◎More “Kawaii Hito Yo” For Soul Bars
2008年7月3日【「可愛いいひとよ」は定番】
ソウルバー。
マーチンさんオフィースから頼まれ、マーチンの新譜『マティーニ・デュエット』をニックさんゆかりのソウルバーにプロモーションしたいというので、おつきあいした。いやあ、久々に回ったソウルバー。(笑)
まずは、白金ダンステリア。ちょうどユキちゃんが、ダンスのレッスンをしているところにおじゃまして、ご挨拶。やはり、かつてここにニックさんと勝本さんがいたことを思い出すと感慨深い。なんか、江守さんのイラストの壁画の前に、いまにも2人がでてきそうな気配さえする。ダンステリアは、1984年オープン。来年なんと25周年になる。「なんかいろいろ考えますよ、そのときは吉岡君も協力してください」とユキちゃん。もちろん。
そして、六本木ティアーズ。事前に1本電話をいれると、「はい、そのCDはもう買いました」と。ティアーズは1996年7月8日オープンで、今年12周年。えええっ、もうそんなに経ちますか。時の流れは速い。またまた光陰矢のごとし。(こればっかしだ) エマ・ママ、なんとその昔、シャネルズのおっかけだったことが発覚。昔のアルバムをひっぱりだし、しかも、そこには若きマーチンとエマさんのツーショットが!! エマさんはルイード時代からシャネルズを見ていた、という。そして、化粧品、スタイリストなどを経てソウルの道に入り、12年前に念願の店をオープン。ママは「可愛いいひとよ」も「ライダー・ブルース」も、のれば、ショータイムをやるほど大好きだ。もちろんニックもここでDJをしていた。
全国ソウルバー総本山、ミラクル。川畑さん、キッチンの中でお仕事。「店は8時からなんで、8時には(僕は)いますよ。ただ、コットンクラブでライヴ見たりしてくると、8時半とか9時になっちゃいますが(笑)」。同行秋場さんに「ここはね、全国のソウルバーの総本山なんですよ。だから全国のソウルバーからのみかじめ料が毎月上がってくるんですよ」と説明すると、「ホントですかあ」と驚嘆された。「もちろん、ウソですよ、ウソ!」 「ホントかと思いました(笑)」ミラクルも2003年オープンですでに5年。はや。川畑さんのソウルバー一号店は1979年だから、すでに29年余だ。
2003/05/09 (Fri)
Miracle: Don’t show up with old name
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200305/diary20030509.html
そして、マーチンが師と仰ぐ富田さんのいる下北沢エクセロ、現・しずおかや。途中から電話すると、11時まわっているのに満員とのこと。とりあえず、向かい、店に入るとカウンター席がちょっとだけあいていた。若者でいっぱいだ。下北沢ならではか。エクセロ自体は1974年スタートで、何度か引越しなどして、2005年4月からこの場所に。
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
途中で別仕事をしていたマーチンから、励ましの電話入る。「いやあ、もうジンジャーエールでおなか、ガボガボです(笑)」というと、笑いながら、「じゃあ、たまにはアイス・ティーでも飲んでください」とのアドヴァイス。
ステップと言えば、ダンテリ、ティアーズと並んで御三家と言われる西小山の海老重。週末以外はしっとりとソウルを中心にいい音楽をかける。これからおうかがいします、と電話をいれると、またも「あ、もう買いましたよ」とのお返事。しかも、重厚な扉を開けるとマーチンの『ソウル・レジェンド』のアナログ・アルバムがわれわれを待ち受けていた。ちょうど「ミー&ミセス・ジョンーズ」がかかっていた。ここで海老沢さんから、「可愛いいひとよ」のヒップ・アップの7インチシングル、さらにローズマリーの7インチシングルを聴かせてもらう。これはどっちも知らなかった。
「可愛いいひとよ」は、オリジナルがクック・ニック&チャッキー。山瀬まみ、レイジー 、時東ぁみ、ホワッツ・ラヴ(What’s Love?)、「小夏・ひとみ・レイナ」などもカヴァーしている。そして、ニックを含むキング・オブ・ソウル(ほかにドン勝本、マイケル鶴岡との3人組)もカヴァーした。なんと、カラオケには、クック・ニックたちのヴァージョンはなく、山瀬まみのヴァージョンがあるそうだ。そして、それらに加えて、今回コック・マック&ノッキー・ヴァージョンが世に出た。海老重では、週末すでにヘヴィー・ローテーションで、オリジナルと一緒にかけたりしている、という。
海老重は、現在の建物になったのが2000年だが、その前、1996年からオープンしているので、今年で12年になる、そうだ。
そして、シメは三宿ソウルナッツ。「可愛いいひとよ」をキング・オブ・ソウルの一員として歌い踊っていたマイケル鶴岡さんの店。キング・オブ・ソウルの古い映像なども見せてもらい、またまた感無量。外に出たら、明るかったあ。あちゃ〜〜。
ENT>SOUL BARS>
ソウルバー。
マーチンさんオフィースから頼まれ、マーチンの新譜『マティーニ・デュエット』をニックさんゆかりのソウルバーにプロモーションしたいというので、おつきあいした。いやあ、久々に回ったソウルバー。(笑)
まずは、白金ダンステリア。ちょうどユキちゃんが、ダンスのレッスンをしているところにおじゃまして、ご挨拶。やはり、かつてここにニックさんと勝本さんがいたことを思い出すと感慨深い。なんか、江守さんのイラストの壁画の前に、いまにも2人がでてきそうな気配さえする。ダンステリアは、1984年オープン。来年なんと25周年になる。「なんかいろいろ考えますよ、そのときは吉岡君も協力してください」とユキちゃん。もちろん。
そして、六本木ティアーズ。事前に1本電話をいれると、「はい、そのCDはもう買いました」と。ティアーズは1996年7月8日オープンで、今年12周年。えええっ、もうそんなに経ちますか。時の流れは速い。またまた光陰矢のごとし。(こればっかしだ) エマ・ママ、なんとその昔、シャネルズのおっかけだったことが発覚。昔のアルバムをひっぱりだし、しかも、そこには若きマーチンとエマさんのツーショットが!! エマさんはルイード時代からシャネルズを見ていた、という。そして、化粧品、スタイリストなどを経てソウルの道に入り、12年前に念願の店をオープン。ママは「可愛いいひとよ」も「ライダー・ブルース」も、のれば、ショータイムをやるほど大好きだ。もちろんニックもここでDJをしていた。
全国ソウルバー総本山、ミラクル。川畑さん、キッチンの中でお仕事。「店は8時からなんで、8時には(僕は)いますよ。ただ、コットンクラブでライヴ見たりしてくると、8時半とか9時になっちゃいますが(笑)」。同行秋場さんに「ここはね、全国のソウルバーの総本山なんですよ。だから全国のソウルバーからのみかじめ料が毎月上がってくるんですよ」と説明すると、「ホントですかあ」と驚嘆された。「もちろん、ウソですよ、ウソ!」 「ホントかと思いました(笑)」ミラクルも2003年オープンですでに5年。はや。川畑さんのソウルバー一号店は1979年だから、すでに29年余だ。
2003/05/09 (Fri)
Miracle: Don’t show up with old name
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200305/diary20030509.html
そして、マーチンが師と仰ぐ富田さんのいる下北沢エクセロ、現・しずおかや。途中から電話すると、11時まわっているのに満員とのこと。とりあえず、向かい、店に入るとカウンター席がちょっとだけあいていた。若者でいっぱいだ。下北沢ならではか。エクセロ自体は1974年スタートで、何度か引越しなどして、2005年4月からこの場所に。
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
途中で別仕事をしていたマーチンから、励ましの電話入る。「いやあ、もうジンジャーエールでおなか、ガボガボです(笑)」というと、笑いながら、「じゃあ、たまにはアイス・ティーでも飲んでください」とのアドヴァイス。
ステップと言えば、ダンテリ、ティアーズと並んで御三家と言われる西小山の海老重。週末以外はしっとりとソウルを中心にいい音楽をかける。これからおうかがいします、と電話をいれると、またも「あ、もう買いましたよ」とのお返事。しかも、重厚な扉を開けるとマーチンの『ソウル・レジェンド』のアナログ・アルバムがわれわれを待ち受けていた。ちょうど「ミー&ミセス・ジョンーズ」がかかっていた。ここで海老沢さんから、「可愛いいひとよ」のヒップ・アップの7インチシングル、さらにローズマリーの7インチシングルを聴かせてもらう。これはどっちも知らなかった。
「可愛いいひとよ」は、オリジナルがクック・ニック&チャッキー。山瀬まみ、レイジー 、時東ぁみ、ホワッツ・ラヴ(What’s Love?)、「小夏・ひとみ・レイナ」などもカヴァーしている。そして、ニックを含むキング・オブ・ソウル(ほかにドン勝本、マイケル鶴岡との3人組)もカヴァーした。なんと、カラオケには、クック・ニックたちのヴァージョンはなく、山瀬まみのヴァージョンがあるそうだ。そして、それらに加えて、今回コック・マック&ノッキー・ヴァージョンが世に出た。海老重では、週末すでにヘヴィー・ローテーションで、オリジナルと一緒にかけたりしている、という。
海老重は、現在の建物になったのが2000年だが、その前、1996年からオープンしているので、今年で12年になる、そうだ。
そして、シメは三宿ソウルナッツ。「可愛いいひとよ」をキング・オブ・ソウルの一員として歌い踊っていたマイケル鶴岡さんの店。キング・オブ・ソウルの古い映像なども見せてもらい、またまた感無量。外に出たら、明るかったあ。あちゃ〜〜。
ENT>SOUL BARS>
【横浜シュガー・シャック、FMで復活〜松尾KC氏コラム復活】
復活。
2008年1月、惜しまれながら17年の歴史にピリオドを打った横浜の名ソウルバー、シュガー・シャック。現在、店の跡地は更地になった後、100円パーキングになった。一・二度閉店後、その前を通ったときには、まだ建物自体はあった。駐車場になってからまだ現場に足を運んでいないが、やはり、一抹の寂しさを覚える。
そんな「シュガー・シャック」がFM横浜のラジオ番組で復活する。今週金曜(初回放送は2008年7月4日金曜深夜24時30分〜25時)から。シュガー・シャック・オウナー、石川さんとDJ鈴木さんがソウル・バー寄りな選曲で、ラジオのあるその部屋を瞬時にソウル・バーにしてしまう、という。また、石川さんは店舗の復活もひそかに計画中だとか。これも楽しみだ。
番組公式ウェッブ
http://www.fmyokohama.co.jp/onair/program/SugarShack/index.html
番組ブログもスタート
http://blog.fmyokohama.co.jp/sugar/
■ シュガー・シャック過去関連記事
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200801/2008_01_24.html
January 25, 2008
Sugar Shack’s Mr. Ishikawa Talks
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_25.html
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200801/2008_01_15.html
November 17, 2007
Yokohama’s Number 1 Soul Bar “Sugar Shack” Will Be Closed After 17 Years
【横浜のソウルバー「シュガー・シャック」、2008年1月に閉店へ】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_17.html
+++++
復活。
そして、もうひとつ、復活のニュース。いや、復活っていうのもなんですが。(笑)久々の更新、というのが正しい表記か。2008年1月に自身のホームページでのコラムを書いたきり、コラムがごぶさただった盟友、松尾KC潔氏が、6月30日付けでおよそ半年振りにコラムを執筆、アップした。いやあ、待ってました。(笑) 毎週水曜日更新、という看板を掲げたコラム。それを人は「幻のコラム」と呼ぶ。「マイ・レディオ・デイズ」という原稿はおよそ1700字におよぶ。3月に終了したJウェイヴの『ユニヴァース』の話に言及しているが、それももう3ヶ月も前のことか…。ファンイヴェント呼んでいただきありがとうございました。光陰矢のごとし(Time Waits For None)。次回更新は12月のクリスマスか?(笑) KCコラムが次にいつアップされるか、トトカルチョでもやりましょうか。
■松尾潔氏公式ウェッブ
http://www.nevertoomuch.jp/column/f_f_column.html
+++++
ルーサー命日。
松尾さんといえば、ルーサー。昨日7月1日は2005年に亡くなったルーサー・ヴァンドロスの命日だった。2006年7月1日は、目黒・ブルース・アレーで『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』を行い、松尾さんにもゲスト・コメンテーターとしてご登場いただいた。えええっ、ルーサー亡くなってもう3年かあ。光陰矢のごとし。
『ソウル・サーチン』、昨年3月のアレサ以来、とまっていますが、年内にはやりますよ、やりたいです。あちこちから、まだかあ、まだかあ、などとせっつかれております。すいません。
+++++
Raymond Lefevre Dies At 78, Another “My Radio Days”
訃報。
あんまり「ソウル・サーチン」的ではないかと思われますが、イージー・リスニングのレイモン・ルフェーヴル・オーケストラのレイモン・ルフェーヴルさんが2008年6月27日、フランスで死去。78歳。1968年から69年にかけて「シバの女王La Reine de Saba (Queen of Sheba)」が大ヒット。日本でも折からのイージー・リスニング・ブームに乗ってポール・モーリア楽団などと並んで人気となった。またこの曲は1960年代後期に始まったTBSラジオの深夜番組『パック・イン・ミュージック』(1967年7月から1982年7月まで放送)の木曜深夜(放送は金曜午前0時半から。DJ野沢那智・白石冬美コンビ)の番組・後テーマになっていた。う〜〜ん、懐かしい。野沢白石コンビは、この「パック」15年の歴史の中で唯一、15年通しでDJを担当した人たち。まさに「パック」の顔だ。それでも、番組終了してから26年ですか。光陰矢のごとし。ま、ある意味当時の深夜放送は、「オールナイト・ニッポン」も含め、マイ・レディオ・デイズだった。
+++++
Whispers Canceled The Show
キャンセル。
R&Bヴォーカル・グループ、ウィスパーズの日本ツアーがキャンセルになった。2008年7月3日から6日まで東京ブルーノート、8日と9日が丸の内コットンクラブで行われることになっていた。詳細は各店舗へ。ブルーノートは、そのキャンセルとなった日程のうち4日と5日に、すでに来日中のラムゼイ・ルイス・トリオのライヴを急遽いれた。
+++++
ENT>MUSIC>OBITUARY> Lefevre, Raymond (November 20, 1929 – June 27, 2008, 78)
ENT>SOULBARS>Sugar Shack
復活。
2008年1月、惜しまれながら17年の歴史にピリオドを打った横浜の名ソウルバー、シュガー・シャック。現在、店の跡地は更地になった後、100円パーキングになった。一・二度閉店後、その前を通ったときには、まだ建物自体はあった。駐車場になってからまだ現場に足を運んでいないが、やはり、一抹の寂しさを覚える。
そんな「シュガー・シャック」がFM横浜のラジオ番組で復活する。今週金曜(初回放送は2008年7月4日金曜深夜24時30分〜25時)から。シュガー・シャック・オウナー、石川さんとDJ鈴木さんがソウル・バー寄りな選曲で、ラジオのあるその部屋を瞬時にソウル・バーにしてしまう、という。また、石川さんは店舗の復活もひそかに計画中だとか。これも楽しみだ。
番組公式ウェッブ
http://www.fmyokohama.co.jp/onair/program/SugarShack/index.html
番組ブログもスタート
http://blog.fmyokohama.co.jp/sugar/
■ シュガー・シャック過去関連記事
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200801/2008_01_24.html
January 25, 2008
Sugar Shack’s Mr. Ishikawa Talks
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_25.html
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200801/2008_01_15.html
November 17, 2007
Yokohama’s Number 1 Soul Bar “Sugar Shack” Will Be Closed After 17 Years
【横浜のソウルバー「シュガー・シャック」、2008年1月に閉店へ】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_17.html
+++++
復活。
そして、もうひとつ、復活のニュース。いや、復活っていうのもなんですが。(笑)久々の更新、というのが正しい表記か。2008年1月に自身のホームページでのコラムを書いたきり、コラムがごぶさただった盟友、松尾KC潔氏が、6月30日付けでおよそ半年振りにコラムを執筆、アップした。いやあ、待ってました。(笑) 毎週水曜日更新、という看板を掲げたコラム。それを人は「幻のコラム」と呼ぶ。「マイ・レディオ・デイズ」という原稿はおよそ1700字におよぶ。3月に終了したJウェイヴの『ユニヴァース』の話に言及しているが、それももう3ヶ月も前のことか…。ファンイヴェント呼んでいただきありがとうございました。光陰矢のごとし(Time Waits For None)。次回更新は12月のクリスマスか?(笑) KCコラムが次にいつアップされるか、トトカルチョでもやりましょうか。
■松尾潔氏公式ウェッブ
http://www.nevertoomuch.jp/column/f_f_column.html
+++++
ルーサー命日。
松尾さんといえば、ルーサー。昨日7月1日は2005年に亡くなったルーサー・ヴァンドロスの命日だった。2006年7月1日は、目黒・ブルース・アレーで『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』を行い、松尾さんにもゲスト・コメンテーターとしてご登場いただいた。えええっ、ルーサー亡くなってもう3年かあ。光陰矢のごとし。
『ソウル・サーチン』、昨年3月のアレサ以来、とまっていますが、年内にはやりますよ、やりたいです。あちこちから、まだかあ、まだかあ、などとせっつかれております。すいません。
+++++
Raymond Lefevre Dies At 78, Another “My Radio Days”
訃報。
あんまり「ソウル・サーチン」的ではないかと思われますが、イージー・リスニングのレイモン・ルフェーヴル・オーケストラのレイモン・ルフェーヴルさんが2008年6月27日、フランスで死去。78歳。1968年から69年にかけて「シバの女王La Reine de Saba (Queen of Sheba)」が大ヒット。日本でも折からのイージー・リスニング・ブームに乗ってポール・モーリア楽団などと並んで人気となった。またこの曲は1960年代後期に始まったTBSラジオの深夜番組『パック・イン・ミュージック』(1967年7月から1982年7月まで放送)の木曜深夜(放送は金曜午前0時半から。DJ野沢那智・白石冬美コンビ)の番組・後テーマになっていた。う〜〜ん、懐かしい。野沢白石コンビは、この「パック」15年の歴史の中で唯一、15年通しでDJを担当した人たち。まさに「パック」の顔だ。それでも、番組終了してから26年ですか。光陰矢のごとし。ま、ある意味当時の深夜放送は、「オールナイト・ニッポン」も含め、マイ・レディオ・デイズだった。
+++++
Whispers Canceled The Show
キャンセル。
R&Bヴォーカル・グループ、ウィスパーズの日本ツアーがキャンセルになった。2008年7月3日から6日まで東京ブルーノート、8日と9日が丸の内コットンクラブで行われることになっていた。詳細は各店舗へ。ブルーノートは、そのキャンセルとなった日程のうち4日と5日に、すでに来日中のラムゼイ・ルイス・トリオのライヴを急遽いれた。
+++++
ENT>MUSIC>OBITUARY> Lefevre, Raymond (November 20, 1929 – June 27, 2008, 78)
ENT>SOULBARS>Sugar Shack
【ワンダラーズ&ジミー・クール・ジュニア】
小1。
昼過ぎに4月に再オープンした三軒茶屋のソウルバー、ストリート・カフェの長野さんからメールがきた。今日ワンダラーズの小規模編成のハンダラーズのライヴをやるので、ぜひ来てください、この前の小1の勇也も何曲かやります、とのこと。しかもこの小1勇也くん、今日はギターを弾きながら歌うという。
この日のハンダラーズは、ギター2、ベース、パーカッション、ヴォーカル隊は4人。ごきげんなロックン・ロールとソウルのヒットを手馴れた調子で次々と披露。来月は銀座ケントスに出演だそうで。ケントスにはどんぴしゃだ。
そして中盤、小1勇也君登場。ギターは、子供用のミニ・ギター。いきなり、「ムスタング・サリー」かい。ほんと、いっちょうまえ。驚く。次々とやるのだが、詳しくはセットリストを。すべての曲を、耳で覚えるという。歌詞もギターのフレーズも。MCとのからみトークも、ほとんどからまず(笑)、ひたすらギターと歌。もちろん、歌とか、発音、音程などはずれてしまうところもあるのだが、やはり、こうした曲を6歳の子がやっている「絵」だけで、こちらとしては驚かされる。勇也君の後、(笑)MCのケンさんも「やりにくいよ〜(苦笑)」。
長野さんによると、彼もこの勇也君がギターを弾くことはこの日の午後リハになるまで知らずに、そこでスモーキーの「ユーヴ・リリー・ガット・ア・ホールド・オン・ミー」のイントロのギターのリフを弾いて聴かせたら、すぐにそのフレーズを真似て弾いて、驚いて僕にメールしてきた、という。
勇也君、芸名ができた。「ジミー・クール・ジュニア(Jimmy Cool Jr.)」だ。これはクールズ・ファンでミュージシャンのお父さんが「ジミー・クール」で、その息子さんだから、ジュニアというわけ。それにしても将来どうなっていくのだろうか。
April 12, 2008
James Fujiki & Friends @ Street Café
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_12.html
■ メンバー (ハンダラーズ)
和田ジョージ(ヴォーカル、ギター) 後藤ナオキ(ヴォーカル、ギター) 清水ケン(ヴォーカルMC)沼地K一郎(ヴォーカル) サブ(パーカッション)
鈴木勇也(ジミー・クール・ジュニア)(ヴォーカル、ギター)
■セットリスト ワンダラーズ
Setlist : Han Derers(Half of Wanderers)
Show started 22:12
01. Poison Ivy [Coasters]
02. Charlie Brown [Coasters]
03. Happy Birthday
04. 16 Candles [Crests]
05. Fools Fall In Love [Drifters]
06. Come Go With Me [Dell-Vikings]
07. My Girl [Temptations]
~~Yuya on stage
08. Mustang Sally [Wilson Pickett]
09. Try A Little Tenderness [Otis Redding]
10. バースデイ (クールス)
11. Stand By Me [Ben E.King]
12. Sweet Soul Music 〜 涙のベイビー・コール(クールス)
13. Slow Down [Larry Williams]
14. You’ve Really Got A Hold On Me [Smokey & The Miracles]
~~Yuya off stage
15. Wonderful World [Sam Cooke]
Enc. Shake A Tail Feather [Five Du-Tones]
Show ended 23:10
(2008年6月29日日曜、三軒茶屋ストリート・カフェ=ハンダラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wanderers (Handerers)
小1。
昼過ぎに4月に再オープンした三軒茶屋のソウルバー、ストリート・カフェの長野さんからメールがきた。今日ワンダラーズの小規模編成のハンダラーズのライヴをやるので、ぜひ来てください、この前の小1の勇也も何曲かやります、とのこと。しかもこの小1勇也くん、今日はギターを弾きながら歌うという。
この日のハンダラーズは、ギター2、ベース、パーカッション、ヴォーカル隊は4人。ごきげんなロックン・ロールとソウルのヒットを手馴れた調子で次々と披露。来月は銀座ケントスに出演だそうで。ケントスにはどんぴしゃだ。
