮だった。
元々カール・パーキンスが書いてヒットさせた「ブルー・スエード・シューズ」をエルヴィス・プレスリーがカヴァーして、オリジナルのパーキンス以上にヒットさせてしまい、この曲は以後、「エルヴィスの持ち歌」のようになってしまった。そのことを、パーキンスがエルヴィスに怒り詰め寄るシーンなどは、いかにもリアルだ。
ミュージカルのエンディングで、ステージ上からキラキラの派手な衣装が降りてきて、この4人のライヴ・ショーが行なわれる。このあたりは、まさにライヴそのもの。楽しいエンディングだ。この頃になると観客席も立ち上がり、ライヴ鑑賞状態に。
ソウル・サーチン。
僕はサム・フィリップスの視点からの「ソウル・サーチン」が書けるなあと思った。もう一点、この4人にはそれぞれ立派な才能があり遅かれ早かれスターになるが、エルヴィスだけひとつ先に抜け出た。しかし、一番最初に亡くなってしまう。このあたりも興味深い。なんとなく、マイケル・ジャクソンともかぶさる。兄弟の中でひとりずばぬけて才能があり、世界的に抜け出る。だが、一番最初に亡くなる。才能がある人だからいき急ぐのか。まさに「ライフ・オン・ア・ファースト・レーンLife On A Fast Lane」だ。
そして、2012年、エルヴィス、サムらで唯一生存しているのはジェリー・リー・ルイスだけ。
ちなみに、エルヴィスとジェリー・リー・ルイスが1935年(昭和10年)生まれ。ジョニーとカール・パーキンスは1932年(昭和7年)生まれ。サム・フィリップスは1923年生まれ。
カール・パーキンスにしてみれば、自分より3歳も下の後輩が先にスターダムに上がり、しかも自分の曲をわがもの顔でカヴァーしていたら、嫉妬、やっかみ、怒りの感情もうずまくものだろう。
エルヴィスをRCAに売り渡したサムの後悔、悔しさなども出ていて、ヒット曲の悲喜こもごもがとてもおもしろかった。
アナログレコード大のパンフレットもいい感じだ。
しかし、驚いたのは昼の2時で満員だったこと。ミュージカルってこんなに人気あるんだ。あるいは、みんな東急百貨店の顧客なのだろうか。しっかりプロモーションが行き届いているのだろう。
そうそう、ミュージカルは日本で見るに限る。字幕があるから。(笑)
~~~
東京は渋谷オーブで9月17日まで、その後9月20日~22日まで大阪オリックス劇場で。お勧めします。
■ミリオンダラー・カルテット サントラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0085DWDZE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■公式ページ
http://theatre-orb.com/lineup/02/
■出演メンバー
エルヴィス・プレスリー役:エディー・クレンデニング
カール・パーキンス役:リー・フェリス
ジョニー・キャッシュ役:デレク・キーリング
ジェリー・リー・ルイス役:リーヴァイ・クライス
サム・フィリップス役:クリストファー・ライアン・グラント
ダイアン役:ケリー・ラモント
フルーク役、ドラマー:ダン・リアーリ
ジェイ・パーキンス役、ベースプレイヤー:チャック・ゼイヤス
■セットリスト
performance started 14:05
01. Blue Suede Shoes (Music and Lyrics By Carl L. Perkins) – Company
02. Real Wild Child (Music and Lyrics By John O’Keefe, John Greenan and Dave Owens) – Jerry Lee Lewis
03. Matchbox (Music and Lyrics By Carl L. Perkins) – Carl Perkins
04. Who Do You Love? (Music and Lyrics By Ellas McDaniel) – Carl Perkins
05. Folsom Prison Blues (Music and Lyrics By John R. Cash) – Johnny Cash
06. Fever (Music and Lyrics By Eddie Cooley and Johnny Davenport) – Dyanne
07. Memories Are Made of This (Music and Lyrics By Terry Gilkyson,Richard Dehr and Frank Miller) – Elvis Presley
08. That’s All Right (Music and Lyrics By Arthur Crudup) – Elvis Presley
09. Brown Eyed Handsome Man (Music and Lyrics By Chuck Berry) – Company
10. Down by the Riverside – Company
11. Sixteen Tons (Music and Lyrics By Merle Travis) – Johnny Cash
12. My Babe (Music and Lyrics By Willie Dixon) – Carl Perkins
13. Long Tall Sally (Music and Lyrics By Robert Blackwell, Enotris Johnson and Richard Penniman) – Elvis Presley
14. Peace in the Valley (Music and Lyrics By Thomas A. Dorsey) – Company
15. I Walk the Line (Music and Lyrics By John R. Cash) – Johnny Cash
16. I Hear You Knocking (Music and Lyrics By Dave Bartholomewand Pearl King) – Dyanne
17. Party (Music and Lyrics By Jessie Mae Robinson) – Carl Perkins and Company
18. Great Balls of Fire (Music and Lyrics By Otis Blackwell and Jack Hammer) – Jerry Lee Lewis
19. Down by the Riverside (Reprise) – Company
20. Hound Dog (Music and Lyrics By Jerry Leiber and Mike Stoller) – Elvis Presley
21. Ghost Riders (Music and Lyrics By Stan Jones) – Johnny Cash
22. See You Later Alligator (Music and Lyrics By Robert Guidry) – Carl Perkins
23. Whole Lotta Shakin’ Goin’ On (Music and Lyrics By Curly Williams) – Jerry Lee Lewis
show ended 15:48
(2012年9月13日木曜、渋谷ヒカリエ・シアター・オーブ、ミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』)
ENT>MUSIC>LIVE>MUSICAL>Million Dollar Quartet
◎エスペランザ・スポールディング~日本びいき 東京ジャズ(パート6)
2012年9月16日 音楽◎エスペランザ・スポールディング~日本びいき 東京ジャズ(パート6)
【Esperanza Spalding Live At Tokyo Jazz】
圧巻。
愛くるしい笑顔をしながら、大きなウッド・ベースを持ったり、エレキ・ベースを操るエスペランザ・スポールディング。昨年2月ブルーノート東京以来の鑑賞。
キーボード、ギター、ドラムス、ホーン6人、コーラス2人の大型バンドで登場。トータル12人。
前回が比較的こじんまりとした編成(本人含めて7人)だったので、これはかなり大所帯の印象があるが、それより何よりその存在感が圧倒的だった。グラミー賞の自信がここ1年半で彼女を一回りも二回りも大きくさせたのかもしれない。
それにしてもウッド・ベースを弾きながら、あの難しい歌をなんなく歌うシーンは圧巻だ。
5曲目でのトランペット・ソロとエスペランザのベースのかけあい、バトルなども実にすごい。
かわいいので絵になる。そして演奏も歌もうまいとなれば、スーパースターの座へまっしぐらだ。早くフルサイズのショーを見てみたい。
ちなみに楽屋に日本人の友人たちがたくさんいたが、なんとエスペランザの兄(か弟)が日本人女性と結婚しているとかで、その親戚の人たちが大挙してライヴを見にきていた。日本とも少なからずご縁があるようだ。
■東京ジャズテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアム2012年10月16日(火)23:45 ~25:14 10月23日(水)23:45 ~25:14 10月30日(木)23:45 ~25:14 とのこと。詳細は後日発表。
■前回ライヴ評
エスペランザ・スポールディング・ライヴ~コマーシャル性とのバランス
2011年02月19日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10805416028.html
■ 最新作 『レイディオ・ミュージック・ソサエティー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006J1JJRY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003OFHMKO/soulsearchiho-22/ref=nosim
■メンバー
Esperanza Spalding (Bass, Vocal)
Leo Genovese (Piano, Keyboards)
Lyndon Rochelle (Drums, Background Vocal)
Jeff Lee Johnson (Guitar, Vocal)
Christ Turner (Vocal)
