◎スリラー・ライブ幕開ける
2012年10月1日 音楽◎スリラー・ライブ幕開ける
【Thriller Live Opens】
ロンドン。
イギリスでマイケル・ジャクソン・ファン・クラブを始めたエイドリアン・グラントが、マイケル・ジャクソンのファン・イヴェントとして始めたマイケル・ジャクソンの曲をカヴァーするライヴ・イヴェント。それが徐々に発展し、バンドとダンサーを使ったショーになったのがこの『スリラー・ライブ』だ。
エイドリン・グラントは1988年、若干20歳でファン・クラブをスタート。1991年からファン・イヴェントを始めた。2006年、現在の『スリラー・ライブ』のプロトタイプとなるショーをプレミア公開し、2007年からロンドンの劇場でスタート。毎年公開されてきた。
日本では2012年9月28日にプレミア公開し、29日から一般公開された。東京で12月9日まで80本、その後大阪で12月18日から27日まで16本行なわれる。東京のブルー・シアター(収容人数約900)は、以前「ブルー・マン」をやっていたところ。
9月28日に行なわれたプレヴューを見た。
第一部と第二部にわけ、ジャクソン5時代からジャクソンズ時代、そしてマイケル・ソロ時代のヒット曲をほぼ時代順にバンド演奏とダンサーで綴っていく。セットリストは下記参照。ロンドンのセットリストを少し短くしているようで、今後曲目が増えるのかもしれない。
7面ほどのLEDパネルに映像や照明が映し出され効果を出す。
やはりマイケルの楽曲はどれもいい曲ばかりで、これだけマイケルの曲がカヴァーされて演奏されるとその曲のよさが目立つ。選曲の中で嬉しかったのは、ほとんど最近では聞くことができない「ゲット・オン・ザ・フロア」が入っていたこと。また「マン・イン・ザ・ミラー」では、マーティン・ルーサー・キング、ジョン・F・ケネディー、ジョン・レノン、リンカーン、ボノ、マンデラ大統領、オバマ大統領などのスチール写真が映し出され雰囲気を盛り上げていた。
ジャクソン5時代は子供から十代のシンガーが歌う。ジャクソンズ時代以降は大人のシンガーが登場。
大人になってからのメインのシンガーは4人のように見えた。プログラムにはもう少し多い人数が書かれ、アンダースタディー(予備のシンガー)と日によって変わったりするようだ。この日見たシンガーの中ではパーマヘアの女性シンガーがよかった。(サマンサ・ジョンソンか?)マイケル役はその4人のシンガー(他にダンサー兼シンガーもかもしれない)が入れ替わり立ち代り、担当する。
僕が見た日は始まったばかりで、まだバタバタという感じだった。特にバンドは回数を重ねるごとに固まっていくことを期待したい。
スリラーライブ・サイト
http://thrillerlive.jp/
■メンバー
Singers: (adult)
Samantha Johnson
Oggie
Jason Brock
Haydon Eshun
Alex Jo
Dancers/Singers
Sean Christopher
Michael Duke
Singers (Understudy)
Chikezie Eze
Tyron Henry
Singers; (child)
Shane Keogh Grenade
Kyle Johnson
Tyler McLean
Travis Blake Hall
Blaze Ellis Porter
Dancers
Jason Gray
Shae Carroll
Daniel Uppal
Marvyn Charles
Israel Donowa
Simeon Henry (Understudy)
Laura White
Zoe Purpuri
Chelsea De Carvalho
Crystal Hantig
Cassie Macmillan
Joanna Jones (Understudy)
Band
Andrew Chisolm (MD/Keyboard 2/Guitar 2)
Atsushi Abe (AMD/Keyboard 1)
Takeshi Ogawa (Percussion/Keyboard 3)
Masayuki Nakagawa (Guitar 1)
Shingo Tanaka (Bass) or Jun Ishimura (Bass)
Takashi Saito (Drums)
■セットリスト
Thriller Live, September 28, 2012 @ Blue Theater, Roppongi
show started 19:15
00.Intro: Thriller Overture
01.ABC
02.I Want You Back
03.I’ll Be There
04.Show You The Way To Go
05.Heartbreak Hotel (This Place Hotel)
06.Shake Your Body (Down To The Ground)
07.Blame It On The Boogie
08.She’s Out Of My Life
09.Off The Wall
10.Get On The Floor ~ Off The Wall
11.Rock With You
12.Never Can Say Goodbye
13.Don’t Stop Till You Get Enough
14.Can You Feel It
Performance ended 20:03
Second set
Performance started 20:19
01.Wanna Be Startin’ Something
02.Dancing Machine
03.P.Y.T. (Pretty Young Thing)
04.Beat It
05.The Way You Make Me Feel
06.I Just Can’t Stop Loving You
07.Smooth Criminal
08.Dirty Diana
09.Dangerous ~ Smooth Criminal
10.Man In The Mirror
11.They Don’t Care About Us
12.Heal The World
13.Billie Jean
14.Thriller
15.Bad
16.Black Or White
Outro: Smooth Criminal
Show ended 21:32
(2012年9月28日金曜・六本木ブルー・シアター、スリラー・ライブ)
ENT>MUSIC>LIVE>Thriller Live
■マイケル・ジャクソン BAD25周年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008CQCAL6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++++++++
【Thriller Live Opens】
ロンドン。
イギリスでマイケル・ジャクソン・ファン・クラブを始めたエイドリアン・グラントが、マイケル・ジャクソンのファン・イヴェントとして始めたマイケル・ジャクソンの曲をカヴァーするライヴ・イヴェント。それが徐々に発展し、バンドとダンサーを使ったショーになったのがこの『スリラー・ライブ』だ。
エイドリン・グラントは1988年、若干20歳でファン・クラブをスタート。1991年からファン・イヴェントを始めた。2006年、現在の『スリラー・ライブ』のプロトタイプとなるショーをプレミア公開し、2007年からロンドンの劇場でスタート。毎年公開されてきた。
日本では2012年9月28日にプレミア公開し、29日から一般公開された。東京で12月9日まで80本、その後大阪で12月18日から27日まで16本行なわれる。東京のブルー・シアター(収容人数約900)は、以前「ブルー・マン」をやっていたところ。
9月28日に行なわれたプレヴューを見た。
第一部と第二部にわけ、ジャクソン5時代からジャクソンズ時代、そしてマイケル・ソロ時代のヒット曲をほぼ時代順にバンド演奏とダンサーで綴っていく。セットリストは下記参照。ロンドンのセットリストを少し短くしているようで、今後曲目が増えるのかもしれない。
7面ほどのLEDパネルに映像や照明が映し出され効果を出す。
やはりマイケルの楽曲はどれもいい曲ばかりで、これだけマイケルの曲がカヴァーされて演奏されるとその曲のよさが目立つ。選曲の中で嬉しかったのは、ほとんど最近では聞くことができない「ゲット・オン・ザ・フロア」が入っていたこと。また「マン・イン・ザ・ミラー」では、マーティン・ルーサー・キング、ジョン・F・ケネディー、ジョン・レノン、リンカーン、ボノ、マンデラ大統領、オバマ大統領などのスチール写真が映し出され雰囲気を盛り上げていた。
ジャクソン5時代は子供から十代のシンガーが歌う。ジャクソンズ時代以降は大人のシンガーが登場。
大人になってからのメインのシンガーは4人のように見えた。プログラムにはもう少し多い人数が書かれ、アンダースタディー(予備のシンガー)と日によって変わったりするようだ。この日見たシンガーの中ではパーマヘアの女性シンガーがよかった。(サマンサ・ジョンソンか?)マイケル役はその4人のシンガー(他にダンサー兼シンガーもかもしれない)が入れ替わり立ち代り、担当する。
僕が見た日は始まったばかりで、まだバタバタという感じだった。特にバンドは回数を重ねるごとに固まっていくことを期待したい。
スリラーライブ・サイト
http://thrillerlive.jp/
■メンバー
Singers: (adult)
Samantha Johnson
Oggie
Jason Brock
Haydon Eshun
Alex Jo
Dancers/Singers
Sean Christopher
Michael Duke
Singers (Understudy)
Chikezie Eze
Tyron Henry
Singers; (child)
Shane Keogh Grenade
Kyle Johnson
Tyler McLean
Travis Blake Hall
Blaze Ellis Porter
Dancers
Jason Gray
Shae Carroll
Daniel Uppal
Marvyn Charles
Israel Donowa
Simeon Henry (Understudy)
Laura White
Zoe Purpuri
Chelsea De Carvalho
Crystal Hantig
Cassie Macmillan
Joanna Jones (Understudy)
Band
Andrew Chisolm (MD/Keyboard 2/Guitar 2)
Atsushi Abe (AMD/Keyboard 1)
Takeshi Ogawa (Percussion/Keyboard 3)
Masayuki Nakagawa (Guitar 1)
Shingo Tanaka (Bass) or Jun Ishimura (Bass)
Takashi Saito (Drums)
■セットリスト
Thriller Live, September 28, 2012 @ Blue Theater, Roppongi
show started 19:15
00.Intro: Thriller Overture
01.ABC
02.I Want You Back
03.I’ll Be There
04.Show You The Way To Go
05.Heartbreak Hotel (This Place Hotel)
06.Shake Your Body (Down To The Ground)
07.Blame It On The Boogie
08.She’s Out Of My Life
09.Off The Wall
10.Get On The Floor ~ Off The Wall
11.Rock With You
12.Never Can Say Goodbye
13.Don’t Stop Till You Get Enough
14.Can You Feel It
Performance ended 20:03
Second set
Performance started 20:19
01.Wanna Be Startin’ Something
02.Dancing Machine
03.P.Y.T. (Pretty Young Thing)
04.Beat It
05.The Way You Make Me Feel
06.I Just Can’t Stop Loving You
07.Smooth Criminal
08.Dirty Diana
09.Dangerous ~ Smooth Criminal
10.Man In The Mirror
11.They Don’t Care About Us
12.Heal The World
13.Billie Jean
14.Thriller
15.Bad
16.Black Or White
Outro: Smooth Criminal
Show ended 21:32
(2012年9月28日金曜・六本木ブルー・シアター、スリラー・ライブ)
ENT>MUSIC>LIVE>Thriller Live
■マイケル・ジャクソン BAD25周年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008CQCAL6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++++++++
◎東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェスティヴァル
2012年10月2日 音楽◎東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェスティヴァル
【Tokyo Crossover Jazz Festival】
10回。
DJであり起業家である沖野修也さん主催の「東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェスティヴァル」を見に2012年9月29日(土)、恵比寿ガーデンホールに行った。2003年から始まり今年で9回目になる。
イヴェント自体は夜5時半から深夜12時までの6時間超。ラウンジ・フロアとメイン・ステージのふたつのエリアでDJパフォーマンスとライヴが繰り広げられた。観客も満員で適宜、両方のフロアを行き来しているようだ。正面玄関入口にはスポンサーのビートル・ワーゲンがどーんと置かれていた。
最近、こうしたイヴェントになかなかスポンサーがつきにくくなっているが、しっかりスポンサーをつけ、しかも、インターFMの番組(当日6時から7時まで、現場から生放送)を作ったり、しばらく前にキック・オフ・イヴェントを丸の内の丸ビルで行なったりと、トータルにイヴェントを作り上げていて素晴らしい企画力、そして実行力だ。そこに一番感心した。海外からのアーティスト招聘も自分たちでやっているというからすごい。
さて、僕が見たのはDJカワサキとエンディア・ダヴェンポートのコラボ・ライヴ。
DJカワサキに、トロンボーン、トランペット、そしてパーカッションを従えてエンディアが3曲を披露。エンディアはブラン・ニュー・ヘヴィーズのリード・シンガーとしてもおなじみ。パンチのあるうまい歌唱を聞かせていた。やはり、生ホーン・セクションとパーカッションが入ると、ライヴの感覚が強まって盛り上がる。
オフィシャル
http://www.tokyocrossoverjazzfestival.jp/2012/index.html
沖野修也氏ブログ
http://ameblo.jp/shuya-okino/
そうそう、ここでのイヴェントが終わった後、沖野さんのもつ渋谷ルームでアフター・パーティーまでやった。アフター・パーティーやって、おうち帰るまでが「東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェス」のイヴェントだ。どれだけのイヴェントだ!?(笑) 来年もぜひ。
ENT>LIVE>Tokyo Crossover Jazz Festival
ENT>LIVE>Davenport, N’Dea
【Tokyo Crossover Jazz Festival】
10回。
DJであり起業家である沖野修也さん主催の「東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェスティヴァル」を見に2012年9月29日(土)、恵比寿ガーデンホールに行った。2003年から始まり今年で9回目になる。
イヴェント自体は夜5時半から深夜12時までの6時間超。ラウンジ・フロアとメイン・ステージのふたつのエリアでDJパフォーマンスとライヴが繰り広げられた。観客も満員で適宜、両方のフロアを行き来しているようだ。正面玄関入口にはスポンサーのビートル・ワーゲンがどーんと置かれていた。
最近、こうしたイヴェントになかなかスポンサーがつきにくくなっているが、しっかりスポンサーをつけ、しかも、インターFMの番組(当日6時から7時まで、現場から生放送)を作ったり、しばらく前にキック・オフ・イヴェントを丸の内の丸ビルで行なったりと、トータルにイヴェントを作り上げていて素晴らしい企画力、そして実行力だ。そこに一番感心した。海外からのアーティスト招聘も自分たちでやっているというからすごい。
さて、僕が見たのはDJカワサキとエンディア・ダヴェンポートのコラボ・ライヴ。
DJカワサキに、トロンボーン、トランペット、そしてパーカッションを従えてエンディアが3曲を披露。エンディアはブラン・ニュー・ヘヴィーズのリード・シンガーとしてもおなじみ。パンチのあるうまい歌唱を聞かせていた。やはり、生ホーン・セクションとパーカッションが入ると、ライヴの感覚が強まって盛り上がる。
オフィシャル
http://www.tokyocrossoverjazzfestival.jp/2012/index.html
沖野修也氏ブログ
http://ameblo.jp/shuya-okino/
そうそう、ここでのイヴェントが終わった後、沖野さんのもつ渋谷ルームでアフター・パーティーまでやった。アフター・パーティーやって、おうち帰るまでが「東京クロスオーヴァー・ジャズ・フェス」のイヴェントだ。どれだけのイヴェントだ!?(笑) 来年もぜひ。
ENT>LIVE>Tokyo Crossover Jazz Festival
ENT>LIVE>Davenport, N’Dea
◎マサ小浜スペシャル第8回~世界の日野皓正飛び入り
2012年10月3日 音楽◎マサ小浜スペシャル第8回~世界の日野皓正飛び入り
【Masa Kohama Special Vol.8】
人気。
もう完璧にブルース・アレイのメイン・ライヴになった感のあるマサ小浜スペシャル。前回7月11日は、新企画「マサズ・ラウンジ」だったが、今回は「スペシャル」に戻って第8回目。
実は前回の「ラウンジ」のライヴ音源を7月15日の「ソウル・サーチン」で放送したところ、これが大人気となった。
(期間限定のポッドキャスト)
http://soundcloud.com/soul_searchin_6/
「ローズ」と「ロック・ステディー」をオンエア。
セットリストもわかりやすく誰にでも親しめ、ちょっとマニア心をくすぐるところもあり、完璧。演奏もしっかりしていて、まだ見ていない方は次回以降、ぜひお勧め。
このところ「コーナー」が増えて、従来からの「マイケル・ジャクソン・コーナー」「昭和歌謡曲コーナー」に加え、今回は「エリック・ベネイ・コーナー」(まだコーナーとは、本人は言ってない(笑) しかし、2曲もフィーチャー。かぶりつきで鑑賞のベネイ・ファンも驚喜)、「レッド・ゼッペリンでチューニング・コーナー」、「80年代ヒット曲コーナー」(どれもコーナーとは言ってませんが…)まで、盛りだくさんで実に楽しい。
マサさんがギターをちょっと床に落として、そのときチューニングをするときに、レッド・ゼッペリンの曲でチューニングをしたところ、レッド・ゼッペリン曲をいくつかぽろぽろと弾いたところ大受けになり、勢い余ってドラムスのジェイが「ウォーク・ディス・ウエイ」のイントロをたたき始め、ケイリブがまた歌いだしたりしてパーティー状態になった。
で、それを見てて思い出したのがこちら。
「100ギター・リフ」という動画で、有名どころのギター・リフをとにかくメドレーでやってるもの。
http://www.youtube.com/watch?v=jl3nxERBlRM
こんなのマサさんにやってもらったら、すごくおもしろい。この動画はロックが中心なので、これのソウル・ヴァージョンをマサさんにやって欲しい。(と、リクエストをだしておきました。そうしたら「リハがめちゃ大変そう」とのお返事)
ソウル、ブルーズ、ポップ、ロック、フュージョン、スムース・ジャズ…。ありとあらゆるジャンルを縦横無尽にマサズ・ワールドで色づける。
この日はセカンドの最初の2曲で、なんと「世界の日野皓正(ひの・てるまさ)」さん、飛び入り! ジーノとの親子鷹共演だ。
特に2曲目がのりのりでファンキーでさすが、「世界の日野」。そして、ジーノが来週ブルーノートで行なわれる日野皓正ライヴ(ここにはジーノもマサ小浜もプレイ)の告知をしっかり。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/terumasa-hino/
10月8日(月)、9日(火)ブルーノート東京。
そして、今回の「昭和歌謡コーナー」はなんと松田聖子の「赤いスイートピー」。このイントロにマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」、さらに後半にジョーの「アイ・ウォナ・ノウ」をいれこみまとめた。ナイス・アレンジ!
ということで、音源を借りてきたので、次回の「ソウル・サーチン」(10月7日午後2時半~)で、マサ小浜スペシャル、ご紹介することにしました。
関東地区の方はラジコでパソコンでも聴けます。2012年10月7日(日)午後2時半から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■緊急決定、マサ小浜・スペシャル次回決定
2012年12月6日(木) 目黒ブルース・アレイ。メンバーなど詳細は後日発表されます
その前に、名古屋ブルーノート。
2012年10月29日(月) マサ小浜スペシャルVol.2
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html
■過去記事
マサ小浜ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと
2012年07月13日(金
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11300757410.html
マサ小浜スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ マサ小浜ウェッブ
http://masakohama.com/
■メンバー
Masa Kohama (Guitar)
Kaleb James (Keyboards, Vocal)
Jino Hino Kenji (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Special Guest
Terumasa Hino (Trumpet)
■セットリスト
Setlist : Masa Kohama @ Blues Alley, Meguro, October 1st, 2012
( ) indicates original acts, all vocal done by Kaleb James
show started 19:44
01.Maria Maria (Vocal) (Santana)
02.Minute By Minute (Vocal) (Doobie Brothers)
03.The Lady In My Life (Michael Jackson) –a riff of Hot Stuff
04.Turn Your Love Around (George Benson)
05.Footloose (Vocal) (Kenny Loggins)
06.Ghostbusters (Vocal) (Ray Parker Jr.)
07.Bad Romance (Lady Gaga)
08.One Hundred Ways (Quincy Jones/James Ingram)- a riff of Hot Stuff
--. Tuning by Led Zeppelin Songs: A riff of: Whole Lotta Love, Stairway To Heaven, Immigrant Song, Kashmir, Ramble On, (Aerosmith) Walk This Way
09.While My Guitar Gentle Weeps (Vocal) (Beatles) A riff of 25 or 6 to 4
Performance ended 20:51
Set two
Performance started 21:06
01.Hideaway (Freddy King) (+Hino Terumasa on trumpet)
02.Stormy Monday (T-Bone Walker) (Vocal) (+Hino Terumasa on trumpet)
03.Akai Sweetpea (Seiko Matsuda) – a riff of Let’s Get It On – I Wanna Know
04.Spiritual Thang (Vocal) (Eric Benet)
05.I Wanna Be Loved (Vocal)(Eric Benet)
06.Nuthin But A Party (Vocal) (George Benson) – a riff of Rhythm Nation
07.Untitled (D’Angelo)
08.Kiss (Prince) – a riff of Wanna Be Startin’ Something
Enc. Purple Rain (Prince)
Show ended 22:38
(2012年10月1日月曜、目黒・ブルース・アレイ、マサ小浜ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Masa Kohama
2012-
■I Wanna Be Loved / Eric Benet 収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009CTUMS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Spiritual Thang 収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002N8B/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
【Masa Kohama Special Vol.8】
人気。
もう完璧にブルース・アレイのメイン・ライヴになった感のあるマサ小浜スペシャル。前回7月11日は、新企画「マサズ・ラウンジ」だったが、今回は「スペシャル」に戻って第8回目。
実は前回の「ラウンジ」のライヴ音源を7月15日の「ソウル・サーチン」で放送したところ、これが大人気となった。
(期間限定のポッドキャスト)
http://soundcloud.com/soul_searchin_6/
「ローズ」と「ロック・ステディー」をオンエア。
セットリストもわかりやすく誰にでも親しめ、ちょっとマニア心をくすぐるところもあり、完璧。演奏もしっかりしていて、まだ見ていない方は次回以降、ぜひお勧め。
このところ「コーナー」が増えて、従来からの「マイケル・ジャクソン・コーナー」「昭和歌謡曲コーナー」に加え、今回は「エリック・ベネイ・コーナー」(まだコーナーとは、本人は言ってない(笑) しかし、2曲もフィーチャー。かぶりつきで鑑賞のベネイ・ファンも驚喜)、「レッド・ゼッペリンでチューニング・コーナー」、「80年代ヒット曲コーナー」(どれもコーナーとは言ってませんが…)まで、盛りだくさんで実に楽しい。
マサさんがギターをちょっと床に落として、そのときチューニングをするときに、レッド・ゼッペリンの曲でチューニングをしたところ、レッド・ゼッペリン曲をいくつかぽろぽろと弾いたところ大受けになり、勢い余ってドラムスのジェイが「ウォーク・ディス・ウエイ」のイントロをたたき始め、ケイリブがまた歌いだしたりしてパーティー状態になった。
で、それを見てて思い出したのがこちら。
「100ギター・リフ」という動画で、有名どころのギター・リフをとにかくメドレーでやってるもの。
http://www.youtube.com/watch?v=jl3nxERBlRM
こんなのマサさんにやってもらったら、すごくおもしろい。この動画はロックが中心なので、これのソウル・ヴァージョンをマサさんにやって欲しい。(と、リクエストをだしておきました。そうしたら「リハがめちゃ大変そう」とのお返事)
ソウル、ブルーズ、ポップ、ロック、フュージョン、スムース・ジャズ…。ありとあらゆるジャンルを縦横無尽にマサズ・ワールドで色づける。
この日はセカンドの最初の2曲で、なんと「世界の日野皓正(ひの・てるまさ)」さん、飛び入り! ジーノとの親子鷹共演だ。
特に2曲目がのりのりでファンキーでさすが、「世界の日野」。そして、ジーノが来週ブルーノートで行なわれる日野皓正ライヴ(ここにはジーノもマサ小浜もプレイ)の告知をしっかり。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/terumasa-hino/
10月8日(月)、9日(火)ブルーノート東京。
そして、今回の「昭和歌謡コーナー」はなんと松田聖子の「赤いスイートピー」。このイントロにマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」、さらに後半にジョーの「アイ・ウォナ・ノウ」をいれこみまとめた。ナイス・アレンジ!
ということで、音源を借りてきたので、次回の「ソウル・サーチン」(10月7日午後2時半~)で、マサ小浜スペシャル、ご紹介することにしました。
関東地区の方はラジコでパソコンでも聴けます。2012年10月7日(日)午後2時半から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■緊急決定、マサ小浜・スペシャル次回決定
2012年12月6日(木) 目黒ブルース・アレイ。メンバーなど詳細は後日発表されます
その前に、名古屋ブルーノート。
2012年10月29日(月) マサ小浜スペシャルVol.2
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html
■過去記事
マサ小浜ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと
2012年07月13日(金
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11300757410.html
マサ小浜スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ マサ小浜ウェッブ
http://masakohama.com/
■メンバー
Masa Kohama (Guitar)
Kaleb James (Keyboards, Vocal)
Jino Hino Kenji (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Special Guest
Terumasa Hino (Trumpet)
■セットリスト
Setlist : Masa Kohama @ Blues Alley, Meguro, October 1st, 2012
( ) indicates original acts, all vocal done by Kaleb James
show started 19:44
01.Maria Maria (Vocal) (Santana)
02.Minute By Minute (Vocal) (Doobie Brothers)
03.The Lady In My Life (Michael Jackson) –a riff of Hot Stuff
04.Turn Your Love Around (George Benson)
05.Footloose (Vocal) (Kenny Loggins)
06.Ghostbusters (Vocal) (Ray Parker Jr.)
