★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第14回~第15回
2011年2月1日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第14回~第15回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月29日から30日までの2日分、写真・キャプション付き。ナイルの音楽趣向の幅広さには驚く。訓練歌からカーティス・メイフィールドまで。存分にお楽しみください。
(写真Youtubeなどに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第14回 Below The Belt ベルト下 (注、ベルトより下=痛いところを尽いた、ひきょうなことをする、ルール違反の=ボクシングなどからきている)
Written on Tuesday, 29 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 29 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/239-walking-on-planet-c-below-the-belt
今日、地元テレビの朝のニュースで、ニュースキャスターが言った。「一部曇り、気温は30度(華氏)、ほぼ氷点下です」 彼が「just below(ほんの少し下)」と言ったとき、ひらめいた。前立腺癌がアメリカの男性を襲う確率はかなり高い。だが、そのことを誰も語らない。それは「下半身(below the waist)」の話はタブーだからだ。確かに、股間周辺の模型を医師の診断室で見たときは、気分のよいものではなかった。
僕の中に巣食っていた寄生虫のことを考えながら、朝のウォーキングにでかけた。フランク・シナトラの「アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」(直訳=君を僕の皮膚の下に手に入れた)が脳裏に浮かんだ。子供の頃、僕はヴァンナイス空港(注1)で、シナトラさんのリアジェット「クリスティーナ2世」を何度か掃除したことがある。
「何々より下~(below)」という言葉が、一日中僕についてまわった。そこで、自然にカーティス・メイフィールドの「イフ・ゼアリズ・ア・ヘル・ビロー」(もし、地獄より下があるなら)を口ずさみ始めた。2番の歌詞は "Hurry - people runnin’ from their worries"(急げ、人々は心配事から逃げている)で始まる。だが、これを歌ってみると、ずいぶんと皮肉に感じた。なぜならこの歌詞は自身が持つ恐怖と面と向かうなと歌っているからだ。そして、ロイ・エヤーズの「ランニング・アウェイ」(逃げる)が僕の脳内ターンテーブルで回り始めた。ある夜、僕とリック・ジェームスはエンパイアー・ホテルのスイートルームでやっていたパーティーでこの曲を何度も何度も繰り返して聴いていた。
If There’s A Hell Below / Curtis Mayfield
http://www.youtube.com/watch?v=l2cTc7DofrA
Running Away / Roy Ayers
僕は、ドラッグが彼の命を奪うまではパンク・ファンクの王者がどれほどかっこよかったかに思いを馳せた。リック・ジェームスの作品「バスティン・アウト」を歌い始めた。というのも、僕の医師が「癌というのは、転移しようとするものだ(カプセルから飛び出そうとするものだ)」と言ったからだ。これを聞いて僕は、リドリー・スコットの映画『エイリアン』で男たちの胸から小さな生物が飛び出してくる様子を思い浮かべた。リドリー・スコットとは、映画『テルマ・アンド・ルイーズ』で一緒に仕事をした。ルイーズはレイプされそうになった男の下半身を撃ち、はるばるメキシコまで逃亡した。テキサスでの忌まわしい過去と向き合いたくなかったからだ。
Bustin’ Out / Rick James
Thelma & Louise
http://www.youtube.com/watch?v=YsgnG-TNXPk
僕は逃げようとは思わない。僕は真正面から癌と向き合いたい。僕は強くあろうとしている。だが、そうしようと思っても、連続する痛みが僕の気を張り詰め、弱気にさせてしまう。それはあたかも僕が下半身を、ルールも関係なく激しく打たれたからのようだ。
(注1) ヴァンナイス空港は、カリフォルニア州ヴァンナイスにあるプライヴェート飛行機用の空港。一般の飛行機は使用していない。
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第15回 Weekend Warrior 予備役兵
Written on Tuesday, 30 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 30 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/240-walking-on-planet-c-weekend-warrior
今朝起きると外の天気は、僕同様、暗く憂鬱な感じだった。昨夜眠りにつく前、僕はとても落ち込んでいた。手術後の症状が僕に重くのしかかり始めていたのだ。再び僕は自分自身を不憫に思い、なんとか前向きになる必要があった。再度、前立腺癌手術前、手術後の心得(注1)を読み返した。癌の根治手術後にもっともベストな結果を得るためにどうしたらいいか、そのひじょうに厳格なガイドが示されていた。そうだ、基本に戻るときがやってきた。やはりウォーキングだ。
僕は決して(ウォークマン、アイパッドなどの)ミュージックプレイヤーは持って歩かない。というのは、頭の中に膨大な量のプレイリストがあるからだ。僕はいつでも、曲も、曲のテンポも瞬時に変えられる。実は脳内の小さな声が鬼軍曹のようにしゃべりかけてくるのだ。(本当に驚いているかな?) 「ロジャーズ兵卒!」と鬼軍曹の声がする。僕は答える。「イエス・サー、イエス・サー」 そして、僕はデュラン・デュランのサイモン・ルボンからのツイートに返事を書いて、街に出た。
デュラン・デュランに初めて会ったのは1980年代初頭のことだ。彼らがブロンディーとツアーをしており、ブロンディーのマネージャーが高校からの友人トビー・マミズという人物だった。彼は、僕がプログレシヴ・フュージョン・ブルーズ・ロック・バンド「ニュー・ワールド・ライジング」をやっていた頃、僕のマネージャーだったのだ。
僕たちは西70丁目の「ウンガノズ」というクラブで演奏することになっていた。だが、そのクラブ・オウナーは僕たちがただそこでプレイするだけなのに、バンド自体のマネージメント契約を結びたがった。僕たちは機材を全てもって地下鉄に逃げ込んだ。そのウンガノの代わりに、我々は「マクセズ・カンザス・シティー」というクラブでプレイするようになった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが長期間ハウス・バンドとしてやった直後のことだ。この仕事を取れたのはトビーのおかげだ。
今日、僕は膨大な量の雪が解けてできた大きな水溜りを歩いた。軍の訓練歌は、いつも僕のお気に入りだ。ブロンディーのリード・シンガー、デビー・ハリー(マクセズ・カンザス・シティーの元ウェイトレス)は、『クー・クー』というソロ・アルバム(ナイルのプロデュース)を出したが、このアルバムで、駈け足行進のような「ミリタリー・ラップ」という曲を一緒に作った。訓練歌を元に作った曲は他にもある。シックの「シック・チアー」だ。シックと言えば、ちょうどメンバーのアルファ・アンダーソンからフェイスブックにメッセージを受け取ったところだ。
Military Rap / Debbie Harry
Chic Cheer / Chic (Live At Budoukan)
あれからもう何年も経っているが、僕は依然予備役兵にすぎないようだ。足を出して、はじめ~~っ
(注1)Prostate Bootcamp: A-Ten-Hut =前立腺癌の特訓・研修 A-Ten-Hut は軍隊用語でAttention! 「気をつけ!」あるいは、「注意喚起」「注目!」といったニュアンス。癌に対する心得集。
Walking On Planet C>14, 15
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月29日から30日までの2日分、写真・キャプション付き。ナイルの音楽趣向の幅広さには驚く。訓練歌からカーティス・メイフィールドまで。存分にお楽しみください。
(写真Youtubeなどに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第14回 Below The Belt ベルト下 (注、ベルトより下=痛いところを尽いた、ひきょうなことをする、ルール違反の=ボクシングなどからきている)
Written on Tuesday, 29 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 29 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/239-walking-on-planet-c-below-the-belt
今日、地元テレビの朝のニュースで、ニュースキャスターが言った。「一部曇り、気温は30度(華氏)、ほぼ氷点下です」 彼が「just below(ほんの少し下)」と言ったとき、ひらめいた。前立腺癌がアメリカの男性を襲う確率はかなり高い。だが、そのことを誰も語らない。それは「下半身(below the waist)」の話はタブーだからだ。確かに、股間周辺の模型を医師の診断室で見たときは、気分のよいものではなかった。
僕の中に巣食っていた寄生虫のことを考えながら、朝のウォーキングにでかけた。フランク・シナトラの「アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」(直訳=君を僕の皮膚の下に手に入れた)が脳裏に浮かんだ。子供の頃、僕はヴァンナイス空港(注1)で、シナトラさんのリアジェット「クリスティーナ2世」を何度か掃除したことがある。
「何々より下~(below)」という言葉が、一日中僕についてまわった。そこで、自然にカーティス・メイフィールドの「イフ・ゼアリズ・ア・ヘル・ビロー」(もし、地獄より下があるなら)を口ずさみ始めた。2番の歌詞は "Hurry - people runnin’ from their worries"(急げ、人々は心配事から逃げている)で始まる。だが、これを歌ってみると、ずいぶんと皮肉に感じた。なぜならこの歌詞は自身が持つ恐怖と面と向かうなと歌っているからだ。そして、ロイ・エヤーズの「ランニング・アウェイ」(逃げる)が僕の脳内ターンテーブルで回り始めた。ある夜、僕とリック・ジェームスはエンパイアー・ホテルのスイートルームでやっていたパーティーでこの曲を何度も何度も繰り返して聴いていた。
If There’s A Hell Below / Curtis Mayfield
http://www.youtube.com/watch?v=l2cTc7DofrA
Running Away / Roy Ayers
僕は、ドラッグが彼の命を奪うまではパンク・ファンクの王者がどれほどかっこよかったかに思いを馳せた。リック・ジェームスの作品「バスティン・アウト」を歌い始めた。というのも、僕の医師が「癌というのは、転移しようとするものだ(カプセルから飛び出そうとするものだ)」と言ったからだ。これを聞いて僕は、リドリー・スコットの映画『エイリアン』で男たちの胸から小さな生物が飛び出してくる様子を思い浮かべた。リドリー・スコットとは、映画『テルマ・アンド・ルイーズ』で一緒に仕事をした。ルイーズはレイプされそうになった男の下半身を撃ち、はるばるメキシコまで逃亡した。テキサスでの忌まわしい過去と向き合いたくなかったからだ。
Bustin’ Out / Rick James
Thelma & Louise
http://www.youtube.com/watch?v=YsgnG-TNXPk
僕は逃げようとは思わない。僕は真正面から癌と向き合いたい。僕は強くあろうとしている。だが、そうしようと思っても、連続する痛みが僕の気を張り詰め、弱気にさせてしまう。それはあたかも僕が下半身を、ルールも関係なく激しく打たれたからのようだ。
(注1) ヴァンナイス空港は、カリフォルニア州ヴァンナイスにあるプライヴェート飛行機用の空港。一般の飛行機は使用していない。
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第15回 Weekend Warrior 予備役兵
Written on Tuesday, 30 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 30 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/240-walking-on-planet-c-weekend-warrior
今朝起きると外の天気は、僕同様、暗く憂鬱な感じだった。昨夜眠りにつく前、僕はとても落ち込んでいた。手術後の症状が僕に重くのしかかり始めていたのだ。再び僕は自分自身を不憫に思い、なんとか前向きになる必要があった。再度、前立腺癌手術前、手術後の心得(注1)を読み返した。癌の根治手術後にもっともベストな結果を得るためにどうしたらいいか、そのひじょうに厳格なガイドが示されていた。そうだ、基本に戻るときがやってきた。やはりウォーキングだ。
僕は決して(ウォークマン、アイパッドなどの)ミュージックプレイヤーは持って歩かない。というのは、頭の中に膨大な量のプレイリストがあるからだ。僕はいつでも、曲も、曲のテンポも瞬時に変えられる。実は脳内の小さな声が鬼軍曹のようにしゃべりかけてくるのだ。(本当に驚いているかな?) 「ロジャーズ兵卒!」と鬼軍曹の声がする。僕は答える。「イエス・サー、イエス・サー」 そして、僕はデュラン・デュランのサイモン・ルボンからのツイートに返事を書いて、街に出た。
デュラン・デュランに初めて会ったのは1980年代初頭のことだ。彼らがブロンディーとツアーをしており、ブロンディーのマネージャーが高校からの友人トビー・マミズという人物だった。彼は、僕がプログレシヴ・フュージョン・ブルーズ・ロック・バンド「ニュー・ワールド・ライジング」をやっていた頃、僕のマネージャーだったのだ。
僕たちは西70丁目の「ウンガノズ」というクラブで演奏することになっていた。だが、そのクラブ・オウナーは僕たちがただそこでプレイするだけなのに、バンド自体のマネージメント契約を結びたがった。僕たちは機材を全てもって地下鉄に逃げ込んだ。そのウンガノの代わりに、我々は「マクセズ・カンザス・シティー」というクラブでプレイするようになった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが長期間ハウス・バンドとしてやった直後のことだ。この仕事を取れたのはトビーのおかげだ。
今日、僕は膨大な量の雪が解けてできた大きな水溜りを歩いた。軍の訓練歌は、いつも僕のお気に入りだ。ブロンディーのリード・シンガー、デビー・ハリー(マクセズ・カンザス・シティーの元ウェイトレス)は、『クー・クー』というソロ・アルバム(ナイルのプロデュース)を出したが、このアルバムで、駈け足行進のような「ミリタリー・ラップ」という曲を一緒に作った。訓練歌を元に作った曲は他にもある。シックの「シック・チアー」だ。シックと言えば、ちょうどメンバーのアルファ・アンダーソンからフェイスブックにメッセージを受け取ったところだ。
Military Rap / Debbie Harry
Chic Cheer / Chic (Live At Budoukan)
あれからもう何年も経っているが、僕は依然予備役兵にすぎないようだ。足を出して、はじめ~~っ
(注1)Prostate Bootcamp: A-Ten-Hut =前立腺癌の特訓・研修 A-Ten-Hut は軍隊用語でAttention! 「気をつけ!」あるいは、「注意喚起」「注目!」といったニュアンス。癌に対する心得集。
Walking On Planet C>14, 15
○「ソウル・サーチン・ザ・セッション~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」リハーサル
【Soul Searchin The Session: A Tribute To Quincy Jones Will Be Held Thursday & Friday】
いよいよ。
今週木曜(3日)と金曜(4日)に行われる音楽イヴェント「ソウル・サーチン:ザ・セッション(Vol.9)」、クインシー・ジョーンズ・トリビュートのリハーサルが31日(月)、都内で行われた。この日は出演者全員が一同に顔を揃え、3日と4日に演奏する楽曲のリハーサル。バンドとヴォーカル陣全員が集合するので、かなりの大所帯となった。バンド7人、ヴォーカル3人、ゲスト3の13人。
メドレーの中の曲もカウントすると全26曲。いやあ、大仕事、大仕事。しかし、リハスタの中でこのメンバーが奏でる音の中にいると、本当にこのイヴェント自体をクインシーに見せたくなる。日本でクインシー・トリビュートなんて、いままでやったことないので、日本初のクインシー・トリビュートになる。
バラードあり、ミディアム調のダンス曲あり、ビッグバンド曲ありと、実に多彩なクインシー・ワールドが繰り広げられる。クインシー・ジョーンズという名前は、一般的には知られていないようだが、彼がプロデュースをてがけた作品群は普通のポップスファンなら誰でも知っている。もちろん最大のヒットは、マイケル・ジャクソンだが、そのほかにもシャカ・カーン、パティー・オースティン、レイ・チャールズ、ジェームス・イングラム、ブラザーズ・ジョンソン、ジョージ・ベンソンなどヒット曲は無数ある。
ケイリブによると、ビッグバンド曲、たとえば、「グラ・マタリ」などは、メンバーも実に苦労している。テンポや譜面割りできちっと拍数がきまっていないという。
ベースの息才(そくさい)さんは、今回初めてお会いし、プレイを聴いたが、とてもいいベースをプレイする。アメリカにいた頃は、ジョン・レジェンドの初期ツアーを数本てがけたという。ファースト・アルバム直後だったそうだ。息才さんは昨年、本拠をニューヨークから日本に移した。ちなみに、リハーサル2回とも、彼は(僕の次に)ミュージシャンの中で1番最初にスタジオに現れた。それだけでも素晴らしい。きっと、スタジオ、ライヴとこれからどんどん売れっ子になっていくだろう。
ドラムスの高田真さんは、まさにジョン・ロビンソン、スティーヴ・ガッドの生き写しのように、ベース息才さんはルイス・ジョンソン、ギターのマサコハマはポール・ジャクソン、キーボードのケイリブやフィリップは、グレッグ・フィリンゲインズのような存在になる。
ヴォーカル陣の有坂美香さん、オリヴィア、サユリー、そしてゲストでユリ、ファイアーリリー(元マル)などもそれぞれ、フルで歌う曲があり、どれもじっくり聴かせる。ソウル・サーチンには初登場のサックスのアンディー・ウルフはサックスのほか、フルートも聴かせ多彩なところを見せる。
リハでその音を聴いていると、やはりライヴ・ミュージックというのはなんともいえない魅力があるということをつくづく感じる。
今回で9回目になるが、クインシー・ジョーンズの「ソウル・サーチン」はこれまでで最高のライヴになるような気配がしている。
「ソウル・サーチン」は、2月3日と4日、目黒・ブルース・アレイ。ぜひ彼らの生の演奏を聴きにいらしてください。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとしていましたが、明日2日まで延長します
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
【Soul Searchin The Session: A Tribute To Quincy Jones Will Be Held Thursday & Friday】
いよいよ。
今週木曜(3日)と金曜(4日)に行われる音楽イヴェント「ソウル・サーチン:ザ・セッション(Vol.9)」、クインシー・ジョーンズ・トリビュートのリハーサルが31日(月)、都内で行われた。この日は出演者全員が一同に顔を揃え、3日と4日に演奏する楽曲のリハーサル。バンドとヴォーカル陣全員が集合するので、かなりの大所帯となった。バンド7人、ヴォーカル3人、ゲスト3の13人。
メドレーの中の曲もカウントすると全26曲。いやあ、大仕事、大仕事。しかし、リハスタの中でこのメンバーが奏でる音の中にいると、本当にこのイヴェント自体をクインシーに見せたくなる。日本でクインシー・トリビュートなんて、いままでやったことないので、日本初のクインシー・トリビュートになる。
バラードあり、ミディアム調のダンス曲あり、ビッグバンド曲ありと、実に多彩なクインシー・ワールドが繰り広げられる。クインシー・ジョーンズという名前は、一般的には知られていないようだが、彼がプロデュースをてがけた作品群は普通のポップスファンなら誰でも知っている。もちろん最大のヒットは、マイケル・ジャクソンだが、そのほかにもシャカ・カーン、パティー・オースティン、レイ・チャールズ、ジェームス・イングラム、ブラザーズ・ジョンソン、ジョージ・ベンソンなどヒット曲は無数ある。
ケイリブによると、ビッグバンド曲、たとえば、「グラ・マタリ」などは、メンバーも実に苦労している。テンポや譜面割りできちっと拍数がきまっていないという。
ベースの息才(そくさい)さんは、今回初めてお会いし、プレイを聴いたが、とてもいいベースをプレイする。アメリカにいた頃は、ジョン・レジェンドの初期ツアーを数本てがけたという。ファースト・アルバム直後だったそうだ。息才さんは昨年、本拠をニューヨークから日本に移した。ちなみに、リハーサル2回とも、彼は(僕の次に)ミュージシャンの中で1番最初にスタジオに現れた。それだけでも素晴らしい。きっと、スタジオ、ライヴとこれからどんどん売れっ子になっていくだろう。
ドラムスの高田真さんは、まさにジョン・ロビンソン、スティーヴ・ガッドの生き写しのように、ベース息才さんはルイス・ジョンソン、ギターのマサコハマはポール・ジャクソン、キーボードのケイリブやフィリップは、グレッグ・フィリンゲインズのような存在になる。
ヴォーカル陣の有坂美香さん、オリヴィア、サユリー、そしてゲストでユリ、ファイアーリリー(元マル)などもそれぞれ、フルで歌う曲があり、どれもじっくり聴かせる。ソウル・サーチンには初登場のサックスのアンディー・ウルフはサックスのほか、フルートも聴かせ多彩なところを見せる。
リハでその音を聴いていると、やはりライヴ・ミュージックというのはなんともいえない魅力があるということをつくづく感じる。
今回で9回目になるが、クインシー・ジョーンズの「ソウル・サーチン」はこれまでで最高のライヴになるような気配がしている。
「ソウル・サーチン」は、2月3日と4日、目黒・ブルース・アレイ。ぜひ彼らの生の演奏を聴きにいらしてください。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとしていましたが、明日2日まで延長します
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第16回~第17回
2011年2月3日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第16回~第17回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月31日から2月1日までの2日分、写真・キャプション付き。存分にお楽しみください。
(写真、Youtubeに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
#16 I Didn’t See It Coming 予期できず~セントラル・パークの思い出
Written on Monday, 31 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 31 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/241-walking-on-planet-c-i-didnt-see-it-coming
今日の天気は華氏40度(摂氏4.4度)近くに上がるはずだった。雪に覆われた街は一瞬にして元の姿を現す。僕も同様に元の姿に戻れるような気分になってきた。癌手術以来、今日は最高の気分だった。そこで、いつもの朝5時にブログをアップするともう一度眠りについた。
その後、この「プラネットC(癌惑星)」(癌とともに生きる人生の意味)という言葉の生みの親である医師からの電話で目を覚ました。彼も癌からのサヴァイヴァー(生き残り)であり、古くからの友人だ。子供の頃から僕たちはヒッピーだったが、あの頃はみんながヒッピーだった。当時一番よく遊んでいたのはセントラル・パークだった。パークは今僕が住んでいる所からそれほど遠くないので、かつての僕の「基地」(ホームベース)をふらりと訪れてみた。
音楽はいつも僕の頭の中で鳴っていて、僕が見たり、感じたりしたことに強く影響されている。ちょうどスライ&ザ・ファミリー・ストーンが脳内でプレイされていた。そして、僕はかつてセントラル・パークで見てきたたくさんのアーティストに思いを馳せていた。
1969年の人類月面着陸もそこで見た。初めての「アース・デイ」(1970年4月22日)にも出た。ニーナ・シモン、ジェフ・ベック、ダイアナ・ロス、フリートウッド・マック、サイモン&ガーファンクル、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ジョン・セバスチャン、ロバータ・フラック、スライ、ジョニー・マティスも見た。セントラル・パークが奏でる多様性あふれる音楽の宇宙に生息する多くのアーティストたちをそこで見たのだ。
僕はまた、パークである曲のコーラス(サビ部分)も書いた。それは後に僕のバンドとなるシックの「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」となる曲だ。この曲は、古くからの友人であるそのヒッピー/医師が、セントラル・パークの門限を破ったことで警官に殴られた日に書いた。彼はLSDでトリップしていたために、警官の命令が理解できなかった。警官たちは彼をボコボコにやっつけたが、彼はなぜ殴られたかその理由さえわからなかった。僕もトリップしていたが、なんとか彼の様子を見に警察に行こうとした。しかし、僕もふらふらで、建物に一歩近づこうとしても、建物もまた僕から一歩離れて行く有様だった。幻覚でどこにも進めなかったのだ。やっとの思いでセントラル・パークを抜け出したとき、自分自身にこう言ったのだ。「ついに、僕は自由になった、解放された(At last, I am free)」。
あの頃、僕たちは将来どうなるかなどまったく予期できなかった。しかし、彼は医師になり、僕はプロのミュージシャンになった。
癌とは、あらゆるレヴェルで人生を変化させるものだ。彼が警官から暴行を受けたとき、それは彼も僕もまったく予期できなかった。そして彼が癌に侵されたときもまったく予期できなかった。だが、僕はこれからは、何が起こるのか、厳重に見張ることにする。
Nile Rodgers’ BioClip™ from REDfish9 on Vimeo.
#17 Big Time! 大きな成功!
Written on Tuesday, 1 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 1 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/242-walking-on-planet-c-big-time
昨夜寝ている間、僕は狂ったような癌の悪夢を見ていた。それは甲高い叫び声で突然途切れた。ジャスティン・ビーバーがNBCテレビの『トゥデイ・ショー』に出ていて、その叫び声は、彼のファンが叫んでいたものだった。彼は若い頃どのようにして音楽の道に入ったか語っていた。ドラムスから始めたという。僕は、彼の音楽は今の時代のメジャーなポップスだと思っていた。ドラムスやドラマーは、現代のメジャーなポップスでとても重要な位置を占める。家を出るときには、僕の脳は(ドラムのリズムで)かなり揺れ動いていた。
容赦ない華氏17度(摂氏マイナス7.7度)の冷徹な空気の中、僕はウォーキングにでかけた。風による体感温度の寒さはメジャーなポップスのドラム音で包み込まれた。ザ・サファリスの「ワイプアウト」、「ホール・ロッタ・ラヴ」のジョン・ボーナム(レッド・ゼッペリン)のドラム・ソロ、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」、パワー・ステーションの「サム・ライク・イット・ホット」のトニー・トンプソンによるオープニング部分。その他多くの作品を足早に進みながら聴いた。たくさんの個性的なドラム・リフを口ずさんだあと、僕は友人でもあるナラダ・マイケル・ウォルデンのことを思い浮かべた。ポップ・ミュージックに対して鋭いセンスを持つ多芸な素晴らしいドラマーの一人だ。
僕がマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』のアルバムをプロデュースしたとき、彼女がプロデュースを依頼しようとした僕以外の唯一のプロデューサーがナラダだった。『ライク・ア・ヴァージン』は僕の最大のメジャーなポップ・アルバムだが、マドンナも、ナラダも、そして僕もみないわゆるアンダーグラウンドの音楽シーンから出てきた。僕たちは成功するまでに、何年もがんばってきた。かなり大変だったが、売れないアーティストというものは、アンダーグラウンドの世界で何とか生き延びる術を身につけるものだ。今日のアーティストたちは、成功するのがかつてより簡単なのか、それとも難しくなっているのか、どうなのだろう?
もし成功すれば、相当大きな成功を得られるように見える。だが、自分がやりたい音楽をやってなんとか生き延びる方法はあるのだろうか。不思議なことだが、そんなことを考えていたら、癌にどう向き合うか、僕は新しい見方を思いついた。つまり、それがどれほど難しいかに関係なく、癌となんとかだましだましやってぎりぎり生きていくわけにはいかない、僕は癌を完璧に克服し、大きな成功を果たしたいのだ、という決意だ!
Walking On Planet C>16, I Didn’t See It Coming, 17 Big Time!
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月31日から2月1日までの2日分、写真・キャプション付き。存分にお楽しみください。
(写真、Youtubeに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
#16 I Didn’t See It Coming 予期できず~セントラル・パークの思い出
Written on Monday, 31 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 31 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/241-walking-on-planet-c-i-didnt-see-it-coming
今日の天気は華氏40度(摂氏4.4度)近くに上がるはずだった。雪に覆われた街は一瞬にして元の姿を現す。僕も同様に元の姿に戻れるような気分になってきた。癌手術以来、今日は最高の気分だった。そこで、いつもの朝5時にブログをアップするともう一度眠りについた。
その後、この「プラネットC(癌惑星)」(癌とともに生きる人生の意味)という言葉の生みの親である医師からの電話で目を覚ました。彼も癌からのサヴァイヴァー(生き残り)であり、古くからの友人だ。子供の頃から僕たちはヒッピーだったが、あの頃はみんながヒッピーだった。当時一番よく遊んでいたのはセントラル・パークだった。パークは今僕が住んでいる所からそれほど遠くないので、かつての僕の「基地」(ホームベース)をふらりと訪れてみた。
音楽はいつも僕の頭の中で鳴っていて、僕が見たり、感じたりしたことに強く影響されている。ちょうどスライ&ザ・ファミリー・ストーンが脳内でプレイされていた。そして、僕はかつてセントラル・パークで見てきたたくさんのアーティストに思いを馳せていた。
1969年の人類月面着陸もそこで見た。初めての「アース・デイ」(1970年4月22日)にも出た。ニーナ・シモン、ジェフ・ベック、ダイアナ・ロス、フリートウッド・マック、サイモン&ガーファンクル、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ジョン・セバスチャン、ロバータ・フラック、スライ、ジョニー・マティスも見た。セントラル・パークが奏でる多様性あふれる音楽の宇宙に生息する多くのアーティストたちをそこで見たのだ。
僕はまた、パークである曲のコーラス(サビ部分)も書いた。それは後に僕のバンドとなるシックの「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」となる曲だ。この曲は、古くからの友人であるそのヒッピー/医師が、セントラル・パークの門限を破ったことで警官に殴られた日に書いた。彼はLSDでトリップしていたために、警官の命令が理解できなかった。警官たちは彼をボコボコにやっつけたが、彼はなぜ殴られたかその理由さえわからなかった。僕もトリップしていたが、なんとか彼の様子を見に警察に行こうとした。しかし、僕もふらふらで、建物に一歩近づこうとしても、建物もまた僕から一歩離れて行く有様だった。幻覚でどこにも進めなかったのだ。やっとの思いでセントラル・パークを抜け出したとき、自分自身にこう言ったのだ。「ついに、僕は自由になった、解放された(At last, I am free)」。
あの頃、僕たちは将来どうなるかなどまったく予期できなかった。しかし、彼は医師になり、僕はプロのミュージシャンになった。
癌とは、あらゆるレヴェルで人生を変化させるものだ。彼が警官から暴行を受けたとき、それは彼も僕もまったく予期できなかった。そして彼が癌に侵されたときもまったく予期できなかった。だが、僕はこれからは、何が起こるのか、厳重に見張ることにする。
Nile Rodgers’ BioClip™ from REDfish9 on Vimeo.
#17 Big Time! 大きな成功!
Written on Tuesday, 1 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 1 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/242-walking-on-planet-c-big-time
昨夜寝ている間、僕は狂ったような癌の悪夢を見ていた。それは甲高い叫び声で突然途切れた。ジャスティン・ビーバーがNBCテレビの『トゥデイ・ショー』に出ていて、その叫び声は、彼のファンが叫んでいたものだった。彼は若い頃どのようにして音楽の道に入ったか語っていた。ドラムスから始めたという。僕は、彼の音楽は今の時代のメジャーなポップスだと思っていた。ドラムスやドラマーは、現代のメジャーなポップスでとても重要な位置を占める。家を出るときには、僕の脳は(ドラムのリズムで)かなり揺れ動いていた。
容赦ない華氏17度(摂氏マイナス7.7度)の冷徹な空気の中、僕はウォーキングにでかけた。風による体感温度の寒さはメジャーなポップスのドラム音で包み込まれた。ザ・サファリスの「ワイプアウト」、「ホール・ロッタ・ラヴ」のジョン・ボーナム(レッド・ゼッペリン)のドラム・ソロ、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」、パワー・ステーションの「サム・ライク・イット・ホット」のトニー・トンプソンによるオープニング部分。その他多くの作品を足早に進みながら聴いた。たくさんの個性的なドラム・リフを口ずさんだあと、僕は友人でもあるナラダ・マイケル・ウォルデンのことを思い浮かべた。ポップ・ミュージックに対して鋭いセンスを持つ多芸な素晴らしいドラマーの一人だ。
僕がマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』のアルバムをプロデュースしたとき、彼女がプロデュースを依頼しようとした僕以外の唯一のプロデューサーがナラダだった。『ライク・ア・ヴァージン』は僕の最大のメジャーなポップ・アルバムだが、マドンナも、ナラダも、そして僕もみないわゆるアンダーグラウンドの音楽シーンから出てきた。僕たちは成功するまでに、何年もがんばってきた。かなり大変だったが、売れないアーティストというものは、アンダーグラウンドの世界で何とか生き延びる術を身につけるものだ。今日のアーティストたちは、成功するのがかつてより簡単なのか、それとも難しくなっているのか、どうなのだろう?
もし成功すれば、相当大きな成功を得られるように見える。だが、自分がやりたい音楽をやってなんとか生き延びる方法はあるのだろうか。不思議なことだが、そんなことを考えていたら、癌にどう向き合うか、僕は新しい見方を思いついた。つまり、それがどれほど難しいかに関係なく、癌となんとかだましだましやってぎりぎり生きていくわけにはいかない、僕は癌を完璧に克服し、大きな成功を果たしたいのだ、という決意だ!
Walking On Planet C>16, I Didn’t See It Coming, 17 Big Time!
