△『ディス・イズ・イット』秘話(パート2)~バシリ・ジョンソン語る
2010年2月17日 音楽【Bashiri Johnson Talks About Behind The Scenes Of "This Is It" (Part 2)】
暫定。
映画『ディス・イズ・イット』の特典映像では、ミーティングのシーンで、ホワイトボードにセットリストの一部が書かれ、映っている。そのリストは次の通りだ。
---. Motown (I Want You Back -- ABC)
I’ll Be There
--Don’t Stop Til You Get Enough
09. Rock With You
10. I Just Can’t Stop Loving You
11. Dangerous
12. Black Or White
13. Dirty Diana
14. Beat It
15. Thriller
16. Earth Song
17. We Are The World -- Heal The World
18. You Are Not Alone
19. Billie Jean
----
20. Will You Be There
21. Man In The Mirror
(Plane exit)
これらの中の楽曲、およびセットリストについて、バシリは次のように語る。「最後の部分は、まだバンドとマイケルの歌をあわせたり、歌とバックの照明や、大道具と合わせたリハーサルが終わっていなかった。また、リハーサルをしても、最終的に本番のセットリストで使われるかどうかまでは、この段階では確定していない」
なるほど、確かにそうだ。仮にこれが6月24日までの暫定セットリストとして、どこまで本番第1日まで形作られ、本番で見せられるレヴェルまでになるかどうかは、この時点ではわからない。神も、マイケルさえもわからなかったのだ。
ただ、こういうことをやろうとしていたアイデアはあった。たとえば、バシリは映画には出てこなかった「ダーティー・ダイアナ」についてこう語る。「ここは、スラッシュが来たときに飛び入りでできるように準備していた。50本あるショーのうち、スラッシュが遊びにきてくれたら、この曲をやって、スラッシュにギターを弾いてもらうわけだ。僕たちバンドは、ほぼ完成させていたよ」 ただ、スラッシュが来ない日にこれをやるかやらないかは、まだわからない。基本的にはセットリストにいれておいて、スラッシュが来たら、ギターではいってもらえるように準備していたのかもしれない。
また、「ウィ・アー・ザ・ワールド」と「ヒール・ザ・ワールド」は、メドレーでやるイメージで、リハーサルしていたという。このあたりは、マイケルとのあわせが充分ではなく、また仮にやったとしても、映画に使えるほどのクオリティーの高い映像が残っていなかったらしい。
「『ユー・アー・ノット・アローン』もリハーサルはしていた。これは、映画にはなかったっけ? そうか、入ってなかったか。たぶん、充分ないいフッテージ(映像)がなかったんじゃないか。僕たちはマイケルとリハーサルしたよ。もちろん、『ウィル・ユー・ビー・ゼア』もリハーサルしていた。それと、曲がビッグプロダクション(大きな仕掛け=大道具などとのコラボ)がある場合、曲を途中まで練習することはあっても、全部の通し稽古ができてないものがあった。『ダーティー・ダイアナ』もそんな1曲だった。これは、曲のすべてを完成させてなかった、と思う」
「バンドとしては、もっと多くの曲をやってるよ。そして、リハーサルが進んでいくと、この曲はボツにしようとか、短くしようとか、そうした話がでてくる」とバシリ。そして、映画にも、このホワイトボードにも書かれていないある楽曲の話が飛び出した。
衝撃。
「最初バンドで演奏をリハーサルして、それからマイケルがやってきて、あわせる。マイケルがやってくると、徐々にセットリストが固まっていく。僕たちは、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの曲をリハーサルしてたよ」 「ステート・オブ・ショックを?」 「そうだ!」 「ええええええっ??」
「ミック・ジャガーが来るときにはこの曲をやるということだった。これも、ほぼ完成していた。いつでも、バンドにお呼びがかかれば、僕らは(演奏が)できたよ」
ジャガーはイギリス出身、ロンドンにも住んでいるから、いつでも遊びに来られただろう。「ステート・オブ・ショック」までほぼ出来ていたとは。しかも、ミック・ジャガーの飛び入りを想定して練習していたなんて。ミック・ジャガーとマイケルが同じステージに上るなんて、なんという夢の競演だろうか。この話を聴いた郷太くんも僕も衝撃に震えた。
「他に、あと、シンガーのゲストが来たときのために、練習してきた曲があったなあ。シンガーの名前が思い出せない…。ただ、この『ステート・オブ・ショック』が、セットリストの何曲目に入るのかは僕には見当がつかない。それを決めるのは、マイケルとケニー(・オルテガ)だ」
バシリは、6月24日現在までのセットリストは持っているという。インタヴュー時点では記憶はしていなかったが、どこかにあるはずなので、探してくれるそうだ。
他に、このリストや映画にでてこない曲でリハーサルした曲はあるだろうか。「他に、ジャクソン5の曲があった、あるいは、ジャクソンズの曲かな。『ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ』はちょっとやったけど、うまくいかなかったので、消えたはず。『キャン・ユー・フィール・イット』をやったような気がする。…そうだ、『ダンシング・マシーン』をやった! 最終的にマイケルがそれをセットリストにいれるかどうかはわからないけれど、バンドはリハーサルしていた」
6月24日の時点で、バシリによれば、「バッド」も合わせのリハはできていなかった。「エンジェル」もリハができていなかった、という。「エンジェル」もセットリスト候補だったわけだ。「アース・ソング」も、大きなトラクターが出てくるところとバンドのあわせはできてなかった。「スムース・クリミナル」での、ビデオ・スクリーンとマイケル、バンドのあわせもまだだった。「ウイ・アー・ザ・ワールド」あたりも、大きな仕掛けとのあわせができていなかった。ただバンドだけの音楽的部分はほぼできていたという。
「スリラー」ももう少しやらなければならなかった。大きなクモが登場するから、あわせてリハーサルをしなければならなかった。「そうそう、おもしろい話があるよ。『スリラー』の大きなクモのところでは、最初マイケルは、あそこのクモの中にいれば、それ自体が動いて、何か乗ってればいいと思ってたんだね。だけど、あれはマイケルも自分で歩いて前に進まなければならなかったんだ。だからマイケルはいくら待ってても、前に進まなかったというわけだ」
予定。
4月中旬に始まったリハーサルはおよそ8週間の予定だった。だがそれはじわじわと遅れる。4月の20日くらいから2週間程度が、「センター・ステージ」という場所の「スタジオ8」、ここでバンドのリハーサル。3週目~4週目は「センター・ステージ」よりもっと大きな「サウンド・ステージ」で、コーラス隊をいれてやる。もちろん、ダンサーは別のところでリハをしている。そして5週目、6週目がロスアンジェルスの「フォーラム」で。さらに7週目、8週目が「ステイプルズ・センター」だ。しかし、すでに5月20日には、進行の遅れがはっきりしていたので、当初の初日である7月8日が、7月13日に変更されていた。なので、7月の頭にロンドン入りして、約2週間弱、最終リハーサルをロンドンで行うことになっていたわけだ。そして、バンドやダンサーたちは、7月1日頃、ロンドンに移動する予定だった、という。
映画『ディス・イズ・イット』のメインの舞台となっているのが、ステイプルズ・センターの映像だが、ダンサーやバンドだけ、コーラスだけの映像は、別のリハーサルの場所での映像が使われている。
6月24日のことをバシリはこう語る。「あの日(24日)は、マイケルはとてもハッピーそうで、元気だった。素晴らしい感じで、『じゃあ、みんな明日会おうね (see you tomorrow)』と言っていた。最後にやった曲は黒いジャケットを着て歌うものだった。曲名がなんだったか思い出せない…。彼が黒いジャケットを着ていた曲だったと思う。だから、翌日(25日)、そのニュースを聞いたときは本当にショックだった」
バシリは、7月にロンドン行きの飛行機に搭乗予定だったが、まったく不慮の事故により、その3日後には、地元ニューヨークに戻るため、ニューヨーク行きの飛行機に乗ることになった。次の目的地ロンドンは、計らずもニューヨークになってしまった。
(この項つづく。次回は、映画ではよくわからない大仕掛けのいくつかをバシリが語ります)
■ 『ディス・イズ・イット』ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSONOLOGY>This Is It
暫定。
映画『ディス・イズ・イット』の特典映像では、ミーティングのシーンで、ホワイトボードにセットリストの一部が書かれ、映っている。そのリストは次の通りだ。
---. Motown (I Want You Back -- ABC)
I’ll Be There
--Don’t Stop Til You Get Enough
09. Rock With You
10. I Just Can’t Stop Loving You
11. Dangerous
12. Black Or White
13. Dirty Diana
14. Beat It
15. Thriller
16. Earth Song
17. We Are The World -- Heal The World
18. You Are Not Alone
19. Billie Jean
----
20. Will You Be There
21. Man In The Mirror
(Plane exit)
これらの中の楽曲、およびセットリストについて、バシリは次のように語る。「最後の部分は、まだバンドとマイケルの歌をあわせたり、歌とバックの照明や、大道具と合わせたリハーサルが終わっていなかった。また、リハーサルをしても、最終的に本番のセットリストで使われるかどうかまでは、この段階では確定していない」
なるほど、確かにそうだ。仮にこれが6月24日までの暫定セットリストとして、どこまで本番第1日まで形作られ、本番で見せられるレヴェルまでになるかどうかは、この時点ではわからない。神も、マイケルさえもわからなかったのだ。
ただ、こういうことをやろうとしていたアイデアはあった。たとえば、バシリは映画には出てこなかった「ダーティー・ダイアナ」についてこう語る。「ここは、スラッシュが来たときに飛び入りでできるように準備していた。50本あるショーのうち、スラッシュが遊びにきてくれたら、この曲をやって、スラッシュにギターを弾いてもらうわけだ。僕たちバンドは、ほぼ完成させていたよ」 ただ、スラッシュが来ない日にこれをやるかやらないかは、まだわからない。基本的にはセットリストにいれておいて、スラッシュが来たら、ギターではいってもらえるように準備していたのかもしれない。
また、「ウィ・アー・ザ・ワールド」と「ヒール・ザ・ワールド」は、メドレーでやるイメージで、リハーサルしていたという。このあたりは、マイケルとのあわせが充分ではなく、また仮にやったとしても、映画に使えるほどのクオリティーの高い映像が残っていなかったらしい。
「『ユー・アー・ノット・アローン』もリハーサルはしていた。これは、映画にはなかったっけ? そうか、入ってなかったか。たぶん、充分ないいフッテージ(映像)がなかったんじゃないか。僕たちはマイケルとリハーサルしたよ。もちろん、『ウィル・ユー・ビー・ゼア』もリハーサルしていた。それと、曲がビッグプロダクション(大きな仕掛け=大道具などとのコラボ)がある場合、曲を途中まで練習することはあっても、全部の通し稽古ができてないものがあった。『ダーティー・ダイアナ』もそんな1曲だった。これは、曲のすべてを完成させてなかった、と思う」
「バンドとしては、もっと多くの曲をやってるよ。そして、リハーサルが進んでいくと、この曲はボツにしようとか、短くしようとか、そうした話がでてくる」とバシリ。そして、映画にも、このホワイトボードにも書かれていないある楽曲の話が飛び出した。
衝撃。
「最初バンドで演奏をリハーサルして、それからマイケルがやってきて、あわせる。マイケルがやってくると、徐々にセットリストが固まっていく。僕たちは、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの曲をリハーサルしてたよ」 「ステート・オブ・ショックを?」 「そうだ!」 「ええええええっ??」
「ミック・ジャガーが来るときにはこの曲をやるということだった。これも、ほぼ完成していた。いつでも、バンドにお呼びがかかれば、僕らは(演奏が)できたよ」
ジャガーはイギリス出身、ロンドンにも住んでいるから、いつでも遊びに来られただろう。「ステート・オブ・ショック」までほぼ出来ていたとは。しかも、ミック・ジャガーの飛び入りを想定して練習していたなんて。ミック・ジャガーとマイケルが同じステージに上るなんて、なんという夢の競演だろうか。この話を聴いた郷太くんも僕も衝撃に震えた。
「他に、あと、シンガーのゲストが来たときのために、練習してきた曲があったなあ。シンガーの名前が思い出せない…。ただ、この『ステート・オブ・ショック』が、セットリストの何曲目に入るのかは僕には見当がつかない。それを決めるのは、マイケルとケニー(・オルテガ)だ」
バシリは、6月24日現在までのセットリストは持っているという。インタヴュー時点では記憶はしていなかったが、どこかにあるはずなので、探してくれるそうだ。
他に、このリストや映画にでてこない曲でリハーサルした曲はあるだろうか。「他に、ジャクソン5の曲があった、あるいは、ジャクソンズの曲かな。『ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ』はちょっとやったけど、うまくいかなかったので、消えたはず。『キャン・ユー・フィール・イット』をやったような気がする。…そうだ、『ダンシング・マシーン』をやった! 最終的にマイケルがそれをセットリストにいれるかどうかはわからないけれど、バンドはリハーサルしていた」
6月24日の時点で、バシリによれば、「バッド」も合わせのリハはできていなかった。「エンジェル」もリハができていなかった、という。「エンジェル」もセットリスト候補だったわけだ。「アース・ソング」も、大きなトラクターが出てくるところとバンドのあわせはできてなかった。「スムース・クリミナル」での、ビデオ・スクリーンとマイケル、バンドのあわせもまだだった。「ウイ・アー・ザ・ワールド」あたりも、大きな仕掛けとのあわせができていなかった。ただバンドだけの音楽的部分はほぼできていたという。
「スリラー」ももう少しやらなければならなかった。大きなクモが登場するから、あわせてリハーサルをしなければならなかった。「そうそう、おもしろい話があるよ。『スリラー』の大きなクモのところでは、最初マイケルは、あそこのクモの中にいれば、それ自体が動いて、何か乗ってればいいと思ってたんだね。だけど、あれはマイケルも自分で歩いて前に進まなければならなかったんだ。だからマイケルはいくら待ってても、前に進まなかったというわけだ」
予定。
4月中旬に始まったリハーサルはおよそ8週間の予定だった。だがそれはじわじわと遅れる。4月の20日くらいから2週間程度が、「センター・ステージ」という場所の「スタジオ8」、ここでバンドのリハーサル。3週目~4週目は「センター・ステージ」よりもっと大きな「サウンド・ステージ」で、コーラス隊をいれてやる。もちろん、ダンサーは別のところでリハをしている。そして5週目、6週目がロスアンジェルスの「フォーラム」で。さらに7週目、8週目が「ステイプルズ・センター」だ。しかし、すでに5月20日には、進行の遅れがはっきりしていたので、当初の初日である7月8日が、7月13日に変更されていた。なので、7月の頭にロンドン入りして、約2週間弱、最終リハーサルをロンドンで行うことになっていたわけだ。そして、バンドやダンサーたちは、7月1日頃、ロンドンに移動する予定だった、という。
映画『ディス・イズ・イット』のメインの舞台となっているのが、ステイプルズ・センターの映像だが、ダンサーやバンドだけ、コーラスだけの映像は、別のリハーサルの場所での映像が使われている。
6月24日のことをバシリはこう語る。「あの日(24日)は、マイケルはとてもハッピーそうで、元気だった。素晴らしい感じで、『じゃあ、みんな明日会おうね (see you tomorrow)』と言っていた。最後にやった曲は黒いジャケットを着て歌うものだった。曲名がなんだったか思い出せない…。彼が黒いジャケットを着ていた曲だったと思う。だから、翌日(25日)、そのニュースを聞いたときは本当にショックだった」
バシリは、7月にロンドン行きの飛行機に搭乗予定だったが、まったく不慮の事故により、その3日後には、地元ニューヨークに戻るため、ニューヨーク行きの飛行機に乗ることになった。次の目的地ロンドンは、計らずもニューヨークになってしまった。
(この項つづく。次回は、映画ではよくわからない大仕掛けのいくつかをバシリが語ります)
■ 『ディス・イズ・イット』ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSONOLOGY>This Is It
☆ホイットニー・ヒューストン・ライヴ: (パート3)~理想のセットリスト
2010年2月16日 音楽 コメント (1)【Ideal Setlist For Whitney Houston】
理想。
今回のホイットニーのライヴは、わがソウル・サーチャーズの面々もけっこう足を運んでいた。フィリップ・ウー、ブレンダ・ヴォーン、そして、ケイリブ・ジェームスら。それぞれに感想を持っている。
僕はブレンダに聞いた。「ホイットニーの声は、たとえば、筋肉トレーニングや、節制をすることで、元のようにもどるだろうか」 すると彼女は「ノー」と応えた。「彼女は、タバコは吸うのかしら。ただ、時差やジェットラグ、それから疲れが出ていて、思うように声がでていないのかもしれない。ただやはり、しょっちゅう休んでいたので、もし90分のフル・ショーをやるには、もっとランニングをするとか、トレーニングをして体力をつけないとだめかもしれない」とも付け加えた。ブレンダによれば、ケイリブは怒っていたそうだ。(笑)
一方で、初めてホイットニーの『生のステージ』を見た人たちは、けっこうな割合で満足しているようだ。過去13年、来日がなかったことで、その間にファンになった人は多い。
もうひとつ今回のライヴでは会場もポイントかもしれない。さいたまスーパーアリーナはとにかく大きい。そして観客が一体感を持ちにくい。それでもビヨンセのようなビッグ・プロダクションの仕掛けものがあれば、それなりに盛り上がるが、ホイットニーは基本は歌をじっくり聴かせるアーティストだから、盛り上げるのがむずかしい。これが武道館や、国際フォーラムあたりだったら、満席でステージのアーティストへの期待感が充満するはずだ。スーパーアリーナではずいぶんと観客が静かだなあ、ということを感じた。それは年齢層が高いということもあるが、この大きな空間も一因ではないかと思う。武道館満員で湯気が立ち込めるくらいになっていれば、自然と観客も盛り上がっていく。観客が盛り上がれば、ホイットニーも盛り上がる。
今回のセットリストは、多くのファンを満足させられるものではないかもしれない、と思ったが、では、どんなセットリストだったら、日本のファンに喜んでもらえるだろうか、と考えてみた。実際高い声がでないので、キーを下げて歌っているが、どれが歌えて、どれが歌えないかなどは、考慮にいれずに単純にファンとしての希望としてのリストだ。
マイケル・ジャクソンは映画『ディス・イズ・イット』の中で、ファンはレコードと同じものを聴きたがっている、と言った。そのとおりだ。だから、基本的にはヒット曲をレコードと同じように歌ってもらおう。下記の理想のセットリストは、今のホイットニーにとっては体力的に厳しいかもしれないが、ファンの勝手なリクエストとして書いてみたい。アンプラグド・コーナーはなし、基本、バンドでレコードどおりにやってもらうことを想定した。キーは下げてもOK。
Ideal Setlist For Whitney Houston if possible
00. Intro (Video)
01. Million Dollar Bill (with dancers)
02. So Emotional (with dancers)
> MC
03. I Look To You or I Didn’t Know My Own Strength
04. Didn’t We Almost Have It All or Where Do Go Broken Hearts Go
> MC
05. Love Will Save The Day (with dancers)
06. I’m Your Baby Tonight (with dancers) (chorus extension - change clothes #1)
07. All The Man That I Need or Miracle
08. All At Once
09. I Wanna Dance With Somebody (with dancers)
> MC
>Tribute section or duet section
10. Hold Me (with male singer) or It Isn’t, Wasn’t It, It Ain’t Never Gonna Be (with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
11. Man In The Mirror or When You Believe (with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
> Video Footage "One Moment In Time" if necessary
> MC
12. Medley: I Have Nothing ~ Run To You ~ Exhale (Shoop Shoop)
13. Gospel Section: I Love The Lord or Count On Me (Duet with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
14. Queen Of The Night (with dancers) (chorus extension - change clothes #2) (background singers only)
> MC
15. Saving All My Love For You
16 The Greatest Love Of All
17. I Will Always Love You
> (change clothes #3, if any)
Enc. I’m Every Woman (with dancers)
(about 110 minutes)
or (もしくは)で示した曲は、日によって入れ替える。
ヒット曲リストを見ながら、いろいろ考えた。ホイットニーはヒットチャートに入った曲だけでも、40曲以上ある。そこから17曲程度を選ぶのは、なかなか至難の業だ。上記以外にいれてみたい曲には次のようなものがある。
You Give Good Love
I Belong To You
I Believe In You And Me
Step By Step
Heartbreak Hotel (featuring Faith Evans, Kelly Price)
My Love Is Your Love (with dancers)
よく考えると、ホイットニーはデュエット曲がけっこうある。バックコーラスに強力なシンガーがいるのだから、それを使わない手はない。3曲のデュエットで3人のシンガーでまわすこともできる。テディー・ペンダーグラスとの「ホールド・ミー」は男性シンガーと。休憩は一応、「ワン・モーメント…」と「クイーン・オブ・ザ・ダンス」と2箇所、入れてある。(笑) もちろん、ないほうがいいに決まっているが。アンコール含めて110分くらいになるように曲の長さを調整すればいいのではないだろうか。
本編最後の3曲は、全身全霊で歌っていただこう。これで観客は感動の涙を流す。そして、アンコールで、『ボディーガード』から「アイム・エヴリ・ウーマン」。ダンサーもいれて、派手に終わる。
シンガーは、基礎体力勝負だ。
ENT>LIVE>Houston, Whitney
理想。
今回のホイットニーのライヴは、わがソウル・サーチャーズの面々もけっこう足を運んでいた。フィリップ・ウー、ブレンダ・ヴォーン、そして、ケイリブ・ジェームスら。それぞれに感想を持っている。
僕はブレンダに聞いた。「ホイットニーの声は、たとえば、筋肉トレーニングや、節制をすることで、元のようにもどるだろうか」 すると彼女は「ノー」と応えた。「彼女は、タバコは吸うのかしら。ただ、時差やジェットラグ、それから疲れが出ていて、思うように声がでていないのかもしれない。ただやはり、しょっちゅう休んでいたので、もし90分のフル・ショーをやるには、もっとランニングをするとか、トレーニングをして体力をつけないとだめかもしれない」とも付け加えた。ブレンダによれば、ケイリブは怒っていたそうだ。(笑)
一方で、初めてホイットニーの『生のステージ』を見た人たちは、けっこうな割合で満足しているようだ。過去13年、来日がなかったことで、その間にファンになった人は多い。
もうひとつ今回のライヴでは会場もポイントかもしれない。さいたまスーパーアリーナはとにかく大きい。そして観客が一体感を持ちにくい。それでもビヨンセのようなビッグ・プロダクションの仕掛けものがあれば、それなりに盛り上がるが、ホイットニーは基本は歌をじっくり聴かせるアーティストだから、盛り上げるのがむずかしい。これが武道館や、国際フォーラムあたりだったら、満席でステージのアーティストへの期待感が充満するはずだ。スーパーアリーナではずいぶんと観客が静かだなあ、ということを感じた。それは年齢層が高いということもあるが、この大きな空間も一因ではないかと思う。武道館満員で湯気が立ち込めるくらいになっていれば、自然と観客も盛り上がっていく。観客が盛り上がれば、ホイットニーも盛り上がる。
今回のセットリストは、多くのファンを満足させられるものではないかもしれない、と思ったが、では、どんなセットリストだったら、日本のファンに喜んでもらえるだろうか、と考えてみた。実際高い声がでないので、キーを下げて歌っているが、どれが歌えて、どれが歌えないかなどは、考慮にいれずに単純にファンとしての希望としてのリストだ。
マイケル・ジャクソンは映画『ディス・イズ・イット』の中で、ファンはレコードと同じものを聴きたがっている、と言った。そのとおりだ。だから、基本的にはヒット曲をレコードと同じように歌ってもらおう。下記の理想のセットリストは、今のホイットニーにとっては体力的に厳しいかもしれないが、ファンの勝手なリクエストとして書いてみたい。アンプラグド・コーナーはなし、基本、バンドでレコードどおりにやってもらうことを想定した。キーは下げてもOK。
Ideal Setlist For Whitney Houston if possible
00. Intro (Video)
01. Million Dollar Bill (with dancers)
02. So Emotional (with dancers)
> MC
03. I Look To You or I Didn’t Know My Own Strength
04. Didn’t We Almost Have It All or Where Do Go Broken Hearts Go
> MC
05. Love Will Save The Day (with dancers)
06. I’m Your Baby Tonight (with dancers) (chorus extension - change clothes #1)
07. All The Man That I Need or Miracle
08. All At Once
09. I Wanna Dance With Somebody (with dancers)
> MC
>Tribute section or duet section
10. Hold Me (with male singer) or It Isn’t, Wasn’t It, It Ain’t Never Gonna Be (with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
11. Man In The Mirror or When You Believe (with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
> Video Footage "One Moment In Time" if necessary
> MC
12. Medley: I Have Nothing ~ Run To You ~ Exhale (Shoop Shoop)
13. Gospel Section: I Love The Lord or Count On Me (Duet with Cindy Mizelle or Valerie Pinkston or Sharlotte Gibson)
14. Queen Of The Night (with dancers) (chorus extension - change clothes #2) (background singers only)
> MC
15. Saving All My Love For You
16 The Greatest Love Of All
17. I Will Always Love You
> (change clothes #3, if any)
Enc. I’m Every Woman (with dancers)
(about 110 minutes)
or (もしくは)で示した曲は、日によって入れ替える。
ヒット曲リストを見ながら、いろいろ考えた。ホイットニーはヒットチャートに入った曲だけでも、40曲以上ある。そこから17曲程度を選ぶのは、なかなか至難の業だ。上記以外にいれてみたい曲には次のようなものがある。
You Give Good Love
I Belong To You
I Believe In You And Me
Step By Step
Heartbreak Hotel (featuring Faith Evans, Kelly Price)
My Love Is Your Love (with dancers)
よく考えると、ホイットニーはデュエット曲がけっこうある。バックコーラスに強力なシンガーがいるのだから、それを使わない手はない。3曲のデュエットで3人のシンガーでまわすこともできる。テディー・ペンダーグラスとの「ホールド・ミー」は男性シンガーと。休憩は一応、「ワン・モーメント…」と「クイーン・オブ・ザ・ダンス」と2箇所、入れてある。(笑) もちろん、ないほうがいいに決まっているが。アンコール含めて110分くらいになるように曲の長さを調整すればいいのではないだろうか。
本編最後の3曲は、全身全霊で歌っていただこう。これで観客は感動の涙を流す。そして、アンコールで、『ボディーガード』から「アイム・エヴリ・ウーマン」。ダンサーもいれて、派手に終わる。
シンガーは、基礎体力勝負だ。
ENT>LIVE>Houston, Whitney
◎ホイットニー・ヒューストン・ライヴ@さいたまスーパーアリーナ (パート2)
2010年2月15日 音楽(ライヴの内容がでます。これからごらんになる方は、鑑賞後にお読みください)
【Whitney Houston Live At Saitama Super Arena Day 3】
ハッピー。
ホイットニーは、この日は、のっていたようだ。「私は、ハッピー」という言葉を発し、ステージを進めた。その証拠に初日、2日目より1曲多く歌った。それは、ゴスペル・セクションのところで、『プリーチャーズ・ワイフ』からの「アイ・ラヴ・ザ・ロード」の前に、急に思いついたように「アメージング・グレイス」を歌ったところにも現われている。またその後のトリビュートのところでも、自分のメイクアップを20年もやってくれていた友人が亡くなったこと、そして、マイケル・ジャクソンのことを語った。マイケルの話しのところでは、その場でアカペラでマイケル曲のさびの部分を歌ったりした。しかし、ここでなんでテディー・ペンダーグラスの話がでないのだろう。謎だ。メジャー・デビュー前にテディーと「ホールド・ミー」をデュエットしているのに。
今回のショーでの見所は、ダンサーたちとバック・コーラスの女性3人だ。ダンサーは、登場するシーンいずれもが実にかっこいい。大きな仕掛けがあるステージではないが、彼らが登場すると、ステージが実に華やかになり、アクションが生まれる。元々ホイットニーはダンサー的なことはやらず、いわゆる「シンガーズ・シンガー」(歌手中の歌手)だが、流石にプロのダンサーを従えると、動きもかろやかに見える。
ホイットニーは高音が出にくくなっているため、多くの曲をオリジナルのキーより下げて歌う。ちょっと低音のホイットニーという感じになっている。そこで、バックのコーラスがひじょうに重要になってくる。
3人の女性コーラス隊、これが本当にホイットニーの歌を支える。ホイットニー本人は歌わなくなった「クイーン・オブ・ザ・ナイト」でのコーラス(コーラスだけで曲を進める)、特にゴスペルの「アイ・ラヴ・ザ・ロード」では、コーラス隊が示すメロディーが圧巻で、ホイットニーはこのコーラス隊なしにこの楽曲を完成させることはできない。「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「オール・アット・ワンス」などの地味ながらしっかりしたコーラスは、そこに注目して聴いていると本当に職人芸で惚れ惚れする。
かつてルーサー・ヴァンドロスが、「バック・コーラスは、それ自体が芸術(アート)だ」と言ったそうだが、バック・コーラスはその曲を支える重要な要素。最高級のバック・コーラスを聴かせてもらった。
ちょっとしたコネタを。
ステージ前でうろうろしていたホイットニーの娘さん、ボビー・クリスティーナは、1993年3月4日生まれ。1993年9月の来日コンサートで、ホイットニーはまだ生まれたばかり(6ヶ月)のクリスティーナを抱きかかえて、オーディエンスに紹介していた。僕は、そんなベイビーをこんな大音響のところに連れてきて大丈夫か、と心配したものだが、それが、いまや16歳の妙齢に。来月17歳だ。時の流れは速い。
ドラムスで、音楽ディレクターのマイケル・ベイカーは、なんと、4歳から数年間、横田基地近くに住んでいた。父親がエアフォース(空軍)に勤務していて、横田にいたという。元々はミネアポリス生まれ。現在は、イタリアに住んでいるという。
キーボードのひとりジェトロは、日本の安室奈美恵のバックを担当して、しばし滞在していたという。
【訂正】
2010年2月11日付け記事で、メンバーのひとりギターのシェロッド・バーンズが、ジョン・バーンズ、カトリース・バーンズの兄弟のようだ、と書いたが、実際は関係ないそうです。お詫びして訂正します。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
大阪は2月17日と18日。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったものなど)
2010年02月12日(金)
ホイットニーは、日本のサポーターに感謝
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100212.html
(今回初日2月11日分・ライヴ評=パート1)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
2010年02月11日(木)
ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100211.html
■デビュー作、25周年記念盤・新発売 (名作・傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Y3DEEK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Members
Whitney Houston (Vocal)
Michael Baker (Drums, Musical Director)
Sherrod Barnes (Guitars)
Matthew Garrison (Bass)
Jetro Da Silva (Keyboards)
Shedrick Mitchell (Keyboards)
Adi Yashaya (Keyboards)
Bashiri Johnson (Percussion)
Cindy Mizelle (Background Vocals)
Valerie Pinkston (Background Vocals)
Sharlotte Gibson (Backgournd Vocals)
Gary Houston (Background Vocals)
Dres Reid (Dancer)
Shannon Holtzappfel (Dancer)
Ryan Chandler (Dancer)
Tre Holloway (Dancer)
■セットリスト:ホイットニー・ヒューストン@さいたまスーパーアリーナ
Setlist : Whitney Houston @ Saitama Super Arena, February 14, 2010
show started 16:15
00. Intro
01. For The Lovers [From CD "I Look To You"2009]
02. Nothin’ But Love [From CD "I Look To You"2009]
03. I Look To You[From CD "I Look To You"2009]
04. My Love Is Your Love [From CD "My Love Is Your Love"1998]
05. If I Told You That [From CD "My Love Is Your Love"1998]
06. It’s Not Right But It’s OK [From CD "My Love Is Your Love"1998] (Whitney out of stage)
07. For The Love Of You (Sung by Gary Houston) [Isley Brothers, Whitney]
08. Queen Of The Night [From CD "Bodyguard"1992]
--. Video Montage (One Moment In Time) [Recorded Song]
(Whitney came back on stage)
09. (Unplugged Medley #09-12) Saving All My Love For You [From CD "Whitney Houston"1985]
10. The Greatest Love Of All [From CD "Whitney Houston"1985]
11. All At Once [From CD "Whitney Houston"1985]
12. I Learned From The Best [From CD "My Love Is Your Love"1998]
13. Amazing Grace [Traditional]
14. I Love The Lord [From CD "Preacher’s Wife"1996]
----. A riff of "The Way You Make Me Feel", "Never Can Say Goodbye", "Missing You", "You’re The Man In My Life"(Lady In My Life).