07.Bad Romance (Lady Gaga)
08.One Hundred Ways (Quincy Jones/James Ingram)- a riff of Hot Stuff
--. Tuning by Led Zeppelin Songs: A riff of: Whole Lotta Love, Stairway To Heaven, Immigrant Song, Kashmir, Ramble On, (Aerosmith) Walk This Way
09.While My Guitar Gentle Weeps (Vocal) (Beatles) A riff of 25 or 6 to 4
Performance ended 20:51
Set two
Performance started 21:06
01.Hideaway (Freddy King) (+Hino Terumasa on trumpet)
02.Stormy Monday (T-Bone Walker) (Vocal) (+Hino Terumasa on trumpet)
03.Akai Sweetpea (Seiko Matsuda) – a riff of Let’s Get It On – I Wanna Know
04.Spiritual Thang (Vocal) (Eric Benet)
05.I Wanna Be Loved (Vocal)(Eric Benet)
06.Nuthin But A Party (Vocal) (George Benson) – a riff of Rhythm Nation
07.Untitled (D’Angelo)
08.Kiss (Prince) – a riff of Wanna Be Startin’ Something
Enc. Purple Rain (Prince)
Show ended 22:38
(2012年10月1日月曜、目黒・ブルース・アレイ、マサ小浜ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Masa Kohama
2012-
■I Wanna Be Loved / Eric Benet 収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009CTUMS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
Spiritual Thang 収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002N8B/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ 今日の『ビッグ・スペシャル』~ブルー・アイド・ソウル特集で3時間生放送
2012年10月4日 音楽■ 今日の『ビッグ・スペシャル』~ブルー・アイド・ソウル特集で3時間生放送
【Big Special – Blue Eyed Soul】
特集。
今日(2012年10月4日)木曜午前1時から4時まで、東京FMをキーステーションに全国JFNネット30数局ネットで生放送でお送りする『ビッグ・スペシャル』。今日の特集は「ブルー・アイド・ソウル」。
「ブルー・アイド・ソウル」とは、文字通り「青い目のソウル」すなわち白人アーティストが歌うソウル・ミュージックのこと。
番組宛のメールはこちら。
直接メールを送るフォームはこちら
http://www6.jfn.co.jp/mailforms/index/94
関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT
http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm
当日は生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けます。
ハッシュ・タグはビッグ・スペシャル #bigsp 東京FM #tfm
■ヒストリー・オブ・ブルー・アイド・ソウル
今回の特集での「ブルー・アイド・ソウル」の定義は、黒人ではない人たちがやるソウル・ミュージック、黒人ではない人たちがやった音楽でソウル・チャート(R&Bチャート)でも大ヒットした曲、としてみたいと思います。このため、かなり広範なアーティストが含まれることになります。
アメリカのロック、ポピュラー・ミュージックの歴史は長く黒人の音楽を白人がコピーし、それを世界に広めていくことに繰り返しでした。いわば「ものすごく濃くて一部の人にしか受け入れられないもの」を、「少し薄めて広く多くの人に受け入れられるもの」にしてきた歴史の連続です。
それは1950年代初期、ロックン・ロールの誕生から始まりました。ビグ・ママ・ソーントンの「ハウンド・ドッグ」をエルヴィス・プレスリーがカヴァーし、オリジナル以上に大ヒットさせ、しかも、エルヴィスをスターにします。ファッツ・ドミノの「エイント・ザット・ア・シェーム」は、パット・ブーンがカヴァーしヒットさせます。パット・ブーンはフラミンゴスの「アイル・ビー・ホーム」やその他のブルーズ作品もカヴァーしています。
また白人DJで黒人のソウル、ブルーズが大好きだったジョニー・オーティスは、積極的に黒人音楽を紹介するだけでなく、アーティストを発掘し、レコード制作までてがけるようになりました。
アメリカのソウル、ブルーズ、ゴスペルなどのブラック・ミュージックに熱中したイギリスの若きミュージシャンたちはこぞってそうしたものをコピーするようになりました。それが、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、キンクス、スペンサー・デイヴィスなど1960年代に登場したアーティストたちです。彼らが作るR&Bに根ざした音楽は、アメリカのブラック・ステーションでも受け入れられました。
こうして白人による黒人音楽、ソウル・ミュージックが台頭してきたことで、1960年代中ごろまでに、フィラデルフィアのラジオDJジョージ・ウッズがこうした音楽を指して「ブルー・アイド・ソウル」と名付けました。いわば「ブルー・アイド・ソウル」の誕生です。
今度はこうしたアーティストに影響を受けたアーティストが登場します。それらがたとえば、ラスカルズ、ライチャス・ブラザーズ、ボックス・トップスといったバンドです。さらに、ソウル・レコードが録音されるスタジオやそこで活躍するプロデューサーにプロデュースしてもらいソウル的な作品を作るようになります。ダスティー・スプリングフィールドなどその典型的な例でしょう。
60年代には、エリック・バードン、スペンサー・デイヴィス、ロッド・スチュワートを含むスモール・フェイセズなど多数のソウルフルなアーティストが登場しました。
70年代に入ってもそうしたアーティストは次々と登場します。ジョー・コッカー、ジャニス・ジョプリン、ブルーズ・ブラザーズ、ボニー・ブラムレット、ドクター・ジョン、ビリー・ヴェラ、オケイジョンズ、アヴェレージ・ホワイト・バンド、そして、その最高峰ともなるホール&オーツ。ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグスなどもこの時期にソウルフルなサウンドでヒットを出します。
他にブルー・アイド・ソウルと言うと思い浮かぶアーティストをアットランダムに列挙してみましょう。
エルトン・ジョン、
ジョージ・マイケル、
ティーナ・マリー、
マイケル・マクドナルド、
シンプリー・レッド、
フィル・コリンズ、
カルチャー・クラブ、
スティーヴ・ウィンウッド、
リサ・スタンスフィールド、
ポール・ヤング、
マイケル・ボルトン、
ピート・ウィンフィールドなどなど。
最近ではエイミー・ワインハウス、
ジョス・ストーン、
アデル、
ロビン・シック、
レミー・シャンド
エリオット・ヤミン
スティーヴ・タイレル
メイヤー・ホーソーン、
エレクトリック・エンパイアー
ベン・ロンクル・ソウル
ジャスミン・カラ
ロビン・マケル
などなどがいます。
今日、果たしてどこまでかけられるか。ご期待ください。
■ジョニー・オーティス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000009KU/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ライチャス・ブラザーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001FZC/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ラスカルズ 5枚で2000円前後
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003UF01VU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ボックス・トップス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002VS1/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ローラ・ニーロ これも5枚で2000円以下
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018BF1LI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ポール・ヤング これも5枚組み、2000円弱
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0062EKXRI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
RADIO>Big Special>Blue Eyed Soul
【Big Special – Blue Eyed Soul】
特集。
今日(2012年10月4日)木曜午前1時から4時まで、東京FMをキーステーションに全国JFNネット30数局ネットで生放送でお送りする『ビッグ・スペシャル』。今日の特集は「ブルー・アイド・ソウル」。
「ブルー・アイド・ソウル」とは、文字通り「青い目のソウル」すなわち白人アーティストが歌うソウル・ミュージックのこと。
番組宛のメールはこちら。
直接メールを送るフォームはこちら
http://www6.jfn.co.jp/mailforms/index/94
関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT
http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm
当日は生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けます。
ハッシュ・タグはビッグ・スペシャル #bigsp 東京FM #tfm
■ヒストリー・オブ・ブルー・アイド・ソウル
今回の特集での「ブルー・アイド・ソウル」の定義は、黒人ではない人たちがやるソウル・ミュージック、黒人ではない人たちがやった音楽でソウル・チャート(R&Bチャート)でも大ヒットした曲、としてみたいと思います。このため、かなり広範なアーティストが含まれることになります。
アメリカのロック、ポピュラー・ミュージックの歴史は長く黒人の音楽を白人がコピーし、それを世界に広めていくことに繰り返しでした。いわば「ものすごく濃くて一部の人にしか受け入れられないもの」を、「少し薄めて広く多くの人に受け入れられるもの」にしてきた歴史の連続です。
それは1950年代初期、ロックン・ロールの誕生から始まりました。ビグ・ママ・ソーントンの「ハウンド・ドッグ」をエルヴィス・プレスリーがカヴァーし、オリジナル以上に大ヒットさせ、しかも、エルヴィスをスターにします。ファッツ・ドミノの「エイント・ザット・ア・シェーム」は、パット・ブーンがカヴァーしヒットさせます。パット・ブーンはフラミンゴスの「アイル・ビー・ホーム」やその他のブルーズ作品もカヴァーしています。
また白人DJで黒人のソウル、ブルーズが大好きだったジョニー・オーティスは、積極的に黒人音楽を紹介するだけでなく、アーティストを発掘し、レコード制作までてがけるようになりました。
アメリカのソウル、ブルーズ、ゴスペルなどのブラック・ミュージックに熱中したイギリスの若きミュージシャンたちはこぞってそうしたものをコピーするようになりました。それが、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、キンクス、スペンサー・デイヴィスなど1960年代に登場したアーティストたちです。彼らが作るR&Bに根ざした音楽は、アメリカのブラック・ステーションでも受け入れられました。
こうして白人による黒人音楽、ソウル・ミュージックが台頭してきたことで、1960年代中ごろまでに、フィラデルフィアのラジオDJジョージ・ウッズがこうした音楽を指して「ブルー・アイド・ソウル」と名付けました。いわば「ブルー・アイド・ソウル」の誕生です。
今度はこうしたアーティストに影響を受けたアーティストが登場します。それらがたとえば、ラスカルズ、ライチャス・ブラザーズ、ボックス・トップスといったバンドです。さらに、ソウル・レコードが録音されるスタジオやそこで活躍するプロデューサーにプロデュースしてもらいソウル的な作品を作るようになります。ダスティー・スプリングフィールドなどその典型的な例でしょう。
60年代には、エリック・バードン、スペンサー・デイヴィス、ロッド・スチュワートを含むスモール・フェイセズなど多数のソウルフルなアーティストが登場しました。
70年代に入ってもそうしたアーティストは次々と登場します。ジョー・コッカー、ジャニス・ジョプリン、ブルーズ・ブラザーズ、ボニー・ブラムレット、ドクター・ジョン、ビリー・ヴェラ、オケイジョンズ、アヴェレージ・ホワイト・バンド、そして、その最高峰ともなるホール&オーツ。ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグスなどもこの時期にソウルフルなサウンドでヒットを出します。
他にブルー・アイド・ソウルと言うと思い浮かぶアーティストをアットランダムに列挙してみましょう。
エルトン・ジョン、
ジョージ・マイケル、
ティーナ・マリー、
マイケル・マクドナルド、
シンプリー・レッド、
フィル・コリンズ、
カルチャー・クラブ、
スティーヴ・ウィンウッド、
リサ・スタンスフィールド、
ポール・ヤング、
マイケル・ボルトン、
ピート・ウィンフィールドなどなど。
最近ではエイミー・ワインハウス、
ジョス・ストーン、
アデル、
ロビン・シック、
レミー・シャンド
エリオット・ヤミン
スティーヴ・タイレル
メイヤー・ホーソーン、
エレクトリック・エンパイアー
ベン・ロンクル・ソウル
ジャスミン・カラ
ロビン・マケル
などなどがいます。
今日、果たしてどこまでかけられるか。ご期待ください。
■ジョニー・オーティス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000009KU/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ライチャス・ブラザーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001FZC/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ラスカルズ 5枚で2000円前後
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003UF01VU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ボックス・トップス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002VS1/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ローラ・ニーロ これも5枚で2000円以下
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018BF1LI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ポール・ヤング これも5枚組み、2000円弱
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0062EKXRI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
RADIO>Big Special>Blue Eyed Soul
●フランク・ウィルソン~モータウン・プロデューサー、死去
2012年10月5日 音楽●フランク・ウィルソン~モータウン・プロデューサー、死去
【Motown Producer Frank Wilson Dies At 71】
訃報。
モータウンの名プロデューサー、フランク・ウィルソン(Frank Wilson)が 2012年9月27日、カリフォルニア州デュアルテの病院で死去した。71歳。前立腺癌を患っていた。パサディナに住んでいた。モータウン時代にはマーヴィン・ゲイ、シュープリームス、テンプテーションズなど多数の作品をてがけた。彼がてがけた最大のヒットは元テンプテーションズのリード・シンガーだったエディー・ケンドリックスの「キープ・オン・トラッキン」。1973年に全米1位を記録している。
一度1976年に音楽業界から足を洗い、牧師の仕事に付いたが、1978年頃、再度音楽業界入りし、教会の仕事もしていた。
評伝。
フランク・ウィルソンは1940年12月5日テキサス州ヒューストンに6人兄弟の3番目として生まれた。バートン・ルージュ・サザン大学に18ヶ月ほど通ったが、スポーツ選手としての奨学金がもらえなくなり、別のキャリアをめざしロス・アンジェルスへ。1964年頃、モータウンがロス・アンジェルス・オフィースを開設するにあたり、モータウン入り。1965年12月にモータウン傘下VIPレコードからリリースされたパトリース・ハロウェイの「スティーヴィー」というシングル盤が、フランクのかかわった最初のレコードだという。
1966年、一度モータウンがロスのオフィースを閉鎖するときに、フランクはデトロイトに移っている。
また1965年頃、自身が書きデモ・テープとして歌った「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」がプレスされるが、モータウン・ベリー・ゴーディー社長に「シンガーとしてやっていくか、プロデューサーをやるか」と迫られ、後者を選択。ゴーディー社長は250枚プレスされたサンプル・シングルを破棄。正式発売されなかったが、この曲自体は後にクリス・クラーク(モータウン初の白人シンガー)が録音しているが、これも当時はリリースされなかった。イギリスではこのシングルが1979年いわゆる再リリース(=リイシューされた。といっても、正確には最初にリリースされていないので、発掘リリースといったニュアンス)され、同地のノーザン・ソウル・シーンで大変人気を集め、さらに2004年にはクリス・クラークのヴァージョンも含めてリリースされていた
さらに1965年のオリジナル・プレスの1枚がなぜかイギリスにわたり2009年5月オークションにかかり、これがシングル1枚に4万ドル近い値が付き、1枚のシングル盤についた値段としては最高額としてギネスブック入りし大きな話題を集めた。
その楽曲Do I Love You (Indeed I Do)
http://youtu.be/xwvpeYiQwss
彼がてがけた作品では1967年のブレンダ・ハロウェイの「ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハッピー」が、後にブラス・ロックのブラッド・スゥエット&ティアーズによってカヴァーされ大ヒットした。
ウィルソンは、プロデューサーとしてシュープリームスの「ラヴ・チャイルド」、またダイアナ・ロスが抜けた後の新生シュープリームスのシングルを当初からプロデュースした。他に、1973年エディー・ケンドリックスの「キープ・オン・トラッキン」などの大ヒットをプロデュース、これが全米ナンバーワンを記録。
1976年、一度牧師になるため音楽業界を引退するが、1978年頃復帰。プロデューサーとして、アルトン・マクレイン&デスティニー(日本でも人気の高い「イット・マスト・ビー・ラヴ」の大ヒット)、タワー・オブ・パワーのリード・シンガー、レニー・ウィリアムス、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア、ニュー・バースなどをプロデュースした。
葬儀は2012年10月5日(金)午前10時半から。イングルウッドのFaithful Central Bible Church’s Tabernacleで。
音楽業界誌ビルボードによるフランク・ウィルソンのプロデューサーとしてのトップ20リスト。
FRANK WILSON’S TOP 20 HITS AS A PRODUCER ON THE HOT 100
(Position-Title-Artist-Peak Position on Hot 100-Year)
1 Keep On Truckin’ (Part 1), Eddie Kendricks, No. 1 for 2 weeks (1973)
2 Love Child, Diana Ross & the Supremes, No. 1 for 2 weeks (1968)
3 Boogie Down, Eddie Kendricks, No. 2 (1974)
4 I’m Gonna Make You Love Me, Diana Ross & the Supremes and the Temptations, No. 2 (1969)
5 Stoned Love, The Supremes, No. 7 (1970)
6 All I Need, the Temptations, No. 8 (1967)
7 Up the Ladder to the Roof, the Supremes, No. 10 (1969)
8 Shoeshine Boy, Eddie Kendricks, No. 18 (1975)
9 Still Water (Love), Four Tops, No. 11 (1970)
10 I’m Livin’ in Shame, Diana Ross & the Supremes, No. 10 (1968)
11 Nathan Jones, the Supremes, No. 16 (1971)
12 Everybody’s Got the Right to Love, the Supremes, No. 21 (1970)
13 It Must Be Love, Alton McClain & Destiny, No. 32 (1979)
14 Chained, Marvin Gaye, No. 32 (1968)
15 MacArthur Park (Part II), Four Tops, No. 38 (1971)
16 You’ve Made Me So Very Happy, Brenda Holloway, No. 39 (1967)
17 Down to Love Town, the Originals, No. 47 (1976)
18 (It’s the Way) Nature Planned It, Four Tops, No. 53 (1972)
19 Whole Lot of Shakin’ in My Heart (Since I Met You), the Miracles, No. 46 (1966)
20 Castles in the Sand, Little Stevie Wonder, No. 52 (1964)
(参考資料)
http://www.billboard.biz/bbbiz/industry/record-labels/frank-wilson-s-chart-legacy-from-the-supremes-1007965202.story
LAタイムス2012年10月3日付け
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-frank-wilson-20121003,0,2467483.story?track=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&dlvrit=53008
2012年9月28日BBCニュース
http://bbc.in/PWn6SW
■エディー・ケンドリックス・ベスト 「ブギー・ダウン」「キープ・オン・トラッキン」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004YX3O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■アルトン・マクレイン&デスティニー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000084W4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
OBITUARY>Wilson, Frank (December 5, 1940 – September 27, 2012, 71 year old)
【Motown Producer Frank Wilson Dies At 71】
訃報。
モータウンの名プロデューサー、フランク・ウィルソン(Frank Wilson)が 2012年9月27日、カリフォルニア州デュアルテの病院で死去した。71歳。前立腺癌を患っていた。パサディナに住んでいた。モータウン時代にはマーヴィン・ゲイ、シュープリームス、テンプテーションズなど多数の作品をてがけた。彼がてがけた最大のヒットは元テンプテーションズのリード・シンガーだったエディー・ケンドリックスの「キープ・オン・トラッキン」。1973年に全米1位を記録している。
一度1976年に音楽業界から足を洗い、牧師の仕事に付いたが、1978年頃、再度音楽業界入りし、教会の仕事もしていた。
評伝。
フランク・ウィルソンは1940年12月5日テキサス州ヒューストンに6人兄弟の3番目として生まれた。バートン・ルージュ・サザン大学に18ヶ月ほど通ったが、スポーツ選手としての奨学金がもらえなくなり、別のキャリアをめざしロス・アンジェルスへ。1964年頃、モータウンがロス・アンジェルス・オフィースを開設するにあたり、モータウン入り。1965年12月にモータウン傘下VIPレコードからリリースされたパトリース・ハロウェイの「スティーヴィー」というシングル盤が、フランクのかかわった最初のレコードだという。
1966年、一度モータウンがロスのオフィースを閉鎖するときに、フランクはデトロイトに移っている。
また1965年頃、自身が書きデモ・テープとして歌った「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」がプレスされるが、モータウン・ベリー・ゴーディー社長に「シンガーとしてやっていくか、プロデューサーをやるか」と迫られ、後者を選択。ゴーディー社長は250枚プレスされたサンプル・シングルを破棄。正式発売されなかったが、この曲自体は後にクリス・クラーク(モータウン初の白人シンガー)が録音しているが、これも当時はリリースされなかった。イギリスではこのシングルが1979年いわゆる再リリース(=リイシューされた。といっても、正確には最初にリリースされていないので、発掘リリースといったニュアンス)され、同地のノーザン・ソウル・シーンで大変人気を集め、さらに2004年にはクリス・クラークのヴァージョンも含めてリリースされていた
さらに1965年のオリジナル・プレスの1枚がなぜかイギリスにわたり2009年5月オークションにかかり、これがシングル1枚に4万ドル近い値が付き、1枚のシングル盤についた値段としては最高額としてギネスブック入りし大きな話題を集めた。
その楽曲Do I Love You (Indeed I Do)
http://youtu.be/xwvpeYiQwss
彼がてがけた作品では1967年のブレンダ・ハロウェイの「ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハッピー」が、後にブラス・ロックのブラッド・スゥエット&ティアーズによってカヴァーされ大ヒットした。
ウィルソンは、プロデューサーとしてシュープリームスの「ラヴ・チャイルド」、またダイアナ・ロスが抜けた後の新生シュープリームスのシングルを当初からプロデュースした。他に、1973年エディー・ケンドリックスの「キープ・オン・トラッキン」などの大ヒットをプロデュース、これが全米ナンバーワンを記録。
1976年、一度牧師になるため音楽業界を引退するが、1978年頃復帰。プロデューサーとして、アルトン・マクレイン&デスティニー(日本でも人気の高い「イット・マスト・ビー・ラヴ」の大ヒット)、タワー・オブ・パワーのリード・シンガー、レニー・ウィリアムス、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニア、ニュー・バースなどをプロデュースした。
葬儀は2012年10月5日(金)午前10時半から。イングルウッドのFaithful Central Bible Church’s Tabernacleで。
音楽業界誌ビルボードによるフランク・ウィルソンのプロデューサーとしてのトップ20リスト。
FRANK WILSON’S TOP 20 HITS AS A PRODUCER ON THE HOT 100
(Position-Title-Artist-Peak Position on Hot 100-Year)
1 Keep On Truckin’ (Part 1), Eddie Kendricks, No. 1 for 2 weeks (1973)
2 Love Child, Diana Ross & the Supremes, No. 1 for 2 weeks (1968)
3 Boogie Down, Eddie Kendricks, No. 2 (1974)
4 I’m Gonna Make You Love Me, Diana Ross & the Supremes and the Temptations, No. 2 (1969)
5 Stoned Love, The Supremes, No. 7 (1970)
6 All I Need, the Temptations, No. 8 (1967)
7 Up the Ladder to the Roof, the Supremes, No. 10 (1969)
8 Shoeshine Boy, Eddie Kendricks, No. 18 (1975)
9 Still Water (Love), Four Tops, No. 11 (1970)
10 I’m Livin’ in Shame, Diana Ross & the Supremes, No. 10 (1968)
11 Nathan Jones, the Supremes, No. 16 (1971)
12 Everybody’s Got the Right to Love, the Supremes, No. 21 (1970)
13 It Must Be Love, Alton McClain & Destiny, No. 32 (1979)
14 Chained, Marvin Gaye, No. 32 (1968)
15 MacArthur Park (Part II), Four Tops, No. 38 (1971)
16 You’ve Made Me So Very Happy, Brenda Holloway, No. 39 (1967)
17 Down to Love Town, the Originals, No. 47 (1976)
18 (It’s the Way) Nature Planned It, Four Tops, No. 53 (1972)
19 Whole Lot of Shakin’ in My Heart (Since I Met You), the Miracles, No. 46 (1966)
20 Castles in the Sand, Little Stevie Wonder, No. 52 (1964)
(参考資料)
http://www.billboard.biz/bbbiz/industry/record-labels/frank-wilson-s-chart-legacy-from-the-supremes-1007965202.story
LAタイムス2012年10月3日付け
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-frank-wilson-20121003,0,2467483.story?track=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&dlvrit=53008
2012年9月28日BBCニュース
http://bbc.in/PWn6SW
■エディー・ケンドリックス・ベスト 「ブギー・ダウン」「キープ・オン・トラッキン」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004YX3O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■アルトン・マクレイン&デスティニー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000084W4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
OBITUARY>Wilson, Frank (December 5, 1940 – September 27, 2012, 71 year old)
○◆ 「ソウル・サーチン・ダイアリー」10周年
2012年10月6日 音楽○◆ 「ソウル・サーチン・ダイアリー」10周年
【10th Anniversary Of Soul Searchin Diary】
継続。
ごらんいただいている「ソウル・サーチン・ダイアリー/ブログ」は、2002年6月5日から始まった。実際に5日付は当ブログを管理していただいている長渡さんが書かれたもので、僕は次の6日付けを書いた。すでに10年は過ぎているが、6月から10月頭までは、ときどき気が向けば書く程度だった。それが10月6日以降、毎日書くようになった。そもそも「ソウル・サーチン」のホームページは長渡さんから「ホームページ作りませんか」と誘われたことから始まった。最初はなんかおもしろそうだからと二つ返事で始め、ダイアリーなどもボツボツ書いていたが、10月6日以降毎日書くようになり、それが意外と続いてるので長渡さんも驚かれたと思う。何よりも僕が驚いている。
そして、2002年10月6日以降、毎日一日も欠かさずブログを書いている。文字通り今年の10月6日は、「ソウル・サーチン・ブログ」の休みなしの10周年記念日だ。
アーカイブ。
過去のアーカイブは、次のところにおいてある。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/index.html
あるいは
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/
ここに2002年6月から、月ごとにファイル、アーカイブされている。すべて長渡さんが管理、整形しファイルにしている。改めて長渡さんへ感謝。ただし、2002年10月27日から11月23日までの分が当時サーヴァーの不具合で消滅してしまった。10日分ほど復活したが、いくつかまだ消えたままになっている。いくつか紙の形で残ってるものがあったが、まだアップしてないかもしれない。
そのときに実は消えたことがとても悔しかったので、このダイアリーを何年もかけて何百本何千本と続ければそこらへんの20本程度が消えても些細なことになるだろう、と思い、ちょっとばかり絶対続けてやろうなどと思った。100本のうち20本が消えたら痛いが、10000本のうち20本が消えたところで、大局的に見たらどうということない、という理屈だ。
そして、その消滅に懲りて2003年3月21日から当初のブログに加え、ダイアリー・ノートというサイトに同内容ものを置くことにした。バックアップだ。
http://32970.diarynote.jp/
ここには2003年3月以降、現在も予備の予備という感じで置いてある。ただし写真や動画を複数入れられないなど使い勝手が悪いので、いずれやめようとおもっているのだが、検索でひっかかったり、ここにも定期読者がいらっしゃるので依然更新は続けている。
そして、2007年3月27日から、現在もっともアクセスの多いアメブロで同内容を置いている。アメブロのネックは、メインテナンスがやたら多いことと禁止タグなどがあってユーチューブのいくつかがアップできないことだ。まあ使い勝手はよくないが、ただ文章をアップするだけなら、どこでも同じ。
http://ameblo.jp/soulsearchin/
さらに2009年7月31日付けからワックスポエティックス・ジャパンのサイト内ブロガーの一員となりやはり同内容を更新している。
http://www.waxpoetics.jp/blogs/yoshioka/
これもまあまあの使い勝手だが、同サイトの深い階層にあるためか異様にアクセス数が低い。ま、どれも帯に短したすきに長し、といった感じ。アメブロがメンテ中はこちらでごらんください。
600字。
正確に数えたことはないのだが、全エントリーの半分以上はライヴ評だと思う。その後最近はニュースの中の訃報が多い印象だ。そのときに評伝を載せるパターンが多い。評伝を書くときには、忘れていることを思い出したり、知らないことがでてきたり自分も勉強になることが多い。
しかも、このページで取り扱うのはソウル関係アーティストがほとんど。相当間口の狭いブログである。
とりあえず、10年前の10月6日にこれからしばらく毎日何か書いていこうと思ったときには、一エントリー600文字程度と考えていた。600字くらいなら15分か30分もあれば書けるだろうということと、新聞の一面コラム(「天声人語」や「編集手帳」など)が大体600字程度だからだ。ところが実際はネタを見つけ、いろいろ調べて書き出すと、とても600字では収まらず、大体2000字近くになることが多くなった。一応、一日一ネタということにしている。
また、天声人語などは年に10回程度(最近は12回くらい?)新聞休刊日に休むが、ソウル・サーチンは年中無休だ。
また、途中からライヴ評にセットリストを載せるようになり、これでまた字数がかさみ、書くのに時間がかかるようになった。最近はライヴ評もたまっていて、まだアップできていないものも多数ある。
そうして、あっという間に10年経った。自分でもよく続いていると思う。
かつて何か10年続ければ一人前ということがよく言われた。そういう意味でいえば、この「ソウル・サーチン・ブログ」も一人前になったかな。(笑)
とはいうものの、このブログはまったくマネタイズできていないので、一人前ではないのかもしれない。アマゾンのアフィリエートが若干あるが、サーヴァー管理代にも遠く及ばない。一体どうすればいいのだろうか。悩みは尽きない。
ただ発信することはとても重要で、また、発信していきたいこともあるので、これからもよろしくお願いします。
ESSAY>Soul Searchin Blog
ANNOUNCEMENT>Soul Searchin Blog
【10th Anniversary Of Soul Searchin Diary】
継続。
ごらんいただいている「ソウル・サーチン・ダイアリー/ブログ」は、2002年6月5日から始まった。実際に5日付は当ブログを管理していただいている長渡さんが書かれたもので、僕は次の6日付けを書いた。すでに10年は過ぎているが、6月から10月頭までは、ときどき気が向けば書く程度だった。それが10月6日以降、毎日書くようになった。そもそも「ソウル・サーチン」のホームページは長渡さんから「ホームページ作りませんか」と誘われたことから始まった。最初はなんかおもしろそうだからと二つ返事で始め、ダイアリーなどもボツボツ書いていたが、10月6日以降毎日書くようになり、それが意外と続いてるので長渡さんも驚かれたと思う。何よりも僕が驚いている。
