▲ドキュメンタリー『ソウル・ディープ』再放送始まる
2010年5月5日 音楽▲ドキュメンタリー『ソウル・ディープ』再放送始まる
【"Soul Deep" Rerun Starts Monday】
ディープ。
今年(2010年)1月にNHK-BSで放送されソウル・ファンの間で話題になったイギリスBBC制作のブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックの歴史を駆け足で見るドキュメンタリー番組『ソウル・ディープ』の再放送が5月3日(月曜)深夜24時(正確には火曜日午前0時)から始まっている。
僕も改めて見ているが、1月の時点でまとめたことを振り返っておきたい。
また、今回の再放送に関して、前回放映時にNHK版でカットされた部分を解説してくれた松林さんが、1回目の補足資料をブログでまとめている。これがひじょうに読み応えがあるので、ご紹介する。
http://microgroove.jp/2010/05/a_few_supplements_to_soul_deep_1_of_6.html
よくここまで調べた、という感じで、本編とあわせて見ると理解が深まる。松林さんは、これを5回目までの分をまとめたいとのことだが、なかなか時間がなくてできていない、とのこと。ぜひがんばってほしい。これは1日仕事というか、大変なお仕事。感謝、そして、リスペクト。
なお、ツイッターでのハッシュタグは #souldeep 。ここで、この番組を見た人たちの感想などが見られる。
また、『ソウル・ディープ』のBBCのサイト。ここで全曲リストが見られる。
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/1/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/2/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/3/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/4/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/5/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/6/
1月に見たときの感想文、一覧はこちら。↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10018497246.html
■ ソウル・ディープ関連記事
2010年01月08日(金)
『ソウル・ディープ』を見て~本当に黒人アーティストは1960年代に「クロスオーヴァー」を狙っていたか
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100108.html
2010年01月09日(土)
『ソウル・ディープ』をより理解するための書籍など(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100109.html
2010年01月10日(日)
『ソウル・ディープ』6回目を見て~すっぽり抜け落ちた1980年代
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100110.html
2010年01月11日(月)
『ソウル・ディープ』にアリシアは入らず。21世紀のブラック・ミュージックは、アリシア・キーズのようなジャンルレスなアーティストが台頭か
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100111.html
ENT>MUSIC>TV>DOCUMENTARY>Soul Deep
【"Soul Deep" Rerun Starts Monday】
ディープ。
今年(2010年)1月にNHK-BSで放送されソウル・ファンの間で話題になったイギリスBBC制作のブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックの歴史を駆け足で見るドキュメンタリー番組『ソウル・ディープ』の再放送が5月3日(月曜)深夜24時(正確には火曜日午前0時)から始まっている。
僕も改めて見ているが、1月の時点でまとめたことを振り返っておきたい。
また、今回の再放送に関して、前回放映時にNHK版でカットされた部分を解説してくれた松林さんが、1回目の補足資料をブログでまとめている。これがひじょうに読み応えがあるので、ご紹介する。
http://microgroove.jp/2010/05/a_few_supplements_to_soul_deep_1_of_6.html
よくここまで調べた、という感じで、本編とあわせて見ると理解が深まる。松林さんは、これを5回目までの分をまとめたいとのことだが、なかなか時間がなくてできていない、とのこと。ぜひがんばってほしい。これは1日仕事というか、大変なお仕事。感謝、そして、リスペクト。
なお、ツイッターでのハッシュタグは #souldeep 。ここで、この番組を見た人たちの感想などが見られる。
また、『ソウル・ディープ』のBBCのサイト。ここで全曲リストが見られる。
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/1/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/2/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/3/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/4/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/5/
http://www.bbc.co.uk/music/souldeep/playlists/6/
1月に見たときの感想文、一覧はこちら。↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10018497246.html
■ ソウル・ディープ関連記事
2010年01月08日(金)
『ソウル・ディープ』を見て~本当に黒人アーティストは1960年代に「クロスオーヴァー」を狙っていたか
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100108.html
2010年01月09日(土)
『ソウル・ディープ』をより理解するための書籍など(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100109.html
2010年01月10日(日)
『ソウル・ディープ』6回目を見て~すっぽり抜け落ちた1980年代
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100110.html
2010年01月11日(月)
『ソウル・ディープ』にアリシアは入らず。21世紀のブラック・ミュージックは、アリシア・キーズのようなジャンルレスなアーティストが台頭か
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100111.html
ENT>MUSIC>TV>DOCUMENTARY>Soul Deep
■ハーレム・ナイツ第9回~2010年7月28日(水)から開催
2010年5月4日 音楽■ハーレム・ナイツ第9回~2010年7月28日(水)から開催
【Harlem Nights 9: Opens July 28】
9回目。
横浜ランドマークタワー内ランドマークホールで、毎年7月末に行われているイヴェント「ハーレム・ナイツ」が今年も2010年7月28日(水)から8月1日(日)まで行われる。今回は9回目。ニューヨーク・ハーレムで活躍するミュージシャンたちが多数出演、また、ロビーでは、アーティスト鍵井保秀氏のアート作品展示、また、ソウルフードを販売する。なお、今年は毎年やってきていたタップ・ダンサー、オマーは参加しない。
このイヴェントは、ハーレム出身のブラック・ミュージシャンたちが、ジャズ、R&B、ゴスペル、ソウルなどの音楽をたっぷり約2時間にわたって聴かせるもので、毎年、毎回満員になるランドマークホールの夏の風物詩ともなっている。今回の最大の話題は、つい今週までブルーノート東京で公演を行っていたナイル・ロジャース&シック・オーガニゼーションでリード・シンガーのひとりとして注目を集めたキンバリー・デイヴィスがフィーチャーされていること。キンバリーは、シックのライヴで大変注目され、半年以内に2度目の来日となる。
イヴェント概要は次の通り。
タイトル:スペシャル・ライヴ・フロム・ニューヨーク・トゥ・ハーレム『ハーレム・ナイツ9』
期間:2010年7月28日(水)~8月1日(日)全6回
7月28日(水)~30日(金) 18時開場 19時開演
7月31日(土) 13時開場 14時開演
18時開場 19時開演
8月1日(日) 13時開場 14時開演
出演アーティスト:
マイク・デイヴィス(ヴォーカル)Mike Davis
ケニー・ムハマド(ヒューマン・オーケストラ)Kenny Muhammad
C.P.レイシー(ヴォーカル、ダンス)C.P. Lacey
キンバリー・デイヴィス(ヴォーカル)Kimberly Davis
ヴィンス・ジャクソン(キーボード)Vince Jackson
ディーン・ジェームス(ドラムス)Dean James
バイロン・ジャクソン(ベース)Byron Jackson
エズラ・ブラウン(サックス)Ezra Brown
会場:神奈川県横浜市ランドマークホール(ランドマークプラザ5階)
入場料:前売り5500円、当時6500円
チケット発売:2010年5月26日(水)から
主催:ランドマークホール
後援:FM横浜
問い合わせ先 ランドマークホール:TEL 045-222-5050 (月~金 10:00~17:00) ランドマークプラザ:TEL 045-222-5015 (月~日 11:00~20:00)
http://www.landyou.jp/event/hall/index.html
■関連サイト
ハーレム・ナイツの公式ページ 昨年(2009年)分
http://harlemnights.jp/
(2010年の情報はまもなくアップされる予定)
ハーレムのアーティストを発掘し日本に送り出すもうひとりのハーレムの重鎮、トミー・トミタさんと松尾公子さんのブログ。『ハーレム・ナイツ』関連の記事も多数あります
http://tommyNY.exblog.jp/
■「ハーレム・ナイツ」過去関連記事
2009年07月30日(木)
ハーレム・ナイツ8 (パート1)~オマー・エドワーズ、マイケルに捧げる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10310194494.html
前回(8回)ライヴ評(パート1)
2009年07月31日(金) 05時34分32秒
soulsearchinの投稿
オマー、マイケル・ジャクソン、マーヴィン・ゲイを語る~ ハーレム・ナイツ(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10310886237.html#main
前回(8回)ライヴ評(パート2)
July 24, 2008
Harlem Nights Vol.7 Has Just Started
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080724.html
第7回ライヴ評。
July 26, 2007
"Harlem Nights Vol.6" At Landmark Tower: "I Don’t Repeat" Says Omar
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070726.html
第6回ライヴ評
July 28, 2006
Harlem Nights Vol.5: Alyson Williams Sings Wide Variety Of Music, Omar Edwards Taps With New Idea
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070728.html
第5回ライヴ評
July 29, 2006
Alyson Talks, Omar Talks: Harlem Nights
http://blog.soulsearchin.com/archives/001164.html
July 29, 2005
Harlem Nights: Omar Edwards, Barefoot Tap Dancer
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200507/2005_07_29.html
第4回ライヴ評
2004/07/31 (Sat)
Harlem Nights III: Bring Your Cake For Lonnie’s Birthday
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200407/diary20040731.html
第3回ライヴ評
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Harlem Nights
【Harlem Nights 9: Opens July 28】
9回目。
横浜ランドマークタワー内ランドマークホールで、毎年7月末に行われているイヴェント「ハーレム・ナイツ」が今年も2010年7月28日(水)から8月1日(日)まで行われる。今回は9回目。ニューヨーク・ハーレムで活躍するミュージシャンたちが多数出演、また、ロビーでは、アーティスト鍵井保秀氏のアート作品展示、また、ソウルフードを販売する。なお、今年は毎年やってきていたタップ・ダンサー、オマーは参加しない。
このイヴェントは、ハーレム出身のブラック・ミュージシャンたちが、ジャズ、R&B、ゴスペル、ソウルなどの音楽をたっぷり約2時間にわたって聴かせるもので、毎年、毎回満員になるランドマークホールの夏の風物詩ともなっている。今回の最大の話題は、つい今週までブルーノート東京で公演を行っていたナイル・ロジャース&シック・オーガニゼーションでリード・シンガーのひとりとして注目を集めたキンバリー・デイヴィスがフィーチャーされていること。キンバリーは、シックのライヴで大変注目され、半年以内に2度目の来日となる。
イヴェント概要は次の通り。
タイトル:スペシャル・ライヴ・フロム・ニューヨーク・トゥ・ハーレム『ハーレム・ナイツ9』
期間:2010年7月28日(水)~8月1日(日)全6回
7月28日(水)~30日(金) 18時開場 19時開演
7月31日(土) 13時開場 14時開演
18時開場 19時開演
8月1日(日) 13時開場 14時開演
出演アーティスト:
マイク・デイヴィス(ヴォーカル)Mike Davis
ケニー・ムハマド(ヒューマン・オーケストラ)Kenny Muhammad
C.P.レイシー(ヴォーカル、ダンス)C.P. Lacey
キンバリー・デイヴィス(ヴォーカル)Kimberly Davis
ヴィンス・ジャクソン(キーボード)Vince Jackson
ディーン・ジェームス(ドラムス)Dean James
バイロン・ジャクソン(ベース)Byron Jackson
エズラ・ブラウン(サックス)Ezra Brown
会場:神奈川県横浜市ランドマークホール(ランドマークプラザ5階)
入場料:前売り5500円、当時6500円
チケット発売:2010年5月26日(水)から
主催:ランドマークホール
後援:FM横浜
問い合わせ先 ランドマークホール:TEL 045-222-5050 (月~金 10:00~17:00) ランドマークプラザ:TEL 045-222-5015 (月~日 11:00~20:00)
http://www.landyou.jp/event/hall/index.html
■関連サイト
ハーレム・ナイツの公式ページ 昨年(2009年)分
http://harlemnights.jp/
(2010年の情報はまもなくアップされる予定)
ハーレムのアーティストを発掘し日本に送り出すもうひとりのハーレムの重鎮、トミー・トミタさんと松尾公子さんのブログ。『ハーレム・ナイツ』関連の記事も多数あります
http://tommyNY.exblog.jp/
■「ハーレム・ナイツ」過去関連記事
2009年07月30日(木)
ハーレム・ナイツ8 (パート1)~オマー・エドワーズ、マイケルに捧げる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10310194494.html
前回(8回)ライヴ評(パート1)
2009年07月31日(金) 05時34分32秒
soulsearchinの投稿
オマー、マイケル・ジャクソン、マーヴィン・ゲイを語る~ ハーレム・ナイツ(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10310886237.html#main
前回(8回)ライヴ評(パート2)
July 24, 2008
Harlem Nights Vol.7 Has Just Started
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080724.html
第7回ライヴ評。
July 26, 2007
"Harlem Nights Vol.6" At Landmark Tower: "I Don’t Repeat" Says Omar
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070726.html
第6回ライヴ評
July 28, 2006
Harlem Nights Vol.5: Alyson Williams Sings Wide Variety Of Music, Omar Edwards Taps With New Idea
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070728.html
第5回ライヴ評
July 29, 2006
Alyson Talks, Omar Talks: Harlem Nights
http://blog.soulsearchin.com/archives/001164.html
July 29, 2005
Harlem Nights: Omar Edwards, Barefoot Tap Dancer
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200507/2005_07_29.html
第4回ライヴ評
2004/07/31 (Sat)
Harlem Nights III: Bring Your Cake For Lonnie’s Birthday
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200407/diary20040731.html
第3回ライヴ評
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Harlem Nights
●マイケル・ジャクソンもろもろ~CD再発、展覧会、映画
2010年5月3日 音楽●マイケル・ジャクソンもろもろ~CD再発、展覧会、映画
【Michael Jackson: News】
CD。
マイケル・ジャクソン関連のニュースがいくつかあるので、まとめてご紹介。
マイケル・ジャクソンおよびジャクソンズのCDが一挙に再発売される。まず、昨年7月に紙ジャケット化された作品群が再発売。これは、元々逝去以前から企画されていたもので、7月に紙ジャケ化されたものの、急死を受け、瞬く間に売り切れた。紙ジャケットは限定生産なので、今回、新たに追加で再発する。もう一点は、限定発売ではなく、ジュエル・ケース(プラスチック・ケース)でのマイケル・ソロ、ジャクソンズ時代の作品をすべて再発売する。ライナーノーツは、西寺郷太が「マイケル・ジャクソン・ストーリー」を書き、13枚に分割して収録する。また一部、訳詞も見直す。その監修を西寺郷太と吉岡正晴が担当する。発売は6月23日予定。
詳細はこちら。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/MichaelJackson/special/100530/
+++++
展覧会。
マイケル・ジャクソンの遺産を管理している「マイケル・ジャクソン・トラスティー」が所有するマイケル・ジャクソンの遺品を集めて展示する展覧会が2010年5月1日から7月4日まで、東京タワー1階特設会場で開かれる。毎日朝9時から22時まで。入場料2000円。約280点におよぶ遺品が公開されている。
http://www.tokyotower.co.jp/cgi-bin/reg/01_new/reg.cgi?mode=1&no=1341
公式サイト
http://mjlifetimecollection.com/
+++
マイケル・ジャクソン~『キング・オブ・ポップの素顔』、映画6月25日に公開か
映画。
マイケル・ジャクソンの元マネージャーだったマーク・シャフェルが持っていたプライヴェート・フィルムを編集し、映画作品とし、2010年6月25日から新宿ピカデリーなどで日本公開すると日本での配給元スターサンズが発表した。ただ、まだフィルムは編集中とのこと。邦題は、『キング・オブ・ポップの素顔』、原題はMichael Jackson Commemorated: Michael Jackson Inside The Private World。
http://mj-kingofpop.eiga.com/
+++++
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ハードカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203011/soulsearchinho-22/ref=nosim
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ソフトカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203127/soulsearchinho-22/ref=nosim
お勧め度=★★★★ (写真集の中では、一番いい時期のものが集められている)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY
【Michael Jackson: News】
CD。
マイケル・ジャクソン関連のニュースがいくつかあるので、まとめてご紹介。
マイケル・ジャクソンおよびジャクソンズのCDが一挙に再発売される。まず、昨年7月に紙ジャケット化された作品群が再発売。これは、元々逝去以前から企画されていたもので、7月に紙ジャケ化されたものの、急死を受け、瞬く間に売り切れた。紙ジャケットは限定生産なので、今回、新たに追加で再発する。もう一点は、限定発売ではなく、ジュエル・ケース(プラスチック・ケース)でのマイケル・ソロ、ジャクソンズ時代の作品をすべて再発売する。ライナーノーツは、西寺郷太が「マイケル・ジャクソン・ストーリー」を書き、13枚に分割して収録する。また一部、訳詞も見直す。その監修を西寺郷太と吉岡正晴が担当する。発売は6月23日予定。
詳細はこちら。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/MichaelJackson/special/100530/
+++++
展覧会。
マイケル・ジャクソンの遺産を管理している「マイケル・ジャクソン・トラスティー」が所有するマイケル・ジャクソンの遺品を集めて展示する展覧会が2010年5月1日から7月4日まで、東京タワー1階特設会場で開かれる。毎日朝9時から22時まで。入場料2000円。約280点におよぶ遺品が公開されている。
http://www.tokyotower.co.jp/cgi-bin/reg/01_new/reg.cgi?mode=1&no=1341
公式サイト
http://mjlifetimecollection.com/
+++
マイケル・ジャクソン~『キング・オブ・ポップの素顔』、映画6月25日に公開か
映画。
マイケル・ジャクソンの元マネージャーだったマーク・シャフェルが持っていたプライヴェート・フィルムを編集し、映画作品とし、2010年6月25日から新宿ピカデリーなどで日本公開すると日本での配給元スターサンズが発表した。ただ、まだフィルムは編集中とのこと。邦題は、『キング・オブ・ポップの素顔』、原題はMichael Jackson Commemorated: Michael Jackson Inside The Private World。
http://mj-kingofpop.eiga.com/
+++++
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ハードカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203011/soulsearchinho-22/ref=nosim
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ソフトカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203127/soulsearchinho-22/ref=nosim
お勧め度=★★★★ (写真集の中では、一番いい時期のものが集められている)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY
⊿セヴィアン・グローヴァー・ライヴ (パート2)~自由に溢れたタップの世界
2010年5月2日 音楽(昨日からの続き)
【Savion Glover: The Fifth Musician】
アドリブ。
セヴィアン・グローヴァーのパフォーマンスが終わり、ちょうど引き上げるところだったエンジニアのグレン・ウェッブに演奏曲目を尋ねた。親切に教えてくれ、ちょっと雑談もできた。すると、やはりセヴィアンも、事前にセットリストを作っていなかった。その場で、ミュージシャンに曲目を指示して、演奏を始め、その演奏にのって踊るそうだ。驚いたことにミュージシャンたちのレパートリーは100曲以上になるという。ペイシェンス(サックス)、アンディー(ベース)は十年以上、セヴィアンとともにプレイしているので、言ってみれば阿吽の呼吸だ。
セヴィンは、いくつかのキューをミュージシャンに出す。ある種のリズムをだしてくれとか、テンポを落とす、早める、こういう感じで踊りたいといった指示を出すという。
最初の2曲だけで56分。セヴィアンがベースソロで長く踊りたければ、そこを引き伸ばすように指示する。ドラムソロで踊りたければ、ドラムソロを指示。それは自由自在だ。だから、同じ曲でも、長さやアレンジが微妙に違ったりする。キューがなくても、セヴィアンのタップに影響を受け、テンポが早くなったり、ソロが長くなったりするわけだ。まさに、セヴィアンは、5番目のミュージシャンだ。
今回の編成でドラムスは、日本在住の名ドラマー、トミー・キャンベル。なんともともと予定されていたドラマー、ブライアン・グライスが病気のために来日できなくなったところ、サックスのペイシェンスと旧知の仲でもあったトミーに声がかかった。トミーによると、なんと、トミーはセヴィアンが12~3歳の頃から知っていて、何本か一緒にライヴをやったこともあったという。ペイシェンスからメールが来て、二つ返事でOKした。途中でのトミーとセヴィアンのドラムス対タップのちょっとしたバトルも見ごたえがあった。
トミーはほとんどリハーサルはやっていないそうだが、それでもあれだけ、セヴィアンにあわせられるのだから大したもの。ミュージシャンも全員プレイしながら、彼からのキュー(指図)を見逃すまいとセヴィアンを凝視している。
セヴィンは気が乗ると、歌うという。そして、ほとんど毎セット、曲目が違う。
彼らは1日オフ(土曜日)の後、ロシアに行き、ショーを1本やってニューヨークに戻るそうだ。トミーにロシアに行くのか、と聞くと、自分のギグがあるので、行けないという。「では、ロシアでは誰がドラムを叩くの?」とペイシェンスに尋ねると「それは、いい質問だな」と。すると、トミーが「ロシアにもいいドラマーがいると思うよ」。
ペンシェンスとトミーは、1980年代にニューヨークの今は亡きクラブ「コンドンズ」で一緒にプレイしていた。
