◎レデシー・ライヴ~貫禄と余裕

【Ledisi Live:】

貫禄。

レデシーの存在を知ったのは、2002年ごろ、サンフランシスコを本拠とするピアニスト、サヤのCD『デスティネーション・ファーアウェイ』に参加していたとき。彼女は「アンティル・ウィ・ミート・アゲイン」という曲を歌っている。このアルバムは、ほかにブラクストン・ブラザーズなども参加していて、ちょっとした一枚だ。レデシーは2001年にソロを出して以来、今日まですでに6枚のアルバムを出すまでになっている。

2002年6月大阪ブルーノート初来日、2007年11月(東京初ライヴ=ビルボード)、2009年1月(コットン)、2010年1月(ビルボード)以来、通算5度目の来日。(2011年4月(ブルーノート)はキャンセル)

キーボード2名、ギター、ベース、ドラムス、コーラス2人にレデシーという布陣。

一言でいえばとてもいいライヴだった。しっかりしたバンド、そして、なによりシンガーとしての貫禄がでて、ステージ裁きも余裕がでてきたような気がした。低い声はレイラ・ハサウェイを思わせるような、そして高い声はかわいらしく。それにしても、音の安定感といったらない。加えて声の力が強い。ちょっとマイクを離しても、その歌声はきっちり通る。ライヴでこれだけしっかりぶれることなく歌えるというのは、本当に基礎の基礎ができあがっていることの証明だ。

バラード・メドレーなんかもひじょうによかった。すでにデビューから10年を超える中堅シンガー。しかも最新作はグラミー賞ノミネート(受賞は残念ながらできず)となり、上り調子絶好調だ。

バックコーラスの2人も途中でソロを取ったが、どちらもうまい。ダネトラのほうは、アンジー・ストーンでも来日していた。

■過去関連記事

2007年11月15日(木)
ギブス
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10056387099.html

■最新作『ピーセス・オブ・ミー』(輸入盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004UJBP38/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■ピーシズ・オブ・ミー(日本盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0061P66EW/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■ロスト・アンド・ファウンド

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000RO8UAQ/soulsearchiho-22/ref=nosim

■メンバー

レディシ / Ledisi(Vocals)
ダネトラ・ムーア / Danetra Moore(Background Vocals)
サラ・ウィリアムズ / Sara Williams(Background Vocals)
アンソニー・ウォーカー / Anthony Walker(Keyboards)
ロレンゾ・ジョンソン / Lorenzo Johnson(Hammond B-3)
ネイト・マースロウ / Nate Mercereau(Guitar)
アイドリス・デイヴィス / Idris Davis(Bass)
ティム・スティール / Tim Steele(Drums)

■セットリスト レデシ
Setlist : Ledisi @ Billboard Live Tokyo, March 21, 2012

Show started 21:42
01.Raise Up
02.Higher Than This
03.Joy
04.Simple
05.Hate Me
06.Knockin’
07.Slow Jam Medley: Love Never Change Us – Think Of You – Goin’ Through Changes – I Miss You Now – Get To Know You
08.Bravo
09.Pieces Of Me
10.What A Wonderful World [Louis Armstrong]
11.Alright
Show ended 23:05

(2012年3月21日水曜、ビルボードライブ東京、レデシー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ledisi
2012-