◆Corteo: Cirque Du Soleil
2009年2月5日 音楽◆【コルテオ~シルク・ド・ソレイユ】
ゲネプロ。
2月4日から始まったシルク・ド・ソレイユの出し物『コルテオ』の公開ゲネプロを見た。昨年『ドラリオン』を見ていたので、時間をやりくりし行ってしまった。舞台が360度になっていて、その両サイドからちゃんと見られる構図でよく出来ている。いろいろな演目があり、それぞれおもしろかった。それぞれは、言葉やストーリーがわからなくても、圧倒させられる。「コルテオ」とはイタリア語で「行列」のことだそう。
その場で見たときはストーリーがわからなかった。言葉も英語やイタリア語、たまに日本語なども飛び出すが、あんまりよくわからなかった。しかし、パンフレットを読んでみると、後からなるほどと思った。なので、これから行かれる方はぜひ始まる前にパンフを熟読されるといいと思う。
やはり人間というのは、練習すれば何でもできるんだな、すごいなあと思う。一番印象に残ったのは、下記セットリストで第二部7の「デュオ・ストラップス」というもの。2人が天井から吊るされた紐にからみついて空中で踊るというもの。その後の、天井でETみたいに自転車が空を飛ぶのもよかった。第一部の「ヘリウム・ダンス」も楽しい。
Setlist :
Part 1
performance started 17:36
01. シャンデリア Chandeliers
02. バウシング・ヘッド Bouncing Beds
03. シル・ホイール Cyr Wheel
04. リトル・ホース Lit tle Horses
05. タイトワイヤー Tightwire
06. ゴルフ Golf
07. アクロ・デュエット Acrobatic Duet
08. マリオネット Artist Marionette
09. ヘリウム・ダンス Hellum Dance
10. ティーターボード Teeterboard
performance ended 18:36
Part 2
performance started 19:06
01. パラダイス Paradise
02. クリスタル・グラスとチベタン・ボール Crystal Glasses & Tibetan Bowls
03. アダージョ・デュエット Adagio Duet
04. ジャグリング Juggling
05. ラダー Ladder
06. テアトロ・インティモ Teatro Intimo
07. デュオ・ストラップス Duo-Straps
08. ツアーニク Tournik
performance ended 20:00
talk session ended 20:15
(2009年2月3日火曜=原宿新ビッグトップ=コルテオ・ライヴ)
ENT>LIVE>Corteo
ゲネプロ。
2月4日から始まったシルク・ド・ソレイユの出し物『コルテオ』の公開ゲネプロを見た。昨年『ドラリオン』を見ていたので、時間をやりくりし行ってしまった。舞台が360度になっていて、その両サイドからちゃんと見られる構図でよく出来ている。いろいろな演目があり、それぞれおもしろかった。それぞれは、言葉やストーリーがわからなくても、圧倒させられる。「コルテオ」とはイタリア語で「行列」のことだそう。
その場で見たときはストーリーがわからなかった。言葉も英語やイタリア語、たまに日本語なども飛び出すが、あんまりよくわからなかった。しかし、パンフレットを読んでみると、後からなるほどと思った。なので、これから行かれる方はぜひ始まる前にパンフを熟読されるといいと思う。
やはり人間というのは、練習すれば何でもできるんだな、すごいなあと思う。一番印象に残ったのは、下記セットリストで第二部7の「デュオ・ストラップス」というもの。2人が天井から吊るされた紐にからみついて空中で踊るというもの。その後の、天井でETみたいに自転車が空を飛ぶのもよかった。第一部の「ヘリウム・ダンス」も楽しい。
Setlist :
Part 1
performance started 17:36
01. シャンデリア Chandeliers
02. バウシング・ヘッド Bouncing Beds
03. シル・ホイール Cyr Wheel
04. リトル・ホース Lit tle Horses
05. タイトワイヤー Tightwire
06. ゴルフ Golf
07. アクロ・デュエット Acrobatic Duet
08. マリオネット Artist Marionette
09. ヘリウム・ダンス Hellum Dance
10. ティーターボード Teeterboard
performance ended 18:36
Part 2
performance started 19:06
01. パラダイス Paradise
02. クリスタル・グラスとチベタン・ボール Crystal Glasses & Tibetan Bowls
03. アダージョ・デュエット Adagio Duet
04. ジャグリング Juggling
05. ラダー Ladder
06. テアトロ・インティモ Teatro Intimo
07. デュオ・ストラップス Duo-Straps
08. ツアーニク Tournik
performance ended 20:00
talk session ended 20:15
(2009年2月3日火曜=原宿新ビッグトップ=コルテオ・ライヴ)
ENT>LIVE>Corteo
★【マーヴィン・ゲイ自伝翻訳・遅々として…進む…】
カウントダウン。
2009年4月に発売予定のマーヴィン・ゲイ唯一の自伝『ディヴァイデッド・ソウル~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著=ブルース・インターアクションズから発売)の翻訳作業に没頭している。現在、本文340ページのうち、昨日までで288ページまで来た。あと52ページ、もうひといきだ。
マーヴィンが『離婚伝説』を出し、なんとか、最初の妻アンナとの離婚が成立し、しかし二度目の妻ジャンともうまくいかず、ジャンはテディー・ペンダーグラスとできてしまい、マーヴィンは失意のうちにロンドンにいつく。このロンドンでのマーヴィンは廃人同様で、どうしようもなく落ちぶれており、そこからどうやって這い上がっていくことができるのか。日々ドラッグに溺れ、しかし、そのドラッグ代はなく、彼は一文無し。新作の録音もままならないために、モータウンからの一銭ももらえず、まさに路頭に迷っていると言ってもいいどん底状態だ。
彼の人生には問題が山積している。税金・経済問題(自宅は没収され、滞納の税金の支払いを迫られている)、女性問題(一番愛しているジャンとうまくいかない)、ドラッグ問題(ずっとドラッグ中毒で、そこから抜け出せない)で八方塞り、自ら死を望むかのような状況にさえ陥る。
マーヴィンはこの後ベルギーのオステンドへ逃避行。そこで、かの「セクシュアル・ヒーリング」の原型が生まれるが、モータウンとの契約をどのように切るのか。ベリー・ゴーディーとの確執をどのように解決するのか。
マーヴィンの人生、そしてキャラクターには、すべて二面性がある。神的存在と、超俗人としての存在、音楽に没頭する男と、ドラッグに溺れる男、クリエイティヴでは完璧なアーティストだが、自堕落なだめ人間。プライドは誰よりも高いが、実は気がものすごく小さく、嫉妬深い。すべて彼の魂は2つに引き裂かれているのだ。だから、ディヴァイデッド・ソウル。幼少の頃からの実父との確執、父に愛されたいと思いつつも、一度も愛されなかったことが、大きなトラウマとなっているその人生。そして、2人は最後までお互い相容れることはなかった。
この本を読んだ映画人なら、だれでもこれを映画化したいと思うことがよくわかる。これほど、劇的な、しかも状況なども完璧なドラマなどなかなかない。事実は小説より奇なりとはよくいったものだ。
ちょうど今翻訳が進んでいるところは、マーヴィンの人生が「セクシュアル・ヒーリング」、そして凱旋公演へと一歩一歩進むあたりだ。それは、まさにマーヴィンの終焉へのカウントダウンだ。そして、翻訳作業もいよいよカウントダウン。ご期待ください。
ENT>ARTIST>Gaye, Marvin
カウントダウン。
2009年4月に発売予定のマーヴィン・ゲイ唯一の自伝『ディヴァイデッド・ソウル~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著=ブルース・インターアクションズから発売)の翻訳作業に没頭している。現在、本文340ページのうち、昨日までで288ページまで来た。あと52ページ、もうひといきだ。
マーヴィンが『離婚伝説』を出し、なんとか、最初の妻アンナとの離婚が成立し、しかし二度目の妻ジャンともうまくいかず、ジャンはテディー・ペンダーグラスとできてしまい、マーヴィンは失意のうちにロンドンにいつく。このロンドンでのマーヴィンは廃人同様で、どうしようもなく落ちぶれており、そこからどうやって這い上がっていくことができるのか。日々ドラッグに溺れ、しかし、そのドラッグ代はなく、彼は一文無し。新作の録音もままならないために、モータウンからの一銭ももらえず、まさに路頭に迷っていると言ってもいいどん底状態だ。
彼の人生には問題が山積している。税金・経済問題(自宅は没収され、滞納の税金の支払いを迫られている)、女性問題(一番愛しているジャンとうまくいかない)、ドラッグ問題(ずっとドラッグ中毒で、そこから抜け出せない)で八方塞り、自ら死を望むかのような状況にさえ陥る。
マーヴィンはこの後ベルギーのオステンドへ逃避行。そこで、かの「セクシュアル・ヒーリング」の原型が生まれるが、モータウンとの契約をどのように切るのか。ベリー・ゴーディーとの確執をどのように解決するのか。
マーヴィンの人生、そしてキャラクターには、すべて二面性がある。神的存在と、超俗人としての存在、音楽に没頭する男と、ドラッグに溺れる男、クリエイティヴでは完璧なアーティストだが、自堕落なだめ人間。プライドは誰よりも高いが、実は気がものすごく小さく、嫉妬深い。すべて彼の魂は2つに引き裂かれているのだ。だから、ディヴァイデッド・ソウル。幼少の頃からの実父との確執、父に愛されたいと思いつつも、一度も愛されなかったことが、大きなトラウマとなっているその人生。そして、2人は最後までお互い相容れることはなかった。
この本を読んだ映画人なら、だれでもこれを映画化したいと思うことがよくわかる。これほど、劇的な、しかも状況なども完璧なドラマなどなかなかない。事実は小説より奇なりとはよくいったものだ。
ちょうど今翻訳が進んでいるところは、マーヴィンの人生が「セクシュアル・ヒーリング」、そして凱旋公演へと一歩一歩進むあたりだ。それは、まさにマーヴィンの終焉へのカウントダウンだ。そして、翻訳作業もいよいよカウントダウン。ご期待ください。
ENT>ARTIST>Gaye, Marvin
▲【タワー・オブ・パワーもソウル・カヴァー・アルバム】
カヴァー。
サンフランシスコ・ベイエリアの超ヴェテラン、タワー・オブ・パワーの最新作、その名も『アメリカン・ソウルブック』が2009年2月4日、リリースされる。ロッド・スチュワートの大ヒット作『グレイト・アメリカン・ソングブック』にヒントを得たタイトルで、タワーのものは、ソウル・ソングでまとめた。
昨日ご紹介したシールは、かなり有名どころのソウル曲を選んでいるが、このソウル・カヴァー集は、けっこう珍しい曲を選んでいる。たとえば、1曲目「ユー・メット・ユア・マッチ」は、1968年のスティーヴィー・ワンダーの小ヒット。「ラヴ・ランド」は、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103RD(ハンドレッド・サード)・ストリート・リズム・バンドの1970年のヒットといった具合。日本盤ボーナスとなっている「バックフィールド・イン・モーション」は、メル&ティムのヒットだ。これなんか、実にタワー・サウンドになじむ。
また、サム&デイヴの「アイ・サンキュー」をトム・ジョーンズが歌ったり、そのサム・ムーアが、オーティス・レディングの曲を歌ったりと憎い演出もある。マーヴィン&タミーの名唱をジョス・ストーンが歌うのも興味深い。
次回の来日時には、このアルバムからの曲の演奏が増えるかもしれない。楽しみだ。
■タワー・オブ・パワー 『グレイト・アメリカン・ソウルブック』
01 You Met Your Match (Stevie Wonder)
02 I Thank You (Sam& Dave) (Tom Jones)
03 Love Land (Charles Wright & Watts 103rd Street Rhythm Band)
04 It Takes Two (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
05 Me And Mrs. Jones (Billy Paul)
06 Star Time(メドレー):It’s A New Day ~Mother Popcorn~There It Is~I Got The Feeling (James Brown)
07 Mr. Pitful (Otis Redding) (Sam Moore)
08 Heaven Must Be Missing An Angel (Tavares)
09 Since You’ve Been Gone (Aretha Franklin)
10 Your Precious Love (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
11 634-5789:Soulville, USA (Wilson Pickett) (Huey Lewis)
12 Who Is He and What Is He To You (Bill Withers, Creative Source)
13 Backfield in Motion(Bonus Track) (Mel& Tim)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IZ5B9G/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Tower Of Power
ENT>ALBUM>Tower Of Power
カヴァー。
サンフランシスコ・ベイエリアの超ヴェテラン、タワー・オブ・パワーの最新作、その名も『アメリカン・ソウルブック』が2009年2月4日、リリースされる。ロッド・スチュワートの大ヒット作『グレイト・アメリカン・ソングブック』にヒントを得たタイトルで、タワーのものは、ソウル・ソングでまとめた。
昨日ご紹介したシールは、かなり有名どころのソウル曲を選んでいるが、このソウル・カヴァー集は、けっこう珍しい曲を選んでいる。たとえば、1曲目「ユー・メット・ユア・マッチ」は、1968年のスティーヴィー・ワンダーの小ヒット。「ラヴ・ランド」は、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103RD(ハンドレッド・サード)・ストリート・リズム・バンドの1970年のヒットといった具合。日本盤ボーナスとなっている「バックフィールド・イン・モーション」は、メル&ティムのヒットだ。これなんか、実にタワー・サウンドになじむ。
また、サム&デイヴの「アイ・サンキュー」をトム・ジョーンズが歌ったり、そのサム・ムーアが、オーティス・レディングの曲を歌ったりと憎い演出もある。マーヴィン&タミーの名唱をジョス・ストーンが歌うのも興味深い。
次回の来日時には、このアルバムからの曲の演奏が増えるかもしれない。楽しみだ。
■タワー・オブ・パワー 『グレイト・アメリカン・ソウルブック』
01 You Met Your Match (Stevie Wonder)
02 I Thank You (Sam& Dave) (Tom Jones)
03 Love Land (Charles Wright & Watts 103rd Street Rhythm Band)
04 It Takes Two (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
05 Me And Mrs. Jones (Billy Paul)
06 Star Time(メドレー):It’s A New Day ~Mother Popcorn~There It Is~I Got The Feeling (James Brown)
07 Mr. Pitful (Otis Redding) (Sam Moore)
08 Heaven Must Be Missing An Angel (Tavares)
09 Since You’ve Been Gone (Aretha Franklin)
10 Your Precious Love (Tammi Terrell & Marvin Gaye) (Joss Stone)
11 634-5789:Soulville, USA (Wilson Pickett) (Huey Lewis)
12 Who Is He and What Is He To You (Bill Withers, Creative Source)
13 Backfield in Motion(Bonus Track) (Mel& Tim)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IZ5B9G/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Tower Of Power
ENT>ALBUM>Tower Of Power
■Seal’s New Album Is "Soul"