セヴィアンがわざわざ紹介したダイアン・ウォーカーについて少し調べた。1979年からプロのダンサーとして活躍。生年はわからなかったが、18歳頃からプロになったとすれば、1960年前後の生まれかもしれない。セヴィンは1973年生まれなので、13歳くらい離れている。ダイアンは、伝説のタップ・ダンサー、ジミー・スライドなどの元で勉強。ボストンを本拠にし活躍し、同地の新聞が彼女を「ファースト・レイディ・オブ・タップ・ダンス」と称した。その後、グレゴリー・ハインズとツアー、ミュージカル『ブラック・アンド・ブルー』などに出演し、実績を積んだ。さらに、グレゴリー・ハインズ、サミー・デイヴィス・ジュニアも出演した映画『タップ』に出演。タップ・ダンス界での名声を決定付ける。
セヴィアンは、このダイアンに多くのことを学んだようだ。そして、セヴィンから学んだのが、毎年夏にやってきていたオマー・エドワーズだ。やはり、汗が飛び散るソウルフルなパフォーマンスはいい。
■セヴィアン・グローヴァー・ライヴ評(2010年5月1日付け)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10522401331.html
■スパイク・リー監督・映画作品『バンブーズルド』(輸入盤DVD)(リージョン1ですので、日本のDVDで再生できないことがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00003CXP9/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■映画『ボージャングルス』(主演グレゴリー・ハインズ、共演セヴィアン・グローヴァー=伝説のタップ・ダンサー、ボージャングルスをハインズが演じる映画)(輸入盤DVD)(リージョン1ですので、日本のDVDで再生できないことがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UF8W/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■セヴィアン・グローヴァー自伝 (英語)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0688156290/soulsearchinho-22/ref=nosim/
(2010年4月30日金曜、丸の内コットンクラブ=セヴィアン・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Glover, Savian
2010-69
【Savion Glover: The Fifth Musician】
アドリブ。
セヴィアン・グローヴァーのパフォーマンスが終わり、ちょうど引き上げるところだったエンジニアのグレン・ウェッブに演奏曲目を尋ねた。親切に教えてくれ、ちょっと雑談もできた。すると、やはりセヴィアンも、事前にセットリストを作っていなかった。その場で、ミュージシャンに曲目を指示して、演奏を始め、その演奏にのって踊るそうだ。驚いたことにミュージシャンたちのレパートリーは100曲以上になるという。ペイシェンス(サックス)、アンディー(ベース)は十年以上、セヴィアンとともにプレイしているので、言ってみれば阿吽の呼吸だ。
セヴィンは、いくつかのキューをミュージシャンに出す。ある種のリズムをだしてくれとか、テンポを落とす、早める、こういう感じで踊りたいといった指示を出すという。
最初の2曲だけで56分。セヴィアンがベースソロで長く踊りたければ、そこを引き伸ばすように指示する。ドラムソロで踊りたければ、ドラムソロを指示。それは自由自在だ。だから、同じ曲でも、長さやアレンジが微妙に違ったりする。キューがなくても、セヴィアンのタップに影響を受け、テンポが早くなったり、ソロが長くなったりするわけだ。まさに、セヴィアンは、5番目のミュージシャンだ。
今回の編成でドラムスは、日本在住の名ドラマー、トミー・キャンベル。なんともともと予定されていたドラマー、ブライアン・グライスが病気のために来日できなくなったところ、サックスのペイシェンスと旧知の仲でもあったトミーに声がかかった。トミーによると、なんと、トミーはセヴィアンが12~3歳の頃から知っていて、何本か一緒にライヴをやったこともあったという。ペイシェンスからメールが来て、二つ返事でOKした。途中でのトミーとセヴィアンのドラムス対タップのちょっとしたバトルも見ごたえがあった。
トミーはほとんどリハーサルはやっていないそうだが、それでもあれだけ、セヴィアンにあわせられるのだから大したもの。ミュージシャンも全員プレイしながら、彼からのキュー(指図)を見逃すまいとセヴィアンを凝視している。
セヴィンは気が乗ると、歌うという。そして、ほとんど毎セット、曲目が違う。
彼らは1日オフ(土曜日)の後、ロシアに行き、ショーを1本やってニューヨークに戻るそうだ。トミーにロシアに行くのか、と聞くと、自分のギグがあるので、行けないという。「では、ロシアでは誰がドラムを叩くの?」とペイシェンスに尋ねると「それは、いい質問だな」と。すると、トミーが「ロシアにもいいドラマーがいると思うよ」。
ペンシェンスとトミーは、1980年代にニューヨークの今は亡きクラブ「コンドンズ」で一緒にプレイしていた。
セヴィアンがわざわざ紹介したダイアン・ウォーカーについて少し調べた。1979年からプロのダンサーとして活躍。生年はわからなかったが、18歳頃からプロになったとすれば、1960年前後の生まれかもしれない。セヴィンは1973年生まれなので、13歳くらい離れている。ダイアンは、伝説のタップ・ダンサー、ジミー・スライドなどの元で勉強。ボストンを本拠にし活躍し、同地の新聞が彼女を「ファースト・レイディ・オブ・タップ・ダンス」と称した。その後、グレゴリー・ハインズとツアー、ミュージカル『ブラック・アンド・ブルー』などに出演し、実績を積んだ。さらに、グレゴリー・ハインズ、サミー・デイヴィス・ジュニアも出演した映画『タップ』に出演。タップ・ダンス界での名声を決定付ける。
セヴィアンは、このダイアンに多くのことを学んだようだ。そして、セヴィンから学んだのが、毎年夏にやってきていたオマー・エドワーズだ。やはり、汗が飛び散るソウルフルなパフォーマンスはいい。
■セヴィアン・グローヴァー・ライヴ評(2010年5月1日付け)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10522401331.html
■スパイク・リー監督・映画作品『バンブーズルド』(輸入盤DVD)(リージョン1ですので、日本のDVDで再生できないことがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00003CXP9/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■映画『ボージャングルス』(主演グレゴリー・ハインズ、共演セヴィアン・グローヴァー=伝説のタップ・ダンサー、ボージャングルスをハインズが演じる映画)(輸入盤DVD)(リージョン1ですので、日本のDVDで再生できないことがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UF8W/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■セヴィアン・グローヴァー自伝 (英語)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0688156290/soulsearchinho-22/ref=nosim/
(2010年4月30日金曜、丸の内コットンクラブ=セヴィアン・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Glover, Savian
2010-69
△セヴィアン・グローヴァー・ライヴ (パート1)~自由に溢れたタップの世界
2010年5月1日 音楽【Savion Glover : Very Spontaneous Performance】
スポンテニアス。
タップ・ダンサー、セヴィアン・グローヴァーの単独公演。バックは、アコースティック・ベース、サックス、ピアノ、ドラムス。彼らが伴奏するジャズで、セヴィアンは自由にタップする。初来日は2003年2月、『ブリング・ダ・ノイズ(ノイズ&ファンク)』、その後、2004年12月、東京ブルーノートでのマッコイ・タイナーとの共演、2006年4月、国際フォーラムCでの単独以来か。(もし他に来日公演ご存知の方がいらっしゃったら、お知らせください)
コットンは、立ち見もでる超満員。いつのまに、こんなにタップが、あるいは、セヴィアンは人気になったのだろう。タップをたしなむ人たちが多数つめかけ、静かな熱気に包まれた。
冒頭アコースティック・ベースのアンディーが登場。およそ5分暖めて、おもむろにセヴィアンが登場。黒のパンツ、薄いグレイのシャツ。ずっと舞台向かって左のベース奏者に向いて、ベース奏者と音と音の会話をしながら、タップをする。満員の観客は全員セヴィアンを、セヴィアンの足元を凝視する。本当に全員が集中して凝視している感じなのだ。だから静かに熱い。そしてベースと2人だけで、熱い一戦を交え、19時20分、パフォーマンスが始まって20分を経てピアノ、さらにその後にドラムスとサックスが登場。それまで横を向いていたセヴィアンは正面を向き、いっせいにバンドサウンドとともにさらなるタップに突入した。
楽器の鳴る音に反応して、セヴィアンの足元がときに大きく、ときに小刻みにときに上下激しく、ときに弧を描きながら動く。小さな音から、激しい音まで、様々な音がボードから広がる。
このタップ・ボードは、セヴィアンの特注で、毎回ツアー先に持ち込む。これのオリジナル・プロトタイプは、今は亡き名タップ・ダンサー、グレゴリー・ハインズが作ったそうだ。厚手の板が2枚組まれ、上下に数センチの空間がある。そこにマイクをセットし、セヴィアンのタップ音を拾う。空間があることによって、響くような仕組みになっている。楽器を操るのは4人だが、セヴィアンもタップ・ボードを叩き5人目のミュージシャンとしての存在を見せ付ける。
徐々にグレイのシャツの肩から袖へかけて、汗がにじみ出てきた。ジャズにアドリブがあり、ひじょうにスポンテニアス(自由自在の、自然な、即興的な)な演奏ができるのと同じように、セヴィアンも自由にタップを踊る。2度と同じタップはない。一期一会の素晴らしきパフォーマンス。思わず見入る。
途中のソロも含め、最初の2曲でのパフォーマンス時間は56分に及んだ。そして、3曲目はちょっと息抜きなのか、なんと彼がマイクを握り、フランク・シナトラでおなじみの「ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト」を歌いながら、軽くタップを披露。「弾き語り」ならぬ「タップ歌い」か。
そして、それが終わり、彼は1人の人物を紹介した。「僕が、ここにこうして入られるのも、彼女の存在があってこそです。ご紹介しましょう。ダイアン・ウォーカー」 舞台横にいたウォーカーさんが立ち上がって挨拶をした。タップ・ダンサーであり、振り付け師である彼女も別の仕事で来日中だったようで、彼女はセヴィアンにとってのメントゥアー(師匠)のひとりだ。
4曲目が「スターズ・アンド・ストライプス」を大幅にアレンジしたもの。途中で、セヴィアンは腕を広げてテンポを遅くするようにベースのアンディーに指示を出していた。
78分のパフォーマンスを終える頃には、背中がほとんど汗で染みていた。
(この項、続く)
■セヴィアン・グローヴァー関連記事
セヴィアンがでた『ノイズ&ファンク』のライヴ評
2003年3月22日付け日記
Bring In ’Da Noise, Bring In ’Da Funk: Soul explosion!
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200303/diary20030322.html
オマー、セヴィアンなどの大先輩、グレゴリー・ハインズの訃報
2003/08/11 (Mon)
Gregory Hines Dies at 57
グレゴリー・ハインズ癌で死去.
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030811.html
2009年06月25日(木)
名刺入れ忘れて、翌日取りに行くの巻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090625.html
■メンバー
セヴィアン・グローヴァー
Savion Glover(tap)
Patience Higgins(sax)
Marcus Persiani(p)
Andy McCloud(b)
Tommy Campbell (ds)
■セットリスト セヴィアン・グローヴァー@コットンクラブ 2010年4月30日
Setlist: Savion Glover
show started 19:01
01. Bass Solo ~ Visions Of A Bible
02. Footprints
03. The Way You Look Tonight
04. Stars & Stripes Forever
show ended 20:18
(2010年4月30日金曜、丸の内コットンクラブ=セヴィアン・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Glover, Savian
2010-69
スポンテニアス。
タップ・ダンサー、セヴィアン・グローヴァーの単独公演。バックは、アコースティック・ベース、サックス、ピアノ、ドラムス。彼らが伴奏するジャズで、セヴィアンは自由にタップする。初来日は2003年2月、『ブリング・ダ・ノイズ(ノイズ&ファンク)』、その後、2004年12月、東京ブルーノートでのマッコイ・タイナーとの共演、2006年4月、国際フォーラムCでの単独以来か。(もし他に来日公演ご存知の方がいらっしゃったら、お知らせください)
コットンは、立ち見もでる超満員。いつのまに、こんなにタップが、あるいは、セヴィアンは人気になったのだろう。タップをたしなむ人たちが多数つめかけ、静かな熱気に包まれた。
冒頭アコースティック・ベースのアンディーが登場。およそ5分暖めて、おもむろにセヴィアンが登場。黒のパンツ、薄いグレイのシャツ。ずっと舞台向かって左のベース奏者に向いて、ベース奏者と音と音の会話をしながら、タップをする。満員の観客は全員セヴィアンを、セヴィアンの足元を凝視する。本当に全員が集中して凝視している感じなのだ。だから静かに熱い。そしてベースと2人だけで、熱い一戦を交え、19時20分、パフォーマンスが始まって20分を経てピアノ、さらにその後にドラムスとサックスが登場。それまで横を向いていたセヴィアンは正面を向き、いっせいにバンドサウンドとともにさらなるタップに突入した。
楽器の鳴る音に反応して、セヴィアンの足元がときに大きく、ときに小刻みにときに上下激しく、ときに弧を描きながら動く。小さな音から、激しい音まで、様々な音がボードから広がる。
このタップ・ボードは、セヴィアンの特注で、毎回ツアー先に持ち込む。これのオリジナル・プロトタイプは、今は亡き名タップ・ダンサー、グレゴリー・ハインズが作ったそうだ。厚手の板が2枚組まれ、上下に数センチの空間がある。そこにマイクをセットし、セヴィアンのタップ音を拾う。空間があることによって、響くような仕組みになっている。楽器を操るのは4人だが、セヴィアンもタップ・ボードを叩き5人目のミュージシャンとしての存在を見せ付ける。
徐々にグレイのシャツの肩から袖へかけて、汗がにじみ出てきた。ジャズにアドリブがあり、ひじょうにスポンテニアス(自由自在の、自然な、即興的な)な演奏ができるのと同じように、セヴィアンも自由にタップを踊る。2度と同じタップはない。一期一会の素晴らしきパフォーマンス。思わず見入る。
途中のソロも含め、最初の2曲でのパフォーマンス時間は56分に及んだ。そして、3曲目はちょっと息抜きなのか、なんと彼がマイクを握り、フランク・シナトラでおなじみの「ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト」を歌いながら、軽くタップを披露。「弾き語り」ならぬ「タップ歌い」か。
そして、それが終わり、彼は1人の人物を紹介した。「僕が、ここにこうして入られるのも、彼女の存在があってこそです。ご紹介しましょう。ダイアン・ウォーカー」 舞台横にいたウォーカーさんが立ち上がって挨拶をした。タップ・ダンサーであり、振り付け師である彼女も別の仕事で来日中だったようで、彼女はセヴィアンにとってのメントゥアー(師匠)のひとりだ。
4曲目が「スターズ・アンド・ストライプス」を大幅にアレンジしたもの。途中で、セヴィアンは腕を広げてテンポを遅くするようにベースのアンディーに指示を出していた。
78分のパフォーマンスを終える頃には、背中がほとんど汗で染みていた。
(この項、続く)
■セヴィアン・グローヴァー関連記事
セヴィアンがでた『ノイズ&ファンク』のライヴ評
2003年3月22日付け日記
Bring In ’Da Noise, Bring In ’Da Funk: Soul explosion!
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200303/diary20030322.html
オマー、セヴィアンなどの大先輩、グレゴリー・ハインズの訃報
2003/08/11 (Mon)
Gregory Hines Dies at 57
グレゴリー・ハインズ癌で死去.
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030811.html
2009年06月25日(木)
名刺入れ忘れて、翌日取りに行くの巻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090625.html
■メンバー
セヴィアン・グローヴァー
Savion Glover(tap)
Patience Higgins(sax)
Marcus Persiani(p)
Andy McCloud(b)
Tommy Campbell (ds)
■セットリスト セヴィアン・グローヴァー@コットンクラブ 2010年4月30日
Setlist: Savion Glover
show started 19:01
01. Bass Solo ~ Visions Of A Bible
02. Footprints
03. The Way You Look Tonight
04. Stars & Stripes Forever
show ended 20:18
(2010年4月30日金曜、丸の内コットンクラブ=セヴィアン・グローヴァー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Glover, Savian
2010-69
☆オリガミ・プロダクション・イヴェント「O2」
2010年4月30日 音楽☆オリガミ・プロダクション・イヴェント「O2」
【O2;Origami Production Event】
渋谷グルーヴ。
ネオ・ソウル系をベースにした独特のファンク、ソウル・インストゥルメンタルを中心に良質の作品を出しているオリガミ・プロダクションの、所属アーティスト4組のショーケース的ライヴを見せるイヴェント「O2(オーツー)」が、2010年4月29日(木・祝日)渋谷のジェイジー・ブラット(JZ Brat)で行われた。「O2」といえば、マイケル・ジャクソンの「ディス・イズ・イット」が行われることになっていたイギリスの大きなライヴ会場「O2」が有名だが、この「O2」は、オリガミ・プロダクションのイヴェント。
4組のアーティスト(サーディック、45トリオ、マバヌア、オーヴァル)のライヴと、そのアーティスト転換のときに、タップダンサー(スジ)を含むコンゲーロ・トレス・フーファーズがライヴを行い、さらに、同会場でライヴ・ペインティングをドラゴン76が担当した。ライヴは転換時にコンゲーロのパフォーマンスがあるので、観客から見ているとMC時以外ライヴが途切れない。
この日は会場の一番下がほぼスタンディングで250名以上入っていた様子。通路もほとんど身動き取れず、ドリンクのピックアップもままならない。ほとんどが20代から30代前半の若者。まさに渋谷系、クラブ系、あるいはDJ系イヴェントによく来るファンたちか。前回は、渋谷プラグで行い、それで入りきらなかったために、少し広いジェイジーで行ったが、これでもパンパン。次回はさらに大きな会場になりそうだ。
また今回は、ベース・シンゴスズキさんのグループ、オーヴァルの新作『ドント・ケア・フー・ノーズ・ザット』のリリース記念パーティーも兼ねている。
1組目サーディクは、ギターの渥美さんのバンド。今風スムース・ジャズにR&B、ネオ・ソウルの薬味を加えた感じ。「ネオ・ソウル・ジャズ」とも呼べる雰囲気だ。単調なリズムの繰り返しが、クラブで聴かれるハウス系が延々流れ、次第にそこに溺れていくような感覚と同じものになる。ビートがこれはファンクネスはあまり全面にでていなかったが、今回登場した4組はいずれもしっかりとしたグルーヴ感を出していた。
サーディクが終わり、逆サイドのスペースで、コンゲーロ・トレス・フーファーズ。これは、わかりやすく言えば、コンガ、ギター、タップ、という意味。この3人のアーティストが自由に音をだし、タップを踊る。このギターは、サーディクから舞台を移し、再び渥美さん。今度はアコースティック・ギターで、しかし、よりファンキーにグルーヴィーにパーカッションとともに音を出した。2曲目はジェームス・ブラウンの「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッド)」をこのトリオで。これはおもしろい出来。ジェームス・ブラウンをアコースティック・ギターでファンク感覚を出しながら、やるというところがよかった。
次がキーボードのスウィンゴさんの45トリオ。これも、ドラムス、ベース、キーボードというシンプルなトリオでネオ・ソウル・ファンクを繰り出す。途中飛び入りでラッパー、キューイル(Q-ill)が登場。再び、コンゲーロへ。スウィンゴの、スペーシーでアナログ感あふれるシンセの音がしばし1970年代ジャズ・ファンクの旅へ誘う。
3番目のアーティストがマバヌア。これも、ドラムス、ベース、キーボードという前2者と同じ構成に、1人女性ヴォーカルが入る。ヘヴィーなファンクで、少しロック寄りのテイストが特徴か。
そして、コンゲーロ。ここでは観客からテーマをもらい即興で曲をその場で作り披露。一つ目は「カエル」。パーカッションをうまく使いカエルの鳴き声風の音をだし成功。二つ目は観客で来ていた竹本健一さんを舞台に招き、「夜空」をテーマに、曲も歌詞もその場で作った。ちょっと平井堅風のなかなか素晴らしい出来になった。即興でこの曲、この詞はおみごと。
最後が、やっとオーヴァル。ちょっとアース・ウィンド&ファイアー風のイントロから、ネオ・ソウル・ファンクへ。しっかりしたリズムにファンク感、グルーヴ感。この日の4アーティストは、いずれもネオ・ソウル、ジャズ・ファンクのDNAを受け継いでいる。ふと、この4バンドの誰でもよいので、クール&ザ・ギャングの「サマー・マッドネス」なんかカヴァーしたら、すごく今風になってよいのではないかと思った。
ライヴが始まる前から、ステージ横で大きなライヴ・ペインティングをしていたのが、最近、ファンク系アルバム・ジャケットなどでもおなじみになっているドラゴン76。滋賀県出身の彼は子供の頃から絵を描くのが好きで、ずっと描いていたという。最初はイラストのような絵だったが、最近は大きなキャンヴァスに描く。本人によるとライヴ・ペインティングもけっこうやるようで、4時間くらいあれば、一作品仕上げられるという。個展のオファーなども来るとのことだが、やるならば書き下ろしのオリジナルでやりたい、という。現在はオファーを受ける仕事をこなしていくのでけっこうスケジュールが一杯になってしまい、もっと自分の時間を作ってオリジナルを描きたいという。
それにしても、これだけの規模のイヴェントが大々的に成立するのだからたいしたもの。そして何人ものミュージシャンがいて、それぞれ微妙に違ったグループで活躍するものの、全体的には同じ方向性を向いているところが、1960年代のモータウン的な匂いがしてくる。何人ものミュージシャンを抱え、適宜ユニットを組んだり、レコーディングをしたりといった具合だ。最近だとジャイルス・ピーターソン周辺のレーベルトーキング・ラウドなどの動きとも近いかもしれない。
オリガミ・プロダクションが毎月1枚CDを出すシリーズ、月刊アートブックCDレイドブックの第10号は2010年6月2日にリリースされるが、これはワックスポエティックス・ジャパン誌とのコラボレーションになる。なんとなくこのオリガミ・サウンドを『渋谷のグルーヴ』と名付けたくなった。
次回イヴェント「O2 Act.3」は、2010年5月22日(土)、23日(日)横浜赤レンガ地区特設会場。オリガミ・アーティストが多数出演する。
■オーヴァル(オーバル)OVALL : Don’t Care Who Knows That
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0034BVE7U/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■45 Trio / Swing-O
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001ULYCQQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■Mabanua
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DS3A4Q/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■Thirdiq
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WOYLNQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■オリガミ・プロダクション
http://ori-gami.info/news-live/
■ドラゴン76
http://www13.plala.or.jp/dragon-76/
■出演アーティスト メンバー
サーディクThirdiq
Kohzo Komori (Drums)
Shota Hishiyama (Keyboards)
Yukihiro Atsumi (Guitar)
コンゲーロ・トレス・フーファーズ Conquero Tres Foofers
Kenji Yoshiura (Percussion)
Yukihiro Atsumi (Guitar)
Suji Tap (Tap Dance)
45トリオ 45 Trio
K.U.B.O (Drums)
Sunapang (Bass)
45 a.k.a. Swing-O (Keyboards)
Q-ill (Rap) as guest
マバヌア Mabanua
Mabanua (Drums)
Jun Nihongi (Bass)
Kan Sano (Keyboards)
Chihiro (Vocal)
オーヴァル Ovall
Mabanua (Drums)
Shingo Suzuki (Bass)
Shingo Sekiguchi (Guitar)
Jun Sakuma (Keyboards)
---(walk-in)
Kenichi Takeuchi (Vocal)
Dragon 76 (Painting)
■セットリスト (incomplete)
Setlist(incomplete) : Origami Productions: O2 Act 2, April 29, 2010, Shibuya JZBrat
show started 19:07
=Thirdiq=
01. Breathe
02. Mood
03. Beyond The Fields
04. Cures
05. Yellow
= Conquero Tres Foofers=
01. (Untitled)
02. I Got You (I Feel Good)
=45 Trio=
01. Right Now - Interlude - Beat Box
02. Space Funk
03. Mysterious Journey
04. Japride (featuring Q-Ill)
05. Struttin’
= Conquero Tres Foofers=
01. Bird’s Nest
02. A Kind Of Nocturne
=Mabanua=
01. A Word Witcha!
02. Body Movin
03. Love Sick
04. Trap
05. DB Fonk
06. My Life
07. Dream About You
= Conquero Tres Foofers=
01.