◎ソウル・サーチン、始まる~ライヴは今日も
2011年2月4日 音楽◎ソウル・サーチン、始まる~ライヴは今日も
【Soul Searchin: A Tribute To Quincy Jones Started】
Q。
毎回一組のソウル・レジェンドにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の1日目が2月3日(木)、目黒のブルース・アレイで始まった。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
3日間の集中リハーサル、当日午後のリハーサルを経ていよいよ固まり、本番はしっかりしたパフォーマンスでほぼ満員の観客を興奮させた。
今回はクインシーということもあり、ジャズ・インストゥルメンタル曲もあり、ミュージシャンを苦労させたが、実にかっこよく見せた。インスト曲では、「アイアンサイド」「キラー・ジョー」、「Q」、「サイドワインダー」、「グラ・マタリ」など。この日のゲスト、マル改めファイアーリリーは「ロック・ウィズ・ユー」をブランディー・ヴァージョンで、また「エヴリシング・マスト・チェンジ」をしっとりと歌い上げた。さらに、ケイリブとのデュエットで「ベイビー・カム・トゥ・ミー」でムードたっぷりに歌った。ファイアーリリーは今日2月4日、自身のリリース・ライヴを渋谷エイジアで行う。
またレイ・チャールズ以来連続ゲスト記録を持つ木下航志は、今回はレイ・チャールズの持ち歌「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト(夜の大捜査線)」に挑戦。まさに日本のレイ・チャールズ/スティーヴィー・ワンダーぶりを見せた。
メドレーで、オリヴィア(「ラズマタズ」)、有坂美香(「ムーディーズ・ムード」=白眉の出来)、サユリー(「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」)もそれぞれしっかりと見事な歌唱。最後はアンコールで「スタッフ・ライク・ザット」を全員で大合唱。大いに盛り上がった。
トークではプロデューサーとして売れっ子の松尾潔氏が登壇。クインシーに会ったときの話などをおもしろく聞かせた。
セットリストなど詳細は明日付けのブログでご紹介します。
+++++
急遽Ustream中継敢行~ライヴはアーカイブも
昨日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。「ソウル・サーチン・ライヴ」は、今日(2月4日)も目黒ブルース・アレイで行われる。Uストリームをごらんになって実際のライヴを体感したくなったら、ぜひライヴ会場に足を運んでください。
パート1(第一部)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
パート2(第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
+++++
2011年2月1日夜、吉岡正晴がゲスト出演した『大西貴文のザ・ナイト』の番組を試しに期間限定でアップしてみます。クインシー・ジョーンズの話、今度の「ソウル・サーチン」のイヴェントの話、出演者の話などをしています。
パート1 (9分30秒くらいから23分くらいまで) http://bit.ly/hYMWvx
パート2 http://bit.ly/hnDzMO (約30分)
+++++
「ソウル・サーチン」は、2月4日(金)も行われる。当日券は直接ブルース・アレイにお申し込みください。予約番号、03-5740-6041 お店の電話番号03-5496-4381。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
【Soul Searchin: A Tribute To Quincy Jones Started】
Q。
毎回一組のソウル・レジェンドにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の1日目が2月3日(木)、目黒のブルース・アレイで始まった。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
3日間の集中リハーサル、当日午後のリハーサルを経ていよいよ固まり、本番はしっかりしたパフォーマンスでほぼ満員の観客を興奮させた。
今回はクインシーということもあり、ジャズ・インストゥルメンタル曲もあり、ミュージシャンを苦労させたが、実にかっこよく見せた。インスト曲では、「アイアンサイド」「キラー・ジョー」、「Q」、「サイドワインダー」、「グラ・マタリ」など。この日のゲスト、マル改めファイアーリリーは「ロック・ウィズ・ユー」をブランディー・ヴァージョンで、また「エヴリシング・マスト・チェンジ」をしっとりと歌い上げた。さらに、ケイリブとのデュエットで「ベイビー・カム・トゥ・ミー」でムードたっぷりに歌った。ファイアーリリーは今日2月4日、自身のリリース・ライヴを渋谷エイジアで行う。
またレイ・チャールズ以来連続ゲスト記録を持つ木下航志は、今回はレイ・チャールズの持ち歌「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト(夜の大捜査線)」に挑戦。まさに日本のレイ・チャールズ/スティーヴィー・ワンダーぶりを見せた。
メドレーで、オリヴィア(「ラズマタズ」)、有坂美香(「ムーディーズ・ムード」=白眉の出来)、サユリー(「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」)もそれぞれしっかりと見事な歌唱。最後はアンコールで「スタッフ・ライク・ザット」を全員で大合唱。大いに盛り上がった。
トークではプロデューサーとして売れっ子の松尾潔氏が登壇。クインシーに会ったときの話などをおもしろく聞かせた。
セットリストなど詳細は明日付けのブログでご紹介します。
+++++
急遽Ustream中継敢行~ライヴはアーカイブも
昨日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。「ソウル・サーチン・ライヴ」は、今日(2月4日)も目黒ブルース・アレイで行われる。Uストリームをごらんになって実際のライヴを体感したくなったら、ぜひライヴ会場に足を運んでください。
パート1(第一部)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
パート2(第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
+++++
2011年2月1日夜、吉岡正晴がゲスト出演した『大西貴文のザ・ナイト』の番組を試しに期間限定でアップしてみます。クインシー・ジョーンズの話、今度の「ソウル・サーチン」のイヴェントの話、出演者の話などをしています。
パート1 (9分30秒くらいから23分くらいまで) http://bit.ly/hYMWvx
パート2 http://bit.ly/hnDzMO (約30分)
+++++
「ソウル・サーチン」は、2月4日(金)も行われる。当日券は直接ブルース・アレイにお申し込みください。予約番号、03-5740-6041 お店の電話番号03-5496-4381。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
◎ ソウル・サーチン Vol.Q:ご来場感謝
2011年2月5日 音楽◎ソウル・サーチン Vol.Q:ご来場感謝
【Thanks For Joining Soul Searchin: Quincy Jones Tribute】
多入り満員。
「ソウル・サーチン:トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ」が、2月3日、4日、目黒のブルース・アレイで無事終了した。両日とも密度の濃いライヴとトークを繰り広げられた。ご来場いただいた方、ありがとうございます。シャカ・カーンをキャンセルしていらっしゃったファンの方、Uストリームやツイッター、フェイスブックを見て会場にいらした方、ありがとうございます。残念ながらいらっしゃれなかった方、ぜひ次回はおはこびください。
初日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。
いくつか初日後にきいた感想。
「ヨシオカさん、素晴らしいショーだ。もっとやって、毎月とか。これは番組にできないの?」(DJカマサミ・コングさん)
「クオリティー高いねえ。日本にもこんなミュージシャンたちがいるんですね。驚いた。次回も必ず来る」(今回初めてソウル・サーチンを見たライヴ・ゴーアーSさん)
「ワンダフル・ショー!」(ゲイリー・アドキンスさん)
「グレイト・ショー! マサハル、「シークレット・ガーデン」はやらないのか。やるときは、僕がバリー・ホワイトのところやるぞ!」(デイヴィッド・キングさん)
「いやあ、噂にはきいてましたが、すごいですね。もっとひんぱんにはできないんですか?」(DJリョーさん)
「マル、うまくなったなあ。「エヴリシング・マスト・チェンジ」よかったよ~~。鳥肌たった」(毎回ごらんになっているMさん)
「チャカ・カーンをやめてこっちに来たかいがあったよ。あのメドレーのところ、全曲フルサイズで聴きたい!」(毎回ごらんいなっているLさん)
「あのベースの人は誰? かっこいい。ベースソロのとき、もっと前に出てきて欲しい。見えない!」(初めてごらんになったHさん)
詳細は、明日以降のブログでご紹介します。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ(約59分)
突如、当日決まったUストリーム中継。ライヴ部分をアーカイブしました。ちなみに、「Vol.Q」は、「Vol.9」とかけてあります。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
■セットリスト 2011年2月3日木曜
Day One (Feb 3rd)
1st Set
show started 19:40
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 20:11
01.Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02.Q (Instrumental)
03.Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04.Ya Mo B There (Kaleb)
05.Rock With You (Maru/Firelily)
06.Everything Must Change (Maru/Firelily)
07.In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
08.I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Performance ended 21:07
2nd Set
started 21:25
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 21:54
09.The Sidewinder- (inst)
10.P.Y.T.- (inst)
11.G ula Matari- (inst)
12.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
13.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
14.Baby Come To Me (Kaleb & Maru)
15.We Are The World/Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Performance ended 23:01
■セットリスト 2011年2月4日分
Day Two (Feb 4th)
1st Set
show started 19:41 Talk: Yoshioka, Kaleb, Philip
performance started 20:05
01. Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02. Q (Instrumental)
03. Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04. Everything Must Change
05. Ya Mo B There (Kaleb)
06. You Put A Moove On My Heart (Yuri)
07. Baby Come To Me (Yuri / Kaleb)
08. In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
09. I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Ended 21:12
2nd Set
show started 21:32 Talk: Yoshioka introducing members
performance started 21:52
10.The Sidewinder- (inst)
11.P.Y.T.- (inst)
12.Gula Matari- (inst)
13.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
14.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
15.How Do You Keep The Music Playin (Yuri & Kaleb)
16.We Are The World / Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Show ended 23:10
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
【Thanks For Joining Soul Searchin: Quincy Jones Tribute】
多入り満員。
「ソウル・サーチン:トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ」が、2月3日、4日、目黒のブルース・アレイで無事終了した。両日とも密度の濃いライヴとトークを繰り広げられた。ご来場いただいた方、ありがとうございます。シャカ・カーンをキャンセルしていらっしゃったファンの方、Uストリームやツイッター、フェイスブックを見て会場にいらした方、ありがとうございます。残念ながらいらっしゃれなかった方、ぜひ次回はおはこびください。
初日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。
いくつか初日後にきいた感想。
「ヨシオカさん、素晴らしいショーだ。もっとやって、毎月とか。これは番組にできないの?」(DJカマサミ・コングさん)
「クオリティー高いねえ。日本にもこんなミュージシャンたちがいるんですね。驚いた。次回も必ず来る」(今回初めてソウル・サーチンを見たライヴ・ゴーアーSさん)
「ワンダフル・ショー!」(ゲイリー・アドキンスさん)
「グレイト・ショー! マサハル、「シークレット・ガーデン」はやらないのか。やるときは、僕がバリー・ホワイトのところやるぞ!」(デイヴィッド・キングさん)
「いやあ、噂にはきいてましたが、すごいですね。もっとひんぱんにはできないんですか?」(DJリョーさん)
「マル、うまくなったなあ。「エヴリシング・マスト・チェンジ」よかったよ~~。鳥肌たった」(毎回ごらんになっているMさん)
「チャカ・カーンをやめてこっちに来たかいがあったよ。あのメドレーのところ、全曲フルサイズで聴きたい!」(毎回ごらんいなっているLさん)
「あのベースの人は誰? かっこいい。ベースソロのとき、もっと前に出てきて欲しい。見えない!」(初めてごらんになったHさん)
詳細は、明日以降のブログでご紹介します。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ(約59分)
突如、当日決まったUストリーム中継。ライヴ部分をアーカイブしました。ちなみに、「Vol.Q」は、「Vol.9」とかけてあります。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
■セットリスト 2011年2月3日木曜
Day One (Feb 3rd)
1st Set
show started 19:40
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 20:11
01.Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02.Q (Instrumental)
03.Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04.Ya Mo B There (Kaleb)
05.Rock With You (Maru/Firelily)
06.Everything Must Change (Maru/Firelily)
07.In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
08.I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Performance ended 21:07
2nd Set
started 21:25
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 21:54
09.The Sidewinder- (inst)
10.P.Y.T.- (inst)
11.G ula Matari- (inst)
12.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
13.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
14.Baby Come To Me (Kaleb & Maru)
15.We Are The World/Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Performance ended 23:01
■セットリスト 2011年2月4日分
Day Two (Feb 4th)
1st Set
show started 19:41 Talk: Yoshioka, Kaleb, Philip
performance started 20:05
01. Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02. Q (Instrumental)
03. Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04. Everything Must Change
05. Ya Mo B There (Kaleb)
06. You Put A Moove On My Heart (Yuri)
07. Baby Come To Me (Yuri / Kaleb)
08. In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
09. I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Ended 21:12
2nd Set
show started 21:32 Talk: Yoshioka introducing members
performance started 21:52
10.The Sidewinder- (inst)
11.P.Y.T.- (inst)
12.Gula Matari- (inst)
13.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
14.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
15.How Do You Keep The Music Playin (Yuri & Kaleb)
16.We Are The World / Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Show ended 23:10
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
◎ソウル・サーチン、御礼、Uストリームやツイッターでの反応
2011年2月6日 音楽◎ソウル・サーチン、御礼、Uストリームやツイッターでの反応
【Soul Searchin: Reaction From Twitter】
御礼。
「ソウル・サーチンVol.Q~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」。無事2日間、終了しました。ご来場いただいたありがとうございます。また、Uストリームの中継でご覧になった方、ごらんになって会場に足を運ばれた方、みなさんありがとうございます。
初日のUストリームをごらんになって、2日目に会場にいらした方も何人かいらっしゃったようで、ありがとうございます。ここ1-2日のツイッターでの反応の一部をまとめてご紹介します。みなさん、ありがとうございます。そして、何より、素晴らしい演奏・歌唱をしていただいた出演者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。
+++
Uストに関しては、ブルース・アレイのマネージャー、高橋さんに2日に相談したところ、映像と音声は、店で出している物を提供できるが、Uストに乗せるソフト、PCなどがないので、お持込いただければやっていただけます、との返事をもらった。そこで急遽友人でそのあたりに詳しい新居さんに連絡したところ、3日は6時まで仕事が入っているが、その後だったらたぶん行けるということなので、お願いした。ただ、前の仕事が押したら、間に合わない、とのこと。なので、最後まで出来るかどうか、わからなかった。
結局新居さんのUストチームの到着は7時くらいになり、それからセッティング・テストなどをしたが、なんとか映像と音声を流すことができた。新居さん、石渡さん、本当にありがとうございます。
Uストはヘッドホンで聴かれた方が音の臨場感がすごかったという感想をいただいた。カメラは、ブルース・アレイ備え付けの3台のカメラのミックス映像、PA卓からの2ミックスを分けていただいた。普通にちょっと軽く中継するというのではまあまあよかったかなあ、と思う。
Uストの映像は初日のライヴ部分がテスト・アーカイブとして残っているので、ごらんください。(ただし、事情によってアーカイブができなくなる可能性もありますのでご了承ください)
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
もちろん、僕の個人的な考え方としては、こうした良質のライヴはどんどん世界に見せていきたいと思う一方で、Uストで見れるなら、会場まで行かなくてもいいや、とお客さんが来なくなってしまうと、これはやる側としては困る。しかし、遠方でなかなか来れない方への一方で、これを見て、ライヴ会場に行きたくなって実際に翌日来た方もいて、これはものすごく嬉しい。この場合、Uストがプロモーション(宣伝)に一役かったことにある。だが、Uストはまさに諸刃の剣(もろはのつるぎ=いいこともわるいことも両方あること)だ。ただ、まだこうしたものは過渡期なので、どんどん実験していきたいとは思っている。
僕としては六本木のトークショーで最初のUストをアイフォンでやったのが初めて、その後、マルターノで行ったトークイヴェントをUストで配信したので、それなりの感触みたいなものはある。
ライヴとトークについては、また明日以降に。
+++++
ツイッターでいただいた反応をまとめました。(なお、もし万一ここで紹介されることを好まれない方がいらっしゃいましたら、ebs@st.rim.or.jpまでご連絡ください。早急に削除します)
morImamIroom705 ソウルサーチンしてきました♪ #goo_echo-mami http://bit.ly/eant3A
10:19 AM Feb 4th
ellymylove
吉岡正晴さん主催の「ソウルサーチン」@ブルースアレイ、Quincy の素晴らしい曲を素晴らしいミュージシャンの方々が素晴らしく演奏。満足な夜でした。Ustreamでも放送してたそうで、自分がもう一人いればこないだ買ったソフトで家で見ながら録画できたのに(^^;)
1:32 AM Feb 4th webから
BANANA_ICE_吉岡正晴さん主催イベント、ソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 初めて行ったけど、素晴らしかった!!リアルな吉岡さんの話と音楽。discoが無くなった今、贅沢な大人の楽しみ方ができる場所をみつけた気がする。
約11時間前
shinohide
LIVEというのは、1度きりだから、LIVEというので、その1度きりのLIVEは、その時、その瞬間でしか見れないもの…をまさしく、実感するようなLIVEでした。@soulsearcher216
about 2 hours ago
iwanelove
@soulsearcher216 昨日拝見しました♪一日目はUストで見ましたがやっぱり生ライブのほうが感動です!
about 6 hours ago
DIVAFRESHYURI
Keep live music alive! RT @soulsearcher216: @MikaArisaka: @DIVAFRESHYURI @FireLily_MARU: @soulsearcher216 (cont) http://tl.gd/8jsbsc
about 11 hours ago
GONQR
@soulsearcher216久しぶりのケイリブ&ソールサチャーズ♪堪能させて頂きました。ありがとうございました~・・やっぱLIVEは良いっすね~!Very! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) Good!!
_Cosmic__Girl_
@soulsearcher216 今夜初めてソウルサーチンへ行きました!日本に居るのを忘れてしまいそうになるくらい素敵な時間でした♪息才さんのベース本当に素晴らしいですよね☆次回のソウルサーチンも楽しみにしています♪
about 13 hours ago
claraiwashita
@soulsearcher216 豪華な音楽&トーク、今回も最高に楽しかったです♪こんなに贅沢なイベント、日本中の音楽ファンに観てほしい!!本当にお疲れ様でした。次も楽しみにしています^^
about 14 hours ago
kimikazu5uetake
@soulsearcher216吉岡さんのクインシーナイト、世界級のバンド!東京都目黒がクインシーの故郷の地元のライブハウスみたいな このメンバーでUSツアーやってください
about 15 hours ago
soul_angler
@soulsearcher216 楽しいLIVEありがとうございました。 とっても楽しかったです。
about 15 hours ago
BANANA_ICE_
@soulsearcher216 素晴らしかったです。正にSoulで繋がってる吉岡さんならではの仲間たちと音楽。次回はたくさんで行きます!!ありがとうございました。
about 15 hours ago
mjrierie
@soulsearcher216 2日間連続でLive行きましたー!LIVE最高でした♬楽しかったです!マイケルの曲かっこよくて、ノリノリでした♬人生初の生we are the worldとっても感動しました‼ありがとうございました♬♬♬
about 15 hours ago
neo816
途中で抜けてすみません!でも最高に楽しませていただきました。1stラストのI’ll Be Good to youはめちゃ好きな曲でおもわずおどりましたよーー! about 17 hours ago
soulsearcher216
RT @575machi: @soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 19 hours ago
575machi
@soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 20 hours ago
soul_angler
楽しみにしております(^。^)TwitterのおかげでLIVEを知る事が出来ました。TwitterバンザイRT @soulsearcher216 ありがとうございます RT @soul_angler: @soulsearcher216 席確保しました(^O^)/
pekoleo_5
@soulsearcher216 こんにちは、初めまして。今、アーカイヴ第一部を見させて頂いてます!!素晴らしいです!!近かったら絶対行きたい(涙)
about 23 hours ago
_T_A_N_Y_
もう、会社じゃなかったら観れたのにぃ!!(-。-; RT @midnightjam クインシー・トリビュートだよ♪ RT @soulsearcher216 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回 目黒ブルース・アレイ (live at http://ustre.am/a675)
Fri Feb 04 2011 11:38:51 (Japan Standard Time)
nishitoakiko
吉岡さーん!楽しかったです!! 今夜もありますよ~!!@soulsearcher216: 今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ 司会・吉岡正晴
Fri Feb 04 2011 10:53:17 (Japan Standard Time)
haluca8719
行きたかったなぁ…今回も素敵ミュージック☆ QT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 10:44:54 (Japan Standard Time)
oshishikamen
すばらしい演奏! RT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 09:19:50 (Japan Standard Time
kasshk
@soulsearcher216 前回のアイズレーに続きクインシーも最高でした☆ 松尾さんとのトーク、漫才みたいでしたね(笑)
Fri Feb 04 2011 00:53:33 (Japan Standard Time)
Father_K_in_TKO
@soulsearcher216 これぞUstの醍醐味。会場の雰囲気が良かったです。マスメディアから音楽番組がお亡くなりになった今、こういった手法が音楽を伝えて行くのでしょうかねぇ。。。
Fri Feb 04 2011 00:42:51 (Japan Standard Time)
lilacmilk
@soulsearcher216 「ソウル・サーチン」1日目、トークも演奏も素晴らしく、とても楽しかったです! P.Y.T.最高でした♡
Fri Feb 04 2011 00:25:12 (Japan Standard Time)
Ma_Nu_mana
@soulsearcher216 忘れていて最後の方しか観れませんでしたが、画面から皆さんのパワーが伝わって来て最高に楽しかったです♪ありがとうございました♪離島暮らしでなかったら間違い無く明日はお邪魔させてもらいました♪
Thu Feb 03 2011 23:59:59 (Japan Standard Time)
ORDSW
初参戦! ソウルサーチン素晴らしかったです♬ 二大師匠のトークも非常に勉強になりましたm(_ _)m 今後もついて行きますので(笑)✌ 『健康』で益々のご活躍をお祈り申し上げます@soulsearcher216
Thu Feb 03 2011 23:53:06 (Japan Standard Time)
nekoyamaz
@soulsearcher216 3時間半パソコンの前に釘づけでした。とんでもなく素晴らしいショウをありがとうございました!直接観にいけなくて申し訳ありませんが、メンバーに心からの拍手を贈ります。リアルグッドミュージック万歳!
Thu Feb 03 2011 23:45:48 (Japan Standard Time)
natu818
@soulsearcher216 明日も配信して頂けるとばかり思ってました(笑) 今日生で聞けたので我慢します! 急遽行けることになって、どうしようか迷いましたが行って良かったです! バンドメンバー最高です! ライブ最高です!吉岡さん、ありがとうございます!
Thu Feb 03 2011 23:45:15 (Japan Standard Time)
affection_funk
@soulsearcher216 最高だーっ!!ソウル・サーチンVol.9☆ 選曲も素敵♥(。→v←。)♥ Razzamatazz バンザ~イヽ(´▽`)/
Thu Feb 03 2011 23:16:51 (Japan Standard Time)
harunaoh5
@soulsearcher216 クインシートリビュートイベント、UST配信ありがとうございました! この曲もそうなんだ~という発見もあってとても楽しかったです(*^^*) 素晴らしい演奏と歌声やられました~。
Thu Feb 03 2011 23:09:53 (Japan Standard Time)
akkojp
@soulsearcher216 USTを配信して下さってありがとうございました!演奏が素晴らしかった上に、配信の音や画像もとても綺麗でした。遠方住まいの為、明日お伺い出来ないのが残念です。また、今後も配信して頂けることを楽しみにしています♪お疲れ様でした。
Thu Feb 03 2011 23:04:53 (Japan Standard Time)
fantasywings
吉岡さんも登場!是非次回は生で拝見いたします。( ´ ▽ ` )ノ RT @soulsearcher216: アンコール RT @soulsearcher216: 現在配信中 「ソウル・サーチン」(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:11 (Japan Standard Time)
junmamm
@soulsearcher216 ライブ配信ありがとうございました!本当はライブハウスで生がいいですよね!(^^) (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:07 (Japan Standard Time)
spoo_o_oon
@soulsearcher216 USTREAM楽しませていただきました。REALに会場で味わえなかったのは残念ですが、お陰様で♪ありがとうございました。明日はMARUちゃんのライブの方に行ってしまうので・・・次回は是非、参加させていただきます!
Thu Feb 03 2011 23:02:00 (Japan Standard Time)
sparkle_yen
第二部から観てるけどすごい!RT @soulsearcher216:現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:44:44 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Oh~~!パワーヴォーカルまる~~の登場!!楽しみ。
Thu Feb 03 2011 22:35:01 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Kalebは流石です!!メドレーのセンス抜群Kaleb Rock!
Thu Feb 03 2011 22:30:12 (Japan Standard Time)
bananapple
クインシーバンドSoNice!! http://ustre.am/a675 RT @soulsearcher216: 明日もあります。 RT @dolcevitamiffy: 観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: イヴェントソウル・サーチン
Thu Feb 03 2011 22:25:11 (Japan Standard Time)
yae_take
「ソウル・サーチン」の配信,見始めたら離れられない~。QT @soulsearcher216 (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:25:06 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Ustreamで見ています!よくUst.ライブやります告知はあっても音声&映像バッドなものが多いけど、これはライブ会場にいるかのような迫力サウンド&映像も美しいですよ!ありがとう吉岡さん!KalebもAwsome as always!!
Thu Feb 03 2011 22:20:53 (Japan Standard Time)
dolcevitamiffy
観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回(live at http://ustre.am/a675)
yoshikosmz
彼の歌すごいですね! RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン(live at http://ustre.am/a675)
Jadetokyo
見れてラッキー早速福get! @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)”
Tommy_Wick
有坂美香ちゃんが出てる!RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」…今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)
nekoyamaz
ベースがたまらん~ RT @soulsearcher216 ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。
Thu Feb 03 2011 20:30:32 (Japan Standard Time)
yoshikosmz とてもステキ! 贅沢な配信ですよ~! RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 20:17:16 (Japan Standard Time)
neupapa
今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー 司会・吉岡正晴 @soulsearcher216 Ustあるかも
12:09 PM Feb 3rd webから
+++++
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
【Soul Searchin: Reaction From Twitter】
御礼。
「ソウル・サーチンVol.Q~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」。無事2日間、終了しました。ご来場いただいたありがとうございます。また、Uストリームの中継でご覧になった方、ごらんになって会場に足を運ばれた方、みなさんありがとうございます。
初日のUストリームをごらんになって、2日目に会場にいらした方も何人かいらっしゃったようで、ありがとうございます。ここ1-2日のツイッターでの反応の一部をまとめてご紹介します。みなさん、ありがとうございます。そして、何より、素晴らしい演奏・歌唱をしていただいた出演者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。
+++
Uストに関しては、ブルース・アレイのマネージャー、高橋さんに2日に相談したところ、映像と音声は、店で出している物を提供できるが、Uストに乗せるソフト、PCなどがないので、お持込いただければやっていただけます、との返事をもらった。そこで急遽友人でそのあたりに詳しい新居さんに連絡したところ、3日は6時まで仕事が入っているが、その後だったらたぶん行けるということなので、お願いした。ただ、前の仕事が押したら、間に合わない、とのこと。なので、最後まで出来るかどうか、わからなかった。
結局新居さんのUストチームの到着は7時くらいになり、それからセッティング・テストなどをしたが、なんとか映像と音声を流すことができた。新居さん、石渡さん、本当にありがとうございます。
Uストはヘッドホンで聴かれた方が音の臨場感がすごかったという感想をいただいた。カメラは、ブルース・アレイ備え付けの3台のカメラのミックス映像、PA卓からの2ミックスを分けていただいた。普通にちょっと軽く中継するというのではまあまあよかったかなあ、と思う。
Uストの映像は初日のライヴ部分がテスト・アーカイブとして残っているので、ごらんください。(ただし、事情によってアーカイブができなくなる可能性もありますのでご了承ください)
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
もちろん、僕の個人的な考え方としては、こうした良質のライヴはどんどん世界に見せていきたいと思う一方で、Uストで見れるなら、会場まで行かなくてもいいや、とお客さんが来なくなってしまうと、これはやる側としては困る。しかし、遠方でなかなか来れない方への一方で、これを見て、ライヴ会場に行きたくなって実際に翌日来た方もいて、これはものすごく嬉しい。この場合、Uストがプロモーション(宣伝)に一役かったことにある。だが、Uストはまさに諸刃の剣(もろはのつるぎ=いいこともわるいことも両方あること)だ。ただ、まだこうしたものは過渡期なので、どんどん実験していきたいとは思っている。
僕としては六本木のトークショーで最初のUストをアイフォンでやったのが初めて、その後、マルターノで行ったトークイヴェントをUストで配信したので、それなりの感触みたいなものはある。
ライヴとトークについては、また明日以降に。
+++++
ツイッターでいただいた反応をまとめました。(なお、もし万一ここで紹介されることを好まれない方がいらっしゃいましたら、ebs@st.rim.or.jpまでご連絡ください。早急に削除します)
morImamIroom705 ソウルサーチンしてきました♪ #goo_echo-mami http://bit.ly/eant3A
10:19 AM Feb 4th
ellymylove
吉岡正晴さん主催の「ソウルサーチン」@ブルースアレイ、Quincy の素晴らしい曲を素晴らしいミュージシャンの方々が素晴らしく演奏。満足な夜でした。Ustreamでも放送してたそうで、自分がもう一人いればこないだ買ったソフトで家で見ながら録画できたのに(^^;)
1:32 AM Feb 4th webから
BANANA_ICE_吉岡正晴さん主催イベント、ソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 初めて行ったけど、素晴らしかった!!リアルな吉岡さんの話と音楽。discoが無くなった今、贅沢な大人の楽しみ方ができる場所をみつけた気がする。
約11時間前
shinohide
LIVEというのは、1度きりだから、LIVEというので、その1度きりのLIVEは、その時、その瞬間でしか見れないもの…をまさしく、実感するようなLIVEでした。@soulsearcher216
about 2 hours ago
iwanelove
@soulsearcher216 昨日拝見しました♪一日目はUストで見ましたがやっぱり生ライブのほうが感動です!
about 6 hours ago
DIVAFRESHYURI
Keep live music alive! RT @soulsearcher216: @MikaArisaka: @DIVAFRESHYURI @FireLily_MARU: @soulsearcher216 (cont) http://tl.gd/8jsbsc
about 11 hours ago
GONQR
@soulsearcher216久しぶりのケイリブ&ソールサチャーズ♪堪能させて頂きました。ありがとうございました~・・やっぱLIVEは良いっすね~!Very! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) Good!!
_Cosmic__Girl_
@soulsearcher216 今夜初めてソウルサーチンへ行きました!日本に居るのを忘れてしまいそうになるくらい素敵な時間でした♪息才さんのベース本当に素晴らしいですよね☆次回のソウルサーチンも楽しみにしています♪
about 13 hours ago
claraiwashita
@soulsearcher216 豪華な音楽&トーク、今回も最高に楽しかったです♪こんなに贅沢なイベント、日本中の音楽ファンに観てほしい!!本当にお疲れ様でした。次も楽しみにしています^^
about 14 hours ago
kimikazu5uetake
@soulsearcher216吉岡さんのクインシーナイト、世界級のバンド!東京都目黒がクインシーの故郷の地元のライブハウスみたいな このメンバーでUSツアーやってください
about 15 hours ago
soul_angler
@soulsearcher216 楽しいLIVEありがとうございました。 とっても楽しかったです。
about 15 hours ago
BANANA_ICE_
@soulsearcher216 素晴らしかったです。正にSoulで繋がってる吉岡さんならではの仲間たちと音楽。次回はたくさんで行きます!!ありがとうございました。
about 15 hours ago
mjrierie
@soulsearcher216 2日間連続でLive行きましたー!LIVE最高でした♬楽しかったです!マイケルの曲かっこよくて、ノリノリでした♬人生初の生we are the worldとっても感動しました‼ありがとうございました♬♬♬
about 15 hours ago
neo816
途中で抜けてすみません!でも最高に楽しませていただきました。1stラストのI’ll Be Good to youはめちゃ好きな曲でおもわずおどりましたよーー! about 17 hours ago
soulsearcher216
RT @575machi: @soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 19 hours ago
575machi
@soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 20 hours ago
soul_angler
楽しみにしております(^。^)TwitterのおかげでLIVEを知る事が出来ました。TwitterバンザイRT @soulsearcher216 ありがとうございます RT @soul_angler: @soulsearcher216 席確保しました(^O^)/
pekoleo_5
@soulsearcher216 こんにちは、初めまして。今、アーカイヴ第一部を見させて頂いてます!!素晴らしいです!!近かったら絶対行きたい(涙)
about 23 hours ago
_T_A_N_Y_
もう、会社じゃなかったら観れたのにぃ!!(-。-; RT @midnightjam クインシー・トリビュートだよ♪ RT @soulsearcher216 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回 目黒ブルース・アレイ (live at http://ustre.am/a675)
Fri Feb 04 2011 11:38:51 (Japan Standard Time)
nishitoakiko
吉岡さーん!楽しかったです!! 今夜もありますよ~!!@soulsearcher216: 今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ 司会・吉岡正晴
Fri Feb 04 2011 10:53:17 (Japan Standard Time)
haluca8719
行きたかったなぁ…今回も素敵ミュージック☆ QT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 10:44:54 (Japan Standard Time)
oshishikamen
すばらしい演奏! RT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 09:19:50 (Japan Standard Time
kasshk
@soulsearcher216 前回のアイズレーに続きクインシーも最高でした☆ 松尾さんとのトーク、漫才みたいでしたね(笑)
Fri Feb 04 2011 00:53:33 (Japan Standard Time)
Father_K_in_TKO
@soulsearcher216 これぞUstの醍醐味。会場の雰囲気が良かったです。マスメディアから音楽番組がお亡くなりになった今、こういった手法が音楽を伝えて行くのでしょうかねぇ。。。
Fri Feb 04 2011 00:42:51 (Japan Standard Time)
lilacmilk
@soulsearcher216 「ソウル・サーチン」1日目、トークも演奏も素晴らしく、とても楽しかったです! P.Y.T.最高でした♡
Fri Feb 04 2011 00:25:12 (Japan Standard Time)
Ma_Nu_mana
@soulsearcher216 忘れていて最後の方しか観れませんでしたが、画面から皆さんのパワーが伝わって来て最高に楽しかったです♪ありがとうございました♪離島暮らしでなかったら間違い無く明日はお邪魔させてもらいました♪
Thu Feb 03 2011 23:59:59 (Japan Standard Time)
ORDSW
初参戦! ソウルサーチン素晴らしかったです♬ 二大師匠のトークも非常に勉強になりましたm(_ _)m 今後もついて行きますので(笑)✌ 『健康』で益々のご活躍をお祈り申し上げます@soulsearcher216
Thu Feb 03 2011 23:53:06 (Japan Standard Time)
nekoyamaz
@soulsearcher216 3時間半パソコンの前に釘づけでした。とんでもなく素晴らしいショウをありがとうございました!直接観にいけなくて申し訳ありませんが、メンバーに心からの拍手を贈ります。リアルグッドミュージック万歳!
Thu Feb 03 2011 23:45:48 (Japan Standard Time)
natu818
@soulsearcher216 明日も配信して頂けるとばかり思ってました(笑) 今日生で聞けたので我慢します! 急遽行けることになって、どうしようか迷いましたが行って良かったです! バンドメンバー最高です! ライブ最高です!吉岡さん、ありがとうございます!
Thu Feb 03 2011 23:45:15 (Japan Standard Time)
affection_funk
@soulsearcher216 最高だーっ!!ソウル・サーチンVol.9☆ 選曲も素敵♥(。→v←。)♥ Razzamatazz バンザ~イヽ(´▽`)/
Thu Feb 03 2011 23:16:51 (Japan Standard Time)
harunaoh5
@soulsearcher216 クインシートリビュートイベント、UST配信ありがとうございました! この曲もそうなんだ~という発見もあってとても楽しかったです(*^^*) 素晴らしい演奏と歌声やられました~。
Thu Feb 03 2011 23:09:53 (Japan Standard Time)
akkojp
@soulsearcher216 USTを配信して下さってありがとうございました!演奏が素晴らしかった上に、配信の音や画像もとても綺麗でした。遠方住まいの為、明日お伺い出来ないのが残念です。また、今後も配信して頂けることを楽しみにしています♪お疲れ様でした。
Thu Feb 03 2011 23:04:53 (Japan Standard Time)
fantasywings
吉岡さんも登場!是非次回は生で拝見いたします。( ´ ▽ ` )ノ RT @soulsearcher216: アンコール RT @soulsearcher216: 現在配信中 「ソウル・サーチン」(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:11 (Japan Standard Time)
junmamm
@soulsearcher216 ライブ配信ありがとうございました!本当はライブハウスで生がいいですよね!(^^) (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:07 (Japan Standard Time)
spoo_o_oon
@soulsearcher216 USTREAM楽しませていただきました。REALに会場で味わえなかったのは残念ですが、お陰様で♪ありがとうございました。明日はMARUちゃんのライブの方に行ってしまうので・・・次回は是非、参加させていただきます!
Thu Feb 03 2011 23:02:00 (Japan Standard Time)
sparkle_yen
第二部から観てるけどすごい!RT @soulsearcher216:現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:44:44 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Oh~~!パワーヴォーカルまる~~の登場!!楽しみ。
Thu Feb 03 2011 22:35:01 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Kalebは流石です!!メドレーのセンス抜群Kaleb Rock!
Thu Feb 03 2011 22:30:12 (Japan Standard Time)
bananapple
クインシーバンドSoNice!! http://ustre.am/a675 RT @soulsearcher216: 明日もあります。 RT @dolcevitamiffy: 観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: イヴェントソウル・サーチン
Thu Feb 03 2011 22:25:11 (Japan Standard Time)
yae_take
「ソウル・サーチン」の配信,見始めたら離れられない~。QT @soulsearcher216 (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:25:06 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Ustreamで見ています!よくUst.ライブやります告知はあっても音声&映像バッドなものが多いけど、これはライブ会場にいるかのような迫力サウンド&映像も美しいですよ!ありがとう吉岡さん!KalebもAwsome as always!!
Thu Feb 03 2011 22:20:53 (Japan Standard Time)
dolcevitamiffy
観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回(live at http://ustre.am/a675)
yoshikosmz
彼の歌すごいですね! RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン(live at http://ustre.am/a675)
Jadetokyo
見れてラッキー早速福get! @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)”
Tommy_Wick
有坂美香ちゃんが出てる!RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」…今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)
nekoyamaz
ベースがたまらん~ RT @soulsearcher216 ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。
Thu Feb 03 2011 20:30:32 (Japan Standard Time)
yoshikosmz とてもステキ! 贅沢な配信ですよ~! RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 20:17:16 (Japan Standard Time)
neupapa
今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー 司会・吉岡正晴 @soulsearcher216 Ustあるかも
12:09 PM Feb 3rd webから
+++++
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第18回~第19回
2011年2月8日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第18回~第19回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2月2日から3日までの2日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第18回 オールド・スクール(古くてもスタイルのあるもの、古典)とオールド(古臭い、時代遅れ)の違い
#18 Old-School or Just Plain Old?
Written on Wednesday, 02 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 02 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/243-walking-on-planet-c-old-school-or-just-plain-old
僕の友人、ハリス医師が今日一緒にウォーキングにつきあってくれた。彼も癌サヴァイヴァーだ。ほんの数ヶ月前、癌が僕を襲ってきたとき、彼はこの病気から生まれる様々なタイプの恐怖について語ってくれた。そのときの話の最後に彼はこう言ったのだ。「ようこそ、プラネットC(癌・惑星)へ」
彼とは十代の頃から知り合いで、お互い趣味が似ていた。僕たちはロバート・レッドフォードが、彼のCIAの仲間が暗殺されるシーンを目撃する映画『スリー・デイズ・オブ・ザ・コンドー(Three Days Of The Condor) 邦題コンドル』の舞台となった廊下を歩いた。この映画が撮影されたアンソニア・ホテルの裏手でその仲間が殺される。
それから、ちょうど見逃した古書・レコード店ウェストサイダー・レコードに寄ろうと言った。中に入ったのは初めてだったので、僕たちは一番奥まで行った。 パオ! その瞬間、眠っていた自分のヴァイナル・マニア(レコード・マニア)の血が騒いだ。そこには何千枚というアナログ盤があった。天国にいるようだった。わが友は、デイヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」のアルバムと12インチ盤の2枚をつかんだ。僕も、どちらも友人のエルトン・ジョンとジャクソン・ブラウンのアルバムを見つけた。この宇宙の中で、子供時代と大人時代が重なりあった。
ほんの数ヶ月前、ある男が「オールド・スクール(古いタイプながらスタイルのあるもの、古典)」とシンプルな「オールド(古い、古臭い、時代遅れの)」の違いは何かと僕に尋ねてきた。そこで、僕は彼にオリジナルズの「ダウン・トゥ・ザ・ラヴ・タウン」のリンクを送った。この店には他のオールド・スクール(古典)の例も取り揃えていた。ジョン・コルトレーン、ビリー・モリデイ、マリリン・モンローだ。僕はモンローがアルバムをレコーディングしていたことさえ知らなかった。アート(芸術)がクラシック(古典)であれば、それは時代を超える。
僕の体が癌に急襲されたとき、僕には時間があまり残されていないと思った。音楽をプレイする気力さえも失い、これからやるべきことは、もうすでにやりつくしてしまったようにも思えた。根治手術を受け、少しずつ回復の兆しが見えてきた。これが、オールド・スクール(古いスタイル、しかし、今でも聴けるもの、古くても生き残るもの)と、シンプルに古い(古臭い、時代遅れになって消えてしまうもの)ということの違いだ。
+++++
Walking on Planet C
#19Ice Ice Baby アイス・アイス・ベイビー
Written on Thursday, 03 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 03 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/244-walking-on-planet-c-ice-ice-baby
今日はものすごく寒く、路面は黒く凍結していた。風の強い歩道を転んで、ほとんど足を上げることも出来ずに、転んでお尻をうちつけることを恐れながら、横滑りして歩いていた。僕は音楽プレイヤーを持ち歩かない。僕の脳内プレイリストに膨大な量があるからだ。その状況に応じて、曲は瞬時に変えられる。僕はちょうどヨーコ・オノの自宅を通りすぎるときに、彼女の「ウォーキング・オン・シン・アイス」を歌い始めた。僕はセントラル・パークに午前7時前に入った。人気(ひとけ)はなく、僕は頭にも来ていない。外にでるための大義名分があるのだ。
根治手術を受けたばかりで、回復への道のりは厳しい。何かを成し遂げるためには、そのために大変な努力が必要だ。僕の体制の中枢は歩くことを命じている。今日、セントラル・パークの道はとても滑りやすかったので、慎重に歩かなければならなかった。
僕は黒人ヴァージョンの『オズの魔法使い』からの「イーズ・オン・ダウン・ザ・ロード」を歌い始めた。映画の中ではこの曲をマイケル・ジャクソンとダイアナ・ロスが歌った。この二人とは別々に仕事をしたことがある。僕はこうした素晴らしいずば抜けた才能の持ち主たちと関係を持てることに大いに感謝している。マイケルやダイアナの周囲にいると、いつでも、お互いいっしょにいられるのがとても嬉しい。僕がマイケルのアルバム『ヒストリー』をかけると、僕たちは仕事そっちのけで、話し込んだ。ツアー・バスで出た1973年という古き良き時代を思い出して笑った。
僕は凍り、僕の脳内DJは、フォーリナーの「コールド・アズ・アイス」をかけだした。シックとフォーリナーは、アトランティック・レコードのレーベル・メイトで、お互い最大の成功を収めていた。みんなは、このレーベルのオフィースがあったロックフェラー・プラザ75番地は、我々が家賃を払っていると噂していたものだ。我々のレーベルのCEOは、アーメット・アーテガンだった。彼は「ロックン・ロール・オブ・ホール・オブ・フェイム」(ロック殿堂)を創設したメンバーの一人だった。両バンドとも彼のレコード会社に所属し、長い間、殿堂入りできる有資格者だったが、どちらのバンドも殿堂入りを果たしていない。少なくともシックは6回もノミネートされた。ときに、物事は論理では理解できないものだ。医師が癌を発見する以前、あらゆる検査で、僕は健康的な男だと診断されていた。だが、ひとたび癌が発見されると、それはもはや急を要するものになっていた。
Walking On Planet C>18, Old-School & Just Plain Old, 19 Ice Ice Baby
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2月2日から3日までの2日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第18回 オールド・スクール(古くてもスタイルのあるもの、古典)とオールド(古臭い、時代遅れ)の違い
#18 Old-School or Just Plain Old?
