▲ジェイソン・デルーロ・ショーケース・ライヴ
2010年3月26日 音楽【Jason Derulo Showcase Live】
ショーケース。
「ワッチャ・セイ」がデビュー曲で全米1位になった新人、今年20歳のジェイソン・デルーロがプロモーションで来日。2010年3月24日(水)、渋谷のウーム(Womb)でショーケース・ライヴを行った。
ジェイソンは、1989年9月21日フロリダ州マイアミ生まれ。現在20歳。3人兄弟の末っ子。ハイチ系アメリカ人の両親の元に生まれた。ステージに上がったジェイソンはとても20歳には思えないほど堂々とした雰囲気。
この日は、東京のFM局Jウェイヴ主催のリスナー招待。7時からDJタローのDJがあり、ジェイソンは7時50分頃登場。アンコール含め6曲をトラックで披露した。ステージにはジェイソンのほか、男女2名ずつのダンサー。
ジェイソンはけっこう背が高く、CDで聴かれるようなちょっと「ロボ声」で歌う曲も。何よりダンサーとともに踊るダンスがうまい。本当に最近のR&B系アーティストはみなダンスがうまい。
この日は本編が終わったあと、DJタローらがジェイソンにインタヴューをし、質疑応答を軽くしていたが、その途中で、なんとタイガー・ウッズ(偽者)が登場。(オバマのマネをする芸人さん。名前忘れた) 「ワッチャ・セイ」がタイガーがメディアで叩かれているときに、よくかかっていたそうだ。タイガーとジェイソンがわけのわからないやりとりをして、笑いを取った。
■ ジェイソン・デルーロ(日本盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B67J8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ アメリカ盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B67IY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
セットリスト
Setlist
show started 19:50
01. Sky’s The Limit
02. Ridin Solo
03. In My Head
04. What If
05. Love Hangover
Enc. Whatcha Say
show ended 20:25
(2010年3月24日水曜、渋谷ウームWomb=ジェイソン・デルーロ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Derulo, Jason
2010-43
ショーケース。
「ワッチャ・セイ」がデビュー曲で全米1位になった新人、今年20歳のジェイソン・デルーロがプロモーションで来日。2010年3月24日(水)、渋谷のウーム(Womb)でショーケース・ライヴを行った。
ジェイソンは、1989年9月21日フロリダ州マイアミ生まれ。現在20歳。3人兄弟の末っ子。ハイチ系アメリカ人の両親の元に生まれた。ステージに上がったジェイソンはとても20歳には思えないほど堂々とした雰囲気。
この日は、東京のFM局Jウェイヴ主催のリスナー招待。7時からDJタローのDJがあり、ジェイソンは7時50分頃登場。アンコール含め6曲をトラックで披露した。ステージにはジェイソンのほか、男女2名ずつのダンサー。
ジェイソンはけっこう背が高く、CDで聴かれるようなちょっと「ロボ声」で歌う曲も。何よりダンサーとともに踊るダンスがうまい。本当に最近のR&B系アーティストはみなダンスがうまい。
この日は本編が終わったあと、DJタローらがジェイソンにインタヴューをし、質疑応答を軽くしていたが、その途中で、なんとタイガー・ウッズ(偽者)が登場。(オバマのマネをする芸人さん。名前忘れた) 「ワッチャ・セイ」がタイガーがメディアで叩かれているときに、よくかかっていたそうだ。タイガーとジェイソンがわけのわからないやりとりをして、笑いを取った。
■ ジェイソン・デルーロ(日本盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B67J8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ アメリカ盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B67IY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
セットリスト
Setlist
show started 19:50
01. Sky’s The Limit
02. Ridin Solo
03. In My Head
04. What If
05. Love Hangover
Enc. Whatcha Say
show ended 20:25
(2010年3月24日水曜、渋谷ウームWomb=ジェイソン・デルーロ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Derulo, Jason
2010-43
■スティーヴィー・ワンダー・トリビュート、ケイリブらが集結
2010年3月25日 音楽【Stevie Wonder Tribute At Blues Alley】
スティーヴィー。
イヴェント『ソウル・サーチン』のハウス・バンド、ソウル・サーチャーズのリーダーでもあり、日本の音楽シーンで活躍するケイリブ・ジェームスとピアノの秋谷えりこらが集まり、目黒ブルース・アレイで「スティーヴィー・ワンダー・トリビュート」のライヴを2日間にわたって行う。ケイリブらのほかに、ジェイ・スティックス、マサ小浜、ユリ、ゲイリー・スコットらのソウル・サーチャー陣も参加する。日時は2010年3月29日(月)、30日(火)、いずれも午後7時半から。
ケイリブによると、「スティーヴィーの曲には本当に素晴らしい楽曲が多い。なかなか選び切れなかった。だから、1日目に十数曲やったら、そこから何曲か2日目には入れ替えるつもりだ。たとえば、1日目に『レイトリー』やったら、2日目は『リボン・イン・ザ・スカイ』にするとかね」と言う。
「スティーヴィーが他のアーティストに対して書いた曲の中にも本当に素晴らしいものがある。そうした曲もやるよ。そうそう、今回初めて知ったんだが、『スーパーウーマン』のフル・ヴァージョンをやろうと思っている。あれがあんなに長い曲だったとは知らなかった。素晴らしい」
「日本でとても人気のある曲に『アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー』があるだろう。確か、『ソウル・サーチン』(2004年4月)のときには、これはやらなかった。人気はあるんだが、みんなこの曲が嫌いだからね。(笑) で、今回も僕はやるつもりはなかったんだが、ラウル・ミドンのヴァージョンを聴いたら、あれがすばらしくてね。あの路線だったらやってもいいと思って、ラウルのヴァージョンをベースにしてやってみることにしたんだよ」
『ソウル・サーチン』では第1回と第2回でスティーヴィー・ワンダーを取り上げた。ただ1回目はバンドはなく、2回目はケイリブの単独パフォーマンスだった。2004年4月だから、もう6年も前のことになる。
■ スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ウィ・ラヴ・スティーヴィー
日時 2010年3月29日(月)、30日(火) 午後7時半から
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03-5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
料金 5000円(前売り)このほかにテーブルチャージ525円と飲食代別途
メンバー
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl)Andy Wulf (Vo)Yuri、Sayulee、Gary Scott
■ キー・オブ・ライフ (グレイト・ソングスの宝庫~奇跡のアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SZWD/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Stevie Wonder Tribute
スティーヴィー。
イヴェント『ソウル・サーチン』のハウス・バンド、ソウル・サーチャーズのリーダーでもあり、日本の音楽シーンで活躍するケイリブ・ジェームスとピアノの秋谷えりこらが集まり、目黒ブルース・アレイで「スティーヴィー・ワンダー・トリビュート」のライヴを2日間にわたって行う。ケイリブらのほかに、ジェイ・スティックス、マサ小浜、ユリ、ゲイリー・スコットらのソウル・サーチャー陣も参加する。日時は2010年3月29日(月)、30日(火)、いずれも午後7時半から。
ケイリブによると、「スティーヴィーの曲には本当に素晴らしい楽曲が多い。なかなか選び切れなかった。だから、1日目に十数曲やったら、そこから何曲か2日目には入れ替えるつもりだ。たとえば、1日目に『レイトリー』やったら、2日目は『リボン・イン・ザ・スカイ』にするとかね」と言う。
「スティーヴィーが他のアーティストに対して書いた曲の中にも本当に素晴らしいものがある。そうした曲もやるよ。そうそう、今回初めて知ったんだが、『スーパーウーマン』のフル・ヴァージョンをやろうと思っている。あれがあんなに長い曲だったとは知らなかった。素晴らしい」
「日本でとても人気のある曲に『アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー』があるだろう。確か、『ソウル・サーチン』(2004年4月)のときには、これはやらなかった。人気はあるんだが、みんなこの曲が嫌いだからね。(笑) で、今回も僕はやるつもりはなかったんだが、ラウル・ミドンのヴァージョンを聴いたら、あれがすばらしくてね。あの路線だったらやってもいいと思って、ラウルのヴァージョンをベースにしてやってみることにしたんだよ」
『ソウル・サーチン』では第1回と第2回でスティーヴィー・ワンダーを取り上げた。ただ1回目はバンドはなく、2回目はケイリブの単独パフォーマンスだった。2004年4月だから、もう6年も前のことになる。
■ スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ウィ・ラヴ・スティーヴィー
日時 2010年3月29日(月)、30日(火) 午後7時半から
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03-5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
料金 5000円(前売り)このほかにテーブルチャージ525円と飲食代別途
メンバー
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl)Andy Wulf (Vo)Yuri、Sayulee、Gary Scott
■ キー・オブ・ライフ (グレイト・ソングスの宝庫~奇跡のアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SZWD/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Stevie Wonder Tribute
●ダイアン・リーヴス・ライヴ:完璧なストーリーテラー
2010年3月24日 音楽【Dianne Reeves Live At Billboard】
完璧。
ほぼ毎年のようにやってくるジャズ・シンガー、ダイアン・リーヴスのライヴ。ダイアンは、本当に歌手の手本のようなシンガー。完璧な発音、ディクション、歌唱。そして、音ははずさない安定した歌は、まるでレコードを聴いているかのよう。しかも、バックの音に負けない、しっかりとした声量もある。
彼女は、事前にまったくセットリストを作らない。ステージでその場でミュージシャンに小さく低い声で次の曲名を伝える。なので、今回のセットリストは、ライヴ終了後、ちょうどライヴを見にいらしていたジャズの音楽ライター工藤由実さんにご紹介いただいたギターのロメロ・ルバンボさんに思い出してもらって制作した。(大感謝である)
ジャズ、ボサノバ、ブルーズ、ゴスペル、ソウル、アフリカ調、フォーク調と、実にさまざまな音楽ジャンルを取り混ぜ、しっかりとした歌唱を聴かせる。本当に歌声だけで、観客を虜にできるシンガーだ。たとえば、5曲目の「ウィンドミルズ・オブ・ユア・マインド」の曲頭は、アフリカ語をいれたようなアフリカ調、ちょっと『ライオン・キング』を思わせるような雰囲気から、どんどんと物語を盛り上げ、ストーリーの起承転結をつける。まるで映画を見ているかのように感じられる。ダイアンは完璧なストーリーテラーだ。
ダイアンには、85歳になる母がいるそうで、その母のために書いた曲が8曲目の「ゼアル・ビー・ア・グッド・デイ」という曲だった。
ギターのロメロさんによれば、ダイアンは次にやる曲を低い声で言うので、ステージ上ではときどき聞き取れないときもある、という。そんなときは、ベース奏者か、ドラマーか自分の近くにいるミュージシャンに「次の曲は?」と尋ねるそうだ。そして、たくさんある楽譜から、その曲の楽譜を探し出す。
また、彼は何度も来日しているそうで、「今回の来日が22回目だよ」と付け加えた。渡辺貞夫など多くのミュージシャンのバックをつけている。彼はブラジル出身のギタリストで、ダイアンのバンドには1996年から在籍。1曲目に演奏したインスト曲は彼の作曲した作品だった。
■過去関連記事
2004/02/25 (Thu)
A Drop Of Soul : Dianne Reeves Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040225.html
■ ダイアン・リーヴス (現在のところ最新作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014ZFM0I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ダイアン・リーヴス / Dianne Reeves(Vocals)
ピーター・マーティン / Peter Martin(Piano/Music Director)
ロメロ・ルバンボ / Romero Lubambo(Guitar)
ルーベン・ロジャース / Reuben Rogers(Bass)
テレオン・ガリー / Terreon Gully(Drums)
■セットリスト ダイアン・リーヴス@ビルボードライブ東京 2010年3月22日月曜
Setlist: Dianne Reeves @ Billboard Live Tokyo
(Special thanks to Mr. Romero Lubambo for compiling to setlist)
show started 21:02
01. Bachiao[Instrumental] (Romero Lubambo)
02. In Your Eyes
03. Triste (Jobin)
04. One For My Baby
05. Windmill’s Of Your Life
06. But Beautiful
07. Midnight Sun
08. There’ll Be A Good Day
Enc. Mista
show ended 22:28
(2010年3月22日月曜、ビルボードライブ東京=ダイアン・リーヴス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Reeves, Dianne
2010-42
完璧。
ほぼ毎年のようにやってくるジャズ・シンガー、ダイアン・リーヴスのライヴ。ダイアンは、本当に歌手の手本のようなシンガー。完璧な発音、ディクション、歌唱。そして、音ははずさない安定した歌は、まるでレコードを聴いているかのよう。しかも、バックの音に負けない、しっかりとした声量もある。
彼女は、事前にまったくセットリストを作らない。ステージでその場でミュージシャンに小さく低い声で次の曲名を伝える。なので、今回のセットリストは、ライヴ終了後、ちょうどライヴを見にいらしていたジャズの音楽ライター工藤由実さんにご紹介いただいたギターのロメロ・ルバンボさんに思い出してもらって制作した。(大感謝である)
ジャズ、ボサノバ、ブルーズ、ゴスペル、ソウル、アフリカ調、フォーク調と、実にさまざまな音楽ジャンルを取り混ぜ、しっかりとした歌唱を聴かせる。本当に歌声だけで、観客を虜にできるシンガーだ。たとえば、5曲目の「ウィンドミルズ・オブ・ユア・マインド」の曲頭は、アフリカ語をいれたようなアフリカ調、ちょっと『ライオン・キング』を思わせるような雰囲気から、どんどんと物語を盛り上げ、ストーリーの起承転結をつける。まるで映画を見ているかのように感じられる。ダイアンは完璧なストーリーテラーだ。
ダイアンには、85歳になる母がいるそうで、その母のために書いた曲が8曲目の「ゼアル・ビー・ア・グッド・デイ」という曲だった。
ギターのロメロさんによれば、ダイアンは次にやる曲を低い声で言うので、ステージ上ではときどき聞き取れないときもある、という。そんなときは、ベース奏者か、ドラマーか自分の近くにいるミュージシャンに「次の曲は?」と尋ねるそうだ。そして、たくさんある楽譜から、その曲の楽譜を探し出す。
また、彼は何度も来日しているそうで、「今回の来日が22回目だよ」と付け加えた。渡辺貞夫など多くのミュージシャンのバックをつけている。彼はブラジル出身のギタリストで、ダイアンのバンドには1996年から在籍。1曲目に演奏したインスト曲は彼の作曲した作品だった。
■過去関連記事
2004/02/25 (Thu)
A Drop Of Soul : Dianne Reeves Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040225.html
■ ダイアン・リーヴス (現在のところ最新作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014ZFM0I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ダイアン・リーヴス / Dianne Reeves(Vocals)
ピーター・マーティン / Peter Martin(Piano/Music Director)
ロメロ・ルバンボ / Romero Lubambo(Guitar)
ルーベン・ロジャース / Reuben Rogers(Bass)
テレオン・ガリー / Terreon Gully(Drums)
■セットリスト ダイアン・リーヴス@ビルボードライブ東京 2010年3月22日月曜
Setlist: Dianne Reeves @ Billboard Live Tokyo
(Special thanks to Mr. Romero Lubambo for compiling to setlist)
show started 21:02
01. Bachiao[Instrumental] (Romero Lubambo)
02. In Your Eyes
03. Triste (Jobin)
04. One For My Baby
05. Windmill’s Of Your Life
06. But Beautiful
07. Midnight Sun
08. There’ll Be A Good Day
Enc. Mista
show ended 22:28
(2010年3月22日月曜、ビルボードライブ東京=ダイアン・リーヴス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Reeves, Dianne
2010-42
⊿ロイ・エヤーズ&フィリップ・ウー・ライヴ・アット・モーションブルー
2010年3月23日 音楽【Roy Ayers & Philip Woo: Live At Motion Blue】
32年。
初めて出会ってから32年を経て、再び異国の地で同じステージに立つ2人のミュージシャン、ロイ・エヤーズとフィリップ・ウー。すでに何度も日本でも同じステージに立っているロイとフィリップのジャパン・ツアー。今回は、基本的には普段のフィリップ・バンドにロイとヴォーカルのジョン・プレスリーが客演する形で、名古屋、コットン、モーション、代官山ユニット、札幌などでのライヴ・ツアーを敢行。
これまでのロイとフィリップの関係については、過去関連記事を読んでいただくとして、僕は、火曜日コットンに行く予定だったが、風邪をひいたために、急遽日曜のモーションへ。
モーションの観客は、比較的静かだったように感じたが、フィリップやベースのクリフなどのパフォーマンスは、ロイがいると、俄然輝きを増す。まあ、ミュージシャンたちのケミストリー(化学反応)のいい例だ。コットンやユニットは観客とかなり一体になって、熱狂的に盛り上がったそうだ。やはり、ロイとなると、クラブ系の若い観客多し。また、この日はケイリブ・ジェームス、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キングらのヨコハマ・ソウル・ブラザースがそれぞれ別個に来ていた。ヴォーカルで入ったティファニーは、一時期日本に住んでいて、今はアメリカに戻っていたシンガー。たまたま一週間ほど日本に来ていて、飛び入りで入った。
各曲にフィリップが解説をしながら楽曲をプレイ。たとえば、「ロイの音楽は、ハウス・ミュージックや後のアシッド・ジャズに大きな影響を与えた。そんな元になった一曲をプレイします」と言って、「キャント・ユー・シー・ミー」を演奏。そして、本編最後の「エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン」では、ロイの友人、トクがトランペットを持って登場。堂々のパフォーマンス。まるでメンバーのようだ。
ロイは、本当に若いミュージシャンと交流するのが好きだ。どんなミュージシャンにも扉は開き、ステージに上らせるチャンスを与える。かつて、フィリップもそうしてミュージシャンとしての第一歩を踏み出した。このあたりのミュージシャンシップには本当に脱帽である。すばらしい。
ロイは1940年9月10日生まれ。現在69歳。とても、そんな年には見えない。
■ ロイ・エヤーズ 『エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001FNN/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■Roy Ayers : A Tear To A Smile (この日プレイした曲)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GNOMM6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ロイ・エヤーズ過去関連記事
2009年05月21日(木)
ロイ・エヤーズ(エアーズ)、渋谷の若者を熱狂させる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090521.html
(前回ライヴ評)
July 09, 2008
“Funkin’ Party For Blue Note”(Part 1) : Superstars Of Jazz Fusion Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002601.html
(前々回来日時、ライヴ評)
October 25, 2007
Roy Ayers & Bilal Live At Billboard
http://blog.soulsearchin.com/archives/002104.html
(ロイ・エヤーズ前前々回来日ライヴ評)過去記事一覧も。
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001312.html
フィリップ・ウーはロイ・エヤーズのバックを務めたところから、音楽業界に足を踏み入れた。フィリップとロイの関係。
November 06, 2006
Philip Woo And Roy Ayers Live: After 28 Years...