02. (カエル)即興で
03. (夜空)即興で、竹本健一(歌)
=Ovall=
01. Take U To Somewhere
02. Mary(Flying Beats)
03. Unity
04. Meaning Of Love
05. Secret Time
06. Shadows & Lights
07. Mr. Smith
08. La Flamme
show ended
(2010年4月29日木曜、渋谷ジェイジー・ブラット(JZBrat)=オリガミ・プロダクションO2,Act 2ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Origami Production, O2, Act2
2010-68
【O2;Origami Production Event】
渋谷グルーヴ。
ネオ・ソウル系をベースにした独特のファンク、ソウル・インストゥルメンタルを中心に良質の作品を出しているオリガミ・プロダクションの、所属アーティスト4組のショーケース的ライヴを見せるイヴェント「O2(オーツー)」が、2010年4月29日(木・祝日)渋谷のジェイジー・ブラット(JZ Brat)で行われた。「O2」といえば、マイケル・ジャクソンの「ディス・イズ・イット」が行われることになっていたイギリスの大きなライヴ会場「O2」が有名だが、この「O2」は、オリガミ・プロダクションのイヴェント。
4組のアーティスト(サーディック、45トリオ、マバヌア、オーヴァル)のライヴと、そのアーティスト転換のときに、タップダンサー(スジ)を含むコンゲーロ・トレス・フーファーズがライヴを行い、さらに、同会場でライヴ・ペインティングをドラゴン76が担当した。ライヴは転換時にコンゲーロのパフォーマンスがあるので、観客から見ているとMC時以外ライヴが途切れない。
この日は会場の一番下がほぼスタンディングで250名以上入っていた様子。通路もほとんど身動き取れず、ドリンクのピックアップもままならない。ほとんどが20代から30代前半の若者。まさに渋谷系、クラブ系、あるいはDJ系イヴェントによく来るファンたちか。前回は、渋谷プラグで行い、それで入りきらなかったために、少し広いジェイジーで行ったが、これでもパンパン。次回はさらに大きな会場になりそうだ。
また今回は、ベース・シンゴスズキさんのグループ、オーヴァルの新作『ドント・ケア・フー・ノーズ・ザット』のリリース記念パーティーも兼ねている。
1組目サーディクは、ギターの渥美さんのバンド。今風スムース・ジャズにR&B、ネオ・ソウルの薬味を加えた感じ。「ネオ・ソウル・ジャズ」とも呼べる雰囲気だ。単調なリズムの繰り返しが、クラブで聴かれるハウス系が延々流れ、次第にそこに溺れていくような感覚と同じものになる。ビートがこれはファンクネスはあまり全面にでていなかったが、今回登場した4組はいずれもしっかりとしたグルーヴ感を出していた。
サーディクが終わり、逆サイドのスペースで、コンゲーロ・トレス・フーファーズ。これは、わかりやすく言えば、コンガ、ギター、タップ、という意味。この3人のアーティストが自由に音をだし、タップを踊る。このギターは、サーディクから舞台を移し、再び渥美さん。今度はアコースティック・ギターで、しかし、よりファンキーにグルーヴィーにパーカッションとともに音を出した。2曲目はジェームス・ブラウンの「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッド)」をこのトリオで。これはおもしろい出来。ジェームス・ブラウンをアコースティック・ギターでファンク感覚を出しながら、やるというところがよかった。
次がキーボードのスウィンゴさんの45トリオ。これも、ドラムス、ベース、キーボードというシンプルなトリオでネオ・ソウル・ファンクを繰り出す。途中飛び入りでラッパー、キューイル(Q-ill)が登場。再び、コンゲーロへ。スウィンゴの、スペーシーでアナログ感あふれるシンセの音がしばし1970年代ジャズ・ファンクの旅へ誘う。
3番目のアーティストがマバヌア。これも、ドラムス、ベース、キーボードという前2者と同じ構成に、1人女性ヴォーカルが入る。ヘヴィーなファンクで、少しロック寄りのテイストが特徴か。
そして、コンゲーロ。ここでは観客からテーマをもらい即興で曲をその場で作り披露。一つ目は「カエル」。パーカッションをうまく使いカエルの鳴き声風の音をだし成功。二つ目は観客で来ていた竹本健一さんを舞台に招き、「夜空」をテーマに、曲も歌詞もその場で作った。ちょっと平井堅風のなかなか素晴らしい出来になった。即興でこの曲、この詞はおみごと。
最後が、やっとオーヴァル。ちょっとアース・ウィンド&ファイアー風のイントロから、ネオ・ソウル・ファンクへ。しっかりしたリズムにファンク感、グルーヴ感。この日の4アーティストは、いずれもネオ・ソウル、ジャズ・ファンクのDNAを受け継いでいる。ふと、この4バンドの誰でもよいので、クール&ザ・ギャングの「サマー・マッドネス」なんかカヴァーしたら、すごく今風になってよいのではないかと思った。
ライヴが始まる前から、ステージ横で大きなライヴ・ペインティングをしていたのが、最近、ファンク系アルバム・ジャケットなどでもおなじみになっているドラゴン76。滋賀県出身の彼は子供の頃から絵を描くのが好きで、ずっと描いていたという。最初はイラストのような絵だったが、最近は大きなキャンヴァスに描く。本人によるとライヴ・ペインティングもけっこうやるようで、4時間くらいあれば、一作品仕上げられるという。個展のオファーなども来るとのことだが、やるならば書き下ろしのオリジナルでやりたい、という。現在はオファーを受ける仕事をこなしていくのでけっこうスケジュールが一杯になってしまい、もっと自分の時間を作ってオリジナルを描きたいという。
それにしても、これだけの規模のイヴェントが大々的に成立するのだからたいしたもの。そして何人ものミュージシャンがいて、それぞれ微妙に違ったグループで活躍するものの、全体的には同じ方向性を向いているところが、1960年代のモータウン的な匂いがしてくる。何人ものミュージシャンを抱え、適宜ユニットを組んだり、レコーディングをしたりといった具合だ。最近だとジャイルス・ピーターソン周辺のレーベルトーキング・ラウドなどの動きとも近いかもしれない。
オリガミ・プロダクションが毎月1枚CDを出すシリーズ、月刊アートブックCDレイドブックの第10号は2010年6月2日にリリースされるが、これはワックスポエティックス・ジャパン誌とのコラボレーションになる。なんとなくこのオリガミ・サウンドを『渋谷のグルーヴ』と名付けたくなった。
次回イヴェント「O2 Act.3」は、2010年5月22日(土)、23日(日)横浜赤レンガ地区特設会場。オリガミ・アーティストが多数出演する。
■オーヴァル(オーバル)OVALL : Don’t Care Who Knows That
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0034BVE7U/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■45 Trio / Swing-O
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001ULYCQQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■Mabanua
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DS3A4Q/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■Thirdiq
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WOYLNQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■オリガミ・プロダクション
http://ori-gami.info/news-live/
■ドラゴン76
http://www13.plala.or.jp/dragon-76/
■出演アーティスト メンバー
サーディクThirdiq
Kohzo Komori (Drums)
Shota Hishiyama (Keyboards)
Yukihiro Atsumi (Guitar)
コンゲーロ・トレス・フーファーズ Conquero Tres Foofers
Kenji Yoshiura (Percussion)
Yukihiro Atsumi (Guitar)
Suji Tap (Tap Dance)
45トリオ 45 Trio
K.U.B.O (Drums)
Sunapang (Bass)
45 a.k.a. Swing-O (Keyboards)
Q-ill (Rap) as guest
マバヌア Mabanua
Mabanua (Drums)
Jun Nihongi (Bass)
Kan Sano (Keyboards)
Chihiro (Vocal)
オーヴァル Ovall
Mabanua (Drums)
Shingo Suzuki (Bass)
Shingo Sekiguchi (Guitar)
Jun Sakuma (Keyboards)
---(walk-in)
Kenichi Takeuchi (Vocal)
Dragon 76 (Painting)
■セットリスト (incomplete)
Setlist(incomplete) : Origami Productions: O2 Act 2, April 29, 2010, Shibuya JZBrat
show started 19:07
=Thirdiq=
01. Breathe
02. Mood
03. Beyond The Fields
04. Cures
05. Yellow
= Conquero Tres Foofers=
01. (Untitled)
02. I Got You (I Feel Good)
=45 Trio=
01. Right Now - Interlude - Beat Box
02. Space Funk
03. Mysterious Journey
04. Japride (featuring Q-Ill)
05. Struttin’
= Conquero Tres Foofers=
01. Bird’s Nest
02. A Kind Of Nocturne
=Mabanua=
01. A Word Witcha!
02. Body Movin
03. Love Sick
04. Trap
05. DB Fonk
06. My Life
07. Dream About You
= Conquero Tres Foofers=
01.
02. (カエル)即興で
03. (夜空)即興で、竹本健一(歌)
=Ovall=
01. Take U To Somewhere
02. Mary(Flying Beats)
03. Unity
04. Meaning Of Love
05. Secret Time
06. Shadows & Lights
07. Mr. Smith
08. La Flamme
show ended
(2010年4月29日木曜、渋谷ジェイジー・ブラット(JZBrat)=オリガミ・プロダクションO2,Act 2ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Origami Production, O2, Act2
2010-68
◎トクズ・ラウンジ~真夜中のセッションのダイアログ
2010年4月29日 音楽【Toku’s Lounge: Dialogue In The Midnight Session】
ダイアログ。
ミュージシャンが集まり、思い思いに楽器を操り、メロディーを奏でる。ジャズ・トランペット奏者、ヴォーカリスト、トクが主催する真夜中のジャム・セッション、トクズ・ラウンジは、毎回参加者も、観客も増え、そろそろ収拾がつかなくなりつつある。(笑) 東京で今もっとも熱いセッション、と言っていいだろう。トクがミュージシャンとして素晴らしく、人間としても人徳があるので、素晴らしいミュージシャンが集まってくる。もちろん、噂を聞きつけて初めてやってきて、顔を会わせる者もいる。そして、その現場で素晴らしいミュージシャン同士のダイアログ(会話)が、楽器を通じて始まる。まさにリアルなミュージシャンシップだ。
会場の特色はやたら煙く、暗く、目が慣れるのに時間がかかる。今回はいつになくミュージシャンも多く、翌日が休日ということもあってか、観客がファーストが終わってもほとんど減らなかった。
ファーストは4曲で76分、セカンドは4曲で1時間50分だ。どれだけのセッションだ! 今まで僕がこのラウンジに来て、この日は一番素晴らしかった。
特に圧巻はセカンド。1曲目「ストレート・ノー・チェイサー」は40分を超えた。それぞれにソロを回し、ドラム担当者は曲の途中で変わり、しかし、ビートは途切れることなく音楽は続いた。これだけソロを回し、ビートが続くと、クラブ系の同じビートが延々と続き、徐々に恍惚になっていくようなものと近い感覚が生まれてくる。
今回はかなりのパートに小沼ようすけさんがいたが、彼のギターは、ワン・アンド・オンリー、独自の世界を生み出す本当に素晴らしいギタリストだ。独特の浮遊感と色彩感が見事。彼がソロを弾き出すと、そこに「オヌマオーラ」が輝くよう。
ちなみに、サックスのペイシェンスとピアノのマーカスは、今コットンクラブで公演中のタップダンサー、セヴィアン・グローヴァーのバックバンドとして来日中。サックスのペイシェンスはトクのファーストで吹いているそうで、久々の再会だったそうだ。
もうひとつ圧巻だったのが、セカンド後半ヴォーカル曲シャーデーの「キス・オブ・ライフ」の部分。トクが歌った後、ユリとマルが登場し、いきなり即興で、「彼は、私のもの~~」といった女同士の熱き戦いを英語のアドリブ歌詞で、ヴォーカル・バトルを始めたのだ。いやあ、これは本当にすごかった。ユリとマルは、日本のシンガーの中では、洋楽(英語)ものを歌わせたら文句なし、向かうところ敵なし、強力無比だ。声量もすごい、アドリブ力もすごい、そして、歌唱力ももちろん。そんな2人の真剣勝負が行われた。音楽は戦いだ、を見事に具現化していた。
僕はこれを聞きながら、かつて1970年代に流行ったシャーリー・ブラウンの「ウーマン・トゥ・ウーマン」、そして、そのアンサー・ソング「フロム・ヒズ・ウーマン・トゥ・ユー」(バーバラ・メイソン)でのやりとりを思い出した。この2人のバトルはぜひ、ソウル・サーチンで見てみたい。あるいは、レコーディングしてみたい。
そんな熱いセッションを夢中で見ていたら、気がつくと4時半を過ぎていた。そして、驚くことに外にでたら、もう明るかった。
■過去関連記事
2010年04月04日(日)
トクズ・ラウンジ~ゆるーく、しかし、マジで
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100404.html
2010年02月27日(土)
トクズ・ラウンジ:深夜の熱きセッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10468984654.html
2009年12月31日(木)
トクズ・ラウンジ~ジャム・セッションの爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10423256472.html
June 24, 2009
トクズ・ラウンジ~ロイ・ハーグローヴ・グループが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090624.html
May 30, 2009
トクズ・ラウンジ:素晴らしきミュージシャンシップの大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10270594203.html
■メンバー(順不同)
トク(ヴォーカル、フルーゲルホーン、トランペット)
藤井伸昭 (ドラムス)
柴田敏弥 (キーボード)
小沼ようすけ (ギター)
ヤマダコージ(ベース)
後藤克臣(ベース)
ペイシェンス・ヒギンスPatience Higgins(sax),
マーカス・ペルシアーニMarcus Persiani(p)
日野賢二 (ベース)
マサ小浜(ギター)
トミー・キャンベル(ドラムス)
ユリ(ヴォーカル)
マル(ヴォーカル)
ポチ(キーボード)
ナカノケイスケ(トランペット)
石若駿(ドラムス)
藤原佑介(ドラムス)
東原亜衣(ドラムス)
サトネ(ドラムス)
ショーヘイ(ドラムス)
マサヤン(サックス)
ミチコ(ヴォーカル)
ヨシダヒロシ(ヴォーカル)
■セットリスト トクズ・ラウンジ 2010年4月28日水深夜
Setlist:
show started 0:37
01. Butterfly [Herbie Hancock]
02. Strasbourg / St. Denis [Roy Hargrove]
03. Oreo [Sonny Rollins]
04. Fly Me To The Moon
show ended 1:53
Second set
show started 02:52
01. Straight No Chaser 「Thelonious Monk]
02. Cantaloupe Island [Herbie Hancock]
03. Kiss Of Life [Sade]
show ended 4:42
(2010年4月28日水深夜=トクズ・ラウンジ)
ENT>MUSIC>LIVE>Toku’s Lounge
ダイアログ。
ミュージシャンが集まり、思い思いに楽器を操り、メロディーを奏でる。ジャズ・トランペット奏者、ヴォーカリスト、トクが主催する真夜中のジャム・セッション、トクズ・ラウンジは、毎回参加者も、観客も増え、そろそろ収拾がつかなくなりつつある。(笑) 東京で今もっとも熱いセッション、と言っていいだろう。トクがミュージシャンとして素晴らしく、人間としても人徳があるので、素晴らしいミュージシャンが集まってくる。もちろん、噂を聞きつけて初めてやってきて、顔を会わせる者もいる。そして、その現場で素晴らしいミュージシャン同士のダイアログ(会話)が、楽器を通じて始まる。まさにリアルなミュージシャンシップだ。
会場の特色はやたら煙く、暗く、目が慣れるのに時間がかかる。今回はいつになくミュージシャンも多く、翌日が休日ということもあってか、観客がファーストが終わってもほとんど減らなかった。
ファーストは4曲で76分、セカンドは4曲で1時間50分だ。どれだけのセッションだ! 今まで僕がこのラウンジに来て、この日は一番素晴らしかった。
特に圧巻はセカンド。1曲目「ストレート・ノー・チェイサー」は40分を超えた。それぞれにソロを回し、ドラム担当者は曲の途中で変わり、しかし、ビートは途切れることなく音楽は続いた。これだけソロを回し、ビートが続くと、クラブ系の同じビートが延々と続き、徐々に恍惚になっていくようなものと近い感覚が生まれてくる。
今回はかなりのパートに小沼ようすけさんがいたが、彼のギターは、ワン・アンド・オンリー、独自の世界を生み出す本当に素晴らしいギタリストだ。独特の浮遊感と色彩感が見事。彼がソロを弾き出すと、そこに「オヌマオーラ」が輝くよう。
ちなみに、サックスのペイシェンスとピアノのマーカスは、今コットンクラブで公演中のタップダンサー、セヴィアン・グローヴァーのバックバンドとして来日中。サックスのペイシェンスはトクのファーストで吹いているそうで、久々の再会だったそうだ。
もうひとつ圧巻だったのが、セカンド後半ヴォーカル曲シャーデーの「キス・オブ・ライフ」の部分。トクが歌った後、ユリとマルが登場し、いきなり即興で、「彼は、私のもの~~」といった女同士の熱き戦いを英語のアドリブ歌詞で、ヴォーカル・バトルを始めたのだ。いやあ、これは本当にすごかった。ユリとマルは、日本のシンガーの中では、洋楽(英語)ものを歌わせたら文句なし、向かうところ敵なし、強力無比だ。声量もすごい、アドリブ力もすごい、そして、歌唱力ももちろん。そんな2人の真剣勝負が行われた。音楽は戦いだ、を見事に具現化していた。
僕はこれを聞きながら、かつて1970年代に流行ったシャーリー・ブラウンの「ウーマン・トゥ・ウーマン」、そして、そのアンサー・ソング「フロム・ヒズ・ウーマン・トゥ・ユー」(バーバラ・メイソン)でのやりとりを思い出した。この2人のバトルはぜひ、ソウル・サーチンで見てみたい。あるいは、レコーディングしてみたい。
そんな熱いセッションを夢中で見ていたら、気がつくと4時半を過ぎていた。そして、驚くことに外にでたら、もう明るかった。
■過去関連記事
2010年04月04日(日)
トクズ・ラウンジ~ゆるーく、しかし、マジで
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100404.html
2010年02月27日(土)
トクズ・ラウンジ:深夜の熱きセッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10468984654.html
2009年12月31日(木)
トクズ・ラウンジ~ジャム・セッションの爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10423256472.html
June 24, 2009
トクズ・ラウンジ~ロイ・ハーグローヴ・グループが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090624.html
May 30, 2009
トクズ・ラウンジ:素晴らしきミュージシャンシップの大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10270594203.html
■メンバー(順不同)
トク(ヴォーカル、フルーゲルホーン、トランペット)
藤井伸昭 (ドラムス)
柴田敏弥 (キーボード)
小沼ようすけ (ギター)
ヤマダコージ(ベース)
後藤克臣(ベース)
ペイシェンス・ヒギンスPatience Higgins(sax),
マーカス・ペルシアーニMarcus Persiani(p)
日野賢二 (ベース)
マサ小浜(ギター)
トミー・キャンベル(ドラムス)
ユリ(ヴォーカル)
マル(ヴォーカル)
ポチ(キーボード)
ナカノケイスケ(トランペット)
石若駿(ドラムス)
藤原佑介(ドラムス)
東原亜衣(ドラムス)
サトネ(ドラムス)
ショーヘイ(ドラムス)
マサヤン(サックス)
ミチコ(ヴォーカル)
ヨシダヒロシ(ヴォーカル)
■セットリスト トクズ・ラウンジ 2010年4月28日水深夜
Setlist:
show started 0:37
01. Butterfly [Herbie Hancock]
02. Strasbourg / St. Denis [Roy Hargrove]
03. Oreo [Sonny Rollins]
04. Fly Me To The Moon
show ended 1:53
Second set
show started 02:52
01. Straight No Chaser 「Thelonious Monk]
02. Cantaloupe Island [Herbie Hancock]
03. Kiss Of Life [Sade]
show ended 4:42
(2010年4月28日水深夜=トクズ・ラウンジ)
ENT>MUSIC>LIVE>Toku’s Lounge
○3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
2010年4月28日 音楽○3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
【Captain EO Will Be Showing July After 14 Years】
再公開。
1986年に製作されたマイケル・ジャクソン主演の3D映画『キャプテンEO』が、2010年7月1日から東京ディズニーランドで1年にわたって再公開されることが決まった。日本では1996年9月1日まで公開されていたので、およそ14年ぶりの再公開となる。4月26日(月)、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが発表した。
