◎ダンス☆マン・ライヴ~大人のファンク
2012年5月2日 音楽◎ダンス☆マン・ライヴ~大人のファンク
【Dance ☆ Man】
ライヴ。
ダンスマンが、「ホーンセクションはご遠慮願って」残りほぼ全員揃ってライヴハウスでライヴ。ま、地球語が上手で、話がおもしろいので、1時間半超のライヴもあっという間。今回の趣旨は、曲についてワーズマン(歌詞担当者)と一緒に解説しながら演奏しようというものだったが、途中から話は脱線した。
ディスコヒットの数々が日本語(空耳)で蘇るという日本でしかありえない芸風のダンスマン。
今回ちょっとおもしろい選曲は、ダンスマンの前身、ジャドーズ時代の作品「情熱の果実」を歌ったところ。一部の熱狂的なファンから大歓迎を受けていた。
僕は第二部は見られなかったが、第二部では、ダンスマンの兄、ドリーファンク・ジュニア[ドリー・D(ダイヤ☆モンド)・ファンク・ジュニア]がサプライズ・ゲストで乱入したそうだ。
しかし、ブルース・アレイでやってくれたおかげで、ずっとほぼ座って観戦できました。さすが、大人のファンク! これはこれで、とても嬉しいです。(笑)
■ダンスマン過去関連記事(一部)
第9回横浜サマー・ファンク・フェスティヴァル2011
2011年09月08日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11010843042.html
2007年09月10日(月)
【ダンスマン~横浜サマー・ファンク・フェスティヴァル】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070910.html
プライド
2007年07月11日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10039522264.html
ファミリー
2007年08月27日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10044931298.html
ミラーボーリズム ~ニュー・ジェネレーション・ダンス・クラシックス ~posted with amazlet at 12.05.01ダンス☆マン エイベックス・トラックス (1998-06-24)売り上げランキング: 106309Amazon.co.jp で詳細を見る
■ メンバー
DANCE MAN (Vocal)
JUMP MAN(Guitar)
HYU HYU(Drums)
WATA-BOO [= 渡部チェル](Keyboards)
YOGA FIRE!(Bass)
O.L.(Vocal & Chorus)
ANNIE(Chorus)
STAGE CHAKKA MAN [= 斉藤謙策](Moriage & Percussions)
■セットリスト ダンス☆マン
ゴールデン・ウィーク・スペシャル・ライヴ~いい大人の忘れもの…いや、もの忘れ…。プレゼンテッド・バイ・大人ファンク @ブルース・アレイ 2012年4月28日(土)
show started 18:00
01.背の高いヤツはジャマ [原曲:She’s A Bad Mama Jama / Carl Carlton]
02.赤ちゃんこんにちは21 [原曲:Dance Floor / Zapp]
03.漢字読めるけど書けない [原曲:It’s Time to Party Now / Ray Parker, Jr.]
04.じゃあ明日にすれば? [原曲:Just The Two Of Us / Grover Washington Jr.]
05.二中のファンタジー
06.アフロ軍曹
07.情熱の果実
08.いつもゴールデンかラブラドール [原曲:The Greatest Love of All / George Benson / Whitney Houston]
09.釣りしようほらさお振ろう [原曲:Freakshow On The Dance Floor / Bar-Kays]
10.ドーム3個分てどのくらい? [原曲:Only So Much Oil In The Ground / Tower Of Power]
11.ミルク大好き [原曲:I Believe In Miracles / Jackson Sisters]
12.ダンス部部長南原 [原曲:Boogie Wonderland / Earth,Wind & Fire]
show ended 19:47
第二部
01.背の高いヤツはジャマ [原曲:She’s A Bad Mama Jama / Carl Carlton]
02.赤ちゃんこんにちは21 [原曲:Dance Floor / Zapp]
03.安全日こそ [原曲:And The Beat Goes On / The Whispers]
04.夢中の半年 [原曲:Fantasy / Earth Wind & Fire]
05.恋と愛の天国 (オリジナル)
06.黒猫のファンク (オリジナル)
07.饒舌の話術(ドリーDファンク)
08.月刊星☆ガール.net (ドリーDファンク)
09.ドーム3個分てどのくらい?[原曲:Only So Much Oil In The Ground / Tower Of Power]
10.グッと耐える [原曲:Good Times / Chic]
11.接吻のテーマ [原曲:September / Earth Wind & Fire]
Enc. よくある名字斉藤 [原曲:Play That Funky Music / Wild Cherry]
(2012年4月28日土曜、目黒・ブルース・アレイ、ダンス☆マン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dance☆Man
2012-
【Dance ☆ Man】
ライヴ。
ダンスマンが、「ホーンセクションはご遠慮願って」残りほぼ全員揃ってライヴハウスでライヴ。ま、地球語が上手で、話がおもしろいので、1時間半超のライヴもあっという間。今回の趣旨は、曲についてワーズマン(歌詞担当者)と一緒に解説しながら演奏しようというものだったが、途中から話は脱線した。
ディスコヒットの数々が日本語(空耳)で蘇るという日本でしかありえない芸風のダンスマン。
今回ちょっとおもしろい選曲は、ダンスマンの前身、ジャドーズ時代の作品「情熱の果実」を歌ったところ。一部の熱狂的なファンから大歓迎を受けていた。
僕は第二部は見られなかったが、第二部では、ダンスマンの兄、ドリーファンク・ジュニア[ドリー・D(ダイヤ☆モンド)・ファンク・ジュニア]がサプライズ・ゲストで乱入したそうだ。
しかし、ブルース・アレイでやってくれたおかげで、ずっとほぼ座って観戦できました。さすが、大人のファンク! これはこれで、とても嬉しいです。(笑)
■ダンスマン過去関連記事(一部)
第9回横浜サマー・ファンク・フェスティヴァル2011
2011年09月08日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11010843042.html
2007年09月10日(月)
【ダンスマン~横浜サマー・ファンク・フェスティヴァル】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070910.html
プライド
2007年07月11日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10039522264.html
ファミリー
2007年08月27日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10044931298.html
ミラーボーリズム ~ニュー・ジェネレーション・ダンス・クラシックス ~posted with amazlet at 12.05.01ダンス☆マン エイベックス・トラックス (1998-06-24)売り上げランキング: 106309Amazon.co.jp で詳細を見る
■ メンバー
DANCE MAN (Vocal)
JUMP MAN(Guitar)
HYU HYU(Drums)
WATA-BOO [= 渡部チェル](Keyboards)
YOGA FIRE!(Bass)
O.L.(Vocal & Chorus)
ANNIE(Chorus)
STAGE CHAKKA MAN [= 斉藤謙策](Moriage & Percussions)
■セットリスト ダンス☆マン
ゴールデン・ウィーク・スペシャル・ライヴ~いい大人の忘れもの…いや、もの忘れ…。プレゼンテッド・バイ・大人ファンク @ブルース・アレイ 2012年4月28日(土)
show started 18:00
01.背の高いヤツはジャマ [原曲:She’s A Bad Mama Jama / Carl Carlton]
02.赤ちゃんこんにちは21 [原曲:Dance Floor / Zapp]
03.漢字読めるけど書けない [原曲:It’s Time to Party Now / Ray Parker, Jr.]
04.じゃあ明日にすれば? [原曲:Just The Two Of Us / Grover Washington Jr.]
05.二中のファンタジー
06.アフロ軍曹
07.情熱の果実
08.いつもゴールデンかラブラドール [原曲:The Greatest Love of All / George Benson / Whitney Houston]
09.釣りしようほらさお振ろう [原曲:Freakshow On The Dance Floor / Bar-Kays]
10.ドーム3個分てどのくらい? [原曲:Only So Much Oil In The Ground / Tower Of Power]
11.ミルク大好き [原曲:I Believe In Miracles / Jackson Sisters]
12.ダンス部部長南原 [原曲:Boogie Wonderland / Earth,Wind & Fire]
show ended 19:47
第二部
01.背の高いヤツはジャマ [原曲:She’s A Bad Mama Jama / Carl Carlton]
02.赤ちゃんこんにちは21 [原曲:Dance Floor / Zapp]
03.安全日こそ [原曲:And The Beat Goes On / The Whispers]
04.夢中の半年 [原曲:Fantasy / Earth Wind & Fire]
05.恋と愛の天国 (オリジナル)
06.黒猫のファンク (オリジナル)
07.饒舌の話術(ドリーDファンク)
08.月刊星☆ガール.net (ドリーDファンク)
09.ドーム3個分てどのくらい?[原曲:Only So Much Oil In The Ground / Tower Of Power]
10.グッと耐える [原曲:Good Times / Chic]
11.接吻のテーマ [原曲:September / Earth Wind & Fire]
Enc. よくある名字斉藤 [原曲:Play That Funky Music / Wild Cherry]
(2012年4月28日土曜、目黒・ブルース・アレイ、ダンス☆マン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dance☆Man
2012-
◇ワックスポエティックス最新号、プリンス特集~次回「ソウル・サーチン~プリンス」は6月7日、8日開催
【Waxpoetics Japan #21 Now Released】
プリンス。
ブラック・ミュージック、ダンス・ミュージックに特化した良質の音楽誌(隔月刊)「ワックスポエティックス・ジャパン」の最新号(第21号、2012年4月30日発行)がプリンスとその周辺を特集している。
プリンスに関しては、次回の音楽イヴェント『ソウル・サーチン:ザ・セッションVol.12』で大々的にフィーチャーする。(詳細は下記参照)
メインは、プリンスのマネージャーとなったアラン・リーズ夫妻のインタヴュー(14ページ)。モリス・デイのインタヴュー(8ページ)。ジェシー・ジョンソンのインタヴュー(6ページ)の3本立て。これだけで写真を含めて28ページになる。
リーズ夫妻は、約10年プリンスの側近として仕えたが、そのときの話を具体的にしている。アラン・リーズは、ジェームス・ブラウンのツアー・マネージャーなどをやっていたが、突然、プリンスのマネージメント会社からツアー・マネージャーとしてやらないかと声がかかる。そして、プリンスの周囲のスタッフのプリンスに対する気の遣い方に驚かされる。
モリス・デイは、自身が評価されていないことへの不満なども話している。また、ジェシーは、かなり久々にメディアに登場した。ジェシーとプリンスの初めての出会いのところなど、おもしろい。
3本とも、とても読み応えある記事になっているので、プリンス・ファンの方にはお勧めだ。
目次内容など。
http://www.waxpoetics.jp/magazine/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第20号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905298008/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■次回「ソウル・サーチン」6月7日、8日に開催。プリンスをフィーチャー
「ソウル・サーチン:ザ・セッション」の次回、Vol.12は来る2012年6月7日(木)、8日(金)、目黒のブルース・アレイで行われる。今回のテーマは、プリンス。前回のスライ・ストーンは、プリンスへの序章だ。プリンスが大好きだったスライ・ストーン。スライ・ストーンからプリンス・トリビュートへ「ソウル・サーチン」の旅は続く。今回は、クインシー、マイケル同様2デイズ。6月7日はプリンスの54歳の誕生日にあたる。
もちろん、今回はプリンス御大の作品だけでなく、プリンス・ファミリー(ザ・タイム、ジャム&ルイス、シーラEなども含む)、プリンス・プロデュース楽曲なども広範に網羅する予定。
プリンス周辺作品はマイケル作品同様、1980年代のヒットポップスとしても大変人気が高いので、スライほどマニアックではなく、お楽しみいただけるはずだ。
■ Soul Searchin : The Session Vol.12
~A Tribute To Prince & His Family~
≪Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo≫
(Key)Kaleb James、Philip Woo and more
(MC)Yoshioka Masaharu
前売券 テーブル席(指定)\5,500、 立見(自由)\5,000、 当日券は各料金\500UP (各税込)
開場: 18時00分 開演:19時30分~(2セット)(入替無)
【予約に関するお問合せ】
BLUES ALLEY JAPAN
電話:03-5740-6041(月~土/12:00~20:00)
予約受付中。
EVENT>Soul Searchin
ANNOUNCEMENT>Soul Searchin
MAGAZINE>Waxpoetics>Prince
ARTIST>Prince
【Waxpoetics Japan #21 Now Released】
プリンス。
ブラック・ミュージック、ダンス・ミュージックに特化した良質の音楽誌(隔月刊)「ワックスポエティックス・ジャパン」の最新号(第21号、2012年4月30日発行)がプリンスとその周辺を特集している。
プリンスに関しては、次回の音楽イヴェント『ソウル・サーチン:ザ・セッションVol.12』で大々的にフィーチャーする。(詳細は下記参照)
メインは、プリンスのマネージャーとなったアラン・リーズ夫妻のインタヴュー(14ページ)。モリス・デイのインタヴュー(8ページ)。ジェシー・ジョンソンのインタヴュー(6ページ)の3本立て。これだけで写真を含めて28ページになる。
リーズ夫妻は、約10年プリンスの側近として仕えたが、そのときの話を具体的にしている。アラン・リーズは、ジェームス・ブラウンのツアー・マネージャーなどをやっていたが、突然、プリンスのマネージメント会社からツアー・マネージャーとしてやらないかと声がかかる。そして、プリンスの周囲のスタッフのプリンスに対する気の遣い方に驚かされる。
モリス・デイは、自身が評価されていないことへの不満なども話している。また、ジェシーは、かなり久々にメディアに登場した。ジェシーとプリンスの初めての出会いのところなど、おもしろい。
3本とも、とても読み応えある記事になっているので、プリンス・ファンの方にはお勧めだ。
目次内容など。
http://www.waxpoetics.jp/magazine/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第20号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905298008/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■次回「ソウル・サーチン」6月7日、8日に開催。プリンスをフィーチャー
「ソウル・サーチン:ザ・セッション」の次回、Vol.12は来る2012年6月7日(木)、8日(金)、目黒のブルース・アレイで行われる。今回のテーマは、プリンス。前回のスライ・ストーンは、プリンスへの序章だ。プリンスが大好きだったスライ・ストーン。スライ・ストーンからプリンス・トリビュートへ「ソウル・サーチン」の旅は続く。今回は、クインシー、マイケル同様2デイズ。6月7日はプリンスの54歳の誕生日にあたる。
もちろん、今回はプリンス御大の作品だけでなく、プリンス・ファミリー(ザ・タイム、ジャム&ルイス、シーラEなども含む)、プリンス・プロデュース楽曲なども広範に網羅する予定。
プリンス周辺作品はマイケル作品同様、1980年代のヒットポップスとしても大変人気が高いので、スライほどマニアックではなく、お楽しみいただけるはずだ。
■ Soul Searchin : The Session Vol.12
~A Tribute To Prince & His Family~
≪Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo≫
(Key)Kaleb James、Philip Woo and more
(MC)Yoshioka Masaharu
前売券 テーブル席(指定)\5,500、 立見(自由)\5,000、 当日券は各料金\500UP (各税込)
開場: 18時00分 開演:19時30分~(2セット)(入替無)
【予約に関するお問合せ】
BLUES ALLEY JAPAN
電話:03-5740-6041(月~土/12:00~20:00)
予約受付中。
EVENT>Soul Searchin
ANNOUNCEMENT>Soul Searchin
MAGAZINE>Waxpoetics>Prince
ARTIST>Prince
■ 5月2日(水)深夜、『ビッグ・スペシャル』でアース特集
2012年4月30日 音楽■5月2日(水)深夜、『ビッグ・スペシャル』でアース特集
【Soul Searcher Will Navigate Big Special Featuring EWF】
アース。
5月17日に一日だけ来日公演を行なうアース・ウィンド&ファイアー。そのアースの来日を迎えて、東京FM系列全国ネット放送『ビッグ・スペシャル』(深夜1時~4時)でアース・ウィンド&ファイアーが特集される。放送は5月2日(水)深夜1時(正確には3日午前1時~4時まで)、3時間の生放送。お相手は吉岡正晴。ハッシュタグは、#bigsp 。
吉岡の『ビッグ・スペシャル』への登場は、2012年2月のスティーヴィー・ワンダー特集以来。
『ビッグ・スペシャル』は東京FMをキーステーションに全国のFM局で放送される生番組。月曜から木曜深夜25時から28時(火曜~金曜午前1時から4時)まで。
番組宛のメールはこちら。
直接メールを送るフォームはこちら
http://www6.jfn.co.jp/mailforms/index/94
関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT
この『ビッグ・スペシャル』は、毎週月曜深夜25時(火曜午前1時)から木曜深夜(金曜午前)まで生放送しているもので、2月6日の週は、月曜からスティーヴィー・ワンダーの特集を組む。約30以上の局でネットされる。(番組ホームページでは35局のネット局名が出ている)
http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm
当日は生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UGMF6Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Big Special
【Soul Searcher Will Navigate Big Special Featuring EWF】
アース。
5月17日に一日だけ来日公演を行なうアース・ウィンド&ファイアー。そのアースの来日を迎えて、東京FM系列全国ネット放送『ビッグ・スペシャル』(深夜1時~4時)でアース・ウィンド&ファイアーが特集される。放送は5月2日(水)深夜1時(正確には3日午前1時~4時まで)、3時間の生放送。お相手は吉岡正晴。ハッシュタグは、#bigsp 。
吉岡の『ビッグ・スペシャル』への登場は、2012年2月のスティーヴィー・ワンダー特集以来。
『ビッグ・スペシャル』は東京FMをキーステーションに全国のFM局で放送される生番組。月曜から木曜深夜25時から28時(火曜~金曜午前1時から4時)まで。
番組宛のメールはこちら。
直接メールを送るフォームはこちら
http://www6.jfn.co.jp/mailforms/index/94
関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT
この『ビッグ・スペシャル』は、毎週月曜深夜25時(火曜午前1時)から木曜深夜(金曜午前)まで生放送しているもので、2月6日の週は、月曜からスティーヴィー・ワンダーの特集を組む。約30以上の局でネットされる。(番組ホームページでは35局のネット局名が出ている)
http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm
当日は生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UGMF6Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Big Special
◎ カーティス・ブロウ、ビッグ・ダディー・ケイン
2012年4月29日 音楽◎カーティス・ブロウ、ビッグ・ダディー・ケイン
【Kurtis Blow & Big Daddy Kane】
驚嘆。
二人のオールド・スクール・ラッパーのライヴ。ステージに上がってきたバンド・メンバーが、DJ一人を除いて、すべて白人。これには、本当に度肝を抜かれた。ホーン・セクション3名、パーカッション、ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJの9人編成バンド。ラップのオールド・スクール中のオールド・スクール、カーティス・ブロウとビッグ・ダディー・ケイン。ビッグ・ダディーがほぼステージを担当、途中にカーティスが2曲ラップするという構成。
カーティスの2曲のうち1曲「ブレイクス」は1979年暮れからの大ヒットで、シュガーヒル・ギャング、ファットバックにつぐラップの創世記の歴史的大ヒット。当時シュガーヒルのレコードは日本ではなかなかでなかったので、実質的に日本盤のラップ・レコードとしてリリースされたのは、このカーティスが初めてと言ってもいい。(ファットバックはレコードは出たが、当時はラップというカテゴリーでは捉えられなかった)
そのカーティスのアルバムのライナーで、初めてアメリカで起こっているラップ・シーンのことをかなり詳しく書いた。まさか、あの時点では、ラップがこれほど大きな現象になるなどとても予想はできなかった。30年以上も前のことだ。
さて、バンドは白人のせいか、一昔前のイギリスのレア・グルーヴ風の音を聴かせる。ブッカーTの「メルティング・ポット」をモチーフにしたり、ジェームス・ブラウン風のファンクをバックにしたビッグ・ダディーのラップは、なんとなく、もし当時ジェームス・ブラウンがラップをやったら彼みたいな感じになるのではないか、と思った。
カーティス・ブロウは、上下白のジャージー風で登場。さすがに、この2曲で超盛り上がる。
カーティスは、まさにラップ界の歴史そのもの。ビッグ・ダディーも同様。当たり前の感想だが、ラップの歴史を感じた。
■カーティス・ブロウ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000006NX4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059T96/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
ビッグ・ダディー・ケイン/ Big Daddy Kane(MC)
カーティス・ブロウ / Kurtis Blow(MC)
D.J. スカズ ディガ/D.J. SKAZ DIGGA(DJ)
ダン・ハスティー/Dan Hastie(Keyboards)
ダニエル・ユービック/Daniel Ubick(Guitar)
イーサン・フィリップス/Ethan Phillips(Bass)
デイヴィッド・モイヤー/David Moyer(Baritone Saxophone)
ジョエル・JB・ボウワーズ/Joel "JB" Bowers(Saxophone)
ジョーダン・カッツ/Jordan Katz(Trumpet)
ジェイク・ビックセクシー・ネイジャー/Jake "Big Sexy" Najor(Percussions)
ジャコブ・ネイジャー/Jacob Najor(Drums)
■ セットリスト
Setlist : Kurtis Blow & Big Daddy Kane
Show started 19:02
=Big Daddy Kane=
00. Intro/ Instrumental
01.Another Victory (Melting Pot)
02.Set It Off
03.Warm It Up
04.I Get The Job Done
05.Young Gifted & Black
06.Last Chance
07.Smooth Operator
08.Let’s Get It On
09.Smooth Operator
10.The Symphony
11.WDWGFH?
