【ステイシー・オリコ・ショーケース・ライヴ〜新作からの作品を披露】
再認識。
いよいよ7月1日に迫ってきた『ソウル・サーチン・ザ・セッション』の準備で音楽ディレクターのケイリブ・ジェームスとけっこうな頻度で打ち合わせをしている。選曲が最終段階になってきて、彼と「これは、絶対みんな聴きたがってるよ」とか、「これは、デュオでアレンジした」とか、いろいろ。また資料のCDをバンドメンバーに渡すなど、庶務がけっこうある。そんなわけで、先日渋谷でケイリブに資料CDなどを渡したが、ちょうどその日は恵比寿ガーデンホールで、ステイシー・オリコのショーケースがあるので、その場で誘ったら一緒に行くことになった。
「どこでやるんだ?」とケイリブが恵比寿ガーデンプレイスを歩きながら尋ねる。「この先のガーデンホールだよ。来たことない?」 「ないなあ」 そして、かなり近づいて「ああ、ここか、何度もここでプレイしたよ。でも、いつも楽屋入口から入るから、こっちの正面玄関から入るのは初めてだ! なんという素晴らしい景色だ」 おおげさ。(笑) 中に入って会場に進むと、また「おお、こんなに綺麗なのか。(いつもステージから客席は真っ暗だかららしい) このホールは。外の景色もすばらしいじゃないか。マサハル、素晴らしい経験をさせてくれてありがとう」 おおげさagain。
会場に入ると椅子がしっかり並べられていて、前のほうにラジオ番組リスナー、読者など熱心なステイシー・ファンが。定刻をちょっとすぎ、司会者、東芝EMIの社長のごあいさつ、ビデオを見せ、ステイシーご本人登場。意外と小さい。司会者と質疑応答。これが約25分。けっこう、トークセッション、よかった。
そして、ギター2人とともにアコースティック・セットのライヴを開始。真中に前作からの大ヒット「モア・トゥ・ライフ」をはさみ、8月にリリースされる新作『ビューティフル・アウェイクニング』からの曲を中心に全5曲。
声がよく通って、なかなかメチュア(成熟)な感じ。デビューが早かったせいか子供っぽい印象があったが、今回のライヴを見て大人のシンガーになったという印象を強くもった。シングルになる「アイム・ノット・ミッシング・ユー」は最後に歌われたが、これはなかなかキャッチー。声自体が、かつてのティーンのシンガーの声から、大人の声になったような気がする。
ステイシー・オリコは、1986年3月3日アメリカ・シアトル生まれ。現在ちょうど20歳。14歳で『ジェヌュイン』でデビュー、17歳で『ステイシー・オリコ』、そして、約3年ぶりに新作『ビューティフル・アウェイクニング』となる。歌声を聴いていて、誰か白人のシンガー・ソングライターに似ているなあ、と感じていたのだが、その誰かが思い浮かばなかった。(あとで資料を見たら、好きなアーティストにアラニス・モリセットがあって、これだと思った)
幼少の頃は、教会でゴスペルに親しんだ。そして信心深い両親はエラ・フィッツジェラルなどのジャズを聴いていて、子供ながらにそうしたものを聴いていた。イタリア系アメリカンだが、ソウルフルな歌いまわしがあるのは、おそらくそのあたりに秘密があるのだろう。しかし、12歳からの数年間、「1日24時間おべっかばかり使う人たちに囲まれていると自分のことがわからなくなる」ということで、彼女は一度きっぱりと音楽の世界を離れる。約2年間の休養は本当に普通の世界に身を置き、当たり前の生活をしていた。時給7ドル50セントでウェイトレスのアルバイトもしたことがあるという。言ってみれば、この2年間は彼女にとってのソウル・サーチンの期間だったのだ。新作はそのソウル・サーチンの結晶ということになるのだろう。楽しみだ。
ローリン・ヒル、エラ・フィッツジェラルドが大好きだという彼女ははっきりと言う。「私はソウル・ミュージックをやりたいの」 ちょっと見直した。そして、今回学んだこと。ステイシーのスペルは、Stacy ではなく、Stacie ということと、オリコのスペルがOrico ではなく、Orrico
と r がふたつ入ってるということ。僕は彼女のスペルも覚えなおして、再認識した。
ケイリブも「いやあ、もっとティーンエイジャーのシンガーかと思ったら、意外に大人のシンガーで、しかも声が強くて驚いたよ」と印象を受けた様子だった。
しかし、思いついた。ニーヨも、変な前座いれないで、司会者と質疑応答30ー40分くらいやって、観客からも質問などを受けたりしたら、けっこう文句もでなかったのではなかろうか。(笑)
Setlist
show started 19.05
live performance started 19.35
1. Easy To Love You
2. Baby Girl
3. More To Life
4. So Simple
5. I’m Not Missing You
show ended 19.55
(2006年6月15日木曜、恵比寿ガーデンホール=ステイシー・オリコ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Orrico, Stacie
2006-122
再認識。
いよいよ7月1日に迫ってきた『ソウル・サーチン・ザ・セッション』の準備で音楽ディレクターのケイリブ・ジェームスとけっこうな頻度で打ち合わせをしている。選曲が最終段階になってきて、彼と「これは、絶対みんな聴きたがってるよ」とか、「これは、デュオでアレンジした」とか、いろいろ。また資料のCDをバンドメンバーに渡すなど、庶務がけっこうある。そんなわけで、先日渋谷でケイリブに資料CDなどを渡したが、ちょうどその日は恵比寿ガーデンホールで、ステイシー・オリコのショーケースがあるので、その場で誘ったら一緒に行くことになった。
「どこでやるんだ?」とケイリブが恵比寿ガーデンプレイスを歩きながら尋ねる。「この先のガーデンホールだよ。来たことない?」 「ないなあ」 そして、かなり近づいて「ああ、ここか、何度もここでプレイしたよ。でも、いつも楽屋入口から入るから、こっちの正面玄関から入るのは初めてだ! なんという素晴らしい景色だ」 おおげさ。(笑) 中に入って会場に進むと、また「おお、こんなに綺麗なのか。(いつもステージから客席は真っ暗だかららしい) このホールは。外の景色もすばらしいじゃないか。マサハル、素晴らしい経験をさせてくれてありがとう」 おおげさagain。
会場に入ると椅子がしっかり並べられていて、前のほうにラジオ番組リスナー、読者など熱心なステイシー・ファンが。定刻をちょっとすぎ、司会者、東芝EMIの社長のごあいさつ、ビデオを見せ、ステイシーご本人登場。意外と小さい。司会者と質疑応答。これが約25分。けっこう、トークセッション、よかった。
そして、ギター2人とともにアコースティック・セットのライヴを開始。真中に前作からの大ヒット「モア・トゥ・ライフ」をはさみ、8月にリリースされる新作『ビューティフル・アウェイクニング』からの曲を中心に全5曲。
声がよく通って、なかなかメチュア(成熟)な感じ。デビューが早かったせいか子供っぽい印象があったが、今回のライヴを見て大人のシンガーになったという印象を強くもった。シングルになる「アイム・ノット・ミッシング・ユー」は最後に歌われたが、これはなかなかキャッチー。声自体が、かつてのティーンのシンガーの声から、大人の声になったような気がする。
ステイシー・オリコは、1986年3月3日アメリカ・シアトル生まれ。現在ちょうど20歳。14歳で『ジェヌュイン』でデビュー、17歳で『ステイシー・オリコ』、そして、約3年ぶりに新作『ビューティフル・アウェイクニング』となる。歌声を聴いていて、誰か白人のシンガー・ソングライターに似ているなあ、と感じていたのだが、その誰かが思い浮かばなかった。(あとで資料を見たら、好きなアーティストにアラニス・モリセットがあって、これだと思った)
幼少の頃は、教会でゴスペルに親しんだ。そして信心深い両親はエラ・フィッツジェラルなどのジャズを聴いていて、子供ながらにそうしたものを聴いていた。イタリア系アメリカンだが、ソウルフルな歌いまわしがあるのは、おそらくそのあたりに秘密があるのだろう。しかし、12歳からの数年間、「1日24時間おべっかばかり使う人たちに囲まれていると自分のことがわからなくなる」ということで、彼女は一度きっぱりと音楽の世界を離れる。約2年間の休養は本当に普通の世界に身を置き、当たり前の生活をしていた。時給7ドル50セントでウェイトレスのアルバイトもしたことがあるという。言ってみれば、この2年間は彼女にとってのソウル・サーチンの期間だったのだ。新作はそのソウル・サーチンの結晶ということになるのだろう。楽しみだ。
ローリン・ヒル、エラ・フィッツジェラルドが大好きだという彼女ははっきりと言う。「私はソウル・ミュージックをやりたいの」 ちょっと見直した。そして、今回学んだこと。ステイシーのスペルは、Stacy ではなく、Stacie ということと、オリコのスペルがOrico ではなく、Orrico
と r がふたつ入ってるということ。僕は彼女のスペルも覚えなおして、再認識した。
ケイリブも「いやあ、もっとティーンエイジャーのシンガーかと思ったら、意外に大人のシンガーで、しかも声が強くて驚いたよ」と印象を受けた様子だった。
しかし、思いついた。ニーヨも、変な前座いれないで、司会者と質疑応答30ー40分くらいやって、観客からも質問などを受けたりしたら、けっこう文句もでなかったのではなかろうか。(笑)
Setlist
show started 19.05
live performance started 19.35
1. Easy To Love You
2. Baby Girl
3. More To Life
4. So Simple
5. I’m Not Missing You
show ended 19.55
(2006年6月15日木曜、恵比寿ガーデンホール=ステイシー・オリコ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Orrico, Stacie
2006-122
【トム&ルーサー・ライヴ〜超低音ヴォイス、超高音になるの巻】
七変化。
一度4月5日に公演が予定されていながらトムさん急病で延期になっていたトム&ルーサー2人会がついに2ヶ月余待って開催された。
「今日は世界中のデュエットの名曲の数々をご紹介します・・・」といったセリフで始まったデュエット特集。デュエットは、2人で歌う歌。そこで、自由奔放なブラザー・トムと、自由がもっとも苦手のルーサー・ナンバーワン・市村が心と魂を込めて、2人歌いを披露した。バックを務めるのはパーカッションのダイチさんとピアノの橋本さん。
いきなり、キンキキッズの曲を歌い「音程の確かな歌でお聞かせしました」といって爆笑を取る。さらに、2人がそれぞれ勝手に同時にしゃべったり。曲間のトークが相変わらずおもしろい。しかも、この日、トムさんは2日間のリアル・ブラッドのライヴとその打ち上げでおおはしゃぎし、なんと喋り声ががらがらに枯れていて、笑えた。しゃべり声は枯れ枯れだが、歌声はちゃんと大丈夫。しゃべる時に使う声帯と歌う時に使う声帯は微妙に違うのだ。
サイモン&ガーファンクルの曲を日本語にして歌う。トムさんがルーサーさんに語りかける。「次に歌う曲は、(アーティストは)好きなの?」 ルーサーさん「いや、別にそんなに好きじゃない・・・」。(笑) 「あ、好きじゃないんだ・・・。(少し落胆) ねえ、そういうのリハの時に言おうよ」 (笑)
一番受けたのが、「あずさ2号」と「カルメン」そして最後に「UFO」を合体させた作品。振り付けもおもしろいこの曲にタイトル命名させていただきます。「あずさカルメンUFO2号」!! かなりキーが高くて、あの超低音のルーサーさんがふんばって、眉間に皺(しわ)を寄せて高音で歌う。ルーサーさんの声、こんなに高くなるんだ。初めて超低音歌手の超高音歌いを聴いた。(笑) まさに声の七変化。
サム&デイヴの「ソウル・マン〜カム・オン・イン」では、観客の集中をピアノに振っておき、大地君のど派手なヴォイス・パーカッションで歌い、小節の隙間に一瞬ピアノが1音だけ音をチーンと出す。そのタイミングがめちゃおもしろい。(文字にするとつまらないか。すいません。表現力なくて) 要は、このライヴの楽しさ、面白さは、どう転んでも文字にできないので、現場に行くべし、ということですね。
トムさんルーサーさんの2人だとコメディーにもなれるし、シリアスにもなれるし、歌も聴かせられるということで、なんか何でもできそうな感じがした。例えば、デュエットなら、どちらかが女役をやって男女のデュオをやったり、あるいはどちらかがオカマ役をやったり、ルーサーさんにアフロのかつらを被ってもらう、なんてことも思いついた。シアトリカルな演出もミュージカル的な演出も、2人会は通常のライヴとは違うエンタテインメントを提供できそうだ。
ライヴ終了後、たまたま来ていたブラザー・ケイ・グラントさんらとともにちょっと楽屋へ。そこで、ケイさんとルーサーさんの超低音トークが始まって、最高に響いた。2人とも、ほんとに声が低い。そして、2人がそろって「いい声で変なことを言おう」と、魅惑のベースヴォイスでハモッて言ったのには感激してのけぞった。
Setlist
show started 19.07
00. Instrumental (Someday My Prince Will Come)
01. フラワー (キンキキッズ)
02. Sound Of Silence (Simon & Garfunkel)
03. El Condor Pasa (Simon & Garfunkel)
04. Won’t Be Long (バブルガム・ブラザース)
05. Beautiful People (バブルガム・ブラザース)
06. Soul Man (Sam & Dave)
07. Come On In (Sam & Dave)
08. 桜 (こぶくろ)
09. あずさ2号(カルメン、UFO)(狩人、ピンクレディー)
--. 「丸い緑の山手線〜(NHKオンエア可能ヴァージョン)」
10. 気持ちいい (「ポンキッキーズ」より)
11. 世界中の子供達が (「ポンキッキーズ」より)
12. みんな友達 (「ポンキッキーズ」より)
Enc. あずさ2号のイントロのみ
show ended 20.35
(2006年6月14日水曜、表参道ファブFAB=ブラザー・トム&ルーサー・ナンバーワン・市村・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Tom & Luther Number 1 Ichimura
2006-120
七変化。
一度4月5日に公演が予定されていながらトムさん急病で延期になっていたトム&ルーサー2人会がついに2ヶ月余待って開催された。
「今日は世界中のデュエットの名曲の数々をご紹介します・・・」といったセリフで始まったデュエット特集。デュエットは、2人で歌う歌。そこで、自由奔放なブラザー・トムと、自由がもっとも苦手のルーサー・ナンバーワン・市村が心と魂を込めて、2人歌いを披露した。バックを務めるのはパーカッションのダイチさんとピアノの橋本さん。
いきなり、キンキキッズの曲を歌い「音程の確かな歌でお聞かせしました」といって爆笑を取る。さらに、2人がそれぞれ勝手に同時にしゃべったり。曲間のトークが相変わらずおもしろい。しかも、この日、トムさんは2日間のリアル・ブラッドのライヴとその打ち上げでおおはしゃぎし、なんと喋り声ががらがらに枯れていて、笑えた。しゃべり声は枯れ枯れだが、歌声はちゃんと大丈夫。しゃべる時に使う声帯と歌う時に使う声帯は微妙に違うのだ。
サイモン&ガーファンクルの曲を日本語にして歌う。トムさんがルーサーさんに語りかける。「次に歌う曲は、(アーティストは)好きなの?」 ルーサーさん「いや、別にそんなに好きじゃない・・・」。(笑) 「あ、好きじゃないんだ・・・。(少し落胆) ねえ、そういうのリハの時に言おうよ」 (笑)
一番受けたのが、「あずさ2号」と「カルメン」そして最後に「UFO」を合体させた作品。振り付けもおもしろいこの曲にタイトル命名させていただきます。「あずさカルメンUFO2号」!! かなりキーが高くて、あの超低音のルーサーさんがふんばって、眉間に皺(しわ)を寄せて高音で歌う。ルーサーさんの声、こんなに高くなるんだ。初めて超低音歌手の超高音歌いを聴いた。(笑) まさに声の七変化。
サム&デイヴの「ソウル・マン〜カム・オン・イン」では、観客の集中をピアノに振っておき、大地君のど派手なヴォイス・パーカッションで歌い、小節の隙間に一瞬ピアノが1音だけ音をチーンと出す。そのタイミングがめちゃおもしろい。(文字にするとつまらないか。すいません。表現力なくて) 要は、このライヴの楽しさ、面白さは、どう転んでも文字にできないので、現場に行くべし、ということですね。
トムさんルーサーさんの2人だとコメディーにもなれるし、シリアスにもなれるし、歌も聴かせられるということで、なんか何でもできそうな感じがした。例えば、デュエットなら、どちらかが女役をやって男女のデュオをやったり、あるいはどちらかがオカマ役をやったり、ルーサーさんにアフロのかつらを被ってもらう、なんてことも思いついた。シアトリカルな演出もミュージカル的な演出も、2人会は通常のライヴとは違うエンタテインメントを提供できそうだ。
ライヴ終了後、たまたま来ていたブラザー・ケイ・グラントさんらとともにちょっと楽屋へ。そこで、ケイさんとルーサーさんの超低音トークが始まって、最高に響いた。2人とも、ほんとに声が低い。そして、2人がそろって「いい声で変なことを言おう」と、魅惑のベースヴォイスでハモッて言ったのには感激してのけぞった。
Setlist
show started 19.07
00. Instrumental (Someday My Prince Will Come)
01. フラワー (キンキキッズ)
02. Sound Of Silence (Simon & Garfunkel)
03. El Condor Pasa (Simon & Garfunkel)
04. Won’t Be Long (バブルガム・ブラザース)
05. Beautiful People (バブルガム・ブラザース)
06. Soul Man (Sam & Dave)
07. Come On In (Sam & Dave)
08. 桜 (こぶくろ)
09. あずさ2号(カルメン、UFO)(狩人、ピンクレディー)
--. 「丸い緑の山手線〜(NHKオンエア可能ヴァージョン)」
10. 気持ちいい (「ポンキッキーズ」より)
11. 世界中の子供達が (「ポンキッキーズ」より)
12. みんな友達 (「ポンキッキーズ」より)
Enc. あずさ2号のイントロのみ
show ended 20.35
(2006年6月14日水曜、表参道ファブFAB=ブラザー・トム&ルーサー・ナンバーワン・市村・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Tom & Luther Number 1 Ichimura
2006-120
【青木智仁氏逝去】
急死。
日本の音楽シーンでベーシストとして人気の高かった青木智仁(あおき・ともひと)氏が去る2006年6月12日、誕生日であるその日に自宅で倒れ、そのまま品川区の病院に運ばれ急性心不全で亡くなった。49歳になったばかりだった。
青木智仁氏は1957年6月12日神奈川県生まれ。ギターを14歳で始め、その後16歳でベースに転向。19歳の時に出たヤマハのコンテストでベストベーシスト賞を受賞。その後プロとして活動を始めた。多くのアーティストのバックをつけたり、スタジオミュージシャンとして活躍。中でも角松敏生(かどまつ・としき)の作品群では、レコーディングだけでなくツアーにも全面的に参加、その関係は現在まで続いていた。89年、ソロアルバム『ダブル・フェイス』を発表、2000年に『エクスペリエンス』を発表。93年から5年間は渡辺貞夫グループにも参加。現在はフォー・オブ・ア・カインド[本田雅人(Sax)・ 塩谷哲(P,Key)・沼澤尚(Ds)・青木智仁(Bass)]、ソースのメンバー、また本田雅人、近藤房之助 などのサポートもてがけていた。フォー・オブ・ア・カインドも2枚のアルバムをリリースしている。日本の音楽シーンにおけるベース奏者の第一人者だった。スケジュールもこの先、多数入っていた。
+++++
衝撃。
13日の午後あたりから、青木さん死去の噂が駆け巡っていたようだ。僕は、この前会ったばかりだし、違う青木さん、青木違いじゃないか、あるいは、ルーサー死去の時のようなガセネタではないかと思っていた。いただいた名刺の携帯に「まちがいですよね」などと電話でもしてみようか、と思ったほどだ。それほど、そんなことはあり得ないと思っていた。しかし、14日になっていくつかの朝刊にも記事が出て、事実だということが判明。愕然とした。まだ49歳になったばかりである。あまりの若さに言葉がでない。
