○「70年代ソウルを彷彿」「オージー・ソウル」のエレクトリック・エンパイアー、2012年2月初来日

【Electric Empire Will Be Coming To Japan, February】

初来日。

1970年代ソウルをプレイするオーストラリア出身の3人組ブルー・アイド・ソウル・グループとして、このところ急速に注目を集めているエレクトリック・エンパイアーというグループが2012年2月初来日する。デビュー・アルバム『エレクトリック・エンパイアー』が2010年3月にオーストラリアでリリースされ、これが最近日本にも輸入盤で入り、ちょっとした話題になっている。

このアルバム、一聴して1970年代ソウルの香りが漂う。アル・グリーン、アイズレイ・ブラザーズ、スティーヴィー・ワンダーなどの影響が色濃く出た作品が次々と出てくる。

■今日の「ソウル・サーチン」でご紹介

今日の『ソウル・ブレンズ』(毎週日曜午後1時~3時、インターFM、76.1mhz)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)で、このエレクトリック・エンパイアーをご紹介します。関東地区であれば、パソコン、ラジコで聴くことができます。http://radiko.jp/player/player.html#INT 

まずはアルバムのトップを飾る「ベイビー・ユア・ラヴィン」。黒人ドラマー、ジェイソンがリードを取る作品。これはまさに完璧にアル・グリーン。

Electric Empire’s ’Baby Your Lovin’

http://youtu.be/3hCa5OYGLy4



キーボードのアーロンが歌う「ハヴ・ユー・アラウンド」。そして、これはアイズレイ・ブラザーズ。

Electric Empire’s ’Have You Around’

http://youtu.be/W5tt3pb9DBs



エレクトリック・エンパイアーは、デニス・ドウレット(ギター/ヴォーカル)、アーロン・メンドーザ(キーボード/ヴォーカル)、ジェイソン・ヒーラー(ドラムス/ヴォーカル)の3人組。3人とも歌うが、特に黒人のドラマー、ジェイソンの声がソウルフルでいい。彼らがほかに影響を受けているのが、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハザウェイなど。まさに70年代ソウル好きにはたまらないサウンドを持った新しいグループだ。

■来日公演~エレクトリック・エンパイアー

日時 2012年2月8日(水)、9日(木)、10日(金) 午後7時、9時半の2ステージ。
会場 ブルーノート東京。〒107-0062 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル
03-5485-0088 (予約電話・月曜土曜午前11時~午後10時、日曜・祝日、午前11時~午後9時)
チャージ 5800円~
各日にライヴ前にDJが入る。8日DJムロ、9日DJノリ、10日ジャジー・スポート・クリュー。

詳細はこちら。http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/electric-empire/

デニスは1974年頃ロンドン生まれ。その後オーストラリアに移住。様々な活動をしていたが2000年代に入って、「ディスコ・モンテゴ」というダンス・ミュージックのグループを結成、オーストラリアで人気を集めた。その彼が2009年に結成したのがこのエレクトリック・エンパイアー。70年代ソウルを研究しているアーティストとしては、これまでにもインコグニートやブランニュー・ヘヴィーズ、ラファエル・サディーク、ライアン・ショー、最近ではメイヤー・ホーソーンなどがいるが、このエレクトリック・エンパイアーも同路線で大きな話題になること間違いない。

■Electric Empire (MP3) ダウンロード 1500円

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00631IP8Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■アメリカ盤・輸入盤CD 3022円

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005VKJ40G/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>Electric Empire

☆マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ・レポート(パート3)~AIの夢のつづき

【Michael Jackson Tribute –AI & The Jacksons】

(無事2日間の公演を終えた「マイケル・ジャクソン・トリビュート」。あのジャクソンズと同じステージに立ち、マイケル役という大役を演じたAI。彼女の夢の続きはーーー。ライヴ・レポート・パート3は、AIにフォーカスをあてたレポートです)

夢。

夢とはいつか叶うものと思って生きていくほうが楽しい。アイ(AI)と初めて会ったのがいつかを思い出すと、たぶん1999年初夏あるいは秋くらいだったかと思う。今は亡き「キング・オブ・ソウル」のリーダーで、白金のディスコ「ダンステリア」のオウナーだった勝本さんから、九州にものすごく歌がうまい子がいるから会ってくれ、と言われたのがきっかけだ。どこかのスタジオで(BMGだったか)、トラックにあわせて何曲か歌ったのを聴いたが、英語の発音がしっかりしていることと、歌が異様にうまく日本人離れしていたので、とにかく驚いた。

彼女は今と変わらず、思い切り明るいあの性格で、どこでもいつでも、「歌って」と言われれば、すぐにひるむことなく大きな声で歌ったので、本当に歌うことが好きなんだなあということがインプットされた。そして、「自分は絶対歌手でやっていって、成功するんです。そのためには何でもやりますよ」という強い信念があった。たぶん高校を卒業した頃で、その時点で自分の生きる道は「絶対に歌手」と信じていて、そこに賭ける意気込みがものすごかったことを強烈に覚えている。(ときどき、歌手志望で「歌って」と言われてその場で歌えない志望者がいるが、まずどこでもいつでもアカペラで歌えるようにするといいと思う)

そのとき、いろいろ話をしているとマイケル・ジャクソンが大好きだと言ったので、「マイケルの家に行ったことあるよ」と言うと、「まじっすか、まじっすか」と目を輝かせて興奮していたことを昨日のことのように思い出す。「マイケルのように歌って踊れるシンガーになりたい」とも言っていた。

その後、当時東京のFM局JウェイヴでリューがDJをしていたラジオ番組『ソウル・トレイン』(1999年4月から2005年9月まで続いた同局の月曜深夜24時半~2時までの生放送番組)で、1999年の冬にAIが生ゲスト出演して、モニカの「フォー・ユー・アイ・ウィル」をトラックにあわせて歌ったのだが、これが抜群に素晴らしく、完璧にノックダウンさせられた。

それから結局、彼女はBMGと契約。そのデビュー時のチラシかなにかに原稿を書いたが、彼女の強烈な意志について書いた。BMGからシングル「Cry, Just Cry」(2000年11月2日発売)でデビュー。デビュー当時は、それこそ小さなクラブのイヴェントなどで歌うというのを数え切れないほどやっていた。アルバムをリリースするが、小ヒットはしたものの大ヒットせず、しばらくしてレコード会社との契約が切れ、しばし活動が表に出なかった。だがその後ユニバーサルと契約、やっとの思いで「ストーリー」で2005年大ブレイクした。その頃から彼女は会うと、「いつか、グラミー賞を取りたい」と言うようになった。取れるかどうかはわからないが、AIだったら少なくともいつかノミネートはされるのではないかと思った。

ご縁。

AIはその後どんどん有名になりビッグになっていったが、いつでも会うと初めて会ったときとまったく同じように人懐っこくハグをしてくれる。

2009年6月25日、マイケルが亡くなり、そのドキュメンタリーを作る中で、マイケルの兄たちと仲良くなり、意気投合し、そこからいつしか一緒にライヴをやろうという話までどんどんと膨らんでいった。誰にも見えぬすべての運命の糸がつながっていた。まさに「ご縁」だ。

そういえば、西寺郷太さんにケント・モリを紹介された日(2010年2月)、彼らと郷太さんの弟がやっている三軒茶屋の「サンキング」に行って、勢いでAIに電話して「おいでよ」と言ったら、たまたま時間があってすぐに飛んできたなんてこともあった。2日後くらいにAIとケントはLAで初対面することになっていたらしいが、一足先に東京で出会った。ま、これもマイケルが結んだご縁だ。

そして、2010年11月末、AIのライヴで、ジャクソンズのリユニオン・ライヴが発表された。それから1年余。2011年12月13日、14日、舞台は国立代々木第一体育館。AIは、マイケル亡き後、その兄たちと同じステージに立ち、マイケルの歌を歌い、踊った。ある意味、マイケルを目指してきたAIが、誰もが予期せぬマイケルの死を経て、その兄たちとマイケルの影を踏むことになったのだ。それだけでも十分感動的なストーリーと言えるだろう。

マイケルの死はさまざまなプロジェクトを生み出す。その最大のものが、このジャクソンズの再結成である。今回はジャーメイン・ジャクソンとランディー・ジャクソンが不参加だったが、いつかこの二人が入った5人のジャクソンズがどこかでステージに立つことを、しばし夢見たいと思う。

マイケルを目指してやってきた歌手やダンサーはたくさんいると思う。そんな中から、AIは、兄たちと同じステージに立つチャンスを与えられたのだ。そして、それはケント・モリも同じである。ケントも強烈な強い意志を持っている。ひとつのことが次につながり、それがまた次に発展し、今そこにある感動に結びつく。それは懸命に無我夢中で何か自分が本当にやりたいことを見つけ、それを求め続けてきた者だけに許される特権だ。

奇跡。

AIとジャクソンズの3人が、「シェイク・ユア・ボディー」や「モータウン・メドレー」を一緒に踊りながら歌うとき、まるで彼女がジャクソンズの一員になったかのような錯覚さえ持った。過去2年近く、彼らと多くの時間を共有し、密度の濃いリハーサルをしたからだろう。

2001年9月7日、10日のマジソン・スクエア・ガーデンで行われた「マイケル・ジャクソン・トリビュート」コンサートから10年。ジャクソンズの3人が肩を並べてステージに立った。10月にイギリス・カーディフでステージに立ってから2ヶ月。彼ら3人はやる気もエネルギーも満ち溢れていた。

まさにAIにとっても、ジャクソンズにとっても、あらゆる出演者、関係者にとってすべてが奇跡の夜になった。

マイケルは、きっと、この日代々木体育館の上で彼らを見守っていただろう。「マイケルのように歌って踊れるシンガーになりたい」とも言っていた18歳の無名のシンガーは、それから12年後の30歳でそのマイケルの兄たちと、マイケルの役を演じてステージで歌っていた。

マイケル・ジャクソンは世界中のあらゆるところで、さまざまな奇跡を起こす「ミラクル・メイカー」だ。そして、AIは次の夢、「グラミー」に向かって走り続ける。マイケルの金粉をかけてもらったAI、ひょっとするとひょっとするかもしれない。

(「マイケル・ジャクソン・トリビュート」、この項続く)

■AI過去関連記事

2011年05月07日(土)
AI 「ミュージック・フォー・ライフ・ツアー」セットリスト
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10882855886.html#main

2011年05月01日(日)
AI、「マッピング」という新技術で斬新な演出~「ミュージック・フォー・ライフ・ツアー」(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110501.html

2011年05月02日(月)
「マッピングの衝撃」(パート2)~AIライヴツアー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110502.html

2010年12月02日(木)
AI デビュー10周年記念スペシャル・ライヴ「伝説ナイト」
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10723851715.html

2009年07月20日(月)
AI ヴィヴァAIジャパン・ツアー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10303328128.html

2009年07月21日(火)
AI VIVA A.I.ジャパン・ツアー・ファイナル
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10304016970.html

2009年07月22日(水)
AI VIVA A.I.ツアー 千穐楽&モア…
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10304631620.html

2008年05月29日(木)
アイ(AI)ライヴ@武道館
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10101034861.html

October 04, 2007
Oggi The 15th Anniversary Music On TV "The Basics"
【AIがホストを務め伊藤由奈らが登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002058.html

April 27, 2007
AI Sung For Don Katsumoto: Katsumoto & Brown Became Soul Brother Forever
http://blog.soulsearchin.com/archives/001735.html

December 14, 2006
AI Tour Ends: First Dream Came True, Go For Second Dream
【AI、次の夢へ向けて突っ走れ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_12_14.html

November 16, 2006
AI Tour Begins: The Best Is Yet To Come
http://blog.soulsearchin.com/archives/001392.html

February 17, 2006
AI Show Case: Reveals New Single & New Plan
http://blog.soulsearchin.com/archives/000838.html

May 08, 2005
After The Rain: Ai & John Legend Sing 
http://blog.soulsearchin.com/archives/000245.html

2004/09/10 (Fri)
MACHIGAINAI: Ai Live At Ax
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040910.html

2004/06/26 (Sat)
Look Out For Number One: Ai Live At Duo
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040626.html

2003/09/13 (Sat)
What Is At The Top Of Stairway: AI Live At Quattro
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20030913.html

■AI&Jacksons レター・イン・ザ・スカイ~アンコールで歌われた曲・最新シングル

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005UIVDYY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ 『伝説ナイト』、ここでジャクソンズとのライヴについて初めて発表された

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005UJ6ANC/soulsearchiho-22/ref=nosim/

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第三部 ジャクソンズ・ステージ

started 21:01
01.Intro
02.Can You Feel It
03.Blame It On The Boogie
04.I Wanna Be Where You Are
05.Rock With You
06.The Motown Medley: I Want You Back – ABC – The Love You Save
07.I’ll Be There
08.Heartbreak Hotel (This Place Hotel) (featuring JP)
09.Don’t Stop Till You Get Enough
Encore 1: Shake Your Body (Down To The Ground)
Encore 2: Letter In The Sky – Shake Your Body [Outro]
Recorded material: Ben [Kobayashi Keito]
Show ended 21:55

(2012年12月14日水曜、東京国立代々木競技場第一体育館、マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael Jackson Tribute Live

☆マイケル・ジャクソン・トリビュート(2日目)・ライヴ・レポート(パート2)

【Michael Jackson Tribute – Day Two: Michael’s Spirit & Shadow】

スピリット。

観客全員がマイケル・ジャクソンという遠くの星を、それぞれの思いを胸に秘めながらじっと見つめ、ときに声を出し、歌い、踊り、時間と空間を観客、パフォーマーたち全員と共有するという事実。みなの気持ちはひとつになり、気持ちのヴェクトルはただ一点だけに向けて放たれていた。それぞれのパフォーマンスというよりも、2日間にわたって延べ2万人以上が集まり、全員この日ここにいない人物に思いを馳せているというその事実に、改めて感銘を受けた。これまでにも大小さまざまなマイケル・トリビュートが行われてきた。そしてこれからも行われるだろう。きっと何年経っても、マイケルへの思いはみな色褪せないのだろうと思う。会場には、この二日、マイケルのスピリットとシャドー(影)があちこちに散らばっていたようだ。

さて、「マイケル・ジャクソン・トリビュート」2日目は、前日のものをさらにコンパクトにぎゅっとつめた内容になり、流れもスムースになっていた。初日、会場の使用打ち切り時間である10時を超えてしまったため、歌えなかった楽曲があったが、この日はプログラムを一部入れ替え、カットするところをカットして、アンコールも含めて10時までに終えた。

開演19時より3分早く、トラヴィス・ペインがあいさつに登場。初日久保田利伸が歌った部分は、ジュジュが「ビリー・ジーン」を歌い、ムーンウォークまで披露した。前日、「アイル・ビー・ゼア」のレコードにあわせて観客が歌うという企画があまり盛り上がらなかったので、この日は監修者である西寺郷太がステージに出て、歌を指導。当初はアカペラで歌い、さらにレコードにあわせて観客が歌って場を盛り上げた。

ジャクソンズの約50分のステージは、ほとんどがアップテンポの曲だけに、いつでも盛り上がる。僕は個人的にはマイケル・ソロでは歌われない「アイ・ウォナ・ビー・ホエア・ユー・アー」が印象に残った。「君のスピリットをここに感じるよ」「今日はここに(マイケルが)いてくれてありがとうございます」などと唯一のバラード「アイル・ビー・ゼア」の終盤、兄弟3人とAIがマイケルへ一言言うシーンは会場が静まり返った。

意義。

ライヴ後会ったケントに「マイケルをやるのではなく、ケント・モリになっていたところがよかった」と言うと、「それをチャレンジしたかったんです。『ビリー・ジーン』だけは、(マイケルを)やりましたけど」と、自分のダンスをすることにフォーカスしていたことが伺えた。