15. I Wanna Dance With Somebody [From CD "Whitney"1987]
16. How Will I Know [From CD "Whitney Houston"1985]
17. I Will Always Love You [From CD "Bodyguard"1992]
Enc. Million Dollar Bill [From CD "I Look To You"2009]
show ended 18:01
(2010年2月14日木曜、さいたまスーパーアリーナ=ホイットニー・ヒューストン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Houston, Whitney
2010-23
【Whitney Houston Live At Saitama Super Arena Day 3】
ハッピー。
ホイットニーは、この日は、のっていたようだ。「私は、ハッピー」という言葉を発し、ステージを進めた。その証拠に初日、2日目より1曲多く歌った。それは、ゴスペル・セクションのところで、『プリーチャーズ・ワイフ』からの「アイ・ラヴ・ザ・ロード」の前に、急に思いついたように「アメージング・グレイス」を歌ったところにも現われている。またその後のトリビュートのところでも、自分のメイクアップを20年もやってくれていた友人が亡くなったこと、そして、マイケル・ジャクソンのことを語った。マイケルの話しのところでは、その場でアカペラでマイケル曲のさびの部分を歌ったりした。しかし、ここでなんでテディー・ペンダーグラスの話がでないのだろう。謎だ。メジャー・デビュー前にテディーと「ホールド・ミー」をデュエットしているのに。
今回のショーでの見所は、ダンサーたちとバック・コーラスの女性3人だ。ダンサーは、登場するシーンいずれもが実にかっこいい。大きな仕掛けがあるステージではないが、彼らが登場すると、ステージが実に華やかになり、アクションが生まれる。元々ホイットニーはダンサー的なことはやらず、いわゆる「シンガーズ・シンガー」(歌手中の歌手)だが、流石にプロのダンサーを従えると、動きもかろやかに見える。
ホイットニーは高音が出にくくなっているため、多くの曲をオリジナルのキーより下げて歌う。ちょっと低音のホイットニーという感じになっている。そこで、バックのコーラスがひじょうに重要になってくる。
3人の女性コーラス隊、これが本当にホイットニーの歌を支える。ホイットニー本人は歌わなくなった「クイーン・オブ・ザ・ナイト」でのコーラス(コーラスだけで曲を進める)、特にゴスペルの「アイ・ラヴ・ザ・ロード」では、コーラス隊が示すメロディーが圧巻で、ホイットニーはこのコーラス隊なしにこの楽曲を完成させることはできない。「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「オール・アット・ワンス」などの地味ながらしっかりしたコーラスは、そこに注目して聴いていると本当に職人芸で惚れ惚れする。
かつてルーサー・ヴァンドロスが、「バック・コーラスは、それ自体が芸術(アート)だ」と言ったそうだが、バック・コーラスはその曲を支える重要な要素。最高級のバック・コーラスを聴かせてもらった。
ちょっとしたコネタを。
ステージ前でうろうろしていたホイットニーの娘さん、ボビー・クリスティーナは、1993年3月4日生まれ。1993年9月の来日コンサートで、ホイットニーはまだ生まれたばかり(6ヶ月)のクリスティーナを抱きかかえて、オーディエンスに紹介していた。僕は、そんなベイビーをこんな大音響のところに連れてきて大丈夫か、と心配したものだが、それが、いまや16歳の妙齢に。来月17歳だ。時の流れは速い。
ドラムスで、音楽ディレクターのマイケル・ベイカーは、なんと、4歳から数年間、横田基地近くに住んでいた。父親がエアフォース(空軍)に勤務していて、横田にいたという。元々はミネアポリス生まれ。現在は、イタリアに住んでいるという。
キーボードのひとりジェトロは、日本の安室奈美恵のバックを担当して、しばし滞在していたという。
【訂正】
2010年2月11日付け記事で、メンバーのひとりギターのシェロッド・バーンズが、ジョン・バーンズ、カトリース・バーンズの兄弟のようだ、と書いたが、実際は関係ないそうです。お詫びして訂正します。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
大阪は2月17日と18日。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったものなど)
2010年02月12日(金)
ホイットニーは、日本のサポーターに感謝
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100212.html
(今回初日2月11日分・ライヴ評=パート1)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
2010年02月11日(木)
ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100211.html
■デビュー作、25周年記念盤・新発売 (名作・傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Y3DEEK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Members
Whitney Houston (Vocal)
Michael Baker (Drums, Musical Director)
Sherrod Barnes (Guitars)
Matthew Garrison (Bass)
Jetro Da Silva (Keyboards)
Shedrick Mitchell (Keyboards)
Adi Yashaya (Keyboards)
Bashiri Johnson (Percussion)
Cindy Mizelle (Background Vocals)
Valerie Pinkston (Background Vocals)
Sharlotte Gibson (Backgournd Vocals)
Gary Houston (Background Vocals)
Dres Reid (Dancer)
Shannon Holtzappfel (Dancer)
Ryan Chandler (Dancer)
Tre Holloway (Dancer)
■セットリスト:ホイットニー・ヒューストン@さいたまスーパーアリーナ
Setlist : Whitney Houston @ Saitama Super Arena, February 14, 2010
show started 16:15
00. Intro
01. For The Lovers [From CD "I Look To You"2009]
02. Nothin’ But Love [From CD "I Look To You"2009]
03. I Look To You[From CD "I Look To You"2009]
04. My Love Is Your Love [From CD "My Love Is Your Love"1998]
05. If I Told You That [From CD "My Love Is Your Love"1998]
06. It’s Not Right But It’s OK [From CD "My Love Is Your Love"1998] (Whitney out of stage)
07. For The Love Of You (Sung by Gary Houston) [Isley Brothers, Whitney]
08. Queen Of The Night [From CD "Bodyguard"1992]
--. Video Montage (One Moment In Time) [Recorded Song]
(Whitney came back on stage)
09. (Unplugged Medley #09-12) Saving All My Love For You [From CD "Whitney Houston"1985]
10. The Greatest Love Of All [From CD "Whitney Houston"1985]
11. All At Once [From CD "Whitney Houston"1985]
12. I Learned From The Best [From CD "My Love Is Your Love"1998]
13. Amazing Grace [Traditional]
14. I Love The Lord [From CD "Preacher’s Wife"1996]
----. A riff of "The Way You Make Me Feel", "Never Can Say Goodbye", "Missing You", "You’re The Man In My Life"(Lady In My Life).
15. I Wanna Dance With Somebody [From CD "Whitney"1987]
16. How Will I Know [From CD "Whitney Houston"1985]
17. I Will Always Love You [From CD "Bodyguard"1992]
Enc. Million Dollar Bill [From CD "I Look To You"2009]
show ended 18:01
(2010年2月14日木曜、さいたまスーパーアリーナ=ホイットニー・ヒューストン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Houston, Whitney
2010-23
○『ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ』完成~特別寄稿・松尾潔氏
2010年2月14日 音楽【We Are The World 25 For Haiti】
公開。
2010年1月12日ハイチを襲った大地震の被災者に手を差し伸べようと、25年前に作られた「ウイ・アー・ザ・ワールド」が、2010年2月1日、ロスアンジェルスで新たなメンバーによって再録された。その「ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ」がついに2月12日、公開された。
リンク映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI
「リーン・オン・ミー」は、目だった形では入っていない。また、メイヨー・アンジェルーの詩の朗読も確認できなかった。後半ラップ部分は、LLクールJが中心となって作ったという。今回は、クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチー、そして、ハイチ出身のワイクリフ・ジーンが中心となっているが、25年前クインシーがやったタクトを振る役を元テイク6のマーヴィン・ウォーレンが担当している。やはり、どあたま、かつてライオネルが担当したところを、ジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ・オンタリオ生まれ=15歳)がやっている部分は、大抜擢という印象だ。
ソロを取る登場人物は、登場順に次の通り。たぶん大体あっていると思うが、二人が同時に映っている場合は、特にどちらが先ということは意味しない。また2度目にソロとして登場する場合は、( )をつけた。
We Are The World 25 For Haiti
Justin Bieber
Jennifer Hudson
Nicole Scherzinger
Jennifer Nettles
Josh Groban
Tony Bennett
Mary J. Blige
Michael Jackson
Janet Jackson
Barbra Streisand
Miley Cyrus
Enrique Iglesias
(Miley Cyrus)
Jamie Foxx
Wyclef Jean
Adam Levine
P!nk
BeBe Winans
> (Michael)
Usher
Celine Dion (Lionel by her side)
Orianti (guitar)
Fergie
(Quincy Jones、)
(Chorus - all)
Nick Jonas
Toni Braxton
Mary Mary
>(Tony Benett)
Isaac Slade
Lil Wayne
Carlos Santana (solo with a guitar)
Akon
>(Pink)
>(Orianti)
>(Fergie)
T-Pain
Jamie Foxx (Doing Ray Charles ) (Jennifer by side)
[Rap part]
LL Cool J
Will.i.am
Snoop Dogg
Busta Rhymes
Swizz Beatz
Iyaz
>(Jenniffer Hudson, Wyclef Jean, Will I Am, Mary Mary)
Kanye West
(Wyclef Jean)
(ちょっと細かい順番が違うかもしれません。追々修正していきます。何かご指摘ありましたら、どうぞ)
なお、この楽曲は次のところで買えます。
itunes.com/WeAreTheWorld
world25.org
+++++
そして、このWe Are The World 25 For Haitiをダウンロードした松尾潔さんから、さっそく印象記が届いた。これがひじょうにわかりやすく、素晴らしいので、許可をもらい、こちらに転載する。感謝です。
松尾潔さんの寄稿は次の通り。
We Are The World 25 for Haitiの曲およびビデオ全編の印象。以下思いつくままに11項目。多分にブラックミュージック的に。
1、クインシーは勿論ですが、音楽的な面にかぎっていえば、マーヴィン・ウォーレンの活躍が超人的! 彼がはるか昔にTAKE6を脱退した意味が、本当の意味で初めて顕在化したのかもしれません。クインシーの立場からすれば『ヘンデルのメサイア』(クインシー・ジョーンズ・スーパープロジェクト名義の1992年発表アルバム)で早々に大抜擢したマーヴにずっと目をかけ続けて良かったと思っているでしょうね。
2、リル・ウェイン、エイコン、そしてTペインの三者のロボ声が判別できないリスナーも多いでしょうね(もちろん日本でも)。ま、こんな時代やさかい、の現象ではあるけれど。
3、サビ頭を英語ではなくワイクリフに新詞歌わせたところが肝。アイデア賞!
4、マイケルはある程度予想できたとはいえ、え、レイ・チャールズも! と思ったらジェイミー・フォックスというサプライズ。ポール・ハギス(ビデオの監督)もそこのところをよ~くわかった編集してるのが素晴らしいです。
5、冒頭のハイチの惨状のタッチは、ハギスの『クラッシュ』での映像センスを彷彿とさせますね。本人がハイチロケしたわけじゃないにしても。あらためてエディトリアルとは何かを教えてくれます。
6、終盤に近づくにつれて濃くなるヒップホップ色、という構成はさすがのバランス感覚ですねビッグQ。
7、L.L.クールJ.が仕切ったと言われる終盤ラップパート、その人選が不満でL.L.との確執が伝えられるJay-Zは不参加だったのかしらん。録音に先立ってのグラミーのプレパーティーでも司会したL.L.はパーティーロッカーぶりを発揮していましたが。
8、そのL.L.も参加していた「King Holiday」プロジェクトには参加していたホイットニーが、今回も不参加とは! 25年前には間に合わずというデビュータイミングでしたが(ホイットニーのアリスタ・デビューは1985年2月。オリジナルの「ウイ・アー・ザ・ワールド」録音は1985年1月)、今回はグラミーに届かず、といったところが理由でしょうか。
9、とはいえ、L.L.の書いたラップの符割りは、いくら何でも今どきダサすぎる、というかオールド・スクール臭強すぎでしょう! やはりクインシーが仕切ったクリントンの大統領就任式でのパフォーマンスから変化(進歩)してなさすぎ…。
10、マイケルが生きていても震災は避けられなかったわけですよねえ。その場合、本プロジェクトにはどう関わったのでしょうか? クインシーのプロデュースを認めたのか? 曲の貸し出しを認めたのか? そもそも(今回のライオネル・リッチーのような形で)協力したのか、どうか。オリアンティは参加してなかったでしょうな。
11、ボブ・ディランのパートを務めたリル・ウェインは、つまり「現代アメリカ大衆音楽の最高の詩人」。クインシーは、やはり、よくわかった御仁です。
以上、端的すぎのきらいもありますが。
どうかご笑納ください!
+++++
ありがとうございます。
ENT>MUSIC>We Are The World 25
公開。
2010年1月12日ハイチを襲った大地震の被災者に手を差し伸べようと、25年前に作られた「ウイ・アー・ザ・ワールド」が、2010年2月1日、ロスアンジェルスで新たなメンバーによって再録された。その「ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ」がついに2月12日、公開された。
リンク映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI
「リーン・オン・ミー」は、目だった形では入っていない。また、メイヨー・アンジェルーの詩の朗読も確認できなかった。後半ラップ部分は、LLクールJが中心となって作ったという。今回は、クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチー、そして、ハイチ出身のワイクリフ・ジーンが中心となっているが、25年前クインシーがやったタクトを振る役を元テイク6のマーヴィン・ウォーレンが担当している。やはり、どあたま、かつてライオネルが担当したところを、ジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ・オンタリオ生まれ=15歳)がやっている部分は、大抜擢という印象だ。
ソロを取る登場人物は、登場順に次の通り。たぶん大体あっていると思うが、二人が同時に映っている場合は、特にどちらが先ということは意味しない。また2度目にソロとして登場する場合は、( )をつけた。
We Are The World 25 For Haiti
Justin Bieber
Jennifer Hudson
Nicole Scherzinger
Jennifer Nettles
Josh Groban
Tony Bennett
Mary J. Blige
Michael Jackson
Janet Jackson
Barbra Streisand
Miley Cyrus
Enrique Iglesias
(Miley Cyrus)
Jamie Foxx
Wyclef Jean
Adam Levine
P!nk
BeBe Winans
> (Michael)
Usher
Celine Dion (Lionel by her side)
Orianti (guitar)
Fergie
(Quincy Jones、)
(Chorus - all)
Nick Jonas
Toni Braxton
Mary Mary
>(Tony Benett)
Isaac Slade
Lil Wayne
Carlos Santana (solo with a guitar)
Akon
>(Pink)
>(Orianti)
>(Fergie)
T-Pain
Jamie Foxx (Doing Ray Charles ) (Jennifer by side)
[Rap part]
LL Cool J
Will.i.am
Snoop Dogg
Busta Rhymes
Swizz Beatz
Iyaz
>(Jenniffer Hudson, Wyclef Jean, Will I Am, Mary Mary)
Kanye West
(Wyclef Jean)
(ちょっと細かい順番が違うかもしれません。追々修正していきます。何かご指摘ありましたら、どうぞ)
なお、この楽曲は次のところで買えます。
itunes.com/WeAreTheWorld
world25.org
+++++
そして、このWe Are The World 25 For Haitiをダウンロードした松尾潔さんから、さっそく印象記が届いた。これがひじょうにわかりやすく、素晴らしいので、許可をもらい、こちらに転載する。感謝です。
松尾潔さんの寄稿は次の通り。
We Are The World 25 for Haitiの曲およびビデオ全編の印象。以下思いつくままに11項目。多分にブラックミュージック的に。
1、クインシーは勿論ですが、音楽的な面にかぎっていえば、マーヴィン・ウォーレンの活躍が超人的! 彼がはるか昔にTAKE6を脱退した意味が、本当の意味で初めて顕在化したのかもしれません。クインシーの立場からすれば『ヘンデルのメサイア』(クインシー・ジョーンズ・スーパープロジェクト名義の1992年発表アルバム)で早々に大抜擢したマーヴにずっと目をかけ続けて良かったと思っているでしょうね。
2、リル・ウェイン、エイコン、そしてTペインの三者のロボ声が判別できないリスナーも多いでしょうね(もちろん日本でも)。ま、こんな時代やさかい、の現象ではあるけれど。
3、サビ頭を英語ではなくワイクリフに新詞歌わせたところが肝。アイデア賞!
4、マイケルはある程度予想できたとはいえ、え、レイ・チャールズも! と思ったらジェイミー・フォックスというサプライズ。ポール・ハギス(ビデオの監督)もそこのところをよ~くわかった編集してるのが素晴らしいです。
5、冒頭のハイチの惨状のタッチは、ハギスの『クラッシュ』での映像センスを彷彿とさせますね。本人がハイチロケしたわけじゃないにしても。あらためてエディトリアルとは何かを教えてくれます。
6、終盤に近づくにつれて濃くなるヒップホップ色、という構成はさすがのバランス感覚ですねビッグQ。
7、L.L.クールJ.が仕切ったと言われる終盤ラップパート、その人選が不満でL.L.との確執が伝えられるJay-Zは不参加だったのかしらん。録音に先立ってのグラミーのプレパーティーでも司会したL.L.はパーティーロッカーぶりを発揮していましたが。
8、そのL.L.も参加していた「King Holiday」プロジェクトには参加していたホイットニーが、今回も不参加とは! 25年前には間に合わずというデビュータイミングでしたが(ホイットニーのアリスタ・デビューは1985年2月。オリジナルの「ウイ・アー・ザ・ワールド」録音は1985年1月)、今回はグラミーに届かず、といったところが理由でしょうか。
9、とはいえ、L.L.の書いたラップの符割りは、いくら何でも今どきダサすぎる、というかオールド・スクール臭強すぎでしょう! やはりクインシーが仕切ったクリントンの大統領就任式でのパフォーマンスから変化(進歩)してなさすぎ…。
10、マイケルが生きていても震災は避けられなかったわけですよねえ。その場合、本プロジェクトにはどう関わったのでしょうか? クインシーのプロデュースを認めたのか? 曲の貸し出しを認めたのか? そもそも(今回のライオネル・リッチーのような形で)協力したのか、どうか。オリアンティは参加してなかったでしょうな。
11、ボブ・ディランのパートを務めたリル・ウェインは、つまり「現代アメリカ大衆音楽の最高の詩人」。クインシーは、やはり、よくわかった御仁です。
以上、端的すぎのきらいもありますが。
どうかご笑納ください!
+++++
ありがとうございます。
ENT>MUSIC>We Are The World 25
◆『ディス・イズ・イット』秘話(パート1)~バシリ・ジョンソン語る
2010年2月13日 音楽【Behind The Scenes On "This Is It" (Part 1)】
秘話。
2009年7月から行われる予定だったマイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアー。そのバンド・メンバーの一員でパーカッション奏者、バシリ・ジョンソンに『ディス・イズ・イット』ツアーの舞台裏の様子を、西寺郷太さんと一緒に聞いた。一体『ディス・イズ・イット』の真の全貌はどのようなものになっていたのか。映画では語られない新しい話もいくつか出てきたので、じっくりお楽しみください。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークを本拠とする売れっ子パーカッション奏者。いわゆる業界では、「ファースト・コール」(一番最初にプロデューサーらが、電話をするアーティスト)の打楽器奏者だ。ソウル、R&Bだけでなく、ロック、ジャズ、フュージョン、さらにはいくつかのJポップなどありとあらゆるジャンルの音楽に彼の名前がでてくる。ニューヨーク系のここ20年のアルバムを10枚見れば、そのうちの半分くらいには彼の名前が見出せるかもしれない。
ライヴ・ツアーも、ホイットニー・ヒューストンのほか、スティーヴィー・ウインウッド、スティング、マイケルなど大物アーティストをてがけている。日本でも大貫妙子のツアーで来日したり、スマッピーズや、シライシ紗トリのCDにも参加している。
そんなバシリのもとに、今回の『ディス・イズ・イット』ツアーの音楽監督であるマイケル・ベアデン(キーボード)から電話があったのは、2009年4月16日の深夜3時くらいだったという。ベアデンはロス時間の夜中すぎにかけたのだが、ニューヨークでは時差のため、3時を回っていた。
「今度、マイケル・ジャクソンのツアーをするために、バンドを編成している。参加しないか」 バシリは、寝ぼけ眼ながら、「もちろん、やるよ」と答えた。すると、べアデンは、「すぐにエア・チケットを手配するから、ロスに来てくれ。もろもろ事務所の人間から君に連絡させる」と言った。
マイケル・ジャクソンは、バシリにとっても、子供の頃から親しんだアイドル。もちろん、ジャクソン・ファイヴ時代から、ヒット曲を口ずさんできた。マイケルのツアーとなれば、断れるわけがない。とはいうものの、バシリも売れっ子奏者。4月から1年近く拘束されるとなると、すでにいくつか入っている仕事を調整しなければならない。そこで1-2日かけて、バシリはどうしてもバッティングする仕事をキャンセルし、自分のスケジュールをすべてあけることにした。すぐにエア・チケットは、いわゆる「Eチケット」というもので送られ、電話から4日後の4月20日にバシリは、ロスに飛んできた。
ロスでは、すでに4月13日からダンサーのオーディションが始まっていた。13日は男子のダンサーのオーディション、14日は女子、そして、15日は前2日で選抜され残ったメンバーの男子女子合同のオーディションだ。何千人という応募書類から、約550名が書類審査で選ばれ、ノキア・シアターにやってきていた。この中に、ケント・モリももちろんいた。
4月のこの時期、『ディス・イズ・イット』のプロジェクトは大車輪で動きはじめていたわけだ。ダンサーのオーディション、バンドの編成。4月16日までにダンサーが決まり、バンド・メンバーもほぼ決まった。
バシリは、4月21日からリハーサルに参加。一部のミュージシャンはすでにリハを開始していた。バンド・リハは、センター・ステージのスタジオ8で行われていた。そして、バシリにとっての2日目、4月22日、マイケル・ジャクソンがそのリハを見に来て、バシリのパフォーマンスを見て、「OKだ、君はバンドの一員だ」と言って、参加が正式決定した。「すでに、そのとき、アレックス・アル、ジョナサン・モフェット、オリ(オリアンティ)、トニー・オーガンがいた。モリス・プレジャーは、僕の後に入ってきた」とバシリは振り返る。
バシリは、リハの模様の中でこんなことを思い出す。「あるとき、マイケルが、何の曲だったか覚えてないんだけど、僕のことをじっと凝視していたんだ。ずっとだよ。相当長い間。僕はただひたすらプレイしていたんだけど、マイケルはなぜか、僕のことを凝視していた。後でわかったんだけど、彼は、僕がどのパーカッションを叩くと、どんな音が出るのかを知りたがっていたんだ。どれを叩くと、どんな音がするのかってね。僕は別にナーヴァスにはならなかったけど、彼は真剣にその楽器のことを知りたがったんだろうね」
再会。
バシリは、1990年代後半に、人気音楽ヴァラエティー・テレビ番組『サタデイ・ナイト・ライヴ』のハウス・バンドの一員として、マドンナのバックをつけたことがあった。そのときに、プロデューサーからバンドとして他にどんなメンバーを集めたらいいだろうか、と聞かれ、ヴィクター・ベイリー、オマー・ハキム、マイケル・ブレッカー、ポール・ペスコ、そして、マイケル・ベアデンの名前をあげていた。そして、そうしたメンバーでバンドが組まれ、マドンナのバックもすることになった。マイケル・ベアデンとはそれ以前から知り合いで、これ以後、いろいろなセッションで活動をともにするようになっていた。
そして、バシリは2001年9月7日と10日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたマイケルの30周年記念イヴェントのバンド・メンバーとしても参加していた。このときは、バンドが二つあった。ひとつはいろいろなアーティスト、ホイットニーをはじめ、アッシャー、マーク・アンソニー、モニカ、ルーサーなどあの場で歌ったシンガーたちのバックをつけたいわゆる「ハウス・バンド」。もうひとつがマイケルのシーンでバックをつけた「マイケル・ジャクソン・バンド」だ。なんと、バシリは、そのハウス・バンドとマイケル・バンドの両方で、パーカッションを叩いていた。
このときのマイケル・バンドのメンバーは、ジョナサン・モフェット(ドラムス)、ブラッドボックス(キーボード)、アレックス・アル(ベース)、マイケル・ベアデン(キーボード)、デイヴィッド・ウィリアムス(ギター=現在では故人)、音楽ディレクターがグレッグ・フィリンゲインズ(キーボード)、そして、バシリ・ジョンソン(パーカッション)だ。言ってみれば、この時点で、今回の『ディス・イズ・イット』バンドの母体が出来上がっていた、と言ってもいい。
バシリは、このとき、マイケルの弟ランディー・ジャクソンとも会って、話をしている。ランディーもパーカッションをプレイするので、お互い話があった、という。ランディーも、バシリもヴァルジェイというメーカーのパーカッションを使っていたり、それぞれがメンター(師匠)とする人物(ビッグ・ブラックというパーカッション奏者)が共通していたりと話が盛り上がった。
バシリがマイケル・ジャクソンと初めて会ったのは、その2001年ライヴのリハーサルのときだという。パーソナルな話はしなかったが、とても優しくナイス・ガイという印象を持った。
したがって、2009年4月22日は、バシリにとって、マイケルとは約8年弱ぶりの再会ということになった。彼にとってのマイケルとは、二つの意味があった、という。バシリが語る。「ひとつは、みんなが考えるように、このプラネット上の最大で最高のスター、アイコンということ。そして、もうひとつは(自分の)ボス(上司)である、ということだ」
バシリもまた、マイケル・ジャクソンとマドンナというボスに仕えた稀有なミュージシャンということになる。バシリは、この2人のボスについてこう述べる。「彼らには多くの共通点がある。マイケル、マドンナに限らず、(自分がバックを務めた)ビヨンセ、ホイットニーなども含めて、そういうアーティストたちは完璧を目指して、ハードにハードにとにかく一生懸命、自分が納得するまで徹底してやるんだ。自分で設定した基準がものすごく高い。その基準に達するまでとにかくハードにリハーサルを積む。マイケルは兄弟にもハードだった(つらくあたった)けどね(笑)」
もちろん、バシリもそうしたハード・ワークは厭わない。
マイケルは直接、バシリのパフォーマンスに注文をつけたりしたのだろうか。「いや、直接はないんだ。もし何かあれば、(音楽ディレクター=MD)のマイケル・ベアデンを通して注文が来る。ある日にリハをやって、どこか変えて欲しいところがあったら、翌日、ベアデンがここの小節はこうやってくれ、といった細かな指示を紙に書いて出してくる。マイケルが、直接、ベアデンにいろいろ指示してるんだね。映画でもそういうシーンがあっただろう」
(続く)
(明日以降、『ディス・イズ・イット』のさまざまな仕掛け、どの曲をリハーサルをしていたか、映画に出てこないがリハをしあげていた曲などが明かされます)
■ 『ディス・イズ・イット』ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSONLOGY>This Is It
秘話。
2009年7月から行われる予定だったマイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアー。そのバンド・メンバーの一員でパーカッション奏者、バシリ・ジョンソンに『ディス・イズ・イット』ツアーの舞台裏の様子を、西寺郷太さんと一緒に聞いた。一体『ディス・イズ・イット』の真の全貌はどのようなものになっていたのか。映画では語られない新しい話もいくつか出てきたので、じっくりお楽しみください。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークを本拠とする売れっ子パーカッション奏者。いわゆる業界では、「ファースト・コール」(一番最初にプロデューサーらが、電話をするアーティスト)の打楽器奏者だ。ソウル、R&Bだけでなく、ロック、ジャズ、フュージョン、さらにはいくつかのJポップなどありとあらゆるジャンルの音楽に彼の名前がでてくる。ニューヨーク系のここ20年のアルバムを10枚見れば、そのうちの半分くらいには彼の名前が見出せるかもしれない。
ライヴ・ツアーも、ホイットニー・ヒューストンのほか、スティーヴィー・ウインウッド、スティング、マイケルなど大物アーティストをてがけている。日本でも大貫妙子のツアーで来日したり、スマッピーズや、シライシ紗トリのCDにも参加している。
そんなバシリのもとに、今回の『ディス・イズ・イット』ツアーの音楽監督であるマイケル・ベアデン(キーボード)から電話があったのは、2009年4月16日の深夜3時くらいだったという。ベアデンはロス時間の夜中すぎにかけたのだが、ニューヨークでは時差のため、3時を回っていた。
「今度、マイケル・ジャクソンのツアーをするために、バンドを編成している。参加しないか」 バシリは、寝ぼけ眼ながら、「もちろん、やるよ」と答えた。すると、べアデンは、「すぐにエア・チケットを手配するから、ロスに来てくれ。もろもろ事務所の人間から君に連絡させる」と言った。
マイケル・ジャクソンは、バシリにとっても、子供の頃から親しんだアイドル。もちろん、ジャクソン・ファイヴ時代から、ヒット曲を口ずさんできた。マイケルのツアーとなれば、断れるわけがない。とはいうものの、バシリも売れっ子奏者。4月から1年近く拘束されるとなると、すでにいくつか入っている仕事を調整しなければならない。そこで1-2日かけて、バシリはどうしてもバッティングする仕事をキャンセルし、自分のスケジュールをすべてあけることにした。すぐにエア・チケットは、いわゆる「Eチケット」というもので送られ、電話から4日後の4月20日にバシリは、ロスに飛んできた。
ロスでは、すでに4月13日からダンサーのオーディションが始まっていた。13日は男子のダンサーのオーディション、14日は女子、そして、15日は前2日で選抜され残ったメンバーの男子女子合同のオーディションだ。何千人という応募書類から、約550名が書類審査で選ばれ、ノキア・シアターにやってきていた。この中に、ケント・モリももちろんいた。
4月のこの時期、『ディス・イズ・イット』のプロジェクトは大車輪で動きはじめていたわけだ。ダンサーのオーディション、バンドの編成。4月16日までにダンサーが決まり、バンド・メンバーもほぼ決まった。
バシリは、4月21日からリハーサルに参加。一部のミュージシャンはすでにリハを開始していた。バンド・リハは、センター・ステージのスタジオ8で行われていた。そして、バシリにとっての2日目、4月22日、マイケル・ジャクソンがそのリハを見に来て、バシリのパフォーマンスを見て、「OKだ、君はバンドの一員だ」と言って、参加が正式決定した。「すでに、そのとき、アレックス・アル、ジョナサン・モフェット、オリ(オリアンティ)、トニー・オーガンがいた。モリス・プレジャーは、僕の後に入ってきた」とバシリは振り返る。
バシリは、リハの模様の中でこんなことを思い出す。「あるとき、マイケルが、何の曲だったか覚えてないんだけど、僕のことをじっと凝視していたんだ。ずっとだよ。相当長い間。僕はただひたすらプレイしていたんだけど、マイケルはなぜか、僕のことを凝視していた。後でわかったんだけど、彼は、僕がどのパーカッションを叩くと、どんな音が出るのかを知りたがっていたんだ。どれを叩くと、どんな音がするのかってね。僕は別にナーヴァスにはならなかったけど、彼は真剣にその楽器のことを知りたがったんだろうね」