『キャプテンEO』は、1986年9月12日からアメリカ・カリフォルニア州のディズニーランドで公開され人気となり(1994年7月6日まで)、日本の東京ディズニーランドでも、1987年3月20日から1996年9月1日まで公開された。アメリカのディスニーランドでもマイケルの死後(2009年6月25日)、再公開の機運が高まり、2010年2月23日から再公開されている。また、パリのディズニーランドでも2010年6月からの再公開が予定されている。東京ディズニーランドでは、これにともない現在上映中の『ミクロアドベンチャー』を5月10日に終了する。
内容は、色彩を失った暗黒の星に到着したキャプテンEO(EO船長=マイケル・ジャクソン)が、暗黒の星の女王(アンジェリカ・ヒューストン)と対決する約17分の3D映画。観客は、入口で3Dめがねを受け取り、それをかけて鑑賞する。製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督フランシス・コッポラ。
1986年にはディズニーランドに特別にこの映画のためだけに劇場が製作された。当時公開された『キャプテンEO』では、レーザー、スモークなどの効果が施されたが、今回はそれらは使われない模様。ただ、スペースシップの映像に連動して、椅子は動くようだ。『キャプテンEO』は、当時で1700万ドルから3000万ドル(当時のレート1ドル160円として約48億円)の製作予算がかかり、1分あたりの単価は176万ドル(2億8000万円)で、1分間あたりの製作費としては映画史上最高といわれた。
この中で「アナザー・パート・オブ・ミー」が初めて紹介され、これは1987年のマイケルのアルバム『バッド(BAD)』に収録され、また、同じく初公開の楽曲「ウィ・アー・ヒア・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」は、2004年の『アルティメート』コレクションに収録されている。
■『キャプテンEO』ができるまで
『キャプテンEO』構想は、1984年、ディズニーのCEOに就任したマイケル・アイズナー、同じくディズニー社チェアマンのジェフリー・カッツェンバーグらが新しいアトラクションを作ろうというところから始まった。当初、アイズナーはジョージ・ルーカスに話を持ちかけ、カッツェンバーグがマイケル・ジャクソンに声をかけた。マイケル・ジャクソンの友人でもあったデイヴィッド・ゲフィンは、当時映画を作りたいと考えていたマイケルに対し、「もし、マイケルが映画に挑戦するなら、最初はディズニー映画でやるべきだ」とアドヴァイス。ゲフィンは旧友のカッツェンバーグにマイケルを推薦する。ルーカスは一足先に、映画『スターウォーズ』をベースにしたアトラクション「スター・ツアーズ」の企画に関係していた。
ディズニーで何かを作ろうと考えたマイケル・ジャクソンは、ジョージ・ルーカスかスティーヴン・スピルバーグが参加することを条件に、このプロジェクトに同意する。しかし、この頃、スピルバーグは映画『カラーパープル』のプロジェクトにかかり切りで時間が取れず、ルーカスの推薦でコッポラが参加した。
振り付けは、一足先に映画『フラッシュダンス』をてがけ、またマイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーの「セイ・セイ・セイ」の振り付けを担当したジェフ・ホナデイが担当。ルーカスが呼び入れたラスティー・レモランデが脚本を担当した。『キャッツ』でトニー賞を受賞していたジョン・ネピアが、『キャプテンEO』を上映する劇場の製作を担当した。
当初の予算は、1100万ドル(約17億6000万円)だったが、すぐに予算をオーヴァー。最終的には、1700万ドルから3000万ドルがかかったといわれる。
キャプテンEOのEOの名前は、ギリシャ神話の夜明けの女神EOSイオスから取った。EOSの指が天国の扉に触れると、そこが開き、太陽が輝くという。
参考映像=キャプテンEO(パート1) (英語版、字幕はありません。3Dでもありません)
http://www.youtube.com/watch?v=AstW05bDiQU&feature=player_embedded
パート2
http://www.youtube.com/watch?v=l2Zt-57Cg0U&feature=player_embedded
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY>Captain EO
【Captain EO Will Be Showing July After 14 Years】
再公開。
1986年に製作されたマイケル・ジャクソン主演の3D映画『キャプテンEO』が、2010年7月1日から東京ディズニーランドで1年にわたって再公開されることが決まった。日本では1996年9月1日まで公開されていたので、およそ14年ぶりの再公開となる。4月26日(月)、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが発表した。
『キャプテンEO』は、1986年9月12日からアメリカ・カリフォルニア州のディズニーランドで公開され人気となり(1994年7月6日まで)、日本の東京ディズニーランドでも、1987年3月20日から1996年9月1日まで公開された。アメリカのディスニーランドでもマイケルの死後(2009年6月25日)、再公開の機運が高まり、2010年2月23日から再公開されている。また、パリのディズニーランドでも2010年6月からの再公開が予定されている。東京ディズニーランドでは、これにともない現在上映中の『ミクロアドベンチャー』を5月10日に終了する。
内容は、色彩を失った暗黒の星に到着したキャプテンEO(EO船長=マイケル・ジャクソン)が、暗黒の星の女王(アンジェリカ・ヒューストン)と対決する約17分の3D映画。観客は、入口で3Dめがねを受け取り、それをかけて鑑賞する。製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督フランシス・コッポラ。
1986年にはディズニーランドに特別にこの映画のためだけに劇場が製作された。当時公開された『キャプテンEO』では、レーザー、スモークなどの効果が施されたが、今回はそれらは使われない模様。ただ、スペースシップの映像に連動して、椅子は動くようだ。『キャプテンEO』は、当時で1700万ドルから3000万ドル(当時のレート1ドル160円として約48億円)の製作予算がかかり、1分あたりの単価は176万ドル(2億8000万円)で、1分間あたりの製作費としては映画史上最高といわれた。
この中で「アナザー・パート・オブ・ミー」が初めて紹介され、これは1987年のマイケルのアルバム『バッド(BAD)』に収録され、また、同じく初公開の楽曲「ウィ・アー・ヒア・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」は、2004年の『アルティメート』コレクションに収録されている。
■『キャプテンEO』ができるまで
『キャプテンEO』構想は、1984年、ディズニーのCEOに就任したマイケル・アイズナー、同じくディズニー社チェアマンのジェフリー・カッツェンバーグらが新しいアトラクションを作ろうというところから始まった。当初、アイズナーはジョージ・ルーカスに話を持ちかけ、カッツェンバーグがマイケル・ジャクソンに声をかけた。マイケル・ジャクソンの友人でもあったデイヴィッド・ゲフィンは、当時映画を作りたいと考えていたマイケルに対し、「もし、マイケルが映画に挑戦するなら、最初はディズニー映画でやるべきだ」とアドヴァイス。ゲフィンは旧友のカッツェンバーグにマイケルを推薦する。ルーカスは一足先に、映画『スターウォーズ』をベースにしたアトラクション「スター・ツアーズ」の企画に関係していた。
ディズニーで何かを作ろうと考えたマイケル・ジャクソンは、ジョージ・ルーカスかスティーヴン・スピルバーグが参加することを条件に、このプロジェクトに同意する。しかし、この頃、スピルバーグは映画『カラーパープル』のプロジェクトにかかり切りで時間が取れず、ルーカスの推薦でコッポラが参加した。
振り付けは、一足先に映画『フラッシュダンス』をてがけ、またマイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーの「セイ・セイ・セイ」の振り付けを担当したジェフ・ホナデイが担当。ルーカスが呼び入れたラスティー・レモランデが脚本を担当した。『キャッツ』でトニー賞を受賞していたジョン・ネピアが、『キャプテンEO』を上映する劇場の製作を担当した。
当初の予算は、1100万ドル(約17億6000万円)だったが、すぐに予算をオーヴァー。最終的には、1700万ドルから3000万ドルがかかったといわれる。
キャプテンEOのEOの名前は、ギリシャ神話の夜明けの女神EOSイオスから取った。EOSの指が天国の扉に触れると、そこが開き、太陽が輝くという。
参考映像=キャプテンEO(パート1) (英語版、字幕はありません。3Dでもありません)
http://www.youtube.com/watch?v=AstW05bDiQU&feature=player_embedded
パート2
http://www.youtube.com/watch?v=l2Zt-57Cg0U&feature=player_embedded
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY>Captain EO
◆シック~ナイル・ロジャース(パート2): 自伝を執筆中
2010年4月27日 音楽【Nile Rodgers Is Writing Autobiography】
執筆中。
現在、ブルーノート東京に来日中のシックのナイル・ロジャースが自伝を執筆中だ。いわゆる第一稿(ファースト・ドラフト)を出版元のランダム・ハウスに手渡した。現時点では、ランダム・ハウスの編集者が、その初稿に手を入れて編集作業をしている。本のタイトルは、彼がシスター・スレッジに提供したヒットにならい「ウィ・アー・ファミリーWe Are Family」になる模様。ちなみにこの「ウィ・アー・ファミリー」は、ナイルが友人のナンシー・ハントと運営しているチャリティー基金と同名になる。
ナイルの人生については、拙著『ソウル・サーチン』でも明らかになっているが、ドラマティックな内容になっている。シックとして大ヒットを出し、成功を収めるが、ドラッグにはまり、一時期混乱期をすごす。そこから抜け出し、ダイアナ・ロス、マドンナ、ミック・ジャガー、デイヴィッド・ボウイなど多数のアーティストの作品をプロデュース。
2001年9月11日のいわゆる「911テロ」をきっかけに、ナイルとナンシーは、「ウィ・アー・ファミリー」を、「ウィ・アー・ザ・ワールド」のようにオールスターで録音。さらにこれを基金設立へ発展させ、アフリカに学校を作ったり、アメリカの若者を手助けするプログラムを作っている。
この自伝『ウィ・アー・ザ・ファミリー』は1年以内の発行をめざしている。
また、現在ナイルは、アトランティック/ワーナー時代にレコーディングし、未発表のままになっている作品群のマスターテープを聴いており、これらをうまく編纂し、未発表曲集、あるいは、ボックスセットを制作するために準備を進めている。ボックスセットは、これまでのシックの歴史を俯瞰するものとなりそうで、ここに何曲か未発表曲が収録されそうな感じだ。
これと別件で、ナイルは、シック時代の盟友フォンジ・ソーントンのアルバムのプロデュースもてがけている、という。
こうしたことから、今回のツアーを、ナイルは「ボックスセット・ツアー」と位置づけしているようだ。うまく行けば、ボックスセットと自伝の発売をあわせることになるかもしれない。
■ナイル・ロジャースの自伝についての関連記事
http://buzz.hollywoodreporter.com/2010/02/24/freak-out-nile-rodgers-is-writing-a-book/
ナイル関係情報は引き続き、このブログでもご紹介する。
○シックのライヴは4月28日(水)横浜モーションブルー、4月30日(金)~5月2日(日)東京ブルーノートまで続きます。ギター・コンテストの決勝は5月2日(日)。
シック・ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004R5ZR/soulsearchinho-22/ref=nosim/
+++
A Guy from England Sung "Let’s Dance" for Guitar Contest
シックのライヴ、やはり、キム・デイヴィスの強力さが際立っている印象。月曜日のセカンドでは、イギリスから来ていたファンのリクエストということで、特別にファースト用の「スープ・フォー・ワン」を披露。その代わりに、「シンキング・オブ・ユー」が落ちた。ギター・コンテストでは、ブルーノートのスタッフ、ニコラスさんが勝ち抜き。また、ギター・コンテストに登場したイギリスの人(名前は名乗らず)が、「僕は、実はギターよりも、歌のほうが得意なんです。あの~~、十代のころ、あなたの音楽を聴いて影響を受け、自分の進む道を決めました」 「どの曲だ」とナイル。「『レッツ・ダンス』です」とその彼。そして、結局、ナイルのギター・リフにあわせて彼が「レッツ・ダンス」を途中まで披露した。
ENT>MUSIC>Chic, Rodgers, Nile
執筆中。
現在、ブルーノート東京に来日中のシックのナイル・ロジャースが自伝を執筆中だ。いわゆる第一稿(ファースト・ドラフト)を出版元のランダム・ハウスに手渡した。現時点では、ランダム・ハウスの編集者が、その初稿に手を入れて編集作業をしている。本のタイトルは、彼がシスター・スレッジに提供したヒットにならい「ウィ・アー・ファミリーWe Are Family」になる模様。ちなみにこの「ウィ・アー・ファミリー」は、ナイルが友人のナンシー・ハントと運営しているチャリティー基金と同名になる。
ナイルの人生については、拙著『ソウル・サーチン』でも明らかになっているが、ドラマティックな内容になっている。シックとして大ヒットを出し、成功を収めるが、ドラッグにはまり、一時期混乱期をすごす。そこから抜け出し、ダイアナ・ロス、マドンナ、ミック・ジャガー、デイヴィッド・ボウイなど多数のアーティストの作品をプロデュース。
2001年9月11日のいわゆる「911テロ」をきっかけに、ナイルとナンシーは、「ウィ・アー・ファミリー」を、「ウィ・アー・ザ・ワールド」のようにオールスターで録音。さらにこれを基金設立へ発展させ、アフリカに学校を作ったり、アメリカの若者を手助けするプログラムを作っている。
この自伝『ウィ・アー・ザ・ファミリー』は1年以内の発行をめざしている。
また、現在ナイルは、アトランティック/ワーナー時代にレコーディングし、未発表のままになっている作品群のマスターテープを聴いており、これらをうまく編纂し、未発表曲集、あるいは、ボックスセットを制作するために準備を進めている。ボックスセットは、これまでのシックの歴史を俯瞰するものとなりそうで、ここに何曲か未発表曲が収録されそうな感じだ。
これと別件で、ナイルは、シック時代の盟友フォンジ・ソーントンのアルバムのプロデュースもてがけている、という。
こうしたことから、今回のツアーを、ナイルは「ボックスセット・ツアー」と位置づけしているようだ。うまく行けば、ボックスセットと自伝の発売をあわせることになるかもしれない。
■ナイル・ロジャースの自伝についての関連記事
http://buzz.hollywoodreporter.com/2010/02/24/freak-out-nile-rodgers-is-writing-a-book/
ナイル関係情報は引き続き、このブログでもご紹介する。
○シックのライヴは4月28日(水)横浜モーションブルー、4月30日(金)~5月2日(日)東京ブルーノートまで続きます。ギター・コンテストの決勝は5月2日(日)。
シック・ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004R5ZR/soulsearchinho-22/ref=nosim/
+++
A Guy from England Sung "Let’s Dance" for Guitar Contest
シックのライヴ、やはり、キム・デイヴィスの強力さが際立っている印象。月曜日のセカンドでは、イギリスから来ていたファンのリクエストということで、特別にファースト用の「スープ・フォー・ワン」を披露。その代わりに、「シンキング・オブ・ユー」が落ちた。ギター・コンテストでは、ブルーノートのスタッフ、ニコラスさんが勝ち抜き。また、ギター・コンテストに登場したイギリスの人(名前は名乗らず)が、「僕は、実はギターよりも、歌のほうが得意なんです。あの~~、十代のころ、あなたの音楽を聴いて影響を受け、自分の進む道を決めました」 「どの曲だ」とナイル。「『レッツ・ダンス』です」とその彼。そして、結局、ナイルのギター・リフにあわせて彼が「レッツ・ダンス」を途中まで披露した。
ENT>MUSIC>Chic, Rodgers, Nile
★シック(ナイル・ロジャース)ライヴ~バーナード、トニー、ルーサーが見守るステージ
2010年4月26日 音楽★シック(ナイル・ロジャース)ライヴ~バーナード、トニー、ルーサーが見守るステージ
(ステージ内容がでます。これからごらんになる予定で、事前に内容をお知りになりたくない方はご注意ください)
【Nile Said "Bernard, Luther & Tony are smiling in heaven"】
10回目。
1996年に初来日して以来2007年6月、2009年4月からちょうど1年ぶり、通算10度目の来日。すっかり、おなじみになった人気グループ、シック(ナイル・ロジャース)のライヴ。今回は、少しバンドメンバーを変えての新装シック。特にヴォーカルが、キム・デイヴィスとメリッサ・ヒメネスという新顔になっているのが特徴。
今回は1週間以上滞在し、途中に横浜モーションブルーでのライヴもある。このモーションのライヴ(4月28日)は、1日ワンセットにするかわりに、ワンセットが長くなる。
今回のツアーは、ナイルが言うところの「ボックスセット・ツアー」。これまでにナイルが作ってきた作品を中心に編纂するボックス・セットを企画中ということで、それに伴ってのライヴらしい。
ナイルは、まだ時差ぼけはあるが、かなり今回の来日にご機嫌の様子。さっそくツイッターに2日目を終えてこう書いた。「I will never take this funky life for granted-The Tokyo show was of(f) the charts tonight-’Nard, Luther & Tony are smiling in heaven」(僕はこのファンキーな人生に慣れてしまったわけではないが、今夜の東京ショーは、抜群のものだった。バーナード(・エドワーズ)、ルーサー(・ヴァンドロス)、トニー(トンプソン)が天国から微笑んでいた)
セカンド、オープニングはいきなり、「ハンギン」のブラス部分をトランペット、サックス、他のメンバーで吹きながら観客席を通ってステージに。そして、キリのいいところで、ドラムスが入り、バンド全員で演奏を始めた。実にかっこいいオープニングだ。
おなじみのヒットがおなじみの流れで、一気に歌われる。1曲目から半分以上が立ち上がり、体を揺らす。今回初登場のキムとメリッサ。キムの歌唱力がかなり際立っていた。「スキヤキ」「グレイテスト・ダンサー」「ウィ・アー・ファミリー」、「シンキング・オブ・ユー」など、ところどころでシンガーとしての底力を見せ付けた。歴代のシック・シンガーの中でも、ディーヴァ・グレイに匹敵する実力派かもしれない。
ラルフのドラムス、ジェリー・バーンズのベース、そして、ナイルのギター。このリズム・トライアングルは回数を重ねるごとにどんどんとタイトになってくる。
日曜セカンドは、昨年のセットリストに「ハンギン」と「シンキング・オブ・ユー」を追加。ファーストでは、「スープ・フォー・ワン」と「ライク・ア・ヴァージン」を追加している。また両セット共通で、「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」への導入部で、キムが迫力たっぷりに「スキヤキ」をかなりアレンジして歌う。
ナイルが言うように、東京のファンのリアクションも素晴らしく、楽しいライヴになっている。ナイルはライヴ後、サイン会へ。
また別件だが、ナイルは自伝の準備を進めている。
http://buzz.hollywoodreporter.com/2010/02/24/freak-out-nile-rodgers-is-writing-a-book/
ナイル関係情報は引き続き、このブログでもご紹介する。
○ライヴは4月26日(月)ブルーノート、4月28日(水)横浜モーションブルー、4月30日(金)~5月2日(日)東京ブルーノートまで続きます。
■DVD ライヴ・アット・モントルー2004
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009H1CK6/soulsearchinho-22/ref=nosim/
DVD ライヴ・アット・武道館
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DM3QH8/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■過去シック、ナイル・ロジャース関連記事
2009年04月07日(火)
ナイル・ロジャース&シック、ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090407.html
(前回来日時ライヴ評)
2009年04月09日(木)
シック最終日: 桜とファンクが満開
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090409.html
2009年04月10日(金)
「ダンス・ダンス・ダンス」の後に~シック・ライヴの余韻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090410.html
June 14, 2007
Nile Rodgers & Chic Will Be At BN: 30th Anniversary Of Chic
【シック30周年、8回目の公演来日】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070614.html
前々回来日公演。(ここに過去記事一覧があります)
June 16, 2007
Everybody Dance, Dance, Dance On Chic Music
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070616.html
June 18, 2007
Take Pictures And Send It To Nilerodgers.com
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070618.html
拙著『ソウル・サーチン~友情という名のメロディー~ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ・ストーリー』(2000年7月発表)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-1.html
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-2.html
■メンバー
ナイル・ロジャース(ギター、ヴォーカル)Nile Rodgers(g,vo)
キム・デイヴィス-ジョーンズ(ヴォーカル)Kim Davis-Jones(vo)
メリッサ・ヒメネス(ヴォーカル)Melissa Jimenez(vo)
ビル・ホロマン(サックス)Bill Holloman(sax)
カート・ラム(トランペット)Curt Ramm(tp)
リッチ・ヒルトン(キーボード)Rich Hilton(key)
セラン・ラーナー(キーボード)Selan Lerner(key)
ジェリー・バーンズ(ベース)Jerry Barnes(b)