そして、2002年10月6日以降、毎日一日も欠かさずブログを書いている。文字通り今年の10月6日は、「ソウル・サーチン・ブログ」の休みなしの10周年記念日だ。
アーカイブ。
過去のアーカイブは、次のところにおいてある。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/index.html
あるいは
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/
ここに2002年6月から、月ごとにファイル、アーカイブされている。すべて長渡さんが管理、整形しファイルにしている。改めて長渡さんへ感謝。ただし、2002年10月27日から11月23日までの分が当時サーヴァーの不具合で消滅してしまった。10日分ほど復活したが、いくつかまだ消えたままになっている。いくつか紙の形で残ってるものがあったが、まだアップしてないかもしれない。
そのときに実は消えたことがとても悔しかったので、このダイアリーを何年もかけて何百本何千本と続ければそこらへんの20本程度が消えても些細なことになるだろう、と思い、ちょっとばかり絶対続けてやろうなどと思った。100本のうち20本が消えたら痛いが、10000本のうち20本が消えたところで、大局的に見たらどうということない、という理屈だ。
そして、その消滅に懲りて2003年3月21日から当初のブログに加え、ダイアリー・ノートというサイトに同内容ものを置くことにした。バックアップだ。
http://32970.diarynote.jp/
ここには2003年3月以降、現在も予備の予備という感じで置いてある。ただし写真や動画を複数入れられないなど使い勝手が悪いので、いずれやめようとおもっているのだが、検索でひっかかったり、ここにも定期読者がいらっしゃるので依然更新は続けている。
そして、2007年3月27日から、現在もっともアクセスの多いアメブロで同内容を置いている。アメブロのネックは、メインテナンスがやたら多いことと禁止タグなどがあってユーチューブのいくつかがアップできないことだ。まあ使い勝手はよくないが、ただ文章をアップするだけなら、どこでも同じ。
http://ameblo.jp/soulsearchin/
さらに2009年7月31日付けからワックスポエティックス・ジャパンのサイト内ブロガーの一員となりやはり同内容を更新している。
http://www.waxpoetics.jp/blogs/yoshioka/
これもまあまあの使い勝手だが、同サイトの深い階層にあるためか異様にアクセス数が低い。ま、どれも帯に短したすきに長し、といった感じ。アメブロがメンテ中はこちらでごらんください。
600字。
正確に数えたことはないのだが、全エントリーの半分以上はライヴ評だと思う。その後最近はニュースの中の訃報が多い印象だ。そのときに評伝を載せるパターンが多い。評伝を書くときには、忘れていることを思い出したり、知らないことがでてきたり自分も勉強になることが多い。
しかも、このページで取り扱うのはソウル関係アーティストがほとんど。相当間口の狭いブログである。
とりあえず、10年前の10月6日にこれからしばらく毎日何か書いていこうと思ったときには、一エントリー600文字程度と考えていた。600字くらいなら15分か30分もあれば書けるだろうということと、新聞の一面コラム(「天声人語」や「編集手帳」など)が大体600字程度だからだ。ところが実際はネタを見つけ、いろいろ調べて書き出すと、とても600字では収まらず、大体2000字近くになることが多くなった。一応、一日一ネタということにしている。
また、天声人語などは年に10回程度(最近は12回くらい?)新聞休刊日に休むが、ソウル・サーチンは年中無休だ。
また、途中からライヴ評にセットリストを載せるようになり、これでまた字数がかさみ、書くのに時間がかかるようになった。最近はライヴ評もたまっていて、まだアップできていないものも多数ある。
そうして、あっという間に10年経った。自分でもよく続いていると思う。
かつて何か10年続ければ一人前ということがよく言われた。そういう意味でいえば、この「ソウル・サーチン・ブログ」も一人前になったかな。(笑)
とはいうものの、このブログはまったくマネタイズできていないので、一人前ではないのかもしれない。アマゾンのアフィリエートが若干あるが、サーヴァー管理代にも遠く及ばない。一体どうすればいいのだろうか。悩みは尽きない。
ただ発信することはとても重要で、また、発信していきたいこともあるので、これからもよろしくお願いします。
ESSAY>Soul Searchin Blog
ANNOUNCEMENT>Soul Searchin Blog
■○ 今日の「ソウル・サーチン・レイディオ」、マサ小浜オンエア
2012年10月7日 音楽■○ 今日の「ソウル・サーチン・レイディオ」、マサ小浜オンエア
【Masa Kohama On Soul Searchin Radio】
独占音源。
今日(2012年10月7日)のインターFM(76.1mhz)『ソウル・ブレンズ』(午後1時~3時)内「ソウル・サーチン・レイディオ」(午後2時30分~)では、先日(10月1日)目黒ブルース・アレイで行なわれたマサ小浜のライヴ音源を特別に借りてきてエクスクルーシヴでオンエアします。
マサ小浜のライヴについてご紹介するのは、今年の7月15日以来約3ヶ月ぶり。
そのときのオンエアが大変好評で、今年の「ソウル・サーチン・レイディオ」の中でももっとも支持された回となっている。
前回のオンエア
(期間限定のポッドキャスト)
http://soundcloud.com/soul_searchin_6/
「ローズ」と「ロック・ステディー」をオンエア。
今日ご紹介するのは下記セットリストから2曲か3曲の予定。
マサ小浜スペシャル第8回~世界の日野皓正飛び入り
2012年10月03日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11369453406.html
関東地区の方はラジコでパソコンでも聴けます。2012年10月7日(日)午後2時半から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■緊急決定、マサ小浜・スペシャル第9回決定
2012年12月6日(木) 目黒ブルース・アレイ、19時半~
メンバーは、マサ小浜(ギター)、ケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル)、ジェイ・スティックス(ドラムス)、ジーノ日野賢二(ベース)の4人。つまり、この前と同じメンバー。
その前に、名古屋ブルーノート。
2012年10月29日(月) マサ小浜スペシャルVol.2
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html
■過去記事
マサ小浜ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと
2012年07月13日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11300757410.html
マサ小浜スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ マサ小浜ウェッブ
http://masakohama.com/
■ジェームス・イングラム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LQX/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジョージ・ベンソン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005HSP8L6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■赤いスイートピー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006W66RBM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Searchin>Masa Kohama
【Masa Kohama On Soul Searchin Radio】
独占音源。
今日(2012年10月7日)のインターFM(76.1mhz)『ソウル・ブレンズ』(午後1時~3時)内「ソウル・サーチン・レイディオ」(午後2時30分~)では、先日(10月1日)目黒ブルース・アレイで行なわれたマサ小浜のライヴ音源を特別に借りてきてエクスクルーシヴでオンエアします。
マサ小浜のライヴについてご紹介するのは、今年の7月15日以来約3ヶ月ぶり。
そのときのオンエアが大変好評で、今年の「ソウル・サーチン・レイディオ」の中でももっとも支持された回となっている。
前回のオンエア
(期間限定のポッドキャスト)
http://soundcloud.com/soul_searchin_6/
「ローズ」と「ロック・ステディー」をオンエア。
今日ご紹介するのは下記セットリストから2曲か3曲の予定。
マサ小浜スペシャル第8回~世界の日野皓正飛び入り
2012年10月03日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11369453406.html
関東地区の方はラジコでパソコンでも聴けます。2012年10月7日(日)午後2時半から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
■緊急決定、マサ小浜・スペシャル第9回決定
2012年12月6日(木) 目黒ブルース・アレイ、19時半~
メンバーは、マサ小浜(ギター)、ケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル)、ジェイ・スティックス(ドラムス)、ジーノ日野賢二(ベース)の4人。つまり、この前と同じメンバー。
その前に、名古屋ブルーノート。
2012年10月29日(月) マサ小浜スペシャルVol.2
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201210.html
■過去記事
マサ小浜ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと
2012年07月13日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11300757410.html
マサ小浜スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ マサ小浜ウェッブ
http://masakohama.com/
■ジェームス・イングラム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LQX/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジョージ・ベンソン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005HSP8L6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■赤いスイートピー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006W66RBM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Searchin>Masa Kohama
■「ビッグ・スペシャル~ブルー・アイド・ソウル特集」聴取感謝
2012年10月8日 音楽 コメント (1)■「ビッグ・スペシャル~ブルー・アイド・ソウル特集」聴取感謝
【Big Special – Blue Eyed Soul Special】
感謝。
2012年10月4日午前1時から4時まで生放送した『ビッグ・スペシャル』「ブルー・アイド・ソウル特集」、深夜にもかかわらず大勢のリスナーのみなさんにお聴きいただき、ありがとうございました。メール、ツイッターはすべて目を通しました。ツイッターは横にPCを置いて見ながら確認していましたが、かなり入ってくるので、バタバタになりました。(笑) 60年代の曲は長さが短いので、すぐにおしゃべりにいかなくてはなりません。
いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」という定義は1960年代に入ってからでてきましたが、この特集では「白人がやる黒人音楽」という定義で、それを幅広く捉えました。その結果、ロックンロール創世記から現在にいたるまでをカヴァーすることになりました。
ブラックが作り出したものすごく濃くてプリミティヴな音楽を、白人が濃縮ジュースを飲みやすくするように薄くし、洗練させ、世界中に広げる。それがブラック・ミュージック(ゴスペル、ブルーズ、リズム&ブルーズ)とホワイト・ミュージック(ポップ・ミュージック、ロック)の関連性です。「ブルー・アイド・ソウル」という言葉が生まれる前から、白人は黒人音楽をコピーし世界に広めてきました。
今回冒頭のエルヴィス、ジェリー・リー・ルイス、そして、ジョニー・オーティスなどはその視点に立ってかけたものです。
候補アーティストは100以上になりましたが、実際にかけられたのは37曲。またいずれ続編をやりたいと思います。
最終的にかけたセットリストです。
■セットリスト
今回のブルー・アイド・ソウルの定義=
1.目が青い人たちがやるソウル・ミュージック。白人がやる黒人音楽。
2.黒人以外でソウル・チャートにエントリーしたもの。
3.非黒人によるソウルフルな音楽。
TFM BIG SPECIAL 2012-10-3 25:00-28:00
THEME: ALL ABOUT BLUE EYED SOUL
PART ONE ルーツ・オブ・ブルー・アイド・ソウル~ブラック・ミュージックをコピーして
FIRST HOUR
M01. People Got To Be Free 3:03Young Rascals (1968)
CM
M02Hound Dog2:13Elvis Presley (1956) (Originally done by Big Mama Thornton – 1953)
M03Whole Lotta Shakin’ Going On 2:55Jerry Lee Lewis (1957) (Originally done by Big Maybelle – 1955)
M04Willie & The Hand Jive 2:36 Johnny Otis (1958)
M05You’ve Lost That Lovin’ Feelin 3:54Righteous Brothers (1964)
M06You Really Got A Hold On Me (3:01) The Beatles (1964)
M07Bring It On Home To Me (2:51) The Animals (1964)
CM
M08It’s All Over Now3:30The Rolling Stones (1964) (Written by Bobby Womack)
M09I’m A Man 2:43The Spencer Davis Group (1967) (Later covered by Chicago, Macho; disco group)
M10The Letter2:01Box Tops (1967)
M11Expressway To Your Heart2:21Soul Survivors (1967)
M12Son Of A Preacher Man 2:27Dusty Springfield (1968) (Recorded in Memphis)
M13Monkey Time / Dancing In The Street 4:57 Laura Nyro
M14What Is Hip Tower Of Power
SECOND HOUR
PART TWO 洗練されたブルー・アイド・ソウルの数々~黒人音楽を独自に消化して
M01She’s A Lady 2:55Tom Jones (1971)
CM
M02Bennie & The Jets3:46Elton John (1974)
M03Pick Up The Pieces3:59AWB (1974)
M04Fame4:17David Bowie(1975)
M05This Old Heart Of Mine 4:00 Rod Stewart
M06Low Down5:23Boz Scaggs (1976)
CM
M07You Should Be Dancing3:58Bee Gees (1976)
M08What You Won’t Do For Love4:50Bobby Caldwell (1978)
M09I Can’t Go For That (No Can Do)4:14Hall & Oates (1981)
M10Behind The Groove6:06 (LP version) Teena Marie (1980)
M11All Around The World 4:19 Lisa Stansfield
THIRD HOUR
PART THREE ソウル・ミュージシャンへのリスペクトと最新ブルー・アイド・ソウル事情~世界からのブルー・アイド・ソウル・アーティスト
M01You Can’t Hurry Love 2:57Phil Collins (1982)
CM
M02Everytime You Go Away 4:16Paul Young (1985)
M03(Sittin’ On) The Dock Of The Bay3:48Michael Bolton (1988)
M04If You Don’t Know Me By Now 3:25Simply Red (1989)
M05Try A Little Tenderness 4:32 Commitments :
M06Lost Without U 4:14 Robin Thicke (2006)
CM
M07Super Duper Love3:50Joss Stone (2004) (UK)
BGMThe Walk 3:38 Mayer Hawthorne
M08 Baby Your Lovin 3:54 Electric Empire (Australia)
M09 Soul Man 2:59 Ben L’oncle Soul (FRANCE)
M10 Ain’t No More Wrong 2:34 Jasmine Kara (Sweaden)
M11 Fairytale Ending 3:50 Robin McKelle (NY-Paris)
M12 So Much In Love 2:22 Tatsuro Yamashita (Japan)
■ダスティー・スプリングフィールド『イン・メンフィス』(トム・ダウド、アリフ・マーディンらがメンフィスで制作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000HZEQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ロッド・スチュワート 『アトランティック・クロッシング』(大ヒット「セイリング」収録) (メンフィス・ハイ、マスルショールズ、マイアミ・クライテリア、ロスで録音)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029Z8K4M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■番組のエンディング。山下達郎「ソー・マッチ・イン・ラヴ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(2012年10月4日ビッグスペシャル~ブルーアイド・ソウル特集)
RADIO>Big Special>Blue Eyed Soul
【Big Special – Blue Eyed Soul Special】
感謝。
2012年10月4日午前1時から4時まで生放送した『ビッグ・スペシャル』「ブルー・アイド・ソウル特集」、深夜にもかかわらず大勢のリスナーのみなさんにお聴きいただき、ありがとうございました。メール、ツイッターはすべて目を通しました。ツイッターは横にPCを置いて見ながら確認していましたが、かなり入ってくるので、バタバタになりました。(笑) 60年代の曲は長さが短いので、すぐにおしゃべりにいかなくてはなりません。
いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」という定義は1960年代に入ってからでてきましたが、この特集では「白人がやる黒人音楽」という定義で、それを幅広く捉えました。その結果、ロックンロール創世記から現在にいたるまでをカヴァーすることになりました。
ブラックが作り出したものすごく濃くてプリミティヴな音楽を、白人が濃縮ジュースを飲みやすくするように薄くし、洗練させ、世界中に広げる。それがブラック・ミュージック(ゴスペル、ブルーズ、リズム&ブルーズ)とホワイト・ミュージック(ポップ・ミュージック、ロック)の関連性です。「ブルー・アイド・ソウル」という言葉が生まれる前から、白人は黒人音楽をコピーし世界に広めてきました。
今回冒頭のエルヴィス、ジェリー・リー・ルイス、そして、ジョニー・オーティスなどはその視点に立ってかけたものです。
候補アーティストは100以上になりましたが、実際にかけられたのは37曲。またいずれ続編をやりたいと思います。
最終的にかけたセットリストです。
■セットリスト
今回のブルー・アイド・ソウルの定義=
1.目が青い人たちがやるソウル・ミュージック。白人がやる黒人音楽。
2.黒人以外でソウル・チャートにエントリーしたもの。
3.非黒人によるソウルフルな音楽。
TFM BIG SPECIAL 2012-10-3 25:00-28:00
THEME: ALL ABOUT BLUE EYED SOUL
PART ONE ルーツ・オブ・ブルー・アイド・ソウル~ブラック・ミュージックをコピーして
FIRST HOUR
M01. People Got To Be Free 3:03Young Rascals (1968)
CM
M02Hound Dog2:13Elvis Presley (1956) (Originally done by Big Mama Thornton – 1953)
M03Whole Lotta Shakin’ Going On 2:55Jerry Lee Lewis (1957) (Originally done by Big Maybelle – 1955)
M04Willie & The Hand Jive 2:36 Johnny Otis (1958)
M05You’ve Lost That Lovin’ Feelin 3:54Righteous Brothers (1964)
M06You Really Got A Hold On Me (3:01) The Beatles (1964)
M07Bring It On Home To Me (2:51) The Animals (1964)
CM
M08It’s All Over Now3:30The Rolling Stones (1964) (Written by Bobby Womack)
M09I’m A Man 2:43The Spencer Davis Group (1967) (Later covered by Chicago, Macho; disco group)
M10The Letter2:01Box Tops (1967)
M11Expressway To Your Heart2:21Soul Survivors (1967)
M12Son Of A Preacher Man 2:27Dusty Springfield (1968) (Recorded in Memphis)
M13Monkey Time / Dancing In The Street 4:57 Laura Nyro
M14What Is Hip Tower Of Power
SECOND HOUR
PART TWO 洗練されたブルー・アイド・ソウルの数々~黒人音楽を独自に消化して
M01She’s A Lady 2:55Tom Jones (1971)
CM
M02Bennie & The Jets3:46Elton John (1974)
M03Pick Up The Pieces3:59AWB (1974)
M04Fame4:17David Bowie(1975)
M05This Old Heart Of Mine 4:00 Rod Stewart
M06Low Down5:23Boz Scaggs (1976)
CM
M07You Should Be Dancing3:58Bee Gees (1976)
M08What You Won’t Do For Love4:50Bobby Caldwell (1978)
M09I Can’t Go For That (No Can Do)4:14Hall & Oates (1981)
M10Behind The Groove6:06 (LP version) Teena Marie (1980)
M11All Around The World 4:19 Lisa Stansfield
THIRD HOUR
PART THREE ソウル・ミュージシャンへのリスペクトと最新ブルー・アイド・ソウル事情~世界からのブルー・アイド・ソウル・アーティスト
M01You Can’t Hurry Love 2:57Phil Collins (1982)
CM
M02Everytime You Go Away 4:16Paul Young (1985)
M03(Sittin’ On) The Dock Of The Bay3:48Michael Bolton (1988)
M04If You Don’t Know Me By Now 3:25Simply Red (1989)
M05Try A Little Tenderness 4:32 Commitments :
M06Lost Without U 4:14 Robin Thicke (2006)
CM
M07Super Duper Love3:50Joss Stone (2004) (UK)
BGMThe Walk 3:38 Mayer Hawthorne
M08 Baby Your Lovin 3:54 Electric Empire (Australia)
M09 Soul Man 2:59 Ben L’oncle Soul (FRANCE)
M10 Ain’t No More Wrong 2:34 Jasmine Kara (Sweaden)
M11 Fairytale Ending 3:50 Robin McKelle (NY-Paris)
M12 So Much In Love 2:22 Tatsuro Yamashita (Japan)
■ダスティー・スプリングフィールド『イン・メンフィス』(トム・ダウド、アリフ・マーディンらがメンフィスで制作)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000HZEQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ロッド・スチュワート 『アトランティック・クロッシング』(大ヒット「セイリング」収録) (メンフィス・ハイ、マスルショールズ、マイアミ・クライテリア、ロスで録音)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029Z8K4M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■番組のエンディング。山下達郎「ソー・マッチ・イン・ラヴ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(2012年10月4日ビッグスペシャル~ブルーアイド・ソウル特集)
RADIO>Big Special>Blue Eyed Soul
□ 28回ロック殿堂~ノミネート発表、シック7度目のノミネート
2012年10月9日 音楽□ 28回ロック殿堂~ノミネート発表、シック7度目のノミネート
【28th Rock & Roll Hall Of Fame Nominees Announced】
殿堂。
「ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロック殿堂)」(オハイオ州クリーヴランド)の来年度分のノミネートが2012年10月4日ニューヨークで発表された。「ロック殿堂」は、同委員会(ファンデーション)がデビューから25年以上を経たアーティストを表彰するもの。毎年15組程度のノミネートが発表され5-6組が殿堂入りする。発表は12月で、2013年4月18日、ロスアンジェルスのノキア・シアターで表彰式が行われる。投票は約600名の音楽関係者が行なう。さらに今年はインターネットで一般からの投票も受け付けるシステムを作った。昨年も同様のシステムがあり、一般投票できたが、あくまで参考にしただけだったらしい。今年は実際の殿堂入りに影響を与えるのかもしれない。
今年は1970年代にデビューし24枚のゴールド・ディスク、14枚のプラチナム・ディスクを出しているロック・グループ、ラッシュが資格を得て19年で初めて候補にあがったことが話題。ラップのNWA、パブリック・エナミーも初。ヒップホップ界からは、これまでにグランド・マスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴとビースティー・ボーイズが殿堂入りをしていたが、NWA、パブリック・エナミーはそれ以来となる。
今年のノミネートは次の通り。(アーティストのABC順) ( )の数字はノミネートの回数。
· The Paul Butterfield Blues Band (2)
· Chic (7)
· Deep Purple (1)
· Heart (2)
· Joan Jett and the Blackhearts (2)
· Albert King (1)
· Kraftwerk (2)
· The Marvelettes (1)
· The Meters (2)
· Randy Newman (2)
· N.W.A (1)
· Procol Harum (1)
· Public Enemy(1)
· Rush (1)
· Donna Summer (2)
この中で、シックは7回目のノミネートになる。ずばぬけて回数が多い。
今回のネットでの投票先はこちら。投票は10月4日から12月3日まで。
http://rockhall.com/get-involved/interact/poll/
昨年同様一人5票まで投じられる。
~~~
過小評価。
シックが7回目のノミネート。昨年はトニー・メイデンのルーファスがノミネートされたが、殿堂入りは逃した。600人の投票者の内訳は明らかにされていないが、圧倒的に白人が多いようで、ブラック系のアーティストはかなり不利のようだ。
それにしても、7回のノミネートって、毎回ある程度の基礎票はあるが、最後の一歩で落ちる、という感じなのだろうか。不思議だ。
というわけで、僕もさっそくシックやドナ・サマー、ミーターズ、NWA、パブリック・エナミーに投票してきた。一人で2回以上投票できるかどうかは不明。これまでの投票状況が see result をクリックするとわかる。現状、ラッシュがトップを走っている。
)
■昨年のロック殿堂の記事
『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム』ノミネート発表
2011年10月02日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11034901276.html
■ロック殿堂ライヴDVD(2009年のライヴ映像)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0078JW7AC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0078JU4NE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■DVDボックスセット
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004DTNWQS/soulsearchiho-22/ref=nosim
NEWS>Rock & Roll Hall Of Fame>2013
【28th Rock & Roll Hall Of Fame Nominees Announced】
殿堂。
「ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロック殿堂)」(オハイオ州クリーヴランド)の来年度分のノミネートが2012年10月4日ニューヨークで発表された。「ロック殿堂」は、同委員会(ファンデーション)がデビューから25年以上を経たアーティストを表彰するもの。毎年15組程度のノミネートが発表され5-6組が殿堂入りする。発表は12月で、2013年4月18日、ロスアンジェルスのノキア・シアターで表彰式が行われる。投票は約600名の音楽関係者が行なう。さらに今年はインターネットで一般からの投票も受け付けるシステムを作った。昨年も同様のシステムがあり、一般投票できたが、あくまで参考にしただけだったらしい。今年は実際の殿堂入りに影響を与えるのかもしれない。
今年は1970年代にデビューし24枚のゴールド・ディスク、14枚のプラチナム・ディスクを出しているロック・グループ、ラッシュが資格を得て19年で初めて候補にあがったことが話題。ラップのNWA、パブリック・エナミーも初。ヒップホップ界からは、これまでにグランド・マスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴとビースティー・ボーイズが殿堂入りをしていたが、NWA、パブリック・エナミーはそれ以来となる。
今年のノミネートは次の通り。(アーティストのABC順) ( )の数字はノミネートの回数。
· The Paul Butterfield Blues Band (2)
· Chic (7)
· Deep Purple (1)
· Heart (2)
· Joan Jett and the Blackhearts (2)
· Albert King (1)
· Kraftwerk (2)
· The Marvelettes (1)
· The Meters (2)
· Randy Newman (2)
· N.W.A (1)
· Procol Harum (1)
· Public Enemy(1)
· Rush (1)
· Donna Summer (2)
この中で、シックは7回目のノミネートになる。ずばぬけて回数が多い。
今回のネットでの投票先はこちら。投票は10月4日から12月3日まで。
http://rockhall.com/get-involved/interact/poll/
昨年同様一人5票まで投じられる。
~~~
過小評価。
シックが7回目のノミネート。昨年はトニー・メイデンのルーファスがノミネートされたが、殿堂入りは逃した。600人の投票者の内訳は明らかにされていないが、圧倒的に白人が多いようで、ブラック系のアーティストはかなり不利のようだ。
それにしても、7回のノミネートって、毎回ある程度の基礎票はあるが、最後の一歩で落ちる、という感じなのだろうか。不思議だ。
というわけで、僕もさっそくシックやドナ・サマー、ミーターズ、NWA、パブリック・エナミーに投票してきた。一人で2回以上投票できるかどうかは不明。これまでの投票状況が see result をクリックするとわかる。現状、ラッシュがトップを走っている。
)
■昨年のロック殿堂の記事
『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム』ノミネート発表
2011年10月02日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11034901276.html
■ロック殿堂ライヴDVD(2009年のライヴ映像)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0078JW7AC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0078JU4NE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■DVDボックスセット
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004DTNWQS/soulsearchiho-22/ref=nosim
NEWS>Rock & Roll Hall Of Fame>2013
◎ ミッシェル・ルグラン・ライヴ~「オータム・オブ・‘12」
2012年10月10日 音楽◎ミッシェル・ルグラン・ライヴ~「オータム・オブ・‘12」
【Michel Legrand : Another Legend’s Autumn Of ‘12】
レジェンド。
まさに「レジェンド」の名にふさわしい大物アーティスト、ミッシェル・ルグラン。1932年(昭和7年)2月24日生まれというから、御年80歳。これまでに200本以上の映画音楽やテレビ用音楽、アルバムも100枚以上作ってきているというから巨匠中の巨匠だ。去年の評判を聞いて興味を持っていたので、今年初めて足を運んだ。
すでに墨田トリフォニーでオーケストラとのコンサートもやっていたが、この日はトリオでのブルーノートのライヴは年齢層高いファンで超満員、立ち見まで出るほどだった。ジャズ・ファンというより映画音楽ファンが多いような印象を受けた。
多くの人と同様、僕はミッシェル・ルグランといえば1970年代に映画音楽の作曲家ということで知ったが、ミスター・ルグランが実は生粋のジャズ・ミュージシャンだったということがよくわかった。フランス語なまりの英語でかなり聴き取りにくかったが、最後のアンコールに入る前に「自分は昔、ジャズ・ピアニストとしてやっていきたかった」と言って、自分の夢の中に次々と伝説のピアニストが出てきてプレイしていったと話しながら、その彼らの代表曲を次々とプレイした。デューク・エリントン、ジョー・シュリー、ファッツ・ドミノ、オスカー・ピーターソン、カウント・ベイシーなどを紹介しつつ、少しずつメドレーにしてプレイした。
また、本編最後、代表曲のひとつ「シェルブールの雨傘」は、なんと同じ曲をさまざまなアレンジで次々とメドレーにして聴かせ、まるで違う曲が次々とかかるような感じさえした。これはこの日の最大のハイライト。自分の曲をここまで彩を変えてアレンジできるなんて、なんて素晴らしい才能だろう。
ミッシェル・ルグランの音楽は、映画音楽が多いせいか、とても映像が浮かび上がるような音楽だ。そして、オーケストラとのコンサートでない分、自由度が高い感じがした。
バカラックにしろ、ルグランにしろ、このクラスの伝説の人たちは、やはりその長い年月の積み重ねがそのプレイに存分に現れる。樹齢何百年の太い木の年輪に触れるかのようだ。心残りは「サマー・オブ・’42(おもい出の夏)」(1971年)が聴きたかったこと。別のセットではやっていた。来年、もしオーケストラとのコンサートがあれば、ぜひ見たい。
LES PARAPLUIES DE CHERBOURG(シェルブールの雨傘)
http://youtu.be/3JS4JMY0JWM
Summer Of ’42 (Summer Knows)
http://youtu.be/kWMxX5MGuHI
■ミッシェル・ルグラン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004OUK25U/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Michel Legrand(p)
ミシェル・ルグラン(ピアノ)
Pierre Boussaguet(b)
ピエール・バウサエ(ベース)
Francois Laizeau(ds)
フランソワ・レゾー(ドラムス)
■セットリスト
Show started 17:01
01.Ray Blues
02.You Must Believe In Spring
03.The Young Girls of Rochefort ?