そして中盤、小1勇也君登場。ギターは、子供用のミニ・ギター。いきなり、「ムスタング・サリー」かい。ほんと、いっちょうまえ。驚く。次々とやるのだが、詳しくはセットリストを。すべての曲を、耳で覚えるという。歌詞もギターのフレーズも。MCとのからみトークも、ほとんどからまず(笑)、ひたすらギターと歌。もちろん、歌とか、発音、音程などはずれてしまうところもあるのだが、やはり、こうした曲を6歳の子がやっている「絵」だけで、こちらとしては驚かされる。勇也君の後、(笑)MCのケンさんも「やりにくいよ〜(苦笑)」。
長野さんによると、彼もこの勇也君がギターを弾くことはこの日の午後リハになるまで知らずに、そこでスモーキーの「ユーヴ・リリー・ガット・ア・ホールド・オン・ミー」のイントロのギターのリフを弾いて聴かせたら、すぐにそのフレーズを真似て弾いて、驚いて僕にメールしてきた、という。
勇也君、芸名ができた。「ジミー・クール・ジュニア(Jimmy Cool Jr.)」だ。これはクールズ・ファンでミュージシャンのお父さんが「ジミー・クール」で、その息子さんだから、ジュニアというわけ。それにしても将来どうなっていくのだろうか。
April 12, 2008
James Fujiki & Friends @ Street Café
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_12.html
■ メンバー (ハンダラーズ)
和田ジョージ(ヴォーカル、ギター) 後藤ナオキ(ヴォーカル、ギター) 清水ケン(ヴォーカルMC)沼地K一郎(ヴォーカル) サブ(パーカッション)
鈴木勇也(ジミー・クール・ジュニア)(ヴォーカル、ギター)
■セットリスト ワンダラーズ
Setlist : Han Derers(Half of Wanderers)
Show started 22:12
01. Poison Ivy [Coasters]
02. Charlie Brown [Coasters]
03. Happy Birthday
04. 16 Candles [Crests]
05. Fools Fall In Love [Drifters]
06. Come Go With Me [Dell-Vikings]
07. My Girl [Temptations]
~~Yuya on stage
08. Mustang Sally [Wilson Pickett]
09. Try A Little Tenderness [Otis Redding]
10. バースデイ (クールス)
11. Stand By Me [Ben E.King]
12. Sweet Soul Music 〜 涙のベイビー・コール(クールス)
13. Slow Down [Larry Williams]
14. You’ve Really Got A Hold On Me [Smokey & The Miracles]
~~Yuya off stage
15. Wonderful World [Sam Cooke]
Enc. Shake A Tail Feather [Five Du-Tones]
Show ended 23:10
(2008年6月29日日曜、三軒茶屋ストリート・カフェ=ハンダラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wanderers (Handerers)
▲Soul Blends Has Two Guests
2008年6月30日【「ソウル・ブレンズ」2組ゲスト
賑わい。
2008年6月29日(日)、『ソウル・ブレンズ』を含むインターFMスタジオは、大賑わい。『ソウル・ブレンズ』にマーチンこと鈴木雅之さんゲスト、さらに、山野のコーナーでビッグバンドの熱帯ジャズ楽団・主宰ボス、カルロス菅野さんがゲスト。さらに後の韓流番組に韓流系のゲストもあり、スタジオ外もにぎやかだ。
マーチンさんは6月25日『マティーニ・デュエット』をリリース、現在全国プロモーション展開実施中。今回、なぜ「可愛いいひとよ」をカヴァーしたのか、なぜデュエット・アルバムかなどを雄弁に語った。「(デュエットをやることで)19歳の子ともラヴストーリーを語れる」 マーチンさんは4時の時報をまたいでの出演だ。
前回インターに来たときには、現在のスタジオがまだ完成しておらず、テントで囲まれた仮設スタジオだったので、きれいになったスタジオに驚いていた。
「可愛いいひとよ」をレコーディングしていたとき、偶然、作曲家の大野さんと会った話など。そして、マネジャー、スタッフなどともに、「プロモーションで、ソウル・バー行きましょうよ〜〜」との声。しかし、ターリンのメール、長いよ! (笑)
ちょうど、マーチンさんがスタジオを出て、カルロスさんが入るときに、顔合わせする。「どうもどうも」と言って握手、たぶん、初めてではない、という。
そして、4時半からカルロスさん。始まる前のほんのひととき、チーちゃんとカルロスさんは釣りの話しでひとしきりもりあがりだ。カルロスさんのゲストはちょうど一年前の新譜リリースのとき以来。今回は初めての全曲ヴォーカル・アルバムと、熱帯のオリジナル曲ばかりを集めたベストの2枚をひっさげての登場。ヴォーカル・アルバムは、50歳にして初のヴォーカル作品とのこと。ジャケットがセピア色でフランク・シナトラ風で実にかっこいい。
いつもやっている勝手にキャッチフレーズ、ご本人の前でやるのは照れるのだが、気に入っていただいたので記念にここにもアップしよう。
熱帯の暑い風が吹いてくる
熱帯の熱いビッグバンドが炸裂する
熱帯JAZZ楽団 12作目 オリジナル楽曲ばかりを
集めたベスト 『ジ・オリジナルズ』
そして、魅惑のとろけるビロードヴォイス、カルロス菅野
完全全曲ヴォーカル・アルバム 『シングス!』
2枚あわせて熱く、甘く、発売中
山野楽器へ直行
つっかからずに言えました。(笑) というわけで、大賑わいの『ソウル・ブレンズ』でありました。ゲストが多いと、あっという間に終わります。(笑)
ENT>RADIO>SOUL BLENDS
賑わい。
2008年6月29日(日)、『ソウル・ブレンズ』を含むインターFMスタジオは、大賑わい。『ソウル・ブレンズ』にマーチンこと鈴木雅之さんゲスト、さらに、山野のコーナーでビッグバンドの熱帯ジャズ楽団・主宰ボス、カルロス菅野さんがゲスト。さらに後の韓流番組に韓流系のゲストもあり、スタジオ外もにぎやかだ。
マーチンさんは6月25日『マティーニ・デュエット』をリリース、現在全国プロモーション展開実施中。今回、なぜ「可愛いいひとよ」をカヴァーしたのか、なぜデュエット・アルバムかなどを雄弁に語った。「(デュエットをやることで)19歳の子ともラヴストーリーを語れる」 マーチンさんは4時の時報をまたいでの出演だ。
前回インターに来たときには、現在のスタジオがまだ完成しておらず、テントで囲まれた仮設スタジオだったので、きれいになったスタジオに驚いていた。
「可愛いいひとよ」をレコーディングしていたとき、偶然、作曲家の大野さんと会った話など。そして、マネジャー、スタッフなどともに、「プロモーションで、ソウル・バー行きましょうよ〜〜」との声。しかし、ターリンのメール、長いよ! (笑)
ちょうど、マーチンさんがスタジオを出て、カルロスさんが入るときに、顔合わせする。「どうもどうも」と言って握手、たぶん、初めてではない、という。
そして、4時半からカルロスさん。始まる前のほんのひととき、チーちゃんとカルロスさんは釣りの話しでひとしきりもりあがりだ。カルロスさんのゲストはちょうど一年前の新譜リリースのとき以来。今回は初めての全曲ヴォーカル・アルバムと、熱帯のオリジナル曲ばかりを集めたベストの2枚をひっさげての登場。ヴォーカル・アルバムは、50歳にして初のヴォーカル作品とのこと。ジャケットがセピア色でフランク・シナトラ風で実にかっこいい。
いつもやっている勝手にキャッチフレーズ、ご本人の前でやるのは照れるのだが、気に入っていただいたので記念にここにもアップしよう。
熱帯の暑い風が吹いてくる
熱帯の熱いビッグバンドが炸裂する
熱帯JAZZ楽団 12作目 オリジナル楽曲ばかりを
集めたベスト 『ジ・オリジナルズ』
そして、魅惑のとろけるビロードヴォイス、カルロス菅野
完全全曲ヴォーカル・アルバム 『シングス!』
2枚あわせて熱く、甘く、発売中
山野楽器へ直行
つっかからずに言えました。(笑) というわけで、大賑わいの『ソウル・ブレンズ』でありました。ゲストが多いと、あっという間に終わります。(笑)
ENT>RADIO>SOUL BLENDS
【深町純即興ピアノ・パーティー第90回】
葬式。
即興ピアニスト深町純・月例ピアノ・パーティー第90回。
深町さん語る。「即興演奏の練習はできない。1人で練習しようとしても、客がいないとすぐやめてしまう。即興演奏は、聴いてくれる人がいると、ちょっとやなことがあっても、少し我慢して演奏を続けられる。即興演奏の仕方を教えている学校があるらしいがそれは偽証です」
「最近ね、前のテレビがもう色がでなくなっちゃったんで、新しい37インチのテレビを購入した。そこで、ハイヴィジョンってなんてきれいなの、と思って。その画面の美しさに魅せられ、最近はもっぱらテレビ少年になっている。だが、たいていは音楽番組が気に入らない。あれは、きっと予算がかけられないんだろうね」
「ピアノを弾いていると、聴いている人たちがどんな状況で聴いているか、どれくらい聴いてくれているか、すごくよくわかる。あるとき、若くして突然死した友人のお葬式でピアノを弾いたことがあったが、そのとき、みんなが泣いているにもかかわらず、自分のピアノをすごくよく聴いてくれていることがわかった。後日その友人のお母さんから、深町さんのピアノはすごくよかった、あれを聴いてうちの娘も天国へ行けたんだと思う、という手紙をもらった。それは、そのお母さんを少しでも癒せたことになったと思って、けっこういいことをしたんだな、と思えた。バッハという作曲家は教会のオルガン弾きだったから、おそらく葬式と結婚式でたくさん弾いていると思う。それで、僕も葬式で弾くのもいいな、と思った」
「だから、ここに来ている人全員、葬式で演奏してあげよう。(笑)」
2001年1月から始まったこの会、今回で90回目。「最低、100回目までは続けますよ〜〜」100回目は2009年4月25日の予定だ。
■ 過去記事
June 01, 2008
Fukamachi Jun #89: Keyboard Party
http://blog.soulsearchin.com/archives/002550.html
April 27, 2008
Fukamachi Jun #88: Jun Lose To Young Energy
http://blog.soulsearchin.com/archives/002483.html
March 30, 2008
Fukamachi Jun #87
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_30.html
March 27, 2008
Fukamachi Jun #86; Talks About New York All Stars
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_27.html
January 28, 2008
Fukamachi Jun #85: 8th Year Has Just Started
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_28.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #90 @FJ’s, June 28, 2008
セットリスト 深町純 90回
1st set
show started 20:01
01. 2008年6月28日20時01分の作品(11:54)「梅雨のさなかに来てくださってありがとう」
02. 2008年6月28日20時22分の作品(11:40)
02. 2008年6月28日お題拝借作品1(01:28)(ジャズピアニスト・マコさんのメロディー)
03. 2008年6月28日お題拝借作品1のやり直し(01:52)
04. 2008年6月28日お題拝借作品2 (02:11)
05. 2008年6月28日20時58分の作品(08:52)
show ended 21:06
2nd set
show started 21:30
01. 2008年6月28日21時40分の作品(05:41)
02. 2008年6月28日21時45分の作品(11:15)
03. 2008年6月28日21時57分の作品(05:54)
04. 2008年6月28日22時03分の作品(06:50)
05. 2008年6月28日22時10分の作品(17:33)
show ended 22:33
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します。音楽60%は40%がトークということです)(単位は%)
2007年07月28日 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月25日 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月29日 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65(サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
2008年04月26日 第一部 54.13 第二部 74.46(第88回)
2008年05月31日 第一部 54.06 第二部83.84(第89回)
2008年06月28日 第一部 58.38 第二部 74.94 (第90回)
(2008年06月28日土曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-112
葬式。
即興ピアニスト深町純・月例ピアノ・パーティー第90回。
深町さん語る。「即興演奏の練習はできない。1人で練習しようとしても、客がいないとすぐやめてしまう。即興演奏は、聴いてくれる人がいると、ちょっとやなことがあっても、少し我慢して演奏を続けられる。即興演奏の仕方を教えている学校があるらしいがそれは偽証です」
「最近ね、前のテレビがもう色がでなくなっちゃったんで、新しい37インチのテレビを購入した。そこで、ハイヴィジョンってなんてきれいなの、と思って。その画面の美しさに魅せられ、最近はもっぱらテレビ少年になっている。だが、たいていは音楽番組が気に入らない。あれは、きっと予算がかけられないんだろうね」
「ピアノを弾いていると、聴いている人たちがどんな状況で聴いているか、どれくらい聴いてくれているか、すごくよくわかる。あるとき、若くして突然死した友人のお葬式でピアノを弾いたことがあったが、そのとき、みんなが泣いているにもかかわらず、自分のピアノをすごくよく聴いてくれていることがわかった。後日その友人のお母さんから、深町さんのピアノはすごくよかった、あれを聴いてうちの娘も天国へ行けたんだと思う、という手紙をもらった。それは、そのお母さんを少しでも癒せたことになったと思って、けっこういいことをしたんだな、と思えた。バッハという作曲家は教会のオルガン弾きだったから、おそらく葬式と結婚式でたくさん弾いていると思う。それで、僕も葬式で弾くのもいいな、と思った」
「だから、ここに来ている人全員、葬式で演奏してあげよう。(笑)」
2001年1月から始まったこの会、今回で90回目。「最低、100回目までは続けますよ〜〜」100回目は2009年4月25日の予定だ。
■ 過去記事
June 01, 2008
Fukamachi Jun #89: Keyboard Party
http://blog.soulsearchin.com/archives/002550.html
April 27, 2008
Fukamachi Jun #88: Jun Lose To Young Energy
http://blog.soulsearchin.com/archives/002483.html
March 30, 2008
Fukamachi Jun #87
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_30.html
March 27, 2008
Fukamachi Jun #86; Talks About New York All Stars
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_27.html
January 28, 2008
Fukamachi Jun #85: 8th Year Has Just Started
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_28.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #90 @FJ’s, June 28, 2008
セットリスト 深町純 90回
1st set
show started 20:01
01. 2008年6月28日20時01分の作品(11:54)「梅雨のさなかに来てくださってありがとう」
02. 2008年6月28日20時22分の作品(11:40)
02. 2008年6月28日お題拝借作品1(01:28)(ジャズピアニスト・マコさんのメロディー)
03. 2008年6月28日お題拝借作品1のやり直し(01:52)
04. 2008年6月28日お題拝借作品2 (02:11)
05. 2008年6月28日20時58分の作品(08:52)
show ended 21:06
2nd set
show started 21:30
01. 2008年6月28日21時40分の作品(05:41)
02. 2008年6月28日21時45分の作品(11:15)
03. 2008年6月28日21時57分の作品(05:54)
04. 2008年6月28日22時03分の作品(06:50)
05. 2008年6月28日22時10分の作品(17:33)
show ended 22:33
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します。音楽60%は40%がトークということです)(単位は%)
2007年07月28日 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月25日 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月29日 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65(サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
2008年04月26日 第一部 54.13 第二部 74.46(第88回)
2008年05月31日 第一部 54.06 第二部83.84(第89回)
2008年06月28日 第一部 58.38 第二部 74.94 (第90回)
(2008年06月28日土曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-112
(ライヴの内容にふれます。これからごらんになる予定の方は、ご自身の判断でお読みください)
【ナタリー・コール満身創痍のステージ】
再び(Again)。
ショーが始まる前、超満員のブルーノートの店内は喧騒に包まれていた。ナタリー・コールの2004年5月末からのライヴ以来約4年ぶりの来日公演。いつも満員になるナタリー公演は4年ぶりということもあってか全14公演が売り切れになっていた。だが、初日(2008年6月22日)のステージにナタリーは、車椅子で登場したという情報が伝わっていた。さらには火曜日、木曜のセカンド・ショーがキャンセルになっていた。こんなことはブルーノート史上今までない。不安と心配を胸に金曜のファーストに。
4曲ピアノ・トリオのインストゥルメンタルが静かに演奏された。音がいつもより小さく聴こえる。およそ20分の演奏の後、MCが英語で「最近負った怪我のため、ミス・コールは車椅子でステージにあがることをお詫びします」というアナウンスをして、ナタリーがスタッフに車椅子を押されながら登場。ナタリーはご存知のように身長が175センチ以上ある。かなり大柄だ。だが、ステージに上がったその姿を見たとき、少し痩せたように思えた。そして、背が気持ちまるまっているためか、小さくも見えた。
そして、ベースの音にあわせて歌い始めた「フィーヴァー」。なかなか声が思うように出ない。喉がいがいがしているのか、ちょっと声ががさがさしている。バンドの音が聴こえにくいのか、音程もままならない。これを見た瞬間、火曜と木曜のセカンド・ショーをキャンセルしたことに納得した。きっとナタリーは満身創痍(まんしんそうい)なのだ。
「ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイクス(恋は異なもの)」も、続く曲も、なかなか本調子になれない。たぶん、車椅子ゆえに思うように腹筋などにも力が入らないのだろう。僕は思った。なぜこうまでしてステージに上がらなければならないのだろうか。そんな無理しなくてもいいではないか。それがエンタテイナーの性か。その姿は痛々しかった。いつもの調子なら、こんなおそらく歌いこんだ曲など朝飯前で歌いこなすだろう。だが今、ステージの彼女は誰の助けを得ることも出来ずに、ただひたすら必死に歌い続ける。彼女のバックには7人のミュージシャン、シンガーがいるが、スポットライトが当たるのは彼女、ナタリー・コールだ。バックのミュージシャンたちは最大級のサポートをするが、ミュージシャンたちと一体化することもできずひとり孤独のステージを続ける。
時に水で喉を潤し、唇を拭き、マイクを離して咳払いをし、歌い続ける。カーメン・マクレイも歌った「コーヒー・タイム」を終えて、ナタリーは言った。「この一週間、ここブルーノートではinteresting week(興味深い一週間)を過ごさせてもらっています。3-4年ぶりにこのファンタスティックな東京ブルーノートに戻ってこられて本当に嬉しいです。ブルーノートのスタッフのみなさん、ありがとう。そして、ここに戻ってきたいと思います。また(Again, and again, and again and again…」 もちろん興味深い一週間は、2度のキャンセルでの混乱を指している。彼女はアゲイン(再び)と言う単語を4回も言った。そして、ナタリーは、アレサが歌ったヴァージョンが大好きと言って次の「アンティル・ザ・リアル・シングス・カムズ・アロング」を歌った。
ステージの彼女は、観客から拍手を受け、エネルギーを得て少しずつ気持ちよくなっているように見えた。そのせいか、他のセットより少し曲が増えていたようだ。ブルーノートのウェッブに発表された日曜のセットリストではファースト、セカンドともに11曲(ほかに3曲インスト)だったが、結局この日は13曲(ほかに4曲インスト)を歌った。
「アンフォーゲッタブル」では、ステージ中央と左右のテレビモニターを使って、すっかり定番となった亡き父ナット・キング・コールとのゴースト・デュエットを見せた。最初のワンワード「アンフォーゲッタブル〜〜」が歌われるだけで、観客が一斉に反応する。そして、最後、ナタリーは客席から見て一番右のモニターの父親に向かって左手を高く上げて伸ばした。モニターの父が右手で娘のナタリーのほうに手を差し向けているのだ。
今回歌われたセットリストのうち6曲は、今年の2月ころからレコーディングされ、2008年9月9日に全米で発売される最新作『スティル・アンフォーゲッタブル』収録予定曲だ。よって、この新作からの作品を日本の観客はどこよりも早く聴くことができた。おそらくこんごこれらの曲を生で聴くことはないだろう。
どんなによれよれになっても、最後までステージをやり遂げなければならないエンタテイナー。エンタテインメントの世界は、文字通りShow Must Go On(ショーは続かなければならない)の厳しい世界だ。
最後の「ラヴ」が終わり、車椅子でステージを去る彼女を見て、誰もアンコールはできないと思ったにちがいない。観客も満足したかはわからない。しかしパフォーマンスが満足いかないという事実は、本人が一番痛切に感じているのだ。思ったように高い声がでない、思ったように歌えない。彼女の体のどこが悪いのかはわからない。ただ僕は満身創痍で、ここまで体を張って命をかけて60分のステージをこなしたミス・コールに感謝の気持ちを伝えたかった。ちょうど楽屋に戻るときに僕の目の前を車椅子に乗った彼女が通ったので一言声をかけた。”Thank you for your great music(すばらしい音楽をありがとう)” すると彼女は力強い声で”Thank you”と返してくれた。僕の「ありがとう」には、過去30年以上すてきな音楽をありがとうの意味を含めていたが、そんなことはおそらく伝わらなかっただろう。手を差し伸べると軽く握り返してくれた。
ライヴが終わり、上に上がるとセカンドセットを待つお客さんたちがウェイティング・ルームにあふれ、大いにざわついていた。この時点ではまだわからなかったが、その後、セカンドセットが再びキャンセルされることになった。
(この項続く)
■ ナタリー・コール次作『スティル・アンフォーゲッタブル』
収録予定曲
Still Unforgettable Track listing: (DMI/Dist byRhino/WEA)
1. "Walkin’ My Baby Back Home"
2. "Come Rain Or Come Shine"
3. "Coffee Time"
4. "Somewhere Along The Way"
5. "You Go To My Head"
6. "Nice ’N’ Easy"
7. "Why Don’t You Do Right?"