Written on Wednesday, 02 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 02 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/243-walking-on-planet-c-old-school-or-just-plain-old
僕の友人、ハリス医師が今日一緒にウォーキングにつきあってくれた。彼も癌サヴァイヴァーだ。ほんの数ヶ月前、癌が僕を襲ってきたとき、彼はこの病気から生まれる様々なタイプの恐怖について語ってくれた。そのときの話の最後に彼はこう言ったのだ。「ようこそ、プラネットC(癌・惑星)へ」
彼とは十代の頃から知り合いで、お互い趣味が似ていた。僕たちはロバート・レッドフォードが、彼のCIAの仲間が暗殺されるシーンを目撃する映画『スリー・デイズ・オブ・ザ・コンドー(Three Days Of The Condor) 邦題コンドル』の舞台となった廊下を歩いた。この映画が撮影されたアンソニア・ホテルの裏手でその仲間が殺される。
それから、ちょうど見逃した古書・レコード店ウェストサイダー・レコードに寄ろうと言った。中に入ったのは初めてだったので、僕たちは一番奥まで行った。 パオ! その瞬間、眠っていた自分のヴァイナル・マニア(レコード・マニア)の血が騒いだ。そこには何千枚というアナログ盤があった。天国にいるようだった。わが友は、デイヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」のアルバムと12インチ盤の2枚をつかんだ。僕も、どちらも友人のエルトン・ジョンとジャクソン・ブラウンのアルバムを見つけた。この宇宙の中で、子供時代と大人時代が重なりあった。
ほんの数ヶ月前、ある男が「オールド・スクール(古いタイプながらスタイルのあるもの、古典)」とシンプルな「オールド(古い、古臭い、時代遅れの)」の違いは何かと僕に尋ねてきた。そこで、僕は彼にオリジナルズの「ダウン・トゥ・ザ・ラヴ・タウン」のリンクを送った。この店には他のオールド・スクール(古典)の例も取り揃えていた。ジョン・コルトレーン、ビリー・モリデイ、マリリン・モンローだ。僕はモンローがアルバムをレコーディングしていたことさえ知らなかった。アート(芸術)がクラシック(古典)であれば、それは時代を超える。
僕の体が癌に急襲されたとき、僕には時間があまり残されていないと思った。音楽をプレイする気力さえも失い、これからやるべきことは、もうすでにやりつくしてしまったようにも思えた。根治手術を受け、少しずつ回復の兆しが見えてきた。これが、オールド・スクール(古いスタイル、しかし、今でも聴けるもの、古くても生き残るもの)と、シンプルに古い(古臭い、時代遅れになって消えてしまうもの)ということの違いだ。
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Walking on Planet C
#19Ice Ice Baby アイス・アイス・ベイビー
Written on Thursday, 03 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 03 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/244-walking-on-planet-c-ice-ice-baby
今日はものすごく寒く、路面は黒く凍結していた。風の強い歩道を転んで、ほとんど足を上げることも出来ずに、転んでお尻をうちつけることを恐れながら、横滑りして歩いていた。僕は音楽プレイヤーを持ち歩かない。僕の脳内プレイリストに膨大な量があるからだ。その状況に応じて、曲は瞬時に変えられる。僕はちょうどヨーコ・オノの自宅を通りすぎるときに、彼女の「ウォーキング・オン・シン・アイス」を歌い始めた。僕はセントラル・パークに午前7時前に入った。人気(ひとけ)はなく、僕は頭にも来ていない。外にでるための大義名分があるのだ。
根治手術を受けたばかりで、回復への道のりは厳しい。何かを成し遂げるためには、そのために大変な努力が必要だ。僕の体制の中枢は歩くことを命じている。今日、セントラル・パークの道はとても滑りやすかったので、慎重に歩かなければならなかった。
僕は黒人ヴァージョンの『オズの魔法使い』からの「イーズ・オン・ダウン・ザ・ロード」を歌い始めた。映画の中ではこの曲をマイケル・ジャクソンとダイアナ・ロスが歌った。この二人とは別々に仕事をしたことがある。僕はこうした素晴らしいずば抜けた才能の持ち主たちと関係を持てることに大いに感謝している。マイケルやダイアナの周囲にいると、いつでも、お互いいっしょにいられるのがとても嬉しい。僕がマイケルのアルバム『ヒストリー』をかけると、僕たちは仕事そっちのけで、話し込んだ。ツアー・バスで出た1973年という古き良き時代を思い出して笑った。
僕は凍り、僕の脳内DJは、フォーリナーの「コールド・アズ・アイス」をかけだした。シックとフォーリナーは、アトランティック・レコードのレーベル・メイトで、お互い最大の成功を収めていた。みんなは、このレーベルのオフィースがあったロックフェラー・プラザ75番地は、我々が家賃を払っていると噂していたものだ。我々のレーベルのCEOは、アーメット・アーテガンだった。彼は「ロックン・ロール・オブ・ホール・オブ・フェイム」(ロック殿堂)を創設したメンバーの一人だった。両バンドとも彼のレコード会社に所属し、長い間、殿堂入りできる有資格者だったが、どちらのバンドも殿堂入りを果たしていない。少なくともシックは6回もノミネートされた。ときに、物事は論理では理解できないものだ。医師が癌を発見する以前、あらゆる検査で、僕は健康的な男だと診断されていた。だが、ひとたび癌が発見されると、それはもはや急を要するものになっていた。
Walking On Planet C>18, Old-School & Just Plain Old, 19 Ice Ice Baby
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第20回~第23回
2011年2月9日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第20回~第23回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月4日から7日までの4日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真も同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第20回 Breaking News 臨時ニュース
Written on Friday, 04 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 04 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/245-walking-on-planet-c-breaking-news
今朝のウォーキング前、CNNの臨時ニュースは、「ナイルのテレビ」について伝えていた。ナイルといっても、僕のことではなく、オプラ・ウィンフリー(人気テレビ司会者)を引っ張り出したわけでもない。そのニュースは、とても人気のあるエジプトのジャーナリストが、彼女の上司が(リポートを)検閲することに異議を唱え、「ナイル・テレビ」を辞職したというものだ。
「ナイル・テレビ」は僕のものではないが、僕自身、ちょっとした臨時ニュースがある。僕が根治手術をしてから4週間。一生懸命努力した甲斐があり、術後の症状はだいぶ楽になってきている。僕は膨大な量の「ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)」をして、切除した筋肉の動きを残された筋肉でできるようトレーニングしている。
最近のエジプト情勢を思い浮かべながら、僕はウォーキングに出掛け、デューク・エリントンの「キャラヴァン」を口ずさみ始めた。
偶然にも、僕は西70丁目の「ピティアン」の入ってる建物を通りかかり、この写真を撮影した。
僕はこのエジプト・スタイルの建物に住んでいる多くの音楽関係者を知っている。
デッカ・レコードは1950年代にここにスタジオを構え、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などをレコーディングしている。
80年代になると、地元の小さなバーで始まったいわゆる「アフター・アワー」のパーティーに顔を出していた連中が、最後にはみなここにやってきた。ある晩僕はチャリー・シーンと遊んでいて、最後にここにたどり着いた。ミック・ジャガーと一緒に彼の『ボス』のアルバムを作っているときは、ハービー・ハンコックやミック・ジャガーと一緒にここにきた。セックス、ドラッグ、そして、ロックン・ロールが、あの頃のこの建物と僕の友達をそのまま象徴していた。
今日のウォーキングの最後に、これも西70丁目にある「カフェ・ルクセンブルグ」で朝食を取った。これが実は臨時ニュースなのだ! 今日まで、僕は癌手術のため尿の関係で外食を控えていた。だが僕は毎日少しずつ体力も回復し強くなり、今日、(外で)食べて、飲んでも大丈夫だという自信を明るい気持ちで持った。昨日はそんなリスクは背負いたくなかった、だが、今日は大丈夫だ。明日はきっともう少しよくなるだろう。たぶん、そのうち、僕は音楽と文学と演劇のことしか話さなくなると思う。それが僕の近い将来の興味の行方だからだ。これこそ、今日の大臨時ニュースなのだ!
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#21 This is Crazy Pt.1 狂気パート1
Written on Saturday, 05 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 05 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/246-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt1
今日はとても寒かったが、朝は日が差していて気持ちよかった。ストリートを歩きながら僕はミュージカル『ヘア』の「レット・ザ・サンシャイン・イン」を歌った。常に不安と憂鬱にさいなまされるので、『ライフ・オン・プラネットC(癌惑星の人生)』は厳しい。
僕はできるだけポジティヴな精神で行こうと決めた。いつも見慣れている風景をちょっと変えてみるために地下鉄に乗り、シアター(劇場)密集地として知られるブロードウェイに向かった。42丁目で降り、自宅のあるアッパー・ウェスト・サイドに向かって歩くのも面白いだろうと考えた。ブロードウェイの作品「フォーティーセカンド・ストリート」を口ずさみ始めた。
地下鉄から地上に上がり、ボノとエッジが手がけたミュージカル『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』がかかっている劇場を通り過ぎた。
ジュリー・テイモア監督とは1985年に僕の楽曲「レッツ・ゴー・アウト・トゥナイト」のビデオを日本風に作った。僕は十代の頃に空手を習って以来、日本文化に興味を持っている。
僕はBBキングのナイトクラブを通り過ぎ、ヴォーン・ブラザーズの「ロング・ウェイ・フロム・ホーム」を歌い始めた。ほんの数週間前、ジミー・ヴォーンがここでライヴを行い、彼が招待してくれていたが、癌の手術をすることになっていたので、ライヴ鑑賞は断念せざるをえなかった。
そして、そのことから、スティーヴ・レイ・ヴォーンのことを思わずにはいられない。寛大で謙虚な天才ギタリスト。「ロング・ウェイ…」を歌ったヴォーカリストだ。人生とは理不尽な狂気の連続だ。僕が初めてスティーヴに会ったとき、彼は重度のコカイン中毒で、アルコール中毒でもあった。デイヴィッド・ボウイが、僕が1982年にプロデュースした『レッツ・ダンス』のアルバムで彼にプレイさせた。
スティーヴィーが1990年、ヘリコプターの墜落事故で他界したとき、彼は完璧にクリーンな体になっていた。僕たちは『ファミリー・スタイル』(ナイルがプロデュース)(注)というアルバムを作ったが、スティーヴィーは敬愛する実兄と初めて一緒に作ったアルバムが世に出る直前に死去してしまった。
癌もそうした事件事故と同じように狂気にあふれている。何も予期できない。仮に僕と同じタイプの癌になり、僕のような話があったとしても、そこには何百という違ったストーリーがあるのだ。
8番街(エイス・アヴェニュー)に来て、僕は進路を北に向けた。すると、さらに思わぬ狂気が待ち受けていた。
(つづく)
注、アルバム『ファミリー・スタイル』は1990年9月25日に発売。スティーヴィー・レイ・ヴォーンは、1990年8月27日にウィスコンシン州で飛行機事故のため死去。
++++
#22 This is Crazy Pt.2 狂気パート2
Written on Sunday, 06 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/247-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt2
そう、これはクレイジー(狂気)なのだ! 僕は根治手術後のリハビリの一環として、42丁目から8番街を北に向かって歩いていた。術後の治療同様、マイペースで、ゆっくりながらも着実に。目の前に大きなセックス・ショップ「ショー・ワールド・センター」が現れた。1980年代、ここで働く女の子たち何人かと付き合った。今日まだあるかどうかは知らないが、かなりの人数が「ピープ・ショー」(ストリップ、ポルノ・ショーなどを客が覗き見するもの)に出ていた。
僕はプロデューサー、ソングライターのグレッグ・ダイアモンドがプロデュースしたアンドレア・トゥルーの歌う「モア・モア・モア」をハミングし始めた。アンドレア・トゥルーは、実はポルノ・スターだったのだ。これは、この情景に完璧にフィットした。
グレッグはチャカ・カーンでもヒットを出し、僕の古くからの友達デイヴィッド・ラスリーとルーサー・ヴァンドロスでもヒットを生み出した。デイヴィッドもルーサーも、どちらもシックのレコードで歌っている。
本能的に、僕は彼らが歌ったシックの最初のレコーディング曲「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。(歌詞→)「Everybody Dance. Do, do, do, do. Clap your hands. Clap your hands.」(みんな踊って、手を叩いて) こんな曲を口ずさんでいる能天気な僕を見ると、ほんの数週間前まで、死に直面していたことなど誰も想像もできないだろう。
癌とは、プラネットC(癌惑星)の人生とは、精神的な浮き沈みが実に激しい。しかし、今しばらくは、陽気な気分だった。
弟のバンチー(ナイルの6歳年下の弟)が僕に会いに来てくれることになっていたので、僕はかつて「ギルデッド・グレイプ」(1974年に8番街45丁目にオープンしたゲイバー。直訳では金色のぶどう)という店だったところを足早に通り過ぎた。
かつて、「ギルデッド・グレイプ」の男性トイレに入ると、そこにはダイアナ・ロスのそっくりさんが、(男として)用を足していたのに遭遇したものだ。
ダイアナ・ロスのスマッシュ・ヒット「アイム・カミング・アウト(私は、カミング・アウトする)」のアイデアは、そんなユニークな場所から生まれたのだ。
73丁目まで着くと大体1.5マイル(約2.4キロ)歩いたことになる。僕は遊び人たちの人気スポットで、かなりぶっ飛んでいたやりすぎの気もあった「プラトーズ・リトリート」という店があった場所に来た。まるで脳内ターンテーブルが自動操縦されたように、ディスコ・ヒット「プラトーズ・リトリート」がかかった。(歌詞→)「If you need some lovin’. Some part-time huggin’ Move to any beat. At Plato’s Retreat. Gettin’ hot and bothered. Loosen up your collar. Let’s all do the freak. At Plato’s Retreat.」(歌詞=ちょっとした愛が必要なら、ちょっと遊びたいなら…。 「プラトーズ・リトリート」なら、どんなビートでも踊れる。さあ、盛り上がって、ちょっといいかな。さあ、襟を緩めて、フリークを踊ろう。プラトーズ・リトリートで)
ベット・ミドラーと当時の音楽ディレクター、バリー・マニロウは、この店が「コンチネンタル・バス」(注)という名前だった頃に評判となった。僕は「コンチネンタル・バス」には行ったことはなかったが、「プラトーズ・リトリート」になってからは行った。
「Retreat(リトリート)」とは、避難すること、特に何か害のあるもの、禁じられたもの、不愉快なものから離れること、逃げることを意味する。
誰か、逃げろ、避難しろと言ってくれたのか?誰かが癌だ、と言ってくれたのか?
(つづく)
注、コンチネンタル・バスは、1974年に閉店。温泉もあり、ゲイも集まってきたが、当時は無名だったベット・ミドラーなど多くの一流エンタテインメントを提供していた。同地が1977年「プラトーズ・リトリート」となって再オープン。やはりゲイが多く集まった。しかし、エイズが広まったために、1980年に閉店。
+++
第23回 This is Crazy Pt.3 狂気パート3
Written on Monday, 07 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/248-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt3
今日、僕はコネチカット州にある僕のスタジオ「ル・クリブ」に向かった。ちょっと曲作りをしようと思ったのだ。癌が僕に宣戦布告して以来、これは初めてのことだった。
ニューヨークで出来なかった1.5マイルのウォーキングをここですることにした。
田舎の道を歩くと大きな利点がある。それは大きな声で歌えるということだ。そんな状況で、何を歌おうか考えた。僕の感情、思い出、様々に思い浮かんでくる考え、そしたものが、僕の精神的DJに影響を与えてくる。
術後の状況が少しずつ改善して以来、僕は依然前向きな気分になっている。そこで、Tコネクションの最高にグルーヴのある傑作「ドゥ・ワット・ユー・ウォナ・ドゥー」を口ずさみ始めた。後半の繰り返し部分に来たとき、僕はベース・ラインを口真似した。ファンクの天国にいる気分だった。
僕は「コンポ・ヨット・クラブ」にやってきて、しばし雪に覆われた海岸線を歩いた。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場する架空の惑星ホースの上を歩いている気分だった。僕はダース・ヴェイダーのテーマを「イン・アット・ロングショア」(コネチカット州ウェストポートにある高級ホテル)に着くまで歌っていた。すると突然僕はGQの「ディスコ・ナイト」を歌い始めた。たぶん、無意識のうちに、GQを最後に見たのがここだったからだと思う。GQはここでライヴをやったのだ。
マイ・スタジオ「ル・クリブ」を17年前に建てたとき、近くには多くのミュージシャンたちが住んでいた。ドナ・サマー、アシュフォード&シンプソン、ホール&オーツ、ダン・ハートマン、トーキング・ヘッズ/トム・トム・クラブのティナとフランツ、マイケル・ボルトン、キース・リチャード、その他大勢いた。ティナ、フランツ、マイケル、キースらは今でもこの近くにいる。
16年前、現在のレストラン「リズートズ」は、「540」という名の店だった。ある日、ここにテイクアウトを取りに来たときのことだ。ちょうど僕は(ドラッグの)リハビリから出所してきたところだった。キース・リチャーズがドラッグを止めたという記事を読んで、僕もドラッグから足を洗おうと思ったのだ。
料理が出来るのを待っていると、店の者がやってきて「あなたにお電話です」という。ほんの数時間前にリハビリ施設から出てきたばかりなのに、一体誰からだろうと不思議に思った。すると電話の主は、「ナイル、友達のナイルだろ? 俺、キースだよ。コーク、持ってないか?」と言った。僕は「驚いた。ごめん、もう持ってないんだよ」
それ以来僕は酒も、ドラッグもやっていない。
これはどこかおかしいだろう! だって、キースがドラッグを止めたから、僕もクリーンになろうと思ったのだ。
癌は恐ろしい! 最後に受けた検診までは、僕の体は100パーセント・クリーンで健康だった。
人生とは、いつも、理屈通り正しく行くとは限らないようだ。だが、そうした理不尽な出来事の中にも常に、何かしらの答えはある。要はそれを自分自身で探し出さなければならないということなのだ。
Walking On Planet C>#20-23>
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月4日から7日までの4日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真も同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第20回 Breaking News 臨時ニュース
Written on Friday, 04 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 04 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/245-walking-on-planet-c-breaking-news
今朝のウォーキング前、CNNの臨時ニュースは、「ナイルのテレビ」について伝えていた。ナイルといっても、僕のことではなく、オプラ・ウィンフリー(人気テレビ司会者)を引っ張り出したわけでもない。そのニュースは、とても人気のあるエジプトのジャーナリストが、彼女の上司が(リポートを)検閲することに異議を唱え、「ナイル・テレビ」を辞職したというものだ。
「ナイル・テレビ」は僕のものではないが、僕自身、ちょっとした臨時ニュースがある。僕が根治手術をしてから4週間。一生懸命努力した甲斐があり、術後の症状はだいぶ楽になってきている。僕は膨大な量の「ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)」をして、切除した筋肉の動きを残された筋肉でできるようトレーニングしている。
最近のエジプト情勢を思い浮かべながら、僕はウォーキングに出掛け、デューク・エリントンの「キャラヴァン」を口ずさみ始めた。
偶然にも、僕は西70丁目の「ピティアン」の入ってる建物を通りかかり、この写真を撮影した。
僕はこのエジプト・スタイルの建物に住んでいる多くの音楽関係者を知っている。
デッカ・レコードは1950年代にここにスタジオを構え、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などをレコーディングしている。
80年代になると、地元の小さなバーで始まったいわゆる「アフター・アワー」のパーティーに顔を出していた連中が、最後にはみなここにやってきた。ある晩僕はチャリー・シーンと遊んでいて、最後にここにたどり着いた。ミック・ジャガーと一緒に彼の『ボス』のアルバムを作っているときは、ハービー・ハンコックやミック・ジャガーと一緒にここにきた。セックス、ドラッグ、そして、ロックン・ロールが、あの頃のこの建物と僕の友達をそのまま象徴していた。
今日のウォーキングの最後に、これも西70丁目にある「カフェ・ルクセンブルグ」で朝食を取った。これが実は臨時ニュースなのだ! 今日まで、僕は癌手術のため尿の関係で外食を控えていた。だが僕は毎日少しずつ体力も回復し強くなり、今日、(外で)食べて、飲んでも大丈夫だという自信を明るい気持ちで持った。昨日はそんなリスクは背負いたくなかった、だが、今日は大丈夫だ。明日はきっともう少しよくなるだろう。たぶん、そのうち、僕は音楽と文学と演劇のことしか話さなくなると思う。それが僕の近い将来の興味の行方だからだ。これこそ、今日の大臨時ニュースなのだ!
+++
#21 This is Crazy Pt.1 狂気パート1
Written on Saturday, 05 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 05 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/246-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt1
今日はとても寒かったが、朝は日が差していて気持ちよかった。ストリートを歩きながら僕はミュージカル『ヘア』の「レット・ザ・サンシャイン・イン」を歌った。常に不安と憂鬱にさいなまされるので、『ライフ・オン・プラネットC(癌惑星の人生)』は厳しい。
僕はできるだけポジティヴな精神で行こうと決めた。いつも見慣れている風景をちょっと変えてみるために地下鉄に乗り、シアター(劇場)密集地として知られるブロードウェイに向かった。42丁目で降り、自宅のあるアッパー・ウェスト・サイドに向かって歩くのも面白いだろうと考えた。ブロードウェイの作品「フォーティーセカンド・ストリート」を口ずさみ始めた。
地下鉄から地上に上がり、ボノとエッジが手がけたミュージカル『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』がかかっている劇場を通り過ぎた。
ジュリー・テイモア監督とは1985年に僕の楽曲「レッツ・ゴー・アウト・トゥナイト」のビデオを日本風に作った。僕は十代の頃に空手を習って以来、日本文化に興味を持っている。
僕はBBキングのナイトクラブを通り過ぎ、ヴォーン・ブラザーズの「ロング・ウェイ・フロム・ホーム」を歌い始めた。ほんの数週間前、ジミー・ヴォーンがここでライヴを行い、彼が招待してくれていたが、癌の手術をすることになっていたので、ライヴ鑑賞は断念せざるをえなかった。
そして、そのことから、スティーヴ・レイ・ヴォーンのことを思わずにはいられない。寛大で謙虚な天才ギタリスト。「ロング・ウェイ…」を歌ったヴォーカリストだ。人生とは理不尽な狂気の連続だ。僕が初めてスティーヴに会ったとき、彼は重度のコカイン中毒で、アルコール中毒でもあった。デイヴィッド・ボウイが、僕が1982年にプロデュースした『レッツ・ダンス』のアルバムで彼にプレイさせた。
スティーヴィーが1990年、ヘリコプターの墜落事故で他界したとき、彼は完璧にクリーンな体になっていた。僕たちは『ファミリー・スタイル』(ナイルがプロデュース)(注)というアルバムを作ったが、スティーヴィーは敬愛する実兄と初めて一緒に作ったアルバムが世に出る直前に死去してしまった。
癌もそうした事件事故と同じように狂気にあふれている。何も予期できない。仮に僕と同じタイプの癌になり、僕のような話があったとしても、そこには何百という違ったストーリーがあるのだ。
8番街(エイス・アヴェニュー)に来て、僕は進路を北に向けた。すると、さらに思わぬ狂気が待ち受けていた。
(つづく)
注、アルバム『ファミリー・スタイル』は1990年9月25日に発売。スティーヴィー・レイ・ヴォーンは、1990年8月27日にウィスコンシン州で飛行機事故のため死去。
++++
#22 This is Crazy Pt.2 狂気パート2
Written on Sunday, 06 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/247-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt2
そう、これはクレイジー(狂気)なのだ! 僕は根治手術後のリハビリの一環として、42丁目から8番街を北に向かって歩いていた。術後の治療同様、マイペースで、ゆっくりながらも着実に。目の前に大きなセックス・ショップ「ショー・ワールド・センター」が現れた。1980年代、ここで働く女の子たち何人かと付き合った。今日まだあるかどうかは知らないが、かなりの人数が「ピープ・ショー」(ストリップ、ポルノ・ショーなどを客が覗き見するもの)に出ていた。
僕はプロデューサー、ソングライターのグレッグ・ダイアモンドがプロデュースしたアンドレア・トゥルーの歌う「モア・モア・モア」をハミングし始めた。アンドレア・トゥルーは、実はポルノ・スターだったのだ。これは、この情景に完璧にフィットした。
グレッグはチャカ・カーンでもヒットを出し、僕の古くからの友達デイヴィッド・ラスリーとルーサー・ヴァンドロスでもヒットを生み出した。デイヴィッドもルーサーも、どちらもシックのレコードで歌っている。
本能的に、僕は彼らが歌ったシックの最初のレコーディング曲「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。(歌詞→)「Everybody Dance. Do, do, do, do. Clap your hands. Clap your hands.」(みんな踊って、手を叩いて) こんな曲を口ずさんでいる能天気な僕を見ると、ほんの数週間前まで、死に直面していたことなど誰も想像もできないだろう。
癌とは、プラネットC(癌惑星)の人生とは、精神的な浮き沈みが実に激しい。しかし、今しばらくは、陽気な気分だった。
弟のバンチー(ナイルの6歳年下の弟)が僕に会いに来てくれることになっていたので、僕はかつて「ギルデッド・グレイプ」(1974年に8番街45丁目にオープンしたゲイバー。直訳では金色のぶどう)という店だったところを足早に通り過ぎた。
かつて、「ギルデッド・グレイプ」の男性トイレに入ると、そこにはダイアナ・ロスのそっくりさんが、(男として)用を足していたのに遭遇したものだ。
ダイアナ・ロスのスマッシュ・ヒット「アイム・カミング・アウト(私は、カミング・アウトする)」のアイデアは、そんなユニークな場所から生まれたのだ。
73丁目まで着くと大体1.5マイル(約2.4キロ)歩いたことになる。僕は遊び人たちの人気スポットで、かなりぶっ飛んでいたやりすぎの気もあった「プラトーズ・リトリート」という店があった場所に来た。まるで脳内ターンテーブルが自動操縦されたように、ディスコ・ヒット「プラトーズ・リトリート」がかかった。(歌詞→)「If you need some lovin’. Some part-time huggin’ Move to any beat. At Plato’s Retreat. Gettin’ hot and bothered. Loosen up your collar. Let’s all do the freak. At Plato’s Retreat.」(歌詞=ちょっとした愛が必要なら、ちょっと遊びたいなら…。 「プラトーズ・リトリート」なら、どんなビートでも踊れる。さあ、盛り上がって、ちょっといいかな。さあ、襟を緩めて、フリークを踊ろう。プラトーズ・リトリートで)
ベット・ミドラーと当時の音楽ディレクター、バリー・マニロウは、この店が「コンチネンタル・バス」(注)という名前だった頃に評判となった。僕は「コンチネンタル・バス」には行ったことはなかったが、「プラトーズ・リトリート」になってからは行った。
「Retreat(リトリート)」とは、避難すること、特に何か害のあるもの、禁じられたもの、不愉快なものから離れること、逃げることを意味する。
誰か、逃げろ、避難しろと言ってくれたのか?誰かが癌だ、と言ってくれたのか?
(つづく)
注、コンチネンタル・バスは、1974年に閉店。温泉もあり、ゲイも集まってきたが、当時は無名だったベット・ミドラーなど多くの一流エンタテインメントを提供していた。同地が1977年「プラトーズ・リトリート」となって再オープン。やはりゲイが多く集まった。しかし、エイズが広まったために、1980年に閉店。
+++
第23回 This is Crazy Pt.3 狂気パート3
Written on Monday, 07 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/248-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt3
今日、僕はコネチカット州にある僕のスタジオ「ル・クリブ」に向かった。ちょっと曲作りをしようと思ったのだ。癌が僕に宣戦布告して以来、これは初めてのことだった。
ニューヨークで出来なかった1.5マイルのウォーキングをここですることにした。
田舎の道を歩くと大きな利点がある。それは大きな声で歌えるということだ。そんな状況で、何を歌おうか考えた。僕の感情、思い出、様々に思い浮かんでくる考え、そしたものが、僕の精神的DJに影響を与えてくる。
術後の状況が少しずつ改善して以来、僕は依然前向きな気分になっている。そこで、Tコネクションの最高にグルーヴのある傑作「ドゥ・ワット・ユー・ウォナ・ドゥー」を口ずさみ始めた。後半の繰り返し部分に来たとき、僕はベース・ラインを口真似した。ファンクの天国にいる気分だった。
僕は「コンポ・ヨット・クラブ」にやってきて、しばし雪に覆われた海岸線を歩いた。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場する架空の惑星ホースの上を歩いている気分だった。僕はダース・ヴェイダーのテーマを「イン・アット・ロングショア」(コネチカット州ウェストポートにある高級ホテル)に着くまで歌っていた。すると突然僕はGQの「ディスコ・ナイト」を歌い始めた。たぶん、無意識のうちに、GQを最後に見たのがここだったからだと思う。GQはここでライヴをやったのだ。
マイ・スタジオ「ル・クリブ」を17年前に建てたとき、近くには多くのミュージシャンたちが住んでいた。ドナ・サマー、アシュフォード&シンプソン、ホール&オーツ、ダン・ハートマン、トーキング・ヘッズ/トム・トム・クラブのティナとフランツ、マイケル・ボルトン、キース・リチャード、その他大勢いた。ティナ、フランツ、マイケル、キースらは今でもこの近くにいる。
16年前、現在のレストラン「リズートズ」は、「540」という名の店だった。ある日、ここにテイクアウトを取りに来たときのことだ。ちょうど僕は(ドラッグの)リハビリから出所してきたところだった。キース・リチャーズがドラッグを止めたという記事を読んで、僕もドラッグから足を洗おうと思ったのだ。
料理が出来るのを待っていると、店の者がやってきて「あなたにお電話です」という。ほんの数時間前にリハビリ施設から出てきたばかりなのに、一体誰からだろうと不思議に思った。すると電話の主は、「ナイル、友達のナイルだろ? 俺、キースだよ。コーク、持ってないか?」と言った。僕は「驚いた。ごめん、もう持ってないんだよ」
それ以来僕は酒も、ドラッグもやっていない。
これはどこかおかしいだろう! だって、キースがドラッグを止めたから、僕もクリーンになろうと思ったのだ。
癌は恐ろしい! 最後に受けた検診までは、僕の体は100パーセント・クリーンで健康だった。
人生とは、いつも、理屈通り正しく行くとは限らないようだ。だが、そうした理不尽な出来事の中にも常に、何かしらの答えはある。要はそれを自分自身で探し出さなければならないということなのだ。
Walking On Planet C>#20-23>
◎スーパーボール45~ブラック・アイド・ピーズの物量作戦
2011年2月10日 音楽◎スーパーボール45~ブラック・アイド・ピーズの物量作戦
【Black Eyed Peas Rock The House】
超エンタテインメント。
2011年2月6日(日本時間7日・午前)にテキサス州アーリントンのカウボーイズ・スタジアムで行われた第45回スーパー・ボールでのハーフタイム・ショー。
これには驚いた。メンバーは上空から吊り下げられて登場。あれは、どうなっていたんだろう。ステージを取り囲む観客かと思いきや、総勢200人以上の(おそらくヴォランティアの)ダンサーたち。彼らの半分くらいは、光る電飾をつけてのパフォーマンス。それにしてもこれはハンパではなかった。13分弱の一大エンタテインメント。ダンサーも光れば、ステージも光る。舞台の4人が踊るだけでなく、ブラス・セクションも振りがつく。そして、舞台自体が重要無人に動き、広がる。ダンサーたちが緑のライトで矢印を作る。
スラッシュは、ステージ下から登場。アッシャーは、ステージ上、上空から舞い降りた。
エンディング間近「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」では、ステージが上から見ると、「LOVE」の文字になっていた。まさに大きく変幻自在の成長するステージだ。
約1週間、リハーサルが行われて、この日、本番を迎えるという。彼らは基本的にはヴォランティア。そして、このハーフタイム・ショーの間だけ、会場に入れ、スーパーボール自体は観覧できないそうだ。
ファーギーのダイアモンドは、ハリー・ウィンストン提供で200万ドル(1億7000万円)以上だそう。
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4&feature=youtu.be
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4
■ 45 Super Bowl Half Time Show: Black Eyed Peas
Setlist: February 6, 2011, Cowboys Stadium, Arlington, Texas
01.I Got A Feeling
02.Boom Boom Pow
03.Sweet Child O’ Mine [+Slash]
04.Pump It
05.Let’s Get It Started
06.O.M.G. [+Usher]
07.Where Is The Love
08.I Had The Time Of My Life [“The Dirty Dancing”]
09.The Time (Dirty Bit)
10.I Got A Feeling
アッシャーかっこいいなあ。これはひょっとするとクチパクかも。でも、これだけダンス決めてくれれば文句はない。
それにしても、広大なスペースを使った大規模な舞台装置、光、レーザー、そしておよそ想像だに出来ないほどの大量のダンサーたちを大胆に使った演出。これでもかと押してくるハーフタイム・ショーは圧巻だ。13分弱に凝縮されたエンタテインメントの頂上がある。
いやあ、これは百読は一見にしかず、ということで、youtube映像を。
■ブラック・アイド・ピーズ The E.N.D
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002647UHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P9KULE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0048IEKII/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Black Eyed Peas
ENT>Super Bowl Half Time Show
【Black Eyed Peas Rock The House】
超エンタテインメント。
2011年2月6日(日本時間7日・午前)にテキサス州アーリントンのカウボーイズ・スタジアムで行われた第45回スーパー・ボールでのハーフタイム・ショー。
これには驚いた。メンバーは上空から吊り下げられて登場。あれは、どうなっていたんだろう。ステージを取り囲む観客かと思いきや、総勢200人以上の(おそらくヴォランティアの)ダンサーたち。彼らの半分くらいは、光る電飾をつけてのパフォーマンス。それにしてもこれはハンパではなかった。13分弱の一大エンタテインメント。ダンサーも光れば、ステージも光る。舞台の4人が踊るだけでなく、ブラス・セクションも振りがつく。そして、舞台自体が重要無人に動き、広がる。ダンサーたちが緑のライトで矢印を作る。
スラッシュは、ステージ下から登場。アッシャーは、ステージ上、上空から舞い降りた。
エンディング間近「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」では、ステージが上から見ると、「LOVE」の文字になっていた。まさに大きく変幻自在の成長するステージだ。
約1週間、リハーサルが行われて、この日、本番を迎えるという。彼らは基本的にはヴォランティア。そして、このハーフタイム・ショーの間だけ、会場に入れ、スーパーボール自体は観覧できないそうだ。
ファーギーのダイアモンドは、ハリー・ウィンストン提供で200万ドル(1億7000万円)以上だそう。
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4&feature=youtu.be
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4
■ 45 Super Bowl Half Time Show: Black Eyed Peas
Setlist: February 6, 2011, Cowboys Stadium, Arlington, Texas
01.I Got A Feeling
02.Boom Boom Pow
03.Sweet Child O’ Mine [+Slash]
04.Pump It
05.Let’s Get It Started
06.O.M.G. [+Usher]
07.Where Is The Love
08.I Had The Time Of My Life [“The Dirty Dancing”]
09.The Time (Dirty Bit)
10.I Got A Feeling
アッシャーかっこいいなあ。これはひょっとするとクチパクかも。でも、これだけダンス決めてくれれば文句はない。
それにしても、広大なスペースを使った大規模な舞台装置、光、レーザー、そしておよそ想像だに出来ないほどの大量のダンサーたちを大胆に使った演出。これでもかと押してくるハーフタイム・ショーは圧巻だ。13分弱に凝縮されたエンタテインメントの頂上がある。
いやあ、これは百読は一見にしかず、ということで、youtube映像を。
■ブラック・アイド・ピーズ The E.N.D
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002647UHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P9KULE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0048IEKII/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Black Eyed Peas
ENT>Super Bowl Half Time Show
◎アンジー・ストーン・ライヴ~抑制の効いた良質オールド・スクール・ライヴ
2011年2月11日 音楽◎アンジー・ストーン・ライヴ~抑制の効いた良質オールド・スクール・ライヴ
【Angie Stone Live】
抑制。
2005年にアンジー・ストーンとして初来日。そのときは、インタヴューもして、ライヴを2度見た。その後喉の調子を悪くして、残りの日程をキャンセル、ライヴを見られたことはひじょうにラッキーだった。さらに、2007年11月の来日が、病気のため再度中止に。アンジー・ストーン名義のライヴとしては、5年10ヶ月ぶり2度目ということになる。シークエンス、ヴァーティカル・ホールドを経て、ソロ・シンガー、アンジー・ストーンへ。キャリアは長い。
この日は松尾潔さんのお誘いで、林剛さん、荘治虫(しょう・おさむ)さんと4人で鑑賞。ソウルをエンジョイするには、かなり濃いメンツだ。(笑) バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、これにアンジーという編成。
まさに、ナイル・ロジャーズが語った「オールド・スクール」然とした佇まいであった。リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック。そして、歌をしっかり聴かせる。ちょっと「ミニ・シャカ・カーン」「おとなしいシャカ・カーン」と思ったが、たっぷりソウルがあった。また、二人の女性コーラスもかなりうまい。
思い切りシャウトしない代わりに、抑制の効いた歌唱が、歌物R&Bという印象を強くする。途中、バンドメンバーのソロなども適宜交え、ライヴ・ショーとしてはまとまっている。あちこちに古いソウルのリフが入るが、そうしたオールド・ソウルのヒットは、きっと、アンジー本人のアイデアなのではないかと松尾さんは推測していた。
最後にアンジーに「マイ・ブラザー」と紹介されてステージに男性が登場したが、なんと彼女のフィアンセだそうだ。
なお、コーラスのポーラ・チャンピオンは、あのジェイソン・チャンピオンの奥さん。ということを林さんが指摘、すると、楽屋にEMIのジェイソンの担当者がいた!
