◎アンジー・ストーン・ライヴ~抑制の効いた良質オールド・スクール・ライヴ
2011年2月11日 音楽◎アンジー・ストーン・ライヴ~抑制の効いた良質オールド・スクール・ライヴ
【Angie Stone Live】
抑制。
2005年にアンジー・ストーンとして初来日。そのときは、インタヴューもして、ライヴを2度見た。その後喉の調子を悪くして、残りの日程をキャンセル、ライヴを見られたことはひじょうにラッキーだった。さらに、2007年11月の来日が、病気のため再度中止に。アンジー・ストーン名義のライヴとしては、5年10ヶ月ぶり2度目ということになる。シークエンス、ヴァーティカル・ホールドを経て、ソロ・シンガー、アンジー・ストーンへ。キャリアは長い。
この日は松尾潔さんのお誘いで、林剛さん、荘治虫(しょう・おさむ)さんと4人で鑑賞。ソウルをエンジョイするには、かなり濃いメンツだ。(笑) バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、これにアンジーという編成。
まさに、ナイル・ロジャーズが語った「オールド・スクール」然とした佇まいであった。リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック。そして、歌をしっかり聴かせる。ちょっと「ミニ・シャカ・カーン」「おとなしいシャカ・カーン」と思ったが、たっぷりソウルがあった。また、二人の女性コーラスもかなりうまい。
思い切りシャウトしない代わりに、抑制の効いた歌唱が、歌物R&Bという印象を強くする。途中、バンドメンバーのソロなども適宜交え、ライヴ・ショーとしてはまとまっている。あちこちに古いソウルのリフが入るが、そうしたオールド・ソウルのヒットは、きっと、アンジー本人のアイデアなのではないかと松尾さんは推測していた。
最後にアンジーに「マイ・ブラザー」と紹介されてステージに男性が登場したが、なんと彼女のフィアンセだそうだ。
なお、コーラスのポーラ・チャンピオンは、あのジェイソン・チャンピオンの奥さん。ということを林さんが指摘、すると、楽屋にEMIのジェイソンの担当者がいた!
楽屋で松尾さんはアンジーと以前からよく知っていた。またアンジーは久保田利伸さんとひじょうに親しいので、「トシは今日、来ないのか」と尋ねていた。松尾さんが、3人を紹介するときに、「most influential music critics」と言ったので、アンジーは「じゃあ、いい事を書いてね(笑)」と言われた。アンジーの名前は、元々は「エンジェル(天使)」だという。ということは、ディアンジェロと二人合わせると、ダブル・エンジェル、二人とも天使だ、という話はそこではしなかったが、その後のソウルバーでした。現在はアトランタに住んでいるという。
前回来日時のライヴ評で、アンジーの生年を1962年くらいかと推定したが、今回試しにウィキを見たら、1961年12月18日生まれと書いてあった。これはきっと正しい。現在49歳だ。だが、とても49には見えない。30代半ばに見える。ほんと若々しい。そういえば、われらがブレンダもとても若く見えるが、シスターは本当に年齢不詳で魅力的だ。ということは、ディアンジェロは1974年2月11日生まれなので、13歳年下(だいたい12歳)ということになる。そして、今日2月11日は、ディアンジェロの37歳の誕生日だ。余談だが、マーヴィン・ゲイと最初の妻アンナ・ゴーディーはアンナが17歳年上だった。
■過去関連記事
2005/03/23 (Wed)
Angie Stone: Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050323.html
2005/03/25 (Fri)
Angie Stone Is Perfect Old-Schooler
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050325.html
■アンジー・ストーン・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6BBA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000SNUNWO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002B57NW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
アンジー・ストーン / Angie Stone(Vocals)
ダネトラ・ムーア / Danetra Moore(Background Vocals)
ポーラ・チャンピオン / Paula Champion(Background Vocals)
カルロス・サイモン / Carlos Simon(Keyboards)
ブランドン・トーマス / Brandon Thomas(Guitar)
デモンテリアス・ローレンス / Demonterious Lawrence(Bass)
カリド・ラマード / Khalid Rahmaad(Drums)
■セットリスト アンジー・ストーン
Setlist : Angie Stone @ Billboard Live Tokyo
show started 19:03
01.Intro (including a riff of Joy & Pain)
02.Play Wit It (including a riff of Sweet Sticky Thing)
03.Thank You
04.Everyday
05.Easier Said Than Done
06.Pissed Off
07.Baby Sometimes
08.Life Story
09.Bottles & Cans
10.I Ain’t Hearing U
11.Maybe
12.Brother
Enc. No More Rain (In This Cloud)
Enc. Wish I Didn’t Miss You
Show ended 20:23
(2011年2月9日木曜、ビルボードライブ東京=アンジー・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Angie
+++++
●マーヴィン・シーズ死去
【Marvin Seas Dies At 64】
訃報。
「キャンディ・リッカー」のヒットで知られるR&B、ブルーズ・シンガー、サザン・ソウル・シンガー、マーヴィン・シーズが2011年2月8日、ミシシッピー州ヴィックスバーグのリヴァー・リジョン・メディカル・センターで死去した。64歳。2月16日の65歳の誕生日8日前に亡くなった。葬儀は2011年2月16日午後1時から、ミシシッピー州ジャクソンのワード・アンド・ワーシップ教会(Word and Worship Church located at 6286 Hanging Moss Rd. in Jackson, Mississippi 39206.)で行われる。1987年4月に一度だけ来日し、ライヴを行ったことがある。
http://news.yahoo.com/s/ap/20110209/ap_en_mu/us_obit_sease
