■ジェームス藤木さん「ソウル・サーチン」に生ゲストで登場

【James Fujiki On Soul Searchin Radio】

クールス。

2013年1月20日日曜日、「ロックン・ロールの伝説」ジェームス藤木さんが「ソウル・ブレンズ」に生ゲストで登場した。60歳を超え、キャリア30年超で初のソロ・アルバム『笑顔のキセキ』をリリース、そのプロモーションの一環だ。

ロックン・ロールのグループ、「クールス」は元々バイク仲間が集まったところから始まっている。そのバイク仲間の軍団は1973年に結成され、1974年にシャナナを模したロックン・ロール・バンドをやろうと音楽グループが始まった。そし9月キング・レコードからデビュー。そのクールスでギターとヴォーカルを担当しているのがジェームス藤木さんだ。再来年にはクールス・デビュー40周年になる。

ジェームスさんはロックン・ロール・バンド、クールスに在籍しながらそもそもソウル好きで、クールスとは別に自身でソウル好き仲間を集めたソウル・バンドをやっている。「リスペクト・オール」「東京モータウン・ショー」あるいは「デュークス」といったバンドだ。

僕はここ10年くらいそのジェームスさんのソウル・バンドのライヴを何度か見るようになっている。ソウル・バー、ストリート・カフェの長野さんがベースを担当するワンダラーズ関連のイヴェントやライヴで拝見している。ところがジェームスさんとはもっと昔、勝本氏(元エンバシー、全国ディスコ協会、キング・オブ・ソウル)を通じて、エンバシー時代に会っていた。だからそういう意味ではおつきあいはかなり長いということになる。勝本氏やニック岡井氏、江守アイ氏らとは新宿時代からの知りあいだ。

今回そんなジェームスさんが『ソウル・ブレンズ』に生ゲストで登場した。その中でも触れられていたが、「60過ぎてますます創作意欲が衰えないんだよ」というところがすごい。このアルバムを作るにあたって40曲くらいプロデューサーに提出したそうで、その中からクールスとは違うジェームスさんの魅力を出したもの、ソングライターとしての魅力を出したものを中心に選曲した。

よりファンキーなもの、ソウルっぽいものも今回収録されなかったものの中にあるが、そうしたものは次回作以降にしようということになった。

ジェームスさんは1951年3月15日生まれ。(ウィキなどの20日生まれは間違い) 現在61歳。「60なんて、まだまだこれからでしょう。(ソロとして)新人ですから、よろしくお願いします」と笑いながら言う。

ジェームスさんは本当に「現場」が好きだ。「まあ、現場主義だからね」と軽く言う。実際、ライヴもセットリストがちょくちょくかわり、その場の観客ののりでリクエストなどにも気軽に応じる。ソウル・カヴァーのショーをやっていても、ファンがクールスの曲をどうしても聞きたいといえば、一曲くらいは軽くやってくれる。ギター一本の弾き語りからフルバンドのジェームス・ブラウンのようなパッケージ・ソウル・ショーも、そしてクールスとしても、なんでもできる。このあたりがつくずくすごいなあ、と思う。

「シニアの人たち(60歳以上)って300万人以上いるそうだ。だが、自分も含めてそういう人たちに情報を届ける方法がすくない、だから自分たちのような音楽を見に来てくれれば、絶対またリピーターになってくれるが、なかなかやっていることを知らせることができない、なんとかしたい」ということを力説していた。「みんな子育ても一段落して、遊びたいんだよね。でも、そういう場所がない」とジェームスさんは言う。

「僕は外国人だから、『還暦』っていってもあんまりぴんとこないんだけどね」と笑うジェームスさん。お父さんはアイリッシュ系アメリカンで父が彼にジェームスと名付けた。「アイリッシュだからなのか、『反骨精神』みたいのがすごいんだよね」という。

僕もずっと彼はジェームス・ブラウンが好きだから芸名でジェームスと付けたというのは違っていた。訂正します。(笑)

今回のゲスト出演には、ディスコDJの大御所、松本みつぐさんらの強力なお力添えがありました。ありがとうございます。

そうそう、下記ブログ「ストリート・カフェ~明日のスター? 2008年04月12日(土)」で書いたゆうや君がジェームスさんの御つきでスタジオに遊びに来た。大きくなっててびっくりした。小学校5年生になったという。ちょうど今声変わり中、あれからずっとギターをやって、ギターの腕をかなりあげているらしい。もう5年近くも前なんだ。時が経つのは本当にはやい。ますます将来楽しみだ。その日のブログをプリントアウトして彼にあげた。最近は「トライ・ア・リトル・テンダーネス」は歌ってないらしい。

■ライヴ情報

出演 ジェームス藤木
会場 埼玉県草加市松原団地駅前・アパッチ・ジャンクション (アメリカン・レストラン)埼玉県草加市栄3-1-20
048-936-4424 (東武伊勢崎線松原団地駅東口徒歩3分。東口駅前通り1つ目の信号(松屋のある交差点)を左折、約100m先の右側。
松原団地駅から275m)
日時 2013年1月26日土曜、夜2ステージ