2009年2月2日 音楽■【シール最新作は、ソウル・カヴァー集】
ソウル。
ロンドン生まれのナイジェリア人というユニークな出自を持つシンガー・ソングライター、シールの最新作、スタジオ・アルバムとしては6作目が出たが、このタイトルが、ずばり『ソウル』というもの。なんと、全14曲(日本盤ボーナストラック2曲含む)、ソウルの大ヒットのカヴァー集だ。
どんな曲が入っているかというと全14曲は次の通り。
1. ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
2. アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン
3. マンズ・マンズ・ワールド
4. ヒア・アイ・アム(カム・アンド・ゲット・ミー)
5. 愛しすぎて (I’ve Been Loving You Too Long)
6. イッツ・オーライト
7. 二人の絆 (If You Don’t Know Me By Now)
8. ノック・オン・ウッド
9. アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
10. フリー
11. スタンド・バイ・ミー
12. ピープル・ゲット・レディ
13. イン・ザ・ミッドナイト・アワー* Bonus Track
14. マイ・ガール* Bonus Track
いやいや、この選曲には参った。これを昨日『ソウル・ブレンズ』「山野ミュージック・ジャム」でご紹介したが、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」と「愛しすぎて」をかけた。前者などかけると、その冒頭から、DJマーヴィンはもう泣き崩れる。(笑) 僕が聞く。「これは、そんなに教会で歌われるの? ゴスペルとして」 「歌われるよ。こんな太ったおばちゃんなんかが、みんな涙ボロボロになるよ~~。これは、ゴスペルだよ~~」
サム・クックの名曲、オバマ登場の2009年にはどんぴしゃだ。ヘッドフォンで、歌詞カードを見ながら聴いていると、本当に胸に来る1曲だ。そして、もう一曲はオーティスの「愛しすぎて」。これなんぞ、オーティスをよく研究しているというか。実に味わい深い。シールの歌声って聴きやすいという印象があったのだが、この作品だけは、いやいやどうして、すごいディープだ。ということは、やはり楽曲がディープということなのだろうか。
しかも、驚いたことにこれをプロデュースしたのがデイヴィッド・フォスターという事実。
全14曲、アル・グリーン曲が2曲(4と9)、カーティス・メイフィールド曲が2曲(6と12)とこの2人だけ2曲選曲されているのがおもしろい。
ふと思ったのが、アレサ、マーヴィン、アイズレー、ボビーあたりが入っていないこと。まあ、候補は何十曲とあったのだろう。3週間でレコーディングが終わったそうなので、これなら、また第2作もすぐにできるにちがいない。彼に歌って欲しい曲リストならたちどころに作れます。ソウル・カヴァーだけのライヴなんてやらないのかなあ…。
■シール 『ソウル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001J8NR8O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Seal
ソウル。
ロンドン生まれのナイジェリア人というユニークな出自を持つシンガー・ソングライター、シールの最新作、スタジオ・アルバムとしては6作目が出たが、このタイトルが、ずばり『ソウル』というもの。なんと、全14曲(日本盤ボーナストラック2曲含む)、ソウルの大ヒットのカヴァー集だ。
どんな曲が入っているかというと全14曲は次の通り。
1. ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
2. アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン
3. マンズ・マンズ・ワールド
4. ヒア・アイ・アム(カム・アンド・ゲット・ミー)
5. 愛しすぎて (I’ve Been Loving You Too Long)
6. イッツ・オーライト
7. 二人の絆 (If You Don’t Know Me By Now)
8. ノック・オン・ウッド
9. アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
10. フリー
11. スタンド・バイ・ミー
12. ピープル・ゲット・レディ
13. イン・ザ・ミッドナイト・アワー* Bonus Track
14. マイ・ガール* Bonus Track
いやいや、この選曲には参った。これを昨日『ソウル・ブレンズ』「山野ミュージック・ジャム」でご紹介したが、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」と「愛しすぎて」をかけた。前者などかけると、その冒頭から、DJマーヴィンはもう泣き崩れる。(笑) 僕が聞く。「これは、そんなに教会で歌われるの? ゴスペルとして」 「歌われるよ。こんな太ったおばちゃんなんかが、みんな涙ボロボロになるよ~~。これは、ゴスペルだよ~~」
サム・クックの名曲、オバマ登場の2009年にはどんぴしゃだ。ヘッドフォンで、歌詞カードを見ながら聴いていると、本当に胸に来る1曲だ。そして、もう一曲はオーティスの「愛しすぎて」。これなんぞ、オーティスをよく研究しているというか。実に味わい深い。シールの歌声って聴きやすいという印象があったのだが、この作品だけは、いやいやどうして、すごいディープだ。ということは、やはり楽曲がディープということなのだろうか。
しかも、驚いたことにこれをプロデュースしたのがデイヴィッド・フォスターという事実。
全14曲、アル・グリーン曲が2曲(4と9)、カーティス・メイフィールド曲が2曲(6と12)とこの2人だけ2曲選曲されているのがおもしろい。
ふと思ったのが、アレサ、マーヴィン、アイズレー、ボビーあたりが入っていないこと。まあ、候補は何十曲とあったのだろう。3週間でレコーディングが終わったそうなので、これなら、また第2作もすぐにできるにちがいない。彼に歌って欲しい曲リストならたちどころに作れます。ソウル・カヴァーだけのライヴなんてやらないのかなあ…。
■シール 『ソウル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001J8NR8O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Seal
●Ohno Yuji Talks To Waxpoetics Vol.3
2009年2月1日 音楽●【大野雄二さん、ワックスポエティックス3号のために語り倒す】
エネルギッシュ。
日本の音楽シーンで独自の地位を築いているジャズ・ミュージシャン、作曲家、CM音楽制作者、映画音楽制作者、大野雄二さんに先日インタヴューした。この模様は、次号のワックスポエティックス第3号(2009年3月15日発売予定)に掲載されるが、これがすごかった。
ワックスポエティックスでは基本はアメリカ版の翻訳記事を紹介しているのだが、毎号1-2本、日本発の記事を掲載している。DJムロさんが、実はこの大野雄二さんのアナログをけっこう集めていて、その広範な音楽ジャンルをして、大野さんのことを「日本のボブ・ジェームス」と呼んでいるそうだ。そこで、クラブでも人気となっている大野さんに、もし可能であれば、インタヴューしようということになった。
あちこち巡って、結局、急遽インタヴューをさせていただくことになったのだが、準備期間がなく、ちょっと僕自身不安があったのだが、大野さんが書かれている本『ルパン三世 ジャズノート&DVD』を入手、これをじっくり読んで、インタヴューに臨んだ。なんとおもしろいことに、大野さんの自宅でインタヴューが行われることになったが、そこがうちから徒歩7分くらいのところ。普段、車で移動するときはその横の道をほとんど毎日のように通っているあたりだった。
いやあ、しかし、なんとインタヴュー5時間半ですよ。本当に、エネルギッシュです。次から次へと話が尽きない。この長さは、僕が大滝(大瀧)詠一&鈴木雅之・対談の6時間超に継ぐもの。僕の長いインタヴュー歴史の中でも、ベスト5に入るすばらしいものになった。
詳しくは、ワックスポエティックス誌をごらん頂くとしても、順に熱海に生まれた少年時代から、慶應高校に入ってカルチャー・ショック以上の劇的な衝撃を受け、ジャズにのめりこみ、ひょんなご縁からCM音楽を作り出すようになり、さらに、テレビ番組の音楽(「ルパン三世」ほか)、映画音楽(「野生の証明」ほか多数の角川映画作品)をてがけ、そして、ここ10数年は再びジャズに戻っているというその音楽変遷はドラマ以上のドラマだ。話は、必ずひとつの答えから次へ脱線する。それが実におもしろい。学生時代、ピアノを弾き出したときに当時のキャバレーで演奏しだすようになったときの話など、実に楽しい。
そして、大野さんが、これほどソウル、ブラック・ミュージック好きとは知らなかった。シカゴ・チェスのリチャード・エヴァンス、ラムゼイ・ルイス、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、グラント・グリーン、プロデューサーとしてのアリフ・マーディン、クインシー・ジョンーンズ、クリード・テイラー、トミー・リピューマなどなど、話は尽きない。
最近は、「引き算のプレイ」を覚えたという大野さんは、「ファンキー」「グルーヴ」に関しても一家言ある。ジャズの娯楽性という点において、「エンタテインメント」と「アート」のギリギリの境界線を歩むという話、自分は裏方なのでテレビには演奏させてくれない限り出ない、という話など、音楽談義は止まらなかった。
ワックスポエティックス第3号、要チェック。
■ 大野雄二ライヴ・ツアー
2009年4月23日(木)~25日(土)目黒・ブルーズアレイ 3デイズ
問い合わせ 電話03-5740-6041
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live_body.html
2009年5月3日(日)名古屋ブルーノート
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/200905.html
2009年5月7日(木)~8日(金)ビルボード・ライヴ大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=2
2009年5月10日(日)~11日(月) ビルボード・ライヴ福岡
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=3
2009年5月13日(水)~14日(木)ビルボード・ライヴ東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
■大野雄二オフィシャル・ウェッブ(ブログもあります)
http://www.vap.co.jp/ohno/index2.html
■ 大野雄二『ルパン三世 ジャズノート&DVD』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062124971/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ CDはあまりに多すぎて…。しかし、「ホワッツ・ゴーイング・オン』をカヴァーしているこの作品を。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WGUJLW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル「引き算のピアノ」
2003/12/11 (Thu)
Joe Sample: Abstract Subtraction
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031211.html
ENT>ARTIST>Ohno, Yuji
エネルギッシュ。
日本の音楽シーンで独自の地位を築いているジャズ・ミュージシャン、作曲家、CM音楽制作者、映画音楽制作者、大野雄二さんに先日インタヴューした。この模様は、次号のワックスポエティックス第3号(2009年3月15日発売予定)に掲載されるが、これがすごかった。
ワックスポエティックスでは基本はアメリカ版の翻訳記事を紹介しているのだが、毎号1-2本、日本発の記事を掲載している。DJムロさんが、実はこの大野雄二さんのアナログをけっこう集めていて、その広範な音楽ジャンルをして、大野さんのことを「日本のボブ・ジェームス」と呼んでいるそうだ。そこで、クラブでも人気となっている大野さんに、もし可能であれば、インタヴューしようということになった。
あちこち巡って、結局、急遽インタヴューをさせていただくことになったのだが、準備期間がなく、ちょっと僕自身不安があったのだが、大野さんが書かれている本『ルパン三世 ジャズノート&DVD』を入手、これをじっくり読んで、インタヴューに臨んだ。なんとおもしろいことに、大野さんの自宅でインタヴューが行われることになったが、そこがうちから徒歩7分くらいのところ。普段、車で移動するときはその横の道をほとんど毎日のように通っているあたりだった。
いやあ、しかし、なんとインタヴュー5時間半ですよ。本当に、エネルギッシュです。次から次へと話が尽きない。この長さは、僕が大滝(大瀧)詠一&鈴木雅之・対談の6時間超に継ぐもの。僕の長いインタヴュー歴史の中でも、ベスト5に入るすばらしいものになった。
詳しくは、ワックスポエティックス誌をごらん頂くとしても、順に熱海に生まれた少年時代から、慶應高校に入ってカルチャー・ショック以上の劇的な衝撃を受け、ジャズにのめりこみ、ひょんなご縁からCM音楽を作り出すようになり、さらに、テレビ番組の音楽(「ルパン三世」ほか)、映画音楽(「野生の証明」ほか多数の角川映画作品)をてがけ、そして、ここ10数年は再びジャズに戻っているというその音楽変遷はドラマ以上のドラマだ。話は、必ずひとつの答えから次へ脱線する。それが実におもしろい。学生時代、ピアノを弾き出したときに当時のキャバレーで演奏しだすようになったときの話など、実に楽しい。
そして、大野さんが、これほどソウル、ブラック・ミュージック好きとは知らなかった。シカゴ・チェスのリチャード・エヴァンス、ラムゼイ・ルイス、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、グラント・グリーン、プロデューサーとしてのアリフ・マーディン、クインシー・ジョンーンズ、クリード・テイラー、トミー・リピューマなどなど、話は尽きない。
最近は、「引き算のプレイ」を覚えたという大野さんは、「ファンキー」「グルーヴ」に関しても一家言ある。ジャズの娯楽性という点において、「エンタテインメント」と「アート」のギリギリの境界線を歩むという話、自分は裏方なのでテレビには演奏させてくれない限り出ない、という話など、音楽談義は止まらなかった。
ワックスポエティックス第3号、要チェック。
■ 大野雄二ライヴ・ツアー
2009年4月23日(木)~25日(土)目黒・ブルーズアレイ 3デイズ
問い合わせ 電話03-5740-6041
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live_body.html
2009年5月3日(日)名古屋ブルーノート
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/200905.html
2009年5月7日(木)~8日(金)ビルボード・ライヴ大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=2
2009年5月10日(日)~11日(月) ビルボード・ライヴ福岡
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&date=200905&shop=3
2009年5月13日(水)~14日(木)ビルボード・ライヴ東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
■大野雄二オフィシャル・ウェッブ(ブログもあります)
http://www.vap.co.jp/ohno/index2.html
■ 大野雄二『ルパン三世 ジャズノート&DVD』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062124971/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ CDはあまりに多すぎて…。しかし、「ホワッツ・ゴーイング・オン』をカヴァーしているこの作品を。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WGUJLW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル「引き算のピアノ」
2003/12/11 (Thu)
Joe Sample: Abstract Subtraction
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031211.html
ENT>ARTIST>Ohno, Yuji
⊿ Jason Champion Showcase At Xross
2009年1月31日 音楽⊿【ジェイソン・チャンピオン・ショーケース】