Leala Cyr (Trumpet, vocal)
Jeff Galindo (Trombone)
Corey King (Trombone)
Igmar Thomas (Trumpet)
Dan Blake (Tenor Sax)
Tia Fuller (MD, Alto Sax)
Aaron Burnett (Tenor Sax)
■セットリスト
Setlist: Esperanza Spalding @ Tokyo Jazz 2012, Kokusai Forum, Forum A, September 9, 2012
show started 18:05
01.US
02.Hold On Me
03.Crowned & Kissed
04.Black Gold
05.Endangered Species
06.Radio Song
Show ended 19:02
(2012年9月9日日曜、東京国際フォーラム・A、東京ジャズ、エスペランザ・スポールディング)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz>2012>Spalding, Esperanza
【Esperanza Spalding Live At Tokyo Jazz】
圧巻。
愛くるしい笑顔をしながら、大きなウッド・ベースを持ったり、エレキ・ベースを操るエスペランザ・スポールディング。昨年2月ブルーノート東京以来の鑑賞。
キーボード、ギター、ドラムス、ホーン6人、コーラス2人の大型バンドで登場。トータル12人。
前回が比較的こじんまりとした編成(本人含めて7人)だったので、これはかなり大所帯の印象があるが、それより何よりその存在感が圧倒的だった。グラミー賞の自信がここ1年半で彼女を一回りも二回りも大きくさせたのかもしれない。
それにしてもウッド・ベースを弾きながら、あの難しい歌をなんなく歌うシーンは圧巻だ。
5曲目でのトランペット・ソロとエスペランザのベースのかけあい、バトルなども実にすごい。
かわいいので絵になる。そして演奏も歌もうまいとなれば、スーパースターの座へまっしぐらだ。早くフルサイズのショーを見てみたい。
ちなみに楽屋に日本人の友人たちがたくさんいたが、なんとエスペランザの兄(か弟)が日本人女性と結婚しているとかで、その親戚の人たちが大挙してライヴを見にきていた。日本とも少なからずご縁があるようだ。
■東京ジャズテレビ放映予定
東京ジャズ、テレビ放送はNHK BSプレミアム2012年10月16日(火)23:45 ~25:14 10月23日(水)23:45 ~25:14 10月30日(木)23:45 ~25:14 とのこと。詳細は後日発表。
■前回ライヴ評
エスペランザ・スポールディング・ライヴ~コマーシャル性とのバランス
2011年02月19日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10805416028.html
■ 最新作 『レイディオ・ミュージック・ソサエティー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006J1JJRY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003OFHMKO/soulsearchiho-22/ref=nosim
■メンバー
Esperanza Spalding (Bass, Vocal)
Leo Genovese (Piano, Keyboards)
Lyndon Rochelle (Drums, Background Vocal)
Jeff Lee Johnson (Guitar, Vocal)
Christ Turner (Vocal)
Leala Cyr (Trumpet, vocal)
Jeff Galindo (Trombone)
Corey King (Trombone)
Igmar Thomas (Trumpet)
Dan Blake (Tenor Sax)
Tia Fuller (MD, Alto Sax)
Aaron Burnett (Tenor Sax)
■セットリスト
Setlist: Esperanza Spalding @ Tokyo Jazz 2012, Kokusai Forum, Forum A, September 9, 2012
show started 18:05
01.US
02.Hold On Me
03.Crowned & Kissed
04.Black Gold
05.Endangered Species
06.Radio Song
Show ended 19:02
(2012年9月9日日曜、東京国際フォーラム・A、東京ジャズ、エスペランザ・スポールディング)
ENT>MUSIC>LIVE>Tokyo Jazz>2012>Spalding, Esperanza
○ジェームス・ギャドソン「ドラム・マガジン・フェスティヴァル」で10月来日
2012年9月17日 音楽○ジェームス・ギャドソン「ドラム・マガジン・フェスティヴァル」で10月来日
【Renowned Drummer James Gadson Joins Takashi Numazawa For Drum Magazine Festival】
来日。
今年で3回目を迎えるドラム・マガジン主宰の「ドラム・マガジン・フェスティヴァル」にロスの名ドラマー、ジェームス・ギャドソンが10月に東京・大阪に来日する。同フェスは、メイン・パフォーマーでもある日本のドラマー、沼澤尚を中心にドラムを始めとする打楽器などのセミナー、クリニック、解説、実演ライヴも行い、ドラムについての魅力を探るイヴェント。話題のドラムやパーカッションを自由に触って叩ける。今回で3回目を迎える。ジェームス・ギャドソンの来日は2009年5月以来、3年5ヶ月ぶり。
ジェームス・ギャドソンは1939年6月17日ミズーリ州カンサスシティ生まれ。現在73歳、ワッツ103(ワンハンドレッド・サード)ストリート・バンド(アル・マッケイも在籍していた)、ビル・ウィザースなどを皮切りに、セッション・ドラマー、プロデューサーとして多数の作品に参加してきた伝説のドラマー。マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、シェリル・リン、ハービー・ハンコック、BBキングなど多数のレコーディングに参加。
ギャドソンの代表作のいくつか。
ビル・ウィザース一連のもの。ファースト・アルバムからしばらく。「ユーズ・ミー」「リーン・オン・ミー」ほか。
ダイアナ・ロス「ラヴ・ハングオーヴァー」
シェリル・リン「ガット・トゥ・ビー・リアル」
タヴァレス「へヴン・マスト・ビー・ミッシング・アン・アンジェル」
グロリア・ゲイナー「アイ・ウィル・サヴァイヴ」
マーヴィン・ゲイ「アイ・ウォント・ユー」など他多数。
詳細はこちら
http://www.rittor-music.co.jp/dmf
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008O17O9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ギャドソン、デイヴィッドT、山岸潤史らが参加するバンド、バンド・オブ・プレジャーのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000B84OWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同スタジオ録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064QCK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ドラム・マガジン・フェスティヴァル開催概要
~東京~
日時 2012年10月13日(土)、10月14日(日)
場所 ディファ有明
http://www.differ.co.jp/
開場/開演開場12:30/開演13:00
【出演】ジェームス・ギャドソン&沼澤尚、テリー・ボジオ、ジョジョ・メイヤー、ギャヴィン・ハリソン、恒岡章、山木秀夫、河村“カースケ”智康、長谷川浩二、かみじょうちひろ、ピエール中野ほか。
主催/企画(株)リットーミュージック リズム&ドラム・マガジン
運営協力(株)キョードー東京
前売2日通しプレミアム・チケット(立見)¥10,000(税込)※先着300名限定[ドラム・マガジン・フェスティバル オリジナルスティックケース付き]
前売2日通し券(立見)¥8,500(税込)
前売1日券(指定券)¥5,200(税込)
前売1日券(立見)¥4,500(税込)
★中高生限定割引★ 当日写真付き学生証をお持ちの方に限り、窓口にて500円キャッシュバック致します。
ディファ有明では、次のパフォーマンスがある。
10月13日 19時から JAMES GADSON&沼澤尚
10月14日 13時から blues.the-butcher-590213~DEEP COVER
★東京
"NO ROOTS,NO GROOVE" DAYⅠ&Ⅱ
RHYTHM&DRUMS MAGAZINE FESTIVAL 2012 at DIFFER ARIAKE
http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
2012/10/13(土),14(日)@ディファ有明
江東区有明1丁目3-25
http://www.differ.co.jp/
OPEN 12:30/START 13:00
*DAYⅠ- 10/13 19:00
"JAMES GADSON&沼澤尚" with 西滝太 on keyboards
mix engineer-内田直之
*DAYⅡ- 10/14 13:00
永井ホトケ隆+沼澤尚+中條卓+KOTEZ as "blues.the-butcher-590213"
沼澤尚+森俊之 as "DEEP COVER"
VJ-DEAD BOYZ
mix engineer-内田直之
国内外のトップ・プレイヤーのライブやクリニックを間近で体感しつつ話題のドラムやパーカッションを自由に触って叩ける…観て、感じて、叩いて、習って、買えるというコンセプトのもとにドラマーやパーカッショニストはもちろんすべての音楽ファンが楽しめる打楽器の祭典"ドラム・マガジン・フェスティバル"待望の第3回を今年もディファ有明で開催!