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_06.html
November 07, 2006
Keyboard Wizard Meets Vibraphone Master: Philip & Roy
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_07.html
フィリップとロイのパフォーマンス。
2004/03/11 (Thu)
Roy Ayers Live At Blue Note: Music Is My Lady, My Mistress
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040311.html
2003/08/21 (Thu)
Roy Ayers Live At Motion Blue: Music Makes Him Young
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20030821.html
■Members:
Roy Ayers (Vibe, Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Cliff Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Hank Nishiyama (Guitar)
John Pressley (Vocal, Percussion)
Tiffany Martin (Vocal)
Miyazaki Takahiro (Sax)
Ichihara Hikari (Trumpet)
Toku (Trumpet) Special Guest
■ セットリスト Roy Ayers & Philip Woo Band, March 21, 2010
Setlist
show started 20:31
01. Fikisha
02. Red, Black & Green
03. The Third Eye
04. We Live In Brooklyn (Yokohama)
05. A Tear To A Smile
06. Can’t You See Me
07. Searchin’
08. Everybody Loves Sunshine
Enc. Love Will Bring Us Back Together (+Toku)
show ended 21:59
(2010年3月21日日曜、横浜モーション・ブルー=ロイ・エヤーズ&フィリップ・ウー・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ayers, Roy & Woo, Philip
2010-41
32年。
初めて出会ってから32年を経て、再び異国の地で同じステージに立つ2人のミュージシャン、ロイ・エヤーズとフィリップ・ウー。すでに何度も日本でも同じステージに立っているロイとフィリップのジャパン・ツアー。今回は、基本的には普段のフィリップ・バンドにロイとヴォーカルのジョン・プレスリーが客演する形で、名古屋、コットン、モーション、代官山ユニット、札幌などでのライヴ・ツアーを敢行。
これまでのロイとフィリップの関係については、過去関連記事を読んでいただくとして、僕は、火曜日コットンに行く予定だったが、風邪をひいたために、急遽日曜のモーションへ。
モーションの観客は、比較的静かだったように感じたが、フィリップやベースのクリフなどのパフォーマンスは、ロイがいると、俄然輝きを増す。まあ、ミュージシャンたちのケミストリー(化学反応)のいい例だ。コットンやユニットは観客とかなり一体になって、熱狂的に盛り上がったそうだ。やはり、ロイとなると、クラブ系の若い観客多し。また、この日はケイリブ・ジェームス、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キングらのヨコハマ・ソウル・ブラザースがそれぞれ別個に来ていた。ヴォーカルで入ったティファニーは、一時期日本に住んでいて、今はアメリカに戻っていたシンガー。たまたま一週間ほど日本に来ていて、飛び入りで入った。
各曲にフィリップが解説をしながら楽曲をプレイ。たとえば、「ロイの音楽は、ハウス・ミュージックや後のアシッド・ジャズに大きな影響を与えた。そんな元になった一曲をプレイします」と言って、「キャント・ユー・シー・ミー」を演奏。そして、本編最後の「エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン」では、ロイの友人、トクがトランペットを持って登場。堂々のパフォーマンス。まるでメンバーのようだ。
ロイは、本当に若いミュージシャンと交流するのが好きだ。どんなミュージシャンにも扉は開き、ステージに上らせるチャンスを与える。かつて、フィリップもそうしてミュージシャンとしての第一歩を踏み出した。このあたりのミュージシャンシップには本当に脱帽である。すばらしい。
ロイは1940年9月10日生まれ。現在69歳。とても、そんな年には見えない。
■ ロイ・エヤーズ 『エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001FNN/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■Roy Ayers : A Tear To A Smile (この日プレイした曲)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GNOMM6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ロイ・エヤーズ過去関連記事
2009年05月21日(木)
ロイ・エヤーズ(エアーズ)、渋谷の若者を熱狂させる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090521.html
(前回ライヴ評)
July 09, 2008
“Funkin’ Party For Blue Note”(Part 1) : Superstars Of Jazz Fusion Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002601.html
(前々回来日時、ライヴ評)
October 25, 2007
Roy Ayers & Bilal Live At Billboard
http://blog.soulsearchin.com/archives/002104.html
(ロイ・エヤーズ前前々回来日ライヴ評)過去記事一覧も。
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001312.html
フィリップ・ウーはロイ・エヤーズのバックを務めたところから、音楽業界に足を踏み入れた。フィリップとロイの関係。
November 06, 2006
Philip Woo And Roy Ayers Live: After 28 Years...
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_06.html
November 07, 2006
Keyboard Wizard Meets Vibraphone Master: Philip & Roy
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_07.html
フィリップとロイのパフォーマンス。
2004/03/11 (Thu)
Roy Ayers Live At Blue Note: Music Is My Lady, My Mistress
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040311.html
2003/08/21 (Thu)
Roy Ayers Live At Motion Blue: Music Makes Him Young
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20030821.html
■Members:
Roy Ayers (Vibe, Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Cliff Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Hank Nishiyama (Guitar)
John Pressley (Vocal, Percussion)
Tiffany Martin (Vocal)
Miyazaki Takahiro (Sax)
Ichihara Hikari (Trumpet)
Toku (Trumpet) Special Guest
■ セットリスト Roy Ayers & Philip Woo Band, March 21, 2010
Setlist
show started 20:31
01. Fikisha
02. Red, Black & Green
03. The Third Eye
04. We Live In Brooklyn (Yokohama)
05. A Tear To A Smile
06. Can’t You See Me
07. Searchin’
08. Everybody Loves Sunshine
Enc. Love Will Bring Us Back Together (+Toku)
show ended 21:59
(2010年3月21日日曜、横浜モーション・ブルー=ロイ・エヤーズ&フィリップ・ウー・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ayers, Roy & Woo, Philip
2010-41
△木下航志『ドゥ・ザ・ソウル』(Vol.8)
2010年3月22日 音楽【Kishita Kohshi’s Do The Soul】
ソウル。
すっかりおなじみになってきた木下航志のソウルを中心にカヴァーする定期ライヴ、その名も「ドゥ・ザ・ソウル」。その第8回。
第一部のオープニングは、山下達郎の「ラヴ・スペース」。大体、セットに1曲、達郎さんのカヴァーをいれこむ。よほど好きなのだろう。そこから、ダニー・ハザウェイ、ブルーズ、スティーヴィー、ゴスペル、マーヴィン、レイ・チャールズなどのソウル・ヒットのカヴァーが縦横無尽に出てくる。
航志くんの魅力は、その歌声、声そのものにある。そして、力強い歌唱。これはワン・アンド・オンリーで、誰をもうならせる力を持っている。そして、最近ではフィリップ・ウー先生のご指導のもと腕を上げているキーボードも魅力だ。
ライヴ叩き上げだけに、ステージ裁きは、うまいものだが、この日は1曲終わるごとに何かをしゃべるので、けっこうしゃべりが長い印象がした。ところどころ、2-3曲メドレーにして、トークを3分の1くらいに減らしてもいいのではないだろうか。たとえば、13~16など、4曲メドレーノンストップでもいい。もちろん、彼のトークは独特の間合いがあって、面白いのだが。それと英語曲の発音をさらに、もう一段階レベルアップさせたい時期だ。
+++++
■メンバー
木下航志 (ヴォーカル、キーボード)
フィリップ・ウー (キーボード)
名村武 (ベース)
マサ小浜 (ギター)
ピエール・アンドレ (サックス、パーカッション、ヴォーカル)
河合マイケル (ドラムス)
タヒーラ (バックヴォーカル)
エミ (バックヴォーカル)
■ セットリスト 木下航志@ブルース・アレイ 2010年3月20日(土)
Setlist
show started 19:42
01. Love Space [Yamashita Tatsuro]
02. Someday We’ll All Be Free [Donny Hathaway]
03. Stormy Monday Blues [Standard]
04. You’re The Sunshine Of My Life [Stevie Wonder]
05. I’ll Be There [Jackson Five]
06. 蘇州夜曲
07. We Got Rhythm [Original]
08. His Eyes On The Sparrow [Gospel]
09. Joy To The World [Three Dog Night]
show ended 20:40
second set
show started 21:13
10. What’s Going On [Marvin Gaye]
11. Love Is Everywhere [Original]
12. Try To Be A Man [New Song, Original]
13. Georgia On My Mind [Ray Charles]
14. Mess Around [Ray Charles]
15. You & I [Stevie Wonder]
16. My Cherie Amour [Stevie Wonder]
17. People Get Ready [Impressions, Aretha Franklin]
18. Rock With You [Michael Jackson]
Enc. Stand By Me [Ben E. King]
Enc. Ain’t No Mountain High Enough [Tammi Terrell & Marvin Gaye]
show ended 22:31
(2010年3月20日土曜、目黒ブルース・アレイ=木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2010-40
ソウル。
すっかりおなじみになってきた木下航志のソウルを中心にカヴァーする定期ライヴ、その名も「ドゥ・ザ・ソウル」。その第8回。
第一部のオープニングは、山下達郎の「ラヴ・スペース」。大体、セットに1曲、達郎さんのカヴァーをいれこむ。よほど好きなのだろう。そこから、ダニー・ハザウェイ、ブルーズ、スティーヴィー、ゴスペル、マーヴィン、レイ・チャールズなどのソウル・ヒットのカヴァーが縦横無尽に出てくる。
航志くんの魅力は、その歌声、声そのものにある。そして、力強い歌唱。これはワン・アンド・オンリーで、誰をもうならせる力を持っている。そして、最近ではフィリップ・ウー先生のご指導のもと腕を上げているキーボードも魅力だ。
ライヴ叩き上げだけに、ステージ裁きは、うまいものだが、この日は1曲終わるごとに何かをしゃべるので、けっこうしゃべりが長い印象がした。ところどころ、2-3曲メドレーにして、トークを3分の1くらいに減らしてもいいのではないだろうか。たとえば、13~16など、4曲メドレーノンストップでもいい。もちろん、彼のトークは独特の間合いがあって、面白いのだが。それと英語曲の発音をさらに、もう一段階レベルアップさせたい時期だ。
+++++
■メンバー
木下航志 (ヴォーカル、キーボード)
フィリップ・ウー (キーボード)
名村武 (ベース)
マサ小浜 (ギター)
ピエール・アンドレ (サックス、パーカッション、ヴォーカル)
河合マイケル (ドラムス)
タヒーラ (バックヴォーカル)
エミ (バックヴォーカル)
■ セットリスト 木下航志@ブルース・アレイ 2010年3月20日(土)
Setlist
show started 19:42
01. Love Space [Yamashita Tatsuro]
02. Someday We’ll All Be Free [Donny Hathaway]
03. Stormy Monday Blues [Standard]
04. You’re The Sunshine Of My Life [Stevie Wonder]
05. I’ll Be There [Jackson Five]
06. 蘇州夜曲
07. We Got Rhythm [Original]
08. His Eyes On The Sparrow [Gospel]
09. Joy To The World [Three Dog Night]
show ended 20:40
second set
show started 21:13
10. What’s Going On [Marvin Gaye]
11. Love Is Everywhere [Original]
12. Try To Be A Man [New Song, Original]
13. Georgia On My Mind [Ray Charles]
14. Mess Around [Ray Charles]
15. You & I [Stevie Wonder]
16. My Cherie Amour [Stevie Wonder]
17. People Get Ready [Impressions, Aretha Franklin]
18. Rock With You [Michael Jackson]
Enc. Stand By Me [Ben E. King]
Enc. Ain’t No Mountain High Enough [Tammi Terrell & Marvin Gaye]
show ended 22:31
(2010年3月20日土曜、目黒ブルース・アレイ=木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2010-40
☆チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ・ライヴ
2010年3月21日 音楽【Chuck Brown & The Soul Searchers Live】
ノンストップ。
チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズの2008年2月以来ほぼ2年1ヶ月ぶりのライヴ。
アメリカの首都ワシントンDCで始まった「ゴー・ゴー・サウンド」は陶酔のリズム。魔術のビート。酩酊のグルーヴだ。その真骨頂は、ノンストップで延々と続く同じビートの快感だ。ほぼ定刻にスタートしたそのリズムは、本編最後の「バスティン・ルーズ」まで、一挙に80分間まったく休みなく、ノンストップの一大メドレーになった。もちろん、どこで曲が変わったのかなど、ほとんどわからない。
メンバーがステージにあがり、チャック・ブラウン御大が出てくると、一階席の観客の一部は、もはや立ち上がる。
そして、始まったビートは、そのままのBPMで永遠と続いた。彼らは、まさにライヴ叩き上げバンド。スタジオでCDを録音するより、圧倒的にライヴでのほうが魅力的だ。
それにしても、このセイム・ビートが永遠と続くところは「ゴー・ゴー・サウンド」の最大の特色ながら、じょじょに麻薬のように効いてくる。
ホーン・セクションたちもリズムに合わせて踊る。後半からは、少し小柄なリトル・ベニーがラップと歌を披露。ファンク温度はあがりっぱなしだ。
そのリトル・ベニーは、足が悪いのか終始椅子に座ってラップをしたり、歌っていたが、その両腕の動かし方など、切れはよくリズム感抜群だ。ショーが始まって1時間15分ほどで、「バスティン・ルーズ」になだれ込み。しかし、意外なほど短かった。この時点でもう一曲の大ヒット「ウイ・ニード・マネー」がまだ演奏されておらず、観客はこれを待ちわびていた。お客さんの中には、ダミーのドル紙幣を片手に今か今かと待っているファンも。そして、「ウイ・ニード・マネー」に、もういちど「バスティン・ルーズ」をまぜて、大団円は終了。
チャック・ブラウンは、1935年8月生まれ。昭和10年生まれ。現在74歳だ。いやあ、若い。Young At Heartとはこのことだ。
■ チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UUP0QE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ チャック・ブラウン過去関連記事
2008年02月18日(月)
チャック・ブラウン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080218.html
(前回ライヴ評)
2008年02月19日(火)
チャック・ブラウンかく語りき
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080219.html
2008年02月21日(木)
チャック・ブラウン来日履歴
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080221.html
■ メンバー
チャック・ブラウン/Chuck Brown(Vocals/Guitar)
リトル・ベニー/Little Benny(Vocals)
ケーケー・ドネルソン/KK Donelson(Vocals)
スウィート・チェリー/Sweet Cherie(Vocals/Keyboards)
カールストン・アイス・ロス/Karlston "Ice" Ross(Bass)
アントニオ・パーカー/Antonio Parker(Saxophone)
ブラッド・クレメンツ/Brad Clements(Trumpet)
グレゴリー・ボイヤー/Gregory Boyer(Trombone)
マイティー・モー・ハガンス/"Mighty Mo" Hagans(Percussion)
ケニー・キックフット・グロス/Kenny "Kwickfoot" Gross(Drums)
■セットリスト
Setlits : Chuck Brown & The Soul Searchers @ Billboard Live Tokyo, March 18,2010
(Special thanks to Mr. Motoyanagi for information)
[ ] =denotes original artist
show started 21:31
01.Love Theme from The Godfather [Henri Mancini]
02.Harlem Nocturne [Glenn Miller, etc]
03.It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing) [Duke Ellington]
04.Midnight Sun [Lionel Hampton and Sonny Burke]
05.Moody’s Mood For Love [James Moody]
06.Woody Woodpecker
07.Run Joe
08.Paper Planes [M.I.A. ](Vocal by KK)
09.Playing Your Game Baby [Barry White]
10.Single Ladies [Beyonce] (Vocal by Cherie)
11.Drop It Low [Ester Dean] (Vocal by Cherie)
12.Stuntin’ Like My Daddy [Birdman & Lil Wayne] (Vocal by Little Benny)
13.Cat In The Hat [Little Benny] (Vocal by Little Benny)