楽屋で松尾さんはアンジーと以前からよく知っていた。またアンジーは久保田利伸さんとひじょうに親しいので、「トシは今日、来ないのか」と尋ねていた。松尾さんが、3人を紹介するときに、「most influential music critics」と言ったので、アンジーは「じゃあ、いい事を書いてね(笑)」と言われた。アンジーの名前は、元々は「エンジェル(天使)」だという。ということは、ディアンジェロと二人合わせると、ダブル・エンジェル、二人とも天使だ、という話はそこではしなかったが、その後のソウルバーでした。現在はアトランタに住んでいるという。
前回来日時のライヴ評で、アンジーの生年を1962年くらいかと推定したが、今回試しにウィキを見たら、1961年12月18日生まれと書いてあった。これはきっと正しい。現在49歳だ。だが、とても49には見えない。30代半ばに見える。ほんと若々しい。そういえば、われらがブレンダもとても若く見えるが、シスターは本当に年齢不詳で魅力的だ。ということは、ディアンジェロは1974年2月11日生まれなので、13歳年下(だいたい12歳)ということになる。そして、今日2月11日は、ディアンジェロの37歳の誕生日だ。余談だが、マーヴィン・ゲイと最初の妻アンナ・ゴーディーはアンナが17歳年上だった。
■過去関連記事
2005/03/23 (Wed)
Angie Stone: Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050323.html
2005/03/25 (Fri)
Angie Stone Is Perfect Old-Schooler
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050325.html
■アンジー・ストーン・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6BBA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000SNUNWO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002B57NW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
アンジー・ストーン / Angie Stone(Vocals)
ダネトラ・ムーア / Danetra Moore(Background Vocals)
ポーラ・チャンピオン / Paula Champion(Background Vocals)
カルロス・サイモン / Carlos Simon(Keyboards)
ブランドン・トーマス / Brandon Thomas(Guitar)
デモンテリアス・ローレンス / Demonterious Lawrence(Bass)
カリド・ラマード / Khalid Rahmaad(Drums)
■セットリスト アンジー・ストーン
Setlist : Angie Stone @ Billboard Live Tokyo
show started 19:03
01.Intro (including a riff of Joy & Pain)
02.Play Wit It (including a riff of Sweet Sticky Thing)
03.Thank You
04.Everyday
05.Easier Said Than Done
06.Pissed Off
07.Baby Sometimes
08.Life Story
09.Bottles & Cans
10.I Ain’t Hearing U
11.Maybe
12.Brother
Enc. No More Rain (In This Cloud)
Enc. Wish I Didn’t Miss You
Show ended 20:23
(2011年2月9日木曜、ビルボードライブ東京=アンジー・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Angie
+++++
●マーヴィン・シーズ死去
【Marvin Seas Dies At 64】
訃報。
「キャンディ・リッカー」のヒットで知られるR&B、ブルーズ・シンガー、サザン・ソウル・シンガー、マーヴィン・シーズが2011年2月8日、ミシシッピー州ヴィックスバーグのリヴァー・リジョン・メディカル・センターで死去した。64歳。2月16日の65歳の誕生日8日前に亡くなった。葬儀は2011年2月16日午後1時から、ミシシッピー州ジャクソンのワード・アンド・ワーシップ教会(Word and Worship Church located at 6286 Hanging Moss Rd. in Jackson, Mississippi 39206.)で行われる。1987年4月に一度だけ来日し、ライヴを行ったことがある。
http://news.yahoo.com/s/ap/20110209/ap_en_mu/us_obit_sease
OBITUARY>Seas, Marvin (February 16, 1946 – February 8, 2011, 64 year-old)
【Angie Stone Live】
抑制。
2005年にアンジー・ストーンとして初来日。そのときは、インタヴューもして、ライヴを2度見た。その後喉の調子を悪くして、残りの日程をキャンセル、ライヴを見られたことはひじょうにラッキーだった。さらに、2007年11月の来日が、病気のため再度中止に。アンジー・ストーン名義のライヴとしては、5年10ヶ月ぶり2度目ということになる。シークエンス、ヴァーティカル・ホールドを経て、ソロ・シンガー、アンジー・ストーンへ。キャリアは長い。
この日は松尾潔さんのお誘いで、林剛さん、荘治虫(しょう・おさむ)さんと4人で鑑賞。ソウルをエンジョイするには、かなり濃いメンツだ。(笑) バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、これにアンジーという編成。
まさに、ナイル・ロジャーズが語った「オールド・スクール」然とした佇まいであった。リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック。そして、歌をしっかり聴かせる。ちょっと「ミニ・シャカ・カーン」「おとなしいシャカ・カーン」と思ったが、たっぷりソウルがあった。また、二人の女性コーラスもかなりうまい。
思い切りシャウトしない代わりに、抑制の効いた歌唱が、歌物R&Bという印象を強くする。途中、バンドメンバーのソロなども適宜交え、ライヴ・ショーとしてはまとまっている。あちこちに古いソウルのリフが入るが、そうしたオールド・ソウルのヒットは、きっと、アンジー本人のアイデアなのではないかと松尾さんは推測していた。
最後にアンジーに「マイ・ブラザー」と紹介されてステージに男性が登場したが、なんと彼女のフィアンセだそうだ。
なお、コーラスのポーラ・チャンピオンは、あのジェイソン・チャンピオンの奥さん。ということを林さんが指摘、すると、楽屋にEMIのジェイソンの担当者がいた!
楽屋で松尾さんはアンジーと以前からよく知っていた。またアンジーは久保田利伸さんとひじょうに親しいので、「トシは今日、来ないのか」と尋ねていた。松尾さんが、3人を紹介するときに、「most influential music critics」と言ったので、アンジーは「じゃあ、いい事を書いてね(笑)」と言われた。アンジーの名前は、元々は「エンジェル(天使)」だという。ということは、ディアンジェロと二人合わせると、ダブル・エンジェル、二人とも天使だ、という話はそこではしなかったが、その後のソウルバーでした。現在はアトランタに住んでいるという。
前回来日時のライヴ評で、アンジーの生年を1962年くらいかと推定したが、今回試しにウィキを見たら、1961年12月18日生まれと書いてあった。これはきっと正しい。現在49歳だ。だが、とても49には見えない。30代半ばに見える。ほんと若々しい。そういえば、われらがブレンダもとても若く見えるが、シスターは本当に年齢不詳で魅力的だ。ということは、ディアンジェロは1974年2月11日生まれなので、13歳年下(だいたい12歳)ということになる。そして、今日2月11日は、ディアンジェロの37歳の誕生日だ。余談だが、マーヴィン・ゲイと最初の妻アンナ・ゴーディーはアンナが17歳年上だった。
■過去関連記事
2005/03/23 (Wed)
Angie Stone: Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050323.html
2005/03/25 (Fri)
Angie Stone Is Perfect Old-Schooler
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050325.html
■アンジー・ストーン・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KU6BBA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000SNUNWO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002B57NW/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
アンジー・ストーン / Angie Stone(Vocals)
ダネトラ・ムーア / Danetra Moore(Background Vocals)
ポーラ・チャンピオン / Paula Champion(Background Vocals)
カルロス・サイモン / Carlos Simon(Keyboards)
ブランドン・トーマス / Brandon Thomas(Guitar)
デモンテリアス・ローレンス / Demonterious Lawrence(Bass)
カリド・ラマード / Khalid Rahmaad(Drums)
■セットリスト アンジー・ストーン
Setlist : Angie Stone @ Billboard Live Tokyo
show started 19:03
01.Intro (including a riff of Joy & Pain)
02.Play Wit It (including a riff of Sweet Sticky Thing)
03.Thank You
04.Everyday
05.Easier Said Than Done
06.Pissed Off
07.Baby Sometimes
08.Life Story
09.Bottles & Cans
10.I Ain’t Hearing U
11.Maybe
12.Brother
Enc. No More Rain (In This Cloud)
Enc. Wish I Didn’t Miss You
Show ended 20:23
(2011年2月9日木曜、ビルボードライブ東京=アンジー・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Angie
+++++
●マーヴィン・シーズ死去
【Marvin Seas Dies At 64】
訃報。
「キャンディ・リッカー」のヒットで知られるR&B、ブルーズ・シンガー、サザン・ソウル・シンガー、マーヴィン・シーズが2011年2月8日、ミシシッピー州ヴィックスバーグのリヴァー・リジョン・メディカル・センターで死去した。64歳。2月16日の65歳の誕生日8日前に亡くなった。葬儀は2011年2月16日午後1時から、ミシシッピー州ジャクソンのワード・アンド・ワーシップ教会(Word and Worship Church located at 6286 Hanging Moss Rd. in Jackson, Mississippi 39206.)で行われる。1987年4月に一度だけ来日し、ライヴを行ったことがある。
http://news.yahoo.com/s/ap/20110209/ap_en_mu/us_obit_sease
OBITUARY>Seas, Marvin (February 16, 1946 – February 8, 2011, 64 year-old)
□第53回グラミー賞予想 1
2011年2月12日 音楽□第53回グラミー賞予想
【53rd Grammy Predictions】
グラミー予想。
ソウル・サーチン恒例、第53回グラミー賞の予想をお送りする。今年は2011年2月13日(日)(日本時間2月14日午前10時)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表される。ノミネートは、NARAS(ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・サイエンス)から2010年12月1日に発表された。今回の中継はCBS。日本では例年通り、有料衛星放送WOWOW(ワウワウ)が生中継する。
今回もっともノミネートされたのは、ラッパーのエミネムで10部門、これに続いて新人のブルーノ・マーズが7部門、6部門がジェイZ、レディー・アンテベラム、レディー・ガガ。カントリーのレディー・アンテベラムは、「レコード」「ソング」「アルバム」の主要3部門すべてにノミネートされた。ノミネートされなかったアーティストとしての驚きは、ケーシャ。デビュー作品もひじょうによく売れ、シングル・ヒットも生まれていたが、一切ノミネートされなかった。ただし、ケーシャをプロデュースしたドクター・ルークは、「プロデューサー・オブ・ジ・イヤー」にノミネートされている。
また日本人で、Bズの松本孝が、ラリー・カールトンと一緒にレコーディングしたアルバム『テイク・ユア・ピック』が、「ポップ・アルバム」部門にノミネートされたほかに、グラミー・ノミネートの常連、喜多郎も「SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4」で「ベスト・ニューエージ」部門にノミネートされている。
ハイライト。
今回のショーのハイライトは、病床にあるアレサ・フランクリン・トリビュート、ボブ・ディランのライヴ、ミック・ジャガーのライヴ、バーブラ・ストライサンドのライヴなど、実に多い。ボブ・ディランはグラミーに5回目の登場。ミックは、ラファエル・サディークとともに、昨年死去したR&Bシンガーの巨人でミックのアイドルでもあったソロモン・バークへのトリビュートを行う。バーブラは、クリス・クリストファーソンに紹介されて舞台に登場、1970年代のヒットをメドレーで歌う。アレサ・トリビュートには、ヨランダ・アダムス、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ハドソン、マルティナ・マクブライド、フローレンス・ウェルチなどが登場。今年は、「べスト・ニュー・アーティスト」にノミネートされた5アーティスト全員がライヴを見せる。中でも、エスペランザ・スポルディングはもっともグラミー好みで新人賞獲得が有力だ。
今年の特徴は、「レコード」部門のノミネート5つのうち3つまでが、いわゆる「コラボレーション」になっていること。全体的に、コラボレーションが流行になり、そのトレンドが顕著になってきている。
+++++
前回のグラミーは、テレビ中継の視聴者が5年ぶりにいい数字を記録。約2500万人が見た。その前年は1900万人。前回はビヨンセが10部門ノミネートされ、6部門を獲得。20歳のカントリー・センセーション、テイラー・スイフトが4部門を獲得、「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を20歳で獲得、同部門受賞の最年少記録となった。
昨年のグラミー予想など関連記事。筆者はグラミー予想を1981年頃から行っている。今年は51部門の予想を、例年通り本命と対抗に分けて予想した。
2010年02月01日(月)
(速報)★第52回グラミー賞決定(パート1)~ビヨンセは6部門、主要3部門は3者で分ける
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100201.html
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2010年度(第53回)(2011年2月13日発表)
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
今年(2010年度、第53回)の109部門の完全なノミネートリストは、次のNARASのサイトにある。
http://www.grammy.com/nominees
主な予想は次の通り。本命・対抗の文字がない部門は予想していないもの。
GENERAL
Album Of The Year
The Suburbs -- Arcade Fire
本命 Recovery -- Eminem
対抗 Need You Now -- Lady Antebellum
The Fame Monster -- Lady Gaga
Teenage Dream -- Katy Perry
レディー・ガガとエミネム、レディー・アンテベラムの三つ巴で、ケイティー、が僅差で追う感じ。売れた順は、エミネム、レディー・アンテベラム。アンテベラムも十分可能性あり。レディー・ガガはミニ・アルバム的なもので、若干不利か?
Record Of The Year
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
対抗 "Love The Way You Lie" -- Eminem Featuring Rihanna
"F.... You" -- Cee Lo Green
"Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
超迷う。個人的には「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」が好きなのだが。だがこれは2009年9月からのヒットで、本来だったら昨年のノミネート期間に入るので、今年に入って来たのが謎だ。
Song Of The Year
"Beg Steal Or Borrow" -- Ray LaMontagne, songwriter (Ray LaMontagne And The Pariah Dogs)
"F... You" -- Cee Lo Green, Philip Lawrence & Bruno Mars, songwriters (Cee Lo Green)
"The House That Built Me" --Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
本命 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem Featuring Rihanna)
対抗 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
「レコード」と「ソング」、本命・対抗、同じ組み合わせで、受賞がどちらもありのような気がする。どちらかが「レコード」を取れば、もう一方が「ソング」という感じ。
Best New Artist
対抗 Justin Bieber
Drake
Florence & The Machine
Mumford & Sons
本命 Esperanza Spalding
ドレイクはカナダ出身のラップ・アーティスト。ジャスティン・ビーバーもカナダ出身で16歳。フローレンスと、マムフォードはイギリス出身。エスペランザは、この名前だが唯一アメリカ出身の26歳。母はウェールズ/ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン系で、父は黒人という多国籍ミックス。基本はジャズ・ベース奏者兼シンガー。
POP
Best Female Pop Vocal Performance
"King Of Anything" -- Sara Bareilles
"Halo (Live)" -- Beyoncé
対抗 "Chasing Pirates" -- Norah Jones
本命 "Bad Romance" -- Lady Gaga
"Teenage Dream" -- Katy Perry
むずかしい…。ビヨンセもケイティーもノラも横一線。ちょっとレディー・ガガが抜けている感触。ビヨンセは昨年アルバム『ヘイロー』を受賞。「ライヴ盤」で取ると、同一曲2年連続。過去にはアニタ・ベイカーがやっている。
Best Male Pop Vocal Performance
"Haven’t Met You Yet" -- Michael Bublé
本命 "This Is It" -- Michael Jackson
"Whataya Want From Me" -- Adam Lambert
対抗 "Just The Way You Are" -- Bruno Mars
"Half Of My Heart -- John Mayer
ここも難しい。アダムも、ジョン・メイヤーも手ごわい。
Best Pop Instrumental Performance
"Flow" -- Laurie Anderson
本命 "Nessun Dorma" -- Jeff Beck
対抗 "No Mystery" -- Stanley Clarke
"Orchestral Intro" -- Gorillaz
"Sleepwalk" -- The Brian Setzer Orchestra
Best Pop Instrumental Album
"Pushing The Envelope" -- Gerald Albright
対抗 "Take Your Pick" -- Larry Carlton & Tak Matsumoto
"Heart And Soul" -- Kenny G
"Singularity" -- Robby Krieger
本命"Everything Is Everything: The Music Of Donny Hathaway" -- Kirk Whalum
ダニー・ハサウェイに捧げたカークのアルバムは、強力。日本人なのでラリー・カールトン、タック・マツモトも応援の意味で対抗へ。
Best Pop Vocal Album
"My World 2.0" -- Justin Bieber
"I Dreamed A Dream" -- Susan Boyle
本命 "The Fame Monster" -- Lady Gaga
"Battle Studies" -- John Mayer
対抗 "Teenage Dream" -- Katy Perry
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Don’t Stop Believin’ (Regionals Version)" -- "Glee" Cast
"Misery" -- Maroon 5
"The Only Exception" -- Paramore
本命 "Babyfather" -- Sade
対抗"Hey, Soul Sister (Live)" -- Train
Best Pop Collaboration With Vocals
"Airplanes II" -- B.o.B, Eminem & Hayley Williams
対抗 "Imagine" -- Herbie Hancock, Pink, India.Arie, Seal, Konono No. 1, Jeff Beck & Oumou Sangare
"If It Wasn’t For Bad" -- Elton John & Leon Russell
本命 "Telephone" -- Lady Gaga & Beyoncé
"California Gurls" -- Katy Perry & Snoop Dogg
TRADITIONAL POP
Best Traditional Pop Vocal Album
対抗 "Crazy Love" -- Michael Bublé
"The Greatest Love Songs Of All Time" -- Barry Manilow
"Let It Be Me: Mathis In Nashville" -- Johnny Mathis
"Fly Me To The MoonÂ…The Great American Songbook: Volume V" -- Rod Stewart
本命 "Love Is The Answer" -- Barbra Streisand
DANCE
Best Dance Recording
"Rocket" -- Goldfrapp
"In For The Kill" -- La Roux
対抗 "Dance In The Dark" -- Lady Gaga
本命 "Only Girl (In The World)" -- Rihanna
"Dancing On My Own" – Robyn
昨年はレディー・ガガ。V2あるのか。リアーナの勢いにかけたい。ここは接戦。
Best Electronic/Dance Album
"These Hopeful Machines" -- BT
対抗 "Further" -- The Chemical Brothers
"Head First" -- Goldfrapp
"Black Light" -- Groove Armada
本命 "La Roux" -- La Roux
ROCK
Best Rock Song
本命 "Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
対抗 "Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriters (The Black Keys)
Best Rock Album
Emotion & Commotion -- Jeff Beck
対抗 "The Resistance" -- Muse
"Backspacer" -- Pearl Jam
"Mojo" -- Tom Petty And The Heartbreakers
本命 "Le Noise" -- Neil Young
Best Solo Rock Vocal Performance
対抗 "Run Back To Your Side" -- Eric Clapton
"Crossroads" -- John Mayer
"Helter Skelter" -- Paul McCartney
"Silver Rider" -- Robert Plant
本命 "Angry World" -- Neil Young
Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Ready To Start" -- Arcade Fire
対抗 "I Put A Spell On You" -- Jeff Beck & Joss Stone
本命 "Tighten Up" -- The Black Keys
"Radioactive" -- Kings Of Leon
"Resistance" – Muse
昨年はキングス・オブ・レオン、アーケイド・ファイアーも強い。
Best Hard Rock Performance
"A Looking In View" -- Alice In Chains
"Let Me Hear You Scream" -- Ozzy Osbourne
"Black Rain" -- Soundgarden
"Between The Lines" -- Stone Temple Pilots
"New Fang" -- Them Crooked Vultures
Best Rock Song
"Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters
(Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters
(Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
"Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriter (The Black Keys)
Best Metal Performance
"El Dorado" -- Iron Maiden
"Let The Guilt Go" -- Korn
"In Your Words" -- Lamb Of God
"Sudden Death" -- Megadeth
"World Painted Blood" -- Slayer
Best Rock Instrumental Performance
本命 "Hammerhead" -- Jeff Beck
対抗 "Black Mud" -- The Black Keys
"Do The Murray" -- Los Lobos
"Kundalini Bonfire" -- Dave Matthews & Tim Reynolds
"The Deathless Horsie" -- Dweezil Zappa
ALTERNATIVE
Best Alternative Music Album
本命 The Suburbs -- Arcade Fire
Infinite Arms -- Band Of Horses
対抗 Brothers -- The Black Keys
Broken Bells -- Broken Bells
Contra -- Vampire Weekend
R&B
Best R&B Song
本命 "Bittersweet" -- Charles Harmon & Claude Kelly, songwriters (Fantasia)
"Finding My Way Back" -- Ivan "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Carvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland & Miquel Jontel, songwriters (Jaheim)
"Second Chance" -- E. Debarge & Mischke, songwriters (El DeBarge)
対抗 "Shine" -- John Stephens, songwriter (John Legend & The Roots)
"Why Would You Stay" -- K. Owens, songwriter (Kem)
Best R&B Album
The Love & War Masterpeace -- Raheem DeVaughn
対抗 Back To Me -- Fantasia
Another Round -- Jaheim
本命 Wake Up! -- John Legend & The Roots
Still Standing -- Monica
Best Female R&B Vocal Performance
"Gone Already" -- Faith Evans
本命 "Bittersweet" -- Fantasia
"Everything To Me" -- Monica
"Tired" -- Kelly Price
対抗 "Holding You Down (Going In Circles)" -- Jazmine Sullivan
Best Male R&B Vocal Performance
"Second Chance" -- El DeBarge
"Finding My Way Back" -- Jaheim
"Why Would You Stay" -- Kem
対抗 "We’re Still Friends" -- (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
本命 "There Goes My Baby" -- Usher
Best Traditional R&B Vocal Performance
対抗 "When A Woman Loves" -- R. Kelly
本命 "Hang On In There" -- John Legend & The Roots
"You’re So Amazing" -- Calvin Richardson
"In Between" -- Ryan Shaw
"Go [Live]" -- Betty Wright
Best Urban/Alternative Performance
"Little One" -- Bilal
対抗 "... You" -- Cee Lo Green
"Orion" -- Carolyn Malachi
本命 "Tightrope" -- Janelle Monáe & Big Boi
"Still" -- Eric Roberson
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Take My Time" -- Chris Brown & Tank
"Love" -- Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
対抗 "You’ve Got A Friend" -- Ronald Isley & Aretha Franklin
"Shine" -- John Legend & The Roots
本命 "Soldier Of Love" – Sade
ここは相当な接戦。読みきれない。どれもあり。ジョン・レジェンド、アイズレイ&アレサ、シャーデーは三つ巴の様相。
Best Contemporary R&B Album
Graffiti -- Chris Brown
Untitled -- R. Kelly
Transition -- Ryan Leslie
対抗 The ArchAndroid -- Janelle Monáe
本命 Raymond V Raymond -- Usher
RAP
Best Rap Solo Performance
"Over" -- Drake
本命 "Not Afraid" -- Eminem
"How Low" -- Ludacris
"I’m Back" -- T.I.
対抗 "Power" -- Kanye West
Best Rap Performance By A Duo Or Group
"Shutterbugg" -- Big Boi & Cutty
対抗 "Fancy" -- Drake, T.I. & Swizz Beatz
本命 "On To The Next One" -- Jay-Z & Swizz Beatz
"My Chick Bad" -- Ludacris & Nicki Minaj
"Lose My Mind" -- Young Jeezy & Plies
Best Rap/Sung Collaboration
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
"Deuces" -- Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
"Love The Way You Lie" -- Eminem & Rihanna
対抗 "Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Wake Up! Everybody" -- John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
Best Rap Song
本命 "Empire State Of Mind" -- Shawn Carter, Angela Hunte, Burt Keyes, Alicia Keys, Jane’t "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh, songwriters (Sylvia Robinson, songwriter) (Jay-Z & Alicia Keys)
対抗 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem & Rihanna)
"Not Afraid" -- M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, L. Resto & M. Samuels, songwriters (Eminem)
"Nothin’ On You" -- Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr., songwriters (B.o.B Featuring Bruno Mars)
"On To The Next One" -- Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean, songwriters (G. Auge & X. De Rosnay, songwriters) (Jay-Z & Swizz Beatz)
なぜ「エンパイア・ステイト…」がラップ・ソングにノミネートされるのか、よくわからないが、そういうときは意外と来たりするもの。
Best Rap Album
The Adventures Of Bobby Ray -- B.o.B
Thank Me Later -- Drake
対抗 Recovery -- Eminem
本命 The Blueprint 3 -- Jay-Z
How I Got Over -- The Roots
ルーツも捨てがたい。(どうも今年はずばっときめきれない…) 昨年はエミネム。
(パート2へ)
【53rd Grammy Predictions】
グラミー予想。
ソウル・サーチン恒例、第53回グラミー賞の予想をお送りする。今年は2011年2月13日(日)(日本時間2月14日午前10時)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表される。ノミネートは、NARAS(ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・サイエンス)から2010年12月1日に発表された。今回の中継はCBS。日本では例年通り、有料衛星放送WOWOW(ワウワウ)が生中継する。
今回もっともノミネートされたのは、ラッパーのエミネムで10部門、これに続いて新人のブルーノ・マーズが7部門、6部門がジェイZ、レディー・アンテベラム、レディー・ガガ。カントリーのレディー・アンテベラムは、「レコード」「ソング」「アルバム」の主要3部門すべてにノミネートされた。ノミネートされなかったアーティストとしての驚きは、ケーシャ。デビュー作品もひじょうによく売れ、シングル・ヒットも生まれていたが、一切ノミネートされなかった。ただし、ケーシャをプロデュースしたドクター・ルークは、「プロデューサー・オブ・ジ・イヤー」にノミネートされている。
また日本人で、Bズの松本孝が、ラリー・カールトンと一緒にレコーディングしたアルバム『テイク・ユア・ピック』が、「ポップ・アルバム」部門にノミネートされたほかに、グラミー・ノミネートの常連、喜多郎も「SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4」で「ベスト・ニューエージ」部門にノミネートされている。
ハイライト。
今回のショーのハイライトは、病床にあるアレサ・フランクリン・トリビュート、ボブ・ディランのライヴ、ミック・ジャガーのライヴ、バーブラ・ストライサンドのライヴなど、実に多い。ボブ・ディランはグラミーに5回目の登場。ミックは、ラファエル・サディークとともに、昨年死去したR&Bシンガーの巨人でミックのアイドルでもあったソロモン・バークへのトリビュートを行う。バーブラは、クリス・クリストファーソンに紹介されて舞台に登場、1970年代のヒットをメドレーで歌う。アレサ・トリビュートには、ヨランダ・アダムス、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ハドソン、マルティナ・マクブライド、フローレンス・ウェルチなどが登場。今年は、「べスト・ニュー・アーティスト」にノミネートされた5アーティスト全員がライヴを見せる。中でも、エスペランザ・スポルディングはもっともグラミー好みで新人賞獲得が有力だ。
今年の特徴は、「レコード」部門のノミネート5つのうち3つまでが、いわゆる「コラボレーション」になっていること。全体的に、コラボレーションが流行になり、そのトレンドが顕著になってきている。
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前回のグラミーは、テレビ中継の視聴者が5年ぶりにいい数字を記録。約2500万人が見た。その前年は1900万人。前回はビヨンセが10部門ノミネートされ、6部門を獲得。20歳のカントリー・センセーション、テイラー・スイフトが4部門を獲得、「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を20歳で獲得、同部門受賞の最年少記録となった。
昨年のグラミー予想など関連記事。筆者はグラミー予想を1981年頃から行っている。今年は51部門の予想を、例年通り本命と対抗に分けて予想した。
2010年02月01日(月)
(速報)★第52回グラミー賞決定(パート1)~ビヨンセは6部門、主要3部門は3者で分ける
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100201.html
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2010年度(第53回)(2011年2月13日発表)
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
今年(2010年度、第53回)の109部門の完全なノミネートリストは、次のNARASのサイトにある。
http://www.grammy.com/nominees
主な予想は次の通り。本命・対抗の文字がない部門は予想していないもの。
GENERAL
Album Of The Year
The Suburbs -- Arcade Fire
本命 Recovery -- Eminem
対抗 Need You Now -- Lady Antebellum
The Fame Monster -- Lady Gaga
Teenage Dream -- Katy Perry
レディー・ガガとエミネム、レディー・アンテベラムの三つ巴で、ケイティー、が僅差で追う感じ。売れた順は、エミネム、レディー・アンテベラム。アンテベラムも十分可能性あり。レディー・ガガはミニ・アルバム的なもので、若干不利か?
Record Of The Year
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
対抗 "Love The Way You Lie" -- Eminem Featuring Rihanna
"F.... You" -- Cee Lo Green
"Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
超迷う。個人的には「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」が好きなのだが。だがこれは2009年9月からのヒットで、本来だったら昨年のノミネート期間に入るので、今年に入って来たのが謎だ。
Song Of The Year
"Beg Steal Or Borrow" -- Ray LaMontagne, songwriter (Ray LaMontagne And The Pariah Dogs)
"F... You" -- Cee Lo Green, Philip Lawrence & Bruno Mars, songwriters (Cee Lo Green)
"The House That Built Me" --Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
本命 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem Featuring Rihanna)
対抗 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
「レコード」と「ソング」、本命・対抗、同じ組み合わせで、受賞がどちらもありのような気がする。どちらかが「レコード」を取れば、もう一方が「ソング」という感じ。
Best New Artist
対抗 Justin Bieber
Drake
Florence & The Machine
Mumford & Sons
本命 Esperanza Spalding
ドレイクはカナダ出身のラップ・アーティスト。ジャスティン・ビーバーもカナダ出身で16歳。フローレンスと、マムフォードはイギリス出身。エスペランザは、この名前だが唯一アメリカ出身の26歳。母はウェールズ/ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン系で、父は黒人という多国籍ミックス。基本はジャズ・ベース奏者兼シンガー。
POP
Best Female Pop Vocal Performance
"King Of Anything" -- Sara Bareilles
"Halo (Live)" -- Beyoncé
対抗 "Chasing Pirates" -- Norah Jones
本命 "Bad Romance" -- Lady Gaga
"Teenage Dream" -- Katy Perry
むずかしい…。ビヨンセもケイティーもノラも横一線。ちょっとレディー・ガガが抜けている感触。ビヨンセは昨年アルバム『ヘイロー』を受賞。「ライヴ盤」で取ると、同一曲2年連続。過去にはアニタ・ベイカーがやっている。
Best Male Pop Vocal Performance
"Haven’t Met You Yet" -- Michael Bublé
本命 "This Is It" -- Michael Jackson
"Whataya Want From Me" -- Adam Lambert
対抗 "Just The Way You Are" -- Bruno Mars
"Half Of My Heart -- John Mayer
ここも難しい。アダムも、ジョン・メイヤーも手ごわい。
Best Pop Instrumental Performance
"Flow" -- Laurie Anderson
本命 "Nessun Dorma" -- Jeff Beck
対抗 "No Mystery" -- Stanley Clarke
"Orchestral Intro" -- Gorillaz
"Sleepwalk" -- The Brian Setzer Orchestra
Best Pop Instrumental Album
"Pushing The Envelope" -- Gerald Albright
対抗 "Take Your Pick" -- Larry Carlton & Tak Matsumoto
"Heart And Soul" -- Kenny G
"Singularity" -- Robby Krieger
本命"Everything Is Everything: The Music Of Donny Hathaway" -- Kirk Whalum
ダニー・ハサウェイに捧げたカークのアルバムは、強力。日本人なのでラリー・カールトン、タック・マツモトも応援の意味で対抗へ。
Best Pop Vocal Album
"My World 2.0" -- Justin Bieber
"I Dreamed A Dream" -- Susan Boyle
本命 "The Fame Monster" -- Lady Gaga
"Battle Studies" -- John Mayer
対抗 "Teenage Dream" -- Katy Perry
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Don’t Stop Believin’ (Regionals Version)" -- "Glee" Cast
"Misery" -- Maroon 5
"The Only Exception" -- Paramore
本命 "Babyfather" -- Sade
対抗"Hey, Soul Sister (Live)" -- Train
Best Pop Collaboration With Vocals
"Airplanes II" -- B.o.B, Eminem & Hayley Williams
対抗 "Imagine" -- Herbie Hancock, Pink, India.Arie, Seal, Konono No. 1, Jeff Beck & Oumou Sangare
"If It Wasn’t For Bad" -- Elton John & Leon Russell
本命 "Telephone" -- Lady Gaga & Beyoncé
"California Gurls" -- Katy Perry & Snoop Dogg
TRADITIONAL POP
Best Traditional Pop Vocal Album
対抗 "Crazy Love" -- Michael Bublé
"The Greatest Love Songs Of All Time" -- Barry Manilow
"Let It Be Me: Mathis In Nashville" -- Johnny Mathis
"Fly Me To The MoonÂ…The Great American Songbook: Volume V" -- Rod Stewart
本命 "Love Is The Answer" -- Barbra Streisand
DANCE
Best Dance Recording
"Rocket" -- Goldfrapp
"In For The Kill" -- La Roux
対抗 "Dance In The Dark" -- Lady Gaga
本命 "Only Girl (In The World)" -- Rihanna
"Dancing On My Own" – Robyn
昨年はレディー・ガガ。V2あるのか。リアーナの勢いにかけたい。ここは接戦。
Best Electronic/Dance Album
"These Hopeful Machines" -- BT
対抗 "Further" -- The Chemical Brothers
"Head First" -- Goldfrapp
"Black Light" -- Groove Armada
本命 "La Roux" -- La Roux
ROCK
Best Rock Song
本命 "Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
対抗 "Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriters (The Black Keys)
Best Rock Album
Emotion & Commotion -- Jeff Beck
対抗 "The Resistance" -- Muse
"Backspacer" -- Pearl Jam
"Mojo" -- Tom Petty And The Heartbreakers
本命 "Le Noise" -- Neil Young
Best Solo Rock Vocal Performance
対抗 "Run Back To Your Side" -- Eric Clapton
"Crossroads" -- John Mayer
"Helter Skelter" -- Paul McCartney
"Silver Rider" -- Robert Plant
本命 "Angry World" -- Neil Young
Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Ready To Start" -- Arcade Fire
対抗 "I Put A Spell On You" -- Jeff Beck & Joss Stone
本命 "Tighten Up" -- The Black Keys
"Radioactive" -- Kings Of Leon
"Resistance" – Muse
昨年はキングス・オブ・レオン、アーケイド・ファイアーも強い。
Best Hard Rock Performance
"A Looking In View" -- Alice In Chains
"Let Me Hear You Scream" -- Ozzy Osbourne
"Black Rain" -- Soundgarden
"Between The Lines" -- Stone Temple Pilots
"New Fang" -- Them Crooked Vultures
Best Rock Song
"Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters
(Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters
(Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
"Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriter (The Black Keys)
Best Metal Performance
"El Dorado" -- Iron Maiden
"Let The Guilt Go" -- Korn
"In Your Words" -- Lamb Of God
"Sudden Death" -- Megadeth
"World Painted Blood" -- Slayer
Best Rock Instrumental Performance
本命 "Hammerhead" -- Jeff Beck
対抗 "Black Mud" -- The Black Keys
"Do The Murray" -- Los Lobos
"Kundalini Bonfire" -- Dave Matthews & Tim Reynolds
"The Deathless Horsie" -- Dweezil Zappa
ALTERNATIVE
Best Alternative Music Album
本命 The Suburbs -- Arcade Fire
Infinite Arms -- Band Of Horses
対抗 Brothers -- The Black Keys
Broken Bells -- Broken Bells
Contra -- Vampire Weekend
R&B
Best R&B Song
本命 "Bittersweet" -- Charles Harmon & Claude Kelly, songwriters (Fantasia)
"Finding My Way Back" -- Ivan "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Carvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland & Miquel Jontel, songwriters (Jaheim)
"Second Chance" -- E. Debarge & Mischke, songwriters (El DeBarge)
対抗 "Shine" -- John Stephens, songwriter (John Legend & The Roots)
"Why Would You Stay" -- K. Owens, songwriter (Kem)
Best R&B Album
The Love & War Masterpeace -- Raheem DeVaughn
対抗 Back To Me -- Fantasia
Another Round -- Jaheim
本命 Wake Up! -- John Legend & The Roots
Still Standing -- Monica
Best Female R&B Vocal Performance
"Gone Already" -- Faith Evans
本命 "Bittersweet" -- Fantasia
"Everything To Me" -- Monica
"Tired" -- Kelly Price
対抗 "Holding You Down (Going In Circles)" -- Jazmine Sullivan
Best Male R&B Vocal Performance
"Second Chance" -- El DeBarge
"Finding My Way Back" -- Jaheim
"Why Would You Stay" -- Kem
対抗 "We’re Still Friends" -- (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
本命 "There Goes My Baby" -- Usher
Best Traditional R&B Vocal Performance
対抗 "When A Woman Loves" -- R. Kelly
本命 "Hang On In There" -- John Legend & The Roots
"You’re So Amazing" -- Calvin Richardson
"In Between" -- Ryan Shaw
"Go [Live]" -- Betty Wright
Best Urban/Alternative Performance
"Little One" -- Bilal
対抗 "... You" -- Cee Lo Green
"Orion" -- Carolyn Malachi
本命 "Tightrope" -- Janelle Monáe & Big Boi
"Still" -- Eric Roberson
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Take My Time" -- Chris Brown & Tank
"Love" -- Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
対抗 "You’ve Got A Friend" -- Ronald Isley & Aretha Franklin
"Shine" -- John Legend & The Roots
本命 "Soldier Of Love" – Sade
ここは相当な接戦。読みきれない。どれもあり。ジョン・レジェンド、アイズレイ&アレサ、シャーデーは三つ巴の様相。
Best Contemporary R&B Album
Graffiti -- Chris Brown
Untitled -- R. Kelly
Transition -- Ryan Leslie
対抗 The ArchAndroid -- Janelle Monáe
本命 Raymond V Raymond -- Usher
RAP
Best Rap Solo Performance
"Over" -- Drake
本命 "Not Afraid" -- Eminem
"How Low" -- Ludacris
"I’m Back" -- T.I.
対抗 "Power" -- Kanye West
Best Rap Performance By A Duo Or Group
"Shutterbugg" -- Big Boi & Cutty
対抗 "Fancy" -- Drake, T.I. & Swizz Beatz
本命 "On To The Next One" -- Jay-Z & Swizz Beatz
"My Chick Bad" -- Ludacris & Nicki Minaj
"Lose My Mind" -- Young Jeezy & Plies
Best Rap/Sung Collaboration
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
"Deuces" -- Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
"Love The Way You Lie" -- Eminem & Rihanna
対抗 "Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Wake Up! Everybody" -- John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
Best Rap Song
本命 "Empire State Of Mind" -- Shawn Carter, Angela Hunte, Burt Keyes, Alicia Keys, Jane’t "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh, songwriters (Sylvia Robinson, songwriter) (Jay-Z & Alicia Keys)
対抗 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem & Rihanna)
"Not Afraid" -- M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, L. Resto & M. Samuels, songwriters (Eminem)
"Nothin’ On You" -- Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr., songwriters (B.o.B Featuring Bruno Mars)
"On To The Next One" -- Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean, songwriters (G. Auge & X. De Rosnay, songwriters) (Jay-Z & Swizz Beatz)
なぜ「エンパイア・ステイト…」がラップ・ソングにノミネートされるのか、よくわからないが、そういうときは意外と来たりするもの。
Best Rap Album
The Adventures Of Bobby Ray -- B.o.B
Thank Me Later -- Drake
対抗 Recovery -- Eminem
本命 The Blueprint 3 -- Jay-Z
How I Got Over -- The Roots
ルーツも捨てがたい。(どうも今年はずばっときめきれない…) 昨年はエミネム。
(パート2へ)
グラミー予想 (パート2)
2011年2月12日 音楽COUNTRY
Best Country Song
"The Breath You Take" -- Casey Beathard, Dean Dillon & Jessie Jo Dillon, songwriters (George Strait)
"Free" -- Zac Brown, songwriter (Zac Brown Band)
"The House That Built Me" -- Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
対抗 "I’d Love To Be Your Last" -- Rivers Rutherford, Annie Tate & Sam Tate, songwriters (Gretchen Wilson)
"If I Die Young" -- Kimberly Perry, songwriter (The Band Perry)
本命 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
Best Country Album
Up On The Ridge -- Dierks Bentley
対抗 You Get What You Give -- Zac Brown Band
The Guitar Song -- Jamey Johnson
本命 Need You Now -- Lady Antebellum
Revolution -- Miranda Lambert
Best Female Country Vocal Performance
"Satisfied" -- Jewel
"The House That Built Me" -- Miranda Lambert
"Swingin’" -- LeAnn Rimes
"Temporary Home" -- Carrie Underwood
"I’d Love To Be Your Last" -- Gretchen Wilson
Best Male Country Vocal Performance
"Macon" -- Jamey Johnson
"Cryin’ For Me (Wayman’s Song)" -- Toby Keith
"Turning Home" -- David Nail
"’Til Summer Comes Around" -- Keith Urban
"Gettin’ You Home" -- Chris Young
Best Country Performance By A Duo Or Group With Vocals
対抗 "Free" -- Zac Brown Band
"Elizabeth" -- Dailey & Vincent
本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
"Little White Church" -- Little Big Town
"Where Rainbows Never Die" -- The SteelDrivers
Best Country Instrumental Performance
"Tattoo Of A Smudge" -- Cherryholmes
"Magic #9" -- The Infamous Stringdusters
"New Chance Blues" -- Punch Brothers
"Willow Creek" -- Darrell Scott
"Hummingbyrd" -- Marty Stuart
Best Country Collaboration With Vocals
"Bad Angel" -- Dierks Bentley, Miranda Lambert & Jamey Johnson
"Pride (In The Name Of Love)" -- Dierks Bentley, Del McCoury & The Punch Brothers
"As She’s Walking Away" -- Zac Brown Band & Alan Jackson
"Hillbilly Bone" -- Blake Shelton & Trace Adkins
"I Run To You" -- Marty Stuart & Connie Smith
Category 43
Best New Age Album Vocal or Instrumental.