8. "Here’s That Rainy Day"
9. "But Beautiful"
10. "Lollipops And Roses"
11. "The Best Is Yet To Come"
12. "Something’s Gotta Give"
13. "Until The Real Thing Comes Along"
14. "It’s All Right With Me"
■ナタリー・コール過去記事
2003/06/17 (Tue)
Bittersweet Voice That Turned Blue Note A Desert
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030617.html
2003年来日時のライヴ評。
ナタリー・コール・ライヴ『心の変遷、ここに』【2002年5月28日火曜・セカンド・ステージ・東京ブルーノート】
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/natalie20020528.html
2002年来日時ライヴ評。
『ソウル・サーチン』(吉岡正晴・著)第7話 ナタリー・コール NATALIE COLE 〜二度のグラミーのはざまで〜
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/7.html
ナタリー・コール紆余曲折のソウル・サーチン・ストーリー。
■ メンバー
ナタリー・コール(ヴォーカル)Natalie Cole(vo)
マーヴィン・パークマン(キーボード、バック・ヴォーカル)Marvin Parkman(key,back vo)
リサ・ヴォーン(バック・ヴォーカル)Lisa Vaughn(back vo)
トレーシ・ブラウン(バック・ヴォーカル)Traci Brown(back vo)
タミール・ヘンデルマン(ピアノ)Tamir Hendelman(p)
サミール・エルメダウル(ギター)Samir Elmehdaoul(g)
ケヴィン・アクスト(ベース)Kevin Axt(b)
ロバート・ミラー(ドラムス)Robert Miller(ds)
■セットリスト
Setlist : Natalie Cole @ Blue Note Tokyo, June 27, 2008
#denotes from her upcoming album “Still Unforgettable” (to be released September 2008)
Show started 19:05
(Instrumental by piano trio for first four songs)
01. Spring Action [Tamir Hendelman original]
02. Paper Moon
03. Singing In The Rain
04. Driftin’ [Herbie Hancock]
~Natalie came on the stage on wheelchair
05. Fever
06. What A Difference A Day Made
07. Why Don’t You Do Right? #
08. Nice ‘N’ Easy #
09. All The Things You Are
10. Best Is Yet To Come #
11. Coffee Time #
12. Until The Real Thing Comes Along #
13. Somewhere Along The Way #
14. Smile
15. Besame Mucho
16. Unforgettable
17. L-O-V-E
Show ended 20:30
(2008年6月27日金曜、ブルーノート東京=ナタリー・コール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Cole, Natalie
2008-111
【ナタリー・コール満身創痍のステージ】
再び(Again)。
ショーが始まる前、超満員のブルーノートの店内は喧騒に包まれていた。ナタリー・コールの2004年5月末からのライヴ以来約4年ぶりの来日公演。いつも満員になるナタリー公演は4年ぶりということもあってか全14公演が売り切れになっていた。だが、初日(2008年6月22日)のステージにナタリーは、車椅子で登場したという情報が伝わっていた。さらには火曜日、木曜のセカンド・ショーがキャンセルになっていた。こんなことはブルーノート史上今までない。不安と心配を胸に金曜のファーストに。
4曲ピアノ・トリオのインストゥルメンタルが静かに演奏された。音がいつもより小さく聴こえる。およそ20分の演奏の後、MCが英語で「最近負った怪我のため、ミス・コールは車椅子でステージにあがることをお詫びします」というアナウンスをして、ナタリーがスタッフに車椅子を押されながら登場。ナタリーはご存知のように身長が175センチ以上ある。かなり大柄だ。だが、ステージに上がったその姿を見たとき、少し痩せたように思えた。そして、背が気持ちまるまっているためか、小さくも見えた。
そして、ベースの音にあわせて歌い始めた「フィーヴァー」。なかなか声が思うように出ない。喉がいがいがしているのか、ちょっと声ががさがさしている。バンドの音が聴こえにくいのか、音程もままならない。これを見た瞬間、火曜と木曜のセカンド・ショーをキャンセルしたことに納得した。きっとナタリーは満身創痍(まんしんそうい)なのだ。
「ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイクス(恋は異なもの)」も、続く曲も、なかなか本調子になれない。たぶん、車椅子ゆえに思うように腹筋などにも力が入らないのだろう。僕は思った。なぜこうまでしてステージに上がらなければならないのだろうか。そんな無理しなくてもいいではないか。それがエンタテイナーの性か。その姿は痛々しかった。いつもの調子なら、こんなおそらく歌いこんだ曲など朝飯前で歌いこなすだろう。だが今、ステージの彼女は誰の助けを得ることも出来ずに、ただひたすら必死に歌い続ける。彼女のバックには7人のミュージシャン、シンガーがいるが、スポットライトが当たるのは彼女、ナタリー・コールだ。バックのミュージシャンたちは最大級のサポートをするが、ミュージシャンたちと一体化することもできずひとり孤独のステージを続ける。
時に水で喉を潤し、唇を拭き、マイクを離して咳払いをし、歌い続ける。カーメン・マクレイも歌った「コーヒー・タイム」を終えて、ナタリーは言った。「この一週間、ここブルーノートではinteresting week(興味深い一週間)を過ごさせてもらっています。3-4年ぶりにこのファンタスティックな東京ブルーノートに戻ってこられて本当に嬉しいです。ブルーノートのスタッフのみなさん、ありがとう。そして、ここに戻ってきたいと思います。また(Again, and again, and again and again…」 もちろん興味深い一週間は、2度のキャンセルでの混乱を指している。彼女はアゲイン(再び)と言う単語を4回も言った。そして、ナタリーは、アレサが歌ったヴァージョンが大好きと言って次の「アンティル・ザ・リアル・シングス・カムズ・アロング」を歌った。
ステージの彼女は、観客から拍手を受け、エネルギーを得て少しずつ気持ちよくなっているように見えた。そのせいか、他のセットより少し曲が増えていたようだ。ブルーノートのウェッブに発表された日曜のセットリストではファースト、セカンドともに11曲(ほかに3曲インスト)だったが、結局この日は13曲(ほかに4曲インスト)を歌った。
「アンフォーゲッタブル」では、ステージ中央と左右のテレビモニターを使って、すっかり定番となった亡き父ナット・キング・コールとのゴースト・デュエットを見せた。最初のワンワード「アンフォーゲッタブル〜〜」が歌われるだけで、観客が一斉に反応する。そして、最後、ナタリーは客席から見て一番右のモニターの父親に向かって左手を高く上げて伸ばした。モニターの父が右手で娘のナタリーのほうに手を差し向けているのだ。
今回歌われたセットリストのうち6曲は、今年の2月ころからレコーディングされ、2008年9月9日に全米で発売される最新作『スティル・アンフォーゲッタブル』収録予定曲だ。よって、この新作からの作品を日本の観客はどこよりも早く聴くことができた。おそらくこんごこれらの曲を生で聴くことはないだろう。
どんなによれよれになっても、最後までステージをやり遂げなければならないエンタテイナー。エンタテインメントの世界は、文字通りShow Must Go On(ショーは続かなければならない)の厳しい世界だ。
最後の「ラヴ」が終わり、車椅子でステージを去る彼女を見て、誰もアンコールはできないと思ったにちがいない。観客も満足したかはわからない。しかしパフォーマンスが満足いかないという事実は、本人が一番痛切に感じているのだ。思ったように高い声がでない、思ったように歌えない。彼女の体のどこが悪いのかはわからない。ただ僕は満身創痍で、ここまで体を張って命をかけて60分のステージをこなしたミス・コールに感謝の気持ちを伝えたかった。ちょうど楽屋に戻るときに僕の目の前を車椅子に乗った彼女が通ったので一言声をかけた。”Thank you for your great music(すばらしい音楽をありがとう)” すると彼女は力強い声で”Thank you”と返してくれた。僕の「ありがとう」には、過去30年以上すてきな音楽をありがとうの意味を含めていたが、そんなことはおそらく伝わらなかっただろう。手を差し伸べると軽く握り返してくれた。
ライヴが終わり、上に上がるとセカンドセットを待つお客さんたちがウェイティング・ルームにあふれ、大いにざわついていた。この時点ではまだわからなかったが、その後、セカンドセットが再びキャンセルされることになった。
(この項続く)
■ ナタリー・コール次作『スティル・アンフォーゲッタブル』
収録予定曲
Still Unforgettable Track listing: (DMI/Dist byRhino/WEA)
1. "Walkin’ My Baby Back Home"
2. "Come Rain Or Come Shine"
3. "Coffee Time"
4. "Somewhere Along The Way"
5. "You Go To My Head"
6. "Nice ’N’ Easy"
7. "Why Don’t You Do Right?"
8. "Here’s That Rainy Day"
9. "But Beautiful"
10. "Lollipops And Roses"
11. "The Best Is Yet To Come"
12. "Something’s Gotta Give"
13. "Until The Real Thing Comes Along"
14. "It’s All Right With Me"
■ナタリー・コール過去記事
2003/06/17 (Tue)
Bittersweet Voice That Turned Blue Note A Desert
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030617.html
2003年来日時のライヴ評。
ナタリー・コール・ライヴ『心の変遷、ここに』【2002年5月28日火曜・セカンド・ステージ・東京ブルーノート】
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/natalie20020528.html
2002年来日時ライヴ評。
『ソウル・サーチン』(吉岡正晴・著)第7話 ナタリー・コール NATALIE COLE 〜二度のグラミーのはざまで〜
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/7.html
ナタリー・コール紆余曲折のソウル・サーチン・ストーリー。
■ メンバー
ナタリー・コール(ヴォーカル)Natalie Cole(vo)
マーヴィン・パークマン(キーボード、バック・ヴォーカル)Marvin Parkman(key,back vo)
リサ・ヴォーン(バック・ヴォーカル)Lisa Vaughn(back vo)
トレーシ・ブラウン(バック・ヴォーカル)Traci Brown(back vo)
タミール・ヘンデルマン(ピアノ)Tamir Hendelman(p)
サミール・エルメダウル(ギター)Samir Elmehdaoul(g)
ケヴィン・アクスト(ベース)Kevin Axt(b)
ロバート・ミラー(ドラムス)Robert Miller(ds)
■セットリスト
Setlist : Natalie Cole @ Blue Note Tokyo, June 27, 2008
#denotes from her upcoming album “Still Unforgettable” (to be released September 2008)
Show started 19:05
(Instrumental by piano trio for first four songs)
01. Spring Action [Tamir Hendelman original]
02. Paper Moon
03. Singing In The Rain
04. Driftin’ [Herbie Hancock]
~Natalie came on the stage on wheelchair
05. Fever
06. What A Difference A Day Made
07. Why Don’t You Do Right? #
08. Nice ‘N’ Easy #
09. All The Things You Are
10. Best Is Yet To Come #
11. Coffee Time #
12. Until The Real Thing Comes Along #
13. Somewhere Along The Way #
14. Smile
15. Besame Mucho
16. Unforgettable
17. L-O-V-E
Show ended 20:30
(2008年6月27日金曜、ブルーノート東京=ナタリー・コール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Cole, Natalie
2008-111
【タック&パティー・ライヴ〜愛に包まれて】
融合。
ショッキング・ピンクのドレスに身を包んだパティー、そして、ベージュのスーツ姿のタック。まさに愛に包まれたおしどり夫婦デュオ、タック&パティーの2007年2月、2007年10月以来約7ヶ月ぶりの来日ライヴ。僕が彼らのライヴを見るのは2006年1月以来。それにしても、あのギターと歌だけで、これだけの世界を作れるというのは本当に素晴らしいことだ。
改めて思ったのが、パティーの声が低くて飽きが来ないということ。個人的にもこの声が好きだ。そして、ギターのタックとのコンビはヴォーカルとその伴奏ということではなく、まるで2人がひとつの生き物として息をしているかのようだ。それは例えば、パティーが右手でタックが左手で、一体になっているのと同じだ。僕はそれを魂(ソウル)の融合、もしくは魂(ソウル)の合体と呼びたい。2つの魂が合体し、そこから強力なオウラを放ち、観客を包み込む。
そして、いつも彼らのライヴを見るたびに感じるのが2人の間に横たわる普遍的な愛だ。タックがギター・ソロを見せるところがいつもショー中盤にあるが、距離が離れていても、2人の間には暖かい愛がある。こんなアーティストはほかに見たことがない。
タックのギターも、チョッパー風の弾き方は、まるでギターがパーカッションになったようで、実に独創的。
また、パティーの歌の解釈力もずば抜けている。僕はカヴァーを歌うのがもっともうまいシンガー・ベスト3として、アレサ・フランクリン、ルーサー・ヴァンドロスと並んでこのパティー・カスカートを選ぶ。歌の理解力がずば抜け、解釈力が見事、そしてどんな曲を歌っても自分のものにしてしまう。「タイム・アフター・タイム」など、もはや僕にとってはシンディー・ロウパーのものよりも、こちらのヴァージョンになじんでしまったほどだ。
やはり、彼らのライヴを見ると、日々積もる人生の垢が落とされる思いがする。彼らのピュアさが音楽を媒介に聴く者に伝わるのだ。言ってみれば彼らの音楽は人生の垢を落とす石鹸のようなものだ。彼らの音楽は真に本物で、偽装など一点もない。
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EIKU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去記事
January 09, 2006
Tuck & Patti Control Time & Space
http://blog.soulsearchin.com/archives/000756.html
2003/05/14 (Wed)
The Moment of Truth: Tuck & Patti Sung for Me
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200305/diary20030514.html
【1994年11月28日・青山ラス・チカス】
タック&パティー・ライヴ『感動のリサイクル・マシン』
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/tuck19941128.html
■セットリスト タック&パティー
Setlist : Tuck& Patti @ Motion Blue, Yokohama, June 25, 2008
Show started 21:30
01. Learning How To Fly
02. Heaven Down Here
03. One For All
04. Happy Birthday To You
05. A Foggy Day
06. Wildflower
07. Song For The Souls That Go Before (From The Hearts Left Behind)
08. Man In The Mirror (Tuck Solo)
09. Intro (A Riff of “Concierto de Aranjuez”) – Europe (Tuck Solo)
10. Time After Time
Enc. Dreams
Show ended 22:52
(2008年6月26日木曜、横浜モーション・ブルー=タック&パティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tuck & Patti
2008-110
融合。
ショッキング・ピンクのドレスに身を包んだパティー、そして、ベージュのスーツ姿のタック。まさに愛に包まれたおしどり夫婦デュオ、タック&パティーの2007年2月、2007年10月以来約7ヶ月ぶりの来日ライヴ。僕が彼らのライヴを見るのは2006年1月以来。それにしても、あのギターと歌だけで、これだけの世界を作れるというのは本当に素晴らしいことだ。
改めて思ったのが、パティーの声が低くて飽きが来ないということ。個人的にもこの声が好きだ。そして、ギターのタックとのコンビはヴォーカルとその伴奏ということではなく、まるで2人がひとつの生き物として息をしているかのようだ。それは例えば、パティーが右手でタックが左手で、一体になっているのと同じだ。僕はそれを魂(ソウル)の融合、もしくは魂(ソウル)の合体と呼びたい。2つの魂が合体し、そこから強力なオウラを放ち、観客を包み込む。
そして、いつも彼らのライヴを見るたびに感じるのが2人の間に横たわる普遍的な愛だ。タックがギター・ソロを見せるところがいつもショー中盤にあるが、距離が離れていても、2人の間には暖かい愛がある。こんなアーティストはほかに見たことがない。
タックのギターも、チョッパー風の弾き方は、まるでギターがパーカッションになったようで、実に独創的。
また、パティーの歌の解釈力もずば抜けている。僕はカヴァーを歌うのがもっともうまいシンガー・ベスト3として、アレサ・フランクリン、ルーサー・ヴァンドロスと並んでこのパティー・カスカートを選ぶ。歌の理解力がずば抜け、解釈力が見事、そしてどんな曲を歌っても自分のものにしてしまう。「タイム・アフター・タイム」など、もはや僕にとってはシンディー・ロウパーのものよりも、こちらのヴァージョンになじんでしまったほどだ。
やはり、彼らのライヴを見ると、日々積もる人生の垢が落とされる思いがする。彼らのピュアさが音楽を媒介に聴く者に伝わるのだ。言ってみれば彼らの音楽は人生の垢を落とす石鹸のようなものだ。彼らの音楽は真に本物で、偽装など一点もない。
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EIKU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去記事
January 09, 2006
Tuck & Patti Control Time & Space
http://blog.soulsearchin.com/archives/000756.html
2003/05/14 (Wed)
The Moment of Truth: Tuck & Patti Sung for Me
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200305/diary20030514.html
【1994年11月28日・青山ラス・チカス】
タック&パティー・ライヴ『感動のリサイクル・マシン』
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/tuck19941128.html
■セットリスト タック&パティー
Setlist : Tuck& Patti @ Motion Blue, Yokohama, June 25, 2008
Show started 21:30
01. Learning How To Fly
02. Heaven Down Here
03. One For All
04. Happy Birthday To You
05. A Foggy Day
06. Wildflower
07. Song For The Souls That Go Before (From The Hearts Left Behind)
08. Man In The Mirror (Tuck Solo)
09. Intro (A Riff of “Concierto de Aranjuez”) – Europe (Tuck Solo)
10. Time After Time
Enc. Dreams
Show ended 22:52
(2008年6月26日木曜、横浜モーション・ブルー=タック&パティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tuck & Patti
2008-110
△Chic Tribute @ Blues Alley
2008年6月26日【シック・トリビュート・ライヴ】
にぎやか。
なんとあのシックの曲ばかりをやるシック・トリビュートをブルース・アレーがベース奏者の小松秀行さんと企画。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、パーカッション、それにホーン3人、ヴォーカル3人という総勢12人の大バンドをつくってのライヴ。にぎやか、にぎやか。
ヴォーカル陣は毎度おなじみブレンダ・ヴォーン、アージー・ファイン、そして、デイヴィッド・キング。まさに在日ブラック・シンガー・コーリションだ。この人数がブルース・アレーのステージに上ると、ステージは大賑わい、それだけでパーティーだ。