14.Lock It [Rare Essence] (Vocal by Little Benny)
15.Chuck Baby (Vocal by KK)
16.Bustin’ Loose
Enc. We Need Some Money
Enc. Bustin’ Loose
show ended 23:05
(2010年3月18日木曜、ビルボードライブ東京=チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brown, Chuck & The Soul Searchers
2010-39
ノンストップ。
チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズの2008年2月以来ほぼ2年1ヶ月ぶりのライヴ。
アメリカの首都ワシントンDCで始まった「ゴー・ゴー・サウンド」は陶酔のリズム。魔術のビート。酩酊のグルーヴだ。その真骨頂は、ノンストップで延々と続く同じビートの快感だ。ほぼ定刻にスタートしたそのリズムは、本編最後の「バスティン・ルーズ」まで、一挙に80分間まったく休みなく、ノンストップの一大メドレーになった。もちろん、どこで曲が変わったのかなど、ほとんどわからない。
メンバーがステージにあがり、チャック・ブラウン御大が出てくると、一階席の観客の一部は、もはや立ち上がる。
そして、始まったビートは、そのままのBPMで永遠と続いた。彼らは、まさにライヴ叩き上げバンド。スタジオでCDを録音するより、圧倒的にライヴでのほうが魅力的だ。
それにしても、このセイム・ビートが永遠と続くところは「ゴー・ゴー・サウンド」の最大の特色ながら、じょじょに麻薬のように効いてくる。
ホーン・セクションたちもリズムに合わせて踊る。後半からは、少し小柄なリトル・ベニーがラップと歌を披露。ファンク温度はあがりっぱなしだ。
そのリトル・ベニーは、足が悪いのか終始椅子に座ってラップをしたり、歌っていたが、その両腕の動かし方など、切れはよくリズム感抜群だ。ショーが始まって1時間15分ほどで、「バスティン・ルーズ」になだれ込み。しかし、意外なほど短かった。この時点でもう一曲の大ヒット「ウイ・ニード・マネー」がまだ演奏されておらず、観客はこれを待ちわびていた。お客さんの中には、ダミーのドル紙幣を片手に今か今かと待っているファンも。そして、「ウイ・ニード・マネー」に、もういちど「バスティン・ルーズ」をまぜて、大団円は終了。
チャック・ブラウンは、1935年8月生まれ。昭和10年生まれ。現在74歳だ。いやあ、若い。Young At Heartとはこのことだ。
■ チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UUP0QE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ チャック・ブラウン過去関連記事
2008年02月18日(月)
チャック・ブラウン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080218.html
(前回ライヴ評)
2008年02月19日(火)
チャック・ブラウンかく語りき
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080219.html
2008年02月21日(木)
チャック・ブラウン来日履歴
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080221.html
■ メンバー
チャック・ブラウン/Chuck Brown(Vocals/Guitar)
リトル・ベニー/Little Benny(Vocals)
ケーケー・ドネルソン/KK Donelson(Vocals)
スウィート・チェリー/Sweet Cherie(Vocals/Keyboards)
カールストン・アイス・ロス/Karlston "Ice" Ross(Bass)
アントニオ・パーカー/Antonio Parker(Saxophone)
ブラッド・クレメンツ/Brad Clements(Trumpet)
グレゴリー・ボイヤー/Gregory Boyer(Trombone)
マイティー・モー・ハガンス/"Mighty Mo" Hagans(Percussion)
ケニー・キックフット・グロス/Kenny "Kwickfoot" Gross(Drums)
■セットリスト
Setlits : Chuck Brown & The Soul Searchers @ Billboard Live Tokyo, March 18,2010
(Special thanks to Mr. Motoyanagi for information)
[ ] =denotes original artist
show started 21:31
01.Love Theme from The Godfather [Henri Mancini]
02.Harlem Nocturne [Glenn Miller, etc]
03.It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing) [Duke Ellington]
04.Midnight Sun [Lionel Hampton and Sonny Burke]
05.Moody’s Mood For Love [James Moody]
06.Woody Woodpecker
07.Run Joe
08.Paper Planes [M.I.A. ](Vocal by KK)
09.Playing Your Game Baby [Barry White]
10.Single Ladies [Beyonce] (Vocal by Cherie)
11.Drop It Low [Ester Dean] (Vocal by Cherie)
12.Stuntin’ Like My Daddy [Birdman & Lil Wayne] (Vocal by Little Benny)
13.Cat In The Hat [Little Benny] (Vocal by Little Benny)
14.Lock It [Rare Essence] (Vocal by Little Benny)
15.Chuck Baby (Vocal by KK)
16.Bustin’ Loose
Enc. We Need Some Money
Enc. Bustin’ Loose
show ended 23:05
(2010年3月18日木曜、ビルボードライブ東京=チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brown, Chuck & The Soul Searchers
2010-39
◎『ブギー・ナイツ』(K-MIX)3月で終了
2010年3月20日 音楽【"Boogie Nights" (K-Mix) Will Be Ending March】
7年。
2003年4月から静岡県のFM局K-MIXで始まった1980年代の洋楽を中心にかける音楽番組『ブギー・ナイツ』(毎週金曜19時~20時)が、2010年3月26日放送分で終了することになった。番組は丸7年続いた。その最終回の収録が先日行われ、歴代のDJ、担当ディレクターなどが一同に会した。
この番組はDJオッシーがプロデューサーとして企画立案したもので、金曜夕方の洋楽番組としてスタート。初代のDJ服部敦さんは、2003年4月から丸4年2007年3月まで担当。その後テレビ関係のナレーションの仕事に進み、現在では在京テレビ局のニュース番組などのナレーションですっかり売れっ子になっている。二代目DJは、現在コミュニティーFMで昼間と夜の帯番組を持っている「コミュニティーFMのみのもんた」こと大西貴文さん。2007年4月から現在まで担当している。
僕、吉岡正晴も中の「ブラック・オア・ホワイト」のコーナー(19時30分から約20分)を、結局7年間務めさせていただいた。このコーナーは実に単純なもので、週代わりでブラック系のアーティストと白人系のアーティストを選んで、面白いエピソードとともに2曲紹介する、というもの。2003年4月のスタート時、記念すべき第一回はマイケル・ジャクソンだった。その後、ストーンズ、スティーヴィー、マドンナと続いた。そこで、最終回は、マイケルとマドンナをカップリングでご紹介した。
ゲスト。
初代の服部さんは、現在服部半蔵門という芸名でテレビで大活躍中。日テレやTBSの夕方のニュース番組で声が流れてくると、さすがに僕も反応する。服部さんはなぜか雨男の異名を取り、当初の収録のときは、ほとんど雨だった。
この番組にはかつて、2度ほどゲストが来たことがある。ダンスマンだ。収録スタジオは、けっこう狭かったので、あの大きなダンスマンが、あのかっこうで来ると、一挙にスタジオが狭くなった。(笑)
移り変わりの激しいラジオ業界の中で、7年もの長きに渡って続いた番組というのは、やはりたいしたもの。おつかれさまでした。
最終回の放送日は、2010年3月26日(金)午後7時から、静岡K-MIXで。
ENT>RADIO>Boogie Nights
7年。
2003年4月から静岡県のFM局K-MIXで始まった1980年代の洋楽を中心にかける音楽番組『ブギー・ナイツ』(毎週金曜19時~20時)が、2010年3月26日放送分で終了することになった。番組は丸7年続いた。その最終回の収録が先日行われ、歴代のDJ、担当ディレクターなどが一同に会した。
この番組はDJオッシーがプロデューサーとして企画立案したもので、金曜夕方の洋楽番組としてスタート。初代のDJ服部敦さんは、2003年4月から丸4年2007年3月まで担当。その後テレビ関係のナレーションの仕事に進み、現在では在京テレビ局のニュース番組などのナレーションですっかり売れっ子になっている。二代目DJは、現在コミュニティーFMで昼間と夜の帯番組を持っている「コミュニティーFMのみのもんた」こと大西貴文さん。2007年4月から現在まで担当している。
僕、吉岡正晴も中の「ブラック・オア・ホワイト」のコーナー(19時30分から約20分)を、結局7年間務めさせていただいた。このコーナーは実に単純なもので、週代わりでブラック系のアーティストと白人系のアーティストを選んで、面白いエピソードとともに2曲紹介する、というもの。2003年4月のスタート時、記念すべき第一回はマイケル・ジャクソンだった。その後、ストーンズ、スティーヴィー、マドンナと続いた。そこで、最終回は、マイケルとマドンナをカップリングでご紹介した。
ゲスト。
初代の服部さんは、現在服部半蔵門という芸名でテレビで大活躍中。日テレやTBSの夕方のニュース番組で声が流れてくると、さすがに僕も反応する。服部さんはなぜか雨男の異名を取り、当初の収録のときは、ほとんど雨だった。
この番組にはかつて、2度ほどゲストが来たことがある。ダンスマンだ。収録スタジオは、けっこう狭かったので、あの大きなダンスマンが、あのかっこうで来ると、一挙にスタジオが狭くなった。(笑)
移り変わりの激しいラジオ業界の中で、7年もの長きに渡って続いた番組というのは、やはりたいしたもの。おつかれさまでした。
最終回の放送日は、2010年3月26日(金)午後7時から、静岡K-MIXで。
ENT>RADIO>Boogie Nights
○音楽月刊誌アドリブ、5月号で休刊へ
2010年3月19日 音楽【Monthly Music Magazine Adlib Cease To Publish】
37年。
1973年に創刊された音楽専門誌、アドリブ(スイング・ジャーナル社・発行)が、2010年4月19日発行の2010年5月号を持って休刊することが決まった。3月19日発行の4月号同誌で正式に発表される。
このところ、雑誌不況で多くの一般紙、専門誌が休刊している中、アドリブも37年の歴史に幕を閉じることになった。
スイング・ジャーナル社アドリブ編集部からの案内では次のように書かれている。
《ADLIB》は、1970~90年代におけるクロスオーヴァー、ディスコ、ソウル、AOR、フュージョン、ブラック・コンテンポラリー、ニュー・エイジ・ミュージックなどの黎明期、成長期、発展期、成熟期など、すべての時代を共に歩み、情報発信して参りました。しかし、今世紀に入り本格的にインターネット時代を迎え、情報収集の対象が変化し、新聞や雑誌などの役割も以前とは大きく変化してきました。それに加え、昨今のレコード業界の業績悪化、それに伴う音楽雑誌全般の広告収入の減少など、そうした時代の大きな変化を見るにつけ、弊誌も自らが担い続けてきた使命の限界を予感し、忸怩たる思いもございますが、37年間の歴史に、ここでひと区切りを打とうと決心した次第です。
+++++
お疲れ様。
アドリブ誌は僕も創刊2号目(1973年)から執筆させていただいた。だから随分、長い付き合いになる。僕にとってはソウル・オン誌に続いて書くようになった雑誌だった。特に1980年代に「プリンス物語」を月刊連載で書いたときは楽しかった。あれが一番の思い出かな。
このところ一般の人の音楽情報を集める手段がすっかりインターネットに移行してしまったので、アドリブに限らず、雑誌媒体は苦しい。これも時代の流れでしょう。松下編集長、編集部の八田さん、諏訪さん、37年間、本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。
■ アドリブ(2010年4月号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003BFV1DG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MAGAZINE>Adlib
37年。
1973年に創刊された音楽専門誌、アドリブ(スイング・ジャーナル社・発行)が、2010年4月19日発行の2010年5月号を持って休刊することが決まった。3月19日発行の4月号同誌で正式に発表される。
このところ、雑誌不況で多くの一般紙、専門誌が休刊している中、アドリブも37年の歴史に幕を閉じることになった。
スイング・ジャーナル社アドリブ編集部からの案内では次のように書かれている。
《ADLIB》は、1970~90年代におけるクロスオーヴァー、ディスコ、ソウル、AOR、フュージョン、ブラック・コンテンポラリー、ニュー・エイジ・ミュージックなどの黎明期、成長期、発展期、成熟期など、すべての時代を共に歩み、情報発信して参りました。しかし、今世紀に入り本格的にインターネット時代を迎え、情報収集の対象が変化し、新聞や雑誌などの役割も以前とは大きく変化してきました。それに加え、昨今のレコード業界の業績悪化、それに伴う音楽雑誌全般の広告収入の減少など、そうした時代の大きな変化を見るにつけ、弊誌も自らが担い続けてきた使命の限界を予感し、忸怩たる思いもございますが、37年間の歴史に、ここでひと区切りを打とうと決心した次第です。
+++++
お疲れ様。
アドリブ誌は僕も創刊2号目(1973年)から執筆させていただいた。だから随分、長い付き合いになる。僕にとってはソウル・オン誌に続いて書くようになった雑誌だった。特に1980年代に「プリンス物語」を月刊連載で書いたときは楽しかった。あれが一番の思い出かな。
このところ一般の人の音楽情報を集める手段がすっかりインターネットに移行してしまったので、アドリブに限らず、雑誌媒体は苦しい。これも時代の流れでしょう。松下編集長、編集部の八田さん、諏訪さん、37年間、本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。
■ アドリブ(2010年4月号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003BFV1DG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MAGAZINE>Adlib
◆巡り巡って、そのソウルの旅は出発点に
2010年3月18日 音楽【What Goes Around Comes Around】
原点回帰。
拙著『ソウル・サーチン』(音楽之友社)は、2000年7月に発売された。初版だけで、好評のためか出版元も品切れだが、2刷りにはならず、今ではヤフオクなどでときにとてつもなく高い値段がついている。
実は、僕の手元にもほとんどないので、ヤフオクなどで安い値段で出ていると、適宜買ったりしている。ずいぶん前、もう半年以上前に、どこからか買ったものを、そのまま放っておいたが、ちょっと必要があって、封を切った。
すると、な、な、なんと、そこの裏表紙に、ボ・ボ・僕のサインが書かれてるではないか。いやあ、めぐり巡って、作者のところに戻ってくるんだ。
ただこのサインにはだれそれさんという宛名がない。ただサインしたのかなあ。記憶がない。で、日付はある。2000年10月15日。
そこで、古い手帳をひっぱりだしてみた。な~~るほど。この日、僕は自由が丘のマルディ・グラで、この『ソウル・サーチン』の発売記念トークイヴェントを、友人の守島さんのご尽力で行っている。たぶん、ここで本を持参された方にサインしたのであろう。それとも、即売会してたかなあ。記憶がない。
いやあ、しかし、10年かけて、よ~く、僕のところに戻ってきたなあ。(笑)海に投げた(流した)ボトルが、戻ってくるみたいなものですかね。
別に売った人に対して、怒ってないですよ、ラヴです、ラヴ。オール・フォー・ラヴ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427623302X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
10年。
で、この『ソウル・サーチン』、2000年7月に出てから、今年の7月でちょうど10年になるんですね。
この10年の間に随分と状況は変わっている。何より、第一章で取り上げたジョン・ホワイトヘッド。彼こそが、僕に「ソウル・サーチン」という言葉を1988年に教えてくれた人物だが、彼も亡くなった。その相棒、ジーン・マクファーデンも亡くなった。
第2章はハーヴィー・フークワの目から描いたマーヴィン・ゲイ・ストーリーでもあるが、そのマーヴィンの伝記を昨年(2009年)、筆者の翻訳で出せた。マーヴィン物語を、これで、ある意味で表と裏で立体的に捉えられるかもしれない。
第3章、マイケル・マッサーで触れたモハメド・アリを巡る動きでは、1974年の「キンシャサの奇跡」が、1996年に映画となり、2010年にそのサイド・プロジェクトでもあるライヴの様子が映画になった。ここで焦点を当てたホイットニー・ヒューストンは、結婚から離婚、ドラッグ中毒から復活へと、マッサー以上のソウル・サーチンをした。
第4章、ナイル・ロジャースは隔年のようにやってきて、今年(2010年)の来日も決まった。
第5章、ウーマック&ウーマックで登場するテディー・ペンダーグラスは2010年1月に亡くなった。
第6章、ミニー・リパートンの冒頭とエンディングに登場する六本木のソウル・バー、ジョージズは、ミッドタウンの開発で、六本木から西麻布に引っ越した。
第7章のナタリー・コールは、持病が悪化し、苦労をしている。
ということで、改訂版でも出さなければならないなあ、と思っている今日この頃だ。
ENT>BOOK>Soul Searchin
原点回帰。
拙著『ソウル・サーチン』(音楽之友社)は、2000年7月に発売された。初版だけで、好評のためか出版元も品切れだが、2刷りにはならず、今ではヤフオクなどでときにとてつもなく高い値段がついている。
実は、僕の手元にもほとんどないので、ヤフオクなどで安い値段で出ていると、適宜買ったりしている。ずいぶん前、もう半年以上前に、どこからか買ったものを、そのまま放っておいたが、ちょっと必要があって、封を切った。
すると、な、な、なんと、そこの裏表紙に、ボ・ボ・僕のサインが書かれてるではないか。いやあ、めぐり巡って、作者のところに戻ってくるんだ。
ただこのサインにはだれそれさんという宛名がない。ただサインしたのかなあ。記憶がない。で、日付はある。2000年10月15日。
そこで、古い手帳をひっぱりだしてみた。な~~るほど。この日、僕は自由が丘のマルディ・グラで、この『ソウル・サーチン』の発売記念トークイヴェントを、友人の守島さんのご尽力で行っている。たぶん、ここで本を持参された方にサインしたのであろう。それとも、即売会してたかなあ。記憶がない。
いやあ、しかし、10年かけて、よ~く、僕のところに戻ってきたなあ。(笑)海に投げた(流した)ボトルが、戻ってくるみたいなものですかね。
別に売った人に対して、怒ってないですよ、ラヴです、ラヴ。オール・フォー・ラヴ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427623302X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
10年。
で、この『ソウル・サーチン』、2000年7月に出てから、今年の7月でちょうど10年になるんですね。
この10年の間に随分と状況は変わっている。何より、第一章で取り上げたジョン・ホワイトヘッド。彼こそが、僕に「ソウル・サーチン」という言葉を1988年に教えてくれた人物だが、彼も亡くなった。その相棒、ジーン・マクファーデンも亡くなった。
第2章はハーヴィー・フークワの目から描いたマーヴィン・ゲイ・ストーリーでもあるが、そのマーヴィンの伝記を昨年(2009年)、筆者の翻訳で出せた。マーヴィン物語を、これで、ある意味で表と裏で立体的に捉えられるかもしれない。
第3章、マイケル・マッサーで触れたモハメド・アリを巡る動きでは、1974年の「キンシャサの奇跡」が、1996年に映画となり、2010年にそのサイド・プロジェクトでもあるライヴの様子が映画になった。ここで焦点を当てたホイットニー・ヒューストンは、結婚から離婚、ドラッグ中毒から復活へと、マッサー以上のソウル・サーチンをした。
第4章、ナイル・ロジャースは隔年のようにやってきて、今年(2010年)の来日も決まった。
第5章、ウーマック&ウーマックで登場するテディー・ペンダーグラスは2010年1月に亡くなった。
第6章、ミニー・リパートンの冒頭とエンディングに登場する六本木のソウル・バー、ジョージズは、ミッドタウンの開発で、六本木から西麻布に引っ越した。
第7章のナタリー・コールは、持病が悪化し、苦労をしている。
ということで、改訂版でも出さなければならないなあ、と思っている今日この頃だ。
ENT>BOOK>Soul Searchin
★マイケル・ジャクソン・エステート、ソニーと2億ドルの契約
2010年3月17日 音楽【Michael Jackson Estate Deal With Sony For $200 Million】
未発表曲。
マイケル・ジャクソンの遺産を管理しているマイケル・ジャクソン・エステートとソニー・ミュージックが、マイケルの未発表音源を中心に向こう7年にわたり発売することで、2億ドル以上(1ドル100円として200億円)の契約を交わした。エステート側は7年で10枚のアルバム分の作品をソニーに渡す。2010年3月16日付けウォール・ストリート・ジャーナル電子版が伝えた。
この契約は未発表曲のリミックス、また、既存音源のコンピレーションの編纂なども含む。したがって、これまで出された作品を新しいパッケージにしてリリースされることも可能だ。