巨漢。
昨年(2008年)全米でリリースされ、秋ぐらいから日本でも輸入盤が売れ始めていたクリーヴランド州オハイオのシンガー、ジェイソン・チャンピオンが日本盤発売を機にプロモーションで来日、1月28日深夜西麻布クロスでショーケース・ライヴを行った。
夜中の2時近く、この日はイヴェントの一環でスペシャル・ゲストとして登場、いきなり「アメージング・グレース」をアカペラで歌った後、「ファインド・ア・リーズン」「ザ・ライフ」大ヒット中の「オールウェイズ」をトラックで歌った。さすがに体が大きく、歌声もでかい。同じく巨漢シンガー、ジェラルド・リヴァートに見出されただけのことはある。「オールウェイズ」だけ、日本人ダンサーと黒人女性シンガー1人を従えて歌った。
「オールウェイズ」が何しろ、超ポップでキャッチー。これは日本人受けしそう。
ジェイソンは、クリーヴランドで、ジェラルド・リヴァートのオーディションに合格し、R&Bデュオ「メン・アット・ラージ」としてデビュー。その後、ソロになった。元々はゴスペルを歌っていたようで、バイオグラフィーによるとおそらく1990年ごろに高校2年生だっただろうから、1974年前後の生まれか。すでに結婚し2児の父親だ。それにしても、ゴスペルから世俗への転身についての悩みとかはなかったのだろうか。そのあたりは、話を聴いてみたいところだが。もちろん、ジェラルド・リヴァート直系ということでも、興味は尽きないシンガーだ。
■ジェイソン・チャンピオン デビュー 『リフレクションズ』 2009年2月4日発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NDR6QO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト ジェイソン・チャンピオン
Setlist: Jason Champion @ Xross, Nishiazabu, January 28, 2009
performance started 25:51
01. Amazing Grace
02. Find A Reason
03. The Life
04. Always
performance ended 26:12
(2009年1月28日木曜、西麻布クロス=ジェイソン・チャンピオン・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Champion, Jason
巨漢。
昨年(2008年)全米でリリースされ、秋ぐらいから日本でも輸入盤が売れ始めていたクリーヴランド州オハイオのシンガー、ジェイソン・チャンピオンが日本盤発売を機にプロモーションで来日、1月28日深夜西麻布クロスでショーケース・ライヴを行った。
夜中の2時近く、この日はイヴェントの一環でスペシャル・ゲストとして登場、いきなり「アメージング・グレース」をアカペラで歌った後、「ファインド・ア・リーズン」「ザ・ライフ」大ヒット中の「オールウェイズ」をトラックで歌った。さすがに体が大きく、歌声もでかい。同じく巨漢シンガー、ジェラルド・リヴァートに見出されただけのことはある。「オールウェイズ」だけ、日本人ダンサーと黒人女性シンガー1人を従えて歌った。
「オールウェイズ」が何しろ、超ポップでキャッチー。これは日本人受けしそう。
ジェイソンは、クリーヴランドで、ジェラルド・リヴァートのオーディションに合格し、R&Bデュオ「メン・アット・ラージ」としてデビュー。その後、ソロになった。元々はゴスペルを歌っていたようで、バイオグラフィーによるとおそらく1990年ごろに高校2年生だっただろうから、1974年前後の生まれか。すでに結婚し2児の父親だ。それにしても、ゴスペルから世俗への転身についての悩みとかはなかったのだろうか。そのあたりは、話を聴いてみたいところだが。もちろん、ジェラルド・リヴァート直系ということでも、興味は尽きないシンガーだ。
■ジェイソン・チャンピオン デビュー 『リフレクションズ』 2009年2月4日発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NDR6QO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト ジェイソン・チャンピオン
Setlist: Jason Champion @ Xross, Nishiazabu, January 28, 2009
performance started 25:51
01. Amazing Grace
02. Find A Reason
03. The Life
04. Always
performance ended 26:12
(2009年1月28日木曜、西麻布クロス=ジェイソン・チャンピオン・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Champion, Jason
△【押阪忍氏NHK『ラジオ深夜便』にゲストで登場】
半世紀。
半世紀アナウンサー、押阪忍氏が今週土曜日(2009年1月31日)NHKの人気ラジオ番組『NHK ラジオ深夜便』(夜11時10分~0時30分=NHK第一放送、AM=中波=東京地区は594khz、各地の周波数はそれぞれ違います。午前1時からはFMでも同内容を放送)にゲスト出演する。テーマは、「人生私流~阪を押して忍べ」として、押阪氏のアナウンサー歴半世紀を振り返る。押阪さんによれば「生放送ですので 何が飛び出すか分かりませんが生い立ちから アナウンサー50年まで 担当の榊アナと 放談する予定です」とのこと。
『ラジオ深夜便』は1990年4月から不定期に始まったNHKの深夜時間帯の番組。比較的年齢層の高いヴェテランのNHKのアナウンサーなどを起用し落ち着いた語り口で、人気となった。現在は月曜から日曜まで毎日放送されている。アンカーと呼ばれるDJは、10人。
生放送だけに、一体どんな話が飛び出すか。
■ ラジオ深夜便のホームページ
http://www.nhk.or.jp/radiodir/shou/shinya/shin.html
■番組2週間の放送予定表
http://www.nhk.or.jp/radiodir/pro/shinya.html
■過去関連記事
December 02, 2008
Oshizaka Shinobu 50th Anniversary With Microphone
【押阪忍氏アナウンサー生活50周年記念感謝の集い】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002753.html
ENT>RADIO>Radio, Shinyabin
半世紀。
半世紀アナウンサー、押阪忍氏が今週土曜日(2009年1月31日)NHKの人気ラジオ番組『NHK ラジオ深夜便』(夜11時10分~0時30分=NHK第一放送、AM=中波=東京地区は594khz、各地の周波数はそれぞれ違います。午前1時からはFMでも同内容を放送)にゲスト出演する。テーマは、「人生私流~阪を押して忍べ」として、押阪氏のアナウンサー歴半世紀を振り返る。押阪さんによれば「生放送ですので 何が飛び出すか分かりませんが生い立ちから アナウンサー50年まで 担当の榊アナと 放談する予定です」とのこと。
『ラジオ深夜便』は1990年4月から不定期に始まったNHKの深夜時間帯の番組。比較的年齢層の高いヴェテランのNHKのアナウンサーなどを起用し落ち着いた語り口で、人気となった。現在は月曜から日曜まで毎日放送されている。アンカーと呼ばれるDJは、10人。
生放送だけに、一体どんな話が飛び出すか。
■ ラジオ深夜便のホームページ
http://www.nhk.or.jp/radiodir/shou/shinya/shin.html
■番組2週間の放送予定表
http://www.nhk.or.jp/radiodir/pro/shinya.html
■過去関連記事
December 02, 2008
Oshizaka Shinobu 50th Anniversary With Microphone
【押阪忍氏アナウンサー生活50周年記念感謝の集い】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002753.html
ENT>RADIO>Radio, Shinyabin
▽【NHK『ソウル・ミュージック』構成作家、中尾浩一さん死去】
訃報。
NHK-FMで毎週木曜日午後11時から放送されている『ソウル・ミュージック』(DJ・尾臺順子(オダイジュンコ)さん)の構成作家であり、また、自身のバンド、東京ブロウのギタリスト兼ヴォーカルでもある中尾浩一さんが、2009年1月24日(土)療養中の都内の病院で肺がんのため亡くなった。42歳だった。
中尾浩一さんは、1966年7月7日生まれ。幼少の頃から親の仕事の関係でアメリカ、サンフランシスコ、シカゴなどに住み、帰国後は、ICU高校、慶應義塾大学法学部で学び、その後音楽関係の仕事に従事していた。約1年半前に体の痛みを感じ検査したところ、肺がんとその転移が発覚。闘病しながら、入院はせず現場での仕事を休まず欠かさなかった。また、自身の病気については一切公表せず、ほんの身内にしかそのことを知らせなかった。最後まで、『ソウル・ミュージック』の現場に立っていた。先週、容態が悪くなり入院、24日(土)不帰の人となった。
また、12月末に行われた『ソウル三昧』の生放送も病気を押して立会っていた。最後の方は痛みを抑えるために、モルヒネを打ち、耐えていたという。9月の『ソウル・パワー』も見に来たようだが、終了後すぐに帰ったらしい。この頃はすでに抗がん剤を投与していたためもあり、常に帽子を被っていたという。
アメリカに育ったという環境のためあってか、6歳の頃からオハイオ・プレイヤーズを聴いていたというほど根っからのブラック・ミュージック、ファンク好きで、生き方そのものもファンク、グルーヴ・ライフだった。彼を知る友人には、「中尾くんは、中身はアメリカ人、それも黒人だよ」という人もいた。
『ソウル・ミュージック』のDJ尾臺順子さんとは、17年前に知り合い、公私共にパートナーとなった。『ソウル・ミュージック』は10年ほど前に、尾臺さんと中尾さんとで企画を立ち上げ、苦労の末、やっとの思いで番組として成立、晴れてNHKでのレギュラーとなった。尾臺さんによれば、「この番組は、私たちの子供のようなものです。それが今度の4月でちょうど10歳になります」と語っている。
番組構成作家として活動する一方、もっぱらのブラック・ミュージック好きが高じ、自身ギターを弾き、歌い、作詞・作曲、友人たちと「TOKYO BLOW」(東京ブロウ)というグループを6年ほど前に結成、このところライヴ活動、また初めてのアルバム制作に取り掛かっており、1月までスタジオでレコーディング作業を行っていた。彼自身の頭の中には、「300曲もの構想がある」と言っていたという。追悼ライヴ・イヴェントも予定されているという。
尾臺さんは、『ソウル・サーチン』イヴェントにもマーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリンで参加。必ず、中尾さんの姿があった。
1月28日(水)お通夜が世田谷区の公益社 用賀会館で行われ、1月29日(木)午前10時から告別式が行われる。喪主は尾臺さんで、「彼ほど地位や名声などにとらわれず、彼ほどピュアで、誰にも心を広げて接した人はいませんでした」と挨拶した。式では、彼のバンド仲間が録音したトラック(中尾さんの歌)に合わせライヴ演奏をし、式中はずっと彼が好きだったソウル・ミュージックの数々が流れていた。
ご冥福をお祈りする。
告別式・葬儀
2009年1月29日(木)午前10時半
公益社 用賀会館
住所:〒158-0095 東京都世田谷区瀬田3-6-8
電話 03-5491-7520
ファクス 03-5491-7521
++++
この一報を受けたのが28日の午後7時前。岡伸昭さんからいつものように電話がかかってきた。「吉岡さん、今、何してます?」 「マーヴィンやってるよ」「実は、中尾さんが…」と言われ絶句した。僕は彼の病気をまったく知らず、寝耳に水で驚いた。岡さんによると8時からお通夜があるので、行きませんか、とのこと。とりあえず、用賀にかけつけた。会場はたくさんの人があふれていた。ゴスペラーズ、ブラザー・トムさんからもお花が。
中尾さんは、いつもひょうひょうとして、動きがファンキー。『ソウル・サーチン』もいつも楽しんでくれていて、「このバンド、サイコーっす」などと言ってくれた。とにかく、ファンク系が大好き、もちろん、アル・グリーンだ、スイート・ソウルだも大好き。それから、ブラック・ムーヴィーについても、やたら詳しかった。かなりマイナーなブラック映画をよく知っていて、ずいぶん教わった。しかし、みんな若すぎる。Too young to dieって感じだ。
尾臺さんに中尾さんの訃報をブログに書いていいか、と尋ねたら、ぜひ書いてください、と言われたのでまとめました。
Rest in Peace!
ENT>OBITUARY>Nakao, Kouichi, July 7th, 1066 - January 24, 2009 (42)
訃報。
NHK-FMで毎週木曜日午後11時から放送されている『ソウル・ミュージック』(DJ・尾臺順子(オダイジュンコ)さん)の構成作家であり、また、自身のバンド、東京ブロウのギタリスト兼ヴォーカルでもある中尾浩一さんが、2009年1月24日(土)療養中の都内の病院で肺がんのため亡くなった。42歳だった。
中尾浩一さんは、1966年7月7日生まれ。幼少の頃から親の仕事の関係でアメリカ、サンフランシスコ、シカゴなどに住み、帰国後は、ICU高校、慶應義塾大学法学部で学び、その後音楽関係の仕事に従事していた。約1年半前に体の痛みを感じ検査したところ、肺がんとその転移が発覚。闘病しながら、入院はせず現場での仕事を休まず欠かさなかった。また、自身の病気については一切公表せず、ほんの身内にしかそのことを知らせなかった。最後まで、『ソウル・ミュージック』の現場に立っていた。先週、容態が悪くなり入院、24日(土)不帰の人となった。
また、12月末に行われた『ソウル三昧』の生放送も病気を押して立会っていた。最後の方は痛みを抑えるために、モルヒネを打ち、耐えていたという。9月の『ソウル・パワー』も見に来たようだが、終了後すぐに帰ったらしい。この頃はすでに抗がん剤を投与していたためもあり、常に帽子を被っていたという。
アメリカに育ったという環境のためあってか、6歳の頃からオハイオ・プレイヤーズを聴いていたというほど根っからのブラック・ミュージック、ファンク好きで、生き方そのものもファンク、グルーヴ・ライフだった。彼を知る友人には、「中尾くんは、中身はアメリカ人、それも黒人だよ」という人もいた。
『ソウル・ミュージック』のDJ尾臺順子さんとは、17年前に知り合い、公私共にパートナーとなった。『ソウル・ミュージック』は10年ほど前に、尾臺さんと中尾さんとで企画を立ち上げ、苦労の末、やっとの思いで番組として成立、晴れてNHKでのレギュラーとなった。尾臺さんによれば、「この番組は、私たちの子供のようなものです。それが今度の4月でちょうど10歳になります」と語っている。
番組構成作家として活動する一方、もっぱらのブラック・ミュージック好きが高じ、自身ギターを弾き、歌い、作詞・作曲、友人たちと「TOKYO BLOW」(東京ブロウ)というグループを6年ほど前に結成、このところライヴ活動、また初めてのアルバム制作に取り掛かっており、1月までスタジオでレコーディング作業を行っていた。彼自身の頭の中には、「300曲もの構想がある」と言っていたという。追悼ライヴ・イヴェントも予定されているという。
尾臺さんは、『ソウル・サーチン』イヴェントにもマーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリンで参加。必ず、中尾さんの姿があった。
1月28日(水)お通夜が世田谷区の公益社 用賀会館で行われ、1月29日(木)午前10時から告別式が行われる。喪主は尾臺さんで、「彼ほど地位や名声などにとらわれず、彼ほどピュアで、誰にも心を広げて接した人はいませんでした」と挨拶した。式では、彼のバンド仲間が録音したトラック(中尾さんの歌)に合わせライヴ演奏をし、式中はずっと彼が好きだったソウル・ミュージックの数々が流れていた。
ご冥福をお祈りする。
告別式・葬儀
2009年1月29日(木)午前10時半
公益社 用賀会館
住所:〒158-0095 東京都世田谷区瀬田3-6-8
電話 03-5491-7520
ファクス 03-5491-7521
++++
この一報を受けたのが28日の午後7時前。岡伸昭さんからいつものように電話がかかってきた。「吉岡さん、今、何してます?」 「マーヴィンやってるよ」「実は、中尾さんが…」と言われ絶句した。僕は彼の病気をまったく知らず、寝耳に水で驚いた。岡さんによると8時からお通夜があるので、行きませんか、とのこと。とりあえず、用賀にかけつけた。会場はたくさんの人があふれていた。ゴスペラーズ、ブラザー・トムさんからもお花が。
中尾さんは、いつもひょうひょうとして、動きがファンキー。『ソウル・サーチン』もいつも楽しんでくれていて、「このバンド、サイコーっす」などと言ってくれた。とにかく、ファンク系が大好き、もちろん、アル・グリーンだ、スイート・ソウルだも大好き。それから、ブラック・ムーヴィーについても、やたら詳しかった。かなりマイナーなブラック映画をよく知っていて、ずいぶん教わった。しかし、みんな若すぎる。Too young to dieって感じだ。
尾臺さんに中尾さんの訃報をブログに書いていいか、と尋ねたら、ぜひ書いてください、と言われたのでまとめました。
Rest in Peace!
