★ ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』に登場 (パート2)
2011年4月20日 音楽★ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』に登場 (パート2)
【Nile Rodgers Talk On Soul Blends (Part 2)】
(昨日からの続き)
トーク。
来日中の「ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』で語る」(オンエア、4月17日日曜午後)のパート2。(1は前日のブログ参照)
『ソウル・ブレンズ』は2時間まるまるナイル、シックとナイル・プロデュース関連作品ばかりで選曲された。
オムニバス・アルバム『エヴリバディ・ダンス』の選曲はナイル自身で行い、いくつかの許諾を取るのが難しい楽曲は、自身でマドンナやデイヴィッド・ボウイに電話をした。
マーヴィンが、「ナイルが使いたいといえば、誰も『ノー』とは言えないでしょう」というと、ナイルは答えた。
ナイル。「それはやってみなければわかならい。You’ll never know. マドンナなんか、なかなか映画にも貸さないようだからね。でも今回は、バーナードの没後15周年ということで、頼み込んだ」。
そして、リスナー橋本さんからの質問。
「イタリアのグループ、チェンジのベース奏者、デイヴィッド・ロマーニがイタリアのレコーディング・スタジオにナイル・ロジャーズがやってきたことをとてもよく覚えていて、感激したそうです。このことを覚えていますか?」
ナイル。「チェンジは最初、僕とバーナードでプロデュースする予定だった。ただ、僕たちは『シック・サウンド』をむやみに(人に)あげてしまいたくなかった。誰かをプロデュースすることはまったく問題ないんだが、誰かのプロジェクトで僕たちのサウンド、つまりシック・サウンドをそのまま出すというのは、やりたくなかった。シスター・スレッジのプロジェクトは、シスター・スレッジのためだけに作ったサウンドで、それはシスター・スレッジ・サウンドだ。彼ら(チェンジのプロデューサー)は、シックの人脈を使ってシック・サウンドそのものを欲しがったというわけだ。(それを断ったのは)僕たちは自分たちの尊厳を持っていただけだよ。他のアーティストをプロデュースすること自体は全然問題なかったわけだからね。僕たちのシック・サウンドをそのまますべてあげてしまうというのは、ちょっとよくないと思ったんだ」
リスナーのトミーさんからの質問。
「闘病中の来日、とても感謝しています。今回の新曲『アイ・ウォナ・ダンス』はとても嬉しいのですが、何年も新譜を待ち続けているファンとしては、次の新録フル・アルバムを期待していますが、いかがでしょうか」
ナイル。「『アイ・ウォナ・ダンス』にはおもしろい話がある。僕の母方ミケンズ側のいとこ、スパイク・ミケンズはクール&ザ・ギャングのメンバーだった。クール&ザ・ギャングは、僕の叔父(アンクル=スパイク・ミケンズの父。父とナイルの母が兄弟)のリヴィング・ルームで結成されたんだ。だから子供の頃、僕はこのクール&ザ・ギャングに入りたいと思っていた。これこそが僕にとってのグループだと思えてならなかった。クールたちと僕らは昨年、一緒にツアーに出た。そこで、『今まで、何で一緒に何もやらなかったんだろう』という話になって、一緒にレコーディングすることにしたんだ。ところが、僕が昨年10月末に癌になってしまい、まったく(ギターを)プレイすることができなくなった。レコーディングは中断。手術が終わって、なんとかまたプレイできるようになって、クールがうちのスタジオにやってきてレコーディングをした。そして、このアルバムの締切の前日にマスターテープが完成したというわけだ。将来に関していえば、僕はキャッチアップしているところだ。(なんとか、現状に追いつこうとしている)実はここ7ヶ月、何にもやってないんだよ」
ナイル。「ブロードウェイ・ショー、ツアー、書籍の発売、ビデオ・ゲームの音楽の仕事なんかもたくさんある」
マーヴィン。そんなに忙しくて、どのようにバランスを取っているのですか
ナイル。「寝ないんだよ。(笑) だいたい2-3時間しか寝ないんだ」
マーヴィン。「さて、これから『アイ・ウォナ・ダンス』をかけますが、クールとシックは、もうとっくにコラボレートしててもおかしくないですよね。しかも、メンバーは親戚だ。なぜでしょう」
ナイル。「クールとシックには、ほかにも共通点がある。クールの初期のアルバムのエンジニアはボブ・クリアマウンテンという人物で、シックの最初のアルバムのエンジニアでもある。二つのグループは、本当に並行して活躍していた。だが、お互いそれぞれに忙しく、ツアー自体も一緒にしたことはなかった。また、クールたちは他の人、アーティストをプロデュースしない。で、クールたちは、いつもロード(ツアー)に出ている。僕らが「ウィ・アー・ファミリー」を作って以来、この曲は年間2百万ドル(1億6千万円)を稼ぐようになった。他にも、『アップサイド・ダウン』『ル・フリーク』『グッドタイムス』『ラッパーズ・デライト』があった。一緒にやる機会がなかっただけだ」
マーヴィン。「つまり、ナイル、あなたたちは音楽が好きで、やりたいようにできる。やらなければならなくて、それをやるわけではない、ということですよね。義務ではない。だから、日本の人々は、今、この時期に日本にやってくることに本当に敬意を表してるんです。本当にリスペクトしている」
ナイル。「僕には選択の余地はなかった。この地が好きだし、バーナードが僕に人生を与えてくれたんだ。He gave his life for meあのとき、医者はバーナードに『武道館のコンサートは、やるな。キャンセルすべきだ』と言っていた。だが、バーナードは『ありえない、やらないわけにはいかない』と言ってやってきたんだ」
そして、バーナード・エドワーズは、ライヴが終わった翌日、東京のホテルの部屋で息絶えていた。1996年4月18日の早朝だった。
(続く)
+++++
●次回来月にワンデイのライヴ、ナイル・ロジャーズ5月29日公演、
一日だけ。ナイル・ロジャーズ&シックのライヴが、5月29日(日)ブルーノートで決まった。彼らは当日、中国から来日、その日の夜に2ステージを行う。バンドメンバーは翌日帰る。
●WOWOWで収録
バーナードの命日、4月18日、東京公演最終日の模様を、有料衛星放送ワウワウ(WOWOW)が録画収録した。現在ワウワウでは、ナイルを追ったドキュメンタリーを制作中で、ドキュメンタリーとライヴをまとめて、放送する計画が進行中。4月18日は、ナイルの盟友、バーナード・エドワーズの命日。
●今日は大阪
ナイルご一行は、19日新幹線で大阪に移動。20日に大阪で日本最後のライヴを行う。
ナイル・ロジャース/シック公演
2011年4月20日(水)
前売:7,350円(税込)
開場:18:30開演:19:30
会場: 心斎橋クラブクアトロ(大阪府) [地図] [周辺の宿泊施設]
問合せ先:SMASH WEST : 06-6535-5569
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rodgers, Nile
RADIO>Soul Blends
【Nile Rodgers Talk On Soul Blends (Part 2)】
(昨日からの続き)
トーク。
来日中の「ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』で語る」(オンエア、4月17日日曜午後)のパート2。(1は前日のブログ参照)
『ソウル・ブレンズ』は2時間まるまるナイル、シックとナイル・プロデュース関連作品ばかりで選曲された。
オムニバス・アルバム『エヴリバディ・ダンス』の選曲はナイル自身で行い、いくつかの許諾を取るのが難しい楽曲は、自身でマドンナやデイヴィッド・ボウイに電話をした。
マーヴィンが、「ナイルが使いたいといえば、誰も『ノー』とは言えないでしょう」というと、ナイルは答えた。
ナイル。「それはやってみなければわかならい。You’ll never know. マドンナなんか、なかなか映画にも貸さないようだからね。でも今回は、バーナードの没後15周年ということで、頼み込んだ」。
そして、リスナー橋本さんからの質問。
「イタリアのグループ、チェンジのベース奏者、デイヴィッド・ロマーニがイタリアのレコーディング・スタジオにナイル・ロジャーズがやってきたことをとてもよく覚えていて、感激したそうです。このことを覚えていますか?」
ナイル。「チェンジは最初、僕とバーナードでプロデュースする予定だった。ただ、僕たちは『シック・サウンド』をむやみに(人に)あげてしまいたくなかった。誰かをプロデュースすることはまったく問題ないんだが、誰かのプロジェクトで僕たちのサウンド、つまりシック・サウンドをそのまま出すというのは、やりたくなかった。シスター・スレッジのプロジェクトは、シスター・スレッジのためだけに作ったサウンドで、それはシスター・スレッジ・サウンドだ。彼ら(チェンジのプロデューサー)は、シックの人脈を使ってシック・サウンドそのものを欲しがったというわけだ。(それを断ったのは)僕たちは自分たちの尊厳を持っていただけだよ。他のアーティストをプロデュースすること自体は全然問題なかったわけだからね。僕たちのシック・サウンドをそのまますべてあげてしまうというのは、ちょっとよくないと思ったんだ」
リスナーのトミーさんからの質問。
「闘病中の来日、とても感謝しています。今回の新曲『アイ・ウォナ・ダンス』はとても嬉しいのですが、何年も新譜を待ち続けているファンとしては、次の新録フル・アルバムを期待していますが、いかがでしょうか」
ナイル。「『アイ・ウォナ・ダンス』にはおもしろい話がある。僕の母方ミケンズ側のいとこ、スパイク・ミケンズはクール&ザ・ギャングのメンバーだった。クール&ザ・ギャングは、僕の叔父(アンクル=スパイク・ミケンズの父。父とナイルの母が兄弟)のリヴィング・ルームで結成されたんだ。だから子供の頃、僕はこのクール&ザ・ギャングに入りたいと思っていた。これこそが僕にとってのグループだと思えてならなかった。クールたちと僕らは昨年、一緒にツアーに出た。そこで、『今まで、何で一緒に何もやらなかったんだろう』という話になって、一緒にレコーディングすることにしたんだ。ところが、僕が昨年10月末に癌になってしまい、まったく(ギターを)プレイすることができなくなった。レコーディングは中断。手術が終わって、なんとかまたプレイできるようになって、クールがうちのスタジオにやってきてレコーディングをした。そして、このアルバムの締切の前日にマスターテープが完成したというわけだ。将来に関していえば、僕はキャッチアップしているところだ。(なんとか、現状に追いつこうとしている)実はここ7ヶ月、何にもやってないんだよ」
ナイル。「ブロードウェイ・ショー、ツアー、書籍の発売、ビデオ・ゲームの音楽の仕事なんかもたくさんある」
マーヴィン。そんなに忙しくて、どのようにバランスを取っているのですか
ナイル。「寝ないんだよ。(笑) だいたい2-3時間しか寝ないんだ」
マーヴィン。「さて、これから『アイ・ウォナ・ダンス』をかけますが、クールとシックは、もうとっくにコラボレートしててもおかしくないですよね。しかも、メンバーは親戚だ。なぜでしょう」
ナイル。「クールとシックには、ほかにも共通点がある。クールの初期のアルバムのエンジニアはボブ・クリアマウンテンという人物で、シックの最初のアルバムのエンジニアでもある。二つのグループは、本当に並行して活躍していた。だが、お互いそれぞれに忙しく、ツアー自体も一緒にしたことはなかった。また、クールたちは他の人、アーティストをプロデュースしない。で、クールたちは、いつもロード(ツアー)に出ている。僕らが「ウィ・アー・ファミリー」を作って以来、この曲は年間2百万ドル(1億6千万円)を稼ぐようになった。他にも、『アップサイド・ダウン』『ル・フリーク』『グッドタイムス』『ラッパーズ・デライト』があった。一緒にやる機会がなかっただけだ」
マーヴィン。「つまり、ナイル、あなたたちは音楽が好きで、やりたいようにできる。やらなければならなくて、それをやるわけではない、ということですよね。義務ではない。だから、日本の人々は、今、この時期に日本にやってくることに本当に敬意を表してるんです。本当にリスペクトしている」
ナイル。「僕には選択の余地はなかった。この地が好きだし、バーナードが僕に人生を与えてくれたんだ。He gave his life for meあのとき、医者はバーナードに『武道館のコンサートは、やるな。キャンセルすべきだ』と言っていた。だが、バーナードは『ありえない、やらないわけにはいかない』と言ってやってきたんだ」
そして、バーナード・エドワーズは、ライヴが終わった翌日、東京のホテルの部屋で息絶えていた。1996年4月18日の早朝だった。
(続く)
+++++
●次回来月にワンデイのライヴ、ナイル・ロジャーズ5月29日公演、
一日だけ。ナイル・ロジャーズ&シックのライヴが、5月29日(日)ブルーノートで決まった。彼らは当日、中国から来日、その日の夜に2ステージを行う。バンドメンバーは翌日帰る。
●WOWOWで収録
バーナードの命日、4月18日、東京公演最終日の模様を、有料衛星放送ワウワウ(WOWOW)が録画収録した。現在ワウワウでは、ナイルを追ったドキュメンタリーを制作中で、ドキュメンタリーとライヴをまとめて、放送する計画が進行中。4月18日は、ナイルの盟友、バーナード・エドワーズの命日。
●今日は大阪
ナイルご一行は、19日新幹線で大阪に移動。20日に大阪で日本最後のライヴを行う。
ナイル・ロジャース/シック公演
2011年4月20日(水)
前売:7,350円(税込)
開場:18:30開演:19:30
会場: 心斎橋クラブクアトロ(大阪府) [地図] [周辺の宿泊施設]
問合せ先:SMASH WEST : 06-6535-5569
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rodgers, Nile
RADIO>Soul Blends
★△『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
2011年4月20日 音楽★△『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
第93回(2011年4月20日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
闘病記。
2011年1月に癌手術を行ったナイル・ロジャーズ。彼が以来毎日その癌闘病記を書いています。題して「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて(癌惑星を歩いて)」。ソウル・サーチン・ブログでは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。1回目以降、全エントリーが次のファイルにあります。
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
原文の更新は20日日本時間午後5時50分。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第93回 ホテルにて
#93 In The Hotel
Written on Tuesday, 19 April 2011 15:44 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 20 April 2011 04:44)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/320-walking-on-planet-c-in-the-hotel#disqus_thread
起きたときベッドでどんな顔をしているか
日本での最後のショーの朝、起きたときベッドでどんな顔をしているか自分で見てみたいと思った。目覚ましが鳴る時刻にあわせてカメラをセッティングし、自分を撮影してみた。読者のあなたはこの顔を見てどう思われるだろうか?(年老いた見苦しい男へのジョークは最小限にとどめておいてほしい)
今日、大阪は寒かった。そこでいつもの治療のためのウォーキングはホテル内で行った。
日本に来て以来、「癌惑星を歩いている」多くの仲間と会った。(癌に侵されて人生を送っている人たちだ) いつ死神(ミスター・デス)とラストダンスを踊るのかなど、誰にもわからないものだ。だが、癌の犠牲者は、人生に対する考え方を変えた人々だ。僕たち患者は、様々な方法で癌と闘う。しかし、「癌特有のクレイジーな思い、考え方」は、みな共通だ。
僕はとりあえず癌消滅と言われているが、ブログには書ききれないほどの無数の術後症状に悩まされている。その症状が重くなくても、少し具合が悪くなったりするだけで、いつでもその「癌特有のクレイジーな思い」が頭をよぎってしまう。
