◆マイケルのDNAを受け継いで~MJ-スピリット@モーフ
2009年10月7日 音楽【MJ-Spirit Live @ Morph】
DNA。
まさにブルー・トゥリー(マイケル・ジャクソン役)には、マイケルの魂が、そして、DNAが宿っているかのようだ。この大音量、大拍手の中でブルー・トゥリーがパフォーマンスをしているのを見ていると、マイケル・ジャクソンがそこにいるような錯覚に陥る。まるで、マイケル・ジャクソン・ショーを見ているかのような気になってしまう。
マイケルのパフォーマンスを完全に習得し、自分のものにして、踊ってみせるブルー・トゥリー率いるMJ-スピリットの六本木モーフでのワンマン・ライヴ。2時間超、実に細かいところまでを完全コピー。歌詞も覚えているのね。ここまでできれば、本当に「あっぱれ」の一言。
今回は総力を挙げて、「ディス・イズ・イット」ツアーを予想し、それを再現してみた、という。
ファン層は圧倒的に若い人が多い。マイケルの死をきっかけにマイケルを知ったのだろう。もちろん、昔からのファンの人もいるが、7-3で若い世代の方が多いような気がした。
前回ライヴ(2008年11月の「バッド・ツアー」)と比較すると、下記セットリストで2、3、9、11、14、15、16、19、21、22、23が今回加えられた。
「ジャム」「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」などは、なるほど、こうなるか、という感じ。また、「スムース・クリミナル」では、ちゃんと斜めに倒れこむ「ゼロ・グラヴィティー」もほんの少し。自作で仕掛けを作った。「ヒール・ザ・ワールド」では子供たちを集めて、ステージを歩かせるという演出も。実に芸が細かい。この日(昼の回)は「ヒール・ザ・ワールド」の次に「マン・イン・ザ・ミラー」をやる予定だったが、機材トラブルでそのまま最後の「アース・ソング」へ。ま、そういうこともたまにあるでしょう。(笑)
マイケルの素晴らしさをこうして後世に伝えていくことは、とても大切なことだ。
■ DVD ライヴ・イン・ブカレスト (結局、ライヴDVDは現状これだけ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8AG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 追加公演が10月に
出演 mj-spirit
日時 2009年10月25日(日) 開場17時30分、開演18時
(小学生以下の方は保護者同伴)
各公演後、グリーティングタイム(写真撮影等)ありす
会場 モーフ東京「morph-tokyo」
地下鉄 日比谷線「六本木駅」4a/6/3番出口
地下鉄 大江戸線「六本木駅」7番出口
〒106-0032東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル B1F
TEL:03-5414-2683
FAX:03-5414-2436
定員 150人限定
料金 前売り:\3000 当日:\3500 (小学生以下は無料)
(前売りが定員に達した場合は、当日券の販売はありません。整理番号はチケット申し込み順になります。)
受付開始日時、10月4日(日)14:00より
会場事務所(03-5414-2684)にて前売り受付開始(整理番号はチケット申し込み順になります。)
電話での受付時に予約番号を言われるので、当日の会場窓口にて予約番号・氏名を言って代金と引き換えにチケットをお渡しする形になります。
当日券に関する詳細や、問い合わせは会場に直接お問い合わせ下さい。
■ 過去記事
November 30, 2008
マイケル・ジャクソン「バッド・ツアー」再現
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081130.html
March 22, 2008
マイケル・ジャクソン降臨す
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080322.html
(バッド・ツアーのショート・ヴァージョン)
■MJ-スピリット・オフィシャル・ホームページ
http://mj-spirit.com/index2.html
■セットリスト MJ-スピリット@モーフ 2009年9月22日(火曜)
setlist:
event started 14:13
performance started 14:21
01. Wanna Be Stratin’ Somethin’
02. Jam
03. They Don’t Care About Us
04. Human Nature
05. Smooth Criminal
06. The Way You Make Me Feel
07. Bad
08. Motown Medley: I Want You Back / The Love You Save / I’ll Be There
09. Don’t Stop ’Til You Get Enough
10. Rock With You
11. Remember The Time
12. I Just Can’t Stop Loving You
13. Billie Jean
14. Dangerous ’95
15. You Rock My World
16. Black Or White
17. Dirty Diana
18. Beat It
19. Will You Be There
20. Thriller
21. 2 Bad
22. Heal The World
23. Earth Song
performance ended 16:29
(2009年9月22日火曜、六本木モーフMORPH=MJ-スピリット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>MJ-スピリット
2009-
DNA。
まさにブルー・トゥリー(マイケル・ジャクソン役)には、マイケルの魂が、そして、DNAが宿っているかのようだ。この大音量、大拍手の中でブルー・トゥリーがパフォーマンスをしているのを見ていると、マイケル・ジャクソンがそこにいるような錯覚に陥る。まるで、マイケル・ジャクソン・ショーを見ているかのような気になってしまう。
マイケルのパフォーマンスを完全に習得し、自分のものにして、踊ってみせるブルー・トゥリー率いるMJ-スピリットの六本木モーフでのワンマン・ライヴ。2時間超、実に細かいところまでを完全コピー。歌詞も覚えているのね。ここまでできれば、本当に「あっぱれ」の一言。
今回は総力を挙げて、「ディス・イズ・イット」ツアーを予想し、それを再現してみた、という。
ファン層は圧倒的に若い人が多い。マイケルの死をきっかけにマイケルを知ったのだろう。もちろん、昔からのファンの人もいるが、7-3で若い世代の方が多いような気がした。
前回ライヴ(2008年11月の「バッド・ツアー」)と比較すると、下記セットリストで2、3、9、11、14、15、16、19、21、22、23が今回加えられた。
「ジャム」「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」などは、なるほど、こうなるか、という感じ。また、「スムース・クリミナル」では、ちゃんと斜めに倒れこむ「ゼロ・グラヴィティー」もほんの少し。自作で仕掛けを作った。「ヒール・ザ・ワールド」では子供たちを集めて、ステージを歩かせるという演出も。実に芸が細かい。この日(昼の回)は「ヒール・ザ・ワールド」の次に「マン・イン・ザ・ミラー」をやる予定だったが、機材トラブルでそのまま最後の「アース・ソング」へ。ま、そういうこともたまにあるでしょう。(笑)
マイケルの素晴らしさをこうして後世に伝えていくことは、とても大切なことだ。
■ DVD ライヴ・イン・ブカレスト (結局、ライヴDVDは現状これだけ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8AG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 追加公演が10月に
出演 mj-spirit
日時 2009年10月25日(日) 開場17時30分、開演18時
(小学生以下の方は保護者同伴)
各公演後、グリーティングタイム(写真撮影等)ありす
会場 モーフ東京「morph-tokyo」
地下鉄 日比谷線「六本木駅」4a/6/3番出口
地下鉄 大江戸線「六本木駅」7番出口
〒106-0032東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル B1F
TEL:03-5414-2683
FAX:03-5414-2436
定員 150人限定
料金 前売り:\3000 当日:\3500 (小学生以下は無料)
(前売りが定員に達した場合は、当日券の販売はありません。整理番号はチケット申し込み順になります。)
受付開始日時、10月4日(日)14:00より
会場事務所(03-5414-2684)にて前売り受付開始(整理番号はチケット申し込み順になります。)
電話での受付時に予約番号を言われるので、当日の会場窓口にて予約番号・氏名を言って代金と引き換えにチケットをお渡しする形になります。
当日券に関する詳細や、問い合わせは会場に直接お問い合わせ下さい。
■ 過去記事
November 30, 2008
マイケル・ジャクソン「バッド・ツアー」再現
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081130.html
March 22, 2008
マイケル・ジャクソン降臨す
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080322.html
(バッド・ツアーのショート・ヴァージョン)
■MJ-スピリット・オフィシャル・ホームページ
http://mj-spirit.com/index2.html
■セットリスト MJ-スピリット@モーフ 2009年9月22日(火曜)
setlist:
event started 14:13
performance started 14:21
01. Wanna Be Stratin’ Somethin’
02. Jam
03. They Don’t Care About Us
04. Human Nature
05. Smooth Criminal
06. The Way You Make Me Feel
07. Bad
08. Motown Medley: I Want You Back / The Love You Save / I’ll Be There
09. Don’t Stop ’Til You Get Enough
10. Rock With You
11. Remember The Time
12. I Just Can’t Stop Loving You
13. Billie Jean
14. Dangerous ’95
15. You Rock My World
16. Black Or White
17. Dirty Diana
18. Beat It
19. Will You Be There
20. Thriller
21. 2 Bad
22. Heal The World
23. Earth Song
performance ended 16:29
(2009年9月22日火曜、六本木モーフMORPH=MJ-スピリット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>MJ-スピリット
2009-
★マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ
2009年10月6日 音楽【Michael Jackson Tribute】
大発見。
ブルース・アレイで、在日ブラック・ミュージシャンを中心にしたバンドによるマイケル・ジャクソンの曲ばかりを演奏するマイケル・ジャクソン・トリビュートが行われた。ピアノの秋谷さんが音頭を取り、ケイリブ・ジェームス、ブレンダ・ヴォーン、デイヴィッド・キング、マサ小浜、ジーノ、ジェイ・スティックス、そして、ピエール・アンドレ、サユリーといったメンバーで全19曲。
今回の大発見は、デイヴィッド・キングの高い声が、マイケル曲にとってもあっているということ。また彼はパフォーマンスもやる気まんまんで、マイケルのキラキラの手袋(グローヴ)を手作りしてやってきた。足元の靴下までは時間がなかったそうだが…。(笑) その手袋を仰々しくはめたり、はずして、横のピエールを経由してケイリブのところに置いたりといった、かなりおもしろいキャラを見せていた。「本当は、ムーンウォークも出来るが、ステージが狭いから出来ない」と言い訳をおもしろおかしく言うところもいい。
デイヴィッドに一番合ってると思ったのが、セカンド終盤で歌われた「ベンのテーマ」。冒頭の「アイ・ウォント・ユー・バック」も彼の声がところどころマイケルのように聴こえた。
もちろん、バンドとしてのまとまりは、このメンバーだけに言うことはない。ただ、やはりマイケル・ライヴだと、ノンストップでどんどん押していくというイメージが強いので、1曲終わっておしゃべり、というスタイルはマイケルにはなじまないかもしれない。その点、セカンドの「ブラック・オア・ホワイト」から「オフ・ザ・ウォール」までの3曲メドレーは、それだけで圧倒してくる。
本編で「ビート・イット」の予定がなかったのだが、その「ビート・イット」の一部をやったら、えらく受けたので、この曲なども本編にいれればよかったですねえ。(笑)やはりマイケルの曲もたくさんあって、そこから19曲選ぶのは相当大変だろう。
ひとつ強く感じたのは、やはりマイケル曲、特にミディアムからアップ・テンポの曲は、本当に難しいということ。
そして、マイケルと言えば、ダンスの要素をはずせないので、ダンスの要素なしにただ曲演奏だけだと物足りなくなるのだが、ステージが小さいのでダンサーはなかなかいれられないような感じだ。同時にマイケル曲は、映像のイメージが強いということを改めて感じた。「ヒューマン・ネイチャー」のところでは、ミラー・ボールを回したい。この曲では条件反射でミラー・ボールが回る映像が浮かぶ。カヴァーしている曲を聴いているだけで、映像イメージが浮かぶなんてほんとにマイケルはすごい。
もし、「ソウル・サーチン」でやるとしたら、映像(ヴィジュアル・イメージ)とダンス(ダンサー)ははずせない。また、これらの難しい楽曲をどうするか、ということを考えると、ジェームス・ブラウン同様、とても「触(さわ)れない案件」という感じもしてくる。(苦笑) 本当にハードルが高いなあ、ということを改めて感じた。この日の選曲からはもれた「ドント・ストップ」、「バッド」、「スムース・クリミナル」などもかなり難しそう。それか、マイケルという存在と楽曲を完璧に切り離すしかない。あるいは遊びと割り切るか。(笑)
選曲、曲順などに関しては、例えば、「アイ・ウォント・ユー・バック」の後は、「ザ・ラヴ・ユー・セイヴ」か「アイル・ビー・ゼア」でなければならないという黄金律も再確認した。(笑)逆に、この日は歌われなかったが、「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」などのバラードはいいかもしれない。あるいは、「アイ・ウォナ・ビー・ホエア・ユー・アー」をマーヴィン・ゲイ・ヴァージョンでやれば、可能だ。マイケルの真にすごいところは、リズムに乗って、実にパーカッシヴにヴォーカルを操るところだ。これは、本当に天才としかいいようがない。
だが、ライヴとしては十分に楽しめた。これだけの力量のミュージシャンとシンガーがちゃんとやれば、ショーとしては完成する。なによりも、すっかりデイヴィッドやケイリブに笑わせてもらった。
たまたま見つけたクラシック界のアンドレ・リュウのマイケル・トリビュート、「ベンのテーマ」。これは泣ける。踊りがなければ、こういうアプローチもありだ。
André Rieu - Ben / Tribute to Michael Jackson
直接リンク
http://www.youtube.com/watch?v=89Bi1bmWyL8
◎ マイケル・ジャクソン THIS IS IT オリジナル・サウンドトラック 映画はいよいよ10月28日公開
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA3TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
We Love “Michael Jackson” 『A Tribute to M.J.』
(Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David king, Sayulee
■ セットリスト ア・トリビュート・トゥ・MJ、2009年9月19日土曜、ブルース・アレイ
Setlist:
show started 19:40
performance started 19:48
01. Dancing Machine (Instrumental featuring Pierre Andre on sax)
02. I Want You Back (David)
03. Remember the Time (David)
> a riff of Billie Jean, The Way You Make Me Feel
04. Lady In My life (David)
05. Human Nature (Kaleb)
06. P.Y.T (Instrumental, featuring Masa Kohama on guitar)
07. I Can’t Help It (Brenda)
08. Rock With You (Brenda & David)
2nd set
show started 21:20
01. You Are Not Alone (Instrumental featuring Akiya Eriko on piano)
> a riff of Beat It
02. Butterfly (Instrumental featuring Jino on Bass)
03. Medley: #3-#5 Black Or White (David)
04. Bille Jean (Pierre)
05. Off The Wall (Kaleb)
06. You Rock My World (Kaleb)
07. Never Can Say Goodbye (Brenda)
08. Ben (David)
09. Man In The Mirror (Brenda)
Enc. I’ll Be There (Brenda & David)
Enc. Workin’ Day & Night (Kaleb)
show ended 22:50
(2009年9月19日土曜、目黒ブルース・アレイ=マイケル・ジャクソン・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael Jackson Tribute
2009-110
大発見。
ブルース・アレイで、在日ブラック・ミュージシャンを中心にしたバンドによるマイケル・ジャクソンの曲ばかりを演奏するマイケル・ジャクソン・トリビュートが行われた。ピアノの秋谷さんが音頭を取り、ケイリブ・ジェームス、ブレンダ・ヴォーン、デイヴィッド・キング、マサ小浜、ジーノ、ジェイ・スティックス、そして、ピエール・アンドレ、サユリーといったメンバーで全19曲。
今回の大発見は、デイヴィッド・キングの高い声が、マイケル曲にとってもあっているということ。また彼はパフォーマンスもやる気まんまんで、マイケルのキラキラの手袋(グローヴ)を手作りしてやってきた。足元の靴下までは時間がなかったそうだが…。(笑) その手袋を仰々しくはめたり、はずして、横のピエールを経由してケイリブのところに置いたりといった、かなりおもしろいキャラを見せていた。「本当は、ムーンウォークも出来るが、ステージが狭いから出来ない」と言い訳をおもしろおかしく言うところもいい。
デイヴィッドに一番合ってると思ったのが、セカンド終盤で歌われた「ベンのテーマ」。冒頭の「アイ・ウォント・ユー・バック」も彼の声がところどころマイケルのように聴こえた。
もちろん、バンドとしてのまとまりは、このメンバーだけに言うことはない。ただ、やはりマイケル・ライヴだと、ノンストップでどんどん押していくというイメージが強いので、1曲終わっておしゃべり、というスタイルはマイケルにはなじまないかもしれない。その点、セカンドの「ブラック・オア・ホワイト」から「オフ・ザ・ウォール」までの3曲メドレーは、それだけで圧倒してくる。
本編で「ビート・イット」の予定がなかったのだが、その「ビート・イット」の一部をやったら、えらく受けたので、この曲なども本編にいれればよかったですねえ。(笑)やはりマイケルの曲もたくさんあって、そこから19曲選ぶのは相当大変だろう。
ひとつ強く感じたのは、やはりマイケル曲、特にミディアムからアップ・テンポの曲は、本当に難しいということ。
そして、マイケルと言えば、ダンスの要素をはずせないので、ダンスの要素なしにただ曲演奏だけだと物足りなくなるのだが、ステージが小さいのでダンサーはなかなかいれられないような感じだ。同時にマイケル曲は、映像のイメージが強いということを改めて感じた。「ヒューマン・ネイチャー」のところでは、ミラー・ボールを回したい。この曲では条件反射でミラー・ボールが回る映像が浮かぶ。カヴァーしている曲を聴いているだけで、映像イメージが浮かぶなんてほんとにマイケルはすごい。
もし、「ソウル・サーチン」でやるとしたら、映像(ヴィジュアル・イメージ)とダンス(ダンサー)ははずせない。また、これらの難しい楽曲をどうするか、ということを考えると、ジェームス・ブラウン同様、とても「触(さわ)れない案件」という感じもしてくる。(苦笑) 本当にハードルが高いなあ、ということを改めて感じた。この日の選曲からはもれた「ドント・ストップ」、「バッド」、「スムース・クリミナル」などもかなり難しそう。それか、マイケルという存在と楽曲を完璧に切り離すしかない。あるいは遊びと割り切るか。(笑)
選曲、曲順などに関しては、例えば、「アイ・ウォント・ユー・バック」の後は、「ザ・ラヴ・ユー・セイヴ」か「アイル・ビー・ゼア」でなければならないという黄金律も再確認した。(笑)逆に、この日は歌われなかったが、「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」などのバラードはいいかもしれない。あるいは、「アイ・ウォナ・ビー・ホエア・ユー・アー」をマーヴィン・ゲイ・ヴァージョンでやれば、可能だ。マイケルの真にすごいところは、リズムに乗って、実にパーカッシヴにヴォーカルを操るところだ。これは、本当に天才としかいいようがない。
だが、ライヴとしては十分に楽しめた。これだけの力量のミュージシャンとシンガーがちゃんとやれば、ショーとしては完成する。なによりも、すっかりデイヴィッドやケイリブに笑わせてもらった。
たまたま見つけたクラシック界のアンドレ・リュウのマイケル・トリビュート、「ベンのテーマ」。これは泣ける。踊りがなければ、こういうアプローチもありだ。
André Rieu - Ben / Tribute to Michael Jackson
直接リンク
http://www.youtube.com/watch?v=89Bi1bmWyL8
◎ マイケル・ジャクソン THIS IS IT オリジナル・サウンドトラック 映画はいよいよ10月28日公開
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA3TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
We Love “Michael Jackson” 『A Tribute to M.J.』
(Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David king, Sayulee
■ セットリスト ア・トリビュート・トゥ・MJ、2009年9月19日土曜、ブルース・アレイ
Setlist:
show started 19:40
performance started 19:48
01. Dancing Machine (Instrumental featuring Pierre Andre on sax)
02. I Want You Back (David)
03. Remember the Time (David)
> a riff of Billie Jean, The Way You Make Me Feel
04. Lady In My life (David)
05. Human Nature (Kaleb)
06. P.Y.T (Instrumental, featuring Masa Kohama on guitar)
07. I Can’t Help It (Brenda)
08. Rock With You (Brenda & David)
2nd set
show started 21:20
01. You Are Not Alone (Instrumental featuring Akiya Eriko on piano)
> a riff of Beat It
02. Butterfly (Instrumental featuring Jino on Bass)
03. Medley: #3-#5 Black Or White (David)
04. Bille Jean (Pierre)
05. Off The Wall (Kaleb)
06. You Rock My World (Kaleb)
07. Never Can Say Goodbye (Brenda)
08. Ben (David)
09. Man In The Mirror (Brenda)
Enc. I’ll Be There (Brenda & David)
Enc. Workin’ Day & Night (Kaleb)
show ended 22:50
(2009年9月19日土曜、目黒ブルース・アレイ=マイケル・ジャクソン・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael Jackson Tribute
2009-110
▲ジョー・ライヴ~R&B王道を行くソウル・シンガー
2009年10月5日 音楽【Sensual, Cool, Gentleman: Joe’s Live At Billboard】
王道。
セクシーでかっこいいソウル・シンガー、ジョーの2007年9月、2008年10月以来のビルボードでのライヴ。この日は会場の上のほうから登場。観客も7-3で女性が多い。ジョーの歌声は熱いシャウト系ではなく、ソフトでメローな囁き系。甘くスイートでジェントル、それが持ち味だ。ゆったりしたミディアム調の曲でジョーが歌えば、観客の女性は歓声とため息。
ジャケットに蝶ネクタイがひときわ紳士風。まさに21世紀R&Bの王道を行っている感じだ。全体的にレイド・バックしたグルーヴで、観客をゆったりと躍らせる。最近、このグルーヴに浸ったなあ、と思ったら、メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーがこの雰囲気だった。
と思ったら、なんと、アンコールでそのメイズの大ヒット「キャント・ゲット・オーヴァー・ユー」を歌うではないか。このリズムは本当にジョーにもあっている。さらに、それに続いて、マイケル・ジャクソン・トリビュート。ジョーが選んだのは「ロック・ウィズ・ユー」。しかも、途中でマイケル風キックをいれ、さらにムーンウォークを試みるが、残念ながらできず、観客(全員女性)から大いに受けていた。そして舞台をはけるとき、観客が前に殺到し、サインをねだると、バックが演奏を続ける中、必死にサインをこなしていた。ジョーは本当にグッドガイという感じ。
なぜメイズ作品かと思ってツアー・マネージャーのボビー・ダケットに聞くと、彼がメイズ・トリビュートのアルバムで1曲歌を録音したから、だという。そうだった、トリビュートに入っていた。しかも、ジョーはメイズのオープニング・アクトもアメリカでやっていたそうだ。さらに、ジョーが日本に来たとき、空港で、ガラス越しにジョーたちは、入国、メイズのメンバーが出国で、手を振り合ったという。
■ 過去記事
October 20, 2008
ジョーとピーボの共通点~ジョー・ライヴでの発見
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081020.html
September 05, 2007
ジョー、ビルボードライブに初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070905.html
2003/12/13 (Sat)
Sex & Soul: That’s What Joe Is
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200312/diary20031213.html
■ Joe’s Albums
1. Everything (Mercury)(1993)
2. All That I Am (Jive)(1997)
3. My Name Is Joe (Jive)(2000)
4. Better Days (Jive)(2001)
5. And Then... (Jive)(2003)
6. Ain’t Nothin’ Like Me (Jive) (2007)
7. New Man (Kedar) (2008)
8. Signature (Kedar)(2009)
ジョー最新作『シグネチャー』、ここから3曲披露してくれました (輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BIGCJW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00273D58M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
主なヒットは、グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EVNWS6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト ジョー @ビルボードライブ東京 2009年10月4日
Setlist: Joe @ Billboard Live Tokyo, October 4th, 2009
show started 21:05
00. Intro
01. Where You At
02. If I Was Your Man
03. Why Just Be Friends
04. Miss My Baby (8)
05. We Need To Roll
06. My Love
07. Stutter
08. Ride With You
09. I Wanna Know
10. All That I Am (with acoustic guitar)
11. No One Else Comes Close (with acoustic guitar)
12. Worst Case Scenario (8)
13. All The Things (Your Man Won’t Do)
14. Good Girls
15. Majic (8)
Enc. Can’t Get Over You [Maze Featuring Frankie Beverly]
Enc. Rock With You [Michael Jackson]
show ended 22:22
(2009年10月4日日曜、ビルボードライブ東京=ジョー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Joe
2009-120
王道。