再会。
バシリは、1990年代後半に、人気音楽ヴァラエティー・テレビ番組『サタデイ・ナイト・ライヴ』のハウス・バンドの一員として、マドンナのバックをつけたことがあった。そのときに、プロデューサーからバンドとして他にどんなメンバーを集めたらいいだろうか、と聞かれ、ヴィクター・ベイリー、オマー・ハキム、マイケル・ブレッカー、ポール・ペスコ、そして、マイケル・ベアデンの名前をあげていた。そして、そうしたメンバーでバンドが組まれ、マドンナのバックもすることになった。マイケル・ベアデンとはそれ以前から知り合いで、これ以後、いろいろなセッションで活動をともにするようになっていた。
そして、バシリは2001年9月7日と10日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたマイケルの30周年記念イヴェントのバンド・メンバーとしても参加していた。このときは、バンドが二つあった。ひとつはいろいろなアーティスト、ホイットニーをはじめ、アッシャー、マーク・アンソニー、モニカ、ルーサーなどあの場で歌ったシンガーたちのバックをつけたいわゆる「ハウス・バンド」。もうひとつがマイケルのシーンでバックをつけた「マイケル・ジャクソン・バンド」だ。なんと、バシリは、そのハウス・バンドとマイケル・バンドの両方で、パーカッションを叩いていた。
このときのマイケル・バンドのメンバーは、ジョナサン・モフェット(ドラムス)、ブラッドボックス(キーボード)、アレックス・アル(ベース)、マイケル・ベアデン(キーボード)、デイヴィッド・ウィリアムス(ギター=現在では故人)、音楽ディレクターがグレッグ・フィリンゲインズ(キーボード)、そして、バシリ・ジョンソン(パーカッション)だ。言ってみれば、この時点で、今回の『ディス・イズ・イット』バンドの母体が出来上がっていた、と言ってもいい。
バシリは、このとき、マイケルの弟ランディー・ジャクソンとも会って、話をしている。ランディーもパーカッションをプレイするので、お互い話があった、という。ランディーも、バシリもヴァルジェイというメーカーのパーカッションを使っていたり、それぞれがメンター(師匠)とする人物(ビッグ・ブラックというパーカッション奏者)が共通していたりと話が盛り上がった。
バシリがマイケル・ジャクソンと初めて会ったのは、その2001年ライヴのリハーサルのときだという。パーソナルな話はしなかったが、とても優しくナイス・ガイという印象を持った。
したがって、2009年4月22日は、バシリにとって、マイケルとは約8年弱ぶりの再会ということになった。彼にとってのマイケルとは、二つの意味があった、という。バシリが語る。「ひとつは、みんなが考えるように、このプラネット上の最大で最高のスター、アイコンということ。そして、もうひとつは(自分の)ボス(上司)である、ということだ」
バシリもまた、マイケル・ジャクソンとマドンナというボスに仕えた稀有なミュージシャンということになる。バシリは、この2人のボスについてこう述べる。「彼らには多くの共通点がある。マイケル、マドンナに限らず、(自分がバックを務めた)ビヨンセ、ホイットニーなども含めて、そういうアーティストたちは完璧を目指して、ハードにハードにとにかく一生懸命、自分が納得するまで徹底してやるんだ。自分で設定した基準がものすごく高い。その基準に達するまでとにかくハードにリハーサルを積む。マイケルは兄弟にもハードだった(つらくあたった)けどね(笑)」
もちろん、バシリもそうしたハード・ワークは厭わない。
マイケルは直接、バシリのパフォーマンスに注文をつけたりしたのだろうか。「いや、直接はないんだ。もし何かあれば、(音楽ディレクター=MD)のマイケル・ベアデンを通して注文が来る。ある日にリハをやって、どこか変えて欲しいところがあったら、翌日、ベアデンがここの小節はこうやってくれ、といった細かな指示を紙に書いて出してくる。マイケルが、直接、ベアデンにいろいろ指示してるんだね。映画でもそういうシーンがあっただろう」
(続く)
(明日以降、『ディス・イズ・イット』のさまざまな仕掛け、どの曲をリハーサルをしていたか、映画に出てこないがリハをしあげていた曲などが明かされます)
■ 『ディス・イズ・イット』ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSONLOGY>This Is It
★ホイットニーは、日本のサポーターに感謝
2010年2月12日 音楽(内容が出ます。これからごらんになる方は、ライヴ観覧後にお読みください)
【Whitney Thanks To Japanese Audiences For Their Support】
感謝。
ホイットニーの13年ぶりの日本におけるライヴツアーが始まった。結局最新アルバムから4曲、1998年の『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、デビュー作から4曲、『ボディーガード』から2曲、『プリーチャーズ・ワイフ』、『ホイットニー2』から各1曲、実質計16曲を歌った。
僕は13年ぶりのホイットニーのライヴということで、その待たされた時間の長さとカンバックにいたるまでの紆余曲折のストーリー(『オプラ・ウィンフリー・ショー』での告白=下記記事参照)を知っていたので、彼女がステージに登場した瞬間、「Welcome Back」という気持ちになった。それはパフォーマンス自体とは別の彼女の人生のサイドストーリーを知って、感無量になったというものだ。
ホイットニーは黒いスパンコールのミニのワンピースにトレンチコートという一見昔と変わらない姿で登場。ショーの冒頭は最新作からの3曲をノンストップで飛ばすが、ここに登場するダンサーたちがさすがによく動き、かっこいい。マイケルの『ディス・イズ・イット』ツアーから、ドレス・リードとシャノン・ホルツァフェルが参加、彼らに加え計4人のダンサーはいずれも実力者で、現役ばりばりのダンスでステージを圧倒する。ドレスやシャノンの生の姿を目の前で見ていると、映像から伝わる以上のものがびんびんと伝わってくる。スクリーン上の彼らより、生の彼らが100倍いい。僕は彼ら2人を見ながら、『ディス・イズ・イット』のイメージを脳内合成してしまった。
ホイットニーは曲間で、「30年以上(歌うことを)やっていますが、すべてのファンに感謝したい。特に日本のファンはずっとサポートしてきてくれたので、大好きです。サンキュー・トウキョー」といったことを話した。その話しっぷりは、紆余曲折あって、やっとカンバックしてきました、みなさん暖かく見守ってきてくれてありがとう、と言っているようだ。
実質3曲目で歌われた「アイ・ディドント・ノウ・マイ・オウン・ストレンス」。最新作からの、ホイットニーの自伝的な作品だ。過去10年、さまざまなトラブルがあった。そこから抜け出すためには、自分自身が強くなければならなかった。私はその自身の強さを知らなかった、と吐露する作品で、まさに今のホイットニーを等身大で映し出す1曲だ。声は震え気味、かすれ気味だったが、やはりこの曲の歌詞と彼女が13年ぶりに日本のステージに立っているというその事実だけで、胸がいっぱいになる。
途中、ホイットニーが着替えるために兄ゲイリーが場をつないだ後、「ワン・モーメント・イン・タイム」がビデオで流れるが、そのときのCD音源の声が若くはつらつとしており、実際の歌との格差を図らずも露呈させてしまった。
正直、ショーの後半は声がかすれ気味で苦しそうなところもあり、万全の体制ではない。「オールウェイズ・ラヴ・ユー」も、張り上げることなく、軽く流して歌う感じでちょっと寂しい。以前のライヴでは、声が会場中に響き渡り、ここで本当にぐっときて感動したものだ。たぶん今の状態ではそういう風に歌えないのかもしれない。
今回のセットリストは、実質16曲中、最新作と『マイ・ラヴ…』から計8曲。ここにきているオーディエンスは明らかに年齢層が高く、最初の3枚のアルバムを聴き込んでいる人たちが多いはず。なので、最初の3枚からで7~8割を占めてもいいと思う。「ソー・エモーショナル」「ラヴ・ウィル・セイヴ・ザ・デイ」「アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト」あたりのアップテンポでも、あのダンサーたちがいれば、充分魅せられる。他にも、テディー・ペンダーグラスと歌った「ホールド・ミー」を歌って、テディーへのトリビュートをしてもいい。また、バラードでは「ディドント・ウィ・オールモスト・ハヴ・イット・オール」、「ホエア・ドゥ・ブロークン・ハーツ・ゴー」「ミラクル」「オール・ザ・マン」「アイ・ハヴ・ナッシング」などまだまだいい楽曲がある。
今回は、マイケル・トリビュートはなく、予定されていた「アイム・エヴリ・ウーマン」も急遽カットされ歌われなかった。(一部の記事で、この曲が歌われたように書かれているが、事前のセットリストには書かれていたが、実際は歌われなかった。たぶん、記者はライヴを全部は見ずに書いたのだろう) この曲のところでホイットニーが音楽ディレクターに何か指示していたので、おそらく声の調子がよくなかったのでカットしたのだろう。
セットリスト9曲目から12曲目までは、いわゆる「アンプラグド」ということで、パーカッション、キーボード、ギターだけのアコースティックで、おなじみの曲をかなり、アレンジして歌った。アイデアはいいと思うが、観客は、おそらくレコードと同じような迫力あるこれでもかという歌唱を期待していたのではないだろうか。たとえば、これをやるなら、曲の導入部はアンプラグドでも、徐々にバンドが入ってきて、最後は観客を圧倒する堂々の歌唱を見せるといいと思う。
土日、さらに大阪に向けて、ゆっくり休んで声をメインテナンスし、ぜひとも、充実したステージを見せて欲しいと願う。彼女なら絶対にまだまだやれるはずだ。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
東京(さいたま)は、2月13日(土)、14日(日)。当日券あります。大阪は17日と18日。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
2010年02月11日(木)
ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100211.html
■ デビュー作、25周年記念盤・新発売 (名作・傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Y3DEEK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Members
Whitney Houston (Vocal)
Michael Baker (Drums, Musical Director)
Sherrod Barnes (Guitars)
Matthew Garrison (Bass)
Jetro Da Silva (Keyboards)
Shedrick Mitchell (Keyboards)
Adi Yashaya (Keyboards)
Bashiri Johnson (Percussion)
Cindy Mizelle (Background Vocals)
Valerie Pinkston (Background Vocals)
Sharlotte Gibson (Backgournd Vocals)
Gary Houston (Background Vocals)
Dres Reid (Dancer)
Shannon Holtzappfel (Dancer)
Ryan Chandler (Dancer)
Tre Holloway (Dancer)
■ セットリスト:ホイットニー・ヒューストン@さいたまスーパーアリーナ
Setlist : Whitney Houston @ Saitama Super Arena, February 11, 2010
show started 17:14
00. Intro
01. For The Lovers [From CD "I Look To You"2009]
02. Nothin’ But Love [From CD "I Look To You"2009]
03. I Didn’t Know My Own Strength [From CD "I Look To You"2009]
04. My Love Is Your Love [From CD "My Love Is Your Love"1998]
05. If I Told You That [From CD "My Love Is Your Love"1998]
06. It’s Not Right But It’s OK [From CD "My Love Is Your Love"1998] (Whitney out)
07. For The Love Of You (Sung by Gary Houston) [Isley Brothers, Whitney]
--. Video Montage (One Moment In Time) [CD]
(Whitney came back on stage)
08. Queen Of The Night [From CD "Bodyguard"1992]
09. (Unplugged Medley #09-12) Saving All My Love For You [From CD "Whitney Houston"1985]
10. The Greatest Love Of All [From CD "Whitney Houston"1985]
11. All At Once [From CD "Whitney Houston"1985]
12. I Learned From The Best [From CD "My Love Is Your Love"1998]
13. I Love The Lord [From CD "Preacher’s Wife"1996]
14. I Wanna Dance With Somebody [From CD "Whitney"1987]
15. How Will I Know [From CD "Whitney Houston"1985]
16. I Will Always Love You [From CD "Bodyguard"1992]
Enc. Million Dollar Bill [From CD "I Look To You"2009]
show ended 18:53
(2010年2月11日木曜、さいたまスーパーアリーナ=ホイットニー・ヒューストン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Houston, Whitney
2010-21
【Whitney Thanks To Japanese Audiences For Their Support】
感謝。
ホイットニーの13年ぶりの日本におけるライヴツアーが始まった。結局最新アルバムから4曲、1998年の『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、デビュー作から4曲、『ボディーガード』から2曲、『プリーチャーズ・ワイフ』、『ホイットニー2』から各1曲、実質計16曲を歌った。
僕は13年ぶりのホイットニーのライヴということで、その待たされた時間の長さとカンバックにいたるまでの紆余曲折のストーリー(『オプラ・ウィンフリー・ショー』での告白=下記記事参照)を知っていたので、彼女がステージに登場した瞬間、「Welcome Back」という気持ちになった。それはパフォーマンス自体とは別の彼女の人生のサイドストーリーを知って、感無量になったというものだ。
ホイットニーは黒いスパンコールのミニのワンピースにトレンチコートという一見昔と変わらない姿で登場。ショーの冒頭は最新作からの3曲をノンストップで飛ばすが、ここに登場するダンサーたちがさすがによく動き、かっこいい。マイケルの『ディス・イズ・イット』ツアーから、ドレス・リードとシャノン・ホルツァフェルが参加、彼らに加え計4人のダンサーはいずれも実力者で、現役ばりばりのダンスでステージを圧倒する。ドレスやシャノンの生の姿を目の前で見ていると、映像から伝わる以上のものがびんびんと伝わってくる。スクリーン上の彼らより、生の彼らが100倍いい。僕は彼ら2人を見ながら、『ディス・イズ・イット』のイメージを脳内合成してしまった。
ホイットニーは曲間で、「30年以上(歌うことを)やっていますが、すべてのファンに感謝したい。特に日本のファンはずっとサポートしてきてくれたので、大好きです。サンキュー・トウキョー」といったことを話した。その話しっぷりは、紆余曲折あって、やっとカンバックしてきました、みなさん暖かく見守ってきてくれてありがとう、と言っているようだ。
実質3曲目で歌われた「アイ・ディドント・ノウ・マイ・オウン・ストレンス」。最新作からの、ホイットニーの自伝的な作品だ。過去10年、さまざまなトラブルがあった。そこから抜け出すためには、自分自身が強くなければならなかった。私はその自身の強さを知らなかった、と吐露する作品で、まさに今のホイットニーを等身大で映し出す1曲だ。声は震え気味、かすれ気味だったが、やはりこの曲の歌詞と彼女が13年ぶりに日本のステージに立っているというその事実だけで、胸がいっぱいになる。
途中、ホイットニーが着替えるために兄ゲイリーが場をつないだ後、「ワン・モーメント・イン・タイム」がビデオで流れるが、そのときのCD音源の声が若くはつらつとしており、実際の歌との格差を図らずも露呈させてしまった。
正直、ショーの後半は声がかすれ気味で苦しそうなところもあり、万全の体制ではない。「オールウェイズ・ラヴ・ユー」も、張り上げることなく、軽く流して歌う感じでちょっと寂しい。以前のライヴでは、声が会場中に響き渡り、ここで本当にぐっときて感動したものだ。たぶん今の状態ではそういう風に歌えないのかもしれない。
今回のセットリストは、実質16曲中、最新作と『マイ・ラヴ…』から計8曲。ここにきているオーディエンスは明らかに年齢層が高く、最初の3枚のアルバムを聴き込んでいる人たちが多いはず。なので、最初の3枚からで7~8割を占めてもいいと思う。「ソー・エモーショナル」「ラヴ・ウィル・セイヴ・ザ・デイ」「アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト」あたりのアップテンポでも、あのダンサーたちがいれば、充分魅せられる。他にも、テディー・ペンダーグラスと歌った「ホールド・ミー」を歌って、テディーへのトリビュートをしてもいい。また、バラードでは「ディドント・ウィ・オールモスト・ハヴ・イット・オール」、「ホエア・ドゥ・ブロークン・ハーツ・ゴー」「ミラクル」「オール・ザ・マン」「アイ・ハヴ・ナッシング」などまだまだいい楽曲がある。
今回は、マイケル・トリビュートはなく、予定されていた「アイム・エヴリ・ウーマン」も急遽カットされ歌われなかった。(一部の記事で、この曲が歌われたように書かれているが、事前のセットリストには書かれていたが、実際は歌われなかった。たぶん、記者はライヴを全部は見ずに書いたのだろう) この曲のところでホイットニーが音楽ディレクターに何か指示していたので、おそらく声の調子がよくなかったのでカットしたのだろう。
セットリスト9曲目から12曲目までは、いわゆる「アンプラグド」ということで、パーカッション、キーボード、ギターだけのアコースティックで、おなじみの曲をかなり、アレンジして歌った。アイデアはいいと思うが、観客は、おそらくレコードと同じような迫力あるこれでもかという歌唱を期待していたのではないだろうか。たとえば、これをやるなら、曲の導入部はアンプラグドでも、徐々にバンドが入ってきて、最後は観客を圧倒する堂々の歌唱を見せるといいと思う。
土日、さらに大阪に向けて、ゆっくり休んで声をメインテナンスし、ぜひとも、充実したステージを見せて欲しいと願う。彼女なら絶対にまだまだやれるはずだ。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
東京(さいたま)は、2月13日(土)、14日(日)。当日券あります。大阪は17日と18日。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
2010年02月11日(木)
ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100211.html
■ デビュー作、25周年記念盤・新発売 (名作・傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Y3DEEK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Members
Whitney Houston (Vocal)
Michael Baker (Drums, Musical Director)
Sherrod Barnes (Guitars)
Matthew Garrison (Bass)
Jetro Da Silva (Keyboards)
Shedrick Mitchell (Keyboards)
Adi Yashaya (Keyboards)
Bashiri Johnson (Percussion)
Cindy Mizelle (Background Vocals)
Valerie Pinkston (Background Vocals)
Sharlotte Gibson (Backgournd Vocals)
Gary Houston (Background Vocals)
Dres Reid (Dancer)
Shannon Holtzappfel (Dancer)
Ryan Chandler (Dancer)
Tre Holloway (Dancer)
■ セットリスト:ホイットニー・ヒューストン@さいたまスーパーアリーナ
Setlist : Whitney Houston @ Saitama Super Arena, February 11, 2010
show started 17:14
00. Intro
01. For The Lovers [From CD "I Look To You"2009]
02. Nothin’ But Love [From CD "I Look To You"2009]
03. I Didn’t Know My Own Strength [From CD "I Look To You"2009]
04. My Love Is Your Love [From CD "My Love Is Your Love"1998]
05. If I Told You That [From CD "My Love Is Your Love"1998]
06. It’s Not Right But It’s OK [From CD "My Love Is Your Love"1998] (Whitney out)
07. For The Love Of You (Sung by Gary Houston) [Isley Brothers, Whitney]
--. Video Montage (One Moment In Time) [CD]
(Whitney came back on stage)
08. Queen Of The Night [From CD "Bodyguard"1992]
09. (Unplugged Medley #09-12) Saving All My Love For You [From CD "Whitney Houston"1985]
10. The Greatest Love Of All [From CD "Whitney Houston"1985]
11. All At Once [From CD "Whitney Houston"1985]
12. I Learned From The Best [From CD "My Love Is Your Love"1998]
13. I Love The Lord [From CD "Preacher’s Wife"1996]
14. I Wanna Dance With Somebody [From CD "Whitney"1987]
15. How Will I Know [From CD "Whitney Houston"1985]
16. I Will Always Love You [From CD "Bodyguard"1992]
Enc. Million Dollar Bill [From CD "I Look To You"2009]
show ended 18:53
(2010年2月11日木曜、さいたまスーパーアリーナ=ホイットニー・ヒューストン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Houston, Whitney
2010-21
▲ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
2010年2月11日 音楽【Whitney Houston’s Japan Tour First Since 13 Years Kick Off Today】
全貌。
1980年代もっとも売れた女性シンガーのひとり、ホイットニー・ヒューストンの約10年ぶりのツアー「ナッシング・バット・ラヴ・ツアー」の日本の部が今日から始まる。来日は12年9ヶ月ぶり。ソウル・サーチンでは一足先にその全貌を掘り下げてみたい。
すでに、先週末(2月6日、7日)韓国・ソウルで2本のライヴを行ってきており、その後を受けてのショーになる。日本ではさいたまスーパー・アリーナで3回(2月11日、13日、14日)、大阪城ホールで2回(2月17日、18日)行われる。その後、ホイットニーはオーストラリアに向かう。この前哨戦として、2009年12月9日と10日に、ロシアのモスクワで2本、ライヴを行ってきた。
ホイットニーの日本でのライヴは、1986年10月、1988年9月、1990年1月、1991年3月(ボビー・ブラウンと会う)、1993年9月、1997年5月(97年1月予定の振り替え)以来。大規模なワールド・ツアーは1999年の「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ・ワールド・ツアー」以来のもの。
今回は、新作『アイ・ルック・トゥー・ユー』のリリースを受けたツアー。ホイットニーは、最長2年くらいのツアーをイメージしている、という。アジア、オセアニアのあと、一旦アメリカに戻り、その後ヨーロッパ・ツアー。そして、機が熟せばアメリカ・ツアー。そして、残りの行っていないところ、残りの世界、好評であれば、最後のほうで再度日本でのショーも可能性があるらしい。ちょうどマイケルがバッド・ツアーを日本から始めて日本で終えたような感じだ。現在のところ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ(4月から6月)で50本が予定されている。
すでにバンド、シンガーは、2-3週間ほどの入念なリハーサルをアトランタで行い、ソウルでのライヴに臨んだ。初日こそ若干硬かったが、2日目はすでにリラックスしていたという。ホイットニーも、気分が乗ってくれば、どんどんしゃべったり曲が長くなったりして、ショー自体が延びてくるタイプ。そのあたりは、スティーヴィー・ワンダーと似ているかもしれない。
予想セットリストは、『アイ・ルック・トゥ・ユー』から5曲、『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、あとはヒット曲がこれでもかこれでもかと登場しそうな気配だ。大ヒットはメドレーになる可能性も。また「アンプラグド・セクション」というコーナーで、アコースティックな感じでバラード・メドレーを歌う。基本は90分程度のセットで、興に乗れば120分くらいになるようだ。ということは、観客が盛り上げれば、長く歌ってくれるということだ。
メンバーの中に、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアーに参加することになっていた3人がいる。パーカッションのバシリ・ジョンソン、ダンサーのシャノン・ホルツフェ、そして、ドレス・リードだ。シャノンはオランダ出身でオーストラリアに移ったダンサー。すでにブリトニー、レオナ・ルイス、ファーギーなど多数のバックをつけている。ドレスは一時期生活保護を受けた苦労人だ。「自分は(夢を)諦めなかったから、ここにいる」というどん底からマイケルのバックダンサーへと上りつめた人物。クリスティーナ・アギレラ、ジャネットなどとも仕事をしている。『ディス・イズ・イット』の中でも、ひときわ印象に残る1人。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの人物。ニューヨークのソウル、R&Bからポップ、ロックまであらゆるジャンルの音楽に顔を出す。日本のアーティストでも、ジャニーズ系の作品(嵐、スマッピーズ)などにも参加。
またバックコーラスのシンディー・マイゼルも同じくニューヨークのファースト・コールのシンガー。カシーフの作品など多数のレコードが残っている。ヴァレリー・ピンクストンは、ホイットニーの過去のツアーにも参加しているが、最近では、シェリル・リンの2009年、2008年のライヴ(ビルボードライヴ)でも来日していた。デトロイト出身のシンガーで、アニタ・ベイカーが所属していたチャプター8に、アニタが辞めた後加入したシンガー。
今回の音楽ディレクターは、ドラムスも担当するマイケル・ベイカー。スティング、クリスティーナ・アギレラ、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、およびアリスタ関係の仕事から、ジャズ・フィールド、アル・ジャロウ、ケニー・バレル、ジミー・スミスなどまで幅広く仕事をしてきている人物。ここ数年はホイットニーのツアーの音楽ディレクターを担当している。2001年9月に行われたマイケル・ジャクソンの30周年記念イヴェント(マジソン・スクエア・ガーデン)でも音楽ディレクターを担当した。昨年(2009年)のグラミー賞でのホイットニーの部分も担当している。ギターのシェロッド・バーンズは、ニューヨークを本拠に活躍するギター奏者。音楽シーンで活躍中のジョン・バーンズ、カトリース・バーンズと兄弟のようだ。クインシー、アリフ・マーディン、ロバータ・フラックなどとも仕事をしてきた。
ベースのマシュー・ギャリソン(1970年生まれ)の父、ジミー・ギャリソンは、ジョン・コルトレーンのベース奏者だった。ジャック・デジョネ、ハービー・ハンコックなどジャズ畑のミュージシャンと活動。その後、ポップ系のものもプレイするようになった。
ホイットニーは、今回、ロシアのショーでも、またソウルのショーでも、マイケル・ジャクソン・トリビュートを行っている。ロシアでは、「マン・イン・ザ・ミラー」を歌い、その中に「ミッシング・ユー」を挟みこんだ。今回の日本ツアーで「マン・イン・ザ・ミラー」が歌われるかはわからないが、なんらかのマイケル・トリビュートが行われるのは確実だ。バンドは、ホイットニーからコールがかかれば、いつでも「マン・イン・ザ・ミラー」をやる体制は出来ているそうだ。
さて、10年ぶり以上に姿を見せるホイットニー。どのようなステージになるだろうか。
■ 来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
当日券は3日ともあるようです。プロモーターはクリエイテイブマン。
■ 過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4924880906/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EFWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Houston, Whitney
全貌。
1980年代もっとも売れた女性シンガーのひとり、ホイットニー・ヒューストンの約10年ぶりのツアー「ナッシング・バット・ラヴ・ツアー」の日本の部が今日から始まる。来日は12年9ヶ月ぶり。ソウル・サーチンでは一足先にその全貌を掘り下げてみたい。
すでに、先週末(2月6日、7日)韓国・ソウルで2本のライヴを行ってきており、その後を受けてのショーになる。日本ではさいたまスーパー・アリーナで3回(2月11日、13日、14日)、大阪城ホールで2回(2月17日、18日)行われる。その後、ホイットニーはオーストラリアに向かう。この前哨戦として、2009年12月9日と10日に、ロシアのモスクワで2本、ライヴを行ってきた。
ホイットニーの日本でのライヴは、1986年10月、1988年9月、1990年1月、1991年3月(ボビー・ブラウンと会う)、1993年9月、1997年5月(97年1月予定の振り替え)以来。大規模なワールド・ツアーは1999年の「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ・ワールド・ツアー」以来のもの。
今回は、新作『アイ・ルック・トゥー・ユー』のリリースを受けたツアー。ホイットニーは、最長2年くらいのツアーをイメージしている、という。アジア、オセアニアのあと、一旦アメリカに戻り、その後ヨーロッパ・ツアー。そして、機が熟せばアメリカ・ツアー。そして、残りの行っていないところ、残りの世界、好評であれば、最後のほうで再度日本でのショーも可能性があるらしい。ちょうどマイケルがバッド・ツアーを日本から始めて日本で終えたような感じだ。現在のところ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ(4月から6月)で50本が予定されている。
すでにバンド、シンガーは、2-3週間ほどの入念なリハーサルをアトランタで行い、ソウルでのライヴに臨んだ。初日こそ若干硬かったが、2日目はすでにリラックスしていたという。ホイットニーも、気分が乗ってくれば、どんどんしゃべったり曲が長くなったりして、ショー自体が延びてくるタイプ。そのあたりは、スティーヴィー・ワンダーと似ているかもしれない。
予想セットリストは、『アイ・ルック・トゥ・ユー』から5曲、『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、あとはヒット曲がこれでもかこれでもかと登場しそうな気配だ。大ヒットはメドレーになる可能性も。また「アンプラグド・セクション」というコーナーで、アコースティックな感じでバラード・メドレーを歌う。基本は90分程度のセットで、興に乗れば120分くらいになるようだ。ということは、観客が盛り上げれば、長く歌ってくれるということだ。
メンバーの中に、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアーに参加することになっていた3人がいる。パーカッションのバシリ・ジョンソン、ダンサーのシャノン・ホルツフェ、そして、ドレス・リードだ。シャノンはオランダ出身でオーストラリアに移ったダンサー。すでにブリトニー、レオナ・ルイス、ファーギーなど多数のバックをつけている。ドレスは一時期生活保護を受けた苦労人だ。「自分は(夢を)諦めなかったから、ここにいる」というどん底からマイケルのバックダンサーへと上りつめた人物。クリスティーナ・アギレラ、ジャネットなどとも仕事をしている。『ディス・イズ・イット』の中でも、ひときわ印象に残る1人。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの人物。ニューヨークのソウル、R&Bからポップ、ロックまであらゆるジャンルの音楽に顔を出す。日本のアーティストでも、ジャニーズ系の作品(嵐、スマッピーズ)などにも参加。
またバックコーラスのシンディー・マイゼルも同じくニューヨークのファースト・コールのシンガー。カシーフの作品など多数のレコードが残っている。ヴァレリー・ピンクストンは、ホイットニーの過去のツアーにも参加しているが、最近では、シェリル・リンの2009年、2008年のライヴ(ビルボードライヴ)でも来日していた。デトロイト出身のシンガーで、アニタ・ベイカーが所属していたチャプター8に、アニタが辞めた後加入したシンガー。
今回の音楽ディレクターは、ドラムスも担当するマイケル・ベイカー。スティング、クリスティーナ・アギレラ、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、およびアリスタ関係の仕事から、ジャズ・フィールド、アル・ジャロウ、ケニー・バレル、ジミー・スミスなどまで幅広く仕事をしてきている人物。ここ数年はホイットニーのツアーの音楽ディレクターを担当している。2001年9月に行われたマイケル・ジャクソンの30周年記念イヴェント(マジソン・スクエア・ガーデン)でも音楽ディレクターを担当した。昨年(2009年)のグラミー賞でのホイットニーの部分も担当している。ギターのシェロッド・バーンズは、ニューヨークを本拠に活躍するギター奏者。音楽シーンで活躍中のジョン・バーンズ、カトリース・バーンズと兄弟のようだ。クインシー、アリフ・マーディン、ロバータ・フラックなどとも仕事をしてきた。