エクソサイズに向かうために部屋を出るとき、僕は「スキヤキ(上を向いて歩こう)」を歌った。僕たちは、この曲を日本の震災犠牲者のために捧げて毎晩歌っている。
左・「スキヤキ」、右・被災地で活躍する人々
僕は世界中のあらゆる分野の素晴らしいアーティストを知っている。
エクソサイズをしていると、新しい友人平野綾がテレビに出ているのを見た。彼女はすばらしい声優で歌手だ。誰かが、最近彼女に対して辛らつな批判と脅しがあったと教えてくれた。多くの人が手を取りあって、日本を強い国に復興しようとしているときに、そういう話を聞くと悲しくなる。
左・平野綾と僕、右・ドナルド・トランプとクリスティーナ・オクセンバーグとイタリアでディナー
1979年、同じようなことが僕の身にも起きた。脅しと辛らつな批判がいわゆる「ディスコはもう終わったDisco Sucks」ムーヴメント(訳注1)の中で、シックの存在を抹殺した。
ショービジネスの世界にひとたび足を踏み入れると、アーティストの人生は批判にさらされることになる。アーティストは、自分たちが人々の気持ちをよくしているという良いニュースを聞きたがるものだが、一方でファンには、悪いと思ったらそのことを言う権利もある。
たぶん、僕は綾の状況を完全には理解していないと思うが、しかし、アーティストというものは、いつも人々をエンタテインしようとするものだ。そして、僕たち(アーティスト)の家族的な生活は相当犠牲を強いられている。この仕事ゆえに、僕たちはほとんどの人生をホテルの中で過ごしているのだ。
(訳注1)「ディスコ・サックス・ムーヴメント」。レコード業界が、1978年、映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』の大ヒットが終わると、それがひとつのピークになったかのように、それまでのディスコ大ブームに飽きて、急に「ディスコは古い、ディスコは終わった」といった風潮になった。その結果、ディスコ・ヒットを放っていたアーティストに対していきなり逆風が吹き、レコードが売れなくなってしまった、そのような動き全般を「ディスコ・サックス・ムーヴメント」(直訳的には、ディスコ、くそくらえ)と呼ぶ。1979年後半からその動きが顕著化した。シックは、当時ディスコ・アーティストとして捉えられていたために、その逆風をもろに受けて、レコードが売れなくなった。
左・ホテル・ライフ、右・デイヴィッド・ボウイ
左・エリック・ベネイと、右・エリック・クラプトン
左・マーク・ロンソンとQティップスのRZA、右・スラッシュと
左・左からトミー・フィルフィガー、トニー・ベネット、僕、右・「ディスコは終わった」ムーヴメント
Walking on Planet C>93>In The Hotel
第93回(2011年4月20日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
闘病記。
2011年1月に癌手術を行ったナイル・ロジャーズ。彼が以来毎日その癌闘病記を書いています。題して「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて(癌惑星を歩いて)」。ソウル・サーチン・ブログでは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。1回目以降、全エントリーが次のファイルにあります。
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
原文の更新は20日日本時間午後5時50分。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第93回 ホテルにて
#93 In The Hotel
Written on Tuesday, 19 April 2011 15:44 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 20 April 2011 04:44)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/320-walking-on-planet-c-in-the-hotel#disqus_thread
起きたときベッドでどんな顔をしているか
日本での最後のショーの朝、起きたときベッドでどんな顔をしているか自分で見てみたいと思った。目覚ましが鳴る時刻にあわせてカメラをセッティングし、自分を撮影してみた。読者のあなたはこの顔を見てどう思われるだろうか?(年老いた見苦しい男へのジョークは最小限にとどめておいてほしい)
今日、大阪は寒かった。そこでいつもの治療のためのウォーキングはホテル内で行った。
日本に来て以来、「癌惑星を歩いている」多くの仲間と会った。(癌に侵されて人生を送っている人たちだ) いつ死神(ミスター・デス)とラストダンスを踊るのかなど、誰にもわからないものだ。だが、癌の犠牲者は、人生に対する考え方を変えた人々だ。僕たち患者は、様々な方法で癌と闘う。しかし、「癌特有のクレイジーな思い、考え方」は、みな共通だ。
僕はとりあえず癌消滅と言われているが、ブログには書ききれないほどの無数の術後症状に悩まされている。その症状が重くなくても、少し具合が悪くなったりするだけで、いつでもその「癌特有のクレイジーな思い」が頭をよぎってしまう。
エクソサイズに向かうために部屋を出るとき、僕は「スキヤキ(上を向いて歩こう)」を歌った。僕たちは、この曲を日本の震災犠牲者のために捧げて毎晩歌っている。
左・「スキヤキ」、右・被災地で活躍する人々
僕は世界中のあらゆる分野の素晴らしいアーティストを知っている。
エクソサイズをしていると、新しい友人平野綾がテレビに出ているのを見た。彼女はすばらしい声優で歌手だ。誰かが、最近彼女に対して辛らつな批判と脅しがあったと教えてくれた。多くの人が手を取りあって、日本を強い国に復興しようとしているときに、そういう話を聞くと悲しくなる。
左・平野綾と僕、右・ドナルド・トランプとクリスティーナ・オクセンバーグとイタリアでディナー
1979年、同じようなことが僕の身にも起きた。脅しと辛らつな批判がいわゆる「ディスコはもう終わったDisco Sucks」ムーヴメント(訳注1)の中で、シックの存在を抹殺した。
ショービジネスの世界にひとたび足を踏み入れると、アーティストの人生は批判にさらされることになる。アーティストは、自分たちが人々の気持ちをよくしているという良いニュースを聞きたがるものだが、一方でファンには、悪いと思ったらそのことを言う権利もある。
たぶん、僕は綾の状況を完全には理解していないと思うが、しかし、アーティストというものは、いつも人々をエンタテインしようとするものだ。そして、僕たち(アーティスト)の家族的な生活は相当犠牲を強いられている。この仕事ゆえに、僕たちはほとんどの人生をホテルの中で過ごしているのだ。
(訳注1)「ディスコ・サックス・ムーヴメント」。レコード業界が、1978年、映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』の大ヒットが終わると、それがひとつのピークになったかのように、それまでのディスコ大ブームに飽きて、急に「ディスコは古い、ディスコは終わった」といった風潮になった。その結果、ディスコ・ヒットを放っていたアーティストに対していきなり逆風が吹き、レコードが売れなくなってしまった、そのような動き全般を「ディスコ・サックス・ムーヴメント」(直訳的には、ディスコ、くそくらえ)と呼ぶ。1979年後半からその動きが顕著化した。シックは、当時ディスコ・アーティストとして捉えられていたために、その逆風をもろに受けて、レコードが売れなくなった。
左・ホテル・ライフ、右・デイヴィッド・ボウイ
左・エリック・ベネイと、右・エリック・クラプトン
左・マーク・ロンソンとQティップスのRZA、右・スラッシュと
左・左からトミー・フィルフィガー、トニー・ベネット、僕、右・「ディスコは終わった」ムーヴメント
Walking on Planet C>93>In The Hotel
●カルヴィン・ヤングブラッド、56歳で死去
2011年4月20日 音楽●カルヴィン・ヤングブラッド、56歳で死去
【Calvin Youngblood Dies At 56】
訃報。
日本の横浜を本拠に活躍していたソウル・シンガー、カルヴィン・ヤングブラッドが2011年4月18日(月)午前6時18分、横浜市内の病院で癌のために死去した。56歳だった。半年ほど前から闘病していた。昨年12月末に目黒のブルース・アレイで行われたブレンダ・ヴォーンのライヴでは、飛び入りで参加。元気そうな姿を見せていた。
癌発覚後から親友のデイヴィッド・キングらがかなり付っきりで看病をしていた。
カルヴィンは、1954年8月5日アメリカ生まれ。幼少の頃からゴスペルを歌いながら、プロのシンガーとなり、来日後、日本人の奥さんと16年ほど結婚し、長く日本に住んでいた。2009年には、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キングらと4人組のソウル・ヴォーカル・グループ「タッチ・オブ・エレガンス」を結成。同年6月に目黒のブルース・アレイでライヴを行った。
2009年06月30日(火)
「タッチ・オブ・エレガンス」~往年のソウル・ショーを現代に蘇らせる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090630.html
その後、メンバーを変更し、クラッシー・ジェントルメンとして、2010年2月、再度ブルース・アレイでライヴを行った。
カルヴィンは野太いソウルフルな声が大きな魅力で、テディー・ペンダグラス系の作品を実に味わい深く歌っていた。また、ここでは、ルイ・アームストロングで有名な「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」をルイそっくりに歌い、観客の喝采を集めていた。
2010年02月26日(金)
クラッシーなソウル・グループが東京に蘇る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10468195889.html
Calvin Youngblood : What A Wonderful World. 2/25/2010 @ Blues Alley Meguro
クラッシー・ジェントルメン(編集)向かって右から2人目がカルヴィン
Calvin Youngblood : Please, Please, Please 2010/10 At Blue Alley
Calvin Tribute
最後に顔を見せたのは、2010年12月のブレンダ・ヴォーンのライヴ。ここでは、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」をブレンダが歌い、そのコーラスを観客席から3人の男性を選んで、やってもらうというのが恒例になっている。最初日本人の男性3人がやったが、続いて、ゲイリー、デイヴィッド、そして、カルヴィンがピップスとしてステージに上がった。このときは、かなり元気そうだった。
Destiny solid ground with Dennis Bradford featuring Calvin Youngblood
http://soundcloud.com/brenda-vaughn/destiny-solid-ground-with?utm_source=soundcloud&utm_campaign=share&utm_medium=facebook&utm_content=http%3A%2F%2Fsoundcloud.com%2Fbrenda-vaughn%2Fdestiny-solid-ground-with
僕が彼に最後に会ったのは、この12月末のブレンダのライヴ。息子さんも来ていて一緒に写真を撮った。普通にステージで歌っていたので、元気そうに見えた。
カルヴィンの葬儀は下記の通り、今週金曜(2011年4月22日)、午前11時30分から横浜のメモワル・ホール・吉野町で行われる。
Memorial service for Calvin Youngblood Friday April 22, 2011 11:30 am at Memowaru Hall 045-251-5631 Yoshinocho station Yokohama subway line.
If you have any questions contact Yuki Sudo, David King, Takako King, or Gary Adkins
ご冥福をお祈りします。
OBITUARY>Youngblood, Calvin (August 5, 1954 – April 18, 2011, 56 year old)
【Calvin Youngblood Dies At 56】
訃報。
日本の横浜を本拠に活躍していたソウル・シンガー、カルヴィン・ヤングブラッドが2011年4月18日(月)午前6時18分、横浜市内の病院で癌のために死去した。56歳だった。半年ほど前から闘病していた。昨年12月末に目黒のブルース・アレイで行われたブレンダ・ヴォーンのライヴでは、飛び入りで参加。元気そうな姿を見せていた。
癌発覚後から親友のデイヴィッド・キングらがかなり付っきりで看病をしていた。
カルヴィンは、1954年8月5日アメリカ生まれ。幼少の頃からゴスペルを歌いながら、プロのシンガーとなり、来日後、日本人の奥さんと16年ほど結婚し、長く日本に住んでいた。2009年には、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キングらと4人組のソウル・ヴォーカル・グループ「タッチ・オブ・エレガンス」を結成。同年6月に目黒のブルース・アレイでライヴを行った。
2009年06月30日(火)
「タッチ・オブ・エレガンス」~往年のソウル・ショーを現代に蘇らせる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090630.html
その後、メンバーを変更し、クラッシー・ジェントルメンとして、2010年2月、再度ブルース・アレイでライヴを行った。
カルヴィンは野太いソウルフルな声が大きな魅力で、テディー・ペンダグラス系の作品を実に味わい深く歌っていた。また、ここでは、ルイ・アームストロングで有名な「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」をルイそっくりに歌い、観客の喝采を集めていた。
2010年02月26日(金)
クラッシーなソウル・グループが東京に蘇る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10468195889.html
Calvin Youngblood : What A Wonderful World. 2/25/2010 @ Blues Alley Meguro
クラッシー・ジェントルメン(編集)向かって右から2人目がカルヴィン
Calvin Youngblood : Please, Please, Please 2010/10 At Blue Alley
Calvin Tribute
最後に顔を見せたのは、2010年12月のブレンダ・ヴォーンのライヴ。ここでは、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」をブレンダが歌い、そのコーラスを観客席から3人の男性を選んで、やってもらうというのが恒例になっている。最初日本人の男性3人がやったが、続いて、ゲイリー、デイヴィッド、そして、カルヴィンがピップスとしてステージに上がった。このときは、かなり元気そうだった。
Destiny solid ground with Dennis Bradford featuring Calvin Youngblood
http://soundcloud.com/brenda-vaughn/destiny-solid-ground-with?utm_source=soundcloud&utm_campaign=share&utm_medium=facebook&utm_content=http%3A%2F%2Fsoundcloud.com%2Fbrenda-vaughn%2Fdestiny-solid-ground-with
僕が彼に最後に会ったのは、この12月末のブレンダのライヴ。息子さんも来ていて一緒に写真を撮った。普通にステージで歌っていたので、元気そうに見えた。
カルヴィンの葬儀は下記の通り、今週金曜(2011年4月22日)、午前11時30分から横浜のメモワル・ホール・吉野町で行われる。
Memorial service for Calvin Youngblood Friday April 22, 2011 11:30 am at Memowaru Hall 045-251-5631 Yoshinocho station Yokohama subway line.