04.Dingo Lament
05.Dingo Rock (Song With Miles Davis)
06.What Are You Doing The Rest Of Your Life
07.Family Fugue
08.Les Parapluies De Cherbourg
09.Les Pianistes De Jazz
Show ended 18:14
(2012年10月7日日曜、ブルーノート東京、ミッシェル・ルグラン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Legrand, Michel
【Michel Legrand : Another Legend’s Autumn Of ‘12】
レジェンド。
まさに「レジェンド」の名にふさわしい大物アーティスト、ミッシェル・ルグラン。1932年(昭和7年)2月24日生まれというから、御年80歳。これまでに200本以上の映画音楽やテレビ用音楽、アルバムも100枚以上作ってきているというから巨匠中の巨匠だ。去年の評判を聞いて興味を持っていたので、今年初めて足を運んだ。
すでに墨田トリフォニーでオーケストラとのコンサートもやっていたが、この日はトリオでのブルーノートのライヴは年齢層高いファンで超満員、立ち見まで出るほどだった。ジャズ・ファンというより映画音楽ファンが多いような印象を受けた。
多くの人と同様、僕はミッシェル・ルグランといえば1970年代に映画音楽の作曲家ということで知ったが、ミスター・ルグランが実は生粋のジャズ・ミュージシャンだったということがよくわかった。フランス語なまりの英語でかなり聴き取りにくかったが、最後のアンコールに入る前に「自分は昔、ジャズ・ピアニストとしてやっていきたかった」と言って、自分の夢の中に次々と伝説のピアニストが出てきてプレイしていったと話しながら、その彼らの代表曲を次々とプレイした。デューク・エリントン、ジョー・シュリー、ファッツ・ドミノ、オスカー・ピーターソン、カウント・ベイシーなどを紹介しつつ、少しずつメドレーにしてプレイした。
また、本編最後、代表曲のひとつ「シェルブールの雨傘」は、なんと同じ曲をさまざまなアレンジで次々とメドレーにして聴かせ、まるで違う曲が次々とかかるような感じさえした。これはこの日の最大のハイライト。自分の曲をここまで彩を変えてアレンジできるなんて、なんて素晴らしい才能だろう。
ミッシェル・ルグランの音楽は、映画音楽が多いせいか、とても映像が浮かび上がるような音楽だ。そして、オーケストラとのコンサートでない分、自由度が高い感じがした。
バカラックにしろ、ルグランにしろ、このクラスの伝説の人たちは、やはりその長い年月の積み重ねがそのプレイに存分に現れる。樹齢何百年の太い木の年輪に触れるかのようだ。心残りは「サマー・オブ・’42(おもい出の夏)」(1971年)が聴きたかったこと。別のセットではやっていた。来年、もしオーケストラとのコンサートがあれば、ぜひ見たい。
LES PARAPLUIES DE CHERBOURG(シェルブールの雨傘)
http://youtu.be/3JS4JMY0JWM
Summer Of ’42 (Summer Knows)
http://youtu.be/kWMxX5MGuHI
■ミッシェル・ルグラン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004OUK25U/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Michel Legrand(p)
ミシェル・ルグラン(ピアノ)
Pierre Boussaguet(b)
ピエール・バウサエ(ベース)
Francois Laizeau(ds)
フランソワ・レゾー(ドラムス)
■セットリスト
Show started 17:01
01.Ray Blues
02.You Must Believe In Spring
03.The Young Girls of Rochefort ?
04.Dingo Lament
05.Dingo Rock (Song With Miles Davis)
06.What Are You Doing The Rest Of Your Life
07.Family Fugue
08.Les Parapluies De Cherbourg
09.Les Pianistes De Jazz
Show ended 18:14
(2012年10月7日日曜、ブルーノート東京、ミッシェル・ルグラン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Legrand, Michel
◎日野皓正ライヴ~古典を壊したいとアグレシヴに日々戦う
2012年10月11日 音楽◎日野皓正ライヴ~古典を壊したいとアグレシヴに日々戦う
【Hino Terumasa Wants To Destory Old School Classic】
破壊。
世界の日野皓正が、DJホンダらを従えてアルバムを作ったユニット、Hファクターとして、グルーヴ感あふれる思い切り実験的なライヴを見せた。第一印象は「もしマイルス・デイヴィスが生きていたら、こんなことをやったんじゃないだろうか」ということ。今までの既成のジャズの概念を完全に打ち破り、斬新な突拍子もないことを次々とやっている。DJホンダは、日野の息子ジーノから紹介されたという。
客層は以前からの日野ファンのためか年齢層が高い人が多いが、若い人もぼちぼちいる。DJホンダやジーノのファンなのだろうか。
ピアノ、ギター2人(1人はマサ小浜)、ベース2人(アコースティックとエレキ)、DJ、そして日野皓正(トランペット、パーカッション)という布陣。ドラムスはおらず、そのリズムはDJホンダが司る。事前に日野さんと打ち合わせをして打ち込んで作ったものだという。
ロンドンあたりのアンダーグラウンド・クラブで煙もうもうの中で深夜までやっているかのようなライヴだ。
6人のリアル・ミュージシャンに1人のDJ。なんとなく、デジタルとアナログががっぷり四つで交差するような感じも受けた。そして曲によって実にファンキーでグルーヴ感あふれ、日野皓正のトランペットが「Can you dance?」と尋ねているかのようだった。もちろんこちらの答えは「Yes we can」なのだが、会場の客は静かだった。彼はトランペットを持ちながらステージ中央でファンキーに踊ってみせたりさえする。先鋭的で前衛的。
スペーシーなサウンドにロック、ジャズ、ソウル、ファンク、アフリカンなどさまざまな要素が入り込み、実験的な側面も多々ある。
3曲(約46分)演奏を終え、初めて日野がしゃべった。「今日来て、戸惑ってる人いるかもしれない、『何だ、これ?』って。『食ったことない』って。ザマーミロと思ってます(客席から笑い) 古典をコテンコテンにしたい。もうすぐ今月の末で70歳ですから、新しいことやりたい」
グループにHが3人(日野皓正、日野賢二、DJホンダ)なので、Hファクター。
ライヴ後、日野さんとちょっと話した。マイルスみたいなアティテュードというか、そういうのを感じました、というと、「そうそう、マイルスがもし生きていたら、こういうのやったんじゃないかって感じだね」と同じようなイメージを持たれているようだった。
そしてもうひとつ、DJのリズム(事前の打ち込み)でやることと、リアルなドラマーでやることの違いというのは日野さんにとってどういう感じなのでしょうか、と尋ねると、「リアルなドラマーだとお互いのやりとりがあるよね、確かに。でも、僕は古典を壊したいんだよ。誰もやってないようなことをやって。だから、地方に彼(DJホンダ)と二人だけで行ったりするんだけど、客がいなかったりするわけ。僕のファンからすれば、DJホンダって誰なんだって、でDJホンダのファンはもちろんたくさんいるんだけど、(こんどはチケットの値段が)高くて来れない。だから客が数人しかいないなんてこともあるんだよ(笑) でも、何かおもしろいこと、フリー・ジャズをやりたいんだよ」
今月25日で70歳。この70歳にして新しいこと、これまでにやってこなかったことへ果敢にアグレシヴに挑戦するアティテュード(姿勢、態度)。これは、ほんとすごい。僕自身も守ってちゃいけない、果敢に攻めなければということを改めて感じ、感服いたしました。
■ 日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
2010年04月08日(木)
父と子の共演、日野皓正と日野賢二ライヴ~「ただのギグ」が「ザ・ギグ」になる瞬間
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/201004_ame/entry-10502904950.html
無声映画『メトロポリス』に日野皓正、オマー・エドワーズの即興ライヴ
2009年03月23日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10229036967.html
■DJ ホンダとコラボした最新作 (ただしここに入ってる曲はやってません)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004U7LJY0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『寂光』日野皓正~この日の「フナクラ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F6QIUY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Terumasa Hino(tp) 日野皓正(トランペット)
Masa Kohama(g) マサ小浜(ギター)
Ippei Kato(g) 加藤一平(ギター)
Akira Ishii(p) 石井彰(ピアノ)
Kenji Jino Hino(eb) 日野"JINO"賢二(エレクトリックベース)
Takashi Sugawa(b)須川崇志(アコースティックベース)
dj honda(dj) DJホンダ(DJ)
+++
Akio Yokota(g) from Fried Pride 横田明紀男(ギター) from Fried Pride ※10.9tue.のみ
■セットリスト
Hino Terumasa @ Bluenote, October 8th, 2012
show started 17:01
01.Unity (未録音)
02.Funakura
03.Off The Record
04.DJ Honda: Free Style DJ Performance
05.Never Forget 311 (新録音)
Show ended 18:20
(2012年10月8日月曜、ブルーノート東京、日野皓正ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Terumasa
【Hino Terumasa Wants To Destory Old School Classic】
破壊。
世界の日野皓正が、DJホンダらを従えてアルバムを作ったユニット、Hファクターとして、グルーヴ感あふれる思い切り実験的なライヴを見せた。第一印象は「もしマイルス・デイヴィスが生きていたら、こんなことをやったんじゃないだろうか」ということ。今までの既成のジャズの概念を完全に打ち破り、斬新な突拍子もないことを次々とやっている。DJホンダは、日野の息子ジーノから紹介されたという。
客層は以前からの日野ファンのためか年齢層が高い人が多いが、若い人もぼちぼちいる。DJホンダやジーノのファンなのだろうか。
ピアノ、ギター2人(1人はマサ小浜)、ベース2人(アコースティックとエレキ)、DJ、そして日野皓正(トランペット、パーカッション)という布陣。ドラムスはおらず、そのリズムはDJホンダが司る。事前に日野さんと打ち合わせをして打ち込んで作ったものだという。
ロンドンあたりのアンダーグラウンド・クラブで煙もうもうの中で深夜までやっているかのようなライヴだ。
6人のリアル・ミュージシャンに1人のDJ。なんとなく、デジタルとアナログががっぷり四つで交差するような感じも受けた。そして曲によって実にファンキーでグルーヴ感あふれ、日野皓正のトランペットが「Can you dance?」と尋ねているかのようだった。もちろんこちらの答えは「Yes we can」なのだが、会場の客は静かだった。彼はトランペットを持ちながらステージ中央でファンキーに踊ってみせたりさえする。先鋭的で前衛的。
スペーシーなサウンドにロック、ジャズ、ソウル、ファンク、アフリカンなどさまざまな要素が入り込み、実験的な側面も多々ある。
3曲(約46分)演奏を終え、初めて日野がしゃべった。「今日来て、戸惑ってる人いるかもしれない、『何だ、これ?』って。『食ったことない』って。ザマーミロと思ってます(客席から笑い) 古典をコテンコテンにしたい。もうすぐ今月の末で70歳ですから、新しいことやりたい」
グループにHが3人(日野皓正、日野賢二、DJホンダ)なので、Hファクター。
ライヴ後、日野さんとちょっと話した。マイルスみたいなアティテュードというか、そういうのを感じました、というと、「そうそう、マイルスがもし生きていたら、こういうのやったんじゃないかって感じだね」と同じようなイメージを持たれているようだった。
そしてもうひとつ、DJのリズム(事前の打ち込み)でやることと、リアルなドラマーでやることの違いというのは日野さんにとってどういう感じなのでしょうか、と尋ねると、「リアルなドラマーだとお互いのやりとりがあるよね、確かに。でも、僕は古典を壊したいんだよ。誰もやってないようなことをやって。だから、地方に彼(DJホンダ)と二人だけで行ったりするんだけど、客がいなかったりするわけ。僕のファンからすれば、DJホンダって誰なんだって、でDJホンダのファンはもちろんたくさんいるんだけど、(こんどはチケットの値段が)高くて来れない。だから客が数人しかいないなんてこともあるんだよ(笑) でも、何かおもしろいこと、フリー・ジャズをやりたいんだよ」
今月25日で70歳。この70歳にして新しいこと、これまでにやってこなかったことへ果敢にアグレシヴに挑戦するアティテュード(姿勢、態度)。これは、ほんとすごい。僕自身も守ってちゃいけない、果敢に攻めなければということを改めて感じ、感服いたしました。
■ 日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
2010年04月08日(木)
父と子の共演、日野皓正と日野賢二ライヴ~「ただのギグ」が「ザ・ギグ」になる瞬間
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/201004_ame/entry-10502904950.html
無声映画『メトロポリス』に日野皓正、オマー・エドワーズの即興ライヴ
2009年03月23日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10229036967.html
■DJ ホンダとコラボした最新作 (ただしここに入ってる曲はやってません)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004U7LJY0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『寂光』日野皓正~この日の「フナクラ」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F6QIUY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Terumasa Hino(tp) 日野皓正(トランペット)
Masa Kohama(g) マサ小浜(ギター)
Ippei Kato(g) 加藤一平(ギター)
Akira Ishii(p) 石井彰(ピアノ)
Kenji Jino Hino(eb) 日野"JINO"賢二(エレクトリックベース)
Takashi Sugawa(b)須川崇志(アコースティックベース)
dj honda(dj) DJホンダ(DJ)
+++
Akio Yokota(g) from Fried Pride 横田明紀男(ギター) from Fried Pride ※10.9tue.のみ
■セットリスト
Hino Terumasa @ Bluenote, October 8th, 2012
show started 17:01
01.Unity (未録音)
02.Funakura
03.Off The Record
04.DJ Honda: Free Style DJ Performance
05.Never Forget 311 (新録音)
Show ended 18:20
(2012年10月8日月曜、ブルーノート東京、日野皓正ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Terumasa
◎ あざみ野カルタ10周年~1割の勝ち組に残って
2012年10月12日 音楽◎ あざみ野カルタ10周年~1割の勝ち組に残って
【Restaurant Kalta Surviving For Ten Years】
10周年。
ブルーノートでの尖がった日野皓正を見てから東名を一路横浜・青葉まで。
東急田園都市線・あざみ野にある和食レストラン「カルタKalta」が開店から10周年をむかえ、そのパーティーを2012年10月8日(月)同店舗で行なった。カルタ店主津山さんとのおつきあいは、近くのマルターノの大西さんに紹介されてお店に行ったのが始まり。調べたら2006年1月のことだったから6年前ということになる。ここにはなぜか近隣に住むギタリストの梶原順さんや、三線(さんしん)奏者ゲレン大嶋さんらミュージシャンも足繁く通っている。
そこで10周年パーティーでも、ちょっとしたライヴも披露された。
インチキ。
ユニークだったのが、初めて見た「インチキ手廻しオルガン奏者」と称するオグラさん。大西さんと津山さんが、「吉岡さんがこれ見てどう思うか、興味津々です」と含み笑いをしていたのが謎だったが…。
自作の手廻しオルガンにあわせて自作曲を歌う。ふだんはピン(ひとり)でライヴをしているからまさに「セルフ・コンテインド・グループ」(自給自足アーティスト)。この日はチンドン屋のようなチンドン太鼓、ゴロス太鼓の女性二人組ジュンマキ堂を従え、3人でステージを繰り広げた。
これをどう説明すればいいのか。奇妙なラジオのような箱を持って、それを手で柄を回す。するとそこから玉手箱の如くいろいろな音がでてきて、それにあわせてオグラさんが歌う。歌のメッセージはフォーク調だが、声がはっきりしていて意外とソウルフルで、サウンドが実にキャッチーだ。含み笑いの謎も、このパフォーマンスを見て納得した。
動画があった。まさにこんな感じ。
オグラ&ジュンマキ堂。
http://youtu.be/SpyjLaxnNCI
しかし、世の中にはおもしろいことを考えるミュージシャンがいるものだ。コミカルだが、意外と詞の内容がマジだったりする。
彼の演目のひとつに自作詩を朗読する『ケータイ写真詩コーナー』というのがあり、彼が携帯で撮影した写真を紙芝居の如く見せながら、詩を朗読する。これもこの日、予定外だったがちょろっとやってくれたが、なかなかシュールでおもしろかった。それにしても、日野皓正とこのオグラの落差は想像以上に激しかった。(笑)
何曲かのライヴ後、話した。オグラさんは、いろいろなところでライヴをやる。どこでもお呼びがかかれば行くが、最近は老人の多い施設なども行くという。そういうところでは、以前はオリジナルをやっていたが、このところ昔からの日本の唱歌や古い曲を歌うと、おじいちゃん、おばあちゃんたちが涙を流して喜んでくれ、自分のほうがものすごく「もらうものが多い」ということで、そういうものをどんどんやっていこうかとも思っているそうだ。
雑談しているうちに、「エイミー・ワインハウスって知ってます?」と聞かれ、「もちろん」というと、嬉しそうに「知ってるんだ」と握手を求められた。「あれ、いいですよねえ。最近は新しいのはあまり聞かないんですけど、(彼女が)死んだ日に知ったんです。60年代風で、大好きですね」 以前、ドアーズが大好きでそういうバンドもやっていたそうで、手渡された最新作『次の迷路へ』では、確かにドアーズ風オルガンがあちこちにちりばめられていた。
十年一割。
店主津山さんにきくと、オグラさんは以前ラジオで聴いて初めて知ったという。それでずっと頭の中にあって、そうしたらお店の常連さんが下北沢でミュージシャンやってて、その人が友達だというので紹介された。そして周年パーティーに来てもらい、今回で3-4回目の出演だそう。
パーティーでは「カルタの10年」という10分程度のビデオが実にうまく編集されていたが、それによると飲食店は3年で7割がなくなり、10年で残るのは1割だという。カルタは見事にその1割に入っているわけで、まさに勝ち組、大変なことだ。ビデオはナレーションも含め津山さんの弟さんが作った。
そのビデオ! ユーチューブにアップ(2012年10月13日0時30分追記)
http://youtu.be/Saof-xKkSTk
最後に津山さんがお礼のあいさつを涙ぐみながらしたのだが、その中で「守りにはいっちゃだめ、どんどんこれからも攻めていきます」と強い決意を表明したところはとても感銘を受け、こちらも力をもらった感じがした。そして、続いてあいさつにたった奥さんも涙ながらに、大きくなった娘さん(といってもまだ中学生)にこの10年あまりかまってやれなかったことを謝りつつ、感謝しつつ、「最後の締めの言葉を娘にやってもらいましょう」と、娘さんをあいさつに立たせたときには、場内爆笑となった。いいパーティーだった。
このほかにも梶原順さんとゲレン大嶋さんのデュオもいい音だった。二人は前々から知っていたが、このカルタでいろいろ話をしているうちに、じゃあ、一緒にアルバムを作りましょう、ということでアルバムを作ってしまったほど。(下記アルバム参照)
■梶原順・ゲレン大嶋のユニット、ココ・ムジカ (カルタから生まれたアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005X2E8UI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
津山さんはスライやプリンスが大好きで「ソウル・サーチン」のイヴェントにもずっと大西さんと行きたいと言っているのだが、お店があるので行けないのが残念という。いつか一日だけでもお店を任せて必ず行きますからと言ってくれた。ほんと、ご縁がご縁を呼びますね。
飲食は10年で1割か。10年続くブログは1割はないですよねえ。1%くらいですかね。(笑)
■僕が初めてカルタを訪れたのは2006年1月のことだった。そのときの大西さんに連れて行かれたときのこと
2006年1月14日付け
http://blog.soulsearchin.com/archives/000768.html
カルタは10周年だがマルターノは8周年だそう。藤が丘マルターノは2006年9月から2008年12月まで営業。その間、ケイリブ、シャンティー、高山広ライヴなどを行なった。ひさしぶりにこのブログを読んだら、あの日のことが蘇った。マルターノでもオグラさんライヴやればいいのに。(笑)
■オグラ~オフィシャル・ウェッブ
http://ogurarara.com/index.html
■オグラ 最新作CD『次の迷路へ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007I7BZE8/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■こんな3枚組も
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GPI1NC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Kalta 10th Anniversary Party>Ogura
【Restaurant Kalta Surviving For Ten Years】
10周年。
ブルーノートでの尖がった日野皓正を見てから東名を一路横浜・青葉まで。
東急田園都市線・あざみ野にある和食レストラン「カルタKalta」が開店から10周年をむかえ、そのパーティーを2012年10月8日(月)同店舗で行なった。カルタ店主津山さんとのおつきあいは、近くのマルターノの大西さんに紹介されてお店に行ったのが始まり。調べたら2006年1月のことだったから6年前ということになる。ここにはなぜか近隣に住むギタリストの梶原順さんや、三線(さんしん)奏者ゲレン大嶋さんらミュージシャンも足繁く通っている。
そこで10周年パーティーでも、ちょっとしたライヴも披露された。
インチキ。
ユニークだったのが、初めて見た「インチキ手廻しオルガン奏者」と称するオグラさん。大西さんと津山さんが、「吉岡さんがこれ見てどう思うか、興味津々です」と含み笑いをしていたのが謎だったが…。
自作の手廻しオルガンにあわせて自作曲を歌う。ふだんはピン(ひとり)でライヴをしているからまさに「セルフ・コンテインド・グループ」(自給自足アーティスト)。この日はチンドン屋のようなチンドン太鼓、ゴロス太鼓の女性二人組ジュンマキ堂を従え、3人でステージを繰り広げた。
これをどう説明すればいいのか。奇妙なラジオのような箱を持って、それを手で柄を回す。するとそこから玉手箱の如くいろいろな音がでてきて、それにあわせてオグラさんが歌う。歌のメッセージはフォーク調だが、声がはっきりしていて意外とソウルフルで、サウンドが実にキャッチーだ。含み笑いの謎も、このパフォーマンスを見て納得した。
動画があった。まさにこんな感じ。
オグラ&ジュンマキ堂。
http://youtu.be/SpyjLaxnNCI
しかし、世の中にはおもしろいことを考えるミュージシャンがいるものだ。コミカルだが、意外と詞の内容がマジだったりする。
彼の演目のひとつに自作詩を朗読する『ケータイ写真詩コーナー』というのがあり、彼が携帯で撮影した写真を紙芝居の如く見せながら、詩を朗読する。これもこの日、予定外だったがちょろっとやってくれたが、なかなかシュールでおもしろかった。それにしても、日野皓正とこのオグラの落差は想像以上に激しかった。(笑)
何曲かのライヴ後、話した。オグラさんは、いろいろなところでライヴをやる。どこでもお呼びがかかれば行くが、最近は老人の多い施設なども行くという。そういうところでは、以前はオリジナルをやっていたが、このところ昔からの日本の唱歌や古い曲を歌うと、おじいちゃん、おばあちゃんたちが涙を流して喜んでくれ、自分のほうがものすごく「もらうものが多い」ということで、そういうものをどんどんやっていこうかとも思っているそうだ。
雑談しているうちに、「エイミー・ワインハウスって知ってます?」と聞かれ、「もちろん」というと、嬉しそうに「知ってるんだ」と握手を求められた。「あれ、いいですよねえ。最近は新しいのはあまり聞かないんですけど、(彼女が)死んだ日に知ったんです。60年代風で、大好きですね」 以前、ドアーズが大好きでそういうバンドもやっていたそうで、手渡された最新作『次の迷路へ』では、確かにドアーズ風オルガンがあちこちにちりばめられていた。
十年一割。
店主津山さんにきくと、オグラさんは以前ラジオで聴いて初めて知ったという。それでずっと頭の中にあって、そうしたらお店の常連さんが下北沢でミュージシャンやってて、その人が友達だというので紹介された。そして周年パーティーに来てもらい、今回で3-4回目の出演だそう。
パーティーでは「カルタの10年」という10分程度のビデオが実にうまく編集されていたが、それによると飲食店は3年で7割がなくなり、10年で残るのは1割だという。カルタは見事にその1割に入っているわけで、まさに勝ち組、大変なことだ。ビデオはナレーションも含め津山さんの弟さんが作った。
そのビデオ! ユーチューブにアップ(2012年10月13日0時30分追記)
http://youtu.be/Saof-xKkSTk
最後に津山さんがお礼のあいさつを涙ぐみながらしたのだが、その中で「守りにはいっちゃだめ、どんどんこれからも攻めていきます」と強い決意を表明したところはとても感銘を受け、こちらも力をもらった感じがした。そして、続いてあいさつにたった奥さんも涙ながらに、大きくなった娘さん(といってもまだ中学生)にこの10年あまりかまってやれなかったことを謝りつつ、感謝しつつ、「最後の締めの言葉を娘にやってもらいましょう」と、娘さんをあいさつに立たせたときには、場内爆笑となった。いいパーティーだった。
このほかにも梶原順さんとゲレン大嶋さんのデュオもいい音だった。二人は前々から知っていたが、このカルタでいろいろ話をしているうちに、じゃあ、一緒にアルバムを作りましょう、ということでアルバムを作ってしまったほど。(下記アルバム参照)
■梶原順・ゲレン大嶋のユニット、ココ・ムジカ (カルタから生まれたアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005X2E8UI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
津山さんはスライやプリンスが大好きで「ソウル・サーチン」のイヴェントにもずっと大西さんと行きたいと言っているのだが、お店があるので行けないのが残念という。いつか一日だけでもお店を任せて必ず行きますからと言ってくれた。ほんと、ご縁がご縁を呼びますね。
飲食は10年で1割か。10年続くブログは1割はないですよねえ。1%くらいですかね。(笑)
■僕が初めてカルタを訪れたのは2006年1月のことだった。そのときの大西さんに連れて行かれたときのこと
2006年1月14日付け
http://blog.soulsearchin.com/archives/000768.html
カルタは10周年だがマルターノは8周年だそう。藤が丘マルターノは2006年9月から2008年12月まで営業。その間、ケイリブ、シャンティー、高山広ライヴなどを行なった。ひさしぶりにこのブログを読んだら、あの日のことが蘇った。マルターノでもオグラさんライヴやればいいのに。(笑)
■オグラ~オフィシャル・ウェッブ
http://ogurarara.com/index.html
■オグラ 最新作CD『次の迷路へ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007I7BZE8/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■こんな3枚組も
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GPI1NC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Kalta 10th Anniversary Party>Ogura
◎ 綾小路きみまろライヴ~「あれから40年!」~また来てしまう中高年
2012年10月13日 音楽◎ 綾小路きみまろライヴ~「あれから40年!」~また来てしまう中高年
【It’s been 40 years since then…】
爆笑。
かねてから一度見てみたいと思っていた毒舌大爆走の噺家、漫談家、綾小路(あやのこうじ)きみまろのライヴに行った。テレビでそのトークっぷりをちらっとみて、一人しゃべりでノンストップで1時間以上もやるというので、とても興味をもった。なんてったって、登場のときのテーマがアース・ウィンド&ファイアーの「ゲットアウェイ」ですからね。他人とは思えない。(笑)(ただし、ライヴでは同曲の自分で作ったヴァージョンになっていた。たぶん昔はアースのを使っていたのだろうが、今は全国ツアーに出てDVDも出るので、オリジナルでカヴァー録音しなおしたのだろう)
道を迷いつつもはるばる着いたぜさいたま市文化センター。会場の周りにはうわさには聞いていたが、バスに乗って大挙やってくるツアーの人たちのガイドさんが旗を空高く掲げている。入口から中に入ると、人の動線にそって両側にグッズ売り場。扇子、団扇、ハンカチ、タオル、もちろん、たくさんのCDとDVD。そして、驚くなかれ、なんとカセットテープも! 売ってるカセットを見たのはいったい何十年ぶりだろうか。中高年および中高年予備軍にはカセットだ。
観客層は男女比で3-7くらい。年齢層の中心は50代から60代、そして70代か。30代いや40代でもそのあたりにいれば、若くて異様に目立つ。
会場は超満員。紹介ビデオがスクリーンに映されてから本人登場。そして、イントロ、時候のあいさつ、マクラなしで、次々立て板に水でしゃべり続け、数秒ごとに爆笑を取る。
「あれから40年~~~」。
独特のイントネーションと声が会場に響くとそれだけで受ける。細かいネタが縦横無尽に出てくる。まるでネタのジェットコースターだ。中高年および予備軍をネタにしたものが毒舌を交えておもしろおかしく語られる。
「中高年女性は、きみまろライヴに来て女子トイレが長く並んでると、平気で男用に入ります」(爆笑)
「今、言おうとしたことを忘れる。今、言ったことを忘れる。そして、忘れたことを忘れる」(爆笑)
「あなたは出会った頃、私の目を見て言った」
そして、フックは「あれから40年~~~!」。そのたびに爆笑。
あっという間の1時間余。一人しゃべりでこれだけノンストップでしゃべるんだから、すごいすごい。途中、水も飲まなかったような気がする。
トーク・ライヴが終わると、グッズ売り場がまたまた大混雑。始まるときには買うかどうか迷ったが、帰り際にやはり車中で聞きながら帰ろうと思いCD購入へ。ところがCDもDVDも何種類もあって、しかも、ボックスセットまであるので、どれを買っていいのかわからなくなった。そこで、とりあえず売り場の人に聞いた。「どれが一番お勧めですか?」 売り子の人。「ぜ~~んぶ、お勧めです!」(笑) 結局、いろいろ相談して最新盤を買うことに。それがこれ。
■綾小路きみまろ・第4集~最新作・新譜みたいです
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003ZH340I/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
このセットリストというか演目リストがある。
1. ― 御挨拶 ― ようこそおいで下さいました。
2. 見た目よりお若い方ばかりです。
3. 政治が不安定、経済不安定、天気まで不安定。
4. 縁あってある日あなたは結ばれた!!その顔で。
5. 出会った頃は死ぬほど好きだった!!