今回はあまりにも世界的に有名な…MARVIN GAYE,BILL WITHERS,JACKSON5,MICHAEL JACKSON,B.B.KING,QUINCY JONES,BOBBY WOMACK,DONALD FAGEN,BOZ SCAGGS,CHERYL LYNN,THE EMOTIONS,HERBIE HANCOCK,SATURDAY NIGHT FEVERをはじめとした数えきれない歴史的名盤への参加はもちろん、ここ最近はJ-ROCC,MADLIB,CUT CHEMISTなどとの"KEEPINTIME","BRAZILINTIME",BECK,JAMIE LIDELL,NIKKA COSTA,AMOS LEE,NORAH JONES,SOLOMON BURKE,WAS NOT WAS,PAUL McCARTNEYとの作品など、1960年代から今年73歳になる今もなおシーンの最先端で世界をグルーブさせ続ける伝説の名手、THE KING OF GROOVE…なんと、あの"ジェームス・ギャドソン"が登場!
その長年の教え子であり、国内外でメジャーからアンダーグラウンドまで幅広くシーンのトップで大活躍する最強のグルーブドラマー"沼澤尚"がツインドラムでの共演と、そして歴史を作ったギャドソンの数々の名演を自ら解説もするという前代未聞の師弟共演スペシャル・コラボが実現!
さらに関西アンダーグラウンドシーンの鬼才&奇才=PARAのキーボーディスト・西滝太も加わり初日の大トリを飾る。
2日目のトップバッターはそのままの流れを引き継いで…今度は沼澤尚が自身のグループを率いてのパフォーマンスを!
現存するすべてのグルーブの大本である1950~60年代に産み出されたアメリカ黒人達の歴史的偉業をひたすら追及する"blues.the-butcher-590213"と、フジロック,METAMORPHOSE,渚音楽祭など多数の各種フェスティバルに出演、 絶妙なシークエンスと壮絶なインプロヴィゼーションによる強烈なLIVEでコアなPARTYピープルや音楽フリーク、業界関係者までもを圧倒するダンスミュージックの永い歴史を網羅した高次元エレクトロFUNKで今最も注目されるデュオ・ユニット"DEEP COVER"が立て続けに登場!
"NO ROOTS,NO GROOVE-DAYⅠ&Ⅱ"と題して2日間に渡って繰り広げられる究極のパフォーマンスを国内最大規模の打楽器フェスティバルで体感出来るというこの奇跡の瞬間…これを最上級の音質とテイストでフロアに轟かせるのはLITTLE TENPO,DUB AINU BAND,GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION,FLYING RHYTHMSなどをはじめ、もちろんブルース・ザ・ブッチャーのサウンドを支える日本が世界に誇るDUB MIXエンジニア=内田直之!
その他にはモンスターキットを駆使した壮絶ソロ・パフォーマンスで圧倒する"テリー・ボジオ"をはじめとした海外・国内の錚々たるアーティストたちも多数出演!
【出演】ジェームス・ギャドソン&沼澤尚、テリー・ボジオ、ジョジョ・メイヤー、ギャヴィン・ハリソン、恒岡章、山木秀夫、河村“カースケ”智康、長谷川浩二、かみじょうちひろ、ピエール中野、ほか。
主催/企画:リズム&ドラム・マガジン
運営協力:キョードー東京
TOTAL INFO:http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
★大阪
"NO ROOTS,NO GROOVE-DAYⅢ"
2012/10/16(火)BIGCAT in Osaka
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14
http://bigcat-live.com/
OPEN 19:00/START 19:30
1st set
"JAMES GADSON&沼澤尚"with 西滝太 on keyboards
2nd set
永井ホトケ隆+沼澤尚+中條卓+KOTEZ as "blues.the-butcher-590213 with JAMES GADSON"
mix engineer-内田直之
後半は現存するすべてのグルーブの大本である1950~60年代に産み出されたアメリカ黒人達の歴史的偉業をひたすら追及する"blues.the-butcher-590213"にギャドソンが参加して沼澤尚とのツインドラムで怒濤のグルーブを披露する。
この究極のパフォーマンスを最上級の音質とテイストでフロアに轟かせるのはLITTLE TENPO,DUB AINU BAND,GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION,FLYING RHYTHMSなどをはじめ、もちろんブルース・ザ・ブッチャーのサウンドを支える日本が世界に誇るDUB MIXエンジニア=内田直之!