=Kurtis Blow=
12.Christmas Rappin’
13.The Breaks
=Big Daddy Kane
14.Just Rhymin’ With Biz
15.Ain’t No Half Stepping
16.Funky Bull
17.Wrath Of Kane (Gimme Some More, Givin’ Up Food For The Funk)
18.Raw
19.Groovin’
20.Give A Demonstration
21.Simmy Ya
22.After Laughter
23.Mic Friend
24.Ill Street Blues
25.Ape Shit
26.Sticks & Stones
27.Three Kings
28.Now I Found Out
29.Show Em Whatcha Got
30.Double Dutch
Show ended 20:13
(2012年4月26日木曜、ビルボードライブ東京、ビッグ・ダディー・ケーン、カーティス・ブロウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kane, Big Daddy / Kurtis Blow
【Kurtis Blow & Big Daddy Kane】
驚嘆。
二人のオールド・スクール・ラッパーのライヴ。ステージに上がってきたバンド・メンバーが、DJ一人を除いて、すべて白人。これには、本当に度肝を抜かれた。ホーン・セクション3名、パーカッション、ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJの9人編成バンド。ラップのオールド・スクール中のオールド・スクール、カーティス・ブロウとビッグ・ダディー・ケイン。ビッグ・ダディーがほぼステージを担当、途中にカーティスが2曲ラップするという構成。
カーティスの2曲のうち1曲「ブレイクス」は1979年暮れからの大ヒットで、シュガーヒル・ギャング、ファットバックにつぐラップの創世記の歴史的大ヒット。当時シュガーヒルのレコードは日本ではなかなかでなかったので、実質的に日本盤のラップ・レコードとしてリリースされたのは、このカーティスが初めてと言ってもいい。(ファットバックはレコードは出たが、当時はラップというカテゴリーでは捉えられなかった)
そのカーティスのアルバムのライナーで、初めてアメリカで起こっているラップ・シーンのことをかなり詳しく書いた。まさか、あの時点では、ラップがこれほど大きな現象になるなどとても予想はできなかった。30年以上も前のことだ。
さて、バンドは白人のせいか、一昔前のイギリスのレア・グルーヴ風の音を聴かせる。ブッカーTの「メルティング・ポット」をモチーフにしたり、ジェームス・ブラウン風のファンクをバックにしたビッグ・ダディーのラップは、なんとなく、もし当時ジェームス・ブラウンがラップをやったら彼みたいな感じになるのではないか、と思った。
カーティス・ブロウは、上下白のジャージー風で登場。さすがに、この2曲で超盛り上がる。
カーティスは、まさにラップ界の歴史そのもの。ビッグ・ダディーも同様。当たり前の感想だが、ラップの歴史を感じた。
■カーティス・ブロウ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000006NX4/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059T96/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
ビッグ・ダディー・ケイン/ Big Daddy Kane(MC)
カーティス・ブロウ / Kurtis Blow(MC)
D.J. スカズ ディガ/D.J. SKAZ DIGGA(DJ)
ダン・ハスティー/Dan Hastie(Keyboards)
ダニエル・ユービック/Daniel Ubick(Guitar)
イーサン・フィリップス/Ethan Phillips(Bass)
デイヴィッド・モイヤー/David Moyer(Baritone Saxophone)
ジョエル・JB・ボウワーズ/Joel "JB" Bowers(Saxophone)
ジョーダン・カッツ/Jordan Katz(Trumpet)
ジェイク・ビックセクシー・ネイジャー/Jake "Big Sexy" Najor(Percussions)
ジャコブ・ネイジャー/Jacob Najor(Drums)
■ セットリスト
Setlist : Kurtis Blow & Big Daddy Kane
Show started 19:02
=Big Daddy Kane=
00. Intro/ Instrumental
01.Another Victory (Melting Pot)
02.Set It Off
03.Warm It Up
04.I Get The Job Done
05.Young Gifted & Black
06.Last Chance
07.Smooth Operator
08.Let’s Get It On
09.Smooth Operator
10.The Symphony
11.WDWGFH?
=Kurtis Blow=
12.Christmas Rappin’
13.The Breaks
=Big Daddy Kane
14.Just Rhymin’ With Biz
15.Ain’t No Half Stepping
16.Funky Bull
17.Wrath Of Kane (Gimme Some More, Givin’ Up Food For The Funk)
18.Raw
19.Groovin’
20.Give A Demonstration
21.Simmy Ya
22.After Laughter
23.Mic Friend
24.Ill Street Blues
25.Ape Shit
26.Sticks & Stones
27.Three Kings
28.Now I Found Out
29.Show Em Whatcha Got
30.Double Dutch
Show ended 20:13
(2012年4月26日木曜、ビルボードライブ東京、ビッグ・ダディー・ケーン、カーティス・ブロウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kane, Big Daddy / Kurtis Blow
◎ トリビュート:アース・ウィンド&ファイアーとカルヴィン・ヤングブラッド
2012年4月28日 音楽◎トリビュート:アース・ウィンド&ファイアーとカルヴィン・ヤングブラッド
【David King & Friends Tribute To Earth Wind & Fire, And Calvin Youngblood】
追悼。
日本をベースに活躍するソウル・シンガー、デイヴィッド・キングが中心となって、デイヴィッドの親友で昨年4月18日に亡くなったソウル・シンガー、カルヴィン・ヤングブラッドをトリビュートするライヴが行なわれた。今回は、第一部で、カルヴィンも好きだったアース作品を特集してアース・トリビュートを、第二部はカルヴィンやデイヴィッドがともに歌ってきたさまざまな1970年代から80年代にかけてのソウル・ヒットをカヴァーした。
バンド・メンバー、シンガーは下記一覧をごらんいただくとして、8人のバンドに歌が5人、これに4人のゲスト・ヴォーカル、MC1人が入り、総計17人がパフォーマンスを繰り広げた。いつになくブルースアレイのステージが狭く感じた。
会場でライヴを見てると、ここが日本であることを忘れそうなかんじだ。
デイヴィッドのライヴでは、いつもキーボード・ウィザード、キース・ヘインズがあらゆる楽曲のプログラムを担当している。たとえば、第一部冒頭は、カリンバの音から始まる。これは、キーボードにいれたサウンドがあり、それを出しているが、キース自身は本物のカリンバも持っていて、プレイできるそうだ。キースはサウンド・マニアでたくさんの音源を持っている。
キースに話を聞くと、大体1時間半2セット、26曲ほどのプログラミングに2ヶ月もかかる、という。気の遠くなるような作業だ。
アース・トリビュートでは、女性シンガーを全面に出したエモーションズの曲を3曲やったりして花を添えた。
デイヴィッド・キングは、アース楽曲がとてもあっているが、特にファルセット楽曲はよくあう。「アイル・ライト・ア・ソング・フォー・ユー」などは、実に力強く往年のフィリップ・ベイリーを思わせる。
第二部で、カルヴィンへのトリビュートについ、デイヴィッドが語るとき、彼はいつになく涙を見せた。カルヴィンもきっとこの日、この会場でこの様子をみていたことだろう。
途中で、スティーヴィーそっくりのトリビュート、ジェームス・ブラウンそっくりのトリビュートなど、なかなか趣向をこらして楽しめた。
しかし、これだけメンツ揃えるの、すごいなあ。
■メンバー
Earth, Wind&Fire and Calvin Youngblood Tribute Live
(Vo)David King、Anthony“AJ”Johnson、Tahirih Walker、Monique Dehaney、Lyn
(Key)Keith Haines、T.C. Jason (G)Masa Kohama (B)Lawrence Daniels
(A,T,Sax)Pierre Andre (A,sax)Glenn Ray (Tb)Fred Simmons (Ds)Jay Stixx
Guest (Vo)Glynis Martin、Frankie Legree、Albert Martin、Gary Walker
MC Kana Muramatsu
■セットリスト 2012年4月17日(火) 目黒ブルース・アレイ
Earth, Wind&Fire and Calvin Youngblood
Tribute Live
Setlist:
[ ] denotes original artists, ( ) denotes singer tonight.
Show started 19:50
00.MC Kana Muramatsu
00.Intro
01.In The Stone
02.September
03.Let’s Groove
04.Shining Star
05.That’s The Way Of The World
06.I Don’ t Wanna Lose Your Love
07.Best Of My Love
08.Don’t Ask My Neighbor
09.Boogie Wonderland
10.I’ll Write A Song For You
11.System Of Survival
12.Fantasy
13.Serpentine Fire
Performance ended 21:14
Started 21:40
00.MC by Kana Muramatsu
01.Celebration
02.Ain’t No Stopping Us Now
03.James Brown Medley: Funky Good Time (Doing It To Death) – It’s A Man’s Man’s Man’s World – Super Bad – I Feel Good – Please Don’t Go
04.I Need You [Maurice White] (TC Jason)
05.Reasons [EWF] (David)
00. Special MC
06. Never Too Much [Luther Vandross] (Glynis)
07.Treat Her Like A Lady [Temptations] (Al Martin)
08.Superstition [Stevie Wonder] (Gary Walker)
09.What A Wonderful World [Louis Armstrong] (Frankie)
Show ended 23:06
(2012年4月17日火曜、目黒・ブルースアレイ、デイヴィッド・キング&フレンズ、アース・ウィンド&ファイアー、カルヴィン・ヤングブラッド・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>King, David
2012-
【David King & Friends Tribute To Earth Wind & Fire, And Calvin Youngblood】
追悼。
日本をベースに活躍するソウル・シンガー、デイヴィッド・キングが中心となって、デイヴィッドの親友で昨年4月18日に亡くなったソウル・シンガー、カルヴィン・ヤングブラッドをトリビュートするライヴが行なわれた。今回は、第一部で、カルヴィンも好きだったアース作品を特集してアース・トリビュートを、第二部はカルヴィンやデイヴィッドがともに歌ってきたさまざまな1970年代から80年代にかけてのソウル・ヒットをカヴァーした。
バンド・メンバー、シンガーは下記一覧をごらんいただくとして、8人のバンドに歌が5人、これに4人のゲスト・ヴォーカル、MC1人が入り、総計17人がパフォーマンスを繰り広げた。いつになくブルースアレイのステージが狭く感じた。
会場でライヴを見てると、ここが日本であることを忘れそうなかんじだ。
デイヴィッドのライヴでは、いつもキーボード・ウィザード、キース・ヘインズがあらゆる楽曲のプログラムを担当している。たとえば、第一部冒頭は、カリンバの音から始まる。これは、キーボードにいれたサウンドがあり、それを出しているが、キース自身は本物のカリンバも持っていて、プレイできるそうだ。キースはサウンド・マニアでたくさんの音源を持っている。
キースに話を聞くと、大体1時間半2セット、26曲ほどのプログラミングに2ヶ月もかかる、という。気の遠くなるような作業だ。
アース・トリビュートでは、女性シンガーを全面に出したエモーションズの曲を3曲やったりして花を添えた。
デイヴィッド・キングは、アース楽曲がとてもあっているが、特にファルセット楽曲はよくあう。「アイル・ライト・ア・ソング・フォー・ユー」などは、実に力強く往年のフィリップ・ベイリーを思わせる。
第二部で、カルヴィンへのトリビュートについ、デイヴィッドが語るとき、彼はいつになく涙を見せた。カルヴィンもきっとこの日、この会場でこの様子をみていたことだろう。
途中で、スティーヴィーそっくりのトリビュート、ジェームス・ブラウンそっくりのトリビュートなど、なかなか趣向をこらして楽しめた。
しかし、これだけメンツ揃えるの、すごいなあ。
■メンバー
Earth, Wind&Fire and Calvin Youngblood Tribute Live
(Vo)David King、Anthony“AJ”Johnson、Tahirih Walker、Monique Dehaney、Lyn
(Key)Keith Haines、T.C. Jason (G)Masa Kohama (B)Lawrence Daniels
(A,T,Sax)Pierre Andre (A,sax)Glenn Ray (Tb)Fred Simmons (Ds)Jay Stixx
Guest (Vo)Glynis Martin、Frankie Legree、Albert Martin、Gary Walker
MC Kana Muramatsu
■セットリスト 2012年4月17日(火) 目黒ブルース・アレイ
Earth, Wind&Fire and Calvin Youngblood
Tribute Live
Setlist:
[ ] denotes original artists, ( ) denotes singer tonight.
Show started 19:50
00.MC Kana Muramatsu
00.Intro
01.In The Stone
02.September
03.Let’s Groove
04.Shining Star
05.That’s The Way Of The World
06.I Don’ t Wanna Lose Your Love
07.Best Of My Love
08.Don’t Ask My Neighbor
09.Boogie Wonderland
10.I’ll Write A Song For You
11.System Of Survival
12.Fantasy
13.Serpentine Fire
Performance ended 21:14
Started 21:40
00.MC by Kana Muramatsu
01.Celebration
02.Ain’t No Stopping Us Now
03.James Brown Medley: Funky Good Time (Doing It To Death) – It’s A Man’s Man’s Man’s World – Super Bad – I Feel Good – Please Don’t Go
04.I Need You [Maurice White] (TC Jason)
05.Reasons [EWF] (David)
00. Special MC
06. Never Too Much [Luther Vandross] (Glynis)
07.Treat Her Like A Lady [Temptations] (Al Martin)
08.Superstition [Stevie Wonder] (Gary Walker)
09.What A Wonderful World [Louis Armstrong] (Frankie)
Show ended 23:06
(2012年4月17日火曜、目黒・ブルースアレイ、デイヴィッド・キング&フレンズ、アース・ウィンド&ファイアー、カルヴィン・ヤングブラッド・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>King, David
2012-
■ナイル・ロジャーズ語る(パート2)~2本のミュージカル~『ダブル・タイム』と『フリーク・アウト』
【Nile Rodgers’s Musical: Double Time & Freak Out】
ミュージカル。
昨年、本ブログでも、ナイル・ロジャーズが『ダブル・タイム』というミュージカルを準備中であることをご紹介した。昨夏にアラバマ州のシェークスピア劇場でいわゆる「リーディング」という基本朗読のような形で、ミュージカルの前段階のショーを見せ、好評を博した。
この『ダブル・タイム』については、昨年日本の衛星有料放送局ワウワウ(WOWOW)で放送されたドキュメンタリーでも、その様子が紹介されている。
ドキュメンタリー全編(約44分)がナイルのブログで見られる。↓
http://nilerodgers.com/blogs/planet-c-in-english/1531-every-emotion
『ダブル・タイム』は、最初の黒人ブロードウェイ・パフォーマー(タップ・ダンサー)としてスーパースターとなったアラバマ出身のレオナード・ハーパーの人生と時代を描く音楽コメディーを書こうとする白人の脚本家とハーパーの物語。これが二つの時代(古い1930年代と新しい最近の時代)で物語が同時に進行する。
もともとの舞台、すなわちレオナード・ハーパーが活躍したのは1920年代から30年代だが、それをミュージカルとして脚本を書きプロデュースしているのは、現代だ。一見複雑だが、進行はシンプルでわかりやすいはずだとナイルは言う。オリジナルの時代と、それを描く現代という二つの時代を描くのでタイトルは『ダブル・タイム』。したがって、20年代の人物と21世紀の「レオナード役」を演じる人物と、同じ主人公役が二人いる。
ハーパー(1898年4月9日~1943)は、どれくらいすごい人物かというと、たとえば、フレッド・アステアやマルクス・ブラザーズらが彼の元にタップを習いにきた。彼のタップ・ショーの合間にビリー・ホリディが歌っていた。また、プロデューサーとしてリナ・ホーン、ファッツ・ウォーラー、ルイ・アームストロングなどのショーをてがけた。
ナイルは2005年頃からこのプロジェクトにかかっている。
物語では白人が黒人を描こうとするがゆえにさまざまな葛藤と、問題が生まれる。人種差別もあるため、白人が黒人を描くことで、誰からも理解を得られない。最終的にハーパーがその作家に手を差し伸べる。そうした紆余曲折を脚本の中にストーリーとして描いているという。
段階。
さて、その後、このプロジェクトはどうなったか。
ミュージカルといえば、ブロードウェイだが、実はブロードウェイの劇場でかかるまでには、いくつかの段階がある。
ざっくり言うと、「リーディング」(読み合わせ)、「ワークショップ」、ブロードウェイ以外の全米各地のシアター(2-300劇場あるらしい)、そしてブロードウェイという段階だ。
ミュージカル本編をブロードウェイの劇場でかけるには、有名な劇場を押さえなければならない。人気劇場だと1年先まで埋まっている。また人気ミュージカルがかかっていると、なかなか空かない。しかも、一本を始めるには大きな予算がいる。企画もたくさん上がってくるが、どれをかけたら当たるかは、なかなかわからない。
そこで、あまりお金をかけずにそのミュージカルがどのようなものになるかを、資金提供者(資本家・投資家)に見せる必要ができてくる。
まず「リーディング」というのは、主な出演者が、脚本をステージで読んで聞かせて、ストーリーを見せる。ときに、若干のダンサーがいたり、音楽が流れたりすることもある。ナイルが昨年アラバマでやったのは、この『ダブル・タイム』の「リーディング」だ。大きな舞台やたくさんの出演者、スタッフがいらないために、小規模な予算で、どのようなミュージカルになるかが、わかる。ナイルの役目はこのミュージカルでは、音楽。ストーリーにあわせた音楽・曲を作り、ミュージシャン、シンガーに歌わせる。