If you have any questions contact Yuki Sudo, David King, Takako King, or Gary Adkins
ご冥福をお祈りします。
OBITUARY>Youngblood, Calvin (August 5, 1954 – April 18, 2011, 56 year old)
★ ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』に登場 (パート3)
2011年4月21日 音楽★ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』に登場 (パート3)
【Nile Rodgers Talk On Soul Blends (Part 3http://ameblo.jp/soulsearchin/)】
(昨日からの続き)
トーク。
来日中の「ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』で語る」(オンエア、4月17日日曜午後)のパート3。(1、2は前日までのブログ参照)
マーヴィン。「曲に行く前に、少しあなたの癌について話を聞きたいと思います。あなたは毎日ブログに癌闘病日記を書いています。そして、癌になった人にさまざまなメッセージをおくったり、癌になっても落ち込むことはない、あなたは癌とともに生きることができる、といったことを書いています。このブログについて少し話してください」
ナイル。「15歳の頃から知っている親友の一人が医者になって僕の面倒を見てくれている。その頃、彼とは政治グループ、ブラック・パンサー党で知り合った。その時には誰も彼が有名な医師になるなどと思っていなかった。だが彼が医学部に行ってる頃、癌に侵された。彼は、『自分は週に3回も手術室に入っていたが、3度目は自分の癌を切り取る手術だった』と笑った。そして、昨年、僕が癌に侵されているとわかったとき、癌について、あれこれ、これからどうなる、その後どうなる、どうしなければならない、その心の準備をしておくようにといったことを事細かに教えてくれた。そして、その彼が最後にこう言った。『ようこそ、プラネットCへWelcome to Planet C』とね。もしさまざまな対処がうまく出来れば、あらゆる世界は変わると教えてくれた。そこで、ブログで(書くことによって)語ることにした。というのも、それを口にして話そうとすると、ナーヴァスになってしまうからね。書くときは何でも書けるんだ。そこで、癌になったときのありとあらゆる恐怖を書いている。なってしまったら、起こることは起こるんだ。そして、多くの人に、癌になっても克服できるんだ、ということを知らせたいと思っている。どんなにタフな人物でも、それは怖い、恐怖だからね」
ナイルの癌闘病ブログは、本ソウル・サーチンではすっかりおなじみ。アドレスは、こちら。
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/
そして、日本語版は、こちら
http://ameblo.jp/soulsearchin/
Walking On Planet Cのファイル(第1回から)
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
そして、「アイ・ウォナ・ダンス」から「グッドタイムス」。
リスナー・ターリンの質問。「好きなタイプの女性は?」
ナイル。「なんだって? 僕の好みのタイプ?(笑) ナイスで、スマートで、かわいくて、セックスが大好きな人。(笑)」
リスナーから。「5月29日にライヴがあるとのことですが」
ナイル。「そう、5月29日にライヴを行う。ちょうど5月28日が僕らのドラマー、ラルフ・ロールの誕生日で、中国(マカオ)にいる。そこで、直接ニューヨークに帰る代わりに、東京に立ち寄ることにしたんだ。僕はそのときに、東北、仙台などに行って、現地のミュージシャンたちと会って、ジャム・セッションをやってみたいと思っている。集まって、パーティーしてみたい」
そして、最後に、ナイルの生ギターによる「グッドタイムス」のリフをバックに、マーヴィンとナイルが、「ラッパーズ・デライト」のラップを披露。お見事。これはブラザーだと誰でもできるのか。(笑) すごい。
ナイル。「どんな女性が好きかと聞かれて、このラップだからなあ。僕は、これから子供たち向けのショーをやるんだよ(笑)」
というわけで、盛り上がったところで、お開きに。
僕はナイルをブルーノートまで送っていった。
+++++
ところで、オンエアにのらず、曲がかかっているときに、スタジオでいろいろ雑談している中で、こんな話もでてきた。
ナイル。「いやあ、(日本でも)いろいろなDJがおもしろいことを言う。(ちょうどかかっていたダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」について) みんな僕の音楽についていろいろ聞いてくるときに、若い連中は、これをディスコだと言う。R&Bなのに、R&Bだとは分からないらしい。(笑) ファンク、ディスコ、R&B、ポップ、まあ、全ての要素が入ってるけどね。僕たちは(当時)何か、新しいものをクリエイトしたいと思っていた。今まで誰も作らなかったようなサウンドを作りたかった。それまでダイアナが歌ったことのないようなサウンドの曲を作ろうとした。僕たちは、『ウィ・アー・ファミリー』を作ったとき、シスター・スレッジのことを考え、彼女たちのためだけに作った。『アップサイド・ダウン』も、ダイアナ・ロスのためだけに作った。誰もが真似できないサウンドだ」
ナイルの父はナイルが19歳頃(1971年~72年頃)に亡くなった。ちょうど、「セサミ・ストリート」の仕事を始めたときだった、という。一方、母親は13歳で初潮を向かえ、その後ヴァージンを失ったときに、ナイルを妊娠した。「母は、ベスト・フレンドだよ」とナイル。
ナイルが今年の10月に発刊予定の自伝『ル・フリーク』についてはこう語った。
「ランダムハウスから出るんだけど、本は300ページ以上。現在エディターが編集作業をしている。40パーセントは、19歳くらいまでの話だ。今まで話したことがないようなストーリーも書いている。僕は十代のときに、フランク・シナトラの下で働いたことがある、とかね。飛行機の整備をしたりしたんだ。リアルな子供の人生だ。音楽の本というより、僕のライフ・ストーリーという感じになっているよ」
ランダムハウスは、大いに興味を持ち、けっこうな金額の契約を支払ったそうだ。
なぜ、彼はこれほど日本が好きなのか。
「いやあ、深い理由はない。ほんとただ気に入ってるんだよ。I just dig it なんと説明したらいいんだろう。ちょうど、初めてバーナードと会ったときと同じような感覚かなあ。何かマジカルなものが響いた。僕らはお互いまったく違うタイプの人間だった。この日本に来るとスペシャルなヴァイブを感じる。たぶん、親切な日本人、暖かい人々。出てくるものは何でも綺麗だしね。昨日誰かがフード・バスケットをくれた。それは、実に綺麗に飾り付けられていて、見事だった。そこで、僕は『(日本には)バッド・ミール(粗食というか、質の悪い食事)はないのかな』とジョークを言ったほどだったよ(笑)」
「僕は、7歳から世界を旅している。あちこちね。でも、各国の言葉は、ぜんぜんしゃべれない。覚えないなあ。(笑) 中国はよく行く。韓国は一度だけ」
「今は、来年に公開できればいいと思っているが、ブロードウェイ・ショーの企画を進めている。タイトルは『ダブル・タイム』。これを今度、アラバマで行われる『シェイクスピア・フェスティヴァル』にかけるつもりだ。それからマカオでショーをやってから、東京に来て、秋には本が出る」
ということで、かなり多忙を極めているナイル・ロジャーズだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rodgers, Nile
RADIO>Soul Blends
【Nile Rodgers Talk On Soul Blends (Part 3http://ameblo.jp/soulsearchin/)】
(昨日からの続き)
トーク。
来日中の「ナイル・ロジャーズ『ソウル・ブレンズ』で語る」(オンエア、4月17日日曜午後)のパート3。(1、2は前日までのブログ参照)
マーヴィン。「曲に行く前に、少しあなたの癌について話を聞きたいと思います。あなたは毎日ブログに癌闘病日記を書いています。そして、癌になった人にさまざまなメッセージをおくったり、癌になっても落ち込むことはない、あなたは癌とともに生きることができる、といったことを書いています。このブログについて少し話してください」
ナイル。「15歳の頃から知っている親友の一人が医者になって僕の面倒を見てくれている。その頃、彼とは政治グループ、ブラック・パンサー党で知り合った。その時には誰も彼が有名な医師になるなどと思っていなかった。だが彼が医学部に行ってる頃、癌に侵された。彼は、『自分は週に3回も手術室に入っていたが、3度目は自分の癌を切り取る手術だった』と笑った。そして、昨年、僕が癌に侵されているとわかったとき、癌について、あれこれ、これからどうなる、その後どうなる、どうしなければならない、その心の準備をしておくようにといったことを事細かに教えてくれた。そして、その彼が最後にこう言った。『ようこそ、プラネットCへWelcome to Planet C』とね。もしさまざまな対処がうまく出来れば、あらゆる世界は変わると教えてくれた。そこで、ブログで(書くことによって)語ることにした。というのも、それを口にして話そうとすると、ナーヴァスになってしまうからね。書くときは何でも書けるんだ。そこで、癌になったときのありとあらゆる恐怖を書いている。なってしまったら、起こることは起こるんだ。そして、多くの人に、癌になっても克服できるんだ、ということを知らせたいと思っている。どんなにタフな人物でも、それは怖い、恐怖だからね」
ナイルの癌闘病ブログは、本ソウル・サーチンではすっかりおなじみ。アドレスは、こちら。
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/
そして、日本語版は、こちら
http://ameblo.jp/soulsearchin/
Walking On Planet Cのファイル(第1回から)
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
そして、「アイ・ウォナ・ダンス」から「グッドタイムス」。
リスナー・ターリンの質問。「好きなタイプの女性は?」
ナイル。「なんだって? 僕の好みのタイプ?(笑) ナイスで、スマートで、かわいくて、セックスが大好きな人。(笑)」
リスナーから。「5月29日にライヴがあるとのことですが」
ナイル。「そう、5月29日にライヴを行う。ちょうど5月28日が僕らのドラマー、ラルフ・ロールの誕生日で、中国(マカオ)にいる。そこで、直接ニューヨークに帰る代わりに、東京に立ち寄ることにしたんだ。僕はそのときに、東北、仙台などに行って、現地のミュージシャンたちと会って、ジャム・セッションをやってみたいと思っている。集まって、パーティーしてみたい」
そして、最後に、ナイルの生ギターによる「グッドタイムス」のリフをバックに、マーヴィンとナイルが、「ラッパーズ・デライト」のラップを披露。お見事。これはブラザーだと誰でもできるのか。(笑) すごい。
ナイル。「どんな女性が好きかと聞かれて、このラップだからなあ。僕は、これから子供たち向けのショーをやるんだよ(笑)」
というわけで、盛り上がったところで、お開きに。
僕はナイルをブルーノートまで送っていった。
+++++
ところで、オンエアにのらず、曲がかかっているときに、スタジオでいろいろ雑談している中で、こんな話もでてきた。
ナイル。「いやあ、(日本でも)いろいろなDJがおもしろいことを言う。(ちょうどかかっていたダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」について) みんな僕の音楽についていろいろ聞いてくるときに、若い連中は、これをディスコだと言う。R&Bなのに、R&Bだとは分からないらしい。(笑) ファンク、ディスコ、R&B、ポップ、まあ、全ての要素が入ってるけどね。僕たちは(当時)何か、新しいものをクリエイトしたいと思っていた。今まで誰も作らなかったようなサウンドを作りたかった。それまでダイアナが歌ったことのないようなサウンドの曲を作ろうとした。僕たちは、『ウィ・アー・ファミリー』を作ったとき、シスター・スレッジのことを考え、彼女たちのためだけに作った。『アップサイド・ダウン』も、ダイアナ・ロスのためだけに作った。誰もが真似できないサウンドだ」
ナイルの父はナイルが19歳頃(1971年~72年頃)に亡くなった。ちょうど、「セサミ・ストリート」の仕事を始めたときだった、という。一方、母親は13歳で初潮を向かえ、その後ヴァージンを失ったときに、ナイルを妊娠した。「母は、ベスト・フレンドだよ」とナイル。
ナイルが今年の10月に発刊予定の自伝『ル・フリーク』についてはこう語った。
「ランダムハウスから出るんだけど、本は300ページ以上。現在エディターが編集作業をしている。40パーセントは、19歳くらいまでの話だ。今まで話したことがないようなストーリーも書いている。僕は十代のときに、フランク・シナトラの下で働いたことがある、とかね。飛行機の整備をしたりしたんだ。リアルな子供の人生だ。音楽の本というより、僕のライフ・ストーリーという感じになっているよ」
ランダムハウスは、大いに興味を持ち、けっこうな金額の契約を支払ったそうだ。
なぜ、彼はこれほど日本が好きなのか。
「いやあ、深い理由はない。ほんとただ気に入ってるんだよ。I just dig it なんと説明したらいいんだろう。ちょうど、初めてバーナードと会ったときと同じような感覚かなあ。何かマジカルなものが響いた。僕らはお互いまったく違うタイプの人間だった。この日本に来るとスペシャルなヴァイブを感じる。たぶん、親切な日本人、暖かい人々。出てくるものは何でも綺麗だしね。昨日誰かがフード・バスケットをくれた。それは、実に綺麗に飾り付けられていて、見事だった。そこで、僕は『(日本には)バッド・ミール(粗食というか、質の悪い食事)はないのかな』とジョークを言ったほどだったよ(笑)」
「僕は、7歳から世界を旅している。あちこちね。でも、各国の言葉は、ぜんぜんしゃべれない。覚えないなあ。(笑) 中国はよく行く。韓国は一度だけ」
「今は、来年に公開できればいいと思っているが、ブロードウェイ・ショーの企画を進めている。タイトルは『ダブル・タイム』。これを今度、アラバマで行われる『シェイクスピア・フェスティヴァル』にかけるつもりだ。それからマカオでショーをやってから、東京に来て、秋には本が出る」
ということで、かなり多忙を極めているナイル・ロジャーズだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ARTIST>Rodgers, Nile
RADIO>Soul Blends
○ヒップホップ・ダンス教材用DVD発売
2011年4月22日 音楽○ヒップホップ・ダンス教材用DVD発売
【Dance Would Be Required Discipline In 2012】
必修。
「ダンス」と「武道」が2012年度(平成24年度)から中学教育の必修科目となる。これは文部科学省が平成20年3月(2008年)に中学校学習指導要領を改定したため。「保健体育」(年間105時間)の課目の中で、「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「体育理論」と並んで「武道」「ダンス」が必修になった。
これを受けて日本のソウル、R&Bダンスの重鎮でもある江守アイ氏が監修したヒップホップ・ダンスの中学校教材用学習プログラムのDVDが制作され、発売される。
タイトルは、『ヒップホップ・ダンスI』(10時限・学習プログラム)(発売元・社団法人・日本ストリートダンス教育研究所)。2011年4月発売で価格は2万円。ここには学習用ビデオ(DVD約120分)、指導要領・解説本、リズム音源のCD、読本/ストリートダンス史が含まれる。
ここ20年ほど、ダンスが若い人たちに圧倒的な人気を集め、各地のダンス教室などもにぎわっている。このDVDは、そうしたダンスの中でもヒップホップ・ダンスにフォーカスしたもので、映像で踊り方を分かりやすく解説している。
基本的には授業用の教材だが、もちろん、ダンス・スクールで使用してもかまわない。これは、たとえダンスが苦手な先生でもこのビデオでうまく教えられるように工夫してある。また、このDVDを購入し、ユーザー登録をすると、その学校(あるいは先生)へ指導員が講習に行くサーヴィスをつけた。講習料は無料。
問い合わせ先=カラーテック 03-5379-5601 平日午前10時~17時
社団法人日本ストリートダンス教育研究所 03-5423-4981
現在販売は、カラーテックが行っている。一定期間をすぎたところで、アマゾンなどでも販売する予定
http://www.colortec.co.jp/shop/education/index.html
日本ストリートダンス教育研究所
http://jsdei.com/top.html
資料(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1294568.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/hotai.htm
サンプル映像
江守藹・著作『黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877770925/soulsearchiho-22/ref=nosim/
江守藹 アメリカ南部を聴く―ソウルフル・トリップ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4636209346/soulsearchiho-22/ref=nosim/