OBITUARY>Seas, Marvin (February 16, 1946 – February 8, 2011, 64 year-old)
【Angie Stone Live】
抑制。
2005年にアンジー・ストーンとして初来日。そのときは、インタヴューもして、ライヴを2度見た。その後喉の調子を悪くして、残りの日程をキャンセル、ライヴを見られたことはひじょうにラッキーだった。さらに、2007年11月の来日が、病気のため再度中止に。アンジー・ストーン名義のライヴとしては、5年10ヶ月ぶり2度目ということになる。シークエンス、ヴァーティカル・ホールドを経て、ソロ・シンガー、アンジー・ストーンへ。キャリアは長い。
この日は松尾潔さんのお誘いで、林剛さん、荘治虫(しょう・おさむ)さんと4人で鑑賞。ソウルをエンジョイするには、かなり濃いメンツだ。(笑) バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、これにアンジーという編成。
まさに、ナイル・ロジャーズが語った「オールド・スクール」然とした佇まいであった。リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック。そして、歌をしっかり聴かせる。ちょっと「ミニ・シャカ・カーン」「おとなしいシャカ・カーン」と思ったが、たっぷりソウルがあった。また、二人の女性コーラスもかなりうまい。
思い切りシャウトしない代わりに、抑制の効いた歌唱が、歌物R&Bという印象を強くする。途中、バンドメンバーのソロなども適宜交え、ライヴ・ショーとしてはまとまっている。あちこちに古いソウルのリフが入るが、そうしたオールド・ソウルのヒットは、きっと、アンジー本人のアイデアなのではないかと松尾さんは推測していた。
最後にアンジーに「マイ・ブラザー」と紹介されてステージに男性が登場したが、なんと彼女のフィアンセだそうだ。
なお、コーラスのポーラ・チャンピオンは、あのジェイソン・チャンピオンの奥さん。ということを林さんが指摘、すると、楽屋にEMIのジェイソンの担当者がいた!
楽屋で松尾さんはアンジーと以前からよく知っていた。またアンジーは久保田利伸さんとひじょうに親しいので、「トシは今日、来ないのか」と尋ねていた。松尾さんが、3人を紹介するときに、「most influential music critics」と言ったので、アンジーは「じゃあ、いい事を書いてね(笑)」と言われた。アンジーの名前は、元々は「エンジェル(天使)」だという。ということは、ディアンジェロと二人合わせると、ダブル・エンジェル、二人とも天使だ、という話はそこではしなかったが、その後のソウルバーでした。現在はアトランタに住んでいるという。
前回来日時のライヴ評で、アンジーの生年を1962年くらいかと推定したが、今回試しにウィキを見たら、1961年12月18日生まれと書いてあった。これはきっと正しい。現在49歳だ。だが、とても49には見えない。30代半ばに見える。ほんと若々しい。そういえば、われらがブレンダもとても若く見えるが、シスターは本当に年齢不詳で魅力的だ。ということは、ディアンジェロは1974年2月11日生まれなので、13歳年下(だいたい12歳)ということになる。そして、今日2月11日は、ディアンジェロの37歳の誕生日だ。余談だが、マーヴィン・ゲイと最初の妻アンナ・ゴーディーはアンナが17歳年上だった。
■過去関連記事
2005/03/23 (Wed)
Angie Stone: Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050323.html
2005/03/25 (Fri)
Angie Stone Is Perfect Old-Schooler
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050325.html
■アンジー・ストーン・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6BBA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000SNUNWO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002B57NW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
アンジー・ストーン / Angie Stone(Vocals)
ダネトラ・ムーア / Danetra Moore(Background Vocals)
ポーラ・チャンピオン / Paula Champion(Background Vocals)
カルロス・サイモン / Carlos Simon(Keyboards)
ブランドン・トーマス / Brandon Thomas(Guitar)
デモンテリアス・ローレンス / Demonterious Lawrence(Bass)
カリド・ラマード / Khalid Rahmaad(Drums)
■セットリスト アンジー・ストーン
Setlist : Angie Stone @ Billboard Live Tokyo
show started 19:03
01.Intro (including a riff of Joy & Pain)
02.Play Wit It (including a riff of Sweet Sticky Thing)
03.Thank You
04.Everyday
05.Easier Said Than Done
06.Pissed Off
07.Baby Sometimes
08.Life Story
09.Bottles & Cans
10.I Ain’t Hearing U
11.Maybe
12.Brother
Enc. No More Rain (In This Cloud)
Enc. Wish I Didn’t Miss You
Show ended 20:23
(2011年2月9日木曜、ビルボードライブ東京=アンジー・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Angie
+++++
●マーヴィン・シーズ死去
【Marvin Seas Dies At 64】
訃報。
「キャンディ・リッカー」のヒットで知られるR&B、ブルーズ・シンガー、サザン・ソウル・シンガー、マーヴィン・シーズが2011年2月8日、ミシシッピー州ヴィックスバーグのリヴァー・リジョン・メディカル・センターで死去した。64歳。2月16日の65歳の誕生日8日前に亡くなった。葬儀は2011年2月16日午後1時から、ミシシッピー州ジャクソンのワード・アンド・ワーシップ教会(Word and Worship Church located at 6286 Hanging Moss Rd. in Jackson, Mississippi 39206.)で行われる。1987年4月に一度だけ来日し、ライヴを行ったことがある。
http://news.yahoo.com/s/ap/20110209/ap_en_mu/us_obit_sease
OBITUARY>Seas, Marvin (February 16, 1946 – February 8, 2011, 64 year-old)