セクシーでかっこいいソウル・シンガー、ジョーの2007年9月、2008年10月以来のビルボードでのライヴ。この日は会場の上のほうから登場。観客も7-3で女性が多い。ジョーの歌声は熱いシャウト系ではなく、ソフトでメローな囁き系。甘くスイートでジェントル、それが持ち味だ。ゆったりしたミディアム調の曲でジョーが歌えば、観客の女性は歓声とため息。
ジャケットに蝶ネクタイがひときわ紳士風。まさに21世紀R&Bの王道を行っている感じだ。全体的にレイド・バックしたグルーヴで、観客をゆったりと躍らせる。最近、このグルーヴに浸ったなあ、と思ったら、メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーがこの雰囲気だった。
と思ったら、なんと、アンコールでそのメイズの大ヒット「キャント・ゲット・オーヴァー・ユー」を歌うではないか。このリズムは本当にジョーにもあっている。さらに、それに続いて、マイケル・ジャクソン・トリビュート。ジョーが選んだのは「ロック・ウィズ・ユー」。しかも、途中でマイケル風キックをいれ、さらにムーンウォークを試みるが、残念ながらできず、観客(全員女性)から大いに受けていた。そして舞台をはけるとき、観客が前に殺到し、サインをねだると、バックが演奏を続ける中、必死にサインをこなしていた。ジョーは本当にグッドガイという感じ。
なぜメイズ作品かと思ってツアー・マネージャーのボビー・ダケットに聞くと、彼がメイズ・トリビュートのアルバムで1曲歌を録音したから、だという。そうだった、トリビュートに入っていた。しかも、ジョーはメイズのオープニング・アクトもアメリカでやっていたそうだ。さらに、ジョーが日本に来たとき、空港で、ガラス越しにジョーたちは、入国、メイズのメンバーが出国で、手を振り合ったという。
■ 過去記事
October 20, 2008
ジョーとピーボの共通点~ジョー・ライヴでの発見
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081020.html
September 05, 2007
ジョー、ビルボードライブに初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070905.html
2003/12/13 (Sat)
Sex & Soul: That’s What Joe Is
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200312/diary20031213.html
■ Joe’s Albums
1. Everything (Mercury)(1993)
2. All That I Am (Jive)(1997)
3. My Name Is Joe (Jive)(2000)
4. Better Days (Jive)(2001)
5. And Then... (Jive)(2003)
6. Ain’t Nothin’ Like Me (Jive) (2007)
7. New Man (Kedar) (2008)
8. Signature (Kedar)(2009)
ジョー最新作『シグネチャー』、ここから3曲披露してくれました (輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BIGCJW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00273D58M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
主なヒットは、グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EVNWS6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト ジョー @ビルボードライブ東京 2009年10月4日
Setlist: Joe @ Billboard Live Tokyo, October 4th, 2009
show started 21:05
00. Intro
01. Where You At
02. If I Was Your Man
03. Why Just Be Friends
04. Miss My Baby (8)
05. We Need To Roll
06. My Love
07. Stutter
08. Ride With You
09. I Wanna Know
10. All That I Am (with acoustic guitar)
11. No One Else Comes Close (with acoustic guitar)
12. Worst Case Scenario (8)
13. All The Things (Your Man Won’t Do)
14. Good Girls
15. Majic (8)
Enc. Can’t Get Over You [Maze Featuring Frankie Beverly]
Enc. Rock With You [Michael Jackson]
show ended 22:22
(2009年10月4日日曜、ビルボードライブ東京=ジョー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Joe
2009-120
■シーラE&C.O.E.D.ライヴ
2009年10月4日 音楽【C.O.E.D. Live At Bluenote Tokyo】
リズム。
シーラ・E、ロンダ・スミス、キャット・ダイソンら錚々たるメンバーを有した女性だけのバンド、C.O.E.D(シー・オー・イー・ディーと発音、あるいは、まとめてコエドとも発音する)のライヴ。シーラをフィーチャーするところが一番盛り上がるが、それでも各メンバーにしっかりとスポットライトを当てる場所がある。
たとえば、キャット・ダイソンが歌う「リアル・マン」などは少しばかりブルージーで印象的、かと思えば、なぜかキーボードのカサンドラが、ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」をカヴァー。一方、ベースのロンダ・スミスは自分がもっとも尊敬するベース奏者としてラリー・グラハムの名前を挙げ、グラハム・セントラル・ステーションの「POW(パウ)」をカヴァー、バチバチとベースの音を決めた。みなしっかりうまい。
シーラのドラムス、ロンダのベース、カサンドラのキーボード、そして、キャットのギターと、リズム・セクションがシュアで手堅いのでバンドとして聴いていて実に安心感がある。これにサックスのミンディー(白人)が色を添える。ステージの上には女性ばかり5人。華やかな5人衆だ。
ただオリジナルのインスト曲が、演奏はいいのだが、楽曲がどうしても覚えにくいというか、とっつきにくい作品がある。このあたりの方向性を煮詰めるのが課題なのだろう。
それにしても、「グラマラス・ライフ」と「ラヴ・ビザール」は、どうアレンジを変えようとも、楽器編成を変えようとも、普遍の輝きを持つ。これはやはり、ヒット曲の持つ黄金の原石の輝きか。
■ シーラE関連過去記事
May 05, 2008
シーラE・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10093915804.html
August 11, 2006
Sheila E’s New Band: C.O.E.D Debut
http://blog.soulsearchin.com/archives/001193.html
2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html
2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: "River God" Makes Her Tears
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html
■ シーラE 『グラマラス・ライフ』(なんといっても、これに尽きる)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002L64/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
シーラ・E.(ドラムス、パーカッション、ヴォーカル)Sheila E.(ds,per,vo)
ロンダ・スミス(ベース、ヴォーカル)Rhonda Smith(b,vo)
キャット・ダイソン(ギター、ヴォーカル)Kat Dyson(g,vo)
カサンドラ・オニール(キーボード、ヴォーカル)Cassandra O’Neal(key,vo)
ミンディ・エイベア(サックス、ヴォーカル)Mindi Abair(sax,vo)
■セットリスト コエド(C.O.E.D) @ ブルーノート、2009年9月21日(月)
Setlist
show started
01. Glamorous Life
02. Black Or White (Michael Jackson)
03. Slinky
04. Real Man
05. Quote
06. Don’t Know Why (Norah Jones)
07. Everytime
08. Love Bizarre
09. POW (Graham Central Station)
Enc. My Heart Song
show ended 19:33
(2009年9月21日月曜、東京ブルーノート=C.O.E.D(コエド)ライヴ)
ENT>LIVE>C.O.E.D
2009-
リズム。
シーラ・E、ロンダ・スミス、キャット・ダイソンら錚々たるメンバーを有した女性だけのバンド、C.O.E.D(シー・オー・イー・ディーと発音、あるいは、まとめてコエドとも発音する)のライヴ。シーラをフィーチャーするところが一番盛り上がるが、それでも各メンバーにしっかりとスポットライトを当てる場所がある。
たとえば、キャット・ダイソンが歌う「リアル・マン」などは少しばかりブルージーで印象的、かと思えば、なぜかキーボードのカサンドラが、ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」をカヴァー。一方、ベースのロンダ・スミスは自分がもっとも尊敬するベース奏者としてラリー・グラハムの名前を挙げ、グラハム・セントラル・ステーションの「POW(パウ)」をカヴァー、バチバチとベースの音を決めた。みなしっかりうまい。
シーラのドラムス、ロンダのベース、カサンドラのキーボード、そして、キャットのギターと、リズム・セクションがシュアで手堅いのでバンドとして聴いていて実に安心感がある。これにサックスのミンディー(白人)が色を添える。ステージの上には女性ばかり5人。華やかな5人衆だ。
ただオリジナルのインスト曲が、演奏はいいのだが、楽曲がどうしても覚えにくいというか、とっつきにくい作品がある。このあたりの方向性を煮詰めるのが課題なのだろう。
それにしても、「グラマラス・ライフ」と「ラヴ・ビザール」は、どうアレンジを変えようとも、楽器編成を変えようとも、普遍の輝きを持つ。これはやはり、ヒット曲の持つ黄金の原石の輝きか。
■ シーラE関連過去記事
May 05, 2008
シーラE・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10093915804.html
August 11, 2006
Sheila E’s New Band: C.O.E.D Debut
http://blog.soulsearchin.com/archives/001193.html
2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html
2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: "River God" Makes Her Tears
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html
■ シーラE 『グラマラス・ライフ』(なんといっても、これに尽きる)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002L64/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
シーラ・E.(ドラムス、パーカッション、ヴォーカル)Sheila E.(ds,per,vo)
ロンダ・スミス(ベース、ヴォーカル)Rhonda Smith(b,vo)
キャット・ダイソン(ギター、ヴォーカル)Kat Dyson(g,vo)
カサンドラ・オニール(キーボード、ヴォーカル)Cassandra O’Neal(key,vo)
ミンディ・エイベア(サックス、ヴォーカル)Mindi Abair(sax,vo)
■セットリスト コエド(C.O.E.D) @ ブルーノート、2009年9月21日(月)
Setlist
show started
01. Glamorous Life
02. Black Or White (Michael Jackson)
03. Slinky
04. Real Man
05. Quote
06. Don’t Know Why (Norah Jones)
07. Everytime
08. Love Bizarre
09. POW (Graham Central Station)
Enc. My Heart Song
show ended 19:33
(2009年9月21日月曜、東京ブルーノート=C.O.E.D(コエド)ライヴ)
ENT>LIVE>C.O.E.D
2009-
【Michael Jackson Vault: A Tribute to the King of Pop 1958-2009】
豪華。
アマゾンでマイケルの豪華本を買った。正式なタイトルは、"Michael Jackson A Tribute To The King Of Pop 1958-2009 / Platinum Edition Collector’s Vault" というもの。アメリカ・ジョージア州アトランタのウィットマン・パブリシングから発売された。全米で49.95ドル、日本では5650円。大きさは31cmx27.5cmx厚さ4.5cm。146ページ。
これがすごい。全頁けっこう珍しい写真を集め、しかも、あちこちに別の印刷物が織り込まれているのだ。たとえば、最初のジャクソン・ファイヴのライヴ・チケットのレプリカや、フライヤー、あるいは、ブロマイドなどだ。絵が飛び出たり、これはファンなら垂涎(すいぜん)ものだ。見てるだけで楽しい豪華本だ。
写真もゲイリー・インディアナ時代から、ジャクソン・ファイヴ時代、ジャクソンズ時代、ウィズ、オフ・ザ・ウォール、スリラー、さらに最後の葬儀まで。まさにマイケル・ジャクソンのメモリアル・ブックだ。
さまざまな資料のレプリカ・コピーもおもしろい。マイケルがペプシのCM撮影でやけどをしたときに、当時のレーガン大統領からのお見舞いの手紙や、リサ・マリーとの結婚証明書、ネヴァーランドの絵葉書、最後のマイケルの遺書のコピーまではいっている。
ほんとに、指紋をつけてはいけないような感じにさえなる。(笑)それにしてもこのヴォリュームに感服。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0794829295/soulsearchiho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
お勧めマイケル本、パート11として、ワックスポエティックス最新号(第6号)、パート10は西寺郷太著『マイケル・ジャクソンの新しい教科書』を紹介しています。
ENT>MICHAEL JACKSON>Book & Magazine
豪華。
アマゾンでマイケルの豪華本を買った。正式なタイトルは、"Michael Jackson A Tribute To The King Of Pop 1958-2009 / Platinum Edition Collector’s Vault" というもの。アメリカ・ジョージア州アトランタのウィットマン・パブリシングから発売された。全米で49.95ドル、日本では5650円。大きさは31cmx27.5cmx厚さ4.5cm。146ページ。
これがすごい。全頁けっこう珍しい写真を集め、しかも、あちこちに別の印刷物が織り込まれているのだ。たとえば、最初のジャクソン・ファイヴのライヴ・チケットのレプリカや、フライヤー、あるいは、ブロマイドなどだ。絵が飛び出たり、これはファンなら垂涎(すいぜん)ものだ。見てるだけで楽しい豪華本だ。
写真もゲイリー・インディアナ時代から、ジャクソン・ファイヴ時代、ジャクソンズ時代、ウィズ、オフ・ザ・ウォール、スリラー、さらに最後の葬儀まで。まさにマイケル・ジャクソンのメモリアル・ブックだ。
さまざまな資料のレプリカ・コピーもおもしろい。マイケルがペプシのCM撮影でやけどをしたときに、当時のレーガン大統領からのお見舞いの手紙や、リサ・マリーとの結婚証明書、ネヴァーランドの絵葉書、最後のマイケルの遺書のコピーまではいっている。
ほんとに、指紋をつけてはいけないような感じにさえなる。(笑)それにしてもこのヴォリュームに感服。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0794829295/soulsearchiho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
お勧めマイケル本、パート11として、ワックスポエティックス最新号(第6号)、パート10は西寺郷太著『マイケル・ジャクソンの新しい教科書』を紹介しています。
ENT>MICHAEL JACKSON>Book & Magazine
⊿ウィリー・ネルソンの新作『アメリカン・クラシック』はジョー・サンプルが顔をだす
2009年10月2日 音楽【Willie Nelson’s New Album "American Classic" Is Another Joe Sample Album】
グラミー。
僕はそれほど熱心なウィリー・ネルソンのファンではないが、新作を裏のクレジットなども見ずにCDプレイヤーにいれた。1曲目は「ザ・ニアネス・オブ・ユー」だった。すると瞬時に聞き覚えのあるピアノ・サウンドがそこの空気を覆った。一聴してそのピアニストが誰かわかった。その比類なきピアノ、それはジョー・サンプルだ。
そういえば、ジョーが前回来日時(2009年3月)に、ウィリー・ネルソンのアルバムを作っている、と言っていたことを思い出した。しかし、この一歩引き気味ながら、このジョー印のついたピアノの音はなんなのだろう。ウィリー・ネルソンとジョー・サンプルのデュエット・アルバムのようにさえ聴こえる。
ジョーのレイラ・ハサウェイと出したアルバムや、リズ・ライトを迎えたアルバム、そして、ランディ・クロフォードとのアルバムなどを聴いていると、シンガーとジョーが互角にわたりあっているが、このウィリー・ネルソンのアルバムでも同じ感覚に陥った。ウィリーの声も聴くのだが、いつもジョーのピアノに耳を傾けてしまっている。
今度のウィリーのアルバム『アメリカン・クラシック』は、彼の1978年のアルバム『スターダスト』以来、スタンダードばかりを吹き込んだ作品。曲目は下を見ていただくとして、12曲中2曲以外がジョーのピアノだ。彼のピアノでない2曲が、なんとダイアナ・クロールが歌で入り、ピアノも弾く。そして、もう1曲がノラ・ジョーンズが歌い、ピアノで参加。アルバム全体のプロデュースは長年の友人トミー・リピューマ。ドラムス、ルイス・ナッシュ、ベース、クリスチャン・マクブライドという鉄壁な布陣だ。(アルバム・ライナーのクレジットに10~12曲目にジョーのピアノ・クレジットがない。なぜなのだろう。単なるまちがいなのかな)
音楽に普遍的という言葉があるなら、このアルバムこそそれにふさわしいアルバムだろう。1989年にリリースされても、2009年にリリースされても、そんなことはまったく関係ない。きっと来年のグラミーに大きくノミネートされるに違いない。少なくともカントリーか何かは間違いなく獲得だ。ひょっとして「レコード・オブ・ジ・イヤー」「アルバム・オブ・ジ・イヤー」などのノミネートも可能ではないか。
と思って調べてみると、8月25日にリリースされ(次回のグラミーノミネートには間に合う)、カントリー・アルバム・チャートで14位、ポップ・アルバムで43位、とまだあまり売れてない。
ウィリー・ネルソンは1933年4月30日テキサス州アボット生まれ。ジョー・サンプルは1939年2月1日テキサス州ヒューストン生まれ。奇しくも同じテキサス出身だ。ウィリーはテキサス・ソウルマンか。ウィリーのほうが6歳も年上なんだ…。
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ あさって2009年10月4日日曜『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(インターFM=東京地区、76.1mhz=午後4時半から)で、このウィリー・ネルソンのアルバムをご紹介します。
■ アルバム『アメリカの歌』(ウィリー・ネルソン)
American Classic / Willie Nelson (Bluenote/EMI)
1 The Nearness Of You
2 Fly Me To The Moon
3 Come Rain Or Shine
4 If I Had You featuring Diana Krall
5 Ain’t Misbehavin’
6 I Miss You So
7 Because Of You
8 Baby It’s Cold Outside featuring Norah Jones
9 Angel Eyes
10 On The Street Where You Live
11 Since I Fell For You
12 Always On My Mind
■ ウィリー・ネルソン 『アメリカの歌』(EMI、2009年9月16日発売)来年のグラミー、いくつノミネートされるか今から楽しみ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002HJ5X0O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 1978年の名盤『スターダスト』 当時は500万枚以上売れたそうです
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C18KH6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Sample, Joe
グラミー。
僕はそれほど熱心なウィリー・ネルソンのファンではないが、新作を裏のクレジットなども見ずにCDプレイヤーにいれた。1曲目は「ザ・ニアネス・オブ・ユー」だった。すると瞬時に聞き覚えのあるピアノ・サウンドがそこの空気を覆った。一聴してそのピアニストが誰かわかった。その比類なきピアノ、それはジョー・サンプルだ。
そういえば、ジョーが前回来日時(2009年3月)に、ウィリー・ネルソンのアルバムを作っている、と言っていたことを思い出した。しかし、この一歩引き気味ながら、このジョー印のついたピアノの音はなんなのだろう。ウィリー・ネルソンとジョー・サンプルのデュエット・アルバムのようにさえ聴こえる。
ジョーのレイラ・ハサウェイと出したアルバムや、リズ・ライトを迎えたアルバム、そして、ランディ・クロフォードとのアルバムなどを聴いていると、シンガーとジョーが互角にわたりあっているが、このウィリー・ネルソンのアルバムでも同じ感覚に陥った。ウィリーの声も聴くのだが、いつもジョーのピアノに耳を傾けてしまっている。
今度のウィリーのアルバム『アメリカン・クラシック』は、彼の1978年のアルバム『スターダスト』以来、スタンダードばかりを吹き込んだ作品。曲目は下を見ていただくとして、12曲中2曲以外がジョーのピアノだ。彼のピアノでない2曲が、なんとダイアナ・クロールが歌で入り、ピアノも弾く。そして、もう1曲がノラ・ジョーンズが歌い、ピアノで参加。アルバム全体のプロデュースは長年の友人トミー・リピューマ。ドラムス、ルイス・ナッシュ、ベース、クリスチャン・マクブライドという鉄壁な布陣だ。(アルバム・ライナーのクレジットに10~12曲目にジョーのピアノ・クレジットがない。なぜなのだろう。単なるまちがいなのかな)
音楽に普遍的という言葉があるなら、このアルバムこそそれにふさわしいアルバムだろう。1989年にリリースされても、2009年にリリースされても、そんなことはまったく関係ない。きっと来年のグラミーに大きくノミネートされるに違いない。少なくともカントリーか何かは間違いなく獲得だ。ひょっとして「レコード・オブ・ジ・イヤー」「アルバム・オブ・ジ・イヤー」などのノミネートも可能ではないか。
と思って調べてみると、8月25日にリリースされ(次回のグラミーノミネートには間に合う)、カントリー・アルバム・チャートで14位、ポップ・アルバムで43位、とまだあまり売れてない。
ウィリー・ネルソンは1933年4月30日テキサス州アボット生まれ。ジョー・サンプルは1939年2月1日テキサス州ヒューストン生まれ。奇しくも同じテキサス出身だ。ウィリーはテキサス・ソウルマンか。ウィリーのほうが6歳も年上なんだ…。
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ あさって2009年10月4日日曜『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(インターFM=東京地区、76.1mhz=午後4時半から)で、このウィリー・ネルソンのアルバムをご紹介します。
■ アルバム『アメリカの歌』(ウィリー・ネルソン)
American Classic / Willie Nelson (Bluenote/EMI)
1 The Nearness Of You
2 Fly Me To The Moon
3 Come Rain Or Shine
4 If I Had You featuring Diana Krall
5 Ain’t Misbehavin’
6 I Miss You So
7 Because Of You
8 Baby It’s Cold Outside featuring Norah Jones
9 Angel Eyes
10 On The Street Where You Live
11 Since I Fell For You
12 Always On My Mind
■ ウィリー・ネルソン 『アメリカの歌』(EMI、2009年9月16日発売)来年のグラミー、いくつノミネートされるか今から楽しみ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002HJ5X0O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 1978年の名盤『スターダスト』 当時は500万枚以上売れたそうです
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C18KH6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Sample, Joe
△ブレンダ・ヴォーン、5回目のソロ・ライヴ、10月7日に
2009年10月1日 音楽【Brenda Vaughn’s Gig Will Be On October 7th】
ソウルフル。
「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが来週2009年10月7日(木)、目黒のブルース・アレイで自身5回目のソロ・ライヴを行う。前回は2008年12月なのでおよそ9ヶ月ぶり。
ブレンダのライヴは毎回ソウルフルで定評があるが、過去半年、彼女がてがけてきたダルフール・プロジェクトの楽曲「タッチ」も披露されそうだ。(詳細は下記リンク「ダルフール・チャリティー・ソング」の項を)
メンバーはいつもの強力な東京ソウル・バンド。つい最近メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーで大活躍したフィリップ・ウー、ジェイ・スティックス、ローレンス・ダニエルズらに加え、デイヴィッド・キング、アンソニー・ベイリーらのバック・コーラスが参加。
これだけ本格派のソウル・ショーが東京で見られることが嬉しい。ブレンダはこれまでにアレサ・フランクリン、シャカ・カーン、レデシー、ジル・スコット、ステファニー・ミルズ、カーク・フランクリン、グラディス・ナイトなどの作品や、ゴスペル曲を堂々と歌っている。
大体年に1回か、10ヶ月に1回程度コンスタントにライヴを行っているブレンダ・ヴォーン。今回もいくつかの新曲を交えて新しい魅力を披露してくれるに違いない。
■過去ブレンダ・ヴォーン記事
December 28, 2008
ゴールデン・ライフを生きて~ブレンダ・ヴォーン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081228.html
March 29, 2009
ブレンダ・ヴォーン、「ナバーナ」で大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090329.html
March 14, 2008
ブレンダ・ヴォーン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080314.html
(過去記事一覧も)
August 22, 2009
ダルフール・チャリティー・ソング「タッチ・ザ・スカイ」完成
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090822.html
■ ライヴ概要
ライヴ: ブレンダ・ヴォーンWednesday Soul “In Pink” ~ In Honor of Breast Cancer Month
会場: 目黒ブルース・アレイ
住所: 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 ホテル・ウィングインターナショナル目黒 B1
ホームページ: http://www.bluesalley.co.jp
日時: 2009年10月7日(水曜)午後7時半~、9時15分~(入れ替えなし)
料金: 前売り4500円、当日券5000円
電話: 03-5740-6041(予約専用)月曜~土曜12時から20時まで
店舗: 03-5496-4381
出演: (Vo)Brenda Vaughn (Cho)David King、Anthony Bailey (Ds)Jay-Stixx(G)Pat Pryor (B)Lawrence Daniels (Key)加藤Kaz、Philip Woo and more
ENT>ANNOUNCEMENT>LIVE>Vaughn, Brenda
ソウルフル。
「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが来週2009年10月7日(木)、目黒のブルース・アレイで自身5回目のソロ・ライヴを行う。前回は2008年12月なのでおよそ9ヶ月ぶり。
ブレンダのライヴは毎回ソウルフルで定評があるが、過去半年、彼女がてがけてきたダルフール・プロジェクトの楽曲「タッチ」も披露されそうだ。(詳細は下記リンク「ダルフール・チャリティー・ソング」の項を)
メンバーはいつもの強力な東京ソウル・バンド。つい最近メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーで大活躍したフィリップ・ウー、ジェイ・スティックス、ローレンス・ダニエルズらに加え、デイヴィッド・キング、アンソニー・ベイリーらのバック・コーラスが参加。