「初日ナーヴァスだったよね」とクリスタル・ケイに声をかけると、「今日だって緊張しまくりですよ」と笑った。二日目はぐっと落ち着いて堂々と歌っていたように思えた。なんと彼女はあまりに緊張しすぎで前の日などは、幽体離脱までしてしまったそうだ。「マイケルの曲はなんだって、超プレッシャー」とも言う。AIも、「生まれて初めて胃が痛くなった」と、そのプレッシャーの大きさを語った。特にAIは、ジャクソン兄弟3人と一緒に歌い、踊るのだ。きっと世界中のプレッシャーを一手にあの小さな体に受けていたことは想像に難くない。それほど、マイケル・ジャクソンというのは、高い高い山の頂(いただき)なのだ。しかし、誰もがその山に登るチャレンジをすることに意義があるのだろうとも思った。

太陽。

マイケル・ジャクソンという超巨星が死して残したものは何なのだろう。多くの素晴らしい楽曲と踊り。それだけではない。夢、希望、喜び、ときに寂しさ、悲しみ、そして膨大な愛もだ。世界各地で大小さまざまなマイケル・トリビュート・イヴェントが行われてきた。今回東京で行われたトリビュートはその中でもかなりの大規模なもので出演者総数はシンガー、ダンサー、ミュージシャンら100人を超えるという。

特に歌やダンスを目指すものにとってマイケル・ジャクソンは、星の彼方の存在だ。このイヴェントに参加するものは誰もが、その星へたどり着こうと手を差し伸べようとする。ある者は星の端っこに手が触れられるかもしれない。ある者は星を掴むかもしれない。ある者は掴めないかもしれない。しかし、この日の参加者は、ファンも含めて、誰もがはるか彼方のマイケル・ジャクソンという星に一直線にそのエネルギーを放ち、手を差し伸べていた。

主人公はいないにもかかわらず、これだけ多くの人間が一体化するパフォーマンス、ステージというのはまずない。それほどの吸引力をマイケル・ジャクソンという存在は持っている。まるで、宇宙の中心、太陽のような存在だ。

だが、こうしたトリビュートを体験するにつれ、マイケルという存在はまるで虹か蜃気楼のようにも感じられる。つまり一生懸命がんばって向こうに走り、手を伸ばしてそれに触ろうとしても、もうちょっとで触れそうになる瞬間、するっとさらに向こうの方に逃げて行ってしまう、そんな存在で、それに寂しささえ感じるのだ。間違いなくこんなアーティストは他にいない。

シャングリラ・ホテルで行われたアフター・パーティーは朝7時すぎまで続いたという。参加者たちもみな高揚していたようだ。そんな時間であれば、ふたたび、太陽があがっていたはずだ。

(この項、続く。明日はAIとジャクソンズ)

■メンバー

第一部 

ケント・モリKento Mori、ステイシー・ウォーカーStacy Walker、トラヴィス・ペインTravis Payne、ユーコ・スミダ・ジャクソンYuko Sumida Jackson
ほか、多数のダンサー

第二部 

福原美穂、松下優也、シギー、クリスタル・ケイ、トータス松本、スクープ・オン・サンバディー、ジュジュ、ジェイド、ワイズ、川畑要、ジュディス・ヒル、メイシー・グレイ、

第二部 バックバンド

ケイリブ・ジェームス(キーボード、ミュージカル・ディレクター) Kaleb James
ペニーK (キーボード) Penny K
田中拓也(タック・タナカ)(ギター) Tanaka Takuya
アルバート・マーティン (ギター) Al Martin
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ロレンゾ・ブレイスフル (ドラムス) Lorenzo Braceful
ロビー・ダンジー (コーラス) Robbie Danzie
オリヴィア・バレル(コーラス) Olivia Burrell
マギーQS (コーラス) Maggie QS

第三部

ジャクソンズ(ジャッキー、ティト、マーロン) Jacksons (Jackie, Tito, Marlon)、
AI

ダンサーたち(ハナ・ダンサーズ)、横浜インスパイアーズ(ドラムライン)
西寺郷太

第三部バックバンド

ケネス・タウンゼント(キーボード、ミュージカル・ディレクター)Kenneth Leon
トーマス・オーガン(ギター)Thomas Organ、
カイル・ボールデン(ギター) Kyle Bolden、
ブランドン・ブラウン(ベース) Brandon Brown、
ホアン・パブロ(パーカッション) Juan Pablo、
チャールズ・オブライアン(ドラム)Charles O’brian、
ダニエル・ムーア(キーボード)Daniel Moore、
イヴェット・マリー(コーラス)Yvette Marine、
ジョーイ・ディッグス(コーラス)Joey Diggs
---
レックス・アラン・サラス(ミュージカル・ディレクター) Rex Salas

監修 西寺郷太

■セットリスト マイケル・ジャクソン・トリビュート、国立代々木競技場第一体育館 2012年12月14日(水曜)

第一部ダンス・ステージ
(各曲はそれぞれ一部だけ使われ、次々と曲が変わっていきます。主催者発表のセットリストを参考にしました。さすがに第一部では数秒しか流れなかったものは、落ちているものもあるかもしれません)

show started 18:57
> Travis Paine MC
01.Intro; Will You Be There
02.Returns A King
03.2000 Watts
04.Heartbreaker
05.Jam
06.Another Part Of Me
07.Morphine
08.Xcape
09.I Want You Back (子供5人のダンサー)
10.The Love You Save
11.Don’t Stop Till You Get Enough
12.Dancing Machine
13.Blame It On The Boogie
14.Off the Wall Medley : Working Day & Night - Get On The Floor - Rock With You (intro) – Human Nature - Working Day & Night
15.Thriller
16.Threatened
17.Ghost
18.(クールミント・オリジナル音源)
19.(ミントクール・オリジナル音源)
19.BAD
20.Beat It
21.Smooth Criminal
22.The Way You Make Me Feel
23.Black Or White (Rap)
24.We Are Here To Change The World
25.Scream -- ??  (mashup couple of songs)
26.Billie Jean -- -- Wanna Be Starting Something
27.Travis Intro: In The Closet – The Way You Make Me Feel – In The Closet
28.The Drill
29.Wanna Be Starting Something
End 19:33

Video: AI Miss Jackson (Part 1)

第二部 ソング・ステージ

started 19:49
01.Hold My Hand [Fukuhara Miho]
02.Unbreakable [Matsuhita Yuya + Shiggy]
03.You Are Not Alone [Crystal Kay]
04.Smile [Tortoise Matsumoto]
05.Will You Be There [Skoop On Somebody]
06.Remember The Time [Juju + Yuko]
07.Black Or White [Jay’ed + Wise]
08.I Just Can’t Stop Loving You [Judith Hill]
09.Man In The Mirror [Kawabata Kaname]
10.The Way You Make Me Feel [Macy Gray]
11.Billie Jean [JuJu]
End 20:42

Show started 20:44
01. Drumline perforamance
02.  I’ll Be There 観客と合唱(西寺郷太指揮)
03.  (CD) I’ll Be There
Ended 20:56

第三部 ジャクソンズ・ステージ

started 21:01
01.Intro
02.Can You Feel It
03.Blame It On The Boogie
04.I Wanna Be Where You Are
05.Rock With You
06.The Motown Medley: I Want You Back – ABC – The Love You Save
07.I’ll Be There
08.Heartbreak Hotel (This Place Hotel) (featuring JP)
09.Don’t Stop Till You Get Enough
Encore 1: Shake Your Body (Down To The Ground)
Encore 2: Letter In The Sky – Shake Your Body [Outro]
Recorded material: Ben [Kobayashi Keito]
Show ended 21:55

(2012年12月14日水曜、東京国立代々木競技場第一体育館、マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael Jackson Tribute Live



☆マイケル・ジャクソン・トリビュート(初日)・ライヴ・レポート

【Michael Jackson Tribute – Day One】

マイケル。

マイケル・トリビュート・イヴェントの初日、2011年12月13日(火曜)、東京・代々木国立競技場第一体育館。会場の外では、3時頃から各ブースがグッズを販売したり、小さなステージがいくつか作られ、ダンサーたちがマイケル楽曲にあわせて踊っているところを見られた。グッズ販売は当初はチケットを持った人だけだったが、途中からチケットを持っていない人でも買えるようになった。

簡単に一部から三部までを。

一部はケント・モリ主導で多くのダンサーたちがマイケル楽曲を踊る。ダンサーの多さにびっくり。本当に日本でもダンスがブームになっている、というか定着しているというのがわかった。

この部でケント・モリが素晴らしかったのは、彼がマイケルへの尊敬と愛をたっぷりもちつつも、マイケルのコピーではなく、ケント・モリのダンスになっていたところだ。マイケルの影響を受け彼を目指してダンサーとなったケント・モリが彼自身のダンスを見せたところに、彼の類まれな個性が出た。そして、おそらくそれがトラヴィスやマイケルの目に留まったのだと思う。本当に大人数のダンサーが次から次へと登場したが、一体何人くらい出たのだろうか。数十人が出ただろう。中でもジャクソン5メドレーで踊った5人組のチビッコ・ダンサーズが衣装もかわいく印象に残った。

そして、トラヴィス、ステイシー、ユーコ・スミダ・ジャクソンのリアル・マイケル・ファミリーによるダンス・ショーも見ごたえがあった。

それにしても、これを見ていて、単なる「ダンス」を「芸術」の域にまで高めたマイケル・ジャクソンの偉大な功績に改めて敬意を表したくなった。しかも、さまざまなタイプのダンスをマイケルは集大成していた。体を動かすパフォーマンスで人を魅了するなんてなんと素敵なことだろう。

第二部は日本人シンガーたちのパフォーマンス。一人が1曲を次々と歌う。「ソウル・サーチン」のイヴェント(2011年8月28日、29日)のときも書いたが、マイケルの楽曲はどれもとにかく難しい。なぜかマイケルしかうまく歌えない難しい曲ばかりなのだ。思わず観客席から「みんながんばれ」と声援を送った。

マイケルはワン&オンリーだ。そんな中で、メイシー・グレイと久保田利伸が見事だった。この二人に共通していたのが、どちらも歌い始めた瞬間に観客を自分の土俵に引きずり込み、自分の世界を堂々と展開した点だ。マイケルのリスペクトと愛を持ちつつ、マイケル楽曲をよく理解し、咀嚼し、解釈し、勉強し、そしてついに自分のものにした。メイシーの「ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」も久保田の「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」どちらも彼らのものになっていた。何も知らずに聴いたら、メイシーの持ち歌、久保田の持ち歌だと思ってしまうほど。ただメロディーと歌詞をなぞるだけではなかった。最後の定番「泣き」の演出もおもしろかった。久保田の第二部のトリは本当に余韻があとを引いた。

また、この第二部を聴いていて、マイケルはいかにソウルにあふれたシンガーだったかということを再確認した。ジャッキー・ウィルソン、ジェームス・ブラウン、テンプテーションズ、フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、スモーキー・ロビンソン、そのほか多くのソウルの先輩を身近で聴きまくり、それが自分の体に染み込み、自分の血となり肉となってやっとあの歌唱が生まれる。それはちょっとソウル・ミュージックが好きとか、聴いて来たとかでは到底到達できない深いソウルの境地にある。マイケルがいかに素晴らしいソウル・シンガーであるか、はからずも再確認できた。

第三部は、ジャクソンズとAIのステージ。彼らは来日前、ロスで2週間近くみっちりリハーサルを重ねた。その間、リハーサル・スタジオに缶詰となり、一度も外に出て食事をする暇さえなかったという。その結果、立派なコラボレーションとなり、歌と演奏が始まり、しばらくすると、AIがいつのまにかジャクソンズの一員になっているかのような錯覚に陥った。やはり、次々とアップテンポの曲が怒涛の如く飛び出してくると、どんどん客席も高揚してくる。ジャクソンズというユニットの魅力を久々に感じた。

「ハートブレイク・ホテル」で出てきたシンガーは、JPといってこのバンドのパーカッション奏者だ。

今回のバンドは、なかなかタイトなバンドでとてもよかった。バンド・マスターはレックス・サラス。キーボード奏者で1980年代の後期から多くのレコーディングに携わっている人物。ジャネット・ジャクソンのツアーの音楽監督も担当したことがある。今回レックスは来日し、バンドのMD(音楽ディレクター)としてもクレジットされているが、ステージにはあがっていない。ステージで仕切っていたのは、通称KTというケネス・タウンゼントというキーボード奏者。なんとケネスとAIは、ロス時代に同じ教会で顔なじみだったという。

ちなみに、レックス・サラスはジャクソン家の長女リビー・ジャクソンの娘、ステイシー・ブラウンと結婚し、2005年には子供をもうけている。レックスから見るとリビーは義理の母にあたる。

ジャクソン5が前回来日したのが、1973年4月。したがって彼らを見るのはほとんどの人が初めてだ。マイケルのソロ・ライヴとは違う、ジャクソンズというユニットを初めて見た人にとっては、動くジャッキー、動くマーロン、動くティト(彼は何度か単独で来日しているが)を間近にでき感激もひとしおになったことだと思う。

それにしても、アンコールで歌われた9分近くにおよぶ「シェイク・ユア・ボディー」は、ダンスもありで、大盛り上がりになった。

初日を見て、いくつか課題が感じられた。一部、二部、三部の場面転換の時間が長く、若干間が延びる。ちょうどAIのビデオが流れたがあのビデオの時間内(約10分)でうまく転換できるといい。また、第二部は次々とシンガーたちが登場して、そのシンガー名と曲名はスクリーンにちょっとだけ出るが、終わったときも出るといいだろう。あるいは、終わるときにシンガーが「~~でした~」と名乗るのもいいかもしれない。部転換のときに司会がいてもよかったかもしれない。

一方、たくさんのグッズがあったが、パンフレットがよくできていた。36ページA4版、これで2000円はグッド。最近、ライヴでもパンフレット自体がないことがあるが、これは読むところもあり、写真もたくさんあってよかった。よく見たら、メイシー・グレイは「ヒューマン・ネイチャー」を歌う予定だったようで、急遽変更されたのだろう。

(この項、続く)

■カマサミ・コング・メットポッドでのソウル・サーチャー・ライヴ・レポート

2011年12月14日午後、FM-COCOLOで僕がレポートしたものが、メットポッドで聴けます
Jackson’s Reunion Concert Report (Japanese Version)(日本語)
WEDNESDAY, 14 DEC 2011
http://metropolis.co.jp/podcast/2011/12/14/jacksons-reunion-concert-report-japanese-version/#.TuhDRE4BS1w.facebook

■メンバー

第一部 

ケント・モリKento Mori、ステイシー・ウォーカーStacy Walker、トラヴィス・ペインTravis Payne、ユーコ・スミダ・ジャクソンYuko Sumida Jackson
ほか、多数のダンサー

第二部 

福原美穂、松下優也、シギー、クリスタル・ケイ、トータス松本、スクープ・オン・サンバディー、ジュジュ、ジェイド、ワイズ、川畑要、ジュディス・ヒル、メイシー・グレイ、久保田利伸(13日のみ)

第二部 バックバンド

ケイリブ・ジェームス(キーボード、ミュージカル・ディレクター) Kaleb James
ペニーK (キーボード) Penny K
田中拓也(タック・タナカ)(ギター) Tanaka Takuya
アルバート・マーティン (ギター) Al Martin
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ロレンゾ・ブレイスフル (ドラムス) Lorenzo Braceful
ロビー・ダンジー (コーラス) Robbie Danzie
オリヴィア・バレル(コーラス) Olivia Burrell
マギーQS (コーラス) Maggie QS