■「ソウル・サーチン・レイディオ」ポッドキャスト期間限定でアップ

Soul Searchin Radio 01-13-2013 James Fujiki Live Guest
https://soundcloud.com/soul_searchin_13/soul-searchin-radio-01-13-2013

■ジェームス藤木さん過去関連記事・ライヴ・リポートなど
October 30, 2006

No.1 Soul Show In Tokyo; James Fujiki & Tokyo Mowtown Show
【ジェームス藤木&トウキョウ・モウタウン・ショウ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_10_30.html


2002/11/06 (Wed)
Street Cafe 5th Anniversary 
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200211/diary20021106.html

2003/06/04 (Wed)
Oldest Funk Band in Tokyo at Newest Live House
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030604.html

2003/11/10 (Mon)
Party To Party: Street Cafe To Brown Sugar
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20031110.html

2004/05/31 (Mon)
James Fujiki & Respect All Live At Graffiti
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040531.html

May 01, 2006
James Fujiki’s New Soul Band: Tokyo Mowtown Show Debut
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_05_01.html

ストリート・カフェ~明日のスター?
2008年04月12日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10087579428.html

■ジェームス藤木、久々のソロ・アルバム『笑顔の奇跡』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009VSPAW0/soulsearchiho-22/ref=nosim/


こんな超強力ソウル・カヴァー・アルバムも

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0049SGS0K/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ENT>ARTIST>Fujiki, James
RADIO>SOUL BLENDS>Soul Searchin Radio

○(速報) クインシー・ジョーンズ、7月の広島イヴェントに来日

【Quincy Jones Coming To Japan August As Curator】

18年ぶり。

アメリカ音楽業界最大の大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズが2013年7月のイヴェントのために来日する。広島県が行なうイヴェント「ピース・アーチ・ひろしま」の一環で行なわれるコンサートのプロデューサー(キュレーター)出演者としてのもの。クインシー・ジョーンズは平和コンサートのためのアーティストの選出、演出をてがけ、出演する。

現在一応「出演」と発表されているので、自身で選抜したクインシー・ファミリーのバンド「クインシー・ジョーンズ楽団」の指揮者としてクインシーがステージに立つ可能性が高い。その場合、1981年以来32年ぶりの来日ステージとなる。また、来日は1989年、1995年のプロモーション来日以来18年ぶり。

「ピース・アーチ・ひろしま」は、国際平和拠点ひろしまから世界平和を求めていこうというイヴェント。イヴェントは2013年7月27日から8月3日まで広島で行なわれる。

クインシーは8月3日(土)に行なわれる「エターナル・ピース・コンサート」(仮題)にプロデューサー、出演者として参加すると発表された。

公式ホームページ
http://www.peace-arch-hiroshima.net/

クインシーの賛同・参加決定のお知らせ
http://www.peace-arch-hiroshima.net/pdf/20121226.pdf

このイヴェントは、広島が2020年オリンピック候補地から降りたことで、それに代わる世界平和のイヴェントを行なおうとプロジェクトが始まったという。

クインシー・ジョーンズは75歳の2008年7月、スイスでおこなわれたモントルー・ジャズ・フェスティヴァルで75歳を祝うイヴェントを行なっている。クインシーの本格的ライヴとしてはこれ以来、約5年ぶりとなる。今年の3月で80歳をむかえる。

(情報提供、澤田さん、広島のソウルバー「スティーヴィー」熊谷さん、ありがとうございます)

■ 過去関連記事 クインシー・ジョーンズ・ライヴ・リポート

July 17, 2008
Quincy Jones Tribute Live Lasted 5 Hours
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080717.html

世界一早かった松尾特派員のクインシー・ゲネ・プロ・リポート
July 15, 2008
Montreux Jazz Festival: Celebrates Quincy Jones
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080715.html

モントルー・ジャズ・フェスを伝えるニュース映像
http://www.euronews.net/en/article/18/07/2008/montreux-musicians-toast-quincy-jones/

クインシー・ジョーンズ75歳誕生日セレブレーション
2008年07月22日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10118776908.html

■1981年のクインシー・ジョーンズ・ライヴ

クインシー・ジョーンズ、1981年のライヴの詳細は次の通り。

1981年7月6日、9日、日本武道館、
7月7日 神戸国際会館
7月10日 福岡サンパレス

計4本。

来日メンバーは次の通り。

Patti Austin
Toots Thielemans
Louis Johnson
Carlos Rios
Rod Temperton
John Robinson
Jerry Hey
Greg Philinganes
James Ingram
Peter Christlieb
Ollie Brown
Jerome Richardson

+Hara Nobuo & Sharps & Flats

ANNOUNCEMENT>Jones, Quincy

■クインシー・ジョーンズ・ライヴ・アット・モントルー(ブルーレイ)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/

同日本盤・通常DVD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0098PEDVU/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■クインシー・ジョーンズ自叙伝

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/430926610X/soulsearchiho-22/ref=nosim/"