NEWS>Dance>DVD
【Dance Would Be Required Discipline In 2012】
必修。
「ダンス」と「武道」が2012年度(平成24年度)から中学教育の必修科目となる。これは文部科学省が平成20年3月(2008年)に中学校学習指導要領を改定したため。「保健体育」(年間105時間)の課目の中で、「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「体育理論」と並んで「武道」「ダンス」が必修になった。
これを受けて日本のソウル、R&Bダンスの重鎮でもある江守アイ氏が監修したヒップホップ・ダンスの中学校教材用学習プログラムのDVDが制作され、発売される。
タイトルは、『ヒップホップ・ダンスI』(10時限・学習プログラム)(発売元・社団法人・日本ストリートダンス教育研究所)。2011年4月発売で価格は2万円。ここには学習用ビデオ(DVD約120分)、指導要領・解説本、リズム音源のCD、読本/ストリートダンス史が含まれる。
ここ20年ほど、ダンスが若い人たちに圧倒的な人気を集め、各地のダンス教室などもにぎわっている。このDVDは、そうしたダンスの中でもヒップホップ・ダンスにフォーカスしたもので、映像で踊り方を分かりやすく解説している。
基本的には授業用の教材だが、もちろん、ダンス・スクールで使用してもかまわない。これは、たとえダンスが苦手な先生でもこのビデオでうまく教えられるように工夫してある。また、このDVDを購入し、ユーザー登録をすると、その学校(あるいは先生)へ指導員が講習に行くサーヴィスをつけた。講習料は無料。
問い合わせ先=カラーテック 03-5379-5601 平日午前10時~17時
社団法人日本ストリートダンス教育研究所 03-5423-4981
現在販売は、カラーテックが行っている。一定期間をすぎたところで、アマゾンなどでも販売する予定
http://www.colortec.co.jp/shop/education/index.html
日本ストリートダンス教育研究所
http://jsdei.com/top.html
資料(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1294568.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/hotai.htm
サンプル映像
江守藹・著作『黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877770925/soulsearchiho-22/ref=nosim/
江守藹 アメリカ南部を聴く―ソウルフル・トリップ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4636209346/soulsearchiho-22/ref=nosim/
NEWS>Dance>DVD
★プリンス、「ウェルカム・トゥ・アメリカ・ツアー」続行中
2011年4月23日 音楽★プリンス、「ウェルカム・トゥ・アメリカ・ツアー」続行中
【Prince: 21 Night Stand or 20 One Night Stand?】
続行中。
昨年(2010年)暮れからライヴ活動を盛んに行っているプリンスの全米ツアー「ウェルカム・トゥ・アメリカ」が続いている。プリンスはライヴの日程を直前に発表、チケットも直前に売り出し、ファンを翻弄している。たとえば、今回のロスアンジェルス「フォーラム」初日の2011年4月14日については、発表が前週、チケット発売が二日前の4月12日といった具合だ。そのプリンスが、フォーラムでのライヴ直前、4月13日、アメリカのテレビショー『ロペス・トゥナイト』に出演し、インタヴューに答え、バンドとともに3曲ほど演奏した。その映像がすでにユーチューブなどにアップされているのでご紹介しよう。
インタヴューから、楽曲生演奏。演奏には、シーラEの姿も見える。
そして、「レイ・ダウン」2010年発売の『20TEN』収録。77曲目のシークレット・トラック
「ユー・アー・ザ・ワン・フォー・ミー」は、1981年12月からのDトレインのヒット。Dトレインはニューヨーク出身のジェームス・ウィリアムスのことで、これがディスコやソウル・チャートで大ヒット。プリンスがカヴァーした。
ここでひじょうに印象的なリード・ヴォーカルを取るスキンヘッドの女性は、シェルビー・ジョンソンShelby Johnsonという。ブラックジプシーというバンドのメンバーでもある。彼女はなかなかのキャリアの持ち主だ。
元々ノース・キャロライナ出身で、2000年、ディアンジェロのバンド「ソウルトロニックス」のメンバーになり、「ヴードゥー・ツアー」に参加。
「ソウルトロニクス」には、そうそうたるメンバーがいた。そのメンバーは、ジェームス・ポイザーJames Poyser(keys)、ピノ・パラディーノPino Palladino(bass)、アミール・クエスト・ラヴ Ahmir "?uestlove" Thompson(drums)、Roy Hargroveロイ・ハーグローヴ(trumpet)、ラッセル・ガンRussell Gunn(trumpet)、フランク・ルーツ・レイシーFrank "Roots" Lacy(Trombone)、アンソニー・ハミルトンAnthony Hamilton(chorus)、シェルビー・ジョンソンShelby Johnson(chorus)らから成る。ここで、シェルビーはロイ・ハーグローヴやアンソニー・ハミルトンなどと知り合い、人脈や活動の幅を広げた。
アンソニー・ハミルトンのツアーにも参加後、2003年、ロイ・ハーグローヴのアルバム『The RHファクター』収録の「ハウ・アイ・ノウ」を共作。そして、ちょうどこの頃、友人たちとブラックジプシーを結成した。
ブラックジプシーについて。
http://www.blackgypsy.com/
こうした音楽活動をしているうちに、プリンスと出会い、プリンスのバンドに迎え入れられた。バンド参加時期は2006年暮れくらいからで、2007年2月のプリンスの「スーパーボール」ハーフタイム・ショーでその姿がある。
■21か20か
なお、今回の「ウェルカム・トゥ・アメリカ」ツアーはこれまでに次の箇所で行われている。
最初のWelcome 2 Americaは下記6公演。
2010/12/15、12/17 @Izod Center New Jersey
12/18、12/29、2011/1/18、2/7@Madison Square Garden
ちなみに、
12/17はMaceo ParkerとSheila E.
12/18はLarry Graham
12/29はJanelle Monae らがゲストで登場。
W2A第2弾は下記の通り。
21 February 2011: Oakland, CA - Oracle Arena
23 February, 2011: Oakland, CA - Oracle Arena
24 February 2011 : Oakland, CA - Oracle Arena
21 March, 2011: Columbia, SC - Colonial Life Arena
23 March, 2011: Raleigh, NC - RBC Center
24 March, 2011: Charlotte, NC - Time Warner Cable Arena
26 March, 2011: Greensboro, NC - Greensboro Coliseum
28 March, 2011: Greenville, SC - Bi-Lo Center
30 March, 2011: North Charleston, SC - North Charleston Coliseum
ここはドラマーのジョン・ブラックウェルJohn Blackwellのホームタウンということで募金集めていたという。
http://www.thestate.com/2011/04/04/1764379/a-prince-of-a-gift-for-eau-claire.html
発表時の関連記事
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101018.html
今回のロスアンジェルスでの4回は次の通り。
Thursday, April 14th The Forum
Thursday, April 21st The Forum
Friday, April 22nd The Forum
Saturday, April 23rd The Forum
今回のツアー・チケットはできるだけ多くの人が参加できるようにと、販売されるチケット総数の85パーセントが、手数料を含め25ドル(約2000円強)に押さえられている。
プリンスが、今回のツアーに「21(トゥエンティワン)ナイト・スタンド」と打ち出したのは、ロスのフォーラムの分から。ファンの間では、フォーラムで4本だとあと17本発表されるのではないか、と推察されている。ただ、ニューヨークの分からカウントすると、フォーラム4本で19本になり、あと2本しかないかもしれない。また、「21 night stand」を 「20 One Night Stand」つまり、20本の「ワン・ナイト・スタンド」とも受け取れ、その場合はあと1本だけとなる。このあたりの謎の残し方も、実にプリンスらしい。また、2007年、ロンドンのO2(オーツー)アリーナで21本のライヴを敢行したことともかけているのかもしれない。
21 Night Stand のTV CM
(詳細情報、ツナさん提供。いつもありがとうございます)
ENT>ARTIST>Prince
【Prince: 21 Night Stand or 20 One Night Stand?】
続行中。
昨年(2010年)暮れからライヴ活動を盛んに行っているプリンスの全米ツアー「ウェルカム・トゥ・アメリカ」が続いている。プリンスはライヴの日程を直前に発表、チケットも直前に売り出し、ファンを翻弄している。たとえば、今回のロスアンジェルス「フォーラム」初日の2011年4月14日については、発表が前週、チケット発売が二日前の4月12日といった具合だ。そのプリンスが、フォーラムでのライヴ直前、4月13日、アメリカのテレビショー『ロペス・トゥナイト』に出演し、インタヴューに答え、バンドとともに3曲ほど演奏した。その映像がすでにユーチューブなどにアップされているのでご紹介しよう。
インタヴューから、楽曲生演奏。演奏には、シーラEの姿も見える。
そして、「レイ・ダウン」2010年発売の『20TEN』収録。77曲目のシークレット・トラック
「ユー・アー・ザ・ワン・フォー・ミー」は、1981年12月からのDトレインのヒット。Dトレインはニューヨーク出身のジェームス・ウィリアムスのことで、これがディスコやソウル・チャートで大ヒット。プリンスがカヴァーした。
ここでひじょうに印象的なリード・ヴォーカルを取るスキンヘッドの女性は、シェルビー・ジョンソンShelby Johnsonという。ブラックジプシーというバンドのメンバーでもある。彼女はなかなかのキャリアの持ち主だ。
元々ノース・キャロライナ出身で、2000年、ディアンジェロのバンド「ソウルトロニックス」のメンバーになり、「ヴードゥー・ツアー」に参加。
「ソウルトロニクス」には、そうそうたるメンバーがいた。そのメンバーは、ジェームス・ポイザーJames Poyser(keys)、ピノ・パラディーノPino Palladino(bass)、アミール・クエスト・ラヴ Ahmir "?uestlove" Thompson(drums)、Roy Hargroveロイ・ハーグローヴ(trumpet)、ラッセル・ガンRussell Gunn(trumpet)、フランク・ルーツ・レイシーFrank "Roots" Lacy(Trombone)、アンソニー・ハミルトンAnthony Hamilton(chorus)、シェルビー・ジョンソンShelby Johnson(chorus)らから成る。ここで、シェルビーはロイ・ハーグローヴやアンソニー・ハミルトンなどと知り合い、人脈や活動の幅を広げた。
アンソニー・ハミルトンのツアーにも参加後、2003年、ロイ・ハーグローヴのアルバム『The RHファクター』収録の「ハウ・アイ・ノウ」を共作。そして、ちょうどこの頃、友人たちとブラックジプシーを結成した。
ブラックジプシーについて。
http://www.blackgypsy.com/
こうした音楽活動をしているうちに、プリンスと出会い、プリンスのバンドに迎え入れられた。バンド参加時期は2006年暮れくらいからで、2007年2月のプリンスの「スーパーボール」ハーフタイム・ショーでその姿がある。
■21か20か
なお、今回の「ウェルカム・トゥ・アメリカ」ツアーはこれまでに次の箇所で行われている。
最初のWelcome 2 Americaは下記6公演。
2010/12/15、12/17 @Izod Center New Jersey
12/18、12/29、2011/1/18、2/7@Madison Square Garden
ちなみに、
12/17はMaceo ParkerとSheila E.
12/18はLarry Graham
12/29はJanelle Monae らがゲストで登場。
W2A第2弾は下記の通り。
21 February 2011: Oakland, CA - Oracle Arena
23 February, 2011: Oakland, CA - Oracle Arena
24 February 2011 : Oakland, CA - Oracle Arena
21 March, 2011: Columbia, SC - Colonial Life Arena
23 March, 2011: Raleigh, NC - RBC Center
24 March, 2011: Charlotte, NC - Time Warner Cable Arena
26 March, 2011: Greensboro, NC - Greensboro Coliseum
28 March, 2011: Greenville, SC - Bi-Lo Center
30 March, 2011: North Charleston, SC - North Charleston Coliseum
ここはドラマーのジョン・ブラックウェルJohn Blackwellのホームタウンということで募金集めていたという。
http://www.thestate.com/2011/04/04/1764379/a-prince-of-a-gift-for-eau-claire.html
発表時の関連記事
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101018.html
今回のロスアンジェルスでの4回は次の通り。
Thursday, April 14th The Forum
Thursday, April 21st The Forum
Friday, April 22nd The Forum
Saturday, April 23rd The Forum
今回のツアー・チケットはできるだけ多くの人が参加できるようにと、販売されるチケット総数の85パーセントが、手数料を含め25ドル(約2000円強)に押さえられている。
プリンスが、今回のツアーに「21(トゥエンティワン)ナイト・スタンド」と打ち出したのは、ロスのフォーラムの分から。ファンの間では、フォーラムで4本だとあと17本発表されるのではないか、と推察されている。ただ、ニューヨークの分からカウントすると、フォーラム4本で19本になり、あと2本しかないかもしれない。また、「21 night stand」を 「20 One Night Stand」つまり、20本の「ワン・ナイト・スタンド」とも受け取れ、その場合はあと1本だけとなる。このあたりの謎の残し方も、実にプリンスらしい。また、2007年、ロンドンのO2(オーツー)アリーナで21本のライヴを敢行したことともかけているのかもしれない。
21 Night Stand のTV CM
(詳細情報、ツナさん提供。いつもありがとうございます)
ENT>ARTIST>Prince
★△『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
第94回(2011年4月21日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
闘病記。
2011年1月に癌手術を行ったナイル・ロジャーズ。彼が以来毎日その癌闘病記を書いています。題して「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて(癌惑星を歩いて)」。ソウル・サーチン・ブログでは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。1回目以降、全エントリーが次のファイルにあります。
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第94回 今日のブログは遅れます
#94 Today’s Blog Will Be Late
Written on Thursday, 21 April 2011 02:33 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 21 April 2011 15:33)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/321-walking-on-planet-c-todays-blog-will-be-late
昨夜、僕の人生は永遠に変わった。大阪でシック・オーガニゼーションは、音楽的にも組織的にも新境地に達した。今日のブログは6時間ほど遅れる。だが、待つだけのことはあるはずだ!