ベースのマシュー・ギャリソン(1970年生まれ)の父、ジミー・ギャリソンは、ジョン・コルトレーンのベース奏者だった。ジャック・デジョネ、ハービー・ハンコックなどジャズ畑のミュージシャンと活動。その後、ポップ系のものもプレイするようになった。
ホイットニーは、今回、ロシアのショーでも、またソウルのショーでも、マイケル・ジャクソン・トリビュートを行っている。ロシアでは、「マン・イン・ザ・ミラー」を歌い、その中に「ミッシング・ユー」を挟みこんだ。今回の日本ツアーで「マン・イン・ザ・ミラー」が歌われるかはわからないが、なんらかのマイケル・トリビュートが行われるのは確実だ。バンドは、ホイットニーからコールがかかれば、いつでも「マン・イン・ザ・ミラー」をやる体制は出来ているそうだ。
さて、10年ぶり以上に姿を見せるホイットニー。どのようなステージになるだろうか。
■ 来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
当日券は3日ともあるようです。プロモーターはクリエイテイブマン。
■ 過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4924880906/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EFWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Houston, Whitney
■ピーボ・ブライソン(パート2)~テディーとマイケルを語る
2010年2月10日 音楽(2010年1月31日付けブログの続き)
【Peabo Bryson Talks About Teddy & Michael】
雄弁。
(遅くなりました。ピーボ・ブライソン、続きです)
もう楽屋には、レジーナ・ベルはいなかった。レジーナに「イフ・アイ・クド」が素晴らしく、感動したことを伝えたかったが、かなわなかった。出番が終わるとすぐに帰ってしまうらしい。一方、ピーボは何人かのゲストと話をしたあとだった。
ピーボは、実に雄弁だ。前回来日のときも、正式にインタヴューしたときも、話はノンストップ。しかもいろいろなことに一家言(いっかげん)を持つ。ステージで少し触れた故テディー・ペンダーグラスと故マイケル・ジャクソンについても、いろいろ話をしてくれた。
「誰と限らず、僕は人々を懐かしむ。そんな中でも、テディー(・ペンダーグラス)や、マイケル(・ジャクソン)は大物だった。人種問題でのリーダーであり、あらゆる分野の論点について議論をした。特にテディーとは、あらゆることでディベートしたものだ。彼は考える男だった。君はこう考えるが、僕はこう考える、とかね」
「テディーとは一緒にツアーに回ったことがある。僕が前座というか、彼が後から歌うね。2000何年かのアニヴァーサリーのときにも一緒に歌ったよ」
「テディーとは、最近読んだ本について、話たりしたな。哲学について議論を戦わせたものだ。彼もいろいろ物知りでね。この本を読んだか、あの本読んだか、とか本の情報を交換したり。いわゆる『ニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)』とは何かを議論したり。誰がこの世界を支配しているのか、とか。ドストエフスキーはアスホール(くそったれ)だ、とか。(笑) そんな話が延々と続くんだよ」
ニュースではリタイアが伝えられていたが、「テディーはリタイアしていたのだろうか」と尋ねた。「そうだね、彼は、リタイアしたと言っていたな。実は、僕もそのことを彼に聞いたことがある。でも、彼は歌うことは大好きなんだ、どこでもね、いつでもね。本当はいつでも歌いたい。だけど、彼は旅が大嫌いなんだよ。だから、ツアーには出ないわけだ」
「最後に彼と話したときは、3時間以上も話をしたよ。とても興味深い人物であり、本当によくしゃべる男だよ」
テディーは1950年生まれ、ピーボは1951年生まれ。ほぼ同世代。1972年からテディーは、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのリード・シンガーとして人気を集める。そして、ソロになり、ヒットを出すのが1977年。ソウルのスター街道を先に歩んだのがテディーだ。一方、ピーボがアトランタのインディから小ヒットを出すのが、1976年。1977年にメジャーのキャピトルに移籍してからは飛ぶ鳥をも落とす勢いとなる。まさに1970年代から1980年代にソウル・ミュージック・シーンを席巻した2人だ。
ピーボにはマイケルについても、思い出があった。
「マイケル・ジャクソンは、ずっと僕をリスペクトしていてくれたみたいなんだ。たとえば、2人が同じ部屋にいて僕のことを見つけると、いつも彼の方からやってきて僕に何かを言ってくれた。僕のほうから彼のほうに行ったことはないなあ。いつも彼が来てくれる」
「マイケルに初めて会ったのは、僕が初めて出たイメージ・アワードの授賞式のときだった。たぶん、1979年くらいじゃないかな」
「あの葬儀には行ったのですか?」と僕は尋ねた。するとピーボはきっぱりと言った。「あれは、サーカスだ。僕は彼をとてもリスペクトしているので、あれには参加できないね。僕は、あの葬儀の中にいるところを、人には見られたくないな。あそこに出た多くの人たちは、(みんなに)見られたいんだよ。(そこに参加することで)世界に向けてマイケルが好きだと言っているところを、見てもらいたいんだ。僕は、いやだね。もちろん、彼が逝ってしまい、もう新しい音楽を作ることができないわけだから、本当に悲しいことだよ」
「マイケルが成し遂げてきたことは素晴らしく、彼は『ジ・モースト・アメージング・パフォーマーThe most amazing performer』(唯一の素晴らしき驚異的なパフォーマー)だ。サミー・デイヴィスがかつては『ワールド・グレイテスト・パフォーマー』だった。無限の可能性を秘めていた。マイケルは、それを超えていたと思う。ステージでは、あらゆる曲、どの曲にも(大規模な)プロダクション(ステージなどの仕掛け)がついているだろう。あれをやるには、本当にたくさんの仕事をしなければならない。裏方を含めてやるほうは大変だ。いやいや、僕にはできない。(笑)」
ピーボは、この話の日以降のステージで、ギター1本でテディーの「ウェイク・アップ・エヴリバディー」やマイケルの「ヒューマン・ネイチャー」を即興でちらっと歌ったそうだ。うらやましい。その前にどんな話をして、それらを歌ったのか、聞いてみたい。
ピーボから、テディーやマイケルの話が聞けたのは嬉しかった。
回数も数えられないほどの来日履歴を誇るピーボだけに、日本のミュージシャン友人も多い。数多くのミュージシャンたちが、ピーボのステージを見に訪れている。そうそう、今回も、彼は「フィール・ザ・ファイアー」を歌ってくれなかった。テディーもステファニー・ミルズと歌っていたっけ。次に来日する前に、リマインドのメールを送っておかないと…。(笑)
(テディー・ペンダーグラスのフィリーからの3枚目以降6枚目までが、近々紙ジャケットで再発売されます。1-2枚目は既発。詳細はまた後日)
■ 過去関連記事一覧↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100131.html
■ ピーボ・ブライソン (現在のところ最新作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000XAMCXA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベスト (レーベルをまたいだ、けっこういい選曲のベスト)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E6EHH2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ エッセンシャル、テディー・ペンダーグラス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000Y3JG76/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Bryson, Peabo
【Peabo Bryson Talks About Teddy & Michael】
雄弁。
(遅くなりました。ピーボ・ブライソン、続きです)
もう楽屋には、レジーナ・ベルはいなかった。レジーナに「イフ・アイ・クド」が素晴らしく、感動したことを伝えたかったが、かなわなかった。出番が終わるとすぐに帰ってしまうらしい。一方、ピーボは何人かのゲストと話をしたあとだった。
ピーボは、実に雄弁だ。前回来日のときも、正式にインタヴューしたときも、話はノンストップ。しかもいろいろなことに一家言(いっかげん)を持つ。ステージで少し触れた故テディー・ペンダーグラスと故マイケル・ジャクソンについても、いろいろ話をしてくれた。
「誰と限らず、僕は人々を懐かしむ。そんな中でも、テディー(・ペンダーグラス)や、マイケル(・ジャクソン)は大物だった。人種問題でのリーダーであり、あらゆる分野の論点について議論をした。特にテディーとは、あらゆることでディベートしたものだ。彼は考える男だった。君はこう考えるが、僕はこう考える、とかね」
「テディーとは一緒にツアーに回ったことがある。僕が前座というか、彼が後から歌うね。2000何年かのアニヴァーサリーのときにも一緒に歌ったよ」
「テディーとは、最近読んだ本について、話たりしたな。哲学について議論を戦わせたものだ。彼もいろいろ物知りでね。この本を読んだか、あの本読んだか、とか本の情報を交換したり。いわゆる『ニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)』とは何かを議論したり。誰がこの世界を支配しているのか、とか。ドストエフスキーはアスホール(くそったれ)だ、とか。(笑) そんな話が延々と続くんだよ」
ニュースではリタイアが伝えられていたが、「テディーはリタイアしていたのだろうか」と尋ねた。「そうだね、彼は、リタイアしたと言っていたな。実は、僕もそのことを彼に聞いたことがある。でも、彼は歌うことは大好きなんだ、どこでもね、いつでもね。本当はいつでも歌いたい。だけど、彼は旅が大嫌いなんだよ。だから、ツアーには出ないわけだ」
「最後に彼と話したときは、3時間以上も話をしたよ。とても興味深い人物であり、本当によくしゃべる男だよ」
テディーは1950年生まれ、ピーボは1951年生まれ。ほぼ同世代。1972年からテディーは、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのリード・シンガーとして人気を集める。そして、ソロになり、ヒットを出すのが1977年。ソウルのスター街道を先に歩んだのがテディーだ。一方、ピーボがアトランタのインディから小ヒットを出すのが、1976年。1977年にメジャーのキャピトルに移籍してからは飛ぶ鳥をも落とす勢いとなる。まさに1970年代から1980年代にソウル・ミュージック・シーンを席巻した2人だ。
ピーボにはマイケルについても、思い出があった。
「マイケル・ジャクソンは、ずっと僕をリスペクトしていてくれたみたいなんだ。たとえば、2人が同じ部屋にいて僕のことを見つけると、いつも彼の方からやってきて僕に何かを言ってくれた。僕のほうから彼のほうに行ったことはないなあ。いつも彼が来てくれる」
「マイケルに初めて会ったのは、僕が初めて出たイメージ・アワードの授賞式のときだった。たぶん、1979年くらいじゃないかな」
「あの葬儀には行ったのですか?」と僕は尋ねた。するとピーボはきっぱりと言った。「あれは、サーカスだ。僕は彼をとてもリスペクトしているので、あれには参加できないね。僕は、あの葬儀の中にいるところを、人には見られたくないな。あそこに出た多くの人たちは、(みんなに)見られたいんだよ。(そこに参加することで)世界に向けてマイケルが好きだと言っているところを、見てもらいたいんだ。僕は、いやだね。もちろん、彼が逝ってしまい、もう新しい音楽を作ることができないわけだから、本当に悲しいことだよ」
「マイケルが成し遂げてきたことは素晴らしく、彼は『ジ・モースト・アメージング・パフォーマーThe most amazing performer』(唯一の素晴らしき驚異的なパフォーマー)だ。サミー・デイヴィスがかつては『ワールド・グレイテスト・パフォーマー』だった。無限の可能性を秘めていた。マイケルは、それを超えていたと思う。ステージでは、あらゆる曲、どの曲にも(大規模な)プロダクション(ステージなどの仕掛け)がついているだろう。あれをやるには、本当にたくさんの仕事をしなければならない。裏方を含めてやるほうは大変だ。いやいや、僕にはできない。(笑)」
ピーボは、この話の日以降のステージで、ギター1本でテディーの「ウェイク・アップ・エヴリバディー」やマイケルの「ヒューマン・ネイチャー」を即興でちらっと歌ったそうだ。うらやましい。その前にどんな話をして、それらを歌ったのか、聞いてみたい。
ピーボから、テディーやマイケルの話が聞けたのは嬉しかった。
回数も数えられないほどの来日履歴を誇るピーボだけに、日本のミュージシャン友人も多い。数多くのミュージシャンたちが、ピーボのステージを見に訪れている。そうそう、今回も、彼は「フィール・ザ・ファイアー」を歌ってくれなかった。テディーもステファニー・ミルズと歌っていたっけ。次に来日する前に、リマインドのメールを送っておかないと…。(笑)
(テディー・ペンダーグラスのフィリーからの3枚目以降6枚目までが、近々紙ジャケットで再発売されます。1-2枚目は既発。詳細はまた後日)
■ 過去関連記事一覧↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100131.html
■ ピーボ・ブライソン (現在のところ最新作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000XAMCXA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベスト (レーベルをまたいだ、けっこういい選曲のベスト)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E6EHH2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ エッセンシャル、テディー・ペンダーグラス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000Y3JG76/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Bryson, Peabo
●ケント・モリ~その存在理由
2010年2月9日 音楽【Kento Mori: The Reason To Be Here】
強烈。
西寺郷太さんのはからいで、ケント・モリくんに会うことができた。そして、いろんな話をした。当初は、午後7時から2時間くらいの感じかと思っていたが、これがとんでもない。マイケル話でみんなで盛り上がり、最初に話をしていたスタジオから三茶サンキングへ移動。結局朝までになってしまった。
会った印象はとにかく強烈なエネルギーがある人物だということ。しかも、超ポジティヴなエネルギーに溢れている。その一点だけでも素晴らしい。しかもフレンドリーないい人物。僕自身も、久々に人と会って、プラスのエネルギーをたくさんもらった感じがする。それは郷太くんも同じだったようで、今、真剣に執筆しているマイケル・ジャクソンの新書原稿が煮詰まり、ちょっとやわになっているところにケントくんと会って、「がぜん、やる気が出た」と言っている。
1985年3月3日生まれのケント・モリくんは2006年4月、意を決して渡米。それからすべての出来事が、運命的に起こっていく様子は、劇的なドラマそのものだ。僕自身も、Everything happens for a reason(すべての出来事には、理由がある)という言葉を信じるが、彼の場合、それをこれでもか、これでもかと、地で行く人生を歩んでいる。彼自身の言葉の節々に、「理由があって、そのことが起こっている」という表現が出てきたのも頷ける。
もうひとつ、これは僕自身が考えた言葉で、「人生は5分で変わる」というものがある。たった5分の凝縮された何かがあれば、その人の人生は劇的に変わる、というものだ。たとえば、シンガーやミュージシャンが素晴らしいパフォーマンスを見せれば、そのたった5分のステージで、オセロゲームの白と黒が一瞬に逆転するように、すべて変わることがある。
マイケル・ジャクソンが『モータウン25』で見せた「ビリー・ジーン」のパフォーマンスは、この「人生は5分で変わる」の典型的な例だ。スポーツ選手も、特に個人技の場合、それが起こる。ダンサー、シンガーたちにはそういうことが起こりやすい。
ケント・モリくんにとっては、マドンナのオーディション、そして、マイケルのオーディションは、まさに「人生は5分で変わる」の瞬間だった。
マイケルのオーディションのとき、他のダンサーたちのことは気になったのか、と聞くと、「いや、とにかく自分自身が最高のパフォーマンスをすることに集中した。そうすれば、受かると絶対思ってました」と言うのだからすごい。
マドンナのツアー・メンバーに選ばれ、そのツアーに出たことで得た自信を元にマイケルのオーディションに出向き、合格。しかし、マドンナとの契約が残っていたために、泣く泣くマイケルの『ディス・イズ・イット』を断念。しかし、誰も予期せぬ形でマイケルが急死。その直後、マドンナのステージで、マイケル・トリビュートを、ケント・モリが敢行。それがまた大評判となり、ケント・モリは世界から注目されるダンサーとなっていく。そして、マドンナ・ツアー終了後、「マイケル・ジャクソン・トリビュート」のツアーへ。
マドンナとの契約があったために、世界一仕事をしたかったマイケルのダンサーになれず、大きく落ち込んだ彼。だが、マイケルのツアーにいけなかったことにも理由がある、それはいつかわかる、と彼は祖父に言われたそうだ。それがマイケルの死などということは、誰にもわからなかった。
10日から一瞬LAに行くというので、何しに行くのかと尋ねると、AIとの仕事だという。だが、まだAI本人には会ったことがない、という。そこでサンキングからAIに電話して、「ケント・モリがいるから来ない?」と誘うとAIもやってきて、マイケル談義が盛り上がった。おもしろいことに、LAではAIの妹とはすでに知り合っていて、AIとは電話では話したことはあった、という。ダンサー仲間との接点、共通の知り合いも多数いるようだった。
みんなでわいわいいいながらマイケルの『ブカレスト』のDVDを見ていると、ケントくんは踊りだした。「ビリー・ジーン」「ヒューマン・ネイチャー」など大喝采。また、『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ版)を一緒に見ながら、解説を受け、ケントくんが一瞬映る瞬間などをコマ止め、まき戻しして見たりしているうちにあっという間に朝になった。
人との出会いが、出来事を生み出し、その出来事が、次の出来事につながり、何かが起こっていく。それは神が描く華麗なるシナリオさながらだ。僕は彼を見ていて、「ものすごく引きの強い男、そういう運命の元に生まれた男」と強く思った。そして、ケント・モリには、マイケル・ジャクソンのエクステンションとなって、そのメッセージを伝え、広めていくという大きな存在理由がある。
ソウル・サーチンでは今後も彼の一挙手一投足に注目していく。
■ マイケル・ジャクソン『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マドンナ スティッキー・アンド・スウィート・ツアー・ライヴ・フロム・ブエノス・アイレス(仮) 2010年3月31日発売。2008年10月のツアー。ケント・モリ参加。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UMFOCU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON>Mori, Kento
強烈。
西寺郷太さんのはからいで、ケント・モリくんに会うことができた。そして、いろんな話をした。当初は、午後7時から2時間くらいの感じかと思っていたが、これがとんでもない。マイケル話でみんなで盛り上がり、最初に話をしていたスタジオから三茶サンキングへ移動。結局朝までになってしまった。
会った印象はとにかく強烈なエネルギーがある人物だということ。しかも、超ポジティヴなエネルギーに溢れている。その一点だけでも素晴らしい。しかもフレンドリーないい人物。僕自身も、久々に人と会って、プラスのエネルギーをたくさんもらった感じがする。それは郷太くんも同じだったようで、今、真剣に執筆しているマイケル・ジャクソンの新書原稿が煮詰まり、ちょっとやわになっているところにケントくんと会って、「がぜん、やる気が出た」と言っている。
1985年3月3日生まれのケント・モリくんは2006年4月、意を決して渡米。それからすべての出来事が、運命的に起こっていく様子は、劇的なドラマそのものだ。僕自身も、Everything happens for a reason(すべての出来事には、理由がある)という言葉を信じるが、彼の場合、それをこれでもか、これでもかと、地で行く人生を歩んでいる。彼自身の言葉の節々に、「理由があって、そのことが起こっている」という表現が出てきたのも頷ける。
もうひとつ、これは僕自身が考えた言葉で、「人生は5分で変わる」というものがある。たった5分の凝縮された何かがあれば、その人の人生は劇的に変わる、というものだ。たとえば、シンガーやミュージシャンが素晴らしいパフォーマンスを見せれば、そのたった5分のステージで、オセロゲームの白と黒が一瞬に逆転するように、すべて変わることがある。
マイケル・ジャクソンが『モータウン25』で見せた「ビリー・ジーン」のパフォーマンスは、この「人生は5分で変わる」の典型的な例だ。スポーツ選手も、特に個人技の場合、それが起こる。ダンサー、シンガーたちにはそういうことが起こりやすい。
ケント・モリくんにとっては、マドンナのオーディション、そして、マイケルのオーディションは、まさに「人生は5分で変わる」の瞬間だった。
マイケルのオーディションのとき、他のダンサーたちのことは気になったのか、と聞くと、「いや、とにかく自分自身が最高のパフォーマンスをすることに集中した。そうすれば、受かると絶対思ってました」と言うのだからすごい。
マドンナのツアー・メンバーに選ばれ、そのツアーに出たことで得た自信を元にマイケルのオーディションに出向き、合格。しかし、マドンナとの契約が残っていたために、泣く泣くマイケルの『ディス・イズ・イット』を断念。しかし、誰も予期せぬ形でマイケルが急死。その直後、マドンナのステージで、マイケル・トリビュートを、ケント・モリが敢行。それがまた大評判となり、ケント・モリは世界から注目されるダンサーとなっていく。そして、マドンナ・ツアー終了後、「マイケル・ジャクソン・トリビュート」のツアーへ。
マドンナとの契約があったために、世界一仕事をしたかったマイケルのダンサーになれず、大きく落ち込んだ彼。だが、マイケルのツアーにいけなかったことにも理由がある、それはいつかわかる、と彼は祖父に言われたそうだ。それがマイケルの死などということは、誰にもわからなかった。
10日から一瞬LAに行くというので、何しに行くのかと尋ねると、AIとの仕事だという。だが、まだAI本人には会ったことがない、という。そこでサンキングからAIに電話して、「ケント・モリがいるから来ない?」と誘うとAIもやってきて、マイケル談義が盛り上がった。おもしろいことに、LAではAIの妹とはすでに知り合っていて、AIとは電話では話したことはあった、という。ダンサー仲間との接点、共通の知り合いも多数いるようだった。
みんなでわいわいいいながらマイケルの『ブカレスト』のDVDを見ていると、ケントくんは踊りだした。「ビリー・ジーン」「ヒューマン・ネイチャー」など大喝采。また、『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ版)を一緒に見ながら、解説を受け、ケントくんが一瞬映る瞬間などをコマ止め、まき戻しして見たりしているうちにあっという間に朝になった。
人との出会いが、出来事を生み出し、その出来事が、次の出来事につながり、何かが起こっていく。それは神が描く華麗なるシナリオさながらだ。僕は彼を見ていて、「ものすごく引きの強い男、そういう運命の元に生まれた男」と強く思った。そして、ケント・モリには、マイケル・ジャクソンのエクステンションとなって、そのメッセージを伝え、広めていくという大きな存在理由がある。
ソウル・サーチンでは今後も彼の一挙手一投足に注目していく。
■ マイケル・ジャクソン『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UHJ9EO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マドンナ スティッキー・アンド・スウィート・ツアー・ライヴ・フロム・ブエノス・アイレス(仮) 2010年3月31日発売。2008年10月のツアー。ケント・モリ参加。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UMFOCU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON>Mori, Kento
⊿ブッカーTライヴ@ブルーノート
2010年2月8日 音楽【Booker T Live: Standing In The Shadow Of MGs】
陰。
前回のブッカーTの来日は2008年11月。そのときは、MGズのドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパーとブッカー、そしてドラムスの4人。4人だがきっちりMGズ。あのときは、今は亡き忌野清志郎さんが、飛び入りで入って、「ソウル・マン」などを歌った。あれから半年後には、亡くなってしまったなんて、今でも信じられない。それから1年3ヶ月ぶりの来日。
今回は、ブッカーTに若手サポートが4人来て、オンステージは5人。MGズは気心知れた、以心伝心の仲間たちがひとつのユニットとしてオールド・ファッションな素晴らしいグルーヴを醸し出していた。だが、今回はサポートが若手とあって、ブッカーT教授の元、その生徒たちが宿題をこなすが如くプレイをしている。若手はMGズの陰に遠慮している感もある。そんな印象を受けた。教授は、しっかりハモンドを鳴らす。
観客は、ブッカーTの熱心なファン風の人たちが多いようで、前列に座っている若者はビートに合わせて、思い切り頭を左右に振っていた。その振りっぷりは、ミュージシャンたちをも凌駕していた。
冒頭3曲は、彼の2009年4月リリースの最新作『ポテト・ホール』から。これは先日のグラミーで、「ベスト・ポップ・インストゥルメンタル部門」を見事受賞。ブッカーTもそのことに触れていた。そして、5曲目からはブッカーTがギターを持ってステージ中央に進み、ギターを弾きながらアルバート・キングなどでも知られるブルーズ曲「ボーン・アンダー・ザ・バッド・サイン」を歌う。歌とギターは愛嬌だが、さらに、サム&デイヴ、オーティス曲を独自のサウンドで。アル・グリーンの「テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー」あたりは、メンフィス、さらにウィリー・ミッチェルへのトリビュートだったのかもしれない。そして、曲の一部でドラマーのダリアンがラップをいれる。
そして、新作タイトル曲をやったあとは、一気に大ヒット・メドレー。やはりこのあたりは受ける。
ライヴが終わりレジに進むと、そこには、清志郎さんがブルーノートのステージで歌っている勇姿の写真が額に入れて飾られていた。僕は幸運にも清志郎さんの歌う姿をこのブルーノートで4回見た。その4回目が前回のブッカーTのときだった。ブルーノートのステージにも確実にミュージシャンたちの血と汗と涙が沁みついているなと思った。
サイン会もしっかりしていた。客席に『ポテト・ホール』のライナーノーツを書いている音楽評論家の大友博さんを発見。久しぶりだったので挨拶してちらっとお話。今年もグラミーを見に行っていたそうだ。
(ライヴは2010年2月10日水曜まで、東京ブルーノートで)
■過去記事
2008年11月21日(金)
忌野清志郎、ブッカーT&ザ・MGズライヴにまたまた飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081121.html
2008年11月24日(月)
忌野清志郎、MGズに3度目の登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081124.html
■ 最新作『ポテト・ホール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TMEE78/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ベスト・アルバム (大体のヒットは収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUCXKE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン、ギター、ヴォーカル)Booker T. Jones(organ, g, vo)
トロイ・ガニエー(ギター)Troy Gonyea(g)
ヴァーノン・ブラック(ギター)Vernon Black(g)
ジェレミー・モーゼス・カーティス(ベース)Jeremy Moses Curtis(b)
ダリアン・グレイ(ドラムス)Darian Gray(ds)
■ セットリスト
Setlist : Booker T Live At Blue Note Tokyo, February 7, 2010
show started 20:45
01. She Breaks
02. Warped Sister
03. Reunion Time
04. Green Onion
05. Born Under A Bad Sign [Cream, Albert King]
06. Hold On, I’m Coming [Sam & Dave]
07. (Sitting On The) Dock Of The Bay [Otis Redding]
08. Jamaica Song
09. Take Me To The River [Al Green]
10. Potato Hole
11. Soul Limbo
12. Hip Hug-Her
13. Hang ’Em High
14. Time Is Tight
Enc. Hey Ya [Outkast]
show ended 22:16
(2010年2月7日日曜、東京ブルーノート=ブッカーTライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T.
2010-19
陰。
前回のブッカーTの来日は2008年11月。そのときは、MGズのドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパーとブッカー、そしてドラムスの4人。4人だがきっちりMGズ。あのときは、今は亡き忌野清志郎さんが、飛び入りで入って、「ソウル・マン」などを歌った。あれから半年後には、亡くなってしまったなんて、今でも信じられない。それから1年3ヶ月ぶりの来日。
今回は、ブッカーTに若手サポートが4人来て、オンステージは5人。MGズは気心知れた、以心伝心の仲間たちがひとつのユニットとしてオールド・ファッションな素晴らしいグルーヴを醸し出していた。だが、今回はサポートが若手とあって、ブッカーT教授の元、その生徒たちが宿題をこなすが如くプレイをしている。若手はMGズの陰に遠慮している感もある。そんな印象を受けた。教授は、しっかりハモンドを鳴らす。
観客は、ブッカーTの熱心なファン風の人たちが多いようで、前列に座っている若者はビートに合わせて、思い切り頭を左右に振っていた。その振りっぷりは、ミュージシャンたちをも凌駕していた。
冒頭3曲は、彼の2009年4月リリースの最新作『ポテト・ホール』から。これは先日のグラミーで、「ベスト・ポップ・インストゥルメンタル部門」を見事受賞。ブッカーTもそのことに触れていた。そして、5曲目からはブッカーTがギターを持ってステージ中央に進み、ギターを弾きながらアルバート・キングなどでも知られるブルーズ曲「ボーン・アンダー・ザ・バッド・サイン」を歌う。歌とギターは愛嬌だが、さらに、サム&デイヴ、オーティス曲を独自のサウンドで。アル・グリーンの「テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー」あたりは、メンフィス、さらにウィリー・ミッチェルへのトリビュートだったのかもしれない。そして、曲の一部でドラマーのダリアンがラップをいれる。
そして、新作タイトル曲をやったあとは、一気に大ヒット・メドレー。やはりこのあたりは受ける。
ライヴが終わりレジに進むと、そこには、清志郎さんがブルーノートのステージで歌っている勇姿の写真が額に入れて飾られていた。僕は幸運にも清志郎さんの歌う姿をこのブルーノートで4回見た。その4回目が前回のブッカーTのときだった。ブルーノートのステージにも確実にミュージシャンたちの血と汗と涙が沁みついているなと思った。
サイン会もしっかりしていた。客席に『ポテト・ホール』のライナーノーツを書いている音楽評論家の大友博さんを発見。久しぶりだったので挨拶してちらっとお話。今年もグラミーを見に行っていたそうだ。
(ライヴは2010年2月10日水曜まで、東京ブルーノートで)
■過去記事
2008年11月21日(金)
忌野清志郎、ブッカーT&ザ・MGズライヴにまたまた飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081121.html
2008年11月24日(月)
忌野清志郎、MGズに3度目の登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081124.html
■ 最新作『ポテト・ホール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TMEE78/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ベスト・アルバム (大体のヒットは収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUCXKE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン、ギター、ヴォーカル)Booker T. Jones(organ, g, vo)
トロイ・ガニエー(ギター)Troy Gonyea(g)
ヴァーノン・ブラック(ギター)Vernon Black(g)
ジェレミー・モーゼス・カーティス(ベース)Jeremy Moses Curtis(b)
ダリアン・グレイ(ドラムス)Darian Gray(ds)
■ セットリスト
Setlist : Booker T Live At Blue Note Tokyo, February 7, 2010
show started 20:45
01. She Breaks
02. Warped Sister
03. Reunion Time
04. Green Onion
05. Born Under A Bad Sign [Cream, Albert King]
06. Hold On, I’m Coming [Sam & Dave]
07. (Sitting On The) Dock Of The Bay [Otis Redding]
08. Jamaica Song
09. Take Me To The River [Al Green]
10. Potato Hole
11. Soul Limbo
12. Hip Hug-Her
13. Hang ’Em High
14. Time Is Tight
Enc. Hey Ya [Outkast]
show ended 22:16
(2010年2月7日日曜、東京ブルーノート=ブッカーTライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T.