これだけ本格派のソウル・ショーが東京で見られることが嬉しい。ブレンダはこれまでにアレサ・フランクリン、シャカ・カーン、レデシー、ジル・スコット、ステファニー・ミルズ、カーク・フランクリン、グラディス・ナイトなどの作品や、ゴスペル曲を堂々と歌っている。
大体年に1回か、10ヶ月に1回程度コンスタントにライヴを行っているブレンダ・ヴォーン。今回もいくつかの新曲を交えて新しい魅力を披露してくれるに違いない。
■過去ブレンダ・ヴォーン記事
December 28, 2008
ゴールデン・ライフを生きて~ブレンダ・ヴォーン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081228.html
March 29, 2009
ブレンダ・ヴォーン、「ナバーナ」で大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090329.html
March 14, 2008
ブレンダ・ヴォーン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080314.html
(過去記事一覧も)
August 22, 2009
ダルフール・チャリティー・ソング「タッチ・ザ・スカイ」完成
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090822.html
■ ライヴ概要
ライヴ: ブレンダ・ヴォーンWednesday Soul “In Pink” ~ In Honor of Breast Cancer Month
会場: 目黒ブルース・アレイ
住所: 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 ホテル・ウィングインターナショナル目黒 B1
ホームページ: http://www.bluesalley.co.jp
日時: 2009年10月7日(水曜)午後7時半~、9時15分~(入れ替えなし)
料金: 前売り4500円、当日券5000円
電話: 03-5740-6041(予約専用)月曜~土曜12時から20時まで
店舗: 03-5496-4381
出演: (Vo)Brenda Vaughn (Cho)David King、Anthony Bailey (Ds)Jay-Stixx(G)Pat Pryor (B)Lawrence Daniels (Key)加藤Kaz、Philip Woo and more
ENT>ANNOUNCEMENT>LIVE>Vaughn, Brenda
☆マイケル・ジャクソン特集~ワックスポエティックス6号今日発売
2009年9月30日 音楽【Waxpoetics Japan No.6 Featuring Michael Jackson】
マイケル。
ニューヨークのクラブ系マガジンとして定評のあるワックスポエティックス・日本版第6号が2009年9月30日発売される。今号の表紙は子供のころのマイケル・ジャクソン。第一特集が16ページ(DJムロさんのマイケル関連ディスク2ページを加えると18ページ)におよぶマイケルだ。この特集原稿を書いた。
マイケルについては、ジャクソン・ファイヴ時代から聴いてきて、エピック時代の12インチなどもけっこう集めていたが、まさかこんな突然のニュースを聞くとは想像だにしなかった。6月25日の死去(日本でニュースが伝わり始めたのは6月26日金曜朝から)以降、多くのマイケル関連記事が書かれ、出てきた。
ワックスでやるからには、ワックスらしい切り口と見せ方でなければならない。いろいろと舟津編集長とディスカッションを重ねながら、『スリラー』前夜までの音楽的価値といったものに焦点を当てようか、ということになった。いくつかテーマ(フォーカスを当てるポイント)を出したが、『オフ・ザ・ウォール』まででひとつのストーリーを見出すことにした。ワックスでは創刊号のハービー・ハンコックの記事が、彼がエレクトリック・ファンクの出発点ともなる『ヘッドハンターズ』前夜までという切り口で書かれていた。それに倣い、マイケルの『スリラー』前夜までというわけだ。特に他誌の記事では、エピックに移ってからの3枚のジャクソンズのアルバムについて書かれていることが少ない。
そして、もうひとつ他誌ではない裏の切り口が「3人の父親」というテーマだ。マイケルにとっての父親、ジョー・ジャクソン、ベリー・ゴーディー、そして、クインシー・ジョーンズ。マイケルの人生におけるこの3人の立ち位置を裏のテーマとしてまぶしてある。この3人にこうしてフォーカスした記事はどこにもない。
舟津氏が写真を通信社などから様々なものを集め厳選した。もちろん、これも他誌とかぶらないようにしている。舟津氏も僕も7月から膨大な量のマイケル関連本を買い漁った。
過去の最低限の事実関係は、どうしても他の記事ともかぶってしまうが、そこをうまく整理、編集し、独自の視点を加えることによって、言い古されたことに新たな輝きが増すことがある。ワックスのマイケルの記事はそれを試みた。
さて、この号ではマイケルの特集以外で、フィラデルフィアの名プロデューサー、ケニー・ギャンブル&リオン・ハフの13ぺージの特集、ニューヨークの伝説的ライヴ・ハウス、クラブ、ラテン・クゥオーターの記事(16ページ)、デトロイト出身のギタリスト、デニス・コフィーの7ページの記事なども読み応えたっぷりだ。
■舟津さんのブログ(マイケル記事について)
http://www.waxpoetics.jp/blogs/funatsu/2009/09/27/1099/
■ ワックスポエティックス・ジャパン第6号(2009年8月/9月号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134196/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス日本版第6号の内容↓
http://www.waxpoetics.jp/magazine/
ENT>MAGAZINES>Waxpoetics, Japan
マイケル。
ニューヨークのクラブ系マガジンとして定評のあるワックスポエティックス・日本版第6号が2009年9月30日発売される。今号の表紙は子供のころのマイケル・ジャクソン。第一特集が16ページ(DJムロさんのマイケル関連ディスク2ページを加えると18ページ)におよぶマイケルだ。この特集原稿を書いた。
マイケルについては、ジャクソン・ファイヴ時代から聴いてきて、エピック時代の12インチなどもけっこう集めていたが、まさかこんな突然のニュースを聞くとは想像だにしなかった。6月25日の死去(日本でニュースが伝わり始めたのは6月26日金曜朝から)以降、多くのマイケル関連記事が書かれ、出てきた。
ワックスでやるからには、ワックスらしい切り口と見せ方でなければならない。いろいろと舟津編集長とディスカッションを重ねながら、『スリラー』前夜までの音楽的価値といったものに焦点を当てようか、ということになった。いくつかテーマ(フォーカスを当てるポイント)を出したが、『オフ・ザ・ウォール』まででひとつのストーリーを見出すことにした。ワックスでは創刊号のハービー・ハンコックの記事が、彼がエレクトリック・ファンクの出発点ともなる『ヘッドハンターズ』前夜までという切り口で書かれていた。それに倣い、マイケルの『スリラー』前夜までというわけだ。特に他誌の記事では、エピックに移ってからの3枚のジャクソンズのアルバムについて書かれていることが少ない。
そして、もうひとつ他誌ではない裏の切り口が「3人の父親」というテーマだ。マイケルにとっての父親、ジョー・ジャクソン、ベリー・ゴーディー、そして、クインシー・ジョーンズ。マイケルの人生におけるこの3人の立ち位置を裏のテーマとしてまぶしてある。この3人にこうしてフォーカスした記事はどこにもない。
舟津氏が写真を通信社などから様々なものを集め厳選した。もちろん、これも他誌とかぶらないようにしている。舟津氏も僕も7月から膨大な量のマイケル関連本を買い漁った。
過去の最低限の事実関係は、どうしても他の記事ともかぶってしまうが、そこをうまく整理、編集し、独自の視点を加えることによって、言い古されたことに新たな輝きが増すことがある。ワックスのマイケルの記事はそれを試みた。
さて、この号ではマイケルの特集以外で、フィラデルフィアの名プロデューサー、ケニー・ギャンブル&リオン・ハフの13ぺージの特集、ニューヨークの伝説的ライヴ・ハウス、クラブ、ラテン・クゥオーターの記事(16ページ)、デトロイト出身のギタリスト、デニス・コフィーの7ページの記事なども読み応えたっぷりだ。
■舟津さんのブログ(マイケル記事について)
http://www.waxpoetics.jp/blogs/funatsu/2009/09/27/1099/
■ ワックスポエティックス・ジャパン第6号(2009年8月/9月号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134196/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス日本版第6号の内容↓
http://www.waxpoetics.jp/magazine/
ENT>MAGAZINES>Waxpoetics, Japan
◎ミュージック・ソウルチャイルド・ライヴ
2009年9月29日 音楽【Musiq Soulchild @ Billboard Live】
超満員。
2001年1月23日今はなき西麻布イエローでのショーケース、2002年9月18日、19日リキッドルーム(=中止)、2005年11月26日横浜ベイサイド以来結局3度目のミュージック・ソウルチャイルドの来日ライヴ。4年ぶりということもあってか、追加公演がでてビルボードは5階まで超満員。しかも若いファン、クラブに行きそうなファンが多い。僕は、どこか地下で見たという記憶があり、ヴェルファーレで見たような気がしていたが、あれはルーツのほうだったか。調べてみるとイエローに来ていた。そうだ、イエローだった。ぎゅうづめで、ものすごく煙い中、背伸びして見た記憶がよみがえった。
さて、今回はメンバーがステージにでてきて驚いた。なんとドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラス2人というバックが全員女性なのだ。ソウル界のロバート・パーマーか。そして、おもむろにミュージックがステージに上がるや開口一番「いらっしゃいませ~~!」 誰が教えた、この日本語。受ける。ミュージックはかなり日本に興味があるらしく、真剣に日本移住を考えているそうだ。日本語にも興味があり、「です」と「ます」の違いはなんだ、とか、「さん」と「ちゃん」の違いはなんだ、などとスタッフに聞いてくるという。
バンドもしっかりとしていて、ノンストップで次々と曲を披露。ノンストップだけに流れがしっかり出来ていて、飽きない。観客とのやりとりもうまい。1曲目から1階はほぼスタンディングになる一方、スローもじっくり聞かせ、ゆったりしたミディアム調でも躍らせる。基本的には最新作『オンマイレディオ』からの楽曲を中心にした構成。トータル7曲が最新作からだ。
ミュージックは途中少しだけ話をした。「自分は多くの音楽の影響を受けている。多くのオールド・スクールにね。これは、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイなどの影響を受けた曲だ」 ところどころで使う高い声が実に印象的だ。
ミュージック・ソウルチャイルド(本名、タリーブ・ジョンソン)は1977年9月16日フィラデルフィア生まれ。現在32歳。芸名の「ミュージック」は、彼が没頭している音楽そのものを表わし、「ソウルチャイルド」はミュージックの裏にあるアイデアそのものを意味する。同時にソウル・ミュージック界の過去の偉大な先輩たちへの敬意を表わし、ソウル・ジャイアンツのレガシーを今に伝えることを意味している。アルバム5枚リリースし、32歳という若さながら、1950年代、1960年代からのソウル・ジャイアンツを大変よく勉強している人物だ。
■ 最新作通算5作目『オンマイレイディオ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F5DE0C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ミュージック・ソウルチャイルド/Musiq Soulchild(Vocals)
エンジェル/Angel (BackgroundVocals)
ティナ・ローズ/Tina Rose (BackgroundVocals)
ディーンナ・ホウキンス/Deanna Hawkins(Keyboards)
トレ・L/Tré L(Keyboards)
ジェニファー・ブリス/Jennifer Bliss(Guitar)
テジャ・オン・バス;T・ヴィール/Teja on Bass;T.Veal(Bass)
イェニース・ヘスター/Jhenese Hester(Drums)
■セットリスト ミュージック・ソウルチャイルド @ビルボードライブ東京、2009年9月28日(月)
Setlist: Musiq Soulchild @ Billboard Live Tokyo, September 28, 2009
* denotes from latest album "ONMYRADIO"
(1)=first album, (2)=second album, (3)=third album, (4)=4th album
show started 21:34
01. Backagain *
02. Until *
03. Halfcrazy ~ including a riff of Vivre Pour Vivre (パリのめぐり逢い)(2)
04. Ifuleave *
05. Teachme (4)
06. Loveofmylife *
07. Moneyright *
08. Don’t Change (2)
09. Love (1)
10. I’mwithyou
11. So Beautiful *
12. Radio *
13. Justfriends (1)
14. b.u.d.d.y (4)
Enc. Forthenight (3)
show ended 22:40
(2009年9月28日月曜、ビルボードライブ東京=ミュージック・ソウルチャイルド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Musiq Soulchild
2009-118
超満員。
2001年1月23日今はなき西麻布イエローでのショーケース、2002年9月18日、19日リキッドルーム(=中止)、2005年11月26日横浜ベイサイド以来結局3度目のミュージック・ソウルチャイルドの来日ライヴ。4年ぶりということもあってか、追加公演がでてビルボードは5階まで超満員。しかも若いファン、クラブに行きそうなファンが多い。僕は、どこか地下で見たという記憶があり、ヴェルファーレで見たような気がしていたが、あれはルーツのほうだったか。調べてみるとイエローに来ていた。そうだ、イエローだった。ぎゅうづめで、ものすごく煙い中、背伸びして見た記憶がよみがえった。
さて、今回はメンバーがステージにでてきて驚いた。なんとドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラス2人というバックが全員女性なのだ。ソウル界のロバート・パーマーか。そして、おもむろにミュージックがステージに上がるや開口一番「いらっしゃいませ~~!」 誰が教えた、この日本語。受ける。ミュージックはかなり日本に興味があるらしく、真剣に日本移住を考えているそうだ。日本語にも興味があり、「です」と「ます」の違いはなんだ、とか、「さん」と「ちゃん」の違いはなんだ、などとスタッフに聞いてくるという。
バンドもしっかりとしていて、ノンストップで次々と曲を披露。ノンストップだけに流れがしっかり出来ていて、飽きない。観客とのやりとりもうまい。1曲目から1階はほぼスタンディングになる一方、スローもじっくり聞かせ、ゆったりしたミディアム調でも躍らせる。基本的には最新作『オンマイレディオ』からの楽曲を中心にした構成。トータル7曲が最新作からだ。
ミュージックは途中少しだけ話をした。「自分は多くの音楽の影響を受けている。多くのオールド・スクールにね。これは、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイなどの影響を受けた曲だ」 ところどころで使う高い声が実に印象的だ。
ミュージック・ソウルチャイルド(本名、タリーブ・ジョンソン)は1977年9月16日フィラデルフィア生まれ。現在32歳。芸名の「ミュージック」は、彼が没頭している音楽そのものを表わし、「ソウルチャイルド」はミュージックの裏にあるアイデアそのものを意味する。同時にソウル・ミュージック界の過去の偉大な先輩たちへの敬意を表わし、ソウル・ジャイアンツのレガシーを今に伝えることを意味している。アルバム5枚リリースし、32歳という若さながら、1950年代、1960年代からのソウル・ジャイアンツを大変よく勉強している人物だ。
■ 最新作通算5作目『オンマイレイディオ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F5DE0C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ミュージック・ソウルチャイルド/Musiq Soulchild(Vocals)
エンジェル/Angel (BackgroundVocals)
ティナ・ローズ/Tina Rose (BackgroundVocals)
ディーンナ・ホウキンス/Deanna Hawkins(Keyboards)
トレ・L/Tré L(Keyboards)
ジェニファー・ブリス/Jennifer Bliss(Guitar)
テジャ・オン・バス;T・ヴィール/Teja on Bass;T.Veal(Bass)
イェニース・ヘスター/Jhenese Hester(Drums)
■セットリスト ミュージック・ソウルチャイルド @ビルボードライブ東京、2009年9月28日(月)
Setlist: Musiq Soulchild @ Billboard Live Tokyo, September 28, 2009
* denotes from latest album "ONMYRADIO"
(1)=first album, (2)=second album, (3)=third album, (4)=4th album
show started 21:34
01. Backagain *
02. Until *
03. Halfcrazy ~ including a riff of Vivre Pour Vivre (パリのめぐり逢い)(2)
04. Ifuleave *
05. Teachme (4)
06. Loveofmylife *
07. Moneyright *
08. Don’t Change (2)
09. Love (1)
10. I’mwithyou
11. So Beautiful *
12. Radio *
13. Justfriends (1)
14. b.u.d.d.y (4)
Enc. Forthenight (3)
show ended 22:40
(2009年9月28日月曜、ビルボードライブ東京=ミュージック・ソウルチャイルド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Musiq Soulchild
2009-118
○ソウル・パワー、盛りだくさん
2009年9月28日 音楽【Soul Power 2009】
盛りだくさん。
4回目となった「ソウル・パワー」は、今回も実に盛りだくさんだった。2日目でいえば、7組のアーティスト(武田と哲也を含めると8組。またスペシャル・ゲストの柳ジョージを含めると9アーティスト)で繰り広げられる4時間超の大パーティー。
いくつか書き漏らしていることを。
ザ・ファンクス(THE☆FUNKS)の衣装は、ドリーの方は新調だが、弟テリー(ダンスマン)のほうは、マイナー・チェンジだそう。初秋だが、もう実に暑いらしい。兄貴のドリーのほうはただでさえ汗かきらしいので、相当大変だそうだ。
タケが歌う「椛~Momiji」は、2009年10月10日に公開される常盤貴子主演映画『引き出しの中のラブレター』のテーマ曲。なかなかの映画テーマ風のバラードで、おそらく会場の人たちもほとんど初めて聴くことになったと思うが、しんみりとさせていた。
ズーコのところでは、3曲目の「二人のラブ・ゾーン」で、村上ルイカを呼び込み。ズーコも熱い歌唱を聴かせる。
藤井フミヤはMCで、シャネルズのファンだったというエピソードを披露。免許取立てで車に乗り、すぐに事故をしてしまい、そのときにカーラジオから流れてきたのが、シャネルズの曲だった、とその節(ランナウェイ~~)を歌った。ゴスペラーズを呼び込み、アイズレイ・ブラザーズの「ツイスト&シャウト」のアカペラはまさに「ソウル・パワー」ならではの聴き物。
ゴスペラーズは、初日の「ボディー・コーリング」を2日目でボーイズ・トゥ・メンの「アイル・メイク・ラヴ・トゥ・ユー」に差し替え。これなかなかいい感じで、たとえば、この曲を日本語にして歌ってみたら、どうだろう。タケを呼び込んだアル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」は、本当にこれでもかという可能な限りテンポをスローにして歌いタケ・ワールドを作る。
マーチンは、この日、特別に「さよならいとしのベイビー・ブルース」を増量。どうやら盟友ハセヤンのリクエストだったらしい。MCはあいかわらずおもしろい。なんといっても、昼過ぎに会場に入って、7時半過ぎまで出番がまったくないのはソウル・パワー始まって以来とのこと。思わず昼寝してしまうのではないか、という感じらしい。(笑)
そして、MC絶好調は、ブラザー・トム。意味不明な壊れた日本語をしゃべり、観客を操っていた。「どうせ、俺たちにはヒット曲は1曲しかありませんから」という自虐ネタも最高に受けていた。さらに、ウェイブを前から後ろ、右から左にやらせるところなんぞ、観客の手玉の取り方が実に最高。それにしても「ウォント・ビー・ロング」で武道館全員の腕がこぶしを握りながら上下するのを見るとすごいなあ、と思う。
そしてアンコールでは、「武田と哲也」が、またまたJBネタをやってから、マイケルに持っていく。「今年はMJですよ、MJ」 初日はMJと言われ、村上が「村上ジャクソン」、2日目は「みうらじゅん」と答え笑いを誘う。マイケル・メドレーの振り付けがゴスペラーズの「1,2,3 for 5」を振付けたもうひとりのマイケルことマイケル鶴岡だ。
+++++
ライヴ後黒沢さんから打ち上げに誘われたのだが、ブログをアップしてから行こうと思って、ブログを昨日書き終えたら、くたくたになって行けませんでした。何時までやったのかなあ。
◎出演アーティスト最新関連CD、DVD
■ スクープ・オン・サムバディー 最新作『Love Ballads Best Of S.O.S.Ballads』(2009年9月30日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFXG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ズーコ 『Reality of Life』(2009年7月24日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002C006HI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 藤井フミヤ 『F’s シネマ』(2009年9月30日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFVI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ゴスペラーズ 2009年10月28日発売 『Love Notes II』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA47I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 鈴木雅之 DVD 『TASTE OF MARTINI TOUR 2009 STILL GOLD』(2009年9月16日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002B5WVQ8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 柳ジョージ 『ベスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006FGVD4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ バブルガム・ブラザーズ シングル「Mornin’」(2009年10月14日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6AZ2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Soul Power 2009
盛りだくさん。
4回目となった「ソウル・パワー」は、今回も実に盛りだくさんだった。2日目でいえば、7組のアーティスト(武田と哲也を含めると8組。またスペシャル・ゲストの柳ジョージを含めると9アーティスト)で繰り広げられる4時間超の大パーティー。
いくつか書き漏らしていることを。
ザ・ファンクス(THE☆FUNKS)の衣装は、ドリーの方は新調だが、弟テリー(ダンスマン)のほうは、マイナー・チェンジだそう。初秋だが、もう実に暑いらしい。兄貴のドリーのほうはただでさえ汗かきらしいので、相当大変だそうだ。
タケが歌う「椛~Momiji」は、2009年10月10日に公開される常盤貴子主演映画『引き出しの中のラブレター』のテーマ曲。なかなかの映画テーマ風のバラードで、おそらく会場の人たちもほとんど初めて聴くことになったと思うが、しんみりとさせていた。
ズーコのところでは、3曲目の「二人のラブ・ゾーン」で、村上ルイカを呼び込み。ズーコも熱い歌唱を聴かせる。
藤井フミヤはMCで、シャネルズのファンだったというエピソードを披露。免許取立てで車に乗り、すぐに事故をしてしまい、そのときにカーラジオから流れてきたのが、シャネルズの曲だった、とその節(ランナウェイ~~)を歌った。ゴスペラーズを呼び込み、アイズレイ・ブラザーズの「ツイスト&シャウト」のアカペラはまさに「ソウル・パワー」ならではの聴き物。
ゴスペラーズは、初日の「ボディー・コーリング」を2日目でボーイズ・トゥ・メンの「アイル・メイク・ラヴ・トゥ・ユー」に差し替え。これなかなかいい感じで、たとえば、この曲を日本語にして歌ってみたら、どうだろう。タケを呼び込んだアル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」は、本当にこれでもかという可能な限りテンポをスローにして歌いタケ・ワールドを作る。
マーチンは、この日、特別に「さよならいとしのベイビー・ブルース」を増量。どうやら盟友ハセヤンのリクエストだったらしい。MCはあいかわらずおもしろい。なんといっても、昼過ぎに会場に入って、7時半過ぎまで出番がまったくないのはソウル・パワー始まって以来とのこと。思わず昼寝してしまうのではないか、という感じらしい。(笑)
そして、MC絶好調は、ブラザー・トム。意味不明な壊れた日本語をしゃべり、観客を操っていた。「どうせ、俺たちにはヒット曲は1曲しかありませんから」という自虐ネタも最高に受けていた。さらに、ウェイブを前から後ろ、右から左にやらせるところなんぞ、観客の手玉の取り方が実に最高。それにしても「ウォント・ビー・ロング」で武道館全員の腕がこぶしを握りながら上下するのを見るとすごいなあ、と思う。
そしてアンコールでは、「武田と哲也」が、またまたJBネタをやってから、マイケルに持っていく。「今年はMJですよ、MJ」 初日はMJと言われ、村上が「村上ジャクソン」、2日目は「みうらじゅん」と答え笑いを誘う。マイケル・メドレーの振り付けがゴスペラーズの「1,2,3 for 5」を振付けたもうひとりのマイケルことマイケル鶴岡だ。
+++++
ライヴ後黒沢さんから打ち上げに誘われたのだが、ブログをアップしてから行こうと思って、ブログを昨日書き終えたら、くたくたになって行けませんでした。何時までやったのかなあ。
◎出演アーティスト最新関連CD、DVD
■ スクープ・オン・サムバディー 最新作『Love Ballads Best Of S.O.S.Ballads』(2009年9月30日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFXG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ズーコ 『Reality of Life』(2009年7月24日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002C006HI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 藤井フミヤ 『F’s シネマ』(2009年9月30日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFVI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ゴスペラーズ 2009年10月28日発売 『Love Notes II』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA47I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 鈴木雅之 DVD 『TASTE OF MARTINI TOUR 2009 STILL GOLD』(2009年9月16日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002B5WVQ8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 柳ジョージ 『ベスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006FGVD4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ バブルガム・ブラザーズ シングル「Mornin’」(2009年10月14日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6AZ2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Soul Power 2009
◆ソウル・パワー・東京サミット2009(Day 2)
2009年9月27日 音楽【SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2009 (Day 2)】
絆。
出会い、一期一会(いちごいちえ)。スケジュールに追われ、次々と仕事をこなしていくミュージシャン、アーティストたち。そんな彼らがある日、どこかで、何かの理由で出会う。その中には意気投合するものもいれば、なんの化学反応も起こらない組み合わせもある。お互い近いものを感じ、いずれ何かやろうと思っても、「今度ゆっくり」の挨拶が社交辞令としてむなしく霧のように消えてしまうこともある。だが、そんな無数の一期一会から物事が発展することがある。それは奇跡であり、必然だ。
今年で4年目を迎えた大イヴェント「ソウル・パワー・サミット」は、そんな奇跡と必然から生まれる一期一会の夢を実現する場だ。
ゴスペラッツやゴスペラーズと藤井フミヤのテレビ番組での出会い。コラボレーション・アルバムへの参加。そこで深まる絆から一直線で「ソウル・パワー」にたどり着いた。