これが大評判だったので、今度は次のステップに進む。
それが「ワークショップ」だ。
「ワークショップ」とは、「リーディング」が俳優が台本をステージで読むというシンプルなものに対し、出演者の衣装もあわせ、俳優もセリフを覚え、ダンサーの踊りも大々的に入り、ミュージシャンも多くなってバンド・サウンド、あるいはオーケストラでより立体的になる。大規模な舞台設定こそないが、ブロードウェイなどで実際にやるもののミニチュア版みたいな感じになっている。
これを全米各地のシアターのバイヤーが見て、良いと思えば、自分のシアターにかけたりする。ブロードウェイに行くにはかなりのヒットが見込めないとならないが、地方の一劇場がピックアップする場合は、それほど大規模ではなくても、上演可能になる。
「リーディング」で評判を得ると、「ワークショップ」をやって、それを受けて地方の劇場にかけてもらう、あるいは、ブロードウェイのバイヤーが買いたいと手をあげれば、ブロードウェイにかかることにもなる。
「ワークショップ」は、自分が一緒にやりたい監督、振付師、主役を演じる俳優たちを、できる限り本番と同じようにする。そのためには、一定期間、売れっ子監督や振付師らを押さえなければならない。
『ダブル・タイム』について、ナイルは今夏にその「ワークショップ」ができればいいと考えている。
ただし、ナイルが考える一緒にやりたいディレクター(監督)やダンサー、俳優などのスケジュールがうまく合致しないと実現しない。そのスケジュール調整が最大の仕事で、これは力のあるエージェントがやる。ナイルはこのほどそうしたエージェントとミュージカルに関して契約した、という。
ナイルによれば、この『ダブル・タイム』では基本的には音楽担当で、プロデューサーではない。なので、ナイルが希望する監督と一緒にできるかはまだ未定だ。
別プロジェクト。
そして、これと別にまったく新しいミュージカルのプロジェクトの話が持ち上がっている、という。それが彼の自伝本『ル・フリーク』(2011年11月全米発売)を元にしたもので、ミュージカルの仮題は、『フリーク・アウト』。この本に興味を持った周辺から声がかかっている。
この『フリーク・アウト』の場合、ナイルは音楽だけでなく、脚本、うまくいけばプロデューサー的な立場でも参加できる、という。そうなると、かなり自由がきくらしい。
ただ彼の話を聞くと、ミュージカルが一本実現しブロードウェイの劇場にかかるまでは本当にたくさんのハードルがあるという。まさに、当初のアイデアから完成まで10年くらいかかるのは、ざららしい。
ぜひ、どちらかでもよいので、ナイルのミュージカルが実現してほしいところだ。
ナイル・ロジャーズ、ミュージカル『ダブル・タイム』に挑戦
2011年04月29日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10871704382.html
■ ナイル・ロジャーズ今回ライヴ評
2012年04月20日(金)
シック・ナイル・ロジャーズ、バーナード・エドワーズの命日にライヴ~12月年末カウントダウンに再来日を発表
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11227042415.html
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Rodgers, Nile
ENT>MUSICAL>Double Time, Freak Out
【Nile Rodgers’s Musical: Double Time & Freak Out】
ミュージカル。
昨年、本ブログでも、ナイル・ロジャーズが『ダブル・タイム』というミュージカルを準備中であることをご紹介した。昨夏にアラバマ州のシェークスピア劇場でいわゆる「リーディング」という基本朗読のような形で、ミュージカルの前段階のショーを見せ、好評を博した。
この『ダブル・タイム』については、昨年日本の衛星有料放送局ワウワウ(WOWOW)で放送されたドキュメンタリーでも、その様子が紹介されている。
ドキュメンタリー全編(約44分)がナイルのブログで見られる。↓
http://nilerodgers.com/blogs/planet-c-in-english/1531-every-emotion
『ダブル・タイム』は、最初の黒人ブロードウェイ・パフォーマー(タップ・ダンサー)としてスーパースターとなったアラバマ出身のレオナード・ハーパーの人生と時代を描く音楽コメディーを書こうとする白人の脚本家とハーパーの物語。これが二つの時代(古い1930年代と新しい最近の時代)で物語が同時に進行する。
もともとの舞台、すなわちレオナード・ハーパーが活躍したのは1920年代から30年代だが、それをミュージカルとして脚本を書きプロデュースしているのは、現代だ。一見複雑だが、進行はシンプルでわかりやすいはずだとナイルは言う。オリジナルの時代と、それを描く現代という二つの時代を描くのでタイトルは『ダブル・タイム』。したがって、20年代の人物と21世紀の「レオナード役」を演じる人物と、同じ主人公役が二人いる。
ハーパー(1898年4月9日~1943)は、どれくらいすごい人物かというと、たとえば、フレッド・アステアやマルクス・ブラザーズらが彼の元にタップを習いにきた。彼のタップ・ショーの合間にビリー・ホリディが歌っていた。また、プロデューサーとしてリナ・ホーン、ファッツ・ウォーラー、ルイ・アームストロングなどのショーをてがけた。
ナイルは2005年頃からこのプロジェクトにかかっている。
物語では白人が黒人を描こうとするがゆえにさまざまな葛藤と、問題が生まれる。人種差別もあるため、白人が黒人を描くことで、誰からも理解を得られない。最終的にハーパーがその作家に手を差し伸べる。そうした紆余曲折を脚本の中にストーリーとして描いているという。
段階。
さて、その後、このプロジェクトはどうなったか。
ミュージカルといえば、ブロードウェイだが、実はブロードウェイの劇場でかかるまでには、いくつかの段階がある。
ざっくり言うと、「リーディング」(読み合わせ)、「ワークショップ」、ブロードウェイ以外の全米各地のシアター(2-300劇場あるらしい)、そしてブロードウェイという段階だ。
ミュージカル本編をブロードウェイの劇場でかけるには、有名な劇場を押さえなければならない。人気劇場だと1年先まで埋まっている。また人気ミュージカルがかかっていると、なかなか空かない。しかも、一本を始めるには大きな予算がいる。企画もたくさん上がってくるが、どれをかけたら当たるかは、なかなかわからない。
そこで、あまりお金をかけずにそのミュージカルがどのようなものになるかを、資金提供者(資本家・投資家)に見せる必要ができてくる。
まず「リーディング」というのは、主な出演者が、脚本をステージで読んで聞かせて、ストーリーを見せる。ときに、若干のダンサーがいたり、音楽が流れたりすることもある。ナイルが昨年アラバマでやったのは、この『ダブル・タイム』の「リーディング」だ。大きな舞台やたくさんの出演者、スタッフがいらないために、小規模な予算で、どのようなミュージカルになるかが、わかる。ナイルの役目はこのミュージカルでは、音楽。ストーリーにあわせた音楽・曲を作り、ミュージシャン、シンガーに歌わせる。
これが大評判だったので、今度は次のステップに進む。
それが「ワークショップ」だ。
「ワークショップ」とは、「リーディング」が俳優が台本をステージで読むというシンプルなものに対し、出演者の衣装もあわせ、俳優もセリフを覚え、ダンサーの踊りも大々的に入り、ミュージシャンも多くなってバンド・サウンド、あるいはオーケストラでより立体的になる。大規模な舞台設定こそないが、ブロードウェイなどで実際にやるもののミニチュア版みたいな感じになっている。
これを全米各地のシアターのバイヤーが見て、良いと思えば、自分のシアターにかけたりする。ブロードウェイに行くにはかなりのヒットが見込めないとならないが、地方の一劇場がピックアップする場合は、それほど大規模ではなくても、上演可能になる。
「リーディング」で評判を得ると、「ワークショップ」をやって、それを受けて地方の劇場にかけてもらう、あるいは、ブロードウェイのバイヤーが買いたいと手をあげれば、ブロードウェイにかかることにもなる。
「ワークショップ」は、自分が一緒にやりたい監督、振付師、主役を演じる俳優たちを、できる限り本番と同じようにする。そのためには、一定期間、売れっ子監督や振付師らを押さえなければならない。
『ダブル・タイム』について、ナイルは今夏にその「ワークショップ」ができればいいと考えている。
ただし、ナイルが考える一緒にやりたいディレクター(監督)やダンサー、俳優などのスケジュールがうまく合致しないと実現しない。そのスケジュール調整が最大の仕事で、これは力のあるエージェントがやる。ナイルはこのほどそうしたエージェントとミュージカルに関して契約した、という。
ナイルによれば、この『ダブル・タイム』では基本的には音楽担当で、プロデューサーではない。なので、ナイルが希望する監督と一緒にできるかはまだ未定だ。
別プロジェクト。
そして、これと別にまったく新しいミュージカルのプロジェクトの話が持ち上がっている、という。それが彼の自伝本『ル・フリーク』(2011年11月全米発売)を元にしたもので、ミュージカルの仮題は、『フリーク・アウト』。この本に興味を持った周辺から声がかかっている。
この『フリーク・アウト』の場合、ナイルは音楽だけでなく、脚本、うまくいけばプロデューサー的な立場でも参加できる、という。そうなると、かなり自由がきくらしい。
ただ彼の話を聞くと、ミュージカルが一本実現しブロードウェイの劇場にかかるまでは本当にたくさんのハードルがあるという。まさに、当初のアイデアから完成まで10年くらいかかるのは、ざららしい。
ぜひ、どちらかでもよいので、ナイルのミュージカルが実現してほしいところだ。
ナイル・ロジャーズ、ミュージカル『ダブル・タイム』に挑戦
2011年04月29日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10871704382.html
■ ナイル・ロジャーズ今回ライヴ評
2012年04月20日(金)
シック・ナイル・ロジャーズ、バーナード・エドワーズの命日にライヴ~12月年末カウントダウンに再来日を発表
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11227042415.html
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Rodgers, Nile
ENT>MUSICAL>Double Time, Freak Out
◎ ~ナイル・ロジャーズ語る(パート1)~僕たちはカヴァー・バンドではない
2012年4月26日 音楽◎ ~ナイル・ロジャーズ語る(パート1)~僕たちはカヴァー・バンドではない
【Chic Tyhoon Gone: We’re NOT Cover Band: Nile Declares】
旋風。
2012年4月18日(水)から21日(土)まで4日間、ナイル・ロジャーズ率いるシックのライヴが東京ブルーノートで行われた。4日間、8本のステージ。土曜のセカンドでは、ユーチューブへの投稿で募集ギターコンテスト応募者から選ばれた5名が決勝戦として登場。優勝者が決まった。
連日、熱いステージが繰り広げられ、みな大いに大いに盛り上がった。
ライヴに関して言えば、1曲目から観客は総立ち。特にメドレーはヒット曲が次々と登場し、観客を圧倒。そこそこ洋楽を聴いているファンでも、「これも彼らが作ったの?」「彼らのプロデュース曲なの? 知らなかった」というほど、ヒット曲オンパレードで楽しめたようだ。
ある40代のファンは、「僕らのようなリアルタイムで育った者が20代の若いファンを連れてきても、楽しんでもらえるライヴ。曲を知らなくても、とにかく踊って楽しめるライヴ、安心して連れてこれるライヴだね」と言う。
確かに多くはリピーターだが、けっこう20代の初めてと思しきファンもいた。毎回どんどん観客が増えているような気もする。一時期、空席が目立った公演もあった数年前と比べると、雲泥の差だ。
これも、ナイル・ロジャーズのサーヴィス精神満点の心意気がファンに厚く熱く伝わっているがゆえのことだろう。
セカンド終了後のサイン会や写真撮影も心置きなく応じ、誰とでもすぐにフレンドリーになれる。
ナイルの毎日のブログでは、この週、日本でのライヴの様子が多くの写真で掲載された。
こうやってナイル・ブログに載れば、誰だって、ナイルのファンになり、さらにまた来ようと思う。
■ ナイル・ロジャーズ・デイリー・ブログ『ウォーキング・オン・プラネットC(惑星Cを行く)』(日本語版)
http://nilerodgers.com/blogs/wakusei-c-o-iku-nihongo-ban
2012年4月20日付け、21日付けなどに日本のブルーノートの観客などが。
■http://nilerodgers.com/blogs/wakusei-c-o-iku-nihongo-ban/1607-we-are-family
(この中で僕もちらっと映ってます(笑)。しかし、超小さいですけど)
ライヴに関していくつかコネタを。
今回のライヴでは昨年までのセットリストで演奏されてなかった2曲が新しく演奏された。「ロスト・イン・ミュージック」とデュラン・デュランの「ノトーリアス」だ。
ナイルは、前者を紹介するときにこういっていた。「ちょうどこの曲を作るとき、僕たち(ナイルとバーナード)は、もうめちゃくちゃ忙しかった。(プロデュースする)アルバムのレコーディング、ツアー、自分たちのアルバムなど。ほんとに寝るヒマもなかった。そんな中、スタジオで『俺たち音楽にうずもれてるよな we’re lost in music』という話になり、それが曲になった」。
ナイルは何度か「僕たちはカヴァー・バンドではない。今日、みなさんが聞いている曲はすべて僕たちが書いたり、プロデュースしてきた曲ばかりだ。みんなオリジナルなんだ」と宣言した。
このカヴァー・バンドではない、という宣言は大きい。デイヴィッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、シスター・スレッジ、マドンナ、デュラン・デュラン、そして、シック。すごいラインアップだ。
彼らのライヴを見ていてつくづく感じるのが、ヒット曲のパワーだ。どれも大ヒットで、誰もが知っている。そうした曲を次々とメドレーでやられれば、誰だって盛り上がる。
■12月再来日
カウントダウン。
前回のブログでご紹介したように、ナイルは今年12月末、カウントダウン公演のため、再び来日する。正式な日程はまだ発表されていないが、大晦日はカウントダウン公演をする。元旦は休み、2日に新年初公演となる模様だ。近々発表される。この4日間でさえ、足の踏み場がないほど激混みだったが、カウントダウンはきっと大変な騒ぎになりそうだ。
(ナイル・ロジャーズのミュージカル・プロジェクト『ダブル・タイム』の進捗と、別企画『フリーク・アウト』などについて、明日以降のブログでご紹介します)
■ ナイル・ロジャーズ今回ライヴ評
2012年04月20日(金)
シック・ナイル・ロジャーズ、バーナード・エドワーズの命日にライヴ~12月年末カウントダウンに再来日を発表
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11227042415.html
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Rodgers, Nile
【Chic Tyhoon Gone: We’re NOT Cover Band: Nile Declares】
旋風。
2012年4月18日(水)から21日(土)まで4日間、ナイル・ロジャーズ率いるシックのライヴが東京ブルーノートで行われた。4日間、8本のステージ。土曜のセカンドでは、ユーチューブへの投稿で募集ギターコンテスト応募者から選ばれた5名が決勝戦として登場。優勝者が決まった。
連日、熱いステージが繰り広げられ、みな大いに大いに盛り上がった。
ライヴに関して言えば、1曲目から観客は総立ち。特にメドレーはヒット曲が次々と登場し、観客を圧倒。そこそこ洋楽を聴いているファンでも、「これも彼らが作ったの?」「彼らのプロデュース曲なの? 知らなかった」というほど、ヒット曲オンパレードで楽しめたようだ。
ある40代のファンは、「僕らのようなリアルタイムで育った者が20代の若いファンを連れてきても、楽しんでもらえるライヴ。曲を知らなくても、とにかく踊って楽しめるライヴ、安心して連れてこれるライヴだね」と言う。
確かに多くはリピーターだが、けっこう20代の初めてと思しきファンもいた。毎回どんどん観客が増えているような気もする。一時期、空席が目立った公演もあった数年前と比べると、雲泥の差だ。
これも、ナイル・ロジャーズのサーヴィス精神満点の心意気がファンに厚く熱く伝わっているがゆえのことだろう。
セカンド終了後のサイン会や写真撮影も心置きなく応じ、誰とでもすぐにフレンドリーになれる。
ナイルの毎日のブログでは、この週、日本でのライヴの様子が多くの写真で掲載された。
こうやってナイル・ブログに載れば、誰だって、ナイルのファンになり、さらにまた来ようと思う。
■ ナイル・ロジャーズ・デイリー・ブログ『ウォーキング・オン・プラネットC(惑星Cを行く)』(日本語版)
http://nilerodgers.com/blogs/wakusei-c-o-iku-nihongo-ban
2012年4月20日付け、21日付けなどに日本のブルーノートの観客などが。
■http://nilerodgers.com/blogs/wakusei-c-o-iku-nihongo-ban/1607-we-are-family
(この中で僕もちらっと映ってます(笑)。しかし、超小さいですけど)
ライヴに関していくつかコネタを。
今回のライヴでは昨年までのセットリストで演奏されてなかった2曲が新しく演奏された。「ロスト・イン・ミュージック」とデュラン・デュランの「ノトーリアス」だ。
ナイルは、前者を紹介するときにこういっていた。「ちょうどこの曲を作るとき、僕たち(ナイルとバーナード)は、もうめちゃくちゃ忙しかった。(プロデュースする)アルバムのレコーディング、ツアー、自分たちのアルバムなど。ほんとに寝るヒマもなかった。そんな中、スタジオで『俺たち音楽にうずもれてるよな we’re lost in music』という話になり、それが曲になった」。
ナイルは何度か「僕たちはカヴァー・バンドではない。今日、みなさんが聞いている曲はすべて僕たちが書いたり、プロデュースしてきた曲ばかりだ。みんなオリジナルなんだ」と宣言した。
このカヴァー・バンドではない、という宣言は大きい。デイヴィッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、シスター・スレッジ、マドンナ、デュラン・デュラン、そして、シック。すごいラインアップだ。
彼らのライヴを見ていてつくづく感じるのが、ヒット曲のパワーだ。どれも大ヒットで、誰もが知っている。そうした曲を次々とメドレーでやられれば、誰だって盛り上がる。
■12月再来日
カウントダウン。
前回のブログでご紹介したように、ナイルは今年12月末、カウントダウン公演のため、再び来日する。正式な日程はまだ発表されていないが、大晦日はカウントダウン公演をする。元旦は休み、2日に新年初公演となる模様だ。近々発表される。この4日間でさえ、足の踏み場がないほど激混みだったが、カウントダウンはきっと大変な騒ぎになりそうだ。
(ナイル・ロジャーズのミュージカル・プロジェクト『ダブル・タイム』の進捗と、別企画『フリーク・アウト』などについて、明日以降のブログでご紹介します)
■ ナイル・ロジャーズ今回ライヴ評
2012年04月20日(金)
シック・ナイル・ロジャーズ、バーナード・エドワーズの命日にライヴ~12月年末カウントダウンに再来日を発表
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11227042415.html
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Rodgers, Nile
◎ロニー・ジョーダン、クラブ・ゴーアーズとジャズ・アダルトと
2012年4月25日 音楽◎ロニー・ジョーダン、クラブ・ゴーアーズとジャズ・アダルトと
【Ronny Jordan Meets DJ Krush】
混合。
1990年代に入ってイギリスのアシッド・ジャズ・シーンから登場したジャズ・ギタリスト、ロニー・ジョーダンのライヴ。ロニーは1962年11月29日生まれというから、現在49歳。ステージで見ると、もっと若く見える。
会場はなかなかおもしろいオーディエンスのミックスぶり。普段はクラブに行ってそうなクラブ・ゴーアーズと昔からのジャズが好きなジャズ・アダルトが一箇所で音楽を楽しむ。観客層の二極分化が激しい珍しいライヴか。
前日までのナイル・ロジャーズとは打って変わっての静かな座って聴くライヴ。けっこう演奏される曲は「踊るジャズ」という雰囲気なのだが。
今回は、一部がオルガン・トリオ、二部が5人のバンドにゲストとしてヴォーカルとDJが入るというもので、セットリストはそれぞれ違う。そして両方を通して見られる通し券がなんと9500円で売られ、けっこう通し券で見るファンが多かったそうだ。ファーストを7500円出して見ると、あと2000円追加するだけで、セカンドも見られる、となると、みんな通しで見たくなる。おもしろい値段設定だ。ある意味割安感もあるかもしれない。これはナイス・アイデア!