まだ3ヶ月も経っていない。名前はそれこそ20年以上前から存じ上げていて、ベース奏者の第一人者だった青木さん。その青木さんとは、黒沢薫さんのソロライヴの打ち上げで、初めて名刺を交換させていただいた。3月23日のことだ。しかし、初めて会うという感じがしなかった。たぶんわからないが、好きな音楽(ソウルミュージック)が共通している、聴いてきた音楽が似ているなどという、それだけで親しみが湧いてきてしまうのだろう。そういうことはしばしばある。
その時に、青木さんが娘さんとともに、『ソウル・ブレンズ』を毎週聴いていると言われ、大変恐縮した。いろいろな音楽談義をさせていただいたが、その様子は当日の日記に書き記した。青木さんの観察によるソウルの東西の違いは、見事なものだと思う。
【ソロを見ることによってわかるグループの構成部品】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_03_24.html
ものすごく優しい方で、話易く、これを機にずっと仲良くしてください、という感じだった。
海外のアーティストの訃報記事も徐々に増えていて、実際書くのに辛いことも多々あるが、このような身近なところにいる方の訃報記事というのは、本当に書きたくない。だが、葬儀で故人の話をたくさんして、偲ぶように、書くことによって偲ぶことができるのであれば、それもいいのかな、とも勝手に思ってみたりする。
それほど親密ではなかった僕でさえショックを受けるのだから、一緒に音楽をやっていたバンド仲間のみなさん、グループのみなさん、親しく接しておられた方たちのお気持ちははかりしれない。
青木さん、ご冥福をお祈りします。天国でファンキーなベースを弾いて盛り上げてください。
ENT>OBITUARY>Aoki, Tomohito>June 12, 1957 - June 12, 2006 (49)
急死。
日本の音楽シーンでベーシストとして人気の高かった青木智仁(あおき・ともひと)氏が去る2006年6月12日、誕生日であるその日に自宅で倒れ、そのまま品川区の病院に運ばれ急性心不全で亡くなった。49歳になったばかりだった。
青木智仁氏は1957年6月12日神奈川県生まれ。ギターを14歳で始め、その後16歳でベースに転向。19歳の時に出たヤマハのコンテストでベストベーシスト賞を受賞。その後プロとして活動を始めた。多くのアーティストのバックをつけたり、スタジオミュージシャンとして活躍。中でも角松敏生(かどまつ・としき)の作品群では、レコーディングだけでなくツアーにも全面的に参加、その関係は現在まで続いていた。89年、ソロアルバム『ダブル・フェイス』を発表、2000年に『エクスペリエンス』を発表。93年から5年間は渡辺貞夫グループにも参加。現在はフォー・オブ・ア・カインド[本田雅人(Sax)・ 塩谷哲(P,Key)・沼澤尚(Ds)・青木智仁(Bass)]、ソースのメンバー、また本田雅人、近藤房之助 などのサポートもてがけていた。フォー・オブ・ア・カインドも2枚のアルバムをリリースしている。日本の音楽シーンにおけるベース奏者の第一人者だった。スケジュールもこの先、多数入っていた。
+++++
衝撃。
13日の午後あたりから、青木さん死去の噂が駆け巡っていたようだ。僕は、この前会ったばかりだし、違う青木さん、青木違いじゃないか、あるいは、ルーサー死去の時のようなガセネタではないかと思っていた。いただいた名刺の携帯に「まちがいですよね」などと電話でもしてみようか、と思ったほどだ。それほど、そんなことはあり得ないと思っていた。しかし、14日になっていくつかの朝刊にも記事が出て、事実だということが判明。愕然とした。まだ49歳になったばかりである。あまりの若さに言葉がでない。
まだ3ヶ月も経っていない。名前はそれこそ20年以上前から存じ上げていて、ベース奏者の第一人者だった青木さん。その青木さんとは、黒沢薫さんのソロライヴの打ち上げで、初めて名刺を交換させていただいた。3月23日のことだ。しかし、初めて会うという感じがしなかった。たぶんわからないが、好きな音楽(ソウルミュージック)が共通している、聴いてきた音楽が似ているなどという、それだけで親しみが湧いてきてしまうのだろう。そういうことはしばしばある。
その時に、青木さんが娘さんとともに、『ソウル・ブレンズ』を毎週聴いていると言われ、大変恐縮した。いろいろな音楽談義をさせていただいたが、その様子は当日の日記に書き記した。青木さんの観察によるソウルの東西の違いは、見事なものだと思う。
【ソロを見ることによってわかるグループの構成部品】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_03_24.html
ものすごく優しい方で、話易く、これを機にずっと仲良くしてください、という感じだった。
海外のアーティストの訃報記事も徐々に増えていて、実際書くのに辛いことも多々あるが、このような身近なところにいる方の訃報記事というのは、本当に書きたくない。だが、葬儀で故人の話をたくさんして、偲ぶように、書くことによって偲ぶことができるのであれば、それもいいのかな、とも勝手に思ってみたりする。
それほど親密ではなかった僕でさえショックを受けるのだから、一緒に音楽をやっていたバンド仲間のみなさん、グループのみなさん、親しく接しておられた方たちのお気持ちははかりしれない。
青木さん、ご冥福をお祈りします。天国でファンキーなベースを弾いて盛り上げてください。
ENT>OBITUARY>Aoki, Tomohito>June 12, 1957 - June 12, 2006 (49)
Stevie Wonder’s Mother Died
2006年6月14日【スティーヴィーの母、死去】
傷心。
シンガー、スティーヴィー・ワンダーの母親ルーラ・メイ・ハーダウェイが去る5月31日亡くなり、その葬儀が6月8日ロスアンジェルスの「ウェスト・エンジェルス・チャーチ・オブ・ゴッド」で行われ、スティーヴィーら多くの人たちが参列した。ルーラ・メイは76歳だった。 (自伝では1932年生まれとされているが、今回の報道はほとんが1930年生まれとなっているので、30年生まれが正しいものと思われる)
ルーラは1930年1月11日アラバマ州に小作人の子供として誕生。しかし、ルーラの幼少時はひじょうに悲惨で、貧困と飢えと暴力に苦しんだ。家から家、親戚のところをたらいまわしにされていた。その後、15歳の時に父親とインディアナ州に移り、学校は行かず工場で働き始めた。まもなく年配の男性カルヴィン・ジャドキンスと結婚。この男性はあまり働かず、ルーラに生活費を稼ぐために売春をするよう命じていたという。20歳になるまでに3人の息子を産んだ。その子供たちが、カルヴィン、ミルトン、スティーヴランドらで、スティーヴランドのフルネームは、スティーヴランド・モーリス・ジャドキンス・ハーダウェイ。世界的にはスティーヴィー・ワンダーとして知られる。ルーラは3番目の子供が盲目で生まれてきたのは、自分がしてきたこと(売春)への神様の罰だと考えるようになっていた、といわれる。そういう事情もあり、スティーヴィー本人は、名前にジャドキンス姓をつけたがらない、という。
ルーラ・ハーダウェイのことを描いた伝記『ブラインド・フェイス(邦題、盲目の信念)』(デニス・ラヴ&ステイシー・ブラウン著)が2002年11月に全米でリリースされ、2003年9月に日本語版も発売されている。
スティーヴィーは葬儀で「キープ・アワ・アライヴ」を歌った。彼のほか、ソウル・スティアラーズ、ヨランダ・アダムス、ジェームス・イングラム、テイク6などが歌を歌い、ママ・ルーラの旅立ちに華を添えた。また、モータウン創始者ベリー・ゴーディーもスピーチをし、さらに、スティーヴィーの兄弟(カルヴィン、ミルトン、リニー)もあいさつをした。
スティーヴィーはゴスペルアルバムのコンピレーションへの作品提供を語った、という。
また、母ルーラの友人、ジョージ・ニューベリーは「ダイアモンド・インザ・スカイ」という詩を読んだ。
スティーヴィーにとって、ここ数年は、弟、レイ・チャールズ、最初の妻シリータ、そして、今回は実の母の死去と、傷心の別れが続いている。そうしたことがゴスペルへ彼を向かわせる一端になっているかもしれない。
ルーラ・ハーダウェイは6人の子供、5人の兄弟、20人の孫、ひ孫によって、送られた。
+++++
OUR DIAMOND IN THE SKY
We speed through life fulfilling dreams
Of things we want to do,
And working for material things...
A house and a car, or two.
We take our trips and tour the world
And buy our diamond rings,
But we often forget to take time out
For the most important things.
When we need love or a helping hand,
Diamonds are never there,
It’s our families and the friends we made
Who love and show they care.
Lula cared for all of us
And it’s hard to say goodbye,
But forever she’ll shine her love on us...
She’s our Diamond in the Sky.
+++++
ENT>OBITUARY>Hardway, Lula Mae>Jan 11, 1930-May 31, 2006 (76)
傷心。
シンガー、スティーヴィー・ワンダーの母親ルーラ・メイ・ハーダウェイが去る5月31日亡くなり、その葬儀が6月8日ロスアンジェルスの「ウェスト・エンジェルス・チャーチ・オブ・ゴッド」で行われ、スティーヴィーら多くの人たちが参列した。ルーラ・メイは76歳だった。 (自伝では1932年生まれとされているが、今回の報道はほとんが1930年生まれとなっているので、30年生まれが正しいものと思われる)
ルーラは1930年1月11日アラバマ州に小作人の子供として誕生。しかし、ルーラの幼少時はひじょうに悲惨で、貧困と飢えと暴力に苦しんだ。家から家、親戚のところをたらいまわしにされていた。その後、15歳の時に父親とインディアナ州に移り、学校は行かず工場で働き始めた。まもなく年配の男性カルヴィン・ジャドキンスと結婚。この男性はあまり働かず、ルーラに生活費を稼ぐために売春をするよう命じていたという。20歳になるまでに3人の息子を産んだ。その子供たちが、カルヴィン、ミルトン、スティーヴランドらで、スティーヴランドのフルネームは、スティーヴランド・モーリス・ジャドキンス・ハーダウェイ。世界的にはスティーヴィー・ワンダーとして知られる。ルーラは3番目の子供が盲目で生まれてきたのは、自分がしてきたこと(売春)への神様の罰だと考えるようになっていた、といわれる。そういう事情もあり、スティーヴィー本人は、名前にジャドキンス姓をつけたがらない、という。
ルーラ・ハーダウェイのことを描いた伝記『ブラインド・フェイス(邦題、盲目の信念)』(デニス・ラヴ&ステイシー・ブラウン著)が2002年11月に全米でリリースされ、2003年9月に日本語版も発売されている。
スティーヴィーは葬儀で「キープ・アワ・アライヴ」を歌った。彼のほか、ソウル・スティアラーズ、ヨランダ・アダムス、ジェームス・イングラム、テイク6などが歌を歌い、ママ・ルーラの旅立ちに華を添えた。また、モータウン創始者ベリー・ゴーディーもスピーチをし、さらに、スティーヴィーの兄弟(カルヴィン、ミルトン、リニー)もあいさつをした。
スティーヴィーはゴスペルアルバムのコンピレーションへの作品提供を語った、という。
また、母ルーラの友人、ジョージ・ニューベリーは「ダイアモンド・インザ・スカイ」という詩を読んだ。
スティーヴィーにとって、ここ数年は、弟、レイ・チャールズ、最初の妻シリータ、そして、今回は実の母の死去と、傷心の別れが続いている。そうしたことがゴスペルへ彼を向かわせる一端になっているかもしれない。
ルーラ・ハーダウェイは6人の子供、5人の兄弟、20人の孫、ひ孫によって、送られた。
+++++
OUR DIAMOND IN THE SKY
We speed through life fulfilling dreams
Of things we want to do,
And working for material things...
A house and a car, or two.
We take our trips and tour the world
And buy our diamond rings,
But we often forget to take time out
For the most important things.
When we need love or a helping hand,
Diamonds are never there,
It’s our families and the friends we made
Who love and show they care.
Lula cared for all of us
And it’s hard to say goodbye,
But forever she’ll shine her love on us...
She’s our Diamond in the Sky.
+++++
ENT>OBITUARY>Hardway, Lula Mae>Jan 11, 1930-May 31, 2006 (76)
【ジョー・サンプル最新作は、ランディー・クロフォードとともに】
共演。
クルセイダーズのキーボード、ピアノ奏者であり、またソロ・ピアニストとしても多数の作品を発表しているジョー・サンプルが、『ソング・リヴズ・オン』(1999年)、『ピーカン・トゥリー』(2002年)、『ソウル・シャドウズ』(2004年)に続く新作『フィーリング・グッド』を2006年7月19日日本先行で発売する。
このアルバムは、全14曲、ランディー・クロフォードのヴォーカルをフィーチャーしたもの。ランディーは、1979年、クルセイダーズが初めてヴォーカルをフィーチャーした作品を録音したアルバム『ストリート・ライフ』の時のフィーチャード・シンガー。言ってみれば、クルセイダーズにとっての記念すべきヴォーカル第一号である。そのランディーと27年ぶりの再会となる共演となった。また、過去50年にわたるジョー・サンプル作品、クルセイダーズ作品の中で、収録曲全曲がヴォーカルとなっている作品は初めて。あらゆる点で話題であり、また完成したアルバムの内容も実に素晴らしいものになっている。
ジャズ・クルセイダーズから「ジャズ」が取れて、単なるクルセイダーズとなり、そのジャズ・ファンク・バンドが、初めてヴォーカルをいれた作品をリリースしたところ、未曾有の大ヒットに。その「ストリート・ライフ」によって脚光を浴びたランディーは、自らソロ・シンガーとして多数の傑作アルバムをだすことになった。
また、ジョー・サンプルもこのところ、『ソング・・・』『ピーカン・・・』と大々的にヴォーカリストを起用。歌物への傾注が顕著だった。そこに昨年、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでジョーたちとランディーの共演があり、それが大変な評判を集めたことから、本格的なアルバム制作につながった。
今回のアルバムのプロデュースは、トミー・リピューマ。多くのジャズ、フュージョン作品をてがけてきた超ヴェテラン。また、バックをつけるのが、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、クリスチャン・マクブライド(ベース)、レイ・パーカー(ギター)、ヒュー・マクラッケン(ギター)など超一流のミュージシャンたちばかり。
集めた曲もスタンダードソングで、かなり耳なじみのある作品でまとめられた。ジョー・サンプルが作り上げたアルバムとして、最高傑作と呼ばれることになるだろう。今年のジャズ・フュージョン界、また、ヴォーカル・アルバムの中でも最大級の話題になることまちがいない。
個人的にもここ1ヶ月ほど、繰り返し何度も聴いて、超ヘヴィー・ローテーションになっていた作品だ。これまでのジョーの作品を気に入っている方ならまちがいなく気に入っていただける作品になっている。
■ジャケットなど。
http://www.videoartsmusic.com/ap/?mod=m02&act=a02&iid=874
Product Number : VACM-1283
Release : 2006.07.19
Genre : Jazz/Fusion
Media : CD
Price : 2,940 (Tax Inc.)
ジョー・サンプル
JOE SAMPLE and RANDY CRAWFORD
フィーリング・グッド
Feeling Good
01 フィーリング・グッド
02 エンド・オブ・ザ・ライン
03 バット・ビューティフル
04 リオ・デ・ジャネイロ・ブルー
05 ラヴタウン
06 シー・ライン・ウーマン
07 テル・ミー・モア・アンド・モア・アンド・ゼン・サム
08 噂の男
09 ホエン・アイ・ニード・ユー
10 セイヴ・ユア・ラヴ・フォー・ミー
11 ラスト・ナイト・アット・ダンス・ランド
12 オール・ナイト・ロング
13 ザ・レイト・レイト・ショー
14 ミスター・アグリー
+++++
ENT>MUSIC>ALBUM>Sample, Joe & Crawford, Randy
共演。
クルセイダーズのキーボード、ピアノ奏者であり、またソロ・ピアニストとしても多数の作品を発表しているジョー・サンプルが、『ソング・リヴズ・オン』(1999年)、『ピーカン・トゥリー』(2002年)、『ソウル・シャドウズ』(2004年)に続く新作『フィーリング・グッド』を2006年7月19日日本先行で発売する。
このアルバムは、全14曲、ランディー・クロフォードのヴォーカルをフィーチャーしたもの。ランディーは、1979年、クルセイダーズが初めてヴォーカルをフィーチャーした作品を録音したアルバム『ストリート・ライフ』の時のフィーチャード・シンガー。言ってみれば、クルセイダーズにとっての記念すべきヴォーカル第一号である。そのランディーと27年ぶりの再会となる共演となった。また、過去50年にわたるジョー・サンプル作品、クルセイダーズ作品の中で、収録曲全曲がヴォーカルとなっている作品は初めて。あらゆる点で話題であり、また完成したアルバムの内容も実に素晴らしいものになっている。
ジャズ・クルセイダーズから「ジャズ」が取れて、単なるクルセイダーズとなり、そのジャズ・ファンク・バンドが、初めてヴォーカルをいれた作品をリリースしたところ、未曾有の大ヒットに。その「ストリート・ライフ」によって脚光を浴びたランディーは、自らソロ・シンガーとして多数の傑作アルバムをだすことになった。
また、ジョー・サンプルもこのところ、『ソング・・・』『ピーカン・・・』と大々的にヴォーカリストを起用。歌物への傾注が顕著だった。そこに昨年、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでジョーたちとランディーの共演があり、それが大変な評判を集めたことから、本格的なアルバム制作につながった。
今回のアルバムのプロデュースは、トミー・リピューマ。多くのジャズ、フュージョン作品をてがけてきた超ヴェテラン。また、バックをつけるのが、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、クリスチャン・マクブライド(ベース)、レイ・パーカー(ギター)、ヒュー・マクラッケン(ギター)など超一流のミュージシャンたちばかり。
集めた曲もスタンダードソングで、かなり耳なじみのある作品でまとめられた。ジョー・サンプルが作り上げたアルバムとして、最高傑作と呼ばれることになるだろう。今年のジャズ・フュージョン界、また、ヴォーカル・アルバムの中でも最大級の話題になることまちがいない。
個人的にもここ1ヶ月ほど、繰り返し何度も聴いて、超ヘヴィー・ローテーションになっていた作品だ。これまでのジョーの作品を気に入っている方ならまちがいなく気に入っていただける作品になっている。
■ジャケットなど。
http://www.videoartsmusic.com/ap/?mod=m02&act=a02&iid=874
Product Number : VACM-1283
Release : 2006.07.19
Genre : Jazz/Fusion
Media : CD
Price : 2,940 (Tax Inc.)
