◎デニース・ラサールのサザンな香り

【Denise LaSalle : It’s Southern Comfort】

サザン。

まさに南部の香り。南部のチトリン・サーキットあたりで繰り広げられるチープなブルーズ・ショー。この「場末感」(←これは、褒め言葉です)がお見事である。南部ミシシッピー州出身のヴェテラン女性ブルーズ・シンガー、デニース・ラサールの約6年ぶりのライヴ。前回は2004年12月、舞浜のライヴハウス。

ドラムス、キーボード、ギター、ベースにコーラス1人を従えたデニース。冒頭、そのコーラスのキャレン・ウルフが2曲歌って観客を暖めてから、真っ赤なスーツ姿でド派手に登場。いかにも、南部女性らしく、よくしゃべる。そして、しっかりとした歌声を聞かせる。しかも、途中から興にのって、靴を脱いで裸足でパフォーマンスを続けた。

気のいいデニース、観客とからもうとするが、南部訛りの英語で普通にしゃべるので、なかなか観客は理解できない。その象徴的なのが、「ドント・ジャンプ・オン・ポニー」で、観客にラップをやらせようとしたところ。まあ、歌の一部やコーラスをちょっと歌わせるというのは聞いたことがあるが、英語のラップをやらせようとしたのには面食らった。日本人には、これは無理だ。(笑) 最初に男の人がステージにあげられたが、「わからない、わからない」と言って、客からは受けていた。ところがその後にステージにあがった女性は、それなりにラップをやったものだから、驚いた。

だが、大方の人が期待した「アイム・ソー・ホット」は歌われず。おそらく、デニース自身、この曲が日本のディスコなどで大ヒットし、いまだにこれがかかるとフロアが一気に盛り上がるほどの人気曲であることを知らないと思われる。会う機会があれば、お知らせしよう。

そうそう、バンドのメンバーのうち、ドラマーがめちゃくちゃ目立っていた。表情や、動きがいちいち大げさでおもしろく、最後には立ちながらドラムスを叩くのは想定内としても、そこから飛び上がって、ドラムセットの上を飛んで、ステージ前方に出てきたのには、さすがに驚嘆した。あのドラマーは、見せる魅せるドラマー。一見の価値あり。

それより、日曜ということもあってか、たくさんのソウルバー関係者、昔からのソウル・マニアに会った。恵比寿アリオリ、六本木ワッツアップ、新宿ソウルジョイント、そして、たまたま隣にいらした戸塚でソウルバーを始められたという「オールウェイズ」の望月さんと名刺交換をした。この「オールウェイズ」は、2005年自宅駐車場を改築し、ソウルバーにしたそうで、現在は昼間の仕事もしながら、金曜・土曜だけソウルバー営業をしている、という。

Soul Ballad Bar “Always”
〒244-0003神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4533-6
090-7414-9653
営業時間:金曜・土曜午後8時30分~深夜0時
横浜市営地下鉄・踊場駅徒歩2分。長後街道沿い。
東京方面から横浜新道で来た場合、料金所を超えた次の出口・側道に出て、つきあたりを右、しばらく行った左側。

■過去関連記事

2004/09/28 (Tue)
Denise LaSalle Will Hit Japan Tour First In 24 Years
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200409/diary20040928.html

■メンバー

デニース・ラサール / Denise LaSalle(Vocals)
カレン・ウルフ / Karen Wolfe(Chorus)
チャルマーズ・デーヴィス / Chalmers Davis(Keyboards)
マイケル・トーレス / Michael Toles(Guitar)
デクスター・アレン / Dexter Allen(Bass)
デリック・マーティン / Derrick Martin(Drums)

■セットリスト デニス・ラサール@ビルボードライブ東京、2010年11月21日
Setlist: Denise LaSalle @ Billboard Live Tokyo, November 21, 2010

show started 19:34
01.Lady Marmalade [Karen Wolfe]
02.If It Is The Way You Love Me [Karen Wholfe]
Denise LaSalle ↓
03.Give Me Yo’ Most Strongest Whiskey
04.Don’t Mess With My Man
05.Mississippi Woman
06.Blues Party Tonight
07.Juke Joint Woman
08.Your Husband Is Cheatin’ On Us
09.Trapped By A Thing Called Love
10.Don’t Jump My Pony
11.Don’t Mess With My Tutu
Show ended 20:58

(2010年11月21日日曜、ビルボードライブ東京=デニース・ラサール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>LaSalle, Denise
◎デニース・ラサールのサザンな香り