僕は時間の都合でセカンドだけだったが、なかなかファンキーなメンバーでおもしろかった。ライヴ後立ち話をしたベースのケン・フレンドはレデシーで3回、ジョージ・デュークで2回、ジョン・スコフィールドで1回来日していて今回7回目の来日だそう。ちなみにドラムのブランドンは初来日だという。
ヴォーカルのシャリースは、例えば、6曲目「ジャッカル」などではまるで「ポエトリー・リーディング」のように詩を朗読する感じだった。ヴォーカルも全歌詞を歌うのではなく、ちょっと一部を歌ってスキャットのようにインストに花を添える感じ。
ロニーのギターは、やはり、ウェス・モンゴメリー、ジョージ・ベンソンなどの王道ギタリストの路線を行く。
しかし、今回のセットで一番驚いたのが、日本人DJのDJクラッシュのプレイ。彼らは1994年のアルバム『バッド・ブラザーズ』で共演しており、今回の共演はそれ以来18年ぶりだそう。アンコール含め3曲の登場だが、9曲目でステージに上がり、セラートを使ったDJを始めると、瞬時に空気が変わった。ターンテーブルを扱う動きもかっこよくまるでミュージシャンのよう。そして、音自体もロニーらのバンド・サウンドとうまく融合して、ミュージシャンの中に溶け込んでいた。アンコールでのDJとギタリストのかけあいバトルなどとても見ごたえがあった。
まさに、DJというより「ターンテーブリスト」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスだ。このDJとギタリストの邂逅は、見事だった。
渋谷のもっと狭いクラブや、昔の西麻布イエローあたりでやったら、観客全員スタンディングで盛り上がるにちがいない。
前日までのシックとロニーの両方を見る人ってほとんどいないと思ったら、知り合いのソウルオズさんが前日と連チャンで、しかもこの日は通しで見てました。(笑)
(ブルーノートで 2012年4月25日水曜日まで)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/ronny-jordan/
■バッド・ブラザーズ 1994年リリース
(中古盤で安いものがあるようです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004UH6K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『アフター8』、2005年リリース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000793CKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Ronny Jordan(g)
ロニー・ジョーダン(ギター)
DJ Krush(dj)
ディージェー・クラッシュ(dj)
Charese Kendricks(vo)
シャリース・ケンドリックス(ヴォーカル)
Mel Davis(org)
メル・デイヴィス(オルガン)
Fabian Dickerson(key)
ファビアン・ディッカーソン(キーボード)
Ken Friend(b)
ケン・フレンド(ベース)
Brandon Taylor(ds)
ブランドン・テイラー(ドラムス)
■セットリスト:ロニー・ジョーダン
Setlist : Ronnie Jordan @ Blue Note Tokyo, April 22, 2012
show started 20:45
01.Tinseltown
02.Tease
03.Say No More
04.A Brighter Day (+ Charese)
05.For The Love Of You (+ Charese) [Isley Brothers]
06.The Jackal (+ Charese)
07.Heaven
08.After Hours
09.S**t Goes Down (+DJ Krush)
10.Bad Brothers (+DJ Krush)
Enc. So What (+DJ Krush)
Show ended 22:15
(2012年4月22日日曜、東京ブルーノート、ロニー・ジョーダン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jordan, Ronny
2012-
【Ronny Jordan Meets DJ Krush】
混合。
1990年代に入ってイギリスのアシッド・ジャズ・シーンから登場したジャズ・ギタリスト、ロニー・ジョーダンのライヴ。ロニーは1962年11月29日生まれというから、現在49歳。ステージで見ると、もっと若く見える。
会場はなかなかおもしろいオーディエンスのミックスぶり。普段はクラブに行ってそうなクラブ・ゴーアーズと昔からのジャズが好きなジャズ・アダルトが一箇所で音楽を楽しむ。観客層の二極分化が激しい珍しいライヴか。
前日までのナイル・ロジャーズとは打って変わっての静かな座って聴くライヴ。けっこう演奏される曲は「踊るジャズ」という雰囲気なのだが。
今回は、一部がオルガン・トリオ、二部が5人のバンドにゲストとしてヴォーカルとDJが入るというもので、セットリストはそれぞれ違う。そして両方を通して見られる通し券がなんと9500円で売られ、けっこう通し券で見るファンが多かったそうだ。ファーストを7500円出して見ると、あと2000円追加するだけで、セカンドも見られる、となると、みんな通しで見たくなる。おもしろい値段設定だ。ある意味割安感もあるかもしれない。これはナイス・アイデア!
僕は時間の都合でセカンドだけだったが、なかなかファンキーなメンバーでおもしろかった。ライヴ後立ち話をしたベースのケン・フレンドはレデシーで3回、ジョージ・デュークで2回、ジョン・スコフィールドで1回来日していて今回7回目の来日だそう。ちなみにドラムのブランドンは初来日だという。
ヴォーカルのシャリースは、例えば、6曲目「ジャッカル」などではまるで「ポエトリー・リーディング」のように詩を朗読する感じだった。ヴォーカルも全歌詞を歌うのではなく、ちょっと一部を歌ってスキャットのようにインストに花を添える感じ。
ロニーのギターは、やはり、ウェス・モンゴメリー、ジョージ・ベンソンなどの王道ギタリストの路線を行く。
しかし、今回のセットで一番驚いたのが、日本人DJのDJクラッシュのプレイ。彼らは1994年のアルバム『バッド・ブラザーズ』で共演しており、今回の共演はそれ以来18年ぶりだそう。アンコール含め3曲の登場だが、9曲目でステージに上がり、セラートを使ったDJを始めると、瞬時に空気が変わった。ターンテーブルを扱う動きもかっこよくまるでミュージシャンのよう。そして、音自体もロニーらのバンド・サウンドとうまく融合して、ミュージシャンの中に溶け込んでいた。アンコールでのDJとギタリストのかけあいバトルなどとても見ごたえがあった。
まさに、DJというより「ターンテーブリスト」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスだ。このDJとギタリストの邂逅は、見事だった。
渋谷のもっと狭いクラブや、昔の西麻布イエローあたりでやったら、観客全員スタンディングで盛り上がるにちがいない。
前日までのシックとロニーの両方を見る人ってほとんどいないと思ったら、知り合いのソウルオズさんが前日と連チャンで、しかもこの日は通しで見てました。(笑)
(ブルーノートで 2012年4月25日水曜日まで)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/ronny-jordan/
■バッド・ブラザーズ 1994年リリース
(中古盤で安いものがあるようです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004UH6K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『アフター8』、2005年リリース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000793CKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Ronny Jordan(g)
ロニー・ジョーダン(ギター)
DJ Krush(dj)
ディージェー・クラッシュ(dj)
Charese Kendricks(vo)
シャリース・ケンドリックス(ヴォーカル)
Mel Davis(org)
メル・デイヴィス(オルガン)
Fabian Dickerson(key)
ファビアン・ディッカーソン(キーボード)
Ken Friend(b)
ケン・フレンド(ベース)
Brandon Taylor(ds)
ブランドン・テイラー(ドラムス)
■セットリスト:ロニー・ジョーダン
Setlist : Ronnie Jordan @ Blue Note Tokyo, April 22, 2012
show started 20:45
01.Tinseltown
02.Tease
03.Say No More
04.A Brighter Day (+ Charese)
05.For The Love Of You (+ Charese) [Isley Brothers]
06.The Jackal (+ Charese)
07.Heaven
08.After Hours
09.S**t Goes Down (+DJ Krush)
10.Bad Brothers (+DJ Krush)
Enc. So What (+DJ Krush)
Show ended 22:15
(2012年4月22日日曜、東京ブルーノート、ロニー・ジョーダン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jordan, Ronny
2012-
●# アンドリュー・ラヴ追悼~オーティスの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」
2012年4月24日 音楽●# アンドリュー・ラヴ追悼~オーティスの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」
【A Tribute To Andrew Love of Memphis Horns】
追悼。
2012年4月12日に70歳で死去したメンフィス・ホーンズのアンドリュー・ラヴについて、アメリカのロスアンジェルス・タイムズ、ニューヨーク・タイムズがそれぞれ記事を配信した。それぞれ周辺取材をしての良い記事だったので、簡単にご紹介しよう。
Andrew Love dies at 70; Grammy-winning saxophonist
By Randy Lewis, Los Angeles Times
April 14, 2012, 3:58 p.m.
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-andrew-love-obit-20120414,0,7128536.story
Andrew Love, Tenor Saxophonist for the Memphis Horns, Dies at 70
By DOUGLAS MARTIN
Published: April 14, 2012
http://www.nytimes.com/2012/04/14/arts/music/andrew-love-saxophonist-with-the-memphis-horns-dies-at-70.html?_r=1
アンドリュー・ラヴ(メンフィス・ホーンズ)、70歳で死去~裏方の匠
2012年04月16日(月)00時01分
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11223452899.html
メンフィス・ホーンズは、現在はアンドリュー・ラヴ(サックス)とウェイン・ジャクソン(トランペット)の二人。ウェインは今年(2012年)2月、グラミー賞から「ライフ・タイム・アチーヴメント(生涯功労賞)」を授与されることになったという連絡をもらったとき、とても複雑な気持ちになった、という。それは、半世紀もともにプレイしてきたアンドリュー・ラヴがアルツハイマーのために、一緒にその席に立てないことがわかっていたからだ。
しかも、そのほんの数日前に、アンドリューの家族が、彼のアルツハイマーを公表していたのだ。
ウェインは彼と相棒のアンドリューの功績を音楽業界が称えてくれることに、涙ながらに感謝した。彼らがバックをつけたアーティストは、オーティス・レディング、アリーサ・フランクリン、アル・グリーン、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケットからエルヴィス・プレスリー、U2、ニール・ヤング、ウィリー・ネルソン、ロバート・クレイまでジャンル的にも多岐にわたる。
ウェインはアンドリューの死去する2週間ほど前にアンドリューを訪ね、二人がグラミーのトロフィーを持ち写真に収まった。
ウェインは、「僕たちが生み出したサウンドは、ほんとに素晴らしかった。みんなそれがわかっていた。これ以上できないこともわかっていた。だから、ずっと一緒にいたんだ。僕たちにとって、(ホーン・セクションをプレイするのは)息をするのと同じくらい自然なことだった」
彼らはロック殿堂入りした30人以上のアーティストたちのバックをつとめている。14曲のグラミー賞獲得曲でプレイし、52曲のナンバーワン・ヒット、113曲のトップ10シングルでプレイしている、という。
彼ら二人、もしくは単独で、83枚のゴールド、プラチナム・ディスクに参加、売れたアルバムは4000万枚を超える。
彼らは二人だけでも、フル・ホーン・セクションのように聞こえるようレコーディングしていた。
スタックスのコ・オウナー、アル・ベルは言う。「彼らなしにスタックスはいまあるような形にはなっていなかっただろう。私はサックス奏者が大好きだ。私のもとにはたくさんのサックス奏者をかかえ、みな高く評価していたが、アンドリュー・ラヴほど僕を奮い立たせてくれるようなサックス奏者はいなかった。彼のスピリットゆえだと思う。音楽の中にそれを感じる。彼のプレイはリスナーの奥底に眠る深い感情を目覚めさせる。しかし、それをやさしく、ソフトにやってくれる。リスナーのソウルとメイク・ラヴをしているかのようだ」
また、白人のウェインと黒人のアンドリューという人種を超えた組み合わせは、特に1960年代には周囲から厳しい目でみられたこともあったという。それを乗り越えて二人は友情を培っていった。
ウェインが初めてアンドリューを見たのは、メンフィスのマンハッタン・クラブという店。その時点でウェインはマーキーズのメンバーだった。ウェインは「初めて二人でプレイしたときのことをよく覚えている。僕たちの音のトーンがすごくよくブレンドしたのが気に入った」と振り返る。
~~「トライ・ア・リトル・テンダーネス」誕生秘話~~
イントロ。
グラミー授賞式で、ウェインは盟友ブッカーTジョーンズからこの賞を受け取った。そこで、ジョーンズはオーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」のレコーディング・セッションのときの思い出を話した。
「オーティスは、このロマンティックなスロー曲のイントロを典型的な南部のバラードを思わせるホーン・セクションで始めたいと言った。最初はとてもシンプルなリクエストだと思ったが、音楽的可能性を無限に追求する迷路に入ってしまった。この音かその音か。ユニゾンで始めて、ハーモニーにするのか。どこを盛り上げ、音を小さくするのか」
「オーティスのじっくりした歌の間中、ゆったりとホーンが始まり、オーティスはそのメロディーに呼応する。他のミュージシャンのアイデア、僕のアイデアなどがいろいろと試される。取り入れられたり、ボツになったり、ときにはほんの数分でできたり、一時間以上かけてやっとできたり、そのプロセスを僕は見てきた。だが、シンプルで美しいこそ価値のあるものとして残った。結局この熱いエモーショナルなフレーズができあがったんだ」
「イントロではかれらのホーン・セクションしかない。これは間違いなく歴史的な、そしてもっとも感動的なイントロになっており、オーティスの切ないヴォーカル・パフォーマンスに花を添えている」
2月のグラミーの授賞スピーチで、ウェインはこう言った。「(メンフィス・ホーンズとしての40年以上の体験は)本当に素晴らしい、夢のような旅でした。素晴らしい時間でした」
■ アンドリュー・ラヴ・トリビュートの「ソウル・サーチン」(約30分、4月15日放送)
http://soundcloud.com/soul_searcher_2/01ss20120415
■オーティスの名曲「トライ・ア・リトル・テンダーネス」。オルガンがブッカーTジョーンズ、ドラムスはアル・ジャクソン。
http://youtu.be/ojnDaqaEg3E
ライヴ・ヴァージョン。
http://youtu.be/dael4sb42nI
■5枚組みでこの値段は安い。ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003097A9W/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■サム&デイヴ「ホールド・オン・アイム・カミング」 一瞬、アンドリューらしき人物が映る。
http://youtu.be/fN4DHY_9gOs
OBITUARY>Love, Andrew
ARTIST>Love, Andrew
SONG>Try A Little Tenderness
【A Tribute To Andrew Love of Memphis Horns】
追悼。
2012年4月12日に70歳で死去したメンフィス・ホーンズのアンドリュー・ラヴについて、アメリカのロスアンジェルス・タイムズ、ニューヨーク・タイムズがそれぞれ記事を配信した。それぞれ周辺取材をしての良い記事だったので、簡単にご紹介しよう。
Andrew Love dies at 70; Grammy-winning saxophonist
By Randy Lewis, Los Angeles Times
April 14, 2012, 3:58 p.m.
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-andrew-love-obit-20120414,0,7128536.story
Andrew Love, Tenor Saxophonist for the Memphis Horns, Dies at 70
By DOUGLAS MARTIN
Published: April 14, 2012
http://www.nytimes.com/2012/04/14/arts/music/andrew-love-saxophonist-with-the-memphis-horns-dies-at-70.html?_r=1
アンドリュー・ラヴ(メンフィス・ホーンズ)、70歳で死去~裏方の匠
2012年04月16日(月)00時01分
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11223452899.html
メンフィス・ホーンズは、現在はアンドリュー・ラヴ(サックス)とウェイン・ジャクソン(トランペット)の二人。ウェインは今年(2012年)2月、グラミー賞から「ライフ・タイム・アチーヴメント(生涯功労賞)」を授与されることになったという連絡をもらったとき、とても複雑な気持ちになった、という。それは、半世紀もともにプレイしてきたアンドリュー・ラヴがアルツハイマーのために、一緒にその席に立てないことがわかっていたからだ。
しかも、そのほんの数日前に、アンドリューの家族が、彼のアルツハイマーを公表していたのだ。
ウェインは彼と相棒のアンドリューの功績を音楽業界が称えてくれることに、涙ながらに感謝した。彼らがバックをつけたアーティストは、オーティス・レディング、アリーサ・フランクリン、アル・グリーン、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケットからエルヴィス・プレスリー、U2、ニール・ヤング、ウィリー・ネルソン、ロバート・クレイまでジャンル的にも多岐にわたる。
ウェインはアンドリューの死去する2週間ほど前にアンドリューを訪ね、二人がグラミーのトロフィーを持ち写真に収まった。
ウェインは、「僕たちが生み出したサウンドは、ほんとに素晴らしかった。みんなそれがわかっていた。これ以上できないこともわかっていた。だから、ずっと一緒にいたんだ。僕たちにとって、(ホーン・セクションをプレイするのは)息をするのと同じくらい自然なことだった」
彼らはロック殿堂入りした30人以上のアーティストたちのバックをつとめている。14曲のグラミー賞獲得曲でプレイし、52曲のナンバーワン・ヒット、113曲のトップ10シングルでプレイしている、という。
彼ら二人、もしくは単独で、83枚のゴールド、プラチナム・ディスクに参加、売れたアルバムは4000万枚を超える。
彼らは二人だけでも、フル・ホーン・セクションのように聞こえるようレコーディングしていた。
スタックスのコ・オウナー、アル・ベルは言う。「彼らなしにスタックスはいまあるような形にはなっていなかっただろう。私はサックス奏者が大好きだ。私のもとにはたくさんのサックス奏者をかかえ、みな高く評価していたが、アンドリュー・ラヴほど僕を奮い立たせてくれるようなサックス奏者はいなかった。彼のスピリットゆえだと思う。音楽の中にそれを感じる。彼のプレイはリスナーの奥底に眠る深い感情を目覚めさせる。しかし、それをやさしく、ソフトにやってくれる。リスナーのソウルとメイク・ラヴをしているかのようだ」
また、白人のウェインと黒人のアンドリューという人種を超えた組み合わせは、特に1960年代には周囲から厳しい目でみられたこともあったという。それを乗り越えて二人は友情を培っていった。
ウェインが初めてアンドリューを見たのは、メンフィスのマンハッタン・クラブという店。その時点でウェインはマーキーズのメンバーだった。ウェインは「初めて二人でプレイしたときのことをよく覚えている。僕たちの音のトーンがすごくよくブレンドしたのが気に入った」と振り返る。
~~「トライ・ア・リトル・テンダーネス」誕生秘話~~
イントロ。
グラミー授賞式で、ウェインは盟友ブッカーTジョーンズからこの賞を受け取った。そこで、ジョーンズはオーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」のレコーディング・セッションのときの思い出を話した。
「オーティスは、このロマンティックなスロー曲のイントロを典型的な南部のバラードを思わせるホーン・セクションで始めたいと言った。最初はとてもシンプルなリクエストだと思ったが、音楽的可能性を無限に追求する迷路に入ってしまった。この音かその音か。ユニゾンで始めて、ハーモニーにするのか。どこを盛り上げ、音を小さくするのか」
「オーティスのじっくりした歌の間中、ゆったりとホーンが始まり、オーティスはそのメロディーに呼応する。他のミュージシャンのアイデア、僕のアイデアなどがいろいろと試される。取り入れられたり、ボツになったり、ときにはほんの数分でできたり、一時間以上かけてやっとできたり、そのプロセスを僕は見てきた。だが、シンプルで美しいこそ価値のあるものとして残った。結局この熱いエモーショナルなフレーズができあがったんだ」
「イントロではかれらのホーン・セクションしかない。これは間違いなく歴史的な、そしてもっとも感動的なイントロになっており、オーティスの切ないヴォーカル・パフォーマンスに花を添えている」
2月のグラミーの授賞スピーチで、ウェインはこう言った。「(メンフィス・ホーンズとしての40年以上の体験は)本当に素晴らしい、夢のような旅でした。素晴らしい時間でした」
■ アンドリュー・ラヴ・トリビュートの「ソウル・サーチン」(約30分、4月15日放送)
http://soundcloud.com/soul_searcher_2/01ss20120415
■オーティスの名曲「トライ・ア・リトル・テンダーネス」。オルガンがブッカーTジョーンズ、ドラムスはアル・ジャクソン。
http://youtu.be/ojnDaqaEg3E
ライヴ・ヴァージョン。
http://youtu.be/dael4sb42nI
■5枚組みでこの値段は安い。ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003097A9W/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■サム&デイヴ「ホールド・オン・アイム・カミング」 一瞬、アンドリューらしき人物が映る。
http://youtu.be/fN4DHY_9gOs
OBITUARY>Love, Andrew
ARTIST>Love, Andrew
SONG>Try A Little Tenderness
■『ソウル・ブレンズ』超イントロ・クイズのミラクル
2012年4月23日 音楽■『ソウル・ブレンズ』超イントロ・クイズのミラクル
【Intro Quiz】
イントロ。
昨日の『ソウル・ブレンズ』(関東地区・インターFM76.1mhz、毎週日曜日午後1時~3時)では、約2ヶ月ぶりに超イントロ・クイズを行った。
トニー・メイデン&ルーファス、ナイル・ロジャーズ&シック、マーチン(鈴木雅之)、ハービー・ハンコックの4曲がでたが、一番難問だったのが、マーチンの「ロンリー・チャップリン」。多くのリスナーが洋楽曲と考え、洋楽アーティスト名を答えてきた。
イントロが流れると、局のミキシング・ボードにおいてある電話受信ボードの、電話がかかってきたことを知らせる赤いランプが最大10個くらい点滅する。
マーヴィンが話しながら、ディレクターの進之介君がランダムに選びそのボタンを押す。するとその回線がつながり、マーヴィンやちーちゃんと話せるようになり、オンエアされる。
もちろん、どの赤いボタンが誰からかかってきているかなど、まったくわからない。
「ロンリー・チャップリン」はなかなか正解が出ず、少しイントロを長目に再度かけた。それでも、電話は多くなく、2度目のヒントのあと、3-4本だったろうか。そのうちの一本を選んだら、なんと番組の超~~~~常連ターリンだった。
そして、「ロンリー・チャップリン」と大正解。なにしろ、マーチンの大大大ファンだ。ターリン以外に当てられる人がいるだろうか、ってほどの奇跡の偶然。まさに、ミラクル!