[TICKET]
チケットぴあ:181-634
ローソンチケット:53692
http://eplus.jp
主催/企画:リズム&ドラム・マガジン
TOTAL INFO:http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
ANNOUNCEMENT>Drum Magazine Festival>2012
【Renowned Drummer James Gadson Joins Takashi Numazawa For Drum Magazine Festival】
来日。
今年で3回目を迎えるドラム・マガジン主宰の「ドラム・マガジン・フェスティヴァル」にロスの名ドラマー、ジェームス・ギャドソンが10月に東京・大阪に来日する。同フェスは、メイン・パフォーマーでもある日本のドラマー、沼澤尚を中心にドラムを始めとする打楽器などのセミナー、クリニック、解説、実演ライヴも行い、ドラムについての魅力を探るイヴェント。話題のドラムやパーカッションを自由に触って叩ける。今回で3回目を迎える。ジェームス・ギャドソンの来日は2009年5月以来、3年5ヶ月ぶり。
ジェームス・ギャドソンは1939年6月17日ミズーリ州カンサスシティ生まれ。現在73歳、ワッツ103(ワンハンドレッド・サード)ストリート・バンド(アル・マッケイも在籍していた)、ビル・ウィザースなどを皮切りに、セッション・ドラマー、プロデューサーとして多数の作品に参加してきた伝説のドラマー。マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、シェリル・リン、ハービー・ハンコック、BBキングなど多数のレコーディングに参加。
ギャドソンの代表作のいくつか。
ビル・ウィザース一連のもの。ファースト・アルバムからしばらく。「ユーズ・ミー」「リーン・オン・ミー」ほか。
ダイアナ・ロス「ラヴ・ハングオーヴァー」
シェリル・リン「ガット・トゥ・ビー・リアル」
タヴァレス「へヴン・マスト・ビー・ミッシング・アン・アンジェル」
グロリア・ゲイナー「アイ・ウィル・サヴァイヴ」
マーヴィン・ゲイ「アイ・ウォント・ユー」など他多数。
詳細はこちら
http://www.rittor-music.co.jp/dmf
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008O17O9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ギャドソン、デイヴィッドT、山岸潤史らが参加するバンド、バンド・オブ・プレジャーのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000B84OWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同スタジオ録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064QCK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ドラム・マガジン・フェスティヴァル開催概要
~東京~
日時 2012年10月13日(土)、10月14日(日)
場所 ディファ有明
http://www.differ.co.jp/
開場/開演開場12:30/開演13:00
【出演】ジェームス・ギャドソン&沼澤尚、テリー・ボジオ、ジョジョ・メイヤー、ギャヴィン・ハリソン、恒岡章、山木秀夫、河村“カースケ”智康、長谷川浩二、かみじょうちひろ、ピエール中野ほか。
主催/企画(株)リットーミュージック リズム&ドラム・マガジン
運営協力(株)キョードー東京
前売2日通しプレミアム・チケット(立見)¥10,000(税込)※先着300名限定[ドラム・マガジン・フェスティバル オリジナルスティックケース付き]
前売2日通し券(立見)¥8,500(税込)
前売1日券(指定券)¥5,200(税込)
前売1日券(立見)¥4,500(税込)
★中高生限定割引★ 当日写真付き学生証をお持ちの方に限り、窓口にて500円キャッシュバック致します。
ディファ有明では、次のパフォーマンスがある。
10月13日 19時から JAMES GADSON&沼澤尚
10月14日 13時から blues.the-butcher-590213~DEEP COVER
★東京
"NO ROOTS,NO GROOVE" DAYⅠ&Ⅱ
RHYTHM&DRUMS MAGAZINE FESTIVAL 2012 at DIFFER ARIAKE
http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
2012/10/13(土),14(日)@ディファ有明
江東区有明1丁目3-25
http://www.differ.co.jp/
OPEN 12:30/START 13:00
*DAYⅠ- 10/13 19:00
"JAMES GADSON&沼澤尚" with 西滝太 on keyboards
mix engineer-内田直之
*DAYⅡ- 10/14 13:00
永井ホトケ隆+沼澤尚+中條卓+KOTEZ as "blues.the-butcher-590213"
沼澤尚+森俊之 as "DEEP COVER"
VJ-DEAD BOYZ
mix engineer-内田直之
国内外のトップ・プレイヤーのライブやクリニックを間近で体感しつつ話題のドラムやパーカッションを自由に触って叩ける…観て、感じて、叩いて、習って、買えるというコンセプトのもとにドラマーやパーカッショニストはもちろんすべての音楽ファンが楽しめる打楽器の祭典"ドラム・マガジン・フェスティバル"待望の第3回を今年もディファ有明で開催!
今回はあまりにも世界的に有名な…MARVIN GAYE,BILL WITHERS,JACKSON5,MICHAEL JACKSON,B.B.KING,QUINCY JONES,BOBBY WOMACK,DONALD FAGEN,BOZ SCAGGS,CHERYL LYNN,THE EMOTIONS,HERBIE HANCOCK,SATURDAY NIGHT FEVERをはじめとした数えきれない歴史的名盤への参加はもちろん、ここ最近はJ-ROCC,MADLIB,CUT CHEMISTなどとの"KEEPINTIME","BRAZILINTIME",BECK,JAMIE LIDELL,NIKKA COSTA,AMOS LEE,NORAH JONES,SOLOMON BURKE,WAS NOT WAS,PAUL McCARTNEYとの作品など、1960年代から今年73歳になる今もなおシーンの最先端で世界をグルーブさせ続ける伝説の名手、THE KING OF GROOVE…なんと、あの"ジェームス・ギャドソン"が登場!
その長年の教え子であり、国内外でメジャーからアンダーグラウンドまで幅広くシーンのトップで大活躍する最強のグルーブドラマー"沼澤尚"がツインドラムでの共演と、そして歴史を作ったギャドソンの数々の名演を自ら解説もするという前代未聞の師弟共演スペシャル・コラボが実現!
さらに関西アンダーグラウンドシーンの鬼才&奇才=PARAのキーボーディスト・西滝太も加わり初日の大トリを飾る。
2日目のトップバッターはそのままの流れを引き継いで…今度は沼澤尚が自身のグループを率いてのパフォーマンスを!
現存するすべてのグルーブの大本である1950~60年代に産み出されたアメリカ黒人達の歴史的偉業をひたすら追及する"blues.the-butcher-590213"と、フジロック,METAMORPHOSE,渚音楽祭など多数の各種フェスティバルに出演、 絶妙なシークエンスと壮絶なインプロヴィゼーションによる強烈なLIVEでコアなPARTYピープルや音楽フリーク、業界関係者までもを圧倒するダンスミュージックの永い歴史を網羅した高次元エレクトロFUNKで今最も注目されるデュオ・ユニット"DEEP COVER"が立て続けに登場!
"NO ROOTS,NO GROOVE-DAYⅠ&Ⅱ"と題して2日間に渡って繰り広げられる究極のパフォーマンスを国内最大規模の打楽器フェスティバルで体感出来るというこの奇跡の瞬間…これを最上級の音質とテイストでフロアに轟かせるのはLITTLE TENPO,DUB AINU BAND,GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION,FLYING RHYTHMSなどをはじめ、もちろんブルース・ザ・ブッチャーのサウンドを支える日本が世界に誇るDUB MIXエンジニア=内田直之!
その他にはモンスターキットを駆使した壮絶ソロ・パフォーマンスで圧倒する"テリー・ボジオ"をはじめとした海外・国内の錚々たるアーティストたちも多数出演!
【出演】ジェームス・ギャドソン&沼澤尚、テリー・ボジオ、ジョジョ・メイヤー、ギャヴィン・ハリソン、恒岡章、山木秀夫、河村“カースケ”智康、長谷川浩二、かみじょうちひろ、ピエール中野、ほか。
主催/企画:リズム&ドラム・マガジン
運営協力:キョードー東京
TOTAL INFO:http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
★大阪
"NO ROOTS,NO GROOVE-DAYⅢ"
2012/10/16(火)BIGCAT in Osaka
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14
http://bigcat-live.com/
OPEN 19:00/START 19:30
1st set
"JAMES GADSON&沼澤尚"with 西滝太 on keyboards
2nd set
永井ホトケ隆+沼澤尚+中條卓+KOTEZ as "blues.the-butcher-590213 with JAMES GADSON"
mix engineer-内田直之
後半は現存するすべてのグルーブの大本である1950~60年代に産み出されたアメリカ黒人達の歴史的偉業をひたすら追及する"blues.the-butcher-590213"にギャドソンが参加して沼澤尚とのツインドラムで怒濤のグルーブを披露する。
この究極のパフォーマンスを最上級の音質とテイストでフロアに轟かせるのはLITTLE TENPO,DUB AINU BAND,GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION,FLYING RHYTHMSなどをはじめ、もちろんブルース・ザ・ブッチャーのサウンドを支える日本が世界に誇るDUB MIXエンジニア=内田直之!