あなたの謙虚な奉仕者
ナイル・ロジャーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第95回 人生を変えた夜(パート1)
#95 The Night That Changed My Life Pt. 1
Written on Friday, 22 April 2011 00:44 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 22 April 2011 13:44)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/322-walking-on-planet-c-the-night-that-changed-my-life-pt-1
左・大阪の朝はFM802から始まった、右・今日のDJ(鈴木しょう治)は、バーナードが亡くなる前日に僕とバーナードをインタヴューしていた
日本での最後のショーとなる大阪の朝はFM802から始まった。今日のDJは、バーナードが亡くなる前日に僕とバーナードをインタヴューしていた。ナードが死んだ日、それは僕の人生を変えた夜だ。
そして、僕たちは癌のこと、日本の悲劇、復活、感謝について深い話ができた。
僕は7歳のときから世界中を旅している。そして、人々はみな違うというより、むしろみな似ていると感じている。音楽、食べ物、笑い。それらがあれば、みな素晴らしくひとつになれる。前述したテーマで話した後、FM局のエグゼクティヴの一人と写真を撮り、純粋に楽しいひとときを過ごした。
それからテレビのインタヴューを受け、シックのサウンド・チェックに間に合った。ショー開始までにもう90分しかなかった。そしてそのショーも僕の人生を変えることになるのだ。
大阪では長い間プレイしていなかった。しかし、そこに着いた瞬間から(大阪の)空気に何か特別なものを感じた。僕は例によって、ライヴハウスを歩き、ショーが始まる前にファンたちにあいさつをした。インターネットのソーシャル・メディアを通じて世界中の多くの人々を知っているからだ。そうしたメディアのおかげで、(実際に)会ってあいさつをして、握手をし、できるときにはハグして、セイ・ハローをする機会が与えられる。
ショーは、ニュー・オーリンズ風セカンド・ラインのホーン・パレードを繰り広げながら始まる。「ハンギン」だ。続いて、「エヴリバディ・ダンス」で、僕の究極のコード・カッティングのソロを聴かせ、ショーをどんどんどんどん盛り上げていく。
オープニング同様、ショーはホーン・パレードで終えるが、ショーの最後、僕はステージに一人で残る。シック・オーガニゼーションは音楽的にも組織的にも、新たな地平に上り詰めていると感じた。それは僕の孤独な癌との闘いを象徴するかのようだった。(ライヴ同様)多くの人々が僕の力となり、戦うことに手を貸してくれているのだ。
昨夜、僕の人生が変わった。
(続く)
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第96回 人生を変えた夜(パート2)
#96 The Night That Changed My Life Pt. 2
Written on Saturday, 23 April 2011 00:30 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 23 April 2011 13:30)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/323-walking-on-planet-c-the-night-that-changed-my-life-pt-2
左・シンクロニシティーが起こった日本の最後の数日、右・ソウル・サーチャー(吉岡正晴=右)、DJオッシー(左)らといても苦しみは内に秘めていた
日本での最後の数日は、いくつかのシンクロニシティー(一見、偶然に同じことが起こること)が起こった。それはあたかも、すべてがあらかじめ決められ、僕たちはそんな神の計画をただ実行されているかのようでもあった。(日曜の)朝、術後症状が僕を悩ませていた。トップDJでジャーナリストのソウル・サーチャーらクールな連中と一緒にいて、にこにこしながらも、僕は苦しみを内に秘めていた。
しかし、毎夜、シックがステージに上れば、僕たち9人はひとつになって動く。それはまるでグループが集まって生まれるエネルギーが、僕の痛みをなくし、しかも、気持ち良さしか感じられなくしてくれるのだ。
僕の人生を変えた夜。
(つづく)
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ワーナーミュージック・ジャパン (2011-04-06)
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Walking On Planet C>94,95,96>Today’s Blog Will Be Late / The Night That Changed My Life Pt. 1 /The Night That Changed My Life Pt. 2
第94回(2011年4月21日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
闘病記。
2011年1月に癌手術を行ったナイル・ロジャーズ。彼が以来毎日その癌闘病記を書いています。題して「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて(癌惑星を歩いて)」。ソウル・サーチン・ブログでは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。1回目以降、全エントリーが次のファイルにあります。
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第94回 今日のブログは遅れます
#94 Today’s Blog Will Be Late
Written on Thursday, 21 April 2011 02:33 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 21 April 2011 15:33)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/321-walking-on-planet-c-todays-blog-will-be-late
昨夜、僕の人生は永遠に変わった。大阪でシック・オーガニゼーションは、音楽的にも組織的にも新境地に達した。今日のブログは6時間ほど遅れる。だが、待つだけのことはあるはずだ!
あなたの謙虚な奉仕者
ナイル・ロジャーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第95回 人生を変えた夜(パート1)
#95 The Night That Changed My Life Pt. 1
Written on Friday, 22 April 2011 00:44 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 22 April 2011 13:44)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/322-walking-on-planet-c-the-night-that-changed-my-life-pt-1
左・大阪の朝はFM802から始まった、右・今日のDJ(鈴木しょう治)は、バーナードが亡くなる前日に僕とバーナードをインタヴューしていた
日本での最後のショーとなる大阪の朝はFM802から始まった。今日のDJは、バーナードが亡くなる前日に僕とバーナードをインタヴューしていた。ナードが死んだ日、それは僕の人生を変えた夜だ。
そして、僕たちは癌のこと、日本の悲劇、復活、感謝について深い話ができた。
僕は7歳のときから世界中を旅している。そして、人々はみな違うというより、むしろみな似ていると感じている。音楽、食べ物、笑い。それらがあれば、みな素晴らしくひとつになれる。前述したテーマで話した後、FM局のエグゼクティヴの一人と写真を撮り、純粋に楽しいひとときを過ごした。
それからテレビのインタヴューを受け、シックのサウンド・チェックに間に合った。ショー開始までにもう90分しかなかった。そしてそのショーも僕の人生を変えることになるのだ。
大阪では長い間プレイしていなかった。しかし、そこに着いた瞬間から(大阪の)空気に何か特別なものを感じた。僕は例によって、ライヴハウスを歩き、ショーが始まる前にファンたちにあいさつをした。インターネットのソーシャル・メディアを通じて世界中の多くの人々を知っているからだ。そうしたメディアのおかげで、(実際に)会ってあいさつをして、握手をし、できるときにはハグして、セイ・ハローをする機会が与えられる。
ショーは、ニュー・オーリンズ風セカンド・ラインのホーン・パレードを繰り広げながら始まる。「ハンギン」だ。続いて、「エヴリバディ・ダンス」で、僕の究極のコード・カッティングのソロを聴かせ、ショーをどんどんどんどん盛り上げていく。
オープニング同様、ショーはホーン・パレードで終えるが、ショーの最後、僕はステージに一人で残る。シック・オーガニゼーションは音楽的にも組織的にも、新たな地平に上り詰めていると感じた。それは僕の孤独な癌との闘いを象徴するかのようだった。(ライヴ同様)多くの人々が僕の力となり、戦うことに手を貸してくれているのだ。
昨夜、僕の人生が変わった。
(続く)
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第96回 人生を変えた夜(パート2)
#96 The Night That Changed My Life Pt. 2
Written on Saturday, 23 April 2011 00:30 by Nile Rodgers (New York Time)
(Japan Standard Time, 23 April 2011 13:30)(uploaded 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/323-walking-on-planet-c-the-night-that-changed-my-life-pt-2
左・シンクロニシティーが起こった日本の最後の数日、右・ソウル・サーチャー(吉岡正晴=右)、DJオッシー(左)らといても苦しみは内に秘めていた
日本での最後の数日は、いくつかのシンクロニシティー(一見、偶然に同じことが起こること)が起こった。それはあたかも、すべてがあらかじめ決められ、僕たちはそんな神の計画をただ実行されているかのようでもあった。(日曜の)朝、術後症状が僕を悩ませていた。トップDJでジャーナリストのソウル・サーチャーらクールな連中と一緒にいて、にこにこしながらも、僕は苦しみを内に秘めていた。
しかし、毎夜、シックがステージに上れば、僕たち9人はひとつになって動く。それはまるでグループが集まって生まれるエネルギーが、僕の痛みをなくし、しかも、気持ち良さしか感じられなくしてくれるのだ。
僕の人生を変えた夜。
(つづく)
エヴリバディ・ダンス!posted with amazlet at 11.04.19オムニバス ナイル・ロジャース シック
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Walking On Planet C>94,95,96>Today’s Blog Will Be Late / The Night That Changed My Life Pt. 1 /The Night That Changed My Life Pt. 2
◎ ザップ・ライヴ~シャーリー・マードック、ボビー・グローヴァーを迎えて
2011年4月25日 音楽◎ザップ・ライヴ~シャーリー・マードック、ボビー・グローヴァーを迎えて
【Zapp & Shirley Murdock & Bobby Glover】
再開。
震災以来、一本、日本在住ハクエイ・キム・ライヴがあった以外、海外アーティストのライヴは初めてというビルボード・ライブ東京。再開第一弾は、昨年も観客を盛り上げてくれたザップだ。
ザップは、今は亡きロジャー・トラウトマン率いるオハイオ・ファンク・バンド。ジェームス・ブラウン、Pファンク、ブッツィーなどの系譜を正しく継承するバンドだ。トークボックスを使った重いファンク・サウンドが最大の魅力だ。
昨年同様、オープニングでシャーリー・マードックが2曲歌い、ザップへバトンタッチ。シャーリーは、相変わらずゴスペルを基調とした迫力あるヴォーカルが素晴らしい。アップテンポとバラードの大ヒット「アズ・ウイ・レイ」で観客をなごませる。
そして、1曲、バンドのセットチェンジにCDをかけて、ザップの登場。徹底したソウル・エンタテインメント、観客を立たせ、踊らせ、その瞬間すべてを忘れさせて楽しませるザップのライヴは、こんなときもってこいかもしれない。腕を上下に動かさせたり、くるくる回させたり、観客もシンプルな動きだけにすぐその動きを覚える。エンタテイナーのドラマーの手引きで、どんどんと観客を巻き込んでいく。
今回は、ボビー・グローヴァーが特別ゲストで、1曲「カム・オン」を聴かせたところも大きな見所。かなり年を召されていたが、ライヴを見られるとは思っていなかったので嬉しいところ。
何しろ、バンドは動きがあるから、見てても実に楽しい。ドラムス(いつもより一段高いところにある)、キーボード2、ベース、コーラス2のバンド編成。これにシャーリーやボビーが入って歌う。
もちろん、途中でトークボックスを使ったあの声もたくさん出てくる。ファンキーだ。このどろくさいファンキーさは、相変わらず、健在だ。
「Are you ready to go home??」「Nooooo」。そして、本編最後、「モア・バウンス」そして、アンコール「キャリフォルニア・ラヴ」へ。大パーティーの余韻はその後も続く。
今は亡きロジャー・トラウトマンのスピリットはしっかりと残ったものに受け継がれている。
そして、今日4月25日は、ロジャー・トラウトマンの命日。1999年4月25日、ロジャーは7歳上の兄ラリーに撃たれて死去、47歳。その兄は自殺。トラウトマン家の悲劇だ。
■過去関連記事
2010年03月03日(水)
ザップ&シャーリー・マードック~徹底したエンタテインメント
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10470639582.html
■CD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VXWHMK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V2WR/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ザップ・トラウトマン / ZAPP TROUTMAN (KEYBOARDS/GUITAR/VOCALS)
シャーリー・マードック / SHIRLEY MURDOCK (VOCALS)
ボビー・グローヴァー / BOBBY GLOVER (VOCALS)
グレッグ・ジャクソン / GREG JACKSON (KEYBOARDS/VOCALS)
バート・トーマス / BART THOMAS (KEYBOARDS/BASS/VOCALS/DANCE)
デイル・デ・グロート / DALE DE GROAT (KEYBOARDS/VOCALS)
トム・トラウトマン / TOM TROUTMAN (KEYBOARDS/VOCALS/DANCE)
レスター・トラウトマン / LESTER TROUTMAN (DRUMS/VOCALS)
リック・ブレイ / RIC BRAY(GUITAR/VOCALS)
アントワン・ウォーカー/ ANTOINE WALKER (SAXOPHONE/VOCALS/DANCE)
■セットリスト ザップ&シャーリー・マードック 2011年4月22日ビルボードライブ
Setlist: Zapp & Shirley Murdock, Bobby Glover
show started 21:36
~Shirley Murdock~
01. Somebody
02. As We Lay
--. (CD) Brighter Day (Kirk Franklin)(セットチェンジの間、CDを流す)
~Zapp~
01. Intro
02. So Ruff, So Tuff
03. I Can Make You Dance
04. Dance Floor
05. Be Alright
06. Come On (Bobby Glover on guest vocal)
07. I Heard It Through The Grapevine
08. Doo Wa Ditty(Blow That Thing)
09. Computer Love
10. I Wanna Be Your Man
11. More Bounce To The Ounce
Enc. California Love
show ended 22:57
(2011年4月22日金曜、ビルボードライブ東京=ザップ、シャーリー・マードック、ボビー・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Zapp / Murdock, Shirley/Glover Bobby
2011-
【Zapp & Shirley Murdock & Bobby Glover】
再開。
震災以来、一本、日本在住ハクエイ・キム・ライヴがあった以外、海外アーティストのライヴは初めてというビルボード・ライブ東京。再開第一弾は、昨年も観客を盛り上げてくれたザップだ。
ザップは、今は亡きロジャー・トラウトマン率いるオハイオ・ファンク・バンド。ジェームス・ブラウン、Pファンク、ブッツィーなどの系譜を正しく継承するバンドだ。トークボックスを使った重いファンク・サウンドが最大の魅力だ。
昨年同様、オープニングでシャーリー・マードックが2曲歌い、ザップへバトンタッチ。シャーリーは、相変わらずゴスペルを基調とした迫力あるヴォーカルが素晴らしい。アップテンポとバラードの大ヒット「アズ・ウイ・レイ」で観客をなごませる。
そして、1曲、バンドのセットチェンジにCDをかけて、ザップの登場。徹底したソウル・エンタテインメント、観客を立たせ、踊らせ、その瞬間すべてを忘れさせて楽しませるザップのライヴは、こんなときもってこいかもしれない。腕を上下に動かさせたり、くるくる回させたり、観客もシンプルな動きだけにすぐその動きを覚える。エンタテイナーのドラマーの手引きで、どんどんと観客を巻き込んでいく。
今回は、ボビー・グローヴァーが特別ゲストで、1曲「カム・オン」を聴かせたところも大きな見所。かなり年を召されていたが、ライヴを見られるとは思っていなかったので嬉しいところ。
何しろ、バンドは動きがあるから、見てても実に楽しい。ドラムス(いつもより一段高いところにある)、キーボード2、ベース、コーラス2のバンド編成。これにシャーリーやボビーが入って歌う。
もちろん、途中でトークボックスを使ったあの声もたくさん出てくる。ファンキーだ。このどろくさいファンキーさは、相変わらず、健在だ。
「Are you ready to go home??」「Nooooo」。そして、本編最後、「モア・バウンス」そして、アンコール「キャリフォルニア・ラヴ」へ。大パーティーの余韻はその後も続く。
今は亡きロジャー・トラウトマンのスピリットはしっかりと残ったものに受け継がれている。
そして、今日4月25日は、ロジャー・トラウトマンの命日。1999年4月25日、ロジャーは7歳上の兄ラリーに撃たれて死去、47歳。その兄は自殺。トラウトマン家の悲劇だ。
■過去関連記事
2010年03月03日(水)
ザップ&シャーリー・マードック~徹底したエンタテインメント
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10470639582.html
■CD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VXWHMK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V2WR/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ザップ・トラウトマン / ZAPP TROUTMAN (KEYBOARDS/GUITAR/VOCALS)
シャーリー・マードック / SHIRLEY MURDOCK (VOCALS)
ボビー・グローヴァー / BOBBY GLOVER (VOCALS)
グレッグ・ジャクソン / GREG JACKSON (KEYBOARDS/VOCALS)
バート・トーマス / BART THOMAS (KEYBOARDS/BASS/VOCALS/DANCE)
デイル・デ・グロート / DALE DE GROAT (KEYBOARDS/VOCALS)
トム・トラウトマン / TOM TROUTMAN (KEYBOARDS/VOCALS/DANCE)
レスター・トラウトマン / LESTER TROUTMAN (DRUMS/VOCALS)
リック・ブレイ / RIC BRAY(GUITAR/VOCALS)
アントワン・ウォーカー/ ANTOINE WALKER (SAXOPHONE/VOCALS/DANCE)
■セットリスト ザップ&シャーリー・マードック 2011年4月22日ビルボードライブ
Setlist: Zapp & Shirley Murdock, Bobby Glover
show started 21:36
~Shirley Murdock~
01. Somebody
02. As We Lay
--. (CD) Brighter Day (Kirk Franklin)(セットチェンジの間、CDを流す)
~Zapp~
01. Intro
02. So Ruff, So Tuff
03. I Can Make You Dance
04. Dance Floor
05. Be Alright
06. Come On (Bobby Glover on guest vocal)
07. I Heard It Through The Grapevine
08. Doo Wa Ditty(Blow That Thing)
09. Computer Love
10. I Wanna Be Your Man
11. More Bounce To The Ounce
