◎クインシー・ジョーンズ・80歳セレブレーション・ライヴ・イン・ジャパン~セットリスト

(内容がでます。これからごらんになる方はご注意ください)

【Quincy Jones : 80th Celebration Live In Japan】

4時間。


超おなかいっぱいになりました。くたくたです。(笑)

ぐっと盛り上がったのは、下記セットリストの「愛のコリーダ」あたりから。ここからの7曲は、おそらくこの日ここに来ている9割がたの人々がもっとも期待していた楽曲だろう。

ブルーノートで見た新人たち、これからの未来を担う若手が今回も前半大々的にフィーチャーされた。

クインシーは舞台袖までは車椅子だったが、そこからステージまでは歩いて登場。

結局、クインシーは過去にとらわれず、常に次の世代、次の時代を担うアーティストを求め続けているということなのだと思う。一方、観客はこれまでにクインシーが成し遂げたことをじっくりと振り返りたい。いわば観客は過去を見つめたく、クインシーは未来を見つめたい。それを考えると80歳にして、常に新しいものを貪欲に探しに行くクインシーという音楽人間はほんとにすごいと思う。

僕はクインシーがプレゼンテーションした新人の中では「エイント・ノー・ウェイ」を歌ったニッキ・ヤノフスキーに一番やられた。さらに11歳のエミリー、16歳のアンドレアスもこれからずっと見続けようと思った。ある意味、世界中のどこにでも天才というのはいるものだな、と感じた。

日本人アーティストの中では小曽根真さんがオリジナルを2曲プレイし圧巻だった。小曽根さんは30年前クインシーと会い、クインシーから彼のクエスト・レーベルへ誘われたそうだ。ただ、そのときは紆余曲折あり、結局CBSジャズと契約にいたり、クエスト入りが実現しなかった、という。小曽根さんだけがオリジナル曲をやったというところが、ある意味すごい。ソウル・サーチャー市場では、小曽根株が先週の軽井沢から続いて、ストップ高で急上昇中だ。

そして、ゴスペラーズがあの一曲の中に、きっちりちゃんとしたフリをはめ込んでいたのがよかった。あのマイクをぐっと動かすしぐさはマイケル鶴岡氏のレッスンだそう。さすがマイケル。三浦大知のダンスは、完璧にマイケルを踏襲している。

クインシーの音楽性の幅広さには本当に驚かされる。ジャズ、ブラジル、ソウル、R&B、ポップ、そしていわゆるブラック・コンテンポラリー。時代もジャンルも地域もすべて超越し、地球を舞台にしたユニヴァーサルな音楽を作りあげている。クインシーの音楽の過去・現在・未来が改めて浮き彫りになった。彼を見ていると、小曽根さんもステージで言っていたが、過去から現在、未来へしっかりバトンをつないでいるようだ。これは「ソウル・サーチン・レイディオ」も同じコンセプト。

しかし、休憩30分はさんで11時過ぎまでノンストップ。聞くほうもかなり体力いります。

■パティー・オースティン、2013年10月13日(日)~15日(火)東京ブルーノートに登場。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/patti-austin/

■セットリスト Day One (July 31, 2013)
Setlist: Quincy Jones The 80th Celebration Live In Japan

(ちょっとセットリスト、メンバーなど完璧ではないところがありますが、大体大筋こんな感じです。8月1日はまた少し変わるはず)

トリビュート・パート

show started 19:13
01.Human Nature - 綾香
02.One Hundred Ways - K
03.You’d Be So Nice Come Home To - 土岐麻子
04.One Note Samba - 小野リサ
05.Cave Walk - 小曽根真 featuring No Name Horses
06.No String Attached  - 小曽根真 featuring No Name Horses
07.Beat It - BoA
08.Michael Jackson Medley: Smooth Criminal / Baby Be Mine / Billie Jean - 三浦大知 (+4 dancers)
09.Stuff Like That - ゴスペラーズ
Performance ended 20:32

メンバー

石成正人(ギター)、亀田誠治(ベース)、河村カースケ智康(ドラムス)、斉藤有太(ピアノ)、島健(アレンジ)、三沢またろう(パーカッション)、森俊之(キーボード)、大滝裕子(コーラス)、高尾直樹(コーラス)

小曽根真(ノー・ネーム・ホーセス)=

中村健吾(ベース)、高橋信之助(ドラムス)
エリック・ミヤシロ(トランペット) 木幡光邦(トランペット)、 奥村 晶(トランペット)、岡崎好朗(トランペット)、山城 純子(トロンボーン)、中川英二郎(トロンボーン)、半田信英(トロンボーン)?、 三木俊雄(サックス)、池田篤(サックス)、近藤和彦(サックス)、岡崎正典(サックス)  岩持 芳宏(サックス)、計12名

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クインシー・パート

performance started 21:10
01.Air Mail Special - Quincy Jones Big Band featuring Nikki Yanofsky
02.Killer Joe - Quincy Jones Big Band
03.Invasion Parade - Alfredo Rodriguez Trio
04.Answers - Alfredo Rodriguez Trio & Andreas Varady (g)
05.Miss Out – Blush
Video – Clark Terry and Justin Kauflin
06.For Clark – Justin Kauflin
07.So Beautiful – Parker
08.Ain’t No Way – Nikki Yanofsky
09.Something New – Nikki Yanofsky
10.Diversity Medley – Emily Bear
11.Ai No Corrida – Patti Austin
12.Say You Love Me – Patti Austin & Seiko Matsuda
13.Just Once – James Ingram
14.Baby Come To Me – James Ingram & Patti Austin
15.Man In The Mirror – Siedah Garrett
16.MJ Overture : Billie Jean / Wanna Be Starting Something / BAD
17.Manteca
Enc. We Are The World / Full cast + Japanese artists
Show ended 23:06


Members:
Greg Phillinganes – Musical Director, Keyboards
Randy Kerber (keyboards)
Dean Parks (guitar)
Neil Stubenhaus (bass)
John Robinson (drums)
Paulinho Da Costa (percussion)
Lynne Fiddmont (chorus)
Jory Steinberg (chorus)
Melanie Taylor (chorus)

Big Band Music Director: Jerry Hey

音楽監督(Big Band Music Director):ジェリー・ヘイ

トランペット:
佐久間勲/田中充(広島公演)/上石統(東京公演)/入山和代/小林正弘

トロンボーン:
三塚知貴(7/31:川原聖仁)/川原聖仁(7/31:松尾直樹)桐山絵里子/朝里勝久

サックス:
リードアルト 高野猶幸/2nd テナー 小松雄大/3rdアルト 岡村トモ子/
4thテナー 長野次郎(7/31)、石川周之介(8/1&3)/
5thバリトン 井出慎二(7/31&8/1)、長島一樹(8/3)

ENT>MUSIC>LIVE>Jones, Quincy

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