6. 定年後の悲哀物語
7. どこがいいのか差し向かい40年
8. たまにはどっか連れて行ってよ!!
9. 二人で育てた子供も期待はずれ!!
10. お互いに病院通い
11. 患者様とお医者様
12. 再びお姫様抱っこ
CD内容はノンストップ・トーク、シームレス。トラックとトラックの間はとぎれない。便宜上トラックを切っているだけ。今聴いたようなネタが次々とでてくる。
CD買って、トイレに行くと、僕が入ろうとしたら、おばちゃんが出てきた。男子トイレから! きみまろが言ってたことは本当だった!
外にでると、バスで来てる団体さんのバスガイドさんが旗を立てて、集合を促している。旗の数10本ではきかない。
これだけ各地の会場が満席であちこちでやって、相当リピーターがいるのだろうか、とふと思った。わかった。みんな今日聞いた話、うち帰ったら忘れちゃうんだ。だから、また同じ話でも聞きに来られるわけだ。すごーい。きみまろライヴ、ライヴ終わったらみんな内容忘れます、だからまたやってきます。覚えてるのは、とにかく腹抱えて笑ったことだけ。「あれ、とにかく笑ったわよね。また行きましょ」とあいなる。中高年および予備軍ビジネス、その忘却力にかける。
バンドはいない、物販は売れる。平日昼間で満席になる。すごいすごい。これからは中高年および予備軍ビジネスだ。
今度は都心で見たいなあ…。
■動画 綾小路きみまろ 毒舌漫談ライブ! (金スマスペシャル) 2009年1月16日放送
http://youtu.be/9VPeazHOWuQ
■綾小路きみまろ・ウェッブ・サイト。(きっと中高年および予備軍は見ないと思う)
http://www.kimimaro.com/
(ちゃんとディスコグラフィーもあります)
■スーパーライブ第0集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002VU7LQ8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■出演
綾小路きみまろ
■セットリスト
show started 14:00
00.Video/Intro
01.ごあいさつ
02.いろいろ
show ended 15:16
(2012年9月26日(水)、さいたま市文化センター、綾小路きみまろライヴ)
ENT>TALK>LIVE>Ayanokouji, Kimimaro
2012-
【It’s been 40 years since then…】
爆笑。
かねてから一度見てみたいと思っていた毒舌大爆走の噺家、漫談家、綾小路(あやのこうじ)きみまろのライヴに行った。テレビでそのトークっぷりをちらっとみて、一人しゃべりでノンストップで1時間以上もやるというので、とても興味をもった。なんてったって、登場のときのテーマがアース・ウィンド&ファイアーの「ゲットアウェイ」ですからね。他人とは思えない。(笑)(ただし、ライヴでは同曲の自分で作ったヴァージョンになっていた。たぶん昔はアースのを使っていたのだろうが、今は全国ツアーに出てDVDも出るので、オリジナルでカヴァー録音しなおしたのだろう)
道を迷いつつもはるばる着いたぜさいたま市文化センター。会場の周りにはうわさには聞いていたが、バスに乗って大挙やってくるツアーの人たちのガイドさんが旗を空高く掲げている。入口から中に入ると、人の動線にそって両側にグッズ売り場。扇子、団扇、ハンカチ、タオル、もちろん、たくさんのCDとDVD。そして、驚くなかれ、なんとカセットテープも! 売ってるカセットを見たのはいったい何十年ぶりだろうか。中高年および中高年予備軍にはカセットだ。
観客層は男女比で3-7くらい。年齢層の中心は50代から60代、そして70代か。30代いや40代でもそのあたりにいれば、若くて異様に目立つ。
会場は超満員。紹介ビデオがスクリーンに映されてから本人登場。そして、イントロ、時候のあいさつ、マクラなしで、次々立て板に水でしゃべり続け、数秒ごとに爆笑を取る。
「あれから40年~~~」。
独特のイントネーションと声が会場に響くとそれだけで受ける。細かいネタが縦横無尽に出てくる。まるでネタのジェットコースターだ。中高年および予備軍をネタにしたものが毒舌を交えておもしろおかしく語られる。
「中高年女性は、きみまろライヴに来て女子トイレが長く並んでると、平気で男用に入ります」(爆笑)
「今、言おうとしたことを忘れる。今、言ったことを忘れる。そして、忘れたことを忘れる」(爆笑)
「あなたは出会った頃、私の目を見て言った」
そして、フックは「あれから40年~~~!」。そのたびに爆笑。
あっという間の1時間余。一人しゃべりでこれだけノンストップでしゃべるんだから、すごいすごい。途中、水も飲まなかったような気がする。
トーク・ライヴが終わると、グッズ売り場がまたまた大混雑。始まるときには買うかどうか迷ったが、帰り際にやはり車中で聞きながら帰ろうと思いCD購入へ。ところがCDもDVDも何種類もあって、しかも、ボックスセットまであるので、どれを買っていいのかわからなくなった。そこで、とりあえず売り場の人に聞いた。「どれが一番お勧めですか?」 売り子の人。「ぜ~~んぶ、お勧めです!」(笑) 結局、いろいろ相談して最新盤を買うことに。それがこれ。
■綾小路きみまろ・第4集~最新作・新譜みたいです
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003ZH340I/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
このセットリストというか演目リストがある。
1. ― 御挨拶 ― ようこそおいで下さいました。
2. 見た目よりお若い方ばかりです。
3. 政治が不安定、経済不安定、天気まで不安定。
4. 縁あってある日あなたは結ばれた!!その顔で。
5. 出会った頃は死ぬほど好きだった!!
6. 定年後の悲哀物語
7. どこがいいのか差し向かい40年
8. たまにはどっか連れて行ってよ!!
9. 二人で育てた子供も期待はずれ!!
10. お互いに病院通い
11. 患者様とお医者様
12. 再びお姫様抱っこ
CD内容はノンストップ・トーク、シームレス。トラックとトラックの間はとぎれない。便宜上トラックを切っているだけ。今聴いたようなネタが次々とでてくる。
CD買って、トイレに行くと、僕が入ろうとしたら、おばちゃんが出てきた。男子トイレから! きみまろが言ってたことは本当だった!
外にでると、バスで来てる団体さんのバスガイドさんが旗を立てて、集合を促している。旗の数10本ではきかない。
これだけ各地の会場が満席であちこちでやって、相当リピーターがいるのだろうか、とふと思った。わかった。みんな今日聞いた話、うち帰ったら忘れちゃうんだ。だから、また同じ話でも聞きに来られるわけだ。すごーい。きみまろライヴ、ライヴ終わったらみんな内容忘れます、だからまたやってきます。覚えてるのは、とにかく腹抱えて笑ったことだけ。「あれ、とにかく笑ったわよね。また行きましょ」とあいなる。中高年および予備軍ビジネス、その忘却力にかける。
バンドはいない、物販は売れる。平日昼間で満席になる。すごいすごい。これからは中高年および予備軍ビジネスだ。
今度は都心で見たいなあ…。
■動画 綾小路きみまろ 毒舌漫談ライブ! (金スマスペシャル) 2009年1月16日放送
http://youtu.be/9VPeazHOWuQ
■綾小路きみまろ・ウェッブ・サイト。(きっと中高年および予備軍は見ないと思う)
http://www.kimimaro.com/
(ちゃんとディスコグラフィーもあります)
■スーパーライブ第0集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002VU7LQ8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■出演
綾小路きみまろ
■セットリスト
show started 14:00
00.Video/Intro
01.ごあいさつ
02.いろいろ
show ended 15:16
(2012年9月26日(水)、さいたま市文化センター、綾小路きみまろライヴ)
ENT>TALK>LIVE>Ayanokouji, Kimimaro
2012-
○■ フランキー・リグリー『ソウル・ブレンズ』にゲスト~ 24日にブルース・アレイでライヴ
2012年10月14日 音楽○■ フランキー・リグリー『ソウル・ブレンズ』にゲスト~ 24日にブルース・アレイでライヴ
【Frankie LeGree Will Be On Soul Blends to Announce His 60th Birthday Live at Blues Alley】
ゲスト。
日本で活躍するR&B、ゴスペル・シンガー、フランキー・リグリーが自身名義初のライヴを来る2012年10月24日(水曜)、目黒のブルース・アレイで行う。ちょうどこの日還暦になるということで、還暦記念パーティーになる。この告知をするために、今日(10月14日)、インターFM『ソウル・ブレンズ』(関東地区76.1mhz午後1時~3時)でゲスト出演する。登場は14時から14時20分までくらい。
関東地区の方は、FMラジオのほか、パソコンを通じてラジコで聴けます。2012年10月14日(日)午後2時から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
(2012年10月15日午後12時半追記)↓
オンエア、期間限定でポッドキャストにアップ
http://soundcloud.com/soulblends001/soul-blends-radio-2012-10-14
(約26分、フランキーとジェームスが、ライヴについて話しています)
(追記ここまで)↑
マーヴィンがインタヴューします。
フランキーは、1952年10月24日ジョージア州アトランタ生まれ。幼い頃から教会でゴスペルを歌ってきた。フロリダ州ジャクソンヴィル、ニューヨークなどで活動をして日本にやってきた。現在は日本在住。ゴスペルや歌を教えている。
■ライヴ概要
ライヴは2012年10月24日(水曜)、目黒ブルース・アレイ。出演者がとにかく多い。(下記参照) この日はライヴを4パートにわけてさまざまなフランキーの顔を見せる。第一部がゴスペル、第二部がジャズ、第三部がスペシャル・ショー、そして第四部がR&Bだ。なんと第四部ではマイケル・ジャクソン・インパーソネーターのMJスピリットが登場する。
日時 2012年10月24日(木) 開場午後6時、開演ファースト・セット午後7時半、セカンド・セット9時00分頃、2セット入れ替えなし。
場所 目黒・ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381 (店頭)
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
料金 テーブル席(指定)5000円、立ち見4500円。当日券は500円アップ。(各税込み)ドリンク・フード・オーダーなどは別途。この他にテーブル席のシートチャージとして525円がかかります。飲食代などは当日精算。
【予約専用電話】
BLUES ALLEY JAPAN
電話:03-5740-6041(月~土/12:00~20:00)
ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/syousai.html?c_code=Schedule-20120722162625&status=ok&disp_date=201210&type=s#b
Frank LeGree
-The Ultimate Entertainer 60th Birthday Celebration ~フランキー還暦祝いライブ~ -
--Musical Journey-- All Directions <音楽紀行をお楽しみください>
【Gospel Section Member】
(Key)吉弘知鶴子 (Pf)グレッグ・ ハーディッジ (B)キース・ウィリアムソン (G)パット・プライヤー (Ds)ミカ (Vo)アージー・ファイン、ポーラ・ジョンソン、ニッキー・ジョンソン、クラウド・ウィリアムス、アル・マーティン、タイニース・ヒントン、黒澤まりさ、シャンドラ・レグリー、フランク・レグリー
【Jazz Section Member】
(Pf)飯島国子 (Key)岡崎崇 (B)高梨道夫 (Ds)ジェイ・スティックス (G)パット・プライヤー (Vo)モニーク・デヘイニー
★Special Guest (Vo/Pf)堀江眞美 (Vo)フランク・レグリー
【Special Show Section Member】
(Key)岡崎崇、キース・ヘインズ (B)キース・ウィリアムソン (G)パット・プライヤー (Ds)バート・アダムス (Vo)アージ・ファイン、ポーラ・ジョンソン、ニッキー・ジョンソン、タイニース・ヒントン
【R&B Section Member】
「Special Band キー ス・ヘインズ&ピックフォードクルー」 (Key)キース・ヘインズ、岡崎崇 (G)アル・マーティン (B)キース・ウィリアムソン (Ds))バート・アダムス (Vo)タヒラ・ウォーカー、アンソニー・ジョンソン、フランク・レグリー
★Special Guest MJスピリット (Dancer)ヴァーグ&東京ドリームガールズ
(MC)ジェームス・ノウッド&吉田もみじ
ANNOUNCEMENT>LIVE>LeGree, Frankie
RADIO>Soul Blends
【Frankie LeGree Will Be On Soul Blends to Announce His 60th Birthday Live at Blues Alley】
ゲスト。
日本で活躍するR&B、ゴスペル・シンガー、フランキー・リグリーが自身名義初のライヴを来る2012年10月24日(水曜)、目黒のブルース・アレイで行う。ちょうどこの日還暦になるということで、還暦記念パーティーになる。この告知をするために、今日(10月14日)、インターFM『ソウル・ブレンズ』(関東地区76.1mhz午後1時~3時)でゲスト出演する。登場は14時から14時20分までくらい。
関東地区の方は、FMラジオのほか、パソコンを通じてラジコで聴けます。2012年10月14日(日)午後2時から
http://radiko.jp/player/player.html#INT
(2012年10月15日午後12時半追記)↓
オンエア、期間限定でポッドキャストにアップ
http://soundcloud.com/soulblends001/soul-blends-radio-2012-10-14
(約26分、フランキーとジェームスが、ライヴについて話しています)
(追記ここまで)↑
マーヴィンがインタヴューします。
フランキーは、1952年10月24日ジョージア州アトランタ生まれ。幼い頃から教会でゴスペルを歌ってきた。フロリダ州ジャクソンヴィル、ニューヨークなどで活動をして日本にやってきた。現在は日本在住。ゴスペルや歌を教えている。
■ライヴ概要
ライヴは2012年10月24日(水曜)、目黒ブルース・アレイ。出演者がとにかく多い。(下記参照) この日はライヴを4パートにわけてさまざまなフランキーの顔を見せる。第一部がゴスペル、第二部がジャズ、第三部がスペシャル・ショー、そして第四部がR&Bだ。なんと第四部ではマイケル・ジャクソン・インパーソネーターのMJスピリットが登場する。
日時 2012年10月24日(木) 開場午後6時、開演ファースト・セット午後7時半、セカンド・セット9時00分頃、2セット入れ替えなし。
場所 目黒・ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381 (店頭)
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
料金 テーブル席(指定)5000円、立ち見4500円。当日券は500円アップ。(各税込み)ドリンク・フード・オーダーなどは別途。この他にテーブル席のシートチャージとして525円がかかります。飲食代などは当日精算。
【予約専用電話】
BLUES ALLEY JAPAN
電話:03-5740-6041(月~土/12:00~20:00)
ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/syousai.html?c_code=Schedule-20120722162625&status=ok&disp_date=201210&type=s#b
Frank LeGree
-The Ultimate Entertainer 60th Birthday Celebration ~フランキー還暦祝いライブ~ -
--Musical Journey-- All Directions <音楽紀行をお楽しみください>
【Gospel Section Member】
(Key)吉弘知鶴子 (Pf)グレッグ・ ハーディッジ (B)キース・ウィリアムソン (G)パット・プライヤー (Ds)ミカ (Vo)アージー・ファイン、ポーラ・ジョンソン、ニッキー・ジョンソン、クラウド・ウィリアムス、アル・マーティン、タイニース・ヒントン、黒澤まりさ、シャンドラ・レグリー、フランク・レグリー
【Jazz Section Member】
(Pf)飯島国子 (Key)岡崎崇 (B)高梨道夫 (Ds)ジェイ・スティックス (G)パット・プライヤー (Vo)モニーク・デヘイニー
★Special Guest (Vo/Pf)堀江眞美 (Vo)フランク・レグリー
【Special Show Section Member】
(Key)岡崎崇、キース・ヘインズ (B)キース・ウィリアムソン (G)パット・プライヤー (Ds)バート・アダムス (Vo)アージ・ファイン、ポーラ・ジョンソン、ニッキー・ジョンソン、タイニース・ヒントン
【R&B Section Member】
「Special Band キー ス・ヘインズ&ピックフォードクルー」 (Key)キース・ヘインズ、岡崎崇 (G)アル・マーティン (B)キース・ウィリアムソン (Ds))バート・アダムス (Vo)タヒラ・ウォーカー、アンソニー・ジョンソン、フランク・レグリー
★Special Guest MJスピリット (Dancer)ヴァーグ&東京ドリームガールズ
(MC)ジェームス・ノウッド&吉田もみじ
ANNOUNCEMENT>LIVE>LeGree, Frankie
RADIO>Soul Blends
◎ 「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」~全米トップ40の同窓会
2012年10月15日 音楽◎ 「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」~全米トップ40の同窓会
【American Top 40 Alumni Reunion】
同窓会。
かつてラジオ関東(=当時、現ラジオ日本)FENなどで放送されていた全米チャートをカウントダウンする番組『全米トップ40』の出演者が一堂に会し、当時の話題で盛り上がるというイヴェント「ヒッツ・フロム・コースと・トゥ・コースト~歌の贈りもの」の第二回が、2012年10月13日午後渋谷のシダックス・ホールで行なわれた。
会場に入るとかなり広い会場に洋楽ファンが多数集まっていた。まずはこの熱気と人数にびっくり。大体定員150人くらいでほぼ満員という感じらしい。今回は2度目で、前回(1回目)はもう少し小さい会場だったとのこと。
前回は矢口さんと湯川さんだけだったそうだが、今回は『全米トップ40』出演者が全員顔をそろえた。このメンバーが一堂に同時に集まるのは30年ぶり以上らしい。
全米トップ40時代の裏話や、クイズ、「アウトロ・クイズ」、私を変えた一曲、などいろいろコーナーもあって、楽しかった。特に洋楽関係のレコード会社の人たちも多く、久々に顔をあわせる人も多数いた。
裏話では、毎週土曜日当日に録音し、その夜放送していて、放送中にまだ3本目(3時間目)の編集が終わってなかったこともあったそうだ。それくらいタイトなスケジュールでやっていた。いろいろなコーナーができたが、坂井隆夫さんの「ジョークボックス」はまさに名物コーナーに。この日は、その当時のいくつかが披露された。
「私を変えた一曲」では事前に募集した一般リスナーのメッセージを本人が語り、それをかけるという趣向。そうそう、このときに最初の方がスリー・ディグリーズの「天使のささやき(When Will I See You Again)」(1974年のヒット。最高位は2位)を選んだところで、突如湯川先生からお呼びがかかり、スリー・ディグリーズについて一言おしゃべりした。特に何も用意していなかったのだが、その場で「過去1ヵ月にCDを1枚以上買った方」と尋ねると半分以上の方が挙手、「では10枚以上買った方」と重ねて聞くと、それでも3分の1、4分の1くらいかな、人が手をあげて、これだけCDが買われていれば、音楽業界も捨てたもんではないなどと思ってしまった。つまり、それくらい音楽好きの人たちが集まった会合ということだ。その次の方は、ヴァン・マッコイの「ハッスル」を選んでいた。
最近僕はおぼろげに普通の人が毎月1枚のCDを買うようにしましょう、そうすれば業界自体も上向きになるのでは、と思っている。たぶん40代から50代で4-5000万人いる人たちの半分から2割くらいの人が毎月CD1枚買うだけでだいぶ状況が変わるような気がしているのだが。
そして、慣例の音クイズでは、なんと「アウトロ・クイズ」。曲の最後の部分、アウトロを聴いて曲名・アーティスト名を当てるというもの。これがみんな当てる、当てる。意外とアウトロだとわからないものだが、みんな本当によく当てるのでびっくりした。最後の1曲だけ正解がでなかったが、他はすべて正解が出た。
ちょうど、入口で音楽ファンのHさんとばったり会ったので、一緒に見ることになったが、Hさんは当時聴いていた「アメリカン・トップ40」のチャートを実に綺麗な字で大学ノートに記しており、それを見せてもらった。僕も似たりよったりのことをやっていたが、こんなに綺麗な字ではなかった。「僕が字が一番綺麗だった頃です」とHさんは言った。彼は、このノートに湯川さんのサインをいただき、大喜び。
これがHさんのノート。1975年1月から毎週、綺麗に記録していた。
坂井さんとは20年ほど前、神戸キスFMのソウル番組でご一緒したことがあり、それ以来の再会で、覚えていただいて嬉しかった。
それにしても、みんな詳しい。そして、なにやら楽しい。マニアックぶりも楽しいが、そうでなくても、そんな話を誰かがしてるのを横できいてるだけでも楽しい。このイヴェント年1回定例にできるのではないでしょうか。いわば『全米トップ40』を軸とした「AT40同窓会」のような感じがした。ポップス同好会ならぬポップス同窓会、といったところですよね。
■関連記事 (追記10月16日午前0時半↓)
『アメリカン・トップ40』40周年
2010年07月04日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10580024450.html
全米トップ40のオリジナルは、2010年に40周年。日本版『全米トップ40』は1972年10月スタートで今年がちょうど40周年。
(追記ここまで↑)
■出演者
《メイン・ゲスト》
湯川れい子さん
《スペシャル・ゲスト》
坂井隆夫さん
山本さゆりさん
今泉圭姫子さん
矢口清治さん
司会 大高英慈
■セットリスト
show started 15:00
【1】今だから話そう!「全米トップ40」の裏側!
【2】発表!「私の人生を変えたこの1曲」!。
【3】恒例「(音)クイズ」
【4】抽選会でのプレゼント
【5】「交流タイム」
show ended around 17:30
(2012年10月13日土曜、渋谷シダックス・ホール、「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」(第二回)
ENT>EVENT>Hits From Coast To Coast, Vol.2
【American Top 40 Alumni Reunion】
同窓会。
かつてラジオ関東(=当時、現ラジオ日本)FENなどで放送されていた全米チャートをカウントダウンする番組『全米トップ40』の出演者が一堂に会し、当時の話題で盛り上がるというイヴェント「ヒッツ・フロム・コースと・トゥ・コースト~歌の贈りもの」の第二回が、2012年10月13日午後渋谷のシダックス・ホールで行なわれた。
会場に入るとかなり広い会場に洋楽ファンが多数集まっていた。まずはこの熱気と人数にびっくり。大体定員150人くらいでほぼ満員という感じらしい。今回は2度目で、前回(1回目)はもう少し小さい会場だったとのこと。
前回は矢口さんと湯川さんだけだったそうだが、今回は『全米トップ40』出演者が全員顔をそろえた。このメンバーが一堂に同時に集まるのは30年ぶり以上らしい。
全米トップ40時代の裏話や、クイズ、「アウトロ・クイズ」、私を変えた一曲、などいろいろコーナーもあって、楽しかった。特に洋楽関係のレコード会社の人たちも多く、久々に顔をあわせる人も多数いた。
裏話では、毎週土曜日当日に録音し、その夜放送していて、放送中にまだ3本目(3時間目)の編集が終わってなかったこともあったそうだ。それくらいタイトなスケジュールでやっていた。いろいろなコーナーができたが、坂井隆夫さんの「ジョークボックス」はまさに名物コーナーに。この日は、その当時のいくつかが披露された。
「私を変えた一曲」では事前に募集した一般リスナーのメッセージを本人が語り、それをかけるという趣向。そうそう、このときに最初の方がスリー・ディグリーズの「天使のささやき(When Will I See You Again)」(1974年のヒット。最高位は2位)を選んだところで、突如湯川先生からお呼びがかかり、スリー・ディグリーズについて一言おしゃべりした。特に何も用意していなかったのだが、その場で「過去1ヵ月にCDを1枚以上買った方」と尋ねると半分以上の方が挙手、「では10枚以上買った方」と重ねて聞くと、それでも3分の1、4分の1くらいかな、人が手をあげて、これだけCDが買われていれば、音楽業界も捨てたもんではないなどと思ってしまった。つまり、それくらい音楽好きの人たちが集まった会合ということだ。その次の方は、ヴァン・マッコイの「ハッスル」を選んでいた。
最近僕はおぼろげに普通の人が毎月1枚のCDを買うようにしましょう、そうすれば業界自体も上向きになるのでは、と思っている。たぶん40代から50代で4-5000万人いる人たちの半分から2割くらいの人が毎月CD1枚買うだけでだいぶ状況が変わるような気がしているのだが。
そして、慣例の音クイズでは、なんと「アウトロ・クイズ」。曲の最後の部分、アウトロを聴いて曲名・アーティスト名を当てるというもの。これがみんな当てる、当てる。意外とアウトロだとわからないものだが、みんな本当によく当てるのでびっくりした。最後の1曲だけ正解がでなかったが、他はすべて正解が出た。
ちょうど、入口で音楽ファンのHさんとばったり会ったので、一緒に見ることになったが、Hさんは当時聴いていた「アメリカン・トップ40」のチャートを実に綺麗な字で大学ノートに記しており、それを見せてもらった。僕も似たりよったりのことをやっていたが、こんなに綺麗な字ではなかった。「僕が字が一番綺麗だった頃です」とHさんは言った。彼は、このノートに湯川さんのサインをいただき、大喜び。
これがHさんのノート。1975年1月から毎週、綺麗に記録していた。
坂井さんとは20年ほど前、神戸キスFMのソウル番組でご一緒したことがあり、それ以来の再会で、覚えていただいて嬉しかった。
それにしても、みんな詳しい。そして、なにやら楽しい。マニアックぶりも楽しいが、そうでなくても、そんな話を誰かがしてるのを横できいてるだけでも楽しい。このイヴェント年1回定例にできるのではないでしょうか。いわば『全米トップ40』を軸とした「AT40同窓会」のような感じがした。ポップス同好会ならぬポップス同窓会、といったところですよね。
■関連記事 (追記10月16日午前0時半↓)
『アメリカン・トップ40』40周年
2010年07月04日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10580024450.html
全米トップ40のオリジナルは、2010年に40周年。日本版『全米トップ40』は1972年10月スタートで今年がちょうど40周年。
(追記ここまで↑)
■出演者
《メイン・ゲスト》
湯川れい子さん
《スペシャル・ゲスト》
坂井隆夫さん
山本さゆりさん
今泉圭姫子さん
矢口清治さん
司会 大高英慈
■セットリスト
show started 15:00
【1】今だから話そう!「全米トップ40」の裏側!