ほかの赤いボタンを選んでいたら、違う人が正解してたかもしれない。いやあ、びっくりした。スタジオ内は大興奮でした。おもしろい。
今回の超イントロ・クイズの裏テーマは、「ソウル・ブレンズ」にゲストで来てくれたアーティストたちというもの。前回は、亡くなったアーティストたちだった。
さて、次回は何になるのでしょう。
+++
「ソウル・サーチン」のコーナーは、先週亡くなったディック・クラークの追悼。とても20分では足りません。(笑)
期間限定でポッドキャストにアップしました。
http://soundcloud.com/soul_searcher_2/soulsearchin2012-04-22atribute
+++
■「ロンリー・チャップリン」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008DDQJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Blends
【Intro Quiz】
イントロ。
昨日の『ソウル・ブレンズ』(関東地区・インターFM76.1mhz、毎週日曜日午後1時~3時)では、約2ヶ月ぶりに超イントロ・クイズを行った。
トニー・メイデン&ルーファス、ナイル・ロジャーズ&シック、マーチン(鈴木雅之)、ハービー・ハンコックの4曲がでたが、一番難問だったのが、マーチンの「ロンリー・チャップリン」。多くのリスナーが洋楽曲と考え、洋楽アーティスト名を答えてきた。
イントロが流れると、局のミキシング・ボードにおいてある電話受信ボードの、電話がかかってきたことを知らせる赤いランプが最大10個くらい点滅する。
マーヴィンが話しながら、ディレクターの進之介君がランダムに選びそのボタンを押す。するとその回線がつながり、マーヴィンやちーちゃんと話せるようになり、オンエアされる。
もちろん、どの赤いボタンが誰からかかってきているかなど、まったくわからない。
「ロンリー・チャップリン」はなかなか正解が出ず、少しイントロを長目に再度かけた。それでも、電話は多くなく、2度目のヒントのあと、3-4本だったろうか。そのうちの一本を選んだら、なんと番組の超~~~~常連ターリンだった。
そして、「ロンリー・チャップリン」と大正解。なにしろ、マーチンの大大大ファンだ。ターリン以外に当てられる人がいるだろうか、ってほどの奇跡の偶然。まさに、ミラクル!
ほかの赤いボタンを選んでいたら、違う人が正解してたかもしれない。いやあ、びっくりした。スタジオ内は大興奮でした。おもしろい。
今回の超イントロ・クイズの裏テーマは、「ソウル・ブレンズ」にゲストで来てくれたアーティストたちというもの。前回は、亡くなったアーティストたちだった。
さて、次回は何になるのでしょう。
+++
「ソウル・サーチン」のコーナーは、先週亡くなったディック・クラークの追悼。とても20分では足りません。(笑)
期間限定でポッドキャストにアップしました。
http://soundcloud.com/soul_searcher_2/soulsearchin2012-04-22atribute
+++
■「ロンリー・チャップリン」収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008DDQJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
RADIO>Soul Blends
☆ ジャクソンズ・ツアーにマイケルのホログラム?実現の可能性は?
2012年4月22日 音楽☆ ジャクソンズ・ツアーにマイケルのホログラム?実現の可能性は?
【Rumors: Michael Jackson Hologram on Jacksons Tour?】
噂。
先日、ラッパー故2パックのホログラムを使用したライヴ映像を本ブログでもご紹介した。
2パック蘇る~将来の可能性を秘めるホログラムの技術
2012年04月18日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11225714817.html
これは、2012年4月15日、カリフォルニア州インディアで行なわれている大規模ロック・フェスティヴァル「コーチェラ」のドクター・ドレ、スヌープ・ドギードッグのライヴのステージで披露されたもの。
この評判を受けて、6月から27本のツアーを予定しているジャクソンズの長男、ジャッキー・ジャクソンが、「マイケルのホログラムをやってみたい。実は、2年前にシルク・ドゥ・ソレイユでもその話がでたんだ。もしこれがうまくいけば、ツアーはとんでもなく記録破りのものになるだろうね」と、4月20日付E!マガジン(電子版)に語った。
http://allhiphop.com/2012/04/20/hip-hop-rumors-is-a-hologram-michael-jackson-joining-the-jacksons-on-tour/
解説。
ただし、この実現はなかなか難しいだろう。
まず、もし2年前にシルクでこのホログラムが計画されて、実現していないのであれば、それはかなりのハードルの高さがあり、それを越えられなかったということだからだ。
予算・経済面での要素、また、マイケルのホログラムとなると、これは、マイケル・ジャクソン・エステートの管轄になり、エステートがOKしなければ、使用できない。ここがOKするかどうかは、まったく未知数。シルクにOKしなかったとしたら、ジャクソンズにOKするかも微妙だ。
今回のジャクソンズ・ツアーは、エステートは関知しておらず、単独のジャクソンズ興行。またシルクの規模と比べると、はるかに小さい。
シルクの予算で賄えなかったものが、それより小規模のツアー予算で賄えるとはとうてい思えない。
もちろん、ファンとしては、動くマイケルとジャクソンズ兄弟となれば、これはなんとしても見たいところだ。
おそらく、2パックのホログラムが予想以上に評判を呼んだので、E!の記者に聞かれて、ジャッキーが軽くサーヴィス・トークをしたのだろう。
まあ、ネットニュースのひとつのネタとしてはおもしろいニュースといったところか。
■ ジャクソンズ・ユニティー・ツアー日程
ジャクソンズ・ユニティー・ツアー発表
2012年04月06日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11214321438.html
■『イモータル』~シルク・ドゥ・ソレイユ、サウンドトラック盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ ジャクソンズ・エッセンシャル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001I2CFM/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
MICHAEL JACKSON>Hologram
【Rumors: Michael Jackson Hologram on Jacksons Tour?】
噂。
先日、ラッパー故2パックのホログラムを使用したライヴ映像を本ブログでもご紹介した。
2パック蘇る~将来の可能性を秘めるホログラムの技術
2012年04月18日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11225714817.html
これは、2012年4月15日、カリフォルニア州インディアで行なわれている大規模ロック・フェスティヴァル「コーチェラ」のドクター・ドレ、スヌープ・ドギードッグのライヴのステージで披露されたもの。
この評判を受けて、6月から27本のツアーを予定しているジャクソンズの長男、ジャッキー・ジャクソンが、「マイケルのホログラムをやってみたい。実は、2年前にシルク・ドゥ・ソレイユでもその話がでたんだ。もしこれがうまくいけば、ツアーはとんでもなく記録破りのものになるだろうね」と、4月20日付E!マガジン(電子版)に語った。
http://allhiphop.com/2012/04/20/hip-hop-rumors-is-a-hologram-michael-jackson-joining-the-jacksons-on-tour/
解説。
ただし、この実現はなかなか難しいだろう。
まず、もし2年前にシルクでこのホログラムが計画されて、実現していないのであれば、それはかなりのハードルの高さがあり、それを越えられなかったということだからだ。
予算・経済面での要素、また、マイケルのホログラムとなると、これは、マイケル・ジャクソン・エステートの管轄になり、エステートがOKしなければ、使用できない。ここがOKするかどうかは、まったく未知数。シルクにOKしなかったとしたら、ジャクソンズにOKするかも微妙だ。
今回のジャクソンズ・ツアーは、エステートは関知しておらず、単独のジャクソンズ興行。またシルクの規模と比べると、はるかに小さい。
シルクの予算で賄えなかったものが、それより小規模のツアー予算で賄えるとはとうてい思えない。
もちろん、ファンとしては、動くマイケルとジャクソンズ兄弟となれば、これはなんとしても見たいところだ。
おそらく、2パックのホログラムが予想以上に評判を呼んだので、E!の記者に聞かれて、ジャッキーが軽くサーヴィス・トークをしたのだろう。
まあ、ネットニュースのひとつのネタとしてはおもしろいニュースといったところか。
■ ジャクソンズ・ユニティー・ツアー日程
ジャクソンズ・ユニティー・ツアー発表
2012年04月06日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11214321438.html
■『イモータル』~シルク・ドゥ・ソレイユ、サウンドトラック盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■ ジャクソンズ・エッセンシャル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001I2CFM/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
MICHAEL JACKSON>Hologram
● ディック・クラーク(『アメリカン・バンドスタンド』)82歳で死去
2012年4月21日 音楽● ディック・クラーク(『アメリカン・バンドスタンド』)82歳で死去
【Dick Clark Dies At 82: Pioneer Of TV, Music Industry】
訃報。
アメリカ音楽業界、エンタテインメント業界における大物司会者、起業家でもあるディック・クラークが2012年4月18日、ロスアンジェルスの病院で心臓発作のため死去した。82歳だった。すでに膨大な量のニューズ、コメンタリー、追悼記事がでている。今年の訃報でいえば、ホイットニー・ヒューストン以来の大きなニューズだ。
ディック・クラークは1929年(昭和4年)11月30日ニューヨーク州ブロンクスヴィル生まれ。ラジオDJから始まり、テレビ番組の司会者、番組プロデューサーなどもこなし、アメリカの音楽業界でもっとも影響力を持った業界人の一人。音楽業界にテレビを持ち込んだ、あるいはテレビに音楽番組を持ち込んだ、第一人者でもある。1952 年に始まっていた『アメリカン・バンドスタンド』は、1957年からクラークが司会に就任。1950年代後期から1960年代、1970年代にかけて、多数の新人シンガーたちを生み出し、スターにした。番組は1989年まで30年以上にわたって続いた。テレビの音楽番組としては、1948年から始まった『エド・サリヴァン・ショー』などと並んで大きな影響力があった。
これはレコードにあわせてスタジオに来ている観客が踊るというシンプルなフォーマットだったが、実際のシンガーも登場し、口パクで歌い人気となった。番組は、新しいアーティスト、新しいダンス、そして、新しいファッションを若者に紹介し、そうしたものに全米の若者が多大な影響を受けた。若者カルチャー全般を広く伝えた。また、この番組でも別の番組でもヒット曲のカウンタとダウン番組を始め、これも後に多くのフォロワーを生み出した。
ディック・クラークがひじょうにずば抜けていた点は、身なりも話し方もきちんとして、一見「保守風」に見え、ロックに眉をひそめるような固い大人たちに、新しいものをわかりやすく紹介してきた点。ちょうど二者の間を取り持ったわけだ。
『アメリカン・バンドスタンド』は初回から、男の子はネクタイをすること、女の子のスラックスは禁止、チューインガムは禁止、というルールを厳しく守らせた。
こうしてディック・クラークは、ロックン・ロールのアイコン、テレビ/ラジオのパイオニアとなった。
ディック・クラークは、アメリカにダンスを教えた人物、としても知られる。レコードにあわせてダンスを踊るという、今では当たり前のことが、1950年代にはまだまだ特別なことだった。それを全国放送のテレビ番組でやってのけた。また、フィラデルフィアをベースとする黒人ミュージシャンも積極的に出演させたため、同地からの黒人アーティストのヒットも多数生まれた。チャビー・チェッカーの「ツイスト」、ディー・ディー・シャープの「マッシュポテト」など。
この番組をヒントに黒人のドン・コーネリアスは、「黒人版・アメリカン・バンドスタンド」を作ろうというアイデアを思いつき、『ソウル・トレイン』を生み出し、成功を収めた。
多くのアーティスト、プロデューサーやラジオ・テレビ関係者から弔辞が届いている。
■ アメリカン・バンドスタンド30周年記念特別番組(1982年)
http://youtu.be/aMv1DQ8OChM
多数のアーティストが登場。11本のうちの1本。テディー・ペンダーグラス、マーヴィン・ゲイ、マイケル・ジャクソンらも登場。
評伝。
ディック・クラークは1929年(昭和4年)11月30日ニューヨーク州ブロンクスヴィル(マウント・ヴァーナン)生まれ。16歳のときに、ユティカの小さなラジオ局で郵便物を整理する雑用から始まり、徐々に階段を上り、1952年、22歳でフィラデルフィアの『キャラヴァン・オブ・ミュージック』というラジオ番組でしゃべりだすようになった。そのラジオ局が持つテレビ局で、1957年、すでに番組としてはあった『アメリカン・バンドスタンド』の司会者に就任。ディックはまだ26歳だった。当初はフィラデルフィアのローカル番組だったが、徐々に全国ネットになり、この番組は爆発的人気を獲得、ディックも人気となった。1958年までに、視聴者は全米で4000万人を越えるほどまでになった。その他テレビのクイズ番組『ピラミッド』、『ディック・クラークス・ニューイヤー・ロッキン・イヴ』など。『アメリカン・バンドスタンド』は大変影響力のある音楽番組で、多くのアーティストがここからヒットをだし、成功を収めるようになった。
テレビ番組を製作する「ディック・クラーク・プロダクション」を設立。
グラミー賞に対抗して、1973年、一般的な人気を反映する「アメリカン・ミュージック・アワード」を設立し、授賞式をテレビ番組にした。
大晦日恒例の『ディック・クラークス・ニューイヤー・ロッキン・イヴ』は1972年から30年以上も続いている。ニューヨークのタイムズ・スクエアでのカウントダウン中継をするもの。2004年、心臓発作で番組を休んだが、このときは、30年以上で初めてのこと。翌年復帰。2011年の大晦日には、レディー・ガガが登場した。最近はメインの司会は後輩のライアン・シークレストに任せ、ディックはスタジオで顧問的に登場していた。
ディック・クラークは、音楽制作、ラジオ、テレビ、ツアーなどあらゆる分野で活躍。まさに今で言うところの「メディア・モーグル」(メディアの権力者、大御所)になった。
「ディック・クラーク・プロダクション」は、これまでに7500時間分の番組を制作してきたという。30本のレギュラー(たとえば、『アメリカン・バンドスタンド』など)から、250本を超えるスペシャル(特番)などを制作した。
ベイビーフェイスなクラークのニックネームは「ワールド・オールデスト・ティーンエイジャー」(世界でもっとも歳を取ったティーンエイジャー)というもの。
『アメリカン・バンドスタンド』は、1989年まで続き、多くのスターを生み出した。
若者向けロックン・ロールのアーティストをテレビに出演させ、ヒットさせたという意味で、「ロック育ての親」の一人とも言える。
OBITUARY>Clark, Dick (November 30, 1929 – April 18, 2012, 82 Year Old)
【Dick Clark Dies At 82: Pioneer Of TV, Music Industry】
訃報。
アメリカ音楽業界、エンタテインメント業界における大物司会者、起業家でもあるディック・クラークが2012年4月18日、ロスアンジェルスの病院で心臓発作のため死去した。82歳だった。すでに膨大な量のニューズ、コメンタリー、追悼記事がでている。今年の訃報でいえば、ホイットニー・ヒューストン以来の大きなニューズだ。
ディック・クラークは1929年(昭和4年)11月30日ニューヨーク州ブロンクスヴィル生まれ。ラジオDJから始まり、テレビ番組の司会者、番組プロデューサーなどもこなし、アメリカの音楽業界でもっとも影響力を持った業界人の一人。音楽業界にテレビを持ち込んだ、あるいはテレビに音楽番組を持ち込んだ、第一人者でもある。1952 年に始まっていた『アメリカン・バンドスタンド』は、1957年からクラークが司会に就任。1950年代後期から1960年代、1970年代にかけて、多数の新人シンガーたちを生み出し、スターにした。番組は1989年まで30年以上にわたって続いた。テレビの音楽番組としては、1948年から始まった『エド・サリヴァン・ショー』などと並んで大きな影響力があった。
これはレコードにあわせてスタジオに来ている観客が踊るというシンプルなフォーマットだったが、実際のシンガーも登場し、口パクで歌い人気となった。番組は、新しいアーティスト、新しいダンス、そして、新しいファッションを若者に紹介し、そうしたものに全米の若者が多大な影響を受けた。若者カルチャー全般を広く伝えた。また、この番組でも別の番組でもヒット曲のカウンタとダウン番組を始め、これも後に多くのフォロワーを生み出した。
ディック・クラークがひじょうにずば抜けていた点は、身なりも話し方もきちんとして、一見「保守風」に見え、ロックに眉をひそめるような固い大人たちに、新しいものをわかりやすく紹介してきた点。ちょうど二者の間を取り持ったわけだ。
『アメリカン・バンドスタンド』は初回から、男の子はネクタイをすること、女の子のスラックスは禁止、チューインガムは禁止、というルールを厳しく守らせた。
こうしてディック・クラークは、ロックン・ロールのアイコン、テレビ/ラジオのパイオニアとなった。
ディック・クラークは、アメリカにダンスを教えた人物、としても知られる。レコードにあわせてダンスを踊るという、今では当たり前のことが、1950年代にはまだまだ特別なことだった。それを全国放送のテレビ番組でやってのけた。また、フィラデルフィアをベースとする黒人ミュージシャンも積極的に出演させたため、同地からの黒人アーティストのヒットも多数生まれた。チャビー・チェッカーの「ツイスト」、ディー・ディー・シャープの「マッシュポテト」など。
この番組をヒントに黒人のドン・コーネリアスは、「黒人版・アメリカン・バンドスタンド」を作ろうというアイデアを思いつき、『ソウル・トレイン』を生み出し、成功を収めた。
多くのアーティスト、プロデューサーやラジオ・テレビ関係者から弔辞が届いている。
■ アメリカン・バンドスタンド30周年記念特別番組(1982年)
http://youtu.be/aMv1DQ8OChM
多数のアーティストが登場。11本のうちの1本。テディー・ペンダーグラス、マーヴィン・ゲイ、マイケル・ジャクソンらも登場。
評伝。
ディック・クラークは1929年(昭和4年)11月30日ニューヨーク州ブロンクスヴィル(マウント・ヴァーナン)生まれ。16歳のときに、ユティカの小さなラジオ局で郵便物を整理する雑用から始まり、徐々に階段を上り、1952年、22歳でフィラデルフィアの『キャラヴァン・オブ・ミュージック』というラジオ番組でしゃべりだすようになった。そのラジオ局が持つテレビ局で、1957年、すでに番組としてはあった『アメリカン・バンドスタンド』の司会者に就任。ディックはまだ26歳だった。当初はフィラデルフィアのローカル番組だったが、徐々に全国ネットになり、この番組は爆発的人気を獲得、ディックも人気となった。1958年までに、視聴者は全米で4000万人を越えるほどまでになった。その他テレビのクイズ番組『ピラミッド』、『ディック・クラークス・ニューイヤー・ロッキン・イヴ』など。『アメリカン・バンドスタンド』は大変影響力のある音楽番組で、多くのアーティストがここからヒットをだし、成功を収めるようになった。
テレビ番組を製作する「ディック・クラーク・プロダクション」を設立。
グラミー賞に対抗して、1973年、一般的な人気を反映する「アメリカン・ミュージック・アワード」を設立し、授賞式をテレビ番組にした。
大晦日恒例の『ディック・クラークス・ニューイヤー・ロッキン・イヴ』は1972年から30年以上も続いている。ニューヨークのタイムズ・スクエアでのカウントダウン中継をするもの。2004年、心臓発作で番組を休んだが、このときは、30年以上で初めてのこと。翌年復帰。2011年の大晦日には、レディー・ガガが登場した。最近はメインの司会は後輩のライアン・シークレストに任せ、ディックはスタジオで顧問的に登場していた。
ディック・クラークは、音楽制作、ラジオ、テレビ、ツアーなどあらゆる分野で活躍。まさに今で言うところの「メディア・モーグル」(メディアの権力者、大御所)になった。
「ディック・クラーク・プロダクション」は、これまでに7500時間分の番組を制作してきたという。30本のレギュラー(たとえば、『アメリカン・バンドスタンド』など)から、250本を超えるスペシャル(特番)などを制作した。
ベイビーフェイスなクラークのニックネームは「ワールド・オールデスト・ティーンエイジャー」(世界でもっとも歳を取ったティーンエイジャー)というもの。
『アメリカン・バンドスタンド』は、1989年まで続き、多くのスターを生み出した。
若者向けロックン・ロールのアーティストをテレビに出演させ、ヒットさせたという意味で、「ロック育ての親」の一人とも言える。
OBITUARY>Clark, Dick (November 30, 1929 – April 18, 2012, 82 Year Old)
◎シック・ナイル・ロジャーズ、バーナード・エドワーズの命日にライヴ~12月年末カウントダウンに再来日を発表
【Nile Rodgers : Live On Bernard’s Passing Day】
命日初日。
ファーストが押したということで、ちょっと遅れてまずナイル・ロジャーズが楽屋から一人ででてきて、観客のファンとあいさつをしながら、少しずつステージに。ファンから握手を求められたりして、なかなかステージまでいけない。そして、やっとステージにたどり着くと、楽屋出口で待機していたミュージシャンたちが、全員白のスーツに身を包み、ニューオーリーンズ風鼓笛隊のごとく、列を成して音を出しながら、ステージに向かう。いよいよシックのライヴの始まりだ。