第三部

ジャクソンズ(ジャッキー、ティト、マーロン) Jacksons (Jackie, Tito, Marlon)、
AI

ダンサーたち(ハナ・ダンサーズ)、横浜インスパイアーズ(ドラムライン)
西寺郷太

第三部バックバンド

ケネス・タウンゼント(キーボード、ミュージカル・ディレクター)Kenneth Leon
トーマス・オーガン(ギター)Thomas Organ、
カイル・ボールデン(ギター) Kyle Bolden、
ブランドン・ブラウン(ベース) Brandon Brown、
ホアン・パブロ(パーカッション) Juan Pablo、
チャールズ・オブライアン(ドラム)Charles O’brian、
ダニエル・ムーア(キーボード)Daniel Moore、
イヴェット・マリー(コーラス)Yvette Marine、
ジョーイ・ディッグス(コーラス)Joey Diggs
---
レックス・アラン・サラス(ミュージカル・ディレクター) Rex Salas

監修 西寺郷太

■セットリスト マイケル・ジャクソン・トリビュート、国立代々木競技場第一体育館 2012年12月13日(火曜)

第一部ダンス・ステージ
(各曲はそれぞれ一部だけ使われ、次々と曲が変わっていきます。主催者発表のセットリストを参考にしました。さすがに第一部では数秒しか流れなかったものは、落ちているものもあるかもしれません)

show started 19:00
> Travis Paine MC
01.Intro; Will You Be There
02.Returns A King
03.2000 Watts
04.Heartbreaker
05.Jam
06.Another Part Of Me
07.Morphine
08.Xcape
09.I Want You Back (子供5人のダンサー)
10.The Love You Save
11.Don’t Stop Till You Get Enough
12.Dancing Machine
13.Blame It On The Boogie
14.Off the Wall Medley : Working Day & Night - Get On The Floor - Rock With You (intro) – Human Nature - Working Day & Night
15.Thriller
16.Threatened
17.Ghost
18.(クールミント・オリジナル音源)?
19.BAD
20.Beat It
21.Smooth Criminal
22.The Way You Make Me Feel
23.Black Or White (Rap)
24.We Are Here To Change The World
25.Scream -- ??  (mashup couple of songs)
26.Billie Jean
27.Travis Intro: In The Closet
28.The Drill
29.Wanna Be Starting Something
End 19:37

Video: AI Miss Jackson (Part 1)

第二部 ソング・ステージ

started 19:55
01.Hold My Hand [Fukuhara Miho]
02.Unbreakable [Matsuhita Yuya + Shiggy]
03.You Are Not Alone [Crystal Kay]
04.Smile [Tortoise Matsumoto]
05.Will You Be There [Skoop On Somebody]
06.Remember The Time [Juju + Yuko]
07.Black Or White [Jay’ed + Wise]
08.I Just Can’t Stop Loving You [Judith Hill]
09.Human Nature [Macy Gray]
10.Man In The Mirror [Kawabata Kaname]
11.The Way You Make Me Feel [Macy Gray]
12.She’s Out Of My Life [Kubota Toshinobu]
End 20:48

Video: AI Miss Jackson (Part 2)

第三部 ジャクソンズ・ステージ

started 21:11
00.Drumline performance
>Siggy Jackson MC, introducing Jacksons
01.Intro
02.Can You Feel It
03.Blame It On The Boogie
04.I Wanna Be Where You Are
05.Rock With You
06.The Motown Medley: I Want You Back – ABC – The Love You Save
07.I’ll Be There
08.Heartbreak Hotel (This Place Hotel) (featuring JP)
09.Don’t Stop Till You Get Enough

CD (I’ll Be There) [Audience]

Encore 1: Shake Your Body (Down To The Ground)
Show ended 22:04
Recorded Material: Ben (Kobayashi Keito)??

(2012年12月13日火曜、東京国立代々木競技場第一体育館、マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael Jackson Tribute Live


☆いよいよ今日明日『マイケル・ジャクソン・トリビュート』

【Michael Jackson Tribute Event: Today and Tomorrow】

当日。

いよいよ今日(2011年12月13日)と明日(12月14日)、東京国立代々木競技場第一体育館で「マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ」が行われる。マイケルのトリビュートとしては、国内最大のものとなる。ショーは3部構成。第一部がダンス・ステージ、第二部が日本人シンガーを中心としたソング・ステージ、第三部がジャクソンズ・ステージ。

+++++

トーク・ショー。

本イヴェント監修の西寺郷太さんが、12月14日(木)午後5時半から6時頃まで、会場敷地内にあるスポンサーのひとつである「アムウェイ」のブースで約30分間のトーク・ショーを行う。入場など無料。そのブース近辺に来ると、話を聞ける。

AIとジャクソンズが12月12日(月)「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のエンディングに出演。このライヴイヴェントの告知をした。

ジャクソンズは11日(日)台東区の孤児院を表敬訪問した。

12日夕方から、ジャクソンズはAIとともに、国立代々木競技場でバンドを従えたリハーサルを行った。

+++++

リハーサル。

ジャクソンズとAIは、ロスアンジェルスで約10日間、朝10時から夜10時くらいまでほとんどノンストップでリハーサルをしてきた。ホテルとリハーサル・スタジオとの往復だけで、一度も外食をしなかった、という。これもすごい。ケイリブなどのリハを見ていても感じるが、彼らプロのミュージシャンたちの集中力、その持続力には本当に驚かされる。きっと根を詰めて徹底的にやってきたのだろう。

ケイリブ・ジェームスと日本人シンガーたち、またケント・モリとダンサーたちは別の場所で最終リハーサルをおこない、火曜日の本番に臨む。

+++++

セットリスト。

12月11日、主催者からセットリストの一部が発表された。ただし、これは曲名をABC順に並べたもので、実際の演奏順ではない。

【ダンス・ステージ】

2000WATTS
ANOTHER PART OF ME
BAD
BEAT IT
BILLIE JEAN
BLACK OR WHITE
DANCING MACHINE
GHOST
HEATBREAKER
HUMAN NATURE
I WANT YOU BACK
IN THE CLOSET
JAM
LOVE YOU SAVE
OFF THE WALL 
RETURNS A KING
SCREAM
SMOOTH CRIMINAL
THE DRILL
THE WAY YOU MAKE ME FEEL
THREATENED
THRILLER
WANNA BE STARTING SOMETHING
WE ARE HERE TO CHANGE THE WORLD

【ジャクソンズ・ステージ】

BLAME IT ON THE BOOGIE
CAN YOU FEEL IT
DON’T STOP TILL YOU GET ENOUGH
I WANNA BE WHERE YOU ARE
I’LL BE THERE
ROCK WITH YOU
THIS PLACE HOTEL
メドレー: I WANT YOU BACK,ABC,THE LOVE YOU SAVE

イヴェント詳細、当日券などについては、公式サイトへ。
http://www.mjtribute.jp/

■マイケル・ジャクソン最新作『イモータル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ついにリリース。ブルーレイ版~マイケル・ジャクソン感動のドキュメンタリー

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005MNE3C6/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■通常DVD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005MNE3BW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>Michael Jackson Tribute
MICHAEL JACKSON>Tribute Live

◆雑誌のアーカイブを読み出すと~

【Diggin On Old Magazines】

検索。

2011年12月5日にオープンした代官山蔦谷の二号館2階にあるカフェ「アンジン」。ここはメニューがアイパッド(iPad)なのだが、そのほかにもいくつか使える機能がついている。蔦谷の館内案内はもちろんのことだが、この「アンジン」に備えられている雑誌の一部がデジタル化され、このアイパッドで読めるのだ。

これを触りだすとキリがなくなる。

ここには、雑誌自体も平凡パンチ、ポパイ、太陽などかなりの種類が、ものによっては創刊号から相当数集められている。そのうちの一部が、デジタル化されていて、たとえば、検索をかけるとそのキーワードが入った記事の一覧がたちどころにでてくる。ページ自体がPDF化され、しかもテキストデータがそのまま入っているため検索にひっかかるようになっている。徐々にデータ化を進めるそう。

そこでさっそく吉岡正晴と入れてみたら、昔、僕が平凡パンチやポパイ、ブルータスに書いていた記事がヒットした。自分でも完璧に忘れていた記事も多数でてきて、しばしタイムマシンに乗った気分になった。

一番笑ったのは、雑誌アンアンの一般の人が映画を見て、その感想を言うというページで、そのライター/編集者に頼まれて、映画を見て、感想文を言ったものが、適当な文章になり、しかも顔写真付きででてきたこと。これを見て思い出した。

1980年のアンアンで、ライターのアズさんに頼まれたのだが、アズさんとは、西麻布のトミーズ・ハウスで知り合った。トミーズには、マガジン・ハウスや他の出版社の編集者たちがたくさん出入りしていて、そんなところから、声がかかった。

見た映画は、『ジャグラー~ニューヨーク25時』という。ジェームス・ブローリン主演のものだが、全然覚えてなかった。ネットで改めてあらすじを調べたが、それでも思い出せない。(笑) 映画も覚えてなければ、コメントした内容も覚えてない。そこで、僕が言ったとされるコメントを読んでみて、ハタと気がついた。そうだ、僕が言ってないことが適当に書かれてたんだ。このときは大学時代からの友人、天本と一緒に行ったのだが、彼も実際の発言とかなり違うコメントが掲載され、雑誌が出た後二人でそのでたらめっぷりに笑ったことを思いだした。

ポパイには、そういえば、けっこうブラック系のアーティストやプロデューサーの記事を書いていた。ジョージ・デュークにインタヴューして、ジェフリー・オズボーンやデニース・ウィリアムスのことを書いたりしている。サード・ワールドの来日に向けての記事や、リック・ジェームスの記事、ダイアナ・ロスの記事なんかも出てきた。それから大貫憲章さんの記事なんかもたくさん出てきた。

アイパッドで何年何月何日号というのがわかったら、その本体を本棚から取り出して現物を見ることも可能だ。このデータベースが揃ってくると来日アーティストの履歴などもすぐにわかるようになる。

ミュージック・マガジンやアドリブなんかもデータ化されないかなあ。アメリカでは雑誌をグーグルがどんどんデータ化しているようだが、確かに、知的財産が共有されるのは、何かにつけ便利になる。

ESSAY>Tsutaya, Anjin
ESSAY>Archive


☆マイケル・ジャクソン・トリビュート・イヴェント、火曜・水曜、今日「ソウル・サーチン」でミニ特集

【Michael Jackson Tribute Event Coming Up On Thursday, Wednesday】

直前。

マイケル・ジャクソン・トリビュート・イヴェントがいよいよ今週火曜・水曜(2011年12月13日、14日)国立代々木第一体育館で行われる。

今日の『ソウル・ブレンズ』(インターFM、関東地区76.1mhz、毎週日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時30分~)で、どのようなトリビュート・ステージになるか、総力取材で最新情報をお送りします。関東地区の方はインターネット経由、ラジコで聴けます。

http://radiko.jp/player/player.html#INT

(ラジコは現在のところ地域限定サーヴィスで、関東地区でしか残念ながら聴けません)

すでにジャクソンズのメンバーは、金曜日(9日)来日。準備に余念がない。ライヴは約3時間弱になる予定で、

公式サイト http://www.mjtribute.jp/ によると、3部構成の概要は次の通り。

【第一ステージ ダンス・ステージ】

このステージは、ケント・モリプロデュースによるダンスのみによって表現されるマイケル・ジャクソン ダンス・トリビュート・ステージです。1000 人以上が参加したオーディションから選抜されたスペシャルなダンサー達による、ダンスで綴づるマイケル・ヒストリー。

誰もがもう一度観たいあのシーンが満載で、ここに復活します。

また、マドンナのステージでしか観れなかったケント・モリのスペシャルなソロ・ダンスの他、最近話題沸騰の新進気鋭のRINO とケントとの共演等も必見です。

また特別出演のトラヴィス・ペイン、ユーコ・スミダ・ジャクソン&ステーシー・ウォーカーの3 人による、マイケルと共にツアーを回った3 人にのみ許される特別なステージも披露!

マイケルのダンスに向けられた情熱、技術、メッセージを忠実に蘇らせる超豪華なダンサー達による一大スペクタクルです。

【第二ステージ ソング・ステージ】

マイケルが遺したマスターピースの数々を実力派アーティストが、ここに蘇らせます。

最新アルバムの『MICHAEL』から『OFF THE WALL』までのオリジナル・アルバム全てから、余すところなく新しいものから順に時間を遡っていく形で、選りすぐりの名曲の数々を再現して行きます。それぞれのアーティストが、マイケルに想いを込めて歌いあげます。

この部分の音楽監督は、「ソウル・サーチン」でおなじみケイリブ・ジェームス。ケイリブは、音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の2011年8月の回でマイケル・ジャクソン・トリビュートをすでにやっており、アレンジなども準備万端。さまざまなアメリカ人、日本人シンガーらとコラボする。

登場するシンガーは次の通り。

ジュディス・ヒル、久保田利伸(13日のみ)、メイシー・グレイ、トータス松本、スクープ・オン・サムバディー、クリスタル・ケイ、ジェイド、JUJU、ワイズ、川畑要(ケミストリー)、福原美穂、松下優也ら。

【第三ステージ ジャクソンズ・ステージ】

今回38 年ぶりの来日を果たすことになったジャクソンズ。メイン・ヴォーカルにAI を迎え、往年のヒットチューンをこれまた余すところなく当時のアレンジで再現していきます。

音楽監督に現在ジャネット・ジャクソンの世界ツアーの音楽監督でもあるレックス・サラスを迎え、『THIS IS IT』からのオリジナル・バンド・メンバーの2 名を加え、超豪華なバンドメンバーによる演奏も必見です。

マイケルの30 周年記念ライブで演奏されたジャクソンズ&ジャクソン5 時代のヒットメドレー等、あの時の感動が今ここに蘇ります。

また、トラヴィス・ペイン&ステーシー・ウォーカー(THIS IS IT においての振り付け師)2 名によるスペシャルな振り付けによるダンスも必見です。

■マイケル・ジャクソン最新作『イモータル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


■ついにリリース。ブルーレイ版~マイケル・ジャクソン感動のドキュメンタリー

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005MNE3C6/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■通常DVD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005MNE3BW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>Michael Jackson Tribute






○ボビー・ウーマック、2012年2月来日決定~17年ぶり4度目~サム・クック直系ソウル・シンガー

【Bobby Womack Will Be Coming To Japan, First In 17 Years】

17年ぶり。

「ラスト・ソウル・マン」として知られるヴェテランR&Bシンガー、ボビー・ウーマックの2012年2月の来日が決まった。2月22日、23日東京ビルボードライブ。チケットはビルボード会員が2011年11月29日から、一般が12月6日から、各午前11時より発売中。サーヴィスエリアで12800円、カジュアルで10800円。

ボビー・ウーマックの初来日は1987年9月、五反田ユーポートなど、以後1991年6月、1995年3月と来ており、今回の来日はおよそ17年ぶり4度目となる。初来日からちょうど25周年でもある。

ボビーは1944年3月4日オハイオ州生まれ。現在67歳。伝説のソウル・シンガー、サム・クックに師事し、ゴスペルからソウルの世界に足を踏み入れた。熱いソウル・ヴォーカルを聴かせるサム・クック直系のソウル・シンガーで、自らを「ラスト・ソウル・マン(最後のソウル・マン)」と呼ぶ。ちなみに初来日のときのドラマーは当時まだ無名だった日本人ドラマー、沼澤尚(ぬまざわ・たかし)だった。ボビーのバック・バンドのドラマーが日本人らしいということで話題になり、その後彼は日本に戻り売れっ子ドラマーとなった。

ソングライターとしてもジョージ・ベンソンで有名になった「ブリージン」、ウィルソン・ピケットの「アイム・イン・ラヴ」、その他自身のヒットの多くを書いている。特にアルバム『ポエット』および『ポエット2』はウーマックの傑作としていまだに根強い人気を誇る。