全米では、過去10年でアルバム・セールスがおよそ52パーセントダウンしているが、マイケルの死後(2009年6月25日)、ソニーはマイケルのアルバムなどを全世界で3100万ドル以上売り上げている。そして今年6月25日の一周忌までに2億5000万ドルのセールスを期待している、という。これは物販、映画の売り上げなども含む。
この記事によれば、エステート側は年末までに1億2500万ドルのジャクソンの負債を完済する。ここにはロンドンでのライヴを取り仕切ったAEGライヴへの保証金(製作費など)の3500万ドルへの支払いを含まれる。
ソニー側は、年末までに未発表曲を含むアルバム、また過去音源の作品のリイシュー(リパッケージ)がリリースする見込みだという。
また、シルク・ド・ソレイユがマイケル・ジャクソンの楽曲を使ったショーを企画しているという推測があり、これが実現すれば、このアルバムもソニーからリリースされる10枚のアルバムの1枚と数えられることになる。シルク・ド・ソレイユは、これまでにビートルズの楽曲ばかりを使ったショーをすでにおこなっている。
エステートは、ジャクソンの負債を、彼の死後の爆発的セールスのおかげで一挙にクリアにできると見ている。ちなみに、マイケル・ジャクソンが1985年に4750万ドルで買収した音楽出版社ATVミュージックについて、1995年、ソニーがその半分の権利獲得のために1億5000万ドルを支払った。現在このATVの価値は、半分でも10億ドルと見積もられている。
++++
解説。
今回の契約を一言でいえば、これまでマイケルが録音していた膨大な未発表曲の音源の発売権をソニーが獲得したということだ。それらの未発表曲がどれくらい完成しているかは、各曲ことに違うだろうが、たとえば、「ディス・イズ・イット」のように、デモテープレベルのものも多数あると思われる。あるいは、ものよっては、ほぼ完成しているものもあるかもしれない。
いずれにせよ、どんな未発表曲が出てくるのか、楽しみだ。ただし、未発表音源をどのように手がけるのか、誰が手がけるのかが大きなポイントになるだろう。
■2010年3月16日付け報道
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704588404575124023860735864.html?mod=wsj_share_twitter
ENT>NEWS>Jackson, Michael
ENT>MICHAEL JACKSON
未発表曲。
マイケル・ジャクソンの遺産を管理しているマイケル・ジャクソン・エステートとソニー・ミュージックが、マイケルの未発表音源を中心に向こう7年にわたり発売することで、2億ドル以上(1ドル100円として200億円)の契約を交わした。エステート側は7年で10枚のアルバム分の作品をソニーに渡す。2010年3月16日付けウォール・ストリート・ジャーナル電子版が伝えた。
この契約は未発表曲のリミックス、また、既存音源のコンピレーションの編纂なども含む。したがって、これまで出された作品を新しいパッケージにしてリリースされることも可能だ。
全米では、過去10年でアルバム・セールスがおよそ52パーセントダウンしているが、マイケルの死後(2009年6月25日)、ソニーはマイケルのアルバムなどを全世界で3100万ドル以上売り上げている。そして今年6月25日の一周忌までに2億5000万ドルのセールスを期待している、という。これは物販、映画の売り上げなども含む。
この記事によれば、エステート側は年末までに1億2500万ドルのジャクソンの負債を完済する。ここにはロンドンでのライヴを取り仕切ったAEGライヴへの保証金(製作費など)の3500万ドルへの支払いを含まれる。
ソニー側は、年末までに未発表曲を含むアルバム、また過去音源の作品のリイシュー(リパッケージ)がリリースする見込みだという。
また、シルク・ド・ソレイユがマイケル・ジャクソンの楽曲を使ったショーを企画しているという推測があり、これが実現すれば、このアルバムもソニーからリリースされる10枚のアルバムの1枚と数えられることになる。シルク・ド・ソレイユは、これまでにビートルズの楽曲ばかりを使ったショーをすでにおこなっている。
エステートは、ジャクソンの負債を、彼の死後の爆発的セールスのおかげで一挙にクリアにできると見ている。ちなみに、マイケル・ジャクソンが1985年に4750万ドルで買収した音楽出版社ATVミュージックについて、1995年、ソニーがその半分の権利獲得のために1億5000万ドルを支払った。現在このATVの価値は、半分でも10億ドルと見積もられている。
++++
解説。
今回の契約を一言でいえば、これまでマイケルが録音していた膨大な未発表曲の音源の発売権をソニーが獲得したということだ。それらの未発表曲がどれくらい完成しているかは、各曲ことに違うだろうが、たとえば、「ディス・イズ・イット」のように、デモテープレベルのものも多数あると思われる。あるいは、ものよっては、ほぼ完成しているものもあるかもしれない。
いずれにせよ、どんな未発表曲が出てくるのか、楽しみだ。ただし、未発表音源をどのように手がけるのか、誰が手がけるのかが大きなポイントになるだろう。
■2010年3月16日付け報道
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704588404575124023860735864.html?mod=wsj_share_twitter
ENT>NEWS>Jackson, Michael
ENT>MICHAEL JACKSON
▲シニーズ・ジャム(高田真バンド)ライヴ~再演望む
2010年3月16日 音楽【Shinny’s Jam With Friends Live At Blues Alley】
ヴァイブ。
すばらしきヴァイブ、見事なグルーヴ。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』でも確実なドラムスを披露してくれているソウル・サーチャーの一員、高田真が6年ぶりに単独自己名義ライヴ。メンバーが、これまた間違いないメンバーで、その名前からある程度、出来は想像できたが、実際生で聴いたら、想像以上のグルーヴ感とユニットとしていいヴァイブが出来上がっていた。
ファンキーなドラマーが、ファンキーなメンツを集めただけのことはある。しかもセットリストもかなりマニアック。アップテンポの曲が多かっただけに、ドライヴ感あふれる疾走するグルーヴが最高だった。
「ダン・ブラックマンは、素晴らしい才能を持った男だった。彼のうちに行ったことあるんだけど、相当の変わり者なんだよ。彼は、どこで寝てると思う?いいか、棺おけの中で寝てるんだ。自宅のベッドルームに棺おけを置いて、そこで寝てるんだよ」と解説をつけたのは、ケイリブ・ジェームス。ほかにこの日はフランク・マッコム楽曲などでいい歌声を聴かせた。
一方、もう1人のキーボード、キース・ヘインズは最近では高田真とともにエイヴェックスのミヒマルGTのツアーなどに出ているが、彼も実に素晴らしい歌声を聴かせた。彼の歌を初めて聴いたがその「アイム・ユア・メロディー」は、実に透明感あふれるキースのヴォーカルが印象的だった。
そして、意外なキャスティングと思えた小沼ようすけは、彼がまだプロになる以前10年以上前から高田と知りあっており、「そのときめちゃくちゃファンキーなドラマーだなあ、と思っていたので、今回声をかけてもらえて、ものすごく嬉しかったです」と言う。ふだんは綺麗な感じのギターをプレイする小沼ようすけが、この日は周囲が黒いせいか、リズムのカッティングなど実にファンキーでかっこいい。やはり自由で音楽性の幅広いギタリストは変幻自在に何でもこなせる。ケイリブ、キースらも小沼とは初顔合わせだったが、ともに「彼は素晴らしいギタリストだ」とベタ褒め。小沼は6月くらいに新作アルバムが出るとのこと。ちょうど、ニューヨークでレコーディングしてきて帰ってきたばかり。
もちろん、ファンキー・ベース・ナンバーワンの小松秀行も文句なしのベース・プレイ。しかも、今回はこのマニアックなセットリストのすべての楽譜を耳でコピーして取ったという。特にシーラEの「ジョイ」は超むずかしく、途中で「やめようよ~」と高田に泣き付いたらしい。(笑)
「イン・ザ・グルーヴ」とか、バーナード・ライトの「ブレッド・サンドウィッチ」あたりのミディアム・アップのグルーヴは、このシニーズ・ジャムの良さを表わす楽曲かもしれない。
かなりグレイトなバンドだったので、ぜひ再演を。
■メンバー
高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームスKaleb James(キーボード、ヴォーカル)、キース・ヘインズ Keith Haines (キーボード、ヴォーカル)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス)
■ セットリスト [ ] original artist
Set List : Shinny’s Jam @ Blues Alley, March 15, 2010
show started 19:45
01. Maiden Voyage [Herbie Hancock]
02. Actual Proof [Herbie Hancock]
03. Mr. Clean [Bernard Wright]
04. Hearts Desire [Don Blackman]
05. I’m Your Melody (Keith On Vocal) [Lonnie Liston Smith]
06. Looking At You (Kaleb On Vocal) [Frank McComb]
07. In The Groove [Rodney Franklin]
show ended 20:47
second set
show started 21:18
01. Floor & Move [Ronnie Jordan]
02. Joy [Sheila E]
03. Action Speak Louder Than Words (Kaleb On Vocal) [Frank McComb]
04. Since You’ve Been Away So Long (Kaleb On Vocal) [Don Blackman]
05. Just Chillin’ Out [Bernard Wright]
06. Never Too Much (Kaleb On Vocal) [Luther Vandross]
07. Bread Sandwich [Bernard Wright]
Enc. Can’t Hide Love (Keith On Vocal) [Earth Wind & Fire]
show ended 22:40
(2010年3月15日月曜、目黒ブルース・アレイ=シニーズ・ジャム=高田真バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shinny’s Jam
2010-38
ヴァイブ。
すばらしきヴァイブ、見事なグルーヴ。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』でも確実なドラムスを披露してくれているソウル・サーチャーの一員、高田真が6年ぶりに単独自己名義ライヴ。メンバーが、これまた間違いないメンバーで、その名前からある程度、出来は想像できたが、実際生で聴いたら、想像以上のグルーヴ感とユニットとしていいヴァイブが出来上がっていた。
ファンキーなドラマーが、ファンキーなメンツを集めただけのことはある。しかもセットリストもかなりマニアック。アップテンポの曲が多かっただけに、ドライヴ感あふれる疾走するグルーヴが最高だった。
「ダン・ブラックマンは、素晴らしい才能を持った男だった。彼のうちに行ったことあるんだけど、相当の変わり者なんだよ。彼は、どこで寝てると思う?いいか、棺おけの中で寝てるんだ。自宅のベッドルームに棺おけを置いて、そこで寝てるんだよ」と解説をつけたのは、ケイリブ・ジェームス。ほかにこの日はフランク・マッコム楽曲などでいい歌声を聴かせた。
一方、もう1人のキーボード、キース・ヘインズは最近では高田真とともにエイヴェックスのミヒマルGTのツアーなどに出ているが、彼も実に素晴らしい歌声を聴かせた。彼の歌を初めて聴いたがその「アイム・ユア・メロディー」は、実に透明感あふれるキースのヴォーカルが印象的だった。
そして、意外なキャスティングと思えた小沼ようすけは、彼がまだプロになる以前10年以上前から高田と知りあっており、「そのときめちゃくちゃファンキーなドラマーだなあ、と思っていたので、今回声をかけてもらえて、ものすごく嬉しかったです」と言う。ふだんは綺麗な感じのギターをプレイする小沼ようすけが、この日は周囲が黒いせいか、リズムのカッティングなど実にファンキーでかっこいい。やはり自由で音楽性の幅広いギタリストは変幻自在に何でもこなせる。ケイリブ、キースらも小沼とは初顔合わせだったが、ともに「彼は素晴らしいギタリストだ」とベタ褒め。小沼は6月くらいに新作アルバムが出るとのこと。ちょうど、ニューヨークでレコーディングしてきて帰ってきたばかり。
もちろん、ファンキー・ベース・ナンバーワンの小松秀行も文句なしのベース・プレイ。しかも、今回はこのマニアックなセットリストのすべての楽譜を耳でコピーして取ったという。特にシーラEの「ジョイ」は超むずかしく、途中で「やめようよ~」と高田に泣き付いたらしい。(笑)
「イン・ザ・グルーヴ」とか、バーナード・ライトの「ブレッド・サンドウィッチ」あたりのミディアム・アップのグルーヴは、このシニーズ・ジャムの良さを表わす楽曲かもしれない。
かなりグレイトなバンドだったので、ぜひ再演を。
■メンバー
高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームスKaleb James(キーボード、ヴォーカル)、キース・ヘインズ Keith Haines (キーボード、ヴォーカル)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス)
■ セットリスト [ ] original artist
Set List : Shinny’s Jam @ Blues Alley, March 15, 2010
show started 19:45
01. Maiden Voyage [Herbie Hancock]
02. Actual Proof [Herbie Hancock]
03. Mr. Clean [Bernard Wright]
04. Hearts Desire [Don Blackman]
05. I’m Your Melody (Keith On Vocal) [Lonnie Liston Smith]
06. Looking At You (Kaleb On Vocal) [Frank McComb]
07. In The Groove [Rodney Franklin]
show ended 20:47
second set
show started 21:18
01. Floor & Move [Ronnie Jordan]
02. Joy [Sheila E]
03. Action Speak Louder Than Words (Kaleb On Vocal) [Frank McComb]
04. Since You’ve Been Away So Long (Kaleb On Vocal) [Don Blackman]
05. Just Chillin’ Out [Bernard Wright]
06. Never Too Much (Kaleb On Vocal) [Luther Vandross]
07. Bread Sandwich [Bernard Wright]
Enc. Can’t Hide Love (Keith On Vocal) [Earth Wind & Fire]
show ended 22:40
(2010年3月15日月曜、目黒ブルース・アレイ=シニーズ・ジャム=高田真バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shinny’s Jam
2010-38
■映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート2)
2010年3月15日 音楽(昨日のつづき)
【"Soul Power" Movie Will Be Released June (Part 2)】
魂。
実は、この『ソウル・パワー』の映画については、昨年初夏、中田亮さんと話をしているときに聞いた。彼が『ソウル・パワー』の映画の話をしてくれ、日本で公開されるときには、その字幕をやりたいといったことを言っていた。そして、この映画がソニー・ピクチャーの配給ということで、ちょうど『ディス・イズ・イット』の配給が同社だったので、尋ねたところ、どうやら日本での権利はソニーにはないとのことだった。それで、この話は一度立ち消えになったのだが、今年になって、アップリンク社が日本での発売権を獲得、結局、中田さんのところにも字幕監修の話しが行ったようだ。
さて、そんなご縁もあって、いち早く試写を見せていただいた。冒頭いきなりジェームス・ブラウンから始まる。しかも、メシオ・パーカーも、フレッド・ウェスリーもいる。ジミー・ノーラン、セント・クレア・ピンクニー、リン・コリンズらもいる。故人となった人も多い。このJBズのメンバーが一部を除いてわからないのだが、ドラマーは誰かと中田さんに尋ねると、「1人はジョン・モーガン。映像で向かって右の人、よく映っていた人。もう1人、左側にいるのがほとんど暗くて映ってないんでわからないんです」という。「だけど、左側をあんまり映してないということは、新米のドラマーじゃないかと想像しているんですけど(笑)」とも付け加えた。もちろん、歴代ドラマーのジャボでもない。
この音楽イヴェントを実質的に仕切っていたのが、スチュワート・レヴィンという人物だ。プロデューサーとして、クルセイダーズやポインター・シスターズの作品を手がけて知られるようになる人物。もともとニューヨークの音楽大学在学中に、ルームメートとなったヒュー・マサケラ(南アフリカ出身のトランペット奏者)と音楽をやりだし、プロデュースをするようになった。ステュワード・レヴィンとヒュー・マサケラは、ロスアンジェルスに移り、ここで1960年代中頃、2人でチサ・レコードというインディ・レーベルを始める。レヴィンがプロデュースしたマサケラの「グレイジン・イン・ザ・グラス」は大ヒットを記録。これは後にフレンズ・オブ・ディスティンクションもカヴァーし、やはり大ヒット。そしてこの頃、当時のジャズ・クルセイダーズと知り合い、同グループをチサへ迎え入れレコードを発表。その後チサがブルー・サム・レコードの傘下になり、クルセイダーズはブルー・サムへ移籍。
今回のキンシャサのライヴでは、レヴィンが音楽プロデューサーとなることによって、ヒュー・マサケラ、クルセイダーズらが参加しているのは、こうしたつながりによる。レヴィンは、その後、シンプリー・レッド、また最近ではジェイミー・カラムなどもてがけている。
さて、今回の映画は、およそ125時間にもおよぶ膨大なフッテージ(映像)から選ばれ、編集された。そして当然、考えられるのが、それぞれのアーティストたちはもっと長い時間演奏しているということ。1アーティスト約3-40分、アーティストによっては60分くらい演奏している可能性もあり、それが3日間となると大変な量になる。我々がここで見ることができるのは、そんな膨大なフィルムのほんの一部ということだ。残りを見たくなるのは自然なこと。そこで、アップリンクでは、DVD化するときには、ボーナス・トラックとして、映画本編に収録されていない楽曲なども積極的に収録するという。
ライヴでは、実際はポインター・シスターズも出て歌ったというが、この映画では権利の関係で紹介されていない。また、映画に登場する当時十代の女性グループ、シスター・スレッジは、デビー、ジョニー、キャシー、キムの4人組み。1974年10月だと、彼女たちの初ヒット「ラヴ・ドント・ユー・ゴー・スルー・ノー・チェンジ・オン・ミー」(邦題は、「初恋大作戦」=1974年12月からヒット)もまだ出ていないころ。もちろん、「ウィ・アー・ファミリー」のヒットは1979年なので、本当に新人アーティストだ。
この中から、ポインター・シスターズ、ファニア・オールスターズの作品はすでに映像化されているそうだ。ただし入手はむずかしいかもしれない。
ランチでのけんけんがくがくいろんな話の中で、全アーティストの3日間におよぶアーティストの登場順、各アーティストの完全なセットリストを見てみたい、ということになった。映画のプレスキットにもそこまでの資料はない。おそらく監督が資料を整理していれば持っているかもしれないが、わからない。
藤川さんは、アフリカの事情通で、1974年にはザイールだったこの国が、その前、そして、その後、コンゴという名になったといったことを教えていただいた。ザイール時代に、悪名高きモブツ大統領がいて、当時は独裁者として君臨していた。また、彼によれば、この観客の中にパパ・ウェンバがいて、ファニア・オールスターズの「ビバ・ラ・ムジカ(ムシカ)」という叫びを、ウェンバは自身のグループ名に取ったのだという。林剛さんは、1970年の『ソウル・トゥ・ソウル』はガーナで行われ、1974年2月にジャクソン・ファイヴが同じアフリカのセネガル(ダカール)でコンサートをやっていることを指摘、ブラック・アーティストが1970年代にこぞってアフリカ詣でをしているとした。
映画には、作家でスポーツ系の記事を書いているジョージ・プリンプトン、写真家のリン・ゴールドスミス、そして、ブラック・パンサーのストークリー・カーマイケルなども映っている。中田さんによれば、「モハメド・アリとストークリーが現地で会って、アリがカーマイケルにあいさつするところの字幕を『カーマイケルさん』としたのだが、いろいろ議論した末、『カーマイケル』になった」と言う。また「ジェームス・ブラウンの曲名(ペイ・バック、パパ・ドント・テイク・ノー・メスなど)をうまく挟み込んだブラウンのスピーチがあったのだが、英語の意味しか訳せず、曲名であることが訳せなかった」とも言う。
■ DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002WH0ZAE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MOVIE>Soul Power
【"Soul Power" Movie Will Be Released June (Part 2)】
魂。
実は、この『ソウル・パワー』の映画については、昨年初夏、中田亮さんと話をしているときに聞いた。彼が『ソウル・パワー』の映画の話をしてくれ、日本で公開されるときには、その字幕をやりたいといったことを言っていた。そして、この映画がソニー・ピクチャーの配給ということで、ちょうど『ディス・イズ・イット』の配給が同社だったので、尋ねたところ、どうやら日本での権利はソニーにはないとのことだった。それで、この話は一度立ち消えになったのだが、今年になって、アップリンク社が日本での発売権を獲得、結局、中田さんのところにも字幕監修の話しが行ったようだ。