2010-19
△ツイッターとUストリーム:今後の可能性
2010年2月7日 音楽【Twitter And Ustream: 】
試行錯誤。
昨日のブログで告知したが、2010年2月19日(金)午後7時から六本木ツタヤで行われる橋本徹さんと僕(吉岡正晴)のトークショーは、ワックスポエティックス主催だが、あの告知記事を書いているときに、「あ、これも、Ustream(ユー・ストリーム)」で生中継すればいいのでは、と思いつき、さっそくその旨編集長にメールしたら、「僕も同じことを考えていました」との返事が来た。うまくできれば、Uストリームで生中継できるようにします。
もしそうなったら、たとえば、よくある生中継のときの「前煽り番組」でもあるとおもしろいかな。ほら、「グラミー生中継」とかボクシングの大試合の前の「今年の傾向は~~」とか、「今回の試合の流れは~~」とか、そういう前説の番組なんかがあってもおもしろい。
先日、孫正義氏の決算報告会の様子をUストリームの生中継で見ていたら、実に孫さんのプレゼンが上手なので感銘した。で、そのとき、ソフトバンクは、もうこのUストリームの株を十数パーセント買収していて、筆頭株主かなんかになっているそう。さすが、目の付け所がめちゃくちゃ早い。(コンピューター業界の人にとっては、別に早くもなんともないかな)
孫さんは、話し方もゆっくり、平易な言葉で、変にカタカナ語を多用することもなく、誰にでもわかるように話す。プレゼンの鏡だ。いや、人前で話す話し方の鏡だ。それに記者からの質問にも丁寧にわかりやすく答え、応えられないところはきっぱりと「ノー・コメントです」と遮断する。見事なやりとりだ。
僕はヤフーBBが始まった頃、一度すぐに契約したが、不具合が多く、それを直すための対応がひどかったのですぐに解約。以後ヤフーに対しては悪い印象を持っていた。だが孫さんのこの報告会でのやりとりを見て、ヤフー・ソフトバンクを見直した。
昨年暮あたりから、ツイッター(Twitter)とUストリーム(UStream)は、台風の目だと感じている。ツイッターは、ブログなんかと比べて圧倒的に「敷居が低い」。何でも気軽につぶやけるところがよい。一方、140字という制限があるから、何かを伝えたいときには、文章は簡潔に、短く、要点をしっかりとつかんで書かないといけない。これがまた鍛錬になる。また、これをフォローする側も、別になんの気負いもなくただフォローすればいいだけで、お気軽お気軽。その人のつぶやきが多すぎると思えば、はずせばいいだけの話し。このあたりのゆるさが、いかにも今風だ。
これはツイッターでもつぶやいたが、最近たとえば印刷物用の原稿で150字のものを10本書くなんてとき、いつのまにか、ツイッター調に文章がなっているのが、自分でも笑えた。体言止め、無駄な「句読点」を省く。要点をクリアにする。短い原稿の方が、そもそも難しいのだ。でも、原稿なんてことではなく、ただのつぶやきでいいのだから、楽でいい。
僕はツイッターは情報収集にとても便利だと感じている。そして、140字の作文は、作文の鍛錬になる。
僕のツイッターはこちら。お気軽にフォロー、どうぞ。
http://twitter.com/soulsearcher216
Uストリーム。
Uストリームは、トークものには圧倒的な利便性を出す。トークショー中継、パネル・ディスカッション中継、そして、ライヴ系、スポーツ中継などだ。もちろん、音楽のライヴものにも強さを見せるが、現状では、著作権をどうクリアするかが課題。もちろんゲリラ的に、初期のYou Tube(ユー・チューブ)のようにやってしまうことも可能で、そうした動きはどんどんと広まるだろうが、何か折衷案は出るのだろうか。
Uストリームをする主催者が、JASRAC(日本著作権協会)にいくばくかの金を払う、というのもなんかおかしな話だ。というのは、Uストリームでは全世界に生放送できるが、JASRACは、国内での使用に関して集金する出先機関のようなもので、世界を仕切っているわけではないからだ。いっそのこと、Uストリームでの実演、生放送はすべて無料で許諾、みたいにしてしまえば一番いい。
これに関しては、沖野修也さんが、2010年2月7日深夜0時から1時まで、JASRACに許諾を与える前の楽曲(JASRACに登録していない作品。著作権の集金団体が決まっていない楽曲。原盤権も持つもの)だけで、渋谷のクラブ「ザ・ルーム」から1時間Uストリーム中継した。これは文句なく合法なUストリーム利用法だ。
著作権なんていうのは、人間の歴史の中でせいぜい500年くらいのもの。著作権で大もうけできたのは、言ってみれば、バブルみたいなもの、という見方さえある。
Uストリーム、今後どのように使われていくのだろうか。ものすごく可能性を感じる。Uストリームとツイッターの合わせ技は、きっと何かうまいものがあるはず。どちらも、まだまだ試行錯誤の段階だが、四の五の言わず、とりあえず慣れてから、いい使い方を思いつけばいい。
ENT>ESSAY>
試行錯誤。
昨日のブログで告知したが、2010年2月19日(金)午後7時から六本木ツタヤで行われる橋本徹さんと僕(吉岡正晴)のトークショーは、ワックスポエティックス主催だが、あの告知記事を書いているときに、「あ、これも、Ustream(ユー・ストリーム)」で生中継すればいいのでは、と思いつき、さっそくその旨編集長にメールしたら、「僕も同じことを考えていました」との返事が来た。うまくできれば、Uストリームで生中継できるようにします。
もしそうなったら、たとえば、よくある生中継のときの「前煽り番組」でもあるとおもしろいかな。ほら、「グラミー生中継」とかボクシングの大試合の前の「今年の傾向は~~」とか、「今回の試合の流れは~~」とか、そういう前説の番組なんかがあってもおもしろい。
先日、孫正義氏の決算報告会の様子をUストリームの生中継で見ていたら、実に孫さんのプレゼンが上手なので感銘した。で、そのとき、ソフトバンクは、もうこのUストリームの株を十数パーセント買収していて、筆頭株主かなんかになっているそう。さすが、目の付け所がめちゃくちゃ早い。(コンピューター業界の人にとっては、別に早くもなんともないかな)
孫さんは、話し方もゆっくり、平易な言葉で、変にカタカナ語を多用することもなく、誰にでもわかるように話す。プレゼンの鏡だ。いや、人前で話す話し方の鏡だ。それに記者からの質問にも丁寧にわかりやすく答え、応えられないところはきっぱりと「ノー・コメントです」と遮断する。見事なやりとりだ。
僕はヤフーBBが始まった頃、一度すぐに契約したが、不具合が多く、それを直すための対応がひどかったのですぐに解約。以後ヤフーに対しては悪い印象を持っていた。だが孫さんのこの報告会でのやりとりを見て、ヤフー・ソフトバンクを見直した。
昨年暮あたりから、ツイッター(Twitter)とUストリーム(UStream)は、台風の目だと感じている。ツイッターは、ブログなんかと比べて圧倒的に「敷居が低い」。何でも気軽につぶやけるところがよい。一方、140字という制限があるから、何かを伝えたいときには、文章は簡潔に、短く、要点をしっかりとつかんで書かないといけない。これがまた鍛錬になる。また、これをフォローする側も、別になんの気負いもなくただフォローすればいいだけで、お気軽お気軽。その人のつぶやきが多すぎると思えば、はずせばいいだけの話し。このあたりのゆるさが、いかにも今風だ。
これはツイッターでもつぶやいたが、最近たとえば印刷物用の原稿で150字のものを10本書くなんてとき、いつのまにか、ツイッター調に文章がなっているのが、自分でも笑えた。体言止め、無駄な「句読点」を省く。要点をクリアにする。短い原稿の方が、そもそも難しいのだ。でも、原稿なんてことではなく、ただのつぶやきでいいのだから、楽でいい。
僕はツイッターは情報収集にとても便利だと感じている。そして、140字の作文は、作文の鍛錬になる。
僕のツイッターはこちら。お気軽にフォロー、どうぞ。
http://twitter.com/soulsearcher216
Uストリーム。
Uストリームは、トークものには圧倒的な利便性を出す。トークショー中継、パネル・ディスカッション中継、そして、ライヴ系、スポーツ中継などだ。もちろん、音楽のライヴものにも強さを見せるが、現状では、著作権をどうクリアするかが課題。もちろんゲリラ的に、初期のYou Tube(ユー・チューブ)のようにやってしまうことも可能で、そうした動きはどんどんと広まるだろうが、何か折衷案は出るのだろうか。
Uストリームをする主催者が、JASRAC(日本著作権協会)にいくばくかの金を払う、というのもなんかおかしな話だ。というのは、Uストリームでは全世界に生放送できるが、JASRACは、国内での使用に関して集金する出先機関のようなもので、世界を仕切っているわけではないからだ。いっそのこと、Uストリームでの実演、生放送はすべて無料で許諾、みたいにしてしまえば一番いい。
これに関しては、沖野修也さんが、2010年2月7日深夜0時から1時まで、JASRACに許諾を与える前の楽曲(JASRACに登録していない作品。著作権の集金団体が決まっていない楽曲。原盤権も持つもの)だけで、渋谷のクラブ「ザ・ルーム」から1時間Uストリーム中継した。これは文句なく合法なUストリーム利用法だ。
著作権なんていうのは、人間の歴史の中でせいぜい500年くらいのもの。著作権で大もうけできたのは、言ってみれば、バブルみたいなもの、という見方さえある。
Uストリーム、今後どのように使われていくのだろうか。ものすごく可能性を感じる。Uストリームとツイッターの合わせ技は、きっと何かうまいものがあるはず。どちらも、まだまだ試行錯誤の段階だが、四の五の言わず、とりあえず慣れてから、いい使い方を思いつけばいい。
ENT>ESSAY>
☆雑誌ワックスポエティックス最新号まもなく発売~イヴェント2本も
2010年2月6日 音楽【Jディラ追悼イヴェント、橋本徹氏と吉岡正晴トーク・イヴェント】
イヴェント。
ニューヨーク発の先鋭的な音楽雑誌ワックスポエティックス・ジャパンが、最新第8号を2010年2月10日(水)に発行するが、それと連動して、イヴェントを2本行う。
第8号内容↓
http://www.waxpoetics.jp/event/flyer/20100210/
ひとつは、最新号の特集記事にもなっているヒップホップ界のプロデューサーで、4年前に32歳で死去したジェイ・ディーことJディラ追悼イヴェント。Jディラの弟イラJを招き、雑誌発売日2月10日に代官山ユニットで行う。
もうひとつは2月19日(金)午後7時から六本木ツタヤで行われるトーク・イヴェント。トークは人気CDシリーズ『フリー・ソウル』のコンピレーションでおなじみの選曲家、DJ橋本徹氏と吉岡正晴。トーク・テーマは、雑誌ワックスポエティックスについて、8号でも特集している『フリー・ソウル』について、そしてマイケル・ジャクソンについてなど。入場無料。
第8号の表紙は、実は2パターンあり、ロジャーが共通の裏表紙だが、表表紙にはJディラのヴァージョンと、パブリック・エナミーのヴァージョンがある。Jディラは16ページ+クエスト・ラヴが語るJディラ、3ページの大特集、パブリック・エナミー関連ハンク&キース・ショックリーも17ページの大特集だ。そして、これも故人となっているトークボックスで知られるファンク・マスター、ロジャーの特集が11ページなど。あいかわらず、超読み応えがある内容になっている。
同誌は送料無料で年間購読ができる。発売日までに毎号最新号が届く。定期購読の場合、印刷工程などの日程で、書店よりも早く届くことがある。
https://www.waxpoetics.jp/store/products/detail.php?product_id=53
また音楽雑誌の中でも大変資料性が高いことから、バックナンバーを置くCDショップ、書店も多い。
今号関連のイヴェンの詳細は、下記ワックスポエティックス・ジャパンのウェッブにあるが簡単な内容は次の通り。
http://www.waxpoetics.jp/
■ イヴェント概要
1)-A Tribute to J DILLA-
日時 2010年2月10日(水) 23時30分~
会場 代官山ユニットUNIT / SALOON 03-5459-8630
www.unit-tokyo.com
www.myspace.com/unittokyo
渋谷区恵比寿西1-34-17 ザ・ハウスビルB2/B3F
入場料 前売り3000円、フライヤーあり3500円、当日4000円
ライヴ出演者 ILLA J (Delicious Vinyl / Detroit)
出演DJ DJ MURO, DJ KIYO (Royalty Production), DJ SARASA a.k.a. Silverboombox ほか
備考 当公演は全ての来場者にIDチェックを行います。20歳未満の方、写真付き身分証明書をお持ちでない方は入場できません。
2)トーク・イヴェント 橋本徹x吉岡正晴
日時 2010年2月19日金曜午後7時~(約1時間)
会場 ツタヤ六本木店
〒106-0032東京都 港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ六本木けやき坂通り
電話番号: 03-5775-1515
出演者 橋本徹、吉岡正晴
内容 ワックスポエティックスという雑誌について、『フリー・ソウル』について、マイケル・ジャクソンについて、など。
入場 無料
ツタヤ六本木店のブログ http://ameblo.jp/tsutaya-2000/
ツタヤ六本木店 http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2000.html
EVENT>ANNOUNCEMENT
イヴェント。
ニューヨーク発の先鋭的な音楽雑誌ワックスポエティックス・ジャパンが、最新第8号を2010年2月10日(水)に発行するが、それと連動して、イヴェントを2本行う。
第8号内容↓
http://www.waxpoetics.jp/event/flyer/20100210/
ひとつは、最新号の特集記事にもなっているヒップホップ界のプロデューサーで、4年前に32歳で死去したジェイ・ディーことJディラ追悼イヴェント。Jディラの弟イラJを招き、雑誌発売日2月10日に代官山ユニットで行う。
もうひとつは2月19日(金)午後7時から六本木ツタヤで行われるトーク・イヴェント。トークは人気CDシリーズ『フリー・ソウル』のコンピレーションでおなじみの選曲家、DJ橋本徹氏と吉岡正晴。トーク・テーマは、雑誌ワックスポエティックスについて、8号でも特集している『フリー・ソウル』について、そしてマイケル・ジャクソンについてなど。入場無料。
第8号の表紙は、実は2パターンあり、ロジャーが共通の裏表紙だが、表表紙にはJディラのヴァージョンと、パブリック・エナミーのヴァージョンがある。Jディラは16ページ+クエスト・ラヴが語るJディラ、3ページの大特集、パブリック・エナミー関連ハンク&キース・ショックリーも17ページの大特集だ。そして、これも故人となっているトークボックスで知られるファンク・マスター、ロジャーの特集が11ページなど。あいかわらず、超読み応えがある内容になっている。
同誌は送料無料で年間購読ができる。発売日までに毎号最新号が届く。定期購読の場合、印刷工程などの日程で、書店よりも早く届くことがある。
https://www.waxpoetics.jp/store/products/detail.php?product_id=53
また音楽雑誌の中でも大変資料性が高いことから、バックナンバーを置くCDショップ、書店も多い。
今号関連のイヴェンの詳細は、下記ワックスポエティックス・ジャパンのウェッブにあるが簡単な内容は次の通り。
http://www.waxpoetics.jp/
■ イヴェント概要
1)-A Tribute to J DILLA-
日時 2010年2月10日(水) 23時30分~
会場 代官山ユニットUNIT / SALOON 03-5459-8630
www.unit-tokyo.com
www.myspace.com/unittokyo
渋谷区恵比寿西1-34-17 ザ・ハウスビルB2/B3F
入場料 前売り3000円、フライヤーあり3500円、当日4000円
ライヴ出演者 ILLA J (Delicious Vinyl / Detroit)
出演DJ DJ MURO, DJ KIYO (Royalty Production), DJ SARASA a.k.a. Silverboombox ほか
備考 当公演は全ての来場者にIDチェックを行います。20歳未満の方、写真付き身分証明書をお持ちでない方は入場できません。
2)トーク・イヴェント 橋本徹x吉岡正晴
日時 2010年2月19日金曜午後7時~(約1時間)
会場 ツタヤ六本木店
〒106-0032東京都 港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ六本木けやき坂通り
電話番号: 03-5775-1515
出演者 橋本徹、吉岡正晴
内容 ワックスポエティックスという雑誌について、『フリー・ソウル』について、マイケル・ジャクソンについて、など。
入場 無料
ツタヤ六本木店のブログ http://ameblo.jp/tsutaya-2000/
ツタヤ六本木店 http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2000.html
EVENT>ANNOUNCEMENT
◎『ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチ』動画など
2010年2月5日 音楽【More Update For "We’re The World : 25 For Haiti"】
アップデート。
「ウィ・アー・ザ・ワールド25 フォー・ハイチ」のプロジェクトについて、さらなるアップデート情報。記者会見の様子が動画などで出始めた。このプロジェクトは、アメリカ音楽業界で2010年最大のニュースかもしれない。
いくつか新情報を。
1)キャサリン・ジャクソン(マイケルの母親)の要請で、著名な詩人メイヤ・アンジェルーが詩を書き下ろし、「ウィ・アー・ザ・ワールド25」のエンディングで朗読されることになりそうだ。そのナレーションにジャクソンの子供の起用という話が持ち上がっている。ジャクソンの子供が、パリス、プリンスらを意味するのか、その他のジャクソン家の子供たち、レコーディング・セッションに参加していたグループ、3Tのメンバーなのかは不明。
2)記録映像は、3Dで撮影された。2月12日のテレビ(冬季オリンピックの開会式関連のセレモニー中に公開予定)でも、3Dで放送されるかもしれない。今回の記録映像が、3Dで撮影されると聞いてバーブラ・ストライサンドが言った。「私の鼻はどう映るのかしら?」 (バーブラは独特のちょっと高い鼻がトレードマーク)
3)まだオフィシャルから正式には発表されていないが、今回のレコーディングの参加者は少なくとも81名。前回の45名の倍近くになった。参加リストにアース・ウィンド&ファイアーの名前があるが、この場合4名なのか、ここから何人参加したのかなど細かいことはまだわからない。
4)今回のレコーディング・スタジオは、前回のスタジオと同じ。当時はA&Mスタジオと呼ばれていたが、現在は呼称が「ヘンソン・レコーディング・スタジオ」となっている。
5)「ウィ・アー・ザ・ワールド25」は、もともと2010年1月28日に、同じスタジオでクインシー、ライオネルの音頭で、再録音しようという計画があった、という。これまでにも、何度か周囲から再録音を誘われていたが、なかなか実現までこぎつけなかったようだ。それがハイチ大地震の発生で、このチャリティーにしようということになった。また、前回は、「アメリカン・ミュージック・アワード」の授賞式の直後にレコーディングしたが、今回は「グラミー賞」授賞式の翌日にレコーディングが組まれた。前回はレコーディングのスタートが夜遅く、未明までかかってしまったため、今回は翌日の午後からスタートすることにしたようだ。
6)"Please check your egos at the door"(あなたのエゴ=わがまま=は、このドアで捨ててきてください) この有名な張り紙は、今回もスタジオの入口に張られたようだ。
MTVウェッブでの動画。
http://www.mtv.com/videos/news/478052/see-video-of-artists-performing-we-are-the-world.jhtml#id=1631035
ENT>NEWS>We Are The World
アップデート。
「ウィ・アー・ザ・ワールド25 フォー・ハイチ」のプロジェクトについて、さらなるアップデート情報。記者会見の様子が動画などで出始めた。このプロジェクトは、アメリカ音楽業界で2010年最大のニュースかもしれない。
いくつか新情報を。
1)キャサリン・ジャクソン(マイケルの母親)の要請で、著名な詩人メイヤ・アンジェルーが詩を書き下ろし、「ウィ・アー・ザ・ワールド25」のエンディングで朗読されることになりそうだ。そのナレーションにジャクソンの子供の起用という話が持ち上がっている。ジャクソンの子供が、パリス、プリンスらを意味するのか、その他のジャクソン家の子供たち、レコーディング・セッションに参加していたグループ、3Tのメンバーなのかは不明。
2)記録映像は、3Dで撮影された。2月12日のテレビ(冬季オリンピックの開会式関連のセレモニー中に公開予定)でも、3Dで放送されるかもしれない。今回の記録映像が、3Dで撮影されると聞いてバーブラ・ストライサンドが言った。「私の鼻はどう映るのかしら?」 (バーブラは独特のちょっと高い鼻がトレードマーク)
3)まだオフィシャルから正式には発表されていないが、今回のレコーディングの参加者は少なくとも81名。前回の45名の倍近くになった。参加リストにアース・ウィンド&ファイアーの名前があるが、この場合4名なのか、ここから何人参加したのかなど細かいことはまだわからない。
4)今回のレコーディング・スタジオは、前回のスタジオと同じ。当時はA&Mスタジオと呼ばれていたが、現在は呼称が「ヘンソン・レコーディング・スタジオ」となっている。
5)「ウィ・アー・ザ・ワールド25」は、もともと2010年1月28日に、同じスタジオでクインシー、ライオネルの音頭で、再録音しようという計画があった、という。これまでにも、何度か周囲から再録音を誘われていたが、なかなか実現までこぎつけなかったようだ。それがハイチ大地震の発生で、このチャリティーにしようということになった。また、前回は、「アメリカン・ミュージック・アワード」の授賞式の直後にレコーディングしたが、今回は「グラミー賞」授賞式の翌日にレコーディングが組まれた。前回はレコーディングのスタートが夜遅く、未明までかかってしまったため、今回は翌日の午後からスタートすることにしたようだ。
6)"Please check your egos at the door"(あなたのエゴ=わがまま=は、このドアで捨ててきてください) この有名な張り紙は、今回もスタジオの入口に張られたようだ。
MTVウェッブでの動画。
http://www.mtv.com/videos/news/478052/see-video-of-artists-performing-we-are-the-world.jhtml#id=1631035
ENT>NEWS>We Are The World
◎『ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチ』続報
2010年2月4日 音楽 コメント (1)【More Update For "We’re The World : 25 For Haiti"】
続報。
グラミー賞受賞式が行われた翌日の2010年2月1日。クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチーの呼びかけで集まった70人以上のスターたちが録音した「ウィ・アー・ザ・ワールド」。1月12日に起こったハイチ大地震の被災者救済のチャリティー・シングルは、正式なタイトルが「We’re The World : 25 For Haiti」となり、2月12日ヴァンクーヴァー冬季オリンピックの開会式セレモニーの中で、録音風景などとともにNBCテレビが生中継する。このときは、その映像は3Dで放映されるという。このビデオは、『ミリオン・ダラー・ベイビー』などで知られるポール・ハギスが監督。この作品からの収益はすべて「ウィ・アー・ザ・ワールド基金」に行き、そこからハイチの人々へわたる。ハイチ出身のワイクリフ・ジーンもエグゼクティヴ・プロデューサーの1人となっている。
さらに昨日以降、いくつかアップデートされた情報が集まっているので、簡単にまとめておきたい。
そもそもこのプロジェクトは、今年の1月28日がオリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」の歴史的レコーディングが行われてからちょうど25周年になるということで、何かをやろうということになっていた。そのための準備がクインシー、ライオネル周辺で計画されていた。そんな中、1月12日に突然ハイチに大地震が起こり、すでに20万人もの犠牲者が出る史上稀に見る大惨事になった。そこで、この「ウィ・アー・ザ・ワールド」をこのハイチ救済のために再録音しようと、軌道修正された。
今回集まった70人以上は、発起人のクインシー、ライオネル以外、前回レコーディングに参加したものは1人も参加していない。ここは憶測だが、前回の参加者を1人呼ぶと「彼は呼んで、こっちは呼ばない」などとなると収拾が付かなくなるので、それなら、いっそのこと全員呼ばず、新しい人たちを集めようとしたのかもしれない。
ライオネルによれば、「(新しい人だけでやったことについて)それは、ひじょうに厳しい決断だった。みんなこれにかかわりたいわけだからね。だが、バトンを次(の世代)に手渡さなければならないときもあるのだ」と言う。ライオネル自身も、今回は歌わず、彼のパートはジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ生まれ)に譲っている。
またライオネルによれば、前回のレコーディングと一番の大きな違いは、前回は自分のパートがないときには、参加者は手持ち無沙汰にしていたが、今回はみな携帯でツイッターをやったり、写真を撮ったりして、以前より録音に時間がかかってしまったことだという。
楽曲は、全員のコーラスによるビル・ウィザースの作品「リーン・オン・ミー」の一部をアカペラで歌うシーンが入っている、という。これは、長時間立ったままレコーディングしていたために、参加者の1人、メラニー・フィオナ(1983年7月4日カナダ・オンタリオ生まれ)の足が痛くなり、隣にいたミュージック・ソウルチャイルドに『あなたに寄りかかるわI was going to lean on you』と言ったところ、彼が『this isn’t ’Lean on Me.’(寄りかかってる場合じゃないだろ)』と答えた。すると、それを聞いた誰かが「リーン・オン・ミー」といい、セリーヌが「リーン・オン・ミー」を歌いだした。そして、みんなで一緒にコーラスをして歌い始めた、という。
元の楽曲でマイケル・ジャクソンが歌ったラインは、妹ジャネット・ジャクソンが歌うが、ジャネットはすべてではなく、若干マイケルの声も残される、という。
『アメリカン・アイドル』出身のジョーダン・スパークス(1989年12月22日生まれ)は、1985年の時点ではまだ生まれていなかったが、この楽曲が持つインパクトは、ジョーダンに大きな影響を与えていたという。
エイコンは、つい最近までマイケルと一緒に曲作りをしていたと伝えられているが、その作業中にマイケルから、オリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」のレコーディングのときの様子などの話を直接聞いていた、という。だから、まさか今回この新録に立ち会えるなどということは想像だにしていなかった、という。
ライオネル・リッチーとクインシーは、今回は完全に裏方に回っているが、リッチー曰く「信じられないかもしれないが、マイケルがもし生きていたら、必ずや、彼もこのプロジェクトを裏方で支えたと思う」。
ジョッシュ・グローバンは、ケニー・ロジャースとポール・サイモンがハーモニーを取っていた部分を歌う。
ヒップホップ。
今回の「ウィ・アー・ザ・ワールド」の新ヴァージョンの最大のポイントは、ヒップホップの要素が大きくなっている点だ。まだ全貌を聴いていないために、断言はできないが、ラップ系アーティストの多数参加は、時代の流れを感じさせる。
判明しているだけでも、リル・ウェイン、カニエ・ウェスト、Tペイン、LLクールJ、スヌープ・ドッグ、ドレイク、ウィル・アイ・アムなどが参加。クインシー・ジョーンズは記者会見で、「すべては21世紀という時代と関連している。いまだったら、こうなって当然だ。今やらなければならないことは、みんな目を覚ませ、若きも、老いもみんな彼らのメッセージを聴け、ということだろう」とのべた。
レコーディングのスタジオには、ハイチのフィルム・クルーも来ていて、バックのスクリーンには、ハイチの状況が映し出されていた。またクルーたちもハイチの話をみんなにしていた、という。
この楽曲は、2月14日ごろ、まず配信でリリースされる予定らしい。CDがどのような形でリリースされるかは、まだ発表されていない。
現在判明している参加アーティスト名は次の通り。(ファミリーネームのABC順)
Akon, India.Arie, Patti Austin, Tony Bennett, Justin Bieber, Bone Thugs-n-Harmony, Ethan Bortnick, Brandy, Jeff Bridges, Toni Braxton, Zac Brown, Kristian Bush, Natalie Cole, Harry Connick Jr., Kid Cudi, Miley Cyrus, Celine Dion, Snoop Dogg, Drake, Earth Wind & Fire, Faith Evans, Melanie Fiona, Jamie Foxx, Sean Garrett, Tyrese Gibson, Josh Groban, Anthony Hamilton, Keri Hilson, Julianne Hough, Jennifer Hudson, Enrique Iglesias, LL Cool J, Janet Jackson, Randy Jackson, Taj Jackson, Taryll Jackson, TJ Jackson, Al Jardine, Joe Jonas, Kevin Jonas, Nick Jonas, Rashida Jones, Gladys Knight, Adam Levine, Jimmy Jean-Louis, Benji Madden, Joel Madden, Mary Mary, Katharine McPhee, Jason Mraz, Mýa, Jennifer Nettles, Orianthi, Freda Payne, P!nk, A. R. Rahman, Nicole Richie, Raphael Saadiq, Carlos Santana, Nicole Scherzinger, Isaac Slade, Trey Songz, Musiq Soulchild, Jordin Sparks, Barbra Streisand, T-Pain, Robin Thicke, Rob Thomas, Usher, Vince Vaughn, Lil Wayne, Kanye West, Will.i.am, Ann Wilson, Brian Wilson, Nancy Wilson, BeBe Winans
【Sources】
http://links.mkt1459.com/ctt?kn=20&m=34602303&r=MjkyNDQ4MTE5OQS2&b=0&j=NjY4MTA3MTQS1&mt=1&rt=0
http://www.mtv.com/news/articles/1631087/20100202/lil_wayne.jhtml
http://www.mtv.com/news/articles/1631044/20100202/jackson_michael.jhtml
ENT>NEWS
続報。
グラミー賞受賞式が行われた翌日の2010年2月1日。クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチーの呼びかけで集まった70人以上のスターたちが録音した「ウィ・アー・ザ・ワールド」。1月12日に起こったハイチ大地震の被災者救済のチャリティー・シングルは、正式なタイトルが「We’re The World : 25 For Haiti」となり、2月12日ヴァンクーヴァー冬季オリンピックの開会式セレモニーの中で、録音風景などとともにNBCテレビが生中継する。このときは、その映像は3Dで放映されるという。このビデオは、『ミリオン・ダラー・ベイビー』などで知られるポール・ハギスが監督。この作品からの収益はすべて「ウィ・アー・ザ・ワールド基金」に行き、そこからハイチの人々へわたる。ハイチ出身のワイクリフ・ジーンもエグゼクティヴ・プロデューサーの1人となっている。
さらに昨日以降、いくつかアップデートされた情報が集まっているので、簡単にまとめておきたい。
そもそもこのプロジェクトは、今年の1月28日がオリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」の歴史的レコーディングが行われてからちょうど25周年になるということで、何かをやろうということになっていた。そのための準備がクインシー、ライオネル周辺で計画されていた。そんな中、1月12日に突然ハイチに大地震が起こり、すでに20万人もの犠牲者が出る史上稀に見る大惨事になった。そこで、この「ウィ・アー・ザ・ワールド」をこのハイチ救済のために再録音しようと、軌道修正された。
今回集まった70人以上は、発起人のクインシー、ライオネル以外、前回レコーディングに参加したものは1人も参加していない。ここは憶測だが、前回の参加者を1人呼ぶと「彼は呼んで、こっちは呼ばない」などとなると収拾が付かなくなるので、それなら、いっそのこと全員呼ばず、新しい人たちを集めようとしたのかもしれない。
ライオネルによれば、「(新しい人だけでやったことについて)それは、ひじょうに厳しい決断だった。みんなこれにかかわりたいわけだからね。だが、バトンを次(の世代)に手渡さなければならないときもあるのだ」と言う。ライオネル自身も、今回は歌わず、彼のパートはジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ生まれ)に譲っている。
またライオネルによれば、前回のレコーディングと一番の大きな違いは、前回は自分のパートがないときには、参加者は手持ち無沙汰にしていたが、今回はみな携帯でツイッターをやったり、写真を撮ったりして、以前より録音に時間がかかってしまったことだという。
楽曲は、全員のコーラスによるビル・ウィザースの作品「リーン・オン・ミー」の一部をアカペラで歌うシーンが入っている、という。これは、長時間立ったままレコーディングしていたために、参加者の1人、メラニー・フィオナ(1983年7月4日カナダ・オンタリオ生まれ)の足が痛くなり、隣にいたミュージック・ソウルチャイルドに『あなたに寄りかかるわI was going to lean on you』と言ったところ、彼が『this isn’t ’Lean on Me.’(寄りかかってる場合じゃないだろ)』と答えた。すると、それを聞いた誰かが「リーン・オン・ミー」といい、セリーヌが「リーン・オン・ミー」を歌いだした。そして、みんなで一緒にコーラスをして歌い始めた、という。
元の楽曲でマイケル・ジャクソンが歌ったラインは、妹ジャネット・ジャクソンが歌うが、ジャネットはすべてではなく、若干マイケルの声も残される、という。
『アメリカン・アイドル』出身のジョーダン・スパークス(1989年12月22日生まれ)は、1985年の時点ではまだ生まれていなかったが、この楽曲が持つインパクトは、ジョーダンに大きな影響を与えていたという。
エイコンは、つい最近までマイケルと一緒に曲作りをしていたと伝えられているが、その作業中にマイケルから、オリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」のレコーディングのときの様子などの話を直接聞いていた、という。だから、まさか今回この新録に立ち会えるなどということは想像だにしていなかった、という。
ライオネル・リッチーとクインシーは、今回は完全に裏方に回っているが、リッチー曰く「信じられないかもしれないが、マイケルがもし生きていたら、必ずや、彼もこのプロジェクトを裏方で支えたと思う」。
ジョッシュ・グローバンは、ケニー・ロジャースとポール・サイモンがハーモニーを取っていた部分を歌う。
ヒップホップ。
今回の「ウィ・アー・ザ・ワールド」の新ヴァージョンの最大のポイントは、ヒップホップの要素が大きくなっている点だ。まだ全貌を聴いていないために、断言はできないが、ラップ系アーティストの多数参加は、時代の流れを感じさせる。
判明しているだけでも、リル・ウェイン、カニエ・ウェスト、Tペイン、LLクールJ、スヌープ・ドッグ、ドレイク、ウィル・アイ・アムなどが参加。クインシー・ジョーンズは記者会見で、「すべては21世紀という時代と関連している。いまだったら、こうなって当然だ。今やらなければならないことは、みんな目を覚ませ、若きも、老いもみんな彼らのメッセージを聴け、ということだろう」とのべた。
レコーディングのスタジオには、ハイチのフィルム・クルーも来ていて、バックのスクリーンには、ハイチの状況が映し出されていた。またクルーたちもハイチの話をみんなにしていた、という。
この楽曲は、2月14日ごろ、まず配信でリリースされる予定らしい。CDがどのような形でリリースされるかは、まだ発表されていない。
現在判明している参加アーティスト名は次の通り。(ファミリーネームのABC順)
Akon, India.Arie, Patti Austin, Tony Bennett, Justin Bieber, Bone Thugs-n-Harmony, Ethan Bortnick, Brandy, Jeff Bridges, Toni Braxton, Zac Brown, Kristian Bush, Natalie Cole, Harry Connick Jr., Kid Cudi, Miley Cyrus, Celine Dion, Snoop Dogg, Drake, Earth Wind & Fire, Faith Evans, Melanie Fiona, Jamie Foxx, Sean Garrett, Tyrese Gibson, Josh Groban, Anthony Hamilton, Keri Hilson, Julianne Hough, Jennifer Hudson, Enrique Iglesias, LL Cool J, Janet Jackson, Randy Jackson, Taj Jackson, Taryll Jackson, TJ Jackson, Al Jardine, Joe Jonas, Kevin Jonas, Nick Jonas, Rashida Jones, Gladys Knight, Adam Levine, Jimmy Jean-Louis, Benji Madden, Joel Madden, Mary Mary, Katharine McPhee, Jason Mraz, Mýa, Jennifer Nettles, Orianthi, Freda Payne, P!nk, A. R. Rahman, Nicole Richie, Raphael Saadiq, Carlos Santana, Nicole Scherzinger, Isaac Slade, Trey Songz, Musiq Soulchild, Jordin Sparks, Barbra Streisand, T-Pain, Robin Thicke, Rob Thomas, Usher, Vince Vaughn, Lil Wayne, Kanye West, Will.i.am, Ann Wilson, Brian Wilson, Nancy Wilson, BeBe Winans
【Sources】
http://links.mkt1459.com/ctt?kn=20&m=34602303&r=MjkyNDQ4MTE5OQS2&b=0&j=NjY4MTA3MTQS1&mt=1&rt=0
http://www.mtv.com/news/articles/1631087/20100202/lil_wayne.jhtml
http://www.mtv.com/news/articles/1631044/20100202/jackson_michael.jhtml
ENT>NEWS
○『ウィ・アー・ザ・ワールド』四半世紀経て再度録音~ハイチ救済で
2010年2月3日 音楽 コメント (1)【Quincy Recorded New "We’re The World" For Haiti】
再度。
クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソンが音頭を取り、1985年1月にレコーディングされたチャリティー・ソング「ウイ・アー・ザ・ワールド」が、2010年1月12日大地震に襲われたハイチの被災者への基金用に、2010年2月1日(月)再度録音された。今回もクインシーとライオネルが声をかけて70人以上のセレブたちがこのレコーディングに集まったが、前回(1985年)のセッションに参加した人は、1人も参加していない。また録音スタジオも、25年前と同じハリウッドのA&Mスタジオ。
参加者は、ピンク、セリーヌ・ディオン、ナタリー・コール、ジョナス・ブラザース、カニエ・ウェスト、トニー・ベネット、ジェニファー・ハドソン、エイコン、そして、驚いたことにスーパースター、バーブラ・ストライサンドまで。バーブラは、自身のピッチが不満で何度も自分のパートを録音し直した。バーブラは、オリジナルではダイアナ・ロスが歌っていたパートを録音したが、彼女に付きっ切りで歌唱指導したのは、パティー・オースティンだった。
また、本来であればギターで参加のカルロス・サンタナも歌で参加。一方、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンはお互い無視しあっていた、という。
この中には15歳のカナダのジャスティン・ビーバーなどもいたが、ジャスティンはオリジナルが録音されたときは、もちろんまだ生まれていない。ナタリー・コールによれば、お互いがファン同士なので、ここで会ったスーパースターたちがそれぞれ連絡先を交換するなどしていた、という。
リル・ウェインとバーブラの間に入ったジョシュ・グローバンは、今までにない緊張をしたといい、このセッション自体が「インスパイアード・ケオス(お互いが影響しあうケオス(混乱)」だったと述べた。
またそのリル・ウェインは、母親からグラディス・ナイトと一緒の写真を撮るように言いつけられた。彼は、オリジナルではボブ・ディランが歌っていたところを歌った。ラッパーとしては、他にLLクール・J、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイアムも参加。
オリジナルの歌詞に若干の変更が加えられ、ウィル・アイアムのラップも追加される。また元曲でマイケル・ジャクソンが歌っていたラインを、1985年のセッションには参加していない妹のジャネット・ジャクソンが火曜日にアトランタから録音する予定。
このレコーディングに声をかけたが、残念ながら参加できなかったアーティストは、ビヨンセ、ジェイZ(翌日すぐにニューヨークに帰った)、テイラー・スイフト(翌日オーストラリアへ出発)、レディー・ガガも不参加となった。
火曜遅くまでレコーディング作業は続き、完成されたヴァージョンは2010年2月12日、ヴァンクーヴァー冬季オリンピックのセレモニーで公開される予定だ。
■ビルボード誌
http://www.billboard.com/#/news/quincy-jones-gathers-stars-for-we-are-the-1004064069.story
■ロイター配信
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6111GH20100202
ENT>NEWS>Haiti
再度。
クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソンが音頭を取り、1985年1月にレコーディングされたチャリティー・ソング「ウイ・アー・ザ・ワールド」が、2010年1月12日大地震に襲われたハイチの被災者への基金用に、2010年2月1日(月)再度録音された。今回もクインシーとライオネルが声をかけて70人以上のセレブたちがこのレコーディングに集まったが、前回(1985年)のセッションに参加した人は、1人も参加していない。また録音スタジオも、25年前と同じハリウッドのA&Mスタジオ。
参加者は、ピンク、セリーヌ・ディオン、ナタリー・コール、ジョナス・ブラザース、カニエ・ウェスト、トニー・ベネット、ジェニファー・ハドソン、エイコン、そして、驚いたことにスーパースター、バーブラ・ストライサンドまで。バーブラは、自身のピッチが不満で何度も自分のパートを録音し直した。バーブラは、オリジナルではダイアナ・ロスが歌っていたパートを録音したが、彼女に付きっ切りで歌唱指導したのは、パティー・オースティンだった。
また、本来であればギターで参加のカルロス・サンタナも歌で参加。一方、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンはお互い無視しあっていた、という。
この中には15歳のカナダのジャスティン・ビーバーなどもいたが、ジャスティンはオリジナルが録音されたときは、もちろんまだ生まれていない。ナタリー・コールによれば、お互いがファン同士なので、ここで会ったスーパースターたちがそれぞれ連絡先を交換するなどしていた、という。
リル・ウェインとバーブラの間に入ったジョシュ・グローバンは、今までにない緊張をしたといい、このセッション自体が「インスパイアード・ケオス(お互いが影響しあうケオス(混乱)」だったと述べた。
またそのリル・ウェインは、母親からグラディス・ナイトと一緒の写真を撮るように言いつけられた。彼は、オリジナルではボブ・ディランが歌っていたところを歌った。ラッパーとしては、他にLLクール・J、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイアムも参加。
オリジナルの歌詞に若干の変更が加えられ、ウィル・アイアムのラップも追加される。また元曲でマイケル・ジャクソンが歌っていたラインを、1985年のセッションには参加していない妹のジャネット・ジャクソンが火曜日にアトランタから録音する予定。
このレコーディングに声をかけたが、残念ながら参加できなかったアーティストは、ビヨンセ、ジェイZ(翌日すぐにニューヨークに帰った)、テイラー・スイフト(翌日オーストラリアへ出発)、レディー・ガガも不参加となった。
火曜遅くまでレコーディング作業は続き、完成されたヴァージョンは2010年2月12日、ヴァンクーヴァー冬季オリンピックのセレモニーで公開される予定だ。
■ビルボード誌
http://www.billboard.com/#/news/quincy-jones-gathers-stars-for-we-are-the-1004064069.story
■ロイター配信
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6111GH20100202
ENT>NEWS>Haiti
◆第52回グラミー、もっとも印象に残った10の瞬間
2010年2月2日 音楽【The Most Memorable Moments Of 52nd Grammy Night】
瞬間。
2010年1月31日にロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われたグラミー賞授賞式。約3時間半におよぶショーの中で、個人的にもっとも印象に残った10の瞬間。
1)マイケル・ジャクソン・トリビュートの「アース・ソング」のパフォーマンス。3Dめがねをかけたビヨンセやその他のセレブたち。そして、セリーヌ、アッシャー、キャリー、ジェニファー、最後にスモーキー・ロビンソンの登場。いかにもグラミーらしい人選に妙な「グラミー感」「グラミー観」を見た瞬間。特に最後にスモーキーを登場させたところはうまい。
2)この日のショーストッパーは、いかなるエンタテイナーでもなかった。あのスーパースターの子供たち、2人だった。プリンス・ジャクソンとパリス・ジャクソン。プリンスは、すっかり大人になった印象。ここ数ヶ月で何年分もの成長をしたのではないだろうか。同じくパリスにも同印象。そして、ここで神様とファン、そして祖父母への感謝の言葉は言うが、彼らの叔父叔母たちへの感謝はなかった。深い意味はあるのだろうか、と思わせられた瞬間。その毅然とした態度に、叔父たちをはじめとする周囲の遺産争いの現実を見て、呆れているのかもしれないとも思った。
3)これは、グラミー本編ではないが、この頃、マイケルの弟、ランディー・ジャクソンは、ジャクソン兄弟たちは、この場にいたかったが、NARASから招待されなかった、とツイッターでつぶやいた。
So proud, my brother being honored 2nite w/the Lifetime Achievement Award. My family would love to be there but truth is, we weren’t invited. posted at 11:12:50 (January 31, 2010)
4)冒頭のレディー・ガガの登場、そして、そのパフォーマンスの瞬間。これにはさすがに驚かされた。さらに強烈なめがねをかけたエルトン・ジョンとレディー・ガガのデュエット。グレイトなオープニングだ。
5)ブラック・アイド・ピーズのパフォーマンスの瞬間。
6) ビヨンセのパフォーマンスの瞬間。ブラック・アイド・ピーズも、ビヨンセも、派手派手派手派手…。ビッグ・プロダクションが当たり前のようになっている。紅白の小林幸子の比ではない金のかけ方を見られる瞬間。
7)アンドレア・ボッチェリとメアリー・J・ブライジの「明日に架ける橋」。
8) 物故者をトリビュートするシーンで、ウィリー・ミッチェルとテディー・ペンダーグラスが出てきた瞬間。
9) 日本用ワウワウの放送で、『ディス・イズ・イット』にも出ていたバンドのアレックス・アルが、カビラさんたちのゲストに登場したとき。カビラさんが東京にいるものと思い、来日してるのかと勘違いした瞬間。
10)ジェイミー・フォックスとTペインのパフォーマンス。
Extra) 一瞬、テレビに映ったクインシー・ジョーンズ翁のずいぶんと老けた様子。
++++
見事。
この日のキングス・オブ・レオンは4部門のノミネートで「ソングス」をビヨンセに取られた以外、3つすべて取った。ブラック・アイド・ピーズ、ジェイZも3部門を受賞。グラミー賞の発表の後、CDセールスをぐんと上げるのは、キングス・オブ・レオン、テイラー・スイフトなどだと思う。さらに、これを機に「アース・ソング」もヒットするかもしれない。
それにしても、主要3部門、アルバム=テイラー・スイフト、レコード=キングス・オブ・レオン、ソング=ビヨンセと実にうまくバランスを取った決定だと思う。この組み合わせは、どれがどの部門でもありえるのではないだろうか。つまり、アルバム=ビヨンセ、レコード=テイラー、ソング=キングス、といった具合だ。残念なのは、レディー・ガガ。
今回ビルボード誌が主要4部門を予想していた。筆者が予想をアップした後に気づいたのだが、それによると、ビルボードは、アルバム=テイラー、レコード=レディー・ガガ、ソング=ビヨンセ、新人=ザック・ブラウンと、レコード以外3部門をすべて当てた。お見事である。
ENT>AWARD>GRAMMY>52nd
瞬間。
2010年1月31日にロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われたグラミー賞授賞式。約3時間半におよぶショーの中で、個人的にもっとも印象に残った10の瞬間。
1)マイケル・ジャクソン・トリビュートの「アース・ソング」のパフォーマンス。3Dめがねをかけたビヨンセやその他のセレブたち。そして、セリーヌ、アッシャー、キャリー、ジェニファー、最後にスモーキー・ロビンソンの登場。いかにもグラミーらしい人選に妙な「グラミー感」「グラミー観」を見た瞬間。特に最後にスモーキーを登場させたところはうまい。
2)この日のショーストッパーは、いかなるエンタテイナーでもなかった。あのスーパースターの子供たち、2人だった。プリンス・ジャクソンとパリス・ジャクソン。プリンスは、すっかり大人になった印象。ここ数ヶ月で何年分もの成長をしたのではないだろうか。同じくパリスにも同印象。そして、ここで神様とファン、そして祖父母への感謝の言葉は言うが、彼らの叔父叔母たちへの感謝はなかった。深い意味はあるのだろうか、と思わせられた瞬間。その毅然とした態度に、叔父たちをはじめとする周囲の遺産争いの現実を見て、呆れているのかもしれないとも思った。
3)これは、グラミー本編ではないが、この頃、マイケルの弟、ランディー・ジャクソンは、ジャクソン兄弟たちは、この場にいたかったが、NARASから招待されなかった、とツイッターでつぶやいた。