ボビー・ウーマックは、サム・クック→オーティス・レディングの流れを汲むソウル・シンガーだ。今日12月10日(1967年)は、オーティス・レディングの命日、そして、12月11日(1964年)はサム・クックの命日である。

■トータス松本、サム・クックの『トゥイスティン…』アルバムを全曲カヴァー

2003年に、ソウル楽曲のカヴァー・アルバム『トラヴェラー』をリリースしたトータス松本が、サム・クックのアルバム『トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ』(1962年)を全曲そのままカヴァーするアルバム、その名も『トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ』を2012年2月8日リリースする。全曲サムと同じ楽曲、曲順でカヴァー。いかに60年代の音を出すか、相当こだわって音作りをしたという。サムのアルバムは1962年4月リリースで、もし、トータスのアルバムも4月リリースだと、ちょうど40周年のリリースとなった。ちなみに、同じくサム・クック・フォロワーのイギリスのロッド・スチュワートもかつて同名アルバムを作っている。このCDについては、音源を入手しだい、また詳細にご紹介する。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006FKO6M2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ボビー・ウーマック関連記事

前回来日時インタヴュー記事
ボビー・ウーマック、インタヴュー『僕たちの地震』(1995年5月記)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/womack19950501.html

2008年10月08日(水)
ボビー・ウーマック、ベストはリミックス入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081008.html

■ソウル・サーチン、第5章「ウーマック・ウーマック」でサム・クック~ボビー・ウーマックらについて書いてあります

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427623302X/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ラスト・ソウル・マン ベスト・オブ・ボビー・ウーマック

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012PYHGK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■Poet I & II アナログ2枚が1枚のCDに

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P58F0Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ボビーの師匠、サム・クックのベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CFWP0Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>Womack, Bobby

●ドビー・グレイ71歳で死去~

【Dobie Gray Drifted Away At 71】

訃報。

ポップ、カントリー、ソウルなどを歌ったシンガー、ドビー・グレイが2011年12月6日、ナッシュヴィルの自宅で死去した。71歳。就寝中にそのまま死去したという。長く癌を患っていた。本人の公式ウェッブでも公表された。これを追い、各メディアも報じている。(一部報道で69歳とあるが、これは間違い) 彼は結婚しておらず、子供がいない。グレイの遺産は、テネシー州メンフィスのセント・ジュール・チルドレンズ・リサーチ病院に寄贈されるという。

ドビー・グレイの2大ヒットは、1965年の「ジ・イン・クラウド」と1973年の「ドリフト・アウェイ」。前者はジャズ・ピアニスト、ラムゼイ・ルイスがカヴァーし、ルイスのものでもヒットした。また、後者はレイ・チャールズ、ハンブル・パイ、ロッド・スチュワート、ネヴィル・ブラザーズ、マイケル・ボルトン、リンゴ・スターなど多くのカヴァーが録音され、クラシック・ソングとして多くの人に親しまれている。1973年にキース・リチャーズ以外のローリング・ストーンズが参加し録音したヴァージョンもあるという。

この曲は元々メンター・ウィリアムス(ポール・ウィリアムスの兄弟。ポールはカーペンターズの「ウィヴ・オンリー・ジャスト・ビガン」などを書いたソングライター)というソングライターが書き、1972年にヘンリー・カーツというシンガーが録音した。その後1973年、ドビー・グレイが録音し、彼の物でポップ・チャート・トップ10入り最高位5位を記録する大ヒットになった。同じ年、カントリー・シンガー、ナーヴェル・フェルツも録音し、カントリー・チャートで8位を記録。また、2003年にラッパーのアンクル・クラッカーがこれを録音。その曲の最後の部分にドビー・グレイ自身も入ってレコーディングしている。これはポップ・チャートで9位を記録した。この作品はそのメッセージから、番組のエンディングや、何かが終わるときなどにしばしば使われるようになった。ライヴではアンコール・ソングとして歌われることも多い。

評伝。

ドビー・グレイは、1940年7月26日、テキサス州ヒューストン近くの生まれ。幼い頃から教会でゴスペルに親しんだ。1960年、ロスアンジェルスに移住。地元で歌手活動を始めローカルのインディ・レーベルからいくつかレコードをリリース。

最初の成功らしい成功は1963年の7枚目のシングル「ルック・アット・ミー」がコー・ダック・レコードからリリースされ小ヒットしたとき。このベースはロスを本拠に活躍していたセッション・ベース奏者、キャロル・ケイだという。その後1965年、ビリー・ページが書いた「ジ・イン・クラウド」をビリーの兄弟、ジーン・ページのアレンジでレコーディングしたところ、ヒット。これをラムゼイ・ルイスがカヴァーし、さらにヒットとなった。

1972年、デッカ・レコードと契約。プロデューサー、メンター・ウィリアムスのもとでアルバムを制作。ここにメンターの書いた「ドリフト・アウェイ」があった。メンターは、白人のシンガー・ソングライター、ポール・ウィリアムスの兄弟。その後、「ラヴィング・アームズ」などもヒットした。

カントリー調の曲調ながら、ソウルフルな歌声を聴かせるという点でひじょうにユニークで味わいのあるシンガーだった。

彼の音楽がカントリーと接点があったことから、彼が書いた曲をカントリー・シンガーが歌うことも多かった。チャーリー・プライド、タミー・ワイネットらもドビーの作品を録音している。

まさに「ドリフト・アウェイ」のように彼は人生に幕を下ろした。

ご冥福をお祈りします。

トリビュートの意味もこめて、僕も個人的に大好きだった「ドリフト・アウェイ」の訳詞をおおくりします。

http://youtu.be/zaPnOASOWIU



ベスト~ドビー・グレイ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004JWWTDQ/soulsearchiho-22/ref=nosim

廉価版、曲数すくなめ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007RTB92/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://blog.chron.com/celebritybuzz/2011/12/pop-singer-dobie-gray-of-drift-away-fame-dead-at-69/

http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5ijWuaTophruY4x9Rty6DKEkc2_Fw?docId=15012ba234bc48eb8888d976159119ae

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「ドリフト・アウェイ」
ドビー・グレイ:歌
メンター・ウィリアムス:作詞作曲
1972年作品
訳詞:ザ・ソウル・サーチャー

Drift Away
DOBIE GRAY
(Mentor Williams)

日ごとに僕の頭は混乱している
だから降りしきる雨粒に一縷の望みを見出そうとする
人生は負けたくないゲーム
恥ずかしいけれど、僕はずっとプレッシャーを感じてるんだ

なあ、ビートをくれ、そして僕のソウルを解き放ってくれ
君が作ったロックンロールに身をうずめ、どこかにさすらいたい気分なんだよ
なあ、ビートをくれよ、そして僕のソウルを解き放ってくれ
君の音楽に身を委ね、そのままどこかにさすらいたい気分なんだよ

どうも人生を無駄に過ごしているような感じがしてるんだ
自分の生き方がこれで正しいのかわからない
世間は冷たい
だから、この冷たい世界でなんとか生きていけるように、君を当てにしてるんだ

心が自由になれば、メロディーが僕の心をつき動かす
ブルーなときには、ギターの音色が僕をやさしく包み込む
君が僕に与えてくれた喜びに感謝
君の歌を僕が本気で信じてるってことを知っておいて欲しいんだ
リズム、韻、そして、ハーモニー
君の作った歌は、僕に力を与えてくれるんだ


Drift Away
DOBIE GRAY
(Mentor Williams)

Day after day I’m more confused
So I look for the light in the pouring rain
You know that’s a game that I hate to lose
I’m feelin’ the strain, ain’t it a shame

Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away
Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away

Beginning to think that I’m wastin’ time
I don’t understand the things I do
The world outside looks so unkind
I’m countin’ on you to carry me through

And when my mind is free
You know a melody can move me
And when I’m feelin’ blue
The guitar’s comin’ through to soothe me
Thanks for the joy that you’ve given me
I want you to know I believe in your song
Rhythm and rhyme and harmony
You help me along makin’ me strong


OBITUARY>Gray, Dobie (July 26, 1940 – December 6, 2011, 71 year-old)
GREAT SONGS>Drift Away




◎アーマ・トーマス~ニューオーリンズのソウル・ジョイント

【Irma Thomas Live】

ニューオーリンズ。

ニューオーリンズのソウル・ジョイントがそのままビルボードにやってきた。そんな感じがしたアーマ・トーマスの約20年ぶりの来日ライヴだった。アーマは1987年4月、青山のレストラン・クラブ「カイ」のライヴで初来日。その後1991年9月「ガンボ・ジャンボ・カーニバル」で来日。このときは、渋谷クラブ・クアトロ、日比谷野外音楽堂などでライヴを行っていた。

キーボード2名、ギター、ドラムス、トランペット、サックスとい6人バンドにアーマという布陣。客席はこの手のソウルが大好きそうなファンが集まりほぼ満員。1曲、バンドが演奏曲で暖めてから、おもむろにアーマの登場。インスト曲、僕が見た回はJBズの「Pass The Peas」からだったが、ボビー・ウーマックの曲から始めた回もあったそうだ。

この日はたまたま事前にセットリストをもらえたのだが、そこには冒頭の4曲しか書かれていなかった。しかも、手書き。聞けば、これ以降は、本人がその場のノリで決めるという。それもあって、彼女は超分厚い歌詞カードのブック(ソング・ブック)を持って、ステージに上がった。めったにやらない曲をやろうとしたときに、歌詞を確認するのだろう。セットリストには4曲しか書かれていなかったが、アーマの1曲目からもう曲が違っていた。(笑) 紙には「Love Don’t Change」とあったが、実際歌われたのは「If You Want It, Come And Get It」。

では、どうやって次の曲を決めるのか、注視した。これがやはり「ジェームス・ブラウン・スタイル」ではないかと思った。曲が歌詞から始まるもの、たとえば7曲目の「ヒップ・シェイキン・ママ」は、アーマがその歌詞を歌い始めれば、バンドがついてくる。別の曲の頭は両手で「グー」の握りこぶしを作ってバンドに見せていた。あれが、キューではないだろうか。そうすれば、ほとんど曲間を空けずに、まるであたかも決まっているかのように、メドレーっぽくできる。歌詞カードを選んでから歌うものは、ステージで打ち合わせていた。たぶん20曲くらい分のキューがあるような気がする。だいたいアップ・テンポ、スローと交互に歌う感じ。

というわけで、おそらく毎回曲目が違ったアーマのライヴだが、基本は同じだ。ニューオーリンズの「セカンド・ライン」のリズムあり、R&Bあり、ブルーズあり、ゴスペル調あり、バラードありというルーツ臭たっぷりのライヴだ。やはり、60年代R&Bの雰囲気、空気は強く、いなたいヴォーカルが実に味があって魅力的である。

そして何より、その声の力強さが印象に残った。後半「セカンド・ライン」の楽曲が続いて、いい意味での「チトリン・サーキット」の趣を醸し出していた。

そうそう、ジェリー・ラゴヴォイ作ローリング・ストーンズで知られる「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」は歌われたり、歌われなかったり。でも、客席からリクエストすれば、きっと歌ってくれそう。

「ソウル・クイーン・オブ・ニューオーリンズ」は、ライヴ終了後、ほとんどすぐサイン会に登場し、ファンの長い列がたちまち出来た。

■アフター・ザ・レイン/アーマ・トーマス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EULJVA/soulsearchiho-22/ref=nosim/

「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000013B0/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■メンバー

アーマ・トーマス / Irma Thomas(Vocals)
キム・フィリップス / Kim Phillips(Keyboards)
ワーナー・ジョセフ・ウィリアムズ / Warner Joseph Williams(Keyboards)
アーサー・V・ベル / Arthur V. Bell(Guitar)
エミール・ホール / Emile Hall(Saxophone)
パーシー・ウィリアムス / Percy Williams(Trumpet)
ラリー・"チュー"・キャンベル / Larry "Choo" Campbell(Drums)

■ セットリスト
Setlist : Irma Thomas, Billboard Live Tokyo, December 1,2011

Show started 21:37
01.[Band only] Pass The Peas
02.If You Want It, Come And Get It
03.Let It Be Me
04.You’ve Got To Bring It With You
05.In The Middle Of It All
06.Don’t Mess With My Man (You Can Have My Husband)
07.Hip Shakin’ Mama
08.I Did My Part
09.Ruler Of My Heart
10.Two Winters Long
11.It’s Raining
12.Breakaway
13.Wish Someone Would Care
14.The Same Love That Made Me Laugh
15.In Between Tears
16.At Last
17.I Done Got Over It – Iko Iko – Hey Pocky
Enc. Sing It
Show ended 22:53

(2011年12月1日、木曜、ビルボードライブ東京、アーマ・トーマス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Thomas, Irma
2011-

△▽ 代官山蔦谷(つたや)オープン~見所たくさん

【Daikanyama Tsutaya~ For Adult】

大人。

代官山・旧山手通り沿いに代官山蔦谷書店(つたやTSUTAYA)が2011年12月5日、オープンした。広大な敷地(約2000坪)に、3館から成る蔦谷は雑誌書籍、映画・音楽DVD、音楽CDなどを多数そろえている。ほかには同敷地内にはレストラン、アイヴィー・プレイス(Ivy Place)、コーヒーのスターバックス、コンビニのファミリー・マートなどが入っている。全体的なコンセプトは、大人向けのエンタテインメント・プレイス、という感じだ。カフェ、レストランなどは深夜2時まで。1階は朝7時から、またアイヴィー・プレイスも朝7時から深夜2時まで営業する。



早速行ってみた。

大きく分けて、旧山手通りから見て向かって左の1号館が映画、2号館がラウンジ、3号館が音楽。1階にその3館をつきぬく感じでマガジン・ストリートというものがある。多数の雑誌を揃えている。

アーカイブ。

見所、楽しみポイントはいろいろある。中央館2階のおしゃれなカフェ「アンジン(Anjin)」はかなりゆったりしたソファで時間を過ごせる。ブルーノートがオペレーションを担当。ここには、日本の雑誌のアーカイブが多数揃えられていて、カフェ内で自由に読める。お店に入ると、アイパッド(iPad)が渡され、ここにメニューが書かれている。そして、雑誌のアーカイブはこのアイパッドでも読めるようになっているという。ただすべてのアーカイブはデータ化されていないが、徐々にこれをデータ化していく。なお、雑誌のコピー・サーヴィスはしておらず、持ち出しもできない。またアイパッドはここで支給されるものだけがアクセスできる。平凡パンチ、太陽、海外の雑誌などもあった。古い雑誌はそのまま本棚から取り出して読んでもいいし、アイパッドで見てもいい。ピアノが一台置いてあり、いずれ小規模なアコースティック・ライヴなども計画中。ブルーノートが運営する新宿のブルックリン・パーラー的なお店になるようだ。カフェは深夜2時まで。個人的にはここはかなり長居してしまいそうな感じだ。

ムーヴィー・オン・デマンド。

映画館では、新しい「ムーヴィー・オン・デマンド」というサーヴィスが始まる。これは、約3000タイトルの主に廃盤となっている映画をその場でDVDに焼いて、ジャケットも完全にプリントアウトして、セルDVDのようにして販売するというもの。約3-40分待たなければならないが、待つのが嫌な場合は郵送もする。ただし値段は、物によって違うが、大体3900円くらいでセルのDVDとほぼ同価格。これは、小売店がこのサーヴィスで安価に販売されることに抵抗感があり、そこを配慮しているためらしい。ただストック(在庫)を置く必要がないメリットがあるため、価格は将来的にはもっと安くなるだろう。またタイトルも現在は約3000ほどだが、徐々に増やしていく。このサーヴィスが定着すれば、映画や音楽DVDの「廃盤」という概念がなくなるかもしれない。ただし、著作権問題は各々、クリアしなければならないが。

CDオン・デマンド。

これと同様に3号館の音楽館で「CD・オン・デマンド」が始まっている。今回用意されたのは、邦楽で昭和の歌謡曲のシングル盤中心に約2000タイトル。今回の目玉は、美空ひばりの全シングル盤を用意し、それぞれそのシングル盤を一枚のCDに焼き、ジャケットも印刷する。このジャケットはオリジナルのシングル盤の表面と裏面を印刷する。したがって歌詞カードやクレジットなども印刷される。シングル1枚1枚をCDに焼いて1枚800円。当時のシングル盤が4-500円だったこと、また今では楽曲はダウンロードで1曲150円くらいで買えることを考えると若干高い気もする。3-400円で提供できるといいのではないか。また、シングル10枚をオン・デマンドして、それを1枚のCDに焼いて、独自のオムニバスを作ることは、現在はできない。これも将来できるようになるとおもしろい。

もちろん、このサーヴィスを展開するためには楽曲の著作権、原盤権、肖像権などの各種権利関係をすべてクリアしなければならない。膨大な量の事務処理が必要なのでコストがかかっているのは致し方ない。だが、こうしたサーヴィスができることによって、古き文化が後々まで代々残っていくということに大いに意義があると思う。

音楽本。

3号館の音楽館は音楽好きにはたまらない。レンタルとセル(販売)のCDがざっくり分けられている。大まかに言って、床がカーペット、絨毯(じゅうたん)のエリアはレンタルで、フローリング(木)のところがセル(販売)になっている。試聴機もこれまでのツタヤよりかなり多く揃えられている。また、音楽関係の本、雑誌などが、そのアーティストのCDがまとまっているところに陳列されている。たとえば、マーヴィン・ゲイのCDがたくさん置いてあるところに『マーヴィン・ゲイ物語』がちゃんと置いてあった! 