1. OCEAN Michael Brant DeMaria [Ontos Music]
本命2. SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4 Kitaro [Domo Records]
3. DANCING INTO SILENCE R. Carlos Nakai, William Eaton & Will Clipman [Canyon Records]
対抗 4. MIHO: JOURNEY TO THE MOUNTAIN Paul Winter Consort [Living Music]
5. INSTRUMENTAL OASIS, VOL. 4 Zamora [Z-Records]
Category 44
Best Contemporary Jazz Album
本命 1. THE STANLEY CLARKE BANDThe Stanley Clarke Band [Heads Up International]
2. NEVER CAN SAY GOODBYE Joey DeFrancesco [HighNote Records]
3. NOW IS THE TIME Jeff Lorber Fusion [Heads Up International]
対抗 4. TO THE ONE John McLaughlin [Abstract Logix]
5. BACKATOWN Trombone Shorty [Verve Forecast]
Category 45
Best Jazz Vocal Album
本命 1. ELEANORA FAGAN (1915-1959): TO BILLIE WITH LOVE
FROM DEE DEE Dee Dee Bridgewater [Emarcy]
対抗 2. FREDDY COLE SINGS MR. B Freddy Cole [HighNote Records]
3. WHEN LIGHTS ARE LOW Denise Donatelli [Savant Records]
4. AGES Lorraine Feather [Jazzed Media]
5. WATER Gregory Porter [Motéma Music]
Category 46
Best Improvised Jazz Solo
1. SOLAR Alan Broadbent, soloist Track from: Live At Giannelli Square: Volume 1 [Chilly Bin Records]
本命 2. A CHANGE IS GONNA COME Herbie Hancock, soloist Track from: The Imagine Project [Hancock Records]
対抗 3. BODY AND SOUL Keith Jarrett, soloist Track from: Jasmine [ECM]
4. LONELY WOMAN Hank Jones, soloist Track from: Pleased To Meet You [Justin Time Records]
5. VAN GOGH Wynton Marsalis, soloist Track from: Portrait In Seven Shades (Jazz At Lincoln Center Orchestra) [Jazz At Lincoln Center]
Category 47
Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗 1. POSITOOTLY! John Beasley [Resonance Records]
2. THE NEW SONG AND DANCE Clayton Brothers [ArtistShare]
3. HISTORICITY Vijay Iyer Trio [ACT Music + Vision]
本命 4. MOODY 4B James Moody [IPO Recordings]
5. PROVIDENCIA Danilo Perez [Mack Avenue Records]
Category 48
Best Large Jazz Ensemble Album
1. INFERNAL MACHINES Darcy James Argue’s Secret Society [New Amsterdam Records]
AUTUMN: IN MOVING PICTURES JAZZ - CHAMBER
MUSIC VOL. 2
2. Billy Childs Ensemble Featuring The Ying String Quartet
[ArtistShare]
3. PATHWAYS Dave Holland Octet [Dare2 Records]
4. 54 Metropole Orkest, John Scofield & Vince Mendoza [Emarcy/Universal]
5. MINGUS BIG BAND LIVE AT JAZZ STANDARD Mingus Big Band [Jazz Workshop, Inc./Jazz Standard]
Category 49
Best Latin Jazz Album Vocal or Instrumental.
1. TANGO GRILL Pablo Aslan [ZOHO]
2. SECOND CHANCE Hector Martignon [Zoho]
3. PSYCHEDELIC BLUES Poncho Sanchez [Concord Picante]
4. CHUCHO’S STEPS Chucho Valdés And The Afro-Cuban Messengers [Four Quarters Entertainment]
5. ¡BIEN BIEN! Wayne Wallace Latin Jazz Quintet [Patois Records]
Field 11 - Gospel
Category 50
Best Gospel Performance
1. HE WANTS IT ALL Forever Jones Track from: Get Ready [EMI Gospel]
2. YOU HOLD MY WORLD Israel Houghton Track from: Love God. Love People. [Integrity Music]
3. NOBODY GREATER VaShawn Mitchell Track from: Triumphant [EMI Gospel]
本命 4. HE’S BEEN JUST THAT GOOD Kirk Whalum & Lalah Hathaway Track from: The Gospel According To Jazz Chapter III [Rendezvous Music/ Mack Avenue Records]
対抗 5. GRACE BeBe & CeCe Winans Track from: Still [B&C/Malaco]
Category 51
Best Gospel Song
1. BEAUTIFUL THINGS Lisa Gungor & Michael Gungor, songwriters (Gungor) Track from: Beautiful Things [Brash Music]
対抗 2. BETTER THAN A HALLELUJAH Sarah Hart & Chapin Hartford, songwriters (Amy Grant) Track from: Somewhere Down The Road [Amy Grant Productions/ Sparrow Records; Publishers: River Oaks Music, spiritandsong.com Publishing, Sony/Tree Music Publishing, Michael Puryear Music]
本命 3. IT’S WHAT I DO Jerry Peters & Kirk Whalum, songwriters (Kirk Whalum & Lalah Hathaway) Track from: The Gospel According To Jazz Chapter III [Rendezvous Music/ Mack Avenue Records; Publishers: Whalumusic/Jerry Peters Music]
4. OUR GOD Jonas Myrin, Matt Redman, Jesse Reeves & Chris Tomlin, songwriters (Chris Tomlin) Track from: Passion: Awakening [Sparrow Records / sixstepsrecords; Publishers: Thankyou Music, sixsteps Music/worshiptogether.com Songs/Said And Done Music/Vamos Publishing/Jonas Myrin/SHOUT! Publishing]
5. RETURN TO SENDER Gordon Kennedy, songwriter (Ricky Skaggs) Track from: Mosaic [Skaggs Family Records; Publisher: GlennJoy Music]
Field 11 – Gospel
Category 52
Best Rock Or Rap Gospel Album
1. CHURCH MUSIC David Crowder Band [Sparrow Records / Sixstepsrecords]
2. FOR THOSE WHO WAIT Fireflight [Flicker Records]
3. BEAUTIFUL THINGS Gungor [Brash Music]
4. REHAB Lecrae [Reach Records]
5. HELLO HURRICANE Switchfoot [Atlantic Recording Corp/ Credential Recordings]
Category 53
Best Pop/Contemporary Gospel Album
対抗 1. BEAUTY WILL RISE Steven Curtis Chapman [Sparrow Records]
本命 2. LOVE GOD. LOVE PEOPLE. Israel Houghton [Integrity Music]
3. PIECES OF A REAL HEART Sanctus Real [Sparrow Records]
4. MOSAIC Ricky Skaggs [Skaggs Family Records]
5. TONIGHT TobyMac [ForeFront Records]
Category 54
Best Southern, Country, Or Bluegrass Gospel Album
1. TIMES LIKE THESE Austins Bridge [Daywind Records]
2. THE REASON Diamond Rio [Word]
3. EXPECTING GOOD THINGS Jeff & Sheri Easter [Spring Hill Music Group/She Loved Music]
4. JOURNEY ON Ty Herndon [FUNL Music]
5. LIVE AT OAK TREE: KAREN PECK & NEW RIVER Karen Peck & New River [Daywind Records]
Category 55
Best Traditional Gospel Album
対抗 1. THE EXPERIENCE Vanessa Bell Armstrong [EMI Gospel]
本命 2. A CITY CALLED HEAVEN Shirley Caesar [Light Records]
3. DOWNTOWN CHURCH Patty Griffin [Credential Recordings]
4. HERE I AM Marvin Sapp [Verity]
5. ALL IN ONE Karen Clark Sheard [KaRew Records/ EMI Gospel]
Category 56
Best Contemporary R&B Gospel Album
対抗 1. GET READY Forever Jones [EMI Gospel]
2. LOVE UNSTOPPABLE Fred Hammond [Verity]
3. TRIUMPHANT VaShawn Mitchell [EMI Gospel]
4. AARON SLEDGE Aaron Sledge [EMI Gospel]
本命 5. STILL BeBe & CeCe Winans [B&C/Malaco]
Field 13 - American Roots
Category 66
Best Traditional Blues Album Vocal or Instrumental.
対抗 1. GIANT James Cotton [Alligator]
本命 2. MEMPHIS BLUES Cyndi Lauper [Mercer Street Records]
3. THE WELL Charlie Musselwhite [Alligator]
4. JOINED AT THE HIP Pinetop Perkins & Willie ’Big Eyes’ Smith [Telarc]
5. PLAYS BLUES, BALLADS & FAVORITES Jimmie Vaughan [Shout! Factory]
Category 67
Best Contemporary Blues Album Vocal or Instrumental.
本命 1. NOTHING’S IMPOSSIBLE Solomon Burke [E1 Music]
2. TRIBAL Dr. John And The Lower 911 [429 Records]
3. LIVING PROOF Buddy Guy [Silvertone/Jive]
対抗 4. INTERPRETATIONS: THE BRITISH ROCK SONGBOOK Bettye LaVette [ANTI-]
5. LIVE! IN CHICAGO Kenny Wayne Shepherd Band Featuring Hubert Sumlin, Willie "Big Eyes" Smith, Bryan Lee, And Buddy Flett [Roadrunner/Loud & Proud Records]
Category 92
Producer Of The Year, Non-Classical
A Producer’s Award. (Artists names appear in parentheses.)
対抗 1. ROB CAVALLO
• Brand New Eyes (Paramore) (A)
• Hang Cool Teddy Bear (Meat Loaf) (A)
• Happy Hour (Uncle Kracker) (A)
• Music Again (Adam Lambert) (T)
• Soaked (Adam Lambert) (T)
• Sure Fire Winners (Adam Lambert) (T)
• Time For Miracles (Adam Lambert) (T)
• When It’s Time (Green Day) (T)
2. DANGER MOUSE
• Broken Bells (Broken Bells) (A)
• Dark Night Of The Soul (Danger Mouse And Sparklehorse) (A)
• Tighten Up (The Black Keys) (T)
3. DR. LUKE
• California Gurls (Katy Perry Featuring Snoop Dogg) (T)
• For Your Entertainment (Adam Lambert) (T)
• Hungover (Kesha) (T)
• Kiss N Tell (Kesha) (T)
• Magic (B.o.B. Featuring Rivers Cuomo) (T)
• Take It Off (Kesha) (T)
• Teenage Dream (Katy Perry) (T)
• Your Love Is My Drug (Kesha) (T)
本命 4. REDONE
• Alejandro (Lady Gaga) (S)
• Bad Romance (Lady Gaga) (S)
• The Fame Monster (Lady Gaga) (A)
• I Like It (Enrique Iglesias Featuring Pitbull) (S)
• More (Usher) (T)
• We Are The World 25 For Haiti (Artists For Haiti) (S)
• Whole Lotta Love (Mary J. Blige) (S)
5. THE SMEEZINGTONS (BRUNO MARS, PHILIPLAWRENCE, ARI LEVINE
• Billionaire (Travie McCoy Featuring Bruno Mars) (T)
• Bow Chicka Wow Wow (Mike Posner) (T)
• F*** You (Cee Lo Green) (S)
• Island Queen (Sean Kingston) (T)
• Just The Way You Are (Bruno Mars) (S)
• Nothin’ On You (B.o.B Featuring Bruno Mars) (T)
Field 29 - Music Video
Category 108
Best Short Form Music Video
1. AIN’T NO GRAVE / THE JOHNNY CASH PROJECT
Chris Milk, video director; Jennifer Heath, Aaron Koblin & Rick Rubin, video producers [American/Universal](Johnny Cash)
本命 2. LOVE THE WAY YOU LIE (EXPLICIT VERSION)
Joseph Kahn, video director; Maryann Tanedo, video producer [Aftermath]
Eminem & Rihanna
3. STYLO
Pete Candeland & Jamie Hewlett, video directors; Cara Speller, video producer [Virgin Records]
Gorillaz, Mos Def & Bobby Womack
4. F*** YOU
Matt Stawski, video director; Paul Bock, video producer [Elektra]
Cee Lo Green
対抗 5. BAD ROMANCE
Francis Lawrence, video director; Heather Heller, video producer [Streamline/Interscope/KonLive/Cherrytree]
Lady Gaga
Category 109
Best Long Form Music Video
1. NO DISTANCE LEFT TO RUN
Will Lovelace, Dylan Southern & Giorgio Testi, video directors; Thomas Benski, Laura Collins & Lucas Ochoa, video producers [Parlophone/EMI]
Blur
対抗 2. WHEN YOU’RE STRANGE
Tom Dicillo, video director; John Beug, Jeff Jampol, Peter Jankowski & Dick Wolf, video producers [Eagle Vision]
(The Doors)
本命 3. THE GREATEST EARS IN TOWN: THE ARIF MARDIN
STORY
Doug Biro & Joe Mardin, video directors; Doug Biro & Joe Mardin, video producers [Nunoise Records]
(Arif Mardin)
4. RUSH: BEYOND THE LIGHTED STAGE
Sam Dunn & Scot McFadyen, video directors; Sam Dunn & Scot
McFadyen, video producers [Zoe]
Rush
5. UNDER GREAT WHITE NORTHERN LIGHTS
Emmett Malloy, video director; Ian Montone & Mike Sarkissian,
video producers [Third Man/Warner Bros.]
The White Stripes
ENT>MUSIC>AWARD>Grammy>53rd
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第24回~第27回
2011年2月13日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第24回~第27回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月8日から11日までの4日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
04.37
第24回 贈り物を探して
#24 Look for the Gift
Written on Tuesday, 08 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 08 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/249-walking-on-planet-c-look-for-the-gift
記録的な寒波が去った今日は晴れたり曇ったりの天気だったが、華氏40度(摂氏4.4度)とさわやかだったので、いつものスカーフで顔を覆うことなくウォーキングにでかけた。
術後の症状も良かったり悪かったりで、昨夜は2日前ほどは良くなかった。そこで、「マドンナの部屋」で寝ることにした。
そう名づけたのは、マドンナがコネチカットのこの家に遊びに来ると、いつもそこを寝室として選んでいたからだ。
1階のこの部屋には、家中でもっとも心地よいベッドがある。その部屋からの、裏庭の小さな池の眺めもとてもいい。この池はロング・アイランド湾につながっていて、ボートを係留しておくには完璧な場所だ。
ウォーキングを始める前、凍りついた冬景色を眺めながら、僕はここでやった星の数ほどの夏のパーティーに思いを馳せていた。スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」を口ずさむ。
僕が1980年代に催したシーフード・パーティーはもはや伝説だ。アイリーン・キャラ、ブロンディーのデビー・ハリーとクリス・ステイン、マドンナとジェリービーン・ベニーテス、キスのジーン・シモンズ、80年代のポップやアート・シーンの人たちが大勢僕の自宅にやってきた。それはまるで文化人のコミューン(共同体)のようだった。彼らはパーティーの喧騒とカオスを一日味わった後、それぞれの自宅に戻っていった。
若き日のサマンサとチャーロット・ロンソン(註1)が、ケータリング(仕出し屋)のスタッフにロブスターを二つも持っていったと咎められていたことを思い出す。スタッフは、彼女たちが双子だったことを知らなかっただけなのだ。
僕は、船上でのパーティーを思い出しながら、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」(註2)を歌い始めた。
裏庭にプライヴェートのドック(個人所有の船の係留地)をもってからというもの、何隻ものボートを所有したり、借りたりしていた。問題は、一度、ボートにのめりこんでしまうと、どんどん大きなボートが欲しくなってしまうということだった。
最初は、シガレット・オーシャン・レーサーで、次にその仲間としてホーヴァークラフトを手に入れた。これは水陸両用だ。
僕のドラッグ禍がひどくなり、押さえが利かなくなるのと同じように、より大きな船へ大きな船へと興味が行くようになってしまった。
何年もの間、僕は大きなヨットを何度も借りては若い女の子を集めてパーティーをやっていた。そしてふと気がつくと、大西洋のど真ん中でアメリカ海軍の航空母艦ジョージ・ワシントンのファースト・クラスにいたこともあった。もちろん、僕がジョージ・ワシントンを買ったり、借りたりしたわけではない。ただ、ロックン・ロールの世界に身を置くと、それくらいできる友達と知り合えるというだけだ。
僕に起こった最高の出来事は、壮大な悲劇から始まった。
あるとき、僕はマドンナのマイアミ・ビーチにある自宅のバースデイ・パーティーで泥酔し、前後不覚になっていた。僕はそのときコカイン中毒にかかっていて、それが膝にきた。結局、8ヶ月ほどコネチカットのリハビリ・センターに入院することになったのだ。
入院初日、いわゆる中毒者ミーティングに一人の女性が来てこう言った。「自分は末期癌なのでここに入院した。だがたとえどんな最悪のニュース(末期癌)の渦中にあっても『(神からの)贈り物』はあるはずで、自分はそれを探し当てなければならない」と。そして、彼女はまったく面識のない僕の部屋に、その「贈り物」を探しにやってきたのだ。
僕はその女性のこと、そして彼女が授けてくれた教訓を決して忘れることはない。
癌になった瞬間から、僕はその癌という病気の中にあるはずの「贈り物」を探し始めている。それは、まったく面識のない多くの読者のみなさんから受け取っているものだ。このみなさんからの「贈り物」は、僕に生ある限り、決して忘れることはないと断言しよう。
http://player.vimeo.com/video/11786030?title=0&byline=0&portrait=0
註1、サマンサとシャーロット・ロンソン。1977年生まれの双子の姉妹。サマンサは現在DJ、シャロットはファッション・デザイナーとして自身のブランドを展開。また1975年生まれの兄のマーク・ロンソンは、音楽プロデューサーとして、メイシー・グレイ、エイミー・ワインハウスなど多くをてがけヒットしている。もちろん、ナイルのパーティーに顔を出していた頃は10歳以下の子供。ロンソン一家は不動産業なども営む裕福な家庭で、おそらくコネチカットにも豪邸があったのだろう。
註2、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、ディープ・パープルがレコーディングする予定だったスイス・レマン湖のほとりにあるカジノが火事になり、メンバーが滞在していた向かい側にあったホテルから湖面に映る煙を見て、これをヒントに書いた作品。
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第25回 日の出
#25 Sunrise
Written on Wednesday, 09 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 09 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/250-walking-on-planet-c-sunrise
今日、朝の太陽の光がベッドルームの窓から差し込んでくると、僕に新たな自信を授けてくれた。毎朝、僕はその日の出に感謝している。新たな日の訪れにいつも感謝しているからだ。
僕の元パートナー、バーナード・エドワーズの逝去から15周年を記念して、僕はワーナー・ジャパンから新しいレコードを出す。
今日のモーニング・ウォークは短めにして、朝のレコーディング・セッションに備えた。僕の作曲家としての心意気は決して沈黙することはない。ソーガタック島への橋に差し掛かる頃、僕の心のターンテーブルは、クール&ザ・ギャングの「オープン・セサミ」をかけていた。
この日録音する新曲は、シックとクール&ザ・ギャングのコラボレーションになる。僕の母方のファミリー・ネームはミケンズという。最近亡くなったスパイク・ミケンズ(註1)は、クール&ザ・ギャングのオリジナル・メンバーの一人だ。いとこのスパイクは、ジャズ・ファンク・R&Bトランペッターで、僕に大きな影響を与えた。この二つのバンドは、僕が突然癌を宣告されたとき、すでに一緒にレコーディングを始めていた。
僕は幸せな気分で、ビル・ウィザースの「ラヴリー・デイ」を大声で歌いながら、田舎道を歩いた。カーヴに差し掛かると、太陽の光が僕の顔を直撃してきた。そこで、ビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を引っ張り出した。ただし僕が出してきたのはニーナ・シモンのヴァージョンだ。ここから、ニーナ・シモンの「シナー・マン」のフェリックス・ダ・ハウスキャット・リミックスも思い出した。
Nina Simon “Sinnerman”, Felix Da Housecat Remix
http://www.youtube.com/embed/0hcEiEyylEA" frameborder="0" allowfullscreen
今日、僕は遂にスタジオに戻る予定で、僕の手にファンクが戻ってくることを願っている。癌は、様々なストレス関連の障害をもたらす。もちろん、長時間プレイできるほど強くなっていないことはわかっている。だが、あと何回か日の出を見ればきっと…。
僕のサックス奏者、ビル・ホロマンが最終的なホーン・アレンジをプレイしにやってきた。曲のアイデアをまとめ、その曲を作り上げ、コラボレーションし、しかし、突然癌になり、すべてに急ブレーキがかかり、根治手術を受け、泣きながら助けを求め、そのことをブログに書き、自分自身と他の人たちの心の平和を願う。レコーディングが始まり、そんなことすべてが走馬灯のように僕の脳裏を駆け巡った瞬間、それは素晴らしい夢のような旅となっていた。
今夜すべてがうまく行けば、ファイナル・ミックス(完成した最終ミックス)は翌朝日の出前までには終わるはずだ。
註1、ロバート・スパイク・ミケンズ。1964年、ロバート・ベルらとニュージャージー州でクール&ザ・ギャングを結成。2010年11月2日、ニューヨークのフォー・ロッカウェイ・ナーシング・ホームで死去。59歳。
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第26回 どん底
#26 Low Tide
Written on Thursday, 10 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 10 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/251-walking-on-planet-c-low-tide
僕がブログをアップする朝5時、体感温度は華氏3度(摂氏マイナス16度)にも下がる。しばらく寝ようと思ったが、ワーナー・ジャパンからEメールがきた。日本は夜7時だ。僕が先に送ったラフ・ミックスについて話をし、彼らがとても気に入ってくれたことで、僕もとてもハッピーになった。
その時点で僕はもう完全に起きてしまった。そこで、ツイッターとフェイスブックでEラヴ(電子メールでのラヴ)を交わすことにした。みな、今やファースト・ネームで呼び合う仲だ。僕には世界で最大級のもっともクールなEファミリー(電子家族)がいる。
太陽がしっかりと顔を出し始めたので、朝のウォーキングに出ることにした。いつも僕は音楽プレイヤーを持っていかない。音楽を空気のように吸い、音楽で息をしているからだ。そして、僕の心のDJは決して飽きることを知らない。
裏口から出て、ジミ・ヘンドリックスの「ヴードゥー・チャイルド」を歌い始めた。(歌詞)"Well I stand up next to a mountain, and I chop it down - with the edge of my hand,"(僕は次の山に向かっていく、僕の手でその山を切り崩していく) この曲を歌ったのは、裏庭に8フィート(2メートル40センチ)も積もった雪を掻き分けながら進まなければならなかったからだ。僕は、一瞬、自分が前立腺癌の根治手術を受け、現在長い復活療養期間の真っ只中にいることを忘れていた。
ミュージシャンというものは、決して大人にならないものだ。しかし、僕には徐々に「常識」が身につき、心変わりした。もっとも、それに気づいたのは、自分が人生のどん底を味わってからだ。
僕は水辺に住んでいるので、凍ったボート係留地のあたりを歩いてみようと考えた。慎重に氷の上に足を踏み入れながら、僕はポール・サイモンの「スリップ・スライディング・アウェイ」を歌い始めた。
この家を1979年から持っているが、冬にこの桟橋の下に足を踏み入れたことは一度もなかった。僕は一体何を考えていたのだろうか?
ほとんどすべてが凍りつく気温の中で、水に生息するあらゆる生物を見たとき僕は不思議に思った。「このムール貝はまだすべて生きているのだろうか」と。僕はカントリー・ジョー&ザ・フィッシュの「フィクシン・トゥ・ダイ・ラグ」をハミングし始め、何百というムール貝を写真に収め、ストリートに戻った。
僕は、癌事件のために数ヶ月遅れを取っていた新曲に一晩中かかりきりになっていた。シックとクール&ザ・ギャングのコラボレーションだ。僕は歩き出し、癌手術後の症状の問題をファンクのグルーヴでかなたに追いやった。
http://player.vimeo.com/video/19771753?title=0&byline=0&portrait=0
(ナイルとロバート・クール・ベルのセッションの模様の動画。ここに貼り付けられないので、上記に掲載されているオリジナルコンテンツのアドレスに行き、そこで動画をごらんください。)
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第27回 モーニング・ニューズ
#27 Morning News
Written on Friday, 11 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 11 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/252-walking-on-planet-c-morning-news
エジプト情勢を報じる朝のニュースで目を覚ました。僕の目はテレビに釘付けになった。エジプトの大河(ナイル川)が僕の名を冠していることはさておき、かの国にもたくさんの友人がいるからだ。
僕の父方の家族はみな聖書から名前を取っている。父はナイル、おじはデメトリオス、おばはナオミ、彼らはみな若くして亡くなっている。
僕はいつもエジプトとなにかつながりがあるように感じている。いくつも理由があるのだが、僕の(マンハッタンの)アパートもエジプトをテーマにした建物なのだ。
結局、僕の自伝の出版社スピーゲル&グロー、ランダム・ハウス社のスタッフと会わなければならなかったので、泣く泣くテレビを切った。この自伝の原稿は僕が癌と診断された日に提出していた。
僕のチームが電撃的な癌告知を知って以来、今日、初めて全員がミーティングに参加してくれた。彼らとは、癌が発見されたときから情報を共有していたので、みな前立腺癌の状態の重大さを知っている。
お互い久々に顔を会わせ、みな嬉しかった。僕はシンプルなことへの感謝の気持ちが大きくなっていた。会議が始まると、僕はあたかも自分がタイタニックを発見したかのように「今日、術後初めて車を自分で運転してきた」と思わず口を滑らせてしまった。彼らは僕の言葉を本質的に理解してくれた。過去にレコード会社の会議室で新曲をプレゼンテーションしたときとは違い、彼らはその部屋に僕が入った瞬間から、僕の物語を知っていた。彼らはみな自伝の草稿を読んでいたからだ。
僕は自身の人生についての本を3年間にわたって書いてきた。彼らがこの自伝を読んで知っている主人公は、何度も死の淵まで旅をしている。彼らはそのことを知っているからこそ、今、こうしてその主人公が生きていることが単なる喜び以上の喜びなのだ。僕はドラッグに手を出し、酒浸りになり、享楽的な人生を急ぎ足で歩いた。だが、癌が僕に白羽の矢を立てた。死は死に変わりはないが、なぜかこの(死の)執行猶予は死に対して違った気持ちを抱かせる。
家路に就く車中で僕はクール&ザ・ギャングと一緒にやった曲の最終ミックスを聴いていた。これを聴いていると、音楽が僕にさらなる「生きること」への執着と希望を与えてくれる。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月8日から11日までの4日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
04.37
第24回 贈り物を探して
#24 Look for the Gift
Written on Tuesday, 08 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 08 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/249-walking-on-planet-c-look-for-the-gift
記録的な寒波が去った今日は晴れたり曇ったりの天気だったが、華氏40度(摂氏4.4度)とさわやかだったので、いつものスカーフで顔を覆うことなくウォーキングにでかけた。
術後の症状も良かったり悪かったりで、昨夜は2日前ほどは良くなかった。そこで、「マドンナの部屋」で寝ることにした。
そう名づけたのは、マドンナがコネチカットのこの家に遊びに来ると、いつもそこを寝室として選んでいたからだ。
1階のこの部屋には、家中でもっとも心地よいベッドがある。その部屋からの、裏庭の小さな池の眺めもとてもいい。この池はロング・アイランド湾につながっていて、ボートを係留しておくには完璧な場所だ。
ウォーキングを始める前、凍りついた冬景色を眺めながら、僕はここでやった星の数ほどの夏のパーティーに思いを馳せていた。スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」を口ずさむ。
僕が1980年代に催したシーフード・パーティーはもはや伝説だ。アイリーン・キャラ、ブロンディーのデビー・ハリーとクリス・ステイン、マドンナとジェリービーン・ベニーテス、キスのジーン・シモンズ、80年代のポップやアート・シーンの人たちが大勢僕の自宅にやってきた。それはまるで文化人のコミューン(共同体)のようだった。彼らはパーティーの喧騒とカオスを一日味わった後、それぞれの自宅に戻っていった。
若き日のサマンサとチャーロット・ロンソン(註1)が、ケータリング(仕出し屋)のスタッフにロブスターを二つも持っていったと咎められていたことを思い出す。スタッフは、彼女たちが双子だったことを知らなかっただけなのだ。
僕は、船上でのパーティーを思い出しながら、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」(註2)を歌い始めた。
裏庭にプライヴェートのドック(個人所有の船の係留地)をもってからというもの、何隻ものボートを所有したり、借りたりしていた。問題は、一度、ボートにのめりこんでしまうと、どんどん大きなボートが欲しくなってしまうということだった。
最初は、シガレット・オーシャン・レーサーで、次にその仲間としてホーヴァークラフトを手に入れた。これは水陸両用だ。
僕のドラッグ禍がひどくなり、押さえが利かなくなるのと同じように、より大きな船へ大きな船へと興味が行くようになってしまった。
何年もの間、僕は大きなヨットを何度も借りては若い女の子を集めてパーティーをやっていた。そしてふと気がつくと、大西洋のど真ん中でアメリカ海軍の航空母艦ジョージ・ワシントンのファースト・クラスにいたこともあった。もちろん、僕がジョージ・ワシントンを買ったり、借りたりしたわけではない。ただ、ロックン・ロールの世界に身を置くと、それくらいできる友達と知り合えるというだけだ。
僕に起こった最高の出来事は、壮大な悲劇から始まった。
あるとき、僕はマドンナのマイアミ・ビーチにある自宅のバースデイ・パーティーで泥酔し、前後不覚になっていた。僕はそのときコカイン中毒にかかっていて、それが膝にきた。結局、8ヶ月ほどコネチカットのリハビリ・センターに入院することになったのだ。
入院初日、いわゆる中毒者ミーティングに一人の女性が来てこう言った。「自分は末期癌なのでここに入院した。だがたとえどんな最悪のニュース(末期癌)の渦中にあっても『(神からの)贈り物』はあるはずで、自分はそれを探し当てなければならない」と。そして、彼女はまったく面識のない僕の部屋に、その「贈り物」を探しにやってきたのだ。
僕はその女性のこと、そして彼女が授けてくれた教訓を決して忘れることはない。
癌になった瞬間から、僕はその癌という病気の中にあるはずの「贈り物」を探し始めている。それは、まったく面識のない多くの読者のみなさんから受け取っているものだ。このみなさんからの「贈り物」は、僕に生ある限り、決して忘れることはないと断言しよう。
http://player.vimeo.com/video/11786030?title=0&byline=0&portrait=0
註1、サマンサとシャーロット・ロンソン。1977年生まれの双子の姉妹。サマンサは現在DJ、シャロットはファッション・デザイナーとして自身のブランドを展開。また1975年生まれの兄のマーク・ロンソンは、音楽プロデューサーとして、メイシー・グレイ、エイミー・ワインハウスなど多くをてがけヒットしている。もちろん、ナイルのパーティーに顔を出していた頃は10歳以下の子供。ロンソン一家は不動産業なども営む裕福な家庭で、おそらくコネチカットにも豪邸があったのだろう。
註2、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、ディープ・パープルがレコーディングする予定だったスイス・レマン湖のほとりにあるカジノが火事になり、メンバーが滞在していた向かい側にあったホテルから湖面に映る煙を見て、これをヒントに書いた作品。
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第25回 日の出
#25 Sunrise
Written on Wednesday, 09 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 09 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/250-walking-on-planet-c-sunrise
今日、朝の太陽の光がベッドルームの窓から差し込んでくると、僕に新たな自信を授けてくれた。毎朝、僕はその日の出に感謝している。新たな日の訪れにいつも感謝しているからだ。
僕の元パートナー、バーナード・エドワーズの逝去から15周年を記念して、僕はワーナー・ジャパンから新しいレコードを出す。
今日のモーニング・ウォークは短めにして、朝のレコーディング・セッションに備えた。僕の作曲家としての心意気は決して沈黙することはない。ソーガタック島への橋に差し掛かる頃、僕の心のターンテーブルは、クール&ザ・ギャングの「オープン・セサミ」をかけていた。
この日録音する新曲は、シックとクール&ザ・ギャングのコラボレーションになる。僕の母方のファミリー・ネームはミケンズという。最近亡くなったスパイク・ミケンズ(註1)は、クール&ザ・ギャングのオリジナル・メンバーの一人だ。いとこのスパイクは、ジャズ・ファンク・R&Bトランペッターで、僕に大きな影響を与えた。この二つのバンドは、僕が突然癌を宣告されたとき、すでに一緒にレコーディングを始めていた。
僕は幸せな気分で、ビル・ウィザースの「ラヴリー・デイ」を大声で歌いながら、田舎道を歩いた。カーヴに差し掛かると、太陽の光が僕の顔を直撃してきた。そこで、ビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を引っ張り出した。ただし僕が出してきたのはニーナ・シモンのヴァージョンだ。ここから、ニーナ・シモンの「シナー・マン」のフェリックス・ダ・ハウスキャット・リミックスも思い出した。
Nina Simon “Sinnerman”, Felix Da Housecat Remix
http://www.youtube.com/embed/0hcEiEyylEA" frameborder="0" allowfullscreen
今日、僕は遂にスタジオに戻る予定で、僕の手にファンクが戻ってくることを願っている。癌は、様々なストレス関連の障害をもたらす。もちろん、長時間プレイできるほど強くなっていないことはわかっている。だが、あと何回か日の出を見ればきっと…。
僕のサックス奏者、ビル・ホロマンが最終的なホーン・アレンジをプレイしにやってきた。曲のアイデアをまとめ、その曲を作り上げ、コラボレーションし、しかし、突然癌になり、すべてに急ブレーキがかかり、根治手術を受け、泣きながら助けを求め、そのことをブログに書き、自分自身と他の人たちの心の平和を願う。レコーディングが始まり、そんなことすべてが走馬灯のように僕の脳裏を駆け巡った瞬間、それは素晴らしい夢のような旅となっていた。
今夜すべてがうまく行けば、ファイナル・ミックス(完成した最終ミックス)は翌朝日の出前までには終わるはずだ。
註1、ロバート・スパイク・ミケンズ。1964年、ロバート・ベルらとニュージャージー州でクール&ザ・ギャングを結成。2010年11月2日、ニューヨークのフォー・ロッカウェイ・ナーシング・ホームで死去。59歳。
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第26回 どん底
#26 Low Tide
Written on Thursday, 10 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 10 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/251-walking-on-planet-c-low-tide
僕がブログをアップする朝5時、体感温度は華氏3度(摂氏マイナス16度)にも下がる。しばらく寝ようと思ったが、ワーナー・ジャパンからEメールがきた。日本は夜7時だ。僕が先に送ったラフ・ミックスについて話をし、彼らがとても気に入ってくれたことで、僕もとてもハッピーになった。
その時点で僕はもう完全に起きてしまった。そこで、ツイッターとフェイスブックでEラヴ(電子メールでのラヴ)を交わすことにした。みな、今やファースト・ネームで呼び合う仲だ。僕には世界で最大級のもっともクールなEファミリー(電子家族)がいる。
太陽がしっかりと顔を出し始めたので、朝のウォーキングに出ることにした。いつも僕は音楽プレイヤーを持っていかない。音楽を空気のように吸い、音楽で息をしているからだ。そして、僕の心のDJは決して飽きることを知らない。
裏口から出て、ジミ・ヘンドリックスの「ヴードゥー・チャイルド」を歌い始めた。(歌詞)"Well I stand up next to a mountain, and I chop it down - with the edge of my hand,"(僕は次の山に向かっていく、僕の手でその山を切り崩していく) この曲を歌ったのは、裏庭に8フィート(2メートル40センチ)も積もった雪を掻き分けながら進まなければならなかったからだ。僕は、一瞬、自分が前立腺癌の根治手術を受け、現在長い復活療養期間の真っ只中にいることを忘れていた。
ミュージシャンというものは、決して大人にならないものだ。しかし、僕には徐々に「常識」が身につき、心変わりした。もっとも、それに気づいたのは、自分が人生のどん底を味わってからだ。
僕は水辺に住んでいるので、凍ったボート係留地のあたりを歩いてみようと考えた。慎重に氷の上に足を踏み入れながら、僕はポール・サイモンの「スリップ・スライディング・アウェイ」を歌い始めた。
この家を1979年から持っているが、冬にこの桟橋の下に足を踏み入れたことは一度もなかった。僕は一体何を考えていたのだろうか?