すでに初回「ソウル・パワー・サミット」にミラーボール星からはるばるやってきたミラーボール人、ダンス☆マンがその兄を連れてきて結成したユニット、ザ・ファンクス。フィル・コリンズの「イージー・ラヴァー」をもじって「じーじばーば」、途中に「千の風」まではさみこんだ。スウィングアウト・シスターズの「ブレイクアウト」をもじって「夏の恋は無礼講」。字幕付きのパフォーマンスは、ダンス☆マン、いやファンクスならではのやさしさだ。
スクープは、映画のテーマ曲となる「椛~Momiji」を熱唱、「Key Of Life」の最後の方ではまさにゴスペルを彷彿とさせるパフォーマンスを見せ、観客を震撼とさせた。タケは、本当にセクシーでセンシュアル。日本で一番フェロモンを出すシンガーだ。
藤井フミヤの1曲目は実にファンキーな曲。そして、ジェームス・ブラウンを思わせるマイク・スタンドをけり、引き戻すパフォーマンスをこれでもかこれでもかとやる。彼は日本で一番マイク・パフォーマンスがうまい男だ。そして、ジャンプしてスピリット着地。新曲「嵐の海」は奥田民夫作。『Fズ・キッチン』から。彼がこんなにも踊るとは思わなかった。「SOUL POWER」にふさわしい。
各アーティストみな、それぞれ新曲を披露する中、ゴスペラーズの新曲は「ラヴ・ノーツ」。また、彼らの中ではもうひとりのトリビュートということで、忌野清志郎の「スロー・バラード」を村上てつやが熱唱。曲がいかにもメンフィス・ソウルという雰囲気の重厚なバラードだった。最後、村上のヴォイスは武道館の天井を突き破って清志郎の元に届いたに違いない。
マーチンは、最新作から「スティル・ゴールド」、そして最新作で曲を提供してくれた柳ジョージを招き、彼の作品「ジョアンナ」を。さらに、マーチンの歌の伴奏に、ぜいたくにも柳のギターをフィーチャー。さらに途中からトランペットに幼稚園から一緒の桑野信義が加わっていた。かつてマーチンがあこがれた柳をこのステージに招く。一期一会が、第二段階に進んだ瞬間だ。
ソロで参加してきたブラザー・コーンが、ついにあのバブルガム・ブラザーズの一員として、2人でステージに立つ。ブラザー・トムは、訳のわからないMCやウェイヴの扇動で武道館をお笑いの演芸場にしてしまった。そして、バブルたちも新曲「モーニング」を披露。「ウォント・ビー・ロング」はかなりの長尺で、ミラーボールが回り武道館を一大ディスコにした。それにしても、ブラザー・トムのMCのこわれっぷりには大いに笑った。
最後のアンコールのマイケル・ジャクソン・トリビュートは、圧巻。イントロなどのリフ演奏だけのものも含め12曲。なんちゃってムーンウォークも披露し、大宴会が盛り上がる。このアレンジは、コウイチロウのもの。
アンコールも終え、ミュージシャン、シンガーら参加メンバー全員が最後の挨拶をしているときに、ひとり行方不明になったブラザー・トム。全員が舞台からはけた後、舞台袖にあった黒の棺の扉がおもむろに開く。すると、銀色の手袋をした手が伸びてくる。起き上がるとそれはブラザー・トム。「みんな帰っちゃったんだ」と言って、そそくさと消えて行った。最後のオチだった。
土曜日は初日と比べ、ズーコの3曲、ゴスペラーズの中でタケを呼び込んだ「レッツ・ステイ・トゥゲザー」、マーチンの「さよならいとしのベイビー・ブルース」が増量。結局、1時間早く始まったにもかかわらず終演は21時42分と前日(21時56分)と14分ほどしか変わらなかった。
ミュージシャンにも新旧の再会がある。マーチン・バンドのギター、武内享と藤井フミヤは元チェッカーズ。バブルのバックを支えていたのが、今回のドラムス岸田容男、サスケホーンズというホーン隊。
ステージの上では、まさに絆と絆が交錯していた。
果たして、来年はどのような新たな出会いがステージ上で交錯するのだろうか。そして、どんな絆を観客は目撃することができるのだろうか。
■ 過去ソウル・パワー関連記事(初回から3回目まで)
September 26, 2009 13:54:29
ソウル・パワー・東京サミット2009(Day 1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10351045775.html
September 25, 2008 03:04:52
ソウル・パワー2008~2日間を見て
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080925.html
September 22, 2008
Soul Power 2008: Tokyo Summit Day Two:
http://blog.soulsearchin.com/archives/002679.html
September 21, 2008
Soul Power Summit 2008 Tokyo: Day One
http://blog.soulsearchin.com/archives/002678.html
August 12, 2007
Soul Power Tokyo Summit 2007: Singing Is Joy
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200708/2007_08_12.html
July 31, 2007
Soul Power Summit 2007: Full Of Surprise
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200707/2007_07_31.html
July 27, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_27.html
August 01, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006: A Leader Said "Thank You" To Another Leader
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_08_01.html
■ メンバー
ARTISTS
鈴木雅之
ゴスペラーズ
北山陽一/黒沢薫/酒井雄二/村上てつや/安岡優
Skoop On Somebody
TAKE(Vocal)/KO-ICHIRO(Keyboards)
Da Bubble Gum Brothers
Bro.KONE/Bro.TOM
藤井フミヤ
THE☆FUNKS
May J. ※9/23大阪公演のみ
ZOOCO ※9/26東京公演のみ
SPECIAL GUEST
柳ジョージ(Vocal)
桑野信義 (Trumpet)
MUSICIANS
小松秀行(Bass)
岸田容男(Drums)
武内享(Guitar)
古澤衛(Guitar)
高尾直樹(Chorus)
有坂美香(Chorus)
岩沢あいさ(Chorus)
本間将人(Sax,Key)
武藤良明(Guitar)
上條頌(Guitar)
坂東慧(Drums)
園田涼(Key)
後藤克臣(Bass)
佐藤雄大(Key)
大井洋輔(スパム)(MP)
Luis Valle (ルイス バジェ)(Tp)
竹野昌邦(Sax)
SASUKE(Tb)
横尾隆
茂住亮介
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット (東京初日)
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMMIT September 25, 2009 Friday
( )=denotes original artist
show started 18:30
01. The☆Funksのテーマ [The☆Funks]
02. じーじばーば (Easy Lover=Philip Bailey & Phil Collins) [The☆Funks]
03. 夏の恋は無礼講 (Breakout=Swing Out Sisters) [The☆Funks]
04. ソウル・リヴァイヴァー [Skoop On Somebody]
05. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
06. 椛~Momiji [Skoop On Somebody]
07. Key Of Love [Skoop On Somebody]
08. Time Limit [藤井フミヤ]
09. 女神(エロス) [藤井フミヤ]
10.嵐の海 [藤井フミヤ]
11. Twist And Shout (Isley Brothers) [藤井フミヤ]+[Gospellers]
12. Rail Road [藤井フミヤ]+[Gospellers]
13. 告白 [Gospellers]
14. Body Calling [Gospellers]
15. Slow Luv [Gospellers]
16. ラヴ・ノーツ [Gospellers]
17. スロー・バラード [Gospellers]
18. 1,2,3 For 5 [Gospellers]
19. Still Gold [鈴木雅之]
20. 青い瞳のステラ 青い瞳のステラ 1962年夏・・・[鈴木雅之] + [柳ジョージ]
21. ジョアンナ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
22. 雨に泣いてる [鈴木雅之] + [柳ジョージ] + [桑野信義]
23. 愛してるのに [鈴木雅之] + [桑野信義]
24. Daddy’s Party Night (懲りないオヤジの応援歌)[Da Bubble Gum Brothers]
25. Morning [Da Bubble Gum Brothers] + [Metis]
26. Won’t Be Long [Da Bubble Gum Brothers] + [エナメル・ブラザーズ] [武田と哲也][ゴスペラッツ][The☆Funks][Gospellers]
Enc. Michael Jackson Medley: Thriller / Can You Feel It / Rock With You (Take) / Heartbreak Hotel / Black Or White (北山陽一) / I Want You Back (Metis) / ABC / I’ll Be There (藤井フミヤ、鈴木雅之、Bro.Kone、岩沢あいさ、有坂美香) / Billie Jean / Thriller / Beat It / Bad [All Cast]
Enc. Heal The World (Instrumental) Introducing members
show ended 21:56
CD Never Can Say Goodby [Jackson Five]
(2009年9月25日金曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Sumit 2009
2009-116
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット (東京2日目)
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMMIT September 26, 2009, Saturday
*が東京初日との違い。
show started 17:30
01. The☆Funksのテーマ [The☆Funks]
02. じーじばーば (Easy Lover) [The☆Funks]
03. 夏の恋は無礼講 (Breakout) [The☆Funks]
04. ソウル・リヴァイヴァー [Skoop On Somebody]
05. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
06. 椛~Momiji [Skoop On Somebody]
07. Key Of Love [Skoop On Somebody]
08. Love Power [Zooco] *
>> a riff of "Tonight I Celebrate My Love For You"
09. 世界が終わる前に [Zooco] *
10. 二人のラブ・ゾーン [Zooco] *
11. Time Limit [藤井フミヤ]
12. 女神(エロス) [藤井フミヤ]
>> a riff of "Runaway"
13.嵐の海 [藤井フミヤ]
14. Twist And Shout (Isley Brothers) [藤井フミヤ]+[Gospellers]
15. Rail Road [藤井フミヤ]+[Gospellers]
16. 告白 [Gospellers]
17. I’ll Make Love To You (Boyz II Men) [Gospellers] +
18. Slow Luv [Gospellers]
19. Let’s Stay Together (Al Green) [Gospellers] + [Take] *
20. ラヴ・ノーツ [Gospellers]
21. スロー・バラード [Gospellers]
22. 1,2,3 For 5 [Gospellers]
23. Still Gold [鈴木雅之]
24. さよならいとしのBaby Blues [鈴木雅之] *
25. 青い瞳のステラ 青い瞳のステラ 1962年夏・・・ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
26. ジョアンナ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
27. 雨に泣いてる [鈴木雅之] + [柳ジョージ] + [桑野信義]
28. 愛してるのに [鈴木雅之] + [桑野信義]
29. Daddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)[Da Bubble Gum Brothers]
30. Morning [Da Bubble Gum Brothers] + [Metis]
31. Won’t Be Long [Da Bubble Gum Brothers] + [エナメル・ブラザーズ] [武田と哲也][ゴスペラッツ][The☆Funks]
Enc. A riff of Sex Machine [武田と哲也]
Enc. Michael Jackson Medley: Thriller / Can You Feel It / Rock With You (Take) / Heartbreak Hotel / Black Or White (北山陽一) / I Want You Back (Metis) / ABC / I’ll Be There (藤井フミヤ、鈴木雅之、Bro.Kone、Zooco) / Billie Jean / Thriller / Beat It / Bad [All Cast]
Enc. Heal The World (Instrumental) Introducing members
show ended 21:42
(2009年9月26日土曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Tokyo Summit 2009
2009-117
大阪は、スクープのあとにメイJが下記3曲。ゴスペラーズの2曲目は、「ボディー・コーリング」、さらに4曲目にタケを呼び込み「レッツ・ステイ・トゥゲザー」を。
MAY J.
1、Garden
2、Always Be My Baby (Mariah Carey)
3、旅立つ君に
(2009年9月23日水曜、大阪城ホール=ソウル・パワー2009なにわサミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Naniwa Summit 2009
絆。
出会い、一期一会(いちごいちえ)。スケジュールに追われ、次々と仕事をこなしていくミュージシャン、アーティストたち。そんな彼らがある日、どこかで、何かの理由で出会う。その中には意気投合するものもいれば、なんの化学反応も起こらない組み合わせもある。お互い近いものを感じ、いずれ何かやろうと思っても、「今度ゆっくり」の挨拶が社交辞令としてむなしく霧のように消えてしまうこともある。だが、そんな無数の一期一会から物事が発展することがある。それは奇跡であり、必然だ。
今年で4年目を迎えた大イヴェント「ソウル・パワー・サミット」は、そんな奇跡と必然から生まれる一期一会の夢を実現する場だ。
ゴスペラッツやゴスペラーズと藤井フミヤのテレビ番組での出会い。コラボレーション・アルバムへの参加。そこで深まる絆から一直線で「ソウル・パワー」にたどり着いた。
すでに初回「ソウル・パワー・サミット」にミラーボール星からはるばるやってきたミラーボール人、ダンス☆マンがその兄を連れてきて結成したユニット、ザ・ファンクス。フィル・コリンズの「イージー・ラヴァー」をもじって「じーじばーば」、途中に「千の風」まではさみこんだ。スウィングアウト・シスターズの「ブレイクアウト」をもじって「夏の恋は無礼講」。字幕付きのパフォーマンスは、ダンス☆マン、いやファンクスならではのやさしさだ。
スクープは、映画のテーマ曲となる「椛~Momiji」を熱唱、「Key Of Life」の最後の方ではまさにゴスペルを彷彿とさせるパフォーマンスを見せ、観客を震撼とさせた。タケは、本当にセクシーでセンシュアル。日本で一番フェロモンを出すシンガーだ。
藤井フミヤの1曲目は実にファンキーな曲。そして、ジェームス・ブラウンを思わせるマイク・スタンドをけり、引き戻すパフォーマンスをこれでもかこれでもかとやる。彼は日本で一番マイク・パフォーマンスがうまい男だ。そして、ジャンプしてスピリット着地。新曲「嵐の海」は奥田民夫作。『Fズ・キッチン』から。彼がこんなにも踊るとは思わなかった。「SOUL POWER」にふさわしい。
各アーティストみな、それぞれ新曲を披露する中、ゴスペラーズの新曲は「ラヴ・ノーツ」。また、彼らの中ではもうひとりのトリビュートということで、忌野清志郎の「スロー・バラード」を村上てつやが熱唱。曲がいかにもメンフィス・ソウルという雰囲気の重厚なバラードだった。最後、村上のヴォイスは武道館の天井を突き破って清志郎の元に届いたに違いない。
マーチンは、最新作から「スティル・ゴールド」、そして最新作で曲を提供してくれた柳ジョージを招き、彼の作品「ジョアンナ」を。さらに、マーチンの歌の伴奏に、ぜいたくにも柳のギターをフィーチャー。さらに途中からトランペットに幼稚園から一緒の桑野信義が加わっていた。かつてマーチンがあこがれた柳をこのステージに招く。一期一会が、第二段階に進んだ瞬間だ。
ソロで参加してきたブラザー・コーンが、ついにあのバブルガム・ブラザーズの一員として、2人でステージに立つ。ブラザー・トムは、訳のわからないMCやウェイヴの扇動で武道館をお笑いの演芸場にしてしまった。そして、バブルたちも新曲「モーニング」を披露。「ウォント・ビー・ロング」はかなりの長尺で、ミラーボールが回り武道館を一大ディスコにした。それにしても、ブラザー・トムのMCのこわれっぷりには大いに笑った。
最後のアンコールのマイケル・ジャクソン・トリビュートは、圧巻。イントロなどのリフ演奏だけのものも含め12曲。なんちゃってムーンウォークも披露し、大宴会が盛り上がる。このアレンジは、コウイチロウのもの。
アンコールも終え、ミュージシャン、シンガーら参加メンバー全員が最後の挨拶をしているときに、ひとり行方不明になったブラザー・トム。全員が舞台からはけた後、舞台袖にあった黒の棺の扉がおもむろに開く。すると、銀色の手袋をした手が伸びてくる。起き上がるとそれはブラザー・トム。「みんな帰っちゃったんだ」と言って、そそくさと消えて行った。最後のオチだった。
土曜日は初日と比べ、ズーコの3曲、ゴスペラーズの中でタケを呼び込んだ「レッツ・ステイ・トゥゲザー」、マーチンの「さよならいとしのベイビー・ブルース」が増量。結局、1時間早く始まったにもかかわらず終演は21時42分と前日(21時56分)と14分ほどしか変わらなかった。
ミュージシャンにも新旧の再会がある。マーチン・バンドのギター、武内享と藤井フミヤは元チェッカーズ。バブルのバックを支えていたのが、今回のドラムス岸田容男、サスケホーンズというホーン隊。
ステージの上では、まさに絆と絆が交錯していた。
果たして、来年はどのような新たな出会いがステージ上で交錯するのだろうか。そして、どんな絆を観客は目撃することができるのだろうか。
■ 過去ソウル・パワー関連記事(初回から3回目まで)
September 26, 2009 13:54:29
ソウル・パワー・東京サミット2009(Day 1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10351045775.html
September 25, 2008 03:04:52
ソウル・パワー2008~2日間を見て
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080925.html
September 22, 2008
Soul Power 2008: Tokyo Summit Day Two:
http://blog.soulsearchin.com/archives/002679.html
September 21, 2008
Soul Power Summit 2008 Tokyo: Day One
http://blog.soulsearchin.com/archives/002678.html
August 12, 2007
Soul Power Tokyo Summit 2007: Singing Is Joy
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200708/2007_08_12.html
July 31, 2007
Soul Power Summit 2007: Full Of Surprise
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200707/2007_07_31.html
July 27, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_27.html
August 01, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006: A Leader Said "Thank You" To Another Leader
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_08_01.html
■ メンバー
ARTISTS
鈴木雅之
ゴスペラーズ
北山陽一/黒沢薫/酒井雄二/村上てつや/安岡優
Skoop On Somebody
TAKE(Vocal)/KO-ICHIRO(Keyboards)
Da Bubble Gum Brothers
Bro.KONE/Bro.TOM
藤井フミヤ
THE☆FUNKS
May J. ※9/23大阪公演のみ
ZOOCO ※9/26東京公演のみ
SPECIAL GUEST
柳ジョージ(Vocal)
桑野信義 (Trumpet)
MUSICIANS
小松秀行(Bass)
岸田容男(Drums)
武内享(Guitar)
古澤衛(Guitar)
高尾直樹(Chorus)
有坂美香(Chorus)
岩沢あいさ(Chorus)
本間将人(Sax,Key)
武藤良明(Guitar)
上條頌(Guitar)
坂東慧(Drums)
園田涼(Key)
後藤克臣(Bass)
佐藤雄大(Key)
大井洋輔(スパム)(MP)
Luis Valle (ルイス バジェ)(Tp)
竹野昌邦(Sax)
SASUKE(Tb)
横尾隆
茂住亮介
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット (東京初日)
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMMIT September 25, 2009 Friday
( )=denotes original artist
show started 18:30
01. The☆Funksのテーマ [The☆Funks]
02. じーじばーば (Easy Lover=Philip Bailey & Phil Collins) [The☆Funks]
03. 夏の恋は無礼講 (Breakout=Swing Out Sisters) [The☆Funks]
04. ソウル・リヴァイヴァー [Skoop On Somebody]
05. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
06. 椛~Momiji [Skoop On Somebody]
07. Key Of Love [Skoop On Somebody]
08. Time Limit [藤井フミヤ]
09. 女神(エロス) [藤井フミヤ]
10.嵐の海 [藤井フミヤ]
11. Twist And Shout (Isley Brothers) [藤井フミヤ]+[Gospellers]
12. Rail Road [藤井フミヤ]+[Gospellers]
13. 告白 [Gospellers]
14. Body Calling [Gospellers]
15. Slow Luv [Gospellers]
16. ラヴ・ノーツ [Gospellers]
17. スロー・バラード [Gospellers]
18. 1,2,3 For 5 [Gospellers]
19. Still Gold [鈴木雅之]
20. 青い瞳のステラ 青い瞳のステラ 1962年夏・・・[鈴木雅之] + [柳ジョージ]
21. ジョアンナ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
22. 雨に泣いてる [鈴木雅之] + [柳ジョージ] + [桑野信義]
23. 愛してるのに [鈴木雅之] + [桑野信義]
24. Daddy’s Party Night (懲りないオヤジの応援歌)[Da Bubble Gum Brothers]
25. Morning [Da Bubble Gum Brothers] + [Metis]
26. Won’t Be Long [Da Bubble Gum Brothers] + [エナメル・ブラザーズ] [武田と哲也][ゴスペラッツ][The☆Funks][Gospellers]
Enc. Michael Jackson Medley: Thriller / Can You Feel It / Rock With You (Take) / Heartbreak Hotel / Black Or White (北山陽一) / I Want You Back (Metis) / ABC / I’ll Be There (藤井フミヤ、鈴木雅之、Bro.Kone、岩沢あいさ、有坂美香) / Billie Jean / Thriller / Beat It / Bad [All Cast]
Enc. Heal The World (Instrumental) Introducing members
show ended 21:56
CD Never Can Say Goodby [Jackson Five]
(2009年9月25日金曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Sumit 2009
2009-116
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット (東京2日目)
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMMIT September 26, 2009, Saturday
*が東京初日との違い。
show started 17:30
01. The☆Funksのテーマ [The☆Funks]
02. じーじばーば (Easy Lover) [The☆Funks]
03. 夏の恋は無礼講 (Breakout) [The☆Funks]
04. ソウル・リヴァイヴァー [Skoop On Somebody]
05. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
06. 椛~Momiji [Skoop On Somebody]
07. Key Of Love [Skoop On Somebody]
08. Love Power [Zooco] *
>> a riff of "Tonight I Celebrate My Love For You"
09. 世界が終わる前に [Zooco] *
10. 二人のラブ・ゾーン [Zooco] *
11. Time Limit [藤井フミヤ]
12. 女神(エロス) [藤井フミヤ]
>> a riff of "Runaway"
13.嵐の海 [藤井フミヤ]
14. Twist And Shout (Isley Brothers) [藤井フミヤ]+[Gospellers]
15. Rail Road [藤井フミヤ]+[Gospellers]
16. 告白 [Gospellers]
17. I’ll Make Love To You (Boyz II Men) [Gospellers] +
18. Slow Luv [Gospellers]
19. Let’s Stay Together (Al Green) [Gospellers] + [Take] *
20. ラヴ・ノーツ [Gospellers]
21. スロー・バラード [Gospellers]
22. 1,2,3 For 5 [Gospellers]
23. Still Gold [鈴木雅之]
24. さよならいとしのBaby Blues [鈴木雅之] *
25. 青い瞳のステラ 青い瞳のステラ 1962年夏・・・ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
26. ジョアンナ [鈴木雅之] + [柳ジョージ]
27. 雨に泣いてる [鈴木雅之] + [柳ジョージ] + [桑野信義]
28. 愛してるのに [鈴木雅之] + [桑野信義]
29. Daddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)[Da Bubble Gum Brothers]
30. Morning [Da Bubble Gum Brothers] + [Metis]
31. Won’t Be Long [Da Bubble Gum Brothers] + [エナメル・ブラザーズ] [武田と哲也][ゴスペラッツ][The☆Funks]
Enc. A riff of Sex Machine [武田と哲也]
Enc. Michael Jackson Medley: Thriller / Can You Feel It / Rock With You (Take) / Heartbreak Hotel / Black Or White (北山陽一) / I Want You Back (Metis) / ABC / I’ll Be There (藤井フミヤ、鈴木雅之、Bro.Kone、Zooco) / Billie Jean / Thriller / Beat It / Bad [All Cast]
Enc. Heal The World (Instrumental) Introducing members
show ended 21:42
(2009年9月26日土曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Tokyo Summit 2009
2009-117
大阪は、スクープのあとにメイJが下記3曲。ゴスペラーズの2曲目は、「ボディー・コーリング」、さらに4曲目にタケを呼び込み「レッツ・ステイ・トゥゲザー」を。
MAY J.