セルフレジ。

今回の蔦谷のもうひとつのポイントは、いわゆる「セルフレジ」を大幅に取り入れたこと。雑誌などを除くほとんどの商品に最新鋭の電子タグが埋め込まれ、セルフレジで購買者が自動読み取り機を通し、クレジットカードなどで精算することができる。これがやってみると、実に簡単でおもしろい。3-4冊(CD)を重ねて置いても瞬時に読み取り、レンタルか購買かも分けて明細が画面に表示され、その合計金額で納得できればクレジットカードで精算する。それと同時にタグから盗難防止の信号が消去され、そのまま持ち帰れるようになる。封入袋も置いてある。もちろん、従来通りの人が扱うレジもある。「セルフレジ」は、恵比寿店で実験し、好評だったために、今回この代官山店で大幅に導入したという。もちろん、当初はスタッフがセルフレジのやり方を教えてくれる。

コンセルジュ。

今度の蔦谷には様々な分野の「コンセルジュ」と呼ばれるその道のエキスパートが控え、いろいろな質問に答えるという。映画や音楽の専門家が、案内してくれるという。

http://tsite.jp/daikanyama/

http://www.ccc.co.jp/daikanyama/index.html

http://www.shibukei.com/headline/7948/

しばらく、東京新名所的な存在になりそうだ。

ただし、駐車場は異様に高いのでご用心。15分で300円、1時間停めると1200円。エリア内で2000円以上の利用で1時間、5000円以上で2時間無料。最大4時間分まで。駐車場のリアルタイム映像がユーストリームで見られる。

さて、ここは昔何があったのだろう、と思ったが、たぶん、「ハリウッド・ランチ・マーケット」などがあった一角だと思う。いろいろ調べてみたら、ノースウェスト航空の社員寮、NTT社宅があった場所だそうだ。言われてみると、思い出す。

マーヴィン・ゲイ唯一の自伝『引き裂かれたソウル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

SHOP>Tsutaya, Daikanyama
NEWS>Tsutaya, Daikanyama

★マイケル・ジャクソン・イヴェント年末に2本

【Two Michael Jackson Event Will Be Held On The End Of The Year】

1)マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト3開催決定

決定。

今年で3回目を迎えるトーク・イヴェント『西寺郷太と吉岡正晴のマイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト3』の開催が決定した。2011年12月25日(日)開場16時30分、開演17時30分、終演20時30分の予定で行われる。今回は西寺、吉岡のほかに、マイケル・ジャクソンのファン・サイト『ムーンウォーカー』を運営しているトヨさんが登壇。いろいろな最新情報を語ってくれるはずだ。前売りは12月4日日曜昼12時から。

詳細はこちら  http://bit.ly/rAH18l

トヨさんは、初回(2009年)に飛び入りで登壇している。
■ムーンウォーカー・サイト
http://moonwalker.jp/

今回は、12月13日、14日の『マイケル・ジャクソン・トリビュート』イヴェントの後を受けてのイヴェントになるので、そのときのエピソード、あるいは、秘話なども紹介できるだろう。過去2回の様子はこちら。

■過去関連記事

2010年12月24日(金)
マイケル・ラブ・ナイト第二回~和田唱節ギターと歌で炸裂
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive3-201012.html#main

2009年12月24日(木)
「マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト」満員御礼無事終了
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive3-200912.html#main

2009年の様子
http://tcc.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/love20091223-21.html

■イヴェント詳細

『西寺郷太と吉岡正晴のマイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト3』
出演 西寺郷太、吉岡正晴、トヨ(『ムーンウォーカー』運営)ほか
日時 2011年12月25日(日)開場16時30分 開演17時30分、終演20時30分
チケット 前売券\3,000・当日券\3,500(飲食代別途必要・ビール\600・ソフトドリンク\390~など) (過去2回は前売りだけで売り切れ、当日券はありませんでした)
一般発売: 2011年12月4日ヒル12時から
定員 約100名

前売券はイープラスにて一人8枚まで購入可能で12月4日の12時から発売。(※ノーナ・リーヴス・ファンクラブ「NRTS」会員の方のみ12/1(木)先行発売されますので、その後のご購入となります。ご了承下さい)。
ファミリーマート店頭ファミポートで予約なし手数料なしで24時間直接その場で買えます。ネット予約の場合はセブンイレブン、ファミリーマートで支払い受け取りすれば手数料無料!!

++++

2) 『2011年カウントダウン前夜祭Thank you マイケル・ジャクソン We all love you』は12月30日に

これも、昨年渋谷デュオで行われ大好評を博した年末イヴェントが、今年も12月30日渋谷デュオで行われる。「ソウル・サーチン」でも歌ったデイヴィッド・キング、タヒラ・ウォーカー、さらにマイケル・ジャクソンの完全コピー・ユニット、MJスピリットからブルーツリーも登場。また、冒頭で、西寺郷太、吉岡正晴がトークショーを行う。

公演名2011年カウントダウン前夜祭 Thank you マイケル・ジャクソン We all love you
日時2011年12月30日(金)  開場16:30 開演18:00 終演22:00
会場duo music exchange 
【会場地図】 http://www.duomusicexchange.com/

出演者

David King (vo) デイヴィッド・キング
Keith Haines (key/vo) キース・へインズ
Keith Williamson (eb) キース・ウィリアムソン
Jay Stixx (ds) ジェイ・スティックス
Pierre Andre (as/chorus) ピエール・アンドレ
Masa Kohama(g) マサ 小浜
Tahirih Walker(chorus) タヒラ・ウォーカー
AJ(chorus) エー・ジェイ
DJ:ACE  (DJ:エース)

〔ゲスト〕
Kai King (11歳)  カイ・キング
Taku Youngblood (10歳) タク・ヤングブラッド

〔スペシャル・ゲスト〕 bluetree:MJパフォーマー
〔スペシャル・パネリスト〕 吉岡正晴 西寺郷太

アクセス:渋谷駅(JR線・京王井の頭・東急東横線・東急田園都市線・営団地下鉄銀座線・半蔵門線) ハチ公口より徒歩10分。SHIBUYA-109の左横の通り『道玄坂』を直進。
右側角のセブンイレブンを右折、am/pmの正面のビルの1F。
◎東京都渋谷区道玄坂2-14-8 O-EASTビル 1F  03-5459-8716
料金〈一般〉5800円 (当日:大人のみ500y/up)
〈学生〉小学生:1000円 /中・高生:2000円
 +1drink ALL Standing

プロモ映像
http://youtu.be/vUzbTB6jU9A

【 ご注意 】
◎学生券は日本音楽家協会でお申込ください。(他のプレイガイドでは取扱いたしません)
◎ご入場の際に学生証をご提示いただきます。
◎未成年の方はアルコール類の販売はできませんので、写真付き身分証明書をご提示いただきます。
チケット発売・お問合せ チケット発売は2010年10月1日(土)開始です。
主催:(社)日本音楽家協会
TEL 03-3585-3903 FAX 03-3585-3915
URL:http://www.nichionkyo.or.jp

●チケットぴあ TEL:0570-02-9999 【チケットぴあ】
●ローソンチケット TEL:0570-084-003 【ローソンチケット】
●e+(イープラス) 【e+(イープラス)】
●Cafe&Bar MJM TEL:042-446-4757(15時~24時) 【Cafe&Bar MJM】
●DUO TEL:03-5459-8716 【DUO】
(12時~19時※電話予約のみ。チケットは当日開場30分前から引き渡し)
前売券発売日2011年10月1日(土)
協力

