◎ 「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」~全米トップ40の同窓会
2012年10月15日 音楽◎ 「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」~全米トップ40の同窓会
【American Top 40 Alumni Reunion】
同窓会。
かつてラジオ関東(=当時、現ラジオ日本)FENなどで放送されていた全米チャートをカウントダウンする番組『全米トップ40』の出演者が一堂に会し、当時の話題で盛り上がるというイヴェント「ヒッツ・フロム・コースと・トゥ・コースト~歌の贈りもの」の第二回が、2012年10月13日午後渋谷のシダックス・ホールで行なわれた。
会場に入るとかなり広い会場に洋楽ファンが多数集まっていた。まずはこの熱気と人数にびっくり。大体定員150人くらいでほぼ満員という感じらしい。今回は2度目で、前回(1回目)はもう少し小さい会場だったとのこと。
前回は矢口さんと湯川さんだけだったそうだが、今回は『全米トップ40』出演者が全員顔をそろえた。このメンバーが一堂に同時に集まるのは30年ぶり以上らしい。
全米トップ40時代の裏話や、クイズ、「アウトロ・クイズ」、私を変えた一曲、などいろいろコーナーもあって、楽しかった。特に洋楽関係のレコード会社の人たちも多く、久々に顔をあわせる人も多数いた。
裏話では、毎週土曜日当日に録音し、その夜放送していて、放送中にまだ3本目(3時間目)の編集が終わってなかったこともあったそうだ。それくらいタイトなスケジュールでやっていた。いろいろなコーナーができたが、坂井隆夫さんの「ジョークボックス」はまさに名物コーナーに。この日は、その当時のいくつかが披露された。
「私を変えた一曲」では事前に募集した一般リスナーのメッセージを本人が語り、それをかけるという趣向。そうそう、このときに最初の方がスリー・ディグリーズの「天使のささやき(When Will I See You Again)」(1974年のヒット。最高位は2位)を選んだところで、突如湯川先生からお呼びがかかり、スリー・ディグリーズについて一言おしゃべりした。特に何も用意していなかったのだが、その場で「過去1ヵ月にCDを1枚以上買った方」と尋ねると半分以上の方が挙手、「では10枚以上買った方」と重ねて聞くと、それでも3分の1、4分の1くらいかな、人が手をあげて、これだけCDが買われていれば、音楽業界も捨てたもんではないなどと思ってしまった。つまり、それくらい音楽好きの人たちが集まった会合ということだ。その次の方は、ヴァン・マッコイの「ハッスル」を選んでいた。
最近僕はおぼろげに普通の人が毎月1枚のCDを買うようにしましょう、そうすれば業界自体も上向きになるのでは、と思っている。たぶん40代から50代で4-5000万人いる人たちの半分から2割くらいの人が毎月CD1枚買うだけでだいぶ状況が変わるような気がしているのだが。
そして、慣例の音クイズでは、なんと「アウトロ・クイズ」。曲の最後の部分、アウトロを聴いて曲名・アーティスト名を当てるというもの。これがみんな当てる、当てる。意外とアウトロだとわからないものだが、みんな本当によく当てるのでびっくりした。最後の1曲だけ正解がでなかったが、他はすべて正解が出た。
ちょうど、入口で音楽ファンのHさんとばったり会ったので、一緒に見ることになったが、Hさんは当時聴いていた「アメリカン・トップ40」のチャートを実に綺麗な字で大学ノートに記しており、それを見せてもらった。僕も似たりよったりのことをやっていたが、こんなに綺麗な字ではなかった。「僕が字が一番綺麗だった頃です」とHさんは言った。彼は、このノートに湯川さんのサインをいただき、大喜び。
これがHさんのノート。1975年1月から毎週、綺麗に記録していた。
坂井さんとは20年ほど前、神戸キスFMのソウル番組でご一緒したことがあり、それ以来の再会で、覚えていただいて嬉しかった。
それにしても、みんな詳しい。そして、なにやら楽しい。マニアックぶりも楽しいが、そうでなくても、そんな話を誰かがしてるのを横できいてるだけでも楽しい。このイヴェント年1回定例にできるのではないでしょうか。いわば『全米トップ40』を軸とした「AT40同窓会」のような感じがした。ポップス同好会ならぬポップス同窓会、といったところですよね。
■関連記事 (追記10月16日午前0時半↓)
『アメリカン・トップ40』40周年
2010年07月04日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10580024450.html
全米トップ40のオリジナルは、2010年に40周年。日本版『全米トップ40』は1972年10月スタートで今年がちょうど40周年。
(追記ここまで↑)
■出演者
《メイン・ゲスト》
湯川れい子さん
《スペシャル・ゲスト》
坂井隆夫さん
山本さゆりさん
今泉圭姫子さん
矢口清治さん
司会 大高英慈
■セットリスト
show started 15:00
【1】今だから話そう!「全米トップ40」の裏側!