ラルフ・ロール(ドラムス)Ralph Rolle(ds)
■セットリスト
Setlist : Nile Rodgers & Chic @April 25, 2010
show started 20:49
01. Hangin’
02. Everybody Dance
03. Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah)
04. Sukiyaki ~ I Want Your Love
05. Medley: (5-8) I’m Coming Out
06. Upside Down
07. He’s the Greatest Dancer
08. We Are Family
09. Chic Cheer
10. My Forbidden Lover
~~Chic "Le Freak" Guitar Contest
11. Let’s Dance (Ralph Rolle)
12. Le Freak
13. Thinking Of You
14. Goodtimes ~ Rapper’s Delight ~ Goodtimes
15. (Outro) Hangin
show ended 22:12
(2010年4月25日日曜、ブルーノート東京、ナイル・ロジャース&シック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Chic
2010-64
(ステージ内容がでます。これからごらんになる予定で、事前に内容をお知りになりたくない方はご注意ください)
【Nile Said "Bernard, Luther & Tony are smiling in heaven"】
10回目。
1996年に初来日して以来2007年6月、2009年4月からちょうど1年ぶり、通算10度目の来日。すっかり、おなじみになった人気グループ、シック(ナイル・ロジャース)のライヴ。今回は、少しバンドメンバーを変えての新装シック。特にヴォーカルが、キム・デイヴィスとメリッサ・ヒメネスという新顔になっているのが特徴。
今回は1週間以上滞在し、途中に横浜モーションブルーでのライヴもある。このモーションのライヴ(4月28日)は、1日ワンセットにするかわりに、ワンセットが長くなる。
今回のツアーは、ナイルが言うところの「ボックスセット・ツアー」。これまでにナイルが作ってきた作品を中心に編纂するボックス・セットを企画中ということで、それに伴ってのライヴらしい。
ナイルは、まだ時差ぼけはあるが、かなり今回の来日にご機嫌の様子。さっそくツイッターに2日目を終えてこう書いた。「I will never take this funky life for granted-The Tokyo show was of(f) the charts tonight-’Nard, Luther & Tony are smiling in heaven」(僕はこのファンキーな人生に慣れてしまったわけではないが、今夜の東京ショーは、抜群のものだった。バーナード(・エドワーズ)、ルーサー(・ヴァンドロス)、トニー(トンプソン)が天国から微笑んでいた)
セカンド、オープニングはいきなり、「ハンギン」のブラス部分をトランペット、サックス、他のメンバーで吹きながら観客席を通ってステージに。そして、キリのいいところで、ドラムスが入り、バンド全員で演奏を始めた。実にかっこいいオープニングだ。
おなじみのヒットがおなじみの流れで、一気に歌われる。1曲目から半分以上が立ち上がり、体を揺らす。今回初登場のキムとメリッサ。キムの歌唱力がかなり際立っていた。「スキヤキ」「グレイテスト・ダンサー」「ウィ・アー・ファミリー」、「シンキング・オブ・ユー」など、ところどころでシンガーとしての底力を見せ付けた。歴代のシック・シンガーの中でも、ディーヴァ・グレイに匹敵する実力派かもしれない。
ラルフのドラムス、ジェリー・バーンズのベース、そして、ナイルのギター。このリズム・トライアングルは回数を重ねるごとにどんどんとタイトになってくる。
日曜セカンドは、昨年のセットリストに「ハンギン」と「シンキング・オブ・ユー」を追加。ファーストでは、「スープ・フォー・ワン」と「ライク・ア・ヴァージン」を追加している。また両セット共通で、「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」への導入部で、キムが迫力たっぷりに「スキヤキ」をかなりアレンジして歌う。
ナイルが言うように、東京のファンのリアクションも素晴らしく、楽しいライヴになっている。ナイルはライヴ後、サイン会へ。
また別件だが、ナイルは自伝の準備を進めている。
http://buzz.hollywoodreporter.com/2010/02/24/freak-out-nile-rodgers-is-writing-a-book/
ナイル関係情報は引き続き、このブログでもご紹介する。
○ライヴは4月26日(月)ブルーノート、4月28日(水)横浜モーションブルー、4月30日(金)~5月2日(日)東京ブルーノートまで続きます。
■DVD ライヴ・アット・モントルー2004
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009H1CK6/soulsearchinho-22/ref=nosim/
DVD ライヴ・アット・武道館
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DM3QH8/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■過去シック、ナイル・ロジャース関連記事
2009年04月07日(火)
ナイル・ロジャース&シック、ライヴ@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090407.html
(前回来日時ライヴ評)
2009年04月09日(木)
シック最終日: 桜とファンクが満開
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090409.html
2009年04月10日(金)
「ダンス・ダンス・ダンス」の後に~シック・ライヴの余韻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090410.html
June 14, 2007
Nile Rodgers & Chic Will Be At BN: 30th Anniversary Of Chic
【シック30周年、8回目の公演来日】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070614.html
前々回来日公演。(ここに過去記事一覧があります)
June 16, 2007
Everybody Dance, Dance, Dance On Chic Music
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070616.html
June 18, 2007
Take Pictures And Send It To Nilerodgers.com
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070618.html
拙著『ソウル・サーチン~友情という名のメロディー~ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ・ストーリー』(2000年7月発表)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-1.html
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-2.html
■メンバー
ナイル・ロジャース(ギター、ヴォーカル)Nile Rodgers(g,vo)
キム・デイヴィス-ジョーンズ(ヴォーカル)Kim Davis-Jones(vo)
メリッサ・ヒメネス(ヴォーカル)Melissa Jimenez(vo)
ビル・ホロマン(サックス)Bill Holloman(sax)
カート・ラム(トランペット)Curt Ramm(tp)
リッチ・ヒルトン(キーボード)Rich Hilton(key)
セラン・ラーナー(キーボード)Selan Lerner(key)
ジェリー・バーンズ(ベース)Jerry Barnes(b)
ラルフ・ロール(ドラムス)Ralph Rolle(ds)
■セットリスト
Setlist : Nile Rodgers & Chic @April 25, 2010
show started 20:49
01. Hangin’
02. Everybody Dance
03. Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah)
04. Sukiyaki ~ I Want Your Love
05. Medley: (5-8) I’m Coming Out
06. Upside Down
07. He’s the Greatest Dancer
08. We Are Family
09. Chic Cheer
10. My Forbidden Lover
~~Chic "Le Freak" Guitar Contest
11. Let’s Dance (Ralph Rolle)
12. Le Freak
13. Thinking Of You
14. Goodtimes ~ Rapper’s Delight ~ Goodtimes
15. (Outro) Hangin
show ended 22:12
(2010年4月25日日曜、ブルーノート東京、ナイル・ロジャース&シック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Chic
2010-64
▲マイケル・ジャクソン関連本2冊 マイケル本、どれがお勧め(パート13)
2010年4月25日 音楽【Michael Jackson Books (Part 13)】
推薦。
パート12からかなり時間が空いてしまったが、マイケル・ジャクソン本が依然次々とリリースされている。ちょっと紹介が遅れたが、西寺郷太さんの『マイケル・ジャクソン』(講談社現代新書)と、5月にリリースされるマイケルの写真集をご紹介。どちらも、お勧め。
講談社新書は、もちろん、郷太さんの『マイケル・ジャクソンの教科書』に続く作品。新書には、独特の新書ファンというのがいるそうで、「教科書」の読者とは違った読者を想定して書いたという。とはいうものの、多くのマイケル・ファンも、「教科書」の続編ということで読む。そのために、郷太さんはできるだけダブらないようにしたが、基本的な情報(バイオ的な部分)などは、重なっている。(「第一章、二章=ジャクソン兄弟物語、260ページ中96ページまで)特に、郷太さんは2度の裁判のことを、細心の注意を払って、事実を確かめつつ、執筆している。サブタイトルの「なぜマイケルは誤解されたか」がついたのも、そうした部分に焦点を与えるためのものだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880458/soulsearchinho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★ (日本語で読むマイケル物語としては一番読みやすい)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
+++++
もう一冊は、マイケル・ジャクソンの写真集。これは、1971年にマイケルと知り合った黒人写真家トッド・グレイが専属カメラマンとなった1979年から1983年ころまでに撮影した写真を中心に、編纂したもの。なかなかいい写真が収められている。なにより、マイケルが一番「いい顔」をしている時代の写真集だ。『オフ・ザ・ウォール』から『スリラー』までの時期のマイケルの顔は、ファンの間でも一番人気が高い。
トッドは専属写真家だけに、常にマイケルの間近にいて写真を撮る。ステージの上さえのって写真を撮る。やはり、望遠で撮るのと、間近で撮るのでは、写真のクオリティーが違う。
なお、この写真集には、版型の大きなハードカヴァーと、少し小さめのソフトカヴァーの廉価版がある。また、本書には簡単な解説を書かせていただいた。
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ハードカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203011/soulsearchinho-22/ref=nosim/
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ソフトカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203127/soulsearchinho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★ (写真集の中では、一番いい時期のものが集められている)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
(お知らせ) 今日(2010年4月25日)の『ソウル・ブレンズ』(インターFM東京地区76.1mhz 午後1時~3時)では、2時間にわたって、マイケル・ジャクソンとマドンナの作品を特集します。関東地区の方は、ラジコ経由でインターネットでも聴けます。リクエストなどもどうぞBmarvin@interfm.jp まで。
ラジコ。インターネットで聴けます。http://radiko.jp/
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY>Books
推薦。
パート12からかなり時間が空いてしまったが、マイケル・ジャクソン本が依然次々とリリースされている。ちょっと紹介が遅れたが、西寺郷太さんの『マイケル・ジャクソン』(講談社現代新書)と、5月にリリースされるマイケルの写真集をご紹介。どちらも、お勧め。
講談社新書は、もちろん、郷太さんの『マイケル・ジャクソンの教科書』に続く作品。新書には、独特の新書ファンというのがいるそうで、「教科書」の読者とは違った読者を想定して書いたという。とはいうものの、多くのマイケル・ファンも、「教科書」の続編ということで読む。そのために、郷太さんはできるだけダブらないようにしたが、基本的な情報(バイオ的な部分)などは、重なっている。(「第一章、二章=ジャクソン兄弟物語、260ページ中96ページまで)特に、郷太さんは2度の裁判のことを、細心の注意を払って、事実を確かめつつ、執筆している。サブタイトルの「なぜマイケルは誤解されたか」がついたのも、そうした部分に焦点を与えるためのものだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880458/soulsearchinho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★ (日本語で読むマイケル物語としては一番読みやすい)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
+++++
もう一冊は、マイケル・ジャクソンの写真集。これは、1971年にマイケルと知り合った黒人写真家トッド・グレイが専属カメラマンとなった1979年から1983年ころまでに撮影した写真を中心に、編纂したもの。なかなかいい写真が収められている。なにより、マイケルが一番「いい顔」をしている時代の写真集だ。『オフ・ザ・ウォール』から『スリラー』までの時期のマイケルの顔は、ファンの間でも一番人気が高い。
トッドは専属写真家だけに、常にマイケルの間近にいて写真を撮る。ステージの上さえのって写真を撮る。やはり、望遠で撮るのと、間近で撮るのでは、写真のクオリティーが違う。
なお、この写真集には、版型の大きなハードカヴァーと、少し小さめのソフトカヴァーの廉価版がある。また、本書には簡単な解説を書かせていただいた。
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ハードカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203011/soulsearchinho-22/ref=nosim/
『ヤング・マイケル・ジャクソン写真集1974ー1984』(ソフトカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203127/soulsearchinho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★ (写真集の中では、一番いい時期のものが集められている)
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
(お知らせ) 今日(2010年4月25日)の『ソウル・ブレンズ』(インターFM東京地区76.1mhz 午後1時~3時)では、2時間にわたって、マイケル・ジャクソンとマドンナの作品を特集します。関東地区の方は、ラジコ経由でインターネットでも聴けます。リクエストなどもどうぞBmarvin@interfm.jp まで。
ラジコ。インターネットで聴けます。http://radiko.jp/
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY>Books
■シック・ギター・コンテスト開催~『ドリームガールズ』トークイヴェント
2010年4月24日 音楽【Chic Guitar Contest & Dreamgirls Talk Event】
イヴェント。
今日(2010年4月24日)から、再び、シック(ナイル・ロジャース)が来日。ブルーノート東京、横浜モーション・ブルーでライヴを行う。その中で、昨年も行われた「ギター・コンテスト」が開催される。これは、ギターに自信がある人が、シックのヒット曲「ル・フリーク」のギター・フレーズを弾き、毎日各セットで1人優勝者を決め、その各日の優勝者(2名ずつ)を最終日に集め、グランド・チャンピオンを決めるというコンテスト。最終日の優勝者には、ナイルからギターがプレゼントされる。ファーストで予選を勝ち抜いた6人が最終日ファーストで決勝に、同様にセカンドで予選を勝ち抜いた6人がセカンドで決勝。優勝者は2名でる。
参加は誰でも可。ただし、シックのライヴ当日に、挙手してナイルに指名されなければならない。ギターはあらかじめシック側が準備、自分のギターは持ち込めない。昨年の様子を見たところでは、ロック系のギターよりも、グルーヴ感のあるギターのほうがいい評価を得る感じがあった。
○募集概要
課題曲:「おしゃれフリーク」(LE FREAK)
参加資格:下記abの条件を満たす方。
a) 4月24日(土曜)から4月26日(月)、4月30日(金)から5月2日(月)に行われるナイル・ロジャース&シック公演にご来場の方
b) ライヴ中にアーティストから参加を呼びかけられた時に立候補して、アーティストから指名された方。
・全ショウで開催
・各ショウのコンテスト・ウィナー(12人)をご招待して、最終公演(5月2日・日曜ファースト6人とセカンド・ショー6人)で決勝大会を開催。
・楽器を持ち込んでいただくことはできません。アーティスト側が用意するギターを演奏していただきます。
・決勝大会で勝利を収めた優勝者には、ナイル・ロジャースのサイン入りギター FENDER® STANDARD STRATOCASTER® をプレゼントいたします。
Music Charge : ¥8,400(税込)
※ライヴをご覧いただくための料金です。コンテストの参加に別途料金は必要ございません。
※コンテストへの参加申し込みは、事前には受付いたしません。
問合せ先: ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/nile-rodgers/
BLUE NOTE TOKYO www.bluenote.co.jp
107-0062,東京都港区南青山6-3-16 ライカビル, Japan
電話03-5485-0088
■前回シック・ライヴ評とコンテストの様子
2009年04月09日
シック最終日: 桜とファンクが満開
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090409.html
■シック・ベスト(「ル・フリーク」はほとんどのベストアルバムに収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002F3BOVY/soulsearchinho-22/ref=nosim/
+++++
★ミュージカル『ドリームガールズ』5月に来日~トークイヴェント開催
【Dream Girls, Musical Will Be Coming To Japan May】
告知。
全米で1981年に公開されたミュージカル『ドリームガールズ』が来日、2010年5月19日から東急文化村で公開される。
日本公演に先がけて、『ドリームガールズ』の魅力を語るトークショーが行われる。作家の有吉玉青(ありよし たまお)さんがナヴィゲーターとなり、吉岡正晴がゲストで話をする。定員100名でそろそろ残り少なくなりつつあるようなので、興味ある方、お早めにどうぞ。また、有吉さん、吉岡ともに、イヴェント後、著作へサイン会を行う予定。
■日時平成22年(2010年)5月6日(木)19:00開始(18:30開場)20:30終了(予定)
■定員/場所限定100名様先着順/ Bunkamura館内特設会場
■参加料
①イヴェントのみの場合・・・・2,000円(税込)
②「ドリームガールズ」チケットをお持ちの方の場合・1,500円(税込)
<1ドリンク付き>※公演チケットとのお得なセットも
■申込みBunkamuraオンライン市場 オーチャード通り オーチャードショップ
http://www.bunkamura-ichiba.jp/shop/item_list?category_id=20988
■関連ホームページ
①ミュージカル「ドリームガールズ」公演ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/10_dreamgirls/topics.html
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/shosai_10_dreamgirls.html
②「ドリームガールズ」トークイヴェント詳細ページ
http://www.bunkamura.co.jp/shosai/org64_10_dreamgirls_04.html
③イヴェント申込み画面~ミュージカルのチケットもあわせて買えます
http://www.bunkamura-ichiba.jp/shop/item_list?category_id=20988
『ドリームガールズ』ミュージカル、トークイヴェント
チケットの電話での申込み先:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(営業時間10:00~17:30)
■公演内容・イヴェント詳細のお問い合わせ先:電話03-3477-3244
■過去『ドリームガールズ』関連記事
December 20, 2006
Musical Movie "Dreamgirls": Born In 1981
【映画『ドリームガールズ』~1981年に生まれて】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001463.html
December 22, 2006
"Dreamgirls"(Part 2) : Between Fiction And Non-Fiction
http://blog.soulsearchin.com/archives/001465.html
【フィクションとノンフィクションの間で】
●ニューヨーク在住・トミーさんのブログの記事
2009年10月17日付け
今日のトミー ~NYハーレム便り~tommyNY.exblog.jp
新!☆ドリームガールズ☆ に興奮!