[TICKET]
チケットぴあ:181-634
ローソンチケット:53692
http://eplus.jp
主催/企画:リズム&ドラム・マガジン
TOTAL INFO:http://www.rittor-music.co.jp/dmf/
ANNOUNCEMENT>Drum Magazine Festival>2012
◎タワー・オブ・パワー(東京ジャズ パート7)
2012年9月18日 音楽◎タワー・オブ・パワー(東京ジャズ パート7)
【Tower Of Power: Tokyo Jazz (Part 7)】
短縮。
東京ジャズは、複数のアーティストがライヴを行なうので、大体1アーティスト1時間前後の出番。昼夜、それぞれ3アーティストずつ、2日間、計12アーティストが出演する。これは、メイン・ホールの「ホールA」だけ。このほか、フォーラム外の広場や、近くのコットンクラブでのライヴなども同時期に行なわれる。時間的にも体力的にもすべてを見ることはできない。
さて、東京ジャズ初登場のタワー・オブ・パワーの来日は、2011年10月以来約11ヶ月ぶり通算21回目。通常、ブルーノートなどでのライヴは70分以上なので今回の50分弱のライヴはショーケース的な、サンプル盤的なライヴ。初めてタワーを見る人にとって、こんなバンドがいます、というのを紹介する意味が一番大きい。これは、他の出演アーティストにも言えること。
今回特筆すべきは、キーボードのロジャーの奥さんが急病になり急遽来日ができなくなり、ピンチヒッターに日本が誇るフィリップ・ウーが参加したこと。途中で見事なソロをプレイしてくれた。フィリップはメイズにしろ、ロイ・エヤーズにしろ、こうしたファンク・バンドでのキーボード・プレイがほんとに光る。ファンク・キーボード奏者としての底力がすごい。フィリップのところには、金曜に連絡が来たので金曜、土曜のリハは出られなかったが、日曜の本番にはびったりあわせられた。大体の曲は知っているので大丈夫だったとのこと。だから、引き受けたそうだ。そして、彼らしく金曜土曜かけてやる曲を全部譜面に起こしていた。「ホワット・イズ・ヒップ」のところのソロ・プレイなんか、ほんと圧巻だった。嬉しくなった。
タワーのライヴ評は過去記事をじっくりお読みください。
■過去関連記事
タワー・オブ・パワー、7ヶ月で再上陸
2011年10月06日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11038477122.html
(前回ライヴ評、および過去記事一覧)
最近のライヴでの一番お勧めはこちら↓
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080526.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080527.html
May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MIPH/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004GN9B02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドッグ”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
マーク・ハーパー(ギター)Marc Harper(g)
フランシス・ロッコ・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)David Garibaldi(ds)
ジェリー・コルテス(ヴォーカル、ギター) Jerry Cortez (vo, g)
サルヴァトール・クラッチオロ(トランペット)Salvator Cracchiolo II (tp)
フィリップ・ウー(キーボード)Philip Woo (key,vo) (ロジャー・スミスの代役)
■セットリスト
Setlist : Tower Of Power, September 9,2012
show started 14:16
01.I Like Your Style
02.Ain’t Nothing Stopping’ Us Now
03.You Ought To Be Havin’ Fun
04.Only So Much Oil In The Ground
05.Just When We Start Making It
06.So I Got To Groove
07.What Is Hip
08.You’re Still A Young Man
09.Soul With A Capitol “S”
Show ended 15:03
(2012年9月8日日曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
2012-
【Tower Of Power: Tokyo Jazz (Part 7)】
短縮。
東京ジャズは、複数のアーティストがライヴを行なうので、大体1アーティスト1時間前後の出番。昼夜、それぞれ3アーティストずつ、2日間、計12アーティストが出演する。これは、メイン・ホールの「ホールA」だけ。このほか、フォーラム外の広場や、近くのコットンクラブでのライヴなども同時期に行なわれる。時間的にも体力的にもすべてを見ることはできない。
さて、東京ジャズ初登場のタワー・オブ・パワーの来日は、2011年10月以来約11ヶ月ぶり通算21回目。通常、ブルーノートなどでのライヴは70分以上なので今回の50分弱のライヴはショーケース的な、サンプル盤的なライヴ。初めてタワーを見る人にとって、こんなバンドがいます、というのを紹介する意味が一番大きい。これは、他の出演アーティストにも言えること。
今回特筆すべきは、キーボードのロジャーの奥さんが急病になり急遽来日ができなくなり、ピンチヒッターに日本が誇るフィリップ・ウーが参加したこと。途中で見事なソロをプレイしてくれた。フィリップはメイズにしろ、ロイ・エヤーズにしろ、こうしたファンク・バンドでのキーボード・プレイがほんとに光る。ファンク・キーボード奏者としての底力がすごい。フィリップのところには、金曜に連絡が来たので金曜、土曜のリハは出られなかったが、日曜の本番にはびったりあわせられた。大体の曲は知っているので大丈夫だったとのこと。だから、引き受けたそうだ。そして、彼らしく金曜土曜かけてやる曲を全部譜面に起こしていた。「ホワット・イズ・ヒップ」のところのソロ・プレイなんか、ほんと圧巻だった。嬉しくなった。
タワーのライヴ評は過去記事をじっくりお読みください。
■過去関連記事
タワー・オブ・パワー、7ヶ月で再上陸
2011年10月06日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11038477122.html
(前回ライヴ評、および過去記事一覧)
最近のライヴでの一番お勧めはこちら↓
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080526.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080527.html
May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MIPH/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004GN9B02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドッグ”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
マーク・ハーパー(ギター)Marc Harper(g)
フランシス・ロッコ・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)David Garibaldi(ds)
ジェリー・コルテス(ヴォーカル、ギター) Jerry Cortez (vo, g)
サルヴァトール・クラッチオロ(トランペット)Salvator Cracchiolo II (tp)
フィリップ・ウー(キーボード)Philip Woo (key,vo) (ロジャー・スミスの代役)
■セットリスト
Setlist : Tower Of Power, September 9,2012
show started 14:16
01.I Like Your Style
02.Ain’t Nothing Stopping’ Us Now
03.You Ought To Be Havin’ Fun
04.Only So Much Oil In The Ground
05.Just When We Start Making It
06.So I Got To Groove
07.What Is Hip
08.You’re Still A Young Man
09.Soul With A Capitol “S”
Show ended 15:03
(2012年9月8日日曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
2012-
◎ボブ・ジェームスのスタジオへようこそ~スティーヴ・ガッド~ウィル・リーらとともに (東京ジャズパート8)
【Silhouette On Bob’s Back】
超絶。
それぞれが超一流の腕前を持つミュージシャンたちが5人揃いステージを繰り広げる。特にボブ、スティーヴ、ウィルという3人は中でも日本で人気の高いミュージシャンたちで、彼らが一堂に会するだけで満員に。
全体的な印象は音が小さいな、ということ。そして、音が小さくても、ありあまるほど充分なグルーヴ感がある。そして久々にまるでスタジオでレコーディングしているのではないかと思わせられるほどの精密で緻密なライヴだった。スティーヴ、ウィルらとレコーディング・セッションをするので、みなさん「ボブ・ジェームス・スタジオへいらっしゃい、それをみなさんにお見せしましょう」という趣だ。
ちょうど僕が座った席からボブの背中に、ギタリストの影が映って、それが動く。その様子がなかなか幻影的でいい雰囲気だった。
今回ボブは、紙の楽譜はウィル・リーが書いた新曲だという「ア・シンプル・ウェイ・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー」だけで、あとはアイパッドを使っていた。意外と楽譜の前面を映し出すのには小さいと思うのだが、あれで全部見られるのか、それとも適当なところでページをめくっているのか。暗譜していて、ただ一応置いているだけなのかな。
