●★ ホイットニーからトム・スコットへの感謝の電話
2012年3月3日 音楽●★ ホイットニーからトム・スコットへの感謝の電話
【Whitney Called Tom Scott For Thanking For His Play】
感謝。
ホイットニーについては、いろいろな思い出話がでているが、ロスアンジェルスをベースに活躍するヴェテラン・サックス奏者、トム・スコットがちょっとしたエピソードをフェイスブックで明かした。なかなかいい話だったので、簡単にご紹介しよう。
トムは、ホイットニーの曲は1曲(「セイヴィヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」)しかプレイしていないが、こんな思い出があるという。
彼はプロデューサーのマイケル・マッサーに頼まれ、「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー(すべてをあなたに)」でサックスをプレイしてレコーディングした。1984年の後半くらいだろう。しかし、それはバック・トラック(カラオケ)のレコーディングだったので、シンガーであるホイットニー本人はスタジオにはいなかった。レコーディングを終えて、すっかりトムはこのことを忘れていた。
すると数週間後、アルバムのリリース直前にトムに電話がかかってきた。「ハーイ、私はホイットニー・ヒューストンです。一度もお会いしたことはありませんが、『セイヴィング・・・』でのあなたのプレイが大変気に入っていることをお伝えしたくて電話しました」
ホイットニーはこの時点では、まだまだ無名のシンガーだ。トムはロスの売れっ子サックス奏者。業界内ではもちろん大先輩だ。ただ、シンガーは、バックのトラックで誰が何をレコーディングしているかなどは、知らないことが多い。もちろんバンドなどで一緒にやっている場合は別だが。
なので、彼女がサックス奏者の名前を聞き、わざわざ電話番号を調べ、電話してきて「感謝してくれたこと」にトムは大変感激した、というわけだ。トムは「このことは決して忘れない」と言う。なかなかいい話だ。
一方で、この話を読んだシー・ウィンドのメンバーで、ホイットニーの1998年のツアーに参加し、ホーンやキーボードをプレイしたラリー・ウィリアムスは、「それはすばらしい話。しかし、実際、珍しい話だ」と前置きして、「ステージに大きな紙に(メンバーの)名前が書かれていたが、2週間のツアー中、結局、彼女は僕の名前は覚えてくれなかった」と言っている。たぶん、このふたつの話には14年ほどの歳月が流れているが、時代やさまざまな状況はすべて変わるということだろうか。
Saving All My Love For You
http://youtu.be/fQgRwrYRLtk
中盤からのサックス・ソロがトム・スコット。
Saving All My Love For You @ 1986 Grammy Award: Dionne handed her Grammy
http://youtu.be/AIV2rYBPZcM
ディオンヌが封筒を開けて勝者の名前を呼ぶ。お母さんのシシーの嬉しそうな顔。ホイットニーの人生最高のときだ。
ちなみに、この曲はマイケル・マッサーが書いた作品で、ホイットニー以前に、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア(元フィフス・ディメンション)がレコーディングしていたもので、ホイットニーのものはそのカヴァーにあたる。ただマリリンたちのものはヒットはしていない。
■ マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」
http://youtu.be/apdXftBYmNQ
ホイットニーの1989年11月来日時の記者会見の写真がでてきたので掲載してみる。
■ ホイットニー:ザ・グレイテスト・ヒッツ(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004R84V/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
同日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004U2QT/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTISTS>Houston, Whitney
【Whitney Called Tom Scott For Thanking For His Play】
感謝。
ホイットニーについては、いろいろな思い出話がでているが、ロスアンジェルスをベースに活躍するヴェテラン・サックス奏者、トム・スコットがちょっとしたエピソードをフェイスブックで明かした。なかなかいい話だったので、簡単にご紹介しよう。
トムは、ホイットニーの曲は1曲(「セイヴィヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」)しかプレイしていないが、こんな思い出があるという。
彼はプロデューサーのマイケル・マッサーに頼まれ、「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー(すべてをあなたに)」でサックスをプレイしてレコーディングした。1984年の後半くらいだろう。しかし、それはバック・トラック(カラオケ)のレコーディングだったので、シンガーであるホイットニー本人はスタジオにはいなかった。レコーディングを終えて、すっかりトムはこのことを忘れていた。
すると数週間後、アルバムのリリース直前にトムに電話がかかってきた。「ハーイ、私はホイットニー・ヒューストンです。一度もお会いしたことはありませんが、『セイヴィング・・・』でのあなたのプレイが大変気に入っていることをお伝えしたくて電話しました」
ホイットニーはこの時点では、まだまだ無名のシンガーだ。トムはロスの売れっ子サックス奏者。業界内ではもちろん大先輩だ。ただ、シンガーは、バックのトラックで誰が何をレコーディングしているかなどは、知らないことが多い。もちろんバンドなどで一緒にやっている場合は別だが。
なので、彼女がサックス奏者の名前を聞き、わざわざ電話番号を調べ、電話してきて「感謝してくれたこと」にトムは大変感激した、というわけだ。トムは「このことは決して忘れない」と言う。なかなかいい話だ。
一方で、この話を読んだシー・ウィンドのメンバーで、ホイットニーの1998年のツアーに参加し、ホーンやキーボードをプレイしたラリー・ウィリアムスは、「それはすばらしい話。しかし、実際、珍しい話だ」と前置きして、「ステージに大きな紙に(メンバーの)名前が書かれていたが、2週間のツアー中、結局、彼女は僕の名前は覚えてくれなかった」と言っている。たぶん、このふたつの話には14年ほどの歳月が流れているが、時代やさまざまな状況はすべて変わるということだろうか。
Saving All My Love For You
http://youtu.be/fQgRwrYRLtk
中盤からのサックス・ソロがトム・スコット。
Saving All My Love For You @ 1986 Grammy Award: Dionne handed her Grammy
http://youtu.be/AIV2rYBPZcM
ディオンヌが封筒を開けて勝者の名前を呼ぶ。お母さんのシシーの嬉しそうな顔。ホイットニーの人生最高のときだ。
ちなみに、この曲はマイケル・マッサーが書いた作品で、ホイットニー以前に、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア(元フィフス・ディメンション)がレコーディングしていたもので、ホイットニーのものはそのカヴァーにあたる。ただマリリンたちのものはヒットはしていない。
■ マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」
http://youtu.be/apdXftBYmNQ
ホイットニーの1989年11月来日時の記者会見の写真がでてきたので掲載してみる。
■ ホイットニー:ザ・グレイテスト・ヒッツ(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004R84V/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
同日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004U2QT/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTISTS>Houston, Whitney