ほとんどすべてが凍りつく気温の中で、水に生息するあらゆる生物を見たとき僕は不思議に思った。「このムール貝はまだすべて生きているのだろうか」と。僕はカントリー・ジョー&ザ・フィッシュの「フィクシン・トゥ・ダイ・ラグ」をハミングし始め、何百というムール貝を写真に収め、ストリートに戻った。
僕は、癌事件のために数ヶ月遅れを取っていた新曲に一晩中かかりきりになっていた。シックとクール&ザ・ギャングのコラボレーションだ。僕は歩き出し、癌手術後の症状の問題をファンクのグルーヴでかなたに追いやった。
http://player.vimeo.com/video/19771753?title=0&byline=0&portrait=0
(ナイルとロバート・クール・ベルのセッションの模様の動画。ここに貼り付けられないので、上記に掲載されているオリジナルコンテンツのアドレスに行き、そこで動画をごらんください。)
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第27回 モーニング・ニューズ
#27 Morning News
Written on Friday, 11 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 11 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/252-walking-on-planet-c-morning-news
エジプト情勢を報じる朝のニュースで目を覚ました。僕の目はテレビに釘付けになった。エジプトの大河(ナイル川)が僕の名を冠していることはさておき、かの国にもたくさんの友人がいるからだ。
僕の父方の家族はみな聖書から名前を取っている。父はナイル、おじはデメトリオス、おばはナオミ、彼らはみな若くして亡くなっている。
僕はいつもエジプトとなにかつながりがあるように感じている。いくつも理由があるのだが、僕の(マンハッタンの)アパートもエジプトをテーマにした建物なのだ。
結局、僕の自伝の出版社スピーゲル&グロー、ランダム・ハウス社のスタッフと会わなければならなかったので、泣く泣くテレビを切った。この自伝の原稿は僕が癌と診断された日に提出していた。
僕のチームが電撃的な癌告知を知って以来、今日、初めて全員がミーティングに参加してくれた。彼らとは、癌が発見されたときから情報を共有していたので、みな前立腺癌の状態の重大さを知っている。
お互い久々に顔を会わせ、みな嬉しかった。僕はシンプルなことへの感謝の気持ちが大きくなっていた。会議が始まると、僕はあたかも自分がタイタニックを発見したかのように「今日、術後初めて車を自分で運転してきた」と思わず口を滑らせてしまった。彼らは僕の言葉を本質的に理解してくれた。過去にレコード会社の会議室で新曲をプレゼンテーションしたときとは違い、彼らはその部屋に僕が入った瞬間から、僕の物語を知っていた。彼らはみな自伝の草稿を読んでいたからだ。
僕は自身の人生についての本を3年間にわたって書いてきた。彼らがこの自伝を読んで知っている主人公は、何度も死の淵まで旅をしている。彼らはそのことを知っているからこそ、今、こうしてその主人公が生きていることが単なる喜び以上の喜びなのだ。僕はドラッグに手を出し、酒浸りになり、享楽的な人生を急ぎ足で歩いた。だが、癌が僕に白羽の矢を立てた。死は死に変わりはないが、なぜかこの(死の)執行猶予は死に対して違った気持ちを抱かせる。
家路に就く車中で僕はクール&ザ・ギャングと一緒にやった曲の最終ミックスを聴いていた。これを聴いていると、音楽が僕にさらなる「生きること」への執着と希望を与えてくれる。
□いよいよ今日グラミー賞
2011年2月14日 音楽□いよいよ今日グラミー賞
【53rd Grammy Award: Today 10am】
決定。
第53回グラミー賞が、今日の朝10時から発表される。すでに2月12日(土)付け「ソウル・サーチン・ブログ」で51部門の予想をした。昼の1時頃までに大勢が決定する。テレビ中継で発表される賞以外の賞は10時ころに発表される。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110212.html
今回は、ブログで触れたB’zの松本孝、喜多郎のほかに、日本人では、「ベスト・レゲエ・アルバム」部門で元外交官という阿曽沼和彦さん(スライ&ロビーのアルバム『ワン・ポップ・レゲエ+』をプロデュース)とクラシック部門の「ベスト・インストゥルメンタル・ソロイスト・パフォーマンス(ウィズ・オーケストラ)」部門で内田光子さんもノミネートされている。内田さんは、クリーヴランド・オーケストラの一員で、今回は、モーツァルトの「ピアノコンチェルト23番、24番」のソロでノミネートされている。また、日本関連ということで、「ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム」部門のジョン・ハートフォード・ストリングバンドのアルバム『メモリーズ・オブ・ジョン』は、日本のレッド・クレイ・レコードが原盤制作をおこなった作品だという。プロデューサーとしてクレジットがあれば、受賞資格がある。
日曜の『ソウル・ブレンズ』では、R&B部門の紹介をしたが、最後に主要4部門の話を少しだけした。そこで、「ベスト・ニュー・アーティスト」に僕はエスペランザを本命に上げ、ジャスティン・ビーバーを対抗にしたが、マーヴィンは、ジャスティン・ビーバーでしょう、と言ってた。そう言われると、そうかもしれないと思い始めた。(笑)
グラミー賞発表は日本時間で今日、2011年2月14日午前10時から。生中継見ながら、ツイッターでつぶやく予定。
+++++
『ディスコティック・ラヴ』、ナバーナで完売
完売。
『ソウル・ブレンズ』のスタジオに行ったら、オッシーが監修したディスコのオムニバス・アルバム『ディスコティック・ラヴ』の即売会を金曜と土曜に、六本木のディスコ「ナバーナ」でやったら、二日で100枚が完売したという。これは、すごい数字だ。驚いた。二日で来客5-600くらいなので5人に1人くらいが買った計算。ライヴでの即売など数パーセントが普通だから、驚異的。逆に言うと、みんなめったにCDショップに行かないということなんだろう。そして、オッシーがCD即売のところに立って、サインすれば、どんどんお買い上げ~。このCD、2940円なので、3000円お預かりすると、60円のおつりになる。これがけっこうめんどくさい金額で。「めんどくさいでしょ、60円、おつりまにあった?」と訊くと、「そうそう、足りなくなって、最後は100円、おつりわたしちゃいました」って。(笑)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004D6PZ02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
AWARD>Grammy
【53rd Grammy Award: Today 10am】
決定。
第53回グラミー賞が、今日の朝10時から発表される。すでに2月12日(土)付け「ソウル・サーチン・ブログ」で51部門の予想をした。昼の1時頃までに大勢が決定する。テレビ中継で発表される賞以外の賞は10時ころに発表される。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110212.html
今回は、ブログで触れたB’zの松本孝、喜多郎のほかに、日本人では、「ベスト・レゲエ・アルバム」部門で元外交官という阿曽沼和彦さん(スライ&ロビーのアルバム『ワン・ポップ・レゲエ+』をプロデュース)とクラシック部門の「ベスト・インストゥルメンタル・ソロイスト・パフォーマンス(ウィズ・オーケストラ)」部門で内田光子さんもノミネートされている。内田さんは、クリーヴランド・オーケストラの一員で、今回は、モーツァルトの「ピアノコンチェルト23番、24番」のソロでノミネートされている。また、日本関連ということで、「ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム」部門のジョン・ハートフォード・ストリングバンドのアルバム『メモリーズ・オブ・ジョン』は、日本のレッド・クレイ・レコードが原盤制作をおこなった作品だという。プロデューサーとしてクレジットがあれば、受賞資格がある。
日曜の『ソウル・ブレンズ』では、R&B部門の紹介をしたが、最後に主要4部門の話を少しだけした。そこで、「ベスト・ニュー・アーティスト」に僕はエスペランザを本命に上げ、ジャスティン・ビーバーを対抗にしたが、マーヴィンは、ジャスティン・ビーバーでしょう、と言ってた。そう言われると、そうかもしれないと思い始めた。(笑)
グラミー賞発表は日本時間で今日、2011年2月14日午前10時から。生中継見ながら、ツイッターでつぶやく予定。
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『ディスコティック・ラヴ』、ナバーナで完売
完売。
『ソウル・ブレンズ』のスタジオに行ったら、オッシーが監修したディスコのオムニバス・アルバム『ディスコティック・ラヴ』の即売会を金曜と土曜に、六本木のディスコ「ナバーナ」でやったら、二日で100枚が完売したという。これは、すごい数字だ。驚いた。二日で来客5-600くらいなので5人に1人くらいが買った計算。ライヴでの即売など数パーセントが普通だから、驚異的。逆に言うと、みんなめったにCDショップに行かないということなんだろう。そして、オッシーがCD即売のところに立って、サインすれば、どんどんお買い上げ~。このCD、2940円なので、3000円お預かりすると、60円のおつりになる。これがけっこうめんどくさい金額で。「めんどくさいでしょ、60円、おつりまにあった?」と訊くと、「そうそう、足りなくなって、最後は100円、おつりわたしちゃいました」って。(笑)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004D6PZ02/soulsearchiho-22/ref=nosim/
AWARD>Grammy
□ 第53回グラミー賞受賞者確定 (パート1)
2011年2月15日 音楽□ 第53回グラミー賞受賞者確定
【53rd Grammy Predictions】
速報。
第53回グラミー賞が2011年2月13日(日)(日本時間2月14日午前10時)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表された。
主要3部門のうち、「レコード」と「ソング」は、レディー・アンテベラム、「アルバム」がこの夜の最大のサプライズとなったアーケード・ファイアーが受賞した。新人賞は、エスペランザ・スポールディング。一般的な人気は、ジャスティン・ビーバーだったが、グラミー好みということで、エスペランザが受賞。予想通りというか、妥当な選択かもしれない。「アルバム」の発表は、先にライヴ・パフォーマンスを見せたバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンがプレゼンテーターとして登場したが、意外さに驚いたのか、アルバム・タイトル「サバーブス」をグループ名と勘違いしたようだ。アーケード・ファイアーの受賞は、アメリカでも驚きをもって迎えられた。
この夜は、印象としては、レディー・アンテベラムの夜という感じがした。ライヴ・パーフォマンスとしては、冒頭にアレサ・フランクリン・トリビュート、シーローとパペットたちの「フォーゲット・ユー」、ボブ・ディラン、バーブラ・ストライサンド、ミック・ジャガー(ソロモン・バーク・トリビュート)などが登場した。
また日本関連では4作品が受賞。Bズの松本孝弘が、ラリー・カールトンと一緒にレコーディングしたアルバム『テイク・ユア・ピック』が、「ポップ・インストゥルメンタル・アルバム」部門を獲得。クラシックの「ベスト・インストゥルメンタル・ソロ(ウィズ・オーケストラ)」部門で、内田光子が「モーツァルト・ピアノ・コンチェルトピアノ協奏曲23番、24番」で受賞。また、「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」部門で、スタンリー・クラークの『ザ・スタンリー・クラーク・バンド』が受賞。ここには、日本の上原ひろみがピアニストとして参加している。また、「ベスト・ニューエージ・アルバム」部門で、喜多郎を破ったポール・ウィンターの『ミホ:ジャーニー・トゥ・ザ・マウンテン』は、日本の滋賀県甲賀にある私立美術館ミホ・ミュージアムを訪れたポールが大変インスパイーアーされて作ったアルバム。レコーディング自体もこのミホ・ミュージアムで行われ、日本の松山夕貴子も参加している。これらのアーティストたちには、「グラミー賞受賞者」という形容詞が付けられることになる。なお、日本人・阿曽沼和彦がプロデュースしたスライ&ロビーはレゲエ部門の受賞を逃し、日本のレッド・クレイ・レコードが原盤制作した「ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム」部門候補のジョン・ハートフォード・ストリングバンドのアルバム『メモリーズ・オブ・ジョン』も受賞を逃した。
スタンリー・クラークの受賞曲
今年はソウル・サーチンでは、51部門を予想し、本命で29部門、対抗で16部門が当たり、6部門がはずれた。的中率は驚異的な.882。R&B、ラップ部門は全部門で本命か対抗で当たっている。今年は大変よく当たり、過去9年で最高の的中率となった。確率的にいえば、5つのノミネートで2つを選ぶので4割的中して普通だが、8割超えは、なかなかない。昨年が6割強とかなり振るわなかったので、巻き返した感じだ。本命的中率も.569となかなかいい成績。
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2010年度(53回)(2011年2月13日発表) 51部門 本命的中 29 対抗的中 16 計45部門 .882
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
今年(2010年度、第53回)の109部門の完全なノミネートおよび受賞者リストは、次のNARASのサイトにある。
http://www.grammy.com/nominees
受賞者は次の通り。
GENERAL
Album Of The Year
勝者 The Suburbs -- Arcade Fire
本命 Recovery -- Eminem
対抗 Need You Now -- Lady Antebellum
The Fame Monster -- Lady Gaga
Teenage Dream -- Katy Perry
レディー・ガガとエミネム、レディー・アンテベラムの三つ巴で、ケイティー、が僅差で追う感じ。売れた順は、エミネム、レディー・アンテベラム。アンテベラムも十分可能性あり。レディー・ガガはミニ・アルバム的なもので、若干不利か?
Record Of The Year
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
対抗 "Love The Way You Lie" -- Eminem Featuring Rihanna
"F.... You" -- Cee Lo Green
"Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
勝者 本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
超迷う。個人的には「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」が好きなのだが。だがこれは2009年9月からのヒットで、本来だったら昨年のノミネート期間に入るので、今年に入って来たのが謎だ。
Song Of The Year
"Beg Steal Or Borrow" -- Ray LaMontagne, songwriter (Ray LaMontagne And The Pariah Dogs)
"F... You" -- Cee Lo Green, Philip Lawrence & Bruno Mars, songwriters (Cee Lo Green)
"The House That Built Me" --Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
本命 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem Featuring Rihanna)
勝者 対抗 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
「レコード」と「ソング」、本命・対抗、同じ組み合わせで、受賞がどちらもありのような気がする。どちらかが「レコード」を取れば、もう一方が「ソング」という感じ。
Best New Artist
対抗 Justin Bieber
Drake
Florence & The Machine
Mumford & Sons
勝者 本命 Esperanza Spalding
ドレイクはカナダ出身のラップ・アーティスト。ジャスティン・ビーバーもカナダ出身で16歳。フローレンスと、マムフォードはイギリス出身。エスペランザは、この名前だが唯一アメリカ出身の26歳。母はウェールズ/ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン系で、父は黒人という多国籍ミックス。基本はジャズ・ベース奏者兼シンガー。
POP
Best Female Pop Vocal Performance
"King Of Anything" -- Sara Bareilles
"Halo (Live)" -- Beyoncé
対抗 "Chasing Pirates" -- Norah Jones
勝者 本命 "Bad Romance" -- Lady Gaga
"Teenage Dream" -- Katy Perry
むずかしい…。ビヨンセもケイティーもノラも横一線。ちょっとレディー・ガガが抜けている感触。ビヨンセは昨年アルバム『ヘイロー』を受賞。「ライヴ盤」で取ると、同一曲2年連続。過去にはアニタ・ベイカーがやっている。
Best Male Pop Vocal Performance
"Haven’t Met You Yet" -- Michael Bublé
本命 "This Is It" -- Michael Jackson
"Whataya Want From Me" -- Adam Lambert
勝者 対抗 "Just The Way You Are" -- Bruno Mars
"Half Of My Heart -- John Mayer
ここも難しい。アダムも、ジョン・メイヤーも手ごわい。
Best Pop Instrumental Performance
"Flow" -- Laurie Anderson
勝者 本命 "Nessun Dorma" -- Jeff Beck
対抗 "No Mystery" -- Stanley Clarke
"Orchestral Intro" -- Gorillaz
"Sleepwalk" -- The Brian Setzer Orchestra
Best Pop Instrumental Album
"Pushing The Envelope" -- Gerald Albright
勝者 対抗 "Take Your Pick" -- Larry Carlton & Tak Matsumoto
"Heart And Soul" -- Kenny G
"Singularity" -- Robby Krieger
本命"Everything Is Everything: The Music Of Donny Hathaway" -- Kirk Whalum
ダニー・ハサウェイに捧げたカークのアルバムは、強力。日本人なのでラリー・カールトン、タック・マツモトも応援の意味で対抗へ。
Best Pop Vocal Album
"My World 2.0" -- Justin Bieber
"I Dreamed A Dream" -- Susan Boyle
勝者 本命 "The Fame Monster" -- Lady Gaga
"Battle Studies" -- John Mayer
対抗 "Teenage Dream" -- Katy Perry
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Don’t Stop Believin’ (Regionals Version)" -- "Glee" Cast
"Misery" -- Maroon 5
"The Only Exception" -- Paramore
本命 "Babyfather" -- Sade
勝者 対抗"Hey, Soul Sister (Live)" -- Train
Best Pop Collaboration With Vocals
"Airplanes II" -- B.o.B, Eminem & Hayley Williams
勝者 対抗 "Imagine" -- Herbie Hancock, Pink, India.Arie, Seal, Konono No. 1, Jeff Beck & Oumou Sangare
"If It Wasn’t For Bad" -- Elton John & Leon Russell
本命 "Telephone" -- Lady Gaga & Beyoncé
"California Gurls" -- Katy Perry & Snoop Dogg
TRADITIONAL POP
Best Traditional Pop Vocal Album
勝者 対抗 "Crazy Love" -- Michael Bublé
"The Greatest Love Songs Of All Time" -- Barry Manilow
"Let It Be Me: Mathis In Nashville" -- Johnny Mathis
"Fly Me To The MoonÂ…The Great American Songbook: Volume V" -- Rod Stewart
本命 "Love Is The Answer" -- Barbra Streisand
DANCE
Best Dance Recording
"Rocket" -- Goldfrapp
"In For The Kill" -- La Roux
対抗 "Dance In The Dark" -- Lady Gaga
勝者 本命 "Only Girl (In The World)" -- Rihanna
"Dancing On My Own" – Robyn
昨年はレディー・ガガ。V2あるのか。リアーナの勢いにかけたい。ここは接戦。
Best Electronic/Dance Album
"These Hopeful Machines" -- BT
対抗 "Further" -- The Chemical Brothers
"Head First" -- Goldfrapp
"Black Light" -- Groove Armada
勝者 本命 "La Roux" -- La Roux
ROCK
Best Rock Song
勝者 本命 "Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
対抗 "Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriters (The Black Keys)
Best Rock Album
Emotion & Commotion -- Jeff Beck
勝者 対抗 "The Resistance" -- Muse
"Backspacer" -- Pearl Jam
"Mojo" -- Tom Petty And The Heartbreakers
本命 "Le Noise" -- Neil Young
Best Solo Rock Vocal Performance
対抗 "Run Back To Your Side" -- Eric Clapton
"Crossroads" -- John Mayer
勝者 "Helter Skelter" -- Paul McCartney
"Silver Rider" -- Robert Plant
本命 "Angry World" -- Neil Young
Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Ready To Start" -- Arcade Fire
対抗 "I Put A Spell On You" -- Jeff Beck & Joss Stone
勝者 本命 "Tighten Up" -- The Black Keys
"Radioactive" -- Kings Of Leon
"Resistance" – Muse
昨年はキングス・オブ・レオン、アーケイド・ファイアーも強い。
Best Hard Rock Performance
"A Looking In View" -- Alice In Chains
"Let Me Hear You Scream" -- Ozzy Osbourne
"Black Rain" -- Soundgarden
"Between The Lines" -- Stone Temple Pilots
勝者 "New Fang" -- Them Crooked Vultures
Best Metal Performance
勝者 "El Dorado" -- Iron Maiden
"Let The Guilt Go" -- Korn
"In Your Words" -- Lamb Of God
"Sudden Death" -- Megadeth
"World Painted Blood" -- Slayer
Best Rock Instrumental Performance
勝者 本命 "Hammerhead" -- Jeff Beck
対抗 "Black Mud" -- The Black Keys
"Do The Murray" -- Los Lobos
"Kundalini Bonfire" -- Dave Matthews & Tim Reynolds
"The Deathless Horsie" -- Dweezil Zappa
ALTERNATIVE
Best Alternative Music Album
本命 The Suburbs -- Arcade Fire
Infinite Arms -- Band Of Horses
勝者 対抗 Brothers -- The Black Keys
Broken Bells -- Broken Bells
Contra -- Vampire Weekend
R&B
Best R&B Song
本命 "Bittersweet" -- Charles Harmon & Claude Kelly, songwriters (Fantasia)
"Finding My Way Back" -- Ivan "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Carvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland & Miquel Jontel, songwriters (Jaheim)
"Second Chance" -- E. Debarge & Mischke, songwriters (El DeBarge)
勝者 対抗 "Shine" -- John Stephens, songwriter (John Legend & The Roots)
"Why Would You Stay" -- K. Owens, songwriter (Kem)
Best R&B Album
The Love & War Masterpeace -- Raheem DeVaughn
対抗 Back To Me -- Fantasia
Another Round -- Jaheim
勝者 本命 Wake Up! -- John Legend & The Roots
Still Standing -- Monica
Best Female R&B Vocal Performance
"Gone Already" -- Faith Evans
勝者 本命 "Bittersweet" -- Fantasia
"Everything To Me" -- Monica
"Tired" -- Kelly Price
対抗 "Holding You Down (Going In Circles)" -- Jazmine Sullivan
Best Male R&B Vocal Performance
"Second Chance" -- El DeBarge
"Finding My Way Back" -- Jaheim
"Why Would You Stay" -- Kem
対抗 "We’re Still Friends" -- (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
勝者 本命 "There Goes My Baby" -- Usher
Best Traditional R&B Vocal Performance
対抗 "When A Woman Loves" -- R. Kelly
勝者 本命 "Hang On In There" -- John Legend & The Roots
"You’re So Amazing" -- Calvin Richardson
"In Between" -- Ryan Shaw
"Go [Live]" -- Betty Wright
Best Urban/Alternative Performance
"Little One" -- Bilal
勝者 対抗 "... You" -- Cee Lo Green
"Orion" -- Carolyn Malachi
本命 "Tightrope" -- Janelle Monáe & Big Boi
"Still" -- Eric Roberson
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Take My Time" -- Chris Brown & Tank
"Love" -- Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
対抗 "You’ve Got A Friend" -- Ronald Isley & Aretha Franklin
"Shine" -- John Legend & The Roots
勝者 本命 "Soldier Of Love" – Sade
ここは相当な接戦。読みきれない。どれもあり。ジョン・レジェンド、アイズレイ&アレサ、シャーデーは三つ巴の様相。
Best Contemporary R&B Album
Graffiti -- Chris Brown
Untitled -- R. Kelly
Transition -- Ryan Leslie
対抗 The ArchAndroid -- Janelle Monáe
勝者 本命 Raymond V Raymond -- Usher
RAP
Best Rap Solo Performance
"Over" -- Drake
勝者 本命 "Not Afraid" -- Eminem
"How Low" -- Ludacris
"I’m Back" -- T.I.
対抗 "Power" -- Kanye West
Best Rap Performance By A Duo Or Group
"Shutterbugg" -- Big Boi & Cutty
対抗 "Fancy" -- Drake, T.I. & Swizz Beatz
勝者 本命 "On To The Next One" -- Jay-Z & Swizz Beatz
"My Chick Bad" -- Ludacris & Nicki Minaj
"Lose My Mind" -- Young Jeezy & Plies
Best Rap/Sung Collaboration
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
"Deuces" -- Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
"Love The Way You Lie" -- Eminem & Rihanna
勝者 対抗 "Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Wake Up! Everybody" -- John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
Best Rap Song
勝者 本命 "Empire State Of Mind" -- Shawn Carter, Angela Hunte, Burt Keyes, Alicia Keys, Jane’t "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh, songwriters (Sylvia Robinson, songwriter) (Jay-Z & Alicia Keys)
対抗 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem & Rihanna)
"Not Afraid" -- M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, L. Resto & M. Samuels, songwriters (Eminem)
"Nothin’ On You" -- Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr., songwriters (B.o.B Featuring Bruno Mars)
"On To The Next One" -- Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean, songwriters (G. Auge & X. De Rosnay, songwriters) (Jay-Z & Swizz Beatz)
なぜ「エンパイア・ステイト…」がラップ・ソングにノミネートされるのか、よくわからないが、そういうときは意外と来たりするもの。
Best Rap Album
The Adventures Of Bobby Ray -- B.o.B
Thank Me Later -- Drake
勝者 対抗 Recovery -- Eminem
本命 The Blueprint 3 -- Jay-Z
How I Got Over -- The Roots
ルーツも捨てがたい。(どうも今年はずばっときめきれない…) 昨年はエミネム。
COUNTRY
Best Country Song
"The Breath You Take" -- Casey Beathard, Dean Dillon & Jessie Jo Dillon, songwriters (George Strait)
"Free" -- Zac Brown, songwriter (Zac Brown Band)
"The House That Built Me" -- Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
対抗 "I’d Love To Be Your Last" -- Rivers Rutherford, Annie Tate & Sam Tate, songwriters (Gretchen Wilson)
"If I Die Young" -- Kimberly Perry, songwriter (The Band Perry)
勝者 本命 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
Best Country Album
Up On The Ridge -- Dierks Bentley
対抗 You Get What You Give -- Zac Brown Band
The Guitar Song -- Jamey Johnson
勝者 本命 Need You Now -- Lady Antebellum
Revolution -- Miranda Lambert
Best Female Country Vocal Performance
"Satisfied" -- Jewel
勝者 "The House That Built Me" -- Miranda Lambert
"Swingin’" -- LeAnn Rimes
"Temporary Home" -- Carrie Underwood
"I’d Love To Be Your Last" -- Gretchen Wilson
Best Male Country Vocal Performance
"Macon" -- Jamey Johnson
"Cryin’ For Me (Wayman’s Song)" -- Toby Keith
"Turning Home" -- David Nail
勝者 "’Til Summer Comes Around" -- Keith Urban
"Gettin’ You Home" -- Chris Young
Best Country Performance By A Duo Or Group With Vocals
対抗 "Free" -- Zac Brown Band
"Elizabeth" -- Dailey & Vincent
勝者 本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
"Little White Church" -- Little Big Town
"Where Rainbows Never Die" -- The SteelDrivers
Best Country Instrumental Performance
"Tattoo Of A Smudge" -- Cherryholmes
"Magic #9" -- The Infamous Stringdusters
"New Chance Blues" -- Punch Brothers
"Willow Creek" -- Darrell Scott
勝者 "Hummingbyrd" -- Marty Stuart
Best Country Collaboration With Vocals
"Bad Angel" -- Dierks Bentley, Miranda Lambert & Jamey Johnson
"Pride (In The Name Of Love)" -- Dierks Bentley, Del McCoury & The Punch Brothers
勝者 "As She’s Walking Away" -- Zac Brown Band & Alan Jackson
"Hillbilly Bone" -- Blake Shelton & Trace Adkins
"I Run To You" -- Marty Stuart & Connie Smith
Category 43
Best New Age Album Vocal or Instrumental.
1. OCEAN Michael Brant DeMaria [Ontos Music]
本命2. SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4 Kitaro [Domo Records]
3. DANCING INTO SILENCE R. Carlos Nakai, William Eaton & Will Clipman [Canyon Records]
勝者 対抗 4. MIHO: JOURNEY TO THE MOUNTAIN Paul Winter Consort [Living Music]
5. INSTRUMENTAL OASIS, VOL. 4 Zamora [Z-Records]
Category 44
Best Contemporary Jazz Album
勝者 本命 1. THE STANLEY CLARKE BANDThe Stanley Clarke Band [Heads Up International]
2. NEVER CAN SAY GOODBYE Joey DeFrancesco [HighNote Records]
3. NOW IS THE TIME Jeff Lorber Fusion [Heads Up International]
対抗 4. TO THE ONE John McLaughlin [Abstract Logix]
5. BACKATOWN Trombone Shorty [Verve Forecast]
Category 45
Best Jazz Vocal Album
勝者 本命 1. ELEANORA FAGAN (1915-1959): TO BILLIE WITH LOVE
FROM DEE DEE Dee Dee Bridgewater [Emarcy]
対抗 2. FREDDY COLE SINGS MR. B Freddy Cole [HighNote Records]
3. WHEN LIGHTS ARE LOW Denise Donatelli [Savant Records]
4. AGES Lorraine Feather [Jazzed Media]
5. WATER Gregory Porter [Motéma Music]
Category 46
Best Improvised Jazz Solo
1. SOLAR Alan Broadbent, soloist Track from: Live At Giannelli Square: Volume 1 [Chilly Bin Records]
勝者 本命 2. A CHANGE IS GONNA COME Herbie Hancock, soloist Track from: The Imagine Project [Hancock Records]
対抗 3. BODY AND SOUL Keith Jarrett, soloist Track from: Jasmine [ECM]
4. LONELY WOMAN Hank Jones, soloist Track from: Pleased To Meet You [Justin Time Records]
5. VAN GOGH Wynton Marsalis, soloist Track from: Portrait In Seven Shades (Jazz At Lincoln Center Orchestra) [Jazz At Lincoln Center]
Category 47
Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗 1. POSITOOTLY! John Beasley [Resonance Records]
2. THE NEW SONG AND DANCE Clayton Brothers [ArtistShare]
3. HISTORICITY Vijay Iyer Trio [ACT Music + Vision]
勝者 本命 4. MOODY 4B James Moody [IPO Recordings]
5. PROVIDENCIA Danilo Perez [Mack Avenue Records]
Category 48
Best Large Jazz Ensemble Album
1. INFERNAL MACHINES Darcy James Argue’s Secret Society [New Amsterdam Records]
AUTUMN: IN MOVING PICTURES JAZZ - CHAMBER
MUSIC VOL. 2
2. Billy Childs Ensemble Featuring The Ying String Quartet
[ArtistShare]
3. PATHWAYS Dave Holland Octet [Dare2 Records]
4. 54 Metropole Orkest, John Scofield & Vince Mendoza [Emarcy/Universal]
勝者 5. MINGUS BIG BAND LIVE AT JAZZ STANDARD Mingus Big Band [Jazz Workshop, Inc./Jazz Standard]
(パート2へ)
【53rd Grammy Predictions】
速報。
第53回グラミー賞が2011年2月13日(日)(日本時間2月14日午前10時)ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで発表された。
主要3部門のうち、「レコード」と「ソング」は、レディー・アンテベラム、「アルバム」がこの夜の最大のサプライズとなったアーケード・ファイアーが受賞した。新人賞は、エスペランザ・スポールディング。一般的な人気は、ジャスティン・ビーバーだったが、グラミー好みということで、エスペランザが受賞。予想通りというか、妥当な選択かもしれない。「アルバム」の発表は、先にライヴ・パフォーマンスを見せたバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンがプレゼンテーターとして登場したが、意外さに驚いたのか、アルバム・タイトル「サバーブス」をグループ名と勘違いしたようだ。アーケード・ファイアーの受賞は、アメリカでも驚きをもって迎えられた。
この夜は、印象としては、レディー・アンテベラムの夜という感じがした。ライヴ・パーフォマンスとしては、冒頭にアレサ・フランクリン・トリビュート、シーローとパペットたちの「フォーゲット・ユー」、ボブ・ディラン、バーブラ・ストライサンド、ミック・ジャガー(ソロモン・バーク・トリビュート)などが登場した。
また日本関連では4作品が受賞。Bズの松本孝弘が、ラリー・カールトンと一緒にレコーディングしたアルバム『テイク・ユア・ピック』が、「ポップ・インストゥルメンタル・アルバム」部門を獲得。クラシックの「ベスト・インストゥルメンタル・ソロ(ウィズ・オーケストラ)」部門で、内田光子が「モーツァルト・ピアノ・コンチェルトピアノ協奏曲23番、24番」で受賞。また、「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」部門で、スタンリー・クラークの『ザ・スタンリー・クラーク・バンド』が受賞。ここには、日本の上原ひろみがピアニストとして参加している。また、「ベスト・ニューエージ・アルバム」部門で、喜多郎を破ったポール・ウィンターの『ミホ:ジャーニー・トゥ・ザ・マウンテン』は、日本の滋賀県甲賀にある私立美術館ミホ・ミュージアムを訪れたポールが大変インスパイーアーされて作ったアルバム。レコーディング自体もこのミホ・ミュージアムで行われ、日本の松山夕貴子も参加している。これらのアーティストたちには、「グラミー賞受賞者」という形容詞が付けられることになる。なお、日本人・阿曽沼和彦がプロデュースしたスライ&ロビーはレゲエ部門の受賞を逃し、日本のレッド・クレイ・レコードが原盤制作した「ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム」部門候補のジョン・ハートフォード・ストリングバンドのアルバム『メモリーズ・オブ・ジョン』も受賞を逃した。
スタンリー・クラークの受賞曲
今年はソウル・サーチンでは、51部門を予想し、本命で29部門、対抗で16部門が当たり、6部門がはずれた。的中率は驚異的な.882。R&B、ラップ部門は全部門で本命か対抗で当たっている。今年は大変よく当たり、過去9年で最高の的中率となった。確率的にいえば、5つのノミネートで2つを選ぶので4割的中して普通だが、8割超えは、なかなかない。昨年が6割強とかなり振るわなかったので、巻き返した感じだ。本命的中率も.569となかなかいい成績。
これまで過去の予想とその結果は次の通り。(過去分はすべてソウル・サーチン・ダイアリーに予想と結果がでています)
2010年度(53回)(2011年2月13日発表) 51部門 本命的中 29 対抗的中 16 計45部門 .882
2009年度(52回)(2010年1月31日発表)49部門 本命的中19 対抗的中11計30部門 .612
2008年度(51回)(2009年2月8日発表) 44部門 本命的中19 対抗的中15 計34 .773
2007年度(50回)(2008年2月10日発表) 46部門 本命的中24部門 対抗16部門 計40部門 .870
2006年度(49回)(2007年2月11日発表)42部門 本命的中19部門 対抗9部門 計28部門 .667
2005年度(48回)(2006年2月8日発表)42部門 本命的中18部門 対抗12部門 計30部門 .714
2004年度(第47回)(2005年2月14日発表)46部門 本命26部門 対抗7部門 計33部門 .717
2003年度(第46回)(2004年2月8日発表) 47部門 本命20部門 対抗14部門 計34部門 .723
2002年度(第45回)(2003年2月23日発表) 33部門 本命18部門 対抗5部門 計23部門 .696
(発表日は現地時間、日本時間はこの翌日にあたる)
今年(2010年度、第53回)の109部門の完全なノミネートおよび受賞者リストは、次のNARASのサイトにある。
http://www.grammy.com/nominees
受賞者は次の通り。
GENERAL
Album Of The Year
勝者 The Suburbs -- Arcade Fire
本命 Recovery -- Eminem
対抗 Need You Now -- Lady Antebellum
The Fame Monster -- Lady Gaga
Teenage Dream -- Katy Perry
レディー・ガガとエミネム、レディー・アンテベラムの三つ巴で、ケイティー、が僅差で追う感じ。売れた順は、エミネム、レディー・アンテベラム。アンテベラムも十分可能性あり。レディー・ガガはミニ・アルバム的なもので、若干不利か?
Record Of The Year
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
対抗 "Love The Way You Lie" -- Eminem Featuring Rihanna
"F.... You" -- Cee Lo Green
"Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
勝者 本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
超迷う。個人的には「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」が好きなのだが。だがこれは2009年9月からのヒットで、本来だったら昨年のノミネート期間に入るので、今年に入って来たのが謎だ。
Song Of The Year
"Beg Steal Or Borrow" -- Ray LaMontagne, songwriter (Ray LaMontagne And The Pariah Dogs)
"F... You" -- Cee Lo Green, Philip Lawrence & Bruno Mars, songwriters (Cee Lo Green)
"The House That Built Me" --Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
本命 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem Featuring Rihanna)
勝者 対抗 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
「レコード」と「ソング」、本命・対抗、同じ組み合わせで、受賞がどちらもありのような気がする。どちらかが「レコード」を取れば、もう一方が「ソング」という感じ。
Best New Artist
対抗 Justin Bieber
Drake
Florence & The Machine
Mumford & Sons
勝者 本命 Esperanza Spalding
ドレイクはカナダ出身のラップ・アーティスト。ジャスティン・ビーバーもカナダ出身で16歳。フローレンスと、マムフォードはイギリス出身。エスペランザは、この名前だが唯一アメリカ出身の26歳。母はウェールズ/ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン系で、父は黒人という多国籍ミックス。基本はジャズ・ベース奏者兼シンガー。
POP
Best Female Pop Vocal Performance
"King Of Anything" -- Sara Bareilles
"Halo (Live)" -- Beyoncé
対抗 "Chasing Pirates" -- Norah Jones
勝者 本命 "Bad Romance" -- Lady Gaga
"Teenage Dream" -- Katy Perry
むずかしい…。ビヨンセもケイティーもノラも横一線。ちょっとレディー・ガガが抜けている感触。ビヨンセは昨年アルバム『ヘイロー』を受賞。「ライヴ盤」で取ると、同一曲2年連続。過去にはアニタ・ベイカーがやっている。
Best Male Pop Vocal Performance
"Haven’t Met You Yet" -- Michael Bublé
本命 "This Is It" -- Michael Jackson
"Whataya Want From Me" -- Adam Lambert
勝者 対抗 "Just The Way You Are" -- Bruno Mars
"Half Of My Heart -- John Mayer
ここも難しい。アダムも、ジョン・メイヤーも手ごわい。
Best Pop Instrumental Performance
"Flow" -- Laurie Anderson
勝者 本命 "Nessun Dorma" -- Jeff Beck
対抗 "No Mystery" -- Stanley Clarke
"Orchestral Intro" -- Gorillaz
"Sleepwalk" -- The Brian Setzer Orchestra
Best Pop Instrumental Album
"Pushing The Envelope" -- Gerald Albright
勝者 対抗 "Take Your Pick" -- Larry Carlton & Tak Matsumoto
"Heart And Soul" -- Kenny G
"Singularity" -- Robby Krieger
本命"Everything Is Everything: The Music Of Donny Hathaway" -- Kirk Whalum
ダニー・ハサウェイに捧げたカークのアルバムは、強力。日本人なのでラリー・カールトン、タック・マツモトも応援の意味で対抗へ。
Best Pop Vocal Album
"My World 2.0" -- Justin Bieber
"I Dreamed A Dream" -- Susan Boyle
勝者 本命 "The Fame Monster" -- Lady Gaga
"Battle Studies" -- John Mayer
対抗 "Teenage Dream" -- Katy Perry
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Don’t Stop Believin’ (Regionals Version)" -- "Glee" Cast
"Misery" -- Maroon 5
"The Only Exception" -- Paramore
本命 "Babyfather" -- Sade
勝者 対抗"Hey, Soul Sister (Live)" -- Train
Best Pop Collaboration With Vocals
"Airplanes II" -- B.o.B, Eminem & Hayley Williams
勝者 対抗 "Imagine" -- Herbie Hancock, Pink, India.Arie, Seal, Konono No. 1, Jeff Beck & Oumou Sangare
"If It Wasn’t For Bad" -- Elton John & Leon Russell
本命 "Telephone" -- Lady Gaga & Beyoncé
"California Gurls" -- Katy Perry & Snoop Dogg
TRADITIONAL POP
Best Traditional Pop Vocal Album
勝者 対抗 "Crazy Love" -- Michael Bublé
"The Greatest Love Songs Of All Time" -- Barry Manilow
"Let It Be Me: Mathis In Nashville" -- Johnny Mathis
"Fly Me To The MoonÂ…The Great American Songbook: Volume V" -- Rod Stewart
本命 "Love Is The Answer" -- Barbra Streisand
DANCE
Best Dance Recording
"Rocket" -- Goldfrapp
"In For The Kill" -- La Roux
対抗 "Dance In The Dark" -- Lady Gaga
勝者 本命 "Only Girl (In The World)" -- Rihanna
"Dancing On My Own" – Robyn
昨年はレディー・ガガ。V2あるのか。リアーナの勢いにかけたい。ここは接戦。
Best Electronic/Dance Album
"These Hopeful Machines" -- BT
対抗 "Further" -- The Chemical Brothers
"Head First" -- Goldfrapp
"Black Light" -- Groove Armada
勝者 本命 "La Roux" -- La Roux
ROCK
Best Rock Song
勝者 本命 "Angry World" -- Neil Young, songwriter (Neil Young)
"Little Lion Man" -- Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
"Radioactive" -- Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill, songwriters (Kings Of Leon)
"Resistance" -- Matthew Bellamy, songwriter (Muse)
対抗 "Tighten Up" -- Dan Auerbach & Patrick Carney, songwriters (The Black Keys)
Best Rock Album
Emotion & Commotion -- Jeff Beck
勝者 対抗 "The Resistance" -- Muse
"Backspacer" -- Pearl Jam
"Mojo" -- Tom Petty And The Heartbreakers
本命 "Le Noise" -- Neil Young
Best Solo Rock Vocal Performance
対抗 "Run Back To Your Side" -- Eric Clapton
"Crossroads" -- John Mayer
勝者 "Helter Skelter" -- Paul McCartney
"Silver Rider" -- Robert Plant
本命 "Angry World" -- Neil Young
Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Ready To Start" -- Arcade Fire
対抗 "I Put A Spell On You" -- Jeff Beck & Joss Stone
勝者 本命 "Tighten Up" -- The Black Keys
"Radioactive" -- Kings Of Leon
"Resistance" – Muse
昨年はキングス・オブ・レオン、アーケイド・ファイアーも強い。
Best Hard Rock Performance
"A Looking In View" -- Alice In Chains
"Let Me Hear You Scream" -- Ozzy Osbourne
"Black Rain" -- Soundgarden
"Between The Lines" -- Stone Temple Pilots
勝者 "New Fang" -- Them Crooked Vultures
Best Metal Performance
勝者 "El Dorado" -- Iron Maiden
"Let The Guilt Go" -- Korn
"In Your Words" -- Lamb Of God
"Sudden Death" -- Megadeth
"World Painted Blood" -- Slayer
Best Rock Instrumental Performance
勝者 本命 "Hammerhead" -- Jeff Beck
対抗 "Black Mud" -- The Black Keys
"Do The Murray" -- Los Lobos
"Kundalini Bonfire" -- Dave Matthews & Tim Reynolds
"The Deathless Horsie" -- Dweezil Zappa
ALTERNATIVE
Best Alternative Music Album
本命 The Suburbs -- Arcade Fire
Infinite Arms -- Band Of Horses
勝者 対抗 Brothers -- The Black Keys
Broken Bells -- Broken Bells
Contra -- Vampire Weekend
R&B
Best R&B Song
本命 "Bittersweet" -- Charles Harmon & Claude Kelly, songwriters (Fantasia)
"Finding My Way Back" -- Ivan "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Carvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland & Miquel Jontel, songwriters (Jaheim)
"Second Chance" -- E. Debarge & Mischke, songwriters (El DeBarge)
勝者 対抗 "Shine" -- John Stephens, songwriter (John Legend & The Roots)
"Why Would You Stay" -- K. Owens, songwriter (Kem)
Best R&B Album
The Love & War Masterpeace -- Raheem DeVaughn
対抗 Back To Me -- Fantasia
Another Round -- Jaheim
勝者 本命 Wake Up! -- John Legend & The Roots
Still Standing -- Monica
Best Female R&B Vocal Performance
"Gone Already" -- Faith Evans
勝者 本命 "Bittersweet" -- Fantasia
"Everything To Me" -- Monica
"Tired" -- Kelly Price
対抗 "Holding You Down (Going In Circles)" -- Jazmine Sullivan
Best Male R&B Vocal Performance
"Second Chance" -- El DeBarge
"Finding My Way Back" -- Jaheim
"Why Would You Stay" -- Kem
対抗 "We’re Still Friends" -- (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
勝者 本命 "There Goes My Baby" -- Usher
Best Traditional R&B Vocal Performance
対抗 "When A Woman Loves" -- R. Kelly
勝者 本命 "Hang On In There" -- John Legend & The Roots
"You’re So Amazing" -- Calvin Richardson
"In Between" -- Ryan Shaw
"Go [Live]" -- Betty Wright
Best Urban/Alternative Performance
"Little One" -- Bilal
勝者 対抗 "... You" -- Cee Lo Green
"Orion" -- Carolyn Malachi
本命 "Tightrope" -- Janelle Monáe & Big Boi
"Still" -- Eric Roberson
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
"Take My Time" -- Chris Brown & Tank
"Love" -- Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
対抗 "You’ve Got A Friend" -- Ronald Isley & Aretha Franklin
"Shine" -- John Legend & The Roots
勝者 本命 "Soldier Of Love" – Sade
ここは相当な接戦。読みきれない。どれもあり。ジョン・レジェンド、アイズレイ&アレサ、シャーデーは三つ巴の様相。
Best Contemporary R&B Album
Graffiti -- Chris Brown
Untitled -- R. Kelly
Transition -- Ryan Leslie
対抗 The ArchAndroid -- Janelle Monáe
勝者 本命 Raymond V Raymond -- Usher
RAP
Best Rap Solo Performance
"Over" -- Drake
勝者 本命 "Not Afraid" -- Eminem
"How Low" -- Ludacris
"I’m Back" -- T.I.