ジョー・サンプル
JOE SAMPLE and RANDY CRAWFORD
フィーリング・グッド
Feeling Good
01 フィーリング・グッド
02 エンド・オブ・ザ・ライン
03 バット・ビューティフル
04 リオ・デ・ジャネイロ・ブルー
05 ラヴタウン
06 シー・ライン・ウーマン
07 テル・ミー・モア・アンド・モア・アンド・ゼン・サム
08 噂の男
09 ホエン・アイ・ニード・ユー
10 セイヴ・ユア・ラヴ・フォー・ミー
11 ラスト・ナイト・アット・ダンス・ランド
12 オール・ナイト・ロング
13 ザ・レイト・レイト・ショー
14 ミスター・アグリー
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ENT>MUSIC>ALBUM>Sample, Joe & Crawford, Randy
(ライヴをこれからご覧になる方はあなたのリスクにおいてお読みください)
【ルーサー氏、声優マニアぶりを発揮】
声優マニア。
昨日(11日・日曜)は、しっとりと雨が降っていた。そこで、『ソウル・ブレンズ』の「ソウル・サーチン」のコーナーは、ちょうどこの日ライヴを行うリアル・ブラッドの「シルクの雨」をかけて、ライヴ告知をした。
リアル・ブラッドの3月以来久々のライヴ。その後、トム&ルーサーの二人会が予定されていたものの、トムさんの急病で延期になっていたのでブラザー・トム・カンバック第1弾。その二人会も水曜日(14日)に行われる。
トムさん、かなり痩せました。しかし、筋肉がついた感じ。医者に痩せろと言われ、筋肉トレーニングなんかもしたそう。そして意外なほど、声はしっかりでていました。ライヴステージに立つのが、久々だけに本当に楽しそう。
そしてトークの調子も絶好調。「アイジーン(Eyezeen)」の後のトークで、「では、『リアル・シングス』・・・。あ、もうやったか。(笑) ・・・(中略) このファブ(ライヴ会場)についての曲を書いて・・・」といったあたりで、隣のシルキーさん、きょとんとする。本来であると、自分の「シルクの雨」がの予定だったのが、とばされそうになったのだ。(笑) (下記セットリストで4曲目が終わった後のトーク部分) 歌の部分は入念なリハをやっているが、これらのトーク部分はまったくぶっつけ本番。トムさんのその時ののりで、さまざまなトークネタがふられる。
そして、シルキー藤野さんの迫力満点のファルセットを大フィーチャーした「シルクの雨」。毎度毎度、このファルセット、本当にすごい。
ライヴ後、またまたルーサーさん、岡さんらと近くで軽く食事をしながら歓談。シルキーさんの声の話から、声優さんの話になった。さすが、ルーサーさん、声優仕事をこなすこともあり、その世界に明るい。
「携帯の留守電の女性の声、あれって誰がやってるんですかねえ」とふると、ルーサーさん「あれは、俳協の人だと思いますよ。あれとか、117の『ただいまから何時何分をお知らせします』っていう時報の声とか。でも、名前とか絶対に出さないですね」 「でも、あの声をしてる人が、街でお茶でもしてたら、わからないですかねえ」 「いやあ、仕事の声と普段の声とは違うからわかないんじゃないですか」 「会ってみたい気もしますよね。あの声をやってる人の親とかも、『うちの娘は、携帯の留守電の声やってるんだよ』とか自慢しないのかなあ」 「しないでしょう。(笑) あの携帯の声も、年に一度くらい録音し直してるらしいですよ」 30へえ〜〜。
アニメでお茶の水博士の初代の声とあとの声は違う人だとか(ちょっと正確ではないかも)、だれそれの声も二代目だとか、かなりマニアックな話がでた。確かに刑事コロンボも、小池朝雄さんから変わってる。そして、ルーサーさん曰く、映画『ゴッドファーザー』の日本語版には、初回放送版と新しい版があるそうだ。
ちょっと調べてみたら・・・
● テレビ放映版吹替え
マーロン・ブランド 鈴木瑞穂
アル・パチーノ 野沢那智
ジェームズ・カーン 穂積隆信
ロバート・デュバル 森川公也
ダイアン・キートン 鈴木弘子
ロバート・デ・ニーロ(パート2)青野 武
● DVD版 新録音吹替え
マーロン・ブランド 麦人
アル・パチーノ 山路和弘
ジェームズ・カーン 谷口 節
ロバート・デュバル 田原アルノ
ダイアン・キートン 山像かおり
ロバート・デ・ニーロ(パート2)山野井仁
50へえーくらい驚いた。こんなに違うんだ。なんでまたそんなことを。「じゃあ、ルーサーさん、ゴッドファーザー、各(パート1から3)10回ずつ見てるんですか」と尋ねると、「いや、各、30回は下りません」とのお答え。なるほど。僕もアル・パチーノは、野沢那智さんだと思っていた。「(マーロン・ブランドの吹き替えをした)鈴木瑞穂さんは、初期の頃の『スターウォーズ』でダースベイダーの吹き替えをして、マニアから不評を買った人ですが(笑)、このブランドは声そっくりですよ」 そんなこと、普通知らないでしょ。(笑)
ルーサーさんが声優として第一人者の矢島正明さんと会った時のことを話してくれた。「僕も大好きでねえ。『スタートレック』のカーク船長、それから、『鉄腕アトム』のひげおやじ、『ナポレオンソロ』。なんと言っても、カーク船長でしょう。打ち上げかなんかでご一緒したときに、『スポック博士』って言ってください、ってお願いしたら、『スポック博士!』(矢島調で)って言ってくれて、感激しましたよ」
ルーサーさん、それだけ低い声で魅力的なんだから、ナレーションとか声優やればいいのに、とふると、「(声優、ナレーション仕事は)けっこうめんどくさいんですよ。(笑) イントネーションの高さとか何度も直されたり、(ほとんど同じようなことを言わされ)さっきのと違いあるのかよ、って感じで(笑)」。
声優マニア・ルーサー先生には声優のイロハみたいな授業もやっていただきましょうか。(笑) 授業受けに行きます。
註: 声優=voice artist
■ ライヴは12日も同じ場所であります。
■リアル・ブラッド・ライヴ
2006年6月12日(月)
東京 表参道FAB (渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 18:30/Start 19:00
前売 4,000円 当日 4,500円 全席自由 (別途ドリンク代500円が必要)
お問い合わせ: FAB TEL:03-5772-8566
http://www.fab-web.net/
■ブラザー・トム&ルーサー市村・デュオライヴ
2006年6月14日(水)
場所 東京表参道FAB(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
時間 Open18:30 / Start19:00
料金 前売4,000,当日4,500:全席自由(別途ドリンク500が必要)
お問い合わせ先FAB TEL:03-5772-8566
■Setlist
show started 18.02
01. No Problem
02. Real Things
03. 恋は上々
04. Eye Zeen
05. Silkの雨
06. For The Fab
07. Blind Love
08. What’s Your Name
09. Shining Girl
Enc. Thank U
show ended 20.05
■メンバー
(Vo)ブラザートム、SILKY藤野、LUTHER No.1市村 (G)GUTTI谷口
(EP)Sassy Tomo (B)大友正明 (Key)貝原正 (Ds)浜崎大地
(2006年6月11日日曜、原宿表参道ファブFAB=リアル・ブラッド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Real Blood
2006-117
【ルーサー氏、声優マニアぶりを発揮】
声優マニア。
昨日(11日・日曜)は、しっとりと雨が降っていた。そこで、『ソウル・ブレンズ』の「ソウル・サーチン」のコーナーは、ちょうどこの日ライヴを行うリアル・ブラッドの「シルクの雨」をかけて、ライヴ告知をした。
リアル・ブラッドの3月以来久々のライヴ。その後、トム&ルーサーの二人会が予定されていたものの、トムさんの急病で延期になっていたのでブラザー・トム・カンバック第1弾。その二人会も水曜日(14日)に行われる。
トムさん、かなり痩せました。しかし、筋肉がついた感じ。医者に痩せろと言われ、筋肉トレーニングなんかもしたそう。そして意外なほど、声はしっかりでていました。ライヴステージに立つのが、久々だけに本当に楽しそう。
そしてトークの調子も絶好調。「アイジーン(Eyezeen)」の後のトークで、「では、『リアル・シングス』・・・。あ、もうやったか。(笑) ・・・(中略) このファブ(ライヴ会場)についての曲を書いて・・・」といったあたりで、隣のシルキーさん、きょとんとする。本来であると、自分の「シルクの雨」がの予定だったのが、とばされそうになったのだ。(笑) (下記セットリストで4曲目が終わった後のトーク部分) 歌の部分は入念なリハをやっているが、これらのトーク部分はまったくぶっつけ本番。トムさんのその時ののりで、さまざまなトークネタがふられる。
そして、シルキー藤野さんの迫力満点のファルセットを大フィーチャーした「シルクの雨」。毎度毎度、このファルセット、本当にすごい。
ライヴ後、またまたルーサーさん、岡さんらと近くで軽く食事をしながら歓談。シルキーさんの声の話から、声優さんの話になった。さすが、ルーサーさん、声優仕事をこなすこともあり、その世界に明るい。
「携帯の留守電の女性の声、あれって誰がやってるんですかねえ」とふると、ルーサーさん「あれは、俳協の人だと思いますよ。あれとか、117の『ただいまから何時何分をお知らせします』っていう時報の声とか。でも、名前とか絶対に出さないですね」 「でも、あの声をしてる人が、街でお茶でもしてたら、わからないですかねえ」 「いやあ、仕事の声と普段の声とは違うからわかないんじゃないですか」 「会ってみたい気もしますよね。あの声をやってる人の親とかも、『うちの娘は、携帯の留守電の声やってるんだよ』とか自慢しないのかなあ」 「しないでしょう。(笑) あの携帯の声も、年に一度くらい録音し直してるらしいですよ」 30へえ〜〜。
アニメでお茶の水博士の初代の声とあとの声は違う人だとか(ちょっと正確ではないかも)、だれそれの声も二代目だとか、かなりマニアックな話がでた。確かに刑事コロンボも、小池朝雄さんから変わってる。そして、ルーサーさん曰く、映画『ゴッドファーザー』の日本語版には、初回放送版と新しい版があるそうだ。
ちょっと調べてみたら・・・
● テレビ放映版吹替え
マーロン・ブランド 鈴木瑞穂
アル・パチーノ 野沢那智
ジェームズ・カーン 穂積隆信
ロバート・デュバル 森川公也
ダイアン・キートン 鈴木弘子
ロバート・デ・ニーロ(パート2)青野 武
● DVD版 新録音吹替え
マーロン・ブランド 麦人
アル・パチーノ 山路和弘
ジェームズ・カーン 谷口 節
ロバート・デュバル 田原アルノ
ダイアン・キートン 山像かおり
ロバート・デ・ニーロ(パート2)山野井仁
50へえーくらい驚いた。こんなに違うんだ。なんでまたそんなことを。「じゃあ、ルーサーさん、ゴッドファーザー、各(パート1から3)10回ずつ見てるんですか」と尋ねると、「いや、各、30回は下りません」とのお答え。なるほど。僕もアル・パチーノは、野沢那智さんだと思っていた。「(マーロン・ブランドの吹き替えをした)鈴木瑞穂さんは、初期の頃の『スターウォーズ』でダースベイダーの吹き替えをして、マニアから不評を買った人ですが(笑)、このブランドは声そっくりですよ」 そんなこと、普通知らないでしょ。(笑)
ルーサーさんが声優として第一人者の矢島正明さんと会った時のことを話してくれた。「僕も大好きでねえ。『スタートレック』のカーク船長、それから、『鉄腕アトム』のひげおやじ、『ナポレオンソロ』。なんと言っても、カーク船長でしょう。打ち上げかなんかでご一緒したときに、『スポック博士』って言ってください、ってお願いしたら、『スポック博士!』(矢島調で)って言ってくれて、感激しましたよ」
ルーサーさん、それだけ低い声で魅力的なんだから、ナレーションとか声優やればいいのに、とふると、「(声優、ナレーション仕事は)けっこうめんどくさいんですよ。(笑) イントネーションの高さとか何度も直されたり、(ほとんど同じようなことを言わされ)さっきのと違いあるのかよ、って感じで(笑)」。
声優マニア・ルーサー先生には声優のイロハみたいな授業もやっていただきましょうか。(笑) 授業受けに行きます。
註: 声優=voice artist
■ ライヴは12日も同じ場所であります。
■リアル・ブラッド・ライヴ
2006年6月12日(月)
東京 表参道FAB (渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 18:30/Start 19:00
前売 4,000円 当日 4,500円 全席自由 (別途ドリンク代500円が必要)
お問い合わせ: FAB TEL:03-5772-8566
http://www.fab-web.net/
■ブラザー・トム&ルーサー市村・デュオライヴ
2006年6月14日(水)
場所 東京表参道FAB(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
時間 Open18:30 / Start19:00
料金 前売4,000,当日4,500:全席自由(別途ドリンク500が必要)
お問い合わせ先FAB TEL:03-5772-8566
■Setlist
show started 18.02
01. No Problem
02. Real Things
03. 恋は上々
04. Eye Zeen
05. Silkの雨
06. For The Fab
07. Blind Love
08. What’s Your Name
09. Shining Girl
Enc. Thank U
show ended 20.05
■メンバー
(Vo)ブラザートム、SILKY藤野、LUTHER No.1市村 (G)GUTTI谷口
(EP)Sassy Tomo (B)大友正明 (Key)貝原正 (Ds)浜崎大地
(2006年6月11日日曜、原宿表参道ファブFAB=リアル・ブラッド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Real Blood
2006-117
Teacher’s Summit At The Event
2006年6月11日【日本の教育の将来を担う二人の教師】
教育。
世間では本当に嫌な事件や事故が相次いでいる。最近はエレヴェーターに乗るときには必ずそのメーカーを確認するようになった。そうしたら、ありましたよ、シンドラー社のものが。なんと、よく行く三宿のソウルバー「ソウルナッツ」の入ってるビルのエレヴェーター。もっとも「ソウルナッツ」は2階なので、今後は絶対に階段で行くことにした。
さて、6月6日(火曜)ソウルムーンさん主催のユアスというイヴェントに行った。これが第二回で、多くのダンサー、ライヴ、DJなど盛りだくさんのパフォーマンスが紹介された。会場の西麻布の「クラブM」は、初めて行ったが、数年前からあって、何度か改装して現在の形になっているという。六本木通り沿いで渋谷から来るとボヘムの手前。ちょうどバス停の手前あたりになる。地下一階、二階までありかなり広い。
ライヴは、前回も出演したナオキ君のバンド。今回はドラムス、ギター、ベースのいつものメンバー。オリジナル2曲を含めたちょっとロックっぽいサウンドを聞かせた。ナオキ君のヴォーカルに、いつも思うが、この白根佳孝君(ドラムス)、小林兄弟(ベースとギター)のリズム隊はなかなかいい。イヴェント自体も朝までかなり盛り上がっていたようだ。
ちょうどイヴェントにいらっしゃったルーサー市村さんや「ソウル・サーチン・ザ・セッション」に出演予定のアーティスト、岡さんらと上の階(地下一階)に移動。よく考えてみると、ルーサーさんも学校で歌を教え、岡さんも絵画を教えているというまさに「先生」である。
ひょんなことから立川の話になり、岡さんがそっちのほうによく行くというと、ルーサーさんが「なんでまた、何しにいかれるのですか」と質問。「(絵を)教えに行ってるんです」と岡さん。「先生ですか??」とルーサーさん、アフロヘアの先生ということにかなり驚嘆した様子。しかし、はたで見てると、日サロ週3日黒光りのルーサーさんが音楽の先生というのも、かなりの強烈なインパクトで、どっちもどっちという感じだが(笑)、しばし歓談。
岡さんにどんな風に生徒に教えているのか、みたいな話を聞いていたところ、才能が伸びる生徒というのは必ずいるもので、「中には、自分(岡さん)よりもうまく描けてしまうような生徒がでてきちゃうんですよ」と笑いながら言う。すると、すかさず、ルーサーさん横から「そういうのは潰しにかかるんですか」と。爆笑。美術、絵画などは、基本的な構図や美術的なことなどを教えると、ある程度腕を上げて絵が上手になる、という。
では、ルーサーさんは、これは自分よりすごいなと思うシンガーが生徒にでてきたら、どうしますか? 潰しにかかります? (笑) 「いやいや、(笑) どこかの事務所を紹介しますね」 その後も、ルーサーさんと岡さんの教師談義がしばし続いた。
スキンヘッドの音楽教師ルーサーさんやアフロヘアの美術教師岡さんら生徒の才能を伸ばすことに力を注いでいる2人が学校の先生として、日本の音楽教育、美術教育を担っているということは、将来の音楽界、美術界も明るいと言っていいのだろうか。「いや、これは日本の教育も問題ですな(笑)」とルーサーさん。いやいや、ご両人、日本一受けたい授業をやってくださいませ。奇しくも教師サミットになった夜であった。
そうそう、なんと岡さんの住んでいるマンションの2台のエレヴェーターもシンドラー社製だそうだ。僕が「健康のためにも、命のためにも、歩いたほうがいいですよ」というと、岡さん「そうなんですけどねえ・・・。根性なくて・・・」と苦笑した。
■ルーサーさん出演・リアル・ブラッドのライヴ、今日と明日
2006年6月11日(日)
東京 表参道FAB (ファブ)(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 17:30/Start 18:00
2006年6月12日(月)
東京 表参道FAB (渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 18:30/Start 19:00
両日とも 前売 4,000円 当日 4,500円 全席自由 (別途ドリンク代500円が必要)
お問い合わせ: FAB TEL:03-5772-8566
http://www.fab-web.net/
■ブラザー・トム&ルーサー市村・デュオライヴ
2006年6月14日(水)
場所 東京表参道FAB(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
時間 Open18:30 / Start19:00
料金 前売4,000,当日4,500:全席自由(別途ドリンク500が必要)
お問い合わせ先
FAB TEL:03-5772-8566
■リアル・ブラッド公式ウェッブ
http://www14.big.or.jp/~realblod/
+++++
教育。
世間では本当に嫌な事件や事故が相次いでいる。最近はエレヴェーターに乗るときには必ずそのメーカーを確認するようになった。そうしたら、ありましたよ、シンドラー社のものが。なんと、よく行く三宿のソウルバー「ソウルナッツ」の入ってるビルのエレヴェーター。もっとも「ソウルナッツ」は2階なので、今後は絶対に階段で行くことにした。