Enc. California Love
show ended 22:57
(2011年4月22日金曜、ビルボードライブ東京=ザップ、シャーリー・マードック、ボビー・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Zapp / Murdock, Shirley/Glover Bobby
2011-
★『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年記念CD発売~イヴェントも
2011年4月26日 音楽★『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年記念CD発売~イヴェントも
【What’s Going On: 40th Anniversary Super Deluxe Edition】
マスターピース。
ボブ・ディランによって「アメリカ最大の生きる詩人(America’s greatest living poet)」と最大の評価を得たソウルのシンガー・ソングライター、スモーキー・ロビンソンが、「時代を超えた最高傑作(the greatest album of all time)」と最大級の評価を下したマーヴィン・ゲイの傑作、アメリカ音楽史上に残る歴史的な傑作でもあるアルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン』が発売されて今年でちょうど40年になる。そこで、5月21日、『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年記念盤『スーパー・デラックス・エディション』が全米でリリースされる。これは、2枚のCD、1枚アナログ盤から構成され、14曲の未発表音源が収録される。LPサイズのブックレットには、エッセイ、珍しい写真なども多数掲載される、という。
2本のエッセイのうち、一本はマーヴィン・ゲイのバイオグラフィー『引き裂かれたソウル』の著者、デイヴィッド・リッツによる「ホワイ」(なぜ、マーヴィンはすべてセルフ・プロデュースでアルバムを作ったか、というテーマの原稿)、もう一本は『マーヴィン・ゲイ:ラスト・デイズ・オブ・モータウン』の著者、ベン・エドモンズの「ハウ」。ベンは、どのようにこの「ホワッツ・ゴーイング・オン」をマーヴィンが作り上げたかを書いている。
日本盤は2011年5月25日発売予定で、予価10,000円(税込)。(下記に予約リンク)
■40周年記念コンサート開催
ライヴ。
この『ホワッツ・ゴーイング・オン』リリース40周年を記念して、スターたちが集まりトリビュート・コンサートをおこなう。
これが行われるのは2011年7月24日、ロスアンジェルスのハリウッド・ボールでスティーヴィー・ワンダー、ジャネル・モネイらが出演して行われる。
また、2012年5月には、ワシントンDCのケネディー・センターで、ジョン・レジェンド、ルーツらが集まりトリビュート・コンサートを行う。これも、マーヴィンがこの会場で初めてライヴを行ってからちょうど40周年になることを記念してのもの。
マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』は40年を経てもまだ輝きを失わない。もちろん、マーヴィン・ゲイ自体の存在も、ますます神話化されてきている。
http://www.essence.com/entertainment/hot_topics/stevie_wonder_janelle_monae_john_legend_tribute_concert_marvin_gaye.php
■マーヴィン・ゲイ本人が語る唯一のバイオグラフィー 『引き裂かれたソウル』 ソウル・アーティスト伝記本の傑作。マーヴィンの魂がいかに引き裂かれていったか。いかにして、『ホワッツ・ゴーイング・オン』が生まれたか。なぜ、彼は父親の銃弾に倒れたのか。内省的なマーヴィンに深く切り込む著者デイヴィッド・リッツの筆致が圧巻です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年スーパー・デラックス・エディション(予約受付中)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YO0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Marvin Gaye, What’s Going On: Super Deluxe Edition (Motown/UMe, 2011)
*-denotes previously unreleased (今回初めて発表される楽曲・トラック)
Disc 1
01. What’s Going On
02. What’s Happening Brother
03. Flyin’ High (in the Friendly Sky)
04. Save the Children
05. God is Love
06. Mercy Mercy Me (The Ecology)
07. Right On
08. Wholy Holy
09. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
10. What’s Going On (Original Rejected Single Mix) *
11. Head Title (Distant Lover) (Demo)
12. Symphony (Demo)
13. I Love the Ground You Walk On (Instrumental) *
14. What’s Going On (Mono Single Version)
15. God is Love (Mono Single Version)
16. Mercy Mercy Me (The Ecology) (Mono Single Version)
17. Sad Tomorrows (Mono Single Version)
18. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) (Mono Single Version)
19. Wholly Holy (Mono Single Version)
Disc 2
01. Checking Out (Double Clutch)
02. Chained
03. Country Stud *
04. Help the People *
05. Running from Love (Version 1)
06. Daybreak *
07. Doing My Thing *
08. T Stands for Time *
09. Jesus is Our Love Song *
10. Funky Nation *
11. Infinity *
12. Mandota (Instrumental)
13. Struttin’ the Blues *
14. Running from Love (Version 2 with Strings)
15. I’m Going Home (Move)
16. You’re the Man (Parts I & II)
17. You’re the Man (Alternate Version 1)
18. You’re the Man (Alternate Version 2)
19. LP: Original Detroit Mix (April 5, 1971)
20. What’s Going On
21. What’s Happening Brother
22. Flyin’ High (in the Friendly Sky)
23. Save the Children
24. God is Love
25. Mercy Mercy Me (The Ecology)
26. Right On
27. Wholly Holy
28. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
Disc 1, Tracks 1-9 from What’s Going On, Motown LP TS-310, 1971
Disc 1, Tracks 10, 13 and Disc 2, Tracks 3-4, 6-11, 13 previously unreleased
Disc 1, Track 11 previously released on What’s Going On: Deluxe Edition, Motown 440 013 404-2, 2001
Disc 1, Track 12 and Disc 2, Tracks 5, 12, 14, 17-18 previously released on Let’s Get It On: Deluxe Edition, Motown 440 014 757-2, 2001
Disc 1, Tracks 14-15 from Tamla single T-54201, 1971
Disc 1, Tracks 16-17 from Tamla single T-54207, 1971
Disc 1, Tracks 18-19 from Tamla single T-54209, 1971
Disc 2, Tracks 1-2, 15-16 first released on The Master: 1961-1984, Motown 314 530 492-2, 1995
All LP tracks first released on What’s Going On: Deluxe Edition, Motown 440 013 404-2, 2001
紙ジャケットのデラックス仕様、2009年発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RVISZ0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Gaye, Marvin
【What’s Going On: 40th Anniversary Super Deluxe Edition】
マスターピース。
ボブ・ディランによって「アメリカ最大の生きる詩人(America’s greatest living poet)」と最大の評価を得たソウルのシンガー・ソングライター、スモーキー・ロビンソンが、「時代を超えた最高傑作(the greatest album of all time)」と最大級の評価を下したマーヴィン・ゲイの傑作、アメリカ音楽史上に残る歴史的な傑作でもあるアルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン』が発売されて今年でちょうど40年になる。そこで、5月21日、『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年記念盤『スーパー・デラックス・エディション』が全米でリリースされる。これは、2枚のCD、1枚アナログ盤から構成され、14曲の未発表音源が収録される。LPサイズのブックレットには、エッセイ、珍しい写真なども多数掲載される、という。
2本のエッセイのうち、一本はマーヴィン・ゲイのバイオグラフィー『引き裂かれたソウル』の著者、デイヴィッド・リッツによる「ホワイ」(なぜ、マーヴィンはすべてセルフ・プロデュースでアルバムを作ったか、というテーマの原稿)、もう一本は『マーヴィン・ゲイ:ラスト・デイズ・オブ・モータウン』の著者、ベン・エドモンズの「ハウ」。ベンは、どのようにこの「ホワッツ・ゴーイング・オン」をマーヴィンが作り上げたかを書いている。
日本盤は2011年5月25日発売予定で、予価10,000円(税込)。(下記に予約リンク)
■40周年記念コンサート開催
ライヴ。
この『ホワッツ・ゴーイング・オン』リリース40周年を記念して、スターたちが集まりトリビュート・コンサートをおこなう。
これが行われるのは2011年7月24日、ロスアンジェルスのハリウッド・ボールでスティーヴィー・ワンダー、ジャネル・モネイらが出演して行われる。
また、2012年5月には、ワシントンDCのケネディー・センターで、ジョン・レジェンド、ルーツらが集まりトリビュート・コンサートを行う。これも、マーヴィンがこの会場で初めてライヴを行ってからちょうど40周年になることを記念してのもの。
マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』は40年を経てもまだ輝きを失わない。もちろん、マーヴィン・ゲイ自体の存在も、ますます神話化されてきている。
http://www.essence.com/entertainment/hot_topics/stevie_wonder_janelle_monae_john_legend_tribute_concert_marvin_gaye.php
■マーヴィン・ゲイ本人が語る唯一のバイオグラフィー 『引き裂かれたソウル』 ソウル・アーティスト伝記本の傑作。マーヴィンの魂がいかに引き裂かれていったか。いかにして、『ホワッツ・ゴーイング・オン』が生まれたか。なぜ、彼は父親の銃弾に倒れたのか。内省的なマーヴィンに深く切り込む著者デイヴィッド・リッツの筆致が圧巻です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『ホワッツ・ゴーイング・オン』40周年スーパー・デラックス・エディション(予約受付中)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YO0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Marvin Gaye, What’s Going On: Super Deluxe Edition (Motown/UMe, 2011)
*-denotes previously unreleased (今回初めて発表される楽曲・トラック)
Disc 1
01. What’s Going On
02. What’s Happening Brother
03. Flyin’ High (in the Friendly Sky)
04. Save the Children
05. God is Love
06. Mercy Mercy Me (The Ecology)
07. Right On
08. Wholy Holy
09. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
10. What’s Going On (Original Rejected Single Mix) *
11. Head Title (Distant Lover) (Demo)
12. Symphony (Demo)
13. I Love the Ground You Walk On (Instrumental) *
14. What’s Going On (Mono Single Version)
15. God is Love (Mono Single Version)
16. Mercy Mercy Me (The Ecology) (Mono Single Version)
17. Sad Tomorrows (Mono Single Version)
18. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) (Mono Single Version)
19. Wholly Holy (Mono Single Version)
Disc 2
01. Checking Out (Double Clutch)
02. Chained
03. Country Stud *
04. Help the People *
05. Running from Love (Version 1)
06. Daybreak *
07. Doing My Thing *
08. T Stands for Time *
09. Jesus is Our Love Song *
10. Funky Nation *
11. Infinity *
12. Mandota (Instrumental)
13. Struttin’ the Blues *
14. Running from Love (Version 2 with Strings)
15. I’m Going Home (Move)
16. You’re the Man (Parts I & II)
17. You’re the Man (Alternate Version 1)
18. You’re the Man (Alternate Version 2)
19. LP: Original Detroit Mix (April 5, 1971)
20. What’s Going On
21. What’s Happening Brother
22. Flyin’ High (in the Friendly Sky)
23. Save the Children
24. God is Love
25. Mercy Mercy Me (The Ecology)
26. Right On
27. Wholly Holy
28. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
Disc 1, Tracks 1-9 from What’s Going On, Motown LP TS-310, 1971
Disc 1, Tracks 10, 13 and Disc 2, Tracks 3-4, 6-11, 13 previously unreleased
Disc 1, Track 11 previously released on What’s Going On: Deluxe Edition, Motown 440 013 404-2, 2001
Disc 1, Track 12 and Disc 2, Tracks 5, 12, 14, 17-18 previously released on Let’s Get It On: Deluxe Edition, Motown 440 014 757-2, 2001
Disc 1, Tracks 14-15 from Tamla single T-54201, 1971
Disc 1, Tracks 16-17 from Tamla single T-54207, 1971
Disc 1, Tracks 18-19 from Tamla single T-54209, 1971
Disc 2, Tracks 1-2, 15-16 first released on The Master: 1961-1984, Motown 314 530 492-2, 1995
All LP tracks first released on What’s Going On: Deluxe Edition, Motown 440 013 404-2, 2001
紙ジャケットのデラックス仕様、2009年発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RVISZ0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Gaye, Marvin
◎ ラリー・カールトン、フィリー・ソウルを奏でる
2011年4月27日 音楽◎ラリー・カールトン、フィリー・ソウルを奏でる
【Larry Carlton Plays Philly Soul】
フィリー。
「グラミー・アワード・ウィニング・アーティスト、ラリー・カールトン!」MCが煽って登場。文字通りグラミー・ギタリスト、ラリーが最新アルバムで、フィリー・ソウルのヒット曲ばかりをプレイし、そのお披露目ライヴ。
クルセイダーズ、最近ではフォー・プレイでの活躍も記憶に新しいラリー・カールトン。アルバムごとにコンセプトを変え、品を変え、いろいろやってくれる。今回はほぼ全曲フィリー・ソウル・クラシックを、バンドで演奏。若干のコーラスをキーボードとパーカッションが担当。しかし、キーボードの一人は、自らアルバムも出しているビル・ラバウンティーだ。日本で言うところの「AOR」ファンの支持も熱いアーティスト。白人で、彼の声はダリル・ホールのようなタイプで、いくつかの曲でリードを取る。
彼が歌ったのは、下記セットリストを参照されたいが、レイ・チャールズ、ジョー・サイモン、ジェリー・バトラーなど。なかなか渋い。フィリー・ソウルでも、このジョー・サイモン、ジェリー・バトラーあたりの選曲は日本ではおそらくほんの一握りのソウル・ファンくらいしか知らないだろうから、ユニークな選曲だ。アルバム収録の11曲、すべて演奏した。比較的1曲が短いので、飽きない。
バンドはしっかりタイトだが、ラリーのギターの音色を立たせるために、ひかえめ。フィリー・ソウルを聴いて育った者としては、嬉しいひとときだ。なじみの曲ばかり、だいたいインストで流れてくるから、気持ちいい。
こういう企画なら、ギタリストがプレイする「メンフィス・ソウル」「シカゴ・ソウル」なんてのもすぐに思いつく。どんどんやってほしい。
■過去記事
2003/07/11 (Fri)
A Shared Imagination
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200307/diary20030711.html
2005/03/02 (Wed)
Another White Blues Man: Larry Carlton
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050302.html
■ Plays the Sound of Philadelphia - A Tribute to the Music of Gamble & Huff and the Sound of Philadelphia [Import CD]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004AU7YRI/soulsearchiho-22/ref=nosim/" name=
■メンバー
ラリー・カールトン(ギター)Larry Carlton(g)
ビル・ラバウンティ(ヴォーカル、キーボード)Bill LaBounty (vo,key)
バリー・グリーン(トロンボーン)Barry Green(tb)
マーク・ドゥティット(サックス)Mark Douthit(sax)