ANNOUNCEMENT>Michael Jackson
MICHAEL JACKSON>Love Night
●R&Bシンガー、ハワード・テイト72歳で死去

【R&B Singer Howard Tate Dies At 72】

訃報。

1960年代にフィラデルフィアをベースに活躍したR&B、ソウル・シンガー、ハワード・テイトが2011年12月2日死去した。72歳。多発性骨髄腫と白血病のためだという。このところずっと体調が悪かった。60年代に「エイント・ノーバディー・ホーム」などのヒットを出したが、80年代から音楽活動から事実上引退。2001年、復活ライヴを行い、2003年アルバムをリリースしカンバック。ジャニス・ジョプリンが「ゲット・イット・ホワイル・ユー・キャン」、ジミ・ヘンドリックスが「ストップ」をカヴァーしている。ソウルフルな歌声が魅力的な素晴らしいソウル・シンガーの一人だった。

~~~

評伝。

ハワード・テイトは、1939年8月14日ジョージア州メイコン近くの生まれ。父が牧師だったことから子供の頃より教会でゴスペルを歌っていた。1940年代にフィラデルフィアに移住。当時の彼にとってのお気に入りは、ディキシー・ハミングバーズ、ソウル・スターラーズといったゴスペル界のスターたち。8歳の頃、父親の勧めで教会で歌い始める。十代になると、後にR&Bシンガーとして名を成すガーネット・ミムズらと知り合い、ガーネットと組んだヴォーカル・グループでは、マーキュリー、キャメオ・レコードでレコーディングも経験。その後、ハワードはビル・ドゲットのツアーに出た。

ガーネットと組んだジ・エンチャンターズは、フィラデルフィアのプロデューサー、ジェリー・ラゴヴォイの元でレコーディング。ヴァーヴからリリースされた作品群は、ニューヨークで録音され、リチャード・ティー、エリック・ゲイル、チャック・レイニーらが参加している。「エイント・ノーバディー・ホーム」(1966年)、「ルック・アット・グラニー・ラン・ラン」(1966年)、「ストップ」(1968年)などがヒット。一時期はオーティス・レディング、サム・クックらの後継とも騒がれたほどの実力派シンガーだった。ただ、ジェリーとの作品はどれも素晴らしかったが、お金の面でちょっとしたトラブルがあった。

■エイント・ノーバディー・ホーム
http://youtu.be/sYWJczQ-5QU



ジャニス・ジョプリンが「ゲット・イット・ホワイル・ユー・キャン」を録音。その後、ハワードはターンテーブル、アトランティック、エピックなどで作品を残したがR&B部門ではそこそこのヒットにはなり、評論家筋から高い評価を得るものの、一般的な大ヒットには恵まれなかった。

どん底。

彼はいくつかのレコード会社を転々とするが、1969年、ハロルド・ローガンという人物が経営するターンテーブル・レコードと契約。これが彼のつまづきの第一歩だった。ハワードは、「人生最悪の決断だった」とこの時代を振り返る。レコードの印税ももらえないだけでなく、彼らがギャングスターたちと関係していたことから、「悪い連中」とのつきあいが始まってしまったのだ。

そして、それに比べれば、ジェリーとの些細な金銭問題など大事ではなかった。彼らと手を切り、またハワードはジェリーとともにレコードを作るようになる。

しかし、それでもヒットには恵まれず、さらに、1976年、彼に悲劇が起こる。自宅が火事になり彼や他のファミリーは難を逃れたが13歳の娘を失うのだ。

ハワードは70年代後期から、歌手活動を諦め、ニュージャージー、フィラデルフィア近辺で家族を養うためプルーデンシャル社の保険販売員などの仕事をして、音楽業界から消えた。彼は過去のシンガーとしてのキャリアについて一切人に言うことなく、普通に仕事をしていた。しかし、1981年には離婚。娘を失ったこと、離婚などのために、自暴自棄になり、ドラッグにはまり、仕事も失い、ホームレス同様になってしまう。

まさに彼の人生はどん底だった。

ところが、1994年のある日、彼は神の声を聞く。「汝に私の声を人々に伝えて欲しい」と。それは彼にとっての神の声だった。ずっとゴスペルを歌い、神のメッセージを聞いてきた彼はその声に耳を傾け、心を入れ替え、人生をやり直す。なんと今度は牧師となり、ドラッグ中毒者などにアドヴァイスをするようになった。

再発見。

生活を180度変えたハワードの人生は、徐々に良い方向に向かい始めていた。

その声を聞いてから6年ほど経った2000年頃、ニュージャージーのラジオDJでハワードのファンだったフィル・キャスデンが、ハワードの古い作品をかけながら、「このスターはどこに行ったか、情報を持っている方はお寄せください」と行方を捜していた。すると、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツのメンバー、ロン・ケネディーがニュージャージー州ウィリングボローのスーパーマーケットでハワードと遭遇。「どこにいるのだ」と聞くと「どこにもいない」と答え、DJが君を捜しているという話になり、連絡先を交換した。これが2001年1月1日のことだったという。

一方、プロデューサーのジェリー・ラゴヴォイは1990年頃から世界中からハワード・テイトの消息について問い合わせを受けるようになっていた。ジェリーもハワードのことを捜すが、まったく探し出すことが出来ず、彼が死んだものと思っていた。そんなとき、ロンドンのジャーナリスト、ポール・ムーニーがハワードについて質問をしてきた。ジェリーは「もう10年以上も会っていない。消息が不明だ」というと、そのジャーナリストは「前日に電話で話した」という。そこで電話番号をもらい、ジェリーは早速、ハワードに連絡を取った。やはり、2001年頃のことだ。20年ぶりくらいの再会は感動的だったという。

ポールがインターネットで「ハワード・テイトを発見」と流したところ、ヨーロッパ中のブッキング・エージェントなどから電話やインタヴューの申し込みが殺到した。

そして、それからわずか6ヵ月後に、ハワードは何十年ぶりにニューヨークのライヴ・ハウスで人前で歌った。さらに、かつてのプロデューサー、ジェリー・ラゴヴォイと手を組み、レコーディングを開始、これが2003年暮れにリリースされた。

そのタイトルは『リディスカヴァード』(再発見)。まさに再発見された。ここで、自身のヒット「ゲット・イット・ホワイル・ユー・キャン」をセルフカヴァー。その歌声は20年近く実際にプロとして歌ってこなかったシンガーとは思えぬほど、はつらつとしたものだった。

以後はコンスタントにライヴ活動、レコーディングなどをしていた。

2003年12月、東京・新宿のパークタワー・ブルーズ・フェスティヴァル出演で来日。これが唯一の来日。

ハワードのプロデューサー、ジェリー・ラゴヴォイは2011年7月13日80歳で逝去。ジェリーのわずか5ヶ月後、ハワードは後を追うように亡くなったことになる。

ハワードのストーリーもまさにソウル・サーチンの連続だ。

■ハワード・テイトが静かに熱く歌う「ルイジアナ1927」

2005年に行われた「第26回ロングビーチ・ブルーズ・フェスティヴァル」でのライヴ。ハリケーン・カントリーナの犠牲者へ捧げたライヴ・パフォーマンス。オリジナルはランディ・ニューマン。本当に、引退していたとは思えない素晴らしい感動的歌声だ。

http://youtu.be/uZ9UO-Er_bw



■エイント・ガット・ノーバディー (エピックからでた作品。個人的にともて好きな曲)

http://youtu.be/LZjeUNYS27k



■奇跡のカンバック作『リディスカヴァード』(2003年作品)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001926RA/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0047ZVMO2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000ICMEY0/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0047ZVMO2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

OBITUARY>Tate, Howard (August 14, 1939 – December 2, 2011, 72 year old)


■ラルフ・ロール、『ソウル・ブレンズ』~今日「ソウル・サーチン」に登場

【Ralph Rolle Will Be On Soul Searchin, Today】

生ゲスト。

現在久保田利伸のツアーで来日中のドラマー、ラルフ・ロールが今日の『ソウル・ブレンズ』(インターFM、関東地区76.1mhz、日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)にゲストで登場する。

ラルフ・ロールは、久保田のドラマーとして18年、また、シックのナイル・ロジャーズのドラマーも長年務めている。10月から1月下旬まで来日中で、その間、久保田ツアーに帯同、そのほかに、自身のライヴやドラム・レッスンを行っている。そのあたりの話とアメリカの音楽業界での話なども聴けそうだ。

関東地区の方は、インターネット、ラジコで聴けます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
その他の地区の方は、携帯電話AU、衛星放送スカパー(ともに有料)で聴取可能です。

■ラルフ、タイ・スティーブンス、フェリシア・フェニックス・グラハム、メットポッドのインタヴューに登場

【Ralph, Ty, Fenix Is Now On MetPod】

メットポッド。

ラルフ・ロール、タイ・スティーブンス、フェリシア・フェニックス・グラハムが、メットポッドのインタヴューに答え、番組にゲスト出演している。こちらは、世界中からアクセス可能。

http://metropolis.co.jp/podcast/files/2011/12/Talking-Singing-Having-Fun-with-Fenix-Ralph-and-Ty.mp3

フェニックスのデビュー・アルバム『サムシング・スペシャル(Something Special)』からタイトル曲、タイ・スティーブンスのアルバム『アクエリアン・マインド(Aquarian Mind)』からの曲「アイ・ネヴァー・ライクド・ユー」をかけている。

なお、今回の番組はタイの12月2日のライヴ告知をするので早急に編集しなければならなかったためショート・ヴァージョンになっているが、ロング・ヴァージョンのプログラムが、再来週くらいにアップされる予定。約27分の番組最後、みんなでなぜか「オールウェイズ&フォーエヴァー(Always And Forever)」を歌う。(笑)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GEU532/soulsearchiho-22/ref=nosim/

フェニックスのアルバム(アメリカのアマゾン)
http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Daps&field-keywords=fenix%2C+something+special+&x=11&y=10

■メットポッド、フィリップ・ウー&ラルフ・ロール

http://metropolis.co.jp/podcast/files/2011/11/Jacksons-Cookies-Yoshioka-Woo-Rolle.mp3
2011年11月13日付け
11月24日のフィリップ・ウーのライヴについて、ラルフ・ロール初登場。

そのときのブログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11074450275.html

+++++

(お知らせ)

代官山、ツタヤ、アーマ・トーマスのライヴ、タイ・スティーブンスのライヴなどについては、明日以降順にご紹介します。

ANNOUNCEMENT>Soul Blends, Soul Searchin
ANNOUNCEMENT>MetPod

□第54回グラミー賞(2011年度)ノミネート発表

【54th Grammy Nominations Announced】

ノミネート。

2011年度、第54回グラミー賞のノミネートが2011年11月30日、ロスアンジェルスのノキア・シアターで発表された。授賞式は、2012年2月12日、東部時間夜8時(日本時間2月13日午前10時)から、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。全米の中継はCBS、日本では有料衛星放送、ワウワウ(WOWOW)が行う。

今年もっとも多くノミネートされたのはカニエ・ウエストで7部門、これに続いて今年もっともアルバムを売ったイギリスのアデル、フー・ファイターズ、ブルーノ・マーズが6部門、リル・ウェイン、ダンス・ミュージックのプロデューサー、スクリレックスが5部門。アデルとブルーノ・マーズは主要3部門ですべてノミネートを獲得。大量ノミネートが予想されたトニー・ベネットは3部門にとどまった。

今年のグラミーは、前年の109ノミネート部門から78部門へ縮小した。

今回のノミネート対象は2010年10月1日から2011年9月30日までに全米でリリースされた17500以上の作品。グラミーの投票用紙は12月14日、グラミーの会員に送付され、2012年1月11日の締切までに会計会社のデロイッテ社に返送する。同社は秘密裏に集計し、2月12日の発表までは誰もその結果は知らされない。

ソウル・サーチンでは、恒例のグラミー予想を1月末までに発表する。おたのしみに。

昨年のグラミー確定のブログ。
http://ameblo.jp/soulsearchin/archive6-201102.html#main
前回の予想は、51部門を予想し、本命・対抗あわせて8割8分2厘の的中率だった。

グラミー賞オフィシャル・サイト(英語)
http://www.grammy.com

今年のクラシック部門を除いたノミネートは次の通り。

1. Record Of The Year

Rollin In The Deep / Adele
Holocene / Bon Iver
Grenade / Bruno Mars
The Cave / Mumford & Sons
Firework / Katy Perry

2. Album Of The Year

21 / Adele
Wasting Light / Foo Fighters
Born This Way / Lady Gaga
Doo-Wops & Hooligans / Bruno Mars
Loud /Rihanna

3. Song Of The Year

All Of The Lights
Jeff Bhasker, Malik Jones, Warren Trotter & Kanye West, songwriters (Kanye West, Rihanna, Kid Cudi & Fergie)
Track from: My Beautiful Dark Twisted Fantasy

The Cave
Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
Track from: Sigh No More

Grenade
Brody Brown, Claude Kelly, Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Andrew Wyatt, songwriters (Bruno Mars)
Track from: Doo-Wops & Hooligans

Holocene
Justin Vernon, songwriter (Bon Iver)
Track from: Bon Iver

Rolling In The Deep
Adele Adkins & Paul Epworth, songwriters (Adele)
Track from: 21

4. Best New Artist

The Band Perry
Bon Iver
J. Cole
Nicki Minaj
Skrillex

5. Best Pop Solo Performance

Someone Like You / Adele
Yoü And I / Lady Gaga
Grenade / Bruno Mars
Firework / Katy Perry
F***in’ Perfect / Pink

6. Best Pop Duo/Group Performance

Body And Soul / Tony Bennett & Amy Winehouse
Track from: Duets II

Dearest / The Black Keys
Track from: Rave On Buddy Holly

Paradise / Coldplay

Pumped Up Kicks / Foster The People
Track from: Torches

Moves Like Jagger / Maroon 5 & Christina Aguilera
Track from: Hands All Over

7. Best Pop Instrumental Album

Wish Upon A Star / Jenny Oaks Baker
E Kahe Malie / Daniel Ho
The Road From Memphis / Booker T. Jones
Hello Tomorrow / Dave Koz
Setzer Goes Instru-Mental! / Brian Setzer

8. Best Pop Vocal Album

21 / Adele
The Lady Killer / Cee Lo Green
Born This Way / Lady Gaga
Doo-Wops & Hooligans / Bruno Mars
Loud / Rihanna

9. Best Dance Recording

Raise Your Weapon
Deadmau5 & Greta Svabo Bech
Joel Zimmerman, producer
Track from: 4x4=12

Barbra Streisand
Duck Sauce
Duck Sauce, producers; Duck Sauce, mixers

Sunshine
David Guetta & Avicii
Avicii, David Guetta & Giorgio Tuinfort, producers; Avicii, mixer
Track from: Nothing But The Beat

Call Your Girlfriend
Robyn
Klas Åhlund & Billboard, producers; Niklas Flyckt, mixer
Track from: Body Talk Pt. 3

Scary Monsters And Nice Sprites
Skrillex
Skrillex, producer; Skrillex, mixer
Track from: Scary Monsters And Nice Sprites

Save The World
Swedish House Mafia
Steve Angello, Axel Hedfors & Sebastian Ingrosso, producers; Steve Angello, Axel Hedfors & Sebastian Ingrosso, mixers

10. Best Dance/Electronica Album

Zonoscope / Cut/Copy

4x4=12 / Deadmau5

Nothing But The Beat / David Guetta

Body Talk, Pt. 3 / Robyn

Scary Monsters And Nice Sprites / Skrillex

11. Best Traditional Pop Vocal Album

Duets II / Tony Bennett & Various Artists
The Gift / Susan Boyle
In Concert On Broadway / Harry Connick Jr.
Music Is Better Than Words / Seth MacFarlane
What Matters Most - Barbra Streisand Sings The Lyrics Of Alan And Marilyn Bergman / Barbra Streisand

12. Best Rock Performance

Every Teardrop Is A Waterfall / Coldplay

Down By The Water / The Decemberists
Track from: The King Is Dead

Walk / Foo Fighters
Track from: Wasting Light

The Cave / Mumford & Sons
Track from: Sigh No More

Lotus Flower / Radiohead
Track from: The King Of Limbs

13. Best Hard Rock/Metal Performance

On The Backs Of Angels / Dream Theater

White Limo / Foo Fighters
Track from: Wasting Light

Curl Of The Burl / Mastodon

Public Enemy No. 1 / Megadeth

Blood In My Eyes / Sum 41
Track from: Screaming Bloody Murder

14. Best Rock Song

The Cave
Ted Dwane, Ben Lovett, Marcus Mumford & Country Winston, songwriters (Mumford & Sons)
Track from: Sigh No More

Down By The Water
Colin Meloy, songwriter (The Decemberists)
Track from: The King Is Dead

Every Teardrop Is A Waterfall
Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay)

Lotus Flower
Colin Greenwood, Jonny Greenwood, Ed O’Brien, Phil Selway & Thom Yorke, songwriters (Radiohead)
Track from: The King Of Limbs

Walk
Foo Fighters, songwriters (Foo Fighters)
Track from: Wasting Light

15. Best Rock Album

Rock ’N’ Roll Party Honoring Les Paul / Jeff Beck
Wasting Light / Foo Fighters
Come Around Sundown / Kings Of Leon
I’m With You / Red Hot Chili Peppers
The Whole Love / Wilco

16. Best Alternative Music Album

Bon Iver / Bon Iver
Codes And Keys / Death Cab For Cutie
Torches / Foster The People
Circuital / My Morning Jacket
The King Of Limbs / Radiohead

17. Best R&B Performance