So proud, my brother being honored 2nite w/the Lifetime Achievement Award. My family would love to be there but truth is, we weren’t invited. posted at 11:12:50 (January 31, 2010)
4)冒頭のレディー・ガガの登場、そして、そのパフォーマンスの瞬間。これにはさすがに驚かされた。さらに強烈なめがねをかけたエルトン・ジョンとレディー・ガガのデュエット。グレイトなオープニングだ。
5)ブラック・アイド・ピーズのパフォーマンスの瞬間。
6) ビヨンセのパフォーマンスの瞬間。ブラック・アイド・ピーズも、ビヨンセも、派手派手派手派手…。ビッグ・プロダクションが当たり前のようになっている。紅白の小林幸子の比ではない金のかけ方を見られる瞬間。
7)アンドレア・ボッチェリとメアリー・J・ブライジの「明日に架ける橋」。
8) 物故者をトリビュートするシーンで、ウィリー・ミッチェルとテディー・ペンダーグラスが出てきた瞬間。
9) 日本用ワウワウの放送で、『ディス・イズ・イット』にも出ていたバンドのアレックス・アルが、カビラさんたちのゲストに登場したとき。カビラさんが東京にいるものと思い、来日してるのかと勘違いした瞬間。
10)ジェイミー・フォックスとTペインのパフォーマンス。
Extra) 一瞬、テレビに映ったクインシー・ジョーンズ翁のずいぶんと老けた様子。
++++
見事。
この日のキングス・オブ・レオンは4部門のノミネートで「ソングス」をビヨンセに取られた以外、3つすべて取った。ブラック・アイド・ピーズ、ジェイZも3部門を受賞。グラミー賞の発表の後、CDセールスをぐんと上げるのは、キングス・オブ・レオン、テイラー・スイフトなどだと思う。さらに、これを機に「アース・ソング」もヒットするかもしれない。
それにしても、主要3部門、アルバム=テイラー・スイフト、レコード=キングス・オブ・レオン、ソング=ビヨンセと実にうまくバランスを取った決定だと思う。この組み合わせは、どれがどの部門でもありえるのではないだろうか。つまり、アルバム=ビヨンセ、レコード=テイラー、ソング=キングス、といった具合だ。残念なのは、レディー・ガガ。
今回ビルボード誌が主要4部門を予想していた。筆者が予想をアップした後に気づいたのだが、それによると、ビルボードは、アルバム=テイラー、レコード=レディー・ガガ、ソング=ビヨンセ、新人=ザック・ブラウンと、レコード以外3部門をすべて当てた。お見事である。
ENT>AWARD>GRAMMY>52nd
(速報)★第52回グラミー賞決定(パート1)~ビヨンセは6部門、主要3部門は3者で分ける
【52nd Grammy Final】
勝者。
第52回グラミー賞は2010年1月31日(日本時間2月1日午前10時から)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表された。
アルバムは、ビヨンセではなく、対抗のテイラー・スイフト、レコードは予想外のキングス・オブ・レオン、ソングはビヨンセ、新人はザック・ブラウン・バンドだった。主要3部門は、それぞれ、ビヨンセ、スイフト、キングスと、それぞれで分けた形となった。
パフォーマンスでは、マイケル・ジャクソン・トリビュートにセリーヌ・ディオン、アッシャー、スモーキー・ロビンソン、キャリー・アンダーウッド、そして、ジェニファー・ハドソンが参加し、マイケルのトラックにあわせて「アース・ソング」を歌った。会場では3D映像が流され、観客は3D眼鏡をかけて鑑賞した。
+++
ソウル・サーチャーの予想は、全49部門で本命で19部門、対抗で11部門、はずれが19部門、本命と対抗での的中率は6割1分2厘、過去8年で最低だった。さすがに例年になく難しかった。特に主要4部門の「レコード」と「ソング」をはずしたのは痛かった。ビヨンセは「ソング」をはずすと見たが、取ったのが「ソング」で完全に裏目。「レコード」のキングス・オブ・レオンは、会場内でも驚きだったようだ。
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
第52回グラミー賞(2009年度)オフィシャル。全勝者リストはこちら。
http://www.grammy.com/grammy_awards/52nd_show/list.aspx
(グラミーに関しては、明日付けのブログでもご紹介します。)
主な勝者は次の通り。
Album Of The Year:
本命I Am…Sasha Fierce (Beyoncé)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFTK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
The E.N.D. (the Black Eyed Peas)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002866UOE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
The Fame (Lady Gaga)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GM28HO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Big Whiskey And The Groogrux King (Dave Matthews Band)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001ULAUFS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
勝者 対抗 Fearless (Taylor Swift)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001PK3M1S/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Record Of The Year:
本命 "Halo" (Beyoncé)
"I Gotta Feeling" (the Black Eyed Peas)
勝者 "Use Somebody" (Kings Of Leon)
"Poker Face" (Lady Gaga)
対抗 "You Belong With Me" (Taylor Swift)
Song Of The Year:
対抗"Poker Face," Lady Gaga & RedOne, songwriters (Lady Gaga)
"Pretty Wings," Hod David & Musze, songwriters (Maxwell)
勝者 "Single Ladies (Put A Ring On It)," Thaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart, songwriters (Beyoncé)
"Use Somebody, "Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
本命"You Belong With Me," Liz Rose & Taylor Swift, songwriters (Taylor Swift)
Best New Artist:
勝者 対抗 Zac Brown Band
本命 Keri Hilson
MGMT
Silversun Pickups
The Ting Tings
Producer Of The Year, Non-Classical:
対抗 T Bone Burnett,
Ethan Johns,
本命 Larry Klein,
Greg Kurstin,
勝者 Brendan O’Brien
Field 6 — R&B
Category 23
Best Female R&B Vocal Performance
勝者 本命•Single Ladies (Put A Ring On It)/Beyoncé
•It Kills Me/Melanie Fiona
•That Was Then / Lalah Hathaway
対抗•Goin’ Thru Changes / Ledisi
•Lions, Tigers & Bears / Jazmine Sullivan
Category 24
Best Male R&B Vocal Performance
本命•The Point Of It All / Anthony Hamilton
勝者 対抗•Pretty Wings / Maxwell
•Sobeautiful/ Musiq Soulchild
•Under / Pleasure P
•There Goes My Baby/ Charlie Wilson
Category 25
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
勝者 •Blame It / Jamie Foxx & T-Pain
対抗•Chocolate High / India.Arie & Musiq Soulchild
本命•Ifuleave / Musiq Soulchild & Mary J. Blige
•Higher Ground / Robert Randolph & The Clark Sisters
•Love Has Finally Come At Last/ Calvin Richardson & Ann Nesby
Category 26
Best Traditional R&B Vocal Performance
勝者 本命•At Last / Beyoncé
対抗•Soul Music / Anthony Hamilton
•Don’t Let Me Be Lonely Tonight / Boney James & Quinn
•Sow Love / Ann Nesby
•Woman Gotta Have It / Calvin Richardson
Category 27
Best Urban/Alternative Performance
•Daykeeper / The Foreign Exchange
対抗•All Matter / Robert Glasper & Bilal
勝者 本命•Pearls/ India.Arie & Dobet Gnahore
•A Tale Of Two / Eric Roberson, Ben O’Neill & Michelle Thompson
•Blend/ Tonex
Category 28
Best R&B Song
•Blame It / James T. Brown, John Conte, Jr., Jamie Foxx, Christopher Henderson, Brandon R. Melanchon, Breyon Prescott, T-Pain & Nathan L. Walker, songwriters (Jamie Foxx & T-Pain)
•Lions, Tigers & Bears / Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Jazmine Sullivan)
対抗•Pretty Wings / Hod David & Musze, songwriters (Maxwell)
勝者 本命•Single Ladies (Put A Ring On It) / Thaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart, songwriters (Beyoncé)
•Under / D. Babbs, L. Bereal, M. Cooper, A. Dixon, J. Franklin, T. Jones, R. New & K. Stephens, songwriters (Pleasure P)
Category 29
Best R&B Album
本命•The Point Of It All / Anthony Hamilton
対抗•Testimony: Vol. 2, Love & Politics / India.Arie
•Turn Me Loose / Ledisi
勝者 •Blacksummers’ Night / Maxwell
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0028K3192/soulsearchiho-22/ref=nosim/
•Uncle Charlie / Charlie Wilson
Category 30
Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
勝者 本命•I Am... Sasha Fierce / Beyoncé
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GQACGE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
•Intuition / Jamie Foxx
•The Introduction Of Marcus Cooper / Pleasure P
•Ready / Trey Songz
対抗•Thr33 Ringz / T-Pain
Field 1 - Pop
Category 5 - Best Female Pop Vocal Performance
・Hometown Glory / Adele
勝者 本命・Halo / Beyonce
・Hot N Cold / Katy Perry
・ Sober / Pink
対抗・You Belong With Me / Taylor Swift
Category 6 - Best Male Pop Vocal Performance
本命・This Time / John Legend
・ Love You / Maxwell
勝者 ・Make It Mine / Jason Mraz
対抗・If You Don’t Know Me By Now / Seal
・ All About The Love Again / Stevie Wonder
Category 7 - Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
勝者 本命・I Gotta Feeling / The Black Eyed Peas
・We Weren’t Born To Follow / Bon Jovi
・Never Say Never / The Fray
対抗・Sara Smile / Daryl Hall & John Oates
・Kids / MGMT
Category 8 - Best Pop Collaboration With Vocals
対抗・Sea Of Heartbreak / Rosanne Cash & Bruce Springsteen
・Love Sex Magic / Ciara & Justin Timberlake
勝者 ・Lucky / Jason Mraz & Colbie Caillat
本命・Baby, It’s Cold Outside / Willie Nelson & Norah Jones
・Breathe / Taylor Swift & Colbie Caillat
Category 9 - Best Pop Instrumental Performance
本命・Besame Mucho / Herb Alpert
勝者 ・Throw Down Your Heart / Bela Fleck
・The Fire / Imogen Heap
・Phoenix Rise / Maxwell
対抗・Funk Joint / Marcus Miller
Category 10 - Best Pop Instrumental Album
対抗・In Boston / Chris Botti
・Legacy / Hiroshima
勝者 本命・Potato Hole / Booker T. Jones
・Modern Art / The Rippingtons Featuring Russ Freeman
・Down The Wire / Spyro Gyra
Category 11 - Best Pop Vocal Album
勝者 本命・The E.N.D. / The Black Eyed Peas
・Breakthrough / Colbie Caillat
対抗・All I Ever Wanted / Kelly Clarkson
・The Fray / The Fray
・Funhouse / Pink
Field 2 - Dance
Category 12 - Best Dance Recording
本命・Boom Boom Pow / The Black Eyed Peas
・When Love Takes Over / David Guetta & Kelly Rowland
勝者 対抗・Poker Face / Lady Gaga
・Celebration/ Madonna
・Womanizer / Britney Spears
Category 13 - Best Electronic/Dance Album
・Divided By Night / The Crystal Method
・One Love / David Guetta
勝者 本命・The Fame / Lady Gaga
・Party Rock / LMFAO
対抗・Yes / Pet Shop Boys
Field 3 - Traditional Pop
Category 14 - Best Traditional Pop Vocal Album
対抗・A Swingin’ Christmas / Tony Bennett
勝者 ・Michael Bubl・Meets Madison Square Garden / Michael Bubl・
・Your Songs / Harry Connick, Jr.
・Liza’s At The Palace / Liza Minnelli
本命・American Classic / Willie Nelson
Field 4 - Rock
Category 15 - Best Solo Rock Vocal Performance
本命・Beyond Here Lies Nothin’/ Bob Dylan
・Change In The Weather John Fogerty
・Dreamer / Prince
勝者 対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen
・Fork In The Road / Neil Young
Category 16 - Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・Can’t Find My Way Home / Eric Clapton & Steve Winwood
・Life In Technicolor II / Coldplay
・21 Guns / Green Day
勝者 ・Use Somebody / Kings Of Leon
対抗・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / U2
(ここも超むずかしい。ほとんど横一線)
Category 19 - Best Rock Instrumental Performance
勝者 対抗・A Day In The Life / Jeff Beck
本命・Warped Sister / Booker T. Jones
・Playing With Fire / Brad Paisley
・Mr. Surfer Goes Jazzin’ / Brian Setzer Orchestra
・Now We Run / Steve Vai
Category 20 - Best Rock Song
・The Fixer / Matt Cameron, Stone Gossard, Mike McCready & Eddie Vedder, songwriters (Pearl Jam)
本命・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / Bono, Adam Clayton, The Edge & Larry Mullen Jr., songwriters (U2)
・21 Guns / Billie Joe Armstrong, Mike Dirnt & Tr・Cool, songwriters (Green Day)
勝者 ・Use Somebody / Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill,songwriters (Kings Of Leon)
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Category 21 - Best Rock Album
・Black Ice / AC/DC
本命・Live From Madison Square Garden / Eric Clapton & Steve Winwood
勝者 ・21st Century Breakdown/ Green Day
・Big Whiskey And The Groogrux King / Dave Matthews Band
対抗・No Line On The Horizon/ U2
Field 7 - Rap
(ソロ・パフォーマンスの部門を予想するのを忘れてしまいました)
ジェイZが勝者。
Category 32 - Best Rap Performance By A Duo Or Group
・Too Many Rappers / Beastie Boys & Nas
勝者 ・Crack A Bottle/ Eminem, Dr. Dre & 50 Cent
対抗・Money Goes, Honey Stay / Fabolous & Jay-Z
・Make Her Say / Kid Cudi, Kanye West & Common
本命・Amazing / Kanye West & Young Jeezy
Category 33 - Best Rap/Sung Collaboration
本命・Ego / Beyonc・& Kanye West
・Knock You Down / Keri Hilson, Kanye West & Ne-Yo
勝者 対抗・Run This Town / Jay-Z, Rihanna & Kanye West
・I’m On A Boat / The Lonely Island & T-Pain
・ Dead And Gone / T.I. & Justin Timberlake
Category 34 - Best Rap Song
・Best I Ever Had / Aubrey Drake Graham, D. Hamilton & M. Samuels, songwriters (Drake)
・Day ’N’ Nite / S. Mescudi & O. Omishore, songwriters (Kid Cudi)
・Dead And Gone / C. Harris, R. Tadross & J. Timberlake, songwriters (T.I. & Justin Timberlake)
対抗・D.O.A. (Death Of Auto-Tune) / Shawn Carter & Ernest Wilson, songwriters (Gary DeCarlo, Dale Frashuer, Paul Leka , Janko Nilovic & Dave Sucky, songwriters) (Jay-Z)
勝者 本命・Run This Town / Shawn Carter, R. Fenty, M. Riddick, Kanye West & E. Wilson, songwriters (Athanasios Alatas, songwriter) (Jay-Z, Rihanna & Kanye West)
Category 35 - Best Rap Album
対抗・Universal Mind Control / Common
勝者 ・Relapse / Eminem
・R.O.O.T.S. / Flo Rida
本命・The Ecstatic / Mos Def
・ The Renaissance / Q-Tip
Field 8 - Country
Category 36 - Best Female Country Vocal Performance
・Dead Flowers / Miranda Lambert
・I Just Call You Mine / Martina McBride
勝者 本命・White Horse / Taylor Swift
対抗・Just A Dream / Carrie Underwood
・ Solitary Thinkin’ / Lee Ann Womack
Category 42 - Best Country Album
対抗・The Foundation / Zac Brown Band
・Twang / George Strait
勝者 本命・Fearless / Taylor Swift
・Defying Gravity / Keith Urban
・Call Me Crazy / Lee Ann Womack
(ここ2部門はテイラー・スイフト、盤石ではないでしょうか)
Field 10 - Jazz
Category 44 - Best Contemporary Jazz Album
・Urbanus / Stefon Harris & Blackout
・Sounding Point / Julian Lage
・At World’s Edge / Philippe Saisse
対抗・Big Neighborhood / Mike Stern
勝者 本命・75 /Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate
Category 45 - Best Jazz Vocal Album
本命・No Regrets / Randy Crawford (& Joe Sample)
勝者 対抗・Dedicated To You: Kurt Elling Sings The Music Of Coltrane And Hartman / Kurt Elling
・So In Love / Roberta Gambarini
・Tide / Luciana Souza
・Desire / Tierney Sutton (Band)
Category 46 - Best Improvised Jazz Solo
勝者 本命・Dancin’ 4 Chicken / Terence Blanchard, soloist
・All Of You / Gerald Clayton, soloist
・Ms. Garvey, Ms. Garvey / Roy Hargrove, soloist
対抗・On Green Dolphin Street / Martial Solal, soloist
・Villa Palmeras / Miguel Zen, soloist
Category 47 - Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗・Quartet Live / Gary Burton, Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchez
・Brother To Brother / Clayton Brothers
勝者 本命・Five Peace Band - Live / Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band
・Remembrance / John Patitucci Trio
・The Bright Mississippi / Allen Toussaint
Field 11 - Gospel
Category 50 - Best Gospel Performance
・Free To Be Me / Francesca Battistelli
・Jesus Is Love / Heather Headley Featuring Smokie Norful
対抗・I Believe / Jonny Lang With Fisk Jubilee Singers
勝者 本命・Wait On The Lord / Donnie McClurkin Featuring Karen Clark Sheard
・Born Again /Third Day
Category 55 - Best Traditional Gospel Album
・God Don’t Never Change / Ashley Cleveland
・The Law Of Confession, Part I / Donald Lawrence & Co.
勝者 本命・Oh Happy Day / (Various Artists) / Bill Hearn, Ken Levitan, Ken Pennell, Jack Rovner & Cedric Thompson, producers
・The Journey Continues / The Williams Brothers
対抗・How I Got Over / Vickie Winans
Category 56 - Best Contemporary R&B Gospel Album
勝者 本命・Audience Of One/ Heather Headley
・Renewed / Sheri Jones-Moffett
・Just James / J Moss
・Smokie Norful: Live / Smokie Norful
対抗・Bold Right Life / Kierra Sheard
Field 13 - American Roots
Category 64 - Best Americana Album
本命・Together Through Life / Bob Dylan
勝者 ・Electric Dirt / Levon Helm
対抗・Willie And The Wheel / Willie Nelson & Asleep At The Wheel
・Wilco (The Album) / Wilco
・Little Honey / Lucinda Williams
Category 67 - Best Contemporary Blues Album
・This Time / The Robert Cray Band
本命・The Truth According To Ruthie Foster / Ruthie Foster
対抗・Live: Hope At The Hideout / Mavis Staples
・Back To The River / Susan Tedeschi
勝者 ・Already Free / The Derek Trucks Band
Category 69 - Best Contemporary Folk Album
・Middle Cyclone / Neko Case
対抗・Our Bright Future / Tracy Chapman
・Live / Shawn Colvin
本命・Secret, Profane & Sugarcane / Elvis Costello
勝者 ・Townes / Steve Earle
Field 15 - World Music
Category 75 - Best Contemporary World Music Album
・Welcome To Mali / Amadou & Mariam
勝者 ・Throw Down Your Heart: Tales From The Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions / Bela Fleck
本命・Day By Day / Femi Kuti
・Seya / Oumou Sangare
対抗・Across The Divide: A Tale Of Rhythm & Ancestry / Omar Sosa
Field 20 - Film/TV/Visual Media
Category 81 - Best Compilation Soundtrack Album For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
本命・Cadillac Records / (Various Artists)
・Quentin Tarantino’s Inglourious Basterds / (Various Artists)
勝者 対抗・Slumdog Millionaire / (Various Artists)
・True Blood / (Various Artists)
・Twilight / (Various Artists)
Category 83 - Best Song Written For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
・The Climb (From Hannah Montana: The Movie) / Jessi Alexander & Jon Mabe, songwriters (Miley Cyrus)
・Decode (From Twilight) / Josh Farro, Hayley Williams & Taylor York, songwriters (Paramore)
勝者 Jai Ho (From Slumdog Millionaire) /Gulzar, A.R. Rahman & Tanvi Shah,songwriters (A.R. Rahman, Sukhvinder Singh, Tanvi Shah, Mahalaxmi Iyer & Vijay Prakash)
本命・Once In A Lifetime (From Cadillac Records)/ Ian Dench, James Dring, Amanda Ghost, Beyonc・Knowles, Scott McFarnon & Jody Street, songwriters (Beyonc・)
対抗・The Wrestler (From The Wrestler) / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Field 21 - Composing/Arranging
Category 86 - Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist(s)
本命・A Change Is Gonna Come / David Foster & Jerry Hey, arrangers (Seal)
・Dedicated To You / Laurence Hobgood, arranger (Kurt Elling)
・In The Still Of The Night / Thomas Zink, arranger (Anne Walsh)
・My One And Only Thrill / Vince Mendoza, arranger (Melody Gardot)
勝者 対抗・Quiet Nights / Claus Ogerman, arranger (Diana Krall)
Field 24 - Historical
Category 90 - Best Historical Album
勝者 対抗・The Complete Chess Masters (1950-1967) / Andy McKaie, compilation producer; Erick Labson, mastering engineer (Little Walter)
・My Dusty Road / Scott Billington, Michael Creamer & Bill Nowlin, compilation producers; Doug Pomeroy, mastering engineer (Woody Guthrie)
・ Origins Of The Red Hot Mama, 1910-1922 / Meagan Hennessey & Richard Martin, compilation producers; Richard Martin, mastering engineer (Sophie Tucker)
・Take Me To The Water: Immersion Baptism In Vintage Music And Photography 1890-1950 / Steven Lance Ledbetter & Jim Linderman, compilation producers; Robert Vosgien, mastering engineer (Various Artists)
本命・Woodstock - 40 Years On: Back To Yasgur’s Farm / Cheryl Pawelski, Mason Williams & Andy Zax, compilation producers; Dave Schultz, mastering engineer (Various Artists)
AWARD>GRAMMY>52nd>Final
【52nd Grammy Final】
勝者。
第52回グラミー賞は2010年1月31日(日本時間2月1日午前10時から)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表された。
アルバムは、ビヨンセではなく、対抗のテイラー・スイフト、レコードは予想外のキングス・オブ・レオン、ソングはビヨンセ、新人はザック・ブラウン・バンドだった。主要3部門は、それぞれ、ビヨンセ、スイフト、キングスと、それぞれで分けた形となった。
パフォーマンスでは、マイケル・ジャクソン・トリビュートにセリーヌ・ディオン、アッシャー、スモーキー・ロビンソン、キャリー・アンダーウッド、そして、ジェニファー・ハドソンが参加し、マイケルのトラックにあわせて「アース・ソング」を歌った。会場では3D映像が流され、観客は3D眼鏡をかけて鑑賞した。
+++
ソウル・サーチャーの予想は、全49部門で本命で19部門、対抗で11部門、はずれが19部門、本命と対抗での的中率は6割1分2厘、過去8年で最低だった。さすがに例年になく難しかった。特に主要4部門の「レコード」と「ソング」をはずしたのは痛かった。ビヨンセは「ソング」をはずすと見たが、取ったのが「ソング」で完全に裏目。「レコード」のキングス・オブ・レオンは、会場内でも驚きだったようだ。
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
第52回グラミー賞(2009年度)オフィシャル。全勝者リストはこちら。
http://www.grammy.com/grammy_awards/52nd_show/list.aspx
(グラミーに関しては、明日付けのブログでもご紹介します。)
主な勝者は次の通り。
Album Of The Year:
本命I Am…Sasha Fierce (Beyoncé)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IUBFTK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
The E.N.D. (the Black Eyed Peas)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002866UOE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
The Fame (Lady Gaga)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GM28HO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Big Whiskey And The Groogrux King (Dave Matthews Band)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001ULAUFS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
勝者 対抗 Fearless (Taylor Swift)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001PK3M1S/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Record Of The Year:
本命 "Halo" (Beyoncé)
"I Gotta Feeling" (the Black Eyed Peas)
勝者 "Use Somebody" (Kings Of Leon)
"Poker Face" (Lady Gaga)
対抗 "You Belong With Me" (Taylor Swift)
Song Of The Year:
対抗"Poker Face," Lady Gaga & RedOne, songwriters (Lady Gaga)
"Pretty Wings," Hod David & Musze, songwriters (Maxwell)
勝者 "Single Ladies (Put A Ring On It)," Thaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart, songwriters (Beyoncé)
"Use Somebody, "Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
本命"You Belong With Me," Liz Rose & Taylor Swift, songwriters (Taylor Swift)
Best New Artist:
勝者 対抗 Zac Brown Band
本命 Keri Hilson
MGMT
Silversun Pickups
The Ting Tings
Producer Of The Year, Non-Classical:
対抗 T Bone Burnett,
Ethan Johns,
本命 Larry Klein,
Greg Kurstin,
勝者 Brendan O’Brien
Field 6 — R&B
Category 23
Best Female R&B Vocal Performance
勝者 本命•Single Ladies (Put A Ring On It)/Beyoncé
•It Kills Me/Melanie Fiona
•That Was Then / Lalah Hathaway
対抗•Goin’ Thru Changes / Ledisi
•Lions, Tigers & Bears / Jazmine Sullivan
Category 24
Best Male R&B Vocal Performance
本命•The Point Of It All / Anthony Hamilton
勝者 対抗•Pretty Wings / Maxwell
•Sobeautiful/ Musiq Soulchild
•Under / Pleasure P
•There Goes My Baby/ Charlie Wilson
Category 25
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
勝者 •Blame It / Jamie Foxx & T-Pain
対抗•Chocolate High / India.Arie & Musiq Soulchild
本命•Ifuleave / Musiq Soulchild & Mary J. Blige
•Higher Ground / Robert Randolph & The Clark Sisters
•Love Has Finally Come At Last/ Calvin Richardson & Ann Nesby
Category 26
Best Traditional R&B Vocal Performance
勝者 本命•At Last / Beyoncé
対抗•Soul Music / Anthony Hamilton
•Don’t Let Me Be Lonely Tonight / Boney James & Quinn
•Sow Love / Ann Nesby
•Woman Gotta Have It / Calvin Richardson
Category 27
Best Urban/Alternative Performance
•Daykeeper / The Foreign Exchange
対抗•All Matter / Robert Glasper & Bilal
勝者 本命•Pearls/ India.Arie & Dobet Gnahore
•A Tale Of Two / Eric Roberson, Ben O’Neill & Michelle Thompson
•Blend/ Tonex
Category 28
Best R&B Song
•Blame It / James T. Brown, John Conte, Jr., Jamie Foxx, Christopher Henderson, Brandon R. Melanchon, Breyon Prescott, T-Pain & Nathan L. Walker, songwriters (Jamie Foxx & T-Pain)
•Lions, Tigers & Bears / Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Jazmine Sullivan)
対抗•Pretty Wings / Hod David & Musze, songwriters (Maxwell)
勝者 本命•Single Ladies (Put A Ring On It) / Thaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart, songwriters (Beyoncé)
•Under / D. Babbs, L. Bereal, M. Cooper, A. Dixon, J. Franklin, T. Jones, R. New & K. Stephens, songwriters (Pleasure P)
Category 29
Best R&B Album
本命•The Point Of It All / Anthony Hamilton
対抗•Testimony: Vol. 2, Love & Politics / India.Arie
•Turn Me Loose / Ledisi
勝者 •Blacksummers’ Night / Maxwell
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0028K3192/soulsearchiho-22/ref=nosim/
•Uncle Charlie / Charlie Wilson
Category 30
Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
勝者 本命•I Am... Sasha Fierce / Beyoncé
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GQACGE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
•Intuition / Jamie Foxx
•The Introduction Of Marcus Cooper / Pleasure P
•Ready / Trey Songz
対抗•Thr33 Ringz / T-Pain
Field 1 - Pop
Category 5 - Best Female Pop Vocal Performance
・Hometown Glory / Adele
勝者 本命・Halo / Beyonce
・Hot N Cold / Katy Perry
・ Sober / Pink
対抗・You Belong With Me / Taylor Swift
Category 6 - Best Male Pop Vocal Performance
本命・This Time / John Legend
・ Love You / Maxwell
勝者 ・Make It Mine / Jason Mraz
対抗・If You Don’t Know Me By Now / Seal
・ All About The Love Again / Stevie Wonder
Category 7 - Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
勝者 本命・I Gotta Feeling / The Black Eyed Peas
・We Weren’t Born To Follow / Bon Jovi
・Never Say Never / The Fray
対抗・Sara Smile / Daryl Hall & John Oates
・Kids / MGMT
Category 8 - Best Pop Collaboration With Vocals
対抗・Sea Of Heartbreak / Rosanne Cash & Bruce Springsteen
・Love Sex Magic / Ciara & Justin Timberlake
勝者 ・Lucky / Jason Mraz & Colbie Caillat
本命・Baby, It’s Cold Outside / Willie Nelson & Norah Jones
・Breathe / Taylor Swift & Colbie Caillat
Category 9 - Best Pop Instrumental Performance
本命・Besame Mucho / Herb Alpert
勝者 ・Throw Down Your Heart / Bela Fleck
・The Fire / Imogen Heap
・Phoenix Rise / Maxwell
対抗・Funk Joint / Marcus Miller
Category 10 - Best Pop Instrumental Album
対抗・In Boston / Chris Botti
・Legacy / Hiroshima
勝者 本命・Potato Hole / Booker T. Jones
・Modern Art / The Rippingtons Featuring Russ Freeman
・Down The Wire / Spyro Gyra
Category 11 - Best Pop Vocal Album
勝者 本命・The E.N.D. / The Black Eyed Peas
・Breakthrough / Colbie Caillat
対抗・All I Ever Wanted / Kelly Clarkson
・The Fray / The Fray
・Funhouse / Pink
Field 2 - Dance
Category 12 - Best Dance Recording
本命・Boom Boom Pow / The Black Eyed Peas
・When Love Takes Over / David Guetta & Kelly Rowland
勝者 対抗・Poker Face / Lady Gaga
・Celebration/ Madonna
・Womanizer / Britney Spears
Category 13 - Best Electronic/Dance Album
・Divided By Night / The Crystal Method
・One Love / David Guetta
勝者 本命・The Fame / Lady Gaga
・Party Rock / LMFAO
対抗・Yes / Pet Shop Boys
Field 3 - Traditional Pop
Category 14 - Best Traditional Pop Vocal Album
対抗・A Swingin’ Christmas / Tony Bennett
勝者 ・Michael Bubl・Meets Madison Square Garden / Michael Bubl・
・Your Songs / Harry Connick, Jr.