マーク・ジョーダン(キーボード、ヴォーカル)Mark Jordan(key,vo)
トラヴィス・カールトン(ベース)Travis Carlton(b)
デリコ・ワトソン(ドラムス)Derico Watson(ds)
キャセイ・ヴァスナー(ヴォーカル)Casey Wasner(vo)
■セットリスト、ラリー・カールトン@ブルーノート東京、2011年4月10日(日)
Setlist : Larry Carlton, Bluenote Tokyo, April 10th, 2011
( ) denotes original artists
Show started 20:48
01.Mighty Love (Spinners)
02.Bad Luck (Harold Melvin & The Bluenotes)
03.Funny, But I Still Love You (Ray Charles) [Bill LaBounty on vocal]
04.Could It Be I’m Falling In Love (Spinners)
05.Drowning In The Sea Of Love (Joe Simon) [Bill LaBounty on vocal]
06.If You Don’t Know Me By Now (Harold Melvin & The Bluenotes)
07.I’ll Be Around (Spinners)
08.Never Gonna Give You Up (Jerry Butler, Black Keys)
09.Mama Can’t Buy You Love (Elton John)
10.You Make Me Feel Like Brand New (Stylistics)
11.The Lord’s Prayer
12.Back Stabbers (O’Jays)
13.Only The Strong Survive (Jerry Butler) [Bill LaBounty on vocal]
Enc. This Night Won’t Last Forever (Bill LaBounty) [Bill LaBounty on vocal]
Enc. Room 335 [Larry Carlton]
Show ended 22:02
(2011年4月10日日曜、ブルーノート東京、ラリー・カールトン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Carlton, Larry
2011-45
【Larry Carlton Plays Philly Soul】
フィリー。
「グラミー・アワード・ウィニング・アーティスト、ラリー・カールトン!」MCが煽って登場。文字通りグラミー・ギタリスト、ラリーが最新アルバムで、フィリー・ソウルのヒット曲ばかりをプレイし、そのお披露目ライヴ。
クルセイダーズ、最近ではフォー・プレイでの活躍も記憶に新しいラリー・カールトン。アルバムごとにコンセプトを変え、品を変え、いろいろやってくれる。今回はほぼ全曲フィリー・ソウル・クラシックを、バンドで演奏。若干のコーラスをキーボードとパーカッションが担当。しかし、キーボードの一人は、自らアルバムも出しているビル・ラバウンティーだ。日本で言うところの「AOR」ファンの支持も熱いアーティスト。白人で、彼の声はダリル・ホールのようなタイプで、いくつかの曲でリードを取る。
彼が歌ったのは、下記セットリストを参照されたいが、レイ・チャールズ、ジョー・サイモン、ジェリー・バトラーなど。なかなか渋い。フィリー・ソウルでも、このジョー・サイモン、ジェリー・バトラーあたりの選曲は日本ではおそらくほんの一握りのソウル・ファンくらいしか知らないだろうから、ユニークな選曲だ。アルバム収録の11曲、すべて演奏した。比較的1曲が短いので、飽きない。
バンドはしっかりタイトだが、ラリーのギターの音色を立たせるために、ひかえめ。フィリー・ソウルを聴いて育った者としては、嬉しいひとときだ。なじみの曲ばかり、だいたいインストで流れてくるから、気持ちいい。
こういう企画なら、ギタリストがプレイする「メンフィス・ソウル」「シカゴ・ソウル」なんてのもすぐに思いつく。どんどんやってほしい。
■過去記事
2003/07/11 (Fri)
A Shared Imagination
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200307/diary20030711.html
2005/03/02 (Wed)
Another White Blues Man: Larry Carlton
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050302.html
■ Plays the Sound of Philadelphia - A Tribute to the Music of Gamble & Huff and the Sound of Philadelphia [Import CD]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004AU7YRI/soulsearchiho-22/ref=nosim/" name=
■メンバー
ラリー・カールトン(ギター)Larry Carlton(g)
ビル・ラバウンティ(ヴォーカル、キーボード)Bill LaBounty (vo,key)
バリー・グリーン(トロンボーン)Barry Green(tb)
マーク・ドゥティット(サックス)Mark Douthit(sax)
マーク・ジョーダン(キーボード、ヴォーカル)Mark Jordan(key,vo)
トラヴィス・カールトン(ベース)Travis Carlton(b)
デリコ・ワトソン(ドラムス)Derico Watson(ds)
キャセイ・ヴァスナー(ヴォーカル)Casey Wasner(vo)
■セットリスト、ラリー・カールトン@ブルーノート東京、2011年4月10日(日)
Setlist : Larry Carlton, Bluenote Tokyo, April 10th, 2011
( ) denotes original artists
Show started 20:48
01.Mighty Love (Spinners)
02.Bad Luck (Harold Melvin & The Bluenotes)
03.Funny, But I Still Love You (Ray Charles) [Bill LaBounty on vocal]
04.Could It Be I’m Falling In Love (Spinners)
05.Drowning In The Sea Of Love (Joe Simon) [Bill LaBounty on vocal]
06.If You Don’t Know Me By Now (Harold Melvin & The Bluenotes)
07.I’ll Be Around (Spinners)
08.Never Gonna Give You Up (Jerry Butler, Black Keys)
09.Mama Can’t Buy You Love (Elton John)
10.You Make Me Feel Like Brand New (Stylistics)
11.The Lord’s Prayer
12.Back Stabbers (O’Jays)
13.Only The Strong Survive (Jerry Butler) [Bill LaBounty on vocal]
Enc. This Night Won’t Last Forever (Bill LaBounty) [Bill LaBounty on vocal]
Enc. Room 335 [Larry Carlton]
Show ended 22:02
(2011年4月10日日曜、ブルーノート東京、ラリー・カールトン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Carlton, Larry
2011-45
◎ タワー・オブ・パワー~エンタテインメントの真髄
2011年4月28日 音楽◎タワー・オブ・パワー~エンタテインメントの真髄
【Tower Of Power: No Same Songs On Two Sets】
日本の歴史を変えた2011年3月11日。そのとき、日本の地にいたアーティストが何組かいた。シンディ・ロウパーは、その日成田に到着。さまざまな議論の末、ライヴを決行。同じ頃すでに来日していて、前日すでにライヴを行っていたタワー・オブ・パワーも、当日こそ中止にしたものの、続く日程を果敢にライヴを行った。今となっては貴重なライヴとなったタワー・オブ・パワーのライヴ評を、ライヴ直後に書いたものを一月余、遅ればせながらご紹介する。
+++++
決行。
3月11日は中止。12日~14日は決行。来日したタワー・オブ・パワーのライヴだ。13日の夜、セカンドに足を運んだ。タワーのライヴは2010年5月以来、約10ヶ月ぶり。来日コンサートは19回目。
かなり、行くかどうかは迷ったが、とりあえず行ってみよう、という感じで会場へ。ブルーノートの階段を下りると、ちょうど1曲目が始まり、中を見渡すと超満員。相変わらずの人気だ。ひょっとして11日中止での振り替えがなかったので、11日に来られなかった人もここに参戦したのかもしれない。
そして、いつもの通り、ファンキーでグルーヴィーなライヴを聴かせてくれた。まるでこの会場の中は、外で何が起こっているか、まったく関係ないかのよう。これがエンタテインメントの真髄だ。何か辛いことや嫌なことがあったら、ライヴや映画を見て、ほんのひととき、現実逃避しよう。いい悪いではなく、それがエンタテインメントの役割だ。タワーたちは、プロフェッショナルとして、そのエンタテインメントを遂行する。それだけ。それ以上でもなく、それ以下でもない。これは優れたエンタテイナーであったら誰でも同じはず。
さて、今回は、昨年参加のミック・ジレットが参加できなくなり、日本在住のエリック・ミヤシロ、コリン・ライコウという二人がスケジュールによって特別に参加。エリックさんは日本で大活躍中のトランペット奏者。コリン・ライコウは、横須賀在住だという。13日日曜セカンドは、両者がいたため、どちらかということではなく、二人がステージにあがった。
それにしても、もう何度も書いているが、ステージ前面にあれだけのホーン・セクションがどーんと立つと、それだけで迫力いっぱい。ブラス・セクションが動き、奏でる音がとにかくかっこいい。いつ見ても、何度見てもいいものはいい。
今回は、10日のセットリストを見ると、ファーストとセカンドの曲がまったくかぶっていない。これもすごい。ファースト、セカンド通しで見るファンは嬉しいことこの上ないだろう。
■過去関連記事(リンクがうまくつながらない場合は、コピー&ペーストなどしてみてください)
2010年05月12日(水)
タワー・オブ・パワー、ファンクでTKO
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10532446262.html
2009年05月27日(水)
タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090527.html
February 03, 2009
Tower Of Power’s New Album Is Also Soul Cover CD
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090203.html
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080526.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080527.html
May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■ タワー・オブ・パワー・最新作『ライヴ・アット・フィルモア~結成40周年記念ライヴ』(DVD付き)(2011-3-2発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004GN9B02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ タワー・オブ・パワー 『アメリカン・ソウル・ブック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IZ5B9G/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベスト・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TLYD26/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドック”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
エリック宮城(トランペット) Eric Miyashiro (tru)(3月10日、3月12日、13日セカンド)、
コリン・ライコウ(トランペット)Colin Reicow (tru)(3月11日、3月13日ファースト)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
ジェリー・コーテス / Jerry Cortez(Guitar)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■セットリスト タワー・オブ・パワー、2011年3月13日日曜
Setlist: Tower Of Power, March 13, 2011, Bluenote Tokyo
Show started 20:45
01.We Came To Play
02.Soul With A Capitol “S”
03.Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
04.On The Serious Side
05.Get Yo’ Feet Back On The Ground
06.How Could This Happen To Me
07.Maybe It’ll Rub Off
08.You Got To Funkifize
09.Me & Mrs. Jones
10.James Brown Medley: Mother Popcorn – Give It Up Turn It Loose – I Got You – Diggin’ On James Brown
11.So Very Hard To Go
12.What is Hip? – Soul Power
Enc. This Time It’s Real
Show ended 22:12
(2011年3月13日日曜、東京ブルーノート、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2011-
【Tower Of Power: No Same Songs On Two Sets】
日本の歴史を変えた2011年3月11日。そのとき、日本の地にいたアーティストが何組かいた。シンディ・ロウパーは、その日成田に到着。さまざまな議論の末、ライヴを決行。同じ頃すでに来日していて、前日すでにライヴを行っていたタワー・オブ・パワーも、当日こそ中止にしたものの、続く日程を果敢にライヴを行った。今となっては貴重なライヴとなったタワー・オブ・パワーのライヴ評を、ライヴ直後に書いたものを一月余、遅ればせながらご紹介する。
+++++
決行。
3月11日は中止。12日~14日は決行。来日したタワー・オブ・パワーのライヴだ。13日の夜、セカンドに足を運んだ。タワーのライヴは2010年5月以来、約10ヶ月ぶり。来日コンサートは19回目。
かなり、行くかどうかは迷ったが、とりあえず行ってみよう、という感じで会場へ。ブルーノートの階段を下りると、ちょうど1曲目が始まり、中を見渡すと超満員。相変わらずの人気だ。ひょっとして11日中止での振り替えがなかったので、11日に来られなかった人もここに参戦したのかもしれない。
そして、いつもの通り、ファンキーでグルーヴィーなライヴを聴かせてくれた。まるでこの会場の中は、外で何が起こっているか、まったく関係ないかのよう。これがエンタテインメントの真髄だ。何か辛いことや嫌なことがあったら、ライヴや映画を見て、ほんのひととき、現実逃避しよう。いい悪いではなく、それがエンタテインメントの役割だ。タワーたちは、プロフェッショナルとして、そのエンタテインメントを遂行する。それだけ。それ以上でもなく、それ以下でもない。これは優れたエンタテイナーであったら誰でも同じはず。
さて、今回は、昨年参加のミック・ジレットが参加できなくなり、日本在住のエリック・ミヤシロ、コリン・ライコウという二人がスケジュールによって特別に参加。エリックさんは日本で大活躍中のトランペット奏者。コリン・ライコウは、横須賀在住だという。13日日曜セカンドは、両者がいたため、どちらかということではなく、二人がステージにあがった。
それにしても、もう何度も書いているが、ステージ前面にあれだけのホーン・セクションがどーんと立つと、それだけで迫力いっぱい。ブラス・セクションが動き、奏でる音がとにかくかっこいい。いつ見ても、何度見てもいいものはいい。
今回は、10日のセットリストを見ると、ファーストとセカンドの曲がまったくかぶっていない。これもすごい。ファースト、セカンド通しで見るファンは嬉しいことこの上ないだろう。
■過去関連記事(リンクがうまくつながらない場合は、コピー&ペーストなどしてみてください)
2010年05月12日(水)
タワー・オブ・パワー、ファンクでTKO
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10532446262.html
2009年05月27日(水)
タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090527.html
February 03, 2009
Tower Of Power’s New Album Is Also Soul Cover CD
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090203.html
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080526.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080527.html
May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■ タワー・オブ・パワー・最新作『ライヴ・アット・フィルモア~結成40周年記念ライヴ』(DVD付き)(2011-3-2発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004GN9B02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ タワー・オブ・パワー 『アメリカン・ソウル・ブック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IZ5B9G/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベスト・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TLYD26/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドック”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
エリック宮城(トランペット) Eric Miyashiro (tru)(3月10日、3月12日、13日セカンド)、
コリン・ライコウ(トランペット)Colin Reicow (tru)(3月11日、3月13日ファースト)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
ジェリー・コーテス / Jerry Cortez(Guitar)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■セットリスト タワー・オブ・パワー、2011年3月13日日曜
Setlist: Tower Of Power, March 13, 2011, Bluenote Tokyo
Show started 20:45
01.We Came To Play
02.Soul With A Capitol “S”
03.Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
04.On The Serious Side
05.Get Yo’ Feet Back On The Ground
06.How Could This Happen To Me
07.Maybe It’ll Rub Off
08.You Got To Funkifize
09.Me & Mrs. Jones
10.James Brown Medley: Mother Popcorn – Give It Up Turn It Loose – I Got You – Diggin’ On James Brown
11.So Very Hard To Go
12.What is Hip? – Soul Power
Enc. This Time It’s Real
Show ended 22:12
(2011年3月13日日曜、東京ブルーノート、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2011-
★ナイル・ロジャーズ、ミュージカル『ダブル・タイム』に挑戦
2011年4月29日 音楽★ナイル・ロジャーズ、ミュージカル『ダブル・タイム』に挑戦
【Nile Rodgers Concentrate On Musical “Double Time”】
チャレンジ。