1、Garden
2、Always Be My Baby (Mariah Carey)
3、旅立つ君に
(2009年9月23日水曜、大阪城ホール=ソウル・パワー2009なにわサミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Naniwa Summit 2009
★ソウル・パワー・東京サミット2009(Day 1)
2009年9月26日 音楽(内容が若干でます。ネタバレに配慮はしますが、これからごらんになる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください。なお、セットリストは明日のブログでご紹介します)
【SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2009】
パワー。
日本のソウル・ミュージック好きミュージシャンたちが一堂に会して年1回行われている「ソウル・パワー・サミットSOUL POWER SUMMIT2009」。2006年から始まって今年で4回目を迎える。初日は2009年9月23日(水曜=祝日)大阪で行われ、25日(金)、東京の武道館で行われた。(ライヴ自体は9月26日=土=にも行われる)
今年の目玉は、リーダー格マーチンによれば、「バブルガム・ブラザーズの正式な復活と、藤井フミヤの参加、そして、マイケル・トリビュート」だという。3時間超の実に密度の濃い音楽イヴェントだった。
いきなり、謎のグループ、ファンクス(The☆Fanks)の登場だ。実は、これ、ダンス☆マンとゴスペラーズ安岡優さんの新ユニット。すでに横浜ファンク・フェスでちょっとお目見えしていた。ダンス☆マンはミラーボール星からやってきているが、もうひとりはそのダンス☆マンのお兄さんだった。背の高さがかなりデコボコなのだが。(笑)「ファンクを地球に蘇らせよう」という趣旨で地球に兄貴がやってきた。ちなみに、バックのバンドは、いわゆる武哲バンド。
そして、予定では2番目に登場は、新進気鋭の多和田えみだったが、急に体調不良になり、泣く泣く欠席。スクープの登場だ。「椛(もみじ)」、「キー・オブ・ラヴ」など熱唱。タケ(TAKE)さんのヴォーカルで1万人の会場を震撼とさせる。今回はスクープは、コウイチロウ(KO-ICHIRO)さんとタケさんの2人が参加。ここから、バックはコウイチロウさんを含むマーチンのゴールド・メンバーのバンドへ。
今回メインのスペシャル・ゲスト、藤井フミヤ氏。「嵐の海」「女神(エロス)」など3曲、ひときわフミヤ・ファンの熱狂が熱くなった。ここまでフミヤ氏が踊り、そしてまた、ジェームス・ブラウンばりのマイク・スタンド・パフォーマンスを見せるとは。驚いた。そして、ゴスペラーズを呼び込みフミヤ氏とアカペラで1曲。バックは再度武哲バンド。
続いてそのままゴスペラーズ。「告白」から始まり、スロー系、ちょいソウルっぽい感じの曲に、新曲「ラヴ・ノーツ」を含め、70年代風ソウル風振り付けのついた「1,2,3 for 5」まで一気に盛り上げる。
テンポよくマーチンへ。ここから、武哲バンドから再びマーチン・バンドへバトン・タッチ。最新作『スティル・ゴールド(Still Gold)』からタイトル・トラックから始まり、またまたスペシャル・サプライズ・ゲスト的に柳ジョージさんを呼び込む。柳さんとデュオにし、さらに柳さんをギタリストして起用。柳さんは、マーチンとともに渋唱。
そして、今回オフィシャルに堂々登場は、昨年再結成したバブルガム・ブラザーズだ。昨年のカンバック・シングル「ダディーズ・パーティー・ナイト」、1曲(こんど出る新曲)はさんで、「ウォント・ビー・ロング」で、もう武道館は大ディスコ。ミラーボールが周り、アリーナは熱狂のダンスフロアに。
本編終わり、アンコールは、9時だよ全員集合ということで、今年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンへのトリビュート。メンバー全員、踊る踊る。ジャクソン・ファイヴばりあり、マイケルのスリラー・ダンスあり、なんちゃってムーンウォークありの15分超のメドレー。ここまでやれば、天国のマイケル・ジャクソンも武道館の頭上から微笑んでいることだろう。
それにしても、密度の濃い3時間超のイヴェント。ほんとに、トイレに行く暇がない…。土曜は、ズーコの出演が決まっており、また、ひょっとしたら大阪ソウル・パワーに出演したメイJも顔を見せるかもしれないので、昨日より少し伸びそうな気配だ。
(詳細、メンバー、セットリストなどは明日のブログに掲載します)
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMITT
show started 18:30
01.
Enc.
show ended 21:56
(2009年9月25日金曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Sumitt 2009/09/25
2009-116
【SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2009】
パワー。
日本のソウル・ミュージック好きミュージシャンたちが一堂に会して年1回行われている「ソウル・パワー・サミットSOUL POWER SUMMIT2009」。2006年から始まって今年で4回目を迎える。初日は2009年9月23日(水曜=祝日)大阪で行われ、25日(金)、東京の武道館で行われた。(ライヴ自体は9月26日=土=にも行われる)
今年の目玉は、リーダー格マーチンによれば、「バブルガム・ブラザーズの正式な復活と、藤井フミヤの参加、そして、マイケル・トリビュート」だという。3時間超の実に密度の濃い音楽イヴェントだった。
いきなり、謎のグループ、ファンクス(The☆Fanks)の登場だ。実は、これ、ダンス☆マンとゴスペラーズ安岡優さんの新ユニット。すでに横浜ファンク・フェスでちょっとお目見えしていた。ダンス☆マンはミラーボール星からやってきているが、もうひとりはそのダンス☆マンのお兄さんだった。背の高さがかなりデコボコなのだが。(笑)「ファンクを地球に蘇らせよう」という趣旨で地球に兄貴がやってきた。ちなみに、バックのバンドは、いわゆる武哲バンド。
そして、予定では2番目に登場は、新進気鋭の多和田えみだったが、急に体調不良になり、泣く泣く欠席。スクープの登場だ。「椛(もみじ)」、「キー・オブ・ラヴ」など熱唱。タケ(TAKE)さんのヴォーカルで1万人の会場を震撼とさせる。今回はスクープは、コウイチロウ(KO-ICHIRO)さんとタケさんの2人が参加。ここから、バックはコウイチロウさんを含むマーチンのゴールド・メンバーのバンドへ。
今回メインのスペシャル・ゲスト、藤井フミヤ氏。「嵐の海」「女神(エロス)」など3曲、ひときわフミヤ・ファンの熱狂が熱くなった。ここまでフミヤ氏が踊り、そしてまた、ジェームス・ブラウンばりのマイク・スタンド・パフォーマンスを見せるとは。驚いた。そして、ゴスペラーズを呼び込みフミヤ氏とアカペラで1曲。バックは再度武哲バンド。
続いてそのままゴスペラーズ。「告白」から始まり、スロー系、ちょいソウルっぽい感じの曲に、新曲「ラヴ・ノーツ」を含め、70年代風ソウル風振り付けのついた「1,2,3 for 5」まで一気に盛り上げる。
テンポよくマーチンへ。ここから、武哲バンドから再びマーチン・バンドへバトン・タッチ。最新作『スティル・ゴールド(Still Gold)』からタイトル・トラックから始まり、またまたスペシャル・サプライズ・ゲスト的に柳ジョージさんを呼び込む。柳さんとデュオにし、さらに柳さんをギタリストして起用。柳さんは、マーチンとともに渋唱。
そして、今回オフィシャルに堂々登場は、昨年再結成したバブルガム・ブラザーズだ。昨年のカンバック・シングル「ダディーズ・パーティー・ナイト」、1曲(こんど出る新曲)はさんで、「ウォント・ビー・ロング」で、もう武道館は大ディスコ。ミラーボールが周り、アリーナは熱狂のダンスフロアに。
本編終わり、アンコールは、9時だよ全員集合ということで、今年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンへのトリビュート。メンバー全員、踊る踊る。ジャクソン・ファイヴばりあり、マイケルのスリラー・ダンスあり、なんちゃってムーンウォークありの15分超のメドレー。ここまでやれば、天国のマイケル・ジャクソンも武道館の頭上から微笑んでいることだろう。
それにしても、密度の濃い3時間超のイヴェント。ほんとに、トイレに行く暇がない…。土曜は、ズーコの出演が決まっており、また、ひょっとしたら大阪ソウル・パワーに出演したメイJも顔を見せるかもしれないので、昨日より少し伸びそうな気配だ。
(詳細、メンバー、セットリストなどは明日のブログに掲載します)
■ セットリスト: ソウル・パワー2009東京サミット
Setlist : SOUL POWER 2009 TOKYO SUMITT
show started 18:30
01.
Enc.
show ended 21:56
(2009年9月25日金曜、日本武道館=ソウル・パワー2009東京サミット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Sumitt 2009/09/25
2009-116
▲アシュフォード&シンプソン、11月に初来日決定
2009年9月25日 音楽【Ashford & Simpson: First Japan Concert Ever In November】
初来日。
1960年代にはモータウン・レコード所属のソングライターとして活躍、シンガーとしても作品をだし、その後、デュオ・チームとして1970年代から多くのヒットを放ったおしどり夫婦チーム、アシュフォード&シンプソンの初来日が決まった。2009年11月19日木曜から11月22日日曜まで4日間、東京ブルーノートでの単独公演になる。
アシュフォード&シンプソンは、ニコラス・アシュフォード(男性・1942年5月4日、サウス・キャロライナ生まれ=作詞家)とヴァレリー・シンプソン(女性・1946年8月26日、ニューヨーク生まれ=作曲家)の2人によるデュオ。2人は1964年、ハーレムの教会で出会い、音楽的パートナーになり、その後結婚。ニューヨークを本拠にソングライター・チームとして活躍、レイ・チャールズに「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」(1966年)などのヒットを提供。これに注目したベリー・ゴーディーの声がかりで同年、モータウン入り。モータウンで多数の作品を書くようになる。作曲した代表的なヒットは、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」、「ユア・プレシャス・ラヴ」、「ユーアー・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲットバイ」、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(後にダイアナ・ロスもカヴァー)、ダイアナ・ロスの「リーチ・アウト・アンド・タッチ」など、多くの名曲が誕生した。
また、ヴァレリー・シンプソンはダイアナ・ロス的な声を持ち、一時期、ソロ・シンガーとしても作品をだし、いくつか小ヒットが生まれた。ヴァレリーはマーヴィン・ゲイとタミー・テレルのヒットして世に出た「What You Gave Me(ホワット・ユー・ゲイヴ・ミー)」(1969年)など、タミーが病気で録音できなかった際にピンチヒッターで歌っていることが知られている。
デュオのアシュフォード&シンプソンとして、1973年、ワーナー・ブラザーズと契約。「アイド・ノウ・ユー・エニーホエア」のヒットを皮切りに、出すシングルを次々にヒットさせ、人気デュオ・チームとなった。デュオとしての代表作は、「ソー・ソー・サティスファイド」(1977年)、「ドント・コスト・ユア・ナッシン」(1978年)、「イット・シームス・トゥ・ハング・オン」(1978年)、「イズ・イット・スティル・グッド・トゥ・ヤ」(1978年)、「ファンド・ア・キュー」(1979年)など。1982年にキャピトルに移籍し、「ソリッド」(1984年)の大ヒットも生まれている。美しいメロディーと繊細な歌詞が最大の魅力。
ソングライターとしても豊富なカタログを持つが、ビジネス・パーソンとしても、1980年代に「20/20」(トゥエンティー・トゥエンティー)というレストランをオープンしたり、1996年に「シュガー・バー」というライヴも見せるレストランをオープン、これは現在も人気の高い店になっている。
他にソングライターとしての代表作には、フィフス・ディメンションの「カリフォルニア・ソウル」、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ランドロード」、ダイナミック・スペリアーズの「シュー・シュー・シャイン」、シャカ・カーンの「アイム・エヴリ・ウーマン」「クラウズ」など多数。
ニック・アシュフォードは映画『ニュー・ジャック・シティー』(1991年)にも少しだけ顔をだしている。また、ヴァレリーの弟、レイ・シンプソンはゲイのディスコ・グループとして一世を風靡したヴィレッジ・ピープル(「YMCA」他の大ヒット)のリード・シンガー、ヴィクター・ウィリスが辞めた後、リードとしてヴィレッジ・ピープルに入った。また別の弟、ジミー・シンプソンは、「ディスコ・ナイト」でおなじみのグループ、GQなどをプロデュースしている。
来日メンバーなどの詳細は近く発表される。
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=326
一般予約は 2009年10月01日(木)午前11時から。ブルーノートのメンバー「ジャム・セッション」会員の先行予約は 9月24日(木)午前11時から。
■アシュフォード&シンプソン 「ストリート・オペラ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002DQ6RZ6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
ソウル・サーチャーは1985年と1986年、アシュフォード&シンプソンにインタヴューしている。また、LAでライヴ・コンサートを見た。そのあたりの話は、また近いうちにご紹介しよう。彼らもまたアメリカでの人気と日本での人気の格差が激しいだけに、初来日がどのように受け入れられるか注目される。
ENT>ANNOUNCEMENT>Ashford & Simpson
ENT>ARTIST>Ashford & Simpson
初来日。
1960年代にはモータウン・レコード所属のソングライターとして活躍、シンガーとしても作品をだし、その後、デュオ・チームとして1970年代から多くのヒットを放ったおしどり夫婦チーム、アシュフォード&シンプソンの初来日が決まった。2009年11月19日木曜から11月22日日曜まで4日間、東京ブルーノートでの単独公演になる。
アシュフォード&シンプソンは、ニコラス・アシュフォード(男性・1942年5月4日、サウス・キャロライナ生まれ=作詞家)とヴァレリー・シンプソン(女性・1946年8月26日、ニューヨーク生まれ=作曲家)の2人によるデュオ。2人は1964年、ハーレムの教会で出会い、音楽的パートナーになり、その後結婚。ニューヨークを本拠にソングライター・チームとして活躍、レイ・チャールズに「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」(1966年)などのヒットを提供。これに注目したベリー・ゴーディーの声がかりで同年、モータウン入り。モータウンで多数の作品を書くようになる。作曲した代表的なヒットは、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」、「ユア・プレシャス・ラヴ」、「ユーアー・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲットバイ」、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(後にダイアナ・ロスもカヴァー)、ダイアナ・ロスの「リーチ・アウト・アンド・タッチ」など、多くの名曲が誕生した。
また、ヴァレリー・シンプソンはダイアナ・ロス的な声を持ち、一時期、ソロ・シンガーとしても作品をだし、いくつか小ヒットが生まれた。ヴァレリーはマーヴィン・ゲイとタミー・テレルのヒットして世に出た「What You Gave Me(ホワット・ユー・ゲイヴ・ミー)」(1969年)など、タミーが病気で録音できなかった際にピンチヒッターで歌っていることが知られている。
デュオのアシュフォード&シンプソンとして、1973年、ワーナー・ブラザーズと契約。「アイド・ノウ・ユー・エニーホエア」のヒットを皮切りに、出すシングルを次々にヒットさせ、人気デュオ・チームとなった。デュオとしての代表作は、「ソー・ソー・サティスファイド」(1977年)、「ドント・コスト・ユア・ナッシン」(1978年)、「イット・シームス・トゥ・ハング・オン」(1978年)、「イズ・イット・スティル・グッド・トゥ・ヤ」(1978年)、「ファンド・ア・キュー」(1979年)など。1982年にキャピトルに移籍し、「ソリッド」(1984年)の大ヒットも生まれている。美しいメロディーと繊細な歌詞が最大の魅力。
ソングライターとしても豊富なカタログを持つが、ビジネス・パーソンとしても、1980年代に「20/20」(トゥエンティー・トゥエンティー)というレストランをオープンしたり、1996年に「シュガー・バー」というライヴも見せるレストランをオープン、これは現在も人気の高い店になっている。
他にソングライターとしての代表作には、フィフス・ディメンションの「カリフォルニア・ソウル」、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ランドロード」、ダイナミック・スペリアーズの「シュー・シュー・シャイン」、シャカ・カーンの「アイム・エヴリ・ウーマン」「クラウズ」など多数。
ニック・アシュフォードは映画『ニュー・ジャック・シティー』(1991年)にも少しだけ顔をだしている。また、ヴァレリーの弟、レイ・シンプソンはゲイのディスコ・グループとして一世を風靡したヴィレッジ・ピープル(「YMCA」他の大ヒット)のリード・シンガー、ヴィクター・ウィリスが辞めた後、リードとしてヴィレッジ・ピープルに入った。また別の弟、ジミー・シンプソンは、「ディスコ・ナイト」でおなじみのグループ、GQなどをプロデュースしている。
来日メンバーなどの詳細は近く発表される。
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=326
一般予約は 2009年10月01日(木)午前11時から。ブルーノートのメンバー「ジャム・セッション」会員の先行予約は 9月24日(木)午前11時から。
■アシュフォード&シンプソン 「ストリート・オペラ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002DQ6RZ6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
ソウル・サーチャーは1985年と1986年、アシュフォード&シンプソンにインタヴューしている。また、LAでライヴ・コンサートを見た。そのあたりの話は、また近いうちにご紹介しよう。彼らもまたアメリカでの人気と日本での人気の格差が激しいだけに、初来日がどのように受け入れられるか注目される。
ENT>ANNOUNCEMENT>Ashford & Simpson
ENT>ARTIST>Ashford & Simpson
■川崎のソウル・バー「シュガー・シャック」初訪問
2009年9月24日 音楽【Kawasaki Soul Brother’s Bar "Sugar Shack"】
初。
2009年5月21日に正式オープンした川崎シュガーシャック。横浜石川町から移転、オープンしてはや4ヶ月。なかなか訪問する機会がなかったのだが、先日(9月21日=月・祝日)、DJオッシーが1日まわすというので、ついに初訪問。
川崎の繁華街の中。駅からも近い。お店は3階だが、入口からなかなかしゃれた雰囲気が漂う。そして、中に入ると、大きな「SUGAR SHACK」の看板。左側にどーんとカウンター。右側にテーブル席が3つほど。約15坪の店を、スケルトンの状態からデザイナーとともに、新規で作り上げた。正面には大きめのガラスが張られ、外が見え解放感もある。
CDJ、ターンテーブル、そして、セラート・スクラッチ用のパソコン。壁と言う壁がレコード棚になっているが、オウナー石川さん曰く「これでも使わないのは持ってきてないんですよ。(店に)5-6000枚はあると思います」。もちろん、ハードディスクにもひたすら、アナログを取り込んでいるという。
この日はオッシーが朝から晩まで、いや、夕方から夜中まで、ソウル・バー仕様、ラウンジ系選曲で勝負。なぜか店に入った頃は、AORナイトの様相を呈していた。なんでだ。(笑) すると、横から石川さん、「うちは、何でもありですから。がはは」と。横の棚には、AOR関連の本もあった。
石川さんは、体調もいいみたいで、さらにアルコールも適度に入って超ごきげん。帰ろうとすると、「だめです、だめです、お店から一杯出しますから」と引きとめられた。結局、長居してしまった。(笑)
しかし、川崎という土地柄にまだ自分的には若干アウェイ感というか、緊張感が漂う。(苦笑)横浜のほうがよく通っていたからかもしれないが、なかなか行く機会なかったしね。でも、「シュガー・シャック」ができたことで、川崎もなじみの街になりそう。
DJオッシー登場ということもあって、満席。入れ替わり立ち代り、おなじみのお客さん、『ソウル・ブレンズ』ヘヴィー・リスナーらがやってくる。なかなかファンキーなダウンタウン川崎に、おしゃれでクールなソウル・バーが出現した。川崎に新たなるソウル・バーの伝説が生まれる。
■ シュガー・シャック過去関連記事
January 25, 2008
シュガー・シャック秘話
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10067877316.html
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080124.html
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080124.html
November 17, 2007
Yokohama’s Number 1 Soul Bar “Sugar Shack” Will Be Closed After 17 Years
【横浜のソウル・バー「シュガー・シャック」、2008年1月に閉店へ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071117.html
■ シュガー・シャック
郵便番号210-0006
神奈川県川崎市砂子2-11-21 深沢ビル3F
電話 044-223-8131
営業時間 月曜~木曜 18時~2時、金曜・土曜 18時~4時
定休 日曜
チャージ 300円
http://sugarshack.jimdo.com
ENT>SOUL BARS>Sugar Shack
初。
2009年5月21日に正式オープンした川崎シュガーシャック。横浜石川町から移転、オープンしてはや4ヶ月。なかなか訪問する機会がなかったのだが、先日(9月21日=月・祝日)、DJオッシーが1日まわすというので、ついに初訪問。
川崎の繁華街の中。駅からも近い。お店は3階だが、入口からなかなかしゃれた雰囲気が漂う。そして、中に入ると、大きな「SUGAR SHACK」の看板。左側にどーんとカウンター。右側にテーブル席が3つほど。約15坪の店を、スケルトンの状態からデザイナーとともに、新規で作り上げた。正面には大きめのガラスが張られ、外が見え解放感もある。
CDJ、ターンテーブル、そして、セラート・スクラッチ用のパソコン。壁と言う壁がレコード棚になっているが、オウナー石川さん曰く「これでも使わないのは持ってきてないんですよ。(店に)5-6000枚はあると思います」。もちろん、ハードディスクにもひたすら、アナログを取り込んでいるという。
この日はオッシーが朝から晩まで、いや、夕方から夜中まで、ソウル・バー仕様、ラウンジ系選曲で勝負。なぜか店に入った頃は、AORナイトの様相を呈していた。なんでだ。(笑) すると、横から石川さん、「うちは、何でもありですから。がはは」と。横の棚には、AOR関連の本もあった。
石川さんは、体調もいいみたいで、さらにアルコールも適度に入って超ごきげん。帰ろうとすると、「だめです、だめです、お店から一杯出しますから」と引きとめられた。結局、長居してしまった。(笑)
しかし、川崎という土地柄にまだ自分的には若干アウェイ感というか、緊張感が漂う。(苦笑)横浜のほうがよく通っていたからかもしれないが、なかなか行く機会なかったしね。でも、「シュガー・シャック」ができたことで、川崎もなじみの街になりそう。
DJオッシー登場ということもあって、満席。入れ替わり立ち代り、おなじみのお客さん、『ソウル・ブレンズ』ヘヴィー・リスナーらがやってくる。なかなかファンキーなダウンタウン川崎に、おしゃれでクールなソウル・バーが出現した。川崎に新たなるソウル・バーの伝説が生まれる。
■ シュガー・シャック過去関連記事
January 25, 2008
シュガー・シャック秘話
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10067877316.html
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080124.html
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080124.html
November 17, 2007
Yokohama’s Number 1 Soul Bar “Sugar Shack” Will Be Closed After 17 Years
【横浜のソウル・バー「シュガー・シャック」、2008年1月に閉店へ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071117.html
■ シュガー・シャック
郵便番号210-0006
神奈川県川崎市砂子2-11-21 深沢ビル3F
電話 044-223-8131
営業時間 月曜~木曜 18時~2時、金曜・土曜 18時~4時
定休 日曜
チャージ 300円
http://sugarshack.jimdo.com
ENT>SOUL BARS>Sugar Shack
●メイズ・ライヴ~キング・オブ・レイドバック・ファンク
2009年9月23日 音楽(ライヴの内容がでます。これからごらんになる方で、事前に内容をお知りになりたくない方はご注意ください)
【Maze Featuring Frankie Beverly Live: Explosion of Laid-back Funk】
爆発。
一言で言えば、レイドバック・ファンク(ゆったりしたリズム、テンポでのファンク)の炸裂、爆発だ。どうしてこんなBPM100(1分間のビートの数。数字が大きいとテンポが速い)前後のゆったりしたリズムで、これほどのグルーヴ感がでるのだろう。
1989年11月青山スパイラル・ホール、1994年9月横浜カフェ・デ・ラ・ソウル以来ちょうど15年ぶりのメイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーのライヴ。前2回のライヴの記憶も忘却のかなたになりつつあるほど、昔のこと。ライヴが始まる前から観客の熱気は沸点に達している。全員が全員、メイズ、フランキーの登場をまだかまだかと待ち受けている感じだ。このコットンでも時折見られる「ファンク・ガス」が充満していて、マッチ一本で大爆発寸前という状況。超満員で客入れに時間がかかったため、ショースタートも18分押し。
メンバーが入ってくると、それだけで大変な歓声だ。そもそもニューオーリンズのエッセンス・ミュージック・フェスティヴァルでは7万人を相手に演奏する彼らがわずか200人を相手に演奏するのだから、これはプレミア・ショーだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、パーカッション2人にフランキー・ビヴァリーという8人編成。
フランキーが客席に向かって聞いた。「初めての(僕たちの)来日を見に来てくれた人はどれくらいいる?」 すると、半分か、少なくとも3分の1の手があがった。これにはさすがに驚いた。初来日は1989年だから20年前だ。あのとき青山スパイラルは300人くらいだっただろうか。20年間のメイズ・ロイヤル・ファン。
ドラム・ソロのイントロから、「レイド・バック・ガール」へ。我らがフィリップ・ウーは舞台右手でキーボード。1曲目からアリーナ部分はほぼ総立ち。そして、「アイ・ウォント・トゥ…」「ウィ・アー・ワン」「キャント・ゲット…」のメドレーで観客を圧倒。腰を揺らし、腕を高く上げ振り、メイズのグルーヴにすべてを委ねる。バンドの演奏は完璧だ。シンプルにドラムとベースだけで、メイズのグルーヴ、波を形作る。そして、そこにファンキーなリフのキーボードやギターが実に絶妙にかぶさる。
最初こそフランキーの声がちょっとでていなかったが、中盤からは、まさに「フランキー!」と言えるフランキー節があちこちで炸裂。こうやって改めてメイズのヒットを次々に聴くと、メイズ作品はとてもメロディアスな楽曲が多いことに気づく。
観客は、「キャント・ゲット…」や「ラニング・アウェイ」のイントロが流れるだけで、歓声を上げる。東京中のメイズ・ファンが全員一堂に会したのではないかと思えるほどの熱狂ぶりだ。その熱狂振りはニューオーリンズにも負けないかもしれない。会場入口で売っているメイズのTシャツを早速着ている人も多い。
「ラニング・アウェイ」が終わったところで、フランキーが話し始めた。約束通りマーヴィンの話し、そこからのバンドの名前の由来、年齢の話しなど、少し長めに話した。「マーヴィンが僕たちを見つけてくれたんだが、その頃、僕たちはロウ・ソウルと名乗っていた。マーヴィンはその名前が気に入らなくてね。このロン(と言って舞台右手のパーカッション)がメイズという名前を出してくれ、それに決まったんだ。~中略~ 若い頃には金が必要だという。だが年を取ると金はそれほど重要ではなくなる。それよりも、愛のほうが必要になる。(「本当か?」の掛け声) 僕は今62歳、今年の12月で63歳になる。(「ハッピー・バースデイ!」の掛け声) さあて、1978年に戻ろう。僕たちの2枚目のアルバム、そのタイトル・トラックだ!」
こうして、「ゴールデン・タイム・オブ・デイ」が始まった。歯切れのいいギター・リフを聴かせるのはトニ・トニ・トニでもプレイしていたジュブ。長尺のジュブのギター・ソロも最高だ。そして、いくつかの曲でそれぞれがソロを取る。もちろん、フィリップも。それにしてもこのメンバーで10年以上もやっているだけのことはある。バンドの締まりが素晴らしい。もうバンド力の余裕だ。
「こういうゆったりしたリズムの曲って一般的に日本人には受けないのかなあ、最高だけど…」と同席の久保田利伸さんに聞くと、「こういうの好きな人は、めちゃくちゃ好きなんだけど、一般的には受けないんだよねえ。僕もアルバムでも1曲まで入れますけど、2曲は入れられない…(苦笑)」 久保田さんは盛んに「ゴー・フランキー・ゴー」、「フィリップ・ウ~~」と掛け声をかけ、めちゃくちゃノリノリ。久保田さんはエッセンスでは見たことがないが、ニューヨークのアポロで見たことがあるという。
日本でもかなり知られる「バック・イン・ストライド」あたりもイントロだけで、客がいっせいに立ち上がる。「ジョイ&ペイン」では、「イエイエイエ~」というあのコーラス部分をみんなが歌う。ひときわ人気が高い曲だ。歓声がものすごい。コットンの客全員がメイズ・マジックに打ちのめされている感じだ。
本編を「ビフォー・アイ・レット・ゴー」で終え、アンコールで「アイ・ウォナ・サンキュー」。大パーティーは102分で終宴となった。
メイズのサウンドは1970年代から変わらない。不変なサウンドが普遍なサウンドになっている典型的な例だ。このレイドバックなグルーヴは、一度はまると抜けられない。個人的には、今年コットンで見たバンド系ライヴで文句なく1番の出来だった。フランキー・ビヴァリー=キング・オブ・レイドバック・ファンク。これを見れば最高にハッピー・フィーリン!