ENT>OBITUARY>Nakao, Kouichi, July 7th, 1066 - January 24, 2009 (42)
☆【オマー、日野皓正と映画『メトロポリス』とコラボレート】
三位一体。
1926年(昭和元年)に製作され1927年に公開された無声映画でSF映画の傑作として知られる『メトロポリス』の映像に、タップ・ダンサー、オマーとジャズ・トランペッター、日野皓正のパフォーマンスがコラボレートするイヴェントが、来る3月、横浜ランドマークプラザ5階のランドマークホールで行われる。
映画にあわせ、日野皓正バンドの即興演奏、さらに魂のタップ・ダンサー、オマーのフリーな即興タップがからみあい、おそらく誰も想像できないイヴェントになるものとみられる。
映画『メトロポリス』は1926年に製作されたときは、膨大な予算、スタッフ、キャストで作られた。その後カルト的人気を博し、1984年、この映画のマニアだったジョルジオ・モローダーが世界各地に散在していたフィルムを購入し、新たに編集、そこに自身で音楽を付けたヴァージョンも発表している。
■オマー、日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
October 23, 2008
Omar Is Rhythm, Omar Is Music, Omar Is Singer: We Hear Omar’s Songs
【オマーのタップからオマーの歌が聴こえてくる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_23.html
October 25, 2008
Omar Edwards Talks (Part 2) : After The Dance
【オマー、電撃的タップ・ダンスの後に語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_25.html
October 26, 2008
Omar Edwards (Part 3) : Talks About His Life: I Am Soul Dancer
【オマー(パート3)、人生を語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_26.html
これは4パートの中でも、特にいいストーリーだ。
October 27, 2008
Omar (Part 4): I Am Singing, Space Is Most Important Thing
【オマー・エドワーズ(パート4)~足と体で歌うオマー】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_27.html
タップ・ダンサー、オマー・エドワーズ一連の4部作。読み応えたっぷり。
■イヴェント概要
タイトル・Silent Fil x Jazz x Tap メトロポリス・ミーツ・日野皓正・ウィズ・オマー・エドワーズ
日時・2009年3月20日(金・祝) 開演17時~
2009年3月21日(土) 開演17時~
2009年3月22日(日) 開演15時~
会場・ランドマークプラザ5階 ランドマークホール、横浜ランドマーク・タワー 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
上映フィルム・『メトロポリス』
ライヴ演奏・パフォーマンス・日野皓正(トランペット)、多田誠司(サックス)、石井彰(ピアノ)、金沢英明(ベース)、和丸(ドラムス)、オマー・エドワーズ(タップ)
http://www.at-press.jp/event/hall/index.html?lmp07#1946
料金:前売り 5,500円
チケット発売:2月2日(月)~
電子チケットぴあ TEL: 0570-02-999 Pコード/313-682
http://pia.jp/t
ローソンチケット TEL: 0570-084-003 Lコード/76046
http://l-tike.com
イープラス http://eplus.jp/sys/main.jsp
ランドマークプラザ3Fインフォメーションコーナー TEL:045-222-5015
※現地現金購入のみ
ランドマークプラザクラブカード会員限定 優待料金。
カード会員優待 ご予約・お問合せ:
ランドマークホール TEL:045-222-5050[10:00~17:00(土日・祝日を除く)]
詳細・お問合せ:
3Fインフォメーションコーナー TEL:045-222-5015
ランドマークホール TEL:045-222-5050[10:00~17:00(土日・祝日を除く)]
ENT>ANNOUNCEMENT>Metropolis
三位一体。
1926年(昭和元年)に製作され1927年に公開された無声映画でSF映画の傑作として知られる『メトロポリス』の映像に、タップ・ダンサー、オマーとジャズ・トランペッター、日野皓正のパフォーマンスがコラボレートするイヴェントが、来る3月、横浜ランドマークプラザ5階のランドマークホールで行われる。
映画にあわせ、日野皓正バンドの即興演奏、さらに魂のタップ・ダンサー、オマーのフリーな即興タップがからみあい、おそらく誰も想像できないイヴェントになるものとみられる。
映画『メトロポリス』は1926年に製作されたときは、膨大な予算、スタッフ、キャストで作られた。その後カルト的人気を博し、1984年、この映画のマニアだったジョルジオ・モローダーが世界各地に散在していたフィルムを購入し、新たに編集、そこに自身で音楽を付けたヴァージョンも発表している。
■オマー、日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
October 23, 2008
Omar Is Rhythm, Omar Is Music, Omar Is Singer: We Hear Omar’s Songs
【オマーのタップからオマーの歌が聴こえてくる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_23.html
October 25, 2008
Omar Edwards Talks (Part 2) : After The Dance
【オマー、電撃的タップ・ダンスの後に語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_25.html
October 26, 2008
Omar Edwards (Part 3) : Talks About His Life: I Am Soul Dancer
【オマー(パート3)、人生を語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_26.html
これは4パートの中でも、特にいいストーリーだ。
October 27, 2008
Omar (Part 4): I Am Singing, Space Is Most Important Thing
【オマー・エドワーズ(パート4)~足と体で歌うオマー】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_27.html
タップ・ダンサー、オマー・エドワーズ一連の4部作。読み応えたっぷり。
■イヴェント概要
タイトル・Silent Fil x Jazz x Tap メトロポリス・ミーツ・日野皓正・ウィズ・オマー・エドワーズ
日時・2009年3月20日(金・祝) 開演17時~
2009年3月21日(土) 開演17時~
2009年3月22日(日) 開演15時~
会場・ランドマークプラザ5階 ランドマークホール、横浜ランドマーク・タワー 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
上映フィルム・『メトロポリス』
ライヴ演奏・パフォーマンス・日野皓正(トランペット)、多田誠司(サックス)、石井彰(ピアノ)、金沢英明(ベース)、和丸(ドラムス)、オマー・エドワーズ(タップ)
http://www.at-press.jp/event/hall/index.html?lmp07#1946
料金:前売り 5,500円
チケット発売:2月2日(月)~
電子チケットぴあ TEL: 0570-02-999 Pコード/313-682
http://pia.jp/t
ローソンチケット TEL: 0570-084-003 Lコード/76046
http://l-tike.com
イープラス http://eplus.jp/sys/main.jsp
ランドマークプラザ3Fインフォメーションコーナー TEL:045-222-5015
※現地現金購入のみ
ランドマークプラザクラブカード会員限定 優待料金。
カード会員優待 ご予約・お問合せ:
ランドマークホール TEL:045-222-5050[10:00~17:00(土日・祝日を除く)]
詳細・お問合せ:
3Fインフォメーションコーナー TEL:045-222-5015
ランドマークホール TEL:045-222-5050[10:00~17:00(土日・祝日を除く)]
ENT>ANNOUNCEMENT>Metropolis
◎Janet Jackson Japan Tour Postponed
2009年1月27日 音楽◎【ジャネット・ジャクソン・ジャパン・ツアー、延期に】
延期。
2009年2月に行われる予定だったジャネット・ジャクソンの日本ツアーが、延期されることになった。1月26日、主催者が発表した。今回のツアーは、アジア圏を周るツアーの一環で来日が決まっていたが、他の国でのツアー・チケットの売れ行きが芳しくなく中止になり、その流れで日本ツアーも延期となった。再予定日は、3月下旬までに発表されるという。チケットは延期された公演でも有効だが、払い戻し希望者には、2月1日から4月5日まで購入したプレイガイドなどで払い戻す。
主催者が発表した本国のエージェントからの理由は次の通り。
【CAA(本国のエージェント)からの公式延期理由】
(英文)
Unfortunately, because the current economic climate has affected the availability of various production elements required for her show, Janet Jackson is not able to tour in Asia as anticipated. Ms. Jackson is currently working on material for a new album and looks forward to performing for her fans in Asia in the future.
(日本語訳)
残念ながら、今日の経済的風潮が公演に必要な様々な制作機材の入手に影響を及ぼした為、予定通りアジア・ツアーを行うことが出来なくなりました。ジャネットはニュー・アルバム用の曲作りに入っており、将来アジアのファンの前で公演を行えるのを楽しみにしています。
【公演日程:開催日/会場】
2009年2月14日(土)開演さいたまスーパーアリーナ
2月15日(日)16:00開演さいたまスーパーアリーナ
2月17日(火) 大阪城ホール
2月19日(木) 日本ガイシホール
2月22日(日) マリンメッセ福岡
■一般問合せ キョ-ドー横浜 045-671-9911
http://kyodoyokohama.com/
ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Janet
延期。
2009年2月に行われる予定だったジャネット・ジャクソンの日本ツアーが、延期されることになった。1月26日、主催者が発表した。今回のツアーは、アジア圏を周るツアーの一環で来日が決まっていたが、他の国でのツアー・チケットの売れ行きが芳しくなく中止になり、その流れで日本ツアーも延期となった。再予定日は、3月下旬までに発表されるという。チケットは延期された公演でも有効だが、払い戻し希望者には、2月1日から4月5日まで購入したプレイガイドなどで払い戻す。
主催者が発表した本国のエージェントからの理由は次の通り。
【CAA(本国のエージェント)からの公式延期理由】
(英文)
Unfortunately, because the current economic climate has affected the availability of various production elements required for her show, Janet Jackson is not able to tour in Asia as anticipated. Ms. Jackson is currently working on material for a new album and looks forward to performing for her fans in Asia in the future.
(日本語訳)
残念ながら、今日の経済的風潮が公演に必要な様々な制作機材の入手に影響を及ぼした為、予定通りアジア・ツアーを行うことが出来なくなりました。ジャネットはニュー・アルバム用の曲作りに入っており、将来アジアのファンの前で公演を行えるのを楽しみにしています。
【公演日程:開催日/会場】
2009年2月14日(土)開演さいたまスーパーアリーナ
2月15日(日)16:00開演さいたまスーパーアリーナ
2月17日(火) 大阪城ホール
2月19日(木) 日本ガイシホール
2月22日(日) マリンメッセ福岡
■一般問合せ キョ-ドー横浜 045-671-9911
http://kyodoyokohama.com/
ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Janet
○Yoshihiro Chizuko Played At King Service
2009年1月26日 音楽○【吉弘知鶴子さん、キング牧師しのぶ会で演奏】
紹介。
本ソウル・サーチン・ブログでも短く1月17日付けで書いた、日本人ピアノ奏者、吉弘知鶴子(よしひろちずこ)さんが、キング牧師をしのぶ会でピアノ演奏をしたニュースが、アメリカ、日本のメディアでも紹介された。
アメリカの新聞は、アトランタ・ジャーナル、日本は毎日新聞。
ハービー・ハンコック、リチャード・ティー、ジョー・サンプルらから影響を受け、その後、映画『シスター・アクト(天使にラヴソングを)』でウーピー・ゴールドバーグとゴスペルを知り、ゴスペルの道に進んだ吉弘さん。そんな彼女が、アトランタでキング牧師をしのぶ会で演奏した。
■ ソウル・サーチン過去記事
January 17, 2009
Ayanokoji Kimimaro’s Theme Is "Getaway" & More...
http://blog.soulsearchin.com/archives/002799.html
(一番下に短くでています)
June 05, 2008
Yoshihiro Chizuko Gospel Night: Brenda & Company Rock The House
http://blog.soulsearchin.com/archives/002554.html
吉弘さん前回ライヴ評。
■2009年1月20日付け毎日新聞夕刊
米国:日本人女性がゴスペル独奏…キング牧師しのぶ会で
http://search.mainichi.jp/result?p=%E5%90%89%E5%BC%98%E7%9F%A5%E9%B6%B4%E5%AD%90&st=p&sr=n
吉弘さんがゴスペルを演奏した後、手をつないでキング牧師をしのぶ参加者=アトランタのエベネザール教会で19日、小倉孝保撮影
【アトランタ(米南部ジョージア州)小倉孝保】米国史上初の黒人大統領となるオバマ氏の就任式前日の19日は、黒人公民権運動指導者、故キング牧師の生誕記念日。牧師の出身地ジョージア州アトランタ・エベネザール教会での牧師をしのぶ会で、日本人ピアニストの吉弘(よしひろ)知鶴子さん=神奈川県相模原市=が黒人教会音楽(ゴスペル)を独奏した。吉弘さんは「米国が人種の壁を越えて変わろうとしている特別な日に演奏できたことを、幸せに思う。私自身、その喜びを楽しみながら演奏できた」と語った。
吉弘さんは3歳でピアノを始め、最初はクラシックを弾いていたが、ジャズやゴスペルなど黒人音楽に興味を持つようになった。現在、自宅近くの米軍基地にある教会でゴスペルを弾いている。
02年にニューオーリンズのジャズバーで演奏したところ、米国人客の目にとまり、ケンタッキー州レキシントンの教会に招待されて演奏。それを聴いた一人がキング牧師の次女、バーニス・キングさんと知り合いで、昨年11月にバーニスさんから記念日での演奏要請があった。
この日のしのぶ会では、白人牧師のジョン・ニュートンがかつて黒人奴隷貿易に携わったことを悔いて作った賛美歌「アメイジング・グレイス」などを演奏。曲が終わると、参加者は立ち上がり拍手でたたえた。
■アトランタ・ジャーナル 2009年1月17日付け
http://www.ajc.com/metro/content/living/faithandvalues/stories/2009/01/17/pianist0117.html?cxntlid=inform_sr
Faith & Values
Pianist attracted to gospel
By Christopher Quinn
The Atlanta Journal-Constitution
Saturday, January 17, 2009
It is no surprise that a hot gospel pianist will play during the Martin Luther King Jr. Annual Commemorative Service on Monday.
What may catch attendees’ attention is where the pianist is from —- Japan.
Chizuko Yoshihiro, a young single mother, built a reputation in Japan playing jazz and soul.
“I used to listen to Herbie Hancock, Joe Sample and Richard Tee a lot,” she said in an e-mail.
She read that Tee said his music was basically gospel music.
Her next exposure to gospel was the Whoopi Goldberg movie, “Sister Act.” Goldberg, hiding out in a convent from mobsters, teaches the nuns to belt out a rocking version of “Joyful, Joyful, We Adore Thee.”
“It was amazing,” Yoshihiro said, and she was hooked.
She got a job with a minister on an American military base who was looking for someone who could read and help with the music.
“I started learning black gospel there twice a week,” she said.
“Black gospel music has a real power, energy and groove.”
She began to build a reputation for her skill and played with gospel musicians Kirk Franklin and Donny McClurkin. She converted to Christianity while working with McClurkin in 2006.
ENT>MUSIC>Yoshihiro, Chizuko
紹介。
本ソウル・サーチン・ブログでも短く1月17日付けで書いた、日本人ピアノ奏者、吉弘知鶴子(よしひろちずこ)さんが、キング牧師をしのぶ会でピアノ演奏をしたニュースが、アメリカ、日本のメディアでも紹介された。
アメリカの新聞は、アトランタ・ジャーナル、日本は毎日新聞。
ハービー・ハンコック、リチャード・ティー、ジョー・サンプルらから影響を受け、その後、映画『シスター・アクト(天使にラヴソングを)』でウーピー・ゴールドバーグとゴスペルを知り、ゴスペルの道に進んだ吉弘さん。そんな彼女が、アトランタでキング牧師をしのぶ会で演奏した。
■ ソウル・サーチン過去記事
January 17, 2009
Ayanokoji Kimimaro’s Theme Is "Getaway" & More...
http://blog.soulsearchin.com/archives/002799.html
(一番下に短くでています)
June 05, 2008
Yoshihiro Chizuko Gospel Night: Brenda & Company Rock The House
http://blog.soulsearchin.com/archives/002554.html
吉弘さん前回ライヴ評。
■2009年1月20日付け毎日新聞夕刊
米国:日本人女性がゴスペル独奏…キング牧師しのぶ会で
http://search.mainichi.jp/result?p=%E5%90%89%E5%BC%98%E7%9F%A5%E9%B6%B4%E5%AD%90&st=p&sr=n
吉弘さんがゴスペルを演奏した後、手をつないでキング牧師をしのぶ参加者=アトランタのエベネザール教会で19日、小倉孝保撮影
【アトランタ(米南部ジョージア州)小倉孝保】米国史上初の黒人大統領となるオバマ氏の就任式前日の19日は、黒人公民権運動指導者、故キング牧師の生誕記念日。牧師の出身地ジョージア州アトランタ・エベネザール教会での牧師をしのぶ会で、日本人ピアニストの吉弘(よしひろ)知鶴子さん=神奈川県相模原市=が黒人教会音楽(ゴスペル)を独奏した。吉弘さんは「米国が人種の壁を越えて変わろうとしている特別な日に演奏できたことを、幸せに思う。私自身、その喜びを楽しみながら演奏できた」と語った。
吉弘さんは3歳でピアノを始め、最初はクラシックを弾いていたが、ジャズやゴスペルなど黒人音楽に興味を持つようになった。現在、自宅近くの米軍基地にある教会でゴスペルを弾いている。
02年にニューオーリンズのジャズバーで演奏したところ、米国人客の目にとまり、ケンタッキー州レキシントンの教会に招待されて演奏。それを聴いた一人がキング牧師の次女、バーニス・キングさんと知り合いで、昨年11月にバーニスさんから記念日での演奏要請があった。
この日のしのぶ会では、白人牧師のジョン・ニュートンがかつて黒人奴隷貿易に携わったことを悔いて作った賛美歌「アメイジング・グレイス」などを演奏。曲が終わると、参加者は立ち上がり拍手でたたえた。
■アトランタ・ジャーナル 2009年1月17日付け
http://www.ajc.com/metro/content/living/faithandvalues/stories/2009/01/17/pianist0117.html?cxntlid=inform_sr
Faith & Values
Pianist attracted to gospel
By Christopher Quinn
The Atlanta Journal-Constitution
Saturday, January 17, 2009
It is no surprise that a hot gospel pianist will play during the Martin Luther King Jr. Annual Commemorative Service on Monday.
What may catch attendees’ attention is where the pianist is from —- Japan.
Chizuko Yoshihiro, a young single mother, built a reputation in Japan playing jazz and soul.
“I used to listen to Herbie Hancock, Joe Sample and Richard Tee a lot,” she said in an e-mail.
She read that Tee said his music was basically gospel music.
Her next exposure to gospel was the Whoopi Goldberg movie, “Sister Act.” Goldberg, hiding out in a convent from mobsters, teaches the nuns to belt out a rocking version of “Joyful, Joyful, We Adore Thee.”
“It was amazing,” Yoshihiro said, and she was hooked.
She got a job with a minister on an American military base who was looking for someone who could read and help with the music.
“I started learning black gospel there twice a week,” she said.
“Black gospel music has a real power, energy and groove.”
She began to build a reputation for her skill and played with gospel musicians Kirk Franklin and Donny McClurkin. She converted to Christianity while working with McClurkin in 2006.