【Denise LaSalle : It’s Southern Comfort】

サザン。

まさに南部の香り。南部のチトリン・サーキットあたりで繰り広げられるチープなブルーズ・ショー。この「場末感」(←これは、褒め言葉です)がお見事である。南部ミシシッピー州出身のヴェテラン女性ブルーズ・シンガー、デニース・ラサールの約6年ぶりのライヴ。前回は2004年12月、舞浜のライヴハウス。

ドラムス、キーボード、ギター、ベースにコーラス1人を従えたデニース。冒頭、そのコーラスのキャレン・ウルフが2曲歌って観客を暖めてから、真っ赤なスーツ姿でド派手に登場。いかにも、南部女性らしく、よくしゃべる。そして、しっかりとした歌声を聞かせる。しかも、途中から興にのって、靴を脱いで裸足でパフォーマンスを続けた。

気のいいデニース、観客とからもうとするが、南部訛りの英語で普通にしゃべるので、なかなか観客は理解できない。その象徴的なのが、「ドント・ジャンプ・オン・ポニー」で、観客にラップをやらせようとしたところ。まあ、歌の一部やコーラスをちょっと歌わせるというのは聞いたことがあるが、英語のラップをやらせようとしたのには面食らった。日本人には、これは無理だ。(笑) 最初に男の人がステージにあげられたが、「わからない、わからない」と言って、客からは受けていた。ところがその後にステージにあがった女性は、それなりにラップをやったものだから、驚いた。

だが、大方の人が期待した「アイム・ソー・ホット」は歌われず。おそらく、デニース自身、この曲が日本のディスコなどで大ヒットし、いまだにこれがかかるとフロアが一気に盛り上がるほどの人気曲であることを知らないと思われる。会う機会があれば、お知らせしよう。

そうそう、バンドのメンバーのうち、ドラマーがめちゃくちゃ目立っていた。表情や、動きがいちいち大げさでおもしろく、最後には立ちながらドラムスを叩くのは想定内としても、そこから飛び上がって、ドラムセットの上を飛んで、ステージ前方に出てきたのには、さすがに驚嘆した。あのドラマーは、見せる魅せるドラマー。一見の価値あり。

それより、日曜ということもあってか、たくさんのソウルバー関係者、昔からのソウル・マニアに会った。恵比寿アリオリ、六本木ワッツアップ、新宿ソウルジョイント、そして、たまたま隣にいらした戸塚でソウルバーを始められたという「オールウェイズ」の望月さんと名刺交換をした。この「オールウェイズ」は、2005年自宅駐車場を改築し、ソウルバーにしたそうで、現在は昼間の仕事もしながら、金曜・土曜だけソウルバー営業をしている、という。

Soul Ballad Bar “Always”
〒244-0003神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4533-6
090-7414-9653
営業時間:金曜・土曜午後8時30分~深夜0時
横浜市営地下鉄・踊場駅徒歩2分。長後街道沿い。
東京方面から横浜新道で来た場合、料金所を超えた次の出口・側道に出て、つきあたりを右、しばらく行った左側。

■過去関連記事

2004/09/28 (Tue)
Denise LaSalle Will Hit Japan Tour First In 24 Years
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200409/diary20040928.html

■メンバー

デニース・ラサール / Denise LaSalle(Vocals)
カレン・ウルフ / Karen Wolfe(Chorus)
チャルマーズ・デーヴィス / Chalmers Davis(Keyboards)
マイケル・トーレス / Michael Toles(Guitar)
デクスター・アレン / Dexter Allen(Bass)
デリック・マーティン / Derrick Martin(Drums)

■セットリスト デニス・ラサール@ビルボードライブ東京、2010年11月21日
Setlist: Denise LaSalle @ Billboard Live Tokyo, November 21, 2010

show started 19:34
01.Lady Marmalade [Karen Wolfe]
02.If It Is The Way You Love Me [Karen Wholfe]
Denise LaSalle ↓
03.Give Me Yo’ Most Strongest Whiskey
04.Don’t Mess With My Man
05.Mississippi Woman
06.Blues Party Tonight
07.Juke Joint Woman
08.Your Husband Is Cheatin’ On Us
09.Trapped By A Thing Called Love
10.Don’t Jump My Pony
11.Don’t Mess With My Tutu
Show ended 20:58

(2010年11月21日日曜、ビルボードライブ東京=デニース・ラサール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>LaSalle, Denise