(残るライヴは、9月23日(水)、25日(金)、26日(土)の3日、コットンクラブで)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
■ フランキー・ビヴァリー来日直前インタヴュー
September 09, 2009
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10338285135.html
■ 毎日新聞・楽庫(2009年9月3日付け夕刊)
http://mainichi.jp/enta/music/interview/news/20090903dde012070071000c.html
■名盤『ライヴ・イン・ニュー・オーリンズ』のDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MAG5/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■2009年10月5日発売予定 メイズ・トリビュート・アルバム 『アン・オール・スター・トリビュート・トゥ・メイズ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FUIJG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
これも名盤。聴きたかった「シルキー・ソウル」。↓ 残りの日程で演奏されるか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LG1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー
Frankie Beverly(vo,g), McKinley “Bug” Williams(per), Roame(per), Philip Woo(key), Vance Taylor(key), Jubu(g), Larry Kimpel(b), Chris Johnson(ds)
■セットリスト:メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー
Setlist: Maze Featuring Frankie Beverly @ Cotton Club, September 22, 2009
show started 19:18
01. Intro
02. Laid Back Girl (1993)
03. Southern Girl (1980)
04. I Want To Feel That I’m Wanted (1985)
05. We Are One (1983)
06. Can’t Get Over You (1989)
07. Running Away (1981)
>> Introducing members
08. Golden Time Of Day (1978)
09. The Morning After (1993)
10. Back In Stride (1985)
11. While I’m Alone (1977)
12. Happy Feelin’s (1986)
13. Joy & Pain (1985)
14. Before I Let You Go (1981)
Enc. I Wanna Thank You (1984)
show ended 21:00
(2009年9月22日火曜、丸の内コットンクラブ=メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー)
ENT>MUSIC>LIVE>Maze Featuring Frankie Beverly
2009-114
【Maze Featuring Frankie Beverly Live: Explosion of Laid-back Funk】
爆発。
一言で言えば、レイドバック・ファンク(ゆったりしたリズム、テンポでのファンク)の炸裂、爆発だ。どうしてこんなBPM100(1分間のビートの数。数字が大きいとテンポが速い)前後のゆったりしたリズムで、これほどのグルーヴ感がでるのだろう。
1989年11月青山スパイラル・ホール、1994年9月横浜カフェ・デ・ラ・ソウル以来ちょうど15年ぶりのメイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーのライヴ。前2回のライヴの記憶も忘却のかなたになりつつあるほど、昔のこと。ライヴが始まる前から観客の熱気は沸点に達している。全員が全員、メイズ、フランキーの登場をまだかまだかと待ち受けている感じだ。このコットンでも時折見られる「ファンク・ガス」が充満していて、マッチ一本で大爆発寸前という状況。超満員で客入れに時間がかかったため、ショースタートも18分押し。
メンバーが入ってくると、それだけで大変な歓声だ。そもそもニューオーリンズのエッセンス・ミュージック・フェスティヴァルでは7万人を相手に演奏する彼らがわずか200人を相手に演奏するのだから、これはプレミア・ショーだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、パーカッション2人にフランキー・ビヴァリーという8人編成。
フランキーが客席に向かって聞いた。「初めての(僕たちの)来日を見に来てくれた人はどれくらいいる?」 すると、半分か、少なくとも3分の1の手があがった。これにはさすがに驚いた。初来日は1989年だから20年前だ。あのとき青山スパイラルは300人くらいだっただろうか。20年間のメイズ・ロイヤル・ファン。
ドラム・ソロのイントロから、「レイド・バック・ガール」へ。我らがフィリップ・ウーは舞台右手でキーボード。1曲目からアリーナ部分はほぼ総立ち。そして、「アイ・ウォント・トゥ…」「ウィ・アー・ワン」「キャント・ゲット…」のメドレーで観客を圧倒。腰を揺らし、腕を高く上げ振り、メイズのグルーヴにすべてを委ねる。バンドの演奏は完璧だ。シンプルにドラムとベースだけで、メイズのグルーヴ、波を形作る。そして、そこにファンキーなリフのキーボードやギターが実に絶妙にかぶさる。
最初こそフランキーの声がちょっとでていなかったが、中盤からは、まさに「フランキー!」と言えるフランキー節があちこちで炸裂。こうやって改めてメイズのヒットを次々に聴くと、メイズ作品はとてもメロディアスな楽曲が多いことに気づく。
観客は、「キャント・ゲット…」や「ラニング・アウェイ」のイントロが流れるだけで、歓声を上げる。東京中のメイズ・ファンが全員一堂に会したのではないかと思えるほどの熱狂ぶりだ。その熱狂振りはニューオーリンズにも負けないかもしれない。会場入口で売っているメイズのTシャツを早速着ている人も多い。
「ラニング・アウェイ」が終わったところで、フランキーが話し始めた。約束通りマーヴィンの話し、そこからのバンドの名前の由来、年齢の話しなど、少し長めに話した。「マーヴィンが僕たちを見つけてくれたんだが、その頃、僕たちはロウ・ソウルと名乗っていた。マーヴィンはその名前が気に入らなくてね。このロン(と言って舞台右手のパーカッション)がメイズという名前を出してくれ、それに決まったんだ。~中略~ 若い頃には金が必要だという。だが年を取ると金はそれほど重要ではなくなる。それよりも、愛のほうが必要になる。(「本当か?」の掛け声) 僕は今62歳、今年の12月で63歳になる。(「ハッピー・バースデイ!」の掛け声) さあて、1978年に戻ろう。僕たちの2枚目のアルバム、そのタイトル・トラックだ!」
こうして、「ゴールデン・タイム・オブ・デイ」が始まった。歯切れのいいギター・リフを聴かせるのはトニ・トニ・トニでもプレイしていたジュブ。長尺のジュブのギター・ソロも最高だ。そして、いくつかの曲でそれぞれがソロを取る。もちろん、フィリップも。それにしてもこのメンバーで10年以上もやっているだけのことはある。バンドの締まりが素晴らしい。もうバンド力の余裕だ。
「こういうゆったりしたリズムの曲って一般的に日本人には受けないのかなあ、最高だけど…」と同席の久保田利伸さんに聞くと、「こういうの好きな人は、めちゃくちゃ好きなんだけど、一般的には受けないんだよねえ。僕もアルバムでも1曲まで入れますけど、2曲は入れられない…(苦笑)」 久保田さんは盛んに「ゴー・フランキー・ゴー」、「フィリップ・ウ~~」と掛け声をかけ、めちゃくちゃノリノリ。久保田さんはエッセンスでは見たことがないが、ニューヨークのアポロで見たことがあるという。
日本でもかなり知られる「バック・イン・ストライド」あたりもイントロだけで、客がいっせいに立ち上がる。「ジョイ&ペイン」では、「イエイエイエ~」というあのコーラス部分をみんなが歌う。ひときわ人気が高い曲だ。歓声がものすごい。コットンの客全員がメイズ・マジックに打ちのめされている感じだ。
本編を「ビフォー・アイ・レット・ゴー」で終え、アンコールで「アイ・ウォナ・サンキュー」。大パーティーは102分で終宴となった。
メイズのサウンドは1970年代から変わらない。不変なサウンドが普遍なサウンドになっている典型的な例だ。このレイドバックなグルーヴは、一度はまると抜けられない。個人的には、今年コットンで見たバンド系ライヴで文句なく1番の出来だった。フランキー・ビヴァリー=キング・オブ・レイドバック・ファンク。これを見れば最高にハッピー・フィーリン!
(残るライヴは、9月23日(水)、25日(金)、26日(土)の3日、コットンクラブで)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
■ フランキー・ビヴァリー来日直前インタヴュー
September 09, 2009
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10338285135.html
■ 毎日新聞・楽庫(2009年9月3日付け夕刊)
http://mainichi.jp/enta/music/interview/news/20090903dde012070071000c.html
■名盤『ライヴ・イン・ニュー・オーリンズ』のDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MAG5/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■2009年10月5日発売予定 メイズ・トリビュート・アルバム 『アン・オール・スター・トリビュート・トゥ・メイズ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FUIJG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
これも名盤。聴きたかった「シルキー・ソウル」。↓ 残りの日程で演奏されるか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LG1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー
Frankie Beverly(vo,g), McKinley “Bug” Williams(per), Roame(per), Philip Woo(key), Vance Taylor(key), Jubu(g), Larry Kimpel(b), Chris Johnson(ds)
■セットリスト:メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー
Setlist: Maze Featuring Frankie Beverly @ Cotton Club, September 22, 2009
show started 19:18
01. Intro
02. Laid Back Girl (1993)
03. Southern Girl (1980)
04. I Want To Feel That I’m Wanted (1985)
05. We Are One (1983)
06. Can’t Get Over You (1989)
07. Running Away (1981)
>> Introducing members
08. Golden Time Of Day (1978)
09. The Morning After (1993)
10. Back In Stride (1985)
11. While I’m Alone (1977)
12. Happy Feelin’s (1986)
13. Joy & Pain (1985)
14. Before I Let You Go (1981)
Enc. I Wanna Thank You (1984)
show ended 21:00
(2009年9月22日火曜、丸の内コットンクラブ=メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー)
ENT>MUSIC>LIVE>Maze Featuring Frankie Beverly
2009-114
⊿『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』~発売イヴェント
2009年9月22日 音楽【"New Michael Jackson Textbook" Release Event】
ショーケース。
西寺郷太さんが書いた『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』(ビジネス社)の発売記念イヴェントが2009年9月20日(日曜)、渋谷のHMVで行われ、ゲストで参加してきた。
会場に着くと、ちゃんとステージがあり、きちんとした感じでなかなかのものだった。1時過ぎに会場の控え室に入り、簡単な打ち合わせ。そんな中、来場者が200人を越えたので、サイン会にとても時間がかかりそうなので、トークパートを当初の45分から30分にして欲しいとの主催者からのリクエスト。
ま、たしかに200人だったら、1人に1分かけたら、それだけで200分(3時間超)かかってしまう。1人20秒、1分で3人、60分で180人だ…。そんなことを考えると、気が遠くなる。(別に僕はサインはしないのだが…苦笑) 会場は基本的には使用時間が90分というので、トーク30分、サイン会60分でいっぱいいっぱいということになる。
話すことを簡単に郷太さんがメモしたものをメールで送ってくれていたので、それをもとに段取りを決める。
2時。まず郷太さんが舞台に上がり、彼が1984年、当時、チェッカーズの『絶対チェッカーズ!!』(1984年7月21日発売)というアルバムか、ジャクソンズの『ヴィクトリー』のアルバム、どちらを買うかものすごく悩んで、ジャクソンズを買った。もしチェッカーズを買っていたら、今日、こんなことにはなっていなかった。その『ヴィクトリー』のライナーノーツに僕が書いたジャクソンズ・ストーリーがあり、それを何度も何度も読み込んでマイケルのことを知るようになった、という話しなどをしてから、彼の呼び込みで僕が登場。彼が僕のことを熱く紹介してくれ、いろんな話しをその場のノリで。
「すごいですね、みなさん、ノーナ・リーヴス・ファンなんですね」と僕が驚くと、「いやあ、そんなことないですよ」 「ノーナ・ファンは、(ノーナ・)ライヴなら全部来るようなコアなファンの方も、やはりここに来てるわけ?」と訊くと、苦笑いしなら「ノーナ・ファン批判ですか?」(観客爆笑)といわれたので、「違います、違います。ほめてるんです」と応酬。8割がた女性だったので、ノーナ・ファンも女性ファンが多いと思ったのだった。すると、特にノーナ・ファンではなく、マイケル・ファンの人もいて、逆にマイケル・ファンからノーナのことを知った人、またマイケルのことも何も知らなく、今回マイケルが亡くなってからマイケルのことを知った人も多くいる、ということだった。それにしても、マイケルってすごい。
面白かったのは、僕が「どうして、マイケルの父も、マーヴィンの父も、兄弟の中で一番才能のある息子をいじめるのか」と問いかけると、郷太さん、しばし考え、「うーん、それは(長男の)ジャッキーが悪い」ときっぱり。(笑) 「ジャッキーはスポーツ万能で、スカウトが来るほど、素晴らしいアスリートで力も強い。もし、彼が最初のうちに父親の横暴に対して一発ガーンとやっておけば、その後、マイケルにも必要以上に体罰を与えなかったんじゃないか」という説を唱えた。そして、ジャッキーもマーロンもみんな優しすぎるほど優しいといい「マーロンは神だ」とまで言い放ち受けていた。
控え室で雑談をしているときに、1988年3月にグラミー賞にマイケルが出たときのことになり、「それ、僕、見に行ってたよ」というと、「その話し、聞いてませんよ」と詰め寄られた。「まだ、他に、僕に話してないことないですか?」 「う~ん、あるかもしれない。叩けば出てくるかも…」(苦笑) 実はグラミーの翌日のマジソン・スクエア・ガーデンで行われたマイケルのコンサートにも行ってたんだが、そのことをすっかり忘れていた。郷太さん、思い出させてくれてありがとう。その話ができるかと思いきや、時間なしでボツ。
というわけで、横から「あと5分」の紙が出され、なんとか無事時間内に終了。やはり、「ほんのさわりだけ」ということで終わった感があった。ま、「マイケル・トークのショーケース」というところでしょうか。(笑) 今度はどこか、それこそどこかの会場で2時間くらいのトークショーかな。
「マイケルが亡くなって考えたこと」「報道機関の姿勢」「マーヴィン・ゲイとの相似性」「好きなマイケルの曲」など郷太さんがくれたテーマはあったが、全部、時間なくボツ。(笑)
イヴェント後、僕は次の『ソウル・ブレンズ』の生放送があったので、すぐにおいとましたが、サイン会が終わったあと、郷太さんからお礼の電話。結局4時ちかくまでかかったそうだ。で、そのときに彼に言ったのが、「『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』を読む読書会」、なんてのができるんじゃないの、ということ。本を何ページか読んで、それについて、あーだこーだ話すというもの。ただの脱線話の会になる危険性もあるが…。
いずれにせよ、とても楽しめました。あっという間だった。おつかれさま、そして、ありがとうございました。
■新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 ~ 西寺郷太著
マイケル関連本の中でお勧め度★★★★★です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>EVENT>Jackson, Michael
ショーケース。
西寺郷太さんが書いた『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』(ビジネス社)の発売記念イヴェントが2009年9月20日(日曜)、渋谷のHMVで行われ、ゲストで参加してきた。
会場に着くと、ちゃんとステージがあり、きちんとした感じでなかなかのものだった。1時過ぎに会場の控え室に入り、簡単な打ち合わせ。そんな中、来場者が200人を越えたので、サイン会にとても時間がかかりそうなので、トークパートを当初の45分から30分にして欲しいとの主催者からのリクエスト。
ま、たしかに200人だったら、1人に1分かけたら、それだけで200分(3時間超)かかってしまう。1人20秒、1分で3人、60分で180人だ…。そんなことを考えると、気が遠くなる。(別に僕はサインはしないのだが…苦笑) 会場は基本的には使用時間が90分というので、トーク30分、サイン会60分でいっぱいいっぱいということになる。
話すことを簡単に郷太さんがメモしたものをメールで送ってくれていたので、それをもとに段取りを決める。
2時。まず郷太さんが舞台に上がり、彼が1984年、当時、チェッカーズの『絶対チェッカーズ!!』(1984年7月21日発売)というアルバムか、ジャクソンズの『ヴィクトリー』のアルバム、どちらを買うかものすごく悩んで、ジャクソンズを買った。もしチェッカーズを買っていたら、今日、こんなことにはなっていなかった。その『ヴィクトリー』のライナーノーツに僕が書いたジャクソンズ・ストーリーがあり、それを何度も何度も読み込んでマイケルのことを知るようになった、という話しなどをしてから、彼の呼び込みで僕が登場。彼が僕のことを熱く紹介してくれ、いろんな話しをその場のノリで。
「すごいですね、みなさん、ノーナ・リーヴス・ファンなんですね」と僕が驚くと、「いやあ、そんなことないですよ」 「ノーナ・ファンは、(ノーナ・)ライヴなら全部来るようなコアなファンの方も、やはりここに来てるわけ?」と訊くと、苦笑いしなら「ノーナ・ファン批判ですか?」(観客爆笑)といわれたので、「違います、違います。ほめてるんです」と応酬。8割がた女性だったので、ノーナ・ファンも女性ファンが多いと思ったのだった。すると、特にノーナ・ファンではなく、マイケル・ファンの人もいて、逆にマイケル・ファンからノーナのことを知った人、またマイケルのことも何も知らなく、今回マイケルが亡くなってからマイケルのことを知った人も多くいる、ということだった。それにしても、マイケルってすごい。
面白かったのは、僕が「どうして、マイケルの父も、マーヴィンの父も、兄弟の中で一番才能のある息子をいじめるのか」と問いかけると、郷太さん、しばし考え、「うーん、それは(長男の)ジャッキーが悪い」ときっぱり。(笑) 「ジャッキーはスポーツ万能で、スカウトが来るほど、素晴らしいアスリートで力も強い。もし、彼が最初のうちに父親の横暴に対して一発ガーンとやっておけば、その後、マイケルにも必要以上に体罰を与えなかったんじゃないか」という説を唱えた。そして、ジャッキーもマーロンもみんな優しすぎるほど優しいといい「マーロンは神だ」とまで言い放ち受けていた。
控え室で雑談をしているときに、1988年3月にグラミー賞にマイケルが出たときのことになり、「それ、僕、見に行ってたよ」というと、「その話し、聞いてませんよ」と詰め寄られた。「まだ、他に、僕に話してないことないですか?」 「う~ん、あるかもしれない。叩けば出てくるかも…」(苦笑) 実はグラミーの翌日のマジソン・スクエア・ガーデンで行われたマイケルのコンサートにも行ってたんだが、そのことをすっかり忘れていた。郷太さん、思い出させてくれてありがとう。その話ができるかと思いきや、時間なしでボツ。
というわけで、横から「あと5分」の紙が出され、なんとか無事時間内に終了。やはり、「ほんのさわりだけ」ということで終わった感があった。ま、「マイケル・トークのショーケース」というところでしょうか。(笑) 今度はどこか、それこそどこかの会場で2時間くらいのトークショーかな。
「マイケルが亡くなって考えたこと」「報道機関の姿勢」「マーヴィン・ゲイとの相似性」「好きなマイケルの曲」など郷太さんがくれたテーマはあったが、全部、時間なくボツ。(笑)
イヴェント後、僕は次の『ソウル・ブレンズ』の生放送があったので、すぐにおいとましたが、サイン会が終わったあと、郷太さんからお礼の電話。結局4時ちかくまでかかったそうだ。で、そのときに彼に言ったのが、「『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』を読む読書会」、なんてのができるんじゃないの、ということ。本を何ページか読んで、それについて、あーだこーだ話すというもの。ただの脱線話の会になる危険性もあるが…。
いずれにせよ、とても楽しめました。あっという間だった。おつかれさま、そして、ありがとうございました。
■新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 ~ 西寺郷太著
マイケル関連本の中でお勧め度★★★★★です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>EVENT>Jackson, Michael
△カーク・フランクリン・ライヴ~ポップ・ゴスペルの大爆発
2009年9月21日 音楽【Kirk Franklin’s Big Explosion】
大爆発。
いやあ、すごかった。2001年8月に大阪と福岡のブルーノートに来日したポップ・ゴスペル界のスーパースター、カーク・フランクリンの東京地区初の一般公演。会場に入るや、観客のカークを待ち受ける熱気がものすごかった。
一言で言えば、ゴスペルはゴスペルだが、もはやポップ、R&B、ジャズ、ラップ、ヒップ・ホップ、クラブ系音楽などあらゆるR&B的要素を詰め込んだコンテンポラリーなライヴだ。しかも、圧倒的なコール&レスポンスで観客を巻き込み、会場は興奮のるつぼと化す。ゴスペルを歌っているのか、コーラス好きなのか、もちろん、カーク・ファンが圧倒的で、曲を実によく知っている。
オープニングからアースの「セプテンバー」でいきなり観客は総立ち。白い帽子にジーンズというラフないでたちで登場したカークは意外と小柄。だが、観客の煽り方はさすがだ。そして何より、踊る踊る。こんなに踊るゴスペル・シンガーは初めて見た。まるで、ゴスペル界のマイケル・ジャクソンのように踊る。小柄なところは、ゴスペル界のプリンス。
編成はドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラスが女性4、男性2、これにカークがキーボードを弾く。そしてもうひとりDJがいる。DJを従えたゴスペル・ライヴも初めてだった。
「ブライター・デイ」では、各楽器のソロを回し、このあたりはちょっとジャズ風にも。その後、カークが「なんかリクエストあるか?」と聞くと、観客から矢継ぎ早にいろいろな曲名が出る。そして、ミュージシャンに「今の曲、全部できるか?」と言うと、DJが「イエー」という声のサンプリングを出して笑いを取る。そしてカークがキーボードの前に座り、おもむろに音あわせをして、「モア・ザン・アイ・キャン・ベア」をやりだした。さらに「マイ・エヴリシング」「マイ・ライフ…」「リーン・オン・ミー」と、その場での即興でこなす。
カークには力のあるミュージシャンを統率する「まとめ力」がある。そして、それは観客をも支配する司祭としても素晴らしいものを見せる。歌、踊り、ラップ、ゴスペルの高揚、エネルギー大爆発。それはまさにゴスペルの大パーティー。アンコールのアイズレーの「シャウト」などをゴスペル調でやられると、R&Bにも縦のり(ダンス)があるのだと思わせられる。
ゴスペルの枠に囚われず、しかし、しっかりゴスペルのルーツを持ち、R&Bの要素、ソウル、ジャズ、ヒップホップまでいれ、ブラック・コンテンポラリーの要素をすべて叩き込んだライヴ。しかも、ゆるいライヴなのに、カークのまとめる力がすごいので熱い。
「リーン・オン・ミー」の後、「しんぱいしない…」とコーラスに歌わせる。「みんな隣の人と手をつないで、そして、となりの人とハグして…」とカークは観客を煽った。
今年ビルボードで見たライヴの中で、僕にとっては一番だ。
■ カーク・フランクリン ~ ゴスペラーズも参加
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FI8TDM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
カーク・フランクリン/Kirk Franklin(Vocals)
エリック・ムーア/Eric Moore(Vocals)
フェイス・アンダーソン/Faith Anderson(Vocals)
アニーシャ・フィゲロア/Anysha Figueroa(Vocals)
シャーメイン・スウィンプソン/Charmaine Swimpson(Vocals)
ニッキー・ターンリー/Nikki Turnley(Vocals)
アイザック・カリー/Isaac Carree(Vocals)
アーネスト・グリーン/Ernest Green(DJ)
ウィリアム・パウエル/William Powell(Guitar)