今回のライヴのコンセプトは、1970年代にあったジャズ、フュージョン・レーベル、CTIへのトリビュート、というもの。CTIアーティストや作品を次々と演奏した。セットリストが誰もが知っている曲、わかりやすい曲ばかりなので、とても親しめる。
ボブ・ジェームスが語る。「次の曲はCTIのアルバムの『ワン』(1974年4月リリース)で一番最後に録音した曲です。ほとんどアルバムは完成していて、もう一曲だけいれようとなり、その場でリフを作り録音したのです。自分たちもそれほど注目していなかったので、アルバムB面の最後にいれました。ところがそれから何十年かあと、新しい動きがでました。ヒップ・ホップ、ラップです。彼らがこの曲を発見してくれたのです。今日の我々のヴァージョンにはラップは入ってませんが、我々はヒップなので、今からこの曲でホップしましょう」こうして始まったのがヒップ・ホップの世界でサンプリングされている「ノーティラス」だった。これはランDMC、トライブ・コールド・クエスト、メアリーJブライジなど50曲以上でサンプリングされている。
本編最後は、おなじみの「ウェストチェスター・レディー」。これもヒップ・ホップ・アーティストにサンプリングされている。
5人のメンバーは、完璧に息があっている。そしてそれぞれがみな超うまい。
まさにジャズ・クラブの王道ライヴといえるライヴだった。
Bob James "Westchester Lady" (1976)
http://youtu.be/VN671Fe8wS8
ライヴ・ヴァージョン~フォールプレイ
http://youtu.be/INowlo9-6vE
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QYV1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Bob James(p,key) ボブ・ジェームス(ピアノ、キーボード)
Steve Gadd(ds) スティーヴ・ガッド(ドラムス)
Will Lee(b) ウィル・リー(ベース)
Dave McMurray(sax) デイヴ・マクマレイ(サックス)
Perry Hughes(g) ペリー・ヒューズ(ギター)
■セットリスト
Setlist : Bob James Quintet
show started 21:37
01.Mister Magic
02.Choose Me
03.Autumn Leaves
04.White Moth
05.A Simple Way To Say, “I Love You”
06.Nautilus
07.Westchester Lady
Enc. Farandole
Show ended 23:17
(2012年9月4日火曜、東京ブルーノート、ボブ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Bob
2012-
~~~
◎ボブ・ジェームス~いぶし銀のヴェテランたち
【Bob James: Experienced Hand’s Classy Touch】
いぶし銀。
「東京ジャズ」2日目日曜最後の登場、オオトリがボブ・ジェームス・クインテット。メインのライヴ評は上記ブルーノート・ライヴ評をごらんください。
ボブ・ジェームス、ウイル・リー、そして、スティーヴ・ガッド、このトライアングルは強力。誰もが充分な経験を持ったいぶし銀アーティストだ。今回の目玉は、日本の松田聖子が「スキヤキ」を歌ったところ。たくさん拍手を受けていた。驚いたのは、ライヴ後、彼女が楽屋ロビーでメディアにボブと並んでインタヴューを受けたが、流暢な英語で答えていたこと。英語がとても上手で驚いた。
■メンバー
Bob James (Piano)
Steve Gadd (Drums)
Will Lee (Bass)
Dave McMurray (Sax)
Perry Hughes (Guitar)
++
Matsuda Seiko (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Bob James Quartet, September 9, 2012 @ Kokusai Forum A
show started 20:30
01.Mister Magic
02.White Moth
03.Angela (Theme From “Taxi”)
04.Don’t Mess With Mister T.
05.Fnandole
06.Sukiyaki
07.Put Our Hearts Together
Show ended 21:30
(2012年9月8日日曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、東京ジャズ、ボブ・ジェームス・クインテット・ライヴ)
2012-
【Silhouette On Bob’s Back】
超絶。
それぞれが超一流の腕前を持つミュージシャンたちが5人揃いステージを繰り広げる。特にボブ、スティーヴ、ウィルという3人は中でも日本で人気の高いミュージシャンたちで、彼らが一堂に会するだけで満員に。
全体的な印象は音が小さいな、ということ。そして、音が小さくても、ありあまるほど充分なグルーヴ感がある。そして久々にまるでスタジオでレコーディングしているのではないかと思わせられるほどの精密で緻密なライヴだった。スティーヴ、ウィルらとレコーディング・セッションをするので、みなさん「ボブ・ジェームス・スタジオへいらっしゃい、それをみなさんにお見せしましょう」という趣だ。
ちょうど僕が座った席からボブの背中に、ギタリストの影が映って、それが動く。その様子がなかなか幻影的でいい雰囲気だった。
今回ボブは、紙の楽譜はウィル・リーが書いた新曲だという「ア・シンプル・ウェイ・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー」だけで、あとはアイパッドを使っていた。意外と楽譜の前面を映し出すのには小さいと思うのだが、あれで全部見られるのか、それとも適当なところでページをめくっているのか。暗譜していて、ただ一応置いているだけなのかな。
今回のライヴのコンセプトは、1970年代にあったジャズ、フュージョン・レーベル、CTIへのトリビュート、というもの。CTIアーティストや作品を次々と演奏した。セットリストが誰もが知っている曲、わかりやすい曲ばかりなので、とても親しめる。
ボブ・ジェームスが語る。「次の曲はCTIのアルバムの『ワン』(1974年4月リリース)で一番最後に録音した曲です。ほとんどアルバムは完成していて、もう一曲だけいれようとなり、その場でリフを作り録音したのです。自分たちもそれほど注目していなかったので、アルバムB面の最後にいれました。ところがそれから何十年かあと、新しい動きがでました。ヒップ・ホップ、ラップです。彼らがこの曲を発見してくれたのです。今日の我々のヴァージョンにはラップは入ってませんが、我々はヒップなので、今からこの曲でホップしましょう」こうして始まったのがヒップ・ホップの世界でサンプリングされている「ノーティラス」だった。これはランDMC、トライブ・コールド・クエスト、メアリーJブライジなど50曲以上でサンプリングされている。
本編最後は、おなじみの「ウェストチェスター・レディー」。これもヒップ・ホップ・アーティストにサンプリングされている。
5人のメンバーは、完璧に息があっている。そしてそれぞれがみな超うまい。
まさにジャズ・クラブの王道ライヴといえるライヴだった。
Bob James "Westchester Lady" (1976)
http://youtu.be/VN671Fe8wS8
ライヴ・ヴァージョン~フォールプレイ
http://youtu.be/INowlo9-6vE
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QYV1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Bob James(p,key) ボブ・ジェームス(ピアノ、キーボード)
Steve Gadd(ds) スティーヴ・ガッド(ドラムス)
Will Lee(b) ウィル・リー(ベース)
Dave McMurray(sax) デイヴ・マクマレイ(サックス)
Perry Hughes(g) ペリー・ヒューズ(ギター)
■セットリスト
Setlist : Bob James Quintet
show started 21:37
01.Mister Magic
02.Choose Me
03.Autumn Leaves
04.White Moth
05.A Simple Way To Say, “I Love You”
06.Nautilus
07.Westchester Lady
Enc. Farandole
Show ended 23:17
(2012年9月4日火曜、東京ブルーノート、ボブ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Bob
2012-
~~~
◎ボブ・ジェームス~いぶし銀のヴェテランたち
【Bob James: Experienced Hand’s Classy Touch】
いぶし銀。
「東京ジャズ」2日目日曜最後の登場、オオトリがボブ・ジェームス・クインテット。メインのライヴ評は上記ブルーノート・ライヴ評をごらんください。
ボブ・ジェームス、ウイル・リー、そして、スティーヴ・ガッド、このトライアングルは強力。誰もが充分な経験を持ったいぶし銀アーティストだ。今回の目玉は、日本の松田聖子が「スキヤキ」を歌ったところ。たくさん拍手を受けていた。驚いたのは、ライヴ後、彼女が楽屋ロビーでメディアにボブと並んでインタヴューを受けたが、流暢な英語で答えていたこと。英語がとても上手で驚いた。
■メンバー
Bob James (Piano)
Steve Gadd (Drums)
Will Lee (Bass)
Dave McMurray (Sax)
Perry Hughes (Guitar)
++
Matsuda Seiko (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Bob James Quartet, September 9, 2012 @ Kokusai Forum A
show started 20:30
01.Mister Magic
02.White Moth
03.Angela (Theme From “Taxi”)
04.Don’t Mess With Mister T.