http://tommyny.exblog.jp/12141118/
April 13, 2007
Beyonce To "Dreamgirls"
【ビヨンセ~『ドリームガールズ』】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200704/2007_04_13.html
■ドリームガールズDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0017VG6N6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ドリームガールズ オリジナルサントラ(CD)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J20UXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■1982年オリジナル・ヴァージョンのサントラ 『ドリームガールズ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000OM9/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Dream Girls
イヴェント。
今日(2010年4月24日)から、再び、シック(ナイル・ロジャース)が来日。ブルーノート東京、横浜モーション・ブルーでライヴを行う。その中で、昨年も行われた「ギター・コンテスト」が開催される。これは、ギターに自信がある人が、シックのヒット曲「ル・フリーク」のギター・フレーズを弾き、毎日各セットで1人優勝者を決め、その各日の優勝者(2名ずつ)を最終日に集め、グランド・チャンピオンを決めるというコンテスト。最終日の優勝者には、ナイルからギターがプレゼントされる。ファーストで予選を勝ち抜いた6人が最終日ファーストで決勝に、同様にセカンドで予選を勝ち抜いた6人がセカンドで決勝。優勝者は2名でる。
参加は誰でも可。ただし、シックのライヴ当日に、挙手してナイルに指名されなければならない。ギターはあらかじめシック側が準備、自分のギターは持ち込めない。昨年の様子を見たところでは、ロック系のギターよりも、グルーヴ感のあるギターのほうがいい評価を得る感じがあった。
○募集概要
課題曲:「おしゃれフリーク」(LE FREAK)
参加資格:下記abの条件を満たす方。
a) 4月24日(土曜)から4月26日(月)、4月30日(金)から5月2日(月)に行われるナイル・ロジャース&シック公演にご来場の方
b) ライヴ中にアーティストから参加を呼びかけられた時に立候補して、アーティストから指名された方。
・全ショウで開催
・各ショウのコンテスト・ウィナー(12人)をご招待して、最終公演(5月2日・日曜ファースト6人とセカンド・ショー6人)で決勝大会を開催。
・楽器を持ち込んでいただくことはできません。アーティスト側が用意するギターを演奏していただきます。
・決勝大会で勝利を収めた優勝者には、ナイル・ロジャースのサイン入りギター FENDER® STANDARD STRATOCASTER® をプレゼントいたします。
Music Charge : ¥8,400(税込)
※ライヴをご覧いただくための料金です。コンテストの参加に別途料金は必要ございません。
※コンテストへの参加申し込みは、事前には受付いたしません。
問合せ先: ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/nile-rodgers/
BLUE NOTE TOKYO www.bluenote.co.jp
107-0062,東京都港区南青山6-3-16 ライカビル, Japan
電話03-5485-0088
■前回シック・ライヴ評とコンテストの様子
2009年04月09日
シック最終日: 桜とファンクが満開
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090409.html
■シック・ベスト(「ル・フリーク」はほとんどのベストアルバムに収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002F3BOVY/soulsearchinho-22/ref=nosim/
+++++
★ミュージカル『ドリームガールズ』5月に来日~トークイヴェント開催
【Dream Girls, Musical Will Be Coming To Japan May】
告知。
全米で1981年に公開されたミュージカル『ドリームガールズ』が来日、2010年5月19日から東急文化村で公開される。
日本公演に先がけて、『ドリームガールズ』の魅力を語るトークショーが行われる。作家の有吉玉青(ありよし たまお)さんがナヴィゲーターとなり、吉岡正晴がゲストで話をする。定員100名でそろそろ残り少なくなりつつあるようなので、興味ある方、お早めにどうぞ。また、有吉さん、吉岡ともに、イヴェント後、著作へサイン会を行う予定。
■日時平成22年(2010年)5月6日(木)19:00開始(18:30開場)20:30終了(予定)
■定員/場所限定100名様先着順/ Bunkamura館内特設会場
■参加料
①イヴェントのみの場合・・・・2,000円(税込)
②「ドリームガールズ」チケットをお持ちの方の場合・1,500円(税込)
<1ドリンク付き>※公演チケットとのお得なセットも
■申込みBunkamuraオンライン市場 オーチャード通り オーチャードショップ
http://www.bunkamura-ichiba.jp/shop/item_list?category_id=20988
■関連ホームページ
①ミュージカル「ドリームガールズ」公演ホームページ
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/10_dreamgirls/topics.html
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/shosai_10_dreamgirls.html
②「ドリームガールズ」トークイヴェント詳細ページ
http://www.bunkamura.co.jp/shosai/org64_10_dreamgirls_04.html
③イヴェント申込み画面~ミュージカルのチケットもあわせて買えます
http://www.bunkamura-ichiba.jp/shop/item_list?category_id=20988
『ドリームガールズ』ミュージカル、トークイヴェント
チケットの電話での申込み先:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(営業時間10:00~17:30)
■公演内容・イヴェント詳細のお問い合わせ先:電話03-3477-3244
■過去『ドリームガールズ』関連記事
December 20, 2006
Musical Movie "Dreamgirls": Born In 1981
【映画『ドリームガールズ』~1981年に生まれて】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001463.html
December 22, 2006
"Dreamgirls"(Part 2) : Between Fiction And Non-Fiction
http://blog.soulsearchin.com/archives/001465.html
【フィクションとノンフィクションの間で】
●ニューヨーク在住・トミーさんのブログの記事
2009年10月17日付け
今日のトミー ~NYハーレム便り~tommyNY.exblog.jp
新!☆ドリームガールズ☆ に興奮!
http://tommyny.exblog.jp/12141118/
April 13, 2007
Beyonce To "Dreamgirls"
【ビヨンセ~『ドリームガールズ』】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200704/2007_04_13.html
■ドリームガールズDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0017VG6N6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ドリームガールズ オリジナルサントラ(CD)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J20UXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■1982年オリジナル・ヴァージョンのサントラ 『ドリームガールズ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000OM9/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Dream Girls
●ジョディー・ワトリー・ライヴ~シャラマー作品を封印して
2010年4月23日 音楽●ジョディー・ワトリー・ライヴ~シャラマー作品を封印して
【Jody Watley Live: Still Under Sealed】
封印。
2008年4月、2009年1月以来およそ1年3か月ぶりのジョディー・ワトリーのライヴ。(昨年はマーヴィン翻訳で行けず) 初来日は1989年9月、有明エムザだったから、すでに20年以上前のこと。ライヴ前に、DJが景気のよい曲をかけて、けっこう観客を暖めているのはいつもの通り。そして、9時半ほぼ定刻にミュージシャンたちがステージにあがり、ライヴ開始。ドラムスのドネルは、最近では、レオン・ウェア、ルーファスでも来日。ここ半年で3度目の来日になる。打ち込みっぽいダンサブルなドラムスが実にグルーヴ感溢れて、気持ちいい。
ジョディーは登場の仕方から、まさにダンサーという立ち振る舞い。登場して背中を見せると、そこにはジョディーの似顔絵の書いたTシャツに、JODYの文字が。やはり、伊達に『ソウル・トレイン・ダンサーズ』出身ではない。とても、おしゃれで、かっこいい。曲の終わり方、その見せ方など、やはりうまい。ジョディーは小物が好きなようで、今回はミッキーマウスのようなカチューシャや、扇子や手袋をしている。
シャーデーの最近の作品から「ソルジャー・オブ・ラヴ」を、曲の中にいれこんでいたり、意外とカヴァーも多いジョディーだ。そして、今回はマイケル・ジャクソン・トリビュート。「スターティン・サムシン」の「セイママサマッマッコサ~」というフレーズをアンコールでまぶした。
今回、一番目を引いたのが、キャロル・キングの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロー」をキーボード1本で歌ったところ。新作『ザ・メイクオーヴァー』に収録されている。
カヴァーは多いが、決して、シャラマー時代の作品はやらない。ガンとしてやらない。これまで何度もライヴを見ているが、絶対にやらない。この封印はいつ解けるのだろうか。日本のファンが署名活動でもしたら、ひょっとして日本だけでもやってくれるだろうか。
ライヴ後は、サイン会。
■ グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HBDA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『メイクオーヴァー』2009年作品。新作。輸入盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MR8ZWY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
2008年04月21日(月)
ジョディー・ワトリー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080421.html
July 08, 2006
Jody Watley Live At Cotton Club
http://blog.soulsearchin.com/archives/001125.html
2004/03/04 (Thu)
Jody Watley Live At Motion Blue: She Never Sung Any Shalamar Song
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040304.html
■ メンバー
Jody Watley(Vocals)
Rodney Lee(Keyboards)
Donnell Spencer Jr(Drums)
Daniel Sadownick(Percussions)
Bill ’Peace Bisquit’ Coleman(DJ)
■セットリスト ジョディー・ワトリー 2010年4月19日(月)
Setlist: Jody Watley @ Billboard Live Tokyo, April 19,2010
DJ plays~~
show started 21:30
00. Intro
01. Some Kind Of Lover
02. Don’t You Want Me
03. Looking For A New Love
04. Most Of All
05. Friends
06. Everything
07. Will You Still Love Me Tomorrow
08. Precious Love ~ a riff of Soldier Of Love
09. I Want Your Love
10. Your Love Keeps Working On Me ~ I Want You ~ I Want Your Love
11. I’m The One You Need
12. Whenever
13. A Beautiful Life
14. Real Love
Enc. MJ Tribute: Still A Thrill ~ Saturday Night Experience ~ A riff of Wanna Be Starting Something
show ended 22:43
(2010年4月19日月曜、ビルボードライブ東京=ジョディー・ワトリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Watley, Jody
2010-62
【Jody Watley Live: Still Under Sealed】
封印。
2008年4月、2009年1月以来およそ1年3か月ぶりのジョディー・ワトリーのライヴ。(昨年はマーヴィン翻訳で行けず) 初来日は1989年9月、有明エムザだったから、すでに20年以上前のこと。ライヴ前に、DJが景気のよい曲をかけて、けっこう観客を暖めているのはいつもの通り。そして、9時半ほぼ定刻にミュージシャンたちがステージにあがり、ライヴ開始。ドラムスのドネルは、最近では、レオン・ウェア、ルーファスでも来日。ここ半年で3度目の来日になる。打ち込みっぽいダンサブルなドラムスが実にグルーヴ感溢れて、気持ちいい。
ジョディーは登場の仕方から、まさにダンサーという立ち振る舞い。登場して背中を見せると、そこにはジョディーの似顔絵の書いたTシャツに、JODYの文字が。やはり、伊達に『ソウル・トレイン・ダンサーズ』出身ではない。とても、おしゃれで、かっこいい。曲の終わり方、その見せ方など、やはりうまい。ジョディーは小物が好きなようで、今回はミッキーマウスのようなカチューシャや、扇子や手袋をしている。
シャーデーの最近の作品から「ソルジャー・オブ・ラヴ」を、曲の中にいれこんでいたり、意外とカヴァーも多いジョディーだ。そして、今回はマイケル・ジャクソン・トリビュート。「スターティン・サムシン」の「セイママサマッマッコサ~」というフレーズをアンコールでまぶした。
今回、一番目を引いたのが、キャロル・キングの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロー」をキーボード1本で歌ったところ。新作『ザ・メイクオーヴァー』に収録されている。
カヴァーは多いが、決して、シャラマー時代の作品はやらない。ガンとしてやらない。これまで何度もライヴを見ているが、絶対にやらない。この封印はいつ解けるのだろうか。日本のファンが署名活動でもしたら、ひょっとして日本だけでもやってくれるだろうか。
ライヴ後は、サイン会。
■ グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HBDA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『メイクオーヴァー』2009年作品。新作。輸入盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MR8ZWY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
2008年04月21日(月)
ジョディー・ワトリー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080421.html
July 08, 2006
Jody Watley Live At Cotton Club
http://blog.soulsearchin.com/archives/001125.html
2004/03/04 (Thu)
Jody Watley Live At Motion Blue: She Never Sung Any Shalamar Song
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040304.html
■ メンバー
Jody Watley(Vocals)
Rodney Lee(Keyboards)
Donnell Spencer Jr(Drums)
Daniel Sadownick(Percussions)
Bill ’Peace Bisquit’ Coleman(DJ)
■セットリスト ジョディー・ワトリー 2010年4月19日(月)
Setlist: Jody Watley @ Billboard Live Tokyo, April 19,2010
DJ plays~~
show started 21:30
00. Intro
01. Some Kind Of Lover
02. Don’t You Want Me
03. Looking For A New Love
04. Most Of All
05. Friends
06. Everything
07. Will You Still Love Me Tomorrow
08. Precious Love ~ a riff of Soldier Of Love
09. I Want Your Love
10. Your Love Keeps Working On Me ~ I Want You ~ I Want Your Love
11. I’m The One You Need
12. Whenever
13. A Beautiful Life
14. Real Love
Enc. MJ Tribute: Still A Thrill ~ Saturday Night Experience ~ A riff of Wanna Be Starting Something
show ended 22:43
(2010年4月19日月曜、ビルボードライブ東京=ジョディー・ワトリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Watley, Jody
2010-62
⊿ラッパー、グールー47歳で死去
2010年4月22日 音楽⊿ラッパー、グールー47歳で死去
【Rapper, Guru Dies At 47】
訃報。
1980年代後半から1990年代にかけて活躍したラッパー、グールー(本名キース・エラム)が、2010年4月19日、アメリカニューヨークの病院で死去した。47歳だった。グールーは、1年ほど前から多発性骨髄腫(たはつせい・こつずいしゅ=いわゆる「血液のガン」などと呼ばれる疾患)を患っており、2月28日に一度心臓発作で心肺停止となり、緊急手術を受けたが、意識不明となった。一時期意識が戻ったとも伝えられたが、4月19日、死去した。すでに多くのヒップホップ関係者から追悼の意が表明されている。
グールーは、1962年7月17日マサチューセッツ州ロックスバリー生まれ。(これまで、グールーの生年は1966年とされていたが、今回の死去に伴い、ニューヨーク・タイムスが1962年生まれと報じた。これに伴い、ウィキペディアなども生年を改め始めている) ボストン育ち。父親は、同地での初の黒人裁判官、母親は学校の図書館の司書というインテリ家庭に生まれた。1987年頃、ヒップ・ホップ・ユニット、ギャングスターを結成。(母体は1985年頃からあった)1989年までに、DJプレミアーとともに活動をするようになった。1989年、ギャングスターとして『ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ』でアルバム・デビュー。以後コンスタントにアルバムをリリース。しかし、1993年から、プレミアーと別行動が多くなり、ソロ活動を開始。1993年からジャズマタズ名義で4枚のアルバムを発表。またグールーのソロも2005年、2009年に出している。
グールーは、Gifted Unlimited Rhymes Universalの頭文字をとったもの。
グールーは、ヒップホップとジャズなどのリアル・ミュージシャンたちとのコラボレートによって独自の世界を作り上げ、また、ラップのリリックをストーリー性のあるものまで高め、ストーリーテラーとしても高い評価を得た。ジャズマタズ名義のアルバムでは、グールーがドナルド・バード、エンディア・ダヴェンポート、ロイ・エヤーズなどと一緒に作品を作っている。2000年代に入ってのソロ名義アルバムでは、ソーラー(フランスのラッパーMCソーラーではなく、ニューヨークのプロデューサー)と手を組み、作品を発表している。
ギャングスターとしての初ヒット「マニフェスト」(1989年)は、チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスの「ア・ナイト・イン・チュニジア」などからループを取っている。他にも、マリーナ・ショーの「カリフォルニア・ソウル」をサンプリングした「チェック・ザ・テクニック」など多数の作品がある。
最近はソーラーと手を組んだ作品が出ており、今回の死について、ソーラーが、ベッドでグールーが書いたという手紙を公表した。ただこの手紙に関しては、現在本当にグールー自身が書いたのか、その真偽について議論が起こっている。
■ニューヨーク・タイムス記事(2010年4月20日付け)
http://www.nytimes.com/2010/04/21/arts/music/21guru.html
■ギャングスターの3枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000007NZV/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■『ハード・トゥ・アーン』4枚目
"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JCL/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ギャンスター フル・クリップ(2枚組)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000I8T5/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ジャズマタズ1枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JBM/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ジャズマタズ 2枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JD7/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■2005年、ソロ作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000850GQU/soulsearchinho-22/ref=nosim/
グル ソロ2枚目 (2009年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6IIYW/soulsearchinho-22/ref=nosim/
OBITUARITY>GURU (Elam, Keith), July 17, 1962 - April 19, 2010, 47 year-old
【Rapper, Guru Dies At 47】
訃報。
1980年代後半から1990年代にかけて活躍したラッパー、グールー(本名キース・エラム)が、2010年4月19日、アメリカニューヨークの病院で死去した。47歳だった。グールーは、1年ほど前から多発性骨髄腫(たはつせい・こつずいしゅ=いわゆる「血液のガン」などと呼ばれる疾患)を患っており、2月28日に一度心臓発作で心肺停止となり、緊急手術を受けたが、意識不明となった。一時期意識が戻ったとも伝えられたが、4月19日、死去した。すでに多くのヒップホップ関係者から追悼の意が表明されている。
グールーは、1962年7月17日マサチューセッツ州ロックスバリー生まれ。(これまで、グールーの生年は1966年とされていたが、今回の死去に伴い、ニューヨーク・タイムスが1962年生まれと報じた。これに伴い、ウィキペディアなども生年を改め始めている) ボストン育ち。父親は、同地での初の黒人裁判官、母親は学校の図書館の司書というインテリ家庭に生まれた。1987年頃、ヒップ・ホップ・ユニット、ギャングスターを結成。(母体は1985年頃からあった)1989年までに、DJプレミアーとともに活動をするようになった。1989年、ギャングスターとして『ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ』でアルバム・デビュー。以後コンスタントにアルバムをリリース。しかし、1993年から、プレミアーと別行動が多くなり、ソロ活動を開始。1993年からジャズマタズ名義で4枚のアルバムを発表。またグールーのソロも2005年、2009年に出している。
グールーは、Gifted Unlimited Rhymes Universalの頭文字をとったもの。
グールーは、ヒップホップとジャズなどのリアル・ミュージシャンたちとのコラボレートによって独自の世界を作り上げ、また、ラップのリリックをストーリー性のあるものまで高め、ストーリーテラーとしても高い評価を得た。ジャズマタズ名義のアルバムでは、グールーがドナルド・バード、エンディア・ダヴェンポート、ロイ・エヤーズなどと一緒に作品を作っている。2000年代に入ってのソロ名義アルバムでは、ソーラー(フランスのラッパーMCソーラーではなく、ニューヨークのプロデューサー)と手を組み、作品を発表している。
ギャングスターとしての初ヒット「マニフェスト」(1989年)は、チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスの「ア・ナイト・イン・チュニジア」などからループを取っている。他にも、マリーナ・ショーの「カリフォルニア・ソウル」をサンプリングした「チェック・ザ・テクニック」など多数の作品がある。
最近はソーラーと手を組んだ作品が出ており、今回の死について、ソーラーが、ベッドでグールーが書いたという手紙を公表した。ただこの手紙に関しては、現在本当にグールー自身が書いたのか、その真偽について議論が起こっている。
■ニューヨーク・タイムス記事(2010年4月20日付け)
http://www.nytimes.com/2010/04/21/arts/music/21guru.html