ボビー・スパークス/Bobby Sparks(Keyboards)
ハロルド・マーティン/Harold Martin(Keyboards)
ドナルド・ローレンス/Donald Lawrence(Bass)
テリー・ベイカー/Terry Baker(Drums)
■ セットリスト:カーク・フランクリン ビルボードライブ
Setlist: Kirk Franklin @ Billboard Live Tokyo, September 18,2009
show started 21:35
01. September
02. We Are The World
03. Man In The Mirror
04. My Life Is In Your Hands
05. Why We Sing
06. Imagine Me
07. Hosanna
08. Brighter Day
09. Medley(09-13): Kirk on piano: More Than I Can Bear
10. My Everything
11. My Life, My Love, My All
12. Lean On Me
13. Don’t Worry (?) or just riff of "Shinpai Shinai"
14. Looking For You
Enc. Shout
Enc. Lovely Day ~ a riff of James Brown
show ended 23:03
(2009年9月18日金、ビルボードライブ東京=カーク・フランクリン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Franklin, Kirk
2009-109
大爆発。
いやあ、すごかった。2001年8月に大阪と福岡のブルーノートに来日したポップ・ゴスペル界のスーパースター、カーク・フランクリンの東京地区初の一般公演。会場に入るや、観客のカークを待ち受ける熱気がものすごかった。
一言で言えば、ゴスペルはゴスペルだが、もはやポップ、R&B、ジャズ、ラップ、ヒップ・ホップ、クラブ系音楽などあらゆるR&B的要素を詰め込んだコンテンポラリーなライヴだ。しかも、圧倒的なコール&レスポンスで観客を巻き込み、会場は興奮のるつぼと化す。ゴスペルを歌っているのか、コーラス好きなのか、もちろん、カーク・ファンが圧倒的で、曲を実によく知っている。
オープニングからアースの「セプテンバー」でいきなり観客は総立ち。白い帽子にジーンズというラフないでたちで登場したカークは意外と小柄。だが、観客の煽り方はさすがだ。そして何より、踊る踊る。こんなに踊るゴスペル・シンガーは初めて見た。まるで、ゴスペル界のマイケル・ジャクソンのように踊る。小柄なところは、ゴスペル界のプリンス。
編成はドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラスが女性4、男性2、これにカークがキーボードを弾く。そしてもうひとりDJがいる。DJを従えたゴスペル・ライヴも初めてだった。
「ブライター・デイ」では、各楽器のソロを回し、このあたりはちょっとジャズ風にも。その後、カークが「なんかリクエストあるか?」と聞くと、観客から矢継ぎ早にいろいろな曲名が出る。そして、ミュージシャンに「今の曲、全部できるか?」と言うと、DJが「イエー」という声のサンプリングを出して笑いを取る。そしてカークがキーボードの前に座り、おもむろに音あわせをして、「モア・ザン・アイ・キャン・ベア」をやりだした。さらに「マイ・エヴリシング」「マイ・ライフ…」「リーン・オン・ミー」と、その場での即興でこなす。
カークには力のあるミュージシャンを統率する「まとめ力」がある。そして、それは観客をも支配する司祭としても素晴らしいものを見せる。歌、踊り、ラップ、ゴスペルの高揚、エネルギー大爆発。それはまさにゴスペルの大パーティー。アンコールのアイズレーの「シャウト」などをゴスペル調でやられると、R&Bにも縦のり(ダンス)があるのだと思わせられる。
ゴスペルの枠に囚われず、しかし、しっかりゴスペルのルーツを持ち、R&Bの要素、ソウル、ジャズ、ヒップホップまでいれ、ブラック・コンテンポラリーの要素をすべて叩き込んだライヴ。しかも、ゆるいライヴなのに、カークのまとめる力がすごいので熱い。
「リーン・オン・ミー」の後、「しんぱいしない…」とコーラスに歌わせる。「みんな隣の人と手をつないで、そして、となりの人とハグして…」とカークは観客を煽った。
今年ビルボードで見たライヴの中で、僕にとっては一番だ。
■ カーク・フランクリン ~ ゴスペラーズも参加
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FI8TDM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
カーク・フランクリン/Kirk Franklin(Vocals)
エリック・ムーア/Eric Moore(Vocals)
フェイス・アンダーソン/Faith Anderson(Vocals)
アニーシャ・フィゲロア/Anysha Figueroa(Vocals)
シャーメイン・スウィンプソン/Charmaine Swimpson(Vocals)
ニッキー・ターンリー/Nikki Turnley(Vocals)
アイザック・カリー/Isaac Carree(Vocals)
アーネスト・グリーン/Ernest Green(DJ)
ウィリアム・パウエル/William Powell(Guitar)
ボビー・スパークス/Bobby Sparks(Keyboards)
ハロルド・マーティン/Harold Martin(Keyboards)
ドナルド・ローレンス/Donald Lawrence(Bass)
テリー・ベイカー/Terry Baker(Drums)
■ セットリスト:カーク・フランクリン ビルボードライブ
Setlist: Kirk Franklin @ Billboard Live Tokyo, September 18,2009
show started 21:35
01. September
02. We Are The World
03. Man In The Mirror
04. My Life Is In Your Hands
05. Why We Sing
06. Imagine Me
07. Hosanna
08. Brighter Day
09. Medley(09-13): Kirk on piano: More Than I Can Bear
10. My Everything
11. My Life, My Love, My All
12. Lean On Me
13. Don’t Worry (?) or just riff of "Shinpai Shinai"
14. Looking For You
Enc. Shout
Enc. Lovely Day ~ a riff of James Brown
show ended 23:03
(2009年9月18日金、ビルボードライブ東京=カーク・フランクリン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Franklin, Kirk
2009-109
☆ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
2009年9月20日 音楽【Whitney Houston Talks To Oprah For More Than 3 Hours】
(昨日の続き)(昨日の記事)→http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
(◎ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
母娘。
オプラ・ウィンフリーは、ホイットニーを何度か番組に迎えている。2002年、オプラはホイットニーが新作『ジャスト・ホイットニー』を出したときにインタヴューしたがったが、残念ながらその仕事はライヴァルのトーク・ショー司会者ダイアン・ソウヤーに取られてしまった。ダイアン・ソウヤーのインタヴューは話題になり、そこで「ドラッグはやったが、クラックは最悪」の発言が注目を集めた。前作がリリースされたときのプロモーションの一環だったが、オプラはその放送を当時は見なかった。しかし、今回ホイットニーをインタヴューするにあたり、インタヴュー前日に7年前のショーの録画を見たという。
オプラのインタヴュー、2日目パート2は、ホイットニーが家(おそらくニュージャージー、あるいはアトランタか。場所については番組内では出てこない)を出てロスアンジェルスの友人宅に身を寄せるあたりの話しから始まる。ホイットニーは、2006年頃家を出てロスに移動。ホイットニー(1963年8月9日生まれ)と母シシー(1933年9月30日生まれ)、ホイットニーと娘ボビー・クリスティーナ(1993年3月4日生まれ)とのやりとりは感動的だ。
この頃からホイットニーは、ドラッグや結婚、あらゆる悪魔から逃れたいと考えるようになっていた。しかし、ボビーはドラッグをやめようとはしなかった。「もうたくさん」と強く思っていた。そして、何度も何度も祈った。
その頃、ボビーは家の壁という壁に、目の絵を描いていたという。その目が常にホイットニーを見つめていた。
ワン・デイ。
ホイットニーは家を出るときのことをこう語った。「もはや私は(結婚について)決断しなければならないということはわかっていた。こんなお祈りをしたのを覚えている。『神様、1日だけ私に強さをください(give me one day of strength)、そうすれば私はそこのドアから出て行き、もう振り返りませんから』そして、その『1日』がやってきた。私はこう(ボビーに)言って家を後にしたの。『ちょっとお砂糖とミルクを買いに行ってくる、すぐに戻るわ』」
オプラ。「あなたはその時、もう去る日(彼と別れる日)だという決意を固めていた?」
「わかっていた。もう絶対に戻らない、と。そして、ロスアンジェルスに行ったの。それから家具を処分し始めて、家や車を売りに出し、すべてを消し去りたいと思った」
「家を出た後、それとも前に?」
「後よ。私が家を出てから。友達の家に身を寄せていた。私には彼(ボビー)が、この友達のところにいれば、やってこないとわかっていた。彼女(友達)は、もし彼が来たら撃つわよ、と言うだろうってことがわかっていたから」
これがちょうど2006年頃のことだった。彼女は2着のパンツ、いくつかのスニーカー、少しだけ下着をドギー・バッグに詰め込み、飛行機に乗った。もはや世間がどう見るかなどはまったく考えなかった。ホイットニーは、こんなでたらめな結婚生活は耐えられないと思った。しかし、ボビーはホイットニーとまったく逆だった、という。2人の亀裂は修復しがたかった。ホイットニーは自身が家を出る前に、ボビー・クリスティーナを先に兄ゲイリーのところに預けていた。ゲイリーの妻、ホイットニーから見ると義理の姉(パット)が、娘クリスティーナの面倒をみてくれた。
こうして彼らはマスコミに知られることなく別居した。
きっぱりと別れを告げ失意のホイットニーに力となってくれたのが、母シシー・ヒューストンだった。「そうした悪いものを外に出しなさい」と励ました。シシーは言った。「私はあなたがなんと言おうと気にしないよ。私は自分の子供のことをよく知っている。私はあなたの目を見ているんだから。あなたが幸せでないことはわかるんだよ。この中から抜け出せなければ、よからぬことが起こるわよ。私は決して(あなたのことを)諦めないからね」
ホイットニーとボビーとの争いを、娘は多く目撃してしまった。「彼女はあまりに多くを見すぎてしまった。(私の顔に)つばをはきかけるだけで十分でしょう。クリスティーナは言った。『ママ、パパはあなたの顔につばをはきかけたの?』 私は彼女の目を見つめて言った。『そうよ、でも、いいの』 すると彼女は言った。『ノー、よくないわ。絶対よくない、ノー。正しくないもの』 私は言った。『お願い、私のために、言うことを聴いて。私は神様を信じている。だからあなたは私を信じて。今は、あなたには理解できないかもしれないけれど、でも、ただ、私を信じて。私はあなたをどこにもやらないわ。私はあなたを生涯離しませんから。だから、ただ私を信じて。この状態から抜け出ましょう。そうすれば私たち、きっと幸せになれるわよ。そして、あなたが大人になったら、私は少しずつ、どういう風に物事が起こって、なぜママが家を出なければならなくなったか説明してあげるわ』」
だが、ホイットニーとクリスティーナがカリフォルニアに行っても、娘は依然父親を置いて家を出てきたことを怒っていた。彼女は反抗してきた。「でも私は(神様の)扉をノックし続け、跪いて(ひざまずいて)、祈り続け、彼女に愛してると言い続けた」 だが一方で、ホイットニーは彼(ボビー)を待っていた。戻ってきてくれることを待っていた。
オプラ。「あなたは、カリフォルニアに行っても、まだボビーを待ち、よりを戻そうと思っていたの?」
「そう、私は待っていた」
「では何が最終的な決断をするきっかけに?」
彼女はラグアナという場所に小さな家を求め、静かに暮らしていた。彼は戻ってくると言っていたが、結局、戻ってこなかった。ホイットニーは娘が心配だった。特に娘が父親に対してどう思うかを懸念した。ホイットニーはいろいろな夫婦関係を細かに説明していたが、それでも13歳でインターネットを触れるようになると、さまざまなことをネットを通じて知るようになる。「ママ、これはパパなの?」 彼女は父が別の女性といる写真を見ていた。
そして娘はついに言った。「ひどいわ。彼と別れなさいよ」 娘はホイットニーに言った。「私はママのことをよく見ている。ママは私と一緒にいてくれる。ママは私を愛してる。学校にも連れてってくれる。一緒にいろんなことをしてくれる。私を失望させることはない。私に嘘もつかない。いつでも私のそばにいる。でもパパは来ると言って、決して来ない。何か(プレゼントを)くれると言ってくれたためしはない。ママはこんな仕打ちを受けることはないわ。私も」
オプラ。「もし、娘さんがそう言ってくれなかったら、あなたはまだ待ち続けたのかしら。あるいは、これはターニング・ポイントになった?」
「私のスピリット(精神)は、私を去らせなかったでしょうね。神のスピリットは誰よりも強い。ある点で、決断を促してくれる。義理の姉がとても私のことを思ってくれ祈ってくれた。兄も、私のファミリー、みんなが。いつでも私の傍らにいてくれる人たちがいたの」
「そして、もうひとり、クライヴ・デイヴィス(註:所属レコード会社の社長、ホイットニーをデビューからスターに育てた恩人。今回のカンバックの大立役者)がこう言ったの。『(ホイットニーのキャリアが)終わったなんてことは、あり得ない。神様は終わったなんて言ってない。こんな形で終わらせるなんて到底できない。君にはまだまだ才能が残っている』 私は(その言葉に)驚いた。そして彼は続けた。『1年の時間を君に与えよう。それから決断しなさい。だけど、世界は待っているよ。世界は再び君の歌を聴きたがってるんだよ』」
ホイットニーがグロッセリー・ストアなどに行くと人が寄ってきて「次のアルバムはいつ出るの? あなたの歌が聴きたいわ」と言う。彼女自身もそうした言葉に励まされた。そして、母親に大きな決断をさせることになった娘は今では、随分と母に似てきている、という。
生き抜く(Come-Through)。
この後、亡くなった父親とのことが語られ、最後にマイケル・ジャクソンの話がでた。マイケルとは20年以上知っていて、よく電話などで話していた、という。
特に2001年9月、マイケルの30周年イヴェントが行われ会ったときには、ホイットニーは自身の姿を見ているようで恐かった、という。そして「こんな風になりたくない」と思ったそうだ。それはマイケルがものすごく痩せていたからだ。当時ホイットニーも精神的に追い詰められていて、また自分もドラッグをやっていて痩せていたので、そうしたものと同じものをマイケルに見たらしい。マイケルとは彼が裁判中に、よく電話で話したという。その死を聞いたときには、「打ちのめされた」という。
そして新作アルバムの話を少し。「アイ・ルック・トゥ・ユー」は、Rケリーがもう10年以上前に書いた曲だという。最初に今回のアルバムの候補として聴かされたとき、ホイットニーは自分が人々に伝えたい、まさにそんなメッセージを持った曲だと思った。どうやってその苦悩の時期を切り抜けたか、厳しい時をどのように克服したか。彼女自身以上にこの曲はすべてを語っている。「そう、私以上にね。はるかに私以上にね。あなたや私以上に大きいわ」 だからこそ、アルバムをこのタイトルにした。「これがアルバムのエッセンスを掴んでいるから。このアルバムを物語る、もっとも本質的なことをこの曲は歌っている」
オプラはもう1曲、「アイ・ディドント・ノウ・マイ・オウン・ストレンス(私は自分の強さを知らなかった)(邦題、夢をとりもどすまで)」も気に入っていた。彼女は聞く。「これは、あなたの経験のエッセンスから来ているものかしら」
ホイットニーは言う。「これを考えるとき、歌うとき、歌い始めると、私自身をはるかに超えてしまう。私以上に苦労している人を思い浮かべてしまう。たとえばガンを患っている人、家庭内暴力などで本当に死にもの狂いで戦っている人、あるいはシングル・ペアレントのこと、母も父も、そういう状況で育つ子供も…。我が家のことだけではなくね。そうした状況、境遇にいる多くの他の人のことに深く想いをはせるとき、この曲はそうしたみんなの歌だと思う」
そして、番組では彼女がこの歌を歌った。
http://www.oprah.com/media/20090903-tows-whitney-houston-sings
最後、オプラがホイットニーに尋ねた。「あなたは、これをカンバック(comeback)だと思いますか? あるいは、抜け出た、生き抜いた、やり遂げた(come-through)、ということでしょうか?」
ホイットニーは答えた。「生き抜いてやり遂げた、ということだと思うわ。生きぬいた瞬間だと思う(moment of come-through)。Rケリーが書いた曲があるの。『これをカンバックと呼ばないで。私はずっとここにいたのだから(Don’t call it a comeback. I’ve been here for years)』という歌詞よ。(アルバムに収録されている「サルート」という曲)」
生き抜いた瞬間、それがあったからこそ、今度の新作は全米アルバム・チャート1位初登場、しかも、17年ぶりのアルバム1位という結果になったのだろう。ジャケット写真を見て、「おお、苦労してるんだねえ」と一言言った人がいた。人生は顔に現われる。しかし、苦悩と苦労が顔に出ても、それを乗り越えた今、ファンとしては言いたい。ホイットニー、復活おめでとう。
詳細はオプラのウェッブに掲載されている。文字で全文が読めます。映像もアップされました。
http://www.oprah.com/article/oprahshow/pkgscreeningroom/20090831-tows-whitney-houston#print
■ 『山野ミュージックジャム』(「ソウル・ブレンズ」内=毎週日曜午後4時半、インターFM76.1mhz)、2009年9月20日放送で、ホイットニーのこの新作アルバムを紹介します。
■ ホイットニー関連記事
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
(◎ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
このアルバムの日本盤解説は松尾潔さん。熱のこもったライナーです。ぜひ日本盤を。そして、新聞広告用に彼が書いたホイットニーへの散文もすばらしい。その散文は下記で読めます。このアルバムとホイットニーのこのインタヴューで語られているようなことを端的に記した見事な文章です。
http://lx03.www.tsutaya.co.jp/tol/news/index.pl?c=entertain&c2=music&artid=12299
歌いつづける人生が夢だった。歌うことは生きることだった。
歌う私を見て、古いシネマのヒロインのようだと人は言った。
数年後、ほんとうに映画のヒロインになった。
おおぜいの傷ついた兵士のために歌ったことがある。
私の声は子守唄のように癒してくれると彼らは言った。
ほんとうの愛の意味も知らずに愛を歌っていた。
それでも人は聴いてくれた。涙をながしてくれた。
ここにはうつくしい愛があると。
運命の恋をして、命をかけてその人を愛した。
新しい生命を授かり、本物の子守唄を歌った。
傷つけあうことで情熱をたしかめた。
うしなった愛に悔いはない。
新しいだけのうたはいらない。
最高のうたを歌いたい。
今ならば、今だから、私に歌えるうたがある。
夢はとりもどせる。
松尾 潔
ENT>ARTIST>Houston, Whitney
ENT>TV>Winfrey, Oprah
(昨日の続き)(昨日の記事)→http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
(◎ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
母娘。
オプラ・ウィンフリーは、ホイットニーを何度か番組に迎えている。2002年、オプラはホイットニーが新作『ジャスト・ホイットニー』を出したときにインタヴューしたがったが、残念ながらその仕事はライヴァルのトーク・ショー司会者ダイアン・ソウヤーに取られてしまった。ダイアン・ソウヤーのインタヴューは話題になり、そこで「ドラッグはやったが、クラックは最悪」の発言が注目を集めた。前作がリリースされたときのプロモーションの一環だったが、オプラはその放送を当時は見なかった。しかし、今回ホイットニーをインタヴューするにあたり、インタヴュー前日に7年前のショーの録画を見たという。
オプラのインタヴュー、2日目パート2は、ホイットニーが家(おそらくニュージャージー、あるいはアトランタか。場所については番組内では出てこない)を出てロスアンジェルスの友人宅に身を寄せるあたりの話しから始まる。ホイットニーは、2006年頃家を出てロスに移動。ホイットニー(1963年8月9日生まれ)と母シシー(1933年9月30日生まれ)、ホイットニーと娘ボビー・クリスティーナ(1993年3月4日生まれ)とのやりとりは感動的だ。
この頃からホイットニーは、ドラッグや結婚、あらゆる悪魔から逃れたいと考えるようになっていた。しかし、ボビーはドラッグをやめようとはしなかった。「もうたくさん」と強く思っていた。そして、何度も何度も祈った。
その頃、ボビーは家の壁という壁に、目の絵を描いていたという。その目が常にホイットニーを見つめていた。
ワン・デイ。
ホイットニーは家を出るときのことをこう語った。「もはや私は(結婚について)決断しなければならないということはわかっていた。こんなお祈りをしたのを覚えている。『神様、1日だけ私に強さをください(give me one day of strength)、そうすれば私はそこのドアから出て行き、もう振り返りませんから』そして、その『1日』がやってきた。私はこう(ボビーに)言って家を後にしたの。『ちょっとお砂糖とミルクを買いに行ってくる、すぐに戻るわ』」
オプラ。「あなたはその時、もう去る日(彼と別れる日)だという決意を固めていた?」
「わかっていた。もう絶対に戻らない、と。そして、ロスアンジェルスに行ったの。それから家具を処分し始めて、家や車を売りに出し、すべてを消し去りたいと思った」
「家を出た後、それとも前に?」
「後よ。私が家を出てから。友達の家に身を寄せていた。私には彼(ボビー)が、この友達のところにいれば、やってこないとわかっていた。彼女(友達)は、もし彼が来たら撃つわよ、と言うだろうってことがわかっていたから」
これがちょうど2006年頃のことだった。彼女は2着のパンツ、いくつかのスニーカー、少しだけ下着をドギー・バッグに詰め込み、飛行機に乗った。もはや世間がどう見るかなどはまったく考えなかった。ホイットニーは、こんなでたらめな結婚生活は耐えられないと思った。しかし、ボビーはホイットニーとまったく逆だった、という。2人の亀裂は修復しがたかった。ホイットニーは自身が家を出る前に、ボビー・クリスティーナを先に兄ゲイリーのところに預けていた。ゲイリーの妻、ホイットニーから見ると義理の姉(パット)が、娘クリスティーナの面倒をみてくれた。
こうして彼らはマスコミに知られることなく別居した。
きっぱりと別れを告げ失意のホイットニーに力となってくれたのが、母シシー・ヒューストンだった。「そうした悪いものを外に出しなさい」と励ました。シシーは言った。「私はあなたがなんと言おうと気にしないよ。私は自分の子供のことをよく知っている。私はあなたの目を見ているんだから。あなたが幸せでないことはわかるんだよ。この中から抜け出せなければ、よからぬことが起こるわよ。私は決して(あなたのことを)諦めないからね」
ホイットニーとボビーとの争いを、娘は多く目撃してしまった。「彼女はあまりに多くを見すぎてしまった。(私の顔に)つばをはきかけるだけで十分でしょう。クリスティーナは言った。『ママ、パパはあなたの顔につばをはきかけたの?』 私は彼女の目を見つめて言った。『そうよ、でも、いいの』 すると彼女は言った。『ノー、よくないわ。絶対よくない、ノー。正しくないもの』 私は言った。『お願い、私のために、言うことを聴いて。私は神様を信じている。だからあなたは私を信じて。今は、あなたには理解できないかもしれないけれど、でも、ただ、私を信じて。私はあなたをどこにもやらないわ。私はあなたを生涯離しませんから。だから、ただ私を信じて。この状態から抜け出ましょう。そうすれば私たち、きっと幸せになれるわよ。そして、あなたが大人になったら、私は少しずつ、どういう風に物事が起こって、なぜママが家を出なければならなくなったか説明してあげるわ』」
だが、ホイットニーとクリスティーナがカリフォルニアに行っても、娘は依然父親を置いて家を出てきたことを怒っていた。彼女は反抗してきた。「でも私は(神様の)扉をノックし続け、跪いて(ひざまずいて)、祈り続け、彼女に愛してると言い続けた」 だが一方で、ホイットニーは彼(ボビー)を待っていた。戻ってきてくれることを待っていた。
オプラ。「あなたは、カリフォルニアに行っても、まだボビーを待ち、よりを戻そうと思っていたの?」
「そう、私は待っていた」
「では何が最終的な決断をするきっかけに?」
彼女はラグアナという場所に小さな家を求め、静かに暮らしていた。彼は戻ってくると言っていたが、結局、戻ってこなかった。ホイットニーは娘が心配だった。特に娘が父親に対してどう思うかを懸念した。ホイットニーはいろいろな夫婦関係を細かに説明していたが、それでも13歳でインターネットを触れるようになると、さまざまなことをネットを通じて知るようになる。「ママ、これはパパなの?」 彼女は父が別の女性といる写真を見ていた。
そして娘はついに言った。「ひどいわ。彼と別れなさいよ」 娘はホイットニーに言った。「私はママのことをよく見ている。ママは私と一緒にいてくれる。ママは私を愛してる。学校にも連れてってくれる。一緒にいろんなことをしてくれる。私を失望させることはない。私に嘘もつかない。いつでも私のそばにいる。でもパパは来ると言って、決して来ない。何か(プレゼントを)くれると言ってくれたためしはない。ママはこんな仕打ちを受けることはないわ。私も」
オプラ。「もし、娘さんがそう言ってくれなかったら、あなたはまだ待ち続けたのかしら。あるいは、これはターニング・ポイントになった?」
「私のスピリット(精神)は、私を去らせなかったでしょうね。神のスピリットは誰よりも強い。ある点で、決断を促してくれる。義理の姉がとても私のことを思ってくれ祈ってくれた。兄も、私のファミリー、みんなが。いつでも私の傍らにいてくれる人たちがいたの」