対抗 "Power" -- Kanye West
Best Rap Performance By A Duo Or Group
"Shutterbugg" -- Big Boi & Cutty
対抗 "Fancy" -- Drake, T.I. & Swizz Beatz
勝者 本命 "On To The Next One" -- Jay-Z & Swizz Beatz
"My Chick Bad" -- Ludacris & Nicki Minaj
"Lose My Mind" -- Young Jeezy & Plies
Best Rap/Sung Collaboration
"Nothin’ On You" -- B.o.B Featuring Bruno Mars
"Deuces" -- Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
"Love The Way You Lie" -- Eminem & Rihanna
勝者 対抗 "Empire State Of Mind" -- Jay-Z & Alicia Keys
本命 "Wake Up! Everybody" -- John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
Best Rap Song
勝者 本命 "Empire State Of Mind" -- Shawn Carter, Angela Hunte, Burt Keyes, Alicia Keys, Jane’t "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh, songwriters (Sylvia Robinson, songwriter) (Jay-Z & Alicia Keys)
対抗 "Love The Way You Lie" -- Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters
(Eminem & Rihanna)
"Not Afraid" -- M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, L. Resto & M. Samuels, songwriters (Eminem)
"Nothin’ On You" -- Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr., songwriters (B.o.B Featuring Bruno Mars)
"On To The Next One" -- Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean, songwriters (G. Auge & X. De Rosnay, songwriters) (Jay-Z & Swizz Beatz)
なぜ「エンパイア・ステイト…」がラップ・ソングにノミネートされるのか、よくわからないが、そういうときは意外と来たりするもの。
Best Rap Album
The Adventures Of Bobby Ray -- B.o.B
Thank Me Later -- Drake
勝者 対抗 Recovery -- Eminem
本命 The Blueprint 3 -- Jay-Z
How I Got Over -- The Roots
ルーツも捨てがたい。(どうも今年はずばっときめきれない…) 昨年はエミネム。
COUNTRY
Best Country Song
"The Breath You Take" -- Casey Beathard, Dean Dillon & Jessie Jo Dillon, songwriters (George Strait)
"Free" -- Zac Brown, songwriter (Zac Brown Band)
"The House That Built Me" -- Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)
対抗 "I’d Love To Be Your Last" -- Rivers Rutherford, Annie Tate & Sam Tate, songwriters (Gretchen Wilson)
"If I Die Young" -- Kimberly Perry, songwriter (The Band Perry)
勝者 本命 "Need You Now" -- Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)
Best Country Album
Up On The Ridge -- Dierks Bentley
対抗 You Get What You Give -- Zac Brown Band
The Guitar Song -- Jamey Johnson
勝者 本命 Need You Now -- Lady Antebellum
Revolution -- Miranda Lambert
Best Female Country Vocal Performance
"Satisfied" -- Jewel
勝者 "The House That Built Me" -- Miranda Lambert
"Swingin’" -- LeAnn Rimes
"Temporary Home" -- Carrie Underwood
"I’d Love To Be Your Last" -- Gretchen Wilson
Best Male Country Vocal Performance
"Macon" -- Jamey Johnson
"Cryin’ For Me (Wayman’s Song)" -- Toby Keith
"Turning Home" -- David Nail
勝者 "’Til Summer Comes Around" -- Keith Urban
"Gettin’ You Home" -- Chris Young
Best Country Performance By A Duo Or Group With Vocals
対抗 "Free" -- Zac Brown Band
"Elizabeth" -- Dailey & Vincent
勝者 本命 "Need You Now" -- Lady Antebellum
"Little White Church" -- Little Big Town
"Where Rainbows Never Die" -- The SteelDrivers
Best Country Instrumental Performance
"Tattoo Of A Smudge" -- Cherryholmes
"Magic #9" -- The Infamous Stringdusters
"New Chance Blues" -- Punch Brothers
"Willow Creek" -- Darrell Scott
勝者 "Hummingbyrd" -- Marty Stuart
Best Country Collaboration With Vocals
"Bad Angel" -- Dierks Bentley, Miranda Lambert & Jamey Johnson
"Pride (In The Name Of Love)" -- Dierks Bentley, Del McCoury & The Punch Brothers
勝者 "As She’s Walking Away" -- Zac Brown Band & Alan Jackson
"Hillbilly Bone" -- Blake Shelton & Trace Adkins
"I Run To You" -- Marty Stuart & Connie Smith
Category 43
Best New Age Album Vocal or Instrumental.
1. OCEAN Michael Brant DeMaria [Ontos Music]
本命2. SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4 Kitaro [Domo Records]
3. DANCING INTO SILENCE R. Carlos Nakai, William Eaton & Will Clipman [Canyon Records]
勝者 対抗 4. MIHO: JOURNEY TO THE MOUNTAIN Paul Winter Consort [Living Music]
5. INSTRUMENTAL OASIS, VOL. 4 Zamora [Z-Records]
Category 44
Best Contemporary Jazz Album
勝者 本命 1. THE STANLEY CLARKE BANDThe Stanley Clarke Band [Heads Up International]
2. NEVER CAN SAY GOODBYE Joey DeFrancesco [HighNote Records]
3. NOW IS THE TIME Jeff Lorber Fusion [Heads Up International]
対抗 4. TO THE ONE John McLaughlin [Abstract Logix]
5. BACKATOWN Trombone Shorty [Verve Forecast]
Category 45
Best Jazz Vocal Album
勝者 本命 1. ELEANORA FAGAN (1915-1959): TO BILLIE WITH LOVE
FROM DEE DEE Dee Dee Bridgewater [Emarcy]
対抗 2. FREDDY COLE SINGS MR. B Freddy Cole [HighNote Records]
3. WHEN LIGHTS ARE LOW Denise Donatelli [Savant Records]
4. AGES Lorraine Feather [Jazzed Media]
5. WATER Gregory Porter [Motéma Music]
Category 46
Best Improvised Jazz Solo
1. SOLAR Alan Broadbent, soloist Track from: Live At Giannelli Square: Volume 1 [Chilly Bin Records]
勝者 本命 2. A CHANGE IS GONNA COME Herbie Hancock, soloist Track from: The Imagine Project [Hancock Records]
対抗 3. BODY AND SOUL Keith Jarrett, soloist Track from: Jasmine [ECM]
4. LONELY WOMAN Hank Jones, soloist Track from: Pleased To Meet You [Justin Time Records]
5. VAN GOGH Wynton Marsalis, soloist Track from: Portrait In Seven Shades (Jazz At Lincoln Center Orchestra) [Jazz At Lincoln Center]
Category 47
Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
対抗 1. POSITOOTLY! John Beasley [Resonance Records]
2. THE NEW SONG AND DANCE Clayton Brothers [ArtistShare]
3. HISTORICITY Vijay Iyer Trio [ACT Music + Vision]
勝者 本命 4. MOODY 4B James Moody [IPO Recordings]
5. PROVIDENCIA Danilo Perez [Mack Avenue Records]
Category 48
Best Large Jazz Ensemble Album
1. INFERNAL MACHINES Darcy James Argue’s Secret Society [New Amsterdam Records]
AUTUMN: IN MOVING PICTURES JAZZ - CHAMBER
MUSIC VOL. 2
2. Billy Childs Ensemble Featuring The Ying String Quartet
[ArtistShare]
3. PATHWAYS Dave Holland Octet [Dare2 Records]
4. 54 Metropole Orkest, John Scofield & Vince Mendoza [Emarcy/Universal]
勝者 5. MINGUS BIG BAND LIVE AT JAZZ STANDARD Mingus Big Band [Jazz Workshop, Inc./Jazz Standard]
(パート2へ)
グラミー賞確定 (パート2)
2011年2月15日 音楽Category 49
Best Latin Jazz Album Vocal or Instrumental.
1. TANGO GRILL Pablo Aslan [ZOHO]
2. SECOND CHANCE Hector Martignon [Zoho]
3. PSYCHEDELIC BLUES Poncho Sanchez [Concord Picante]
勝者 4. CHUCHO’S STEPS Chucho Valdés And The Afro-Cuban Messengers [Four Quarters Entertainment]
5. ¡BIEN BIEN! Wayne Wallace Latin Jazz Quintet [Patois Records]
Field 11 - Gospel
Category 50
Best Gospel Performance
1. HE WANTS IT ALL Forever Jones Track from: Get Ready [EMI Gospel]
2. YOU HOLD MY WORLD Israel Houghton Track from: Love God. Love People. [Integrity Music]
3. NOBODY GREATER VaShawn Mitchell Track from: Triumphant [EMI Gospel]
本命 4. HE’S BEEN JUST THAT GOOD Kirk Whalum & Lalah Hathaway Track from: The Gospel According To Jazz Chapter III [Rendezvous Music/ Mack Avenue Records]
勝者 対抗 5. GRACE BeBe & CeCe Winans Track from: Still [B&C/Malaco]
Category 51
Best Gospel Song
1. BEAUTIFUL THINGS Lisa Gungor & Michael Gungor, songwriters (Gungor) Track from: Beautiful Things [Brash Music]
対抗 2. BETTER THAN A HALLELUJAH Sarah Hart & Chapin Hartford, songwriters (Amy Grant) Track from: Somewhere Down The Road [Amy Grant Productions/ Sparrow Records; Publishers: River Oaks Music, spiritandsong.com Publishing, Sony/Tree Music Publishing, Michael Puryear Music]
勝者 本命 3. IT’S WHAT I DO Jerry Peters & Kirk Whalum, songwriters (Kirk Whalum & Lalah Hathaway) Track from: The Gospel According To Jazz Chapter III [Rendezvous Music/ Mack Avenue Records; Publishers: Whalumusic/Jerry Peters Music]
4. OUR GOD Jonas Myrin, Matt Redman, Jesse Reeves & Chris Tomlin, songwriters (Chris Tomlin) Track from: Passion: Awakening [Sparrow Records / sixstepsrecords; Publishers: Thankyou Music, sixsteps Music/worshiptogether.com Songs/Said And Done Music/Vamos Publishing/Jonas Myrin/SHOUT! Publishing]
5. RETURN TO SENDER Gordon Kennedy, songwriter (Ricky Skaggs) Track from: Mosaic [Skaggs Family Records; Publisher: GlennJoy Music]
Field 11 – Gospel
Category 52
Best Rock Or Rap Gospel Album
1. CHURCH MUSIC David Crowder Band [Sparrow Records / Sixstepsrecords]
2. FOR THOSE WHO WAIT Fireflight [Flicker Records]
3. BEAUTIFUL THINGS Gungor [Brash Music]
4. REHAB Lecrae [Reach Records]
勝者 5. HELLO HURRICANE Switchfoot [Atlantic Recording Corp/ Credential Recordings]
Category 53
Best Pop/Contemporary Gospel Album
対抗 1. BEAUTY WILL RISE Steven Curtis Chapman [Sparrow Records]
勝者 本命 2. LOVE GOD. LOVE PEOPLE. Israel Houghton [Integrity Music]
3. PIECES OF A REAL HEART Sanctus Real [Sparrow Records]
4. MOSAIC Ricky Skaggs [Skaggs Family Records]
5. TONIGHT TobyMac [ForeFront Records]
Category 54
Best Southern, Country, Or Bluegrass Gospel Album
1. TIMES LIKE THESE Austins Bridge [Daywind Records]
勝者 2. THE REASON Diamond Rio [Word]
3. EXPECTING GOOD THINGS Jeff & Sheri Easter [Spring Hill Music Group/She Loved Music]
4. JOURNEY ON Ty Herndon [FUNL Music]
5. LIVE AT OAK TREE: KAREN PECK & NEW RIVER Karen Peck & New River [Daywind Records]
Category 55
Best Traditional Gospel Album
対抗 1. THE EXPERIENCE Vanessa Bell Armstrong [EMI Gospel]
本命 2. A CITY CALLED HEAVEN Shirley Caesar [Light Records]
勝者 3. DOWNTOWN CHURCH Patty Griffin [Credential Recordings]
4. HERE I AM Marvin Sapp [Verity]
5. ALL IN ONE Karen Clark Sheard [KaRew Records/ EMI Gospel]
Category 56
Best Contemporary R&B Gospel Album
対抗 1. GET READY Forever Jones [EMI Gospel]
2. LOVE UNSTOPPABLE Fred Hammond [Verity]
3. TRIUMPHANT VaShawn Mitchell [EMI Gospel]
4. AARON SLEDGE Aaron Sledge [EMI Gospel]
勝者 本命 5. STILL BeBe & CeCe Winans [B&C/Malaco]
Field 13 - American Roots
Category 66
Best Traditional Blues Album Vocal or Instrumental.
対抗 1. GIANT James Cotton [Alligator]
本命 2. MEMPHIS BLUES Cyndi Lauper [Mercer Street Records]
3. THE WELL Charlie Musselwhite [Alligator]
勝者 4. JOINED AT THE HIP Pinetop Perkins & Willie ’Big Eyes’ Smith [Telarc]
5. PLAYS BLUES, BALLADS & FAVORITES Jimmie Vaughan [Shout! Factory]
Category 67
Best Contemporary Blues Album Vocal or Instrumental.
本命 1. NOTHING’S IMPOSSIBLE Solomon Burke [E1 Music]
2. TRIBAL Dr. John And The Lower 911 [429 Records]
勝者 3. LIVING PROOF Buddy Guy [Silvertone/Jive]
対抗 4. INTERPRETATIONS: THE BRITISH ROCK SONGBOOK Bettye LaVette [ANTI-]
5. LIVE! IN CHICAGO Kenny Wayne Shepherd Band Featuring Hubert Sumlin, Willie "Big Eyes" Smith, Bryan Lee, And Buddy Flett [Roadrunner/Loud & Proud Records]
ここは非常に残念。ソロモン・バークが来ると思ったが…。
Category 92
Producer Of The Year, Non-Classical
A Producer’s Award. (Artists names appear in parentheses.)
対抗 1. ROB CAVALLO
• Brand New Eyes (Paramore) (A)
• Hang Cool Teddy Bear (Meat Loaf) (A)
• Happy Hour (Uncle Kracker) (A)
• Music Again (Adam Lambert) (T)
• Soaked (Adam Lambert) (T)
• Sure Fire Winners (Adam Lambert) (T)
• Time For Miracles (Adam Lambert) (T)
• When It’s Time (Green Day) (T)
勝者 2. DANGER MOUSE
• Broken Bells (Broken Bells) (A)
• Dark Night Of The Soul (Danger Mouse And Sparklehorse) (A)
• Tighten Up (The Black Keys) (T)
3. DR. LUKE
• California Gurls (Katy Perry Featuring Snoop Dogg) (T)
• For Your Entertainment (Adam Lambert) (T)
• Hungover (Kesha) (T)
• Kiss N Tell (Kesha) (T)
• Magic (B.o.B. Featuring Rivers Cuomo) (T)
• Take It Off (Kesha) (T)
• Teenage Dream (Katy Perry) (T)
• Your Love Is My Drug (Kesha) (T)
本命 4. REDONE
• Alejandro (Lady Gaga) (S)
• Bad Romance (Lady Gaga) (S)
• The Fame Monster (Lady Gaga) (A)
• I Like It (Enrique Iglesias Featuring Pitbull) (S)
• More (Usher) (T)
• We Are The World 25 For Haiti (Artists For Haiti) (S)
• Whole Lotta Love (Mary J. Blige) (S)
5. THE SMEEZINGTONS (BRUNO MARS, PHILIPLAWRENCE, ARI LEVINE
• Billionaire (Travie McCoy Featuring Bruno Mars) (T)
• Bow Chicka Wow Wow (Mike Posner) (T)
• F*** You (Cee Lo Green) (S)
• Island Queen (Sean Kingston) (T)
• Just The Way You Are (Bruno Mars) (S)
• Nothin’ On You (B.o.B Featuring Bruno Mars) (T)
Field 29 - Music Video
Category 108
Best Short Form Music Video
1. AIN’T NO GRAVE / THE JOHNNY CASH PROJECT
Chris Milk, video director; Jennifer Heath, Aaron Koblin & Rick Rubin, video producers [American/Universal](Johnny Cash)
本命 2. LOVE THE WAY YOU LIE (EXPLICIT VERSION)
Joseph Kahn, video director; Maryann Tanedo, video producer [Aftermath]
Eminem & Rihanna
3. STYLO
Pete Candeland & Jamie Hewlett, video directors; Cara Speller, video producer [Virgin Records]
Gorillaz, Mos Def & Bobby Womack
4. F*** YOU
Matt Stawski, video director; Paul Bock, video producer [Elektra]
Cee Lo Green
勝者 対抗 5. BAD ROMANCE
Francis Lawrence, video director; Heather Heller, video producer [Streamline/Interscope/KonLive/Cherrytree]
Lady Gaga
Category 109
Best Long Form Music Video
1. NO DISTANCE LEFT TO RUN
Will Lovelace, Dylan Southern & Giorgio Testi, video directors; Thomas Benski, Laura Collins & Lucas Ochoa, video producers [Parlophone/EMI]
Blur
勝者 対抗 2. WHEN YOU’RE STRANGE
Tom Dicillo, video director; John Beug, Jeff Jampol, Peter Jankowski & Dick Wolf, video producers [Eagle Vision]
(The Doors)
本命 3. THE GREATEST EARS IN TOWN: THE ARIF MARDIN
STORY
Doug Biro & Joe Mardin, video directors; Doug Biro & Joe Mardin, video producers [Nunoise Records]
(Arif Mardin)
4. RUSH: BEYOND THE LIGHTED STAGE
Sam Dunn & Scot McFadyen, video directors; Sam Dunn & Scot
McFadyen, video producers [Zoe]
Rush
5. UNDER GREAT WHITE NORTHERN LIGHTS
Emmett Malloy, video director; Ian Montone & Mike Sarkissian,
video producers [Third Man/Warner Bros.]
The White Stripes
ENT>MUSIC>AWARD>Grammy>53rd
□ 第53回グラミー賞 印象に残った瞬間13
2011年2月15日 音楽□ 第53回グラミー賞 印象に残った瞬間13
【The Most Impressive Moment at 53rd Grammy】
瞬間。
恒例、53回グラミー賞、印象に残った瞬間、13選んでみた。
1.「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を誰もが、レディー・アンテベラムかエミネムだと思っていたときの、大穴、大サプライズのアーケイド・ファイアーが受賞し、それを受けて、滝川クリステルが「サバーブス」をアーティスト名と勘違いした瞬間。(バーブラ・ストライサンドが、「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を発表したとき、アルバム・タイトルの『サバーブス』を、アーティスト名と勘違いした瞬間と思ったが、再放送を見直して、これは特に勘違いはしていなかった模様)
2.受賞したアーケイディア。「何が起こったかと思ったか」と狼狽しつつ、「もう1曲やるよ」といって突然演奏することを決めた瞬間。
3.冒頭、ワウワウの中継。滝川クリステルがタック・マツモトとラリー・カールトンを迎えて、グラミーを取ったことを「誰に最初に伝えたかったですか」という質問を発した瞬間。(まさかと思ったそんな質問…。日本の芸能リポーターか)
4.リアーナとドレイクのライヴ・パフォーマンス。リアーナの腰の動きが超セクシーだった瞬間。
5.アレサ・フランクリン・トリビュートの瞬間。(クリスティーナ・アギレラが歌詞を間違えずに歌った瞬間)
6.レディー・ガガが卵から出てきた瞬間。
7.レディー・ガガが受賞スピーチでホイットニー・ヒューストンに感謝の言葉を送った瞬間。(これは意外だった)
8.「ベスト・ポップ・バイ・ア・デュオ・オア・グループ」部門をトレインが受賞し、それを手渡したジャスティン・ビーバーに向かって、「君が『デュオ・オア・グループ』じゃなくて、よかったよ」と言った瞬間。
9.ミック・ジャガーのソロモン・バーク・トリビュートの瞬間。(でもちょっと物足りなかった)
10.ブルーノ・マーズ、BoB、そして、ジャネル・モネイが登場した瞬間。
11.シーローとマペッツが一緒にでてきた瞬間。
12.バーブラ・ストライサンドがその存在感を見せ付けた瞬間。
13.新人賞がジャスティン・ビーバーではなく、エスペランザ・スポールディングに決まった瞬間。
Extra ミック・ジャガーがグラミーに初登場した瞬間。
(1を少し修正し、4を追記しました=15日午前2時修正)
■アレサ・フランクリン・トリビュート
個人的にパフォーマンスとしては、ジャネル・モネイとアレサ・トリビュート。アレサ・トリビュートは、次のような曲がメドレーで歌われた。
You Make Me Feel Like A Natural Woman (ジェニファー・ハドソン)
Ain’t No Way (クリスティーナ・アギレラ)
Until You Come Back To Me (マルティナ・マクブライド)
Think (フローレンス・ウェルチ)
Respect (ジェニファー・ハドソン)
Spirit In The Dark (ヨランダ・アダムス)
Sisters Are Doing It For Themselves (全員)
■放送時差の問題
ところで、グラミー賞は、今年はロスで行われた。現地時間では夕方5時から約3時間にわたって行われる。これは、東海岸(ニューヨーク)などで夜のゴールデン・タイム8時(西海岸より3時間早い)から中継が放送されるようにあわせて設定されている。ロスでは、テレビでは同じくロス時間の午後8時から放送される。つまり、ライヴが終わってから放送が始まることになる。
しかし、ここまでネット、ツイッター、フェースブックなどさまざまなものが普及すると、みなショーの内容を知ってしまう。ロスで実際はやっていながら、ロスの一般のテレビ視聴者は世界で一番遅くグラミー中継を3時間遅れて見ることになるのだ。もちろん、ニューヨークや東京の人たちのほうが先に見ている。今後、この時差放送は、ちょっとした問題になるかもしれない。
■関連CDピックアップ
ブルーノ・マーズ けっこうソウルフル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0049KDUM2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003E838QS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ジャネル・モネイ 惜しくも受賞は逃したが。これから伸びる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002ZFQD0E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
シーロー 「フォーゲット・ユー」 超キャッチー。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00450XPA8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
アーケード・ファイアー今年のグラミー最大のサプライズ~超万馬券
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003O85W3A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Grammy>53rd
【The Most Impressive Moment at 53rd Grammy】
瞬間。
恒例、53回グラミー賞、印象に残った瞬間、13選んでみた。
1.「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を誰もが、レディー・アンテベラムかエミネムだと思っていたときの、大穴、大サプライズのアーケイド・ファイアーが受賞し、それを受けて、滝川クリステルが「サバーブス」をアーティスト名と勘違いした瞬間。(バーブラ・ストライサンドが、「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を発表したとき、アルバム・タイトルの『サバーブス』を、アーティスト名と勘違いした瞬間と思ったが、再放送を見直して、これは特に勘違いはしていなかった模様)
2.受賞したアーケイディア。「何が起こったかと思ったか」と狼狽しつつ、「もう1曲やるよ」といって突然演奏することを決めた瞬間。
3.冒頭、ワウワウの中継。滝川クリステルがタック・マツモトとラリー・カールトンを迎えて、グラミーを取ったことを「誰に最初に伝えたかったですか」という質問を発した瞬間。(まさかと思ったそんな質問…。日本の芸能リポーターか)
4.リアーナとドレイクのライヴ・パフォーマンス。リアーナの腰の動きが超セクシーだった瞬間。
5.アレサ・フランクリン・トリビュートの瞬間。(クリスティーナ・アギレラが歌詞を間違えずに歌った瞬間)
6.レディー・ガガが卵から出てきた瞬間。
7.レディー・ガガが受賞スピーチでホイットニー・ヒューストンに感謝の言葉を送った瞬間。(これは意外だった)
8.「ベスト・ポップ・バイ・ア・デュオ・オア・グループ」部門をトレインが受賞し、それを手渡したジャスティン・ビーバーに向かって、「君が『デュオ・オア・グループ』じゃなくて、よかったよ」と言った瞬間。
9.ミック・ジャガーのソロモン・バーク・トリビュートの瞬間。(でもちょっと物足りなかった)
10.ブルーノ・マーズ、BoB、そして、ジャネル・モネイが登場した瞬間。
11.シーローとマペッツが一緒にでてきた瞬間。
12.バーブラ・ストライサンドがその存在感を見せ付けた瞬間。
13.新人賞がジャスティン・ビーバーではなく、エスペランザ・スポールディングに決まった瞬間。
Extra ミック・ジャガーがグラミーに初登場した瞬間。
(1を少し修正し、4を追記しました=15日午前2時修正)
■アレサ・フランクリン・トリビュート
個人的にパフォーマンスとしては、ジャネル・モネイとアレサ・トリビュート。アレサ・トリビュートは、次のような曲がメドレーで歌われた。
You Make Me Feel Like A Natural Woman (ジェニファー・ハドソン)
Ain’t No Way (クリスティーナ・アギレラ)
Until You Come Back To Me (マルティナ・マクブライド)
Think (フローレンス・ウェルチ)
Respect (ジェニファー・ハドソン)
Spirit In The Dark (ヨランダ・アダムス)
Sisters Are Doing It For Themselves (全員)
■放送時差の問題
ところで、グラミー賞は、今年はロスで行われた。現地時間では夕方5時から約3時間にわたって行われる。これは、東海岸(ニューヨーク)などで夜のゴールデン・タイム8時(西海岸より3時間早い)から中継が放送されるようにあわせて設定されている。ロスでは、テレビでは同じくロス時間の午後8時から放送される。つまり、ライヴが終わってから放送が始まることになる。
しかし、ここまでネット、ツイッター、フェースブックなどさまざまなものが普及すると、みなショーの内容を知ってしまう。ロスで実際はやっていながら、ロスの一般のテレビ視聴者は世界で一番遅くグラミー中継を3時間遅れて見ることになるのだ。もちろん、ニューヨークや東京の人たちのほうが先に見ている。今後、この時差放送は、ちょっとした問題になるかもしれない。
■関連CDピックアップ
ブルーノ・マーズ けっこうソウルフル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0049KDUM2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003E838QS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ジャネル・モネイ 惜しくも受賞は逃したが。これから伸びる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002ZFQD0E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
シーロー 「フォーゲット・ユー」 超キャッチー。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00450XPA8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
アーケード・ファイアー今年のグラミー最大のサプライズ~超万馬券
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003O85W3A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Grammy>53rd
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて第28回~第29回 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月12日から13日までの2日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真、Youtube映像に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。また間違いなどを発見されたら ebs@st.rim.or.jp までメールをお寄せいただけると幸いです)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第28回 極寒の華氏2度~2次の隔たり
#28 Two Degrees
Written on Saturday, 12 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 12 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/253-walking-on-planet-c-two-degrees
(タイトルの「華氏2度」と「2次の隔たり」については訳注を参照)
露出した肌の体感温度は華氏2度(摂氏マイナス16度)
今朝表に出ると、スカーフで覆いきれない肌の体感温度は、華氏0度より少し高い2度(摂氏マイナス16度)だった。癌手術後の症状は体に大きな犠牲を強いてくるため、回復へ向けてやるべきことを毎日少しずつなんとかこなしている。
脳内に音楽を再生し元気を一杯だして歩いた。歌ったのは、バラード曲でサビのコーラスを歌うまで16歩ほどかかる。
(歌詞)「I Wanna Go Outside,」と歌って、それから16歩歩いてから、サビ部分の「In The Rain~~~」と歌うのだ。70年代のドラマティックスのヒット「イン・ザ・レイン」だ。「Outside」のところのキーをすこしはずしてしまったが。
Dramatics: In The Rain
左・You Tube イン・ザ・レイン 右・ドラマティックスの「イン・ザ・レイン」7インチのレーベル
この日僕は外でかなり力をいれて歌い、ハードに歩いた。ミュージカル『ゴッドスペル』の「デイ・バイ・デイ」から、ハリー・ベラフォンテの「デイー・オー」まで、あらゆる曲を歌った。僕は、前日、自伝のミーティングでニューヨークの出版社スピーガル&グローまでドライヴしたために出来なかったウォーキングの分を取り戻そうとしていた。
左・ミュージカル『ゴッドスペル』 右・ハリー・ベラフォンテの「デイオー」
自宅に戻ると、サウンドガーデン、オーディオスレーヴのリード・シンガー、クリス・コーネルから電話がきて、ずいぶんと長電話をしてしまった。彼は、「二次の隔たり」(訳注1)でつながり、僕のクレイジーな人生の中で親しくなった多くの素晴らしい人物の一人だ。僕の大好きな知り合いたち全員が、僕の別の大好きな知り合いたちと知り合うようになっている。
左・友達のクリス・コーネル(サウンドガーデン、オーディオスレイヴ) 右・ブルーマン
電話を切った後、束になっているアナログの「はやく回復してカード」(お見舞いカード)と、同様のデジタルのEカードを見ることにした。老いも若きも友人たちには、自分のブログを通じて癌体験を話すことにした。その友人たちには、トミー・ヒルフィガー、ブルー・マン・グループからアメリカ海軍大西洋地区の元海軍中将まであらゆる人たちがいる。僕には多種多様な友人グループがいて、彼らがみなつながっている。それが、ソーシャル・ネットワーキングの力だ。
だからあなたが、僕の友達で大好きなデュラン・デュラン、ジャネル・モネイ、クエストラヴらに遭遇するとき、あなたもこのブログを読んでいれば、「2次の隔たり」で彼らとつながっていくのだ。
デュラン・デュラン
左・ジャネル・モネイ 右・クエストラヴ(ルーツ) モネイは今年のグラミー賞にも登場した。読者のあなたも、僕を通じて「2次の隔たり」で彼らとつながる
(訳注1) 今回のテーマになっているTwo Degrees は、気温の華氏2度と「2次の隔たり(Two Degrees Of Separation)」のTwo Degreesをかけている。
では、その「Two Degrees of Separation(2次の隔たり)」とは。この元になっているのは、「Six Degrees of Separation (6次の隔たり)」という考え方。これは、自分の知り合いを6人たどれば、世界中の誰とでもつながることができる、知り合える、という考え方。たとえば、一人の知り合いが44人の知り合いを持ち、その44人がそれぞれ重複せずに44人の知り合いがいると、6次以内で、つまり44の6乗の人数に到達する。これは地球上の全人口より多い約72億人になる。ただ実際には重複することもあり、また、必ずしも44人の友人がいるかどうかはわからないので、現実的な数字ではないが、基本的にはそういう考え方だ。これが、いわゆるソーシャルネットワーク・サーヴィスでの下地になっている。そこで、この2次の隔たり(つながり)は、直接一人目の知り合いを介することによって、その人物の友人も間接的に友人になる、という意味をもつ。まさに「友達の友達は、みな友達だ」の原理と同じだ。ナイルは、ナイルのブログを読んでいるあなたは、すでに自分(ナイル)の知り合いだから、自分(ナイル)の知り合いであるデュラン・デュランやクエストラヴやその他の人たちとも、すでにつながっている、ということを言っている。
参考資料:ウィッキペディアの「六次の隔たり」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%AC%A1%E3%81%AE%E9%9A%94%E3%81%9F%E3%82%8A
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第29回 タイム
#29 Time
Written on Sunday, 13 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 13 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/254-walking-on-planet-c-time
今日はただ凍ってるだけ。スカーフなしで歩ける
たった一日でこんなに違うなんて。今日は、ただ凍結しているだけだ。そこで、僕の朝のウォーキングはリラックスするはずだった。しかし、それはほんの一瞬だけだった。その前日、医師から特殊な環境のために、回復にはかなり時間がかかるだろうと言われた。僕の脳裏はまた、「癌特有のクレイジーな思い」に包まれてしまった。これは本当に理不尽だが、あらゆる癌患者共通のものらしい。
例: 前日のこの情報は気にしていない。だから夜は平和な睡眠をとることができた。しかし、この思いは、終わりなき感情の浮き沈みだ。僕はなんとか考え方を変えようとし、ウォーキングの友として高揚感あふれる楽曲に集中しようと思った。
音楽プレイヤーは決して持ち歩かないので、曲のチェンジは一瞬だ。脳内DJが最初の曲「タイム・ハズ・カム・トゥデイ」を大脳皮質から引っ張り出してきた。これはチェンバース・ブラザーズのもので、ソウルフルでサイケデリックな当時ヒッピーたちのテーマともなった作品だ。何小節か歌うと気分もよくなり、今日のウォーキングのテーマが決まった。「タイム」というキーワードだ。「タイム」が付く気持ちいい曲を思い浮かべることにした。