さて、6月6日(火曜)ソウルムーンさん主催のユアスというイヴェントに行った。これが第二回で、多くのダンサー、ライヴ、DJなど盛りだくさんのパフォーマンスが紹介された。会場の西麻布の「クラブM」は、初めて行ったが、数年前からあって、何度か改装して現在の形になっているという。六本木通り沿いで渋谷から来るとボヘムの手前。ちょうどバス停の手前あたりになる。地下一階、二階までありかなり広い。
ライヴは、前回も出演したナオキ君のバンド。今回はドラムス、ギター、ベースのいつものメンバー。オリジナル2曲を含めたちょっとロックっぽいサウンドを聞かせた。ナオキ君のヴォーカルに、いつも思うが、この白根佳孝君(ドラムス)、小林兄弟(ベースとギター)のリズム隊はなかなかいい。イヴェント自体も朝までかなり盛り上がっていたようだ。
ちょうどイヴェントにいらっしゃったルーサー市村さんや「ソウル・サーチン・ザ・セッション」に出演予定のアーティスト、岡さんらと上の階(地下一階)に移動。よく考えてみると、ルーサーさんも学校で歌を教え、岡さんも絵画を教えているというまさに「先生」である。
ひょんなことから立川の話になり、岡さんがそっちのほうによく行くというと、ルーサーさんが「なんでまた、何しにいかれるのですか」と質問。「(絵を)教えに行ってるんです」と岡さん。「先生ですか??」とルーサーさん、アフロヘアの先生ということにかなり驚嘆した様子。しかし、はたで見てると、日サロ週3日黒光りのルーサーさんが音楽の先生というのも、かなりの強烈なインパクトで、どっちもどっちという感じだが(笑)、しばし歓談。
岡さんにどんな風に生徒に教えているのか、みたいな話を聞いていたところ、才能が伸びる生徒というのは必ずいるもので、「中には、自分(岡さん)よりもうまく描けてしまうような生徒がでてきちゃうんですよ」と笑いながら言う。すると、すかさず、ルーサーさん横から「そういうのは潰しにかかるんですか」と。爆笑。美術、絵画などは、基本的な構図や美術的なことなどを教えると、ある程度腕を上げて絵が上手になる、という。
では、ルーサーさんは、これは自分よりすごいなと思うシンガーが生徒にでてきたら、どうしますか? 潰しにかかります? (笑) 「いやいや、(笑) どこかの事務所を紹介しますね」 その後も、ルーサーさんと岡さんの教師談義がしばし続いた。
スキンヘッドの音楽教師ルーサーさんやアフロヘアの美術教師岡さんら生徒の才能を伸ばすことに力を注いでいる2人が学校の先生として、日本の音楽教育、美術教育を担っているということは、将来の音楽界、美術界も明るいと言っていいのだろうか。「いや、これは日本の教育も問題ですな(笑)」とルーサーさん。いやいや、ご両人、日本一受けたい授業をやってくださいませ。奇しくも教師サミットになった夜であった。
そうそう、なんと岡さんの住んでいるマンションの2台のエレヴェーターもシンドラー社製だそうだ。僕が「健康のためにも、命のためにも、歩いたほうがいいですよ」というと、岡さん「そうなんですけどねえ・・・。根性なくて・・・」と苦笑した。
■ルーサーさん出演・リアル・ブラッドのライヴ、今日と明日
2006年6月11日(日)
東京 表参道FAB (ファブ)(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 17:30/Start 18:00
2006年6月12日(月)
東京 表参道FAB (渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
Open 18:30/Start 19:00
両日とも 前売 4,000円 当日 4,500円 全席自由 (別途ドリンク代500円が必要)
お問い合わせ: FAB TEL:03-5772-8566
http://www.fab-web.net/
■ブラザー・トム&ルーサー市村・デュオライヴ
2006年6月14日(水)
場所 東京表参道FAB(渋谷区神宮前 4-2-12 WES B1F)
時間 Open18:30 / Start19:00
料金 前売4,000,当日4,500:全席自由(別途ドリンク500が必要)
お問い合わせ先
FAB TEL:03-5772-8566
■リアル・ブラッド公式ウェッブ
http://www14.big.or.jp/~realblod/
+++++
Ne-Yo Was On Stage For Only 34 Minutes
2006年6月10日【ニーヨ、34分のおひろめ】
保留。
元々シンガー・ソングライターとして音楽業界に入り、ジェイZ、LAリードのサポートでシンガーとしてデビューしたニーヨ(ne-yo)。しばらく前にショーケースで来日していたが、今回は6000円のチケットを販売しての正式な公演。
のはずだったが・・・。(笑) 会場の渋谷オーイーストは超満員。なんと、ニーヨのライヴを告知したとたん、チケットは即完売。すごい人気だ。デビュー・アルバム『イン・マイ・オウン・ワーズ』は、歌物R&Bとしてもなかなかの出来だった。
7時くらいから最初はDJ、それからダンサーのパフォーマンスがあって、いよいよ7時55分ニーヨ登場。「サイン・ミー・アップ」から。歌は、カラオケにあわせて一人で歌う。自分のコーラス部分もカラオケにあるので、マイクを離しても、ニーヨの声が聴こえてくるから、口パクじゃないかとも思ってしまう。主旋律は歌ってるんだが。2曲歌ってから、「僕はソングライターで・・・」といって他のシンガーに書いた曲をさらっとメドレーで歌う。なるほど。そして、まだ30分も経たないうちに最大のヒット「ソー・シック」が登場。立ち込める暗雲。「あれ? これってアンコールあたりにくるんじゃないの?」
と思ったら、「本日の公演はこれにて終了・・・」のアナウンス。タオル投げを含めてまだ30分経ってない。うっそ〜〜。かなり待たされ、客電もついたが、拍手にうながされニーヨ再登場。「今日、誕生日の人はいるかな?」 客席から大勢が手を挙げる。おおっ、みんな今日、誕生日かよ。(笑) 「ハッピー・バースデイ」を軽く1分ほど、アカペラで歌って、おしまい。以上、34分。短かっ。6000円を34分で割りますと、1分あたり176円也。120分のショーですと、21000円を超えます。まあ、だから前座のDJ、ダンスパフォーマンスをいれたわけですが。
実質6曲、アルバムには14曲入ってるから、まだもう少し歌えたはず。まあ、ショーケースという位置付けならまだしも。やはり、バンドで60分くらい見ないことには、ライヴ・パフォーマーとしての判断は、保留ですね、次回まで。
Setlist
show started 19:55
01. Intro
02. Sign Me Up
03. When You’re Mad
04. Writers Break Medley: Let Me Love You -- Feel So Good -- Back Like That
05. Mirror
06. Stay
07. Sexy Love
08. So Sick
Enc. Happy Birthday
show ended 20:29
(2006年6月7日水曜、渋谷オーイースト=ニーヨ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ne-Yo
2006-115
保留。
元々シンガー・ソングライターとして音楽業界に入り、ジェイZ、LAリードのサポートでシンガーとしてデビューしたニーヨ(ne-yo)。しばらく前にショーケースで来日していたが、今回は6000円のチケットを販売しての正式な公演。
のはずだったが・・・。(笑) 会場の渋谷オーイーストは超満員。なんと、ニーヨのライヴを告知したとたん、チケットは即完売。すごい人気だ。デビュー・アルバム『イン・マイ・オウン・ワーズ』は、歌物R&Bとしてもなかなかの出来だった。
7時くらいから最初はDJ、それからダンサーのパフォーマンスがあって、いよいよ7時55分ニーヨ登場。「サイン・ミー・アップ」から。歌は、カラオケにあわせて一人で歌う。自分のコーラス部分もカラオケにあるので、マイクを離しても、ニーヨの声が聴こえてくるから、口パクじゃないかとも思ってしまう。主旋律は歌ってるんだが。2曲歌ってから、「僕はソングライターで・・・」といって他のシンガーに書いた曲をさらっとメドレーで歌う。なるほど。そして、まだ30分も経たないうちに最大のヒット「ソー・シック」が登場。立ち込める暗雲。「あれ? これってアンコールあたりにくるんじゃないの?」
と思ったら、「本日の公演はこれにて終了・・・」のアナウンス。タオル投げを含めてまだ30分経ってない。うっそ〜〜。かなり待たされ、客電もついたが、拍手にうながされニーヨ再登場。「今日、誕生日の人はいるかな?」 客席から大勢が手を挙げる。おおっ、みんな今日、誕生日かよ。(笑) 「ハッピー・バースデイ」を軽く1分ほど、アカペラで歌って、おしまい。以上、34分。短かっ。6000円を34分で割りますと、1分あたり176円也。120分のショーですと、21000円を超えます。まあ、だから前座のDJ、ダンスパフォーマンスをいれたわけですが。
実質6曲、アルバムには14曲入ってるから、まだもう少し歌えたはず。まあ、ショーケースという位置付けならまだしも。やはり、バンドで60分くらい見ないことには、ライヴ・パフォーマーとしての判断は、保留ですね、次回まで。
Setlist
show started 19:55
01. Intro
02. Sign Me Up
03. When You’re Mad
04. Writers Break Medley: Let Me Love You -- Feel So Good -- Back Like That
05. Mirror
06. Stay
07. Sexy Love
08. So Sick
Enc. Happy Birthday
show ended 20:29
(2006年6月7日水曜、渋谷オーイースト=ニーヨ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ne-Yo
2006-115
【マーヴァ・ホイットニー・ライヴ〜30年以上待ちつづけたその日】
夢。
ジェームス・ブラウン・ファミリーの中には多くの女性シンガーがいる。ファンキー・ディーヴァと呼ばれる彼女たちは、みなブラウンのショーの中で、何曲か場所をもらいファンキーな曲を歌ったりする。そんなディーヴァの中で、リン・コリンズ、ヴィッキー・アンダーソンと並んでもっとも人気が高いのがマーヴァ・ホイットニーだ。その彼女が初来日。しかも、バックを日本のJBズ、オーサカ=モノレールがつける。
1時間DJが盛り上げ、午後8時、オーサカの演奏から。「100万回、(マーヴァのレコードを)聴きました」とリーダー中田さんは、100万回くらい繰り返した。一旦バンドが下がり、また20分程度のDJタイム。これはなくして、いきなりマーヴァにつないだほうがいいと思う。バンドで上がったテンションがぐっと下がってしまった。トータルすると正味2時間近くあるのだから、ここは一気呵成で頼む。
マーヴァは今年62歳。声の調子が心配されたが、前半は少々緊張気味だったが、ミディアムからアップテンポのジャンプナンバーになると、往年のマーヴァ節を聴かせた。やはり、「アイ・メイド・ア・ミステーク」とか、「アンワインド・ユアセルフ」などのが〜んとくる作品は迫力たっぷりだ。ただスロー・バラードは、若干音をはずしたりして、微妙なところだった。
彼女には仲がとてもよかった友達(シスター)がいた。みんな亡くなってしまったが、その中でも最近のリン・コリンズの死去は大きな痛手になったようだ。(また3ヶ月前に夫を亡くしたことも話していた) そこで、リン・コリンズの作品「ウィール・オブ・ライフ」をトリビュートの意味も込めて歌った。
オーサカとのジョイントで、こうしてマーヴァの姿を拝めただけで、充分意義があったということだろう。観客は昔からのソウルファンと新しいソウルファンが適度に混ざっていて、クワトロは超満員。4時間近く立ち続けてさすがに疲れました。(笑)
マーヴァは、ライヴ後すぐに下に降りて、ファンのためにサイン会。昔のアナログを持ってきている人も多く、サイン会はかなりの時間続いた。若い人の間からは、「感動したわ〜」などという声が聞こえた。
マーヴァはステージでこんなことを言っていた。「夢を持っていたら、その夢を持ち続けなさい。いつかそれは実現する。私にとって、これ(来日公演)はまさに夢が実現するようなもの。30年以上も待ちつづけた日だわ」 彼女は先週行ったインタヴューで、「私はジェームス・ブラウンのところから離れた後、不遇の時代を経験してきた。でも、結局生き延びてきて、いつの日にかこのような日が来ることを待っていた」と、今回の来日について語った。
35年以上も前のレコードに熱狂した、もちろん、そのレコードがリリースされた時にはまだ生まれていなかった、しかも、ファー・イーストの若者がそのレコードを100万回も聴いて、ついにその彼女を呼び寄せたのだ。彼女のそれほど多くないレコードは、まさに彼女のもの(it’s her thing)。35年以上の時と場所が超えて、今、ひとつのソウルになった。マーヴァのソウル・サーチンと中田さんのソウル・サーチンが一点に結びついた瞬間であった。
■ライヴは、この後、沖縄(9日=金曜)、北海道(11日=日曜)の2回あります。
■オーサカ=モノレール公式ウェッブ
http://www.osakamonaurail.com/index.html
Setlist
show started 20:00
01. Intro
02. Down And Out
03. Give It Up Or Turn It A Loose
04. Runble’n Struggle
05. New New Type Thing
06. Evil
07. Mother Popcorn
show ended 20:20
DJ play by Paris
show started 20:38
01. It’s My Thing (Inst)
02. Intro
(Marva Whitney)
03. Things Got To Get Better (Get Together)
04. I Made A Mistake Because It’s Only You
05. Your Love Was Good For Me
06. Kansas City
07. In The Middle (Inst)
08. The Popcorn (Inst)
09. Tighten Up
(Marva Whitney)
10. Daddy Don’t
11. This Girl’s In Love With You
12. Wheel Of Life
13. What Do I Have To Do To Prove My Love To You
14. He’s The One
15. It’s My Thing
Enc.1. Unwind Yourself
Enc.2. I Am What I Am
Enc.3. Sunny -- Ending
show ended 22:16
(2006年6月8日木曜、渋谷クワトロQuatro=マーヴァ・ホイットニー・ウィズ・オーサカ=モノレール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Whitney, Marva With Osaka Monaurail
2006-116
夢。
ジェームス・ブラウン・ファミリーの中には多くの女性シンガーがいる。ファンキー・ディーヴァと呼ばれる彼女たちは、みなブラウンのショーの中で、何曲か場所をもらいファンキーな曲を歌ったりする。そんなディーヴァの中で、リン・コリンズ、ヴィッキー・アンダーソンと並んでもっとも人気が高いのがマーヴァ・ホイットニーだ。その彼女が初来日。しかも、バックを日本のJBズ、オーサカ=モノレールがつける。
1時間DJが盛り上げ、午後8時、オーサカの演奏から。「100万回、(マーヴァのレコードを)聴きました」とリーダー中田さんは、100万回くらい繰り返した。一旦バンドが下がり、また20分程度のDJタイム。これはなくして、いきなりマーヴァにつないだほうがいいと思う。バンドで上がったテンションがぐっと下がってしまった。トータルすると正味2時間近くあるのだから、ここは一気呵成で頼む。
マーヴァは今年62歳。声の調子が心配されたが、前半は少々緊張気味だったが、ミディアムからアップテンポのジャンプナンバーになると、往年のマーヴァ節を聴かせた。やはり、「アイ・メイド・ア・ミステーク」とか、「アンワインド・ユアセルフ」などのが〜んとくる作品は迫力たっぷりだ。ただスロー・バラードは、若干音をはずしたりして、微妙なところだった。
彼女には仲がとてもよかった友達(シスター)がいた。みんな亡くなってしまったが、その中でも最近のリン・コリンズの死去は大きな痛手になったようだ。(また3ヶ月前に夫を亡くしたことも話していた) そこで、リン・コリンズの作品「ウィール・オブ・ライフ」をトリビュートの意味も込めて歌った。
オーサカとのジョイントで、こうしてマーヴァの姿を拝めただけで、充分意義があったということだろう。観客は昔からのソウルファンと新しいソウルファンが適度に混ざっていて、クワトロは超満員。4時間近く立ち続けてさすがに疲れました。(笑)
マーヴァは、ライヴ後すぐに下に降りて、ファンのためにサイン会。昔のアナログを持ってきている人も多く、サイン会はかなりの時間続いた。若い人の間からは、「感動したわ〜」などという声が聞こえた。
マーヴァはステージでこんなことを言っていた。「夢を持っていたら、その夢を持ち続けなさい。いつかそれは実現する。私にとって、これ(来日公演)はまさに夢が実現するようなもの。30年以上も待ちつづけた日だわ」 彼女は先週行ったインタヴューで、「私はジェームス・ブラウンのところから離れた後、不遇の時代を経験してきた。でも、結局生き延びてきて、いつの日にかこのような日が来ることを待っていた」と、今回の来日について語った。
35年以上も前のレコードに熱狂した、もちろん、そのレコードがリリースされた時にはまだ生まれていなかった、しかも、ファー・イーストの若者がそのレコードを100万回も聴いて、ついにその彼女を呼び寄せたのだ。彼女のそれほど多くないレコードは、まさに彼女のもの(it’s her thing)。35年以上の時と場所が超えて、今、ひとつのソウルになった。マーヴァのソウル・サーチンと中田さんのソウル・サーチンが一点に結びついた瞬間であった。
■ライヴは、この後、沖縄(9日=金曜)、北海道(11日=日曜)の2回あります。
■オーサカ=モノレール公式ウェッブ
http://www.osakamonaurail.com/index.html
Setlist
show started 20:00
01. Intro
02. Down And Out
03. Give It Up Or Turn It A Loose
04. Runble’n Struggle
05. New New Type Thing
06. Evil
07. Mother Popcorn
show ended 20:20
DJ play by Paris
show started 20:38
01. It’s My Thing (Inst)
02. Intro
(Marva Whitney)
03. Things Got To Get Better (Get Together)
04. I Made A Mistake Because It’s Only You
05. Your Love Was Good For Me
06. Kansas City