■ギャングスターの3枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000007NZV/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■『ハード・トゥ・アーン』4枚目
"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JCL/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ギャンスター フル・クリップ(2枚組)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000I8T5/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ジャズマタズ1枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JBM/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■ジャズマタズ 2枚目
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003JD7/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■2005年、ソロ作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000850GQU/soulsearchinho-22/ref=nosim/
グル ソロ2枚目 (2009年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6IIYW/soulsearchinho-22/ref=nosim/
OBITUARITY>GURU (Elam, Keith), July 17, 1962 - April 19, 2010, 47 year-old
△北山陽一ライヴ「新学期」
2010年4月21日 音楽【Kitayama Youichi Live~New Terms】
新学期。
「9月入学」(2009年9月)「そして進級へ」(2010年2月)に続く北山陽一ソロ第三弾「新学期」のライヴ。着々と学生生活をエンジョイしているようだ。次は、「夏休み」とか?(笑) ブルース・アレイは、超満員で階段のところまで人があふれていた。2デイズ4公演すべてソールドアウト。そして99%女性ファンだ。
ソロライヴ第三弾ということもあって、北山さんもすっかりソロ・ステージも慣れてきて、新しい人とのコラボレーションを存分に楽しんでいる様子がうかがえる。特に今回は、初日に親友TOKU(トク)(トランペット、フルーゲルホーン、ヴォーカル)が登場。3曲を一緒に。トクをステージに呼び込んで、いきなり、「ビタースイート・サンバ」。あの伝説の深夜番組「オール・ナイト・ニッポン」のテーマ曲だ。最近ではCMでも使われておなじみ。まるで、トク&北山のテーマソングのよう。そして、トク得意のスティーヴィー楽曲「ゴールデン・レディー」、その後、大きなアフロヘアがトレードマーク多和田えみさんを呼び込みインコグニートの「スティル・ア・フレンド・オブ・マイン」。ここでは全員が集まり、歌う。このトクのパフォーマンスを見ていた黒沢さん、「ずるいなあ、いいなあ、トク」とトクに賛辞。
北山さんは、この曲の最初のところが歌われた瞬間、「もうこのソロライヴは成功した」と思った、と言う。また、「いろんな新しい人と一緒にやって刺激を受け、シンガーとして新しいものを発見した」とも言う。
トクは残念ながら、2日目は自分のライヴがあるため不参加。トクの部分は、今回バックコーラスを担当している竹本さんと北山さんで歌うという。また、2日目は、煌く女性ヴォーカリスト、有坂美香さんが「アイ・ライク・イット」を歌ったという。
北山さん、5曲目「キャンドルフラワー」が今回のために書き下ろした新曲。そのほか前回新曲、前々回新曲も披露。ライヴごとに新曲を作り発表している。「キャンドルフラワー」は彼のハイヴォイスが印象的だ。北山さんは、低音もあれば、きれいな高音もある。ということは、ひとりヴォーカルグループも多重録音でできるかもしれない。
ファーストが終わって外にでると、セカンド待ちの人が入口近辺に溢れていた。それにしても、この動員だと次はもっと広い会場ということになりそう。
■過去記事
2010年03月06日(土)
◆北山陽一・特別公演「~そして進級へ~」、ブルース・アレイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10473887849.html
2009年09月11日(金)
北山陽一初ライヴ『九月入学』@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10340031318.html
■メンバー
北山陽一 特別公演 ~新学期~
(Vo)北山陽一(from ゴスペラーズ) (Pf)柴田敏弥 (G)伊原“aniki”広志
(B)鈴木渉 (Key)宮崎裕介 (Ds)白根佳尚 (Cho)有坂美香、竹本健一
(Vocal, Trumpet, Flugelhorn) TOKU=19日のみ、(V)多和田えみ(両日)
■セットリスト 北山陽一 特別公演~新学期~ 2010年4月19日(月)
Setlist :
01. Hang Up Your Hang Ups [Herbie Hancock]
02. Astro Note (前回新曲)
03. Wild Horses [Rolling Stones] (+多和田えみ)
04. Lovely Day [Original] (+多和田えみ)
05. キャンドルフラワー (今回新曲)
06. Bittersweet Samba [Herb Alpert & Tijuana Brass] (+TOKU)
07. Golden Lady [Stevie Wonder] (+TOKU)
08. My Kinda Girl [Brian McKnight & Justin Timberblake] (+TOKU)
09. Still A Friend Of Mine [Incognito] (+TOKU)(+ 多和田えみ)
Enc. ReMember (前々回新曲)
show ended 19:52
4月20日は、トクが不参加。6曲目が「I Like It」(有坂美香)、「My Kinda Girl」(竹本健一)。
(2010年4月19日月曜、目黒ブルース・アレイ=北山陽一ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kitayama, Youichi
新学期。
「9月入学」(2009年9月)「そして進級へ」(2010年2月)に続く北山陽一ソロ第三弾「新学期」のライヴ。着々と学生生活をエンジョイしているようだ。次は、「夏休み」とか?(笑) ブルース・アレイは、超満員で階段のところまで人があふれていた。2デイズ4公演すべてソールドアウト。そして99%女性ファンだ。
ソロライヴ第三弾ということもあって、北山さんもすっかりソロ・ステージも慣れてきて、新しい人とのコラボレーションを存分に楽しんでいる様子がうかがえる。特に今回は、初日に親友TOKU(トク)(トランペット、フルーゲルホーン、ヴォーカル)が登場。3曲を一緒に。トクをステージに呼び込んで、いきなり、「ビタースイート・サンバ」。あの伝説の深夜番組「オール・ナイト・ニッポン」のテーマ曲だ。最近ではCMでも使われておなじみ。まるで、トク&北山のテーマソングのよう。そして、トク得意のスティーヴィー楽曲「ゴールデン・レディー」、その後、大きなアフロヘアがトレードマーク多和田えみさんを呼び込みインコグニートの「スティル・ア・フレンド・オブ・マイン」。ここでは全員が集まり、歌う。このトクのパフォーマンスを見ていた黒沢さん、「ずるいなあ、いいなあ、トク」とトクに賛辞。
北山さんは、この曲の最初のところが歌われた瞬間、「もうこのソロライヴは成功した」と思った、と言う。また、「いろんな新しい人と一緒にやって刺激を受け、シンガーとして新しいものを発見した」とも言う。
トクは残念ながら、2日目は自分のライヴがあるため不参加。トクの部分は、今回バックコーラスを担当している竹本さんと北山さんで歌うという。また、2日目は、煌く女性ヴォーカリスト、有坂美香さんが「アイ・ライク・イット」を歌ったという。
北山さん、5曲目「キャンドルフラワー」が今回のために書き下ろした新曲。そのほか前回新曲、前々回新曲も披露。ライヴごとに新曲を作り発表している。「キャンドルフラワー」は彼のハイヴォイスが印象的だ。北山さんは、低音もあれば、きれいな高音もある。ということは、ひとりヴォーカルグループも多重録音でできるかもしれない。
ファーストが終わって外にでると、セカンド待ちの人が入口近辺に溢れていた。それにしても、この動員だと次はもっと広い会場ということになりそう。
■過去記事
2010年03月06日(土)
◆北山陽一・特別公演「~そして進級へ~」、ブルース・アレイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10473887849.html
2009年09月11日(金)
北山陽一初ライヴ『九月入学』@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10340031318.html
■メンバー
北山陽一 特別公演 ~新学期~
(Vo)北山陽一(from ゴスペラーズ) (Pf)柴田敏弥 (G)伊原“aniki”広志
(B)鈴木渉 (Key)宮崎裕介 (Ds)白根佳尚 (Cho)有坂美香、竹本健一
(Vocal, Trumpet, Flugelhorn) TOKU=19日のみ、(V)多和田えみ(両日)
■セットリスト 北山陽一 特別公演~新学期~ 2010年4月19日(月)
Setlist :
01. Hang Up Your Hang Ups [Herbie Hancock]
02. Astro Note (前回新曲)
03. Wild Horses [Rolling Stones] (+多和田えみ)
04. Lovely Day [Original] (+多和田えみ)
05. キャンドルフラワー (今回新曲)
06. Bittersweet Samba [Herb Alpert & Tijuana Brass] (+TOKU)
07. Golden Lady [Stevie Wonder] (+TOKU)
08. My Kinda Girl [Brian McKnight & Justin Timberblake] (+TOKU)
09. Still A Friend Of Mine [Incognito] (+TOKU)(+ 多和田えみ)
Enc. ReMember (前々回新曲)
show ended 19:52
4月20日は、トクが不参加。6曲目が「I Like It」(有坂美香)、「My Kinda Girl」(竹本健一)。
(2010年4月19日月曜、目黒ブルース・アレイ=北山陽一ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kitayama, Youichi
☆ワックスポエティックス第9号発売~テディペン、映画『ソウル・パワー』、ジミヘンなど
2010年4月20日 音楽【Waxpoetics Japan #9 Now Released】
テディ。
ブラック・ミュージックを中心に良質な音楽を深く掘り下げている音楽誌ワックスポエティックス(日本版)の第9号が、2010年4月20日発売された。この号では、僕はテディー・ペンダーグラスのインタヴュー記事とそれに関する記事(計9ページ)、映画『ソウル・パワー』の紹介記事(6ページ)を担当した。
テディーのメインのインタヴュー記事は、2009年にアメリカ版に出たものだったが、このインタヴューが実に興味深い。以前にも書いたが、テディーが若手のインタヴューアーに対して怒っているのだ。他のテディーのインタヴューを見たり、読んだりしても、そういうのはなく、また、ここまでアーティストが怒っているインタヴューもめったにない。たぶん、インタヴューアーが若くて、表面的なことしか聞かなかったからかもしれないのだが、話が進むにつれ、どんどんと険悪になっていくところが、はらはらドキドキものなのだ。これを読むと、まさにインタヴューとは「生き物」「戦い(勝負)」だということをつくづく感じる。そこで、本編のインタヴューのほかに、1ページだけ、このインタヴューがどうしてこのような形になったかについて、若干の分析をしてみた。
もう1本は、6月に公開される映画『ソウル・パワー』の記事だ。本ブログではすでにご紹介しているが、その様子を写真もたっぷりに6ページ特集。特集1ページ目にドン・キング、ビル・ウィザース、モハメド・アリの3ショットが掲載されている。食事をしているのだが、ドンとアリがいろいろしゃべっているが、ビルは黙々と食べている。このとき、アリは珈琲に砂糖を入れるのだが、その砂糖を入れる量がはんぱではない。
このほかに第一特集はジミ・ヘンドリックス(15ページ)、これに付随して「アイズレイのジミ・ヘン」とも呼ばれているアーニー・アイズレイのインタヴュー(7ページ)があり、あわせると22ページ、大変読み応えのある内容だ。アーニーのインタヴューを読みながら、彼のファースト・アルバムのライナーを書いたこと、そのときに電話インタヴューをしたことを思い出した。幼いアーニーが、ジミ・ヘンドリックスが一時期居候していたことを思い出すシーンなど、最高の話しだ。
というわけで、内容の濃い記事は、ぜひ立ち読みではなく、おうちでじっくりお読みください。アマゾンでも、買えます。(アマゾンサイトに目次的な紹介があります)
■関連記事
2010年01月16日(土)
テディー・ペンダーグラス死去:フィリーのメッセージをのせて
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10435270093.html
2010年01月14日(木)
(緊急寄稿) テディー・ペンダーグラス『トゥルーリー・ブレスド』ライナーノーツ 復刻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100114.html
2010年03月14日(日)
映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10481294944.html
2010年03月15日(月)
映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10482117209.html#main
■ワックスポエティックス・ジャパン第9号(2010年4月20日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134226/soulsearchinho-22/ref=nosim/
ENT>MAGAZINE>Wapoetics Japan>9
テディ。
ブラック・ミュージックを中心に良質な音楽を深く掘り下げている音楽誌ワックスポエティックス(日本版)の第9号が、2010年4月20日発売された。この号では、僕はテディー・ペンダーグラスのインタヴュー記事とそれに関する記事(計9ページ)、映画『ソウル・パワー』の紹介記事(6ページ)を担当した。
テディーのメインのインタヴュー記事は、2009年にアメリカ版に出たものだったが、このインタヴューが実に興味深い。以前にも書いたが、テディーが若手のインタヴューアーに対して怒っているのだ。他のテディーのインタヴューを見たり、読んだりしても、そういうのはなく、また、ここまでアーティストが怒っているインタヴューもめったにない。たぶん、インタヴューアーが若くて、表面的なことしか聞かなかったからかもしれないのだが、話が進むにつれ、どんどんと険悪になっていくところが、はらはらドキドキものなのだ。これを読むと、まさにインタヴューとは「生き物」「戦い(勝負)」だということをつくづく感じる。そこで、本編のインタヴューのほかに、1ページだけ、このインタヴューがどうしてこのような形になったかについて、若干の分析をしてみた。
もう1本は、6月に公開される映画『ソウル・パワー』の記事だ。本ブログではすでにご紹介しているが、その様子を写真もたっぷりに6ページ特集。特集1ページ目にドン・キング、ビル・ウィザース、モハメド・アリの3ショットが掲載されている。食事をしているのだが、ドンとアリがいろいろしゃべっているが、ビルは黙々と食べている。このとき、アリは珈琲に砂糖を入れるのだが、その砂糖を入れる量がはんぱではない。
このほかに第一特集はジミ・ヘンドリックス(15ページ)、これに付随して「アイズレイのジミ・ヘン」とも呼ばれているアーニー・アイズレイのインタヴュー(7ページ)があり、あわせると22ページ、大変読み応えのある内容だ。アーニーのインタヴューを読みながら、彼のファースト・アルバムのライナーを書いたこと、そのときに電話インタヴューをしたことを思い出した。幼いアーニーが、ジミ・ヘンドリックスが一時期居候していたことを思い出すシーンなど、最高の話しだ。
というわけで、内容の濃い記事は、ぜひ立ち読みではなく、おうちでじっくりお読みください。アマゾンでも、買えます。(アマゾンサイトに目次的な紹介があります)
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2010年01月16日(土)
テディー・ペンダーグラス死去:フィリーのメッセージをのせて
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(緊急寄稿) テディー・ペンダーグラス『トゥルーリー・ブレスド』ライナーノーツ 復刻
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映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10481294944.html
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映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10482117209.html#main
■ワックスポエティックス・ジャパン第9号(2010年4月20日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134226/soulsearchinho-22/ref=nosim/
ENT>MAGAZINE>Wapoetics Japan>9
◎映画『プレシャス~小説「プッシュ」を元に~』
2010年4月19日 音楽◎映画『プレシャス~小説「プッシュ」を元に~』
【Movie Precious: Based On The Novel Push By Sapphire】
プッシュ。
昨日『ソウル・ブレンズ』内「ソウル・サーチン」でご紹介した映画『プレシャス』。新装発売となった文庫本もアマゾンで注文したら翌日に届いて、たらたら読んでいるが、そのあたりも含めて話をするために、いろいろ調べていたら、前回の映画評のところでは書ききれていないことがたくさんあるので、追記したい。
まず、おもしろいのが、この映画の原作本となった『プッシュ』を書いたサファイアー(1950年生まれ)も、監督のリー・ダニエルズ(1959年生まれ)も、ともに黒人であり、同性愛者ということだった。どちらもカミングアウトしており、リーにいたってはパートナーと2人の子供を養子に向かえ育てている、という。
原題『プッシュ』が、映画では『プレシャス』になったのは、同時期公開の映画に『プッシュ』というタイトルのものがあったので混同を避けるために、こちらは、『プレシャス~サファイアーの小説「プッシュ」に基づく』となった。
原題の「プッシュ(押す=push)」という単語は、映画の主人公プレシャスの16年の人生の大きなキーワードになっている。文庫本の訳者解説で、東江一紀(あがりえ・かずき)さんが、その単語の3つの使い方について解説をしていて、なるほどと納得した。
プッシュという単語自体さまざまな意味を持つが、この映画では、1)プレシャスが子供を産むときに周りから言われる「プッシュ」。この場合「いきめ」「赤ん坊を押し出せ」といった意味。2)プレシャスがいわゆる代替学校(オルタナティヴ・スクール=公立校を追い出された生徒が通うフリースクール)に初めて行くときそのビルのエレヴェーターに乗って19階のボタンを押すときの「プッシュ」。まさにボタンを押すの、押す。3)プレシャスがその代替学校のレイン先生(ポーラ・パットン)の授業の中で、文集に寄せる作文を書けと言われるもののなかなか書けずに悩んでいるとき、そのレイン先生から「がんばって、ふんばって、自分のクリエイティヴを押し出して」と言われるときの「プッシュ」。と、3つのプッシュがそれぞれ違った場面で、しかし、彼女の人生の中でひじょうに象徴的に使われる。小説のタイトルが「プッシュ」となったことがよくわかるシーンだ。
この原作本は、ひじょうにおもしろい。冒頭のところは、主人公が文字の読み書きができないということで、おぼつかない英語だったのだろう。日本語では、おぼつかない日本語が、ほとんどすべてひらがなで書かれているのだ。ページをめくるごとにだんだん漢字が増えていく。これは、なかなかのアイデアだ。
作家のサファイアーも、ハーレムでこの代替学校で教師をしていたことがある、という。そこで、何人ものプレシャスのような子供たちを見てきた。そうしたたくさんのプレシャスを見たことで、この小説を書いた。
今回の映画のサントラは、メアリー・J・ブライジがエグゼクティヴ・プロデューサーになっていて、「アイ・キャン・シー・イン・カラー」という曲を書き下ろしている。ただ、映画ではブライジのアルバム『ノー・モア・ドラマ』に収録されている「デスティニー」という曲が使われる。これが、まさにプレシャスのために書かれたのではないかというほどはまる。なぜ、これもサントラにいれなかったのかな。
当初ソーシャル・ウォーカーの役はヘレン・ミレンが演じることになっていたが、最後に出演を辞退したために急遽、マライア・キャリーにその役が回ってきた。ノーメークのマライアが実にいい雰囲気をだしている。そして、最大の演技賞は母親役のモニーク。元々コメディエンヌで、ラジオのDJなどもしていたモニーク。これを機にハリウッドからも大注目されるだろう。また、それまでも何人もプレシャス役の候補がいたが、監督たちを満足させられなかった。主役を射止めたガボーレ・シディベーは、月曜日にオーディションに出て、水曜日にはその役を獲得した。そのエピソードは、オプラ・ウィンフリーがアカデミーの授賞式のスピーチでも語っていた。
さて、読んでから観るか、観てから読むか。
■ 映画『プレシャス』~2010年4月24日(土)ロードショー
日比谷東宝映画街トーホー・シネマズシャンテ、渋谷シネマライズなど
公式サイト
http://www.precious-movie.net/
■ 関連記事
2010年04月14日(水)
映画『プレシャス』~16歳プレシャスの運命は~今年のブラック・ムーヴィーの傑作
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10507635447.html
■映画『プレシャス』の原作本『プレシャス』(文庫本)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309463320/soulsearchinho-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"
■『プレシャス』サウンドトラック盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0036G4CS6/soulsearchinho-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"
ENT>MOVIE>Precious
【Movie Precious: Based On The Novel Push By Sapphire】
プッシュ。
昨日『ソウル・ブレンズ』内「ソウル・サーチン」でご紹介した映画『プレシャス』。新装発売となった文庫本もアマゾンで注文したら翌日に届いて、たらたら読んでいるが、そのあたりも含めて話をするために、いろいろ調べていたら、前回の映画評のところでは書ききれていないことがたくさんあるので、追記したい。
まず、おもしろいのが、この映画の原作本となった『プッシュ』を書いたサファイアー(1950年生まれ)も、監督のリー・ダニエルズ(1959年生まれ)も、ともに黒人であり、同性愛者ということだった。どちらもカミングアウトしており、リーにいたってはパートナーと2人の子供を養子に向かえ育てている、という。
原題『プッシュ』が、映画では『プレシャス』になったのは、同時期公開の映画に『プッシュ』というタイトルのものがあったので混同を避けるために、こちらは、『プレシャス~サファイアーの小説「プッシュ」に基づく』となった。
原題の「プッシュ(押す=push)」という単語は、映画の主人公プレシャスの16年の人生の大きなキーワードになっている。文庫本の訳者解説で、東江一紀(あがりえ・かずき)さんが、その単語の3つの使い方について解説をしていて、なるほどと納得した。
プッシュという単語自体さまざまな意味を持つが、この映画では、1)プレシャスが子供を産むときに周りから言われる「プッシュ」。この場合「いきめ」「赤ん坊を押し出せ」といった意味。2)プレシャスがいわゆる代替学校(オルタナティヴ・スクール=公立校を追い出された生徒が通うフリースクール)に初めて行くときそのビルのエレヴェーターに乗って19階のボタンを押すときの「プッシュ」。まさにボタンを押すの、押す。3)プレシャスがその代替学校のレイン先生(ポーラ・パットン)の授業の中で、文集に寄せる作文を書けと言われるもののなかなか書けずに悩んでいるとき、そのレイン先生から「がんばって、ふんばって、自分のクリエイティヴを押し出して」と言われるときの「プッシュ」。と、3つのプッシュがそれぞれ違った場面で、しかし、彼女の人生の中でひじょうに象徴的に使われる。小説のタイトルが「プッシュ」となったことがよくわかるシーンだ。
この原作本は、ひじょうにおもしろい。冒頭のところは、主人公が文字の読み書きができないということで、おぼつかない英語だったのだろう。日本語では、おぼつかない日本語が、ほとんどすべてひらがなで書かれているのだ。ページをめくるごとにだんだん漢字が増えていく。これは、なかなかのアイデアだ。
作家のサファイアーも、ハーレムでこの代替学校で教師をしていたことがある、という。そこで、何人ものプレシャスのような子供たちを見てきた。そうしたたくさんのプレシャスを見たことで、この小説を書いた。
今回の映画のサントラは、メアリー・J・ブライジがエグゼクティヴ・プロデューサーになっていて、「アイ・キャン・シー・イン・カラー」という曲を書き下ろしている。ただ、映画ではブライジのアルバム『ノー・モア・ドラマ』に収録されている「デスティニー」という曲が使われる。これが、まさにプレシャスのために書かれたのではないかというほどはまる。なぜ、これもサントラにいれなかったのかな。
当初ソーシャル・ウォーカーの役はヘレン・ミレンが演じることになっていたが、最後に出演を辞退したために急遽、マライア・キャリーにその役が回ってきた。ノーメークのマライアが実にいい雰囲気をだしている。そして、最大の演技賞は母親役のモニーク。元々コメディエンヌで、ラジオのDJなどもしていたモニーク。これを機にハリウッドからも大注目されるだろう。また、それまでも何人もプレシャス役の候補がいたが、監督たちを満足させられなかった。主役を射止めたガボーレ・シディベーは、月曜日にオーディションに出て、水曜日にはその役を獲得した。そのエピソードは、オプラ・ウィンフリーがアカデミーの授賞式のスピーチでも語っていた。
さて、読んでから観るか、観てから読むか。
■ 映画『プレシャス』~2010年4月24日(土)ロードショー
日比谷東宝映画街トーホー・シネマズシャンテ、渋谷シネマライズなど
公式サイト
http://www.precious-movie.net/
■ 関連記事
2010年04月14日(水)