なによりよかったのが、選曲。リアル・シック(本物のシック)がやらないような珍しい楽曲を何曲か選んでいる。こういう曲が生で聴けるのは嬉しい。下記セットリストでファーストの4〜7、セカンドの1〜3など、シックもほとんどやらない。だから今までライヴで聞いたことはなかった。大のシック・フリークの友人Lは、この選曲に大喜び。彼は毎回ナイル・ロジャースのライヴを見に行くが、最近は選曲が当たり前すぎで若干飽き気味だったという。そんなところにこの企画、まさに渡りに船。(笑)
これらのセットリストもいいが、まだ他にも「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」「ハンギン」「マイ・フォービドゥン・ラヴァー」なども手付かず。それに、シックたちがやるようなシック・プロデュース楽曲(シスター・スレッジなど)もいくらでもある。それに、かのディーヴァ・グレイを呼んでもいいし。というわけで、ぜひ、この企画第二弾以降もやってほしいところ。ちなみにセットリストには、その楽曲の収録アルバムを調べて書き入れた。1枚目から3枚目までが爆発的に売れたシックの代表アルバムだ。
若干、セカンドセットはなじみが少ない曲が多かったせいか、また、メンバー紹介なども長かったせいか間延び感があったが、まあ、今後どんどんやっていく中でスリム化できるでしょう。小松さん、音源をみんなに送り、ホーンセクション以外、全曲の楽譜を書いた。「ま、基本的には(メンバーそれぞれの)自己責任で〜〜」ということなのだが、みんなちゃんとやってくれて、バンマスもやりやすいだろう。
ところで、この日歌ったブレンダ、なんと前日ちょっと体調不良で病院に行き、ステージは無理ではないかとメンバーに言ったらしいが、結局、この日は薬を飲んでパフォーマンスしたという。そんな雰囲気はまったく見せていなかった。まさにショウ・マスト・ゴー・オン。ちなみにこの日のケイリブは、キーボードに専念。このライヴ資料映像、ナイル・ロジャースに見せたいなあ。
■メンバー
2008 Premium LIVE〜Chic Tribute Dance, Dance, Dance〜
(B)小松秀行 (Key)Kaleb James (Syn)ゴメス (G)林部直樹 (Ds)岸田容男(Per)坂井“Lambsy”秀彰 (Sax)竹上良成 (Tp)中野勇介 (Tb)鹿討奏(Vo/Cho)Brenda Vaughn、David King、Argie Phine-Martin
■セットリスト シック・トリビュート
Setlist : Chic Tribute Dance, Dance, Dance @ Blues Alley, June 25, 2008
First set
Show started 19:46
01. Everybody Dance / Dance, Dance, Dance [1st Album “Chic” -1977]
02. Chic Cheer [2nd Album “C’est Chic” -1978]
03. My Feet Keep Dancing [3rd Album “Risque” -1979]
04. You Can Get By (Komatsu on vocal) [Album “Chic” -1977]
05. Strike Up The Band [Album “Chic” -1977]
06. I Got Protection [5th Album “Real People” - 1980]
07. Burn Hard [6th Album “Take It Off” - 1981]
Show ended 20:30
Second set
Show started 21:04
01. (Funny) Bone [C’est Chic -1978]
02. Can’t Stand To Love You [Album “Risque” -1979]
03. Open Up [Album “Real People” -1980]
04. Real People [Album “Real People” -1980]
05. Take It Off [Album “Take It Off” - 1981]
06. Good Times [Album “Risque” - 1979]
Enc.1. Baby Doll [Album “Take It Off” -1981]
Enc.2. Le Freak [C’est Chic -1978]
Show ended 22:07
(2008年6月25日水曜、目黒ブルース・アレー=シック・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Chic Tribute
2008-109
にぎやか。
なんとあのシックの曲ばかりをやるシック・トリビュートをブルース・アレーがベース奏者の小松秀行さんと企画。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、パーカッション、それにホーン3人、ヴォーカル3人という総勢12人の大バンドをつくってのライヴ。にぎやか、にぎやか。
ヴォーカル陣は毎度おなじみブレンダ・ヴォーン、アージー・ファイン、そして、デイヴィッド・キング。まさに在日ブラック・シンガー・コーリションだ。この人数がブルース・アレーのステージに上ると、ステージは大賑わい、それだけでパーティーだ。
なによりよかったのが、選曲。リアル・シック(本物のシック)がやらないような珍しい楽曲を何曲か選んでいる。こういう曲が生で聴けるのは嬉しい。下記セットリストでファーストの4〜7、セカンドの1〜3など、シックもほとんどやらない。だから今までライヴで聞いたことはなかった。大のシック・フリークの友人Lは、この選曲に大喜び。彼は毎回ナイル・ロジャースのライヴを見に行くが、最近は選曲が当たり前すぎで若干飽き気味だったという。そんなところにこの企画、まさに渡りに船。(笑)
これらのセットリストもいいが、まだ他にも「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」「ハンギン」「マイ・フォービドゥン・ラヴァー」なども手付かず。それに、シックたちがやるようなシック・プロデュース楽曲(シスター・スレッジなど)もいくらでもある。それに、かのディーヴァ・グレイを呼んでもいいし。というわけで、ぜひ、この企画第二弾以降もやってほしいところ。ちなみにセットリストには、その楽曲の収録アルバムを調べて書き入れた。1枚目から3枚目までが爆発的に売れたシックの代表アルバムだ。
若干、セカンドセットはなじみが少ない曲が多かったせいか、また、メンバー紹介なども長かったせいか間延び感があったが、まあ、今後どんどんやっていく中でスリム化できるでしょう。小松さん、音源をみんなに送り、ホーンセクション以外、全曲の楽譜を書いた。「ま、基本的には(メンバーそれぞれの)自己責任で〜〜」ということなのだが、みんなちゃんとやってくれて、バンマスもやりやすいだろう。
ところで、この日歌ったブレンダ、なんと前日ちょっと体調不良で病院に行き、ステージは無理ではないかとメンバーに言ったらしいが、結局、この日は薬を飲んでパフォーマンスしたという。そんな雰囲気はまったく見せていなかった。まさにショウ・マスト・ゴー・オン。ちなみにこの日のケイリブは、キーボードに専念。このライヴ資料映像、ナイル・ロジャースに見せたいなあ。
■メンバー
2008 Premium LIVE〜Chic Tribute Dance, Dance, Dance〜
(B)小松秀行 (Key)Kaleb James (Syn)ゴメス (G)林部直樹 (Ds)岸田容男(Per)坂井“Lambsy”秀彰 (Sax)竹上良成 (Tp)中野勇介 (Tb)鹿討奏(Vo/Cho)Brenda Vaughn、David King、Argie Phine-Martin
■セットリスト シック・トリビュート
Setlist : Chic Tribute Dance, Dance, Dance @ Blues Alley, June 25, 2008
First set
Show started 19:46
01. Everybody Dance / Dance, Dance, Dance [1st Album “Chic” -1977]
02. Chic Cheer [2nd Album “C’est Chic” -1978]
03. My Feet Keep Dancing [3rd Album “Risque” -1979]
04. You Can Get By (Komatsu on vocal) [Album “Chic” -1977]
05. Strike Up The Band [Album “Chic” -1977]
06. I Got Protection [5th Album “Real People” - 1980]
07. Burn Hard [6th Album “Take It Off” - 1981]
Show ended 20:30
Second set
Show started 21:04
01. (Funny) Bone [C’est Chic -1978]
02. Can’t Stand To Love You [Album “Risque” -1979]
03. Open Up [Album “Real People” -1980]
04. Real People [Album “Real People” -1980]
05. Take It Off [Album “Take It Off” - 1981]
06. Good Times [Album “Risque” - 1979]
Enc.1. Baby Doll [Album “Take It Off” -1981]
Enc.2. Le Freak [C’est Chic -1978]
Show ended 22:07
(2008年6月25日水曜、目黒ブルース・アレー=シック・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Chic Tribute
2008-109
▼Martin’s Press Conference
2008年6月25日【マーチン・新作リリース・パーティー】
デュエット。
いよいよ2008年6月25日、新作アルバム『Martini Duet(マティーニ・デュエット)』をリリースするマーチンこと鈴木雅之が、リリース前日の24日午後、東京銀座のレストラン・バー「マイ・ハンブル・ハウス・東京」で、ファンクラブ会員30名と媒体関係者を多数集めて記者会見、リリース・パーティーを行った。
サプライズ好きのマーチンだけに、豪華なゲストを用意。まず司会者がマーチンを呼び込み、ちょっと話をして、第一のゲスト、菊池桃子を呼び込み、最新デュエット「恋のフライトタイム〜12pm〜」を披露、さらに、ファンキーおねえちゃん鈴木聖美を呼び込み、「ロンリー・チャップリン」を歌う。ここで、銀座などでバーを経営するバーテンダーでもある北添氏がカクテルその名も「マティーニ・デュエット」を創作、出演者たちに振舞った。
そして、最後にコックことブラザー・コーン、ノッキーこと木梨憲武を呼んで、「可愛いいひとよ」を歌った。ノッキーは、なんと小さめのアフロヘアのウィッグにド派手なカザールのサングラス、3人ともおそろいの特注のコンポラ系スーツ、シャツ、ネクタイでばっちり決めた。
おもしろかったのは、3人が揃って振り付け・歌などを練習したのが、昨日のこと。なんせ昨日の今日なんで、一部バラバラなところもあったりして、そこも愛嬌。(笑)3人揃って「なんせ、昨日の今日なんで…」。この踊りは、ニック岡井さんのビデオを見ながら、独自のアレンジなども加味して3人で作ったそうだ。だが3人のうち1人が違う動きしたら、こっちなんか「あれっ」なんて思うんだが、その違う動きをしても、あまりに堂々としているから、こういうものだと強引に思わせられてしまう。そのあたりが、手練手管(てれんてくだ)、老獪(ろうかい)ファンキー、ちょい悪おやじたちだ。お見事。(笑)
ノッキーのめがねがまるでミラクルズみたいに70年代風と思ったら、なんとこれはこういう派手系サングラスでは有名な「カザール」のサングラス。これはブラザー・コーンが懇意にしている大阪のショップで入手したそうだが、ブラザー・コーンはこの「カザール」のサングラスのコレクターでかなりの本数を持っているという。中には、プレミアムがついたものもある。
マーチンの新作『マティーニ・デュエット』は、過去四半世紀、彼がさまざまな人とデュエットしてきた作品を中心にいくつかの新録によるデュエットなど16曲をまとめたもの。マーチンはその原点を、子供のころおねえちゃん(聖美さん)と一緒にダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイのアルバムや、ルーファス・トーマス&カーラ・トーマスなんかを歌っていたころだと言う。デュエットとは、「5分間のショート・ストーリー」と断言するマーチン。こんどの新作には、おしゃれなショート・ストーリーが16本詰まっている。
■ 『マティーニ・デュエット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018Q7HVK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト マーチン新作リリース・パーティー
Setlist
01. 恋のフライトタイム〜12pm〜
02. ロンリー・チャップリン
03. 可愛いいひとよ
(2008年6月24日火曜、銀座マイ・ハンブル・ハウス・東京=鈴木雅之新作リリース・パーティー)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki Masayuki
2008-108
デュエット。
いよいよ2008年6月25日、新作アルバム『Martini Duet(マティーニ・デュエット)』をリリースするマーチンこと鈴木雅之が、リリース前日の24日午後、東京銀座のレストラン・バー「マイ・ハンブル・ハウス・東京」で、ファンクラブ会員30名と媒体関係者を多数集めて記者会見、リリース・パーティーを行った。
サプライズ好きのマーチンだけに、豪華なゲストを用意。まず司会者がマーチンを呼び込み、ちょっと話をして、第一のゲスト、菊池桃子を呼び込み、最新デュエット「恋のフライトタイム〜12pm〜」を披露、さらに、ファンキーおねえちゃん鈴木聖美を呼び込み、「ロンリー・チャップリン」を歌う。ここで、銀座などでバーを経営するバーテンダーでもある北添氏がカクテルその名も「マティーニ・デュエット」を創作、出演者たちに振舞った。
そして、最後にコックことブラザー・コーン、ノッキーこと木梨憲武を呼んで、「可愛いいひとよ」を歌った。ノッキーは、なんと小さめのアフロヘアのウィッグにド派手なカザールのサングラス、3人ともおそろいの特注のコンポラ系スーツ、シャツ、ネクタイでばっちり決めた。
おもしろかったのは、3人が揃って振り付け・歌などを練習したのが、昨日のこと。なんせ昨日の今日なんで、一部バラバラなところもあったりして、そこも愛嬌。(笑)3人揃って「なんせ、昨日の今日なんで…」。この踊りは、ニック岡井さんのビデオを見ながら、独自のアレンジなども加味して3人で作ったそうだ。だが3人のうち1人が違う動きしたら、こっちなんか「あれっ」なんて思うんだが、その違う動きをしても、あまりに堂々としているから、こういうものだと強引に思わせられてしまう。そのあたりが、手練手管(てれんてくだ)、老獪(ろうかい)ファンキー、ちょい悪おやじたちだ。お見事。(笑)
ノッキーのめがねがまるでミラクルズみたいに70年代風と思ったら、なんとこれはこういう派手系サングラスでは有名な「カザール」のサングラス。これはブラザー・コーンが懇意にしている大阪のショップで入手したそうだが、ブラザー・コーンはこの「カザール」のサングラスのコレクターでかなりの本数を持っているという。中には、プレミアムがついたものもある。
マーチンの新作『マティーニ・デュエット』は、過去四半世紀、彼がさまざまな人とデュエットしてきた作品を中心にいくつかの新録によるデュエットなど16曲をまとめたもの。マーチンはその原点を、子供のころおねえちゃん(聖美さん)と一緒にダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイのアルバムや、ルーファス・トーマス&カーラ・トーマスなんかを歌っていたころだと言う。デュエットとは、「5分間のショート・ストーリー」と断言するマーチン。こんどの新作には、おしゃれなショート・ストーリーが16本詰まっている。
■ 『マティーニ・デュエット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018Q7HVK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト マーチン新作リリース・パーティー
Setlist
01. 恋のフライトタイム〜12pm〜
02. ロンリー・チャップリン
03. 可愛いいひとよ
(2008年6月24日火曜、銀座マイ・ハンブル・ハウス・東京=鈴木雅之新作リリース・パーティー)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki Masayuki
2008-108
▽Naoh @ Funk Floor
2008年6月24日コメント (2)【サックス奏者ナオ・ライヴ】
サ〜〜ン。
このところコンスタントにライヴ活動を行っているファンキー系女性サックス奏者、ナオをリーダーとする「ナオ・アット・ファンク・フロア」が広島、大阪などからミニ・ツアーを敢行、6月17日に目黒のブルース・アレーでツアー最終ライヴを行った。編成は、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにナオのサックス。このメンバーでかなりライヴの本数を重ねてきていて、サックスも含めたバンド・サウンドも固まりつつある。
この日はセカンドから見たが、1曲目の「ホワイト・ストーン」では、ファンキー・キーボード奏者、学史くんのヴォコーダーが炸裂。なんか、前聴いた音とちょっと違うなと思ったら、新しいのにしたそうで、きれいな音になった感じがした。前のほうがガサガサした感じで、ロジャーっぽいと思ったのだが。それを言うと「あ、そうなんですか。僕もまだよくわからないんです」とのこと。楽器はなんでも、慣れるまでに時間はかかる。黒く黒く。
「エイト・カウント…」では、リズムがブレイクするところで、1から8までをカウントするのだが、3のところで、「サ〜〜〜ン」とメンバーがアホになる、というのをやるのだが、まだみんな照れてて、爆笑できない。(笑) ここだけ、世界のナベアツをゲストでいれたら、受けるだろうなあ。
セットリストは、グローヴァーに始まり、グローヴァーに終わるということで、それにしても、ファンクに徹底したサックスは気持ちいい。間違ってもケニーGみたいなのはやらんといてな。(関西弁風) 方向は、あくまで黒で、よろしく。(個人的な意見ですけど=(笑))
■ ナオ・オフィシャル
http://blog.naoh3.com/
■メンバー
NAOH@FUNK FLOOR
(Sax)NAOH (Key)藤川学史 (G)上條頌 (B)滝元堅志 (Ds)岸田容男
■ セットリスト
Setlist : Naoh @ Funk Floor, Blues Alley Meguro, June 17th, 2008
First Set
01. Mr. Magic [Grover Washington Jr.]
02. Can’t Hide Love [Earth Wind & Fire]
03. Black Mashroom [Original]
04. Sa Saison [Original]
05. High Tide [Original]
Second Set
Show started 2:18
01. White Stone [Original, new]
02. ちかくの森 [Original]
03. Song For Little Boy (including a riff of “Brazilian Rhyme”) [Original, new]
04. If I Ain’t Got You [Alicia Keys]
05. Eight Count For Rita [Jimmy Smith]
Enc. Just The Two Of Us [Grover Washington Jr.]
Show ended 22:21
(2008年6月17日火曜、目黒ブルース・アレー=ナオ・アット・ファンク・フロア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Naoh @ Funk Floor
2008-104
サ〜〜ン。
このところコンスタントにライヴ活動を行っているファンキー系女性サックス奏者、ナオをリーダーとする「ナオ・アット・ファンク・フロア」が広島、大阪などからミニ・ツアーを敢行、6月17日に目黒のブルース・アレーでツアー最終ライヴを行った。編成は、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにナオのサックス。このメンバーでかなりライヴの本数を重ねてきていて、サックスも含めたバンド・サウンドも固まりつつある。
この日はセカンドから見たが、1曲目の「ホワイト・ストーン」では、ファンキー・キーボード奏者、学史くんのヴォコーダーが炸裂。なんか、前聴いた音とちょっと違うなと思ったら、新しいのにしたそうで、きれいな音になった感じがした。前のほうがガサガサした感じで、ロジャーっぽいと思ったのだが。それを言うと「あ、そうなんですか。僕もまだよくわからないんです」とのこと。楽器はなんでも、慣れるまでに時間はかかる。黒く黒く。
「エイト・カウント…」では、リズムがブレイクするところで、1から8までをカウントするのだが、3のところで、「サ〜〜〜ン」とメンバーがアホになる、というのをやるのだが、まだみんな照れてて、爆笑できない。(笑) ここだけ、世界のナベアツをゲストでいれたら、受けるだろうなあ。
セットリストは、グローヴァーに始まり、グローヴァーに終わるということで、それにしても、ファンクに徹底したサックスは気持ちいい。間違ってもケニーGみたいなのはやらんといてな。(関西弁風) 方向は、あくまで黒で、よろしく。(個人的な意見ですけど=(笑))
■ ナオ・オフィシャル
http://blog.naoh3.com/
■メンバー
NAOH@FUNK FLOOR
(Sax)NAOH (Key)藤川学史 (G)上條頌 (B)滝元堅志 (Ds)岸田容男
■ セットリスト
Setlist : Naoh @ Funk Floor, Blues Alley Meguro, June 17th, 2008
First Set
01. Mr. Magic [Grover Washington Jr.]
02. Can’t Hide Love [Earth Wind & Fire]
03. Black Mashroom [Original]
04. Sa Saison [Original]
05. High Tide [Original]
Second Set
Show started 2:18
01. White Stone [Original, new]
02. ちかくの森 [Original]
03. Song For Little Boy (including a riff of “Brazilian Rhyme”) [Original, new]
04. If I Ain’t Got You [Alicia Keys]
05. Eight Count For Rita [Jimmy Smith]
Enc. Just The Two Of Us [Grover Washington Jr.]