Time Has Come Today
左・「タイム・ハズ・カム・トゥデイ」(チェンバース・ブラザーズ) 右・レーベル まさにヒッピー時代のテーマ
ディスコのペース(テンポ)で歩き出すと、ちょっとした歌詞が次々と口をついて出てきた。カルチャー・クラブの「タイム」、チェアメン・オブ・ザ・ボードの「ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム」、ブリトニー・スピアーズの「ベイビー・ワン・モア・タイム」、グレース・ジョーンズの「アイム・ノット・パーフェクト」(これは、最後の即興部分で「タイム」と何度も歌われるので)、メジャー・ランスのスマッシュ・ヒット「ザ・モンキー・タイム」、ローリング・ストーンズがカヴァーした「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」、マイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」、シェール(シェアー)の「イフ・アイ・クド・ターン・バック・タイム」などなど、他にももう少しあると思う。
Grace Jones : I’m Not Perfect
ナイルも瞬間映る。あなたは探せるか
家に戻り、気分も新鮮なうちにデスクでこのブログを書こうとすると、スラッシュからEメールが来た。彼に返事を書くと彼もすぐさま(no Time)返事をくれた。それで大爆笑した。というのも、「癌特有のクレイジーな思い」とはまったく逆のいわば「癌特有のそれほどクレイジーではない思い」が脳裏を巡ったからだ。スラッシュはシックと何度も一緒にプレイしている。タイム関連のごきげんなある曲を僕はまだ今日は歌っていなかったのだ。そう、僕自身の「グット・タイムス」だ。癌に襲われて以来、物事はなかなか一筋縄ではいかないものだ。
僕とスラッシュ
ナイル・ロジャーズのプロモ・ビデオ
http://vimeo.com/11786030
左・カルチャー・クラブ 中・チェアメン・オブ・ザ・ボード 右・ブリトニー・スピアーズ
左・グレイス・ジョーンズ 中・メジャー・ランス 右・ローリング・ストーンズ 脳内DJはノンストップ
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月12日から13日までの2日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真、Youtube映像に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。また間違いなどを発見されたら ebs@st.rim.or.jp までメールをお寄せいただけると幸いです)
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第28回 極寒の華氏2度~2次の隔たり
#28 Two Degrees
Written on Saturday, 12 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 12 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/253-walking-on-planet-c-two-degrees
(タイトルの「華氏2度」と「2次の隔たり」については訳注を参照)
露出した肌の体感温度は華氏2度(摂氏マイナス16度)
今朝表に出ると、スカーフで覆いきれない肌の体感温度は、華氏0度より少し高い2度(摂氏マイナス16度)だった。癌手術後の症状は体に大きな犠牲を強いてくるため、回復へ向けてやるべきことを毎日少しずつなんとかこなしている。
脳内に音楽を再生し元気を一杯だして歩いた。歌ったのは、バラード曲でサビのコーラスを歌うまで16歩ほどかかる。
(歌詞)「I Wanna Go Outside,」と歌って、それから16歩歩いてから、サビ部分の「In The Rain~~~」と歌うのだ。70年代のドラマティックスのヒット「イン・ザ・レイン」だ。「Outside」のところのキーをすこしはずしてしまったが。
Dramatics: In The Rain
左・You Tube イン・ザ・レイン 右・ドラマティックスの「イン・ザ・レイン」7インチのレーベル
この日僕は外でかなり力をいれて歌い、ハードに歩いた。ミュージカル『ゴッドスペル』の「デイ・バイ・デイ」から、ハリー・ベラフォンテの「デイー・オー」まで、あらゆる曲を歌った。僕は、前日、自伝のミーティングでニューヨークの出版社スピーガル&グローまでドライヴしたために出来なかったウォーキングの分を取り戻そうとしていた。
左・ミュージカル『ゴッドスペル』 右・ハリー・ベラフォンテの「デイオー」
自宅に戻ると、サウンドガーデン、オーディオスレーヴのリード・シンガー、クリス・コーネルから電話がきて、ずいぶんと長電話をしてしまった。彼は、「二次の隔たり」(訳注1)でつながり、僕のクレイジーな人生の中で親しくなった多くの素晴らしい人物の一人だ。僕の大好きな知り合いたち全員が、僕の別の大好きな知り合いたちと知り合うようになっている。
左・友達のクリス・コーネル(サウンドガーデン、オーディオスレイヴ) 右・ブルーマン
電話を切った後、束になっているアナログの「はやく回復してカード」(お見舞いカード)と、同様のデジタルのEカードを見ることにした。老いも若きも友人たちには、自分のブログを通じて癌体験を話すことにした。その友人たちには、トミー・ヒルフィガー、ブルー・マン・グループからアメリカ海軍大西洋地区の元海軍中将まであらゆる人たちがいる。僕には多種多様な友人グループがいて、彼らがみなつながっている。それが、ソーシャル・ネットワーキングの力だ。
だからあなたが、僕の友達で大好きなデュラン・デュラン、ジャネル・モネイ、クエストラヴらに遭遇するとき、あなたもこのブログを読んでいれば、「2次の隔たり」で彼らとつながっていくのだ。
デュラン・デュラン
左・ジャネル・モネイ 右・クエストラヴ(ルーツ) モネイは今年のグラミー賞にも登場した。読者のあなたも、僕を通じて「2次の隔たり」で彼らとつながる
(訳注1) 今回のテーマになっているTwo Degrees は、気温の華氏2度と「2次の隔たり(Two Degrees Of Separation)」のTwo Degreesをかけている。
では、その「Two Degrees of Separation(2次の隔たり)」とは。この元になっているのは、「Six Degrees of Separation (6次の隔たり)」という考え方。これは、自分の知り合いを6人たどれば、世界中の誰とでもつながることができる、知り合える、という考え方。たとえば、一人の知り合いが44人の知り合いを持ち、その44人がそれぞれ重複せずに44人の知り合いがいると、6次以内で、つまり44の6乗の人数に到達する。これは地球上の全人口より多い約72億人になる。ただ実際には重複することもあり、また、必ずしも44人の友人がいるかどうかはわからないので、現実的な数字ではないが、基本的にはそういう考え方だ。これが、いわゆるソーシャルネットワーク・サーヴィスでの下地になっている。そこで、この2次の隔たり(つながり)は、直接一人目の知り合いを介することによって、その人物の友人も間接的に友人になる、という意味をもつ。まさに「友達の友達は、みな友達だ」の原理と同じだ。ナイルは、ナイルのブログを読んでいるあなたは、すでに自分(ナイル)の知り合いだから、自分(ナイル)の知り合いであるデュラン・デュランやクエストラヴやその他の人たちとも、すでにつながっている、ということを言っている。
参考資料:ウィッキペディアの「六次の隔たり」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%AC%A1%E3%81%AE%E9%9A%94%E3%81%9F%E3%82%8A
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第29回 タイム
#29 Time
Written on Sunday, 13 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 13 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/254-walking-on-planet-c-time
今日はただ凍ってるだけ。スカーフなしで歩ける
たった一日でこんなに違うなんて。今日は、ただ凍結しているだけだ。そこで、僕の朝のウォーキングはリラックスするはずだった。しかし、それはほんの一瞬だけだった。その前日、医師から特殊な環境のために、回復にはかなり時間がかかるだろうと言われた。僕の脳裏はまた、「癌特有のクレイジーな思い」に包まれてしまった。これは本当に理不尽だが、あらゆる癌患者共通のものらしい。
例: 前日のこの情報は気にしていない。だから夜は平和な睡眠をとることができた。しかし、この思いは、終わりなき感情の浮き沈みだ。僕はなんとか考え方を変えようとし、ウォーキングの友として高揚感あふれる楽曲に集中しようと思った。
音楽プレイヤーは決して持ち歩かないので、曲のチェンジは一瞬だ。脳内DJが最初の曲「タイム・ハズ・カム・トゥデイ」を大脳皮質から引っ張り出してきた。これはチェンバース・ブラザーズのもので、ソウルフルでサイケデリックな当時ヒッピーたちのテーマともなった作品だ。何小節か歌うと気分もよくなり、今日のウォーキングのテーマが決まった。「タイム」というキーワードだ。「タイム」が付く気持ちいい曲を思い浮かべることにした。
Time Has Come Today
左・「タイム・ハズ・カム・トゥデイ」(チェンバース・ブラザーズ) 右・レーベル まさにヒッピー時代のテーマ
ディスコのペース(テンポ)で歩き出すと、ちょっとした歌詞が次々と口をついて出てきた。カルチャー・クラブの「タイム」、チェアメン・オブ・ザ・ボードの「ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム」、ブリトニー・スピアーズの「ベイビー・ワン・モア・タイム」、グレース・ジョーンズの「アイム・ノット・パーフェクト」(これは、最後の即興部分で「タイム」と何度も歌われるので)、メジャー・ランスのスマッシュ・ヒット「ザ・モンキー・タイム」、ローリング・ストーンズがカヴァーした「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」、マイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」、シェール(シェアー)の「イフ・アイ・クド・ターン・バック・タイム」などなど、他にももう少しあると思う。
Grace Jones : I’m Not Perfect
ナイルも瞬間映る。あなたは探せるか
家に戻り、気分も新鮮なうちにデスクでこのブログを書こうとすると、スラッシュからEメールが来た。彼に返事を書くと彼もすぐさま(no Time)返事をくれた。それで大爆笑した。というのも、「癌特有のクレイジーな思い」とはまったく逆のいわば「癌特有のそれほどクレイジーではない思い」が脳裏を巡ったからだ。スラッシュはシックと何度も一緒にプレイしている。タイム関連のごきげんなある曲を僕はまだ今日は歌っていなかったのだ。そう、僕自身の「グット・タイムス」だ。癌に襲われて以来、物事はなかなか一筋縄ではいかないものだ。
僕とスラッシュ
ナイル・ロジャーズのプロモ・ビデオ
http://vimeo.com/11786030
左・カルチャー・クラブ 中・チェアメン・オブ・ザ・ボード 右・ブリトニー・スピアーズ
左・グレイス・ジョーンズ 中・メジャー・ランス 右・ローリング・ストーンズ 脳内DJはノンストップ
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第30回~第31回
2011年2月17日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第30回~第31回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月14日から15日までの2日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第30回 クエンティン・タランティーノ
#30 Quentin Tarantino
Written on Monday, 14 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 14 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/255-walking-on-planet-c-quentin-tarantino
今日、夜明け直後、僕は元気よくウォーキングをはじめた。感謝の気持ちで一杯だった。最悪の夜を過ごしたが、救いを求めて、僕の癌ブログに寄せられたコメントを読んだからだ。感謝の気持ちを携えながら、最後に僕のEファミリーに「サンキュー」と書き込んだ。いつもの広い道に出るとき、僕はシスター・スレッジの「ウィ・アー・ファミリー」を歌い始めた。
ウォーキング仲間が近くに寄ってきて、「私、あなたのことを知ってるわよ」と言う。「あなた、私のベネフィット(チャリティー・イヴェント)のひとつにいらしたでしょう」 彼女はヘッドフォーンをつけていたが、彼女にとってはどんな曲がかかっていようがあまり関係なかったようだ。僕の脳内は、頭に浮かんだ思いからランダムにウォーキング用の曲を選ぶ。彼女とあいさつを交わして、僕の耳元で流れたのは、シャイ・ライツの「ウィ・アー・ネイバーズ」だった。これを聴いて、僕はずいぶんとノスタルジックになった。この曲はアメリカが、似たような番組に熱狂していたあの頃を代表する1曲だからだ。『ソウル・トレイン』『シンディグ!』、そして『フラバルー』は、みな同じDNAを持っているテレビ番組だった。シャイ・ライツは、クラシックなソウル・ヴォーカル・グループだが、サイケデリック・ロックの影響もこの曲の中には見られる。
Chi=Lites : We Are Neighbors
昨晩の「癌特有のクレイジーな思い」が収まった後、僕はしばらくクエンティン・タランティーノの映画『ジャッキー・ブラウン』を見ながら、ギターを弾いてみた。この映画のサウンドトラックが僕の心を捉えたのだ。まず、ボビー・ウーマックの「アクロース・ザ・110(ハンドレッド・テンス)・ストリート」を歌い始めた。ニューヨーク(ハーレムとの境界線)110丁目は、僕が今歩いているコネチカット州からははるかかなただ。
ちょうど次に、武道スクールの前を通ったとき、ブラザーズ・ジョンソンの「ストロベリー・レター23」が脳内を駆け巡った。
サウンドトラックは続いて僕の友人ウータン・クランのRZA(レッザ、リッザ)が映画音楽を担当したタランティーノ作品『キル・ビル』になった。僕の精神的ウォークマン・カセット・プレイヤーは、次々と曲を奏でる。サンタ・エスメラルダ・ヴァージョンの「ドント・レット・ミー・ビー・ミスアンダーストード(悲しき願い)」(訳注1)、アル・ハートの「ザ・グリーン・ホーネット」そして、バーナード・ハーマンの「トゥイステッド・ナーヴ」をダリル・ハナ・スタイルでやってみせた。ダリルはジャクソン・ブラウン、その後ジョン・ケネディー・ジュニアとつきあっていたとき、僕の隣に住んでいた。ジャクソンもケネディーもどちらも素晴らしい人物だった。ジャクソンとは今でもいい友人同士だ。
Santa Esmeralda – Don’t Let Me Be Misunderstood
Al Hirt - The Green Hornet
Bernard Herrmann - Twisted Nerve (Kill Bill Soundtrack)
家に戻ると電話が鳴り、留守電になる前に、取った。「ヘイ、ナイル」 スティーヴ・レイ・ヴォーンの兄ジミー・ヴォーンだった。「君が癌だと聞いてずっと心配してるんだよ。それで、何週間もこの番号にショートメールを送ってるんだけどな」 確かにこの番号は30年以上使っている電話番号だが、携帯の番号ではなく固定電話だということを彼に知らせた。二人とも大爆笑した。完璧なエンディングだった。ジミーは、タランティーノが脚本を書き出演もしている映画『フローム・ダスク・ティル・ドーン』(たそがれから夜明けまで)の音楽を一部てがけていたのだ。癌とは毎日夜明け前に訪れる、もっとも重く暗い漆黒のひと時だ。
(訳注1) この曲は元々はアニマルズの大ヒットで、それをディスコ・グループ、サンタ・エスメラルダがカヴァーした。ナイルはこのディスコ・ヴァージョンの方を聴いていた。
(訳注2) ニューヨーク・マンハッタンでは、東西に走る110丁目(110th Street)が、ハーレムとの境になる。これより北側(地図では上側)がハーレムで、この110丁目を越えるとハーレム地区に入ることを意味する。なお、アポロ・シアターは125丁目にある。1970年代にヒットした『アクロース・110ス・ストリート』という映画の同名テーマ曲を、タランティーノは自らの映画『ジャッキー・ブラウン』のテーマ曲に起用した。
++++++
第31回 ハッピーバースデイ!
#31 Happy Birthday!
Written on Tuesday, 15 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 15 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/256-walking-on-planet-c-happy-birthday
今日はセント・ヴァレンタイン・デイだ。華氏50度(摂氏7度)になるようだ。いつもよりベッドに少し長居すれば、その日の暖かい時間帯に歩けることになる。二度寝しようと思ったところ電話がなった。親しい友人が僕の「癌特有のクレイジーな思い」を読んで電話をくれた。彼女も、かつて癌にかかり、現在は完治したが、今でも同じような思いをしょっちゅう抱くと言った。ワオ、なんてことだ。彼女のことは30年以上知っているが、彼女が癌にかかっていたことを告白されたのは初めてだ。ある意味で、僕は彼女の気持ちを完全に理解した。癌について語るのは、想像以上に困難なことなのだ。
ベッドを飛び出すと、手術後の症状で最悪だった点(尿失禁の問題)が少し良くなっていた。 トイレに駆け込まなくてもよかった。尿意をもよおしても、僕はうまくそれをコントロールできたのだ。まるで、新たな誕生日を迎えたようだった。すごーい!
16年前、僕がドラッグとアルコール中毒から完全に抜け出した日、リハビリのスタッフたちはその日を僕の新たな誕生日だと言った。今回も同じようだが、ちょっと違う。僕は自身の判断でドラッグを始め、止めた。だが、癌は僕が選択したものではない。だから、今日はずば抜けて特別な日だ。それに加え、セント・ヴァレンタインズ・デイだ。これなら、この誕生日を覚えやすい。新たなる誕生日おめでとう>自分!
僕は雲ひとつない空の下、ウォーキングを始め、スティーヴィー・ワンダーの「ハッピー・バースデイ」を歌った。屋根を降ろしたコンヴァーティブルを運転してきた男に気を取られるまで歌い続けた。それから、(歌詞)"Diamond in the back- Sunroof top- Diggin’ the scene- With a gangsta lean Oo-oo-oo,"ダイアモンドを飾り、(キャデラックの屋根は)サンルーフ、シャコタン(車高を低くした)で後ろにのけぞりながら、街を徘徊する)と歌った。ウィリアム・デヴォーンの「ビー・サンクフル・フォー・ホワット・ユー・ガット」(自分が手に入れたものに感謝しなさい)(訳注)だ。
William DeVaughn – Be Thankful For What you Got
僕は「マリオズ・プレイス」というレストランを通り過ぎた。そこではマハヴィシュヌ・オーケストラの「スマイル・オブ・ザ・ビヨンド」を歌い始めた。なぜか? なぜなら、歩きながら、(マハヴィシュヌでプレイしていた)素晴らしきドラマーでプロデューサーのナラダ・マイケル・ウォルデンを思い出したからだ。彼は実はこの「マリオズ・プレイス」で雑用のウエイターをやっていたのだ。これは、本当の話だ。
Mahavishnu Orchestra - Smile of the Beyond
そして、これも本当に起こった話だ。僕がそこまでのブログを書き終えるや、なんとナラダ、トゥルーディー・スタイラー、そしてスティングから電話をもらった。(まさに、『シンクロニシティー』[物事が別のところで同時に起こること]の話をしたところだ!)(訳注2) 彼らは僕に早く良くなるよう言葉をかけてくれ、愛を送ってくれた。
このデスクでブログを書きながら、昨夜のグラミーのことを思い浮かべた。僕には、そこに、出演者たちのアーティストとしての強いコミットメント(約束、信念)があったように思えた。それは、この業界は経済的にもはや死に体だと言われているが、状況は精神的な再誕生、再生のような変わり目にいると感じたのだ。(音楽業界にも、新たな)誕生日、おめでとう!
(訳注1) ウィリアムでヴォーンの1974年の大ヒット。カーティス・メイフィールドの影響を受けたこのシングルは、メッセージも受け、当時シングルが200万枚以上売れた。この印象的なギターはフィラデルフィアのノーマン・ハリス、ドラムスはアール・ヤング、ベースはロン・ベイカー。
(訳注2)『シンクロニシティー』=スティングの在籍していたポリースのアルバムのタイトルでもある。同時性のことと、アルバムの『シンクロニシティー』の話をした。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月14日から15日までの2日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第30回 クエンティン・タランティーノ
#30 Quentin Tarantino
Written on Monday, 14 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 14 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/255-walking-on-planet-c-quentin-tarantino
今日、夜明け直後、僕は元気よくウォーキングをはじめた。感謝の気持ちで一杯だった。最悪の夜を過ごしたが、救いを求めて、僕の癌ブログに寄せられたコメントを読んだからだ。感謝の気持ちを携えながら、最後に僕のEファミリーに「サンキュー」と書き込んだ。いつもの広い道に出るとき、僕はシスター・スレッジの「ウィ・アー・ファミリー」を歌い始めた。
ウォーキング仲間が近くに寄ってきて、「私、あなたのことを知ってるわよ」と言う。「あなた、私のベネフィット(チャリティー・イヴェント)のひとつにいらしたでしょう」 彼女はヘッドフォーンをつけていたが、彼女にとってはどんな曲がかかっていようがあまり関係なかったようだ。僕の脳内は、頭に浮かんだ思いからランダムにウォーキング用の曲を選ぶ。彼女とあいさつを交わして、僕の耳元で流れたのは、シャイ・ライツの「ウィ・アー・ネイバーズ」だった。これを聴いて、僕はずいぶんとノスタルジックになった。この曲はアメリカが、似たような番組に熱狂していたあの頃を代表する1曲だからだ。『ソウル・トレイン』『シンディグ!』、そして『フラバルー』は、みな同じDNAを持っているテレビ番組だった。シャイ・ライツは、クラシックなソウル・ヴォーカル・グループだが、サイケデリック・ロックの影響もこの曲の中には見られる。
Chi=Lites : We Are Neighbors
昨晩の「癌特有のクレイジーな思い」が収まった後、僕はしばらくクエンティン・タランティーノの映画『ジャッキー・ブラウン』を見ながら、ギターを弾いてみた。この映画のサウンドトラックが僕の心を捉えたのだ。まず、ボビー・ウーマックの「アクロース・ザ・110(ハンドレッド・テンス)・ストリート」を歌い始めた。ニューヨーク(ハーレムとの境界線)110丁目は、僕が今歩いているコネチカット州からははるかかなただ。
ちょうど次に、武道スクールの前を通ったとき、ブラザーズ・ジョンソンの「ストロベリー・レター23」が脳内を駆け巡った。
サウンドトラックは続いて僕の友人ウータン・クランのRZA(レッザ、リッザ)が映画音楽を担当したタランティーノ作品『キル・ビル』になった。僕の精神的ウォークマン・カセット・プレイヤーは、次々と曲を奏でる。サンタ・エスメラルダ・ヴァージョンの「ドント・レット・ミー・ビー・ミスアンダーストード(悲しき願い)」(訳注1)、アル・ハートの「ザ・グリーン・ホーネット」そして、バーナード・ハーマンの「トゥイステッド・ナーヴ」をダリル・ハナ・スタイルでやってみせた。ダリルはジャクソン・ブラウン、その後ジョン・ケネディー・ジュニアとつきあっていたとき、僕の隣に住んでいた。ジャクソンもケネディーもどちらも素晴らしい人物だった。ジャクソンとは今でもいい友人同士だ。
Santa Esmeralda – Don’t Let Me Be Misunderstood
Al Hirt - The Green Hornet
Bernard Herrmann - Twisted Nerve (Kill Bill Soundtrack)
家に戻ると電話が鳴り、留守電になる前に、取った。「ヘイ、ナイル」 スティーヴ・レイ・ヴォーンの兄ジミー・ヴォーンだった。「君が癌だと聞いてずっと心配してるんだよ。それで、何週間もこの番号にショートメールを送ってるんだけどな」 確かにこの番号は30年以上使っている電話番号だが、携帯の番号ではなく固定電話だということを彼に知らせた。二人とも大爆笑した。完璧なエンディングだった。ジミーは、タランティーノが脚本を書き出演もしている映画『フローム・ダスク・ティル・ドーン』(たそがれから夜明けまで)の音楽を一部てがけていたのだ。癌とは毎日夜明け前に訪れる、もっとも重く暗い漆黒のひと時だ。
(訳注1) この曲は元々はアニマルズの大ヒットで、それをディスコ・グループ、サンタ・エスメラルダがカヴァーした。ナイルはこのディスコ・ヴァージョンの方を聴いていた。
(訳注2) ニューヨーク・マンハッタンでは、東西に走る110丁目(110th Street)が、ハーレムとの境になる。これより北側(地図では上側)がハーレムで、この110丁目を越えるとハーレム地区に入ることを意味する。なお、アポロ・シアターは125丁目にある。1970年代にヒットした『アクロース・110ス・ストリート』という映画の同名テーマ曲を、タランティーノは自らの映画『ジャッキー・ブラウン』のテーマ曲に起用した。
++++++
第31回 ハッピーバースデイ!
#31 Happy Birthday!
Written on Tuesday, 15 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 15 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/256-walking-on-planet-c-happy-birthday
今日はセント・ヴァレンタイン・デイだ。華氏50度(摂氏7度)になるようだ。いつもよりベッドに少し長居すれば、その日の暖かい時間帯に歩けることになる。二度寝しようと思ったところ電話がなった。親しい友人が僕の「癌特有のクレイジーな思い」を読んで電話をくれた。彼女も、かつて癌にかかり、現在は完治したが、今でも同じような思いをしょっちゅう抱くと言った。ワオ、なんてことだ。彼女のことは30年以上知っているが、彼女が癌にかかっていたことを告白されたのは初めてだ。ある意味で、僕は彼女の気持ちを完全に理解した。癌について語るのは、想像以上に困難なことなのだ。
ベッドを飛び出すと、手術後の症状で最悪だった点(尿失禁の問題)が少し良くなっていた。 トイレに駆け込まなくてもよかった。尿意をもよおしても、僕はうまくそれをコントロールできたのだ。まるで、新たな誕生日を迎えたようだった。すごーい!
16年前、僕がドラッグとアルコール中毒から完全に抜け出した日、リハビリのスタッフたちはその日を僕の新たな誕生日だと言った。今回も同じようだが、ちょっと違う。僕は自身の判断でドラッグを始め、止めた。だが、癌は僕が選択したものではない。だから、今日はずば抜けて特別な日だ。それに加え、セント・ヴァレンタインズ・デイだ。これなら、この誕生日を覚えやすい。新たなる誕生日おめでとう>自分!
僕は雲ひとつない空の下、ウォーキングを始め、スティーヴィー・ワンダーの「ハッピー・バースデイ」を歌った。屋根を降ろしたコンヴァーティブルを運転してきた男に気を取られるまで歌い続けた。それから、(歌詞)"Diamond in the back- Sunroof top- Diggin’ the scene- With a gangsta lean Oo-oo-oo,"ダイアモンドを飾り、(キャデラックの屋根は)サンルーフ、シャコタン(車高を低くした)で後ろにのけぞりながら、街を徘徊する)と歌った。ウィリアム・デヴォーンの「ビー・サンクフル・フォー・ホワット・ユー・ガット」(自分が手に入れたものに感謝しなさい)(訳注)だ。
William DeVaughn – Be Thankful For What you Got
僕は「マリオズ・プレイス」というレストランを通り過ぎた。そこではマハヴィシュヌ・オーケストラの「スマイル・オブ・ザ・ビヨンド」を歌い始めた。なぜか? なぜなら、歩きながら、(マハヴィシュヌでプレイしていた)素晴らしきドラマーでプロデューサーのナラダ・マイケル・ウォルデンを思い出したからだ。彼は実はこの「マリオズ・プレイス」で雑用のウエイターをやっていたのだ。これは、本当の話だ。
Mahavishnu Orchestra - Smile of the Beyond
そして、これも本当に起こった話だ。僕がそこまでのブログを書き終えるや、なんとナラダ、トゥルーディー・スタイラー、そしてスティングから電話をもらった。(まさに、『シンクロニシティー』[物事が別のところで同時に起こること]の話をしたところだ!)(訳注2) 彼らは僕に早く良くなるよう言葉をかけてくれ、愛を送ってくれた。
このデスクでブログを書きながら、昨夜のグラミーのことを思い浮かべた。僕には、そこに、出演者たちのアーティストとしての強いコミットメント(約束、信念)があったように思えた。それは、この業界は経済的にもはや死に体だと言われているが、状況は精神的な再誕生、再生のような変わり目にいると感じたのだ。(音楽業界にも、新たな)誕生日、おめでとう!
(訳注1) ウィリアムでヴォーンの1974年の大ヒット。カーティス・メイフィールドの影響を受けたこのシングルは、メッセージも受け、当時シングルが200万枚以上売れた。この印象的なギターはフィラデルフィアのノーマン・ハリス、ドラムスはアール・ヤング、ベースはロン・ベイカー。
(訳注2)『シンクロニシティー』=スティングの在籍していたポリースのアルバムのタイトルでもある。同時性のことと、アルバムの『シンクロニシティー』の話をした。
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第32回第33回とメイキング・オブ
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記。この読み応えたっぷりの「ウォーキング・オン・プラネットC」はどのようにして書かれているのか。ナイルにメールで質問し、回答をもらったので、それらをご紹介しよう。
ナイル・ロジャーズが癌の宣告を受けたのが、2010年10月27日。そして、2011年1月11日に手術。これを1月14日に公表。以後、術後のウォーキングを毎日ブログに発表するようになった。
ナイルは、ブログをお読みになればおわかりのように、マンハッタンとコネチカットに家がある。術後しばらくいたのが、マンハッタンのアパート。アッパーウェストサイドにある。そこを起点に、毎日90分歩く。6キロくらい歩くことになるのだろう。手術を受けた病院もミッド・マンハッタンにある。
基本的には、いつも一人で歩く。ナイルによれば、It’s my quiet time 僕の静かなひととき、ということだ。
モーニング・ウォークは、6時半から10時の間の90分程度を歩いているそうだ。時には、夜も歩く。
これも、毎日ブログを読んでいただければわかるが、ひじょうに文章としても完成されている。ユーモアもあり、知的センスもあり、何よりたくさんの音楽が飛び出してくるところが嬉しい。これだけの完成度のものを出すには、編集者、もしくは、校正者はいるのかと尋ねると、校正はすべて自分でやっている、書くこともすべて自分でやっているそうだ。ナイルによれば、「ちょうど自伝を書き終えたので、自分はエディター(編集者)のような視点で考えられるんだ」という。
ブログは大体ウォーキングが終わったら、いつでも書く。昼間、そして、真夜中までには仕上げる。書き終え、写真を選んだら、朝5時にタイマーをセットして寝る。だいたい、書いて、写真を選んでという作業が毎日2-3時間かかるという。
自伝の執筆は終えていて、あとは発売を待つばかりとなっていると伝えられているが、今回のこの癌顛末、あるいはこのブログの一部はその自伝に収録されるだろうか。「ブログは、自伝には入らない。ただ自伝に書いたことを、このブログで触れたりしている。自伝は10月リリースを予定している」(ナイル)
「読書は大好きだ。好きな作家はあまりに多すぎて選べない。自伝を書き上げるのに3年以上かかった。そうしているうちに僕のスタイルができたと思う。僕は曲を書くこと以外に、特に物語を書くためのトレーニングは受けたことはないんだ」
さて、今日のナイルとのウォーキングは、どんなものになるのだろうか。
+++++
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月16日-17日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真・ユーチューブなどは、ソウル・サーチンのメインサイトであるhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第32回 強く、そして、突き動かされて
#32 Strong and Driven
Written on Wednesday, 16 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 16 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/257-walking-on-planet-c-strong-and-driven
僕の感情は揺れ動く
天候は、晴れたり曇ったり、温度も上がったり下がったりではっきりしない。昨日は華氏57度(約摂氏14度)だったが、今日は凍結以下だ。僕の感情も上がったり下がったりだ。ひとたび癌が体に進入してくると、そうなってしまうものだ。今僕は「スクラップ&ビルド(新築・再建築、作って壊して、また作って)」の過程にあることを認識することが重要だ。
僕のこれまでの人生はずっと「スクラップ&ビルド」の連続だった。今日、ジャーナリストのインタヴューを受け、キャリア初期の6年半に47枚のシングルと20枚のアルバムを作ったことを知らされた。彼は「なんで、そんなにやったのですか?」と尋ねた。僕は自問し、答えた。「強く、何かに突き動かされる人間は(そういうことを)やるものだよ」と。
左・イギリス・メロディー・メイカーのカヴァーストーリー 右・ビルボード誌トップ・プロデューサー・リスト
僕は今朝、どれほどトニー・トンプソンとバーナード・エドワーズに会いたいかを思い浮かべながらウォーキングをした。彼らの強く、突き動かされるドラムスとベースだけではない。初期のシックのレコーディング・セッションで、彼らと大爆笑した思い出にも浸る。トニーは2003年に亡くなり、この(2011年)4月にはバーナードが日本で亡くなってちょうど15周年になる。
シック・ツアー・ブック(1980年代)
僕は裏道を散策した。ふだん、多くの人たちを気分よくさせている僕たちの曲に集中したかった。いつもはみんながこれらの曲を聴いて気分よくなっているのだろうが、今日はそうした曲が、たぶん、僕にいい影響を与えてくれるだろうと思った。僕の心のDJは、「ハッピー・マン」、「グッド・タイムス」から始まり、次々と続いた。「ル・フリーク」、「ロスト・イン・ミュージック」、「ヒーズ・ザ・グレイテスト・ダンサー」、「ウィ・アー・ファミリー」、「シンキング・オブ・ユー」、「アップサイド・ダウン」、「ダンス・ダンス・ダンス」、「エヴリバディー・ダンス」、「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」、「アイム・カミング・アウト」、「マイ・フォービッドゥン・ラヴァー」、「シック・チアー」…。だがしかし、自宅に戻っても、気分は依然最悪だった。
シック「ル・フリーク」 シック「グッド・タイムス」
ダイアナ・ロス「アップサイド・ダウン」 シスター・スレッジ「ウィ・アー・ファミリー」
今では僕は毎日癌についての電話を多くの友人たちからもらう。今日もらった電話の主は、長い間ずっと秘密にしていた癌について語ってくれた。その痛ましい物語の最後に彼女はこうつぶやいた。「ナイル、癌はね、弱い者は襲わないのよ」 彼女は強く、そして、信念に突き動かされ、生きている。
シック・オーガニゼーションの数々のヒット曲
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第33回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月17日、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第33回 「エヴリバディー・ダンス!」~みんな踊ろう
#33 Everybody Dance!
Written on Thursday, 17 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 17 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/258-walking-on-planet-c-everybody-dance
セット1は、シックの「オップン・アップ」から 右・日本のMCケイ・グラント
今朝起きて、僕は4月の日本でのライヴについて思いを巡らせた。朝のウォーキング前、僕は1曲目から最後までショーでやる曲をすべてプレイした。90分ノンストップでプレイするのは気持ちいい。
4月はさくらの季節だ
日本では2種類のオープニングを用意している。「オープン・アップ」から始まるパターンと、「ハンギン」から始まるパターンだ。そして、昨日のウォーキングで歌った曲をすべてプレイする。そのほかにも「レッツ・ダンス」、「スープ・フォー・ワン」、「レディー・(ヒア・ミー・トゥナイト)」、「ライク・ア・ヴァージン」、「ラッパーズ・デライト」もやるつもりだ。これは、「癌特有のクレイジーな思い」ではなく、「健全な癌特有の思い」だ。
今朝のウォーキングの間、僕は、春、桜が満開の日本でのステージをイメージしてみた。そして、なじみの日本の友人たち、今年出会う新しい友人たちを思い浮かべた。「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。
左・「エヴリバディー・ダンス」 右・めったにやらない「ロスト・イン・ミュージック」
日本のファン、ブルーノートで。シックのライヴでは、ファンと写真を撮るのが恒例だ
日本で披露する予定の楽曲の数々。(16日付けのものに新たに下記のものが加わりました)
(写真)
Walking on Planet C>#31 Strong and Driven>#32 Everybody Dance!
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記。この読み応えたっぷりの「ウォーキング・オン・プラネットC」はどのようにして書かれているのか。ナイルにメールで質問し、回答をもらったので、それらをご紹介しよう。
ナイル・ロジャーズが癌の宣告を受けたのが、2010年10月27日。そして、2011年1月11日に手術。これを1月14日に公表。以後、術後のウォーキングを毎日ブログに発表するようになった。
ナイルは、ブログをお読みになればおわかりのように、マンハッタンとコネチカットに家がある。術後しばらくいたのが、マンハッタンのアパート。アッパーウェストサイドにある。そこを起点に、毎日90分歩く。6キロくらい歩くことになるのだろう。手術を受けた病院もミッド・マンハッタンにある。
基本的には、いつも一人で歩く。ナイルによれば、It’s my quiet time 僕の静かなひととき、ということだ。
モーニング・ウォークは、6時半から10時の間の90分程度を歩いているそうだ。時には、夜も歩く。
これも、毎日ブログを読んでいただければわかるが、ひじょうに文章としても完成されている。ユーモアもあり、知的センスもあり、何よりたくさんの音楽が飛び出してくるところが嬉しい。これだけの完成度のものを出すには、編集者、もしくは、校正者はいるのかと尋ねると、校正はすべて自分でやっている、書くこともすべて自分でやっているそうだ。ナイルによれば、「ちょうど自伝を書き終えたので、自分はエディター(編集者)のような視点で考えられるんだ」という。
ブログは大体ウォーキングが終わったら、いつでも書く。昼間、そして、真夜中までには仕上げる。書き終え、写真を選んだら、朝5時にタイマーをセットして寝る。だいたい、書いて、写真を選んでという作業が毎日2-3時間かかるという。
自伝の執筆は終えていて、あとは発売を待つばかりとなっていると伝えられているが、今回のこの癌顛末、あるいはこのブログの一部はその自伝に収録されるだろうか。「ブログは、自伝には入らない。ただ自伝に書いたことを、このブログで触れたりしている。自伝は10月リリースを予定している」(ナイル)
「読書は大好きだ。好きな作家はあまりに多すぎて選べない。自伝を書き上げるのに3年以上かかった。そうしているうちに僕のスタイルができたと思う。僕は曲を書くこと以外に、特に物語を書くためのトレーニングは受けたことはないんだ」
さて、今日のナイルとのウォーキングは、どんなものになるのだろうか。
+++++
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月16日-17日分、写真・キャプション、訳注付き。
(写真・ユーチューブなどは、ソウル・サーチンのメインサイトであるhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第32回 強く、そして、突き動かされて
#32 Strong and Driven
Written on Wednesday, 16 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 16 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/257-walking-on-planet-c-strong-and-driven
僕の感情は揺れ動く
天候は、晴れたり曇ったり、温度も上がったり下がったりではっきりしない。昨日は華氏57度(約摂氏14度)だったが、今日は凍結以下だ。僕の感情も上がったり下がったりだ。ひとたび癌が体に進入してくると、そうなってしまうものだ。今僕は「スクラップ&ビルド(新築・再建築、作って壊して、また作って)」の過程にあることを認識することが重要だ。
僕のこれまでの人生はずっと「スクラップ&ビルド」の連続だった。今日、ジャーナリストのインタヴューを受け、キャリア初期の6年半に47枚のシングルと20枚のアルバムを作ったことを知らされた。彼は「なんで、そんなにやったのですか?」と尋ねた。僕は自問し、答えた。「強く、何かに突き動かされる人間は(そういうことを)やるものだよ」と。
左・イギリス・メロディー・メイカーのカヴァーストーリー 右・ビルボード誌トップ・プロデューサー・リスト
僕は今朝、どれほどトニー・トンプソンとバーナード・エドワーズに会いたいかを思い浮かべながらウォーキングをした。彼らの強く、突き動かされるドラムスとベースだけではない。初期のシックのレコーディング・セッションで、彼らと大爆笑した思い出にも浸る。トニーは2003年に亡くなり、この(2011年)4月にはバーナードが日本で亡くなってちょうど15周年になる。
シック・ツアー・ブック(1980年代)
僕は裏道を散策した。ふだん、多くの人たちを気分よくさせている僕たちの曲に集中したかった。いつもはみんながこれらの曲を聴いて気分よくなっているのだろうが、今日はそうした曲が、たぶん、僕にいい影響を与えてくれるだろうと思った。僕の心のDJは、「ハッピー・マン」、「グッド・タイムス」から始まり、次々と続いた。「ル・フリーク」、「ロスト・イン・ミュージック」、「ヒーズ・ザ・グレイテスト・ダンサー」、「ウィ・アー・ファミリー」、「シンキング・オブ・ユー」、「アップサイド・ダウン」、「ダンス・ダンス・ダンス」、「エヴリバディー・ダンス」、「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」、「アイム・カミング・アウト」、「マイ・フォービッドゥン・ラヴァー」、「シック・チアー」…。だがしかし、自宅に戻っても、気分は依然最悪だった。
シック「ル・フリーク」 シック「グッド・タイムス」
ダイアナ・ロス「アップサイド・ダウン」 シスター・スレッジ「ウィ・アー・ファミリー」
今では僕は毎日癌についての電話を多くの友人たちからもらう。今日もらった電話の主は、長い間ずっと秘密にしていた癌について語ってくれた。その痛ましい物語の最後に彼女はこうつぶやいた。「ナイル、癌はね、弱い者は襲わないのよ」 彼女は強く、そして、信念に突き動かされ、生きている。
シック・オーガニゼーションの数々のヒット曲
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第33回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月17日、写真・キャプション、訳注付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第33回 「エヴリバディー・ダンス!」~みんな踊ろう
#33 Everybody Dance!
Written on Thursday, 17 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 17 February 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/258-walking-on-planet-c-everybody-dance
セット1は、シックの「オップン・アップ」から 右・日本のMCケイ・グラント
今朝起きて、僕は4月の日本でのライヴについて思いを巡らせた。朝のウォーキング前、僕は1曲目から最後までショーでやる曲をすべてプレイした。90分ノンストップでプレイするのは気持ちいい。
4月はさくらの季節だ
日本では2種類のオープニングを用意している。「オープン・アップ」から始まるパターンと、「ハンギン」から始まるパターンだ。そして、昨日のウォーキングで歌った曲をすべてプレイする。そのほかにも「レッツ・ダンス」、「スープ・フォー・ワン」、「レディー・(ヒア・ミー・トゥナイト)」、「ライク・ア・ヴァージン」、「ラッパーズ・デライト」もやるつもりだ。これは、「癌特有のクレイジーな思い」ではなく、「健全な癌特有の思い」だ。
今朝のウォーキングの間、僕は、春、桜が満開の日本でのステージをイメージしてみた。そして、なじみの日本の友人たち、今年出会う新しい友人たちを思い浮かべた。「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。
左・「エヴリバディー・ダンス」 右・めったにやらない「ロスト・イン・ミュージック」
日本のファン、ブルーノートで。シックのライヴでは、ファンと写真を撮るのが恒例だ
日本で披露する予定の楽曲の数々。(16日付けのものに新たに下記のものが加わりました)
(写真)
Walking on Planet C>#31 Strong and Driven>#32 Everybody Dance!
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