映画『プレシャス』~16歳プレシャスの運命は~今年のブラック・ムーヴィーの傑作
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10507635447.html
■映画『プレシャス』の原作本『プレシャス』(文庫本)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309463320/soulsearchinho-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"
■『プレシャス』サウンドトラック盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0036G4CS6/soulsearchinho-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"
ENT>MOVIE>Precious
○中国政府クチパクを禁止~クチパク歌手に初の罰金
2010年4月18日 音楽○中国政府クチパクを禁止~クチパク歌手に初の罰金
【Lip-Synch Ban For China】
厳罰。
ロイターなどの外電によると、中国政府は、ライヴ会場でのいわゆる「リップ・シンク」(クチパク)を禁止することになり、その条例にならって、昨年成都(チョンドゥ)で行われたライヴでクチパクで歌った無名のシンガー2人Yin Youcan と Fang Ziyuanにそれぞれ5万元(約7300ドル=70万円)を課した。そのライヴでは、マイクから信号がでていなかった、という。同条例で罰金が課せられたのはこれが初めて。主催者は2人はダンサーであり、現在所在を確認できないとしている。
2年前(2008年)の北京オリンピック開会式でのクチパクが問題になり、中国は2008年12月からテレビショーなどでのクチパクを禁止し、テレビ局は、「本物のシンガー」による「健全な歌詞」を歌うことを要求されている。当局によると、2年間の間に2度クチパクが確認されると、プロフェッショナル・パフォーマーのライセンスを剥奪するという。
オリンピックの開会式では、実際にテレビに映った子供のシンガー(9歳Lin Miaoke)が、事前に録音した音源にあわせてクチパクをしたことが、後に発覚した。ところがさらに、この事前に録音されていた音源(世界に流れたもの)自体も、まったく別の歌手(7歳Yang Peiyi)が歌っていたことが発覚。二重に批判を浴びた。もともと歌ったシンガーは、ルックスがよくなく、世界へのテレビ中継にはふさわしくないと当局が考え、見栄えのよいシンガーに変えたという。
中国内でもこの措置に対しては、「もっと有名なシンガーでクチパクをしているのがいるのだから、そっちが先だろう」といった意見も出ているようだ。
現在、中国は、まもなく始まる万博に向けて、西側向けのアピールを強めており、上海ではアパートから洗濯物を出すことを禁止するなど、さまざまな禁止措置を取り始めている。
■ロイターの記事 2010年4月12日配信
http://www.reuters.com/article/idUSTRE63B4JQ20100412
■BBCニュースのサイト。北京五輪開会式で歌ったとされる2人の写真が掲載されています。(2008年12月8日付け)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7765580.stm
+++++
クチパクの功罪
【Merits And Demerits Of Lip Synching】
功罪。
水曜日(4月14日)の朝、ケイリブが電話してきた。何かと思ったら、「中国でクチパクが禁止になったニュース見たか? 信じられるか? おもしろいだろ。このニュースを見て、まっさきに知らせたいと思ったのが、君だよ」と言う。ケイリブは以前から、ライヴではリアル・ミュージシャンが実際に演奏し、リアル・シンガーが実際に歌うことが当然で、クチパクはけしからん、という立場だった。つねに、自分のライヴでも「Support live music and live musicians(ライヴ音楽とライヴ・ミュージシャンをサポートして)」と口をすっぱくして言っている。もちろん僕も同意で、それを最大限応援している。そんなわけで電話してきたのだろう。ケイリブはCNNのアンダーソン・クーパー(Anderson Cooper)のところで、このニュースを見たという。
しかし、あらゆる意味ですごいニュースだ。よく考えてみると、クチパクを法律で禁止して、罰金を課すというのも、どうなんだろう。(笑) 中国という国はなんだかなあ、という感じもする。もしこれがきっちり守られたら、日本やアメリカの歌手で中国でも人気のある人たちが、中国公演するときなんか、どうなるんだろうか。それとも、事前にそれを告知すれば、免責になるのだろうか。
しかし、現行犯でなくて、どうやって事実を証明するのだろう。仮に、現行犯だったら、その場で、あるいはライヴが終わった直後かなんかに、「今、君はクチパクだったね。現行犯逮捕!」とかになるのか。(笑) 日本で駐車禁止やスピード違反に捕まるようなものなのだろうか。今回の罰金は、昨年のそのショーでマイクから信号がでていなかったために、クチパクだったと認定したそうだが、現行犯でなく、それって証明できるのかなあ。
もちろん、歌はリアルにライヴで歌ったほうがいいに決まっているが、激しく踊りを見せるパフォーマーなんて、別にクチパクでも、トータルのショーがよければ、それもありかな、とも思う。パフュームの3人が別にクチパクだって、あれだけ踊って見せてくれれば、トラックがカラオケでも、誰も文句は言わない。ジャネットだって、あの激しいダンス曲が仮に一部クチパクでもいいだろう。ただし、バラードはちゃんと生で歌って欲しいと思うが。
歴史に残るクチパクといえば、マイケル・ジャクソンの『モータウン25』での「ビリー・ジーン」だ。別にクチパクを奨励するわけではないが、クチパクでも芸術性を高めれば、それも立派な作品になりうるということだ。
ただし、少なくとも、中国では「リアル・シンガー」「リアル・ミュージシャン」の時代がやってきた、ともいえるかもしれない。中国は一歩進んでいるのか、それとも一歩遅れているのか。歴史に判断してもらうしかない。
(訂正)ツイッター速報では、「北京オリンピック開会式で歌ったシンガー(と、その替え玉)2人に各七千ドルの罰金を課す」と書いてしまいましたが、今回罰金になったのは、昨年のライヴでの別のシンガーでした。五輪シンガーは罰金になっていません。お詫びして訂正します。
ENT>NEWS>
【Lip-Synch Ban For China】
厳罰。
ロイターなどの外電によると、中国政府は、ライヴ会場でのいわゆる「リップ・シンク」(クチパク)を禁止することになり、その条例にならって、昨年成都(チョンドゥ)で行われたライヴでクチパクで歌った無名のシンガー2人Yin Youcan と Fang Ziyuanにそれぞれ5万元(約7300ドル=70万円)を課した。そのライヴでは、マイクから信号がでていなかった、という。同条例で罰金が課せられたのはこれが初めて。主催者は2人はダンサーであり、現在所在を確認できないとしている。
2年前(2008年)の北京オリンピック開会式でのクチパクが問題になり、中国は2008年12月からテレビショーなどでのクチパクを禁止し、テレビ局は、「本物のシンガー」による「健全な歌詞」を歌うことを要求されている。当局によると、2年間の間に2度クチパクが確認されると、プロフェッショナル・パフォーマーのライセンスを剥奪するという。
オリンピックの開会式では、実際にテレビに映った子供のシンガー(9歳Lin Miaoke)が、事前に録音した音源にあわせてクチパクをしたことが、後に発覚した。ところがさらに、この事前に録音されていた音源(世界に流れたもの)自体も、まったく別の歌手(7歳Yang Peiyi)が歌っていたことが発覚。二重に批判を浴びた。もともと歌ったシンガーは、ルックスがよくなく、世界へのテレビ中継にはふさわしくないと当局が考え、見栄えのよいシンガーに変えたという。
中国内でもこの措置に対しては、「もっと有名なシンガーでクチパクをしているのがいるのだから、そっちが先だろう」といった意見も出ているようだ。
現在、中国は、まもなく始まる万博に向けて、西側向けのアピールを強めており、上海ではアパートから洗濯物を出すことを禁止するなど、さまざまな禁止措置を取り始めている。
■ロイターの記事 2010年4月12日配信
http://www.reuters.com/article/idUSTRE63B4JQ20100412
■BBCニュースのサイト。北京五輪開会式で歌ったとされる2人の写真が掲載されています。(2008年12月8日付け)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7765580.stm
+++++
クチパクの功罪
【Merits And Demerits Of Lip Synching】
功罪。
水曜日(4月14日)の朝、ケイリブが電話してきた。何かと思ったら、「中国でクチパクが禁止になったニュース見たか? 信じられるか? おもしろいだろ。このニュースを見て、まっさきに知らせたいと思ったのが、君だよ」と言う。ケイリブは以前から、ライヴではリアル・ミュージシャンが実際に演奏し、リアル・シンガーが実際に歌うことが当然で、クチパクはけしからん、という立場だった。つねに、自分のライヴでも「Support live music and live musicians(ライヴ音楽とライヴ・ミュージシャンをサポートして)」と口をすっぱくして言っている。もちろん僕も同意で、それを最大限応援している。そんなわけで電話してきたのだろう。ケイリブはCNNのアンダーソン・クーパー(Anderson Cooper)のところで、このニュースを見たという。
しかし、あらゆる意味ですごいニュースだ。よく考えてみると、クチパクを法律で禁止して、罰金を課すというのも、どうなんだろう。(笑) 中国という国はなんだかなあ、という感じもする。もしこれがきっちり守られたら、日本やアメリカの歌手で中国でも人気のある人たちが、中国公演するときなんか、どうなるんだろうか。それとも、事前にそれを告知すれば、免責になるのだろうか。
しかし、現行犯でなくて、どうやって事実を証明するのだろう。仮に、現行犯だったら、その場で、あるいはライヴが終わった直後かなんかに、「今、君はクチパクだったね。現行犯逮捕!」とかになるのか。(笑) 日本で駐車禁止やスピード違反に捕まるようなものなのだろうか。今回の罰金は、昨年のそのショーでマイクから信号がでていなかったために、クチパクだったと認定したそうだが、現行犯でなく、それって証明できるのかなあ。
もちろん、歌はリアルにライヴで歌ったほうがいいに決まっているが、激しく踊りを見せるパフォーマーなんて、別にクチパクでも、トータルのショーがよければ、それもありかな、とも思う。パフュームの3人が別にクチパクだって、あれだけ踊って見せてくれれば、トラックがカラオケでも、誰も文句は言わない。ジャネットだって、あの激しいダンス曲が仮に一部クチパクでもいいだろう。ただし、バラードはちゃんと生で歌って欲しいと思うが。
歴史に残るクチパクといえば、マイケル・ジャクソンの『モータウン25』での「ビリー・ジーン」だ。別にクチパクを奨励するわけではないが、クチパクでも芸術性を高めれば、それも立派な作品になりうるということだ。
ただし、少なくとも、中国では「リアル・シンガー」「リアル・ミュージシャン」の時代がやってきた、ともいえるかもしれない。中国は一歩進んでいるのか、それとも一歩遅れているのか。歴史に判断してもらうしかない。
(訂正)ツイッター速報では、「北京オリンピック開会式で歌ったシンガー(と、その替え玉)2人に各七千ドルの罰金を課す」と書いてしまいましたが、今回罰金になったのは、昨年のライヴでの別のシンガーでした。五輪シンガーは罰金になっていません。お詫びして訂正します。
ENT>NEWS>
◆エリカ・バドゥー~堂々としたその存在感
2010年4月17日 音楽【Erykah Badu: My Pace, My Style, My Way】
哲学。
エリカ・バドゥーの2000年、2005年、2006年(スプリング・グルーヴ)以来通算4回目のライヴ。バンドがイントロを延々と演奏する。ゆったりしたグルーヴで女王の登場をじっと待つ。暗転して、演奏が始まってからおよそ8分。遂にクイーンがステージに現れた。
自身が音楽的にやりたいことを充分わかっていて、他の邪魔者から一切の干渉なしに独自の音楽を貫く。ぶれずに軸足がしっかりしていて、地に足がついている。そうした自信から醸し出される存在感は、ステージで煌いていた。マイ・ペースにして、マイ・スタイルをマイ・ウェイで。そんな感じだ。
ゼップは1階を座席にしてほぼ満員か。事前に一応形だけのセットリストがあったが、途中からはまったく自由に音楽と戯れ、観客を虜にしていった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJにコーラス3人。メンバー紹介の名前などがなかなか聞き取れなかったが、ドラマーが15歳と言ったような気がした。15歳だったら、すごい。
事前にセットリストを作らない彼女らしい、実に音楽の自由度の高いライヴだ。途中で衣装変えが1回。最初は黒いハットに黒の上下だったが、衣装変えした後はオーガニックなファッションが印象的だ。
カラフルなエリカ風ファッションで全身を包んだファンもけっこう目立ち、エリカがそのライフスタイル、ファッション性でも大きな影響を与えていることがよくわかる。
センター中央にテルミンという2本の棒を使った一種のシンセサイザー的な楽器が置いてあり、これを自由自在に扱って音をだしていた。テルミンとは、最初のシンセサイザー、つまり電子楽器といえるもの。2つの棒があって、1本のほうに手を近づけたり遠ざけたりして、音の高低を調整、もう1本のほうに同様に手を近づけたり、遠ざけたりして、音量(音の大きさ)を微調整する。手が入ることによって空気抵抗が生まれ、その変化が電子信号になって音の変化になる。それで、5オクターヴくらい出るという。これが、手は楽器に触れないのに、音がいろいろ出てくるので、手品のようだ。もうひとつ、電子パーカッションのようなものも置いて、適度に叩いていた。そのあたりが出す音が、このゆったりまったり感に妙にはまる。
それにしても、このゆったりまったりで、エリカ・バドゥー・ワールドを作るのだからたいしたもの。ポエトリー・リーディングにさらに音楽が付き、その中心線にエリカの哲学があるようなライヴ・パフォーマンスだ。
●ライヴは今日(4月17日土曜)横浜ベイホールでも。
詳しくはポジティヴ・プロダクション。
http://www.bmopositive.com/
■過去関連記事
テルミンについて少し触れている記事
November 28, 2005
Jun Played Newly Arrived Piano: The Sound Of Piano Has Changed In Two Hours
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_11_28.html
2005年のエリカ・ライヴ評
April 03, 2005
Erykah Badu: Purple Queen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000014.html
■エリカ・バドゥー 最新作『ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003063HFQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
エリカ その前の2008年作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNFI/soulsearchinho-22/ref=nosim/
『バドゥイズム』 なんといってもファーストアルバム(1997年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005GT7A/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■メンバー Members
Erykah Badu (vocal)
drums
guitar
bass
DJ
3 chorus
■セットリスト エリカ・バドゥー
Setlist (incomplete): Erykah Badu
(わかる方いらしたらAebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。このほかにWant U と Dangerもどこかでやったそうです)
show started 20:07
Erykah appeared 20:15
01. Intro
02. 20 Feet Tall
03. Love Come Into
04. The Healer
05. Me
06. My People
07. On And On
08. Didn’t Cha Know
09. Liberation ? ("Lord, coming to...")
10. Humble Mumble
11. Love Of Life
12. Off The Wall [Michael Jackson]
13. I Want You
14. (Disco Night sampling??)
15. ??
16. (Prince sampling??)
17. Appletree
18.
19. CD (old CD)
20. Outside Of The Game
21. Nuclear War - Milk Is Chillin(?)
22. Soldier
23. DJ Introduction with his 3 songs
24. Out Of My Mind?
Enc.1 Tyrone
Enc.2 Bag Lady
show ended 22:13
(2010年4月16日金曜、ゼップ東京=エリカ・バドゥー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Badu, Erykah
2010-59
哲学。
エリカ・バドゥーの2000年、2005年、2006年(スプリング・グルーヴ)以来通算4回目のライヴ。バンドがイントロを延々と演奏する。ゆったりしたグルーヴで女王の登場をじっと待つ。暗転して、演奏が始まってからおよそ8分。遂にクイーンがステージに現れた。
自身が音楽的にやりたいことを充分わかっていて、他の邪魔者から一切の干渉なしに独自の音楽を貫く。ぶれずに軸足がしっかりしていて、地に足がついている。そうした自信から醸し出される存在感は、ステージで煌いていた。マイ・ペースにして、マイ・スタイルをマイ・ウェイで。そんな感じだ。
ゼップは1階を座席にしてほぼ満員か。事前に一応形だけのセットリストがあったが、途中からはまったく自由に音楽と戯れ、観客を虜にしていった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJにコーラス3人。メンバー紹介の名前などがなかなか聞き取れなかったが、ドラマーが15歳と言ったような気がした。15歳だったら、すごい。
事前にセットリストを作らない彼女らしい、実に音楽の自由度の高いライヴだ。途中で衣装変えが1回。最初は黒いハットに黒の上下だったが、衣装変えした後はオーガニックなファッションが印象的だ。
カラフルなエリカ風ファッションで全身を包んだファンもけっこう目立ち、エリカがそのライフスタイル、ファッション性でも大きな影響を与えていることがよくわかる。
センター中央にテルミンという2本の棒を使った一種のシンセサイザー的な楽器が置いてあり、これを自由自在に扱って音をだしていた。テルミンとは、最初のシンセサイザー、つまり電子楽器といえるもの。2つの棒があって、1本のほうに手を近づけたり遠ざけたりして、音の高低を調整、もう1本のほうに同様に手を近づけたり、遠ざけたりして、音量(音の大きさ)を微調整する。手が入ることによって空気抵抗が生まれ、その変化が電子信号になって音の変化になる。それで、5オクターヴくらい出るという。これが、手は楽器に触れないのに、音がいろいろ出てくるので、手品のようだ。もうひとつ、電子パーカッションのようなものも置いて、適度に叩いていた。そのあたりが出す音が、このゆったりまったり感に妙にはまる。
それにしても、このゆったりまったりで、エリカ・バドゥー・ワールドを作るのだからたいしたもの。ポエトリー・リーディングにさらに音楽が付き、その中心線にエリカの哲学があるようなライヴ・パフォーマンスだ。
●ライヴは今日(4月17日土曜)横浜ベイホールでも。
詳しくはポジティヴ・プロダクション。
http://www.bmopositive.com/
■過去関連記事
テルミンについて少し触れている記事
November 28, 2005
Jun Played Newly Arrived Piano: The Sound Of Piano Has Changed In Two Hours
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_11_28.html
2005年のエリカ・ライヴ評
April 03, 2005
Erykah Badu: Purple Queen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000014.html
■エリカ・バドゥー 最新作『ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003063HFQ/soulsearchinho-22/ref=nosim/
エリカ その前の2008年作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00118YNFI/soulsearchinho-22/ref=nosim/
『バドゥイズム』 なんといってもファーストアルバム(1997年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005GT7A/soulsearchinho-22/ref=nosim/
■メンバー Members
Erykah Badu (vocal)
drums
guitar
bass
DJ
3 chorus
■セットリスト エリカ・バドゥー
Setlist (incomplete): Erykah Badu
(わかる方いらしたらAebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。このほかにWant U と Dangerもどこかでやったそうです)
show started 20:07
Erykah appeared 20:15
01. Intro
02. 20 Feet Tall
03. Love Come Into
04. The Healer
05. Me
06. My People
07. On And On
08. Didn’t Cha Know
09. Liberation ? ("Lord, coming to...")
10. Humble Mumble
11. Love Of Life
12. Off The Wall [Michael Jackson]
13. I Want You
14. (Disco Night sampling??)
15. ??
16. (Prince sampling??)
17. Appletree
18.
19. CD (old CD)
20. Outside Of The Game
21. Nuclear War - Milk Is Chillin(?)
22. Soldier
23. DJ Introduction with his 3 songs
24. Out Of My Mind?
Enc.1 Tyrone
Enc.2 Bag Lady
show ended 22:13
(2010年4月16日金曜、ゼップ東京=エリカ・バドゥー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Badu, Erykah
2010-59
★(告知)明日夜TBSラジオ『リッスン・ソウル』にゲスト出演します
2010年4月16日 音楽【The Soul Searcher Will Be On "Listen Soul"(TBS Radio) Saturday】
告知。
「ソウル・サーチャー」吉岡正晴が、明日(2010年4月17日土曜日)夜6時から9時までのTBSラジオ(954khz)の『Listen Soul(リッスン・ソウル)』(DJ林家三平)にゲスト出演します。出番は午後7時過ぎから30分程度。このコーナーは、毎回音楽に詳しい『ミュージック・マイスター」がその専門分野をわかりやすくご紹介するというもの。今回は、8月に来日が決まったスティーヴィー・ワンダーを紹介します。
この番組は4月からスタートしたもので、今回が2回目の放送。第1回目は音楽評論家の萩原健太さんが、キャロル・キングとジェームス・テイラーを紹介していました。
実は、当初は金曜日に見るエリカ・バドゥーの話を軸に「ネオ・ソウル」の話をしようかと思っていたのですが、局のほうからもっとわかりやすいテーマをということになり、スティーヴィーのお話に落ち着きました。
それにしても、番組タイトル、『リッスン・ソウル』とは! ソウル・サーチャーのためにあるような番組タイトルではないかと思いました。(笑) DJの林家三平さんはもちろん2代目の三平さん。お会いするのは初めてですが、楽しみです。
19時からは、JRNのネットで全国各地でもオンエアになります。また、関東地区ではTBSのラジコ(インターネット)でも聴けます。
■ラジコのサイト
http://radiko.jp/
■『Listen Soul』TBSラジオのウェッブ
http://www.tbsradio.jp/listen/index.html
毎週土曜日 18時00分~21時00分
(JRNネット 19時~)
■番組のツイッター
http://twitter.com/listen954
ハッシュタグは「#listen954」
■番組あてメール、ファクスのあて先
EMAIL: listen@tbs.co.jp
FAX: 03-5562-9540(放送時間中)
ENT>RADIO>Listen, Soul
告知。
「ソウル・サーチャー」吉岡正晴が、明日(2010年4月17日土曜日)夜6時から9時までのTBSラジオ(954khz)の『Listen Soul(リッスン・ソウル)』(DJ林家三平)にゲスト出演します。出番は午後7時過ぎから30分程度。このコーナーは、毎回音楽に詳しい『ミュージック・マイスター」がその専門分野をわかりやすくご紹介するというもの。今回は、8月に来日が決まったスティーヴィー・ワンダーを紹介します。
この番組は4月からスタートしたもので、今回が2回目の放送。第1回目は音楽評論家の萩原健太さんが、キャロル・キングとジェームス・テイラーを紹介していました。
実は、当初は金曜日に見るエリカ・バドゥーの話を軸に「ネオ・ソウル」の話をしようかと思っていたのですが、局のほうからもっとわかりやすいテーマをということになり、スティーヴィーのお話に落ち着きました。
それにしても、番組タイトル、『リッスン・ソウル』とは! ソウル・サーチャーのためにあるような番組タイトルではないかと思いました。(笑) DJの林家三平さんはもちろん2代目の三平さん。お会いするのは初めてですが、楽しみです。
19時からは、JRNのネットで全国各地でもオンエアになります。また、関東地区ではTBSのラジコ(インターネット)でも聴けます。
■ラジコのサイト
http://radiko.jp/
■『Listen Soul』TBSラジオのウェッブ
http://www.tbsradio.jp/listen/index.html
毎週土曜日 18時00分~21時00分
(JRNネット 19時~)
■番組のツイッター
http://twitter.com/listen954
ハッシュタグは「#listen954」
■番組あてメール、ファクスのあて先
EMAIL: listen@tbs.co.jp
FAX: 03-5562-9540(放送時間中)
ENT>RADIO>Listen, Soul