05.Fnandole
06.Sukiyaki
07.Put Our Hearts Together
Show ended 21:30
(2012年9月8日日曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、東京ジャズ、ボブ・ジェームス・クインテット・ライヴ)
2012-
★ジョー・サンプル早くも新作登場『チルドレン・オブ・ザ・サン』
2012年9月20日 音楽★ジョー・サンプル早くも新作登場『チルドレン・オブ・ザ・サン』
【Joe Sample’s New Ambitious Project】
ビッグバンド。
つい先ごろ、クレオール・ジョー・バンドで南部のザディコ・ミュージックのアルバム『クレオール・ジョー・バンド』クレオール・ジョー・バンド をリリースしたばかりのジョー・サンプルが、はやくも次のアルバムをリリースする。こんどは、なんとドイツのNDRビッグバンドとの共演作『チルドレン・オブ・ザ・サン』で、2012年10月24日発売。ジョーの来日中に、このアルバムについて少し話を聞いたので簡単にまとめてみよう。
NDRビッグバンドとは、Norddeutscher Rundfunk (NDR) (North German Broadcasting)の略。つまり北ドイツ放送局所属のビッグバンドということになる。放送局が持つバンドという意味でいえば、いわゆるN饗(NHK交響楽団)のような存在。
このNDRから、何かのスタンダードをジョーのピアノをフィーチャーしてビッグバンドで録音しないか、という声がかかった。そのとき、ジョーはそういうのは、今までもやってきてあまりおもしろくないので、ちょうど自分の頭の中にあり、アイデアを暖めていたミュージカル用の楽曲をビッグバンドでやったらどうだと逆提案した。
それが今回のタイトルとなっている『チルドレン・オブ・ザ・サン』という作品だ。
これ用に作っていた曲のデモCDをNDRに送ると「今までのジョー作品のどれにも似ていないまったく違う作品でおもしろい。ぜひ、これをビッグバンドでやろう」ということになった。
奴隷。
そもそもこの作品の始まりは、1995年にさかのぼる。この年、ジョー・サンプルはヴァージン諸島のサン・クロワを訪れた。そのときにそこで一冊の本を知る。キャリル・フィリップスCaryl Phillipsという在イギリスの黒人作家が書いた『ケンブリッジ(Cambridge)』だ。この物語はフィクションだが、カリブ諸島がアフリカからつれられてきた奴隷をアメリカやヨーロッパに送り出していた経由地で、その奴隷の物語を描いたものだった。
かねてから奴隷の歴史、黒人の歴史に大いなる興味を持っていたジョーはこの本に深く感銘し、訪れていたサン・クロワの景色とともに、ミュージカル作品を作れないかと考えた。
かつてジョーは奴隷という存在を考えたときこんなことを思ったという。
「芝生に寝転がって空を見る。自分が奴隷だったら、いつか空を飛んで、どこかに行きたい (One day, I’ll fly away)と思う」
ジョーは、その翌年1996年、本の著者カリルとニューヨークで会い、ミュージカルにできないかその可能性を探るべく、いろいろ話をするが、残念ながら著者とジョーは意気投合することはなく、話が進むことはなかった。
ただそれ以後もこの物語へのジョーの執着はあり、楽曲を作り、デモテープを録音、それを作品としてレコーディングする選択肢もあった。
そうした中で、NDRビッグバンドからの誘いがあり、「いいのがひとつあるぞ」とこれを提案したところ、レコーディングすることになった。レコーディングは2011年11月に行われ、それが10月にリリースされる。
ジョー・サンプルは昨年レコーディングでドイツに渡ったが、2012年11月には再度訪問しこのビッグバンドとコンサートを行なう。また、彼は2012年9月1週目に「東京ジャズ」出演のために来日していたが、それを終えた後、岩手県・盛岡で行なわれた村田陽一ビッグバンドとともに、この曲を演奏している。
作家。
キャリル・フィリップスは1958年3月13日、カリブ海に浮かぶセント・クリストファー(セント・キッツ)に生まれた。両親とともにイギリスに移住、イギリスのオックスフォードなどやニューヨークの大学にも通った。その後、大学で教鞭をとりながら、作家活動を開始。1980年には処女作である劇台本作『ストレンジ・フルーツ』を発表。以後、小説、ショートストーリーなどを次々と発表。1980年、22歳のとき幼少の頃セント・クリストファーを離れて以来初めて同島を訪れインスピレーションを受け、約5年をかけて『ザ・ファイナル・パッセージ』を執筆、1985年発表。さらに翌年第二弾『ザ・ステイト・オブ・インディペンデント』を発表。この『ケンブリッジ』は1991年に発表されていた。
『ケンブリッジ』はイギリス白人女性エミリー・カートライトが西インド諸島の父親が持つ家を訪れ、そこで奴隷のケンブリッジと出会うところから始まるフィクションだ。
~~~
最新作収録曲がすべて映像になっています。アルバムの曲順通りに並べてみました。
NDR Bigband feat Joe Sample Jazz Baltica 2011 - I Wanna Go Home and Street Life (piano solo)
http://youtu.be/PftqV5bmh9M
NDR Bigband feat. Joe Sample - Buttermilk Sky / Islands of the Mind
http://youtu.be/UmHOY5j2p8w
NDR Bigband feat. Joe Sample - Rumfire / Gold in the Cane
http://youtu.be/jKVtzhxQyvY
NDR Bigband feat. Joe Sample - I Believe In / Children of the Sun
http://youtu.be/zZPgSlpubvQ
NDR Bigband feat Joe Sample Jazz Baltica 2011 - Blue Abyss
http://youtu.be/D890d1YgcZA
NDR Bigband feat. Joe Sample - Creole Eyes / Albatross Day
http://youtu.be/EfR3rSRJubQ
Joe Sample & NDR Bigband ‘Children of the Sun’
Jörg Achim Keller conductor, arrangements
Joe Sample compositions, piano
Thorsten Benkenstein, Ingolf Burkhardt, Claus Stötter, Reiner Winterschladen trumpet
Fiete Felsch, Peter Bolte alto sax
Christof Lauer, Lutz Büchner tenor sax
Frank Delle baritone sax
Nils Landgren trombone, vocals
Dan Gottshall, Klaus Heidenreich, Stefan Lottermann trombone
Ingo Lahme bass trombone
Stephan Diez guitar
Ingmar Heller bass
Robert Ikiz drums
Marcio Doctor percussion
++++
■ジョー・サンプル&NDRビッグバンド『チルドレン・オブ・ザ・サン』(2012年10月24日発売)(ビクターVICJ-61675、 2625円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00915EMFE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Tracklisting
1. アイ・ワナ・ゴー・ホーム I WANNA GO HOME
2. バターミルク・スカイ BUTTERMILK SKY
3. アイランズ・オブ・ザ・マインド ISLANDS OF THE MIND
4. ラムファイア RUMFIRE
5. ゴールド・イン・ザ・ケイン (イントロ) GOLD IN THE CANE
6. ゴールド・イン・ザ・ケイン GOLD IN THE CANE
7. アイ・ビリーヴ・イン I BELIEVE IN
8. チルドレン・オブ・ザ・サン CHILDREN OF THE SUN
9. ブルー・アビス BLUE ABYSS