Show ended 22:21
(2008年6月17日火曜、目黒ブルース・アレー=ナオ・アット・ファンク・フロア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Naoh @ Funk Floor
2008-104
☆Kajiwara Jun, JK Trio SE Live
2008年6月23日【梶原順〜JKトリオSE・ライヴ】
職人。
日本で活躍するヴェテラン・ギタリスト、梶原順さんの自由自在なトリオ「JKトリオ」(今回は、ドラムス鶴谷さん、ベース・バカボン鈴木さん)に、スペシャル・ゲストとしてキーボード松本圭司さんを含めたグループのライヴを月曜(2008年6月16日)に見た。
ライヴを見て思ったことは、一言みな「職人」。これに尽きる。ひたむきに、いい音、いいパフォーマンスを徹底追及し、それを成就できるだけの技量をもち、黙々といい演奏をしっかりと聞かせる、そんな感じだ。ファンキーでグルーヴある曲であれ、しっとり系であれ、なんでも。だから、目をつぶればまるでCDを聴いているかのようだ。
ファースト3曲目の「ウェイ・バック・ホーム」。なつかしいこの曲を、梶原さんはガッド・ギャングのヴァージョンで知った、という。これはもともと1970年に当時はジャズ・クルセイダーズと名乗っていたころのサックス奏者、ウィルトン・フェルダーが書いたインスト曲に、翌年モータウンのジョニー・ブリストルとグラディス・ナイトが詞をつけ、同じくモータウンのサックス奏者、ジュニア・ウォーカー&オール・スターズが録音してヒットさせた曲。1970年代に、FENの何かの番組の後テーマになっていた記憶がある。後テーマだから毎日かかり気に入っていたのだが、今、何の番組だか思い出せない。
続く「熱帯夜」という曲を聴いて、ここまでポップなフュージョンがあるのかと思った。これを聴いていて、ふと新ジャンルを思いついた。「ファンク・ジャズ」ではなく、「歌謡ジャズ」あるいは「歌謡フュージョン」。腕のあるミュージシャンたちが、昔の歌謡曲を徹底してばかっぽくインストでやるのだ。
時間の関係で、ファーストしか見られなかったが、ファースト始まる前に松本さんらに「土曜日のシャンティよろしく」と大西さんとともにご挨拶した。セットリストはあとで最後までごらんになった大西さんからいただきました。ありがとうございます。
梶原順 公式ホームページ
http://www.4creator.com/JunKajiwara/
梶原さんは2007年12月、20数年のキャリアの中で初の自己のアルバム『エヴァー』をリリースしている。
また、下記セットリストで、セカンド・セット、4曲目と5曲目はギターも上手な松本さんが自分でデモを弾いて梶原さんに渡して出来た作品だそうで、タイトルは未定ながら次のアルバムに急遽収録が決定したとのこと。
■ 梶原順 CD エヴァー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000YNZ0E4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ Member
梶原順g バカボン鈴木b 鶴谷智生dr 松本圭司key
■セットリスト JKトリオSE&松本圭司
Setlist : JK Trio with Matsumoto Keiji @ Blues Alley, June 16, 2008
First Set
Show started 19:40
01. Easy To Go (Album “Ever” /Jun Kajiwara - 2007)
02. You Got The News (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
03. Way Back Home (Album “The Gadd Gang”/The Gad Gang - 1986)
04. Sultry Night-熱帯夜 (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
05. Sleep Walk (Album “J&B”/J&B - 2004)
06. Feelin’ Alright (Grand Funk Railroad – 1971)
show ended
second set
01. The Gift (Album “Gift”/JとB DEPAPEPE - 2006)
02. Memories (Album “Gift”/JとB DEPAPEPE)
03. It Will Be Fine (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
04. 松本圭司作曲ブルース調(まだ無題)
05. 松本圭司作曲ファンク調(まだ無題)
06. Ever (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
Enc. Jive
(2008年6月16日月曜、目黒ブルース・アレー=JKトリオ&松本圭司・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>JK Trio & Matsumoto Keiji
2008-103
職人。
日本で活躍するヴェテラン・ギタリスト、梶原順さんの自由自在なトリオ「JKトリオ」(今回は、ドラムス鶴谷さん、ベース・バカボン鈴木さん)に、スペシャル・ゲストとしてキーボード松本圭司さんを含めたグループのライヴを月曜(2008年6月16日)に見た。
ライヴを見て思ったことは、一言みな「職人」。これに尽きる。ひたむきに、いい音、いいパフォーマンスを徹底追及し、それを成就できるだけの技量をもち、黙々といい演奏をしっかりと聞かせる、そんな感じだ。ファンキーでグルーヴある曲であれ、しっとり系であれ、なんでも。だから、目をつぶればまるでCDを聴いているかのようだ。
ファースト3曲目の「ウェイ・バック・ホーム」。なつかしいこの曲を、梶原さんはガッド・ギャングのヴァージョンで知った、という。これはもともと1970年に当時はジャズ・クルセイダーズと名乗っていたころのサックス奏者、ウィルトン・フェルダーが書いたインスト曲に、翌年モータウンのジョニー・ブリストルとグラディス・ナイトが詞をつけ、同じくモータウンのサックス奏者、ジュニア・ウォーカー&オール・スターズが録音してヒットさせた曲。1970年代に、FENの何かの番組の後テーマになっていた記憶がある。後テーマだから毎日かかり気に入っていたのだが、今、何の番組だか思い出せない。
続く「熱帯夜」という曲を聴いて、ここまでポップなフュージョンがあるのかと思った。これを聴いていて、ふと新ジャンルを思いついた。「ファンク・ジャズ」ではなく、「歌謡ジャズ」あるいは「歌謡フュージョン」。腕のあるミュージシャンたちが、昔の歌謡曲を徹底してばかっぽくインストでやるのだ。
時間の関係で、ファーストしか見られなかったが、ファースト始まる前に松本さんらに「土曜日のシャンティよろしく」と大西さんとともにご挨拶した。セットリストはあとで最後までごらんになった大西さんからいただきました。ありがとうございます。
梶原順 公式ホームページ
http://www.4creator.com/JunKajiwara/
梶原さんは2007年12月、20数年のキャリアの中で初の自己のアルバム『エヴァー』をリリースしている。
また、下記セットリストで、セカンド・セット、4曲目と5曲目はギターも上手な松本さんが自分でデモを弾いて梶原さんに渡して出来た作品だそうで、タイトルは未定ながら次のアルバムに急遽収録が決定したとのこと。
■ 梶原順 CD エヴァー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000YNZ0E4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ Member
梶原順g バカボン鈴木b 鶴谷智生dr 松本圭司key
■セットリスト JKトリオSE&松本圭司
Setlist : JK Trio with Matsumoto Keiji @ Blues Alley, June 16, 2008
First Set
Show started 19:40
01. Easy To Go (Album “Ever” /Jun Kajiwara - 2007)
02. You Got The News (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
03. Way Back Home (Album “The Gadd Gang”/The Gad Gang - 1986)
04. Sultry Night-熱帯夜 (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
05. Sleep Walk (Album “J&B”/J&B - 2004)
06. Feelin’ Alright (Grand Funk Railroad – 1971)
show ended
second set
01. The Gift (Album “Gift”/JとB DEPAPEPE - 2006)
02. Memories (Album “Gift”/JとB DEPAPEPE)
03. It Will Be Fine (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
04. 松本圭司作曲ブルース調(まだ無題)
05. 松本圭司作曲ファンク調(まだ無題)
06. Ever (Album “Ever”/Jun Kajiwara)
Enc. Jive
(2008年6月16日月曜、目黒ブルース・アレー=JKトリオ&松本圭司・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>JK Trio & Matsumoto Keiji
2008-103
【シャンティ&松本圭司・デュオ】
ケミストリー。
絵も描くアーティスト、シンガー・ソングライター、シャンティととろけるピアノの松本圭司のデュオ・ライヴ@マルターノ。シャンティは、2007年8月、マルターノのライヴハウスとしての「杮落とし(こけらおとし)」以来2度目の登場。ピアノの松本さんとは、これまでに青山・曼荼羅などで計4回程度やってきていて、直近だとモーション・ブルーでのライヴ以来。シャンティはこのところ、いくつかの種類のアコースティック・ライヴを行っているが、これはアコースティック・ピアノとのデュオ。
16曲のセットリスト、全体的にはしっとりとした落ち着いた作品が多かったのだが、満員・立ち見の観客がみな、真剣に集中して聴き入っていたところに驚かされた。普通ここまでスロー、しっとり曲が続くと聴く側もどこかでだれたりするものだが、聴き手の集中も切れない。おそらく、それは、松本ピアノとシャンティ・ヴォーカルの相性のよさがあり、そこから生まれる見事なケミストリー(化学反応)のせいなのだろう。ひょうひょうとした松本さんと、ナチュラル・自然派のシャンティのコンビネーションの妙か。
お客さんの声に、「シャンティの声がとにかく好きなんです」というのがあったが、その声の良さにマッチした楽曲を選んでいけばまちがいない。松本さんのピアノは、まさに聴くものをとろけさせる「とろけピアノ」。うまく表現できないが、シャンティの声を輝かせる何かがある。セカンドの1曲目で「1曲(ピアノだけで)やります」と言ったところ、「おおっ」と歓声があがり、それから彼が弾いたのはそこに虹でもほんわりと浮かびそうな「オーヴァー・ザ・レインボー」だった。
僕がシャンティにすごくあってるなと思った曲は、セカンド2曲目、今回初お披露目となった「アイ・ドント・ミス・ユー・アット・オール」。巨匠デューク・エリントンのピアノ曲にノラ・ジョーンズが歌詞をつけたもの。また、シャンティ自身もお気に入りのリズ・ライトが歌う「ノー・ワン・・・」も際立っていた。
昨年もライヴの日は雨だったが、雨で湿度が高いと、ピアノも歌もしっとりしていいようだ。(来場するお客さんは大変ですが) シャンティは、松本さんのピアノを「リボンをほどくようなピアノ」と評し、またこの日のPA(マイク、アンプ、スピーカーなどの音響)がすごくよくてやりやすかったと言った。
アンケートで、「選曲はどうだったか」という設問に、「よく知らない曲が多かったが、よかった」という回答がひじょうに多かった。これだけ知らない曲を聴かせて、ここまで観客をひっぱるのだから独自のシャンティ・ワールドを作ったということの証なのだろう。なんと来場の3分の1以上の人がシャンティのCDを購入、サインをしてもらっていた。ライヴを見るとCD欲しくなる、そんなライヴだった。
■ シャンティ過去関連記事
April 20, 2008
Who Sings Caffe Latte Song? Shanti Sings
http://blog.soulsearchin.com/archives/002476.html
April 13, 2008
Shanti Live :“Bravo! Bravo!” Said Ambassador Of Tunisia
http://blog.soulsearchin.com/archives/002454.html
February 24, 2008
Shanti At Kamome: The More You Challenge, The More You Get
http://blog.soulsearchin.com/archives/002345.html
(過去記事一覧もここに)
■ シャンティ 今後のライヴ
2008年7月1日(火) 中目黒・楽屋(らくや)
2008年7月26日(土) 神奈川県・葉山・ラマーレ・ド・チャヤ
2008年8月2日(土) 箱根ポーラ美術館
■ シャンティのアート展
Shanti “Share My Air”〜27の連作とボックセス
2008年6月17日(火)〜7月4日(金) 午前9時〜18時まで
入場無料
場所・東京センケイビル・メトロスクエア B1F ブリックギャラリー
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング地下1階
株式会社サンケイビル 電話03-3212-8475
最寄り駅・大手町駅、東京駅
http://www.giantmango.com/index.html
■ メンバー
シャンティ (歌)
http://snydersmarket.com/shanti.html
松本圭司 (ピアノ)
http://keijimatsumoto.com/
■セットリスト シャンティ&松本圭司 @マルターノ
Setlist : Shanti & Matsumoto Keiji @Martano, Fujigaoka, June 21, 2008
First set
Show started 19:11
01. Up On The Roof [Carol King, Drifters]
02. Wake Up To The Sun [Shanti]
03. Someone To Watch Over Me [George & Ira Gershwin]
04. Shimmering Eyes (French version) [Shanti]
05. Overjoyed [Stevie Wonder]
06. Morning In Rio [Tawarayama Masahiko & Shanti]
07. Again [Toku & Shanti]
Show ended 20:06
Second set
Show started 20:34
01. Over The Rainbow (Matsumoto Keiji solo) [Judy Garland]
02. I Don’t Miss You At All [Duke Ellington, Norah Jones]
03. Under My Skin [Cole Porter]
04. Will You Still Love Me Tomorrow [Carol King, Inger Marie Gundersen]
05. No One But Myself To Blame [Joe Sample&Liz Wright]
06. Afro Blue [Mongo Santamaria, John Coltrane, Dee Dee Bridgewater,]
07. As God Loves You [Shanti]
08. A Case Of You [Joni Mitchell]
Enc. Home [Shanti & Yoshizawa Hajime=Mount Rainier CM]
Show ended 21:41
(2008年6月21日土曜、藤が丘・マルターノ=シャンティ、松本圭司・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shanti & Matsumoto Keiji
2008-107
ケミストリー。
絵も描くアーティスト、シンガー・ソングライター、シャンティととろけるピアノの松本圭司のデュオ・ライヴ@マルターノ。シャンティは、2007年8月、マルターノのライヴハウスとしての「杮落とし(こけらおとし)」以来2度目の登場。ピアノの松本さんとは、これまでに青山・曼荼羅などで計4回程度やってきていて、直近だとモーション・ブルーでのライヴ以来。シャンティはこのところ、いくつかの種類のアコースティック・ライヴを行っているが、これはアコースティック・ピアノとのデュオ。
16曲のセットリスト、全体的にはしっとりとした落ち着いた作品が多かったのだが、満員・立ち見の観客がみな、真剣に集中して聴き入っていたところに驚かされた。普通ここまでスロー、しっとり曲が続くと聴く側もどこかでだれたりするものだが、聴き手の集中も切れない。おそらく、それは、松本ピアノとシャンティ・ヴォーカルの相性のよさがあり、そこから生まれる見事なケミストリー(化学反応)のせいなのだろう。ひょうひょうとした松本さんと、ナチュラル・自然派のシャンティのコンビネーションの妙か。
お客さんの声に、「シャンティの声がとにかく好きなんです」というのがあったが、その声の良さにマッチした楽曲を選んでいけばまちがいない。松本さんのピアノは、まさに聴くものをとろけさせる「とろけピアノ」。うまく表現できないが、シャンティの声を輝かせる何かがある。セカンドの1曲目で「1曲(ピアノだけで)やります」と言ったところ、「おおっ」と歓声があがり、それから彼が弾いたのはそこに虹でもほんわりと浮かびそうな「オーヴァー・ザ・レインボー」だった。
僕がシャンティにすごくあってるなと思った曲は、セカンド2曲目、今回初お披露目となった「アイ・ドント・ミス・ユー・アット・オール」。巨匠デューク・エリントンのピアノ曲にノラ・ジョーンズが歌詞をつけたもの。また、シャンティ自身もお気に入りのリズ・ライトが歌う「ノー・ワン・・・」も際立っていた。
昨年もライヴの日は雨だったが、雨で湿度が高いと、ピアノも歌もしっとりしていいようだ。(来場するお客さんは大変ですが) シャンティは、松本さんのピアノを「リボンをほどくようなピアノ」と評し、またこの日のPA(マイク、アンプ、スピーカーなどの音響)がすごくよくてやりやすかったと言った。
アンケートで、「選曲はどうだったか」という設問に、「よく知らない曲が多かったが、よかった」という回答がひじょうに多かった。これだけ知らない曲を聴かせて、ここまで観客をひっぱるのだから独自のシャンティ・ワールドを作ったということの証なのだろう。なんと来場の3分の1以上の人がシャンティのCDを購入、サインをしてもらっていた。ライヴを見るとCD欲しくなる、そんなライヴだった。
■ シャンティ過去関連記事
April 20, 2008
Who Sings Caffe Latte Song? Shanti Sings
http://blog.soulsearchin.com/archives/002476.html
April 13, 2008
Shanti Live :“Bravo! Bravo!” Said Ambassador Of Tunisia
http://blog.soulsearchin.com/archives/002454.html
February 24, 2008
Shanti At Kamome: The More You Challenge, The More You Get
http://blog.soulsearchin.com/archives/002345.html
(過去記事一覧もここに)
■ シャンティ 今後のライヴ
2008年7月1日(火) 中目黒・楽屋(らくや)
2008年7月26日(土) 神奈川県・葉山・ラマーレ・ド・チャヤ
2008年8月2日(土) 箱根ポーラ美術館
■ シャンティのアート展
Shanti “Share My Air”〜27の連作とボックセス
2008年6月17日(火)〜7月4日(金) 午前9時〜18時まで
入場無料
場所・東京センケイビル・メトロスクエア B1F ブリックギャラリー
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング地下1階
株式会社サンケイビル 電話03-3212-8475
最寄り駅・大手町駅、東京駅
http://www.giantmango.com/index.html
■ メンバー
シャンティ (歌)
http://snydersmarket.com/shanti.html
松本圭司 (ピアノ)
http://keijimatsumoto.com/
■セットリスト シャンティ&松本圭司 @マルターノ
Setlist : Shanti & Matsumoto Keiji @Martano, Fujigaoka, June 21, 2008
First set
Show started 19:11
01. Up On The Roof [Carol King, Drifters]
02. Wake Up To The Sun [Shanti]
03. Someone To Watch Over Me [George & Ira Gershwin]
04. Shimmering Eyes (French version) [Shanti]
05. Overjoyed [Stevie Wonder]
06. Morning In Rio [Tawarayama Masahiko & Shanti]
07. Again [Toku & Shanti]
Show ended 20:06
Second set
Show started 20:34
01. Over The Rainbow (Matsumoto Keiji solo) [Judy Garland]
02. I Don’t Miss You At All [Duke Ellington, Norah Jones]
03. Under My Skin [Cole Porter]
04. Will You Still Love Me Tomorrow [Carol King, Inger Marie Gundersen]
05. No One But Myself To Blame [Joe Sample&Liz Wright]
06. Afro Blue [Mongo Santamaria, John Coltrane, Dee Dee Bridgewater,]
07. As God Loves You [Shanti]
08. A Case Of You [Joni Mitchell]
Enc. Home [Shanti & Yoshizawa Hajime=Mount Rainier CM]
Show ended 21:41
(2008年6月21日土曜、藤が丘・マルターノ=シャンティ、松本圭司・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shanti & Matsumoto Keiji
2008-107
◎The Sound Of Illadelphia
2008年6月21日【ザ・サウンド・オブ・イラデルフィア】
フィリー。
「フィラデルフィア」の誤植ではなく、「イラデルフィア」。キーボードの柿崎さん、ドラムス宮田さん、ベースのヤナギマンさんらの、とある酒飲み場の話からなんとなく始まったこのプロジェクト。いわゆる「フィラデルフィア・サウンド」っぽいものをやりたいね、ということで、フィラデルフィアのスペルからPを抜いてイラデルフィアとなった。下記セットリストをごらんになればわかるように、基本フィラデルフィア・サウンドをカヴァーする感じ。
バンド編成は、ドラム、ギター、ベース、キーボード、パーカッションに、ストリングス4人、そして歌が2人という大所帯。ストリングスが入ると、かなり、フィリーの味というか、その名の通りの「ソフト・ソウル」の雰囲気がでる。僕は個人的にはバンドにストリングスというと、以前シックがストリングスをいれてやっていたバンド時代を思い浮かべる。ファンキーなベースとギターに流麗なストリングスというアンバランスなコンビネーションがいいのだ。バンド・メンバーはみなしっかりしていて、実に手堅いいいバンドだ。
さて、ファーストの「天国は待っている」はオリジナルで、ウィリアム・デヴォーンの「ビー・サンクフル…」を彷彿とさせるゆったりしたミディアム・テンポの佳曲。
セカンド途中から入ったシンガー、安良城紅(あらしの・べに)ちゃんがとっても可愛い。ベースのヤナギマンさんが、一緒にお仕事をしたことがあるということで誘ったら、二つ返事で来てくれた、とのこと。もっともっと人前でライヴをやるといい。
しかし、こうしたフィラデルフィア・サウンドをやったり、スライなどのファンクをやったり、今度は来週シック・トリビュート(6月25日ブルース・アレー)と、日本のミュージシャンがどんどんこうした洋楽のカヴァーをやっていくのを見るのは楽しい。
■ 来週のシック・トリビュート
2008 Premium LIVE〜Chic Tribute Dance, Dance, Dance〜
2008年6月25日水曜、午後7時半〜
会場 目黒ブルースアレー
メンバー
(B)小松秀行 (Key)Kaleb James (Syn)ゴメス (G)林部直樹 (Ds)岸田容男(Per)坂井“Lambsy”秀彰 (Sax)竹上良成 (Tp)中野勇介 (Tb)鹿打奏 (Vo/Cho)Brenda Vaughn、David King、Argie Phine-Martin
◆ 予約専用 TEL : 03−5740−6041
【電話予約受付時間】 月〜土/12:00〜20:00
上記時間外はインターネット予約が便利です (24時間受付)
※ 公演当日のお問合せ : 03−5496−4381 (店頭)
http://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html#2
■ ソフト・ソウル・オブ・イラデルフィア メンバー
soft soul of illadelphia〜Sunday afternoon, Soft soul session〜
(Key)柿崎洋一郎 (Ds)宮田繁男 (B)YANAGIMAN (G)近田潔人 (Per)中島オバヲ (Vo)chihiro (Vc)大沼深雪 (Vln)阿部美緒、丸山明子 (Vla)梶谷裕子 (Cho)黒川沙織
★Special Guest (Vo)安良城紅
■セットリスト ソフト・ソウル・オブ・イラデルフィア
Setlist : soft soul of illadelphia @ Blues Alley, Meguro, June 15, 2008
00. Intro: Beat Goes On And On (Short Version)
01. Be My Baby [Ronetts]
02. All Around The World [Lisa Stansfield]