ENT>MUSIC>Yoshihiro, Chizuko
◆Obama Speech Simultaneous Interpretation
2009年1月25日 音楽◆【オバマ大統領就任演説の同時通訳】
神業。
1月20日のオバマ大統領就任式の生中継を僕は、最初CNNで見ていて、それを録画しつつ、演説が始まったところから、NHKで見ていた。何気なく同時通訳を聴いていたら、おや、聞き覚えのある声。しかも、めちゃくちゃくうまい。普通に放送を聴いているみたいだ。と思ったところ、通訳の人の名前が出た。松浦世紀子(まつうら・せきこ)さんだった。安定した口調、はっきりとした発音、なまりのないきっちりとした日本語。面識などないのだが、以前、彼女の通訳のうまさを書いたことがあるその人だった。
で、それにしても話すスピードが一定で、はしょらない。どうなってるんだろう。神業というか、またさらに腕を上げたというか感心したのだが。5分ほどで、次の通訳の人に代わった。重要な通訳ものは、通訳者の集中の問題もあり、5分程度で人をチェンジするのだ。次は篠田顕子さんという方だった。ちょっと後半、スピードが早くなってしまった。あと、少しアクセントがあること、若干つっかってしまったところが惜しい。
ただ通訳者の肩を持つなら、英語を日本語にすると倍以上になるので、どうしても早口になるのは構造的にしようがない。翻訳でも、英単語が100ワードあれば、日本語は100文字ではなく、最低3.5倍くらい、つまり350から多いと400文字くらいになる。
さて、この松浦さんの同時通訳を聴いていて、ひょっとして何か読んでるのかとさえ思った。それほどうまいのだが、どうやら、この演説、事前に草稿があったようだ。
というのも、NHKの生放送が終わり、CNNの分を録画で見たら、なんとCNNの同時通訳者、英語の単語が出る前に、日本語の訳を読み出していたのだ。つまり、明らかに事前に原稿があったということになる。これだと、いわゆる「同時通訳」ではなく、「時差通訳」(同時ではなく、準備の時間がある場合の通訳)ということになる。
その点、松浦さんはすごい。ちゃんと英語の最初の単語が出てから読み出すから、いかにもその場で同時通訳をやっている風に聴こえる。万一、草稿と違ったことをオバマ大統領が読んだとしても、これなら対応できる。2回目の松浦さんの同時通訳になった冒頭で(You Tubeパート2の冒頭)、オバマ大統領が「アメリカの建国の父は~Our Founding Fathers~」というところがあるが、草稿では一度しか書かれてないが、オバマはこれをその場で2度言った。すると松浦さんも瞬時に2度「アメリカの建国の父は~」と言ったのだ。反射神経だ。
今回はある程度、読みもはいっていたかもしれないが、前回も書いたが、松浦さんの同時通訳が聞きやすいのは第一に彼女の声がいいからだ。さらに、きちんとした標準語の日本語を滑舌よく一定の速度でしゃべるから素晴らしい。他の同時通訳者はどうしても、英語なまりというか、きっちりとした日本語がしゃべれない。
それにしても、同時通訳者というのは本当に損な黒子だと思う。どんなに上手にやっても、「うるさい」とか「字幕のほうがいい」などと言われてしまうのだから気の毒だ。(笑)
彼女の同時通訳付きのYou Tubeがあった。改めて聴いてみると、後半、少し早くなっているところもあったが、全体的なトーンはお見事、日本語が頭に入ってくる。しかし、彼女のことをもう少し知りたいと思ってヤフーで検索すると、ソウル・サーチンのブログがトップに出てきてしまい、まいってしまいました。(笑)本人のブログなんかあるのかもしれないが、出てこない…。
2003/03/29 (Sat)
Simultaneous interpreting
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200303/diary20030329.html
CNNで聴いた松浦さんの同時通訳に感銘。もう6年も前のことですか…。
オバマ大統領の演説を書いているのが27歳のジョン・ファヴロー(1981年6月6日生まれ)というスピーチライターで、第一稿はワシントンDCのスターバックスで書いたとか、そういう話も興味深いのだが、それはまた後日。
+++++++
NHKの同時通訳ヴァージョン(1)
http://www.youtube.com/watch?v=AsyVLk-JzC4&eurl=http://blog.soulsearchin.com/&feature=player_embedded
NHKの同時通訳ヴァージョン(2)
http://www.youtube.com/watch?v=_YICYTaF5MM&eurl=http://blog.soulsearchin.com/&feature=player_embedded
NEWS ITEM>Obama Inauguration
ESSAY> Simultaneous Interpretation
神業。
1月20日のオバマ大統領就任式の生中継を僕は、最初CNNで見ていて、それを録画しつつ、演説が始まったところから、NHKで見ていた。何気なく同時通訳を聴いていたら、おや、聞き覚えのある声。しかも、めちゃくちゃくうまい。普通に放送を聴いているみたいだ。と思ったところ、通訳の人の名前が出た。松浦世紀子(まつうら・せきこ)さんだった。安定した口調、はっきりとした発音、なまりのないきっちりとした日本語。面識などないのだが、以前、彼女の通訳のうまさを書いたことがあるその人だった。
で、それにしても話すスピードが一定で、はしょらない。どうなってるんだろう。神業というか、またさらに腕を上げたというか感心したのだが。5分ほどで、次の通訳の人に代わった。重要な通訳ものは、通訳者の集中の問題もあり、5分程度で人をチェンジするのだ。次は篠田顕子さんという方だった。ちょっと後半、スピードが早くなってしまった。あと、少しアクセントがあること、若干つっかってしまったところが惜しい。
ただ通訳者の肩を持つなら、英語を日本語にすると倍以上になるので、どうしても早口になるのは構造的にしようがない。翻訳でも、英単語が100ワードあれば、日本語は100文字ではなく、最低3.5倍くらい、つまり350から多いと400文字くらいになる。
さて、この松浦さんの同時通訳を聴いていて、ひょっとして何か読んでるのかとさえ思った。それほどうまいのだが、どうやら、この演説、事前に草稿があったようだ。
というのも、NHKの生放送が終わり、CNNの分を録画で見たら、なんとCNNの同時通訳者、英語の単語が出る前に、日本語の訳を読み出していたのだ。つまり、明らかに事前に原稿があったということになる。これだと、いわゆる「同時通訳」ではなく、「時差通訳」(同時ではなく、準備の時間がある場合の通訳)ということになる。
その点、松浦さんはすごい。ちゃんと英語の最初の単語が出てから読み出すから、いかにもその場で同時通訳をやっている風に聴こえる。万一、草稿と違ったことをオバマ大統領が読んだとしても、これなら対応できる。2回目の松浦さんの同時通訳になった冒頭で(You Tubeパート2の冒頭)、オバマ大統領が「アメリカの建国の父は~Our Founding Fathers~」というところがあるが、草稿では一度しか書かれてないが、オバマはこれをその場で2度言った。すると松浦さんも瞬時に2度「アメリカの建国の父は~」と言ったのだ。反射神経だ。
今回はある程度、読みもはいっていたかもしれないが、前回も書いたが、松浦さんの同時通訳が聞きやすいのは第一に彼女の声がいいからだ。さらに、きちんとした標準語の日本語を滑舌よく一定の速度でしゃべるから素晴らしい。他の同時通訳者はどうしても、英語なまりというか、きっちりとした日本語がしゃべれない。
それにしても、同時通訳者というのは本当に損な黒子だと思う。どんなに上手にやっても、「うるさい」とか「字幕のほうがいい」などと言われてしまうのだから気の毒だ。(笑)
彼女の同時通訳付きのYou Tubeがあった。改めて聴いてみると、後半、少し早くなっているところもあったが、全体的なトーンはお見事、日本語が頭に入ってくる。しかし、彼女のことをもう少し知りたいと思ってヤフーで検索すると、ソウル・サーチンのブログがトップに出てきてしまい、まいってしまいました。(笑)本人のブログなんかあるのかもしれないが、出てこない…。
2003/03/29 (Sat)
Simultaneous interpreting
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200303/diary20030329.html
CNNで聴いた松浦さんの同時通訳に感銘。もう6年も前のことですか…。
オバマ大統領の演説を書いているのが27歳のジョン・ファヴロー(1981年6月6日生まれ)というスピーチライターで、第一稿はワシントンDCのスターバックスで書いたとか、そういう話も興味深いのだが、それはまた後日。
+++++++
NHKの同時通訳ヴァージョン(1)
http://www.youtube.com/watch?v=AsyVLk-JzC4&eurl=http://blog.soulsearchin.com/&feature=player_embedded
NHKの同時通訳ヴァージョン(2)
http://www.youtube.com/watch?v=_YICYTaF5MM&eurl=http://blog.soulsearchin.com/&feature=player_embedded
NEWS ITEM>Obama Inauguration
ESSAY> Simultaneous Interpretation
★【バー・ルーム「オールウェイズ&フォーエヴァー」で閉店】
閉店。
約9年の歴史を誇った渋谷の「バー・ルーム」が2009年1月23日の営業を持って閉店した。最終日は、大勢の人が詰めかけ、椅子なども取り払い、ほぼスタンディング・バー状態。
ちょうど1時すぎに松尾さん、久保田さんと3人でおじゃましたが、わいわいがやがやかなりの盛り上がりだった。レコード会社の人なども多数参加。15リットル入っているというモエの超ビッグなシャンパーンがあけられ、次々とコップにつがれていた。あれは、持つだけでも重そう。
9時から10時くらいが一番混んでいたそうで、ちょっと一段落というところだった。
この日は樫井さん、奥さん、お子さん2人と家族総出。息子の勇弥(かずや)くん(長男=1995年生まれ、13歳)が久保田さんに「聞きたいことがあります。詞と曲はどっちを先に書くのですか」と質問。さすがに久保田さん、「うおお、むずかしいなあ。それはこっちのお兄さんに聞いてください」と松尾さんに振った。「僕が答えられなかったんで、久保田さんに振ったんですよ」と苦笑。彼は以前もお父さんに「曲には、なぜサビがあるの?」という質問をし、お父さんを困らせ、お父さんは来る音楽関係のお客さんみんなに質問したこともあった。
2時少し前、ヒートウェイヴの「オールウェイズ&フォーエヴァー」がかかり、樫井さんがマイクを持って挨拶。「これで終わりなんですが、終わりたくなくて…。(しばし間) 本当にありがとごうざいました。こんなにみなさんに来ていただいて…」 ところどころ声が詰まって涙声に。そして「ずっと続けられればよかったんですが、続けられなくなってしまってすいません」と言うと、お客さんから「いいよ、いいよ」の掛け声。
樫井さんがマイクで言う。「この『オールウェイズ&フォーエヴァー』は、実は自分たちが結婚したときに、式に来ていただいた方にカセットテープを作ったんですが、そのテープのタイトルにした思い出の曲なんです。今回も今日来ていただいた方にCDを作ろうかと思ったんですが、できませんでした。すいません」 そして、長い拍手。
ちなみに、このお店の跡は、次の店子さんがいわゆる居抜きではいるそう。ただしソウルバーではないとのこと。樫井さんは、1月一杯で店を片付け、2月からしばし入院し、体調を戻すそうだ。しかし、普通に話をしていると、元気そのもので、どこが悪いのかわからないほどだ。
ヒートウェイヴの「オールウェイズ&フォーエヴァー」が終わると、すぐにルーサー・ヴァンドロスの同曲がかかった。そして、次はホイッスルだったかな。
樫井さん、長い間おつかれさまでした。まずは体調を戻していただき、今度は、カウンターを挟んでそちらとこちらではなく、こちら側で一緒に飲みましょう。
■過去記事
December 18, 2008
Bar Room Will Be Closed By February
http://blog.soulsearchin.com/archives/002769.html
■バー・ルーム・ブログ
Bar Room Blog
http://ameblo.jp/bar-room/
SOUL BAR>Bar Room
閉店。
約9年の歴史を誇った渋谷の「バー・ルーム」が2009年1月23日の営業を持って閉店した。最終日は、大勢の人が詰めかけ、椅子なども取り払い、ほぼスタンディング・バー状態。
ちょうど1時すぎに松尾さん、久保田さんと3人でおじゃましたが、わいわいがやがやかなりの盛り上がりだった。レコード会社の人なども多数参加。15リットル入っているというモエの超ビッグなシャンパーンがあけられ、次々とコップにつがれていた。あれは、持つだけでも重そう。
9時から10時くらいが一番混んでいたそうで、ちょっと一段落というところだった。
この日は樫井さん、奥さん、お子さん2人と家族総出。息子の勇弥(かずや)くん(長男=1995年生まれ、13歳)が久保田さんに「聞きたいことがあります。詞と曲はどっちを先に書くのですか」と質問。さすがに久保田さん、「うおお、むずかしいなあ。それはこっちのお兄さんに聞いてください」と松尾さんに振った。「僕が答えられなかったんで、久保田さんに振ったんですよ」と苦笑。彼は以前もお父さんに「曲には、なぜサビがあるの?」という質問をし、お父さんを困らせ、お父さんは来る音楽関係のお客さんみんなに質問したこともあった。
2時少し前、ヒートウェイヴの「オールウェイズ&フォーエヴァー」がかかり、樫井さんがマイクを持って挨拶。「これで終わりなんですが、終わりたくなくて…。(しばし間) 本当にありがとごうざいました。こんなにみなさんに来ていただいて…」 ところどころ声が詰まって涙声に。そして「ずっと続けられればよかったんですが、続けられなくなってしまってすいません」と言うと、お客さんから「いいよ、いいよ」の掛け声。
樫井さんがマイクで言う。「この『オールウェイズ&フォーエヴァー』は、実は自分たちが結婚したときに、式に来ていただいた方にカセットテープを作ったんですが、そのテープのタイトルにした思い出の曲なんです。今回も今日来ていただいた方にCDを作ろうかと思ったんですが、できませんでした。すいません」 そして、長い拍手。
ちなみに、このお店の跡は、次の店子さんがいわゆる居抜きではいるそう。ただしソウルバーではないとのこと。樫井さんは、1月一杯で店を片付け、2月からしばし入院し、体調を戻すそうだ。しかし、普通に話をしていると、元気そのもので、どこが悪いのかわからないほどだ。
ヒートウェイヴの「オールウェイズ&フォーエヴァー」が終わると、すぐにルーサー・ヴァンドロスの同曲がかかった。そして、次はホイッスルだったかな。
樫井さん、長い間おつかれさまでした。まずは体調を戻していただき、今度は、カウンターを挟んでそちらとこちらではなく、こちら側で一緒に飲みましょう。
■過去記事
December 18, 2008
Bar Room Will Be Closed By February
http://blog.soulsearchin.com/archives/002769.html
■バー・ルーム・ブログ
Bar Room Blog
http://ameblo.jp/bar-room/
SOUL BAR>Bar Room
▲【31年ぶりに母校に~菊地成孔さん松尾潔さんの講義聴講】
ちょき。
松尾さんから、今度ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔(きくち・なるよし)さんが毎週慶應大学で講義をやっていて、それにゲストで呼ばれ講義をするので、マーヴィンの息抜きにいらっしゃいませんか、とのお誘いを受けた。しかも三田のキャンパスだ。これはおもしろいと思い、さっそく午後の慶應義塾に。よくよく考えてみると、僕がここを卒業したのが1978年3月なので、もう31年ぶりくらいのことになる。
随分変わったとは聞いていたが、変わったところもあれば、変わらないところもある。正門あたりの風景はまったく変わらない。講義が行われた西校舎526教室も、昔ながらの様相だ。ただ、違っていたのは、黒板の左右に大きなモニター・スクリーンがあったこと。あと、図書館や学食が新しくなっていて、今回は中には入らなかったが、かなり綺麗になっているらしい。
しかし、まず、何に驚いたかといえば、学生たちがみな一様にペットボトル、それに人によってはちょっとしたお菓子か、食べ物などを持ち込んでいたこと。たぶん僕が学生の頃の記憶では、授業中には飲食禁止というか、ありえなかったような気がする。それを見て、ああ、ドリンク買ってくればよかったなあ、と思ったのだが。まあ、今ではあちこちのカルチャー・スクールやら、記者会見とかの席上だと飲み物があって当たり前なのかもしれないが、なんか大学の授業も隔世の感があるなあ、と思った。この日はパソコンを使った映像をスクリーンに出すことはなかったが、そのあたりも時代は変わってる。もちろん、授業中、携帯をいじっている者も何人かいる。そもそも昔は携帯なんてなかったから、そんなことはありえなったが。