・Liza’s At The Palace / Liza Minnelli
本命・American Classic / Willie Nelson
Field 4 - Rock
Category 15 - Best Solo Rock Vocal Performance
本命・Beyond Here Lies Nothin’/ Bob Dylan
・Change In The Weather John Fogerty
・Dreamer / Prince
勝者 対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen
・Fork In The Road / Neil Young
Category 16 - Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・Can’t Find My Way Home / Eric Clapton & Steve Winwood
・Life In Technicolor II / Coldplay
・21 Guns / Green Day
勝者 ・Use Somebody / Kings Of Leon
対抗・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / U2
(ここも超むずかしい。ほとんど横一線)
Category 19 - Best Rock Instrumental Performance
勝者 対抗・A Day In The Life / Jeff Beck
本命・Warped Sister / Booker T. Jones
・Playing With Fire / Brad Paisley
・Mr. Surfer Goes Jazzin’ / Brian Setzer Orchestra
・Now We Run / Steve Vai
Category 20 - Best Rock Song
・The Fixer / Matt Cameron, Stone Gossard, Mike McCready & Eddie Vedder, songwriters (Pearl Jam)
本命・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / Bono, Adam Clayton, The Edge & Larry Mullen Jr., songwriters (U2)
・21 Guns / Billie Joe Armstrong, Mike Dirnt & Tr・Cool, songwriters (Green Day)
勝者 ・Use Somebody / Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill,songwriters (Kings Of Leon)
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Category 21 - Best Rock Album
・Black Ice / AC/DC
本命・Live From Madison Square Garden / Eric Clapton & Steve Winwood
勝者 ・21st Century Breakdown/ Green Day
・Big Whiskey And The Groogrux King / Dave Matthews Band
対抗・No Line On The Horizon/ U2
Field 7 - Rap
(ソロ・パフォーマンスの部門を予想するのを忘れてしまいました)
ジェイZが勝者。
Category 32 - Best Rap Performance By A Duo Or Group
・Too Many Rappers / Beastie Boys & Nas
勝者 ・Crack A Bottle/ Eminem, Dr. Dre & 50 Cent
対抗・Money Goes, Honey Stay / Fabolous & Jay-Z
・Make Her Say / Kid Cudi, Kanye West & Common
本命・Amazing / Kanye West & Young Jeezy
Category 33 - Best Rap/Sung Collaboration
本命・Ego / Beyonc・& Kanye West
・Knock You Down / Keri Hilson, Kanye West & Ne-Yo
勝者 対抗・Run This Town / Jay-Z, Rihanna & Kanye West
・I’m On A Boat / The Lonely Island & T-Pain
・ Dead And Gone / T.I. & Justin Timberlake
Category 34 - Best Rap Song
・Best I Ever Had / Aubrey Drake Graham, D. Hamilton & M. Samuels, songwriters (Drake)
・Day ’N’ Nite / S. Mescudi & O. Omishore, songwriters (Kid Cudi)
・Dead And Gone / C. Harris, R. Tadross & J. Timberlake, songwriters (T.I. & Justin Timberlake)
対抗・D.O.A. (Death Of Auto-Tune) / Shawn Carter & Ernest Wilson, songwriters (Gary DeCarlo, Dale Frashuer, Paul Leka , Janko Nilovic & Dave Sucky, songwriters) (Jay-Z)
勝者 本命・Run This Town / Shawn Carter, R. Fenty, M. Riddick, Kanye West & E. Wilson, songwriters (Athanasios Alatas, songwriter) (Jay-Z, Rihanna & Kanye West)
Category 35 - Best Rap Album
対抗・Universal Mind Control / Common
勝者 ・Relapse / Eminem
・R.O.O.T.S. / Flo Rida
本命・The Ecstatic / Mos Def
・ The Renaissance / Q-Tip
Field 8 - Country
Category 36 - Best Female Country Vocal Performance
・Dead Flowers / Miranda Lambert
・I Just Call You Mine / Martina McBride
勝者 本命・White Horse / Taylor Swift
対抗・Just A Dream / Carrie Underwood
・ Solitary Thinkin’ / Lee Ann Womack
Category 42 - Best Country Album
対抗・The Foundation / Zac Brown Band
・Twang / George Strait
勝者 本命・Fearless / Taylor Swift
・Defying Gravity / Keith Urban
・Call Me Crazy / Lee Ann Womack
(ここ2部門はテイラー・スイフト、盤石ではないでしょうか)
Field 10 - Jazz
Category 44 - Best Contemporary Jazz Album
・Urbanus / Stefon Harris & Blackout
・Sounding Point / Julian Lage
・At World’s Edge / Philippe Saisse
対抗・Big Neighborhood / Mike Stern
勝者 本命・75 /Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate
Category 45 - Best Jazz Vocal Album
本命・No Regrets / Randy Crawford (& Joe Sample)
勝者 対抗・Dedicated To You: Kurt Elling Sings The Music Of Coltrane And Hartman / Kurt Elling
・So In Love / Roberta Gambarini
・Tide / Luciana Souza
・Desire / Tierney Sutton (Band)
Category 46 - Best Improvised Jazz Solo
勝者 本命・Dancin’ 4 Chicken / Terence Blanchard, soloist
・All Of You / Gerald Clayton, soloist
・Ms. Garvey, Ms. Garvey / Roy Hargrove, soloist
対抗・On Green Dolphin Street / Martial Solal, soloist
・Villa Palmeras / Miguel Zen, soloist
Category 47 - Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗・Quartet Live / Gary Burton, Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchez
・Brother To Brother / Clayton Brothers
勝者 本命・Five Peace Band - Live / Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band
・Remembrance / John Patitucci Trio
・The Bright Mississippi / Allen Toussaint
Field 11 - Gospel
Category 50 - Best Gospel Performance
・Free To Be Me / Francesca Battistelli
・Jesus Is Love / Heather Headley Featuring Smokie Norful
対抗・I Believe / Jonny Lang With Fisk Jubilee Singers
勝者 本命・Wait On The Lord / Donnie McClurkin Featuring Karen Clark Sheard
・Born Again /Third Day
Category 55 - Best Traditional Gospel Album
・God Don’t Never Change / Ashley Cleveland
・The Law Of Confession, Part I / Donald Lawrence & Co.
勝者 本命・Oh Happy Day / (Various Artists) / Bill Hearn, Ken Levitan, Ken Pennell, Jack Rovner & Cedric Thompson, producers
・The Journey Continues / The Williams Brothers
対抗・How I Got Over / Vickie Winans
Category 56 - Best Contemporary R&B Gospel Album
勝者 本命・Audience Of One/ Heather Headley
・Renewed / Sheri Jones-Moffett
・Just James / J Moss
・Smokie Norful: Live / Smokie Norful
対抗・Bold Right Life / Kierra Sheard
Field 13 - American Roots
Category 64 - Best Americana Album
本命・Together Through Life / Bob Dylan
勝者 ・Electric Dirt / Levon Helm
対抗・Willie And The Wheel / Willie Nelson & Asleep At The Wheel
・Wilco (The Album) / Wilco
・Little Honey / Lucinda Williams
Category 67 - Best Contemporary Blues Album
・This Time / The Robert Cray Band
本命・The Truth According To Ruthie Foster / Ruthie Foster
対抗・Live: Hope At The Hideout / Mavis Staples
・Back To The River / Susan Tedeschi
勝者 ・Already Free / The Derek Trucks Band
Category 69 - Best Contemporary Folk Album
・Middle Cyclone / Neko Case
対抗・Our Bright Future / Tracy Chapman
・Live / Shawn Colvin
本命・Secret, Profane & Sugarcane / Elvis Costello
勝者 ・Townes / Steve Earle
Field 15 - World Music
Category 75 - Best Contemporary World Music Album
・Welcome To Mali / Amadou & Mariam
勝者 ・Throw Down Your Heart: Tales From The Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions / Bela Fleck
本命・Day By Day / Femi Kuti
・Seya / Oumou Sangare
対抗・Across The Divide: A Tale Of Rhythm & Ancestry / Omar Sosa
Field 20 - Film/TV/Visual Media
Category 81 - Best Compilation Soundtrack Album For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
本命・Cadillac Records / (Various Artists)
・Quentin Tarantino’s Inglourious Basterds / (Various Artists)
勝者 対抗・Slumdog Millionaire / (Various Artists)
・True Blood / (Various Artists)
・Twilight / (Various Artists)
Category 83 - Best Song Written For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
・The Climb (From Hannah Montana: The Movie) / Jessi Alexander & Jon Mabe, songwriters (Miley Cyrus)
・Decode (From Twilight) / Josh Farro, Hayley Williams & Taylor York, songwriters (Paramore)
勝者 Jai Ho (From Slumdog Millionaire) /Gulzar, A.R. Rahman & Tanvi Shah,songwriters (A.R. Rahman, Sukhvinder Singh, Tanvi Shah, Mahalaxmi Iyer & Vijay Prakash)
本命・Once In A Lifetime (From Cadillac Records)/ Ian Dench, James Dring, Amanda Ghost, Beyonc・Knowles, Scott McFarnon & Jody Street, songwriters (Beyonc・)
対抗・The Wrestler (From The Wrestler) / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Field 21 - Composing/Arranging
Category 86 - Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist(s)
本命・A Change Is Gonna Come / David Foster & Jerry Hey, arrangers (Seal)
・Dedicated To You / Laurence Hobgood, arranger (Kurt Elling)
・In The Still Of The Night / Thomas Zink, arranger (Anne Walsh)
・My One And Only Thrill / Vince Mendoza, arranger (Melody Gardot)
勝者 対抗・Quiet Nights / Claus Ogerman, arranger (Diana Krall)
Field 24 - Historical
Category 90 - Best Historical Album
勝者 対抗・The Complete Chess Masters (1950-1967) / Andy McKaie, compilation producer; Erick Labson, mastering engineer (Little Walter)
・My Dusty Road / Scott Billington, Michael Creamer & Bill Nowlin, compilation producers; Doug Pomeroy, mastering engineer (Woody Guthrie)
・ Origins Of The Red Hot Mama, 1910-1922 / Meagan Hennessey & Richard Martin, compilation producers; Richard Martin, mastering engineer (Sophie Tucker)
・Take Me To The Water: Immersion Baptism In Vintage Music And Photography 1890-1950 / Steven Lance Ledbetter & Jim Linderman, compilation producers; Robert Vosgien, mastering engineer (Various Artists)
本命・Woodstock - 40 Years On: Back To Yasgur’s Farm / Cheryl Pawelski, Mason Williams & Andy Zax, compilation producers; Dave Schultz, mastering engineer (Various Artists)
AWARD>GRAMMY>52nd>Final
【3D "Earth Song" Will Be Revealed At 52nd Grammy】
トリビュート。
2010年1月31日夜(=米西海岸時刻夕方5時=日本時間2月1日午前10時)からロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表されるグラミー賞授賞式でのマイケル・ジャクソン・トリビュートの一部がわかった。同センターは、マイケルがロンドンに行く前に、ずっとリハーサルを行っていた同じ会場。
ここではロンドンで行われる予定だった『ディス・イズ・イット』のライヴで使われる「アース・ソング」の3D映像が流される。この映像が公開されるのは世界初で、おそらく現地では3Dで流され、テレビでは通常の映像が流されるものとみられる。会場では、3Dめがねも用意されるのかもしれない。
この映像にあわせ、ジェニファー・ハドソン、スモーキー・ロビンソン、キャリー・アンダーウッド、アッシャー、セリーヌ・ディオンらが歌を歌う。ひょっとすると「アース・ソング」を歌うのかもしれない。
ここでは、マイケルの3人の子供が「ライフタイム・アチーヴメント賞」を受賞する。マイケルのほかに、「ライフタイム・アチーヴメント賞」を受賞するのは、レオナード・コーエン、ボビー・ダーリン、デイヴィッド・ホニーボーイ・エドワーズ、ロレッタ・リン、アンドレ・プレヴィン、クラーク・テリーら。
今回のグラミー賞授賞式での、予定されているライヴ・パフォーマーは次の通り。ジャスティン・ティンバーレイク、ジェフ・ベック、レディー・ガガ、ビヨンセ、ブラック・アイド・ピーズ、メアリーJ・ブライジ、アンドレア・ボッチェリ、ボン・ジョビ、デイヴ・マシューズ・バンド、ドレイク、エミネム、ロバータ・フラック、ダグ・E・フレッシュ、エルトン・ジョン、マックスウェル、ピンク、スラッシュ、テイラー・スイフト、ザック・ブラウン・バンドなど。
当日は全109部門中、99部門ほどが、10時までのプレ・テレビ放送で発表され、残り10部門ほどを全米および世界テレビ生中継の中で発表することになっている。
+++
グラミー賞は、全米ではCBSが生中継、日本では有料衛星テレビ局ワウワウ(WOWOW)で生中継。ラジオはインターFMが生中継する。また、グラミーのフェイスブック、ツイッターなどでも随時情報が更新される。
本ソウル・サーチンでも、2月1日は午前中から速報をお伝えする予定。
+++
チャーリー・ウィルソン(元ギャップ・バンド)のソウル・サーチン
どん底。
今回のグラミーでR&B部門「男性パフォーマンス」と「R&Bアルバム」の2部門でノミネートされているチャーリー・ウィルソンは、1980年代中頃、ギャップ・バンドが事実上解散した後、ドラッグ中毒になり、1993年から1995年まで一時期ホームレスにまで落ちぶれていた、という。そして、1995年、ドラッグのリハビリセンターに入り、奇跡的に復活。その後、スヌープ・ドッグがチャーリーを再発掘したことで、再び脚光をあびることになった。貧困から、ギャップ・バンドで大成功、再び落ちるところまで落ちホームレスとなり、そこから再度這い上がり、グラミーのノミネートまで来た。まさにソウル・サーチンを地で行くストーリーを持っていた。改めてゆっくりこのソウル・サーチン・ブログでもご紹介するが、一足先にそんなストーリーを書いた記事。↓(英語)
http://www.usatoday.com/life/music/awards/grammys/2010-01-25-charlie25_CV_N.htm
2010年1月25日付の記事。USAトゥデイ誌。インタヴュー映像も。彼が1月29日に57歳になった、とこの中で書かれている。
こんなどん底を味わっていたなんて、まったく知らなかった。復帰しての来日だったら、過去来日したとき(2007年4月、2008年8月)も、ごきげんだったわけだ。
2007年04月25日(水)
チャーリー・ウィルソン・ライヴ評
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070425.html
2008年08月06日(水)
チャーリー・ウィルソン 93分、汗だくファンクの真髄
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080806.html
今回グラミーにノミネートされた作品『アンクル・チャーリー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NR44OW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>AWARD>GRAMMY>52nd
トリビュート。
2010年1月31日夜(=米西海岸時刻夕方5時=日本時間2月1日午前10時)からロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表されるグラミー賞授賞式でのマイケル・ジャクソン・トリビュートの一部がわかった。同センターは、マイケルがロンドンに行く前に、ずっとリハーサルを行っていた同じ会場。
ここではロンドンで行われる予定だった『ディス・イズ・イット』のライヴで使われる「アース・ソング」の3D映像が流される。この映像が公開されるのは世界初で、おそらく現地では3Dで流され、テレビでは通常の映像が流されるものとみられる。会場では、3Dめがねも用意されるのかもしれない。
この映像にあわせ、ジェニファー・ハドソン、スモーキー・ロビンソン、キャリー・アンダーウッド、アッシャー、セリーヌ・ディオンらが歌を歌う。ひょっとすると「アース・ソング」を歌うのかもしれない。
ここでは、マイケルの3人の子供が「ライフタイム・アチーヴメント賞」を受賞する。マイケルのほかに、「ライフタイム・アチーヴメント賞」を受賞するのは、レオナード・コーエン、ボビー・ダーリン、デイヴィッド・ホニーボーイ・エドワーズ、ロレッタ・リン、アンドレ・プレヴィン、クラーク・テリーら。
今回のグラミー賞授賞式での、予定されているライヴ・パフォーマーは次の通り。ジャスティン・ティンバーレイク、ジェフ・ベック、レディー・ガガ、ビヨンセ、ブラック・アイド・ピーズ、メアリーJ・ブライジ、アンドレア・ボッチェリ、ボン・ジョビ、デイヴ・マシューズ・バンド、ドレイク、エミネム、ロバータ・フラック、ダグ・E・フレッシュ、エルトン・ジョン、マックスウェル、ピンク、スラッシュ、テイラー・スイフト、ザック・ブラウン・バンドなど。
当日は全109部門中、99部門ほどが、10時までのプレ・テレビ放送で発表され、残り10部門ほどを全米および世界テレビ生中継の中で発表することになっている。
+++
グラミー賞は、全米ではCBSが生中継、日本では有料衛星テレビ局ワウワウ(WOWOW)で生中継。ラジオはインターFMが生中継する。また、グラミーのフェイスブック、ツイッターなどでも随時情報が更新される。
本ソウル・サーチンでも、2月1日は午前中から速報をお伝えする予定。
+++
チャーリー・ウィルソン(元ギャップ・バンド)のソウル・サーチン
どん底。
今回のグラミーでR&B部門「男性パフォーマンス」と「R&Bアルバム」の2部門でノミネートされているチャーリー・ウィルソンは、1980年代中頃、ギャップ・バンドが事実上解散した後、ドラッグ中毒になり、1993年から1995年まで一時期ホームレスにまで落ちぶれていた、という。そして、1995年、ドラッグのリハビリセンターに入り、奇跡的に復活。その後、スヌープ・ドッグがチャーリーを再発掘したことで、再び脚光をあびることになった。貧困から、ギャップ・バンドで大成功、再び落ちるところまで落ちホームレスとなり、そこから再度這い上がり、グラミーのノミネートまで来た。まさにソウル・サーチンを地で行くストーリーを持っていた。改めてゆっくりこのソウル・サーチン・ブログでもご紹介するが、一足先にそんなストーリーを書いた記事。↓(英語)
http://www.usatoday.com/life/music/awards/grammys/2010-01-25-charlie25_CV_N.htm
2010年1月25日付の記事。USAトゥデイ誌。インタヴュー映像も。彼が1月29日に57歳になった、とこの中で書かれている。
こんなどん底を味わっていたなんて、まったく知らなかった。復帰しての来日だったら、過去来日したとき(2007年4月、2008年8月)も、ごきげんだったわけだ。
2007年04月25日(水)
チャーリー・ウィルソン・ライヴ評
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070425.html
2008年08月06日(水)
チャーリー・ウィルソン 93分、汗だくファンクの真髄
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080806.html
今回グラミーにノミネートされた作品『アンクル・チャーリー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NR44OW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>AWARD>GRAMMY>52nd
■ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル・ライヴ(パート1)
2010年1月31日 音楽【Peabo Bryson & Regina Belle Live (Part 1)】
感動。
毎年初頭恒例ピーボ・ブライソンのライヴ。昨年(2009年)は2月に、当初はレジーナ・ベルを迎える予定だったが、急遽レジーナがだめになり(腫瘍除去手術だったらしい)、デニース・ウィリアムスとの2人のショーになった。とはいえ、僕個人は昨年はマーヴィン・ゲイの翻訳にかかりきりだったので行けなかった。なので、ピーボに会うのは2年ぶりということになる。
やっぱり彼の歌やレジーナの歌を聴くと、僕は本当に歌がうまいシンガーが好きなんだな、ということを再確認する。両者とも、文句などありません。ただその歌のうまさにひれ伏します。しかも、ピーボは徹底した営業路線。毎回おなじみ冒頭全員握手の儀式から始まる。僕が見た日はだいたい10分近くかけて全員と握手した。これを1日2ステージ、10回ほどやるんだから、並大抵のサーヴィス精神ではない。
この日感動の波は2度訪れた。「ミッシング・ユー」が始まる前、キーボードの音がゆるく静かに流れる中、彼はこんなことを話し始めた。
「僕は若かった頃、ハイチを訪ねる機会がありました。6ヶ月ほど滞在したんですが、そこでの経験はそれまでの人生にまったくなかった新鮮なものでした。そして、今CNNをつける度に、僕の心はとても痛みます。未だにハイチには友達がいるんです。今こそ、もっともつらい厳しい時期を過ごしているハイチの人々のために祈りを捧げたいと思います。多くの人に生き延びて欲しいと神に祈ろうと思います。そして不幸にも亡くなってしまった人たちにも神の祈りを捧げたい。
将来、僕も、そしてあなたたちも、この2010年という年を思い出すことでしょう。ある人々、ある場所、ある関係…。僕にはもちろん家族がいます。そして逝ってしまった友達…。僕は亡くなってしまったマイケル・ジャクソンを偲びたい。(I will miss Michael Jackson) 彼とは毎日電話をする仲ではありませんでした。でも、彼に会ったことが、つい昨日のように思われます。そして、とてもよい友達だったテディー・ペンダーグラスを偲びたいと思います。彼とは、何かの本について、イデオロギーについて、哲学について、何についてもさかんに議論したものです。そんなことが懐かしい。彼らの音楽、彼らとの友情、すべて思いだします。…そして、東京ブルーノートのみなさんにはそうしたお話をしておきたいと思いました。東京のみなさん、愛してます。(拍手)
僕は月曜日には日本を発ちますが、その瞬間からみなさんのことを恋しく思います。(I will miss you.) 僕は、みなさんと一緒にシェアできる時間に感謝したい。そして今日こうして僕があなたたちに歌うことが、将来、みなさんの語り草になればいいと思っています。僕は、顔をあわせface to face、あなたの目にeye to eye、あなたのソウルにsoul to soul、歌いたいと思います」(大意)
こういう前説があってから歌われる「ミッシング・ユー」。感動しないわけがない。途中からピーボは再び、ステージを降り、観客席を回った。目の前に来たピーボの目は、涙こそ溢れてなかったが、赤くなっていた。しかし、自分があれだけ感情移入して、涙が溢れそうなほどになっているのに、なんであんなにしっかり堂々と歌えるのだろうか。まさにプロ中のプロではないか。この曲の良さもあるが、僕はそんなところにも感動した。日本人のアイドル歌手だったら、涙で歌にならなくなる。
そして、ピーボの紹介でレジーナ・ベル、登場。アイズレーの「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」で暖めて、「みなさんの両親、子供たちの親であるみなさんへ捧げます」と言って歌い始めた「イフ・アイ・クド」。レジーナはほとんど顔を天井に向けて超熱唱だ。体すべてを使ったゴスペルをベースにした熱い厚い歌唱は、その声力でブルーノートを圧倒した。素晴らしい。以前、渋谷公会堂で見た記憶があるが、ずいぶん昔のこと。こんなに熱唱したかはっきりとした記憶がない。
「イフ・アイ・クド」は、僕の大好きな1曲だ。それは、このカールから聞いた話ゆえだ。何度か紹介しているが、こんなストーリーだ。
カール・アンダーソンの「イフ・アイ・クド」物語~「人生で一番高い買い物」
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/story/anderson199501.html
そのカールも2004年に亡くなっている。
2004/02/27 (Sat)
Carl Anderson Dies At 58: The Most Memorable Interview I’ve Ever Done
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040227.html
「イフ・アイ・クド」のレジーナの熱唱は、本当にショーストッパーでエンディングのところで、もうすでに客は立ち上がり、長くスタンディング・オヴェーションが続いた。これで、大感動だ。先週のマダム・ディーもすごい迫力だったが、レジーナもとんでもなく大迫力だった。
そして、レジーナとピーボでおなじみの「ホール・ニュー・ワールド」。いつもより長い1時間41分、観客は完全に2人の歌の世界にはまった。歌ものでは今年1番のショーだった。
(ピーボについては、続く予定。また「イフ・アイ・クド」も訳詞を紹介したい)
(ピーボ、レジーナは今日1月31日までブルーノート東京で)
■ ピーボ・ブライソン『ミッシング・ユー』(「ミッシング・ユー」は、ピーボのショーストッパー、歌詞もじっくり読んでください)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000XAMCXA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■レジーナ・ベル・ベスト 「イフ・アイ・クド」はいってます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G96R/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ピーボ・ブライソン過去関連記事
2008年01月21日(月)
ピーボ・ブライソン来日,新作も
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080121.html
2008年01月26日(土)
ピーボ、母と姉のために歌う
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080126.html
2008年01月27日(日)
ピーボ・ブライソン(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080127.html
February 11, 2006
Norman Brown & Peabo Bryson Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000823.html
ギタリスト、ノーマン・ブラウンとのショウ。
September 14, 2005
Peabo Threw Roses For Ladies Only
http://blog.soulsearchin.com/archives/000516.html
バラを配るピーボ。
2003/10/01 (Wed)
"I’m Your Servant" Peabo Bryson Shook Hands With Every Audiences
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031001.html
私はあなたの僕(しもべ)です、とピーボは言う。
2002/10/08 (Tue)
If I Could
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200210/diary20021008.html
■メンバー
ピーボ・ブライソン(ヴォーカル)Peabo Bryson(vo)
レジーナ・ベル(ヴォーカル)Regina Belle(vo)
クリスティ・ホワイト(バック・ヴォーカル)Kristie White(back vo)
キム・ケイジ・ライリー(バック・ヴォーカル)Kim Cage Riley(back vo)
マイケル・ホスキン(サックス、パーカッション)Michael Hoskin(sax,per)
ダイアナ・デンティーノ(キーボード)Diana Dentino(key)
デイヴ・イワタキ(キーボード)Dave Iwataki(key)
ピーター・グラハム(ギター)Peter Graham(g)
ドゥワイト・ワトキンス(ベース、ヴォーカル)Dwight Watkins(b, vo)
ドゥワイト・スミス(ドラム)Dwight Smith(ds)
■ セットリスト
Setlist : Peabo Bryson & Regina Belle @ Bluenote Tokyo, January 28, 2010
show started 21:50
01. Intro
02. Heavenly
03. If Ever You’re In My Arms Again
04. Tonight I Celebrate My Love (with Kristie)
05. If You Love Somebody Set Me Free [Sting]
06. King Of Sorrow [Sade]
07. Missing You
>Regina appeared on the stage
08. For The Love Of You [Isley Brothers, Whitney Houston]
09. If I Could [Carl Anderson, Ray Charles, Barbra Streisand]
10. Baby Come To Me (A riff of Freddie’s Dead)
11. A Whole New World (+Peabo)
>Regina & Peabo left, Peabo came back
Enc. Ain’t Nobody [Rufus]
show ended 23:31
(2010年1月28日木曜、東京ブルーノート=ピーボ・ブライソン、レジーナ・ベル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bryson, Peabo & Belle, Regina
2010-16
感動。
毎年初頭恒例ピーボ・ブライソンのライヴ。昨年(2009年)は2月に、当初はレジーナ・ベルを迎える予定だったが、急遽レジーナがだめになり(腫瘍除去手術だったらしい)、デニース・ウィリアムスとの2人のショーになった。とはいえ、僕個人は昨年はマーヴィン・ゲイの翻訳にかかりきりだったので行けなかった。なので、ピーボに会うのは2年ぶりということになる。
やっぱり彼の歌やレジーナの歌を聴くと、僕は本当に歌がうまいシンガーが好きなんだな、ということを再確認する。両者とも、文句などありません。ただその歌のうまさにひれ伏します。しかも、ピーボは徹底した営業路線。毎回おなじみ冒頭全員握手の儀式から始まる。僕が見た日はだいたい10分近くかけて全員と握手した。これを1日2ステージ、10回ほどやるんだから、並大抵のサーヴィス精神ではない。
この日感動の波は2度訪れた。「ミッシング・ユー」が始まる前、キーボードの音がゆるく静かに流れる中、彼はこんなことを話し始めた。
「僕は若かった頃、ハイチを訪ねる機会がありました。6ヶ月ほど滞在したんですが、そこでの経験はそれまでの人生にまったくなかった新鮮なものでした。そして、今CNNをつける度に、僕の心はとても痛みます。未だにハイチには友達がいるんです。今こそ、もっともつらい厳しい時期を過ごしているハイチの人々のために祈りを捧げたいと思います。多くの人に生き延びて欲しいと神に祈ろうと思います。そして不幸にも亡くなってしまった人たちにも神の祈りを捧げたい。
将来、僕も、そしてあなたたちも、この2010年という年を思い出すことでしょう。ある人々、ある場所、ある関係…。僕にはもちろん家族がいます。そして逝ってしまった友達…。僕は亡くなってしまったマイケル・ジャクソンを偲びたい。(I will miss Michael Jackson) 彼とは毎日電話をする仲ではありませんでした。でも、彼に会ったことが、つい昨日のように思われます。そして、とてもよい友達だったテディー・ペンダーグラスを偲びたいと思います。彼とは、何かの本について、イデオロギーについて、哲学について、何についてもさかんに議論したものです。そんなことが懐かしい。彼らの音楽、彼らとの友情、すべて思いだします。…そして、東京ブルーノートのみなさんにはそうしたお話をしておきたいと思いました。東京のみなさん、愛してます。(拍手)
僕は月曜日には日本を発ちますが、その瞬間からみなさんのことを恋しく思います。(I will miss you.) 僕は、みなさんと一緒にシェアできる時間に感謝したい。そして今日こうして僕があなたたちに歌うことが、将来、みなさんの語り草になればいいと思っています。僕は、顔をあわせface to face、あなたの目にeye to eye、あなたのソウルにsoul to soul、歌いたいと思います」(大意)
こういう前説があってから歌われる「ミッシング・ユー」。感動しないわけがない。途中からピーボは再び、ステージを降り、観客席を回った。目の前に来たピーボの目は、涙こそ溢れてなかったが、赤くなっていた。しかし、自分があれだけ感情移入して、涙が溢れそうなほどになっているのに、なんであんなにしっかり堂々と歌えるのだろうか。まさにプロ中のプロではないか。この曲の良さもあるが、僕はそんなところにも感動した。日本人のアイドル歌手だったら、涙で歌にならなくなる。
そして、ピーボの紹介でレジーナ・ベル、登場。アイズレーの「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」で暖めて、「みなさんの両親、子供たちの親であるみなさんへ捧げます」と言って歌い始めた「イフ・アイ・クド」。レジーナはほとんど顔を天井に向けて超熱唱だ。体すべてを使ったゴスペルをベースにした熱い厚い歌唱は、その声力でブルーノートを圧倒した。素晴らしい。以前、渋谷公会堂で見た記憶があるが、ずいぶん昔のこと。こんなに熱唱したかはっきりとした記憶がない。
「イフ・アイ・クド」は、僕の大好きな1曲だ。それは、このカールから聞いた話ゆえだ。何度か紹介しているが、こんなストーリーだ。
カール・アンダーソンの「イフ・アイ・クド」物語~「人生で一番高い買い物」
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/story/anderson199501.html
そのカールも2004年に亡くなっている。
2004/02/27 (Sat)
Carl Anderson Dies At 58: The Most Memorable Interview I’ve Ever Done
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040227.html
「イフ・アイ・クド」のレジーナの熱唱は、本当にショーストッパーでエンディングのところで、もうすでに客は立ち上がり、長くスタンディング・オヴェーションが続いた。これで、大感動だ。先週のマダム・ディーもすごい迫力だったが、レジーナもとんでもなく大迫力だった。
そして、レジーナとピーボでおなじみの「ホール・ニュー・ワールド」。いつもより長い1時間41分、観客は完全に2人の歌の世界にはまった。歌ものでは今年1番のショーだった。
(ピーボについては、続く予定。また「イフ・アイ・クド」も訳詞を紹介したい)
(ピーボ、レジーナは今日1月31日までブルーノート東京で)
■ ピーボ・ブライソン『ミッシング・ユー』(「ミッシング・ユー」は、ピーボのショーストッパー、歌詞もじっくり読んでください)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000XAMCXA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■レジーナ・ベル・ベスト 「イフ・アイ・クド」はいってます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G96R/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ピーボ・ブライソン過去関連記事
2008年01月21日(月)
ピーボ・ブライソン来日,新作も
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080121.html
2008年01月26日(土)
ピーボ、母と姉のために歌う
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080126.html
2008年01月27日(日)
ピーボ・ブライソン(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080127.html
February 11, 2006
Norman Brown & Peabo Bryson Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000823.html
ギタリスト、ノーマン・ブラウンとのショウ。
September 14, 2005
Peabo Threw Roses For Ladies Only
http://blog.soulsearchin.com/archives/000516.html
バラを配るピーボ。
2003/10/01 (Wed)
"I’m Your Servant" Peabo Bryson Shook Hands With Every Audiences
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031001.html
私はあなたの僕(しもべ)です、とピーボは言う。
2002/10/08 (Tue)
If I Could
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200210/diary20021008.html
■メンバー
ピーボ・ブライソン(ヴォーカル)Peabo Bryson(vo)
レジーナ・ベル(ヴォーカル)Regina Belle(vo)
クリスティ・ホワイト(バック・ヴォーカル)Kristie White(back vo)
キム・ケイジ・ライリー(バック・ヴォーカル)Kim Cage Riley(back vo)
マイケル・ホスキン(サックス、パーカッション)Michael Hoskin(sax,per)
ダイアナ・デンティーノ(キーボード)Diana Dentino(key)
デイヴ・イワタキ(キーボード)Dave Iwataki(key)
ピーター・グラハム(ギター)Peter Graham(g)
ドゥワイト・ワトキンス(ベース、ヴォーカル)Dwight Watkins(b, vo)
ドゥワイト・スミス(ドラム)Dwight Smith(ds)
■ セットリスト
Setlist : Peabo Bryson & Regina Belle @ Bluenote Tokyo, January 28, 2010
show started 21:50
01. Intro
02. Heavenly
03. If Ever You’re In My Arms Again
04. Tonight I Celebrate My Love (with Kristie)
05. If You Love Somebody Set Me Free [Sting]
06. King Of Sorrow [Sade]
07. Missing You
>Regina appeared on the stage
08. For The Love Of You [Isley Brothers, Whitney Houston]
09. If I Could [Carl Anderson, Ray Charles, Barbra Streisand]
10. Baby Come To Me (A riff of Freddie’s Dead)
11. A Whole New World (+Peabo)
>Regina & Peabo left, Peabo came back
Enc. Ain’t Nobody [Rufus]
show ended 23:31
(2010年1月28日木曜、東京ブルーノート=ピーボ・ブライソン、レジーナ・ベル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bryson, Peabo & Belle, Regina
2010-16
●第52回グラミー賞予想(パート2)
2010年1月30日 音楽【52 Grammy Predictions (Part 2)】
予想。
いよいよ日本時間月曜日朝に迫ってきた第52回グラミー賞の予想パート2。
パート1は、こちら。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10444444544.html
グラミー賞の生中継は、日本では2010年2月1日月曜午前9時半から衛星放送ワウワウ(WOWOW)で。そのほかに、フェイスブック、ツイッターなどでも随時中継される。
第52回グラミー賞(2009年度)ノミネートの完全リストはこちら。
http://www.grammy.com/grammy_awards/52nd_show/list.aspx
結局今回は、主要4部門、R&B部門8などを含め計49部門を予想してみた。トータルで6割は当てたい。
Final Nominations List
52nd Annual GRAMMYョ Awards
Field 1 - Pop
Category 5 - Best Female Pop Vocal Performance
・Hometown Glory / Adele
本命・Halo / Beyonce
・Hot N Cold / Katy Perry
・ Sober / Pink
対抗・You Belong With Me / Taylor Swift
Category 6 - Best Male Pop Vocal Performance
本命・This Time / John Legend
・ Love You / Maxwell
・Make It Mine / Jason Mraz
対抗・If You Don’t Know Me By Now / Seal
・ All About The Love Again / Stevie Wonder
(ここは超接戦、マックスウェル、スティーヴィーも可能性ある)
Category 7 - Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・I Gotta Feeling / The Black Eyed Peas
・We Weren’t Born To Follow / Bon Jovi
・Never Say Never / The Fray
対抗・Sara Smile / Daryl Hall & John Oates
・Kids / MGMT
Category 8 - Best Pop Collaboration With Vocals
対抗・Sea Of Heartbreak / Rosanne Cash & Bruce Springsteen
・Love Sex Magic / Ciara & Justin Timberlake
・Lucky / Jason Mraz & Colbie Caillat
本命・Baby, It’s Cold Outside / Willie Nelson & Norah Jones
・Breathe / Taylor Swift & Colbie Caillat
Category 9 - Best Pop Instrumental Performance
本命・Besame Mucho / Herb Alpert
・Throw Down Your Heart / Ba Fleck
・The Fire / Imogen Heap
・Phoenix Rise / Maxwell
対抗・Funk Joint / Marcus Miller
Category 10 - Best Pop Instrumental Album
対抗・In Boston / Chris Botti
・Legacy / Hiroshima
本命・Potato Hole / Booker T. Jones
・Modern Art / The Rippingtons Featuring Russ Freeman
・Down The Wire / Spyro Gyra
Category 11 - Best Pop Vocal Album
本命・The E.N.D. / The Black Eyed Peas
・Breakthrough / Colbie Caillat
対抗・All I Ever Wanted / Kelly Clarkson
・The Fray / The Fray
・Funhouse / Pink
Field 2 - Dance
Category 12 - Best Dance Recording
本命・Boom Boom Pow / The Black Eyed Peas
・When Love Takes Over / David Guetta & Kelly Rowland
対抗・Poker Face / Lady Gaga
・Celebration/ Madonna
・Womanizer / Britney Spears
Category 13 - Best Electronic/Dance Album
・Divided By Night / The Crystal Method
・One Love / David Guetta
本命・The Fame / Lady Gaga
・Party Rock / LMFAO
対抗・Yes / Pet Shop Boys
Field 3 - Traditional Pop
Category 14 - Best Traditional Pop Vocal Album
対抗・A Swingin’ Christmas / Tony Bennett
・Michael Bubl・Meets Madison Square Garden / Michael Bubl・
・Your Songs / Harry Connick, Jr.