Far Away / Marsha Ambrosius
Track from: Late Nights & Early Mornings

Pieces Of Me / Ledisi
Track from: Pieces Of Me

Not My Daddy / Kelly Price & Stokley
Track from: Kelly

Is This Love / Corinne Bailey Rae
Track from: The Love EP

You Are / Charlie Wilson
Track from: Just Charlie

18. Best Traditional R&B Performance

Sometimes I Cry / Eric Benét

Fool For You / Cee Lo Green & Melanie Fiona

Radio Message /R. Kelly
Track from: Love Letter

Good Man / Raphael Saadiq
Track from: Stone Rollin’

Surrender / Betty Wright & The Roots
Track from: Betty Wright: The Movie

19. Best R&B Song

Far Away
Marsha Ambrosius, Sterling Simms & Justin Smith, songwriters (Marsha Ambrosius)
Track from: Late Nights & Early Mornings

Fool For You
Cee Lo Green & Jack Splash, songwriters (Cee Lo Green & Melanie Fiona)

Not My Daddy
Kelly Price, songwriter (Kelly Price & Stokley)
Track from: Kelly

Pieces Of Me
Charles Harmon, Claude Kelly & Ledisi Young, songwriters (Ledisi)
Track from: Pieces Of Me

You Are
Dennis Bettis, Carl M. Days, Jr., Wirlie Morris, Charlie Wilson & Mahin Wilson, songwriters (Charlie Wilson)
Track from: Just Charlie

20. Best R&B Album

F.A.M.E./ Chris Brown
Second Chance / El DeBarge
Love Letter / R. Kelly
Pieces Of Me / Ledisi
Kelly / Kelly Price

21. Best Rap Performance

Look At Me Now / Chris Brown, Lil Wayne & Busta Rhymes
Track from: F.A.M.E.

Otis / Jay-Z & Kanye West
Track from: Watch The Throne

The Show Goes On / Lupe Fiasco
Track from: Lasers

Moment 4 Life / Nicki Minaj & Drake
Track from: Pink Friday

Black And Yellow / Wiz Khalifa
Track from: Rolling Papers

22. Best Rap/Sung Collaboration

Party / Beyoncé & André 3000
Track from: 4

I’m On One / DJ Khaled, Drake, Rick Ross & Lil Wayne
Track from: We The Best Forever

I Need A Doctor / Dr. Dre, Eminem & Skylar Grey

What’s My Name? / Rihanna & Drake
Track from: Loud

Motivation / Kelly Rowland & Lil Wayne
Track from: Here I am

All Of The Lights / Kanye West, Rihanna, Kid Cudi & Fergie
Track from: My Beautiful Dark Twisted Fantasy

23. Best Rap Song

All Of The Lights
Jeff Bhasker, Malik Jones, Warren Trotter & Kanye West, songwriters (Kanye West, Rihanna, Kid Cudi & Fergie)
Track from: My Beautiful Dark Twisted Fantasy

Black And Yellow
Mikkel Eriksen, Tor Erik Hermansen & Cameron Thomaz, songwriters (Wiz Khalifa)
Track from: Rolling Papers

I Need A Doctor
Andre Young, Marshall Mathers III, Alexander Grant & Skylar Grey, songwriters (Dr. Dre, Eminem & Skylar Grey)

Look At Me Now
Jean Baptiste, Chris Brown, Ryan Buendia, Trevor Smith, Dwayne Carter, Jr. & Wesley Pentz, songwriters (Chris Brown, Lil Wayne & Busta Rhymes)
Track from: F.A.M.E.

Otis
Shawn Carter & Kanye West, songwriters (James Brown, Jimmy Campbell, Reg Connelly, Roy Hammond, J. Roach, Kirk Robinson & Harry Woods, songwriters) (Jay-Z & Kanye West)
Track from: Watch The Throne

The Show Goes On
Dustin William Brower, Jonathon Keith Brown, Daniel Johnson, Kane & Wasalu Muhammad Jaco, songwriters (Isaac Brock, Dann Gallucci & Eric Judy, songwriters) (Lupe Fiasco)
Track from: Lasers

24. Best Rap Album

Watch The Throne / Jay-Z & Kanye West
Tha Carter IV / Lil Wayne
Lasers / Lupe Fiasco
Pink Friday / Nicki Minaj
My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West

++++

25. Best Country Solo Performance

Dirt Road Anthem / Jason Aldean

I’m Gonna Love You Through It / Martina McBride

Honey Bee / Blake Shelton
Track from: Red River Blue

Mean / Taylor Swift
Track from: Speak Now

Mama’s Song / Carrie Underwood
Track from: Play On

26. Best Country Duo/Group Performance

Don’t You Wanna Stay
Jason Aldean With Kelly Clarkson

You And Tequila
Kenny Chesney Featuring Grace Potter

Barton Hollow
The Civil Wars
Track from: Barton Hollow

Are You Gonna Kiss Me Or Not
Thompson Square
Track from: Thompson Square

27. Best Country Song

Are You Gonna Kiss Me Or Not
Jim Collins & David Lee Murphy, songwriters (Thompson Square)
Track from: Thompson Square

God Gave Me You
Dave Barnes, songwriter (Blake Shelton)

Just Fishin’
Casey Beathard, Monty Criswell & Ed Hill, songwriters (Trace Adkins)

Mean
Taylor Swift, songwriter (Taylor Swift)
Track from: Speak Now

Threaten Me With Heaven
Vince Gill, Amy Grant, Will Owsley & Dillon O’Brian, songwriters (Vince Gill)

You And Tequila
Matraca Berg & Deana Carter, songwriters (Kenny Chesney Featuring Grace Potter)

28. Best Country Album

My Kinda Party
Jason Aldean

Chief
Eric Church

Own The Night
Lady Antebellum

Red River Blue
Blake Shelton

Here For A Good Time
George Strait

Speak Now
Taylor Swift

++++


29. Best New Age Album

Northern Seas
Al Conti

Gaia
Michael Brant DeMaria

Wind, Rock, Sea & Flame
Peter Kater

What’s It All About
Pat Metheny

Instrumental Oasis, Vol. 6
Zamora

30. Best Improvised Jazz Solo

All Or Nothing At All
Randy Brecker, soloist
Track from: The Jazz Ballad Song Book (Randy Brecker With DR Big Band)

You Are My Sunshine
Ron Carter, soloist
Track from: This Is Jazz (Donald Harrison, Ron Carter & Billy Cobham)

500 Miles High
Chick Corea, soloist
Track from: Forever (Corea, Clarke & White)

Work
Fred Hersch, soloist
Track from: Alone At The Vanguard

Sonnymoon For Two
Sonny Rollins, soloist
Track from: Road Shows Vol. 2

31. Best Jazz Vocal Album

’Round Midnight
Karrin Allyson

The Mosaic Project
Terri Lyne Carrington & Various Artists

The Gate
Kurt Elling

American Road
Tierney Sutton (Band)

The Music Of Randy Newman
Roseanna Vitro

32. Best Jazz Instrumental Album

Bond: The Paris Sessions
Gerald Clayton

Forever
Corea, Clarke & White

Alone At The Vanguard
Fred Hersch

Bird Songs
Joe Lovano/Us Five

Road Shows Vol. 2
Sonny Rollins

Timeline
Yellowjackets

33. Best Large Jazz Ensemble Album

The Jazz Ballad Song Book
Randy Brecker With DR Big Band

The Good Feeling
Christian McBride Big Band

40 Acres And A Burro
Arturo O’Farrill & The Afro Latin Jazz Orchestra

Legacy
Gerald Wilson Orchestra

Alma Adentro: The Puerto Rican Songbook
Miguel Zenón

34. Best Gospel/Contemporary Christian Music Performance

Do Everything
Steven Curtis Chapman
Track from: re:Creation

Alive (Mary Magdalene)
Natalie Grant
Track from: Music Inspired By The Story

Your Love
Brandon Heath
Track from: Leaving Eden

Jesus
Le’Andria Johnson
Track from: The Awakening Of Le’Andria Johnson

I Lift My Hands
Chris Tomlin
Track from: And If Our God Is For Us...

35. Best Gospel Song

Hello Fear
Kirk Franklin, songwriter (Kirk Franklin)
Track from: Hello Fear

Sitting With Me
Erica Campbell, Tina Campbell, Gerald Haddon & Tammi Haddon, songwriters (Mary Mary)
Track from: Something Big

Spiritual
Donald Lawrence, songwriter (Donald Lawrence & Co. Featuring Blanche McAllister-Dykes)
Track from: YRM (Your Righteous Mind)

Trust Me
Richard Smallwood, songwriter (Richard Smallwood & Vision)
Track from: Promises

Window
Canton Jones, songwriter (Canton Jones)
Track from: Dominionaire

36. Best Contemporary Christian Music Song

Blessings
Laura Story, songwriter (Laura Story)
Track from: Blessings

Hold Me
Jamie Grace Harper, Toby McKeehan & Christopher Stevens, songwriters (Jamie Grace Featuring Tobymac)

I Lift My Hands
Louie Giglio, Matt Maher & Chris Tomlin, songwriters (Chris Tomlin)
Track from: And If Our God Is For Us...

Strong Enough
Matthew West, songwriter (Matthew West)
Track from: The Story Of Your Life

Your Love
Brandon Heath & Jason Ingram, songwriters (Brandon Heath)
Track from: Leaving Eden

37. Best Gospel Album

The Love Album
Kim Burrell

The Journey
Andraé Crouch

Hello Fear
Kirk Franklin

Something Big
Mary Mary

Angel & Chanelle Deluxe Edition
Trin-I-Tee 5:7

38. Best Contemporary Christian Music Album

Ghosts Upon The Earth
Gungo

Leaving Eden
Brandon Heath

The Great Awakening
Leeland

What If We Were Real
Mandisa

Black & White
Royal Tailor

And If Our God Is For Us...
Chris Tomlin

39. Best Latin Pop, Rock, Or Urban Album

Entren Los Que Quieran
Calle 13

Entre La Ciudad Y El Mar
Gustavo Galindo

Nuestra
La Vida Bohème

Not So Commercial
Los Amigos Invisibles

Drama Y Luz
Maná

40. Best Regional Mexican Or Tejano Album

Bicentenario
Pepe Aguilar

Orale
Mariachi Divas De Cindy Shea

Amor A La Musica
Mariachi Los Arrieros Del Valle

Eres Un Farsante
Paquita La Del Barrio

Huevos Rancheros
Joan Sebastian



AWARD>Grammy>54th (2011) Nominations




●Jブラックフット65歳で死去

【J. Blackfoot Dies At 65】

訃報。

ソウル、ブルーズを歌ってきたシンガーで、元ソウル・チルドレンのリード・シンガーのひとり、J.ブラックフットが2011年11月30日、メンフィス近くのメソジスト・ジャーマンタウン病院で死去した。65歳。癌を患っていた。

長くスタックスの名門ヴォーカル・グループ、ソウル・チルドレンのリード・シンガーとして活躍、1972年の『ワッツタックス』にも登場している。1983年グループからソロに転じ、同年11月からJブラックフット名義で「タクシー」の大ヒットを放った。以後はソロ・シンガーとして活動していたが、ソウル・チルドレン・メンバーとの活動もあった。

2001年3月、チョコレート・クリーム・プロダクションの招きで、六本木スイート・ベイジルでソウル・チルドレンのノーマン・ウェストとライヴを行っている。

「タクシー」を含むアルバム『シティー・スリッカー』のジャケットは、日本では「渋谷の交差点をイメージした」などと話題になった。また、「タクシー」は、日本では鈴木聖美、大澤誉志幸、久保田利伸らがライヴなどでもカヴァー、イギリスのブライアン・フェリーもカヴァーしている。鈴木雅之は、大澤がステージで歌う「ドント・テイク・マイ・サンシャイン」のコーラスをいれたりしていた。

+++++

評伝。

Jブラックフットは、本名ジョン・コルバート、1946年11月20日ミシシッピー州グリーヴィルに生まれた。2歳でメンフィスに移住。周囲からは、「J」と呼ばれていたが、メンフィスに来た当初は、裸足で歩道などを歩いていて、足が黒く汚れていたために、「ブラックフット」(黒い足)というニックネームがついていた。不良仲間との自動車窃盗で一時期テネシー州の刑務所にいたが、ここでソウル・ヴォーカル・グループのメンバーになり、レコーディングを経験。1965年出所。その後メンフィスの名門ソウル・レーベル、スタックス・レコードの向かいにある酒屋近くで歌っているところを、スタックス・レコードのソングライター、デイヴィッド・ポーターに見出され、1967年頃からスタックスに出入りするようになった。その頃、デイヴィッド・ポーターは、オーティスにジョンを勉強させるために、しばらくツアーに連れて行ってくれないかと頼んだが、飛行機の定員に余裕がなかったことなどのため、それは実現しなかった。しかし、そのツアーのさなか、オーティスとバック・バンドのバーケイズは、1967年12月10日飛行機事故で死去した。その後、ジョンはバーケイズのリード・シンガーに抜擢された。

1968年、スタックスから売れっ子のサム&デイヴがアトランティックに移籍したため、デイヴィッド・ポーターとアイザック・ヘイズのプロダクション・チームは、その後釜を狙うべくグループを作ることにした。しかし、デュオでは、そのままなので、彼らは男女2人ずつの4人組ソウル・グループを結成することにし、J(ジョン)・ブラックフットに声をかけ、ジョンは加入。これがノーマン・ウェスト、アニタ・ルイス、シェルブラ・ベネットとでソウル・チルドレンとなった。ソウル・チルドレンは4人がリードを取れる実力派グループとして頭角を現し、1972年「ヒアセイ」、73年「アイル・ビー・ジ・アザー・ウーマン」などがヒット、スタックスを代表するソウル・グループとなった。

1976年、スタックスの倒産などを受け、グループは1979年に解散。メンバーはそれぞれソロ活動に。1983年、スタックス時代に仕事をしたホーマー・バンクスが新たに設立したサウンドタウンと契約し、「タクシー」の大ヒットを放った。これは、元々はジョニー・テイラー用に書かれた作品だったが、ジョニーはレコーディングしなかったという。ここで数枚作品を出した後、やはり元スタックスのアル・ベルが設立したエッジ・レコードに移籍、1987年、「ティア・ジャーカー」がヒット。ソロとしても10枚近くのアルバムを出している。

2007年、ブラックフットとノーマン・ウェストは新たな女性シンガー二人(アン・ハインズとカサンドラ・グラハム)を向かえ、新生ソウル・チルドレンを結成していた。

2011年11月30日、メンフィスの病院で癌のため死去。

http://youtu.be/KGpv2Erf79Q



http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006JTEE/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ソウル・チルドレン ジェネシス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001PBQMAU/soulsearchiho-22/ref=nosim

OBITUARY>Blackfoot, J. >Nov 20, 1946 – Nov 30, 2011 – 65 year-old)

■『ソウル・マジック第14回』無事2時間以内に終了

【Soul Magic #14】

アーカイブ。