さて、そんなご縁もあって、いち早く試写を見せていただいた。冒頭いきなりジェームス・ブラウンから始まる。しかも、メシオ・パーカーも、フレッド・ウェスリーもいる。ジミー・ノーラン、セント・クレア・ピンクニー、リン・コリンズらもいる。故人となった人も多い。このJBズのメンバーが一部を除いてわからないのだが、ドラマーは誰かと中田さんに尋ねると、「1人はジョン・モーガン。映像で向かって右の人、よく映っていた人。もう1人、左側にいるのがほとんど暗くて映ってないんでわからないんです」という。「だけど、左側をあんまり映してないということは、新米のドラマーじゃないかと想像しているんですけど(笑)」とも付け加えた。もちろん、歴代ドラマーのジャボでもない。
この音楽イヴェントを実質的に仕切っていたのが、スチュワート・レヴィンという人物だ。プロデューサーとして、クルセイダーズやポインター・シスターズの作品を手がけて知られるようになる人物。もともとニューヨークの音楽大学在学中に、ルームメートとなったヒュー・マサケラ(南アフリカ出身のトランペット奏者)と音楽をやりだし、プロデュースをするようになった。ステュワード・レヴィンとヒュー・マサケラは、ロスアンジェルスに移り、ここで1960年代中頃、2人でチサ・レコードというインディ・レーベルを始める。レヴィンがプロデュースしたマサケラの「グレイジン・イン・ザ・グラス」は大ヒットを記録。これは後にフレンズ・オブ・ディスティンクションもカヴァーし、やはり大ヒット。そしてこの頃、当時のジャズ・クルセイダーズと知り合い、同グループをチサへ迎え入れレコードを発表。その後チサがブルー・サム・レコードの傘下になり、クルセイダーズはブルー・サムへ移籍。
今回のキンシャサのライヴでは、レヴィンが音楽プロデューサーとなることによって、ヒュー・マサケラ、クルセイダーズらが参加しているのは、こうしたつながりによる。レヴィンは、その後、シンプリー・レッド、また最近ではジェイミー・カラムなどもてがけている。
さて、今回の映画は、およそ125時間にもおよぶ膨大なフッテージ(映像)から選ばれ、編集された。そして当然、考えられるのが、それぞれのアーティストたちはもっと長い時間演奏しているということ。1アーティスト約3-40分、アーティストによっては60分くらい演奏している可能性もあり、それが3日間となると大変な量になる。我々がここで見ることができるのは、そんな膨大なフィルムのほんの一部ということだ。残りを見たくなるのは自然なこと。そこで、アップリンクでは、DVD化するときには、ボーナス・トラックとして、映画本編に収録されていない楽曲なども積極的に収録するという。
ライヴでは、実際はポインター・シスターズも出て歌ったというが、この映画では権利の関係で紹介されていない。また、映画に登場する当時十代の女性グループ、シスター・スレッジは、デビー、ジョニー、キャシー、キムの4人組み。1974年10月だと、彼女たちの初ヒット「ラヴ・ドント・ユー・ゴー・スルー・ノー・チェンジ・オン・ミー」(邦題は、「初恋大作戦」=1974年12月からヒット)もまだ出ていないころ。もちろん、「ウィ・アー・ファミリー」のヒットは1979年なので、本当に新人アーティストだ。
この中から、ポインター・シスターズ、ファニア・オールスターズの作品はすでに映像化されているそうだ。ただし入手はむずかしいかもしれない。
ランチでのけんけんがくがくいろんな話の中で、全アーティストの3日間におよぶアーティストの登場順、各アーティストの完全なセットリストを見てみたい、ということになった。映画のプレスキットにもそこまでの資料はない。おそらく監督が資料を整理していれば持っているかもしれないが、わからない。
藤川さんは、アフリカの事情通で、1974年にはザイールだったこの国が、その前、そして、その後、コンゴという名になったといったことを教えていただいた。ザイール時代に、悪名高きモブツ大統領がいて、当時は独裁者として君臨していた。また、彼によれば、この観客の中にパパ・ウェンバがいて、ファニア・オールスターズの「ビバ・ラ・ムジカ(ムシカ)」という叫びを、ウェンバは自身のグループ名に取ったのだという。林剛さんは、1970年の『ソウル・トゥ・ソウル』はガーナで行われ、1974年2月にジャクソン・ファイヴが同じアフリカのセネガル(ダカール)でコンサートをやっていることを指摘、ブラック・アーティストが1970年代にこぞってアフリカ詣でをしているとした。
映画には、作家でスポーツ系の記事を書いているジョージ・プリンプトン、写真家のリン・ゴールドスミス、そして、ブラック・パンサーのストークリー・カーマイケルなども映っている。中田さんによれば、「モハメド・アリとストークリーが現地で会って、アリがカーマイケルにあいさつするところの字幕を『カーマイケルさん』としたのだが、いろいろ議論した末、『カーマイケル』になった」と言う。また「ジェームス・ブラウンの曲名(ペイ・バック、パパ・ドント・テイク・ノー・メスなど)をうまく挟み込んだブラウンのスピーチがあったのだが、英語の意味しか訳せず、曲名であることが訳せなかった」とも言う。
■ DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002WH0ZAE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MOVIE>Soul Power
■映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート1)
2010年3月14日 音楽【"Soul Power" Movie Will Be Released June】
大祭典。
1974年、アフリカ大陸のザイール共和国(現在・コンゴ共和国)のキンシャサで、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの世紀の対決が行われることになった。モハメド・アリは徴兵拒否でリングから追放されていたが、それが解けて再復活の夢をかけこの試合に臨み、一方のフォアマンは無敵の40連勝中。誰の目にもフォアマン有利だった。しかし、アリは奇跡的にこの試合に勝ち、これは、後に「キンシャサの奇跡」「ランブル・イン・ザ・ジャングル」などと呼ばれ、後世まで語り継がれるものとなった。(拙著『ソウル・サーチン』の第3章マイケル・マッサーの部でも、その模様に少し触れている) そのときにイヴェントを主催したプロモーター、ドン・キングらは、試合を盛り上げ煽るために、同時にアメリカのブラック・ミュージシャンと現地のブラック・ミュージシャンを集めた一大音楽イヴェントを開催しようと考えた。
彼らは音楽イヴェントから試合まで膨大な記録映像を収録していた。そのうちの試合部分の記録映像は、『モハメド・アリ かけがえのない日々』として公開され、アカデミー賞まで受賞するに至った。ところが、同時に撮影されていた音楽部分の映像は今まで倉庫に眠ったままで、これらを見た『かけがえのない日々』の関係者が、未公開映像にスポットを当て編集、当初は音楽DVDにしようと考えたが、そのあまりの内容の素晴らしさゆえに1本の長編映画にしたのが、この2008年製作の『ソウル・パワー』と題された作品だ。
ここに集結していたアーティストは、「キング・オブ・ソウル」ことジェームス・ブラウン、当時大ヒットを次々と飛ばしていたスピナーズ、ブルーズのキング、BBキング、サルサの女王セリア・クルーズ&ファニア・オールスターズ、南アフリカの闘志ミリアム・マケバ、ジャズ・ファンクの王者クルセイダーズ、ブラック界の吟遊詩人ビル・ウィザース、元祖アフリカン・マン、マヌー・ディバンゴ、そして、アフリカのミュージシャンたちなどだ。
この作品は、2010年6月12日から渋谷シネセゾン、吉祥寺バウスシアター、新宿Kズ・シネマで公開され、その後順次全国で公開される。ブラック系、ラテン、アフリカなどのワールド・ミュージック系好きのファンにとっては、必見の作品となりそうだ。
+++
興奮。
この映画の初号試写を3月10日に見た。初号試写とは、字幕を確認したり極うちわの関係者向け(これを買い付ける映画館関係者など)にするもので、修正があれば最終修正をして、一般試写(媒体向け)に進む。字幕の監修をオーサカ=モノレールの中田亮さんが担当した。
3日間にわたって繰り広げられた大祭典の模様は、熱く、圧倒的だ。まず驚いたのが、映像がきれいで、しかも音もよく録れているということ。おそらくマルチの16チャンネルで録音されているようだ。カメラも数台使われている。大きな画面で見ると、次第にライヴ会場にいるような錯覚に陥ってくる。ちょうどマイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』と同じように、画面に向かって立ち上がり、拍手をしたくなるような感じだ。しかも、どれもがブラック・アーティストばかりで、抜群なリズムとグルーヴでこれでもかこれでもかとやってくる。これはたまらない。興奮した。本編は93分ほどなのだが、もっともっと2時間でも見たいと思ったほど。
大きな発見がいくつもあるのだが、ビル・ウィザースの動く姿(ファースト・アルバムからの「ホープ・シール・ビー・ハピアー」)、クルセイダーズの一番充実したメンバーを擁した「プット・イット・ホエア・ユー・ワント・イット」(ジョー・サンプル、スティックス・フーパー、ウェイン・ヘンダーソン、ウィルトン・フェルダー、そして、若き日のラリー・カールトンまで!)、そして、ジェームス・ブラウン(「ペイバック」、「コールド・スウェット」など)。司会者のダニー・レイのめちゃくちゃクールなMCぶりにも感銘した。そして、ここにはメイシオも、フレッド・ウェスリーもいる! スピナーズもリード、フィリップ・ウェインは故人だ。ロイド・プライス(「パーソナリティー」のヒット)やヒュー・マサケラ(南アフリカのトランペット奏者)が、主催者側の裏方で仕事をしていたのも印象的だった。もちろん、これは僕がブラック・ミュージック、ソウル系が好きだからこのあたりに目が行くのだが、ラテン、アフリカ系に詳しい方たちは、セリア・クルーズ、ファにア・オールスターズ、マヌ・ディバンゴなどに目が奪われる。
本当に、何でも記録しておくというのは、大事なことだなあ、とつくづく思う。(笑) こんな歴史的な映像が36年間も眠っていたなんて信じられない。
この試写の後、字幕監修をした中田亮さん、ラテン、アフリカ、ワールド・ミュージック全般に詳しい藤川理一さん、BMRの林剛さんらと映画についてのあれこれを熱い話し(マニアックとも、偏狭的とも言う)をしながらランチをした。これが実におもしろい話で、思わず、「これ、そのままトーク・ショーにしましょうよ」と提案してしまった。(笑)
(ということで、そのあたりについての『ソウル・パワー』の話はパート2へ続く)
■DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください。リージョン・フリーの再生機が必要です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002WH0ZAE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MOVIE>Soul Power
大祭典。
1974年、アフリカ大陸のザイール共和国(現在・コンゴ共和国)のキンシャサで、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの世紀の対決が行われることになった。モハメド・アリは徴兵拒否でリングから追放されていたが、それが解けて再復活の夢をかけこの試合に臨み、一方のフォアマンは無敵の40連勝中。誰の目にもフォアマン有利だった。しかし、アリは奇跡的にこの試合に勝ち、これは、後に「キンシャサの奇跡」「ランブル・イン・ザ・ジャングル」などと呼ばれ、後世まで語り継がれるものとなった。(拙著『ソウル・サーチン』の第3章マイケル・マッサーの部でも、その模様に少し触れている) そのときにイヴェントを主催したプロモーター、ドン・キングらは、試合を盛り上げ煽るために、同時にアメリカのブラック・ミュージシャンと現地のブラック・ミュージシャンを集めた一大音楽イヴェントを開催しようと考えた。
彼らは音楽イヴェントから試合まで膨大な記録映像を収録していた。そのうちの試合部分の記録映像は、『モハメド・アリ かけがえのない日々』として公開され、アカデミー賞まで受賞するに至った。ところが、同時に撮影されていた音楽部分の映像は今まで倉庫に眠ったままで、これらを見た『かけがえのない日々』の関係者が、未公開映像にスポットを当て編集、当初は音楽DVDにしようと考えたが、そのあまりの内容の素晴らしさゆえに1本の長編映画にしたのが、この2008年製作の『ソウル・パワー』と題された作品だ。
ここに集結していたアーティストは、「キング・オブ・ソウル」ことジェームス・ブラウン、当時大ヒットを次々と飛ばしていたスピナーズ、ブルーズのキング、BBキング、サルサの女王セリア・クルーズ&ファニア・オールスターズ、南アフリカの闘志ミリアム・マケバ、ジャズ・ファンクの王者クルセイダーズ、ブラック界の吟遊詩人ビル・ウィザース、元祖アフリカン・マン、マヌー・ディバンゴ、そして、アフリカのミュージシャンたちなどだ。
この作品は、2010年6月12日から渋谷シネセゾン、吉祥寺バウスシアター、新宿Kズ・シネマで公開され、その後順次全国で公開される。ブラック系、ラテン、アフリカなどのワールド・ミュージック系好きのファンにとっては、必見の作品となりそうだ。
+++
興奮。
この映画の初号試写を3月10日に見た。初号試写とは、字幕を確認したり極うちわの関係者向け(これを買い付ける映画館関係者など)にするもので、修正があれば最終修正をして、一般試写(媒体向け)に進む。字幕の監修をオーサカ=モノレールの中田亮さんが担当した。
3日間にわたって繰り広げられた大祭典の模様は、熱く、圧倒的だ。まず驚いたのが、映像がきれいで、しかも音もよく録れているということ。おそらくマルチの16チャンネルで録音されているようだ。カメラも数台使われている。大きな画面で見ると、次第にライヴ会場にいるような錯覚に陥ってくる。ちょうどマイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』と同じように、画面に向かって立ち上がり、拍手をしたくなるような感じだ。しかも、どれもがブラック・アーティストばかりで、抜群なリズムとグルーヴでこれでもかこれでもかとやってくる。これはたまらない。興奮した。本編は93分ほどなのだが、もっともっと2時間でも見たいと思ったほど。
大きな発見がいくつもあるのだが、ビル・ウィザースの動く姿(ファースト・アルバムからの「ホープ・シール・ビー・ハピアー」)、クルセイダーズの一番充実したメンバーを擁した「プット・イット・ホエア・ユー・ワント・イット」(ジョー・サンプル、スティックス・フーパー、ウェイン・ヘンダーソン、ウィルトン・フェルダー、そして、若き日のラリー・カールトンまで!)、そして、ジェームス・ブラウン(「ペイバック」、「コールド・スウェット」など)。司会者のダニー・レイのめちゃくちゃクールなMCぶりにも感銘した。そして、ここにはメイシオも、フレッド・ウェスリーもいる! スピナーズもリード、フィリップ・ウェインは故人だ。ロイド・プライス(「パーソナリティー」のヒット)やヒュー・マサケラ(南アフリカのトランペット奏者)が、主催者側の裏方で仕事をしていたのも印象的だった。もちろん、これは僕がブラック・ミュージック、ソウル系が好きだからこのあたりに目が行くのだが、ラテン、アフリカ系に詳しい方たちは、セリア・クルーズ、ファにア・オールスターズ、マヌ・ディバンゴなどに目が奪われる。
本当に、何でも記録しておくというのは、大事なことだなあ、とつくづく思う。(笑) こんな歴史的な映像が36年間も眠っていたなんて信じられない。
この試写の後、字幕監修をした中田亮さん、ラテン、アフリカ、ワールド・ミュージック全般に詳しい藤川理一さん、BMRの林剛さんらと映画についてのあれこれを熱い話し(マニアックとも、偏狭的とも言う)をしながらランチをした。これが実におもしろい話で、思わず、「これ、そのままトーク・ショーにしましょうよ」と提案してしまった。(笑)
(ということで、そのあたりについての『ソウル・パワー』の話はパート2へ続く)
■DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください。リージョン・フリーの再生機が必要です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002WH0ZAE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MOVIE>Soul Power
●高橋あず美ライヴ@ブルース・アレイ~高田真ライヴ3月15日に
2010年3月13日 音楽【Azu Live At Blues Alley】
初。
ガッツこと中澤信栄から彼がバンマスを担当する女性シンガー、高橋あず美の初ライヴがブルース・アレイであると誘われたので出向いた。高橋あず美は、中澤同様、ドリームズ・カム・トゥルーのバックコーラスを担当。ドリカム・チームの一員だ。
ファーストは、全曲洋楽カヴァー。オープニング、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。子供のマイケルのようなちょっと甲高い声でマイケルを彷彿とさせ、いきなり会場の観客をどっと立たせた。声変わり前のキッズ・グループのような声で、パンチのある歌唱が、マイケルのイメージを思わせた。堂々とした歌いっぷりで、初期マイケルのカヴァーには、彼女はとてもいい候補だ。
曲間のトークがちょっと長いが、話し方は、吉田美和風、よく聴いていると、声がちょっとアグネス・チャン風のように感じた。(たとえが古い…苦笑)
全体的に、マイケル声の高い伸びのある声が印象的だ。ファーストの最後、ジャクソン・ファイヴの「アイル・ビー・ゼア」を歌ったが、I’ll be thereの意味で「ここにいるよ」とメロディーをつけて歌っていたが、これは「すぐ、行くよ」のほうがよいのでは? 「好きな彼女がいるのは」「ここ」というよりも、「向こうの方」向こう、そっちに行く、というニュアンス。歌唱について言えば、こういう曲調が彼女のうまさがとてもよく出るような感じがした。ぜひ単独ライヴ、重ねていって欲しい。
■ 高橋あず美ライヴ・メンバー
高橋あず美(ヴォーカル)、中澤信栄(ギター、ヴォーカル)、菅原潤子(ギター)、小松秀行(ベース)、高田真(ドラムス)、藤川学史(キーボード)
■ セットリスト
show started 19:41
01. I Want You Back [Jackson Five]
02. All I Do [Stevie Wonder]
03. (You Make Me Feel Like A ) Natural Woman [Aretha Franklin]
04. No Woman, No Cry [Bob Marley]
05. Love You I Do [From Dream Girls, Jeniffer Hudson]
06. Beauty And The Beast [Peabo Bryson & Celine Dion]
07. I’ll Be There [Jackson Five]
show ended 20:35
2nd
01. Break Out
02. 花が咲く時
03. Believe
04. 二人で
05. じゃない。
06. WA! HA! HA!
Enc. 愛しい君へ
(2010年3月10日水、目黒ブルース・アレイ=高橋あず美ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Takahashi, Azumi
~~~~
■ 高田真ライヴ~「ジャマイカ・ファンク」を炸裂させると約束~3月15日
ソウル・サーチャーのメンバーとしても活躍するドラムスの高田真さんが3月15日(月曜)にブルース・アレイで6年ぶりの単独ライヴ。また中澤信栄も6月にブルース・アレイで、新曲新発売ライヴを行う。
Shinny’s Jam With Friends
メンバー:高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームス、キース・ヘインズ(キーボード)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス)
日時 2010年3月15日(月)午後7時半~
場所 目黒ブルース・アレイ 03-5740-6041
ミュージック・チャージ 4500円(+525円のシート・チャージ)
高田さんによると、自分名義のものは6年ぶり。「コンセプトはジャマイカ・フファンクです」。このジャマイカは、ニューヨークのジャマイカ。ブルックリン、ブロンクスらと並ぶニューヨークの一地区ジャマイカ出身のアーティスト、トム・ブラウン、バーナード・ライト、マーカス・ミラーといった連中が好んで作り出す濃いジャズ・ファンクのこと。当日はハービー・ハンコック、バーナード・ライト、ドン・ブラックマン、ロニー・ジョーダン、シーラE、フランク・マッコム、ルーサー・ヴァンドロスなどの作品をカヴァーする、という。この日の主人公、高橋あず美さんも、今度はコーラスで参加。ギターに小沼ようすけさん、さらにキーボードにケイリブ、ベースに再び小松さんらという強力な布陣だ。「集客できないんで、当日でもぜひ遊びに来てください。ジャマイカ・ファンク炸裂させますから」と宣言した。
~~~~
ENT>ANNOUNCEMENT>Takata, Shin
初。
ガッツこと中澤信栄から彼がバンマスを担当する女性シンガー、高橋あず美の初ライヴがブルース・アレイであると誘われたので出向いた。高橋あず美は、中澤同様、ドリームズ・カム・トゥルーのバックコーラスを担当。ドリカム・チームの一員だ。
ファーストは、全曲洋楽カヴァー。オープニング、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。子供のマイケルのようなちょっと甲高い声でマイケルを彷彿とさせ、いきなり会場の観客をどっと立たせた。声変わり前のキッズ・グループのような声で、パンチのある歌唱が、マイケルのイメージを思わせた。堂々とした歌いっぷりで、初期マイケルのカヴァーには、彼女はとてもいい候補だ。
曲間のトークがちょっと長いが、話し方は、吉田美和風、よく聴いていると、声がちょっとアグネス・チャン風のように感じた。(たとえが古い…苦笑)
全体的に、マイケル声の高い伸びのある声が印象的だ。ファーストの最後、ジャクソン・ファイヴの「アイル・ビー・ゼア」を歌ったが、I’ll be thereの意味で「ここにいるよ」とメロディーをつけて歌っていたが、これは「すぐ、行くよ」のほうがよいのでは? 「好きな彼女がいるのは」「ここ」というよりも、「向こうの方」向こう、そっちに行く、というニュアンス。歌唱について言えば、こういう曲調が彼女のうまさがとてもよく出るような感じがした。ぜひ単独ライヴ、重ねていって欲しい。
■ 高橋あず美ライヴ・メンバー
高橋あず美(ヴォーカル)、中澤信栄(ギター、ヴォーカル)、菅原潤子(ギター)、小松秀行(ベース)、高田真(ドラムス)、藤川学史(キーボード)
■ セットリスト
show started 19:41
01. I Want You Back [Jackson Five]
02. All I Do [Stevie Wonder]
03. (You Make Me Feel Like A ) Natural Woman [Aretha Franklin]