03. It’s Like Magic [Blue Magic]
04. Betcha By Golly Wow [Stylistics]
05. 天国は待っている (オリジナル)
06. Bourgie Bourgie [Ashford & Simpson, Gladys Knight]
Show ended 19:22
Second set
Show started 20:05
01. Planet Medora [Berry Lipman]
02. People Make The World Go Round [Stylistics]
03. Paradise [Arashiro Beni]
04. 恋文 [Arashiro Beni]
05. Spring Rain [Silvetti]
06. Runaway [Salsoul Orch featuring Loleatta Holloway]
Enc. Killing Me Softly With His Song [Roberta Flack]
Enc. The Beat Goes On And On
Show ended 20:56
(2008年6月15日日曜、目黒ブルース・アレー=サウンド・オブ・イラデルフィア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sound Of Illadelphia
2008-101
フィリー。
「フィラデルフィア」の誤植ではなく、「イラデルフィア」。キーボードの柿崎さん、ドラムス宮田さん、ベースのヤナギマンさんらの、とある酒飲み場の話からなんとなく始まったこのプロジェクト。いわゆる「フィラデルフィア・サウンド」っぽいものをやりたいね、ということで、フィラデルフィアのスペルからPを抜いてイラデルフィアとなった。下記セットリストをごらんになればわかるように、基本フィラデルフィア・サウンドをカヴァーする感じ。
バンド編成は、ドラム、ギター、ベース、キーボード、パーカッションに、ストリングス4人、そして歌が2人という大所帯。ストリングスが入ると、かなり、フィリーの味というか、その名の通りの「ソフト・ソウル」の雰囲気がでる。僕は個人的にはバンドにストリングスというと、以前シックがストリングスをいれてやっていたバンド時代を思い浮かべる。ファンキーなベースとギターに流麗なストリングスというアンバランスなコンビネーションがいいのだ。バンド・メンバーはみなしっかりしていて、実に手堅いいいバンドだ。
さて、ファーストの「天国は待っている」はオリジナルで、ウィリアム・デヴォーンの「ビー・サンクフル…」を彷彿とさせるゆったりしたミディアム・テンポの佳曲。
セカンド途中から入ったシンガー、安良城紅(あらしの・べに)ちゃんがとっても可愛い。ベースのヤナギマンさんが、一緒にお仕事をしたことがあるということで誘ったら、二つ返事で来てくれた、とのこと。もっともっと人前でライヴをやるといい。
しかし、こうしたフィラデルフィア・サウンドをやったり、スライなどのファンクをやったり、今度は来週シック・トリビュート(6月25日ブルース・アレー)と、日本のミュージシャンがどんどんこうした洋楽のカヴァーをやっていくのを見るのは楽しい。
■ 来週のシック・トリビュート
2008 Premium LIVE〜Chic Tribute Dance, Dance, Dance〜
2008年6月25日水曜、午後7時半〜
会場 目黒ブルースアレー
メンバー
(B)小松秀行 (Key)Kaleb James (Syn)ゴメス (G)林部直樹 (Ds)岸田容男(Per)坂井“Lambsy”秀彰 (Sax)竹上良成 (Tp)中野勇介 (Tb)鹿打奏 (Vo/Cho)Brenda Vaughn、David King、Argie Phine-Martin
◆ 予約専用 TEL : 03−5740−6041
【電話予約受付時間】 月〜土/12:00〜20:00
上記時間外はインターネット予約が便利です (24時間受付)
※ 公演当日のお問合せ : 03−5496−4381 (店頭)
http://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html#2
■ ソフト・ソウル・オブ・イラデルフィア メンバー
soft soul of illadelphia〜Sunday afternoon, Soft soul session〜
(Key)柿崎洋一郎 (Ds)宮田繁男 (B)YANAGIMAN (G)近田潔人 (Per)中島オバヲ (Vo)chihiro (Vc)大沼深雪 (Vln)阿部美緒、丸山明子 (Vla)梶谷裕子 (Cho)黒川沙織
★Special Guest (Vo)安良城紅
■セットリスト ソフト・ソウル・オブ・イラデルフィア
Setlist : soft soul of illadelphia @ Blues Alley, Meguro, June 15, 2008
00. Intro: Beat Goes On And On (Short Version)
01. Be My Baby [Ronetts]
02. All Around The World [Lisa Stansfield]
03. It’s Like Magic [Blue Magic]
04. Betcha By Golly Wow [Stylistics]
05. 天国は待っている (オリジナル)
06. Bourgie Bourgie [Ashford & Simpson, Gladys Knight]
Show ended 19:22
Second set
Show started 20:05
01. Planet Medora [Berry Lipman]
02. People Make The World Go Round [Stylistics]
03. Paradise [Arashiro Beni]
04. 恋文 [Arashiro Beni]
05. Spring Rain [Silvetti]
06. Runaway [Salsoul Orch featuring Loleatta Holloway]
Enc. Killing Me Softly With His Song [Roberta Flack]
Enc. The Beat Goes On And On
Show ended 20:56
(2008年6月15日日曜、目黒ブルース・アレー=サウンド・オブ・イラデルフィア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sound Of Illadelphia
2008-101
◆Nicci, Shanice, Coko Live At Billboard
2008年6月20日オムニバス。
1994年に「イフ・ユー・ラヴ・ミー」という名曲をヒットさせた女性3人組、ブラウンストーンのリーダー的存在でリード・シンガーだったニッキー・ギルバート、1986年に13歳でレコード会社と契約、いくつかのヒットを放ち、1991年「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」の大ヒットで一躍メジャーな存在になったシャニース、そして、やはり女性3人組SWVのリード・シンガーとして数々のヒットを放ったココの3人がその順番でステージにでて歌い、最後にアンコールでみんなで歌うという企画ライヴ。ライヴの世界にもオムニバスの時代が到来か。
ニッキーは、ショーケースでブラウンストーンとして1度来日、今回が2度目の来日。シャニースは、1987年11月のプロモーション来日、2000年2月都内ゼップなどでのライヴ、1995年4月のスーパー・プロデューサー・シリーズ「ナラダ・マイケル・ウォルデン」の回に続いて4回目の来日。ココは、90年代にSWVとして1度、ココのプロモーションで1度、2005年10月の大阪ブルーノートでSWV名義でのライヴ以来、4回目の来日。(来日履歴などに訂正があればebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。)
ニッキーは歌も見た目もなかなか迫力あり、最後の「イフ・ユー・ラヴ・ミー」では歓声があがる。シャニースは、なんとMCで「このところ休んでいたけど、2人の子育てしていたの」と告白。それは知らなかった。ココが一番落ち着いていたかな。パティー・ラベルのヒット「イフ・オンリー・ユー・ニュー」を熱唱したが、観客がパティー・ラベルを知らなかったためか、あまり反応はなかった。かなりよかったが。この部分だけでなく、全体的にこの日は観客の反応がスローで、歌手たちもあまり乗り切れなかった感じがした。
各シンガーもちょうど喉が温まったあたりでステージを降りてしまうので、不完全燃焼かもしれない。ただし、金曜のセカンドは超満員になっているというので、この日はかなり盛り上がりそうだ。
バックバンドは、3人に共通で、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス3人。コーラスのうち、女性シンガーが印象に残った。3人それぞれ20分ほどの持ち時間で自慢のヒット曲を歌った。バンドの中でドラムがいまふたつくらいだなあ、と思っていたら、なんとココのだんなさんとのこと。じゃあ、しょうがない。(笑)
ちなみに、シャニースとココが1973年生まれ、ニッキーが1970年生まれとのこと。シャニースなんか13歳で契約、14歳でデビューしているから、ちょっとしたヴェテランのように思えるが、まだまだ若い。
■メンバー
ココ/Coko(Vocals)
ニッキー・ギルバート/Nicci Gilbert(Vocals)
シャニース/Shanice(Vocals)
ラ バンス・コリー/La Vance Colley(BGV)
エリカ・スミス/Ericka smith(BGV)
ディージェイ/(PARKER JAVON DAMON) DJ(BGV)
アーサー・バディ・ストリング?/Arthur"Buddy"Strong ?(Keyboards)
ケンダル・ギルダー/Kendal Gilder(Guitar)
エリック・イングラム/Eric Ingram(Bass)
マイケル・クレモンズ/Michael Clemons(Drums)
■セットリスト
Setlist : Lady Of Soul Greatest Hits Tour; Nicci, Shanice, Coko, At Billboard LiveTokyo, June 19th, 2008
[ ] indicates original act or the act who made the song hit
=Nikki=
show started at 21:30
01. Grapevyne
02. 5 Miles To Empty
03. Stop Messing Around
04. Rock With You [Michael Jackson]
05. Think Again
06. If You Love Me
=Shanice=
07. Get Up
08. When I Close My Eyes
09. Yesterday
10. Medley(10-12): Fly Away
11. Lovin’ You [Minnie Riperton]
12. Silent Prayer
13. I Love Your Smile
=Coko=
14. Right Here / Human Nature [Michael Jackson]
15. Ain’t No Sunshine [Bill Withers] / Sunshine
16. Weak
17. If Only You Knew [Patti LaBelle]
18. Clap Your Hands
Enc. I’m Every Woman [Chaka Khan, Whitney Houston]
Show ended 22:44
(2008年6月19日木曜、ビルボード・ライヴ東京=レディー・オブ・ソウル・ライヴ=ニッキー、シャニース、ココ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lady Of Soul
ENT>MUSIC>LIVE>Nicci, Shanice, Coko
2008-106
1994年に「イフ・ユー・ラヴ・ミー」という名曲をヒットさせた女性3人組、ブラウンストーンのリーダー的存在でリード・シンガーだったニッキー・ギルバート、1986年に13歳でレコード会社と契約、いくつかのヒットを放ち、1991年「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」の大ヒットで一躍メジャーな存在になったシャニース、そして、やはり女性3人組SWVのリード・シンガーとして数々のヒットを放ったココの3人がその順番でステージにでて歌い、最後にアンコールでみんなで歌うという企画ライヴ。ライヴの世界にもオムニバスの時代が到来か。
ニッキーは、ショーケースでブラウンストーンとして1度来日、今回が2度目の来日。シャニースは、1987年11月のプロモーション来日、2000年2月都内ゼップなどでのライヴ、1995年4月のスーパー・プロデューサー・シリーズ「ナラダ・マイケル・ウォルデン」の回に続いて4回目の来日。ココは、90年代にSWVとして1度、ココのプロモーションで1度、2005年10月の大阪ブルーノートでSWV名義でのライヴ以来、4回目の来日。(来日履歴などに訂正があればebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。)
ニッキーは歌も見た目もなかなか迫力あり、最後の「イフ・ユー・ラヴ・ミー」では歓声があがる。シャニースは、なんとMCで「このところ休んでいたけど、2人の子育てしていたの」と告白。それは知らなかった。ココが一番落ち着いていたかな。パティー・ラベルのヒット「イフ・オンリー・ユー・ニュー」を熱唱したが、観客がパティー・ラベルを知らなかったためか、あまり反応はなかった。かなりよかったが。この部分だけでなく、全体的にこの日は観客の反応がスローで、歌手たちもあまり乗り切れなかった感じがした。
各シンガーもちょうど喉が温まったあたりでステージを降りてしまうので、不完全燃焼かもしれない。ただし、金曜のセカンドは超満員になっているというので、この日はかなり盛り上がりそうだ。
バックバンドは、3人に共通で、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス3人。コーラスのうち、女性シンガーが印象に残った。3人それぞれ20分ほどの持ち時間で自慢のヒット曲を歌った。バンドの中でドラムがいまふたつくらいだなあ、と思っていたら、なんとココのだんなさんとのこと。じゃあ、しょうがない。(笑)
ちなみに、シャニースとココが1973年生まれ、ニッキーが1970年生まれとのこと。シャニースなんか13歳で契約、14歳でデビューしているから、ちょっとしたヴェテランのように思えるが、まだまだ若い。
■メンバー
ココ/Coko(Vocals)
ニッキー・ギルバート/Nicci Gilbert(Vocals)
シャニース/Shanice(Vocals)
ラ バンス・コリー/La Vance Colley(BGV)
エリカ・スミス/Ericka smith(BGV)
ディージェイ/(PARKER JAVON DAMON) DJ(BGV)
アーサー・バディ・ストリング?/Arthur"Buddy"Strong ?(Keyboards)
ケンダル・ギルダー/Kendal Gilder(Guitar)
エリック・イングラム/Eric Ingram(Bass)
マイケル・クレモンズ/Michael Clemons(Drums)
■セットリスト
Setlist : Lady Of Soul Greatest Hits Tour; Nicci, Shanice, Coko, At Billboard LiveTokyo, June 19th, 2008
[ ] indicates original act or the act who made the song hit
=Nikki=
show started at 21:30
01. Grapevyne
02. 5 Miles To Empty
03. Stop Messing Around
04. Rock With You [Michael Jackson]
05. Think Again
06. If You Love Me
=Shanice=
07. Get Up
08. When I Close My Eyes
09. Yesterday
10. Medley(10-12): Fly Away
11. Lovin’ You [Minnie Riperton]
12. Silent Prayer
13. I Love Your Smile
=Coko=
14. Right Here / Human Nature [Michael Jackson]
15. Ain’t No Sunshine [Bill Withers] / Sunshine
16. Weak
17. If Only You Knew [Patti LaBelle]
18. Clap Your Hands
Enc. I’m Every Woman [Chaka Khan, Whitney Houston]
Show ended 22:44
(2008年6月19日木曜、ビルボード・ライヴ東京=レディー・オブ・ソウル・ライヴ=ニッキー、シャニース、ココ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lady Of Soul
ENT>MUSIC>LIVE>Nicci, Shanice, Coko
2008-106
【スライ&ザ・ファミリー・ストーン初来日、ロング・ビーチはキャンセル〜2007年夏ライヴの様子】
レポート。
スライの初来日が決定してからというもの、音楽ファン周辺は、スライの話題で持ちきりのようだ。さて昨日報告した2008年8月31日にロス郊外での「ロング・ビーチ・ブルース・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があった点だが、筆者が主催者に問い合わせた結果返事が来た。
それによると、「先週スライのマネージメントから、今回の出演ができなくなった、と連絡があった。それに代わるアーティストをブッキング中。フリーペーパーの締め切りは早く、このキャンセル連絡が来たときにはすでに印刷されて出回っていたので、直しができなかった」とのこと。これでダブル・ブッキングはなくなった。ウェッブでは、すでにスライの名前はなくなっている。推測だが、当初はこの「ロング・ビーチ」の仕事を受けたが、その後、ブルーノート、東京ジャズのオファーがあり、その方が魅力的だったので、こちらに乗り換えたというあたりだろう。
さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、昨年(2007年)夏、ヨーロッパ10都市でライヴ活動を再開。その模様がすでに伝わってきている。それらを簡単にまとめてみよう。ただし、このメンバーが今回の来日メンバーになるかは、まだ確定していない。ただ、これらのメンバーから来日メンバーが決まる可能性は高い。また、セットリストもヨーロッパでのものであり、東京でのライヴがどのようなセットリストになるかはまったく未知数だ。(ライヴ前にセットリストなどを見たくないという方はこれ以降ご注意ください)
昨年夏のメンバー。
Sly Stone (Lead Vocals, Synthesizer) (1943年生まれ)
Vet Stone (Lead Vocals, Percussion) (スライの妹)(リトル・シスター名義で「ユーアー・ザ・ワン」のヒットを放つ。リトル・シスターは、スライがプロデュースした妹分的グループ)(1950年生まれ)
Skyler Jett (Lead Vocals) (スライがいないときの、スライ部分のヴォーカル担当)
Lisa Stone (Lead Vocals) (スライの妹ローズ・ストーン=1945年生まれ=の娘、スライの姪)
Sylevette Phunne Robinson (Vocals) (ステージにいなかった可能性も。シンシア・ロビンソンとスライ・ストーンの間に生まれた娘)
Cynthia Robinson (Trumpet) (オリジナル・メンバー)(1946年生まれ)
Pat Rizzo (Sax) (1972年から1975年にメンバー)
Johnnie Bamont (Sax)
Mike Rinta (Trombone)
Anthoney Yates (Guitar)
Joseph Yates (Bass)
Stefon Dubose (Drums)
Tony Stead (Keyboards, Hammond B3)
ドラムス、ギター、ベース、キーボードに4管、ヴォーカル陣が4人とスライ本人、スライはキーボードも。12人か13人がオンステージだ。かなりの大所帯だ。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバーであるシンシア・ロビンソンは、同じくオリジナルのジェリー・マティーニ(サックス)、ローズ・ストーン(キーボード、ヴォーカル)らと「ザ・ファミリー・ストーン」というグループを結成、スライのヒット曲を演奏してライヴハウスなどに出演している。このバンドは、最近「ザ・ファミリー・ストーン・エクスペリエンス」と名前を変えた。シンシアは、昨夏のこのヨーロッパツアーにも参加してる。
昨年夏のヨーロッパツアーの基本セットリストは次の通り。
Setlist : Sly & The Family Stone, 2007 Summer Europe
01. In Time (Instrumental)
02. Dance To The Music
03. Everyday People
04. Hot Fun In the Summertime
05. You’re The One (Vet Stone, Little Sister)
06. Somebody’s Watching You
07. Don’t Call Me Nigger, Whitey
--Sly arrives
08. Stand!
09. If You Want Me To Stay
10. Sing A Simple Song
11. I Want To Take Your Higher
--Sly leaves the stage
12. Thank You (halfway the song Sly returns on stage)
--Sly leaves the stage
13. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
14. Glad You Came Here
スライたちは、2007年7月12日イタリアのウンブリアを皮切りに、計10回の公演を行った。だいたい、8曲目の「スタンド!」あたりでステージに登場し、11曲目「テイク・ユー・ハイヤー」あたりまでいるようだ。一度引っ込み、その後、次の「サンキュー」の途中ででて、また引っ込む。それ以後は戻らず、最後はいない。全体で60分程度か。ライヴは場所によっては、40分程度遅れてスタートした。
というわけで、今回の「スライの来日騒動」は、スライが来るまで、本当に来るのか、本当にステージに上がるのか、といった期待、不安、「ものめずらしさ」、あるいはどんな曲をやるのだろうか、など、そうしたあらゆる要素すべてを含めて「来るまでも楽しむ」イヴェントとなりそうだ。
■ スライ・ストーン関連一覧
June 18, 2008
What If Sly Stone Would Show Up The Stage
http://blog.soulsearchin.com/archives/002580.html
ここに関連記事一覧
(ウンブリア情報、原澤さん、ありがとうございます)
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
レポート。
スライの初来日が決定してからというもの、音楽ファン周辺は、スライの話題で持ちきりのようだ。さて昨日報告した2008年8月31日にロス郊外での「ロング・ビーチ・ブルース・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があった点だが、筆者が主催者に問い合わせた結果返事が来た。
それによると、「先週スライのマネージメントから、今回の出演ができなくなった、と連絡があった。それに代わるアーティストをブッキング中。フリーペーパーの締め切りは早く、このキャンセル連絡が来たときにはすでに印刷されて出回っていたので、直しができなかった」とのこと。これでダブル・ブッキングはなくなった。ウェッブでは、すでにスライの名前はなくなっている。推測だが、当初はこの「ロング・ビーチ」の仕事を受けたが、その後、ブルーノート、東京ジャズのオファーがあり、その方が魅力的だったので、こちらに乗り換えたというあたりだろう。
さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、昨年(2007年)夏、ヨーロッパ10都市でライヴ活動を再開。その模様がすでに伝わってきている。それらを簡単にまとめてみよう。ただし、このメンバーが今回の来日メンバーになるかは、まだ確定していない。ただ、これらのメンバーから来日メンバーが決まる可能性は高い。また、セットリストもヨーロッパでのものであり、東京でのライヴがどのようなセットリストになるかはまったく未知数だ。(ライヴ前にセットリストなどを見たくないという方はこれ以降ご注意ください)
昨年夏のメンバー。
Sly Stone (Lead Vocals, Synthesizer) (1943年生まれ)
Vet Stone (Lead Vocals, Percussion) (スライの妹)(リトル・シスター名義で「ユーアー・ザ・ワン」のヒットを放つ。リトル・シスターは、スライがプロデュースした妹分的グループ)(1950年生まれ)
Skyler Jett (Lead Vocals) (スライがいないときの、スライ部分のヴォーカル担当)
Lisa Stone (Lead Vocals) (スライの妹ローズ・ストーン=1945年生まれ=の娘、スライの姪)
Sylevette Phunne Robinson (Vocals) (ステージにいなかった可能性も。シンシア・ロビンソンとスライ・ストーンの間に生まれた娘)
Cynthia Robinson (Trumpet) (オリジナル・メンバー)(1946年生まれ)
Pat Rizzo (Sax) (1972年から1975年にメンバー)
Johnnie Bamont (Sax)
Mike Rinta (Trombone)
Anthoney Yates (Guitar)
Joseph Yates (Bass)
Stefon Dubose (Drums)
Tony Stead (Keyboards, Hammond B3)
ドラムス、ギター、ベース、キーボードに4管、ヴォーカル陣が4人とスライ本人、スライはキーボードも。12人か13人がオンステージだ。かなりの大所帯だ。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバーであるシンシア・ロビンソンは、同じくオリジナルのジェリー・マティーニ(サックス)、ローズ・ストーン(キーボード、ヴォーカル)らと「ザ・ファミリー・ストーン」というグループを結成、スライのヒット曲を演奏してライヴハウスなどに出演している。このバンドは、最近「ザ・ファミリー・ストーン・エクスペリエンス」と名前を変えた。シンシアは、昨夏のこのヨーロッパツアーにも参加してる。