2011年11月29日(火曜)夜10時から、八木カナさんのネット番組『ソウル・マジック』にゲスト出演した。カナさんは札幌、僕は東京、裏方のパクチャンは名古屋、ニクセさんは高崎という全国各地にいる4人がスカイプで回線をつなげ、ユーストリームで生放送した。しゃべるのは、僕とカナさんで、パクチャンがジャケット写真付きの曲出し、ニクセさんがツイッターなどでのフォローという役割分担。本番1時間くらい前に4人でスカイプで集合し、打ち合わせと、ためしオンエアーをしながら、本番に入った。それにしても、日本中ばらばらでも、ネット上でひとつになって番組が出来るっていうのがおもしろい。しかも、この日はウクライナでも聴いている友人がいてびっくり。

すでにアーカイブになっています。アクセスはこちら。
http://www.ustream.tv/channel/kanachan-nel
(次の回以降が更新されると、常に最新回が自動的に流れるので、この回を聞く場合は第14回をピックアップします)

事前に作った進行表をご紹介します。6曲を決めておき、それに関するトークをした。

『ソウル・マジック』は隔週火曜日の夜10時からインターネット、Uストリームで放送中。

Soul Magic #14 11/29/2011 pm 10:00- Japan Time
超ラフな進行表

TM

八木適当にあいさつ、吉岡のご紹介
吉岡あいさつ、適当に

(フリートークへ) タイトル『月日は百代の過客(はくたいのかかく)にして~ソウル奥の細道』

「月日は百代の過客」は、松尾芭蕉の『奥の細道』の序文にある、「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」からの文言。「過客(かかく)」は、旅人のこと。「百代」は「はくたい」「ひゃくだい」で、長い年月のこと。

月日というものは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年月もまた同じように旅人である、という意味。この日は1970年代のソウル・ミュージックとその周辺の話ばかりをするので、まさに「ソウル奥の細道」とどんぴしゃではないか、ということでこのタイトルになった。

ドラマティックスの「イン・ザ・レイン」のカナさんの思い出。その昔、横田基地近くに住んでいて、仲良かった黒人兵ブッチと別れたときに、雨の日、カーステレオからこの「イン・ザ・レイン」が流れてきて、曲の歌詞通りのようになり、無性に涙がこぼれたという話。また、吉岡がドラマティックスのライヴが東京の九段会館で1997年頃行われた話など。

M1In The Rain / Dramatics (1972)



http://youtu.be/RACIhmZuilA

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001PBQMAA/soulsearchiho-22/ref=nosim

+++

来日2度のデルズ。1985年と1989年12月クリスマスの来日。カナさんは1985年12月にインタヴュー。カナさんが元フラミンゴスのジョニー・カーターに言い寄られた話。この曲は当時アナログ・アルバムでよく聞いていた。レコードの溝が細くて、なかなかこの曲だけかけにくかった。

M2Do What You Gotta Do Babe / Dells from
Album “Sweet As Funk Can Be” (1972)

http://youtu.be/61AT4T8_jhQ



+++

日本でもっとも人気のあるヴォーカル・グループ、スタイリスティックス。初来日1975年か1974年1月。以後毎年来日。今年も来日。カナさんは1987年、旭川で行われた音楽フェスに柳ジョージらと出演したときにインタヴュー。現在のスタイリスティックスは、ハロルド・イーバン・ブラウンとヴァン・フィールズが入ってまたいい感じになっている。

M3You Are Everything / Stylistics (1971)

http://youtu.be/OwnRzTqB5b4



http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018OFGO2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

+++

初来日1975年、グラディス、中野のサンプラザで見た。吉岡はその後1990年代に一度、LAでばったり会った。カナさんは初来日時、通訳でついていて、いろいろグラディスの面倒をみた。バックのピップスのメンバーがいい男で気に入ったのでそのことをグラディスに言ったら「彼は奥さん連れてきてないから(いいわよ)」みたいな答えが返ってきた。グラディスは自伝を出し、そこでギャンブル好きが昂じ、自己破産したという話をした。グラディスの当時の旦那さんはバリー・ハンカーソン。アリーヤの叔父にあたる人物。後にアリーヤ、Rケリーをマネージする。グラディスとはその後離婚。

M4Midnight Train To Georgia / Gladys Knight & Pips (1973)

http://youtu.be/v78-ftcqpNw



http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001U20/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

+++

閑話休題。

~インタヴュー苦労話~ 

来日アーティスト、もろもろ苦労話など。僕は、グラミーを剥奪されたミリ・ヴァニリ、つっぱっていた無名のラッパー、レッドヘッド・キングピンズの話。カナさんは、レイ・パーカーにインタヴュー中にナンパされた話。さらに、一度来日が決まり、チケットが売り出されたものの、キャンセルになったシャイ・ライツの話。それをしかけていたFENのDJピート・パーキンスの話。チケット買って、払い戻されなかった人がリスナーにもいました。

また、この番組のテーマの冒頭で、黒人DJがいろいろなアーティスト名を連呼するが、そこで呼ばれるアーティスト名が、たまたま今回選曲したアーティストとかなり重なっていた。カナさんと選曲したときには、ただ話をしてアーティストを選んでいたが、あとでパクチャンがそのことに気づいた。だが、まったくの偶然だった。

M5Have You Seen Her / Chi-Lites (1971)

http://youtu.be/xVYxKRXDT2I



http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMSRPI/soulsearchiho-22/ref=nosim/

+++

吉岡が翻訳した『デイヴァイデッド・ソウル』の話。著者、デイヴィッドリッツの話。1984年4月1日に死去したマーヴィンの自伝が1985年に発売され、銀座の洋書店「イエナ」で購入。その後、96年、ベリー・ゴーディーの自伝を訳して出したあと、著者デイヴィッド・リッツとも個人的に知り合い、最終的にマーヴィンの本を訳すことになった。

M6What’s Going On / Marvin Gaye (1971)

http://youtu.be/obwMsk5JzxQ



http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007FOMP/soulsearchiho-22/ref=nosim/

八木 さいご、あいさつ
吉岡 さいご、あいさつ

終了
パクチャン、ニクセさん、裏方、ありがとうございました。カナさん、お招きいただきありがとうございました。

RADIO>Soul Magic





▲ 三栄町「音色」から荒木町「ディープ」~花街に佇むバー(パート2)

【Yotsuya Sanei-cho Neiro To Araki-cho Deep (Part 2)】

(四谷・三栄町にあるソウル・バー「音色」を初訪問。その続き)

細道。

そうして、「音色」でいろいろ話をしているうちに、しばらく前に、この三栄町のお隣、津の守坂通りを挟んだ荒木町にあるバー「ディープ」の佐俣氏が噂を聞きつけて、ここに「偵察来店」したことが発覚。(なんだ、「偵察来店」って。そんな言葉があるのですか(笑)) ツナさんと「じゃあ、僕らも(「ディープ」に)偵察来店、今から行きましょうか」ということになった。(本人は「偵察」なんてしてない、ごあいさつに行ったんだと申しております) 荒木町はかつては花街として賑わったなかなか歴史のある街で、今でもそんな旧街の風情、面影を残す。また、車が通れない細い道がくねくねしていて、わかりにくい街だ。

佐俣氏は、音楽誌「アドリブ」(1973年スタート、2010年5月で廃刊)の編集者で、おそらく僕も30年くらいは知っているという旧知の人物。アドリブを辞めた後は、アーティストの雑用などをやっていたらしく、デイヴィッド・T・ウォーカーのいたバンド・オブ・プレジャー(山岸潤史もメンバー)のロス・レコーディングのコーディネートをしたりしていたという。

2010年03月19日(金)
音楽月刊誌アドリブ、5月号で休刊へ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10485415185.html

そんな彼が、よく通っていたのがこのディープという店で、前オウナーが辞めるというときに、そのまま引き継いだそうだ。

以前佐俣氏とのツイートで、その店をひっそりやっていることがわかり、「今度、行く」「来るな」「じゃあ裏口から入る」「裏口、ないし」「じゃあ変装していく」「来るな」といったやりとりをしたことがあったので、事前予告なしに、一度サプライズで行ってやろうとは思っていたのですぐに行くことが決定。すると外園さんが「じゃあ佐俣氏に電話いれますよ」と言う。「いや、いきなり行ったほうがいいんじゃないかなあ…。電話すると、アイツ『来るな』って言うにきまってるから」と僕。まあ、でも席が一杯とか、気分でやっていないと無駄足にもなるし、とりあえず様子見の電話をいれてもらった。

「吉岡さんが、今から行きたいと言っているのですが、お席はありますか」と外園さんが電話をすると、電話の向こうで案の定「『来るな』と伝えてくれ」と言っているというので、行くことにした。外園さんがお店までショートカットの道を案内してくれる、という。

外園さんの案内で車の通れないソウル奥の細道を荒木町に向かった。古くからの街並みと新しいマンションのビルが並び、しかし、まるで「ブラタモリ」のような世界の細道を進む。以前、ここら辺のとんかつ屋とうなぎ屋に来たことがあった。そのとんかつ屋の前はたまたま通って思い出したが、うなぎ屋は思い出せなかった。外園さんが、レオン・ウェアが大好きで、コットンでのライヴも見たという話をしながら、しばし、ちょっと迷ってしまったが、なんとかたどり着けた。

発売日。

こちらはかなり照明が暗い店で、入ってすぐ左に5-6人が座れる丸囲みの椅子、そして10人程度が座れるカウンター。バーカウンターの後ろ、つまりマスター(佐俣氏)が立つ背の壁にグラスやボトル。その棚の上、背を伸ばしただけでは届かない高さにアナログ・アルバムが4-500枚無造作に並べられていた。2組のお客さんが来ていた。

カウンターの入口周辺にも雑然と整理されていないレコード、封を切ってないCDも紙袋に入って床に置かれている。その散らかりっぷりは「俺のアドリブ時代のデスクみたいなものだよ」となんら気にも留めない佐俣氏。その雑然デスクを見たことがある僕が「(アドリブのデスクってことは)つまり、ぐちゃぐちゃってことね」と言うと、「いや、俺はどこに何があるか、ちゃんとわかっているんだ」と鼻を膨らます。だがこうも言った。「自分で持ってるアルバムでも、どこにあるかわからなかったりすると、それが(中古レコード屋で)値段が安かったりすると、買っちゃうよね。で、結果同じアルバムが2枚、3枚になったりね」 やっぱり、わからないんじゃん。(笑)  レコードはアーティストのABC順、ジャンル別などに並べているのかと思いきや、まったくのアットランダムに置いてあるという。だが、「俺は、(どこに何があるか)わかるから」と自信を覗かせる。一度、カウンターに入って、何十枚か動かして、いたずらしてやろうかとも思った。(笑)

ターンテーブル2台、CDプレイヤー2台、ミキサー、それになんと真空管のアンプで2台のスピーカーをならしていた。真空管はいい。やはり、スイッチをいれてから30分くらい経つと音が落ち着いてくるそうだ。

ちょうど行ったときは、フュージョンっぽい曲が流れていた。アイズレイ・ブラザーズのカヴァーつながりでフォープレイ、レジーナ・ベル。ピラミッドの「ストリート・ライフ」など。「ストリート・ライフ」は、この店で一番人気があるというか、リクエストされる曲でいろいろ取り揃えているという。このピラミッドのヴァージョンはレイラ・ハサウェイの妹が歌っている、という。ピラミッドは、和泉宏隆(ピアノ)、神保彰(ドラムス)、鳥山雄司(ギター)3人のグループ。そのとき、レイラの妹の名前が3人とも出てこなかった。戻って調べると、ケニヤ(Kenya)だった。そして、クルセイダーズと共演もしているデイヴィッド・Tも、佐俣氏と旧知の関係から、この「ディープ」に来たことがあるという。壁にデイヴィッドの色紙はなかったが。(「ディープ賛江~デイヴィッド」みたいの)

「レコードはまわさないの?」と聞くと、「今日はいろいろかけて、うちでは普段はこういうのをかけているっていうのを(初めて来た吉岡たちに)ご紹介したいので、(かけるのが簡単な)CDで選曲してる」という。「おおっ、つまり、ディープのショーケースね」「そうそう、ショーケース」。ま、よくわからんが、いいだろう。

レジーナ・ベル2004年リリース、ピンクのジャケットのアルバム『レイジー・アフタヌーン』から、アイズレイの「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」がかかったが、このイントロでハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの「ザ・ラヴ・アイ・ロスト」がほぼアカペラで歌われていた。僕が「ウェイク・アップ・エヴリバディー」が入ってる、と言ったら、「いや、『ラヴ・アイ・ロスト』だよ」と言われ、「じゃあもう一度、頭からかけて」と言ったら、「同じ曲をすぐに二度もかけさせる客はいない」と言いながらも、かけてくれた。そうしたら、確かに「ラヴ・アイ・ロスト」だった。だが、CDにその曲目クレジットはない。

店に入ってすぐ「プリンス・マニアのツナさんです」と佐俣氏に紹介すると、さっそくプリンスのファーストから「クレイジー・ユー」をかけた。その後、ツナさんが「アドリブの『プリンス物語』(吉岡正晴著)を読んでプリンス好きになりました。アドリブは毎月19日に本屋に買いに行ってたんです」と言うと、「俺は(アドリブの)発売日なんて覚えてないな」と笑った。

猥雑。

ここは16年くらい前に前オウナーがジャズ・バーとしてオープン。2年半前に前オウナーが辞めるというので、引き継いだ。あまり宣伝もせず、地味にやっている、という。当初は前オウナーのお店についているお客さんが多かったことと、新しいお客さんが急に来て雰囲気を壊したくないので、宣伝しなかった。「自分の友達にも知らせてないんだ」とも言う。だが、最近では徐々に新しいお客さんがついてきて、以前からの常連さんらともいい感じでミックスされているような感じだという。チャージなし、最初の1ドリンクだけ1000円で以降は何を飲んでも500円という料金システムだ。

それにしても、綺麗で比較的明るいおしゃれな散らかっていない「音色」と、まったく対照的な、猥雑で暗くて散らかっている「ディープ」。同じバーでも180度違うところがおもしろい。いや、ここは隠しておきたいバーだな。

「ディープ」は、みなさん、行かなくていいです。(笑) 

Bar Deep (バー・ディープ)
東京都新宿区荒木町1-2
電話 03-3351-2393
営業 月曜~土曜午後8時~翌午前2時
休日 日曜・祝日

ちなみに、荒木町「ディープ」はソウル・バーではありません。ソウルもジャズもかかる店。ディープというと、ソウル・バー業界では、大宮の「ディープ」(藤沢さんのお店)が有名です。

ちょっとわかりにくいので行くときは地図を調べてください。

新宿通り、新宿から来たら、四谷三丁目を超え、みずほ銀行のところを左折。そのまま車力門通りをまっすぐ。途中の角を左折、その突き当たり。看板がでています。四谷駅から来た場合は、みずほ銀行のところを右折。以下同じ。車力門通りは一方通行ですが、ディープの前に行く道は車は通れず、人間のみが通れる細い道です。

■訪問時かかっていたレジーナ・ベル

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■フォープレイ~ベスト 「ビトウィーン・ザ・シーツ」「アフター・ザ・ダンス」なども収録

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■「ディープ」で一番人気曲「ストリート・ライフ」

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SOUL BAR>Dee

○お知らせ 今日夜Uストリームのインターネット番組にゲスト出演

【Soul Searcher Will Be On Tonight’s “Soul Magic” Ustrem Live Program】

生放送。

今日2011年11月29日火曜夜10時からUストリームのインターネットラジオ『ソウル・マジック』(DJ八木カナ)にゲスト出演します。

アクセス先はこちら。http://bit.ly/uY2eqI 
日本全国、世界中で聴けます。生放送後は、アーカイブに残ります。

ツイッターで、ハッシュタグ #soulmagic をつけるか直接 @soulsearcher216にツイートしていただければ質問などに対応します。

ホストの八木さんと僕が、いくつかアーティストをピックアップして、その話をしつつ、曲をかけます。ドラマティックス、デルズ、スタイリスティックス、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、シャイ・ライツ、マーヴィン・ゲイなどについてお話をする予定ですが、流れで予定がどんどん変わることもありますのでゆるーくお聴きください。一応1時間半をめどにしています。

テーマのひとつ、マーヴィン・ゲイの自伝『引き裂かれたソウル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル (P‐Vine BOOKs)

ANNOUNCEMENT>Soul Magic

▲ 三栄町「音色」から荒木町「ディープ」~花街に佇むバー(パート1)

【Yotsuya Sanei-cho Neiro To Araki-cho Deep (Part 1)】

1年余。

プリンス・マニア、ツナさんから、2010年11月にオープンした四谷・三栄町のソウル・バー「音色~ねいろ」が、2011年12月9日で閉店することになったという知らせが来て、25日に行きますが、いかがですかというお誘いがあり、ボーイズ・トゥ・メンのライヴ後、出向いた。そこにグレイト・ヴォイス、ケイ・グラントさんも合流。ケイさんに住所を知らせると、「7番地の次はないんですか」と問われ、「古い住居表示の街なので、7番地だけなんですよ」と答えた。そんな昔からの街だ。

一度オープンして間もない頃お伺いしようとしたところ、たぶん夜中をだいぶ過ぎていたので、閉店していて店を探すことができず、夜中にもかかわらずツナさんに電話し、ツナさんがオウナーの外園(ほかぞの)さんに連絡したところ、その日はお客が切れたので閉店してしまった、ということがあった。それ以来なかなかチャンスがなかったのだが。ついに初「音色」を体験できた。

オウナーの外園将一郎さんは1967年生まれ。渋谷でIT系のサラリーマンをしていた時代に、よく立ち寄っていたソウル・バー「ルーム」にほれ込んだ。「ルーム」は残念ながらオウナー樫井さんの体調不良のために2009年1月23日にクローズ。それから1年10か月を経てその「ルーム」をイメージした感じでおしゃれな空間が四谷・三栄町に出来た。

■バー・ルームの閉店記事
2009年01月24日(土)
バー・ルーム「オールウェイズ&フォーエヴァー」で閉店
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10197102198.html

階段を下りると中はかなり広いスペースで天井も高い。幅広のカウンター(約12席)と奥に5-6人が座れるソファ席。かなりゆったりしたスペースで22坪だという。余計なものが置いてないので、広く感じる。壁面はお酒とグラスで、レコード、CD棚がないためソウル・バーというより普通のおしゃれでスタイリッシュなバーという感じだ。

ソウル・バーなのに、レコード、CDがない。なんと流れるソウル・ミュージックはすべて2台のコンピューターに入れられ、事前に当日セットリストが外園さんによってセットされ、それが流れる。もちろん、途中でリクエストなどが入れば差し替えられる。曲が流れるときは店内3台のテレビモニターにジャケット、アーティスト名、曲名が表示される。これまでのソウル・バーではジャケットをDJブースの前に飾るが、それをコンピューターのモニターでやる。現在かかっている曲のレコード・ジャケットがモニターの正面に大きく出て、その右横に次にかかるジャケットが4分の1くらい顔を覗かせている。左横はやはり4分の1くらい、前にかかっていた曲のジャケット。これは、アイテューンズ(iTunes)の無料のアプリを使っているそうだ。ジャケットも音源から、ネットに落ちている画像を自動的に拾ってくる。

音は基本CD音源なのでかなりクリア。下手なアナログより音がいい。これからの音楽バーはこういう形の音出しをするのが基本になっていくのかな、などとも思った。2台で1万2000曲くらい入っているそうだ。この日はプリンス、シーラE、シャカ・カーン、タイム、エディM、ジャネット・ジャクソン、シェレール、ミニー・リパートン、スティーヴィー・ワンダー、アイズレイ・ブラザーズ、インコグニート、パティー・オースティンなどが次々と流れていた。

12月9日閉店後は、いわゆる「居ぬき」で別のオウナーが入ることが決まっているが、ソウル・バーになるかどうかは不明だという。今回の閉店は、オウナーの体調不良のため。それまで昼間の仕事をしていた人にとって、生活時間帯が夜に激変すると、体調に影響するらしい。体内時計が変調をきたすらしい。何人かのソウル・バーのオウナーに相談したら、「ソウル・バーを始めるなら、若い方がいい」と言われたそうだ。夜の生活で慣れてしまえば、それはそれで特に問題にはならないようだ。しかし、本当に残念だ。

ケイ・グラントさんが、一度ここを訪れたことがある松尾潔さんに電話して、呼び出そうとしたところ、松尾さん風邪のため家でおとなしくしてて出られないとのこと。残念。

みなさん、12月9日までに行ってください。

(このハシゴ・ソウル・バーの項、つづく)

■ソウル・バー音色・ウェッブ
http://neiro2010.web.fc2.com/index.html

■同ブログ(トップページ)
http://showzono495.blog107.fc2.com/

2011年11月26日付けではこの訪問の様子も書かれています
http://showzono495.blog107.fc2.com/blog-date-20111126.html

■ ソウル・バー音色-neiro-
新宿区三栄町7番地ヴィラアート四谷B1F
JR四ツ谷駅より徒歩5分
TEL 03-5919-3280
日曜・祝日休
営業時間 20:00~02:00(月~金)
20:00~24:00(土)
但し平日の24:00以降はノーゲストになり次第、閉店
2010年11月19日オープン、2011年12月9日(金)閉店予定

■たまたまこの日、「音色」でかかっていたパティー・オースティン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000H5U0DK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

外園さんが大好きなレオン・ウェア

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SOUL BAR>Neiro


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