【2】発表!「私の人生を変えたこの1曲」!。
【3】恒例「(音)クイズ」
【4】抽選会でのプレゼント
【5】「交流タイム」
show ended around 17:30
(2012年10月13日土曜、渋谷シダックス・ホール、「ヒッツ・フロム・コースト・トゥ・コースト~歌の贈りもの」(第二回)
ENT>EVENT>Hits From Coast To Coast, Vol.2
○◇ ハーヴィー・フークワのソウル・サーチン~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー
【E Book Soul Searchin Vol.2 Now On Sale】
サーチン。
電子ブック「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」が9月末、各電子書籍店で発売開始となりました。
下記電子書籍店で購入できます。
また、この「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」について曲をききながら、解説する「ソウル・サーチン・レイディオ」(2012年10月14日放送分、約26分)を期間限定でポッドキャストにアップしました。その内容について興味をお持ちの方、ぜひおききください。
http://soundcloud.com/soul_searchin_9/soul-searchin-radio-2012-10-14
「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」
例:紀伊国屋書店の場合
紀伊国屋電子書籍店 →
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=EK-0062018&TYPE=EBOOK
初めての場合。このページでキノッピーという電子書籍を読むアプリをダウンロード。紀伊国屋会員に。メールアドレスで登録できます。
二度目以降。電子版購入をクリック→IDをいれる→Kinoppy かReader を選択→電子版を購入する(オレンジ色)(367円)をクリック→ダウンロードして読めます
各書店、どちらでもお買いいただけます。
■マーヴィン・ゲイ 『ホワッツ・ゴーイング・オン』(スーパーデラックス・ヴァージョン、6820円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YO0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『ホワッツ・ゴーイン・オン』(廉価版)863円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007FOMP/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■もっと詳しく知りたければ、本人が語り下ろしたディープな『マーヴィン・ゲイ物語』(デイヴィッド・リッツ著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
~~~~
電子ブック『ソウル・サーチン Vol.1 ~ミニー・リパートン物語』(2012年7月発売)
https://bookweb.kinokuniya.co.jp/cgi-bin/wshosea.cgi?USID=ca7a1cad2945MTk27&W-NIPS=EK-0054077&TYPE=EBOOK
EBOOK>Soul Searchin>Fuqua, Harvey
【E Book Soul Searchin Vol.2 Now On Sale】
サーチン。
電子ブック「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」が9月末、各電子書籍店で発売開始となりました。
下記電子書籍店で購入できます。
また、この「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」について曲をききながら、解説する「ソウル・サーチン・レイディオ」(2012年10月14日放送分、約26分)を期間限定でポッドキャストにアップしました。その内容について興味をお持ちの方、ぜひおききください。
http://soundcloud.com/soul_searchin_9/soul-searchin-radio-2012-10-14
「ソウル・サーチン Vol.2~ハーヴィー・フークワ物語~もうひとつのマーヴィン・ゲイ・ストーリー」
例:紀伊国屋書店の場合
紀伊国屋電子書籍店 →
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=EK-0062018&TYPE=EBOOK
初めての場合。このページでキノッピーという電子書籍を読むアプリをダウンロード。紀伊国屋会員に。メールアドレスで登録できます。
二度目以降。電子版購入をクリック→IDをいれる→Kinoppy かReader を選択→電子版を購入する(オレンジ色)(367円)をクリック→ダウンロードして読めます
各書店、どちらでもお買いいただけます。
■マーヴィン・ゲイ 『ホワッツ・ゴーイング・オン』(スーパーデラックス・ヴァージョン、6820円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YO0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『ホワッツ・ゴーイン・オン』(廉価版)863円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007FOMP/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■もっと詳しく知りたければ、本人が語り下ろしたディープな『マーヴィン・ゲイ物語』(デイヴィッド・リッツ著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
~~~~
電子ブック『ソウル・サーチン Vol.1 ~ミニー・リパートン物語』(2012年7月発売)
https://bookweb.kinokuniya.co.jp/cgi-bin/wshosea.cgi?USID=ca7a1cad2945MTk27&W-NIPS=EK-0054077&TYPE=EBOOK
EBOOK>Soul Searchin>Fuqua, Harvey
◎ジェームス・ギャドソン&沼澤尚・ドラム・レクチャー~神のドラミングを惜しげもなく披露
2012年10月17日 音楽◎ジェームス・ギャドソン&沼澤尚・ドラム・レクチャー~神のドラミングを惜しげもなく披露
【James Gadson & Numazawa Takashi Drum Clinic】
神。
ドラム・マガジン・フェスティヴァルというイヴェントで来日している伝説のファンク・ドラマー、ジェームス・ギャドソン。そのギャドソンが2012年10月13日土曜日、有明ディッファで行なわれた同イヴェントで、日本人ドラマーでギャドソンを師と仰ぐ沼澤尚と、2台のドラムスを向かい合わせ、いろいろな曲をやりつつ、そのドラミングに関してわかりやすく説明するというパフォーマンスを見せた。
この日は沼澤がギャドソンとの出会い、彼から学んだことなどを簡単に紹介してから、ギャドソンがプレイしてきたいくつかの曲を実際に本人にプレイしてもらい、解説してもらう、というひじょうにおもしろいパフォーマンスとなった。
プレイされた曲は次の通り。[ ]内にヒットさせたアーティスト名とその年。
■セットリスト
[ ] indicates original artist
Performance started 19:20
01.Use Me [Bill Withers - 1972]
02.Got To Be Real [Cheryl Lynn – 1978]
03.I Want You [Marvin Gaye – 1976]
04.I.G.Y (What A Beautiful World) [Donald Fagen – 1982]
05.You & Me [Rockie Robbins – 1980]
06.Love Land [Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band – 1970]
07.We’re Almost There [Michael Jackson – 1975]
08.Funky Broadway [Dyke & The Blazers – 1967]
09.We Got More Soul [Dyke & The Blazers – 1969]
10.World Keeps Going Around [Bill Withers – 1973]
11.(Jam session) with Takashi Numazawa, James Gadson, Nishi Ryota
12.(Blues song with vocal)
performance ended 2028
■メンバー
James Gadson (Drums)
Takashi Numazawa (Drums)
Ryota Nishi (keyboards)
Use Me このドラムスは超個性的
http://youtu.be/1ROGOHNSEBs
Dyke & The Blazers - We Got More Soul
http://youtu.be/NMCB6FFFTgY
Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band - Love Land
http://youtu.be/DjLc_gzzbZA
Donald Fagen - I.G.Y. (What a Beautiful World)
http://youtu.be/sogYgHlNnqo
Marvin Gaye - I Want You
http://youtu.be/qWwHN3V8cYU
これだけのワイド・ヴァラエティーに富んだ曲のドラムスを叩いているだけで、すごいのだが、たぶん、多くの人はこれらのドラムがすべて同じ人と聞くとびっくりすると思う。
そして、そのどれもが実に味わい深い音をしている。だからこそ、多くのドラマーから「神」と崇められるのだろう。一言で言えば実に重いヘヴィーなファットバックなドラミングだ。
そして、彼らのちょっとしたトーク・ネタはこんな感じ。
ジェームスは実に多くのレコードでドラムスを叩いているので自分でもよく覚えていない。ミラクルの川畑さんが作ったギャドソン曲ばかりを集めたCDを聞かされても、「これ、俺か?」と忘れていることも多数。
マーヴィン・ゲイの「アイ・ウォント・ユー」は元々レオン・ウェアが作っていたものを、マーヴィンが取ったものだった。(だから、レコーディング・セッションではレオンと一緒に作っていた)
ドナルド・フェイゲンには「とにかく5分叩いてくれ」と言われてただ叩いた。
ワッツ・ハンドレッド・サード・バンドはその後ダイク&ブレイザーズになる。その「ラヴ・ランド」と彼らの次のヒットとなる「エクスプレス・ユアセルフ」はほとんど同じリズムで作っている。(ここで実演)
当時のモータウンでのレコーディングは、自分たちがスタジオに入るときには誰の何という曲のセッションかもわからず、プロデューサーに言われてドラムを叩いた。だから、ラジオで聴いて初めてそのヒットを自分が叩いている、ということを知った。
重要なのは「ポケット」を知ること。(ここは説明が欲しかったが、時間の関係でパスになってしまった。ドラムスのここぞという大事なポイントをしっかり叩く、といったニュアンスだろうか。ちょっとうまく説明できない)
2012年10月17日午前1時追記↓↓↓
(本ブログをアップしたところ、さっそく下北沢のレコード店フラッシュディスク・ランチの椿さんからポケットについての解説をツイッターでいただきました。わかりやすいので、引用いたします)
椿正雄さんのツイート。
ポケットというのはリズムのニュアンスによって微妙に異なるアフターのスネアの入るタイミングの事だと思います。ずれると全体の締まりが悪くなります! フランキー・ビヴァリー&メイズのライヴ盤でもフランキーが「イン・ザ・ポケット・YO!」といってますよね! アンサンブルがLooseになりかかったのをフランキーがいち早く察知して牽制してるのだと思います。フィリップ・ウー(メイズのキーボード奏者、現在日本在住)はフランキーはリズム練習の鬼でその厳しさに関しては知られていないけどまるでジェームス・ブラウンの様だったと言っていました。
タワー・オブ・パワーで「In The Pocket」という曲もありますが同じ事だと思います!
以前播東和彦さんの六本木スワンプ・バンドでミーターズの曲(ピープル・セイ?)演ってるのを2回見たんですが2回目は明らかにベードラのシンコペに切れがあってカッコ良くなっていた。それを本人に聞いたら「練習した…」と…。軽く目眩を憶えるくらい感動しました。
引用追記ここまで↑↑↑
などなど、いろいろと実にわかりやすくおもしろかった。もちろん、会場には赤坂ミラクル、川畑さんも来ていて、途中沼澤とのやりとりなどもあった。
ギャドソンが妙な日本語、たとえば、「バッチリバッチリ」などと使うのがおもしろかった。
最後、ギャドソンは自身のDVDの即売会でサイン会。
さらにこの翌日(14日・日曜)夜、元住吉のパワーズ2というライヴハウスで、沼澤もメンバーのブルーズ・ザ・ブッチャー・590213というブルーズ・バンドと、ギャドソンがツイン・ドラムでセッションをするというライヴがあった。これが実に重いドラムスでかっこよかった。
このライヴについて、またギャドソンとのトークなどについては、明日以降。
■ジェームス・ギャドソン、今回来日でギャドソンを見られる最後のセッション。同じく10月18日(木)午後7時半から原宿ラドンナでギャドソンを囲むセッション
出演 James Gadson(King of Drummer・Drums) ・清水興(Bass) ・カズ南沢(vo/g) ・Jaye公山(vo) ・CHAKA(vo) ・エルトン永田(pf/key) ・Bob斉藤(sax) ・西山HANK史翁(g) ・Mac清水(per) 他多数
会場 原宿ラドンナ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-28-21 ハーモニー原宿 地下1階
電話 03-5775-6775
http://www.la-donna.jp/
開場 18時00分 開演 19時30分
料金 ¥4,000(別途ご飲食代)
+++
■ ジェイ公山さん、渋谷モリゲンで「焼肉のタレ・発売記念イヴェント」開催。
http://www.jayes-net.com/
2012年10月19日(金)
JAYE「焼肉用キングダレ」発売記念ライブat渋谷
日時:10月19日(金)21:00頃~
場所:渋谷道玄坂 Funky Chicken Bar もりげん
http://www.fc-morigen.com/
料金:投げ銭制
お問い合わせ:もりげん 03-5489-5053
■18日(木)ほぼ日でユーストリーム生中継
13日のセッションは映像が撮影され、そのサーヴィス映像がステージ前のスクリーンにも映されていた。沼澤がコラムを寄稿している「ほぼ日刊イトイ新聞」内のサイトで、この録画映像を流し、糸井重里氏の質問に答えるという番組をユーストリームで生中継する。(無料) 2012年10月18日(木曜)午後8時から。ほぼ日での沼澤尚のリズムワークショップ「グルーヴって、なんだ?」のコラムは4回連続で掲載されている。
http://www.1101.com/numazawa_groove/index.html
ユーストリームは、ほぼ日チャンネルになるようだ。アドレスはこちら↓
http://www.ustream.tv/channel/hobonichi-live
またほぼ日のツイッターでも案内されるはず
https://twitter.com/1101complus
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008O17O9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ギャドソン、デイヴィッドT、山岸潤史らが参加するバンド、バンド・オブ・プレジャーのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000B84OWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同スタジオ録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064QCK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(2012年10月13日土曜、有明ディッファ、ジェームス・ギャドソン&沼澤尚ライヴ)
ENT>LIVE>Gadson, James & Taka Numazawa
【James Gadson & Numazawa Takashi Drum Clinic】
神。
ドラム・マガジン・フェスティヴァルというイヴェントで来日している伝説のファンク・ドラマー、ジェームス・ギャドソン。そのギャドソンが2012年10月13日土曜日、有明ディッファで行なわれた同イヴェントで、日本人ドラマーでギャドソンを師と仰ぐ沼澤尚と、2台のドラムスを向かい合わせ、いろいろな曲をやりつつ、そのドラミングに関してわかりやすく説明するというパフォーマンスを見せた。
この日は沼澤がギャドソンとの出会い、彼から学んだことなどを簡単に紹介してから、ギャドソンがプレイしてきたいくつかの曲を実際に本人にプレイしてもらい、解説してもらう、というひじょうにおもしろいパフォーマンスとなった。
プレイされた曲は次の通り。[ ]内にヒットさせたアーティスト名とその年。
■セットリスト
[ ] indicates original artist
Performance started 19:20
01.Use Me [Bill Withers - 1972]
02.Got To Be Real [Cheryl Lynn – 1978]
03.I Want You [Marvin Gaye – 1976]
04.I.G.Y (What A Beautiful World) [Donald Fagen – 1982]
05.You & Me [Rockie Robbins – 1980]
06.Love Land [Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band – 1970]
07.We’re Almost There [Michael Jackson – 1975]
08.Funky Broadway [Dyke & The Blazers – 1967]
09.We Got More Soul [Dyke & The Blazers – 1969]
10.World Keeps Going Around [Bill Withers – 1973]
11.(Jam session) with Takashi Numazawa, James Gadson, Nishi Ryota
12.(Blues song with vocal)
performance ended 2028
■メンバー
James Gadson (Drums)
Takashi Numazawa (Drums)
Ryota Nishi (keyboards)
Use Me このドラムスは超個性的
http://youtu.be/1ROGOHNSEBs
Dyke & The Blazers - We Got More Soul
http://youtu.be/NMCB6FFFTgY
Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band - Love Land
http://youtu.be/DjLc_gzzbZA
Donald Fagen - I.G.Y. (What a Beautiful World)
http://youtu.be/sogYgHlNnqo
Marvin Gaye - I Want You
http://youtu.be/qWwHN3V8cYU
これだけのワイド・ヴァラエティーに富んだ曲のドラムスを叩いているだけで、すごいのだが、たぶん、多くの人はこれらのドラムがすべて同じ人と聞くとびっくりすると思う。
そして、そのどれもが実に味わい深い音をしている。だからこそ、多くのドラマーから「神」と崇められるのだろう。一言で言えば実に重いヘヴィーなファットバックなドラミングだ。
そして、彼らのちょっとしたトーク・ネタはこんな感じ。
ジェームスは実に多くのレコードでドラムスを叩いているので自分でもよく覚えていない。ミラクルの川畑さんが作ったギャドソン曲ばかりを集めたCDを聞かされても、「これ、俺か?」と忘れていることも多数。
マーヴィン・ゲイの「アイ・ウォント・ユー」は元々レオン・ウェアが作っていたものを、マーヴィンが取ったものだった。(だから、レコーディング・セッションではレオンと一緒に作っていた)
ドナルド・フェイゲンには「とにかく5分叩いてくれ」と言われてただ叩いた。
ワッツ・ハンドレッド・サード・バンドはその後ダイク&ブレイザーズになる。その「ラヴ・ランド」と彼らの次のヒットとなる「エクスプレス・ユアセルフ」はほとんど同じリズムで作っている。(ここで実演)
当時のモータウンでのレコーディングは、自分たちがスタジオに入るときには誰の何という曲のセッションかもわからず、プロデューサーに言われてドラムを叩いた。だから、ラジオで聴いて初めてそのヒットを自分が叩いている、ということを知った。
重要なのは「ポケット」を知ること。(ここは説明が欲しかったが、時間の関係でパスになってしまった。ドラムスのここぞという大事なポイントをしっかり叩く、といったニュアンスだろうか。ちょっとうまく説明できない)
2012年10月17日午前1時追記↓↓↓
(本ブログをアップしたところ、さっそく下北沢のレコード店フラッシュディスク・ランチの椿さんからポケットについての解説をツイッターでいただきました。わかりやすいので、引用いたします)
椿正雄さんのツイート。
ポケットというのはリズムのニュアンスによって微妙に異なるアフターのスネアの入るタイミングの事だと思います。ずれると全体の締まりが悪くなります! フランキー・ビヴァリー&メイズのライヴ盤でもフランキーが「イン・ザ・ポケット・YO!」といってますよね! アンサンブルがLooseになりかかったのをフランキーがいち早く察知して牽制してるのだと思います。フィリップ・ウー(メイズのキーボード奏者、現在日本在住)はフランキーはリズム練習の鬼でその厳しさに関しては知られていないけどまるでジェームス・ブラウンの様だったと言っていました。
タワー・オブ・パワーで「In The Pocket」という曲もありますが同じ事だと思います!
以前播東和彦さんの六本木スワンプ・バンドでミーターズの曲(ピープル・セイ?)演ってるのを2回見たんですが2回目は明らかにベードラのシンコペに切れがあってカッコ良くなっていた。それを本人に聞いたら「練習した…」と…。軽く目眩を憶えるくらい感動しました。
引用追記ここまで↑↑↑
などなど、いろいろと実にわかりやすくおもしろかった。もちろん、会場には赤坂ミラクル、川畑さんも来ていて、途中沼澤とのやりとりなどもあった。
ギャドソンが妙な日本語、たとえば、「バッチリバッチリ」などと使うのがおもしろかった。
最後、ギャドソンは自身のDVDの即売会でサイン会。
さらにこの翌日(14日・日曜)夜、元住吉のパワーズ2というライヴハウスで、沼澤もメンバーのブルーズ・ザ・ブッチャー・590213というブルーズ・バンドと、ギャドソンがツイン・ドラムでセッションをするというライヴがあった。これが実に重いドラムスでかっこよかった。
このライヴについて、またギャドソンとのトークなどについては、明日以降。
■ジェームス・ギャドソン、今回来日でギャドソンを見られる最後のセッション。同じく10月18日(木)午後7時半から原宿ラドンナでギャドソンを囲むセッション
出演 James Gadson(King of Drummer・Drums) ・清水興(Bass) ・カズ南沢(vo/g) ・Jaye公山(vo) ・CHAKA(vo) ・エルトン永田(pf/key) ・Bob斉藤(sax) ・西山HANK史翁(g) ・Mac清水(per) 他多数
会場 原宿ラドンナ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-28-21 ハーモニー原宿 地下1階
電話 03-5775-6775
http://www.la-donna.jp/
開場 18時00分 開演 19時30分
料金 ¥4,000(別途ご飲食代)
+++
■ ジェイ公山さん、渋谷モリゲンで「焼肉のタレ・発売記念イヴェント」開催。
http://www.jayes-net.com/
2012年10月19日(金)
JAYE「焼肉用キングダレ」発売記念ライブat渋谷
日時:10月19日(金)21:00頃~
場所:渋谷道玄坂 Funky Chicken Bar もりげん
http://www.fc-morigen.com/
料金:投げ銭制
お問い合わせ:もりげん 03-5489-5053
■18日(木)ほぼ日でユーストリーム生中継
13日のセッションは映像が撮影され、そのサーヴィス映像がステージ前のスクリーンにも映されていた。沼澤がコラムを寄稿している「ほぼ日刊イトイ新聞」内のサイトで、この録画映像を流し、糸井重里氏の質問に答えるという番組をユーストリームで生中継する。(無料) 2012年10月18日(木曜)午後8時から。ほぼ日での沼澤尚のリズムワークショップ「グルーヴって、なんだ?」のコラムは4回連続で掲載されている。
http://www.1101.com/numazawa_groove/index.html
ユーストリームは、ほぼ日チャンネルになるようだ。アドレスはこちら↓
http://www.ustream.tv/channel/hobonichi-live
またほぼ日のツイッターでも案内されるはず
https://twitter.com/1101complus
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008O17O9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ギャドソン、デイヴィッドT、山岸潤史らが参加するバンド、バンド・オブ・プレジャーのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000B84OWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同スタジオ録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064QCK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(2012年10月13日土曜、有明ディッファ、ジェームス・ギャドソン&沼澤尚ライヴ)
ENT>LIVE>Gadson, James & Taka Numazawa
☆マイケル・ジャクソン展~スカイツリー、今日からスタート、マイケル・ブッシュ来日
2012年10月18日 音楽☆マイケル・ジャクソン展~スカイツリー、今日からスタート、マイケル・ブッシュ来日
【The Collection Of Tompkins & Bush @ Skytree Begin】
開始。
アメリカ・ビヴァリーヒルズを本拠とするオークション会社、ジュリアンズ・オークションが所有するマイケル・ジャクソン関連の衣装などをオークションにかける前にまとめて展示するマイケル・ジャクソン展が東京・スカイツリーの特設会場ソラマチ・スペース634で今日(2012年10月18日)から始まる。その前日、プレス用発表が行なわれた。
今回は衣装・小物など100点以上を持ち込み、10月18日から31日までを「スリラー・ステージ」、11月1日から12日までを「バッド&デンジャラス・ステージ」として若干入れ替えて展示する。
オークション自体は、この展示が終わりロスに戻り2012年12月2日に行われる。これはインターネットを通じて、世界の誰でも参加できる。
その詳細はこちら
http://www.juliensauctions.com/
今回このデザイナーのマイケル・ブッシュが自身の本の出版もあるために来日。精力的にテレビなどの取材を受けていた。この本はマイケル・ブッシュ、デニス・トンプキンスがマイケル・ジャクソンと一緒に出そうと決めていたマイケルの衣装ブック。本のタイトルは『The King Of Style – Dressing Michael Jackson』(Written by Michael Bush,US$45.00-、Insight Editions)。彼らがてがけた衣装が綺麗なカラー写真で編集されている美しい写真集だ。日本にも持ってきているので、会場で販売される。45ドルなので4000円前後での販売になるようだ。
今回は会場で販売されるパンフレット製作でお手伝いした。今回の経緯やマイケル・ブッシュ、デニス・トンプキンスらについて書いているので、会場でぜひごらんになってください。またその文章は展示物のパネルにもなっている。
マイケルのドローイング(スケッチ)。こうした絵から実際の衣装が作られる
僕もマイケル・ブッシュとジュリアン・オークション社のCEOダーレン・ジュリアン、マーティン・ノーランに話しをきいた。
マイケル・ブッシュとマイケル・ジャクソンが初めて会ったのは1985年の6月20日、ブッシュの誕生日だったという。ブッシュとマイケル・ジャクソンは同じく1958年生まれ。ブッシュが先輩であるトンプソンと先に知り合っていた。トンプソンは今回聞いたところ昨年12月2日に誕生日を迎えてまもなくの68歳で亡くなったというから、1943年11月生まれ。眠るように特に病気もなく静かに亡くなったそうだ。老衰ということになるらしい。
ブッシュにマイケルの衣装を作るとき、マイケルが何を一番重要視していたか、と聞くと、間髪をいれず、「ダンスだ。踊り易いということを最重要視していた。それから見た目、ルックだ」と答えた。つまり、マイケル・ジャクソンは可能な限り踊り易いものを作ろうとしていたわけだ。二人でしばしば絵柄のデザインを紙に鉛筆などで書いてアイデアを練ったという。
「僕が紙に何か書き、マイケルが消して何か書き、僕がまた消して書き、彼が『ノーノーノー』と言いながらそれを消して書きなんてことを何度もやった」という。
気になるマイケル・ブッシュとデニス・トンプキンスの役割分担だが、大体デニスがデザインして衣装を実際に作り、マイケルはほとんどツアーについてマイケル・ジャクソンに着せたり、細かい調整をしたりするという。デニスは基本的にはいつもロスアンジェルスにいたようだ。
ノーランによれば、「スリラー」撮影時のいわゆる赤い「スリラー・ジャケット」のオリジナルは昨年のオークションで180万ドル(1ドル80円として1億4400万円)の値がついたという。
ノーランに、こうしてマイケルの多くの衣装がオークションされて世界に散り散りになってしまうが、博物館を作ってまとめて置くという選択肢やアイデアはないのか、と聞いた。すると少し考えて「博物館(ミュージアム)は、(作るのが)とても難しい。ただ博物館がこのオークションで買い集めることはできる。そうしてオークションで世界のあちこちに行くことによって、世界のあちこちに行ったときにマイケルの衣装に会えるということも言える。『モータウン25』での『ビリー・ジーン』の手袋は、昨年マカオのカジノのオウナーが買って展示している。そういう風にしてくれればいい」と答えた。
スリラー・ジャケット、裏にマイケルのサイン
ジャクソン・ファイヴ時代の衣装
囲み取材を受けるマイケル・ブッシュ
ノーランが個人的には一番好きだというオスカーにマドンナと一緒に出席したときのジャケット
ノーランに今回の展示会はマイケル・ジャクソン・エステートのアプルーヴがもらえたのか、と尋ねると、「彼らは(これを)知っている。マイケル(・ブッシュ)らは、マイケルと一緒に長く仕事をしていることを知っているので、了解している」とのこと。
マイケルは気前がいいので、けっこうすぐ人にいろいろなものをあげていたという。また、マイケルの私物をチャリティーなどにも気前よくあげていた。今回展示されている「スリラー・ジャケット」もマイケル・ブッシュの母のためにサイン入りのものをプレゼントしたという。
デイヴ・スペクターさんを始めかなり多くのテレビ取材が入っていたので今日(18日)の朝のワイドショーなどに出るかもしれない。
展示会は2012年11月12日まで。
(この項つづく予定)
「スムース・クリミナル」でおなじみの「アンチ・グラヴィティー」の仕掛け
ちょうど来日中の『スリラー・ライヴ』のメンバーが会場に
■イヴェント概要
公式サイト http://mjworld.jp/
タイトル:マイケル・ジャクソン展 A Collection of Tompkins and Bush: Michael Jackson
日時2012年10月18日(木)~11月12日(月)午前10時~21時(最終入場は20時まで)
会場: スカイツリー ソラマチ スペース634
東京都墨田区押上1丁目1
入場料(税込み)
前売り券(平日)大人1600円、高校生大学生800円、小中学生300円
プレミアグッズ付きチケット10000円(予定・詳細近日発表)
(土日祝)大人1800円、高校生大学生900円、小中学生400円
当日券(平日)大人1800円、高校生大学生900円、小中学生400円
(土日祝)大人2200円、高校生大学生1100円、小中学生500円
MICHAEL JACKSON>A Collection of Tompkins and Bush: Michael Jackson
【The Collection Of Tompkins & Bush @ Skytree Begin】
開始。
アメリカ・ビヴァリーヒルズを本拠とするオークション会社、ジュリアンズ・オークションが所有するマイケル・ジャクソン関連の衣装などをオークションにかける前にまとめて展示するマイケル・ジャクソン展が東京・スカイツリーの特設会場ソラマチ・スペース634で今日(2012年10月18日)から始まる。その前日、プレス用発表が行なわれた。
今回は衣装・小物など100点以上を持ち込み、10月18日から31日までを「スリラー・ステージ」、11月1日から12日までを「バッド&デンジャラス・ステージ」として若干入れ替えて展示する。
オークション自体は、この展示が終わりロスに戻り2012年12月2日に行われる。これはインターネットを通じて、世界の誰でも参加できる。
その詳細はこちら
http://www.juliensauctions.com/
今回このデザイナーのマイケル・ブッシュが自身の本の出版もあるために来日。精力的にテレビなどの取材を受けていた。この本はマイケル・ブッシュ、デニス・トンプキンスがマイケル・ジャクソンと一緒に出そうと決めていたマイケルの衣装ブック。本のタイトルは『The King Of Style – Dressing Michael Jackson』(Written by Michael Bush,US$45.00-、Insight Editions)。彼らがてがけた衣装が綺麗なカラー写真で編集されている美しい写真集だ。日本にも持ってきているので、会場で販売される。45ドルなので4000円前後での販売になるようだ。