昨年夏のヨーロッパツアーの基本セットリストは次の通り。
Setlist : Sly & The Family Stone, 2007 Summer Europe
01. In Time (Instrumental)
02. Dance To The Music
03. Everyday People
04. Hot Fun In the Summertime
05. You’re The One (Vet Stone, Little Sister)
06. Somebody’s Watching You
07. Don’t Call Me Nigger, Whitey
--Sly arrives
08. Stand!
09. If You Want Me To Stay
10. Sing A Simple Song
11. I Want To Take Your Higher
--Sly leaves the stage
12. Thank You (halfway the song Sly returns on stage)
--Sly leaves the stage
13. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
14. Glad You Came Here
スライたちは、2007年7月12日イタリアのウンブリアを皮切りに、計10回の公演を行った。だいたい、8曲目の「スタンド!」あたりでステージに登場し、11曲目「テイク・ユー・ハイヤー」あたりまでいるようだ。一度引っ込み、その後、次の「サンキュー」の途中ででて、また引っ込む。それ以後は戻らず、最後はいない。全体で60分程度か。ライヴは場所によっては、40分程度遅れてスタートした。
というわけで、今回の「スライの来日騒動」は、スライが来るまで、本当に来るのか、本当にステージに上がるのか、といった期待、不安、「ものめずらしさ」、あるいはどんな曲をやるのだろうか、など、そうしたあらゆる要素すべてを含めて「来るまでも楽しむ」イヴェントとなりそうだ。
■ スライ・ストーン関連一覧
June 18, 2008
What If Sly Stone Would Show Up The Stage
http://blog.soulsearchin.com/archives/002580.html
ここに関連記事一覧
(ウンブリア情報、原澤さん、ありがとうございます)
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
【スライがもしステージに上がったら】
シミュレーション。
昨日の衝撃的な大ニュース、スライの初来日決定から一夜明けて、あちこちでこの話題でもちきりだ。ここでは、今後の来日まで、どんな紆余曲折が起こりうるのか、来日した場合どのようなステージになるか、シミュレーションしてみよう。
1番のベスト。無事入国来日、ステージにバンドメンバーと上がり60−70分のステージを無事執り行う。(ライヴの出来はともかく、万々歳)
2番目。ステージに30分程度いて、演奏なり歌なりを見せる。残りはバックバンドの演奏と歌。(まあ、伝説を見られたからよしとするか)
3番目。ステージに登場し、15分程度ステージにいる。残りはバンドの演奏と歌。(う〜ん、もう少し何か見たいが、まあ、こんなものか)
4番目。ステージに5分程度、顔見世する。残りはバンドの演奏と歌。(う〜ん、ちょっとチケット代返して〜)
次が、来日が事前にキャンセル。この場合、チケットは通常のやりかたで払い戻しか。(別に文句はない)
スライだけの来日がなく、バンド(ファミリー・ストーン)だけ来日。この場合、チケットはどうなるか。微妙。希望者には払い戻しか。(いろんな点で迷うところ)
当日キャンセル。これは、現場で払い戻しか。(ま、これも払い戻してもらえれば文句は言わないが…)
さて、東京ジャズの出演と発表された8月31日、ロス郊外で行われる「ロング・ビーチ・ブルーズ・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があるという。たしかにフリーペーパーの広告にはその名前がある。完璧に同じ日だ。だが、このロング・ビーチのオフィシャルなウェッブサイトに行くと、31日にはその名前がない。スライに代わりボビー・ウーマックの名前が出ている。スライが中止になり、ボビーに代わったのだろうか。フリーペーパーは情報締め切りが早いので、その時点ではスライだったが、その後なんらかの理由でこれが取りやめになり、ボビーに代わり、スライの東京ジャズへの出演が決まったのかもしれない。(このあたりは、鋭意確認中)
また時差の関係で、東京31日昼ライヴ後移動→LA31日夜ライヴ→2日東京夜は、理論的には不可能ではないが、現実的とは思えない。
スライ関連では、スライの娘が「ベイビー・ストーン」というグループを結成、活動をしている。また、スライ・ストーンなしで創生メンバーの何人かがいる「ザ・ファミリー・ストーン」も活動をしている。今回の来日メンバーがこの「ザ・ファミリー・ストーン」になるかどうかはわからない。別のメンバーを揃えているかもしれないし、昨年ヨーロッパでやったメンバーかもしれない。
ヨーロッパ各地で行ったスライ&ザ・ファミリー・ストーンのライヴでは、20分程度の登場だけだった回もあり、また、グラミーでの顔見世は2分程度だった。今回もライヴ・パフォーマンス自体はどうなるかまったく未知数だ。
だが、そうしたことを考えても、スライ・ストーンがあの髪の毛でステージに登場すれば、楽器などを弾こうが弾くまいが、歌を歌おうが歌うまいが、そんなことはまったく関係ないといった雰囲気で歓声が巻き起こることはまちがいない。つまり、彼の存在だけで、圧倒的なものを見せ付けるということだ。それはグラミーのときでも明らかだった。演奏が仮にどれだけよれよれでも、一目「動く伝説」が見られればいい、というニュアンスでライヴに足を運べばよいということになろう。ライヴの出来がどうであれ、仮に5分の伝説の登場に、ここまでのチケット代を払えるか、そこに価値観をどう持つかに尽きる。そして、しばらくスライ情報に翻弄される日が続きそうだ。(苦笑)
(最新情報がわかり次第、アップしていきます)
■ スライ関連ウェッブ(英語)
◎スライ・ストーンのブックを書いているライターのページ
http://www.slystonebook.com/index.php?option=com_content&task=view&id=144&Itemid=2
ここに2008年6月2日付けニュースで、8月31日、ロング・ビーチでヘッドラインで登場と記されている。しかし、この後キャンセルされている可能性もあるが、同ウェッブでは今日現在これが最新更新ニュースだ。
◎ロング・ビーチ・フェスティヴァルのオフィシャル・ウェッブ
http://www.jazzandblues.org/events/lbbf/2008/microsite/
ここには、すでにスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前はない。
◎オフィシャルと名乗るスライ関連のウェッブ
http://www.phattadatta.com/
ここにはライヴ情報なし。
■ スライ・ストーン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン関連記事
June 17, 2008
Sly & TheFamily Stone Will Coming To Japan August
【スライ&ザ・ファミリー・ストーン初来日決定】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002579.html
July 04, 2007
Sly & Family Stone Reunion: Hit The European Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/001880.html
2007年ヨーロッパツアー開始
May 07, 2007
Why "Family Stone"? : Are There Black Hippies?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001759.html
May 05, 2007
Back In 1968: When LP Records Were New
http://blog.soulsearchin.com/archives/001753.html
May 04, 2007
Sly & Family Stone’s Paper Sleeve Jackets CD Released
http://blog.soulsearchin.com/archives/001752.html
スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット発売
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
シミュレーション。
昨日の衝撃的な大ニュース、スライの初来日決定から一夜明けて、あちこちでこの話題でもちきりだ。ここでは、今後の来日まで、どんな紆余曲折が起こりうるのか、来日した場合どのようなステージになるか、シミュレーションしてみよう。
1番のベスト。無事入国来日、ステージにバンドメンバーと上がり60−70分のステージを無事執り行う。(ライヴの出来はともかく、万々歳)
2番目。ステージに30分程度いて、演奏なり歌なりを見せる。残りはバックバンドの演奏と歌。(まあ、伝説を見られたからよしとするか)
3番目。ステージに登場し、15分程度ステージにいる。残りはバンドの演奏と歌。(う〜ん、もう少し何か見たいが、まあ、こんなものか)
4番目。ステージに5分程度、顔見世する。残りはバンドの演奏と歌。(う〜ん、ちょっとチケット代返して〜)
次が、来日が事前にキャンセル。この場合、チケットは通常のやりかたで払い戻しか。(別に文句はない)
スライだけの来日がなく、バンド(ファミリー・ストーン)だけ来日。この場合、チケットはどうなるか。微妙。希望者には払い戻しか。(いろんな点で迷うところ)
当日キャンセル。これは、現場で払い戻しか。(ま、これも払い戻してもらえれば文句は言わないが…)
さて、東京ジャズの出演と発表された8月31日、ロス郊外で行われる「ロング・ビーチ・ブルーズ・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があるという。たしかにフリーペーパーの広告にはその名前がある。完璧に同じ日だ。だが、このロング・ビーチのオフィシャルなウェッブサイトに行くと、31日にはその名前がない。スライに代わりボビー・ウーマックの名前が出ている。スライが中止になり、ボビーに代わったのだろうか。フリーペーパーは情報締め切りが早いので、その時点ではスライだったが、その後なんらかの理由でこれが取りやめになり、ボビーに代わり、スライの東京ジャズへの出演が決まったのかもしれない。(このあたりは、鋭意確認中)
また時差の関係で、東京31日昼ライヴ後移動→LA31日夜ライヴ→2日東京夜は、理論的には不可能ではないが、現実的とは思えない。
スライ関連では、スライの娘が「ベイビー・ストーン」というグループを結成、活動をしている。また、スライ・ストーンなしで創生メンバーの何人かがいる「ザ・ファミリー・ストーン」も活動をしている。今回の来日メンバーがこの「ザ・ファミリー・ストーン」になるかどうかはわからない。別のメンバーを揃えているかもしれないし、昨年ヨーロッパでやったメンバーかもしれない。
ヨーロッパ各地で行ったスライ&ザ・ファミリー・ストーンのライヴでは、20分程度の登場だけだった回もあり、また、グラミーでの顔見世は2分程度だった。今回もライヴ・パフォーマンス自体はどうなるかまったく未知数だ。
だが、そうしたことを考えても、スライ・ストーンがあの髪の毛でステージに登場すれば、楽器などを弾こうが弾くまいが、歌を歌おうが歌うまいが、そんなことはまったく関係ないといった雰囲気で歓声が巻き起こることはまちがいない。つまり、彼の存在だけで、圧倒的なものを見せ付けるということだ。それはグラミーのときでも明らかだった。演奏が仮にどれだけよれよれでも、一目「動く伝説」が見られればいい、というニュアンスでライヴに足を運べばよいということになろう。ライヴの出来がどうであれ、仮に5分の伝説の登場に、ここまでのチケット代を払えるか、そこに価値観をどう持つかに尽きる。そして、しばらくスライ情報に翻弄される日が続きそうだ。(苦笑)
(最新情報がわかり次第、アップしていきます)
■ スライ関連ウェッブ(英語)
◎スライ・ストーンのブックを書いているライターのページ
http://www.slystonebook.com/index.php?option=com_content&task=view&id=144&Itemid=2
ここに2008年6月2日付けニュースで、8月31日、ロング・ビーチでヘッドラインで登場と記されている。しかし、この後キャンセルされている可能性もあるが、同ウェッブでは今日現在これが最新更新ニュースだ。
◎ロング・ビーチ・フェスティヴァルのオフィシャル・ウェッブ
http://www.jazzandblues.org/events/lbbf/2008/microsite/
ここには、すでにスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前はない。
◎オフィシャルと名乗るスライ関連のウェッブ
http://www.phattadatta.com/
ここにはライヴ情報なし。
■ スライ・ストーン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン関連記事
June 17, 2008
Sly & TheFamily Stone Will Coming To Japan August
【スライ&ザ・ファミリー・ストーン初来日決定】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002579.html
July 04, 2007
Sly & Family Stone Reunion: Hit The European Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/001880.html
2007年ヨーロッパツアー開始
May 07, 2007
Why "Family Stone"? : Are There Black Hippies?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001759.html
May 05, 2007
Back In 1968: When LP Records Were New
http://blog.soulsearchin.com/archives/001753.html
May 04, 2007
Sly & Family Stone’s Paper Sleeve Jackets CD Released
http://blog.soulsearchin.com/archives/001752.html
スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット発売
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
【スライ&ファミリー・ストーン初来日決定】
来日。
1960年代後期、サンフランシスコを中心に世界的人気を博したファンク・グループ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの初来日公演が決まった。毎年8月末に行われている東京ジャズでの公演、また、ブルーノートでの1日公演が行われる。来日メンバーはまだ発表されていない。
東京ジャズの2008年8月31日(日)午後1時半からのロベン・フォード、サム・ムーアとの回に登場。出場順番は未定。また9月2日(火)、東京ブルーノートに登場。7時と9時半の回に登場が予定され、発表された。
ブルーノートのスライ&ザ・ファミリー・ストーンのライヴ音楽チャージは、¥15,750(税込)。ボックス席などは下記の通り。予約受付は2008年7月9日(水)から、ブルーノートの会員組織「ジャム・セッション」のメンバーは、7月2日(水)から先行予約。
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=200
通常チャージ自由席 ¥15,750(税込)。
センターボックス(4名席):1人¥18,900(税込)
アリーナボックス(2名席):1人¥17,850(税込)※2組相席
サイドボックス(2名席):1人¥17,850(税込)※2組相席
東京ジャズの公式ウェッブ。
http://www.tokyo-jazz.com/
東京ジャズは、今年で7回目。NHKが中心となって、ジャズ・アーティストのライヴ興行を行い、その模様を収録しテレビ放送する。今年は8月29日(金)から31日(日)まで3日間、東京国際フォーラムで金曜夜、土曜昼、土曜夜、日曜昼、日曜夜の計5ステージが行われる。入場料金は各回、全席指定、税込みでS席が8500円、A席が6500円。30日と31日分には、昼と夜が見られる一日通し券が16000円で発売されているが、30日の分は売り切れ。
+++++
実現。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、スライ・ストーン(本名・シルヴェスター・スチュワート1943年3月15日テキサス州生まれ)が兄弟、友人などを集めて1966年ごろサンフランシスコで結成したバンド。このころ起こり始めた黒人たちのファンク・サウンドと、サンフランシスコを中心に動きを見せ始めていたヒッピーたちが作るロック音楽の要素を巧みに混ぜ合わせた独特のサウンドを生み出し、人気を集めるようになった。ベース担当のラリー・グラハムは、いわゆるチョッパー・ベースの創始者として注目され、後に独立、多くのベース奏者に影響を与えた。もちろん、スライ&ザ・ファミリー・ストーンも、1970年代以降の多くのブラック・アーティスト、ロック・アーティストたちに多大な影響を与えた。
しかし、1970年代中期から、ドラッグなどの影響で行動が予想不能となり、ライヴなどにも穴をあけるようになり、自然と音楽業界から離れてしまった。1986年、ファンク・ギタリスト、ジェシー・ジョンソンがスライをひっぱりだし、「クレイジー」という曲で共演、これは同年ブラック・チャートで2位を記録。これが現在までのところ、スライの最後のヒットになっている。その後、ファミリー・ストーンのメンバーはスライなしでグループを結成、ときおりライヴ活動を行っている。
2006年2月、グラミー賞の席で「スライへのトリビュート」が行われ、スライ・ストーン本人が2分少々だけ、そのステージに登場し喝采を浴びた。その後2007年夏、ヨーロッパでのツアーが企画され、ライヴが行われたが、場所によっては本人は20分程度の出演でステージを下り、残りをバンド・メンバーが演奏して場をつないだ、といったニュースも伝えられている。
スライの来日、本当に本人は来るのか。本当に演奏はできるのか。数々の奇行でも知られるスライだけに、仮に、来日がキャンセルになったとしても驚くにはあたらない。しかし、スライ来日が実現し、彼がステージにあがれば、大きなニュースだ。
■スライ・ストーン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン過去関連記事
July 04, 2007
Sly & Family Stone Reunion: Hit The European Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/001880.html
2007年ヨーロッパツアー開始
May 07, 2007
Why "Family Stone"? : Are There Black Hippies?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001759.html
May 05, 2007
Back In 1968: When LP Records Were New
http://blog.soulsearchin.com/archives/001753.html
May 04, 2007
Sly & Family Stone’s Paper Sleeve Jackets CD Released
http://blog.soulsearchin.com/archives/001752.html
スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット発売
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
来日。
1960年代後期、サンフランシスコを中心に世界的人気を博したファンク・グループ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの初来日公演が決まった。毎年8月末に行われている東京ジャズでの公演、また、ブルーノートでの1日公演が行われる。来日メンバーはまだ発表されていない。
東京ジャズの2008年8月31日(日)午後1時半からのロベン・フォード、サム・ムーアとの回に登場。出場順番は未定。また9月2日(火)、東京ブルーノートに登場。7時と9時半の回に登場が予定され、発表された。
ブルーノートのスライ&ザ・ファミリー・ストーンのライヴ音楽チャージは、¥15,750(税込)。ボックス席などは下記の通り。予約受付は2008年7月9日(水)から、ブルーノートの会員組織「ジャム・セッション」のメンバーは、7月2日(水)から先行予約。
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=200
通常チャージ自由席 ¥15,750(税込)。
センターボックス(4名席):1人¥18,900(税込)
アリーナボックス(2名席):1人¥17,850(税込)※2組相席
サイドボックス(2名席):1人¥17,850(税込)※2組相席
東京ジャズの公式ウェッブ。
http://www.tokyo-jazz.com/
東京ジャズは、今年で7回目。NHKが中心となって、ジャズ・アーティストのライヴ興行を行い、その模様を収録しテレビ放送する。今年は8月29日(金)から31日(日)まで3日間、東京国際フォーラムで金曜夜、土曜昼、土曜夜、日曜昼、日曜夜の計5ステージが行われる。入場料金は各回、全席指定、税込みでS席が8500円、A席が6500円。30日と31日分には、昼と夜が見られる一日通し券が16000円で発売されているが、30日の分は売り切れ。
+++++
実現。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、スライ・ストーン(本名・シルヴェスター・スチュワート1943年3月15日テキサス州生まれ)が兄弟、友人などを集めて1966年ごろサンフランシスコで結成したバンド。このころ起こり始めた黒人たちのファンク・サウンドと、サンフランシスコを中心に動きを見せ始めていたヒッピーたちが作るロック音楽の要素を巧みに混ぜ合わせた独特のサウンドを生み出し、人気を集めるようになった。ベース担当のラリー・グラハムは、いわゆるチョッパー・ベースの創始者として注目され、後に独立、多くのベース奏者に影響を与えた。もちろん、スライ&ザ・ファミリー・ストーンも、1970年代以降の多くのブラック・アーティスト、ロック・アーティストたちに多大な影響を与えた。
しかし、1970年代中期から、ドラッグなどの影響で行動が予想不能となり、ライヴなどにも穴をあけるようになり、自然と音楽業界から離れてしまった。1986年、ファンク・ギタリスト、ジェシー・ジョンソンがスライをひっぱりだし、「クレイジー」という曲で共演、これは同年ブラック・チャートで2位を記録。これが現在までのところ、スライの最後のヒットになっている。その後、ファミリー・ストーンのメンバーはスライなしでグループを結成、ときおりライヴ活動を行っている。
2006年2月、グラミー賞の席で「スライへのトリビュート」が行われ、スライ・ストーン本人が2分少々だけ、そのステージに登場し喝采を浴びた。その後2007年夏、ヨーロッパでのツアーが企画され、ライヴが行われたが、場所によっては本人は20分程度の出演でステージを下り、残りをバンド・メンバーが演奏して場をつないだ、といったニュースも伝えられている。
スライの来日、本当に本人は来るのか。本当に演奏はできるのか。数々の奇行でも知られるスライだけに、仮に、来日がキャンセルになったとしても驚くにはあたらない。しかし、スライ来日が実現し、彼がステージにあがれば、大きなニュースだ。
■スライ・ストーン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン過去関連記事
July 04, 2007
Sly & Family Stone Reunion: Hit The European Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/001880.html
2007年ヨーロッパツアー開始
May 07, 2007
Why "Family Stone"? : Are There Black Hippies?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001759.html
May 05, 2007
Back In 1968: When LP Records Were New
http://blog.soulsearchin.com/archives/001753.html
May 04, 2007
Sly & Family Stone’s Paper Sleeve Jackets CD Released
http://blog.soulsearchin.com/archives/001752.html
スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット発売
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
●Ali Ollie Woodson Live At Kentos
2008年6月16日(セットリストなどがあります。これからごらんになる方は、ご自身の判断でお読みください)
【アリ・オリ・ライヴ@ケントス銀座】
ごきげん。
やってきました、アリさま。昨年(2007年)11月以来、7ヶ月ぶり。今回はアリさまがシンガー4人を引き連れてのテンプテーションズ楽曲を歌うショーだ。正式なアーティスト表記は、「フィーチャリング・アリ・オリー・ウッドソン・フォーマー・リード・シンガー・オブ・ザ・テンプテーションズ・アンド・ヒズ・レヴュー」。な・が・い…。(苦笑)
銀座ケントスは、2007年12月に現在のところに引越したという。前のところは行ったことがあったが、ここは初めて。入って驚いた。2フロアをぶちぬき天井も高く、スペースが広い。200人近くはいるのではと思ったら、160坪、220席だという。これが超満員。スタイリスティックスのときは、通路にもかなりの立ち見がいたそうだ。
約65分のショー、全曲、テンプテーションズのおなじみのヒット曲ばかり。そして、どれも、みな振り付けがつけられ、歌って踊る。ただし振り付けは、テンプスのものを参考にはしているが、微妙に違う。少し4人のタイミングがずれたりするところも愛嬌か。(笑) 今回のこのグループ、ファルセット、ハイ・ヴォイス役がリオン・フランクリン(エディ・ケンドリックス役)、シースルがベース(?)担当(メルヴィン役)と聞いた。もちろん、アリ・オリは堂々デイヴィッド・ラッフィン役だ。各メンバーの紹介がなかったので、あとから聞いたのだがちょっとはっきりしない。
前回のグループがデニス・エドワーズのグループだったのに対して、このグループはアリのグループだけに、アリは、のびのび、自由に好きに歌っている、と言う感じ。コーラス、リード・ヴォーカルの妙を聴かせる5人組のヴォーカル・グループというより、むしろアリ・オリという強烈なシンガーのバックに4人のバック・コーラスがついた感じだ。だが、もちろんアリ・オリのソロ・ライヴとも違う雰囲気だ。ファルセットのリオンによれば、このメンバーのグループでここ4−5年、やっている、という。
アリの声は中音から高音、シャウトまでよくでている。次々ノンストップで繰り広げられるテンプス・ヒットは、ちょっとだけテンプスを見てる気にさせてくれた。アリは途中ファンの女性の名前を次々呼んだ。「シノ! マユミ! ユミ! ミチコ! ユミコ! サチコ!」 さすがレディーズ・マンだ。アリ・オリは、ごきげんだ。
バックバンドは、ケントスのハウスバンド。前回新宿で見たスタイリスティックスのバックをつけたバンド、ハイ・ジャックとは違うのかなあ。
■ メンバー
Ali Ollie Woodson, Larry Griffin, Leon Franklin, Dennie Ewell, Cecil Jones.