【2】発表!「私の人生を変えたこの1曲」!。
【3】恒例「(音)クイズ」
【4】抽選会でのプレゼント
【5】「交流タイム」
show ended around 17:30
(2012年10月13日土曜、渋谷シダックス・ホール、「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」(第二回)
ENT>EVENT>Hits From Coast To Coast, Vol.2
【American Top 40 Alumni Reunion】
同窓会。
かつてラジオ関東(=当時、現ラジオ日本)FENなどで放送されていた全米チャートをカウントダウンする番組『全米トップ40』の出演者が一堂に会し、当時の話題で盛り上がるというイヴェント「ヒッツ・フロム・コースと・トゥ・コースト~歌の贈りもの」の第二回が、2012年10月13日午後渋谷のシダックス・ホールで行なわれた。
会場に入るとかなり広い会場に洋楽ファンが多数集まっていた。まずはこの熱気と人数にびっくり。大体定員150人くらいでほぼ満員という感じらしい。今回は2度目で、前回(1回目)はもう少し小さい会場だったとのこと。
前回は矢口さんと湯川さんだけだったそうだが、今回は『全米トップ40』出演者が全員顔をそろえた。このメンバーが一堂に同時に集まるのは30年ぶり以上らしい。
全米トップ40時代の裏話や、クイズ、「アウトロ・クイズ」、私を変えた一曲、などいろいろコーナーもあって、楽しかった。特に洋楽関係のレコード会社の人たちも多く、久々に顔をあわせる人も多数いた。
裏話では、毎週土曜日当日に録音し、その夜放送していて、放送中にまだ3本目(3時間目)の編集が終わってなかったこともあったそうだ。それくらいタイトなスケジュールでやっていた。いろいろなコーナーができたが、坂井隆夫さんの「ジョークボックス」はまさに名物コーナーに。この日は、その当時のいくつかが披露された。
「私を変えた一曲」では事前に募集した一般リスナーのメッセージを本人が語り、それをかけるという趣向。そうそう、このときに最初の方がスリー・ディグリーズの「天使のささやき(When Will I See You Again)」(1974年のヒット。最高位は2位)を選んだところで、突如湯川先生からお呼びがかかり、スリー・ディグリーズについて一言おしゃべりした。特に何も用意していなかったのだが、その場で「過去1ヵ月にCDを1枚以上買った方」と尋ねると半分以上の方が挙手、「では10枚以上買った方」と重ねて聞くと、それでも3分の1、4分の1くらいかな、人が手をあげて、これだけCDが買われていれば、音楽業界も捨てたもんではないなどと思ってしまった。つまり、それくらい音楽好きの人たちが集まった会合ということだ。その次の方は、ヴァン・マッコイの「ハッスル」を選んでいた。
最近僕はおぼろげに普通の人が毎月1枚のCDを買うようにしましょう、そうすれば業界自体も上向きになるのでは、と思っている。たぶん40代から50代で4-5000万人いる人たちの半分から2割くらいの人が毎月CD1枚買うだけでだいぶ状況が変わるような気がしているのだが。
そして、慣例の音クイズでは、なんと「アウトロ・クイズ」。曲の最後の部分、アウトロを聴いて曲名・アーティスト名を当てるというもの。これがみんな当てる、当てる。意外とアウトロだとわからないものだが、みんな本当によく当てるのでびっくりした。最後の1曲だけ正解がでなかったが、他はすべて正解が出た。
ちょうど、入口で音楽ファンのHさんとばったり会ったので、一緒に見ることになったが、Hさんは当時聴いていた「アメリカン・トップ40」のチャートを実に綺麗な字で大学ノートに記しており、それを見せてもらった。僕も似たりよったりのことをやっていたが、こんなに綺麗な字ではなかった。「僕が字が一番綺麗だった頃です」とHさんは言った。彼は、このノートに湯川さんのサインをいただき、大喜び。
これがHさんのノート。1975年1月から毎週、綺麗に記録していた。
坂井さんとは20年ほど前、神戸キスFMのソウル番組でご一緒したことがあり、それ以来の再会で、覚えていただいて嬉しかった。
それにしても、みんな詳しい。そして、なにやら楽しい。マニアックぶりも楽しいが、そうでなくても、そんな話を誰かがしてるのを横できいてるだけでも楽しい。このイヴェント年1回定例にできるのではないでしょうか。いわば『全米トップ40』を軸とした「AT40同窓会」のような感じがした。ポップス同好会ならぬポップス同窓会、といったところですよね。
■関連記事 (追記10月16日午前0時半↓)
『アメリカン・トップ40』40周年
2010年07月04日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10580024450.html
全米トップ40のオリジナルは、2010年に40周年。日本版『全米トップ40』は1972年10月スタートで今年がちょうど40周年。
(追記ここまで↑)
■出演者
《メイン・ゲスト》
湯川れい子さん
《スペシャル・ゲスト》
坂井隆夫さん
山本さゆりさん
今泉圭姫子さん
矢口清治さん
司会 大高英慈
■セットリスト
show started 15:00
【1】今だから話そう!「全米トップ40」の裏側!
【2】発表!「私の人生を変えたこの1曲」!。
【3】恒例「(音)クイズ」
【4】抽選会でのプレゼント
【5】「交流タイム」
show ended around 17:30
(2012年10月13日土曜、渋谷シダックス・ホール、「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」(第二回)
ENT>EVENT>Hits From Coast To Coast, Vol.2