ベースとドラム、その他の楽器が一気に音を出すと、もう1曲目にもかかわらず、そして初日もかかわらず満席の観客は総立ち。パーティーが始まった。
昨年の2度の来日を含め、通算13回目の来日。なんと前回は4月18日が最終日だったが、今回は初日が4月18日。4月18日は、もちろん、盟友親友バーナード・エドワーズの命日だ。
昨年は癌の手術をしてから初めてのライヴ・ツアーで、周囲も心配したが、今年は元気いっぱいの様子。冒頭でファンにあいさつをしながらステージにあがるだけでなく、ライヴ終了後も、逆サイド(入って奥側)からファンにもみくちゃにされながら、一人一人と話をしながら、楽屋までゆっくりと戻っていく。大サーヴィスぶりだ。
そして、楽屋に戻り、一息つくと、すぐに上の階でサイン会。ファンとのふれあいが本当に好きなんだな、と思う。
オリジナル。
ナイルが観客に尋ねる。「今日、初めてシックを見る人?」 すると何人かが手を上げた。1割もいないのではないか。まあ、恥ずかしくて手を上げなかったのかもしれないが、それでも、3割も「初めてのシック(ハジシク)」はいない様子。それだけリピーターが多いということだ。そして、続けて言った。「みなさんはごぞんじないかもしれませんが、今日ここで僕たちがプレイしている曲はすべて僕が、あるいは僕とパートナーのバーナードで、書いた曲なのです。僕たちはカヴァー・バンドじゃないんです。オリジナル・プレイヤーがプレイしています」
ヒット曲メドレーはとにかく盛り上がる。
この日ちょっとしたハプニングがあった。12曲目の「オープン・アップ」が終わった後、ラルフが歌う「レッツ・ダンス」に行くところで、フォラミとキムの女性シンガーが着替えて戻ってくるはずだったが、着るものにトラブルがあり、なかなか帰ってこなかった。そこで、ナイルやミュージシャンたちが遊びで適当にジャムセッションを始めた。
すると、2曲ほどほんのリフを弾いた後、ナイルがアース・ウィンド&ファイアーの「サン・ゴッデス(太陽の女神)」を弾き始めた。するとキーボードのリッチ・ヒルトンがそれをサポート、けっこうプレイした後、今度はサックスのビル・ホロマンが「ファンタジー」のメロディーを弾き出し、これまたけっこうプレイした。いわば、セットリストにはない「おまけ」だったのだが、けっこう受けた。
ライヴ・アンコールのところでナイルは言った。「今日、やった曲は僕たちが書いた曲だが、アース・ウィンド&ファイアーの曲は例外だ」と言ってまたまた受けていた。
彼らのライヴを見ていると、彼らの大ヒット曲「ウィ・アー・ファミリー」を地で行くように感じる。つまり、バンド・メンバーも、オーディエンスも、そして、ブルーノートのお店のスタッフも、シックの関係者もみな、ひとつのファミリーという感じがしてくる。みんな仲良く難しいこと考えずに、音楽を楽しもう、パーティーだ、って感じで、その「ファミリー」っぽさに、とても心温まる感じがする。きっと、それは、ナイル・ロジャーズ本人の「ウィ・アー・ファミリー」のスピリットがメンバーにも、そしてオーディエンスにもスタッフにも伝わっていくからなのだろう。
大発表。
ナイルのMCのなかで、大ニュースが発表された。今年の年末から年始にかけて、カウントダウンを含め約一週間再度来日するという。詳細は後日発表されるが、いずれにせよ、ブルーノートの今年のカウントダウンはシックになるということだ。
◎ライヴは土曜日まで、ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/nile-rodgers/
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Nile Rodgers(g,vo)
ナイル・ロジャーズ(ギター、ヴォーカル)
Kimberly Davis(vo)
キンバリー・デイヴィス(ヴォーカル)
Folami(vo)
フォラミ(ヴォーカル)
Bill Holloman(sax)
ビル・ホロマン(サックス)
Steve Jankowski(tp)
スティーヴ・ヤンコウスキ(トランペット)
Rich Hilton(key)
リッチ・ヒルトン(キーボード)
Selan Lerner(key)
セラン・リーナー(キーボード)
Jerry Barnes(b)
ジェリー・バーンズ(ベース)
Ralph Roll(ds)
ラルフ・ロール(ドラムス)
■ セットリスト ナイル・ロジャーズ、2012年4月18日水曜、ブルーノート東京
Setlist: Nile Rodgers, April 18, 2012
Nile appeared 21:48
show started 21:52
01.Intro (as the band walked through the crowd)
02.Hangin’
03.Everybody Dance
04.Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah)
05.I Want Your Love (Kim) (A riff of I Want To Take You Higher)
06.I’m Coming Out
07.Upside Down
08.He’s The Greatest Dance
09.We’re Family
10.Soup For One - Lady (Here Me Tonight) – Soup For One
11.Like A Virgin
12.Open Up
00.while waiting for Folami and Kim, they jammed Stella By Starlight – Giant Steps – Sun Goddess – Fantasy
13.Let’s Dance (Ralph)
14.Lost In Music (new, this year) (Folami)
15.Notorious (new, this year)
16.Thinking Of You
17.Chic Cheer
18.My Forbidden Lover – a riff of Beyonce’s Crazy In Love
19.Le Freak
00.Before encore, while introducing members, Ralph sings Biggie’s “One More Chance”, “Juicy”
20.Goodtimes – Rapper’s Delight – Goodtimes
21.Hangin’(as the band walked through the crowd)
Show ended 23:33
Nile left crowd 23:43
(2012年4月18日水曜、東京ブルーノート、ナイル・ロジャーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Rodgers, Nile
2012-
【Nile Rodgers : Live On Bernard’s Passing Day】
命日初日。
ファーストが押したということで、ちょっと遅れてまずナイル・ロジャーズが楽屋から一人ででてきて、観客のファンとあいさつをしながら、少しずつステージに。ファンから握手を求められたりして、なかなかステージまでいけない。そして、やっとステージにたどり着くと、楽屋出口で待機していたミュージシャンたちが、全員白のスーツに身を包み、ニューオーリーンズ風鼓笛隊のごとく、列を成して音を出しながら、ステージに向かう。いよいよシックのライヴの始まりだ。
ベースとドラム、その他の楽器が一気に音を出すと、もう1曲目にもかかわらず、そして初日もかかわらず満席の観客は総立ち。パーティーが始まった。
昨年の2度の来日を含め、通算13回目の来日。なんと前回は4月18日が最終日だったが、今回は初日が4月18日。4月18日は、もちろん、盟友親友バーナード・エドワーズの命日だ。
昨年は癌の手術をしてから初めてのライヴ・ツアーで、周囲も心配したが、今年は元気いっぱいの様子。冒頭でファンにあいさつをしながらステージにあがるだけでなく、ライヴ終了後も、逆サイド(入って奥側)からファンにもみくちゃにされながら、一人一人と話をしながら、楽屋までゆっくりと戻っていく。大サーヴィスぶりだ。
そして、楽屋に戻り、一息つくと、すぐに上の階でサイン会。ファンとのふれあいが本当に好きなんだな、と思う。
オリジナル。
ナイルが観客に尋ねる。「今日、初めてシックを見る人?」 すると何人かが手を上げた。1割もいないのではないか。まあ、恥ずかしくて手を上げなかったのかもしれないが、それでも、3割も「初めてのシック(ハジシク)」はいない様子。それだけリピーターが多いということだ。そして、続けて言った。「みなさんはごぞんじないかもしれませんが、今日ここで僕たちがプレイしている曲はすべて僕が、あるいは僕とパートナーのバーナードで、書いた曲なのです。僕たちはカヴァー・バンドじゃないんです。オリジナル・プレイヤーがプレイしています」
ヒット曲メドレーはとにかく盛り上がる。
この日ちょっとしたハプニングがあった。12曲目の「オープン・アップ」が終わった後、ラルフが歌う「レッツ・ダンス」に行くところで、フォラミとキムの女性シンガーが着替えて戻ってくるはずだったが、着るものにトラブルがあり、なかなか帰ってこなかった。そこで、ナイルやミュージシャンたちが遊びで適当にジャムセッションを始めた。
すると、2曲ほどほんのリフを弾いた後、ナイルがアース・ウィンド&ファイアーの「サン・ゴッデス(太陽の女神)」を弾き始めた。するとキーボードのリッチ・ヒルトンがそれをサポート、けっこうプレイした後、今度はサックスのビル・ホロマンが「ファンタジー」のメロディーを弾き出し、これまたけっこうプレイした。いわば、セットリストにはない「おまけ」だったのだが、けっこう受けた。
ライヴ・アンコールのところでナイルは言った。「今日、やった曲は僕たちが書いた曲だが、アース・ウィンド&ファイアーの曲は例外だ」と言ってまたまた受けていた。
彼らのライヴを見ていると、彼らの大ヒット曲「ウィ・アー・ファミリー」を地で行くように感じる。つまり、バンド・メンバーも、オーディエンスも、そして、ブルーノートのお店のスタッフも、シックの関係者もみな、ひとつのファミリーという感じがしてくる。みんな仲良く難しいこと考えずに、音楽を楽しもう、パーティーだ、って感じで、その「ファミリー」っぽさに、とても心温まる感じがする。きっと、それは、ナイル・ロジャーズ本人の「ウィ・アー・ファミリー」のスピリットがメンバーにも、そしてオーディエンスにもスタッフにも伝わっていくからなのだろう。
大発表。
ナイルのMCのなかで、大ニュースが発表された。今年の年末から年始にかけて、カウントダウンを含め約一週間再度来日するという。詳細は後日発表されるが、いずれにせよ、ブルーノートの今年のカウントダウンはシックになるということだ。
◎ライヴは土曜日まで、ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/nile-rodgers/
■過去ナイル・ロジャーズ関連記事
ナイル・ロジャーズ、1日だけのブルーノート・ライヴ
2011年05月31日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10907507216.html
(前回来日記事)
ナイル・ロジャーズ、万感の思いを込めて15周年ライヴ・スタート
2011年04月14日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10860777137.html
(前々回来日記事)
ナイル・ロジャーズ来日記念特集~過去ナイル関連記事
2011年04月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10861031113.html
(過去記事一覧)
■ナイル・ロジャーズ 『エヴリバディ・ダンス』最新ベスト・ヒット集(ライナーノーツ・吉岡正晴)
シックとしての大ヒット曲すべて、さらにプロデュース楽曲などを2枚組みに網羅。もし最初に買うのであれば、完全お勧め盤。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004L295PO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Nile Rodgers(g,vo)
ナイル・ロジャーズ(ギター、ヴォーカル)
Kimberly Davis(vo)
キンバリー・デイヴィス(ヴォーカル)
Folami(vo)
フォラミ(ヴォーカル)
Bill Holloman(sax)
ビル・ホロマン(サックス)
Steve Jankowski(tp)
スティーヴ・ヤンコウスキ(トランペット)
Rich Hilton(key)
リッチ・ヒルトン(キーボード)
Selan Lerner(key)
セラン・リーナー(キーボード)
Jerry Barnes(b)
ジェリー・バーンズ(ベース)
Ralph Roll(ds)
ラルフ・ロール(ドラムス)
■ セットリスト ナイル・ロジャーズ、2012年4月18日水曜、ブルーノート東京
Setlist: Nile Rodgers, April 18, 2012
Nile appeared 21:48
show started 21:52
01.Intro (as the band walked through the crowd)
02.Hangin’
03.Everybody Dance
04.Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah)
05.I Want Your Love (Kim) (A riff of I Want To Take You Higher)
06.I’m Coming Out
07.Upside Down
08.He’s The Greatest Dance
09.We’re Family
10.Soup For One - Lady (Here Me Tonight) – Soup For One
11.Like A Virgin
12.Open Up
00.while waiting for Folami and Kim, they jammed Stella By Starlight – Giant Steps – Sun Goddess – Fantasy
13.Let’s Dance (Ralph)
14.Lost In Music (new, this year) (Folami)
15.Notorious (new, this year)
16.Thinking Of You
17.Chic Cheer
18.My Forbidden Lover – a riff of Beyonce’s Crazy In Love
19.Le Freak
00.Before encore, while introducing members, Ralph sings Biggie’s “One More Chance”, “Juicy”
20.Goodtimes – Rapper’s Delight – Goodtimes
21.Hangin’(as the band walked through the crowd)
Show ended 23:33
Nile left crowd 23:43
(2012年4月18日水曜、東京ブルーノート、ナイル・ロジャーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Rodgers, Nile
2012-
◎マサ・コハマ・スペシャル~第7回
2012年4月19日 音楽◎マサ・コハマ・スペシャル~第7回
【Masa Kohama Special: Versatile Guitarlist】
安定感。
すっかり人気公演となった「マサ・コハマ・スペシャル」、2011年7月、9月、12月に続いての第7回。満員。だいたいワンクールに1回ですか。いいペースです。第二回以外、ほぼ全部見てる感じ。ここまで来ると2回を逃したのが悔やまれる。(笑) 今回は13日の金曜日スペシャル。
ケイリブ・ジェームス(キーボード)、マサ・コハマ(ギター)、ジェイ・スティックス(ドラムス)、ジーノ日野賢二(ベース)のたった4人が繰り出すファンキー&ロッキンなライヴ。4人だけでこれだけのきちっとした音が出せるのが、ほんといいなあ。鉄壁な4人だ。
毎回ちょこちょこセットリストを入れ替えてくれるので飽きない。このところ定例となり人気の「マイケル・ジャクソン・コーナー」に加え、前回から「昭和歌謡コーナー」を作り、今回は加山雄三の「君といつまでも」を。途中でナレーションまでいれて、大受け。(笑)
ライヴ見てて思った。マサさん、リクエスト! この昭和歌謡コーナーで、「上を向いて歩こう(Sukiyaki)」やってください。それから、ギター・リフで有名な曲のリメイクなんか。思いついたのが、ヴェンチャーズ。一番有名な「ウォーク・ドント・ラン」なんていかが?
あるいは、アル・マッケイにリクエストし続けているアースの「バック・オン・ザ・ロード」。ギター・ソロがいいんです。古くてロックですが、ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」、ドゥービー・ブラザーズの「チャイナ・グローヴ」あたりは、ギターを大々的にフィーチャーしたマサ・コハマ・スペシャル向き。こんご選曲、ご検討ください。
それにしても、セットリストをごらんいただければわかるが、実にヴァラエティーに富んだ選曲の流れが実におもしろい。セカンド・セットなど、ソウル~ブルーズ~グランジ~昭和歌謡~フュージョン~ネオ・ソウル~ラテン・ロック。なんという多様性。
■過去マサ・コハマ・スペシャル・ライヴ評
マサ・コハマ・スペシャル パート6~ますます多様性見せるギタリスト
2011年12月31日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11121352523.html
2011年09月18日(日)
マサ小浜スペシャル・パート5
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110918.html
2011年07月09日(土)
マサ小浜スペシャルVol 4
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10946888458.html
2011年06月07日(火)
ユリ・マサ・ライヴ~自由度の高いライヴ:Juju、トータス松本さん飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10915057661.html
2011年03月12日(土)
マサ小浜3回目のライヴ~「レッド・マサ・スペシャル」、アツシ飛び入りも
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10827190545.html
2010年07月09日(金)
マサ小浜、初ソロ・ライヴ~ソウルとファンクとスムース・ジャズと
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10584972682.html
■メンバー
(G)マサ小浜
(Key/Vo)Kaleb James
(B)日野JINO賢二
(Ds)Jay Stixx
■ セットリスト マサ・コハマ・スペシャルVol 7
Setlist: Masa Kohama Specil, April 13, 2012, Friday
[ ] denotes original artists
Show started 19:49
01.Let The Goodtimes Roll [Louis Jordan, Ray Charles]
02.Yearnin For Your Love [Gap Band]
03.That’s The Way Love Goes [Janet]
04.Anytime, Anywhere [Janet]
05.Just Friends [Musiqsoulchild]
06.P.Y.T [Michael Jackson]
07.You’re Not Alone [Michael Jackson]
08.Money For Nothing [Dire Straights]
09.Little Wing [ Jimi Hendrix]
Performance ended 20:56
Performance started 21:28
01.Cross Road [Robert Johnson]
02.Time Will Reveal [Debarge]
03.Doing Wrong Woman Blues [Johnny Guitar Watson]
04.Smells Like Teen Spirit [Nirvana]
05.Kimi To Itsumademo [Kayama Yuzo]
06.Nothing But A Party [George Benson]~A riff of Never Too Much, Billie Jean
07.Untitled [D’Angelo]
08.Black Magic Woman [Santana]
Enc. Purple Rain [Prince]
Show ended 22:37
(2012年4月13日金曜、目黒・ブルースアレイ、マサ・コハマ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Masa, Kohama
2012-
【Masa Kohama Special: Versatile Guitarlist】
安定感。
すっかり人気公演となった「マサ・コハマ・スペシャル」、2011年7月、9月、12月に続いての第7回。満員。だいたいワンクールに1回ですか。いいペースです。第二回以外、ほぼ全部見てる感じ。ここまで来ると2回を逃したのが悔やまれる。(笑) 今回は13日の金曜日スペシャル。
ケイリブ・ジェームス(キーボード)、マサ・コハマ(ギター)、ジェイ・スティックス(ドラムス)、ジーノ日野賢二(ベース)のたった4人が繰り出すファンキー&ロッキンなライヴ。4人だけでこれだけのきちっとした音が出せるのが、ほんといいなあ。鉄壁な4人だ。
毎回ちょこちょこセットリストを入れ替えてくれるので飽きない。このところ定例となり人気の「マイケル・ジャクソン・コーナー」に加え、前回から「昭和歌謡コーナー」を作り、今回は加山雄三の「君といつまでも」を。途中でナレーションまでいれて、大受け。(笑)
ライヴ見てて思った。マサさん、リクエスト! この昭和歌謡コーナーで、「上を向いて歩こう(Sukiyaki)」やってください。それから、ギター・リフで有名な曲のリメイクなんか。思いついたのが、ヴェンチャーズ。一番有名な「ウォーク・ドント・ラン」なんていかが?