■ アリ・オリのライヴは、6月16日(月)が銀座、17日(火)が六本木、18日(水)、19日(木)が新宿。ほぼ売り切れていますが、立ち見は可能性があるようです。ライヴは1日2ショー、入れ替え制、ミュージック・チャージなど各店で異なるので、各店舗へお問い合わせください。
新宿ケントス 東京都新宿区新宿3-18-4 セノビル6階 TEL:03-3355-6477
銀座ケントス 東京都中央区銀座8-2-1 ニッタビル9階 TEL:03-3572-9161
六本木ケントス 東京都港区六本木5-3-1 第2レーヌビルB1 TEL:03-3401-5755
http://www.kentos-tokyo.jp/
■ アリ・オリ関連過去記事
November 26, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 1)
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_26.html
November 27, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_27.html
November 28, 2007
It’s The Temptations’ Week (Part 3) : Treat Them Like A Legend
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_28.html
November 29, 2007
It’s The Temptations Week (Part 4) : Ali Ollie At Ali Ollie & Miracle
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_29.html
■ セットリスト
Setlist : Featuring Ali Ollie Woodson, Former Lead Singer Of The Temptations @ Kentos, Ginza, June 8th, 2008
Show started 22:05
01. Intro --Superstar
02. Masterpiece
03. The Way You Do The Things You Do
04. Ain’t Too Proud To Beg
05. Ball Of Confusion
06. Just My Imagination
07. Get Ready
08. Intro Jam - Lady Soul
09. Treat Her Like A Lady
10. Beauty Is Only Skin Deep
11. I Wish It Would Rain
12. I Can’t Get Next To You
13. Intro Jam - Psychedelic Shack
14. Cloud Nine
15. Papa Was A Rolling Stone
Enc. My Girl
Show ended 23:11
(2008年6月8日日曜、銀座ケントス=フィーチャリング・アリ・オリー・ウッドソン・フォーマー・リード・シンガー・オブ・ザ・テンプテーションズ・アンド・ヒズ・レヴュー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Featuring Ali Ollie Woodson Former Lead Singer Of The Temptations And His Revue
2008-102
【アリ・オリ・ライヴ@ケントス銀座】
ごきげん。
やってきました、アリさま。昨年(2007年)11月以来、7ヶ月ぶり。今回はアリさまがシンガー4人を引き連れてのテンプテーションズ楽曲を歌うショーだ。正式なアーティスト表記は、「フィーチャリング・アリ・オリー・ウッドソン・フォーマー・リード・シンガー・オブ・ザ・テンプテーションズ・アンド・ヒズ・レヴュー」。な・が・い…。(苦笑)
銀座ケントスは、2007年12月に現在のところに引越したという。前のところは行ったことがあったが、ここは初めて。入って驚いた。2フロアをぶちぬき天井も高く、スペースが広い。200人近くはいるのではと思ったら、160坪、220席だという。これが超満員。スタイリスティックスのときは、通路にもかなりの立ち見がいたそうだ。
約65分のショー、全曲、テンプテーションズのおなじみのヒット曲ばかり。そして、どれも、みな振り付けがつけられ、歌って踊る。ただし振り付けは、テンプスのものを参考にはしているが、微妙に違う。少し4人のタイミングがずれたりするところも愛嬌か。(笑) 今回のこのグループ、ファルセット、ハイ・ヴォイス役がリオン・フランクリン(エディ・ケンドリックス役)、シースルがベース(?)担当(メルヴィン役)と聞いた。もちろん、アリ・オリは堂々デイヴィッド・ラッフィン役だ。各メンバーの紹介がなかったので、あとから聞いたのだがちょっとはっきりしない。
前回のグループがデニス・エドワーズのグループだったのに対して、このグループはアリのグループだけに、アリは、のびのび、自由に好きに歌っている、と言う感じ。コーラス、リード・ヴォーカルの妙を聴かせる5人組のヴォーカル・グループというより、むしろアリ・オリという強烈なシンガーのバックに4人のバック・コーラスがついた感じだ。だが、もちろんアリ・オリのソロ・ライヴとも違う雰囲気だ。ファルセットのリオンによれば、このメンバーのグループでここ4−5年、やっている、という。
アリの声は中音から高音、シャウトまでよくでている。次々ノンストップで繰り広げられるテンプス・ヒットは、ちょっとだけテンプスを見てる気にさせてくれた。アリは途中ファンの女性の名前を次々呼んだ。「シノ! マユミ! ユミ! ミチコ! ユミコ! サチコ!」 さすがレディーズ・マンだ。アリ・オリは、ごきげんだ。
バックバンドは、ケントスのハウスバンド。前回新宿で見たスタイリスティックスのバックをつけたバンド、ハイ・ジャックとは違うのかなあ。
■ メンバー
Ali Ollie Woodson, Larry Griffin, Leon Franklin, Dennie Ewell, Cecil Jones.
■ アリ・オリのライヴは、6月16日(月)が銀座、17日(火)が六本木、18日(水)、19日(木)が新宿。ほぼ売り切れていますが、立ち見は可能性があるようです。ライヴは1日2ショー、入れ替え制、ミュージック・チャージなど各店で異なるので、各店舗へお問い合わせください。
新宿ケントス 東京都新宿区新宿3-18-4 セノビル6階 TEL:03-3355-6477
銀座ケントス 東京都中央区銀座8-2-1 ニッタビル9階 TEL:03-3572-9161
六本木ケントス 東京都港区六本木5-3-1 第2レーヌビルB1 TEL:03-3401-5755
http://www.kentos-tokyo.jp/
■ アリ・オリ関連過去記事
November 26, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 1)
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_26.html
November 27, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_27.html
November 28, 2007
It’s The Temptations’ Week (Part 3) : Treat Them Like A Legend
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_28.html
November 29, 2007
It’s The Temptations Week (Part 4) : Ali Ollie At Ali Ollie & Miracle
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_11_29.html
■ セットリスト
Setlist : Featuring Ali Ollie Woodson, Former Lead Singer Of The Temptations @ Kentos, Ginza, June 8th, 2008
Show started 22:05
01. Intro --Superstar
02. Masterpiece
03. The Way You Do The Things You Do
04. Ain’t Too Proud To Beg
05. Ball Of Confusion
06. Just My Imagination
07. Get Ready
08. Intro Jam - Lady Soul
09. Treat Her Like A Lady
10. Beauty Is Only Skin Deep
11. I Wish It Would Rain
12. I Can’t Get Next To You
13. Intro Jam - Psychedelic Shack
14. Cloud Nine
15. Papa Was A Rolling Stone
Enc. My Girl
Show ended 23:11
(2008年6月8日日曜、銀座ケントス=フィーチャリング・アリ・オリー・ウッドソン・フォーマー・リード・シンガー・オブ・ザ・テンプテーションズ・アンド・ヒズ・レヴュー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Featuring Ali Ollie Woodson Former Lead Singer Of The Temptations And His Revue
2008-102
【ブラザー・コーン銀座のラウンジを熱狂させる】
熱狂。
金曜夕方ソウル・メイト、ハセヤンから電話。「今夜、銀座の『砂漠の薔薇』でソウルのイヴェントがあって、コンちゃんが歌うらしいから行かない?」という誘い。12時半くらいに六ヒルに迎えに来てというので、迎えに行って、銀座に直行した。
「砂漠の薔薇」は、ディスコのようなクラブのような、ラウンジのようなちょっとおしゃれ系の店。昨年あたりオープンした。たしかオープニングに誘われたような気がするが、行くのは初めて。
「で、今日は何のイヴェントなの?」 「さあ、よくわかんないんだよ」 中に入るとものすごい人、人、人。「コンちゃんの楽屋はどこですか」と従業員風の女の子に聞くも、「あっちだと思います」とよくわかんない答え。人をかき分けていくうちに、なんとスキンヘッドのDJアライさんとばったし。「今日のこれはなんなんですか」 「あ、これ、僕のイヴェントなんですよ」 「へえ、すごいっすねえ」
煙いし、人は多くて中でなかなか進めないし、どうしたもんかと思っていると、DJアキラさんと遭遇。「今日のこのイヴェントは何なんですか」 「さあ、僕もよくわかんないんですよ、ただ呼ばれて〜」 ついに奥の奥の部屋に進むとそこが楽屋で、その中にコンちゃんがいた。「ああ、どうもどうも」「おおっ、ハセヤン」「で、今日のこれって何なの、このすごい人は?」「なんか、僕もよくわかんないんだよ」とブラザー・コーン。なんだか、みんなよくわからないままだ。(苦笑)
するとそこに近田春夫さんがいた。ハセヤンは学生時代「近田春夫とハルヲフォン」でドラムをやっており、なんと2人はおよそ30年ぶり以上の再会だった。「いやあ、ほんと久しぶりだね。いいねえ、こういう夜の場で、偶然再会するのって」と近田さんはハセヤンと旧交を温めた。ハセヤンが近田さんを紹介してくれ、名刺を渡すと「ああ、お名前は見たことあります。このような容貌でしたか」とちょっと驚かれた。(笑) 「確か、近田さん、慶応ですよね。高校からですか」 「いや、オレ、下から」 「すごいんだよ、彼(笑)」とハセヤン。それは知らなかった。びっくり。
まもなく、着替えを済ませたブラザー・コーンがほんの半畳ほどのお立ち台のようなところに上り、「ウォント・ビー・ロング」のイントロが流れ出した。すると、身動きのとれない超満員の観客たちは、腕、こぶしを天井に突き上げ、「オリオリオリオ〜〜」と叫ぶ。この熱狂はなんだ。「ヒット曲があるってことは、本当に強いねえ」と横にいたハセヤンに言うと「コンちゃん、かっこいいねえ」。たぶん、イグザイルなどのカヴァーもあって、この曲が圧倒的に浸透しているのだろう。去年の『ソウル・パワー・サミット』でもアンコールでマーチンさんに呼び出され、ブラザー・コーンが登場したときには随分と盛り上がった。こういうのを見ると、バブルガム・ブラザース復活の機運も徐々に高まっているなあ、と思う。
なんかよくわからないイヴェントだったが、コンちゃんの人気がすごいということがわかった金曜の夜であった。
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Korn
熱狂。
金曜夕方ソウル・メイト、ハセヤンから電話。「今夜、銀座の『砂漠の薔薇』でソウルのイヴェントがあって、コンちゃんが歌うらしいから行かない?」という誘い。12時半くらいに六ヒルに迎えに来てというので、迎えに行って、銀座に直行した。
「砂漠の薔薇」は、ディスコのようなクラブのような、ラウンジのようなちょっとおしゃれ系の店。昨年あたりオープンした。たしかオープニングに誘われたような気がするが、行くのは初めて。
「で、今日は何のイヴェントなの?」 「さあ、よくわかんないんだよ」 中に入るとものすごい人、人、人。「コンちゃんの楽屋はどこですか」と従業員風の女の子に聞くも、「あっちだと思います」とよくわかんない答え。人をかき分けていくうちに、なんとスキンヘッドのDJアライさんとばったし。「今日のこれはなんなんですか」 「あ、これ、僕のイヴェントなんですよ」 「へえ、すごいっすねえ」
煙いし、人は多くて中でなかなか進めないし、どうしたもんかと思っていると、DJアキラさんと遭遇。「今日のこのイヴェントは何なんですか」 「さあ、僕もよくわかんないんですよ、ただ呼ばれて〜」 ついに奥の奥の部屋に進むとそこが楽屋で、その中にコンちゃんがいた。「ああ、どうもどうも」「おおっ、ハセヤン」「で、今日のこれって何なの、このすごい人は?」「なんか、僕もよくわかんないんだよ」とブラザー・コーン。なんだか、みんなよくわからないままだ。(苦笑)
するとそこに近田春夫さんがいた。ハセヤンは学生時代「近田春夫とハルヲフォン」でドラムをやっており、なんと2人はおよそ30年ぶり以上の再会だった。「いやあ、ほんと久しぶりだね。いいねえ、こういう夜の場で、偶然再会するのって」と近田さんはハセヤンと旧交を温めた。ハセヤンが近田さんを紹介してくれ、名刺を渡すと「ああ、お名前は見たことあります。このような容貌でしたか」とちょっと驚かれた。(笑) 「確か、近田さん、慶応ですよね。高校からですか」 「いや、オレ、下から」 「すごいんだよ、彼(笑)」とハセヤン。それは知らなかった。びっくり。
まもなく、着替えを済ませたブラザー・コーンがほんの半畳ほどのお立ち台のようなところに上り、「ウォント・ビー・ロング」のイントロが流れ出した。すると、身動きのとれない超満員の観客たちは、腕、こぶしを天井に突き上げ、「オリオリオリオ〜〜」と叫ぶ。この熱狂はなんだ。「ヒット曲があるってことは、本当に強いねえ」と横にいたハセヤンに言うと「コンちゃん、かっこいいねえ」。たぶん、イグザイルなどのカヴァーもあって、この曲が圧倒的に浸透しているのだろう。去年の『ソウル・パワー・サミット』でもアンコールでマーチンさんに呼び出され、ブラザー・コーンが登場したときには随分と盛り上がった。こういうのを見ると、バブルガム・ブラザース復活の機運も徐々に高まっているなあ、と思う。
なんかよくわからないイヴェントだったが、コンちゃんの人気がすごいということがわかった金曜の夜であった。
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Korn
△Usher Talks A Little
2008年6月14日【アッシャー少し語る】
質疑応答。
去る2008年6月12日(木)渋谷・松涛ギャラリーでプロモーションで来日したアッシャーのプレス向け質疑応答会が行われた。ライヴ・パフォーマンスはなく、司会者といくつかの質問のやりとり、ウェッブで募集した一般の方からの質問も受けて、その後、シャンパーン・トースト。出席者全員にシャンパーンが振舞われた。
2004/04/15 (Thu)
Usher Said He Is Philosopher Of R&B: Newest "Hardest Working Man In Show Business"
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/diary20040415.html
前回来日時のインタヴューの様子。↑
今回の来日は4回目。しかも内3回がプロモーションってすごい。前回の来日が2004年4月で、4年2ヶ月ぶり。
質疑は、主として最新作5作目『ヒア・アイ・スタンド』について。ちょうど3週連続で全米アルバムチャート1位という大ヒットぶり。前作『コンフェッション』は日本でも30万枚以上のセールスを記録、レコード会社も、新作を同じくらい売るように本国から大プレッシャーをかけられているそうだ。本人も、マイケル・ジャクソンの『スリラー』のようなクラシック・アルバムになってほしいと思っている。
今回はフジテレビ系『ミュージック・フェア21』(6月21日放送)に出演する。
さて、これは質疑ではでていなかったが、前作と今作との間の4年間でのアッシャー周辺の違いは何か。一番の大きな変化は、彼が彼の元スタイリストと結婚したこと。子供が生まれたこと。また、ブッキングなどを担当するタレント・エージェントを変えたこと、さらにもっとも大きいと思われるのがそれまで彼の母親がマネージャーとして動いていたが、母親をはずし、ベニー・メディーナという業界のヴェテランをマネージャーに迎えたこと、新しい弁護士を雇い入れたことなどがある。また新作は、彼のデビュー以来初めて、彼の育ての親であるLAリードがまったくかかわらずに作品が制作された。これも一大事件だ。
結婚して落ち着いた感じもするが、前回来日時もそういえば落ち着いていたことを思い出した。
■ アッシャー最新作『ヒア・アイ・スタンド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0016J839E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
シャンパーン、グラスに半分くらいだが飲んだら、酔っ払った。
ENT>ARTIST>Usher
質疑応答。
去る2008年6月12日(木)渋谷・松涛ギャラリーでプロモーションで来日したアッシャーのプレス向け質疑応答会が行われた。ライヴ・パフォーマンスはなく、司会者といくつかの質問のやりとり、ウェッブで募集した一般の方からの質問も受けて、その後、シャンパーン・トースト。出席者全員にシャンパーンが振舞われた。
2004/04/15 (Thu)
Usher Said He Is Philosopher Of R&B: Newest "Hardest Working Man In Show Business"
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/diary20040415.html
前回来日時のインタヴューの様子。↑
今回の来日は4回目。しかも内3回がプロモーションってすごい。前回の来日が2004年4月で、4年2ヶ月ぶり。
質疑は、主として最新作5作目『ヒア・アイ・スタンド』について。ちょうど3週連続で全米アルバムチャート1位という大ヒットぶり。前作『コンフェッション』は日本でも30万枚以上のセールスを記録、レコード会社も、新作を同じくらい売るように本国から大プレッシャーをかけられているそうだ。本人も、マイケル・ジャクソンの『スリラー』のようなクラシック・アルバムになってほしいと思っている。
今回はフジテレビ系『ミュージック・フェア21』(6月21日放送)に出演する。
さて、これは質疑ではでていなかったが、前作と今作との間の4年間でのアッシャー周辺の違いは何か。一番の大きな変化は、彼が彼の元スタイリストと結婚したこと。子供が生まれたこと。また、ブッキングなどを担当するタレント・エージェントを変えたこと、さらにもっとも大きいと思われるのがそれまで彼の母親がマネージャーとして動いていたが、母親をはずし、ベニー・メディーナという業界のヴェテランをマネージャーに迎えたこと、新しい弁護士を雇い入れたことなどがある。また新作は、彼のデビュー以来初めて、彼の育ての親であるLAリードがまったくかかわらずに作品が制作された。これも一大事件だ。
結婚して落ち着いた感じもするが、前回来日時もそういえば落ち着いていたことを思い出した。
■ アッシャー最新作『ヒア・アイ・スタンド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0016J839E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
シャンパーン、グラスに半分くらいだが飲んだら、酔っ払った。
ENT>ARTIST>Usher