今回は会場で販売されるパンフレット製作でお手伝いした。今回の経緯やマイケル・ブッシュ、デニス・トンプキンスらについて書いているので、会場でぜひごらんになってください。またその文章は展示物のパネルにもなっている。
マイケルのドローイング(スケッチ)。こうした絵から実際の衣装が作られる
僕もマイケル・ブッシュとジュリアン・オークション社のCEOダーレン・ジュリアン、マーティン・ノーランに話しをきいた。
マイケル・ブッシュとマイケル・ジャクソンが初めて会ったのは1985年の6月20日、ブッシュの誕生日だったという。ブッシュとマイケル・ジャクソンは同じく1958年生まれ。ブッシュが先輩であるトンプソンと先に知り合っていた。トンプソンは今回聞いたところ昨年12月2日に誕生日を迎えてまもなくの68歳で亡くなったというから、1943年11月生まれ。眠るように特に病気もなく静かに亡くなったそうだ。老衰ということになるらしい。
ブッシュにマイケルの衣装を作るとき、マイケルが何を一番重要視していたか、と聞くと、間髪をいれず、「ダンスだ。踊り易いということを最重要視していた。それから見た目、ルックだ」と答えた。つまり、マイケル・ジャクソンは可能な限り踊り易いものを作ろうとしていたわけだ。二人でしばしば絵柄のデザインを紙に鉛筆などで書いてアイデアを練ったという。
「僕が紙に何か書き、マイケルが消して何か書き、僕がまた消して書き、彼が『ノーノーノー』と言いながらそれを消して書きなんてことを何度もやった」という。
気になるマイケル・ブッシュとデニス・トンプキンスの役割分担だが、大体デニスがデザインして衣装を実際に作り、マイケルはほとんどツアーについてマイケル・ジャクソンに着せたり、細かい調整をしたりするという。デニスは基本的にはいつもロスアンジェルスにいたようだ。
ノーランによれば、「スリラー」撮影時のいわゆる赤い「スリラー・ジャケット」のオリジナルは昨年のオークションで180万ドル(1ドル80円として1億4400万円)の値がついたという。
ノーランに、こうしてマイケルの多くの衣装がオークションされて世界に散り散りになってしまうが、博物館を作ってまとめて置くという選択肢やアイデアはないのか、と聞いた。すると少し考えて「博物館(ミュージアム)は、(作るのが)とても難しい。ただ博物館がこのオークションで買い集めることはできる。そうしてオークションで世界のあちこちに行くことによって、世界のあちこちに行ったときにマイケルの衣装に会えるということも言える。『モータウン25』での『ビリー・ジーン』の手袋は、昨年マカオのカジノのオウナーが買って展示している。そういう風にしてくれればいい」と答えた。
スリラー・ジャケット、裏にマイケルのサイン
ジャクソン・ファイヴ時代の衣装
囲み取材を受けるマイケル・ブッシュ
ノーランが個人的には一番好きだというオスカーにマドンナと一緒に出席したときのジャケット
ノーランに今回の展示会はマイケル・ジャクソン・エステートのアプルーヴがもらえたのか、と尋ねると、「彼らは(これを)知っている。マイケル(・ブッシュ)らは、マイケルと一緒に長く仕事をしていることを知っているので、了解している」とのこと。
マイケルは気前がいいので、けっこうすぐ人にいろいろなものをあげていたという。また、マイケルの私物をチャリティーなどにも気前よくあげていた。今回展示されている「スリラー・ジャケット」もマイケル・ブッシュの母のためにサイン入りのものをプレゼントしたという。
デイヴ・スペクターさんを始めかなり多くのテレビ取材が入っていたので今日(18日)の朝のワイドショーなどに出るかもしれない。
展示会は2012年11月12日まで。
(この項つづく予定)
「スムース・クリミナル」でおなじみの「アンチ・グラヴィティー」の仕掛け
ちょうど来日中の『スリラー・ライヴ』のメンバーが会場に
■イヴェント概要
公式サイト http://mjworld.jp/
タイトル:マイケル・ジャクソン展 A Collection of Tompkins and Bush: Michael Jackson
日時2012年10月18日(木)~11月12日(月)午前10時~21時(最終入場は20時まで)
会場: スカイツリー ソラマチ スペース634
東京都墨田区押上1丁目1
入場料(税込み)
前売り券(平日)大人1600円、高校生大学生800円、小中学生300円
プレミアグッズ付きチケット10000円(予定・詳細近日発表)
(土日祝)大人1800円、高校生大学生900円、小中学生400円
当日券(平日)大人1800円、高校生大学生900円、小中学生400円
(土日祝)大人2200円、高校生大学生1100円、小中学生500円
MICHAEL JACKSON>A Collection of Tompkins and Bush: Michael Jackson
◎ジェームス・ギャドソン(パート2)~ブルーズは楽しんでやる
2012年10月19日 音楽◎ジェームス・ギャドソン(パート2)~ブルーズは楽しんでやる
【James Gadson: Enjoying to Play】
再会。
ギャドソンは3年前、川畑さんのイヴェントでのライヴを見て以来の再会。あのときも実に素晴らしいライヴを見せてくれたが、そのとき、小1時間時間をとっていただきインタヴューさせてもらった。その模様は、まだ発表できていないが、写真もフォトグラファーに撮ってもらい、これがかなりいい写真になっているのでご紹介。
写真1 インタヴューに答えるギャドソン
写真2 ドラミングの説明をするとき、身振り手振りで説明してくれる
(All Photos credit: By Shiori Kawasaki Photography)
写真3 ポーズを取ったギャドソン
インタヴューの起こしをやらなければならないが、近いうちにまとめたい。
さて、今回は、有明で沼澤さんとのセッション、日曜夜に元住吉のライヴハウスで沼澤さんがやっているブルーズ・バンドとツイン・ドラムで参加。同様に大阪をこなし、木曜日に東京のライヴハウスで、これはベースの清水興さんが中心となってのセッションが行なわれた。
元住吉のライヴハウスでファーストとセカンドの間にちょっとだけ話しをすることができた。
彼らとはリハーサルは? 「しないよ。みんな知ってる曲だし、ぜんぶわかる。こういうジャム・セッションはただ楽しむんだ」
木曜日のギグも? 「木曜のことはまだ詳しいことは聞いてない。たぶん、当日じゃないかな。なんでも大丈夫だよ」
一緒にやったブルーズ・ザ・ブッチャー・590213は、当然初めての顔合わせ。「彼らはいいよ。ブルーズ、わかってる。一緒にやってても何も問題ない。バッチリバッチリ。(これは日本語)」
ギャドソンは、よく「ばっちりばっちり」と言う。
このライヴは、完全にブルーズをやるセット。沼澤ドラムスとジェームスのドラムスがだぶって強烈なビートになった。
沼澤さんによると、とにかくこういう黒いのをやりたくてこのバンドを作り、今では年間100本くらい全国でライヴをやるという。このブルーズ・バンドが年間100本と聞いてびっくりした。
■メンバー
ブルース・ザ・ブッチャー590213 Blues The Butcher 590213
ジェームス・ギャドソン James Gadson
■セットリスト、2012年10月15日日曜、元住吉パワーズ2
01.My Back Scratcher
02.Blow Wind Blow
03.That’s Alright
04.Big Legged Woman
05.Everything’s Gonna Be Alright
06.Hoochie Coochie Man
07.Dust My Broom
08.Woke Up This Mornin’ (James on vocal)
09.Kansas City (James on vocal)
Second set
01.Washi Out (Instrumental)
02.Get Out Of My Life Woman
03.Down In Mississippi
04.Who’s Been Talkin’
05.One Way Out
06.Baby, What You Want Me To Do
07.Linda Lon (James on vocal)
08.Killin’ Flour (James on vocal)
(2012年10月14日日曜、元住吉パワーズ2、ブルーズ・ザ・ブッチャー・590213&ジェームス・ギャドソン・ライヴ)
+++++
(速報) ジェームス・ギャンドソン&フレンズ@原宿ラドンナ、セットリスト、2012年10月18日木曜
■メンバー
James Gadson(King of Drummer・ds) ・清水興(ds) ・カズ南沢(vo/g) ・Jaye公山(vo) ・CHAKA(vo) ・エルトン永田(pf/key) ・Bob斉藤(sax) ・西山HANK史翁(g) ・Mac清水(per)
・
■セットリスト
Setlist : James Gadson & Friends @ Ladonna, Harajuku, Tokyo Japan, October 18, 2012
[ ] denotes original, ( )=singers tonight
show started 19:42
01.If You Don’t Want My Love [Bobby Womack] (Kazu Minamisawa)
02.Kissing My Love [Bill Withers] (Kazu Minamisawa)
03.Ain’t No Sunshine [Bill Withers] (Kazu Minamisawa)
04.If I Ain’t Got You [Alicia Keys] (Hayashi Asuka)
05.I Want You [Marvin Gaye] (Jaye Kouyama)
06.A Change Is Gonna Come – including a riff of Cupid , It’s Alright [Sam Cooke] (Jaye Kouyama)
07.Magic Carpet Ride (James Original for Chaka) (Chaka)
08.Stormy Monday [Blues] (Chaka + Imamichi Tomotaka on guitar)
09.Taste Of Tokyo [Band Of Pleasure] (James Gadson)
10.Love Land [Watts 103rd Street Band] (James Gadson)
Enc. Wake Up This Morning (James Gadson)
Enc. Lean On Me [Bill Withers] (all)
Show ended 21:26
(2012年10月18日木曜、原宿ラドンナ、ジェームス・ギャドソン&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gadson, James & Friends
+++++
■ ジェイ公山さん、渋谷モリゲンで「焼肉のタレ・発売記念イヴェント」開催。
http://www.jayes-net.com/
2012年10月19日(金)
JAYE「焼肉用キングダレ」発売記念ライブat渋谷
日時:10月19日(金)21:00頃~
場所:渋谷道玄坂 Funky Chicken Bar もりげん
http://www.fc-morigen.com/
料金:投げ銭制
お問い合わせ:もりげん 03-5489-5053
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>LIVE>Blues The Butcher 590213 & James Gadson Live
2012-
【James Gadson: Enjoying to Play】
再会。
ギャドソンは3年前、川畑さんのイヴェントでのライヴを見て以来の再会。あのときも実に素晴らしいライヴを見せてくれたが、そのとき、小1時間時間をとっていただきインタヴューさせてもらった。その模様は、まだ発表できていないが、写真もフォトグラファーに撮ってもらい、これがかなりいい写真になっているのでご紹介。
写真1 インタヴューに答えるギャドソン
写真2 ドラミングの説明をするとき、身振り手振りで説明してくれる
(All Photos credit: By Shiori Kawasaki Photography)
写真3 ポーズを取ったギャドソン
インタヴューの起こしをやらなければならないが、近いうちにまとめたい。
さて、今回は、有明で沼澤さんとのセッション、日曜夜に元住吉のライヴハウスで沼澤さんがやっているブルーズ・バンドとツイン・ドラムで参加。同様に大阪をこなし、木曜日に東京のライヴハウスで、これはベースの清水興さんが中心となってのセッションが行なわれた。
元住吉のライヴハウスでファーストとセカンドの間にちょっとだけ話しをすることができた。
彼らとはリハーサルは? 「しないよ。みんな知ってる曲だし、ぜんぶわかる。こういうジャム・セッションはただ楽しむんだ」
木曜日のギグも? 「木曜のことはまだ詳しいことは聞いてない。たぶん、当日じゃないかな。なんでも大丈夫だよ」
一緒にやったブルーズ・ザ・ブッチャー・590213は、当然初めての顔合わせ。「彼らはいいよ。ブルーズ、わかってる。一緒にやってても何も問題ない。バッチリバッチリ。(これは日本語)」
ギャドソンは、よく「ばっちりばっちり」と言う。
このライヴは、完全にブルーズをやるセット。沼澤ドラムスとジェームスのドラムスがだぶって強烈なビートになった。
沼澤さんによると、とにかくこういう黒いのをやりたくてこのバンドを作り、今では年間100本くらい全国でライヴをやるという。このブルーズ・バンドが年間100本と聞いてびっくりした。
■メンバー
ブルース・ザ・ブッチャー590213 Blues The Butcher 590213
ジェームス・ギャドソン James Gadson
■セットリスト、2012年10月15日日曜、元住吉パワーズ2
01.My Back Scratcher
02.Blow Wind Blow
03.That’s Alright
04.Big Legged Woman
05.Everything’s Gonna Be Alright
06.Hoochie Coochie Man
07.Dust My Broom
08.Woke Up This Mornin’ (James on vocal)
09.Kansas City (James on vocal)
Second set
01.Washi Out (Instrumental)
02.Get Out Of My Life Woman
03.Down In Mississippi
04.Who’s Been Talkin’
05.One Way Out
06.Baby, What You Want Me To Do
07.Linda Lon (James on vocal)
08.Killin’ Flour (James on vocal)
(2012年10月14日日曜、元住吉パワーズ2、ブルーズ・ザ・ブッチャー・590213&ジェームス・ギャドソン・ライヴ)
+++++
(速報) ジェームス・ギャンドソン&フレンズ@原宿ラドンナ、セットリスト、2012年10月18日木曜
■メンバー
James Gadson(King of Drummer・ds) ・清水興(ds) ・カズ南沢(vo/g) ・Jaye公山(vo) ・CHAKA(vo) ・エルトン永田(pf/key) ・Bob斉藤(sax) ・西山HANK史翁(g) ・Mac清水(per)
・
■セットリスト
Setlist : James Gadson & Friends @ Ladonna, Harajuku, Tokyo Japan, October 18, 2012
[ ] denotes original, ( )=singers tonight
show started 19:42
01.If You Don’t Want My Love [Bobby Womack] (Kazu Minamisawa)
02.Kissing My Love [Bill Withers] (Kazu Minamisawa)
03.Ain’t No Sunshine [Bill Withers] (Kazu Minamisawa)
04.If I Ain’t Got You [Alicia Keys] (Hayashi Asuka)
05.I Want You [Marvin Gaye] (Jaye Kouyama)
06.A Change Is Gonna Come – including a riff of Cupid , It’s Alright [Sam Cooke] (Jaye Kouyama)
07.Magic Carpet Ride (James Original for Chaka) (Chaka)
08.Stormy Monday [Blues] (Chaka + Imamichi Tomotaka on guitar)
09.Taste Of Tokyo [Band Of Pleasure] (James Gadson)
10.Love Land [Watts 103rd Street Band] (James Gadson)
Enc. Wake Up This Morning (James Gadson)
Enc. Lean On Me [Bill Withers] (all)
Show ended 21:26
(2012年10月18日木曜、原宿ラドンナ、ジェームス・ギャドソン&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gadson, James & Friends
+++++
■ ジェイ公山さん、渋谷モリゲンで「焼肉のタレ・発売記念イヴェント」開催。
http://www.jayes-net.com/
2012年10月19日(金)
JAYE「焼肉用キングダレ」発売記念ライブat渋谷
日時:10月19日(金)21:00頃~
場所:渋谷道玄坂 Funky Chicken Bar もりげん
http://www.fc-morigen.com/
料金:投げ銭制
お問い合わせ:もりげん 03-5489-5053
■ジェームス・ギャドソン前回来日時関連記事
川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン
2009年05月19日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10263710899.html
ジョニー・ギター・ワトソン・トリビュート・ライヴ~ギャドソンのドラムスを満喫して
2009年05月20日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10264311948.html
■教則DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001B56JWG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>LIVE>Blues The Butcher 590213 & James Gadson Live
2012-
◎ プリンス・シカゴ・ライヴ・レポート(パート1)(初日)
2012年10月20日 音楽◎ プリンス・シカゴ・ライヴ・レポート(パート1)(初日)
【Prince Live In Chicago : Day One】
レポート。
精力的にツアーを行なっているプリンスのシカゴでのライヴ・レポートが届いた。本ブログでもおなじみのプリンス・マニア、別名プリンス・エヴァンジェリスト(伝道師)ことツナさんが去る9月24日から3日間、べったりプリンス・ライヴ鑑賞のプリンス三昧をしてきた。前回のヨーロッパ・ツアー・レポートに続いて、本編3本、アフター・パーティーもすべて参加した壮絶ライヴ体験入魂の報告を3パートにわたってご紹介しよう。
~~~
プリンス・シカゴ・ライヴ・レポート (初日) by TUNA (ツナ)
9月24日。
プリンスの『ウェルカム・2・(=地名、アメリカの場合アメリカ)』と題するツアーが始まったのは2010年12月から。以後、2011年はヨーロッパ、カナダ、2012年にオーストラリアでも開催した。そして今回はアメリカ中部の都市シカゴ。シカゴにおけるプリンス公演は8年振り、北米大陸では1年振りとなる。
しかし、今回も公演まで1ヶ月を切っての突然の発表で、いつもプリンス・ファンは振り回される。アメリカでは彼の公演は「スポラディックSporadic」(散発的な、突然ときどき起こる)などと形容される。オーロラのように予期せず突然出てくる様がスポラディックだ。今回は公演まで3週間ほど余裕があったので、休みを取って急遽参戦を決めた。
「ウェルカム・トゥ・シカゴ」告知詳細について→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20120909.html
個人的には2010年7月にフランスとベルギーで観て以来のプリンス・ライヴだ。また今回のシカゴでのショーからの収益は「リビルト・ザ・ドリーム(夢を再建しよう)」という経済問題を扱う非営利団体へ寄付されるという。
前回(2010年7月)参戦ライヴ・レポート→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100725.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100726.html
今回プリンス・ライヴが行なわれたイリノイ州シカゴは、私自身これまでに何度も足を運んだところ。会場となったユナイテッド・センターにもシカゴ・ブルズやブラックホークスの試合を観に数多く行った、いわば土地勘もある歩き慣れた街だ。
ユナイテッド・センターに最初に行ったのはまだマイケル・ジョーダンが現役で活躍していた当時で、現在では建物前にそのジョーダンの銅像があり観光名所となって記念撮影の列が絶えない。
プリンス公演前夜(9月23日)にはプリンスが最近かわいがっている新人女性シンガー、アンディー・アロ(Andy Allo)の新譜リスニング・パーティーとお披露目ライヴが近くの「ハウス・オブ・ブルーズ」であり観た。
そこで私は既に、2000年から2002年までミネアポリスにあるプリンスのスタジオ、ペイズリー・パークで開催された「プリンス・セレブレーション」のイヴェントで知り合ったプリンス・マニアの友人たちと再会していた。
4年振り、8年振り、10年振りにシカゴをはじめ、ミネアポリスやロスアンジェルス、ワシントン、ニューヨークから集まってきたプリンス・フォロワー仲間の笑顔を観られるのはいつでも嬉しいものだ。
初日。
2012年9月24日月曜、18時前。
この日開場時間(18時)よりも早く会場に着くと、入場を待つたくさんの客の中からいきなり「TUNA!」と大きな声をかけられた。前述のようにここ10年ほどで知り合ったプリンス・フォロワーたちだ。彼らとハグをし、写真を撮り合ったが、きっと周りからはこのアジア人は誰だと不思議な目で見られただろう。少し恥ずかしかった。
さらに、この顔と名前だけは知られているのか「ウェブで見たことあります」とか「ブートレグDVDで見ました!」などと言って握手を求められる始末。一層恥ずかしいが、自分が思っている以上に名前を知られていることに驚かされた。プリンスのマニアは、プリンスだけでなく、世界中のプリンス・マニアの動向も把握しているのかもしれない。
チケットの引き換えは17時からと記載されていたが18時を過ぎても一向に窓口は開かない。18時といえば開場時間なのにである。
シカゴは通称「ウィンディー・シティー(からっ風の街。風がひじょうに強いためそう呼ばれる)と言われる。そのためチケット引き換えを待っている間、陽が陰り体感温度はどんどん下がっていく。結局チケットを受け取ったのは18時過ぎ、開場は1時間遅れの19時になろうかという時間まで押していた。
まずエントランスでボディー・チェックと所持品チェック。所持品チェックはカバンの中まで見られ、まるで日本のコンサートのよう。カメラ、ビデオなどは撮影禁止だ。私はされなかったが、金属探知機でのチェックをされる人もいた。ペットボトルの持ち込みも禁止。こうしてチェックが終わりチケットのバーコードを読み取り、ゲートを通り抜けると先ず目に付いたのがグッズ売り場。
コンサート・パンフレットとアンディー・アロのパンフレット。黒地と白地の2種類のTシャツ。シンボル・マークのタンバリン。ポスター。ベレー帽などが売られていた。ここは超混みで買うのにかなり並ばなければならなかった。1階ロビーには数箇所グッズ売り場があり、初日は3階ロビーにも売り場があったが、最後の日はグッズが減ったためか、3階の売り場は閉鎖されていた。
24日のチケットは既に発売日には完売していたが、なんとか最前列の席を確保できた。はやる気持ちを抑えきれずに座席を確認しに会場内に入ると、自分の座席はシンボル・マークを模したステージのその左側。ピアノの真ん前だ。
今回のステージは2007年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウから使用されているあのシンボル・マークを模(かたど)ったもので、プリンスはその上を縦横無尽に歌い踊るので会場のどこからでも観易くなっている。
事前にニューヨークに行った友人からどこが観易いか、ウェブでもどのブロックからだとどうだという記述をチェックしていたので3日間で色んな場所のチケットを購入した。
開場が1時間近く遅れたので開演予定の20時になっても観客席は全然埋まらず、ロビーのほうが飲食しながら談笑している人たちでごった返していた。
1時間押し。
そして20時42分。ステージからスモークが焚かれて歓声が大きくなると、それを聞いたロビーの観客が急いで会場内に入ってきた。だがショーはまだ始まらない。
開演予定時刻より遅れること約1時間、21時05分、客電が落ち真っ暗になった瞬間、耳もつんざくもの凄い叫び声が会場内に響き渡った。その中からプリンス本人が現れるとそれはさらに悲鳴とも怒号とも言えるような爆声となり広いユナイテッド・センターを包み込んだ。2万人がみな大興奮している。
初日の衣装は、左右で白と黒で分かれていてジャケットの裾が右と左で長さが違う。タキシードのようなスーツのような仕立て。半分が黒で、これは燕尾があり、もう半分は白のスーツ風、燕尾なし。靴も片方は黒でもう片方は白。「あれ? これって『ミュージコロジー・ツアー(Musicology Tour)』のときに着ていた衣装ではないか!」と、思った瞬間「D.M.S.R.」からショーが始まった。そして、「ポップ・ライフ~ミュージコロジー」とまるで当時のツアーを思い出すような選曲流れで淡々と進んでいく。
1978年にワーナーからデビューして以来、プリンスはさまざまなバンドを作ってきたが、今回のバンドはその30年以上のプリンス・バンド歴の中でももっとも人数の多い最大のバンドである。詳細メンバーは下記メンバー・リストを参照していただくとして、総勢22名がステージに上る。なにより圧巻なのは、11名のホーン・プレイヤーたちだ。彼らはシンボル・マークの後方に二段になっている別のステージにいる。
12分にも及ばんとする「パープル・レイン」では、プリンスのギター・ソロはほんの12小節程度で残りをサックス・ソロに多くの時間を与えたほど。
その「パープル・レイン」ではギター・ソロのところでステージの上から白い幕が垂れてきて風に揺れ、下からは紫と金色の紙吹雪が撒き上げられる。そういえば、これも『ミュージコロジー・ツアー』のときと同じ演出だった。
途中、VIP席の観客をステージにあげるところでは、ジョージ・ロペス氏も一緒に踊っていた。彼は『ロペス・トゥナイト』という番組のホストで、プリンスは昨年のLA公演直前に出演している。
プリンスが出演したときの『ロペス・トゥナイト』レポート→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110423.html
ちなみに、私の数列後ろにはR&Bグループ、ルーツのクエスト・ラヴが観に来ていた。クエスト・ラヴは、当日、ひんぱんに曲目などを興奮気味にツイートしていた。
サンプラー。
彼がライヴで演奏する曲はアルバムとアレンジを変え、それも時代ごとに変化していくが、ここ数年はアレンジが同じままだ。そのため、曲を聴いていて終盤に差し掛かると次はどうなるかが読めてしまう。とはいっても、それは贅沢な悩みなのかもしれない。
下記セットリストの「サンプラー・セット」として何曲も曲名が書かれているが、これはピアノに座り曲を弾くだけでなくキーを押すとプログラミングされた曲のイントロが流れるような仕組みになっている。日によって、気分によって変わるようだ。
いろいろな曲を少しずつだけ次々にメドレーで聴かせプリンスは観客の反応をみる。プリンスのニヤリとする姿を目の前でやられるとプリンスのしてやったりという術中にはめられてしまったようだ。
今ではもう歌わなくなった「ナスティー・ガール」(ヴァニティー6)や「ダーリン・ニッキー」のイントロを流すと観客からの黄色い歓声があがる。
そうしてプリンスも観客もたっぷり楽しんで23時08分、照明が落ちショー本編は終了した。
アンコール。
暗くなった会場で拍手と歓声が続く。続く。しかし、なかなかミュージシャンたちはステージに戻ってこない。
執拗に「ウィ・ウォント・プリンス(We Want Prince)」と声にする者もいれば、半ばアンコールをあきらめ、ここまでのショーで満足して帰り始める者さまざまだ。
しかし、待てど暮らせどプリンスは全く出てくる気配はなく、本当に諦めて帰る人が増えて、私のすぐ後ろや反対側の3階席など殆ど人がいなくなってしまった。
そんな中、アンコールを期待させる照明が落ちてから30分以上経った23時40分、会場内の客席の電気がつき、本当に終わる雰囲気になると残っていた観客からなんとブーイングが起こった。これには正直驚いた。本編だけでも2時間はやったが、彼らはもっと望んでいたのだろう。
ここまでの本編を見て、私もプリンスが8年前と同じ衣装、ほぼ同じようなアレンジの楽曲によるセットリストでやってきて、まだまだ続くだろうと勝手に思っていた。まさに2004年から2012年まで8年間続いているライヴではないかと錯覚させられていたのだ。
この時点で淡い期待をしていた人たちも今度こそは本当に終わりだと思って帰り始め、友人達も「ハウス・オブ・ブルーズ」に向かうと言って帰ってしまった。
個人的には10年前の仙台公演で、多くの客が帰ったにもかかわらず、プリンスがギター一本持ってステージに戻ってきて「ラスト・ディッセンバー」を演奏したことを知っていたので最後の最後まで一縷(いちる)の望みを持って待っていた。
しかし、それでも客電も点き、さすがに戻ってきそうにないと考え、本当にもう帰ろうかとシートから立ち上がった瞬間、警備員から「座って待ってろ」と促された。訝しげに腰を下ろすとバンド・メンバーがついにステージに現れてきたのだ。そして、演奏が始まりまたすぐに立ち上がらざるを得なかった。
そのとき既に23時47分で結局39分も待たされたことになる。
ロビーまで出た観客も場内からの歓声を耳にして急いで戻ってくるが既に居ない客が多いので周りの顔ぶれはさっきとは全然違っていた。そして 「1999」と「リトル・レッド・コーヴェット」を演奏してアンコールも本当に終了した。しかも最後の最後はピアノのところで歌っていたので移動せずに残っていて正解であった。
すでに時計の針は深夜0時を回っていた。夕方の5時半にはここにやってきていたので、6時間以上いたことになる。
すっかりライヴを堪能してユナイテッド・センターを出ると風が冷たく寒く、駐車場に車は殆どなくなっていた。
アフター。
バスと徒歩で約30分かけてアフター・ショーが行なわれる「ハウス・オブ・ブルーズ」に向かうと既に会場は満員でフロアで自分の立ち位置を探すのさえ難しくなっていた。
ユナイテッド・センターの観客は約2万人弱、一方ここ「ハウス・オブ・ブルーズ」の収容人数は1000人程度。かなり熱心なプリンス・マニアしかこない。とは言うもののチケットの入手はユナイテッド・センターのそれよりもはるかに困難を極める。
実はこのアフター・ショーやることは告知されていたが、チケット発売は日本時間の9月22日(土)深夜2時。私は22日の深夜4時には自宅を出る予定だったので、パソコンを立ち上げて購入する時間がなかった。幸いなことにシカゴの友人が私の分まで買っておいてくれたので中に滑り込むことができた。ちなみに私が買ったのは50ドルの席、3日で150ドル。
会場はステージの前はスタンディング。両脇にはバー・カウンターがあり椅子も少しあるがこの日は全てリザーヴ席。
ヴィンヤード型で2階と3階にも客席がある。会場ではDJがプリンスやそのほかのアーティストの曲を流しているが既に酒に酔ってる客が何人もいる。
午前2時00分になって今回の司会のスーパーモデル、ダマリス・ルイス(Damaris Lewis)が出てきてそのまま待っててくれと少し説明。彼女は昨年放映された『ビハインド・ザ・シンボル』という番組でも司会をしていて今回はツアー・パンフレットにも写真が掲載され、本編のステージでもダンスを見せてくれた。
2時33分。プリンスがステージに顔を出して観客を期待させる。しかし、すぐにひっこむ。
2時47分には3階席に上がり手を振り煽ってる。だが、またもすぐにひっこむ。とにかくじらす。
波乱。
2時54分にダマリスが「NPG!NPG!」と煽り、観客とコール・アンド・レスポンスを繰り返す中、やっと、ついにステージの幕が開いた。しかし、そこにいたのはアンディー・アロだった。
これにはさすがに周りにいた、特に女性陣は中指を立ててブーイングを始めた。会場後ろの方もかなり騒然としていたが、誰もアンディーを観たくないということだろう。3時間近く待ったのだから、何がなんでもプリンスをもう一度みたいという思いが爆発したにちがいない。
酒の力もあって、周囲では激しい口論が聞こえて来たが、それがあまりにうるさいので、こちらもステージに集中するのが難しいほどだった。
アンディーのステージ最後の曲は、結局今回の旅行で一番よく聴くことになる「ピープル・プリーザー」。この曲ではサビを観客とコール・アンド・レスポンスするのだが、それさえ憚られるぐらい周りは騒然とした雰囲気だったが、ステージの彼女は笑顔で頑張っていた。
結局入場料50ドルの「アフター・ジャム」ではプリンスはステージに登場しないまま終わってしまった。
アンディーのライヴが終わり、観客の怒りが爆発し罵声が飛び交っていた中、暫くするとプリンスが釈明に出てきた。会場が4時にはクローズしなければならないのでライヴがもうできない、と説明した。だが納得した客は少なかった。
直ぐに写真だけでなく動画を撮り怒ってネットに投稿していた人も少なくないだろう。説明している間にも購入したチケットをプリンスに見せ、どうしてくれると食らいついている女性もいた。後ろから観ているとさすがにちょっと引いてしまう光景ではあった。
後日談だが、ゴネた何人かは3日目の本編の3階席チケットを手にしたそうだ。酒に酔って絡んでいた客は手荒く店員に店外に追い出されていたが私は無事に4時頃ホテルに戻ることができた。
夕方5時過ぎにホテルを出て、11時間のプリンスの旅、初日は波乱に満ちたスタートだった。
(つづく)
(文責・吉岡正晴)
-----------------------------------------------------
■セットリスト プリンス @ユナイテッド・センター、アメリカ・イリノイ州シカゴ、2012年9月24日(月)