さて、授業のテーマは、「服は何故音楽を必要とするのか」という通年のテーマがあり、この日は松尾さんがゲストということで、彼に「ブラック・ミュージックは、大人の音楽か子供の音楽か」というテーマが与えられていたという。それにしても、菊地さん、たぶん頭の回転がめちゃくちゃく速いのだろう、それに呼応して実に早口でときどき聞き取れない部分もあった。これまでにもいろいろなゲスト(村上隆氏が来たこともあったそうだ)を呼んでいて、それらの「自由対談」は年内に単行本になるそうだ。しかし、これを文字に起こすのはマーヴィンの本を翻訳するのより大変なんではないか。(笑)
僕なんかは、オールドスクール(!)だから、授業というと先生が何かを教える、というものだと思っていたが、いまどきは、かなり違うようで、ひたすら松尾さんと菊地さんがひとつのキーワードを軸にしゃべり倒す、そこから派生する話題でもしゃべり倒すという感じでおもしろかった。『月曜ユニバース』よりも、もっと話がめちゃくちゃあちこちに飛ぶ。(笑)「これが授業なら、どこが試験に出るかは絶対、誰にもわからない」ほど話が多岐にわたる。この授業の単位は、レポート提出で全員に「優」だそうだ。これは学生には嬉しいだろう。
最初、松尾さんを紹介するときに、エグザイルのプロデューサーもしていて、というあたりで、エグザイルのCD持っている人はいますか、と問われ、学生の中から2人くらいしか手が上がらなかったのが、おもしろかった。全体で7-80人くらい学生はいたと思う。ジャズの菊地さんの講義を聴く学生は、あまりそういうのは聴かないのかもしれない。
松尾さん、前日にかなりしゃべるネタを仕込んだらしいが、菊地さんが振ってくる話がジャズ・アーティストらしくその場のインプロヴィゼーションが効いたもので、予定した4分の1もしゃべれなかったようだ。もちろん、オバマの話などもしたがったが、この日のテーマからはちょっと離れるため若干遠慮したそう。オバマ→ワシントンDC→マーヴィン・ゲイの話も用意していたという。
しかし、みんなTペイン、知ってるのだろうか。単に「スムース」と言ってそれが「スムース・ジャズ」のことってわかるのだろうか。「CDJ」だけで、説明しなくて大丈夫か? ここまでリスナー(?)置いてけぼりの番組もなかなかない。(笑) かなり、サブカルチャーっぽい、この講義自体がオルタナティヴ・カルチャーそのものであった。
ところで、僕の斜め前に座った男子学生くん。お茶のペットボトルのほかに、コンビニの袋に、とあるハコが入っていた。な、な、なんと「ギンビスのたべっ子どうぶつ」を忍ばせてるではないか。授業の途中、おもむろに、しかし、若干気を使いながら、彼は静かに蓋を開けた。もちろん僕はそれをずっと見つめた。ご存知の方はご存知かもしれないが、ハコ入りの「たべっ子どうぶつ」は、ハコの蓋を上に開けると、そこにジャンケンの「グー」「チョキ」「パー」が印刷されているのだ。いま、うちにはパーが3枚、チョキが3枚、グーが6枚ある。何がでるか?? 一時期、パーが全然でなくて、グーばっかりだったことがあるのだが。さて、その学生くん、蓋を開けると、じゃ~~ん、チョキであった。彼はこのじゃんけんカード、集めてるのかなあ…。
ESSAY>
ちょき。
松尾さんから、今度ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔(きくち・なるよし)さんが毎週慶應大学で講義をやっていて、それにゲストで呼ばれ講義をするので、マーヴィンの息抜きにいらっしゃいませんか、とのお誘いを受けた。しかも三田のキャンパスだ。これはおもしろいと思い、さっそく午後の慶應義塾に。よくよく考えてみると、僕がここを卒業したのが1978年3月なので、もう31年ぶりくらいのことになる。
随分変わったとは聞いていたが、変わったところもあれば、変わらないところもある。正門あたりの風景はまったく変わらない。講義が行われた西校舎526教室も、昔ながらの様相だ。ただ、違っていたのは、黒板の左右に大きなモニター・スクリーンがあったこと。あと、図書館や学食が新しくなっていて、今回は中には入らなかったが、かなり綺麗になっているらしい。
しかし、まず、何に驚いたかといえば、学生たちがみな一様にペットボトル、それに人によってはちょっとしたお菓子か、食べ物などを持ち込んでいたこと。たぶん僕が学生の頃の記憶では、授業中には飲食禁止というか、ありえなかったような気がする。それを見て、ああ、ドリンク買ってくればよかったなあ、と思ったのだが。まあ、今ではあちこちのカルチャー・スクールやら、記者会見とかの席上だと飲み物があって当たり前なのかもしれないが、なんか大学の授業も隔世の感があるなあ、と思った。この日はパソコンを使った映像をスクリーンに出すことはなかったが、そのあたりも時代は変わってる。もちろん、授業中、携帯をいじっている者も何人かいる。そもそも昔は携帯なんてなかったから、そんなことはありえなったが。
さて、授業のテーマは、「服は何故音楽を必要とするのか」という通年のテーマがあり、この日は松尾さんがゲストということで、彼に「ブラック・ミュージックは、大人の音楽か子供の音楽か」というテーマが与えられていたという。それにしても、菊地さん、たぶん頭の回転がめちゃくちゃく速いのだろう、それに呼応して実に早口でときどき聞き取れない部分もあった。これまでにもいろいろなゲスト(村上隆氏が来たこともあったそうだ)を呼んでいて、それらの「自由対談」は年内に単行本になるそうだ。しかし、これを文字に起こすのはマーヴィンの本を翻訳するのより大変なんではないか。(笑)
僕なんかは、オールドスクール(!)だから、授業というと先生が何かを教える、というものだと思っていたが、いまどきは、かなり違うようで、ひたすら松尾さんと菊地さんがひとつのキーワードを軸にしゃべり倒す、そこから派生する話題でもしゃべり倒すという感じでおもしろかった。『月曜ユニバース』よりも、もっと話がめちゃくちゃあちこちに飛ぶ。(笑)「これが授業なら、どこが試験に出るかは絶対、誰にもわからない」ほど話が多岐にわたる。この授業の単位は、レポート提出で全員に「優」だそうだ。これは学生には嬉しいだろう。
最初、松尾さんを紹介するときに、エグザイルのプロデューサーもしていて、というあたりで、エグザイルのCD持っている人はいますか、と問われ、学生の中から2人くらいしか手が上がらなかったのが、おもしろかった。全体で7-80人くらい学生はいたと思う。ジャズの菊地さんの講義を聴く学生は、あまりそういうのは聴かないのかもしれない。
松尾さん、前日にかなりしゃべるネタを仕込んだらしいが、菊地さんが振ってくる話がジャズ・アーティストらしくその場のインプロヴィゼーションが効いたもので、予定した4分の1もしゃべれなかったようだ。もちろん、オバマの話などもしたがったが、この日のテーマからはちょっと離れるため若干遠慮したそう。オバマ→ワシントンDC→マーヴィン・ゲイの話も用意していたという。
しかし、みんなTペイン、知ってるのだろうか。単に「スムース」と言ってそれが「スムース・ジャズ」のことってわかるのだろうか。「CDJ」だけで、説明しなくて大丈夫か? ここまでリスナー(?)置いてけぼりの番組もなかなかない。(笑) かなり、サブカルチャーっぽい、この講義自体がオルタナティヴ・カルチャーそのものであった。
ところで、僕の斜め前に座った男子学生くん。お茶のペットボトルのほかに、コンビニの袋に、とあるハコが入っていた。な、な、なんと「ギンビスのたべっ子どうぶつ」を忍ばせてるではないか。授業の途中、おもむろに、しかし、若干気を使いながら、彼は静かに蓋を開けた。もちろん僕はそれをずっと見つめた。ご存知の方はご存知かもしれないが、ハコ入りの「たべっ子どうぶつ」は、ハコの蓋を上に開けると、そこにジャンケンの「グー」「チョキ」「パー」が印刷されているのだ。いま、うちにはパーが3枚、チョキが3枚、グーが6枚ある。何がでるか?? 一時期、パーが全然でなくて、グーばっかりだったことがあるのだが。さて、その学生くん、蓋を開けると、じゃ~~ん、チョキであった。彼はこのじゃんけんカード、集めてるのかなあ…。
ESSAY>
■【オバマに望む3つの奇跡~就任演説を聴いて】
奇跡。
約19分にわたるオバマ就任演説(2009年1月20日)を聴いて、最初に感じたことは、「あれ?」ということ。感動の歴史に残る演説になるかと思いきや、意外とさらっとした感じだった。それまでの演説との最大の違いは、「イエス・ウイ・キャン」「チェンジ」などのいわゆるキャッチフレーズがなかったこと。感動という点では11月4日の勝利演説に一日の長があった。
これは、彼の演説の大きな方向転換を示すものと思える。それは、今までは大統領になるために、とにかくキャッチーな短めのフレーズで、一般大衆に覚えてもらおう、意識を高めようという、イメージ戦略だったのに対し、ついに大統領になっての最初の演説は、もはや、大統領になったのだから、一票をもらう必要はなく、ある意味、現実的な、しかも実務的な内容があるものにシフトしたということが言えると思う。彼のこれから4年の「私は、こうする。みなさん、ご協力、よろしく」という宣言だ。そして、イメージ戦略から実務戦略への転換だ。そういう意味で、具体的にいくつかの提言をした。
これからは、当たり前だが、演説そのものではなく、彼が何を成し遂げるかによって評価されることになる。今回のスピーチは実務の、内容のある演説になった。それまでの聴きやすいAudience friendly speech あるいは感動的なスピーチEmotional speech からSpeech with contents(内容のある実務的なスピーチ)への方向転換だ。
2年前ほとんど無名だった彼が大統領になったということ自体、奇跡だと思うが、その運の強さにかけて、僕は彼に3つの奇跡を起こして欲しいと思う。
1つ目は世界平和。就任演説でも述べていたが、イラクからの撤退、アフガンには行くそうだが、それも最終的には撤退、ガザ地区での戦争の終結に力を貸し、憎しみの連鎖を断ち切ること。特に就任演説での「イスラムの人々へ~」というくだりは、まさにオバマらしい、決してブッシュでは言えない言葉だ。
2つ目は経済問題。心理的に冷え込んだ経済動向にぜひ、オバマの力で火をつけ、エンジンをしっかり稼動して欲しい。インフレではなく、着実な成長を。
3つ目は環境問題。地球規模の温暖化には対策を処すと言っていたが、ぜひ実行してもらいたい。青い空を取り戻し、海にこぼれた油を排除し、水銀にまみれた魚をきれいにして欲しい。
この3つの奇跡について勘のいい読者の方ならひょっとしておわかりになるだろう。この3つの問題は、いずれもマーヴィン・ゲイの1971年のアルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン』で提言されていることなのだ。世界平和は「ホワッツ・ゴーイング・オン」、経済問題は「インナー・シティー・ブルーズ」、環境問題は「マーシー・マーシー・ミー」だ。マーヴィンが38年前に提起した問題はいまだに解決されてない。
これら3つを成し遂げたら、彼は「奇跡を起こした大統領」として後世まで語りつがれることだろう。ブッシュが荒らしたまさにブッシュ(雑草)だらけの土壌に、いかに良い肥料を与え、それを良い土壌に変えられるのか。その効果が4年後に現われるのか、あるいは8年かけてそうなるのか、またはもっと早く成果がでるのか。期待して待ちたい。
+++++
オバマ夫妻は就任式の後の舞踏会で、ビヨンセが歌う「アット・ラスト」で2人で踊った。これはビヨンセ主演のエタ・ジェームスをモデルにした映画『キャデラック・レコーズ』の挿入歌。エタ・ジェームスは、1960年代に活躍したR&Bシンガー。(この話はまた後日)
+++++
1月18日、ボン・ジョンヴィと歌ったベティー・ラヴェットの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」、You Tubeで。す・ば・ら・し・い!
http://jp.youtube.com/watch?v=iYzIe7_tx9Y&feature=PlayList&p=9FC385BFCA6204DF&index=7
ボン・ジョヴィがサム・クックを真似ているところが、なんともかわいい。気に入った。(この話もまた後日できれば)
+++++
■Barack Obama Inauguration Address Full Text (English)
バラク・オバマ大統領就任演説・英語版全文
http://www.mtv.com/news/articles/1603077/20090120/index.jhtml
(MTV)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090121/amr0901211050021-n1.htm
(産経新聞)
■バラク・オバマ大統領就任演説・日本語版全文
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY200901210035.html
(朝日新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm?from=navr
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/fe_090121_01_01.htm
(読売新聞)(英文・和文とも=対訳式)
http://mainichi.jp/select/world/obama/speech/news/20090121k0000m030175000c.html
(毎日新聞)
いずれも時間経過とともに、リンクが切れる可能性がありますので、お早めにごらんください
NEWS ITEMS>Inauguration
NEWS ITEMS>Obama, Gaye, Marvin
奇跡。
約19分にわたるオバマ就任演説(2009年1月20日)を聴いて、最初に感じたことは、「あれ?」ということ。感動の歴史に残る演説になるかと思いきや、意外とさらっとした感じだった。それまでの演説との最大の違いは、「イエス・ウイ・キャン」「チェンジ」などのいわゆるキャッチフレーズがなかったこと。感動という点では11月4日の勝利演説に一日の長があった。
これは、彼の演説の大きな方向転換を示すものと思える。それは、今までは大統領になるために、とにかくキャッチーな短めのフレーズで、一般大衆に覚えてもらおう、意識を高めようという、イメージ戦略だったのに対し、ついに大統領になっての最初の演説は、もはや、大統領になったのだから、一票をもらう必要はなく、ある意味、現実的な、しかも実務的な内容があるものにシフトしたということが言えると思う。彼のこれから4年の「私は、こうする。みなさん、ご協力、よろしく」という宣言だ。そして、イメージ戦略から実務戦略への転換だ。そういう意味で、具体的にいくつかの提言をした。
これからは、当たり前だが、演説そのものではなく、彼が何を成し遂げるかによって評価されることになる。今回のスピーチは実務の、内容のある演説になった。それまでの聴きやすいAudience friendly speech あるいは感動的なスピーチEmotional speech からSpeech with contents(内容のある実務的なスピーチ)への方向転換だ。
2年前ほとんど無名だった彼が大統領になったということ自体、奇跡だと思うが、その運の強さにかけて、僕は彼に3つの奇跡を起こして欲しいと思う。
1つ目は世界平和。就任演説でも述べていたが、イラクからの撤退、アフガンには行くそうだが、それも最終的には撤退、ガザ地区での戦争の終結に力を貸し、憎しみの連鎖を断ち切ること。特に就任演説での「イスラムの人々へ~」というくだりは、まさにオバマらしい、決してブッシュでは言えない言葉だ。
2つ目は経済問題。心理的に冷え込んだ経済動向にぜひ、オバマの力で火をつけ、エンジンをしっかり稼動して欲しい。インフレではなく、着実な成長を。
3つ目は環境問題。地球規模の温暖化には対策を処すと言っていたが、ぜひ実行してもらいたい。青い空を取り戻し、海にこぼれた油を排除し、水銀にまみれた魚をきれいにして欲しい。
この3つの奇跡について勘のいい読者の方ならひょっとしておわかりになるだろう。この3つの問題は、いずれもマーヴィン・ゲイの1971年のアルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン』で提言されていることなのだ。世界平和は「ホワッツ・ゴーイング・オン」、経済問題は「インナー・シティー・ブルーズ」、環境問題は「マーシー・マーシー・ミー」だ。マーヴィンが38年前に提起した問題はいまだに解決されてない。
これら3つを成し遂げたら、彼は「奇跡を起こした大統領」として後世まで語りつがれることだろう。ブッシュが荒らしたまさにブッシュ(雑草)だらけの土壌に、いかに良い肥料を与え、それを良い土壌に変えられるのか。その効果が4年後に現われるのか、あるいは8年かけてそうなるのか、またはもっと早く成果がでるのか。期待して待ちたい。
+++++
オバマ夫妻は就任式の後の舞踏会で、ビヨンセが歌う「アット・ラスト」で2人で踊った。これはビヨンセ主演のエタ・ジェームスをモデルにした映画『キャデラック・レコーズ』の挿入歌。エタ・ジェームスは、1960年代に活躍したR&Bシンガー。(この話はまた後日)
+++++
1月18日、ボン・ジョンヴィと歌ったベティー・ラヴェットの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」、You Tubeで。す・ば・ら・し・い!