04. No Woman, No Cry [Bob Marley]
05. Love You I Do [From Dream Girls, Jeniffer Hudson]
06. Beauty And The Beast [Peabo Bryson & Celine Dion]
07. I’ll Be There [Jackson Five]
show ended 20:35
2nd
01. Break Out
02. 花が咲く時
03. Believe
04. 二人で
05. じゃない。
06. WA! HA! HA!
Enc. 愛しい君へ
(2010年3月10日水、目黒ブルース・アレイ=高橋あず美ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Takahashi, Azumi
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■ 高田真ライヴ~「ジャマイカ・ファンク」を炸裂させると約束~3月15日
ソウル・サーチャーのメンバーとしても活躍するドラムスの高田真さんが3月15日(月曜)にブルース・アレイで6年ぶりの単独ライヴ。また中澤信栄も6月にブルース・アレイで、新曲新発売ライヴを行う。
Shinny’s Jam With Friends
メンバー:高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームス、キース・ヘインズ(キーボード)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス)
日時 2010年3月15日(月)午後7時半~
場所 目黒ブルース・アレイ 03-5740-6041
ミュージック・チャージ 4500円(+525円のシート・チャージ)
高田さんによると、自分名義のものは6年ぶり。「コンセプトはジャマイカ・フファンクです」。このジャマイカは、ニューヨークのジャマイカ。ブルックリン、ブロンクスらと並ぶニューヨークの一地区ジャマイカ出身のアーティスト、トム・ブラウン、バーナード・ライト、マーカス・ミラーといった連中が好んで作り出す濃いジャズ・ファンクのこと。当日はハービー・ハンコック、バーナード・ライト、ドン・ブラックマン、ロニー・ジョーダン、シーラE、フランク・マッコム、ルーサー・ヴァンドロスなどの作品をカヴァーする、という。この日の主人公、高橋あず美さんも、今度はコーラスで参加。ギターに小沼ようすけさん、さらにキーボードにケイリブ、ベースに再び小松さんらという強力な布陣だ。「集客できないんで、当日でもぜひ遊びに来てください。ジャマイカ・ファンク炸裂させますから」と宣言した。
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ENT>ANNOUNCEMENT>Takata, Shin
⊿マル・ライヴ@渋谷プラグ
2010年3月12日 音楽【Maru Live At Plug Shibuya】
ホーム。
つい先月は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのバック・コーラスを担当していたシンガー、マルが久々に渋谷のライヴハウス、プラグで単独ライヴ。2009年11月10日プラグ以来4ヶ月ぶり。ここのプラグは、渋谷の駅から近く、足の便もよいので多くの若手アーティストが使う。マルもデビューからここをホームグラウンドのように使っているので、「ホーム」の安心感があるのだろう。
この日も狭い会場が超満員。入るなり、煙もうもうでおもいきり煙かった。(笑)バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人。メンバー表を見てもお分かりのように、現在若手のこの手のサウンドでは最強の布陣だ。
マルもすっかり安定した堂々とした歌いっぷり。下記セットリストで2、6などが新曲。6曲目の「手紙」は一般のJポップ風の曲で印象に残った。最近のマルの新曲の中では1番いいかも。とてもスペースのある曲でアレンジをもうちょっと固めればすぐ完成しそう。たとえば、フックの「ひとつだけ」という言葉が効いてるのでタイトルも「ひとつだけ」とか、あるいは( )付きの副題か。またギターのカッティングももっと徹底して決めのカッティングにするとアクセントが付く。ヒューマン・リーグの「ヒューマン」のようなギターを思い描いた。ただ一歩間違うとミーシャの二番煎じ的になってしまいそうなので、そこを注意してぜひマル色を出して欲しい。
ちなみにマル色とは、アップテンポの曲でのメロディーに載せて歌詞を歌うスタイルとか。「キャント・ストップ」などは彼女らしさがよく出ている。
最近バックを務めたブラン・ニュー・ヘヴィーズのヒット「ユーアー・ザ・ユニヴァース」も、すっかりこなれて自分の曲のよう。アンコールでは、今度4月のビルボード・ソロ・ライヴでマルがバックをつけるゴスペラーズ黒沢薫さんが登場。これまでにも2人は『ソウル・サーチン』のルーサー・ヴァンドロス回での「ソー・アメージング」以来何度かデュエットを歌っているが、最新デュエットは、マイケル・ジャクソンのデュエット曲「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」。これを黒沢さん、まるで映画『ディス・イズ・イット』のマイケルの如く振舞う。身振り手振り、相当見込んだ様子が伺える。時折声まで似せる。このデュエット前に、マルは黒沢さんに「実は、夢があるんです。黒沢さんとCDでデュエットしたいんです」と告白。これまでにもライヴではデュエットしているが、レコーディングではまだなので、いつかそういう機会があれば、とのことだ。
そして、マルによれば、「今年いよいよ(CDメジャー)デビューできそうです」との宣言も飛び出し、暖かい拍手を集めた。めでたしめでたし。
■ 過去関連記事
2009年08月15日(土)
マルは髪の毛を切り、心機一転成長してJZに登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10320359295.html
(前々回ライヴ評)
2010年02月28日(日)
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ・ライヴ~マル、バック・コーラスで参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive1-201002.html
November 08, 2007
Maru First Full Show At Blues Alley: With Surprise Guest
【マル、ブルース・アレイ・デビュー】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_08.html
September 13, 2007
Maru Will Write New Song With Each Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002023.html
(前回ライヴ評)
May 15, 2007
Maru Live; Takeo & Mana Live
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200705/2007_05_15.html
(ここに過去記事一覧があります)
■マル・オフィシャル・ページ
http://www.marudiva.com
■ メンバー
マル (ヴォーカル)
藤川学史 (キーボード、音楽ディレクター)
岸田容男 (ドラムス)
渥美幸裕(ギター)
笹井”BJ”克彦(ベース)
サン(コーラス)
ヒロアキー(コーラス)
■セットリスト
Setlist : Maru @ Shibuya Plug, March 11, 2010
show started 20:26
01. Intro
02. Dancing Gipsy
03. Kitty Boy
04. 1234U
05. Slight Of Hope
06. 手紙
07. Can’t Stop ~ Lovin’
08. Goldenboy
09. You Are The Universe
10. Beautiful Life
Enc. I Just Can’t Stop Loving You (duet with Kurosawa Kaoru)
Enc. 守りたいから
show ended 21:58
(2010年3月11日木曜、渋谷プラグ=マル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>maru
2010-37
ホーム。
つい先月は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのバック・コーラスを担当していたシンガー、マルが久々に渋谷のライヴハウス、プラグで単独ライヴ。2009年11月10日プラグ以来4ヶ月ぶり。ここのプラグは、渋谷の駅から近く、足の便もよいので多くの若手アーティストが使う。マルもデビューからここをホームグラウンドのように使っているので、「ホーム」の安心感があるのだろう。
この日も狭い会場が超満員。入るなり、煙もうもうでおもいきり煙かった。(笑)バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人。メンバー表を見てもお分かりのように、現在若手のこの手のサウンドでは最強の布陣だ。
マルもすっかり安定した堂々とした歌いっぷり。下記セットリストで2、6などが新曲。6曲目の「手紙」は一般のJポップ風の曲で印象に残った。最近のマルの新曲の中では1番いいかも。とてもスペースのある曲でアレンジをもうちょっと固めればすぐ完成しそう。たとえば、フックの「ひとつだけ」という言葉が効いてるのでタイトルも「ひとつだけ」とか、あるいは( )付きの副題か。またギターのカッティングももっと徹底して決めのカッティングにするとアクセントが付く。ヒューマン・リーグの「ヒューマン」のようなギターを思い描いた。ただ一歩間違うとミーシャの二番煎じ的になってしまいそうなので、そこを注意してぜひマル色を出して欲しい。
ちなみにマル色とは、アップテンポの曲でのメロディーに載せて歌詞を歌うスタイルとか。「キャント・ストップ」などは彼女らしさがよく出ている。
最近バックを務めたブラン・ニュー・ヘヴィーズのヒット「ユーアー・ザ・ユニヴァース」も、すっかりこなれて自分の曲のよう。アンコールでは、今度4月のビルボード・ソロ・ライヴでマルがバックをつけるゴスペラーズ黒沢薫さんが登場。これまでにも2人は『ソウル・サーチン』のルーサー・ヴァンドロス回での「ソー・アメージング」以来何度かデュエットを歌っているが、最新デュエットは、マイケル・ジャクソンのデュエット曲「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」。これを黒沢さん、まるで映画『ディス・イズ・イット』のマイケルの如く振舞う。身振り手振り、相当見込んだ様子が伺える。時折声まで似せる。このデュエット前に、マルは黒沢さんに「実は、夢があるんです。黒沢さんとCDでデュエットしたいんです」と告白。これまでにもライヴではデュエットしているが、レコーディングではまだなので、いつかそういう機会があれば、とのことだ。
そして、マルによれば、「今年いよいよ(CDメジャー)デビューできそうです」との宣言も飛び出し、暖かい拍手を集めた。めでたしめでたし。
■ 過去関連記事
2009年08月15日(土)
マルは髪の毛を切り、心機一転成長してJZに登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10320359295.html
(前々回ライヴ評)
2010年02月28日(日)
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ・ライヴ~マル、バック・コーラスで参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive1-201002.html
November 08, 2007
Maru First Full Show At Blues Alley: With Surprise Guest
【マル、ブルース・アレイ・デビュー】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_08.html
September 13, 2007
Maru Will Write New Song With Each Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002023.html
(前回ライヴ評)
May 15, 2007
Maru Live; Takeo & Mana Live
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200705/2007_05_15.html
(ここに過去記事一覧があります)
■マル・オフィシャル・ページ
http://www.marudiva.com
■ メンバー
マル (ヴォーカル)
藤川学史 (キーボード、音楽ディレクター)
岸田容男 (ドラムス)
渥美幸裕(ギター)
笹井”BJ”克彦(ベース)
サン(コーラス)
ヒロアキー(コーラス)
■セットリスト
Setlist : Maru @ Shibuya Plug, March 11, 2010
show started 20:26
01. Intro
02. Dancing Gipsy
03. Kitty Boy
04. 1234U
05. Slight Of Hope
06. 手紙
07. Can’t Stop ~ Lovin’
08. Goldenboy
09. You Are The Universe
10. Beautiful Life
Enc. I Just Can’t Stop Loving You (duet with Kurosawa Kaoru)
Enc. 守りたいから
show ended 21:58
(2010年3月11日木曜、渋谷プラグ=マル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>maru
2010-37
△(告知)3月11日木曜午後7時TBSラジオ『カキーン』にゲスト出演します
2010年3月11日 音楽【Yoshioka Will Be On Kakiin On TBS, Tonight At 7】
ゲスト。
3月11日(木)、吉岡正晴がTBSラジオ(AM954)の夜の番組『カキーン』(18時~22時:DJ土井敏之=木曜担当)にゲスト出演します。同番組出演は、2009年4月、6月以来。出演時刻は午後7時から15~20分程度。
今回はフィラデルフィア・サウンド(フィリー・ソウル)の話をします。テディー・ペンダーグラスの逝去、シグマ・サウンド・スタジオの入っているフィラデルフィア・インターナショナルのオフィースの火事の話し、そして、先週亡くなったロン・バンクスのドラマティックスの「ミー&ミセス・ジョーンズ」をかける予定です。
お時間ある方、ぜひお聴きください。
番組ホームページ
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/index.html
メールのあて先
kakiiin@tbs.co.jp
番組のツイッター
http://twitter.com/kakiiin
番組ハッシュタグ
#kakiiin
ところで、木曜担当のDJ土井さんのプロフィールを見ていたら、こんなことが書いてあった。
「買い物に行って駐車料金とられるのがシャクで、~円以上サービスとあるとなんとしても買ってしまう。先日も家電店に行ってお目当てが品切れ、届かない! 勢いで『初代タイガーマスク大全集』DVD BOX買っちゃった。アハハ
いやぁ中身は買ってよかった! 凄いなぁ佐山聡」
僕も3000円以上の買い物で駐車料金1時間割引とかってあると、かならず、その金額以上買ってしまう。話があいそうだなあ。(笑) 有楽町あたりの某カメラ店でけっこう大きな買い物をして4時間分の駐車券をもらえたのだが、1枚で4時間有効の券だったので、1時間券4枚ください、と言ったら、それはだめですと速攻却下され凹んだ、てな話しでもしようかな。曲がかかってるときに。
■ フィリー関連記事
2010年01月14日(木)
(緊急寄稿) テディー・ペンダーグラス『トゥルーリー・ブレスド』ライナーノーツ 復刻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100114.html
2010年01月16日(土)
テディー・ペンダーグラス死去:フィリーのメッセージをのせて
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100116.html
2010年02月23日(火)
シグマ・スタジオ(フィリーの名門スタジオ)火事に~放火の疑いも
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10466436760.html
2010年03月08日(月)
ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10476334093.html
■ 関連CD
1)ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ 『ウェイク・アップ・エヴリバディー』 (音楽にはメッセージがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000091L76/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2)フィラデルフィア・ソウル・ヒット大全集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O770TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
オージェイズ・エッセンシャル。テディーと並ぶフィリー・ソウルのメッセージの伝達者
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C18K4E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ドラマティックス『ドラマティック・ジャックポット』(ビリー・ポールの「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」をまったく違った雰囲気でカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002QMZ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>Kakiin
ゲスト。
3月11日(木)、吉岡正晴がTBSラジオ(AM954)の夜の番組『カキーン』(18時~22時:DJ土井敏之=木曜担当)にゲスト出演します。同番組出演は、2009年4月、6月以来。出演時刻は午後7時から15~20分程度。
今回はフィラデルフィア・サウンド(フィリー・ソウル)の話をします。テディー・ペンダーグラスの逝去、シグマ・サウンド・スタジオの入っているフィラデルフィア・インターナショナルのオフィースの火事の話し、そして、先週亡くなったロン・バンクスのドラマティックスの「ミー&ミセス・ジョーンズ」をかける予定です。
お時間ある方、ぜひお聴きください。
番組ホームページ
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/index.html
メールのあて先
kakiiin@tbs.co.jp
番組のツイッター
http://twitter.com/kakiiin
番組ハッシュタグ
#kakiiin
ところで、木曜担当のDJ土井さんのプロフィールを見ていたら、こんなことが書いてあった。
「買い物に行って駐車料金とられるのがシャクで、~円以上サービスとあるとなんとしても買ってしまう。先日も家電店に行ってお目当てが品切れ、届かない! 勢いで『初代タイガーマスク大全集』DVD BOX買っちゃった。アハハ
いやぁ中身は買ってよかった! 凄いなぁ佐山聡」
僕も3000円以上の買い物で駐車料金1時間割引とかってあると、かならず、その金額以上買ってしまう。話があいそうだなあ。(笑) 有楽町あたりの某カメラ店でけっこう大きな買い物をして4時間分の駐車券をもらえたのだが、1枚で4時間有効の券だったので、1時間券4枚ください、と言ったら、それはだめですと速攻却下され凹んだ、てな話しでもしようかな。曲がかかってるときに。
■ フィリー関連記事
2010年01月14日(木)
(緊急寄稿) テディー・ペンダーグラス『トゥルーリー・ブレスド』ライナーノーツ 復刻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100114.html
2010年01月16日(土)
テディー・ペンダーグラス死去:フィリーのメッセージをのせて
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100116.html
2010年02月23日(火)
シグマ・スタジオ(フィリーの名門スタジオ)火事に~放火の疑いも
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10466436760.html
2010年03月08日(月)
ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10476334093.html
■ 関連CD
1)ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ 『ウェイク・アップ・エヴリバディー』 (音楽にはメッセージがあります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000091L76/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2)フィラデルフィア・ソウル・ヒット大全集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O770TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
オージェイズ・エッセンシャル。テディーと並ぶフィリー・ソウルのメッセージの伝達者
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C18K4E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ドラマティックス『ドラマティック・ジャックポット』(ビリー・ポールの「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」をまったく違った雰囲気でカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002QMZ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>Kakiin
☆ソロモン・バーク初来日へ~『ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』出演で
2010年3月10日 音楽【Solomon Burke Coming To Japan For The First Time】
初来日。
1960年代から活躍している大物R&Bシンガーで、いまだ日本の地を踏んだことがないソロモン・バークの初来日が決定した。2010年5月末に行われる恒例『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』のライヴの一環で来日。5月29日、30日東京・日比谷野音、31日名古屋ボトム・ライン、6月1日なんばハッチで、バーナード・アリソン、コーリー・ハリスらと共演する。
『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』は今年で25周年目を迎える。
ソロモン・バークは1940年3月21日フィラデルフィア生まれ。1955年インディと契約、その後、1960年アトランティック入り。ここで、「ジャスト・アウト・オブ・リーチ」が大ヒットして注目されるようになる。その後「ダウン・イン・ザ・ヴァレー」がオーティス・レディングにカヴァーされたり、「エヴリバディー・ニーズ・サムバディー」は、ローリング・ストーンズに採用されている。
1968年、仲間のアーサー・コンレイ、盲目のシンガー、ドン・コヴェイ、ベンEキング、ジョー・テックスとともに「ソウル・クラン」というユニークを結成、シングル「ソウル・ミーティンブ」をヒットさせる。
多数のヒットとともに1960年代をかけ抜けたが、一時期ヒットがでなかったが、2000年代に入り、若手のコラボレーションを盛んに行い積極的にアルバムを制作、リリースしている。最新作は2008年の『ライク・ア・ファイア』。この作品には、エリック・クラプトン、ベン・ハーパー、ジェシー・ハリス、ケブ・モーなどが楽曲を提供している。
2001年には、ロックン・ロール殿堂入り。また、2009年2月の時点で、21人の子供(14人の娘、7日の息子)、さらに90人の孫、19人のひ孫がいる、という。
元々教会で説教をしながら、歌っていたことから、迫力ある歌唱を聴かせる。現在もゴスペル・シンガーとしての活動もある。
ソロモンは体も大きく、声も大きく、何から何まで大きい。迫力あるステージはきっと日本のファンの度肝を抜くだろう。
■ ソロモン・バーク (アトランティックでの最初の2枚が2イン1=1枚のCD盤に2枚のアルバムが収録されている=でリリース。お勧め)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007V5ZS4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ソロモン・バーク 『ライク・ア・ファイア』(2008年の最新作。このところ、ソロモンは再び精力的に作品を出すようになっている)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001714CC8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル2010 概要
http://www.mandicompany.co.jp/hp2010/live/js10/js10.html
JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010 ~25周年記念スペシャル~
日程/出演2010年5月29日(土) 開場17:00/開演17:45
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/ROLLER COASTER & Friends
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場:日比谷野外音楽堂 ※雨天決行
料金:¥8,000(税込・全席指定)
主催:テレビ朝日/ぴあ/文化放送
チケット申込み: お問い合わせM&Iカンパニー 03-5453-8899
日程/出演2010年5月30日(日) 開場14:45/開演15:30
出演:ソロモン・バーク/コーリー・ハリス/blues.the-butcher-590213/SHEENA & ROKKETS
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場:日比谷野外音楽堂 ※雨天決行
料金:¥8,000(税込・全席指定)
主催:テレビ朝日/ぴあ/文化放送
チケット申込み お問い合わせM&Iカンパニー 03-5453-8899
<名古屋公演>
日程/出演2010年5月31日(月)開場18:00/開演19:00
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/コーリー・ハリス
会場THE BOTTOM LINE
料金:\8,000(税込・整理番号無し/入場時にDrink代\500別途必要)
主催RADIO-i
プレイガイドチケットぴあ0570-02-9999(Pコード348-830)
ローソンチケット0570-084-004(Lコード42358)
イープラス http://eplus.jp/
お問合せTHE BOTTOM LINE 052-741-1620
<大阪公演>
日程/出演2010年6月1日(火)開場18:00/開演19:00
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/コーリー・ハリス
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場なんばHatch
料金\8,000(税込・全席指定/入場時にDrink代\500別途必要)
後援fm osaka
プレイガイドチケットぴあ0570-02-9999(Pコード348-722)
ローソンチケット0570-084-005(Lコード54923)イープラス http://eplus.jp/
お問合せなんばHatch 06-4397-0572
ENT>ANNOUNCEMENT>Burke, Solomon
初来日。
1960年代から活躍している大物R&Bシンガーで、いまだ日本の地を踏んだことがないソロモン・バークの初来日が決定した。2010年5月末に行われる恒例『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』のライヴの一環で来日。5月29日、30日東京・日比谷野音、31日名古屋ボトム・ライン、6月1日なんばハッチで、バーナード・アリソン、コーリー・ハリスらと共演する。
『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』は今年で25周年目を迎える。
ソロモン・バークは1940年3月21日フィラデルフィア生まれ。1955年インディと契約、その後、1960年アトランティック入り。ここで、「ジャスト・アウト・オブ・リーチ」が大ヒットして注目されるようになる。その後「ダウン・イン・ザ・ヴァレー」がオーティス・レディングにカヴァーされたり、「エヴリバディー・ニーズ・サムバディー」は、ローリング・ストーンズに採用されている。
1968年、仲間のアーサー・コンレイ、盲目のシンガー、ドン・コヴェイ、ベンEキング、ジョー・テックスとともに「ソウル・クラン」というユニークを結成、シングル「ソウル・ミーティンブ」をヒットさせる。
多数のヒットとともに1960年代をかけ抜けたが、一時期ヒットがでなかったが、2000年代に入り、若手のコラボレーションを盛んに行い積極的にアルバムを制作、リリースしている。最新作は2008年の『ライク・ア・ファイア』。この作品には、エリック・クラプトン、ベン・ハーパー、ジェシー・ハリス、ケブ・モーなどが楽曲を提供している。
2001年には、ロックン・ロール殿堂入り。また、2009年2月の時点で、21人の子供(14人の娘、7日の息子)、さらに90人の孫、19人のひ孫がいる、という。
元々教会で説教をしながら、歌っていたことから、迫力ある歌唱を聴かせる。現在もゴスペル・シンガーとしての活動もある。
ソロモンは体も大きく、声も大きく、何から何まで大きい。迫力あるステージはきっと日本のファンの度肝を抜くだろう。
■ ソロモン・バーク (アトランティックでの最初の2枚が2イン1=1枚のCD盤に2枚のアルバムが収録されている=でリリース。お勧め)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007V5ZS4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ソロモン・バーク 『ライク・ア・ファイア』(2008年の最新作。このところ、ソロモンは再び精力的に作品を出すようになっている)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001714CC8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル2010 概要
http://www.mandicompany.co.jp/hp2010/live/js10/js10.html
JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010 ~25周年記念スペシャル~
日程/出演2010年5月29日(土) 開場17:00/開演17:45
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/ROLLER COASTER & Friends
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場:日比谷野外音楽堂 ※雨天決行
料金:¥8,000(税込・全席指定)
主催:テレビ朝日/ぴあ/文化放送
チケット申込み: お問い合わせM&Iカンパニー 03-5453-8899
日程/出演2010年5月30日(日) 開場14:45/開演15:30
出演:ソロモン・バーク/コーリー・ハリス/blues.the-butcher-590213/SHEENA & ROKKETS
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場:日比谷野外音楽堂 ※雨天決行
料金:¥8,000(税込・全席指定)
主催:テレビ朝日/ぴあ/文化放送
チケット申込み お問い合わせM&Iカンパニー 03-5453-8899
<名古屋公演>
日程/出演2010年5月31日(月)開場18:00/開演19:00
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/コーリー・ハリス
会場THE BOTTOM LINE
料金:\8,000(税込・整理番号無し/入場時にDrink代\500別途必要)
主催RADIO-i
プレイガイドチケットぴあ0570-02-9999(Pコード348-830)
ローソンチケット0570-084-004(Lコード42358)
イープラス http://eplus.jp/
お問合せTHE BOTTOM LINE 052-741-1620
<大阪公演>
日程/出演2010年6月1日(火)開場18:00/開演19:00
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/コーリー・ハリス
司会:ゴトウゆうぞう/カメリヤ マキ
会場なんばHatch
料金\8,000(税込・全席指定/入場時にDrink代\500別途必要)
後援fm osaka
プレイガイドチケットぴあ0570-02-9999(Pコード348-722)
ローソンチケット0570-084-005(Lコード54923)イープラス http://eplus.jp/
お問合せなんばHatch 06-4397-0572
ENT>ANNOUNCEMENT>Burke, Solomon
◎第82回2009年度(2010年)アカデミー賞(オスカー)~『ハート・ロッカー』が圧勝
【82nd Academy Award Final】
勝者。
今年で82回目を迎える映画界最大の祭典、アカデミー賞授賞式が2010年3月7日(日曜)午後5時30分(ロスアンジェルス時間=日本時間8日午前10時30分)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われた。
『アヴァター』対『ハート・ロッカー』は、完全に『ハート・ロッカー』の圧勝。『ハート・ロッカー』の6勝。『ハート・ロッカー』は初の女性監督の受賞、また、同作品は監督、作品他計6部門を受賞した。『アヴァター』は3部門にとどまった。
プレゼンター・バーブラ・ストライサンドの、勝者キャスリン・ビグローを読み上げる一瞬前の「Time has come」(そのときがやってきました)は、すばらしい一言だった。
一時期から、勝者発表の文言が、Oscar goes to…となっていたが、今回は意外とWinner is という場面がけっこうあった。僕は、このWinner is の方が好きだ。
ソウル・サーチンの予想は、全24部門のうち本命で14部門、対抗で6部門、はずれが4部門、的中率は8割3分3厘。まあまあの成績だが、『アヴァター』の6勝2敗予想は、完全にはずれた。ただ主要6部門(作品、監督、主演・助演男優、女優)は、本命で4、対抗で2の的中。対抗にした『ハート・ロッカー』が勝者になった。
オスカー予想は今年で6年目。過去の的中率は次の通り。
第82回 2009年度 予想24部門 本命的中14 対抗6 .833
(2010年3月7日発表)
第81回 2008年度 予想24部門 本命的中17 対抗5 .917
第80回 2007年度 予想24部門 本命的中13 対抗4 .708
第79回 2006年度 予想24部門 本命的中13 対抗8 .875
第78回 2005年度 予想10部門 本命的中7 対抗2 .900
第77回 2004年度 予想10部門 本命的中7 対抗3 1.000
過去記事↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100309.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090223.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080226.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200702/2007_02_27.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_07.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050301.html
PS: ツイッターにも書いたのだが、
『滝クリの「アヴァター」(→)の平板な発音、おかしいんじゃないだろか。違和感あり。カビラは、「アヴァター」と「ア」と「ヴァ」にアクセントが来てるが。』
けっこう同意いただき、安心しました。(笑)
こうした席では、見慣れない固有名詞の発音を教わることができるからうれしい。今回知った発音は、「ガボレー・スィディベー」Gabourey Sidibe と「ジェイソン・ライトマン」Jason Reitman。前者は、表記するときは、シディベーでもいいかも。ライトマンは、リートマンではないということを知った。あと、クリストフ・ヴォルツ Christoph Waltz ウォルツと読むときもあるのだろうが、みんなはヴォルツと発音していた。
オフィシャルサイトは、こちら。
http://oscar.go.com/
■第82回アカデミー賞(オスカー)確定分 (本命・対抗の予想はソウル・サーチャー)
カテゴリーの横の( )内は発表順。
Academy of Motion Picture Arts and Sciences
-NOMINATIONS BY CATEGORY - 82ND AWARDS -
01 Best Motion Picture (24)
本命 "Avatar" (20th Century Fox)
A Lightstorm Entertainment Production James Cameron and Jon Landau, Producers
"The Blind Side" (Warner Bros.)