07. In The Middle (Inst)
08. The Popcorn (Inst)
09. Tighten Up
(Marva Whitney)
10. Daddy Don’t
11. This Girl’s In Love With You
12. Wheel Of Life
13. What Do I Have To Do To Prove My Love To You
14. He’s The One
15. It’s My Thing
Enc.1. Unwind Yourself
Enc.2. I Am What I Am
Enc.3. Sunny -- Ending
show ended 22:16
(2006年6月8日木曜、渋谷クワトロQuatro=マーヴァ・ホイットニー・ウィズ・オーサカ=モノレール・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Whitney, Marva With Osaka Monaurail
2006-116
【ビリー・プレストン死去〜屋根の上のピアノ弾き】
実績。
60年代から70年代にかけてヒットを送り出し、その後もキーボード奏者として活躍してきたビリー・プレストンが、去る6月6日(火曜)、アリゾナ州スコッツデールの病院で死去した。59歳だった。プレストンは長く腎臓病を患い、2002年に腎臓移植を受け、その後人工透析をしていた。昨年11月心臓が感染症を起こし意識不明になっていた。以来意識が戻ることはなく、先週末、容態が急変し火曜日死去した。
ビリー・プレストンは1946年9月9日テキサス州ヒューストン生まれ、2歳からロスアンジェルスに育った。本名ウィリアム・エヴァレット・プレストン。10歳の頃、ゴスペルシンガーのマヘリア・ジャクソンとともにステージに立ち、神童と呼ばれた。12歳の時、1958年の映画『セント・ルイス・ブルース』でピアノを演奏。この映画は伝説のブルース・シンガー、WCハンディーの自伝映画で、ハンディーの子供時代を演じた。ちなみに、大人になったハンディーを演じたのはナット・キング・コールだった。
アメリカのテレビ番組『シンディグ』にレギュラー出演。レイ・チャールズなどのツアーにも参加。業界内でキーボード奏者としての評価を確立、そんな評判からビートルズの「ゲット・バック」、「ドント・レット・ミー・ダウン」などのレコーディングに参加。「5番目のビートル」などとも称された。ビートルズは69年がライヴの最後の年となるが、同年行われた有名な「屋根の上のコンサート」でも、彼はオルガンをプレイしている。このシーンは映画『レット・イット・ビー』に収録されている。ビートルズの中では特にジョージ・ハリソンと親しく、ハリソン関係のセッションに参加したり、ハリソンが亡くなった時の追悼ライヴでもプレイしている。多くのセッションにも参加、スライ&ファミリー・ストーンともレコーディングしている。また、プレストンは75年、ローリング・ストーンズのアメリカツアーにも参加。『ビートルズとストーンズとプレイした男』にもなっている。
ビリー・プレストンとしては、当初アップル・レコードに所属していたが、72年A&Mレコードに移籍。同年インストゥルメンタルの「アウタ・スペース」が全米ナンバーワンを記録。同曲はグラミー賞も獲得。さらに「スペース・レース」「ナッシング・フロム・ナッシング」などの大ヒットが続いた。モータウンに移籍して1980年、シリータとのデュエット「ウィズ・ユー・アイム・ボーン・アゲイン」がビルボード・ポップチャートで4位を記録。
長いセッション・マンの歴史の中で、彼はアレサ・フランクリンの『ヤング・ギフテッド&ブラック』、ボブ・ディランの『ブラッド・オン・ザ・トラックス』、スライ&ファミリー・ストーンの『ゼア・イズ・ア・ライオット・ゴーイング・オン(邦題、暴動)』などに参加。様々なジャンルの歴史的名盤に名を残した。
映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、『ブルース・ブラザース2000』にも出演。また、昨シーズンのテレビ『アメリカン・アイドル』にも登場していた。
1990年代は、それまでのアルコール中毒、ドラッグ問題などさまざまなプライヴェートでの問題が表面化し、刑務所入りしていたこともある。
最近では、2006年1月にリリースされたソウルシンガーのオムニバス・アルバム『アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル』で3曲歌っていた。これが遺作となった。
ビリー・プレストンはかつてこう言っていた。「何かをする時にはできる限りベストを尽くせ。何かとてつもなく重要なことをしているなんてことは、その時は誰にもわからないものだ。たとえ、それが歴史に残るセッションであっても、その時にはわからない。それができる才能があったこと、ベストを一生懸命尽くしたこと、それだけが実績なのだ」
彼にとっては単なる「屋根の上のセッション」だったかもしれないが、それが彼を一躍有名にし、その後の音楽業界でのステータスを決定的にした。
ENT>OBITUARY>Preston, Billy / June 6, 2006 (59)
実績。
60年代から70年代にかけてヒットを送り出し、その後もキーボード奏者として活躍してきたビリー・プレストンが、去る6月6日(火曜)、アリゾナ州スコッツデールの病院で死去した。59歳だった。プレストンは長く腎臓病を患い、2002年に腎臓移植を受け、その後人工透析をしていた。昨年11月心臓が感染症を起こし意識不明になっていた。以来意識が戻ることはなく、先週末、容態が急変し火曜日死去した。
ビリー・プレストンは1946年9月9日テキサス州ヒューストン生まれ、2歳からロスアンジェルスに育った。本名ウィリアム・エヴァレット・プレストン。10歳の頃、ゴスペルシンガーのマヘリア・ジャクソンとともにステージに立ち、神童と呼ばれた。12歳の時、1958年の映画『セント・ルイス・ブルース』でピアノを演奏。この映画は伝説のブルース・シンガー、WCハンディーの自伝映画で、ハンディーの子供時代を演じた。ちなみに、大人になったハンディーを演じたのはナット・キング・コールだった。
アメリカのテレビ番組『シンディグ』にレギュラー出演。レイ・チャールズなどのツアーにも参加。業界内でキーボード奏者としての評価を確立、そんな評判からビートルズの「ゲット・バック」、「ドント・レット・ミー・ダウン」などのレコーディングに参加。「5番目のビートル」などとも称された。ビートルズは69年がライヴの最後の年となるが、同年行われた有名な「屋根の上のコンサート」でも、彼はオルガンをプレイしている。このシーンは映画『レット・イット・ビー』に収録されている。ビートルズの中では特にジョージ・ハリソンと親しく、ハリソン関係のセッションに参加したり、ハリソンが亡くなった時の追悼ライヴでもプレイしている。多くのセッションにも参加、スライ&ファミリー・ストーンともレコーディングしている。また、プレストンは75年、ローリング・ストーンズのアメリカツアーにも参加。『ビートルズとストーンズとプレイした男』にもなっている。
ビリー・プレストンとしては、当初アップル・レコードに所属していたが、72年A&Mレコードに移籍。同年インストゥルメンタルの「アウタ・スペース」が全米ナンバーワンを記録。同曲はグラミー賞も獲得。さらに「スペース・レース」「ナッシング・フロム・ナッシング」などの大ヒットが続いた。モータウンに移籍して1980年、シリータとのデュエット「ウィズ・ユー・アイム・ボーン・アゲイン」がビルボード・ポップチャートで4位を記録。
長いセッション・マンの歴史の中で、彼はアレサ・フランクリンの『ヤング・ギフテッド&ブラック』、ボブ・ディランの『ブラッド・オン・ザ・トラックス』、スライ&ファミリー・ストーンの『ゼア・イズ・ア・ライオット・ゴーイング・オン(邦題、暴動)』などに参加。様々なジャンルの歴史的名盤に名を残した。
映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、『ブルース・ブラザース2000』にも出演。また、昨シーズンのテレビ『アメリカン・アイドル』にも登場していた。
1990年代は、それまでのアルコール中毒、ドラッグ問題などさまざまなプライヴェートでの問題が表面化し、刑務所入りしていたこともある。
最近では、2006年1月にリリースされたソウルシンガーのオムニバス・アルバム『アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル』で3曲歌っていた。これが遺作となった。
ビリー・プレストンはかつてこう言っていた。「何かをする時にはできる限りベストを尽くせ。何かとてつもなく重要なことをしているなんてことは、その時は誰にもわからないものだ。たとえ、それが歴史に残るセッションであっても、その時にはわからない。それができる才能があったこと、ベストを一生懸命尽くしたこと、それだけが実績なのだ」
彼にとっては単なる「屋根の上のセッション」だったかもしれないが、それが彼を一躍有名にし、その後の音楽業界でのステータスを決定的にした。
ENT>OBITUARY>Preston, Billy / June 6, 2006 (59)
(速報)【ビリー・プレストン死去】
人気キーボード奏者で、かつてビートルズやローリング・ストーンズなどとも共演してきたビリー・プレストンが、6月6日(火曜)、アリゾナ州スコッツデールの病院で死去した。長く腎臓を患っていたが、先週末から容態が急変した。「ナッシング・フロム・ナッシグ」などの大ヒットを放っている。
(詳細は後ほど)
人気キーボード奏者で、かつてビートルズやローリング・ストーンズなどとも共演してきたビリー・プレストンが、6月6日(火曜)、アリゾナ州スコッツデールの病院で死去した。長く腎臓を患っていたが、先週末から容態が急変した。「ナッシング・フロム・ナッシグ」などの大ヒットを放っている。
(詳細は後ほど)
【「ブリオ」のソウルバー紹介ページ、7月で終了】
最終回。
始まりは、終わりの始まり。何かが始まれば、いつかそれには終わりが来る。ソウルトレインも、始発駅を出発すれば、いつか終点に到着する。
男性雑誌「ブリオ」のソウルバーを紹介する名物コラム「ソウルトレインランニング〜ソウル通のためのバー・ガイド」が、2006年7月24日発売の9月号で終了する。連載が始まったのが、1999年3月24日発売(5月号=創刊号)からで7年4ヶ月、89回の連載となった。単純計算で180軒近くの全国のソウルバーを紹介したことになる。
1999年は、いわゆる「ソウルトレイン」関連のものが始まった年だった。Jウェイヴの深夜番組『ソウル・トレイン』(1999年4月開始、2005年9月終了)、またお台場に「ソウル・トレイン・カフェ」(1999年8月〜2001年3月)などが相次いでスタート。放送媒体、店舗などと並んで雑誌でソウルトレインを盛り上げようという機運もあり、ソウルバーを紹介するコラムが始まった。
コラムを執筆したのは、編集者、ライターの高畠保春さん。元々、ソウル、ジャズなどの音楽が好きで、あちこちのソウルバーや音楽をかけるバーに通い詰めていたので、まさに天職となった。北は北海道から南は九州、沖縄まで日本中のソウルバーを駆け巡った。
高畠さんは、今でこそ知らないソウルバーはないが、当初は知らない街に行くと、電話帳を片っ端から見て、「それっぽい名前の店」にめぼしをつけ電話をかけて、新店を掘り起していた。中にはソウルっぽい名前の店でも、普通のキャバレーや、カラオケスナックだったこともあったという。
ソウルバーの特集をしたことがあるので、実質180軒以上の店を紹介したが、20軒以上は現在営業をしていない店舗、あるいは、店舗形態をソウルバーから普通のバーにしたりしている例などもあるという。
高畠さんは日本初のソウルバーである六本木の「ジョージ」を、当初から連載の最終回に紹介しようと考えていた。だが、「ジョージ」のママは2001年10月他界。さらに2005年4月に閉店してしまった。しかし、その後「ジョージ」を守っていた新しいママ、ともこさんが2005年8月に西麻布に「ジョージ」を移転してオープン。「ジョージ」は最終回を飾る。もう一店最終回を飾るのは大阪の老舗ソウルバー「マーヴィン」だ。
また、高畠さんは新しい店を紹介する時は、大概一度足を運んで、ブリオの読者にあうかどうかを考え、改めて取材に出向く。彼が店に来ても紹介まで至らない店も何軒かあったようだ。また、彼個人は気に入っても、店の方針で取材拒否・取材を遠慮している店もあり、そういうバーは紹介できなかった。
ソウルトレイン・ランニング、まもなく終点へ到着いたします。
+++
僕は高畠さんを「日本で1番ソウルバーを知っている男」と崇めているので、自分自身は「日本で2番目にソウルバーを知ってる男」の座を狙うことにしている。(笑) 新しい店などは、彼から随分いろいろな店を教わった。あるいは、どこかに行く時は、その土地のソウルバー情報をよく仕入れたものだ。
僕も新店の開拓は好きなので、けっこう探すが、彼が知らなかった店で僕が彼に教えることができたのは、ほんの数軒だった。
何軒か紹介されずに終わった店があるが、青山の「オーエー」や、下北沢の「エクセロ」なども出て欲しかった。ぜひ、単行本化して、その際には若干漏れた店を網羅しましょう。
長い間、お疲れ様でした。これからは、気兼ねなく、あちこちのソウルバーで飲んだくれてください。ま、以前と変わらないですか。(笑)
ENT>SOUL BARS>
最終回。
始まりは、終わりの始まり。何かが始まれば、いつかそれには終わりが来る。ソウルトレインも、始発駅を出発すれば、いつか終点に到着する。
男性雑誌「ブリオ」のソウルバーを紹介する名物コラム「ソウルトレインランニング〜ソウル通のためのバー・ガイド」が、2006年7月24日発売の9月号で終了する。連載が始まったのが、1999年3月24日発売(5月号=創刊号)からで7年4ヶ月、89回の連載となった。単純計算で180軒近くの全国のソウルバーを紹介したことになる。
1999年は、いわゆる「ソウルトレイン」関連のものが始まった年だった。Jウェイヴの深夜番組『ソウル・トレイン』(1999年4月開始、2005年9月終了)、またお台場に「ソウル・トレイン・カフェ」(1999年8月〜2001年3月)などが相次いでスタート。放送媒体、店舗などと並んで雑誌でソウルトレインを盛り上げようという機運もあり、ソウルバーを紹介するコラムが始まった。
コラムを執筆したのは、編集者、ライターの高畠保春さん。元々、ソウル、ジャズなどの音楽が好きで、あちこちのソウルバーや音楽をかけるバーに通い詰めていたので、まさに天職となった。北は北海道から南は九州、沖縄まで日本中のソウルバーを駆け巡った。
高畠さんは、今でこそ知らないソウルバーはないが、当初は知らない街に行くと、電話帳を片っ端から見て、「それっぽい名前の店」にめぼしをつけ電話をかけて、新店を掘り起していた。中にはソウルっぽい名前の店でも、普通のキャバレーや、カラオケスナックだったこともあったという。
ソウルバーの特集をしたことがあるので、実質180軒以上の店を紹介したが、20軒以上は現在営業をしていない店舗、あるいは、店舗形態をソウルバーから普通のバーにしたりしている例などもあるという。
高畠さんは日本初のソウルバーである六本木の「ジョージ」を、当初から連載の最終回に紹介しようと考えていた。だが、「ジョージ」のママは2001年10月他界。さらに2005年4月に閉店してしまった。しかし、その後「ジョージ」を守っていた新しいママ、ともこさんが2005年8月に西麻布に「ジョージ」を移転してオープン。「ジョージ」は最終回を飾る。もう一店最終回を飾るのは大阪の老舗ソウルバー「マーヴィン」だ。
また、高畠さんは新しい店を紹介する時は、大概一度足を運んで、ブリオの読者にあうかどうかを考え、改めて取材に出向く。彼が店に来ても紹介まで至らない店も何軒かあったようだ。また、彼個人は気に入っても、店の方針で取材拒否・取材を遠慮している店もあり、そういうバーは紹介できなかった。
ソウルトレイン・ランニング、まもなく終点へ到着いたします。
+++
僕は高畠さんを「日本で1番ソウルバーを知っている男」と崇めているので、自分自身は「日本で2番目にソウルバーを知ってる男」の座を狙うことにしている。(笑) 新しい店などは、彼から随分いろいろな店を教わった。あるいは、どこかに行く時は、その土地のソウルバー情報をよく仕入れたものだ。
僕も新店の開拓は好きなので、けっこう探すが、彼が知らなかった店で僕が彼に教えることができたのは、ほんの数軒だった。
何軒か紹介されずに終わった店があるが、青山の「オーエー」や、下北沢の「エクセロ」なども出て欲しかった。ぜひ、単行本化して、その際には若干漏れた店を網羅しましょう。
長い間、お疲れ様でした。これからは、気兼ねなく、あちこちのソウルバーで飲んだくれてください。ま、以前と変わらないですか。(笑)
ENT>SOUL BARS>
【ソイソウルのファンキーなライヴとフィリップ・ウーの告知】
毎度。
毎度毎度、絶妙におもしろいトークと、巧妙にグルーヴが作られたファンクサウンドにソウルの妙を聴かせるズーコのヴォーカルが三位一体となったソイソウルのライヴ。久々に目黒のブルースアレー。僕は仕事の関係で、ファーストの後半から参戦。7月1日の「ソウル・サーチン・ザ・セッション」まですでに一ヶ月を切って、お店の方々にもよろしくお願いしますの挨拶もかねて、ライヴを見た。案内された席は、ソイソウル事務所の小林社長とソウルバー探検家高畠さんらがいるところ。濃い・・・。
ちょうど入った頃は、ジョニー・ギル(ブルー・ギル)の「マイ・マイ・マイ」を終えてトークをしていたあたり。満員で立ち見も出ているブルースアレーは、熱気でムンムン。女性客が7−3くらいで多い。ズーコ人気で、ズーコが女性から支持されているかららしい。「男のファンを獲得するのが、私の目標です」とズーコは宣言する。
7月にリリースされる新曲「トゥ・ホット」などをからめながら、新企画のコーナーなどもいれて、なかなかにヴァリエーションにとんだライヴ・ショウになっていた。中でも「KウォンとKムトー」による音をサンプリングして、リズムトラックを作っていくところを実演するシーンや、謎の人物ドクター・ウォンのキャラクターなどシアトリカルな演出もおもしろかった。
ムトーさんによると、リハの時にはもっとむずかしい「技」を見せようと思ったのだが、「そのたびにマックがフリーズしてどうしようもなかったので、できるだけ軽い簡単なものをやった。ステージでやってる時はフリーズするか心配でしょうがなかった」という。でも、ああいう企画はおもしろい。どうやって曲が出来ていくか、普通その過程というのはわからないので、興味深い。
最後にこれまた個人的に受けたのが、ソイソウルのキーボード奏者、元メイズ、そして日本語は不得手だが、オリガミ上手のフィリップ・ウーが、日本語で自分のライヴの告知をしたところ。ふだん日本語をほとんどしゃべらないフィリップ、よくがんばった。(笑) ズーコが打ち明ける。「ファーストの後、フィリップが私のところにやってきて、ライヴの告知をしたい、っていうのよ。で、やることになった。でも、よくがんばったよね」
ということで、そのフィリップのがんばったライヴ情報を文字で。彼は現在久保田利伸のツアーメンバーになっている。一番近いところでは、6月9日(金)、四谷メビウスから。場所、ライヴ開始時刻、値段などは各店舗にお尋ねください。 彼にも「君のウェッブに書いて」と言われたのでどーんとご紹介する。もちろん、そのお願いは英語で頼まれたー(笑)
■Philip Woo Live
2006年6月9日(金)
四谷メビウス.