・Liza’s At The Palace / Liza Minnelli
本命・American Classic / Willie Nelson
Field 4 - Rock
Category 15 - Best Solo Rock Vocal Performance
本命・Beyond Here Lies Nothin’/ Bob Dylan
・Change In The Weather John Fogerty
・Dreamer / Prince
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen
・Fork In The Road / Neil Young
Category 16 - Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・Can’t Find My Way Home / Eric Clapton & Steve Winwood
・Life In Technicolor II / Coldplay
・21 Guns / Green Day
・Use Somebody / Kings Of Leon
対抗・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / U2
(ここも超むずかしい。ほとんど横一線)
Category 19 - Best Rock Instrumental Performance
対抗・A Day In The Life / Jeff Beck
本命・Warped Sister / Booker T. Jones
・Playing With Fire / Brad Paisley
・Mr. Surfer Goes Jazzin’ / Brian Setzer Orchestra
・Now We Run / Steve Vai
Category 20 - Best Rock Song
・The Fixer / Matt Cameron, Stone Gossard, Mike McCready & Eddie Vedder, songwriters (Pearl Jam)
本命・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / Bono, Adam Clayton, The Edge & Larry Mullen Jr., songwriters (U2)
・21 Guns / Billie Joe Armstrong, Mike Dirnt & Tr・Cool, songwriters (Green Day)
・Use Somebody / Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill,songwriters (Kings Of Leon)
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Category 21 - Best Rock Album
・Black Ice / AC/DC
本命・Live From Madison Square Garden / Eric Clapton & Steve Winwood
・21st Century Breakdown/ Green Day
・Big Whiskey And The Groogrux King / Dave Matthews Band
対抗・No Line On The Horizon/ U2
Field 7 - Rap
Category 32 - Best Rap Performance By A Duo Or Group
・Too Many Rappers / Beastie Boys & Nas
・Crack A Bottle/ Eminem, Dr. Dre & 50 Cent
対抗・Money Goes, Honey Stay / Fabolous & Jay-Z
・Make Her Say / Kid Cudi, Kanye West & Common
本命・Amazing / Kanye West & Young Jeezy
Category 33 - Best Rap/Sung Collaboration
本命・Ego / Beyonc・& Kanye West
・Knock You Down / Keri Hilson, Kanye West & Ne-Yo
対抗・Run This Town / Jay-Z, Rihanna & Kanye West
・I’m On A Boat / The Lonely Island & T-Pain
・ Dead And Gone / T.I. & Justin Timberlake
(それにしても、カニエ・ウェストの複数ノミネートはすごいのだが、票が割れる)
Category 34 - Best Rap Song
・Best I Ever Had / Aubrey Drake Graham, D. Hamilton & M. Samuels, songwriters (Drake)
・Day ’N’ Nite / S. Mescudi & O. Omishore, songwriters (Kid Cudi)
・Dead And Gone / C. Harris, R. Tadross & J. Timberlake, songwriters (T.I. & Justin Timberlake)
対抗・D.O.A. (Death Of Auto-Tune) / Shawn Carter & Ernest Wilson, songwriters (Gary DeCarlo, Dale Frashuer, Paul Leka , Janko Nilovic & Dave Sucky, songwriters) (Jay-Z)
本命・Run This Town / Shawn Carter, R. Fenty, M. Riddick, Kanye West & E. Wilson, songwriters (Athanasios Alatas, songwriter) (Jay-Z, Rihanna & Kanye West)
Category 35 - Best Rap Album
対抗・Universal Mind Control / Common
・Relapse / Eminem
・R.O.O.T.S. / Flo Rida
本命・The Ecstatic / Mos Def
・ The Renaissance / Q-Tip
(Qティップも対抗にはいれておきたいが…)
Field 8 - Country
Category 36 - Best Female Country Vocal Performance
・Dead Flowers / Miranda Lambert
・I Just Call You Mine / Martina McBride
本命・White Horse / Taylor Swift
対抗・Just A Dream / Carrie Underwood
・ Solitary Thinkin’ / Lee Ann Womack
Category 42 - Best Country Album
対抗・The Foundation / Zac Brown Band
・Twang / George Strait
本命・Fearless / Taylor Swift
・Defying Gravity / Keith Urban
・Call Me Crazy / Lee Ann Womack
(ここ2部門はテイラー・スイフト、盤石ではないでしょうか)
Field 10 - Jazz
Category 44 - Best Contemporary Jazz Album
・Urbanus / Stefon Harris & Blackout
・Sounding Point / Julian Lage
・At World’s Edge / Philippe Saisse
対抗・Big Neighborhood / Mike Stern
本命・75 /Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate
Category 45 - Best Jazz Vocal Album
本命・No Regrets / Randy Crawford (& Joe Sample)
対抗・Dedicated To You: Kurt Elling Sings The Music Of Coltrane And Hartman / Kurt Elling
・So In Love / Roberta Gambarini
・Tide / Luciana Souza
・Desire / Tierney Sutton (Band)
Category 46 - Best Improvised Jazz Solo
本命・Dancin’ 4 Chicken / Terence Blanchard, soloist
・All Of You / Gerald Clayton, soloist
・Ms. Garvey, Ms. Garvey / Roy Hargrove, soloist
対抗・On Green Dolphin Street / Martial Solal, soloist
・Villa Palmeras / Miguel Zen, soloist
Category 47 - Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗・Quartet Live / Gary Burton, Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchez
・Brother To Brother / Clayton Brothers
本命・Five Peace Band - Live / Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band
・Remembrance / John Patitucci Trio
・The Bright Mississippi / Allen Toussaint
Field 11 - Gospel
Category 50 - Best Gospel Performance
・Free To Be Me / Francesca Battistelli
・Jesus Is Love / Heather Headley Featuring Smokie Norful
対抗・I Believe / Jonny Lang With Fisk Jubilee Singers
本命・Wait On The Lord / Donnie McClurkin Featuring Karen Clark Sheard
・Born Again /Third Day
Category 55 - Best Traditional Gospel Album
・God Don’t Never Change / Ashley Cleveland
・The Law Of Confession, Part I / Donald Lawrence & Co.
本命・Oh Happy Day / (Various Artists) / Bill Hearn, Ken Levitan, Ken Pennell, Jack Rovner & Cedric Thompson, producers
・The Journey Continues / The Williams Brothers
対抗・How I Got Over / Vickie Winans
Category 56 - Best Contemporary R&B Gospel Album
本命・Audience Of One/ Heather Headley
・Renewed / Sheri Jones-Moffett
・Just James / J Moss
・Smokie Norful: Live / Smokie Norful
対抗・Bold Right Life / Kierra Sheard
Field 13 - American Roots
Category 64 - Best Americana Album
本命・Together Through Life / Bob Dylan
・Electric Dirt / Levon Helm
対抗・Willie And The Wheel / Willie Nelson & Asleep At The Wheel
・Wilco (The Album) / Wilco
・Little Honey / Lucinda Williams
Category 67 - Best Contemporary Blues Album
・This Time / The Robert Cray Band
本命・The Truth According To Ruthie Foster / Ruthie Foster
対抗・Live: Hope At The Hideout / Mavis Staples
・Back To The River / Susan Tedeschi
・Already Free / The Derek Trucks Band
Category 69 - Best Contemporary Folk Album
・Middle Cyclone / Neko Case
対抗・Our Bright Future / Tracy Chapman
・Live / Shawn Colvin
本命・Secret, Profane & Sugarcane / Elvis Costello
・Townes / Steve Earle
Field 15 - World Music
Category 75 - Best Contemporary World Music Album
・Welcome To Mali / Amadou & Mariam
・Throw Down Your Heart: Tales From The Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions / Ba Fleck
本命・Day By Day / Femi Kuti
・Seya / Oumou Sangare
対抗・Across The Divide: A Tale Of Rhythm & Ancestry / Omar Sosa
Field 20 - Film/TV/Visual Media
Category 81 - Best Compilation Soundtrack Album For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
本命・Cadillac Records / (Various Artists)
・Quentin Tarantino’s Inglourious Basterds / (Various Artists)
対抗・Slumdog Millionaire / (Various Artists)
・True Blood / (Various Artists)
・Twilight / (Various Artists)
Category 83 - Best Song Written For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
・The Climb (From Hannah Montana: The Movie) / Jessi Alexander & Jon Mabe, songwriters (Miley Cyrus)
・Decode (From Twilight) / Josh Farro, Hayley Williams & Taylor York, songwriters (Paramore)
・ Jai Ho (From Slumdog Millionaire) /Gulzar, A.R. Rahman & Tanvi Shah,songwriters (A.R. Rahman, Sukhvinder Singh, Tanvi Shah, Mahalaxmi Iyer & Vijay Prakash)
本命・Once In A Lifetime (From Cadillac Records)/ Ian Dench, James Dring, Amanda Ghost, Beyonc・Knowles, Scott McFarnon & Jody Street, songwriters (Beyonc・)
対抗・The Wrestler (From The Wrestler) / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Field 21 - Composing/Arranging
Category 86 - Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist(s)
本命・A Change Is Gonna Come / David Foster & Jerry Hey, arrangers (Seal)
・Dedicated To You / Laurence Hobgood, arranger (Kurt Elling)
・In The Still Of The Night / Thomas Zink, arranger (Anne Walsh)
・My One And Only Thrill / Vince Mendoza, arranger (Melody Gardot)
対抗・Quiet Nights / Claus Ogerman, arranger (Diana Krall)
Field 24 - Historical
Category 90 - Best Historical Album
対抗・The Complete Chess Masters (1950-1967) / Andy McKaie, compilation producer; Erick Labson, mastering engineer (Little Walter)
・My Dusty Road / Scott Billington, Michael Creamer & Bill Nowlin, compilation producers; Doug Pomeroy, mastering engineer (Woody Guthrie)
・ Origins Of The Red Hot Mama, 1910-1922 / Meagan Hennessey & Richard Martin, compilation producers; Richard Martin, mastering engineer (Sophie Tucker)
・Take Me To The Water: Immersion Baptism In Vintage Music And Photography 1890-1950 / Steven Lance Ledbetter & Jim Linderman, compilation producers; Robert Vosgien, mastering engineer (Various Artists)
本命・Woodstock - 40 Years On: Back To Yasgur’s Farm / Cheryl Pawelski, Mason Williams & Andy Zax, compilation producers; Dave Schultz, mastering engineer (Various Artists)
AWARD>GRAMMY>52nd>Nomination
予想。
いよいよ日本時間月曜日朝に迫ってきた第52回グラミー賞の予想パート2。
パート1は、こちら。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10444444544.html
グラミー賞の生中継は、日本では2010年2月1日月曜午前9時半から衛星放送ワウワウ(WOWOW)で。そのほかに、フェイスブック、ツイッターなどでも随時中継される。
第52回グラミー賞(2009年度)ノミネートの完全リストはこちら。
http://www.grammy.com/grammy_awards/52nd_show/list.aspx
結局今回は、主要4部門、R&B部門8などを含め計49部門を予想してみた。トータルで6割は当てたい。
Final Nominations List
52nd Annual GRAMMYョ Awards
Field 1 - Pop
Category 5 - Best Female Pop Vocal Performance
・Hometown Glory / Adele
本命・Halo / Beyonce
・Hot N Cold / Katy Perry
・ Sober / Pink
対抗・You Belong With Me / Taylor Swift
Category 6 - Best Male Pop Vocal Performance
本命・This Time / John Legend
・ Love You / Maxwell
・Make It Mine / Jason Mraz
対抗・If You Don’t Know Me By Now / Seal
・ All About The Love Again / Stevie Wonder
(ここは超接戦、マックスウェル、スティーヴィーも可能性ある)
Category 7 - Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・I Gotta Feeling / The Black Eyed Peas
・We Weren’t Born To Follow / Bon Jovi
・Never Say Never / The Fray
対抗・Sara Smile / Daryl Hall & John Oates
・Kids / MGMT
Category 8 - Best Pop Collaboration With Vocals
対抗・Sea Of Heartbreak / Rosanne Cash & Bruce Springsteen
・Love Sex Magic / Ciara & Justin Timberlake
・Lucky / Jason Mraz & Colbie Caillat
本命・Baby, It’s Cold Outside / Willie Nelson & Norah Jones
・Breathe / Taylor Swift & Colbie Caillat
Category 9 - Best Pop Instrumental Performance
本命・Besame Mucho / Herb Alpert
・Throw Down Your Heart / Ba Fleck
・The Fire / Imogen Heap
・Phoenix Rise / Maxwell
対抗・Funk Joint / Marcus Miller
Category 10 - Best Pop Instrumental Album
対抗・In Boston / Chris Botti
・Legacy / Hiroshima
本命・Potato Hole / Booker T. Jones
・Modern Art / The Rippingtons Featuring Russ Freeman
・Down The Wire / Spyro Gyra
Category 11 - Best Pop Vocal Album
本命・The E.N.D. / The Black Eyed Peas
・Breakthrough / Colbie Caillat
対抗・All I Ever Wanted / Kelly Clarkson
・The Fray / The Fray
・Funhouse / Pink
Field 2 - Dance
Category 12 - Best Dance Recording
本命・Boom Boom Pow / The Black Eyed Peas
・When Love Takes Over / David Guetta & Kelly Rowland
対抗・Poker Face / Lady Gaga
・Celebration/ Madonna
・Womanizer / Britney Spears
Category 13 - Best Electronic/Dance Album
・Divided By Night / The Crystal Method
・One Love / David Guetta
本命・The Fame / Lady Gaga
・Party Rock / LMFAO
対抗・Yes / Pet Shop Boys
Field 3 - Traditional Pop
Category 14 - Best Traditional Pop Vocal Album
対抗・A Swingin’ Christmas / Tony Bennett
・Michael Bubl・Meets Madison Square Garden / Michael Bubl・
・Your Songs / Harry Connick, Jr.
・Liza’s At The Palace / Liza Minnelli
本命・American Classic / Willie Nelson
Field 4 - Rock
Category 15 - Best Solo Rock Vocal Performance
本命・Beyond Here Lies Nothin’/ Bob Dylan
・Change In The Weather John Fogerty
・Dreamer / Prince
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen
・Fork In The Road / Neil Young
Category 16 - Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
本命・Can’t Find My Way Home / Eric Clapton & Steve Winwood
・Life In Technicolor II / Coldplay
・21 Guns / Green Day
・Use Somebody / Kings Of Leon
対抗・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / U2
(ここも超むずかしい。ほとんど横一線)
Category 19 - Best Rock Instrumental Performance
対抗・A Day In The Life / Jeff Beck
本命・Warped Sister / Booker T. Jones
・Playing With Fire / Brad Paisley
・Mr. Surfer Goes Jazzin’ / Brian Setzer Orchestra
・Now We Run / Steve Vai
Category 20 - Best Rock Song
・The Fixer / Matt Cameron, Stone Gossard, Mike McCready & Eddie Vedder, songwriters (Pearl Jam)
本命・I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight / Bono, Adam Clayton, The Edge & Larry Mullen Jr., songwriters (U2)
・21 Guns / Billie Joe Armstrong, Mike Dirnt & Tr・Cool, songwriters (Green Day)
・Use Somebody / Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill,songwriters (Kings Of Leon)
対抗・Working On A Dream / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Category 21 - Best Rock Album
・Black Ice / AC/DC
本命・Live From Madison Square Garden / Eric Clapton & Steve Winwood
・21st Century Breakdown/ Green Day
・Big Whiskey And The Groogrux King / Dave Matthews Band
対抗・No Line On The Horizon/ U2
Field 7 - Rap
Category 32 - Best Rap Performance By A Duo Or Group
・Too Many Rappers / Beastie Boys & Nas
・Crack A Bottle/ Eminem, Dr. Dre & 50 Cent
対抗・Money Goes, Honey Stay / Fabolous & Jay-Z
・Make Her Say / Kid Cudi, Kanye West & Common
本命・Amazing / Kanye West & Young Jeezy
Category 33 - Best Rap/Sung Collaboration
本命・Ego / Beyonc・& Kanye West
・Knock You Down / Keri Hilson, Kanye West & Ne-Yo
対抗・Run This Town / Jay-Z, Rihanna & Kanye West
・I’m On A Boat / The Lonely Island & T-Pain
・ Dead And Gone / T.I. & Justin Timberlake
(それにしても、カニエ・ウェストの複数ノミネートはすごいのだが、票が割れる)
Category 34 - Best Rap Song
・Best I Ever Had / Aubrey Drake Graham, D. Hamilton & M. Samuels, songwriters (Drake)
・Day ’N’ Nite / S. Mescudi & O. Omishore, songwriters (Kid Cudi)
・Dead And Gone / C. Harris, R. Tadross & J. Timberlake, songwriters (T.I. & Justin Timberlake)
対抗・D.O.A. (Death Of Auto-Tune) / Shawn Carter & Ernest Wilson, songwriters (Gary DeCarlo, Dale Frashuer, Paul Leka , Janko Nilovic & Dave Sucky, songwriters) (Jay-Z)
本命・Run This Town / Shawn Carter, R. Fenty, M. Riddick, Kanye West & E. Wilson, songwriters (Athanasios Alatas, songwriter) (Jay-Z, Rihanna & Kanye West)
Category 35 - Best Rap Album
対抗・Universal Mind Control / Common
・Relapse / Eminem
・R.O.O.T.S. / Flo Rida
本命・The Ecstatic / Mos Def
・ The Renaissance / Q-Tip
(Qティップも対抗にはいれておきたいが…)
Field 8 - Country
Category 36 - Best Female Country Vocal Performance
・Dead Flowers / Miranda Lambert
・I Just Call You Mine / Martina McBride
本命・White Horse / Taylor Swift
対抗・Just A Dream / Carrie Underwood
・ Solitary Thinkin’ / Lee Ann Womack
Category 42 - Best Country Album
対抗・The Foundation / Zac Brown Band
・Twang / George Strait
本命・Fearless / Taylor Swift
・Defying Gravity / Keith Urban
・Call Me Crazy / Lee Ann Womack
(ここ2部門はテイラー・スイフト、盤石ではないでしょうか)
Field 10 - Jazz
Category 44 - Best Contemporary Jazz Album
・Urbanus / Stefon Harris & Blackout
・Sounding Point / Julian Lage
・At World’s Edge / Philippe Saisse
対抗・Big Neighborhood / Mike Stern
本命・75 /Joe Zawinul & The Zawinul Syndicate
Category 45 - Best Jazz Vocal Album
本命・No Regrets / Randy Crawford (& Joe Sample)
対抗・Dedicated To You: Kurt Elling Sings The Music Of Coltrane And Hartman / Kurt Elling
・So In Love / Roberta Gambarini
・Tide / Luciana Souza
・Desire / Tierney Sutton (Band)
Category 46 - Best Improvised Jazz Solo
本命・Dancin’ 4 Chicken / Terence Blanchard, soloist
・All Of You / Gerald Clayton, soloist
・Ms. Garvey, Ms. Garvey / Roy Hargrove, soloist
対抗・On Green Dolphin Street / Martial Solal, soloist
・Villa Palmeras / Miguel Zen, soloist
Category 47 - Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗・Quartet Live / Gary Burton, Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchez
・Brother To Brother / Clayton Brothers
本命・Five Peace Band - Live / Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band
・Remembrance / John Patitucci Trio
・The Bright Mississippi / Allen Toussaint
Field 11 - Gospel
Category 50 - Best Gospel Performance
・Free To Be Me / Francesca Battistelli
・Jesus Is Love / Heather Headley Featuring Smokie Norful
対抗・I Believe / Jonny Lang With Fisk Jubilee Singers
本命・Wait On The Lord / Donnie McClurkin Featuring Karen Clark Sheard
・Born Again /Third Day
Category 55 - Best Traditional Gospel Album
・God Don’t Never Change / Ashley Cleveland
・The Law Of Confession, Part I / Donald Lawrence & Co.
本命・Oh Happy Day / (Various Artists) / Bill Hearn, Ken Levitan, Ken Pennell, Jack Rovner & Cedric Thompson, producers
・The Journey Continues / The Williams Brothers
対抗・How I Got Over / Vickie Winans
Category 56 - Best Contemporary R&B Gospel Album
本命・Audience Of One/ Heather Headley
・Renewed / Sheri Jones-Moffett
・Just James / J Moss
・Smokie Norful: Live / Smokie Norful
対抗・Bold Right Life / Kierra Sheard
Field 13 - American Roots
Category 64 - Best Americana Album
本命・Together Through Life / Bob Dylan
・Electric Dirt / Levon Helm
対抗・Willie And The Wheel / Willie Nelson & Asleep At The Wheel
・Wilco (The Album) / Wilco
・Little Honey / Lucinda Williams
Category 67 - Best Contemporary Blues Album
・This Time / The Robert Cray Band
本命・The Truth According To Ruthie Foster / Ruthie Foster
対抗・Live: Hope At The Hideout / Mavis Staples
・Back To The River / Susan Tedeschi
・Already Free / The Derek Trucks Band
Category 69 - Best Contemporary Folk Album
・Middle Cyclone / Neko Case
対抗・Our Bright Future / Tracy Chapman
・Live / Shawn Colvin
本命・Secret, Profane & Sugarcane / Elvis Costello
・Townes / Steve Earle
Field 15 - World Music
Category 75 - Best Contemporary World Music Album
・Welcome To Mali / Amadou & Mariam
・Throw Down Your Heart: Tales From The Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions / Ba Fleck
本命・Day By Day / Femi Kuti
・Seya / Oumou Sangare
対抗・Across The Divide: A Tale Of Rhythm & Ancestry / Omar Sosa
Field 20 - Film/TV/Visual Media
Category 81 - Best Compilation Soundtrack Album For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
本命・Cadillac Records / (Various Artists)
・Quentin Tarantino’s Inglourious Basterds / (Various Artists)
対抗・Slumdog Millionaire / (Various Artists)
・True Blood / (Various Artists)
・Twilight / (Various Artists)
Category 83 - Best Song Written For Motion Picture, Television Or Other Visual Media
・The Climb (From Hannah Montana: The Movie) / Jessi Alexander & Jon Mabe, songwriters (Miley Cyrus)
・Decode (From Twilight) / Josh Farro, Hayley Williams & Taylor York, songwriters (Paramore)
・ Jai Ho (From Slumdog Millionaire) /Gulzar, A.R. Rahman & Tanvi Shah,songwriters (A.R. Rahman, Sukhvinder Singh, Tanvi Shah, Mahalaxmi Iyer & Vijay Prakash)
本命・Once In A Lifetime (From Cadillac Records)/ Ian Dench, James Dring, Amanda Ghost, Beyonc・Knowles, Scott McFarnon & Jody Street, songwriters (Beyonc・)
対抗・The Wrestler (From The Wrestler) / Bruce Springsteen, songwriter (Bruce Springsteen)
Field 21 - Composing/Arranging
Category 86 - Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist(s)
本命・A Change Is Gonna Come / David Foster & Jerry Hey, arrangers (Seal)
・Dedicated To You / Laurence Hobgood, arranger (Kurt Elling)
・In The Still Of The Night / Thomas Zink, arranger (Anne Walsh)
・My One And Only Thrill / Vince Mendoza, arranger (Melody Gardot)
対抗・Quiet Nights / Claus Ogerman, arranger (Diana Krall)
Field 24 - Historical
Category 90 - Best Historical Album
対抗・The Complete Chess Masters (1950-1967) / Andy McKaie, compilation producer; Erick Labson, mastering engineer (Little Walter)
・My Dusty Road / Scott Billington, Michael Creamer & Bill Nowlin, compilation producers; Doug Pomeroy, mastering engineer (Woody Guthrie)
・ Origins Of The Red Hot Mama, 1910-1922 / Meagan Hennessey & Richard Martin, compilation producers; Richard Martin, mastering engineer (Sophie Tucker)
・Take Me To The Water: Immersion Baptism In Vintage Music And Photography 1890-1950 / Steven Lance Ledbetter & Jim Linderman, compilation producers; Robert Vosgien, mastering engineer (Various Artists)
本命・Woodstock - 40 Years On: Back To Yasgur’s Farm / Cheryl Pawelski, Mason Williams & Andy Zax, compilation producers; Dave Schultz, mastering engineer (Various Artists)
AWARD>GRAMMY>52nd>Nomination