An Alcon Entertainment Production Nominees to be determined
"District 9" (Sony Pictures Releasing)
A Block/Hanson Production Peter Jackson and Carolynne Cunningham, Producers
"An Education" (Sony Pictures Classics)
A Finola Dwyer/Wildgaze Films Production Finola Dwyer and Amanda Posey, Producers
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment)
A Voltage Pictures Production Nominees to be determined
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company)
A Weinstein Company/Universal Pictures/A Band Apart/Zehnte Babelsberg Production Lawrence Bender, Producer
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
A Lee Daniels Entertainment/Smokewood Entertainment Production Lee Daniels, Sarah Siegel-Magness and Gary Magness, Producers
"A Serious Man" (Focus Features)
A Working Title Films Production Joel Coen and Ethan Coen, Producers
"Up" (Walt Disney)
A Pixar Production Jonas Rivera, Producer
"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
A Montecito Picture Company Production Daniel Dubiecki, Ivan Reitman and Jason Reitman, Producers
02 Best Director (23)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) James Cameron
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Kathryn Bigelow
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Quentin Tarantino
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Lee Daniels
"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios) Jason Reitman
03 Best Actor (Performance by an actor in a leading role) (21)
勝者 本命 Jeff Bridges in "Crazy Heart" (Fox Searchlight)
George Clooney in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
対抗 Colin Firth in "A Single Man" (The Weinstein Company)
Morgan Freeman in "Invictus" (Warner Bros.)
Jeremy Renner in "The Hurt Locker" (Summit Entertainment)
04 Best Supporting Actor (Performance by an actor in a supporting role)(1)
対抗 Matt Damon in "Invictus" (Warner Bros.)
Woody Harrelson in "The Messenger" (Oscilloscope Laboratories)
Christopher Plummer in "The Last Station" (Sony Pictures Classics)
Stanley Tucci in "The Lovely Bones" (DreamWorks in association with Film4, Distributed by Paramount)
勝者本命 Christoph Waltz in "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company)
05 Best Actress (Performance by an actress in a leading role) (22)
勝者 本命 Sandra Bullock in "The Blind Side" (Warner Bros.)
Helen Mirren in "The Last Station" (Sony Pictures Classics)
Carey Mulligan in "An Education" (Sony Pictures Classics)
Gabourey Sidibe in "Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
対抗 Meryl Streep in "Julie & Julia" (Sony Pictures Releasing)
06 Best Supporting Actress (Performance by an actress in a supporting role)(10)
Penélope Cruz in "Nine" (The Weinstein Company)
Vera Farmiga in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
Maggie Gyllenhaal in "Crazy Heart" (Fox Searchlight)
対抗 Anna Kendrick in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
勝者 本命Mo’Nique in "Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
07 Best animated feature film of the year (2)
"Coraline" (Focus Features) Henry Selick
対抗"Fantastic Mr. Fox" (20th Century Fox) Wes Anderson
"The Princess and the Frog" (Walt Disney) John Musker and Ron Clements
"The Secret of Kells" (GKIDS) Tomm Moore
勝者 本命 "Up" (Walt Disney) Pete Docter
08 Best foreign language film of the year (20)
"Ajami"(Kino International)
An Inosan Production Israel
勝者 "El Secreto de Sus Ojos" (Sony Pictures Classics)
A Haddock Films Production Argentina
"The Milk of Sorrow"
A Wanda Visi/Oberon Cinematogr瀁ica/Vela Production Peru
対抗"Un Prophete" (Sony Pictures Classics)
A Why Not/Page 114/Chic Films Production France
本命"The White Ribbon" (Sony Pictures Classics)
An X Filme Creative Pool/Wega Film/Les Films du Losange/Lucky Red Production Germany
09 Original screenplay (4)
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Written by Mark Boal
本命 "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Written by Quentin Tarantino
"The Messenger" (Oscilloscope Laboratories) Written by Alessandro Camon & Oren Moverman
"A Serious Man" (Focus Features) Written by Joel Coen & Ethan Coen
"Up" (Walt Disney) Screenplay by Bob Peterson, Pete Docter
Story by Pete Docter, Bob Peterson, Tom McCarthy
10 Adapted screenplay (9)
対抗 "District 9" (Sony Pictures Releasing) Written by Neill Blomkamp and Terri Tatchell
"An Education" (Sony Pictures Classics) Screenplay by Nick Hornby
"In the Loop" (IFC Films) Screenplay by Jesse Armstrong, Simon Blackwell, Armando Iannucci, Tony Roche
勝者"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Screenplay by Geoffrey Fletcher
本命"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios) Screenplay by Jason Reitman and Sheldon Turner
11 Best in art direction (11)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Art Direction: Rick Carter and Robert Stromberg
Set Decoration: Kim Sinclair
"The Imaginarium of Doctor Parnassus" (Sony Pictures Classics) Art Direction: Dave Warren and Anastasia Masaro
Set Decoration: Caroline Smith
"Nine" (The Weinstein Company) Art Direction: John Myhre
Set Decoration: Gordon Sim
対抗"Sherlock Holmes" (Warner Bros.) Art Direction: Sarah Greenwood
Set Decoration: Katie Spencer
"The Young Victoria" (Apparition) Art Direction: Patrice Vermette
Set Decoration: Maggie Gray
12 Best in cinematography (15)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Mauro Fiore
"Harry Potter and the Half-Blood Prince" (Warner Bros.) Bruno Delbonnel
対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Barry Ackroyd
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Robert Richardson
"The White Ribbon" (Sony Pictures Classics) Christian Berger
13 Best in costume design (12)
"Bright Star" (Apparition) Janet Patterson
"Coco before Chanel" (Sony Pictures Classics) Catherine Leterrier
対抗 "The Imaginarium of Doctor Parnassus" (Sony Pictures Classics) Monique Prudhomme
"Nine" (The Weinstein Company) Colleen Atwood
勝者 本命 "The Young Victoria" (Apparition) Sandy Powell
14 Best documentary feature (18)
対抗 "Burma VJ" (Oscilloscope Laboratories)
A Magic Hour Films Production Anders リstergaard and Lise Lense-Mler
勝者 本命 "The Cove" (Roadside Attractions)
"Food, Inc." (Magnolia Pictures)
A Robert Kenner Films Production Robert Kenner and Elise Pearlstein
"The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers"
A Kovno Communications Production Judith Ehrlich and Rick Goldsmith
"Which Way Home"
A Mr. Mudd Production Rebecca Cammisa
15 Best documentary short subject (6)
本命 "China’s Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province"
A Downtown Community Television Center Production Jon Alpert and Matthew O’Neill
"The Last Campaign of Governor Booth Gardner"
A Just Media Production Daniel Junge and Henry Ansbacher
対抗 "The Last Truck: Closing of a GM Plant"
A Community Media Production Steven Bognar and Julia Reichert
勝者 "Music by Prudence"
An iThemba Production Roger Ross Williams and Elinor Burkett
"Rabbit ・la Berlin" (Deckert Distribution)
An MS Films Production Bartek Konopka and Anna Wydra
16 Best in film editing (19)
対抗 "Avatar" (20th Century Fox) Stephen Rivkin, John Refoua and James Cameron
"District 9" (Sony Pictures Releasing) Julian Clarke
勝者 本命 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Bob Murawski and Chris Innis
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Sally Menke
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Joe Klotz
17 Best in makeup (8)
"Il Divo" (MPI Media Group through Music Box) Aldo Signoretti and Vittorio Sodano
勝者 本命"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Barney Burman, Mindy Hall and Joel Harlow
対抗"The Young Victoria" (Apparition) Jon Henry Gordon and Jenny Shircore
18 Best in music written for motion pictures (Original score)(16)
対抗 "Avatar" (20th Century Fox) James Horner
"Fantastic Mr. Fox" (20th Century Fox) Alexandre Desplat
"The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Marco Beltrami and Buck Sanders
"Sherlock Holmes" (Warner Bros.) Hans Zimmer
勝者 本命 "Up" (Walt Disney) Michael Giacchino
19 Best in music written for motion pictures (Original song) (3)
"Almost There" from "The Princess and the Frog" (Walt Disney) Music and Lyric by Randy Newman
"Down in New Orleans" from "The Princess and the Frog" (Walt Disney) Music and Lyric by Randy Newman
"Loin de Paname" from "Paris 36" (Sony Pictures Classics) Music by Reinhardt Wagner
Lyric by Frank Thomas
対抗 "Take It All" from "Nine" (The Weinstein Company) Music and Lyric by Maury Yeston
勝者 本命 "The Weary Kind (Theme from Crazy Heart)" from "Crazy Heart" (Fox Searchlight) Music and Lyric by Ryan Bingham and T Bone Burnett
20 Best animated short film (5)
"French Roast"
A Pumpkin Factory/Bibo Films Production Fabrice O. Joubert
"Granny O’Grimm’s Sleeping Beauty" (Brown Bag Films)
A Brown Bag Films Production Nicky Phelan and Darragh O’Connell
"The Lady and the Reaper (La Dama y la Muerte)"
A Kandor Graphics and Green Moon Production Javier Recio Gracia
勝者 対抗 "Logorama" (Autour de Minuit)
An Autour de Minuit Production Nicolas Schmerkin
本命"A Matter of Loaf and Death" (Aardman Animations)
An Aardman Animations Production Nick Park
21 Best live action short film (7)
本命 "The Door" (Network Ireland Television)
An Octagon Films Production Juanita Wilson and James Flynn
"Instead of Abracadabra" (The Swedish Film Institute)
A Directn & Fabrikn Production Patrik Eklund and Mathias Fjellstr
"Kavi"
A Gregg Helvey Production Gregg Helvey
"Miracle Fish" (Premium Films)
A Druid Films Production Luke Doolan and Drew Bailey
勝者 対抗 "The New Tenants"
A Park Pictures and M & M Production Joachim Back and Tivi Magnusson
22 Best in sound editing (13)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) Christopher Boyes and Gwendolyn Yates Whittle
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Paul N.J. Ottosson
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Wylie Stateman
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Mark Stoeckinger and Alan Rankin
"Up" (Walt Disney) Michael Silvers and Tom Myers
23 Best in sound mixing (14)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) Christopher Boyes, Gary Summers, Andy Nelson and Tony Johnson
勝者 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Paul N.J. Ottosson and Ray Beckett
対抗 "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Michael Minkler, Tony Lamberti and Mark Ulano
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Anna Behlmer, Andy Nelson and Peter J. Devlin
"Transformers: Revenge of the Fallen" (DreamWorks and Paramount in association with Hasbro, Distributed by Paramount) Greg P. Russell, Gary Summers and Geoffrey Patterson
24 Achievement in visual effects (17)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Joe Letteri, Stephen Rosenbaum, Richard Baneham and Andrew R. Jones
対抗 "District 9" (Sony Pictures Releasing) Dan Kaufman, Peter Muyzers, Robert Habros and Matt Aitken
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Roger Guyett, Russell Earl, Paul Kavanagh and Burt Dalton
ENT>AWARD>ACADEMY>82nd (2009/2010)
【82nd Academy Award Final】
勝者。
今年で82回目を迎える映画界最大の祭典、アカデミー賞授賞式が2010年3月7日(日曜)午後5時30分(ロスアンジェルス時間=日本時間8日午前10時30分)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われた。
『アヴァター』対『ハート・ロッカー』は、完全に『ハート・ロッカー』の圧勝。『ハート・ロッカー』の6勝。『ハート・ロッカー』は初の女性監督の受賞、また、同作品は監督、作品他計6部門を受賞した。『アヴァター』は3部門にとどまった。
プレゼンター・バーブラ・ストライサンドの、勝者キャスリン・ビグローを読み上げる一瞬前の「Time has come」(そのときがやってきました)は、すばらしい一言だった。
一時期から、勝者発表の文言が、Oscar goes to…となっていたが、今回は意外とWinner is という場面がけっこうあった。僕は、このWinner is の方が好きだ。
ソウル・サーチンの予想は、全24部門のうち本命で14部門、対抗で6部門、はずれが4部門、的中率は8割3分3厘。まあまあの成績だが、『アヴァター』の6勝2敗予想は、完全にはずれた。ただ主要6部門(作品、監督、主演・助演男優、女優)は、本命で4、対抗で2の的中。対抗にした『ハート・ロッカー』が勝者になった。
オスカー予想は今年で6年目。過去の的中率は次の通り。
第82回 2009年度 予想24部門 本命的中14 対抗6 .833
(2010年3月7日発表)
第81回 2008年度 予想24部門 本命的中17 対抗5 .917
第80回 2007年度 予想24部門 本命的中13 対抗4 .708
第79回 2006年度 予想24部門 本命的中13 対抗8 .875
第78回 2005年度 予想10部門 本命的中7 対抗2 .900
第77回 2004年度 予想10部門 本命的中7 対抗3 1.000
過去記事↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100309.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090223.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080226.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200702/2007_02_27.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_07.html
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050301.html
PS: ツイッターにも書いたのだが、
『滝クリの「アヴァター」(→)の平板な発音、おかしいんじゃないだろか。違和感あり。カビラは、「アヴァター」と「ア」と「ヴァ」にアクセントが来てるが。』
けっこう同意いただき、安心しました。(笑)
こうした席では、見慣れない固有名詞の発音を教わることができるからうれしい。今回知った発音は、「ガボレー・スィディベー」Gabourey Sidibe と「ジェイソン・ライトマン」Jason Reitman。前者は、表記するときは、シディベーでもいいかも。ライトマンは、リートマンではないということを知った。あと、クリストフ・ヴォルツ Christoph Waltz ウォルツと読むときもあるのだろうが、みんなはヴォルツと発音していた。
オフィシャルサイトは、こちら。
http://oscar.go.com/
■第82回アカデミー賞(オスカー)確定分 (本命・対抗の予想はソウル・サーチャー)
カテゴリーの横の( )内は発表順。
Academy of Motion Picture Arts and Sciences
-NOMINATIONS BY CATEGORY - 82ND AWARDS -
01 Best Motion Picture (24)
本命 "Avatar" (20th Century Fox)
A Lightstorm Entertainment Production James Cameron and Jon Landau, Producers
"The Blind Side" (Warner Bros.)
An Alcon Entertainment Production Nominees to be determined
"District 9" (Sony Pictures Releasing)
A Block/Hanson Production Peter Jackson and Carolynne Cunningham, Producers
"An Education" (Sony Pictures Classics)
A Finola Dwyer/Wildgaze Films Production Finola Dwyer and Amanda Posey, Producers
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment)
A Voltage Pictures Production Nominees to be determined
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company)
A Weinstein Company/Universal Pictures/A Band Apart/Zehnte Babelsberg Production Lawrence Bender, Producer
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
A Lee Daniels Entertainment/Smokewood Entertainment Production Lee Daniels, Sarah Siegel-Magness and Gary Magness, Producers
"A Serious Man" (Focus Features)
A Working Title Films Production Joel Coen and Ethan Coen, Producers
"Up" (Walt Disney)
A Pixar Production Jonas Rivera, Producer
"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
A Montecito Picture Company Production Daniel Dubiecki, Ivan Reitman and Jason Reitman, Producers
02 Best Director (23)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) James Cameron
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Kathryn Bigelow
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Quentin Tarantino
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Lee Daniels
"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios) Jason Reitman
03 Best Actor (Performance by an actor in a leading role) (21)
勝者 本命 Jeff Bridges in "Crazy Heart" (Fox Searchlight)
George Clooney in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
対抗 Colin Firth in "A Single Man" (The Weinstein Company)
Morgan Freeman in "Invictus" (Warner Bros.)
Jeremy Renner in "The Hurt Locker" (Summit Entertainment)
04 Best Supporting Actor (Performance by an actor in a supporting role)(1)
対抗 Matt Damon in "Invictus" (Warner Bros.)
Woody Harrelson in "The Messenger" (Oscilloscope Laboratories)
Christopher Plummer in "The Last Station" (Sony Pictures Classics)
Stanley Tucci in "The Lovely Bones" (DreamWorks in association with Film4, Distributed by Paramount)
勝者本命 Christoph Waltz in "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company)
05 Best Actress (Performance by an actress in a leading role) (22)
勝者 本命 Sandra Bullock in "The Blind Side" (Warner Bros.)