http://www.mebius-yotsuya.jp/
8時から3ステージ
東京都新宿区舟町8 舟町ビルB1
営団地下丸の内線 四ッ谷三丁目駅 徒歩3分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅 徒歩3分
03-3341-3732
7月5日(水)、12日(水)
吉祥寺チャチャハウス
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/
19時45分と21時45分の2ステージ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14 B1F
0422-20-6730
7月19日(水)
横浜モーションブルー
http://www.motionblue.co.jp/
19時30分と21時30分の2ステージ
横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館 045-226-1919
■さらに、パーカッションのケンケンさんもライヴ告知。
6/12(月)【Soul Seekers】
幾見 雅博(G),岡沢 章(B),中西 康晴(Key),正木 五郎(Dr),Ken Keng(Per),Roomer(Vo)
新中野 弁天
http://www.benten55.com/top.htm
東京メトロ丸の内線新中野駅 1番出口より徒歩3分
phone 03-5340-8270
start 19:45,21:45 charge 前売3,000 当日3,500
ケンケンさん公式ウェッブ
http://www.bowz.net/kenkeng/
■また、ソイソウルは7月23日(日曜)、渋谷デュオでリリース記念ライヴを行う。
http://www.geocities.jp/zooconnection/frame200511.html
渋谷区道玄坂2−14−8 O-Eastビル1階 03-5459-8711
Setlist
1st set
01. I Know Me
02. True Color
03. Can’t stop
04. I Wish
05. Silver And Gold
06. My My My
07. ひまわり
2nd set
show started 20:06
01. So What
02. Baby You
03. Superfly
04. K-Won & K-Muto Session
05. Rock The Fire
06. Why Don’t You
07. Too Hot
08. Samurai Funk
Enc. Smile
show ended 21:21
(2006年6月4日日曜、目黒ブルースアレー=ソイソウル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soysoul
2006-113
毎度。
毎度毎度、絶妙におもしろいトークと、巧妙にグルーヴが作られたファンクサウンドにソウルの妙を聴かせるズーコのヴォーカルが三位一体となったソイソウルのライヴ。久々に目黒のブルースアレー。僕は仕事の関係で、ファーストの後半から参戦。7月1日の「ソウル・サーチン・ザ・セッション」まですでに一ヶ月を切って、お店の方々にもよろしくお願いしますの挨拶もかねて、ライヴを見た。案内された席は、ソイソウル事務所の小林社長とソウルバー探検家高畠さんらがいるところ。濃い・・・。
ちょうど入った頃は、ジョニー・ギル(ブルー・ギル)の「マイ・マイ・マイ」を終えてトークをしていたあたり。満員で立ち見も出ているブルースアレーは、熱気でムンムン。女性客が7−3くらいで多い。ズーコ人気で、ズーコが女性から支持されているかららしい。「男のファンを獲得するのが、私の目標です」とズーコは宣言する。
7月にリリースされる新曲「トゥ・ホット」などをからめながら、新企画のコーナーなどもいれて、なかなかにヴァリエーションにとんだライヴ・ショウになっていた。中でも「KウォンとKムトー」による音をサンプリングして、リズムトラックを作っていくところを実演するシーンや、謎の人物ドクター・ウォンのキャラクターなどシアトリカルな演出もおもしろかった。
ムトーさんによると、リハの時にはもっとむずかしい「技」を見せようと思ったのだが、「そのたびにマックがフリーズしてどうしようもなかったので、できるだけ軽い簡単なものをやった。ステージでやってる時はフリーズするか心配でしょうがなかった」という。でも、ああいう企画はおもしろい。どうやって曲が出来ていくか、普通その過程というのはわからないので、興味深い。
最後にこれまた個人的に受けたのが、ソイソウルのキーボード奏者、元メイズ、そして日本語は不得手だが、オリガミ上手のフィリップ・ウーが、日本語で自分のライヴの告知をしたところ。ふだん日本語をほとんどしゃべらないフィリップ、よくがんばった。(笑) ズーコが打ち明ける。「ファーストの後、フィリップが私のところにやってきて、ライヴの告知をしたい、っていうのよ。で、やることになった。でも、よくがんばったよね」
ということで、そのフィリップのがんばったライヴ情報を文字で。彼は現在久保田利伸のツアーメンバーになっている。一番近いところでは、6月9日(金)、四谷メビウスから。場所、ライヴ開始時刻、値段などは各店舗にお尋ねください。 彼にも「君のウェッブに書いて」と言われたのでどーんとご紹介する。もちろん、そのお願いは英語で頼まれたー(笑)
■Philip Woo Live
2006年6月9日(金)
四谷メビウス.
http://www.mebius-yotsuya.jp/
8時から3ステージ
東京都新宿区舟町8 舟町ビルB1
営団地下丸の内線 四ッ谷三丁目駅 徒歩3分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅 徒歩3分
03-3341-3732
7月5日(水)、12日(水)
吉祥寺チャチャハウス
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/
19時45分と21時45分の2ステージ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14 B1F
0422-20-6730
7月19日(水)
横浜モーションブルー
http://www.motionblue.co.jp/
19時30分と21時30分の2ステージ
横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館 045-226-1919
■さらに、パーカッションのケンケンさんもライヴ告知。
6/12(月)【Soul Seekers】
幾見 雅博(G),岡沢 章(B),中西 康晴(Key),正木 五郎(Dr),Ken Keng(Per),Roomer(Vo)
新中野 弁天
http://www.benten55.com/top.htm
東京メトロ丸の内線新中野駅 1番出口より徒歩3分
phone 03-5340-8270
start 19:45,21:45 charge 前売3,000 当日3,500
ケンケンさん公式ウェッブ
http://www.bowz.net/kenkeng/
■また、ソイソウルは7月23日(日曜)、渋谷デュオでリリース記念ライヴを行う。
http://www.geocities.jp/zooconnection/frame200511.html
渋谷区道玄坂2−14−8 O-Eastビル1階 03-5459-8711
Setlist
1st set
01. I Know Me
02. True Color
03. Can’t stop
04. I Wish
05. Silver And Gold
06. My My My
07. ひまわり
2nd set
show started 20:06
01. So What
02. Baby You
03. Superfly
04. K-Won & K-Muto Session
05. Rock The Fire
06. Why Don’t You
07. Too Hot
08. Samurai Funk
Enc. Smile
show ended 21:21
(2006年6月4日日曜、目黒ブルースアレー=ソイソウル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soysoul
2006-113
【「ソウル・サーチン・ザ・セッションVol.1」出演者続々決定〜ルーサーの親友ディーヴァ・グレイ、ベースに日野賢二、語り部・高山広】
続々。
来る2006年7月1日(土曜日)、ルーサー・ヴァンドロスのちょうど一周忌に行われる『ソウル・サーチン・ザ・セッション 第1回〜トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』の出演者が続々決まっている。これまでに確定しているアーティストをご紹介しておこう。
『ザ・ソウル・サーチン・ザ・セッション』は、一組のアーティストにスポットをあて、そのアーティストの知られざるエピソードなどをトークでご紹介しつつ、アーティストの持ち歌をシンガーたちが歌うというもの。歌は、日本在住のケイリブ・ジェームスを中心にしたバンドを軸に、様々なゲストシンガーが登場する。
今回のライヴの目玉は、まず、ケイリブがバンドを結成したこと。多くのゲストシンガーは、このバンドで歌う。バンドメンバーには、ベースに日野賢二、ドラムスに高田真、ギターにガッツ、サックスとパーカッションにゲイリー・スコットが参加することが決まった。中でも、ベースの日野賢二は、今回のテーマ、ルーサーの作品でベースを弾くのがマーカス・ミラーということで、日本のマーカスの呼び声も高い彼の参加は大いに期待される。このバンド名は、現在とりあえず「ザ・ソウル・サーチャーズ」と名づけている。
さらに、今回の最大の注目が、ルーサーになじみのスペシャル・ゲストの登場だ。ニューヨークのセッション・シンガーとして数々のレコーディングに参加、ルーサーとも古くからの知り合いで、70年代中期にルーサー本人に誘われセッションの世界に入り、多くのレコーディングを共にしてきたディーヴァ・グレイだ。ディーヴァはまた、ダンス・グループ、シックの初代ヴォーカルの一人でもある。ディーヴァとは、特別にトーク・セッションを設け、他では聞けないルーサーのエピソードを聞き、その後ルーサー作品を歌ってもらう。ルーサーを直接知るディーヴァの話は、興味深いものになるにちがいない。(ディーヴァ・グレイについては、近日中にさらに詳しくお伝えします)
すでにゲスト参加が決定しているのが、すっかり「ソウル・サーチン」ではおなじみの木下航志、前回から参加のガッツ(歌とギター)、前回でもマーヴィン曲で多くの聴衆を魅了したシャンティ、迫力のブレンダ・ヴォーンら。
また今回新しい企画として、「ルーサー物語」をアクター、ディレクト・ライター高山広が演じる。彼は一人芝居を多数演じている俳優であり、語り部でもある。約10分程度の「ルーサー物語」を彼なりの視点で、いくつかのエピソードを含めながら一つの短いトークドラマとして演じる。おそらくルーサーの人となりなどがこのドラマから感じられることになるだろう。
トークゲスト(パネリスト)は、自らのプロダクションにルーサーのヒット曲「ネヴァー・トゥ・マッチ」から「ネヴァー・トゥ・マッチ・プロダクション」と名づけているR&Bプロデューサー、松尾潔、NHK−FMの『ソウル・ミュージック』の選曲、DJでおなじみ尾臺順子、また、唯一無二、独自の「ステップ・アート」を発表し注目されているアーティスト、岡伸昭が参加する。司会進行は吉岡正晴。
この他、出演未確定のシンガーがおり、さらに若干の飛び入りゲストが参加するかもしれない。多彩なゲストが多い、相当密度の濃いルーサー・トリビュートのイヴェントになりそうだ。ルーサー好きの方も、ソウル・ミュージックに興味をお持ちの方も、存分に楽しめるものになるだろう。
(なお、現時点ですでにこのイヴェントは、座席の部分がほぼ満員になっており、立ち見になる可能性がでていますので、観覧ご希望の方は早めのご予約をお勧めします)
(出演アーティスト、ゲストなどの敬称略)
+++++
『ソウル・サーチン・ザ・セッションVol.1』 〜ルーサー・ヴァンドロスへ捧ぐ〜
■日時:2006年7月1日(土曜)
開場午後6時 1部・午後7時半から、2部・9時半から
(1部と2部の入れ替えはありません)
■場所:目黒ブルースアレーhttp://www.bluesalley.co.jp/
■住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
■電話:03−5740-6041(予約専用電話)
当日のお店の番号03-5496-4381
■行き方:JR山手線・目黒駅西口を降りて、恵比寿方向へ進み目黒通り(一方通行) を左折、100メートル弱・坂を降りた右側。地下一階。駅から徒歩3分。
■パネリスト:吉岡正晴(司会) ゲスト:松尾潔 尾臺順子 岡伸昭
■歌と演奏:ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ(日野賢二、高田真、 GATS(ガッツ)、ゲイリー・スコット)、 ゲスト・木下航志 シャンティ ブレンダ・ヴォーン、Maru(マル)、タケオ他。スペシャル ゲスト、ディーヴァ・グレイ。語り・高山広
■協力・ソウル・バー『下駄鬼』(03−3490−9302)
■チケット:テーブル席(指定)4,500 立見(自由)4,000
当日券は各料金500UP (各税込)
+++++
■予約のしかた:二通りあります。
(1)「ソウル・サーチン・ホームページ」へ予約する方法
下記予約受け付けアドレスに次の事項を明記の上、予約メールをお送りく ださ い。
1)お名前と総人数、2)メールアドレス(できればいらっしゃる方全員のも のが あれば幸いです)、3)緊急の際の連絡先(グループの場合、代表の方だけでけっこう です)、4)このイヴェントを何でお知りになったか。
折り返し確認メールを お送り します。
問い合わせ先・予約受け付けアドレス
soul_searchin_the_session@yahoo.co.jp
(2)直接、ブルースアレーに予約をいれる方法
予約用ホームページhttp://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html
上記ホームページにアクセスし、必要事項を記入の上、予約をする方法。また、03−5740-6041(予約専用電話)に電話して予約する方法。
では、7月1日にブルースアレーでお会いしましょう。
+++++
EVENT & ANNOUNCEMENTS>Soul Searchin’; The Session, Vol.1
続々。
来る2006年7月1日(土曜日)、ルーサー・ヴァンドロスのちょうど一周忌に行われる『ソウル・サーチン・ザ・セッション 第1回〜トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』の出演者が続々決まっている。これまでに確定しているアーティストをご紹介しておこう。
『ザ・ソウル・サーチン・ザ・セッション』は、一組のアーティストにスポットをあて、そのアーティストの知られざるエピソードなどをトークでご紹介しつつ、アーティストの持ち歌をシンガーたちが歌うというもの。歌は、日本在住のケイリブ・ジェームスを中心にしたバンドを軸に、様々なゲストシンガーが登場する。
今回のライヴの目玉は、まず、ケイリブがバンドを結成したこと。多くのゲストシンガーは、このバンドで歌う。バンドメンバーには、ベースに日野賢二、ドラムスに高田真、ギターにガッツ、サックスとパーカッションにゲイリー・スコットが参加することが決まった。中でも、ベースの日野賢二は、今回のテーマ、ルーサーの作品でベースを弾くのがマーカス・ミラーということで、日本のマーカスの呼び声も高い彼の参加は大いに期待される。このバンド名は、現在とりあえず「ザ・ソウル・サーチャーズ」と名づけている。
さらに、今回の最大の注目が、ルーサーになじみのスペシャル・ゲストの登場だ。ニューヨークのセッション・シンガーとして数々のレコーディングに参加、ルーサーとも古くからの知り合いで、70年代中期にルーサー本人に誘われセッションの世界に入り、多くのレコーディングを共にしてきたディーヴァ・グレイだ。ディーヴァはまた、ダンス・グループ、シックの初代ヴォーカルの一人でもある。ディーヴァとは、特別にトーク・セッションを設け、他では聞けないルーサーのエピソードを聞き、その後ルーサー作品を歌ってもらう。ルーサーを直接知るディーヴァの話は、興味深いものになるにちがいない。(ディーヴァ・グレイについては、近日中にさらに詳しくお伝えします)
すでにゲスト参加が決定しているのが、すっかり「ソウル・サーチン」ではおなじみの木下航志、前回から参加のガッツ(歌とギター)、前回でもマーヴィン曲で多くの聴衆を魅了したシャンティ、迫力のブレンダ・ヴォーンら。
また今回新しい企画として、「ルーサー物語」をアクター、ディレクト・ライター高山広が演じる。彼は一人芝居を多数演じている俳優であり、語り部でもある。約10分程度の「ルーサー物語」を彼なりの視点で、いくつかのエピソードを含めながら一つの短いトークドラマとして演じる。おそらくルーサーの人となりなどがこのドラマから感じられることになるだろう。
トークゲスト(パネリスト)は、自らのプロダクションにルーサーのヒット曲「ネヴァー・トゥ・マッチ」から「ネヴァー・トゥ・マッチ・プロダクション」と名づけているR&Bプロデューサー、松尾潔、NHK−FMの『ソウル・ミュージック』の選曲、DJでおなじみ尾臺順子、また、唯一無二、独自の「ステップ・アート」を発表し注目されているアーティスト、岡伸昭が参加する。司会進行は吉岡正晴。
この他、出演未確定のシンガーがおり、さらに若干の飛び入りゲストが参加するかもしれない。多彩なゲストが多い、相当密度の濃いルーサー・トリビュートのイヴェントになりそうだ。ルーサー好きの方も、ソウル・ミュージックに興味をお持ちの方も、存分に楽しめるものになるだろう。
(なお、現時点ですでにこのイヴェントは、座席の部分がほぼ満員になっており、立ち見になる可能性がでていますので、観覧ご希望の方は早めのご予約をお勧めします)
(出演アーティスト、ゲストなどの敬称略)
+++++
『ソウル・サーチン・ザ・セッションVol.1』 〜ルーサー・ヴァンドロスへ捧ぐ〜
■日時:2006年7月1日(土曜)
開場午後6時 1部・午後7時半から、2部・9時半から
(1部と2部の入れ替えはありません)
■場所:目黒ブルースアレーhttp://www.bluesalley.co.jp/
■住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
■電話:03−5740-6041(予約専用電話)
当日のお店の番号03-5496-4381
■行き方:JR山手線・目黒駅西口を降りて、恵比寿方向へ進み目黒通り(一方通行) を左折、100メートル弱・坂を降りた右側。地下一階。駅から徒歩3分。
■パネリスト:吉岡正晴(司会) ゲスト:松尾潔 尾臺順子 岡伸昭
■歌と演奏:ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ(日野賢二、高田真、 GATS(ガッツ)、ゲイリー・スコット)、 ゲスト・木下航志 シャンティ ブレンダ・ヴォーン、Maru(マル)、タケオ他。スペシャル ゲスト、ディーヴァ・グレイ。語り・高山広
■協力・ソウル・バー『下駄鬼』(03−3490−9302)
■チケット:テーブル席(指定)4,500 立見(自由)4,000
当日券は各料金500UP (各税込)
+++++
■予約のしかた:二通りあります。
(1)「ソウル・サーチン・ホームページ」へ予約する方法
下記予約受け付けアドレスに次の事項を明記の上、予約メールをお送りく ださ い。
1)お名前と総人数、2)メールアドレス(できればいらっしゃる方全員のも のが あれば幸いです)、3)緊急の際の連絡先(グループの場合、代表の方だけでけっこう です)、4)このイヴェントを何でお知りになったか。
折り返し確認メールを お送り します。
問い合わせ先・予約受け付けアドレス
soul_searchin_the_session@yahoo.co.jp
(2)直接、ブルースアレーに予約をいれる方法
予約用ホームページhttp://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html
上記ホームページにアクセスし、必要事項を記入の上、予約をする方法。また、03−5740-6041(予約専用電話)に電話して予約する方法。
では、7月1日にブルースアレーでお会いしましょう。
+++++
EVENT & ANNOUNCEMENTS>Soul Searchin’; The Session, Vol.1
(昨日からのつづき)
【10点満点】
ファンタビュラス。
シャラマーのライヴ始まる前に、同行の松尾さん、封筒から何枚か写真を取り出す。「これね、去年ロンドンで撮ったんですよ。ブラックプールのライヴ。ハワード・ヒューイットに、グレン・ジョーンズ、フィル・ペリーなんかがでたやつ。あとで機会があれば、手渡そうと思って」
「セカンド・タイム・アラウンド」あたりでは、もうすでに松尾さんものりのりで身体を揺らしている。6曲目の「アイ・キャン・メイク・ユー・・・」でのメンバー紹介で、ハワードが言う。「キーボード! KC! カート・クレイトン!」 おっと、あっちにもKCがいるぞ。KC対決か。(笑)
ライヴ後、松尾氏、岡さんらとともにちょろっと楽屋へ。ハワードのお出ましを待っているとキーボードのKC登場。一言二言あり、「こちらも、KCですよ」。「キヨシがケイシーになったんです」 彼は初の日本だそうだ。前回の来日には都合で来れなかった。ただシャラマーのバンドにはすでに数年在籍している。彼は現在メンフィス在住。
まもなく着替えたハワード登場。松尾氏、写真を渡す。「おおっ、ロンドンの!」とハワード。それぞれに自己紹介するが、松尾さん、僕のことをハワードに「もっとも日本で影響力のあるクリティック(評論家)です」と紹介した。「クリティーク(評論家)か! で、どう?」というので、思わず、「10点満点をさしあげます (I give you 10)」と言って親指を上に指した。「10! すばらしい。ありがとう」 岡さんを見て「いいアフロだね」。「昔は大きなアフロしていたんでしょう」と僕がハワードに向けると、「いやあ、僕のは『ハーフロ』(半分のアフロ)くらいだな(笑)」と答え、周りは爆笑した。初めて聞いた、この単語。
「89年頃、あなたがエムザ(MZA)に来た時に、お会いしてインタヴューしたんです」と言うと、「ロングタイム・アゴー〜」とのこと。確かに、かなり古い話だ。その時は、ハワードのソロだった。ジェームス・イングラム、ピーボ、そして、このハワードと、いずれも素晴らしいシンガーだ。
「また近いうちに、日本へ戻ってきてください」 「ああ、ぜひ。でも、一日2回のショーはけっこう大変だよ。一日、オフが途中にあったけど。6日間、2ショーはハードだ。アメリカではこういうのはやったことがない。時差はないけど、部屋に戻ったら寝るんだ」とハワード。けっこう大変なんだ。
すると、中からメンバーが登場し、エレヴェーターへ。キャロリンが登場するや、松尾氏、キャリー・ルーカスのヒットの一節を歌い、大喜びさせる。しかし、キャリー・ルーカスの娘ということは、一体いくつくらいなんだろう。76年くらいの生まれなのかな。ステージでは3年前から参加と言っていたが、前回2年前にはいなかった。
もうひとつこの日覚えた単語。最近は、「ファンタスティック」と「ファブュラス」を合体させて「ファンタビュラス」って言うんですか。なんと同じ日に、マーヴァ・ホイットニーにインタヴューした時にも、オーサカ=モノレールについて一言「ファンタビュラス」と言っていて、頭の片隅にあったのだが、ここでも聞いて、またか、と思った。シャラマーのライヴ、「ファンタビュラス」!