シックのナイル・ロジャーズが現在、ミュージカル『ダブル・タイム』の製作に集中している。これはここ数年構想を得て、いよいよ実現に向けてステップを歩んでいるもの。ほぼ台本と楽曲は出来上がり、あとは詳細を煮詰め、ブロードウェイにかけられるような資金を集め、キャスティングする段階まで来ている。その第一歩として、2011年5月14日午後1時半からアラバマ州モンゴメリーのアラバマ・シェークスピア・フェスティヴァル(会場名も同名)で朗読公開される。
『ダブル・タイム』の脚本を書いているのは、これまでにもいくつかミュージカル台本をてがけているジョン・ウォルチ。音楽をナイル・ロジャーズが担当する。
アラバマ・シェークスピア・フェスティヴァルは毎年5月に同会場で3日間にわたって行われる演劇、ミュージカルなどのイヴェント。新劇の南部作家フェスティヴァルの一環で5月13日から15日まで行われる。
『ダブル・タイム』は、最初の黒人ブロードウェイ・パフォーマーとしてスーパースターとなったアラバマ出身のレオナード・ハーパーの人生と時代を描く音楽コメディーを書こうとする白人の脚本家の物語。白人が黒人を描こうとするがゆえにさまざまな葛藤と、問題が生まれる。誰も、この作家を手助けしようとしないが、最終的にハーパーがその作家に手を差し伸べる。そうした紆余曲折を脚本の中にストーリーとして描いているという。
南部作家プロジェクトは1991年に南部出身の作家を育成する目的で設立された。
この『ダブル・タイム』用の楽曲「スタート・アゲインStart Again」が次のサイトで試聴できる。
http://www.reverbnation.com/doubletimethemusical
アラバマ・シェークスピア・フェスティヴァル
www.southernwritersproject.net
★ナイル・ロジャーズ、5月29日再来日
ナイル・ロジャーズが2011年5月29日再来日し、東京ブルーノートで1夜(2ステージ)だけのライヴを行う。ナイルによれば、もしチケットがすぐ売れきれたりしたら、もう一日追加するかもしれない、と言う。これは前日、マカオでライヴがあり、本来だったらそのままニューヨークに戻る予定だったが、東京は通り道でもあるので、どうせなら、東京に立ち寄って一日だけライヴをしていこうという話が持ち上がって実現したもの。バンドは翌日帰国するが、ナイルはしばらく残り、仙台などに行き、同地のストリート・ミュージシャンとジャム・セッションをしたい意向を持っている。29日はもともとレデシーのライヴの予定が入っていたが、震災のために、来日をキャンセルして、日程が空いていた。
http://www.bluenote.co.jp/jp/whatsnew/#002301
ジャム・セッション会員予約受付開始日:2011年4月26日火曜から
一般予約受付開始日:4月29日金曜から
電話番号03-5485-0088 (午前11時~午後11時、日曜・休日~午後9時)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Rodgers, Nile
【Nile Rodgers Concentrate On Musical “Double Time”】
チャレンジ。
シックのナイル・ロジャーズが現在、ミュージカル『ダブル・タイム』の製作に集中している。これはここ数年構想を得て、いよいよ実現に向けてステップを歩んでいるもの。ほぼ台本と楽曲は出来上がり、あとは詳細を煮詰め、ブロードウェイにかけられるような資金を集め、キャスティングする段階まで来ている。その第一歩として、2011年5月14日午後1時半からアラバマ州モンゴメリーのアラバマ・シェークスピア・フェスティヴァル(会場名も同名)で朗読公開される。
『ダブル・タイム』の脚本を書いているのは、これまでにもいくつかミュージカル台本をてがけているジョン・ウォルチ。音楽をナイル・ロジャーズが担当する。
アラバマ・シェークスピア・フェスティヴァルは毎年5月に同会場で3日間にわたって行われる演劇、ミュージカルなどのイヴェント。新劇の南部作家フェスティヴァルの一環で5月13日から15日まで行われる。
『ダブル・タイム』は、最初の黒人ブロードウェイ・パフォーマーとしてスーパースターとなったアラバマ出身のレオナード・ハーパーの人生と時代を描く音楽コメディーを書こうとする白人の脚本家の物語。白人が黒人を描こうとするがゆえにさまざまな葛藤と、問題が生まれる。誰も、この作家を手助けしようとしないが、最終的にハーパーがその作家に手を差し伸べる。そうした紆余曲折を脚本の中にストーリーとして描いているという。
南部作家プロジェクトは1991年に南部出身の作家を育成する目的で設立された。
この『ダブル・タイム』用の楽曲「スタート・アゲインStart Again」が次のサイトで試聴できる。
http://www.reverbnation.com/doubletimethemusical
アラバマ・シェークスピア・フェスティヴァル
www.southernwritersproject.net
★ナイル・ロジャーズ、5月29日再来日
ナイル・ロジャーズが2011年5月29日再来日し、東京ブルーノートで1夜(2ステージ)だけのライヴを行う。ナイルによれば、もしチケットがすぐ売れきれたりしたら、もう一日追加するかもしれない、と言う。これは前日、マカオでライヴがあり、本来だったらそのままニューヨークに戻る予定だったが、東京は通り道でもあるので、どうせなら、東京に立ち寄って一日だけライヴをしていこうという話が持ち上がって実現したもの。バンドは翌日帰国するが、ナイルはしばらく残り、仙台などに行き、同地のストリート・ミュージシャンとジャム・セッションをしたい意向を持っている。29日はもともとレデシーのライヴの予定が入っていたが、震災のために、来日をキャンセルして、日程が空いていた。
http://www.bluenote.co.jp/jp/whatsnew/#002301
ジャム・セッション会員予約受付開始日:2011年4月26日火曜から
一般予約受付開始日:4月29日金曜から
電話番号03-5485-0088 (午前11時~午後11時、日曜・休日~午後9時)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Rodgers, Nile
○ドクター・フィリップ・ウー&フレンズブルーノートでチャリティー・コンサート開催
2011年4月30日 音楽○ドクター・フィリップ・ウー&フレンズブルーノートでチャリティー・コンサート開催
【Dr. Philip Woo Will Do Charity Concert At Bluenote】
チャリティー。
フィリップ・ウー、ブレンダ・ヴォーン、ケイリブ・ジェームスら日本在住のリアルなソウル・ミュージシャンたちが一同に会し、2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災者のためのチャリティー・コンサートを来る2011年5月12日(木)、東京ブルーノートで行う。メンバーは、上記3名のほか、日野賢二、マサ小浜、ジェイ・スティックス、デイヴィッド・キングら、いずれもソウル・サーチャーズの面々。彼らが得意とするソウル・ヒットをブルーノートのステージで繰り広げる。このほかに、出演未定のゲストが登場する可能性もある。
フィリップは震災が起きてからすぐに、なんらかの形でチャリティー・イヴェントを行いたいと考えており、ちょうど、震災で来日アーティストのキャンセルが相次いだブルーノートと話が進んだ。フィリップは自身のギャラを全額寄付する。
この日はワン・ショーで、7時半からスタート。収益の一部を赤十字などの団体に寄付する。一般予約は2011年4月30日から。
現在確定しているメンバー。
フィリップ・ウー(キーボード、ハーモニカ)Philip Woo(key,harmonica)
ブレンダ・ヴォーン(ヴォーカル)Brenda Vaughn(vo)
デイヴィッド・キング(ヴォーカル) David King(vo)
日野“JINO”賢二(ベース)Kenji "Jino" Hino(b)
マサ小浜(ギター)Masa Kohama(g)
ジェイ・スティックス(ドラムス)Jay Stixx(ds)
ケイリブ・ジェイムス(キーボード、ヴォーカル)Kaleb James(key,vo)
他メンバー未定。
予約など。03-5485-0088
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/philip-woo/
○フィリップ・ウー、インターFM『ソウル・ブレンズ』、2011年5月1日(日)「ソウル・サーチン」のコーナーに生ゲスト出演。
フィリップ・ウーが、来る5月12日のブルーノートでのライヴ告知などのために、「ソウル・サーチン」に生ゲストで出演する。出演時間は、午後2時半から。関東地区の方は、パソコンでラジコ経由で聴くことができる。メイズ時代の作品、ロイ・エヤーズの「エヴリバディー・サンシャシン」などの作品をかけ、それぞれのアーティストなどとの思い出、エピソードなどを語ってもらう予定。
「ソウル・サーチン」では、1月末に2月の「ソウル・サーチン」イヴェントに関連して、ケイリブ・ジェームスがゲスト出演している。また、先々週は、ナイル・ロジャーズがスペシャル・ゲストとして出演している。
■ フィリップ・ウー関連過去記事 (このほかに「ソウル・サーチン」イヴェントのライヴ評などが膨大な量あります)
2010年08月05日(木)
フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート1): 東京ナンバーワン・ソウルフル・ナイト
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10610344511.html
2010年08月06日(金)
フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート2): ケーブルテレビを無料で見る方法
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10610466616.html
2009年10月10日(土)
フィリップ・ウー、メイズについて語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10361274843.html
2009年09月12日(土)
フィリップ・ウー・ライヴ: フィリップとブレンダのマイケル
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10340423746.html
(『ソウル・サーチン』は、日本で一番フィリップ・ウーの記事が読めるウェッブサイトです)
May 02, 2009
フィリップ・ウー・ライヴ(パート1)~東京1ソウルなバンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090502.html
(ブルース・アレイ・ライヴ評)
May 05, 2009
フィリップはハモンド・オルガンが大好き
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090505.html
(ブルース・アレイ・ライヴ評)
(2008年)
March 07, 2008
フィリップ・ウー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080307.html
March 29, 2008
フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン@コットン・クラブ
テーマ:ブログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080329.html
October 11, 2008
フィリップ・ウー・セッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081011.html
(2007年以前)
November 10, 2007
Philip Woo With Maxyan: Philip Dedicates Show To His Father
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071110.html
October 02, 2007
Philip Woo Live At Blues Alley
【フィリップ・ウー・ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071002.html
June 06, 2007
Philip Woo: A Tribute To Billy Preston Live
【フィリップ・ウー、ビリー・プレストンへ捧げる】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070606.html
June 04, 2007
Philip Woo Promotes His Own Gig
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070604.html
May 24, 2007
Philip Woo’s Billy Preston Tribute Again; Jino’s Funky Gig Will Be On Next Week
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070524.html
May 23, 2007
Philip & Hank, Yuri Kamino : Mind To Mind Communication
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070523.html
April 04, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070404.html
April 05, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070405.html
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_02_16.html
(ここにフィリップ関連過去記事一覧があります)
ENT>ANNOUNCEMENT>Woo, Philip
ARTIST>Woo, Philip
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【Dr. Philip Woo Will Do Charity Concert At Bluenote】
チャリティー。
フィリップ・ウー、ブレンダ・ヴォーン、ケイリブ・ジェームスら日本在住のリアルなソウル・ミュージシャンたちが一同に会し、2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災者のためのチャリティー・コンサートを来る2011年5月12日(木)、東京ブルーノートで行う。メンバーは、上記3名のほか、日野賢二、マサ小浜、ジェイ・スティックス、デイヴィッド・キングら、いずれもソウル・サーチャーズの面々。彼らが得意とするソウル・ヒットをブルーノートのステージで繰り広げる。このほかに、出演未定のゲストが登場する可能性もある。
フィリップは震災が起きてからすぐに、なんらかの形でチャリティー・イヴェントを行いたいと考えており、ちょうど、震災で来日アーティストのキャンセルが相次いだブルーノートと話が進んだ。フィリップは自身のギャラを全額寄付する。
この日はワン・ショーで、7時半からスタート。収益の一部を赤十字などの団体に寄付する。一般予約は2011年4月30日から。
現在確定しているメンバー。
フィリップ・ウー(キーボード、ハーモニカ)Philip Woo(key,harmonica)
ブレンダ・ヴォーン(ヴォーカル)Brenda Vaughn(vo)
デイヴィッド・キング(ヴォーカル) David King(vo)
日野“JINO”賢二(ベース)Kenji "Jino" Hino(b)
マサ小浜(ギター)Masa Kohama(g)
ジェイ・スティックス(ドラムス)Jay Stixx(ds)
ケイリブ・ジェイムス(キーボード、ヴォーカル)Kaleb James(key,vo)
他メンバー未定。
予約など。03-5485-0088
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/philip-woo/
○フィリップ・ウー、インターFM『ソウル・ブレンズ』、2011年5月1日(日)「ソウル・サーチン」のコーナーに生ゲスト出演。
フィリップ・ウーが、来る5月12日のブルーノートでのライヴ告知などのために、「ソウル・サーチン」に生ゲストで出演する。出演時間は、午後2時半から。関東地区の方は、パソコンでラジコ経由で聴くことができる。メイズ時代の作品、ロイ・エヤーズの「エヴリバディー・サンシャシン」などの作品をかけ、それぞれのアーティストなどとの思い出、エピソードなどを語ってもらう予定。
「ソウル・サーチン」では、1月末に2月の「ソウル・サーチン」イヴェントに関連して、ケイリブ・ジェームスがゲスト出演している。また、先々週は、ナイル・ロジャーズがスペシャル・ゲストとして出演している。
■ フィリップ・ウー関連過去記事 (このほかに「ソウル・サーチン」イヴェントのライヴ評などが膨大な量あります)
2010年08月05日(木)
フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート1): 東京ナンバーワン・ソウルフル・ナイト
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10610344511.html
2010年08月06日(金)
フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート2): ケーブルテレビを無料で見る方法
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10610466616.html
2009年10月10日(土)
フィリップ・ウー、メイズについて語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10361274843.html
2009年09月12日(土)
フィリップ・ウー・ライヴ: フィリップとブレンダのマイケル
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10340423746.html
(『ソウル・サーチン』は、日本で一番フィリップ・ウーの記事が読めるウェッブサイトです)
May 02, 2009
フィリップ・ウー・ライヴ(パート1)~東京1ソウルなバンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090502.html
(ブルース・アレイ・ライヴ評)
May 05, 2009
フィリップはハモンド・オルガンが大好き
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090505.html
(ブルース・アレイ・ライヴ評)
(2008年)
March 07, 2008
フィリップ・ウー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080307.html
March 29, 2008
フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン@コットン・クラブ
テーマ:ブログ
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October 11, 2008
フィリップ・ウー・セッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081011.html
(2007年以前)
November 10, 2007
Philip Woo With Maxyan: Philip Dedicates Show To His Father
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October 02, 2007
Philip Woo Live At Blues Alley
【フィリップ・ウー・ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071002.html
June 06, 2007
Philip Woo: A Tribute To Billy Preston Live
【フィリップ・ウー、ビリー・プレストンへ捧げる】
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June 04, 2007
Philip Woo Promotes His Own Gig
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070604.html
May 24, 2007
Philip Woo’s Billy Preston Tribute Again; Jino’s Funky Gig Will Be On Next Week
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070524.html
May 23, 2007
Philip & Hank, Yuri Kamino : Mind To Mind Communication
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070523.html
April 04, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070404.html
April 05, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070405.html
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_02_16.html
(ここにフィリップ関連過去記事一覧があります)
ENT>ANNOUNCEMENT>Woo, Philip
ARTIST>Woo, Philip
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