あるいは、アル・マッケイにリクエストし続けているアースの「バック・オン・ザ・ロード」。ギター・ソロがいいんです。古くてロックですが、ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」、ドゥービー・ブラザーズの「チャイナ・グローヴ」あたりは、ギターを大々的にフィーチャーしたマサ・コハマ・スペシャル向き。こんご選曲、ご検討ください。
それにしても、セットリストをごらんいただければわかるが、実にヴァラエティーに富んだ選曲の流れが実におもしろい。セカンド・セットなど、ソウル~ブルーズ~グランジ~昭和歌謡~フュージョン~ネオ・ソウル~ラテン・ロック。なんという多様性。
■過去マサ・コハマ・スペシャル・ライヴ評
マサ・コハマ・スペシャル パート6~ますます多様性見せるギタリスト
2011年12月31日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11121352523.html
2011年09月18日(日)
マサ小浜スペシャル・パート5
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110918.html
2011年07月09日(土)
マサ小浜スペシャルVol 4
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10946888458.html
2011年06月07日(火)
ユリ・マサ・ライヴ~自由度の高いライヴ:Juju、トータス松本さん飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10915057661.html
2011年03月12日(土)
マサ小浜3回目のライヴ~「レッド・マサ・スペシャル」、アツシ飛び入りも
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10827190545.html
2010年07月09日(金)
マサ小浜、初ソロ・ライヴ~ソウルとファンクとスムース・ジャズと
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10584972682.html
■メンバー
(G)マサ小浜
(Key/Vo)Kaleb James
(B)日野JINO賢二
(Ds)Jay Stixx
■ セットリスト マサ・コハマ・スペシャルVol 7
Setlist: Masa Kohama Specil, April 13, 2012, Friday
[ ] denotes original artists
Show started 19:49
01.Let The Goodtimes Roll [Louis Jordan, Ray Charles]
02.Yearnin For Your Love [Gap Band]
03.That’s The Way Love Goes [Janet]
04.Anytime, Anywhere [Janet]
05.Just Friends [Musiqsoulchild]
06.P.Y.T [Michael Jackson]
07.You’re Not Alone [Michael Jackson]
08.Money For Nothing [Dire Straights]
09.Little Wing [ Jimi Hendrix]
Performance ended 20:56
Performance started 21:28
01.Cross Road [Robert Johnson]
02.Time Will Reveal [Debarge]
03.Doing Wrong Woman Blues [Johnny Guitar Watson]
04.Smells Like Teen Spirit [Nirvana]
05.Kimi To Itsumademo [Kayama Yuzo]
06.Nothing But A Party [George Benson]~A riff of Never Too Much, Billie Jean
07.Untitled [D’Angelo]
08.Black Magic Woman [Santana]
Enc. Purple Rain [Prince]
Show ended 22:37
(2012年4月13日金曜、目黒・ブルースアレイ、マサ・コハマ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Masa, Kohama
2012-
△ 2パック蘇る~将来の可能性を秘めるホログラムの技術
2012年4月18日 音楽△ 2パック蘇る~将来の可能性を秘めるホログラムの技術
【2Pac Alive At Coachella Music Festival Through Hologram】
蘇り。
2000年代に入って大きな規模になっている音楽フェス「コーチェラ」(カリフォルニア州インディアで開催)の2012年4月15日のライヴ中、ドクター・ドレ&スヌープ・ドッグのステージに、デジタル・ホログラムで再生された故2パックが登場した。途中リアルなスヌープとコラボもある。
これはアカデミー賞受賞しているジェームス・キャメロンのチームが製作したもの。
最後がまたかっこいい
http://youtu.be/A7SoPVDOllk
これにともない、2パックのホログラムを作ったチームが「ホログラム・トゥーパック」と題してツイッターを開始。
@HologramTupac
自分の紹介にはこう書いてある。
I rap and I’m a hologram.
Westside ·
しかし、この映像を見ると、まるでステージにいるようにさえ見える。もちろん、リアルで見たら、ホログラムとわかるのだろうが、2次元のスクリーンに映す映像とは明らかに違う。
途中でリアルなスヌープがでてきて、2パックがホログラムだとわかるが、このコラボレーションもおもしろい。
そして、最後がまたかっこいい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000FCBH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++
ゴースト・デュエット。
ナタリー・コールが父親ナット・キング・コールといわゆる「ゴースト・デュエット」でデュエットしているが、これだと、さらによりリアルになった感じがする。
このやり方でマイケル・ジャクソンのホログラムを使えたら、将来、ショーすべてをマイケルのホログラムでやる公演などもできるのではないだろうか。マイケルだけでなく、エルヴィスも、ビートルズも。
本当に技術の革新ってすごい。
+++
コーチェラ。
ちなみにこの「コーチェラ」という音楽フェスは今年は4月13日~15日、20日から22日までの2週間の週末3日間、カリフォルニア州インディオで行なわれている大規模なロック・フェス。プロモーター、AEGが企画運営し1999年から始まっているが、2000年代に入り、日程・参加アーティストなども爆発的に伸びてきている。ロック、ヒップホップ系アーティストなどが多数出演する。
http://www.coachella.com/lineup/grid/alphabetical/2
http://www.coachella.com/index.php
ENT>NEWS>2Pac
ENT>Coachella
【2Pac Alive At Coachella Music Festival Through Hologram】
蘇り。
2000年代に入って大きな規模になっている音楽フェス「コーチェラ」(カリフォルニア州インディアで開催)の2012年4月15日のライヴ中、ドクター・ドレ&スヌープ・ドッグのステージに、デジタル・ホログラムで再生された故2パックが登場した。途中リアルなスヌープとコラボもある。
これはアカデミー賞受賞しているジェームス・キャメロンのチームが製作したもの。
最後がまたかっこいい
http://youtu.be/A7SoPVDOllk
これにともない、2パックのホログラムを作ったチームが「ホログラム・トゥーパック」と題してツイッターを開始。
@HologramTupac
自分の紹介にはこう書いてある。
I rap and I’m a hologram.
Westside ·
しかし、この映像を見ると、まるでステージにいるようにさえ見える。もちろん、リアルで見たら、ホログラムとわかるのだろうが、2次元のスクリーンに映す映像とは明らかに違う。
途中でリアルなスヌープがでてきて、2パックがホログラムだとわかるが、このコラボレーションもおもしろい。
そして、最後がまたかっこいい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000FCBH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++
ゴースト・デュエット。
ナタリー・コールが父親ナット・キング・コールといわゆる「ゴースト・デュエット」でデュエットしているが、これだと、さらによりリアルになった感じがする。
このやり方でマイケル・ジャクソンのホログラムを使えたら、将来、ショーすべてをマイケルのホログラムでやる公演などもできるのではないだろうか。マイケルだけでなく、エルヴィスも、ビートルズも。
本当に技術の革新ってすごい。
+++
コーチェラ。
ちなみにこの「コーチェラ」という音楽フェスは今年は4月13日~15日、20日から22日までの2週間の週末3日間、カリフォルニア州インディオで行なわれている大規模なロック・フェス。プロモーター、AEGが企画運営し1999年から始まっているが、2000年代に入り、日程・参加アーティストなども爆発的に伸びてきている。ロック、ヒップホップ系アーティストなどが多数出演する。
http://www.coachella.com/lineup/grid/alphabetical/2
http://www.coachella.com/index.php
ENT>NEWS>2Pac
ENT>Coachella
◎ ファット・ファンクション~TOP+AWB+INC
2012年4月17日 音楽◎ファット・ファンクション~TOP+AWB+INC
【Phat Phunktion Live】
西海岸。
1970年代から活躍するファンク・グループ、タワー・オブ・パワー、アヴェレージ・ホワイト・バンドなどと同系統のアメリカ西海岸のグループ、ファット・ファンクションのライヴ。2011年11月にライヴが予定されていたが、中止となっていて、そのリヴェンジ。2006年2月東京・大阪のクラブクアトロでのライヴ以来2度目の来日。
キーボード、ドラムス、ギター、ベース、サックス、トランペット2、トロンボーン、パーカッションの9人編成という大型グループ。
やはり、タワー・オブ・パワー・ジュニアというイメージが強い。タワー・オブ・パワー(TOP)やアヴェレージ・ホワイト・バンド(AWB)とインコグニート(INC)をミキサーにかけてがーっとまわし、出てきたジュースといったようなサウンドだ。
なかなか心地いい軽いファンクという印象をもった。おもしろかったのが、アースの「ジュピター」をカヴァーしたり、アンコールでタワー・オブ・パワーの「ホワット・イズ・ヒップ」をカヴァーしていたこと。やはりこの手は盛り上がる。
ライヴにタワー・オブ・パワー・ファンクラブ会長の櫻井さんがいて、久々に立ち話。なんとファーストから通しで見ていたそうで、セカンド・セットのアンコール「ホワット・イズ・ヒップ」は、ファーストにはなかったそう。「(このライヴに)来ないわけないでしょう。(笑) こういうのは欠かしません。横浜も行きますよ。次はタワー関連のリチャード・エリオットです」と元気一杯。櫻井さんがリチャードを追っかけて香港まで見に行ったとか、一緒に食事をしたという話をひとしきり披露され、これまたトーク大全開でおもしろかった。
■ファット・ファンクション最新作
Real Life・・・High Fidelityposted with amazlet at 12.04.16ファット・ファンクション UP FRONT WORKS Z = MUSIC = (2011-11-02)売り上げランキング: 10374Amazon.co.jp で詳細を見る
■前作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000MAFY36/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー ファット・ファンクション
Tim Whalen (key,vo)
Al Falaschi (sax,vo)
Courtney Larsen (tb,vo)
Jon Schipper (tp)
Jim Doherty (tp)
Vincent Jesse (g)
Nick Moran (b)
Darvonte "Turbo" Murray (ds)
Pauli Ryan (per)
■セットリスト
Setlist : Phat Phunktion @ Cotton Club, April 12, 2012
Show started 21:31
1. Never Be The Same
2. Whatcha Gonna Do?
3. Chunky But Funky
4. With You
5. Don’t Destroy The Funk
6. You Want It All
7. Untitiled
8. Jupiter
9. Miss Madison
10. You And Me
11. Stand Up
Enc. What is Hip?
Show ended 22:46
(2012年4月12日木曜、丸の内コットンクラブ、ファット・ファンクション・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Phat Phunktion
2012-49
【Phat Phunktion Live】
西海岸。
1970年代から活躍するファンク・グループ、タワー・オブ・パワー、アヴェレージ・ホワイト・バンドなどと同系統のアメリカ西海岸のグループ、ファット・ファンクションのライヴ。2011年11月にライヴが予定されていたが、中止となっていて、そのリヴェンジ。2006年2月東京・大阪のクラブクアトロでのライヴ以来2度目の来日。
キーボード、ドラムス、ギター、ベース、サックス、トランペット2、トロンボーン、パーカッションの9人編成という大型グループ。
やはり、タワー・オブ・パワー・ジュニアというイメージが強い。タワー・オブ・パワー(TOP)やアヴェレージ・ホワイト・バンド(AWB)とインコグニート(INC)をミキサーにかけてがーっとまわし、出てきたジュースといったようなサウンドだ。
なかなか心地いい軽いファンクという印象をもった。おもしろかったのが、アースの「ジュピター」をカヴァーしたり、アンコールでタワー・オブ・パワーの「ホワット・イズ・ヒップ」をカヴァーしていたこと。やはりこの手は盛り上がる。
ライヴにタワー・オブ・パワー・ファンクラブ会長の櫻井さんがいて、久々に立ち話。なんとファーストから通しで見ていたそうで、セカンド・セットのアンコール「ホワット・イズ・ヒップ」は、ファーストにはなかったそう。「(このライヴに)来ないわけないでしょう。(笑) こういうのは欠かしません。横浜も行きますよ。次はタワー関連のリチャード・エリオットです」と元気一杯。櫻井さんがリチャードを追っかけて香港まで見に行ったとか、一緒に食事をしたという話をひとしきり披露され、これまたトーク大全開でおもしろかった。
■ファット・ファンクション最新作
Real Life・・・High Fidelityposted with amazlet at 12.04.16ファット・ファンクション UP FRONT WORKS Z = MUSIC = (2011-11-02)売り上げランキング: 10374Amazon.co.jp で詳細を見る
■前作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000MAFY36/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー ファット・ファンクション
Tim Whalen (key,vo)
Al Falaschi (sax,vo)
Courtney Larsen (tb,vo)
Jon Schipper (tp)
Jim Doherty (tp)
Vincent Jesse (g)
Nick Moran (b)
Darvonte "Turbo" Murray (ds)
Pauli Ryan (per)
■セットリスト
Setlist : Phat Phunktion @ Cotton Club, April 12, 2012
Show started 21:31
1. Never Be The Same
2. Whatcha Gonna Do?
3. Chunky But Funky
4. With You
5. Don’t Destroy The Funk
6. You Want It All
7. Untitiled
8. Jupiter
9. Miss Madison
10. You And Me
11. Stand Up
Enc. What is Hip?
Show ended 22:46
(2012年4月12日木曜、丸の内コットンクラブ、ファット・ファンクション・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Phat Phunktion
2012-49
●アンドリュー・ラヴ(メンフィス・ホーンズ)、70歳で死去~裏方の匠
2012年4月16日 音楽●アンドリュー・ラヴ(メンフィス・ホーンズ)、70歳で死去~裏方の匠
【Andrew Love (Memphis Horns) Dies At 70】
訃報。
メンフィス・サウンドの要でもある「メンフィス・ホーンズ」のメンバーでサックス奏者のアンドリュー・ラヴが、2012年4月12日、メンフィスの自宅で死去した。70歳だった。2002年頃からアルツハイマー病を患っており、合併症での死去。アンドリューらは、オーティス・レディングのヒットの数々、エディー・フロイドの「ノック・オン・ウッド」、サム&デイヴの「ホールド・オン・アイム・カミング」など一連のヒットなどで印象的なホーン・セクションを聴かせている。
評伝。
アンドリュー・ラヴは、1941年11月21日テネシー州メンフィス生まれ。地元の高校、オクラホマの大学を経て、1965年までにスタックスのハウス・バンドの一員に。盟友、ウェイン・ジャクソンとは1962年頃知り合っている。ウェインとアンドリューは個人的にも大変親しくなり、徐々に一緒に仕事をすることも多くなっていく。
この頃、ウェインはすでにスタックスの最初のハウス・バンド、マーキーズで活動、一方、アンドリューは学校の休みのときなど、父親が持つ教会のバンドでサックスをプレイしたり、後に、ウィリー・ミッチェルのハイ・レコードなど、多くのメンフィスでのレコーディング・セッションに参加した。
スタックスのシンガー・アーティスト、ルーファス・トーマス、サム&デイヴ、アイザック・ヘイズなど多数のレコーディングにつきあうだけでなく、同じくメンフィスのハイ・レコードのアーティスト、アル・グリーン、アン・ピーブルズなどの作品でも参加。
1967年のモンタレー・フェスティヴァルには、彼らもオーティスらのバックとして参加している。
実質的なスタックスのハウス・バンドだった彼らは、スタックスからは専属になって欲しいと言われたが、フリーランスで活動することを選択。
1969年に同じくスタックス・レコードのハウス・バンドだったマーキーズのメンバー、ウェイン・ジャクソン(1941年11月24日メンフィス生まれ。トランペット。白人)らとメンフィス・ホーンズを結成。当初はウェイン・ジャクソン、アンドリュー・ラヴ、ルイス・コリンズ、ジャック・ヘイル、エド・ローガン、ジェームス・ミッチェルら。セッションによって若干他のメンバーが入ったりもする。
また、その他ここを訪れるソウル・アーティスト、アリーサ・フランクリン、ウィルソン・ピケットなどだけでなく、ポップ・アーティストにもホーン・セクションの音を提供した。ニール・ダイアモンド、ドゥービー・ブラザーズ、U2、ダスティー・スプリングフィールドなどもここに来てメンフィス・ホーンズを録音している。また、スティング、ピーター・ゲイブリエルなども彼らを起用している。
代表曲には、エルヴィス・プレスリーの「サスピシャス・マインド」、ニール・ダイアモンドの「スイート・キャロライン」、アル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」、ダスティー・スプリングフィールドの「ソン・オブ・ア・プリチャーマン」など多数。
1970年代には「メンフィス・ホーンズ」名義でアルバムを発表するようになり、それらは『メンフィス・ホーンズ』など9枚を数える。
徐々にメンバーが減り、現在はアンドリューとウェインの二人になっていた。
メンフィス・ホーンズは、83枚のゴールド、プラチナム・レコードで、52曲のナンバーワン・レコードでプレイしている、という。
2008年、メンフィス・ホーンズはミュージシャンズ・ホール・オブ・フェイムに選ばれた。
また今年(2012年)2月、メンフィス・ホーンズの二人はグラミー賞「ライフ・タイム・アチーヴメント賞」を受賞。これをインストゥルメンタル・グループで受賞するのは、ファンク・ブラザーズについで二組目だ。どちらも1960年代のソウル・ミュージックの歴史において重要なサイドメンたちと言える。
アンドリュー・ラヴは、ツアーなどから2000年に引退していたが、ときどき、レコーディングの仕事は引き受けていた、という。ニール・ヤング、トニー・ジョー・ホワイトら親しいアーティストのものは、レコーディングにつきあっていたようだ。
裏方。
彼らのレコーディングはシンプルで、スタジオに入り、リズム・トラックを聞くと、すぐにトランペット、サックスのリフを考え、まず1回録音、さらに同じものをもう一度録音(ダブル)、そして別のトロンボーンなどが必要であれば付け加えて録音ということで大体3回くらいでレコーディングは終了していたという。ホーンのリフは、ほとんどすべて彼らが考えていた。
彼らはまさに裏方だが、そのプロフェッショナリズムは音楽業界で一目置かれていた。グラミーの「生涯功労賞」が与えられたのも、もちろんそうしたことを反映してのもの。
独特のホーン・セクションは、メンフィス・ソウルを世界に知らしめる大きな原動力となった。
■昨日の「ソウル・サーチン」では、そのご紹介をしました。期間限定公開ポッドキャスト。
http://soundcloud.com/soul_searcher_2/01ss20120415
++++
告別式は2012年4月20日現地時間午後5時から、Mt. Nebo Baptist Church, 555 Vance, Memphis, TNで行なわれる。4月21日午前11時から同地で葬儀。
+++++
OBITUARY>Love, Andrew (November 21, 1941 – April 12, 2012, 70 year-old)
▲▽ 元アムリタ店長が新バー「エレクトリック神社」をオープン
2012年4月15日 音楽▲▽ 元アムリタ店長が新バー「エレクトリック神社」をオープン
【Bar “Electric Jinja” Newly Opened By Former Amrta Stuff】
新開店。
昨年(2011年)12月でクローズした西麻布の名物バー「アムリタ」の店長だった板垣賢志さんが2012年4月11日(水曜)六本木に新しくバー「Electrik 神社」をオープンした。約25坪のお店には賢志さんが持っていた楽器やCDJ、ミキサーなどを運び込み、ゆくゆくは小規模のライヴなどもしていくという。
さっそくオープン初日に顔を出すと、マルやさかいゆうさん、キーボードの柴田さんらがいて、後からトクなども来るという。
いずれかつての「トクズ・ラウンジ」的なライヴ、もしくはイヴェントができたらいいなあ、と賢志さんは言っている。
現在のところ営業時間は午後9時から朝5時までの、「9to5(ナイン・トゥ・ファイヴ)」。始発で帰れるようにした。また定休日は、まだ決めていない。チャージは通常はなし。音楽イヴェントがあるときだけ、若干チャージをつけるかもしれない、とのこと。
場所は六本木交差点からスイートベイジルの方に芋洗い坂(いもあらいざか)を降りていき、スイートベイジルの向かい牛丼「すき屋」の地下一階。
店の前は道が狭く路駐厳禁。近くのコインパーキングは15分500円(1時間で2000円、上限なし)などバカ高いので、少し歩くが、麻布十番の公営地下駐車場がお勧め。午前8時~午後10時まで 200円/30分
夜間料金 午後10時~翌午前8時まで 100円/60分
一日上限1800円
■ バー Electrik 神社
住所 106-0032 東京都港区六本木5-9-22 第二千陽ビルB1
電話 090-2177-8457
メール electric.jinja@me.com
オープン 2012年4月11日(水)
営業時間 21時~翌朝5時
定休日 未定
BAR>Electric Jinja
【Bar “Electric Jinja” Newly Opened By Former Amrta Stuff】
新開店。
昨年(2011年)12月でクローズした西麻布の名物バー「アムリタ」の店長だった板垣賢志さんが2012年4月11日(水曜)六本木に新しくバー「Electrik 神社」をオープンした。約25坪のお店には賢志さんが持っていた楽器やCDJ、ミキサーなどを運び込み、ゆくゆくは小規模のライヴなどもしていくという。
さっそくオープン初日に顔を出すと、マルやさかいゆうさん、キーボードの柴田さんらがいて、後からトクなども来るという。
いずれかつての「トクズ・ラウンジ」的なライヴ、もしくはイヴェントができたらいいなあ、と賢志さんは言っている。
現在のところ営業時間は午後9時から朝5時までの、「9to5(ナイン・トゥ・ファイヴ)」。始発で帰れるようにした。また定休日は、まだ決めていない。チャージは通常はなし。音楽イヴェントがあるときだけ、若干チャージをつけるかもしれない、とのこと。