10. クレオール・アイズ CREOLE EYES
11. アルバトロス・デイ ALBATROSS DAY
ARTIST>Sample, Joe>Children Of The Sun
【Joe Sample’s New Ambitious Project】
ビッグバンド。
つい先ごろ、クレオール・ジョー・バンドで南部のザディコ・ミュージックのアルバム『クレオール・ジョー・バンド』クレオール・ジョー・バンド をリリースしたばかりのジョー・サンプルが、はやくも次のアルバムをリリースする。こんどは、なんとドイツのNDRビッグバンドとの共演作『チルドレン・オブ・ザ・サン』で、2012年10月24日発売。ジョーの来日中に、このアルバムについて少し話を聞いたので簡単にまとめてみよう。
NDRビッグバンドとは、Norddeutscher Rundfunk (NDR) (North German Broadcasting)の略。つまり北ドイツ放送局所属のビッグバンドということになる。放送局が持つバンドという意味でいえば、いわゆるN饗(NHK交響楽団)のような存在。
このNDRから、何かのスタンダードをジョーのピアノをフィーチャーしてビッグバンドで録音しないか、という声がかかった。そのとき、ジョーはそういうのは、今までもやってきてあまりおもしろくないので、ちょうど自分の頭の中にあり、アイデアを暖めていたミュージカル用の楽曲をビッグバンドでやったらどうだと逆提案した。
それが今回のタイトルとなっている『チルドレン・オブ・ザ・サン』という作品だ。
これ用に作っていた曲のデモCDをNDRに送ると「今までのジョー作品のどれにも似ていないまったく違う作品でおもしろい。ぜひ、これをビッグバンドでやろう」ということになった。
奴隷。
そもそもこの作品の始まりは、1995年にさかのぼる。この年、ジョー・サンプルはヴァージン諸島のサン・クロワを訪れた。そのときにそこで一冊の本を知る。キャリル・フィリップスCaryl Phillipsという在イギリスの黒人作家が書いた『ケンブリッジ(Cambridge)』だ。この物語はフィクションだが、カリブ諸島がアフリカからつれられてきた奴隷をアメリカやヨーロッパに送り出していた経由地で、その奴隷の物語を描いたものだった。
かねてから奴隷の歴史、黒人の歴史に大いなる興味を持っていたジョーはこの本に深く感銘し、訪れていたサン・クロワの景色とともに、ミュージカル作品を作れないかと考えた。
かつてジョーは奴隷という存在を考えたときこんなことを思ったという。
「芝生に寝転がって空を見る。自分が奴隷だったら、いつか空を飛んで、どこかに行きたい (One day, I’ll fly away)と思う」
ジョーは、その翌年1996年、本の著者カリルとニューヨークで会い、ミュージカルにできないかその可能性を探るべく、いろいろ話をするが、残念ながら著者とジョーは意気投合することはなく、話が進むことはなかった。
ただそれ以後もこの物語へのジョーの執着はあり、楽曲を作り、デモテープを録音、それを作品としてレコーディングする選択肢もあった。
そうした中で、NDRビッグバンドからの誘いがあり、「いいのがひとつあるぞ」とこれを提案したところ、レコーディングすることになった。レコーディングは2011年11月に行われ、それが10月にリリースされる。
ジョー・サンプルは昨年レコーディングでドイツに渡ったが、2012年11月には再度訪問しこのビッグバンドとコンサートを行なう。また、彼は2012年9月1週目に「東京ジャズ」出演のために来日していたが、それを終えた後、岩手県・盛岡で行なわれた村田陽一ビッグバンドとともに、この曲を演奏している。
作家。
キャリル・フィリップスは1958年3月13日、カリブ海に浮かぶセント・クリストファー(セント・キッツ)に生まれた。両親とともにイギリスに移住、イギリスのオックスフォードなどやニューヨークの大学にも通った。その後、大学で教鞭をとりながら、作家活動を開始。1980年には処女作である劇台本作『ストレンジ・フルーツ』を発表。以後、小説、ショートストーリーなどを次々と発表。1980年、22歳のとき幼少の頃セント・クリストファーを離れて以来初めて同島を訪れインスピレーションを受け、約5年をかけて『ザ・ファイナル・パッセージ』を執筆、1985年発表。さらに翌年第二弾『ザ・ステイト・オブ・インディペンデント』を発表。この『ケンブリッジ』は1991年に発表されていた。
『ケンブリッジ』はイギリス白人女性エミリー・カートライトが西インド諸島の父親が持つ家を訪れ、そこで奴隷のケンブリッジと出会うところから始まるフィクションだ。
~~~
最新作収録曲がすべて映像になっています。アルバムの曲順通りに並べてみました。
NDR Bigband feat Joe Sample Jazz Baltica 2011 - I Wanna Go Home and Street Life (piano solo)
http://youtu.be/PftqV5bmh9M
NDR Bigband feat. Joe Sample - Buttermilk Sky / Islands of the Mind
http://youtu.be/UmHOY5j2p8w
NDR Bigband feat. Joe Sample - Rumfire / Gold in the Cane
http://youtu.be/jKVtzhxQyvY
NDR Bigband feat. Joe Sample - I Believe In / Children of the Sun
http://youtu.be/zZPgSlpubvQ
NDR Bigband feat Joe Sample Jazz Baltica 2011 - Blue Abyss
http://youtu.be/D890d1YgcZA
NDR Bigband feat. Joe Sample - Creole Eyes / Albatross Day
http://youtu.be/EfR3rSRJubQ
Joe Sample & NDR Bigband ‘Children of the Sun’
Jörg Achim Keller conductor, arrangements
Joe Sample compositions, piano
Thorsten Benkenstein, Ingolf Burkhardt, Claus Stötter, Reiner Winterschladen trumpet
Fiete Felsch, Peter Bolte alto sax
Christof Lauer, Lutz Büchner tenor sax
Frank Delle baritone sax
Nils Landgren trombone, vocals
Dan Gottshall, Klaus Heidenreich, Stefan Lottermann trombone
Ingo Lahme bass trombone
Stephan Diez guitar
Ingmar Heller bass
Robert Ikiz drums
Marcio Doctor percussion
++++
■ジョー・サンプル&NDRビッグバンド『チルドレン・オブ・ザ・サン』(2012年10月24日発売)(ビクターVICJ-61675、 2625円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00915EMFE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Tracklisting
1. アイ・ワナ・ゴー・ホーム I WANNA GO HOME
2. バターミルク・スカイ BUTTERMILK SKY
3. アイランズ・オブ・ザ・マインド ISLANDS OF THE MIND
4. ラムファイア RUMFIRE
5. ゴールド・イン・ザ・ケイン (イントロ) GOLD IN THE CANE
6. ゴールド・イン・ザ・ケイン GOLD IN THE CANE
7. アイ・ビリーヴ・イン I BELIEVE IN
8. チルドレン・オブ・ザ・サン CHILDREN OF THE SUN
9. ブルー・アビス BLUE ABYSS
10. クレオール・アイズ CREOLE EYES
11. アルバトロス・デイ ALBATROSS DAY
ARTIST>Sample, Joe>Children Of The Sun
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