(2006年6月2日金曜、丸の内コットンクラブ=シャラマー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shalamar
2006-111
【10点満点】
ファンタビュラス。
シャラマーのライヴ始まる前に、同行の松尾さん、封筒から何枚か写真を取り出す。「これね、去年ロンドンで撮ったんですよ。ブラックプールのライヴ。ハワード・ヒューイットに、グレン・ジョーンズ、フィル・ペリーなんかがでたやつ。あとで機会があれば、手渡そうと思って」
「セカンド・タイム・アラウンド」あたりでは、もうすでに松尾さんものりのりで身体を揺らしている。6曲目の「アイ・キャン・メイク・ユー・・・」でのメンバー紹介で、ハワードが言う。「キーボード! KC! カート・クレイトン!」 おっと、あっちにもKCがいるぞ。KC対決か。(笑)
ライヴ後、松尾氏、岡さんらとともにちょろっと楽屋へ。ハワードのお出ましを待っているとキーボードのKC登場。一言二言あり、「こちらも、KCですよ」。「キヨシがケイシーになったんです」 彼は初の日本だそうだ。前回の来日には都合で来れなかった。ただシャラマーのバンドにはすでに数年在籍している。彼は現在メンフィス在住。
まもなく着替えたハワード登場。松尾氏、写真を渡す。「おおっ、ロンドンの!」とハワード。それぞれに自己紹介するが、松尾さん、僕のことをハワードに「もっとも日本で影響力のあるクリティック(評論家)です」と紹介した。「クリティーク(評論家)か! で、どう?」というので、思わず、「10点満点をさしあげます (I give you 10)」と言って親指を上に指した。「10! すばらしい。ありがとう」 岡さんを見て「いいアフロだね」。「昔は大きなアフロしていたんでしょう」と僕がハワードに向けると、「いやあ、僕のは『ハーフロ』(半分のアフロ)くらいだな(笑)」と答え、周りは爆笑した。初めて聞いた、この単語。
「89年頃、あなたがエムザ(MZA)に来た時に、お会いしてインタヴューしたんです」と言うと、「ロングタイム・アゴー〜」とのこと。確かに、かなり古い話だ。その時は、ハワードのソロだった。ジェームス・イングラム、ピーボ、そして、このハワードと、いずれも素晴らしいシンガーだ。
「また近いうちに、日本へ戻ってきてください」 「ああ、ぜひ。でも、一日2回のショーはけっこう大変だよ。一日、オフが途中にあったけど。6日間、2ショーはハードだ。アメリカではこういうのはやったことがない。時差はないけど、部屋に戻ったら寝るんだ」とハワード。けっこう大変なんだ。
すると、中からメンバーが登場し、エレヴェーターへ。キャロリンが登場するや、松尾氏、キャリー・ルーカスのヒットの一節を歌い、大喜びさせる。しかし、キャリー・ルーカスの娘ということは、一体いくつくらいなんだろう。76年くらいの生まれなのかな。ステージでは3年前から参加と言っていたが、前回2年前にはいなかった。
もうひとつこの日覚えた単語。最近は、「ファンタスティック」と「ファブュラス」を合体させて「ファンタビュラス」って言うんですか。なんと同じ日に、マーヴァ・ホイットニーにインタヴューした時にも、オーサカ=モノレールについて一言「ファンタビュラス」と言っていて、頭の片隅にあったのだが、ここでも聞いて、またか、と思った。シャラマーのライヴ、「ファンタビュラス」!
(2006年6月2日金曜、丸の内コットンクラブ=シャラマー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shalamar
2006-111
【シャラマー・ライヴ:今週のベストライヴ・イン・タウン】
ベスト。
70年代後期から80年代初期にかけて多くのダンサブルなヒットを放った3人組、シャラマー。ロスアンジェルスにあるソーラー・レコードから生まれたヒット曲は、明るくポップでダンサブル。日本でもいまだにディスコクラシックとして人気が高い曲が多い。この日はコットン・クラブがほぼ満員。80年代初期にディスコで遊び、リアルタイムでシャラマーに触れていた観客が大量に押し寄せている感じだ。
シャラマーとしての来日は2004年5月以来ほぼ2年ぶり。前回のハワード・ヒューイット、ジェフリー・ダニエルに加え、前回と違う新しい女性シンガー、その名もキャロリン・グリフィーを従えての新生シャラマーだ。なんとこのキャロリン・グリフィー、名前を聞いてピンと来る方もいらっしゃるかもしれない。シャラマーやウイスパーズを送り出したソーラー・レコード創始者のディック・グリフィーと「ダンス・ウィズ・ユー」などのヒットを放ったキャリー・ルーカスとの間に生まれた子だという。ダブルで親の七光りで、14光りだ!
今回のバンドがものすごくよかった。ドラムス、ベース、ギター、キーボードとこれほどまでにまとまったバンドは、11月から見たコットン・クラブの中で最高のものだった。特に6曲目の「アイ・キャン・メイク・ユー・フィール・グッド」を少し改変し「ミュージック・メイク・ユー・フィール・グッド」として、それぞれのソロを聴かせたところなど、各個性がでて見事。しかも、途中にシックの「グッドタイムス」や、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」のリフを入れるところなど最高のセンス。みんな力のあるミュージシャンで、しかもコーラスを支えるユニットとしてもひじょうによくできていた。
冒頭3曲で、いきなりダンサブルにメドレーで観客をノックアウト。少し紹介をして、スローへ。歌の部分ではハワード・ヒューイットが圧倒的な存在感を見せる。下手をすればハワード&バンド、とさえなりそうだが、それでもジェフリーの抜群のダンス、そして、キャロリンの華ということで、シャラマーになっていた。7曲目ではアイズレーのCDにあわせて、在大阪ジェフリーがロボットダンスを披露。さすがにうまい。お金を取れるダンスだ。
「大きなアフロヘアーにベルボトム・ジーンズ、そして、(高い)プラットフォーム・シューズ。そんなものが流行っていたあの頃に、お連れしましょう」 まさにシャラマーのヒット曲はその頃を彷彿させる作品ばかり。
9曲目の「セカンド・タイム・アラウンド」では、それまで我慢し切れなかった観客が総立ちに。コットン・クラブ、ディスコになる瞬間だった。いやあ、しかし、よかった。
(シャラマー、つづく)
■シャラマーは日曜まで、コットンクラブで。
■シャラマー 過去関連記事
2004/09/07 (Tue)
The Best Disco In Town Live: Live DVD
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/dvd/diary20040907.html
2004/05/20 (Thu)
Let’s Groove 2004, Live At Kokusai Forum: Don’t You Miss It Back In The Day?
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/event/diary20040520.html
■メンバー
シャラマー・フィーチャリング・ハワード・ヒューイット、ジェフリー・ダニエル、キャロリン・グリフィー
Howard Hewett(vo),Jeffrey Daniel(vo),Carolyn Griffey(vo),Evarocitta Jones(vo),Tamara Jones(vo),Zedric Kurt Clayton(key),Garry Goin(g),Jackie Clark(b),Carlos Sargent(ds)
■Setlist
show started 21:33
01. Make That Move (From The Album "Three For Love"- 1980)
02. Friends (From The Album "Friends" - 1982)
03. Sweeter As The Days Go By (From The Album "Go For It" - 1981)
04. Somewhere There’s A Love (From The Album "Three For Love"- 1980)
05. Dead Giveaway (From The Album "The Look" - 1983)
06. I Can Make You Feel Good -- A Riff Of "Good Times", "Love Rollercoaster" (From The Album "Friends"- 1982)
07. (Jeffrey Daniels Dance Performance) The Pride (CD play by Isley Brothers)
08. Full Of Fire (From The Album "Three For Love"- 1980)
09. Second Time Around (From The Album "Big Fun" - 1979)
10. A Night To Remember (From The Album "Friends"- 1982)
Enc. Take That To The Bank (From The Album "Disco Gardens" - 1978)
show ended 22:44
(2006年6月2日金曜、丸の内コットンクラブ=シャラマー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shalamar
2006-111
ベスト。
70年代後期から80年代初期にかけて多くのダンサブルなヒットを放った3人組、シャラマー。ロスアンジェルスにあるソーラー・レコードから生まれたヒット曲は、明るくポップでダンサブル。日本でもいまだにディスコクラシックとして人気が高い曲が多い。この日はコットン・クラブがほぼ満員。80年代初期にディスコで遊び、リアルタイムでシャラマーに触れていた観客が大量に押し寄せている感じだ。
シャラマーとしての来日は2004年5月以来ほぼ2年ぶり。前回のハワード・ヒューイット、ジェフリー・ダニエルに加え、前回と違う新しい女性シンガー、その名もキャロリン・グリフィーを従えての新生シャラマーだ。なんとこのキャロリン・グリフィー、名前を聞いてピンと来る方もいらっしゃるかもしれない。シャラマーやウイスパーズを送り出したソーラー・レコード創始者のディック・グリフィーと「ダンス・ウィズ・ユー」などのヒットを放ったキャリー・ルーカスとの間に生まれた子だという。ダブルで親の七光りで、14光りだ!
今回のバンドがものすごくよかった。ドラムス、ベース、ギター、キーボードとこれほどまでにまとまったバンドは、11月から見たコットン・クラブの中で最高のものだった。特に6曲目の「アイ・キャン・メイク・ユー・フィール・グッド」を少し改変し「ミュージック・メイク・ユー・フィール・グッド」として、それぞれのソロを聴かせたところなど、各個性がでて見事。しかも、途中にシックの「グッドタイムス」や、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」のリフを入れるところなど最高のセンス。みんな力のあるミュージシャンで、しかもコーラスを支えるユニットとしてもひじょうによくできていた。
冒頭3曲で、いきなりダンサブルにメドレーで観客をノックアウト。少し紹介をして、スローへ。歌の部分ではハワード・ヒューイットが圧倒的な存在感を見せる。下手をすればハワード&バンド、とさえなりそうだが、それでもジェフリーの抜群のダンス、そして、キャロリンの華ということで、シャラマーになっていた。7曲目ではアイズレーのCDにあわせて、在大阪ジェフリーがロボットダンスを披露。さすがにうまい。お金を取れるダンスだ。
「大きなアフロヘアーにベルボトム・ジーンズ、そして、(高い)プラットフォーム・シューズ。そんなものが流行っていたあの頃に、お連れしましょう」 まさにシャラマーのヒット曲はその頃を彷彿させる作品ばかり。
9曲目の「セカンド・タイム・アラウンド」では、それまで我慢し切れなかった観客が総立ちに。コットン・クラブ、ディスコになる瞬間だった。いやあ、しかし、よかった。
(シャラマー、つづく)
■シャラマーは日曜まで、コットンクラブで。
■シャラマー 過去関連記事
2004/09/07 (Tue)
The Best Disco In Town Live: Live DVD
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/dvd/diary20040907.html
2004/05/20 (Thu)
Let’s Groove 2004, Live At Kokusai Forum: Don’t You Miss It Back In The Day?
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/event/diary20040520.html
■メンバー
シャラマー・フィーチャリング・ハワード・ヒューイット、ジェフリー・ダニエル、キャロリン・グリフィー
Howard Hewett(vo),Jeffrey Daniel(vo),Carolyn Griffey(vo),Evarocitta Jones(vo),Tamara Jones(vo),Zedric Kurt Clayton(key),Garry Goin(g),Jackie Clark(b),Carlos Sargent(ds)
■Setlist
show started 21:33
01. Make That Move (From The Album "Three For Love"- 1980)
02. Friends (From The Album "Friends" - 1982)
03. Sweeter As The Days Go By (From The Album "Go For It" - 1981)
04. Somewhere There’s A Love (From The Album "Three For Love"- 1980)
05. Dead Giveaway (From The Album "The Look" - 1983)
06. I Can Make You Feel Good -- A Riff Of "Good Times", "Love Rollercoaster" (From The Album "Friends"- 1982)
07. (Jeffrey Daniels Dance Performance) The Pride (CD play by Isley Brothers)
08. Full Of Fire (From The Album "Three For Love"- 1980)
09. Second Time Around (From The Album "Big Fun" - 1979)
10. A Night To Remember (From The Album "Friends"- 1982)
Enc. Take That To The Bank (From The Album "Disco Gardens" - 1978)
show ended 22:44
(2006年6月2日金曜、丸の内コットンクラブ=シャラマー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shalamar
2006-111
【レゲエのサウンドシステムが身体を直撃】
振動。
かつて西麻布にあった伝説のクラブ「トミーズ・ハウス」(79年〜83年)、そして、新宿の「第三倉庫」(84年〜86年)を運営、DJをしていたトミー(富久慧)氏が、久々に乃木坂に店を開いた。店名は「クラブ・カクタス」。2006年5月26日(金)に正式オープンした。基本はレゲエを大音響のサウンド・システムで聴かせ、踊らせるというもの。早速のぞいてみた。
ちょうど、乃木坂・桂由美ブライダルビルのすぐ裏あたり。その昔は1階におそばやさんがあったビルの地下。階段を降りていくと、2軒クラブ風な店、カラオケ店があり、残る一軒が「カクタス」なのだが、ロゴマークだけで、文字がない。カクタスはサボテンの英語名。ロゴは緑色のサボテンがデザインされている。
扉の取っ手が、よくレコーディング・スタジオにあるような、頑丈なものでちょっと驚く。ぐいっと引き下げて中に入ると、さらにもう一つの扉。無音。そこにも下に引くような取っ手。がっとあけると広い空間が現れる。爆音。二重扉で完全防音になっている、という。入って左側に約6メートルの檜の一枚板を使ったバーカウンター。そして、正面にDJブース。右に大きなスピーカーがど〜〜んと鎮座していた。それにしても二重ドアには恐れ入った。約30坪の広さ。天井が3メートル以上あって、気持ちいい。
「レゲエだよ、この店のコンセプト。サウンドシステム、っていうの。レゲエはみんなこういうサウンド・システム持ってて、爆音でやってる。この店も天井、壁、入口のドア、もちろん非常口のドアまで完璧に防音した。それでものすごくお金かかった」とトミーは言う。
スピーカーがどんと立っているのだが、二本が並んでいて1本のように見える。「スピーカー、右と左に分けないの?」と聴くと、トミーは、「(レゲエのサウンドシステムは)左右関係ないんじゃない。だからこう」との説明。「毎週週末にレゲエのDJが入るんだ」と聞くと「DJって言わないで、サウンドっていうんだよ。(笑)」と。へえ〜〜、知りませんでした。
オープニングはランキン・タクシーが自分のサウンドシステムを持ってきて、大爆音でやっていったそうだ。レゲエはコアなファンがいるので、週末などけっこう一杯になるという。
少し大きな音になったら、スピーカーからものすごい空気の振動が伝わってきた。これはすごいわ。普通の小さなクラブだと大体300ワットくらいのアンプで鳴らすところを、ここでは1500ワットのアンプをつないでいるという。しかも、天井まで届きそうなスピーカーは自作だという。これまた恐れ入った。試しにスピーカーの前に立ってみると、頭の毛が逆立つような感じになる。ベースのウーハーの波動が直撃だ。
しかし、オープニングのレセプションでは完全防音なのに、上階からクレームが来たという。なんと空調の排気口から音ではなく振動が伝わったらしい。そのため、空調の位置を少し下げて、そこにクッションのようなものをいれたそうだ。
この爆音の中に何時間もいたら、気持ち悪くならないだろうか。(笑) 今後は平日にはイヴェントなどもいれていくという。そういう日は、R&Bも、ハウスもありになる、という。何もない時は比較的静かに飲めるような雰囲気。DJブースは、ターンテーブル縦置き2台とCDJ2台。「俺はオールドスクールだから、ターンテーブル縦置きだと、ボタンとか押し間違えちゃうんだよ。(笑)」 ブースのところには、なぜかRケリーのCDが置かれていた。
ところで、あの6メートルの一枚板。どうやってこの地下一階まで運びこんだのだろう。階段のところなんて、曲がり切れたのだろうか。とても無理そうだが。そんなこと考えると眠れなくなってしまった。そんなこと考えると眠れなくなってしまった。まだメディアにでていないが、これから話題になる店だ。
■クラブ・カクタス
Club Cactus
電話03−3408−9577
〒107-0062 港区南青山1-15-18 リーラ乃木坂地下一階
千代田線乃木坂三番出口。
定休日・日曜日
営業 朝5時まで
平日はチャージなし。金土は3000円で2ドリンク。
開店 2006年5月26日金曜
ENT>SOULBARS>Club Cactus
(ソウルバーではありませんが、とりあえず、バーということでここにいれておきます)
振動。
かつて西麻布にあった伝説のクラブ「トミーズ・ハウス」(79年〜83年)、そして、新宿の「第三倉庫」(84年〜86年)を運営、DJをしていたトミー(富久慧)氏が、久々に乃木坂に店を開いた。店名は「クラブ・カクタス」。2006年5月26日(金)に正式オープンした。基本はレゲエを大音響のサウンド・システムで聴かせ、踊らせるというもの。早速のぞいてみた。
ちょうど、乃木坂・桂由美ブライダルビルのすぐ裏あたり。その昔は1階におそばやさんがあったビルの地下。階段を降りていくと、2軒クラブ風な店、カラオケ店があり、残る一軒が「カクタス」なのだが、ロゴマークだけで、文字がない。カクタスはサボテンの英語名。ロゴは緑色のサボテンがデザインされている。
扉の取っ手が、よくレコーディング・スタジオにあるような、頑丈なものでちょっと驚く。ぐいっと引き下げて中に入ると、さらにもう一つの扉。無音。そこにも下に引くような取っ手。がっとあけると広い空間が現れる。爆音。二重扉で完全防音になっている、という。入って左側に約6メートルの檜の一枚板を使ったバーカウンター。そして、正面にDJブース。右に大きなスピーカーがど〜〜んと鎮座していた。それにしても二重ドアには恐れ入った。約30坪の広さ。天井が3メートル以上あって、気持ちいい。
「レゲエだよ、この店のコンセプト。サウンドシステム、っていうの。レゲエはみんなこういうサウンド・システム持ってて、爆音でやってる。この店も天井、壁、入口のドア、もちろん非常口のドアまで完璧に防音した。それでものすごくお金かかった」とトミーは言う。
スピーカーがどんと立っているのだが、二本が並んでいて1本のように見える。「スピーカー、右と左に分けないの?」と聴くと、トミーは、「(レゲエのサウンドシステムは)左右関係ないんじゃない。だからこう」との説明。「毎週週末にレゲエのDJが入るんだ」と聞くと「DJって言わないで、サウンドっていうんだよ。(笑)」と。へえ〜〜、知りませんでした。
オープニングはランキン・タクシーが自分のサウンドシステムを持ってきて、大爆音でやっていったそうだ。レゲエはコアなファンがいるので、週末などけっこう一杯になるという。
少し大きな音になったら、スピーカーからものすごい空気の振動が伝わってきた。これはすごいわ。普通の小さなクラブだと大体300ワットくらいのアンプで鳴らすところを、ここでは1500ワットのアンプをつないでいるという。しかも、天井まで届きそうなスピーカーは自作だという。これまた恐れ入った。試しにスピーカーの前に立ってみると、頭の毛が逆立つような感じになる。ベースのウーハーの波動が直撃だ。