Setlist : Prince, United Center, Chicago, Ill, USA, September 24, 2012
Show Started 21:05
01. D.M.S.R. (Incl. Thunderstorm Intro)
02. Pop Life (Incl. Scrapple From The Apple)
03. Musicology (Incl. Tighten Up Instr. - Mama Feelgood By Shelby J.)
04. D.M.S.R.
05. We’re A Winner (Shelby J. Lead Vocal)
06. I Never Loved A Man (The Way I Love You ) (Shelby J. Lead Vocal) [Aretha Franklin]
07. Satisfied
08. I Don’t Want Nobody To Give Me Nothing (Open Up The Door, I’ll Get It Myself) [James Brown]
09. Housequake (Incl. The Jam Bass Solo)
10. The Bird
11. Jungle Love
12.The Glamorous Life
13.Get On The Boat
14. Old Friends 4 Sale
15. Nothing Compares 2 U (Shelby J Co Lead Vocal)
16. Angel (Shelby J. Liv Warfield & Elisa Dease Lead Vocal)
17. Take Me With U
18. Raspberry Beret
19. Cream
20. Cool (Incl. Don’t Stop ’Til You Get Enough)
21. Purple Rain (With Damaris Lewis)
22. Kiss
23.Sampler Set : When Doves Cry - Nasty Girl (Instr.) - Sign ’O’ The Times - The Most Beautiful Girl In The World - Alphabet St. (Instr.) - Darling Nikki (Instr.) - Shockadelica (Instr.) - Hot Thing - A Love Bizarre - I Would Die 4 U - If I Was Your Girlfriend
24 (Encore) 1999
25. (Encore) Little Red Corvette
Show Ended 24:10
■Setlist: After Party
House Of Blues, Chicago
25th September 2012 (am)
Andy Allo Set
Show started 02:59
01. When Stars Collide
02. If I Was King
03. Love is A Losing Game
04. People Pleaser
Show ended 03:34
■メンバー
The Band at United Center
Prince : Whatever
Mike Scott : Guitar
Ida Nielsen : Bass, Vocal
John Blackwell : Drums
Cassandra O’ Neil : Keyboards, Vocal
Morris Hayes : Keyboards
Shelby J. : Vocal, Tamborine
Liv Warfield : Vocal, Tamborine
Elisa Dease : Vocal, Tamborine
Andy Allo : Guitar, Vocal
Damaris Lewis : Hostess, Dance
=NPG Orchestra (Horns)=
Sly 5thave (Sylvester Onyejiaka) (sax)
Roy Agee (trombone)
Nick Marchione (trumpet)
Marcus Anderson (sax)
Keith Anderson (sax)
BK Jackson (sax)
Phil Lassiter (trumpet)
Lynn Grissett (trumpet)
Adrian Crutchefield (sax)
Joey Rayfield (trombone)
Steve Reid (trumpet)
11+11=22
■■プリンスDJパーティー開催
ツナ氏主催でプリンスのDJパーティーがある。2012年11月2日(金)20時から渋谷のバー・フェイス(BAR FACE)。
PRINCE PARTY TOKYO!
出演DJ DJ TUNA, DJ Marron
日時 2012年11月2日(金)20時~4時(til dawn)
会場 バー・フェイス
住所 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町17-10 吉野ビル3F-A
電話050-1568-5306
料金 1500円2ドリンク付き
http://www.barface.net/
■ オリジナルアルバム5枚組
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007757GJ4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
(2012年9月24日月曜、シカゴ・ユナイテッド・センター、プリンス・ライヴ)
(2012年9月25日火曜、シカゴ・ハウス・オブ・ブルース、プリンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Prince
【Prince Live In Chicago : Day One】
レポート。
精力的にツアーを行なっているプリンスのシカゴでのライヴ・レポートが届いた。本ブログでもおなじみのプリンス・マニア、別名プリンス・エヴァンジェリスト(伝道師)ことツナさんが去る9月24日から3日間、べったりプリンス・ライヴ鑑賞のプリンス三昧をしてきた。前回のヨーロッパ・ツアー・レポートに続いて、本編3本、アフター・パーティーもすべて参加した壮絶ライヴ体験入魂の報告を3パートにわたってご紹介しよう。
~~~
プリンス・シカゴ・ライヴ・レポート (初日) by TUNA (ツナ)
9月24日。
プリンスの『ウェルカム・2・(=地名、アメリカの場合アメリカ)』と題するツアーが始まったのは2010年12月から。以後、2011年はヨーロッパ、カナダ、2012年にオーストラリアでも開催した。そして今回はアメリカ中部の都市シカゴ。シカゴにおけるプリンス公演は8年振り、北米大陸では1年振りとなる。
しかし、今回も公演まで1ヶ月を切っての突然の発表で、いつもプリンス・ファンは振り回される。アメリカでは彼の公演は「スポラディックSporadic」(散発的な、突然ときどき起こる)などと形容される。オーロラのように予期せず突然出てくる様がスポラディックだ。今回は公演まで3週間ほど余裕があったので、休みを取って急遽参戦を決めた。
「ウェルカム・トゥ・シカゴ」告知詳細について→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20120909.html
個人的には2010年7月にフランスとベルギーで観て以来のプリンス・ライヴだ。また今回のシカゴでのショーからの収益は「リビルト・ザ・ドリーム(夢を再建しよう)」という経済問題を扱う非営利団体へ寄付されるという。
前回(2010年7月)参戦ライヴ・レポート→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100725.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100726.html
今回プリンス・ライヴが行なわれたイリノイ州シカゴは、私自身これまでに何度も足を運んだところ。会場となったユナイテッド・センターにもシカゴ・ブルズやブラックホークスの試合を観に数多く行った、いわば土地勘もある歩き慣れた街だ。
ユナイテッド・センターに最初に行ったのはまだマイケル・ジョーダンが現役で活躍していた当時で、現在では建物前にそのジョーダンの銅像があり観光名所となって記念撮影の列が絶えない。
プリンス公演前夜(9月23日)にはプリンスが最近かわいがっている新人女性シンガー、アンディー・アロ(Andy Allo)の新譜リスニング・パーティーとお披露目ライヴが近くの「ハウス・オブ・ブルーズ」であり観た。
そこで私は既に、2000年から2002年までミネアポリスにあるプリンスのスタジオ、ペイズリー・パークで開催された「プリンス・セレブレーション」のイヴェントで知り合ったプリンス・マニアの友人たちと再会していた。
4年振り、8年振り、10年振りにシカゴをはじめ、ミネアポリスやロスアンジェルス、ワシントン、ニューヨークから集まってきたプリンス・フォロワー仲間の笑顔を観られるのはいつでも嬉しいものだ。
初日。
2012年9月24日月曜、18時前。
この日開場時間(18時)よりも早く会場に着くと、入場を待つたくさんの客の中からいきなり「TUNA!」と大きな声をかけられた。前述のようにここ10年ほどで知り合ったプリンス・フォロワーたちだ。彼らとハグをし、写真を撮り合ったが、きっと周りからはこのアジア人は誰だと不思議な目で見られただろう。少し恥ずかしかった。
さらに、この顔と名前だけは知られているのか「ウェブで見たことあります」とか「ブートレグDVDで見ました!」などと言って握手を求められる始末。一層恥ずかしいが、自分が思っている以上に名前を知られていることに驚かされた。プリンスのマニアは、プリンスだけでなく、世界中のプリンス・マニアの動向も把握しているのかもしれない。
チケットの引き換えは17時からと記載されていたが18時を過ぎても一向に窓口は開かない。18時といえば開場時間なのにである。
シカゴは通称「ウィンディー・シティー(からっ風の街。風がひじょうに強いためそう呼ばれる)と言われる。そのためチケット引き換えを待っている間、陽が陰り体感温度はどんどん下がっていく。結局チケットを受け取ったのは18時過ぎ、開場は1時間遅れの19時になろうかという時間まで押していた。
まずエントランスでボディー・チェックと所持品チェック。所持品チェックはカバンの中まで見られ、まるで日本のコンサートのよう。カメラ、ビデオなどは撮影禁止だ。私はされなかったが、金属探知機でのチェックをされる人もいた。ペットボトルの持ち込みも禁止。こうしてチェックが終わりチケットのバーコードを読み取り、ゲートを通り抜けると先ず目に付いたのがグッズ売り場。
コンサート・パンフレットとアンディー・アロのパンフレット。黒地と白地の2種類のTシャツ。シンボル・マークのタンバリン。ポスター。ベレー帽などが売られていた。ここは超混みで買うのにかなり並ばなければならなかった。1階ロビーには数箇所グッズ売り場があり、初日は3階ロビーにも売り場があったが、最後の日はグッズが減ったためか、3階の売り場は閉鎖されていた。
24日のチケットは既に発売日には完売していたが、なんとか最前列の席を確保できた。はやる気持ちを抑えきれずに座席を確認しに会場内に入ると、自分の座席はシンボル・マークを模したステージのその左側。ピアノの真ん前だ。
今回のステージは2007年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウから使用されているあのシンボル・マークを模(かたど)ったもので、プリンスはその上を縦横無尽に歌い踊るので会場のどこからでも観易くなっている。
事前にニューヨークに行った友人からどこが観易いか、ウェブでもどのブロックからだとどうだという記述をチェックしていたので3日間で色んな場所のチケットを購入した。
開場が1時間近く遅れたので開演予定の20時になっても観客席は全然埋まらず、ロビーのほうが飲食しながら談笑している人たちでごった返していた。
1時間押し。
そして20時42分。ステージからスモークが焚かれて歓声が大きくなると、それを聞いたロビーの観客が急いで会場内に入ってきた。だがショーはまだ始まらない。
開演予定時刻より遅れること約1時間、21時05分、客電が落ち真っ暗になった瞬間、耳もつんざくもの凄い叫び声が会場内に響き渡った。その中からプリンス本人が現れるとそれはさらに悲鳴とも怒号とも言えるような爆声となり広いユナイテッド・センターを包み込んだ。2万人がみな大興奮している。
初日の衣装は、左右で白と黒で分かれていてジャケットの裾が右と左で長さが違う。タキシードのようなスーツのような仕立て。半分が黒で、これは燕尾があり、もう半分は白のスーツ風、燕尾なし。靴も片方は黒でもう片方は白。「あれ? これって『ミュージコロジー・ツアー(Musicology Tour)』のときに着ていた衣装ではないか!」と、思った瞬間「D.M.S.R.」からショーが始まった。そして、「ポップ・ライフ~ミュージコロジー」とまるで当時のツアーを思い出すような選曲流れで淡々と進んでいく。
1978年にワーナーからデビューして以来、プリンスはさまざまなバンドを作ってきたが、今回のバンドはその30年以上のプリンス・バンド歴の中でももっとも人数の多い最大のバンドである。詳細メンバーは下記メンバー・リストを参照していただくとして、総勢22名がステージに上る。なにより圧巻なのは、11名のホーン・プレイヤーたちだ。彼らはシンボル・マークの後方に二段になっている別のステージにいる。
12分にも及ばんとする「パープル・レイン」では、プリンスのギター・ソロはほんの12小節程度で残りをサックス・ソロに多くの時間を与えたほど。
その「パープル・レイン」ではギター・ソロのところでステージの上から白い幕が垂れてきて風に揺れ、下からは紫と金色の紙吹雪が撒き上げられる。そういえば、これも『ミュージコロジー・ツアー』のときと同じ演出だった。
途中、VIP席の観客をステージにあげるところでは、ジョージ・ロペス氏も一緒に踊っていた。彼は『ロペス・トゥナイト』という番組のホストで、プリンスは昨年のLA公演直前に出演している。
プリンスが出演したときの『ロペス・トゥナイト』レポート→
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110423.html
ちなみに、私の数列後ろにはR&Bグループ、ルーツのクエスト・ラヴが観に来ていた。クエスト・ラヴは、当日、ひんぱんに曲目などを興奮気味にツイートしていた。
サンプラー。
彼がライヴで演奏する曲はアルバムとアレンジを変え、それも時代ごとに変化していくが、ここ数年はアレンジが同じままだ。そのため、曲を聴いていて終盤に差し掛かると次はどうなるかが読めてしまう。とはいっても、それは贅沢な悩みなのかもしれない。
下記セットリストの「サンプラー・セット」として何曲も曲名が書かれているが、これはピアノに座り曲を弾くだけでなくキーを押すとプログラミングされた曲のイントロが流れるような仕組みになっている。日によって、気分によって変わるようだ。
いろいろな曲を少しずつだけ次々にメドレーで聴かせプリンスは観客の反応をみる。プリンスのニヤリとする姿を目の前でやられるとプリンスのしてやったりという術中にはめられてしまったようだ。
今ではもう歌わなくなった「ナスティー・ガール」(ヴァニティー6)や「ダーリン・ニッキー」のイントロを流すと観客からの黄色い歓声があがる。
そうしてプリンスも観客もたっぷり楽しんで23時08分、照明が落ちショー本編は終了した。
アンコール。
暗くなった会場で拍手と歓声が続く。続く。しかし、なかなかミュージシャンたちはステージに戻ってこない。
執拗に「ウィ・ウォント・プリンス(We Want Prince)」と声にする者もいれば、半ばアンコールをあきらめ、ここまでのショーで満足して帰り始める者さまざまだ。
しかし、待てど暮らせどプリンスは全く出てくる気配はなく、本当に諦めて帰る人が増えて、私のすぐ後ろや反対側の3階席など殆ど人がいなくなってしまった。
そんな中、アンコールを期待させる照明が落ちてから30分以上経った23時40分、会場内の客席の電気がつき、本当に終わる雰囲気になると残っていた観客からなんとブーイングが起こった。これには正直驚いた。本編だけでも2時間はやったが、彼らはもっと望んでいたのだろう。
ここまでの本編を見て、私もプリンスが8年前と同じ衣装、ほぼ同じようなアレンジの楽曲によるセットリストでやってきて、まだまだ続くだろうと勝手に思っていた。まさに2004年から2012年まで8年間続いているライヴではないかと錯覚させられていたのだ。
この時点で淡い期待をしていた人たちも今度こそは本当に終わりだと思って帰り始め、友人達も「ハウス・オブ・ブルーズ」に向かうと言って帰ってしまった。
個人的には10年前の仙台公演で、多くの客が帰ったにもかかわらず、プリンスがギター一本持ってステージに戻ってきて「ラスト・ディッセンバー」を演奏したことを知っていたので最後の最後まで一縷(いちる)の望みを持って待っていた。
しかし、それでも客電も点き、さすがに戻ってきそうにないと考え、本当にもう帰ろうかとシートから立ち上がった瞬間、警備員から「座って待ってろ」と促された。訝しげに腰を下ろすとバンド・メンバーがついにステージに現れてきたのだ。そして、演奏が始まりまたすぐに立ち上がらざるを得なかった。
そのとき既に23時47分で結局39分も待たされたことになる。
ロビーまで出た観客も場内からの歓声を耳にして急いで戻ってくるが既に居ない客が多いので周りの顔ぶれはさっきとは全然違っていた。そして 「1999」と「リトル・レッド・コーヴェット」を演奏してアンコールも本当に終了した。しかも最後の最後はピアノのところで歌っていたので移動せずに残っていて正解であった。
すでに時計の針は深夜0時を回っていた。夕方の5時半にはここにやってきていたので、6時間以上いたことになる。
すっかりライヴを堪能してユナイテッド・センターを出ると風が冷たく寒く、駐車場に車は殆どなくなっていた。
アフター。
バスと徒歩で約30分かけてアフター・ショーが行なわれる「ハウス・オブ・ブルーズ」に向かうと既に会場は満員でフロアで自分の立ち位置を探すのさえ難しくなっていた。
ユナイテッド・センターの観客は約2万人弱、一方ここ「ハウス・オブ・ブルーズ」の収容人数は1000人程度。かなり熱心なプリンス・マニアしかこない。とは言うもののチケットの入手はユナイテッド・センターのそれよりもはるかに困難を極める。
実はこのアフター・ショーやることは告知されていたが、チケット発売は日本時間の9月22日(土)深夜2時。私は22日の深夜4時には自宅を出る予定だったので、パソコンを立ち上げて購入する時間がなかった。幸いなことにシカゴの友人が私の分まで買っておいてくれたので中に滑り込むことができた。ちなみに私が買ったのは50ドルの席、3日で150ドル。
会場はステージの前はスタンディング。両脇にはバー・カウンターがあり椅子も少しあるがこの日は全てリザーヴ席。
ヴィンヤード型で2階と3階にも客席がある。会場ではDJがプリンスやそのほかのアーティストの曲を流しているが既に酒に酔ってる客が何人もいる。
午前2時00分になって今回の司会のスーパーモデル、ダマリス・ルイス(Damaris Lewis)が出てきてそのまま待っててくれと少し説明。彼女は昨年放映された『ビハインド・ザ・シンボル』という番組でも司会をしていて今回はツアー・パンフレットにも写真が掲載され、本編のステージでもダンスを見せてくれた。
2時33分。プリンスがステージに顔を出して観客を期待させる。しかし、すぐにひっこむ。
2時47分には3階席に上がり手を振り煽ってる。だが、またもすぐにひっこむ。とにかくじらす。
波乱。
2時54分にダマリスが「NPG!NPG!」と煽り、観客とコール・アンド・レスポンスを繰り返す中、やっと、ついにステージの幕が開いた。しかし、そこにいたのはアンディー・アロだった。
これにはさすがに周りにいた、特に女性陣は中指を立ててブーイングを始めた。会場後ろの方もかなり騒然としていたが、誰もアンディーを観たくないということだろう。3時間近く待ったのだから、何がなんでもプリンスをもう一度みたいという思いが爆発したにちがいない。
酒の力もあって、周囲では激しい口論が聞こえて来たが、それがあまりにうるさいので、こちらもステージに集中するのが難しいほどだった。
アンディーのステージ最後の曲は、結局今回の旅行で一番よく聴くことになる「ピープル・プリーザー」。この曲ではサビを観客とコール・アンド・レスポンスするのだが、それさえ憚られるぐらい周りは騒然とした雰囲気だったが、ステージの彼女は笑顔で頑張っていた。
結局入場料50ドルの「アフター・ジャム」ではプリンスはステージに登場しないまま終わってしまった。
アンディーのライヴが終わり、観客の怒りが爆発し罵声が飛び交っていた中、暫くするとプリンスが釈明に出てきた。会場が4時にはクローズしなければならないのでライヴがもうできない、と説明した。だが納得した客は少なかった。
直ぐに写真だけでなく動画を撮り怒ってネットに投稿していた人も少なくないだろう。説明している間にも購入したチケットをプリンスに見せ、どうしてくれると食らいついている女性もいた。後ろから観ているとさすがにちょっと引いてしまう光景ではあった。
後日談だが、ゴネた何人かは3日目の本編の3階席チケットを手にしたそうだ。酒に酔って絡んでいた客は手荒く店員に店外に追い出されていたが私は無事に4時頃ホテルに戻ることができた。
夕方5時過ぎにホテルを出て、11時間のプリンスの旅、初日は波乱に満ちたスタートだった。
(つづく)
(文責・吉岡正晴)
-----------------------------------------------------
■セットリスト プリンス @ユナイテッド・センター、アメリカ・イリノイ州シカゴ、2012年9月24日(月)
Setlist : Prince, United Center, Chicago, Ill, USA, September 24, 2012
Show Started 21:05
01. D.M.S.R. (Incl. Thunderstorm Intro)
02. Pop Life (Incl. Scrapple From The Apple)
03. Musicology (Incl. Tighten Up Instr. - Mama Feelgood By Shelby J.)
04. D.M.S.R.
05. We’re A Winner (Shelby J. Lead Vocal)
06. I Never Loved A Man (The Way I Love You ) (Shelby J. Lead Vocal) [Aretha Franklin]
07. Satisfied
08. I Don’t Want Nobody To Give Me Nothing (Open Up The Door, I’ll Get It Myself) [James Brown]
09. Housequake (Incl. The Jam Bass Solo)
10. The Bird
11. Jungle Love
12.The Glamorous Life
13.Get On The Boat
14. Old Friends 4 Sale
15. Nothing Compares 2 U (Shelby J Co Lead Vocal)
16. Angel (Shelby J. Liv Warfield & Elisa Dease Lead Vocal)
17. Take Me With U
18. Raspberry Beret
19. Cream
20. Cool (Incl. Don’t Stop ’Til You Get Enough)
21. Purple Rain (With Damaris Lewis)
22. Kiss
23.Sampler Set : When Doves Cry - Nasty Girl (Instr.) - Sign ’O’ The Times - The Most Beautiful Girl In The World - Alphabet St. (Instr.) - Darling Nikki (Instr.) - Shockadelica (Instr.) - Hot Thing - A Love Bizarre - I Would Die 4 U - If I Was Your Girlfriend
24 (Encore) 1999
25. (Encore) Little Red Corvette
Show Ended 24:10
■Setlist: After Party
House Of Blues, Chicago
25th September 2012 (am)
Andy Allo Set
Show started 02:59
01. When Stars Collide
02. If I Was King
03. Love is A Losing Game
04. People Pleaser
Show ended 03:34
■メンバー
The Band at United Center
Prince : Whatever
Mike Scott : Guitar
Ida Nielsen : Bass, Vocal
John Blackwell : Drums
Cassandra O’ Neil : Keyboards, Vocal
Morris Hayes : Keyboards
Shelby J. : Vocal, Tamborine
Liv Warfield : Vocal, Tamborine
Elisa Dease : Vocal, Tamborine
Andy Allo : Guitar, Vocal
Damaris Lewis : Hostess, Dance
=NPG Orchestra (Horns)=
Sly 5thave (Sylvester Onyejiaka) (sax)
Roy Agee (trombone)
Nick Marchione (trumpet)
Marcus Anderson (sax)
Keith Anderson (sax)
BK Jackson (sax)
Phil Lassiter (trumpet)
Lynn Grissett (trumpet)
Adrian Crutchefield (sax)
Joey Rayfield (trombone)
Steve Reid (trumpet)
11+11=22
■■プリンスDJパーティー開催
ツナ氏主催でプリンスのDJパーティーがある。2012年11月2日(金)20時から渋谷のバー・フェイス(BAR FACE)。
PRINCE PARTY TOKYO!
出演DJ DJ TUNA, DJ Marron
日時 2012年11月2日(金)20時~4時(til dawn)
会場 バー・フェイス
住所 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町17-10 吉野ビル3F-A
電話050-1568-5306
料金 1500円2ドリンク付き
http://www.barface.net/
■ オリジナルアルバム5枚組
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007757GJ4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
(2012年9月24日月曜、シカゴ・ユナイテッド・センター、プリンス・ライヴ)
(2012年9月25日火曜、シカゴ・ハウス・オブ・ブルース、プリンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Prince
1 2