Helen Mirren in "The Last Station" (Sony Pictures Classics)
Carey Mulligan in "An Education" (Sony Pictures Classics)
Gabourey Sidibe in "Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
対抗 Meryl Streep in "Julie & Julia" (Sony Pictures Releasing)
06 Best Supporting Actress (Performance by an actress in a supporting role)(10)
Penélope Cruz in "Nine" (The Weinstein Company)
Vera Farmiga in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
Maggie Gyllenhaal in "Crazy Heart" (Fox Searchlight)
対抗 Anna Kendrick in "Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios)
勝者 本命Mo’Nique in "Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate)
07 Best animated feature film of the year (2)
"Coraline" (Focus Features) Henry Selick
対抗"Fantastic Mr. Fox" (20th Century Fox) Wes Anderson
"The Princess and the Frog" (Walt Disney) John Musker and Ron Clements
"The Secret of Kells" (GKIDS) Tomm Moore
勝者 本命 "Up" (Walt Disney) Pete Docter
08 Best foreign language film of the year (20)
"Ajami"(Kino International)
An Inosan Production Israel
勝者 "El Secreto de Sus Ojos" (Sony Pictures Classics)
A Haddock Films Production Argentina
"The Milk of Sorrow"
A Wanda Visi/Oberon Cinematogr瀁ica/Vela Production Peru
対抗"Un Prophete" (Sony Pictures Classics)
A Why Not/Page 114/Chic Films Production France
本命"The White Ribbon" (Sony Pictures Classics)
An X Filme Creative Pool/Wega Film/Les Films du Losange/Lucky Red Production Germany
09 Original screenplay (4)
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Written by Mark Boal
本命 "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Written by Quentin Tarantino
"The Messenger" (Oscilloscope Laboratories) Written by Alessandro Camon & Oren Moverman
"A Serious Man" (Focus Features) Written by Joel Coen & Ethan Coen
"Up" (Walt Disney) Screenplay by Bob Peterson, Pete Docter
Story by Pete Docter, Bob Peterson, Tom McCarthy
10 Adapted screenplay (9)
対抗 "District 9" (Sony Pictures Releasing) Written by Neill Blomkamp and Terri Tatchell
"An Education" (Sony Pictures Classics) Screenplay by Nick Hornby
"In the Loop" (IFC Films) Screenplay by Jesse Armstrong, Simon Blackwell, Armando Iannucci, Tony Roche
勝者"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Screenplay by Geoffrey Fletcher
本命"Up in the Air" (Paramount in association with Cold Spring Pictures and DW Studios) Screenplay by Jason Reitman and Sheldon Turner
11 Best in art direction (11)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Art Direction: Rick Carter and Robert Stromberg
Set Decoration: Kim Sinclair
"The Imaginarium of Doctor Parnassus" (Sony Pictures Classics) Art Direction: Dave Warren and Anastasia Masaro
Set Decoration: Caroline Smith
"Nine" (The Weinstein Company) Art Direction: John Myhre
Set Decoration: Gordon Sim
対抗"Sherlock Holmes" (Warner Bros.) Art Direction: Sarah Greenwood
Set Decoration: Katie Spencer
"The Young Victoria" (Apparition) Art Direction: Patrice Vermette
Set Decoration: Maggie Gray
12 Best in cinematography (15)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Mauro Fiore
"Harry Potter and the Half-Blood Prince" (Warner Bros.) Bruno Delbonnel
対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Barry Ackroyd
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Robert Richardson
"The White Ribbon" (Sony Pictures Classics) Christian Berger
13 Best in costume design (12)
"Bright Star" (Apparition) Janet Patterson
"Coco before Chanel" (Sony Pictures Classics) Catherine Leterrier
対抗 "The Imaginarium of Doctor Parnassus" (Sony Pictures Classics) Monique Prudhomme
"Nine" (The Weinstein Company) Colleen Atwood
勝者 本命 "The Young Victoria" (Apparition) Sandy Powell
14 Best documentary feature (18)
対抗 "Burma VJ" (Oscilloscope Laboratories)
A Magic Hour Films Production Anders リstergaard and Lise Lense-Mler
勝者 本命 "The Cove" (Roadside Attractions)
"Food, Inc." (Magnolia Pictures)
A Robert Kenner Films Production Robert Kenner and Elise Pearlstein
"The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers"
A Kovno Communications Production Judith Ehrlich and Rick Goldsmith
"Which Way Home"
A Mr. Mudd Production Rebecca Cammisa
15 Best documentary short subject (6)
本命 "China’s Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province"
A Downtown Community Television Center Production Jon Alpert and Matthew O’Neill
"The Last Campaign of Governor Booth Gardner"
A Just Media Production Daniel Junge and Henry Ansbacher
対抗 "The Last Truck: Closing of a GM Plant"
A Community Media Production Steven Bognar and Julia Reichert
勝者 "Music by Prudence"
An iThemba Production Roger Ross Williams and Elinor Burkett
"Rabbit ・la Berlin" (Deckert Distribution)
An MS Films Production Bartek Konopka and Anna Wydra
16 Best in film editing (19)
対抗 "Avatar" (20th Century Fox) Stephen Rivkin, John Refoua and James Cameron
"District 9" (Sony Pictures Releasing) Julian Clarke
勝者 本命 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Bob Murawski and Chris Innis
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Sally Menke
"Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire" (Lionsgate) Joe Klotz
17 Best in makeup (8)
"Il Divo" (MPI Media Group through Music Box) Aldo Signoretti and Vittorio Sodano
勝者 本命"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Barney Burman, Mindy Hall and Joel Harlow
対抗"The Young Victoria" (Apparition) Jon Henry Gordon and Jenny Shircore
18 Best in music written for motion pictures (Original score)(16)
対抗 "Avatar" (20th Century Fox) James Horner
"Fantastic Mr. Fox" (20th Century Fox) Alexandre Desplat
"The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Marco Beltrami and Buck Sanders
"Sherlock Holmes" (Warner Bros.) Hans Zimmer
勝者 本命 "Up" (Walt Disney) Michael Giacchino
19 Best in music written for motion pictures (Original song) (3)
"Almost There" from "The Princess and the Frog" (Walt Disney) Music and Lyric by Randy Newman
"Down in New Orleans" from "The Princess and the Frog" (Walt Disney) Music and Lyric by Randy Newman
"Loin de Paname" from "Paris 36" (Sony Pictures Classics) Music by Reinhardt Wagner
Lyric by Frank Thomas
対抗 "Take It All" from "Nine" (The Weinstein Company) Music and Lyric by Maury Yeston
勝者 本命 "The Weary Kind (Theme from Crazy Heart)" from "Crazy Heart" (Fox Searchlight) Music and Lyric by Ryan Bingham and T Bone Burnett
20 Best animated short film (5)
"French Roast"
A Pumpkin Factory/Bibo Films Production Fabrice O. Joubert
"Granny O’Grimm’s Sleeping Beauty" (Brown Bag Films)
A Brown Bag Films Production Nicky Phelan and Darragh O’Connell
"The Lady and the Reaper (La Dama y la Muerte)"
A Kandor Graphics and Green Moon Production Javier Recio Gracia
勝者 対抗 "Logorama" (Autour de Minuit)
An Autour de Minuit Production Nicolas Schmerkin
本命"A Matter of Loaf and Death" (Aardman Animations)
An Aardman Animations Production Nick Park
21 Best live action short film (7)
本命 "The Door" (Network Ireland Television)
An Octagon Films Production Juanita Wilson and James Flynn
"Instead of Abracadabra" (The Swedish Film Institute)
A Directn & Fabrikn Production Patrik Eklund and Mathias Fjellstr
"Kavi"
A Gregg Helvey Production Gregg Helvey
"Miracle Fish" (Premium Films)
A Druid Films Production Luke Doolan and Drew Bailey
勝者 対抗 "The New Tenants"
A Park Pictures and M & M Production Joachim Back and Tivi Magnusson
22 Best in sound editing (13)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) Christopher Boyes and Gwendolyn Yates Whittle
勝者 対抗 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Paul N.J. Ottosson
"Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Wylie Stateman
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Mark Stoeckinger and Alan Rankin
"Up" (Walt Disney) Michael Silvers and Tom Myers
23 Best in sound mixing (14)
本命 "Avatar" (20th Century Fox) Christopher Boyes, Gary Summers, Andy Nelson and Tony Johnson
勝者 "The Hurt Locker" (Summit Entertainment) Paul N.J. Ottosson and Ray Beckett
対抗 "Inglourious Basterds" (The Weinstein Company) Michael Minkler, Tony Lamberti and Mark Ulano
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Anna Behlmer, Andy Nelson and Peter J. Devlin
"Transformers: Revenge of the Fallen" (DreamWorks and Paramount in association with Hasbro, Distributed by Paramount) Greg P. Russell, Gary Summers and Geoffrey Patterson
24 Achievement in visual effects (17)
勝者 本命 "Avatar" (20th Century Fox) Joe Letteri, Stephen Rosenbaum, Richard Baneham and Andrew R. Jones
対抗 "District 9" (Sony Pictures Releasing) Dan Kaufman, Peter Muyzers, Robert Habros and Matt Aitken
"Star Trek" (Paramount and Spyglass Entertainment) Roger Guyett, Russell Earl, Paul Kavanagh and Burt Dalton
ENT>AWARD>ACADEMY>82nd (2009/2010)
◎ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去
2010年3月8日 音楽◎ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去
【Ron Banks, A Founder Of Dramatics, Dies At 58】
訃報。
デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスのリード・シンガーの1人でファルセット担当だったロン・バンクスが2010年3月4日(木曜)午後12時過ぎ、デトロイトの自宅で発作を起こし、すぐに救急車で運ばれたサイナイ病院で死去した。58歳だった。「自宅で死去」の報道もある。
ドラマティックスは、3月6日土曜日、ニューヨークで行われる「ウエストバリー・ミュージック・フェア」出演の予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。ショー・マスト・ゴー・オン(ショーは続けなければならない)だ。もしメンバーの誰か、僕が死んでも、僕もみんなにステージに立って欲しいと思う。ロンはきっとライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とLJレイノルズは言う。
前日亡くなる直前まで電話で話したLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。
地元のライヴァル・グループ、テンプテーションズを彷彿とさせるR&Bヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、観客をエンタテインする。ロンはテンプテーションズのファルセット・ヴォーカル、エディー・ケンドリックスに影響を受け、テンプスのエディー、ドラマティックスのロンという位置づけになっている。このグループは、ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウイ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、バリトン、ファルセットなどを駆使したスリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。ウイ・ジーはテンプスのデイヴィッド・ラッフィン的位置づけ。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。
ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスの前身は、1962年~1964年頃、まだアトキンソン・エレメンタリー・スクール(アトキンソン小学校)の生徒だったロン・バンクスを中心に、ラリー・リード、ロデリック・デイヴィス、ラリー・デンプス、エルバート・ウィルキンス、ロバート・エリントンの6人によって結成された。ロンらはその後パーシング・ハイスクールへ進学。当時はセンセーションと名乗っていた。まもなくロバートが抜け5人に。1966年、地元のウィンゲートからデビュー。このときは一時期ダイナミックスと名乗ったが、1967年、ドラマティックスと改名し、同年6月、デトロイトのインディ、スポートから出た「オール・ビコーズ・オブ・ユー」がソウル・チャートで43位を記録するヒットに。さらに、1968年、ラリー・リード、ロッド・デイヴィスが脱退、代わりにウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、ウィリー・フォードが加入。
この時点のロン、ラリー、エルバート、そして、ウイ・ジー、ウィリーの5人で1969年、スタックス入り。「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」(1971年、ソウルで3位、ポップで9位)、「イン・ザ・レイン」(1972年、ソウルで1位、ポップで5位)などの大ヒットを出し人気を決定付けた。これらのヒット後、ウイ・ジーとエルバートが脱退、ドラマティックスにはロンの幼い頃からの友人LJレイノルズとレニー・メイズが加入した。ウイ・ジーとエルバートも別のドラマティックスを結成(グループ名は後にドラマティック・エクスペリエンスに変更)したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウイ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。ドラマティックスは、1972年8月20日に行われたスタックス所属アーティストの大イヴェント『ワッツタックス』にも出演している。
ロン・バンクスのドラマティックスは1980年ごろまで順調にヒットを出す。中でも、フィラデルフィアのビリー・ポールの大ヒット「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」の1975年のカヴァーは、ドラマティックス・ヴァージョンも評判となった。日本でもマーチンがカヴァーしている。1981年、リードのLJレイノルズがソロに脱退。後を追うように1983年、ロンもソロ活動を開始。グループはメンバーを補充し活動を続けたが、1990年代に入って、ロン、LJも戻り再びドラマティックスとして活動していた。
1993年には、ラッパーのスヌープ・ドギー・ドッグのシングル「ドッギー・ドッグ・ワールド」にフィーチャーされている。
初期リードのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、もう1人のオリジナル・メンバー、エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンも2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去まで現在のメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。
1987年12月初来日・九段会館、1990年、1994年?に来日。(要確認)
ロン・バンクスは、妻サンディーと4人の娘、2人の息子たちによって送られる。葬儀の日程は未定。
■ ロン・バンクス死去のニュース↓
http://www.freep.com/article/20100304/ENT04/100304043/1371/Dramatics-founder-Ron-Banks-dead
■ ドラマティックス 『ホワッチャ・シー…』~傑作。 (「イン・ザ・レイン」収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000PDZNUY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ヴェリー・ベスト』 (スタックス時代のベスト。選曲を見ると、このベストだとかなりヒットが網羅される。1枚買うとすると上記にするか、ベストにするか迷うところ。やはり、初めての1枚だったら、こちらか)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUCXKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ドラマティック・ジャックポット』(「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」ロング・ヴァージョン収録。これはこの1曲のために買ってもいい1枚)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002QMZ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Banks, Ron (May 10, 1951 - March 4, 2010, 58)
【Ron Banks, A Founder Of Dramatics, Dies At 58】
訃報。
デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスのリード・シンガーの1人でファルセット担当だったロン・バンクスが2010年3月4日(木曜)午後12時過ぎ、デトロイトの自宅で発作を起こし、すぐに救急車で運ばれたサイナイ病院で死去した。58歳だった。「自宅で死去」の報道もある。
ドラマティックスは、3月6日土曜日、ニューヨークで行われる「ウエストバリー・ミュージック・フェア」出演の予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。ショー・マスト・ゴー・オン(ショーは続けなければならない)だ。もしメンバーの誰か、僕が死んでも、僕もみんなにステージに立って欲しいと思う。ロンはきっとライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とLJレイノルズは言う。
前日亡くなる直前まで電話で話したLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。
地元のライヴァル・グループ、テンプテーションズを彷彿とさせるR&Bヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、観客をエンタテインする。ロンはテンプテーションズのファルセット・ヴォーカル、エディー・ケンドリックスに影響を受け、テンプスのエディー、ドラマティックスのロンという位置づけになっている。このグループは、ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウイ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、バリトン、ファルセットなどを駆使したスリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。ウイ・ジーはテンプスのデイヴィッド・ラッフィン的位置づけ。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。
ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスの前身は、1962年~1964年頃、まだアトキンソン・エレメンタリー・スクール(アトキンソン小学校)の生徒だったロン・バンクスを中心に、ラリー・リード、ロデリック・デイヴィス、ラリー・デンプス、エルバート・ウィルキンス、ロバート・エリントンの6人によって結成された。ロンらはその後パーシング・ハイスクールへ進学。当時はセンセーションと名乗っていた。まもなくロバートが抜け5人に。1966年、地元のウィンゲートからデビュー。このときは一時期ダイナミックスと名乗ったが、1967年、ドラマティックスと改名し、同年6月、デトロイトのインディ、スポートから出た「オール・ビコーズ・オブ・ユー」がソウル・チャートで43位を記録するヒットに。さらに、1968年、ラリー・リード、ロッド・デイヴィスが脱退、代わりにウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、ウィリー・フォードが加入。
この時点のロン、ラリー、エルバート、そして、ウイ・ジー、ウィリーの5人で1969年、スタックス入り。「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」(1971年、ソウルで3位、ポップで9位)、「イン・ザ・レイン」(1972年、ソウルで1位、ポップで5位)などの大ヒットを出し人気を決定付けた。これらのヒット後、ウイ・ジーとエルバートが脱退、ドラマティックスにはロンの幼い頃からの友人LJレイノルズとレニー・メイズが加入した。ウイ・ジーとエルバートも別のドラマティックスを結成(グループ名は後にドラマティック・エクスペリエンスに変更)したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウイ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。ドラマティックスは、1972年8月20日に行われたスタックス所属アーティストの大イヴェント『ワッツタックス』にも出演している。
ロン・バンクスのドラマティックスは1980年ごろまで順調にヒットを出す。中でも、フィラデルフィアのビリー・ポールの大ヒット「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」の1975年のカヴァーは、ドラマティックス・ヴァージョンも評判となった。日本でもマーチンがカヴァーしている。1981年、リードのLJレイノルズがソロに脱退。後を追うように1983年、ロンもソロ活動を開始。グループはメンバーを補充し活動を続けたが、1990年代に入って、ロン、LJも戻り再びドラマティックスとして活動していた。
1993年には、ラッパーのスヌープ・ドギー・ドッグのシングル「ドッギー・ドッグ・ワールド」にフィーチャーされている。
初期リードのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、もう1人のオリジナル・メンバー、エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンも2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去まで現在のメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。
1987年12月初来日・九段会館、1990年、1994年?に来日。(要確認)
ロン・バンクスは、妻サンディーと4人の娘、2人の息子たちによって送られる。葬儀の日程は未定。
■ ロン・バンクス死去のニュース↓
http://www.freep.com/article/20100304/ENT04/100304043/1371/Dramatics-founder-Ron-Banks-dead
■ ドラマティックス 『ホワッチャ・シー…』~傑作。 (「イン・ザ・レイン」収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000PDZNUY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ヴェリー・ベスト』 (スタックス時代のベスト。選曲を見ると、このベストだとかなりヒットが網羅される。1枚買うとすると上記にするか、ベストにするか迷うところ。やはり、初めての1枚だったら、こちらか)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUCXKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ドラマティック・ジャックポット』(「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」ロング・ヴァージョン収録。これはこの1曲のために買ってもいい1枚)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002QMZ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Banks, Ron (May 10, 1951 - March 4, 2010, 58)
(速報)ドラマティックスのロン・バンクス死去
2010年3月7日 音楽【Ron Banks, A Founder Of Dramatics, Dies At 58】
訃報。
デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスの創始者で、リード・シンガーの1人だったロン・バンクスが2010年3月4日、デトロイトのサイナイ病院で心臓発作のため死去した。58歳だった。
ドラマティックスは、3月1週目の週末にもライヴの予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。もしメンバーの誰かが亡くなっても、ロンはきったライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とメンバーは言う。
前日まで電話で話したというLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。
ロン・バンクスは、1962年頃から、友人たちとヴォーカル・グループを結成。1967年にザ・ドラマティックスとなり、地元のインディ・レーベルと契約、小ヒットを放った。その後、1971年、メンフィスのソウルの名門レーベル、スタックスと契約。同社のヴォルト・レーベルから「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」の全国ヒットで知られるようになり、1972年「イン・ザ・レイン」の大ヒットでブレイクした。その後、ABCに移籍、「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」(ビリー・ポールのヒットのカヴァー)などの大ヒットを飛ばした。
オールド・スクールなヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、エンタテインする。ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウィ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、スリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。
ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスは、1962年、まだハイスクールの生徒だったロン・バンクスを中心に、ウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、エルバート・ウィルキンス、ウィリー・フォード、ラリー・デンプス、キーボードのジェームス・マック・ブラウンらでグループを結成したのが始まり。当時はダイナミックスと名乗っていた。1967年、ドラマティックスと改名し、何度かのメンバー変遷を経て現在に至っている。一番大きな変更は、デビューアルバムのリリース後、ウィ・ジーとエルバートが脱退し、LJレイノルズとレニー・メイズが加入したこと。ウィ・ジーとエルバーも別のドラマティックスを結成したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウィ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。
そのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、オリジナル・メンバーの1人エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンは2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去までのメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。
(詳細はまた後送します)
OBITUARY>Banks, Ron (May 10, 1951 - March 4, 2010, 58)
訃報。
デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスの創始者で、リード・シンガーの1人だったロン・バンクスが2010年3月4日、デトロイトのサイナイ病院で心臓発作のため死去した。58歳だった。
ドラマティックスは、3月1週目の週末にもライヴの予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。もしメンバーの誰かが亡くなっても、ロンはきったライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とメンバーは言う。
前日まで電話で話したというLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。
ロン・バンクスは、1962年頃から、友人たちとヴォーカル・グループを結成。1967年にザ・ドラマティックスとなり、地元のインディ・レーベルと契約、小ヒットを放った。その後、1971年、メンフィスのソウルの名門レーベル、スタックスと契約。同社のヴォルト・レーベルから「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」の全国ヒットで知られるようになり、1972年「イン・ザ・レイン」の大ヒットでブレイクした。その後、ABCに移籍、「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」(ビリー・ポールのヒットのカヴァー)などの大ヒットを飛ばした。
オールド・スクールなヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、エンタテインする。ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウィ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、スリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。
ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスは、1962年、まだハイスクールの生徒だったロン・バンクスを中心に、ウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、エルバート・ウィルキンス、ウィリー・フォード、ラリー・デンプス、キーボードのジェームス・マック・ブラウンらでグループを結成したのが始まり。当時はダイナミックスと名乗っていた。1967年、ドラマティックスと改名し、何度かのメンバー変遷を経て現在に至っている。一番大きな変更は、デビューアルバムのリリース後、ウィ・ジーとエルバートが脱退し、LJレイノルズとレニー・メイズが加入したこと。ウィ・ジーとエルバーも別のドラマティックスを結成したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウィ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。
そのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、オリジナル・メンバーの1人エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンは2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去までのメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。
(詳細はまた後送します)
OBITUARY>Banks, Ron (May 10, 1951 - March 4, 2010, 58)