しかし、オープニングのレセプションでは完全防音なのに、上階からクレームが来たという。なんと空調の排気口から音ではなく振動が伝わったらしい。そのため、空調の位置を少し下げて、そこにクッションのようなものをいれたそうだ。
この爆音の中に何時間もいたら、気持ち悪くならないだろうか。(笑) 今後は平日にはイヴェントなどもいれていくという。そういう日は、R&Bも、ハウスもありになる、という。何もない時は比較的静かに飲めるような雰囲気。DJブースは、ターンテーブル縦置き2台とCDJ2台。「俺はオールドスクールだから、ターンテーブル縦置きだと、ボタンとか押し間違えちゃうんだよ。(笑)」 ブースのところには、なぜかRケリーのCDが置かれていた。
ところで、あの6メートルの一枚板。どうやってこの地下一階まで運びこんだのだろう。階段のところなんて、曲がり切れたのだろうか。とても無理そうだが。そんなこと考えると眠れなくなってしまった。そんなこと考えると眠れなくなってしまった。まだメディアにでていないが、これから話題になる店だ。
■クラブ・カクタス
Club Cactus
電話03−3408−9577
〒107-0062 港区南青山1-15-18 リーラ乃木坂地下一階
千代田線乃木坂三番出口。
定休日・日曜日
営業 朝5時まで
平日はチャージなし。金土は3000円で2ドリンク。
開店 2006年5月26日金曜
ENT>SOULBARS>Club Cactus
(ソウルバーではありませんが、とりあえず、バーということでここにいれておきます)
(昨日からの続き)
【エッセンス・ソウルバー(パート2)】
幇助(ほうじょ)。
ご本人(和田さん)に挨拶した後、松尾さんに「エッセンス、行きましょうよ」というと、「いやあ、今年は行けないんですよ」との返事。あ、ニューオーリンズのほうの、エッセンスね。(笑) そうではなく、横浜の新しいソウルバー、「エッセンス」です。僕も初めてなので一応地図を用意。さらに、火曜日が定休日だったりすると痛いので、事前に電話で確認もしておいた。抜かりなし。昨年(2005年)10月にできたソウルバー、エッセンスは神奈川県庁前、モーションの駐車場からでて信号3つくらいほんの2-3分で着いた。えらい近い。石川町のソウルバー「モータウン」オウナーの芦田さんがやっている「ヒット・パレード」と同じビルだった。
扉からかなり重厚で、中に入ると、さらに天井が高く、ウッディーな作りで、落ち着いた大人の雰囲気のバーだった。ある意味、予想外。カウンター10席少々と4人から無理すればぎりぎり6人まで入れるボックス席が3つなど。ソウルバーらしからぬ重厚さ(笑)に驚いていると、やはり、それまで何年か続いていたバーに「居抜き」(前の店の内装、什器などをそのまま使って、オウナーだけが変わること)で入ったという。前店はイギリス風「ウェラーズ・ワーフ」というバーだったそうだ。
マスター、高橋さんは以前六本木の名店「テンプス」にいた方。先日の六本木ガーデンの『「ミラクル」川畑さん27周年記念イヴェント』でもご挨拶していた。同行ソウルメイトAは、「なんか、ここには昔来たことがある。日本一おいしいフローズン・マルガリータを出す店だというキャッチで連れて来られたような気がする」と発言。その旨オウナーに尋ねると、「それは知りませんでした。でも、フローズン・マルガリータはできます」とのお返事。松尾氏「じゃあ、そのFMと、こちらはGAで〜〜」。
何でも略すか。(笑) となると、ウ-ロン茶だったら、UT、カフェオレだったら、CAL(さらに略してカル)、クランベリージュースなら、CJ。クランベリージュースを飲む仲間たちは? CJ&カンパニー。(マニア向けですいません)
マスターも何度も「エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル」には足を運んでおり、松尾氏に「どこかですれ違っているかもしれませんね」とのこと。
壁に作られている酒蔵の扉は、ちょうどレコードジャケットが何枚も飾られている。そんなアナログのジャケットには、何人かのアーティストたちのサインが書かれていた。
途中から和田さんのバックをつけたバンドメンバー数名が到着。なんとグルーヴラインのベース、ソウシさんは福岡出身ということで、松尾さんと出身学校が一緒ということが発覚。帰り際に立ち話で盛り上がった。
しばらくすると、なんとトクから電話。何かと思ったら、そのメンバーたちは、ここからすぐ近くのライヴハウス「カモメ」に移動。そこで、我々がここにいることを知って、電話してきたらしい。トクはこの日、カモメでライヴだったそうで、「なんで、こっちにも来てくれないんですかあ(怒)&(笑)」と。ジョインする話も一瞬浮上するが、松尾氏が「和田くんの作詞を昨日中にあげてないといけないんで・・・。今、現実逃避中なんです・・・」とのことで、断念・解散へ。そんなこんなの「現実逃避幇助(ほうじょ)」の横浜の夜でした。
バー エッセンス
Bar Essence
231−0003神奈川県横浜市中区北仲通1−6 1階
営業時間 19時から午前5時まで
年中無休
電話 045-201-8682
ENT>SOUL BARS>Essence
【エッセンス・ソウルバー(パート2)】
幇助(ほうじょ)。
ご本人(和田さん)に挨拶した後、松尾さんに「エッセンス、行きましょうよ」というと、「いやあ、今年は行けないんですよ」との返事。あ、ニューオーリンズのほうの、エッセンスね。(笑) そうではなく、横浜の新しいソウルバー、「エッセンス」です。僕も初めてなので一応地図を用意。さらに、火曜日が定休日だったりすると痛いので、事前に電話で確認もしておいた。抜かりなし。昨年(2005年)10月にできたソウルバー、エッセンスは神奈川県庁前、モーションの駐車場からでて信号3つくらいほんの2-3分で着いた。えらい近い。石川町のソウルバー「モータウン」オウナーの芦田さんがやっている「ヒット・パレード」と同じビルだった。
扉からかなり重厚で、中に入ると、さらに天井が高く、ウッディーな作りで、落ち着いた大人の雰囲気のバーだった。ある意味、予想外。カウンター10席少々と4人から無理すればぎりぎり6人まで入れるボックス席が3つなど。ソウルバーらしからぬ重厚さ(笑)に驚いていると、やはり、それまで何年か続いていたバーに「居抜き」(前の店の内装、什器などをそのまま使って、オウナーだけが変わること)で入ったという。前店はイギリス風「ウェラーズ・ワーフ」というバーだったそうだ。
マスター、高橋さんは以前六本木の名店「テンプス」にいた方。先日の六本木ガーデンの『「ミラクル」川畑さん27周年記念イヴェント』でもご挨拶していた。同行ソウルメイトAは、「なんか、ここには昔来たことがある。日本一おいしいフローズン・マルガリータを出す店だというキャッチで連れて来られたような気がする」と発言。その旨オウナーに尋ねると、「それは知りませんでした。でも、フローズン・マルガリータはできます」とのお返事。松尾氏「じゃあ、そのFMと、こちらはGAで〜〜」。
何でも略すか。(笑) となると、ウ-ロン茶だったら、UT、カフェオレだったら、CAL(さらに略してカル)、クランベリージュースなら、CJ。クランベリージュースを飲む仲間たちは? CJ&カンパニー。(マニア向けですいません)
マスターも何度も「エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル」には足を運んでおり、松尾氏に「どこかですれ違っているかもしれませんね」とのこと。
壁に作られている酒蔵の扉は、ちょうどレコードジャケットが何枚も飾られている。そんなアナログのジャケットには、何人かのアーティストたちのサインが書かれていた。
途中から和田さんのバックをつけたバンドメンバー数名が到着。なんとグルーヴラインのベース、ソウシさんは福岡出身ということで、松尾さんと出身学校が一緒ということが発覚。帰り際に立ち話で盛り上がった。
しばらくすると、なんとトクから電話。何かと思ったら、そのメンバーたちは、ここからすぐ近くのライヴハウス「カモメ」に移動。そこで、我々がここにいることを知って、電話してきたらしい。トクはこの日、カモメでライヴだったそうで、「なんで、こっちにも来てくれないんですかあ(怒)&(笑)」と。ジョインする話も一瞬浮上するが、松尾氏が「和田くんの作詞を昨日中にあげてないといけないんで・・・。今、現実逃避中なんです・・・」とのことで、断念・解散へ。そんなこんなの「現実逃避幇助(ほうじょ)」の横浜の夜でした。
バー エッセンス
Bar Essence
231−0003神奈川県横浜市中区北仲通1−6 1階
営業時間 19時から午前5時まで
年中無休
電話 045-201-8682
ENT>SOUL BARS>Essence
Wada Masaya Live With G.A.
2006年5月31日【GA片手に楽しむ和田昌哉ライヴ(パート1)】
GA。
プロデューサーで、7月の『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でもトークゲストとして出演していただく松尾潔氏プロデュースの新人シンガー、和田昌哉さんのライヴを横浜モーションブルーで見る。というのも、なんと彼がセカンド・シングル「ファインド・ア・ウェイ」(2005年9月発売)の3曲目で、ルーサーの「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」をカヴァーしているので、松尾さんとともに行ってみた。
松尾さんと和田さんは、もう10年近く前、ミーシャのプロジェクトをてがけている時からの知り合いだという。曲を書いたり、英語が堪能ということで、ロンドンでのレコーディングなどを一緒にしていたそうだ。
本人も、ソウル系の作品は好きなようで、セットリストにスティーヴィー・ワンダーの「スーパースティション」、モニカの「ビフォー・ユー・ウォーク・アウト・オブ・マイ・ライフ」などが入っていた。しかし、残念ながらルーサーの曲は聴けなかった。
バックには、なんとこのところあちこちで遭遇するグループ、グルーヴラインのメンバー3人(ドラムス=ケイメイ、ギター=ワサビ、ベース=ソーシ)、さらにキーボードのポチ君などがついていた。和田さんもこのあたりのR&B、ニュークラシックソウル系をやる世代と横のつながりがあるようだ。編成は、ドラムス、ベース、ギター、キーボード、コーラス2人に和田さん本人。
基本的には甘い歌声のJポップシンガーという位置。1曲終えると、なにかを話してから、次の曲という形で、ライヴの本数をやっていないせいか、まだまだトークなどぎこちないところがあるものの、FM横浜でも番組を持っているということで、8割方席が埋まっていた。人気者だ。
僕は基本的にはお酒は飲まない。この日もいつものドリンク。「吉岡さん、また「G.A.」(ジー・エーと発音)ですか」と松尾さん。なにかといえば、ジンジャー・エールのこと。辛いのがあれば「G.A.dry」とか。普通ソウルマンたちが、「G.A.」というとジョージア州のことだが、ここ周辺(どこ周辺だ?)ではジンジャー・エールになりつつある。この命名は命名名人(早口言葉になりそう。3回続けてどうぞ)松尾さんである。
ライヴをG.A.で楽しむなり。
ライヴが終わり、松尾さんグループ(ソングライター、川口大輔さんら)とともに前々から行きたかったモーションから近くのソウルバー、「エッセンス」に行くことにする。
(パート2へ続く)
Setlist
show started 20:31
01. Interlude
02. They Say
03. Turn The Page
04. Superstition
05. Back To You
06. Before You Walk Out Of My Life
07. The Way U Make Me Feel
08. Find A Way
Enc. Hand In Hand
show ended 21:33
(2006年5月30日火曜、モーションブルー横浜=和田昌哉ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wada, Masaya
2006-109
GA。
プロデューサーで、7月の『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でもトークゲストとして出演していただく松尾潔氏プロデュースの新人シンガー、和田昌哉さんのライヴを横浜モーションブルーで見る。というのも、なんと彼がセカンド・シングル「ファインド・ア・ウェイ」(2005年9月発売)の3曲目で、ルーサーの「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」をカヴァーしているので、松尾さんとともに行ってみた。
松尾さんと和田さんは、もう10年近く前、ミーシャのプロジェクトをてがけている時からの知り合いだという。曲を書いたり、英語が堪能ということで、ロンドンでのレコーディングなどを一緒にしていたそうだ。
本人も、ソウル系の作品は好きなようで、セットリストにスティーヴィー・ワンダーの「スーパースティション」、モニカの「ビフォー・ユー・ウォーク・アウト・オブ・マイ・ライフ」などが入っていた。しかし、残念ながらルーサーの曲は聴けなかった。
バックには、なんとこのところあちこちで遭遇するグループ、グルーヴラインのメンバー3人(ドラムス=ケイメイ、ギター=ワサビ、ベース=ソーシ)、さらにキーボードのポチ君などがついていた。和田さんもこのあたりのR&B、ニュークラシックソウル系をやる世代と横のつながりがあるようだ。編成は、ドラムス、ベース、ギター、キーボード、コーラス2人に和田さん本人。
基本的には甘い歌声のJポップシンガーという位置。1曲終えると、なにかを話してから、次の曲という形で、ライヴの本数をやっていないせいか、まだまだトークなどぎこちないところがあるものの、FM横浜でも番組を持っているということで、8割方席が埋まっていた。人気者だ。
僕は基本的にはお酒は飲まない。この日もいつものドリンク。「吉岡さん、また「G.A.」(ジー・エーと発音)ですか」と松尾さん。なにかといえば、ジンジャー・エールのこと。辛いのがあれば「G.A.dry」とか。普通ソウルマンたちが、「G.A.」というとジョージア州のことだが、ここ周辺(どこ周辺だ?)ではジンジャー・エールになりつつある。この命名は命名名人(早口言葉になりそう。3回続けてどうぞ)松尾さんである。
ライヴをG.A.で楽しむなり。
ライヴが終わり、松尾さんグループ(ソングライター、川口大輔さんら)とともに前々から行きたかったモーションから近くのソウルバー、「エッセンス」に行くことにする。
(パート2へ続く)
Setlist
show started 20:31
01. Interlude
02. They Say
03. Turn The Page
04. Superstition
05. Back To You
06. Before You Walk Out Of My Life
07. The Way U Make Me Feel
08. Find A Way
Enc. Hand In Hand
show ended 21:33
(2006年5月30日火曜、モーションブルー横浜=和田昌哉ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wada, Masaya
2006-109
John Legend: MTV Pre-Show
2006年5月30日【1年ぶりのジョン・レジェンド】
音。
前日、コットン・クラブでエイドリアナ・エヴァンスを見たら、そこに音楽評論家の佐藤英輔氏が来ていて、「明日(26日)のジョン・レジェンド、行くの?」と聞かれびっくり。知らなかったので、明けてレコード会社に連絡し、急遽見せてもらうことになった。MTVのイヴェントの一環で、ジョンのほかいくつかアーティストがでたが、この日は「ソウル・ブレンズ・ナイト」があるので、途中までしかいられない。だが、ジョン・レジェンドがトップバッターだったので見られた。感謝、佐藤さん。(笑)
ジョン・レジェンドは2005年5月以来約1年ぶりの来日。今回は、MTVジャパンのミュージック・アワードへゲスト出演のための来日ということで、その本番の前のプレライヴで数曲歌った。同アワードは、マイケル・ジャクソンの来日でえらく注目されている。受賞結果などはすでにあちこちで報じられているので、他の音楽ニュースを参照されたい。
ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、そして、ピアノと歌がジョン・レジェンドという布陣。音が割れ気味でちょっと気持ちよくないな、と思った。帰って、過去のライヴ評を見たら、そこでも2度とも音が悪い、って書いてる。おやおや。
やはり、今回も最後のアコースティック・ピアノ1本で歌い始める「オーディナリー・ピープル」が一番よかった。だが、これは途中からバンド演奏が入る。う〜ん。彼の声が素晴らしいだけに、いいバンドでいい音で聴きたい。
その後、隣のボックス(BOXX)に移って軽いパーティー。「ソウル・ブレンズ・ナイト」の入り時間が迫っていたので、ジョン・レジェンド本人が出てくる前に会場を出たが、暑くもなく、夜風の気持ちいいオープンエアのパーティーだった。今時、こういう外でやるパーティーはいいですね。
■ジョン・レジェンド過去関連記事
2005/03/18 (Fri)
John Legend: New Legend Of R&B
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html
May 08, 2005
After The Rain: Ai & John Legend Sing
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_05_08.html
May 09, 2005
John Legend: New Preacher Of Soul Focused On Passage Of Soul
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200505/2005_05_09.html
Setlist
show started 19:10
01. So High (Cloud 9 Remix Intro)
02. Let’s Get Lifted
03. She Don’t Have To Know
04. Used To Love U
05. Ordinary People
show ended 19:34
(2006年5月26日金曜、渋谷アックス(AX)=ジョン・レジェンド・ライヴ=MTVミュージック・アワード・ジャパン)
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
2006-105
音。
前日、コットン・クラブでエイドリアナ・エヴァンスを見たら、そこに音楽評論家の佐藤英輔氏が来ていて、「明日(26日)のジョン・レジェンド、行くの?」と聞かれびっくり。知らなかったので、明けてレコード会社に連絡し、急遽見せてもらうことになった。MTVのイヴェントの一環で、ジョンのほかいくつかアーティストがでたが、この日は「ソウル・ブレンズ・ナイト」があるので、途中までしかいられない。だが、ジョン・レジェンドがトップバッターだったので見られた。感謝、佐藤さん。(笑)
ジョン・レジェンドは2005年5月以来約1年ぶりの来日。今回は、MTVジャパンのミュージック・アワードへゲスト出演のための来日ということで、その本番の前のプレライヴで数曲歌った。同アワードは、マイケル・ジャクソンの来日でえらく注目されている。受賞結果などはすでにあちこちで報じられているので、他の音楽ニュースを参照されたい。
ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人、そして、ピアノと歌がジョン・レジェンドという布陣。音が割れ気味でちょっと気持ちよくないな、と思った。帰って、過去のライヴ評を見たら、そこでも2度とも音が悪い、って書いてる。おやおや。
やはり、今回も最後のアコースティック・ピアノ1本で歌い始める「オーディナリー・ピープル」が一番よかった。だが、これは途中からバンド演奏が入る。う〜ん。彼の声が素晴らしいだけに、いいバンドでいい音で聴きたい。
その後、隣のボックス(BOXX)に移って軽いパーティー。「ソウル・ブレンズ・ナイト」の入り時間が迫っていたので、ジョン・レジェンド本人が出てくる前に会場を出たが、暑くもなく、夜風の気持ちいいオープンエアのパーティーだった。今時、こういう外でやるパーティーはいいですね。
■ジョン・レジェンド過去関連記事
2005/03/18 (Fri)
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May 08, 2005
After The Rain: Ai & John Legend Sing
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_05_08.html
May 09, 2005
John Legend: New Preacher Of Soul Focused On Passage Of Soul
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200505/2005_05_09.html
Setlist
show started 19:10
01. So High (Cloud 9 Remix Intro)
02. Let’s Get Lifted
03. She Don’t Have To Know
04. Used To Love U
05. Ordinary People
show ended 19:34
(2006年5月26日金曜、渋谷アックス(AX)=ジョン・レジェンド・ライヴ=MTVミュージック・アワード・ジャパン)
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
2006-105