「そして、もうひとり、クライヴ・デイヴィス(註:所属レコード会社の社長、ホイットニーをデビューからスターに育てた恩人。今回のカンバックの大立役者)がこう言ったの。『(ホイットニーのキャリアが)終わったなんてことは、あり得ない。神様は終わったなんて言ってない。こんな形で終わらせるなんて到底できない。君にはまだまだ才能が残っている』 私は(その言葉に)驚いた。そして彼は続けた。『1年の時間を君に与えよう。それから決断しなさい。だけど、世界は待っているよ。世界は再び君の歌を聴きたがってるんだよ』」
ホイットニーがグロッセリー・ストアなどに行くと人が寄ってきて「次のアルバムはいつ出るの? あなたの歌が聴きたいわ」と言う。彼女自身もそうした言葉に励まされた。そして、母親に大きな決断をさせることになった娘は今では、随分と母に似てきている、という。
生き抜く(Come-Through)。
この後、亡くなった父親とのことが語られ、最後にマイケル・ジャクソンの話がでた。マイケルとは20年以上知っていて、よく電話などで話していた、という。
特に2001年9月、マイケルの30周年イヴェントが行われ会ったときには、ホイットニーは自身の姿を見ているようで恐かった、という。そして「こんな風になりたくない」と思ったそうだ。それはマイケルがものすごく痩せていたからだ。当時ホイットニーも精神的に追い詰められていて、また自分もドラッグをやっていて痩せていたので、そうしたものと同じものをマイケルに見たらしい。マイケルとは彼が裁判中に、よく電話で話したという。その死を聞いたときには、「打ちのめされた」という。
そして新作アルバムの話を少し。「アイ・ルック・トゥ・ユー」は、Rケリーがもう10年以上前に書いた曲だという。最初に今回のアルバムの候補として聴かされたとき、ホイットニーは自分が人々に伝えたい、まさにそんなメッセージを持った曲だと思った。どうやってその苦悩の時期を切り抜けたか、厳しい時をどのように克服したか。彼女自身以上にこの曲はすべてを語っている。「そう、私以上にね。はるかに私以上にね。あなたや私以上に大きいわ」 だからこそ、アルバムをこのタイトルにした。「これがアルバムのエッセンスを掴んでいるから。このアルバムを物語る、もっとも本質的なことをこの曲は歌っている」
オプラはもう1曲、「アイ・ディドント・ノウ・マイ・オウン・ストレンス(私は自分の強さを知らなかった)(邦題、夢をとりもどすまで)」も気に入っていた。彼女は聞く。「これは、あなたの経験のエッセンスから来ているものかしら」
ホイットニーは言う。「これを考えるとき、歌うとき、歌い始めると、私自身をはるかに超えてしまう。私以上に苦労している人を思い浮かべてしまう。たとえばガンを患っている人、家庭内暴力などで本当に死にもの狂いで戦っている人、あるいはシングル・ペアレントのこと、母も父も、そういう状況で育つ子供も…。我が家のことだけではなくね。そうした状況、境遇にいる多くの他の人のことに深く想いをはせるとき、この曲はそうしたみんなの歌だと思う」
そして、番組では彼女がこの歌を歌った。
http://www.oprah.com/media/20090903-tows-whitney-houston-sings
最後、オプラがホイットニーに尋ねた。「あなたは、これをカンバック(comeback)だと思いますか? あるいは、抜け出た、生き抜いた、やり遂げた(come-through)、ということでしょうか?」
ホイットニーは答えた。「生き抜いてやり遂げた、ということだと思うわ。生きぬいた瞬間だと思う(moment of come-through)。Rケリーが書いた曲があるの。『これをカンバックと呼ばないで。私はずっとここにいたのだから(Don’t call it a comeback. I’ve been here for years)』という歌詞よ。(アルバムに収録されている「サルート」という曲)」
生き抜いた瞬間、それがあったからこそ、今度の新作は全米アルバム・チャート1位初登場、しかも、17年ぶりのアルバム1位という結果になったのだろう。ジャケット写真を見て、「おお、苦労してるんだねえ」と一言言った人がいた。人生は顔に現われる。しかし、苦悩と苦労が顔に出ても、それを乗り越えた今、ファンとしては言いたい。ホイットニー、復活おめでとう。
詳細はオプラのウェッブに掲載されている。文字で全文が読めます。映像もアップされました。
http://www.oprah.com/article/oprahshow/pkgscreeningroom/20090831-tows-whitney-houston#print
■ 『山野ミュージックジャム』(「ソウル・ブレンズ」内=毎週日曜午後4時半、インターFM76.1mhz)、2009年9月20日放送で、ホイットニーのこの新作アルバムを紹介します。
■ ホイットニー関連記事
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http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
(◎ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
このアルバムの日本盤解説は松尾潔さん。熱のこもったライナーです。ぜひ日本盤を。そして、新聞広告用に彼が書いたホイットニーへの散文もすばらしい。その散文は下記で読めます。このアルバムとホイットニーのこのインタヴューで語られているようなことを端的に記した見事な文章です。
http://lx03.www.tsutaya.co.jp/tol/news/index.pl?c=entertain&c2=music&artid=12299
歌いつづける人生が夢だった。歌うことは生きることだった。
歌う私を見て、古いシネマのヒロインのようだと人は言った。
数年後、ほんとうに映画のヒロインになった。
おおぜいの傷ついた兵士のために歌ったことがある。
私の声は子守唄のように癒してくれると彼らは言った。
ほんとうの愛の意味も知らずに愛を歌っていた。
それでも人は聴いてくれた。涙をながしてくれた。
ここにはうつくしい愛があると。
運命の恋をして、命をかけてその人を愛した。
新しい生命を授かり、本物の子守唄を歌った。
傷つけあうことで情熱をたしかめた。
うしなった愛に悔いはない。
新しいだけのうたはいらない。
最高のうたを歌いたい。
今ならば、今だから、私に歌えるうたがある。
夢はとりもどせる。
松尾 潔
ENT>ARTIST>Houston, Whitney
ENT>TV>Winfrey, Oprah
◎ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
2009年9月19日 音楽【Whitney Houston Talks To Oprah For More Than 3 Hours】
予定外。
全米の人気トーク・ショー『オプラ・ウィンフリー・ショー』の第24シリーズが始まり、そのシーズン・キックオフにホイットニー・ヒューストンの復活インタヴューを2009年9月14日と15日の2日にわけて大々的に放送した。その内容が判明したので2日にわけてご紹介しよう。
このインタヴューは、8月31日にシカゴで収録された。当初の予定では30分程度ということだったが、オプラとホイットニーの話は、大変盛り上がり結局3時間に及んだ、という。元々は1日のゲストという予定だったようだが、急遽2日に分けての放送になった。オプラは、「今まで何千人とインタヴューしてきたけれど、生涯の中で最高のインタヴューになった」と振り返る。8月31日はアルバムの全米でのリリース日。3時間話した翌日(9月1日)、ホイットニーはニューヨークのセントラル・パーク内ラセイ・プレイグラウンドで約4000人を集めた無料ミニ・ライヴを行った。
これは翌日(9月2日)の朝『グッドモーニング・アメリカ』のテレビ番組で放送されたが、若干声がかすれ気味になってしまっている。前日長時間しゃべりすぎたためと本人も認めている。このときは、最新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』からの最初のシングル「ミリオン・ダラー・ビル(100万ドルの恋)」、「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ」(1999年のヒット)、最新作から「アイ・ルック・トゥ・ユー」(その場にいた母シシーに向けて歌った)、「アイム・エヴリ・ウーマン」(1993年のヒット=シャカ・カーンのカヴァー)の4曲を歌った。
セラピー。
さて、オプラとの3時間におよぶインタヴューは、まるで「セラピーのようだった」という。ボビー・ブラウンとの結婚生活、離婚などについて、さらにドラッグについて赤裸々に語り、後半ではマイケル・ジャクソンについても語った。
ボビーとホイットニーは、当初大変愛し合い、3年間つきあって結婚した。だが『ボディーガード』以降、ホイットニーの人気が予想できないほど大きなものになり、関係がギクシャクしてきた。特に1993年から1995年以降が、ホイットニー人気とボビーの人気の差が決定的になった。オプラが「彼はあなたに対してやきもちを焼いたのかしら」と聞くと、ホイットニーは「彼はそう言われるのは嫌でしょうが、答えはイエスだわ」と答えた。そこでホイットニーは、そうしたことを避けるために、「ミス・ヒューストンではなく、ミセス・ブラウンなの」と周囲によく言うように努力していた、という。
さらに、ボビー・ブラウンは、『ビーイング・ボビー・ブラウン』というテレビのリアリティー・ショーに出演することになり、ホイットニーも同意。これはその芸能人のリアルな生活にカメラをいれ、プライヴァシーをすべてさらけ出す番組だが、ホイットニーはこれを夫のために承諾した。その時点ではその番組がもたらす結果についてはほとんど考えなかったが、これが放送されると、多くの人がホイットニーのことを心配するようなった。この時点で、ホイットニーは、「私はこの結婚がハッピーではなかった」と思うようになっていた。
そして、多くの人たちが「彼らの結婚は5分で終わるだろう」と言っていたのを見返してやりたいとも思っていた。その気持ちは2人とも同じだった、という。
「ドラッグを始めたのは?」とオプラが聞く。「『ボディーガード』の前、最初は軽いものだった。それから、コカインとマリファナ」 だが、ボビーはこれにアルコールが加わった。アルコールが入ると彼は激変したという。暴力は振るわれなかったが、精神的な暴力を振るわれたとホイットニーは言う。一度だけ彼女の頬を殴ったことがあったが、彼女は彼に対して頭付きを3回ほどくらわしたことがある。彼女は男兄弟の中で育ったので、やんちゃだったという。
「最悪の思い出は?」の質問に、一度、彼の誕生日会を企画したときに、揉め事があって、彼がホイットニーにつばを吐いた、ことだという。この事件は彼女を大きく傷つけた。しかも、それを彼らの娘が目撃してしまった。その翌日、彼女は家を出ようとしてボビーと揉め、彼に頭付きをくらわせたところ彼は床に血を出して転んだ。
『ボディーガード』までは軽いドラッグだったものが、その大ヒット後はドラッグ使用が大変ヘヴィーになった。特に、それに続く映画『ウェイティング・トゥ・エクスヘイル(ため息つかせて)』、さらに映画『プリーチャーズ・ワイフ(天使の贈りもの)』の撮影の頃は、毎日ドラッグ付けで、まったく幸せではなかった、という。自分自身を見失っていたと振り返る。
その頃から結婚生活は暗礁に乗り上げた。ボビーは他の女性と関係を持つようになり、そのデート代をホイットニーのクレジットカードで支払い、すぐに彼女に事実が知られることになる。どちらがその家を出て行くかということになり、結局、ホイットニーが出て行くことになった。
ドラッグ、家庭問題…。しかし、世間には自分たちが不幸だということは見せられない。自身では「(エンタテイナー)ホイットニー・ヒューストンの人生は終わった」ということを認めたくない。しかし、離婚しか道はないということもわかっている。だが彼は自分の夫だということを守りたい気持ちもある。さまざまな葛藤が彼女を覆う。
だが彼女は何をするにも彼が一緒でないとできなかった。ドラッグをやるときも。オプラが切り込む。「あなたは、彼=ボビー=に弱いの? それとも、ドラッグに弱いの? 世間はあなたはドラッグの誘惑に弱いと見ているわ」
ホイットニーが答える。「彼が私のドラッグだった。私は彼と一緒でなければ何もできなかった。私は一人ではハイになれなかった。私と彼が一緒にやった。私たちはパートナー。ハイで入られるのはパートナーがいたから。何をするのも一緒だった」
オプラ。「なぜなら、あなたは彼の妻だから」
ホイットニー。「イエス。彼は私の夫でした。私はこの結婚をうまくやらなければならない、なんとしてでも、と、その頃は思っていた」
ドラッグを断ち切るために、最初30日間施設に入った。だが、それでも切れなかった。業を煮やした母親がある日、シェリフ(保安官)を伴ってやってきた。「命令書があります。私の言う通りにするか、さもなければ、これがテレビ沙汰になってあなたは引退。でもそんなことにはなりたくないでしょう」 こうして、母親は娘を連れ出し再度ドラッグを断ち切らせようとした。
「そのときお母さんは、リハビリに行きなさいと言ったのか、それとも、この結婚をやめなさい、と言ったのか、どちら?」とオプラ。ホイットニーは、「まずリハビリに行って、心をクリアにしてから決断しなさい、と言ったわ」
母は強し。母の愛は何よりも勝る…。
(オプラ=ホイットニー・インタヴュー2日目へ続く)
詳細はオプラのウェッブに掲載されている。文字で全文が読めます。
http://www.oprah.com/article/oprahshow/pkgscreeningroom/20090831-tows-whitney-houston#print
■ ホイットニー関連記事
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Houston, Whitney
ENT>TV>Winfrey, Oprah
予定外。
全米の人気トーク・ショー『オプラ・ウィンフリー・ショー』の第24シリーズが始まり、そのシーズン・キックオフにホイットニー・ヒューストンの復活インタヴューを2009年9月14日と15日の2日にわけて大々的に放送した。その内容が判明したので2日にわけてご紹介しよう。
このインタヴューは、8月31日にシカゴで収録された。当初の予定では30分程度ということだったが、オプラとホイットニーの話は、大変盛り上がり結局3時間に及んだ、という。元々は1日のゲストという予定だったようだが、急遽2日に分けての放送になった。オプラは、「今まで何千人とインタヴューしてきたけれど、生涯の中で最高のインタヴューになった」と振り返る。8月31日はアルバムの全米でのリリース日。3時間話した翌日(9月1日)、ホイットニーはニューヨークのセントラル・パーク内ラセイ・プレイグラウンドで約4000人を集めた無料ミニ・ライヴを行った。
これは翌日(9月2日)の朝『グッドモーニング・アメリカ』のテレビ番組で放送されたが、若干声がかすれ気味になってしまっている。前日長時間しゃべりすぎたためと本人も認めている。このときは、最新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』からの最初のシングル「ミリオン・ダラー・ビル(100万ドルの恋)」、「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ」(1999年のヒット)、最新作から「アイ・ルック・トゥ・ユー」(その場にいた母シシーに向けて歌った)、「アイム・エヴリ・ウーマン」(1993年のヒット=シャカ・カーンのカヴァー)の4曲を歌った。
セラピー。
さて、オプラとの3時間におよぶインタヴューは、まるで「セラピーのようだった」という。ボビー・ブラウンとの結婚生活、離婚などについて、さらにドラッグについて赤裸々に語り、後半ではマイケル・ジャクソンについても語った。
ボビーとホイットニーは、当初大変愛し合い、3年間つきあって結婚した。だが『ボディーガード』以降、ホイットニーの人気が予想できないほど大きなものになり、関係がギクシャクしてきた。特に1993年から1995年以降が、ホイットニー人気とボビーの人気の差が決定的になった。オプラが「彼はあなたに対してやきもちを焼いたのかしら」と聞くと、ホイットニーは「彼はそう言われるのは嫌でしょうが、答えはイエスだわ」と答えた。そこでホイットニーは、そうしたことを避けるために、「ミス・ヒューストンではなく、ミセス・ブラウンなの」と周囲によく言うように努力していた、という。
さらに、ボビー・ブラウンは、『ビーイング・ボビー・ブラウン』というテレビのリアリティー・ショーに出演することになり、ホイットニーも同意。これはその芸能人のリアルな生活にカメラをいれ、プライヴァシーをすべてさらけ出す番組だが、ホイットニーはこれを夫のために承諾した。その時点ではその番組がもたらす結果についてはほとんど考えなかったが、これが放送されると、多くの人がホイットニーのことを心配するようなった。この時点で、ホイットニーは、「私はこの結婚がハッピーではなかった」と思うようになっていた。
そして、多くの人たちが「彼らの結婚は5分で終わるだろう」と言っていたのを見返してやりたいとも思っていた。その気持ちは2人とも同じだった、という。
「ドラッグを始めたのは?」とオプラが聞く。「『ボディーガード』の前、最初は軽いものだった。それから、コカインとマリファナ」 だが、ボビーはこれにアルコールが加わった。アルコールが入ると彼は激変したという。暴力は振るわれなかったが、精神的な暴力を振るわれたとホイットニーは言う。一度だけ彼女の頬を殴ったことがあったが、彼女は彼に対して頭付きを3回ほどくらわしたことがある。彼女は男兄弟の中で育ったので、やんちゃだったという。
「最悪の思い出は?」の質問に、一度、彼の誕生日会を企画したときに、揉め事があって、彼がホイットニーにつばを吐いた、ことだという。この事件は彼女を大きく傷つけた。しかも、それを彼らの娘が目撃してしまった。その翌日、彼女は家を出ようとしてボビーと揉め、彼に頭付きをくらわせたところ彼は床に血を出して転んだ。
『ボディーガード』までは軽いドラッグだったものが、その大ヒット後はドラッグ使用が大変ヘヴィーになった。特に、それに続く映画『ウェイティング・トゥ・エクスヘイル(ため息つかせて)』、さらに映画『プリーチャーズ・ワイフ(天使の贈りもの)』の撮影の頃は、毎日ドラッグ付けで、まったく幸せではなかった、という。自分自身を見失っていたと振り返る。
その頃から結婚生活は暗礁に乗り上げた。ボビーは他の女性と関係を持つようになり、そのデート代をホイットニーのクレジットカードで支払い、すぐに彼女に事実が知られることになる。どちらがその家を出て行くかということになり、結局、ホイットニーが出て行くことになった。
ドラッグ、家庭問題…。しかし、世間には自分たちが不幸だということは見せられない。自身では「(エンタテイナー)ホイットニー・ヒューストンの人生は終わった」ということを認めたくない。しかし、離婚しか道はないということもわかっている。だが彼は自分の夫だということを守りたい気持ちもある。さまざまな葛藤が彼女を覆う。
だが彼女は何をするにも彼が一緒でないとできなかった。ドラッグをやるときも。オプラが切り込む。「あなたは、彼=ボビー=に弱いの? それとも、ドラッグに弱いの? 世間はあなたはドラッグの誘惑に弱いと見ているわ」
ホイットニーが答える。「彼が私のドラッグだった。私は彼と一緒でなければ何もできなかった。私は一人ではハイになれなかった。私と彼が一緒にやった。私たちはパートナー。ハイで入られるのはパートナーがいたから。何をするのも一緒だった」
オプラ。「なぜなら、あなたは彼の妻だから」
ホイットニー。「イエス。彼は私の夫でした。私はこの結婚をうまくやらなければならない、なんとしてでも、と、その頃は思っていた」
ドラッグを断ち切るために、最初30日間施設に入った。だが、それでも切れなかった。業を煮やした母親がある日、シェリフ(保安官)を伴ってやってきた。「命令書があります。私の言う通りにするか、さもなければ、これがテレビ沙汰になってあなたは引退。でもそんなことにはなりたくないでしょう」 こうして、母親は娘を連れ出し再度ドラッグを断ち切らせようとした。
「そのときお母さんは、リハビリに行きなさいと言ったのか、それとも、この結婚をやめなさい、と言ったのか、どちら?」とオプラ。ホイットニーは、「まずリハビリに行って、心をクリアにしてから決断しなさい、と言ったわ」
母は強し。母の愛は何よりも勝る…。
(オプラ=ホイットニー・インタヴュー2日目へ続く)
詳細はオプラのウェッブに掲載されている。文字で全文が読めます。
http://www.oprah.com/article/oprahshow/pkgscreeningroom/20090831-tows-whitney-houston#print
■ ホイットニー関連記事
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
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ENT>ARTIST>Houston, Whitney
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○マリー・トラヴァース(ピーター・ポール&マリー)死去
2009年9月18日 音楽【Mary Travers Dies At 72】
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラヴァースが2009年9月16日(水)、コネチカット州のダンブリー病院で死去した。72歳だった。白血病を患っていた。
仲間のピーター・ヤロウ、ポール・ストゥーキーとともにピーター・ポール&マリーを結成、きれいなスリー・パート・ハーモニーを聴かせ1960年代に「レモン・トゥリー」「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」、「パフ」など多数のヒットを放った。ボブ・ディラン作の「ブロウイン・イン・ザ・ウィンド(風に吹かれて)」はボブのヴァージョンとは違った耳当たりのいい洗練されたヴァージョンにしてヒットさせた。
メリー・アリン・トラヴァースは1936年11月9日ケンタッキー州ルイヴィル生まれ。2歳のときに両親とともにニューヨークに移り住んだ。後にボブ・ディランをマネージするアルバート・グロスマンという人物が、当時無名だったピーター・ヤロウのマネージメントをしており、キングストン・トリオのような女性を含めたフォーク・トリオのイメージを思いつき、カフェの壁に貼ってあったメリーの写真を見て、連絡を取り、グループを結成した。3人目のポールはマリーの友人だった。
1962年、「レモン・トゥリー」が全米で初ヒット。当時の彼らのあこがれでもあったピート・シガーの作品「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」を同年にカヴァーし、これがポップでトップ10入りを果たすヒットとなり、注目のトリオとなった。その後「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」、「風に吹かれて」など多数のヒットを生み出し、フォーク・ブームの牽引車となった。また政治的発言なども多く、当時の時代の空気を反映したグループとなった。
■死去を伝えるニューヨーク・タイムス紙の記事
http://www.nytimes.com/2009/09/17/arts/music/17travers.html
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ピーター・ポール&マリーは、僕が、それこそ洋楽を聴き始めた頃にすでに大人気だったグループだった。深夜放送やFENでよくかかっていて耳なじんだ。何よりも、中学時代の同級生がギターを弾きながら、「パフ」やら「風に吹かれて」をコピーしていたのを、耳たこで聴かされたことをよく覚えている。「パフ」なんかは、ギターの入門曲で、ギターを買った者はみなこのあたりから覚えたのだ。その同級生は北海道大学で医学部の教授になっている。
■ ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KHJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>OBITUARY>Travers, Mary November 9th, 1936 - September 16, 2009, 72 year old
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラヴァースが2009年9月16日(水)、コネチカット州のダンブリー病院で死去した。72歳だった。白血病を患っていた。
仲間のピーター・ヤロウ、ポール・ストゥーキーとともにピーター・ポール&マリーを結成、きれいなスリー・パート・ハーモニーを聴かせ1960年代に「レモン・トゥリー」「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」、「パフ」など多数のヒットを放った。ボブ・ディラン作の「ブロウイン・イン・ザ・ウィンド(風に吹かれて)」はボブのヴァージョンとは違った耳当たりのいい洗練されたヴァージョンにしてヒットさせた。
メリー・アリン・トラヴァースは1936年11月9日ケンタッキー州ルイヴィル生まれ。2歳のときに両親とともにニューヨークに移り住んだ。後にボブ・ディランをマネージするアルバート・グロスマンという人物が、当時無名だったピーター・ヤロウのマネージメントをしており、キングストン・トリオのような女性を含めたフォーク・トリオのイメージを思いつき、カフェの壁に貼ってあったメリーの写真を見て、連絡を取り、グループを結成した。3人目のポールはマリーの友人だった。
1962年、「レモン・トゥリー」が全米で初ヒット。当時の彼らのあこがれでもあったピート・シガーの作品「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」を同年にカヴァーし、これがポップでトップ10入りを果たすヒットとなり、注目のトリオとなった。その後「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」、「風に吹かれて」など多数のヒットを生み出し、フォーク・ブームの牽引車となった。また政治的発言なども多く、当時の時代の空気を反映したグループとなった。
■死去を伝えるニューヨーク・タイムス紙の記事
http://www.nytimes.com/2009/09/17/arts/music/17travers.html
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ピーター・ポール&マリーは、僕が、それこそ洋楽を聴き始めた頃にすでに大人気だったグループだった。深夜放送やFENでよくかかっていて耳なじんだ。何よりも、中学時代の同級生がギターを弾きながら、「パフ」やら「風に吹かれて」をコピーしていたのを、耳たこで聴かされたことをよく覚えている。「パフ」なんかは、ギターの入門曲で、ギターを買った者はみなこのあたりから覚えたのだ。その同級生は北海道大学で医学部の教授になっている。
■ ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KHJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>OBITUARY>Travers, Mary November 9th, 1936 - September 16, 2009, 72 year old