場所は六本木交差点からスイートベイジルの方に芋洗い坂(いもあらいざか)を降りていき、スイートベイジルの向かい牛丼「すき屋」の地下一階。
店の前は道が狭く路駐厳禁。近くのコインパーキングは15分500円(1時間で2000円、上限なし)などバカ高いので、少し歩くが、麻布十番の公営地下駐車場がお勧め。午前8時~午後10時まで 200円/30分
夜間料金 午後10時~翌午前8時まで 100円/60分
一日上限1800円
■ バー Electrik 神社
住所 106-0032 東京都港区六本木5-9-22 第二千陽ビルB1
電話 090-2177-8457
メール electric.jinja@me.com
オープン 2012年4月11日(水)
営業時間 21時~翌朝5時
定休日 未定
BAR>Electric Jinja
◆# 1972年5月の衝撃~ベスト10、8曲をブラック・アーティストが独占: シャイ・ライツ「オー・ガール」のヒットから(パート2)
(昨日の「オー・ガール」誕生秘話の続き)
【Oh Girl And May 1972】
全米トップ40。
1972年4月から5月にかけては、けっこう音楽好き、洋楽好きだった僕にとっては大きなターニング・ポイントだった。
何がターニング・ポイントかといえば、『全米トップ40』がFEN(現在のAFRTS、米軍放送)で始まったのだ。当初は土曜の午後1時から2時の1時間番組で、ビルボード・ホット100の13位前後から1位までをカウントダウンしていた。最初はカウントダウン番組だとは思っていたが、それがビルボードのホット100を下からかけているのに気づくのはしばらくたってからだ。番組の中ではケイシー・ケイスンは、なぜかビルボードの名前をほとんど言っていなかったと思う。
ケイシー・ケイスンの軽快な分り易い英語のDJ、ひじょうによく練られた台本で、毎週必ず聴くようになった。ここで紹介されるアーティスト情報は、斬新で知らないことがとても多く、とても有益で勉強になった。
当初はこれが40曲を3時間かけて紹介する番組などということは知らずに、ただ上位の曲を下から順にかけていくのだと思っていた。しかし、しばらくして、これが2時間枠で放送されるようになり、さらに3時間放送され、40曲すべてが聞けるようになる。なるほど、オリジナルは3時間番組だったのだ、と知ることになる。
そして、この番組が日本のAM局ラジオ関東(当時)で始まるのが、1972年10月からである。湯川れい子さん、坂井隆夫さんの名DJ、解説で放送される。ラジオ関東の『全米トップ40』は土曜夜10時から3時間の放送だったので、当初は土曜日は昼間にFENでベスト13曲程度(週によって12~14曲だったり。曲の長さで変わる)、夜に40曲すべてが聴けるようになった。
「オー・ガール」は、FENや『全米トップ40』で聞いていたころ、ポップ・チャートでトップ10入りを果たし、5月27日付けビルボード・ホット100で1位になる。本当にリアル・タイムでよくかかっていた。もちろん、ビルボードで1位だから、同番組でも毎週かかっていた。
「オー・ガール」は、それまで6週間1位を続けていたロバータ・フラックの「ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス(愛は面影の中に)」を蹴落として1位になった。
トップ8。
そして、これに先立つ1972年5月13日付けビルボード・ホット100でちょっとした記録が打ち立てられた。それは、ホット100(ポップ・チャート)のベスト10のうち上位8曲がブラック・アーティストによって独占されたのである。
上位からランクは次の通り。
1.The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack
2.I Gotcha / Joe Tex
3.Oh Girl / Chi-Lites
4.I’ll Take You There / Staple Singers
5.Rockin’ Robin / Michael Jackson
6.Betcha By Golly Wow / Stylistics
7.Look What You Done For Me / Al Green
8.Day Dreamin / Aretha Franklin
9.Back Off Boogaloo / Ringo Starr
10.A Horse With No Name / America
このリストをごらんになるとお分かりになると思うが、なんと1位から8位までブラック・アーティストが独占した。これは衝撃的だった。僕もごたぶんに漏れずトップ40からはいってきたのだが、だんだんその中でも好きな曲というのが絞られてきていて、それらがたまたま全部黒人がやっていたことに気づく。で、どうやら自分はこういうのが好きみたいだということになり、ホット100のチャートだけでなく、当時のソウル・チャートを追いかけるようになる。そして、ソウル好きになっていく。
そういう意味で、この1972年5月のポップ・チャートでのトップ10中8曲独占というのは、ブラック・ミュージック全盛を印象付ける象徴的な出来事だった。その8曲ともどれも大好きだが、その中の1曲にこのシャイ・ライツの「オー・ガール」があったから、格別の思いがある。
ヴァラエティー。
そしてこのブラックの8曲をよく見ると、一口にブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックと言ってもとてもヴァラエティーに富んでいて、ブラック・ミュージックにもさまざまなタイプがあることがわかる。
日本で「ニュー・ソウル」などと呼ばれたまさに新しい感覚の知的なソウル、ロバータ・フラック、ジェームス・ブラウン・タイプの従来風のファンキーな味わいのシャウト系ソウル、シカゴ・サウンド、今で言うメローでスイートなソウル、チャイ・ライツ、ゴスペルのステイプル・シンガーズ、オールディーズ、またポップ・ソウル、バブルガム・ソウル、マイケル・ジャクソン(「ロッキン・ロビン」はボビー・デイのカヴァー曲)、フィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)のスタイリスティックス、メンフィス・ソウルのアル・グリーン、クイーン・オブ・ソウル、レディー・ソウル・ナンバーワンのアリーサ。ということで、言ってみれば、この8アーティストを見ると、それは当時のソウル・ミュージック界をじつにうまく凝縮しているような感さえある。
これにスティーヴィー、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイなどのモータウン勢や、カーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウンらがはいれば、ほぼ大きな流れはつかめるほどうまく凝縮されているのだ。
1970年代にさまざまなソウル・ミュージックのタイプが全米の音楽シーンでもてはやされ、隆盛を極めていく。このあたりから当時高校生だった僕のソウル・ミュージックへの熱が一気に加速してきたような気が、今から思えば、してくる。
+++++
1位のロバータ・フラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002J5S/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
3位 チャイ・ライツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SZCA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
4位 ゴスペルソウル、ステイプル・シンガーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004SC8XKK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
7位アル・グリーン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TIQTA2/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
GREAT SONG STORY>Oh Girl
ESSAY>Soul Music
(昨日の「オー・ガール」誕生秘話の続き)
【Oh Girl And May 1972】
全米トップ40。
1972年4月から5月にかけては、けっこう音楽好き、洋楽好きだった僕にとっては大きなターニング・ポイントだった。
何がターニング・ポイントかといえば、『全米トップ40』がFEN(現在のAFRTS、米軍放送)で始まったのだ。当初は土曜の午後1時から2時の1時間番組で、ビルボード・ホット100の13位前後から1位までをカウントダウンしていた。最初はカウントダウン番組だとは思っていたが、それがビルボードのホット100を下からかけているのに気づくのはしばらくたってからだ。番組の中ではケイシー・ケイスンは、なぜかビルボードの名前をほとんど言っていなかったと思う。
ケイシー・ケイスンの軽快な分り易い英語のDJ、ひじょうによく練られた台本で、毎週必ず聴くようになった。ここで紹介されるアーティスト情報は、斬新で知らないことがとても多く、とても有益で勉強になった。
当初はこれが40曲を3時間かけて紹介する番組などということは知らずに、ただ上位の曲を下から順にかけていくのだと思っていた。しかし、しばらくして、これが2時間枠で放送されるようになり、さらに3時間放送され、40曲すべてが聞けるようになる。なるほど、オリジナルは3時間番組だったのだ、と知ることになる。
そして、この番組が日本のAM局ラジオ関東(当時)で始まるのが、1972年10月からである。湯川れい子さん、坂井隆夫さんの名DJ、解説で放送される。ラジオ関東の『全米トップ40』は土曜夜10時から3時間の放送だったので、当初は土曜日は昼間にFENでベスト13曲程度(週によって12~14曲だったり。曲の長さで変わる)、夜に40曲すべてが聴けるようになった。
「オー・ガール」は、FENや『全米トップ40』で聞いていたころ、ポップ・チャートでトップ10入りを果たし、5月27日付けビルボード・ホット100で1位になる。本当にリアル・タイムでよくかかっていた。もちろん、ビルボードで1位だから、同番組でも毎週かかっていた。
「オー・ガール」は、それまで6週間1位を続けていたロバータ・フラックの「ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス(愛は面影の中に)」を蹴落として1位になった。
トップ8。
そして、これに先立つ1972年5月13日付けビルボード・ホット100でちょっとした記録が打ち立てられた。それは、ホット100(ポップ・チャート)のベスト10のうち上位8曲がブラック・アーティストによって独占されたのである。
上位からランクは次の通り。
1.The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack
2.I Gotcha / Joe Tex
3.Oh Girl / Chi-Lites
4.I’ll Take You There / Staple Singers
5.Rockin’ Robin / Michael Jackson
6.Betcha By Golly Wow / Stylistics
7.Look What You Done For Me / Al Green
8.Day Dreamin / Aretha Franklin
9.Back Off Boogaloo / Ringo Starr
10.A Horse With No Name / America
このリストをごらんになるとお分かりになると思うが、なんと1位から8位までブラック・アーティストが独占した。これは衝撃的だった。僕もごたぶんに漏れずトップ40からはいってきたのだが、だんだんその中でも好きな曲というのが絞られてきていて、それらがたまたま全部黒人がやっていたことに気づく。で、どうやら自分はこういうのが好きみたいだということになり、ホット100のチャートだけでなく、当時のソウル・チャートを追いかけるようになる。そして、ソウル好きになっていく。
そういう意味で、この1972年5月のポップ・チャートでのトップ10中8曲独占というのは、ブラック・ミュージック全盛を印象付ける象徴的な出来事だった。その8曲ともどれも大好きだが、その中の1曲にこのシャイ・ライツの「オー・ガール」があったから、格別の思いがある。
ヴァラエティー。
そしてこのブラックの8曲をよく見ると、一口にブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックと言ってもとてもヴァラエティーに富んでいて、ブラック・ミュージックにもさまざまなタイプがあることがわかる。
日本で「ニュー・ソウル」などと呼ばれたまさに新しい感覚の知的なソウル、ロバータ・フラック、ジェームス・ブラウン・タイプの従来風のファンキーな味わいのシャウト系ソウル、シカゴ・サウンド、今で言うメローでスイートなソウル、チャイ・ライツ、ゴスペルのステイプル・シンガーズ、オールディーズ、またポップ・ソウル、バブルガム・ソウル、マイケル・ジャクソン(「ロッキン・ロビン」はボビー・デイのカヴァー曲)、フィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)のスタイリスティックス、メンフィス・ソウルのアル・グリーン、クイーン・オブ・ソウル、レディー・ソウル・ナンバーワンのアリーサ。ということで、言ってみれば、この8アーティストを見ると、それは当時のソウル・ミュージック界をじつにうまく凝縮しているような感さえある。
これにスティーヴィー、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイなどのモータウン勢や、カーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウンらがはいれば、ほぼ大きな流れはつかめるほどうまく凝縮されているのだ。
1970年代にさまざまなソウル・ミュージックのタイプが全米の音楽シーンでもてはやされ、隆盛を極めていく。このあたりから当時高校生だった僕のソウル・ミュージックへの熱が一気に加速してきたような気が、今から思えば、してくる。
+++++
1位のロバータ・フラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002J5S/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
3位 チャイ・ライツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SZCA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
4位 ゴスペルソウル、ステイプル・シンガーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004SC8XKK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
7位アル・グリーン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TIQTA2/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
GREAT SONG STORY>Oh Girl
ESSAY>Soul Music
◆#シャイ・ライツ「オー・ガール」誕生秘話(パート1)~素顔の「オー・ガール」
2012年4月13日 音楽◆#シャイ・ライツ「オー・ガール」誕生秘話(パート1)~素顔の「オー・ガール」
【Oh Girl Has Original Demo Version】
素顔。
現在ウィスコンシン州のFM局WLMXなどでプロデューサーとして仕事をし、かつてはブランズウィック・レコードなどでも働いていたケヴィン・ゴーインズさんが、フェイスブックで「オー・ガール」のオリジナル・ヴァージョンのユーチューブ映像を紹介し、解説をつけていた。
おもしろかったのでご紹介。
この「オー・ガール」は僕も大好きなシャイ・ライツの曲。1972年4月からヒットし、全米でナンバーワンになった。つまりちょうど今から40年前のヒットだ。
これは、シャイ・ライツのリード・ヴォーカル、ユージーン・レコード(故人)が書いた作品で、本人は大してヒットにもならないだろうと思い、アルバムの最後にいれようとした。
ところがブランズウィック・レコードのプロデューサー、カール・デイヴィスやテレビで活躍していたコメディアンでテレビ番組ホストのフィリップ・ウィルソンらはこの曲にヒット性を感じ、テレビ番組『フィリップ・ウィルソン・ショー』(1970年から1974年までNBCで放送。ジャクソン5なども出演し、ちょっとしたコントもやっている)で彼らに歌わせた。それがこの映像。
http://youtu.be/ctljIaPLSc0
リードのユージーンが歌い、バックの3人は、ひたすら踊って振付けている。今の、エグザイルのパフォーマー的立ち位置だ。
そしてこれが放映されるとレコード会社のオフィースにはこの「オー・ガール」をシングル・カットしてくれと要望が殺到。そこで制作陣はシングルにするなら、もう少し手を加えようと考えた。そこでアレンジャー、トム・トム・ワシントンらは、急遽ストリングスとピアノ(フロイド・モリス)を加えて再録音しシングル・カット。
すると1972年4月から大ヒットし、見事に全米ナンバーワンになった。
ストリングス、ピアノの入りの、現在のCDなどに収録されている誰もが知っているヴァージョンがこちら。
http://youtu.be/yq2aoY8Y1Kw
確かに聞き比べると、こんどはピアノとストリングスがちゃんと入っている。
改めて、この曲が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』をひっぱりだしてきいてみると、もちろん、ピアノ、ストリングスが入っている。入っていないヴァージョンが実に素朴に聴こえる。
■「オー・ガール」だけだったら、ベストで十分。これは、最初に「オー・ガール」が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』のCD。廃盤のせいか、値段が高騰中。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018OFGPQ/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ こちらがベスト。1000円以下。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMSRPI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ピアノとストリングスが入っていなくても、ヒットはしただろうが、入っていたほうがよりビッグヒットになったような気はする。
楽曲というのは、女性に似ている。美人は化粧をしていなくても美人だが、すばらしい化粧をすると、さらに美人になる、といったような感じか。名曲は過剰な化粧をしなくても名曲。だが、ちょっと化粧を施すだけで、さらに魅力が倍増する。
佐藤輝夫さんが、これに「弦がなくても、名曲は名曲」とコメントされた。まさに、その通り。
今回紹介された「オー・ガール」はまさに素顔の「オー・ガール」。メイクアップした「オー・ガール」もさらに美しくなった。
表記。
ところで、Chi-Litesの日本語表記だが、1972年当時「オー・ガール」がでたとき、カタカナで「チ・ライツ」とされていた。
http://www.soundfinder.jp//img/products/102158/1327158000/4f1c0f11-0b18-446a-bac1-55f57697bade/635975.jpg
その後はチャイ・ライツになったり、最近はシャイ・ライツになっている。さすがに、「チ・ライツ」はないが、シャイ・ライツかチャイ・ライツかは、微妙なところ。しいていえば、シャイ・ライツがいいかな、という感じ。
当時僕はこの曲の17センチシングル盤を買った。ビクターからリリースされていて、裏面には「ビーイング・イン・ラヴ」という曲がはいっていて、これも気に入っていてよく聞いた。シングルが出たのは、全米でヒットしてからずいぶん後だったはず。
リード・シンガーのユージーン・レコードは、2005年7月22日、64歳で死去している。
また、「オー・ガール」は、1979年、レオ・セイヤー、1990年にイギリスのポール・ヤングなどがカヴァーしている。
ところで、「オー・ガール」が大ヒットした1972年4月から5月にかけては、特に僕にとっても思い入れがある時期なので、そのことを明日のブログで書いてみたい。
(明日に続く)
GREAT SONG STORY>Oh Girl
【Oh Girl Has Original Demo Version】
素顔。
現在ウィスコンシン州のFM局WLMXなどでプロデューサーとして仕事をし、かつてはブランズウィック・レコードなどでも働いていたケヴィン・ゴーインズさんが、フェイスブックで「オー・ガール」のオリジナル・ヴァージョンのユーチューブ映像を紹介し、解説をつけていた。
おもしろかったのでご紹介。
この「オー・ガール」は僕も大好きなシャイ・ライツの曲。1972年4月からヒットし、全米でナンバーワンになった。つまりちょうど今から40年前のヒットだ。
これは、シャイ・ライツのリード・ヴォーカル、ユージーン・レコード(故人)が書いた作品で、本人は大してヒットにもならないだろうと思い、アルバムの最後にいれようとした。
ところがブランズウィック・レコードのプロデューサー、カール・デイヴィスやテレビで活躍していたコメディアンでテレビ番組ホストのフィリップ・ウィルソンらはこの曲にヒット性を感じ、テレビ番組『フィリップ・ウィルソン・ショー』(1970年から1974年までNBCで放送。ジャクソン5なども出演し、ちょっとしたコントもやっている)で彼らに歌わせた。それがこの映像。
http://youtu.be/ctljIaPLSc0
リードのユージーンが歌い、バックの3人は、ひたすら踊って振付けている。今の、エグザイルのパフォーマー的立ち位置だ。
そしてこれが放映されるとレコード会社のオフィースにはこの「オー・ガール」をシングル・カットしてくれと要望が殺到。そこで制作陣はシングルにするなら、もう少し手を加えようと考えた。そこでアレンジャー、トム・トム・ワシントンらは、急遽ストリングスとピアノ(フロイド・モリス)を加えて再録音しシングル・カット。
すると1972年4月から大ヒットし、見事に全米ナンバーワンになった。
ストリングス、ピアノの入りの、現在のCDなどに収録されている誰もが知っているヴァージョンがこちら。
http://youtu.be/yq2aoY8Y1Kw
確かに聞き比べると、こんどはピアノとストリングスがちゃんと入っている。
改めて、この曲が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』をひっぱりだしてきいてみると、もちろん、ピアノ、ストリングスが入っている。入っていないヴァージョンが実に素朴に聴こえる。
■「オー・ガール」だけだったら、ベストで十分。これは、最初に「オー・ガール」が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』のCD。廃盤のせいか、値段が高騰中。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018OFGPQ/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ こちらがベスト。1000円以下。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMSRPI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ピアノとストリングスが入っていなくても、ヒットはしただろうが、入っていたほうがよりビッグヒットになったような気はする。
楽曲というのは、女性に似ている。美人は化粧をしていなくても美人だが、すばらしい化粧をすると、さらに美人になる、といったような感じか。名曲は過剰な化粧をしなくても名曲。だが、ちょっと化粧を施すだけで、さらに魅力が倍増する。
佐藤輝夫さんが、これに「弦がなくても、名曲は名曲」とコメントされた。まさに、その通り。
今回紹介された「オー・ガール」はまさに素顔の「オー・ガール」。メイクアップした「オー・ガール」もさらに美しくなった。
表記。
ところで、Chi-Litesの日本語表記だが、1972年当時「オー・ガール」がでたとき、カタカナで「チ・ライツ」とされていた。
http://www.soundfinder.jp//img/products/102158/1327158000/4f1c0f11-0b18-446a-bac1-55f57697bade/635975.jpg
その後はチャイ・ライツになったり、最近はシャイ・ライツになっている。さすがに、「チ・ライツ」はないが、シャイ・ライツかチャイ・ライツかは、微妙なところ。しいていえば、シャイ・ライツがいいかな、という感じ。
当時僕はこの曲の17センチシングル盤を買った。ビクターからリリースされていて、裏面には「ビーイング・イン・ラヴ」という曲がはいっていて、これも気に入っていてよく聞いた。シングルが出たのは、全米でヒットしてからずいぶん後だったはず。
リード・シンガーのユージーン・レコードは、2005年7月22日、64歳で死去している。
また、「オー・ガール」は、1979年、レオ・セイヤー、1990年にイギリスのポール・ヤングなどがカヴァーしている。
ところで、「オー・ガール」が大ヒットした1972年4月から5月にかけては、特に僕にとっても思い入れがある時期なので、そのことを明日のブログで書いてみたい。
(明日に続く)
GREAT SONG STORY>Oh Girl