http://jp.youtube.com/watch?v=iYzIe7_tx9Y&feature=PlayList&p=9FC385BFCA6204DF&index=7
ボン・ジョヴィがサム・クックを真似ているところが、なんともかわいい。気に入った。(この話もまた後日できれば)
+++++
■Barack Obama Inauguration Address Full Text (English)
バラク・オバマ大統領就任演説・英語版全文
http://www.mtv.com/news/articles/1603077/20090120/index.jhtml
(MTV)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090121/amr0901211050021-n1.htm
(産経新聞)
■バラク・オバマ大統領就任演説・日本語版全文
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY200901210035.html
(朝日新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm?from=navr
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/fe_090121_01_01.htm
(読売新聞)(英文・和文とも=対訳式)
http://mainichi.jp/select/world/obama/speech/news/20090121k0000m030175000c.html
(毎日新聞)
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●【オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福】
自由。
オバマ新大統領誕生を、ソウル・サーチャーの視点で。
およそ70年前、1939年4月、黒人のクラシック・シンガー(正確には女性コントラルト歌手=ソプラノ、メゾ・ソプラノより下の声域の歌手)、マリア・アンダーソンは、ワシントンDCの「ドーターズ・オブ・アメリカン・レヴォリューションズ(DAR)・コンスティテューション・ホール」で歌うことを禁じられた。彼女の肌が黒いという理由だった。そこで当時のアメリカ内務長官の力添えで彼女は近くのリンカーン・メモリアル公園で歌うことになり、そこには7万5000人の聴衆が集まった。マリアは、アメリカのアンセム「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー(「わが国、それは汝のもの」の意味)(「アメリカ」というタイトルとしても知られている)を歌い、聴衆は彼女の美しい声に酔いしれた。
その同じ月、その同じ街、ワシントンDCにひとりのシンガーが生を受ける。1939年4月2日に生まれたマーヴィン・ペンツ・ゲイ・ジュニアだ。マーヴィンは、このマリア・アンダーソンの話を実父から聞いた。「それに僕は感銘を受けた。マヘリア・ジャクソンに感じるのと同じように、アンダーソンさんにもものすごく親しみを感じたんだ。彼女たちは、立派な素晴らしい女性たちだ。世界に知られる最高級のシンガーだよ。父自身、素晴らしい声を持っていて、素晴らしいシンガーになる資質を持っていた。最初の頃、多くの場合、夢の中での話だけど、僕はそんなシンガーになりたいと思っていたんだ」(『ディヴァイデッド・ソウル~引き裂かれたソウル』=デイヴィッド・リッツ著、第2章より)
1963年8月28日、マーティン・ルーサー・キング牧師は、ここで歴史に残る「アイ・ハヴ・ア・ドリーム(私には夢がある)」の演説を行った。1月19日は今年のキング・ホリデイでもある。(キング牧師の正式な誕生日は1月15日だが、祝日は毎年1月第3週の月曜になっている)
マリアが歌ってから70年、キングが語ってから46年。そのワシントンDCのモールにアメリカ史上初の黒人大統領が姿を現した。
多くのスター、セレブたちが新しい大統領を祝福しにやってきた。18日、その時点ではまだオバマ次期大統領だった彼が演説した後ろには、奴隷解放の父、エイブラハム・リンカーンの銅像が鎮座していた。
オバマ氏が「スティーヴィーの音楽を聴いて育った」と聞いたスティーヴィーは、「僕が書いた曲、メロディーが彼の人生の一部になったのなら、おそらく、僕も大統領の一部に寄与できたということで嬉しい」と語った。
18日、ジョシュ・グローバンとへザー・へドレーは、マリアが70年前に歌った「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー」を歌った。
18日、「プライド」を歌ったU2のボノは、歌い終えてこう語った。「この曲は、アイリッシュ人の夢、ヨーロッパ人の夢、アフリカ人の夢、イスラエル人の夢です」 そして、長く息をついた後に、「そして、パレスチナ人の夢でもあります」と。
そして、2009年1月20日正午前(現地時間)就任式典にクイーン・オブ・ソウル、アレサ・フランクリンが登場した。万雷の拍手とともに堂々と再び「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー」を歌った。マリア・アンダーソンが「マイ・カントリー…」を歌ってから約70年、アフリカン・アメリカンであるアレサ・フランクリンが同曲をワシントン・モールの200万人を前に、そして、テレビ中継などで見られる何億人の前で、歌った。
"My Country, ’Tis Of Thee"(or"America")
1)
My country, ’tis of thee,
Sweet land of liberty,
Of thee I sing;
Land where my fathers died,
Land of the pilgrims’ pride,
From every mountainside
Let freedom ring!
4)
Our fathers’ God to Thee,
Author of Liberty,
To thee we sing,
Long may our land be bright
With Freedom’s holy light,
Protect us by thy might
Great God, our King.
Let it ring
同曲の1番と4番に短縮した約2分45秒の見事なパフォーマンスを感慨深く聴いたオバマ氏。歌が終わると同時に自由の鐘が、ワシントンDCに鳴り響いた。
その後、オバマ新大統領は約19分にわたって就任演説を行った。その中で彼は言った。「これが私たちの自由であり、私たちの信念なのです。なぜ男性も女性も、あらゆる人種もあらゆる宗教の人々もこの素晴らしいモールで共に祝福できるのか。わずか60年にも満たない昔、ここに立つ男の父は地元のレストランに入れませんでした。しかし、なぜ、その男は今みなさんの前でもっとも聖なる宣誓を受けることができたのか? (それがアメリカの自由であり、信念なのです)」
This is the meaning of our liberty and our creed -- why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent Mall, and why a man whose father less than 60 years ago might not have been served at a local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath. (Obama inauguration speech)
1968年、ディオンが歌った「エイブラハム、マーティン&ジョン」をマーヴィン・ゲイが歌った。エイブラハム・リンカーン、マーティン・ルーサー・キング、そして、ジョン・F・ケネディーの3人を語った名曲だ。この地に生まれたマーヴィン・ゲイが、もしこの日、このオバマの大統領就任を目撃したら、一体何と言っただろうか。
"Abraham, Martin, and John"
Sung by: Marvin Gaye
Words and Music by Richard Holler
Has anybody here seen my old friend Abraham?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
You know I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend John?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend Martin?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend Bobby?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
歴史にもしはないが、もし、マーヴィン・ゲイが生きていたら、この日、ここで彼が歌っていたとしても、なんら違和感はない。
■ ベスト・オブ・マーヴィン・ゲイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HXY8X4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(「エイブラハム、マーティン&ジョン」はディスク3に収録。これが入ったCDはなかなかありません)
NEWS ITEM>Inauguration
自由。
オバマ新大統領誕生を、ソウル・サーチャーの視点で。
およそ70年前、1939年4月、黒人のクラシック・シンガー(正確には女性コントラルト歌手=ソプラノ、メゾ・ソプラノより下の声域の歌手)、マリア・アンダーソンは、ワシントンDCの「ドーターズ・オブ・アメリカン・レヴォリューションズ(DAR)・コンスティテューション・ホール」で歌うことを禁じられた。彼女の肌が黒いという理由だった。そこで当時のアメリカ内務長官の力添えで彼女は近くのリンカーン・メモリアル公園で歌うことになり、そこには7万5000人の聴衆が集まった。マリアは、アメリカのアンセム「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー(「わが国、それは汝のもの」の意味)(「アメリカ」というタイトルとしても知られている)を歌い、聴衆は彼女の美しい声に酔いしれた。
その同じ月、その同じ街、ワシントンDCにひとりのシンガーが生を受ける。1939年4月2日に生まれたマーヴィン・ペンツ・ゲイ・ジュニアだ。マーヴィンは、このマリア・アンダーソンの話を実父から聞いた。「それに僕は感銘を受けた。マヘリア・ジャクソンに感じるのと同じように、アンダーソンさんにもものすごく親しみを感じたんだ。彼女たちは、立派な素晴らしい女性たちだ。世界に知られる最高級のシンガーだよ。父自身、素晴らしい声を持っていて、素晴らしいシンガーになる資質を持っていた。最初の頃、多くの場合、夢の中での話だけど、僕はそんなシンガーになりたいと思っていたんだ」(『ディヴァイデッド・ソウル~引き裂かれたソウル』=デイヴィッド・リッツ著、第2章より)
1963年8月28日、マーティン・ルーサー・キング牧師は、ここで歴史に残る「アイ・ハヴ・ア・ドリーム(私には夢がある)」の演説を行った。1月19日は今年のキング・ホリデイでもある。(キング牧師の正式な誕生日は1月15日だが、祝日は毎年1月第3週の月曜になっている)
マリアが歌ってから70年、キングが語ってから46年。そのワシントンDCのモールにアメリカ史上初の黒人大統領が姿を現した。
多くのスター、セレブたちが新しい大統領を祝福しにやってきた。18日、その時点ではまだオバマ次期大統領だった彼が演説した後ろには、奴隷解放の父、エイブラハム・リンカーンの銅像が鎮座していた。
オバマ氏が「スティーヴィーの音楽を聴いて育った」と聞いたスティーヴィーは、「僕が書いた曲、メロディーが彼の人生の一部になったのなら、おそらく、僕も大統領の一部に寄与できたということで嬉しい」と語った。
18日、ジョシュ・グローバンとへザー・へドレーは、マリアが70年前に歌った「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー」を歌った。
18日、「プライド」を歌ったU2のボノは、歌い終えてこう語った。「この曲は、アイリッシュ人の夢、ヨーロッパ人の夢、アフリカ人の夢、イスラエル人の夢です」 そして、長く息をついた後に、「そして、パレスチナ人の夢でもあります」と。
そして、2009年1月20日正午前(現地時間)就任式典にクイーン・オブ・ソウル、アレサ・フランクリンが登場した。万雷の拍手とともに堂々と再び「マイ・カントリー、ティーズ・オブ・ジー」を歌った。マリア・アンダーソンが「マイ・カントリー…」を歌ってから約70年、アフリカン・アメリカンであるアレサ・フランクリンが同曲をワシントン・モールの200万人を前に、そして、テレビ中継などで見られる何億人の前で、歌った。
"My Country, ’Tis Of Thee"(or"America")
1)
My country, ’tis of thee,
Sweet land of liberty,
Of thee I sing;
Land where my fathers died,
Land of the pilgrims’ pride,
From every mountainside
Let freedom ring!
4)
Our fathers’ God to Thee,
Author of Liberty,
To thee we sing,
Long may our land be bright
With Freedom’s holy light,
Protect us by thy might
Great God, our King.
Let it ring
同曲の1番と4番に短縮した約2分45秒の見事なパフォーマンスを感慨深く聴いたオバマ氏。歌が終わると同時に自由の鐘が、ワシントンDCに鳴り響いた。
その後、オバマ新大統領は約19分にわたって就任演説を行った。その中で彼は言った。「これが私たちの自由であり、私たちの信念なのです。なぜ男性も女性も、あらゆる人種もあらゆる宗教の人々もこの素晴らしいモールで共に祝福できるのか。わずか60年にも満たない昔、ここに立つ男の父は地元のレストランに入れませんでした。しかし、なぜ、その男は今みなさんの前でもっとも聖なる宣誓を受けることができたのか? (それがアメリカの自由であり、信念なのです)」
This is the meaning of our liberty and our creed -- why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent Mall, and why a man whose father less than 60 years ago might not have been served at a local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath. (Obama inauguration speech)
1968年、ディオンが歌った「エイブラハム、マーティン&ジョン」をマーヴィン・ゲイが歌った。エイブラハム・リンカーン、マーティン・ルーサー・キング、そして、ジョン・F・ケネディーの3人を語った名曲だ。この地に生まれたマーヴィン・ゲイが、もしこの日、このオバマの大統領就任を目撃したら、一体何と言っただろうか。
"Abraham, Martin, and John"
Sung by: Marvin Gaye
Words and Music by Richard Holler
Has anybody here seen my old friend Abraham?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
You know I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend John?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend Martin?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
Has anybody here seen my old friend Bobby?
Can you tell me where he’s gone?
He freed lotta people but it seems the good they die young
I just looked around and he’s gone
歴史にもしはないが、もし、マーヴィン・ゲイが生きていたら、この日、ここで彼が歌っていたとしても、なんら違和感はない。
■ ベスト・オブ・マーヴィン・ゲイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HXY8X4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(「エイブラハム、マーティン&ジョン」はディスク3に収録。これが入ったCDはなかなかありません)
NEWS ITEM>Inauguration
⊿【オバマ就任イヴェント、多数のアーティストが参加】
お祭り。
バラク・オバマ第44代アメリカ大統領就任祝賀会が2009年1月18日(日)午後2時半(日本時間19日午前4時半)から、ワシントンDCのリンカーン・メモリアルで多数のアーティスト、50万人の観衆を集め行われた。
ブルース・スプリングスティーンを始め、ビヨンセ、ジョン・レジェンド、スティーヴィー・ワンダー、ボン・ジョンビなど多数が参加した。すでに、日本のテレビなどでも一部が放送されているが、かなりの部分が1月24日(土)午後5時半から有料衛星放送WOWOW(BS-5)で放送される予定。
下記セットリストで、人名だけのものは、スピーチなど。
■セットリスト:ウイ・アー・ワン オバマ就任式祝賀会
Setlist: We Are One: The Obama Inaugural Celebration at the Lincoln Memorial @ The Lincoln Memorial, Washington DC, USA, January 19, 2009
show started around 14:30 (EST)
01. Star-Spangled Banner, Master Sgt. Caleb Green
02. Denzel Washington
03. "The Rising", Bruce Springsteen
04. Laura Linneyand, Martin Luther King III
05. "Lean on Me", Mary J. Blige
06. Steve Carell and Jamie Foxx
07. "A Change Is Gonna Come", Jon Bon Jovi and Bettye LaVette
08. Tom Hanks
09. "Shower the People", James Taylor, John Legend and Jennifer Nettles
10. Marisa Tomei
11. "Little Pink Houses", John Mellencamp
12. Queen Latifah
13. "My Country, ’Tis of Thee", Josh Groban, Heather Headley and the Gay Men’s Chorus of Washington (D.C.)
14. George Lopez and Kal Penn
15. "One Love", will.i.am, Sheryl Crow and Herbie Hancock
16. Tiger Woods
17. "You’ll Never Walk Alone", Renee Fleming and the U.S. Naval Academy Glee Club
18. Jack Black and Rosario Dawson
19. Medley including "American Pie", "Shout" and "We Shall Be Free", Garth Brooks and the Washington Youth Choir
20. Ashley Judd and Forest Whitaker
21. "Higher Ground", Stevie Wonder, Usher and Shakira
22. Samuel L. Jackson
23. "Pride (In the Name of Love)" , "City of Blinding Lights", U2
24. "This Land Is Your Land", Bruce Springsteen, Pete Seeger, Tao Rodriguez-Seeger and the Washington Youth Choir
25. "America the Beautiful", Beyonce and cast
show ended around 16:30 (EST)
WOWOWにて1月24日(土)午後5:30から放映予定。
ENT>MUSIC>LIVE>Obama
NEWS ITEMS>Inauguration
お祭り。
バラク・オバマ第44代アメリカ大統領就任祝賀会が2009年1月18日(日)午後2時半(日本時間19日午前4時半)から、ワシントンDCのリンカーン・メモリアルで多数のアーティスト、50万人の観衆を集め行われた。
ブルース・スプリングスティーンを始め、ビヨンセ、ジョン・レジェンド、スティーヴィー・ワンダー、ボン・ジョンビなど多数が参加した。すでに、日本のテレビなどでも一部が放送されているが、かなりの部分が1月24日(土)午後5時半から有料衛星放送WOWOW(BS-5)で放送される予定。
下記セットリストで、人名だけのものは、スピーチなど。
■セットリスト:ウイ・アー・ワン オバマ就任式祝賀会
Setlist: We Are One: The Obama Inaugural Celebration at the Lincoln Memorial @ The Lincoln Memorial, Washington DC, USA, January 19, 2009
show started around 14:30 (EST)
01. Star-Spangled Banner, Master Sgt. Caleb Green
02. Denzel Washington
03. "The Rising", Bruce Springsteen
04. Laura Linneyand, Martin Luther King III
05. "Lean on Me", Mary J. Blige
06. Steve Carell and Jamie Foxx
07. "A Change Is Gonna Come", Jon Bon Jovi and Bettye LaVette
08. Tom Hanks
09. "Shower the People", James Taylor, John Legend and Jennifer Nettles
10. Marisa Tomei
11. "Little Pink Houses", John Mellencamp
12. Queen Latifah
13. "My Country, ’Tis of Thee", Josh Groban, Heather Headley and the Gay Men’s Chorus of Washington (D.C.)
14. George Lopez and Kal Penn
15. "One Love", will.i.am, Sheryl Crow and Herbie Hancock
16. Tiger Woods
17. "You’ll Never Walk Alone", Renee Fleming and the U.S. Naval Academy Glee Club
18. Jack Black and Rosario Dawson
19. Medley including "American Pie", "Shout" and "We Shall Be Free", Garth Brooks and the Washington Youth Choir
20. Ashley Judd and Forest Whitaker
21. "Higher Ground", Stevie Wonder, Usher and Shakira
22. Samuel L. Jackson
23. "Pride (In the Name of Love)" , "City of Blinding Lights", U2
24. "This Land Is Your Land", Bruce Springsteen, Pete Seeger, Tao Rodriguez-Seeger and the Washington Youth Choir
25. "America the Beautiful", Beyonce and cast
show ended around 16:30 (EST)
WOWOWにて1月24日(土)午後5:30から放映予定。
ENT>MUSIC>LIVE>Obama
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△【磁力持つオバマのソウル・スピーチ】
磁力。
昨日NHKのBS1で『大統領のことば~マケイン、オバマの演説術』(2009年1月18日日曜、午後7時10分~9時、NHK-BS1)という番組をやっていた。これは昨年11月3日に放送されたものの再放送だったが、とてもおもしろかった。11月3日というのは、翌日、オバマが勝利演説をする前日で、そこで意見を言うコメンテーターもどちらになるかわからず発言していた。
マケインの演説をそれほど見る機会はなかったが、けっこう味のある話をする人だということを初めて知った。特にヴェトナム戦争に行って捕虜になってというあたりは、実にうまく、これならオバマといい勝負をするのではないかと思った。そのときも、オバマは自身の話、祖母の話をいれ、相当感動的な話をしていた。
オバマとマケインのスピーチでの決定的な違いは、マケインはやはり典型的なアメリカ人らしく、「I(私)」が主語になる文章が圧倒的に多いということ。「おれ、おれ、おれがこうだから、さあ、みんなついてこい」みたいな、オレオレの自己主張が強い感じがした。たぶん、今までの候補者はそういうのが多かったのかもしれない。対照的に、オバマは「You」が主語になることが多い。そして、それについで、「We」を使う。何かにつけ、「あなたたちが~」とくる。そして、自分のことを言いたいときも「私たちが~」とやる。これは、さすがにうまい。これからのスピーチは、このYou とWe使いが、主流になるのではないだろうか。その点でオバマ・スピーチは、スピーチの歴史も変えたような気がする。
それから、マケインは解説者の人も言っていたが、小さな集会などで、あまり作りこまずにやりとりを含めて進めていくことが多かった、という。もちろんそれはそれで効果的で、だからこそ共和党で一番になった。一方、オバマは大観衆の中でやることが多く、僕はそのコール&レスポンスの巧みさもマケインを圧倒していたと感じた。あのコール&レスポンスは黒人ならではだと思う。間の取り方なんて、天才的だとさえ感じる。
途中でケネディー、レーガン、クリントンらの演説の一部が出た。レーガンは、スタジオでテレビなのに、ラジオの「ワン・トゥ・ワン」(一人ひとりに話しかける)のような親しみやすさを感じた。あれはあれで、ひとつのスタイルだろう。一方、オバマはライヴ向きだ。観衆を手中に収めるのがうまい。
ケネディーはひじょうにカリスマティックで、人を引き付ける。しかしオバマの演説はケネディー以上の磁力を持っているのではないだろうか。言葉になにしろ誰よりも、ソウルがこもっている。まさに『ソウル・スピーチ』だ。20日の就任演説はどのような歴史的演説になるのだろうか。
■オバマ演説集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425500451X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
NEWS ITEM>Obama
磁力。
昨日NHKのBS1で『大統領のことば~マケイン、オバマの演説術』(2009年1月18日日曜、午後7時10分~9時、NHK-BS1)という番組をやっていた。これは昨年11月3日に放送されたものの再放送だったが、とてもおもしろかった。11月3日というのは、翌日、オバマが勝利演説をする前日で、そこで意見を言うコメンテーターもどちらになるかわからず発言していた。
マケインの演説をそれほど見る機会はなかったが、けっこう味のある話をする人だということを初めて知った。特にヴェトナム戦争に行って捕虜になってというあたりは、実にうまく、これならオバマといい勝負をするのではないかと思った。そのときも、オバマは自身の話、祖母の話をいれ、相当感動的な話をしていた。
オバマとマケインのスピーチでの決定的な違いは、マケインはやはり典型的なアメリカ人らしく、「I(私)」が主語になる文章が圧倒的に多いということ。「おれ、おれ、おれがこうだから、さあ、みんなついてこい」みたいな、オレオレの自己主張が強い感じがした。たぶん、今までの候補者はそういうのが多かったのかもしれない。対照的に、オバマは「You」が主語になることが多い。そして、それについで、「We」を使う。何かにつけ、「あなたたちが~」とくる。そして、自分のことを言いたいときも「私たちが~」とやる。これは、さすがにうまい。これからのスピーチは、このYou とWe使いが、主流になるのではないだろうか。その点でオバマ・スピーチは、スピーチの歴史も変えたような気がする。
それから、マケインは解説者の人も言っていたが、小さな集会などで、あまり作りこまずにやりとりを含めて進めていくことが多かった、という。もちろんそれはそれで効果的で、だからこそ共和党で一番になった。一方、オバマは大観衆の中でやることが多く、僕はそのコール&レスポンスの巧みさもマケインを圧倒していたと感じた。あのコール&レスポンスは黒人ならではだと思う。間の取り方なんて、天才的だとさえ感じる。
途中でケネディー、レーガン、クリントンらの演説の一部が出た。レーガンは、スタジオでテレビなのに、ラジオの「ワン・トゥ・ワン」(一人ひとりに話しかける)のような親しみやすさを感じた。あれはあれで、ひとつのスタイルだろう。一方、オバマはライヴ向きだ。観衆を手中に収めるのがうまい。
ケネディーはひじょうにカリスマティックで、人を引き付ける。しかしオバマの演説はケネディー以上の磁力を持っているのではないだろうか。言葉になにしろ誰よりも、ソウルがこもっている。まさに『ソウル・スピーチ』だ。20日の就任演説はどのような歴史的演説になるのだろうか。
■オバマ演説集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425500451X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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▽Countdown To Obama Inauguration:
2009年1月18日 音楽▽【オバマ就任式、カウントダウン】
演説。
オバマ新大統領の就任式がいよいよカウントダウンだ。CNNなどをつけていると、一日中この就任式か、ガザ=イスラエル戦争のことばかり。圧倒的な報道量だ。オバマ就任式では、オバマ新大統領がどのようなスピーチをするか注目される。勝利演説も見事だったが、彼の就任演説もまた歴史に残る名演説になるのではと期待されている。
たとえば、かつてのケネディーの就任演説などは、その中でももっとも有名で、「国があなたに何ができるのかではなく、諸君が国に何ができるかを考えよう」は名文句となった。オバマ演説で、そのようなキャッチーなフレーズが生まれるか。おそらく生まれるだろうが、どんな言葉になるのだろうか、それも楽しみだ。
かつてのブッシュやクリントンの演説からは、後に引用される名文句は生まれなかった。オバマ演説はどれも見事だが、やはり前回の勝利演説はあちこちにそのような名文句が散りばめられている。
史上最大の就任式になるという今回の就任式。オバマのスピーチライターはまだ20代の若い人だというが、オバマ新大統領はどのような言葉でアメリカに、そして、世界に語りかけるのか。
+++++
【ブレンダ・ヴォーンは、スティング、ブレンダ・ラッセルと共演】
共演。
オバマ就任式オフィシャル・イヴェントで、サム・ムーアと共演して同ステージに立つブレンダ・ヴォーンが、そのステージで、スティングと2-3曲、一緒に歌うことになった。サム・ムーアのステージにどうやらスティングがジョインするようで、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(サム・クック)を、スティング、サムらと歌うらしい。このオバマ就任式での目玉曲のひとつとなるにちがいない。また、このステージではバック・コーラスにもうひとりのブレンダ、ブレンダ・ラッセルも参加するという。また、このセットでは、エルヴィス・コステロも1曲ジョインする予定。
ENT>NEWS>Inaugulation
演説。
オバマ新大統領の就任式がいよいよカウントダウンだ。CNNなどをつけていると、一日中この就任式か、ガザ=イスラエル戦争のことばかり。圧倒的な報道量だ。オバマ就任式では、オバマ新大統領がどのようなスピーチをするか注目される。勝利演説も見事だったが、彼の就任演説もまた歴史に残る名演説になるのではと期待されている。
たとえば、かつてのケネディーの就任演説などは、その中でももっとも有名で、「国があなたに何ができるのかではなく、諸君が国に何ができるかを考えよう」は名文句となった。オバマ演説で、そのようなキャッチーなフレーズが生まれるか。おそらく生まれるだろうが、どんな言葉になるのだろうか、それも楽しみだ。
かつてのブッシュやクリントンの演説からは、後に引用される名文句は生まれなかった。オバマ演説はどれも見事だが、やはり前回の勝利演説はあちこちにそのような名文句が散りばめられている。
史上最大の就任式になるという今回の就任式。オバマのスピーチライターはまだ20代の若い人だというが、オバマ新大統領はどのような言葉でアメリカに、そして、世界に語りかけるのか。
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【ブレンダ・ヴォーンは、スティング、ブレンダ・ラッセルと共演】
共演。
オバマ就任式オフィシャル・イヴェントで、サム・ムーアと共演して同ステージに立つブレンダ・ヴォーンが、そのステージで、スティングと2-3曲、一緒に歌うことになった。サム・ムーアのステージにどうやらスティングがジョインするようで、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(サム・クック)を、スティング、サムらと歌うらしい。このオバマ就任式での目玉曲のひとつとなるにちがいない。また、このステージではバック・コーラスにもうひとりのブレンダ、ブレンダ・ラッセルも参加するという。また、このセットでは、エルヴィス・コステロも1曲ジョインする予定。
ENT>NEWS>Inaugulation
☆【綾小路きみまろのテーマは「ゲットアウェイ」】
30年。
ずっとマーヴィン・ゲイの翻訳作業で、引きこもり生活が続いている。マーヴィンの話は、近いうちに少しまとめてみたい。その作業中、テレビを音を小さくして流しているのだが、昨日の夜(2009年1月16日・金)、『金曜スマ』で綾小路きみまろの特集をしていた。
そうしたら、彼が出てくるときのテーマが、な、な、なんとインストの「ゲットアウェイ」だった。そう、アース・ウィンド&ファイアーのヒット曲だ。だが、テレビで流れていたのは、たぶん、打ち込みか何かで作ったカヴァーだと思われる。これが流れて、彼がおもむろにステージに飛び出る。アースのではなく、わざわざカヴァー・ヴァージョンを使ってまでこの曲を選んだのには、何か理由があるのだろうか。ただ、ノリがいいから使ったのかな。
しかし、潜伏期間30年、というのがおもしろい。話もおもしろい。ネタをつくるのが全部自分というのもびっくり。「ネタを作ってくれる作家がいないんですよ」とこぼしているのもおもしろい。何よりも、自分の髪の毛がカツラだということをはっきりカミング・アウトしているところもおもしろい。
彼のライヴは約1時間、しゃべりっぱなし。しかも、どこでやってもお客さんが超満員になる。CDもミリオンセラーに。すごい。
途中で、下積み時代に司会をやっていたという新宿のキャバレー、クラブ・ハイツが映った。ああ、ここ、ブラザー・トムさんのリアル・ブラッドのライヴ、以前見たところだ。へえ、あそこで司会やってたんだ。
で、そのトムさん、ブラザー・コーンさん、日曜の『ソウル・ブレンズ』(インターFM=午後3時~5時。コーンさんたちは、4時ころ登場)にゲストで登場です。
+++++
就任式。
オバマ新大統領就任式関連のイヴェントが2009年1月18日(日)から始まるが、そのうちの18日にリンカーン・メモリアル公園で行われるイヴェントの模様をWOWOWが中継することになった。イヴェント自体は現地時間で午後2時から9時まで(日本時間19日午前4時~午前11時)に行われ、ブルース・スプリングスティーン、ビヨンセ、メアリー・J・ブライジ、ボノ、ガース・ブルックス、シェリル・クロウ、ジョッシュ・グローバン、ハービー・ハンコック、へザー・ヘッドレー、ジョン・レジェンド、ジェニファー・ネトルズ、ジョン・メレンキャンプ、アッシャー、シャキーラ、ジェームス・テイラー、ウイル・アイ・アム、スティーヴィー・ワンダーらが出演する。
全米では、HBOが生中継。日本の有料・衛星放送WOWOWでは1月24日(土)、17時30分から放送。
+++++
【吉弘千鶴子さん、キング牧師イヴェントでキーボード演奏へ】
日本人キーボード奏者で長くニューオーリンズに住んでいたキーボード奏者、吉弘千鶴子さんが、1月19日(月曜=現地時間)にアトランタで行われるマーティン・ルーサー・キング牧師誕生日イヴェントで、キーボードをプレイする。わざわざ請われて金曜日(16日)に渡米した、という。
ENT>NEWS>
30年。
ずっとマーヴィン・ゲイの翻訳作業で、引きこもり生活が続いている。マーヴィンの話は、近いうちに少しまとめてみたい。その作業中、テレビを音を小さくして流しているのだが、昨日の夜(2009年1月16日・金)、『金曜スマ』で綾小路きみまろの特集をしていた。
そうしたら、彼が出てくるときのテーマが、な、な、なんとインストの「ゲットアウェイ」だった。そう、アース・ウィンド&ファイアーのヒット曲だ。だが、テレビで流れていたのは、たぶん、打ち込みか何かで作ったカヴァーだと思われる。これが流れて、彼がおもむろにステージに飛び出る。アースのではなく、わざわざカヴァー・ヴァージョンを使ってまでこの曲を選んだのには、何か理由があるのだろうか。ただ、ノリがいいから使ったのかな。
しかし、潜伏期間30年、というのがおもしろい。話もおもしろい。ネタをつくるのが全部自分というのもびっくり。「ネタを作ってくれる作家がいないんですよ」とこぼしているのもおもしろい。何よりも、自分の髪の毛がカツラだということをはっきりカミング・アウトしているところもおもしろい。
彼のライヴは約1時間、しゃべりっぱなし。しかも、どこでやってもお客さんが超満員になる。CDもミリオンセラーに。すごい。
途中で、下積み時代に司会をやっていたという新宿のキャバレー、クラブ・ハイツが映った。ああ、ここ、ブラザー・トムさんのリアル・ブラッドのライヴ、以前見たところだ。へえ、あそこで司会やってたんだ。
で、そのトムさん、ブラザー・コーンさん、日曜の『ソウル・ブレンズ』(インターFM=午後3時~5時。コーンさんたちは、4時ころ登場)にゲストで登場です。
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就任式。
オバマ新大統領就任式関連のイヴェントが2009年1月18日(日)から始まるが、そのうちの18日にリンカーン・メモリアル公園で行われるイヴェントの模様をWOWOWが中継することになった。イヴェント自体は現地時間で午後2時から9時まで(日本時間19日午前4時~午前11時)に行われ、ブルース・スプリングスティーン、ビヨンセ、メアリー・J・ブライジ、ボノ、ガース・ブルックス、シェリル・クロウ、ジョッシュ・グローバン、ハービー・ハンコック、へザー・ヘッドレー、ジョン・レジェンド、ジェニファー・ネトルズ、ジョン・メレンキャンプ、アッシャー、シャキーラ、ジェームス・テイラー、ウイル・アイ・アム、スティーヴィー・ワンダーらが出演する。
全米では、HBOが生中継。日本の有料・衛星放送WOWOWでは1月24日(土)、17時30分から放送。
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【吉弘千鶴子さん、キング牧師イヴェントでキーボード演奏へ】
日本人キーボード奏者で長くニューオーリンズに住んでいたキーボード奏者、吉弘千鶴子さんが、1月19日(月曜=現地時間)にアトランタで行われるマーティン・ルーサー・キング牧師誕生日イヴェントで、キーボードをプレイする。わざわざ請われて金曜日(16日)に渡米した、という。
ENT>NEWS>