●追悼・ボブ・バビット~6ディケード愛されたベースマン (パート2)

【A Tribute To Bob Babbitt】

追悼。

7月16日に亡くなったボブ・バビットの活躍ぶりは、昨日の評伝でご紹介したとおり、大変なもの。彼がプレイした作品の一部をご紹介したが、ものすごい数の曲でプレイしている。僕もユーチューブやCDを引っ張り出して、彼の作品を聴き続けた。

ボブ・バビットの名前を最初に知ったのは、スピナーズかなにかフィラデルフィアの作品群だった。トム・ベルやその他のフィラデルフィア作品で名前がよく出るようになり、最初はフィラデルフィアの人かと思った。1970年代中ごろのことだ。

しかし、まもなく彼がそれより前にデトロイトで元モータウンのスタジオ・ミュージシャンをしていたことを知る。ところがモータウン作品は、クレジットを出さないので、どれが彼かはわからない。唯一あったのが、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』のアルバムだ。これは、ブラック・ミュージックの歴史でほぼ最初にバックのミュージシャン・クレジットを載せたアルバムだ。

70年代半ばではジェームス・ジャマーソンのこともわからなかった。ジェマーソンの名前が脚光を浴びるのは、1983年8月2日に死去する前後から。確か、その前後、ビルボードのネルソン・ジョージがジェマーソンの記事を書いていて、その存在の大きさを知った。それでももう30年近く前か。その後書籍『Standing In The Shadow Of Motown』が1989年に出版され、一挙にジェマーソンについて注目が集まる。その後2002年にこれが映画化され、ファンク・ブラザーズの存在が知られるようになる。ボブ・バビットの動く姿を見るのは、映画が初めてだった。

1960年代後期あたりから、ボブ・バビットは、ジェマーソンの後釜的存在になっていくわけだが、それはジェマーソンが酒びたりでレコーディング・セッションに現れなかったりして、その代役として起用された。

ボブは、ジェマーソンのプレイをスタジオで見ていた時期があった。その間にボブはジェマーソンのプレイを相当学んだ。そして、モータウンのファンク・ブラザーズの一員として多くのヒットを支えた。

ボブはベース奏者として、ジェマーソンのようにめちゃくちゃ印象的なフレーズを残したり、これこそ「ボブ節」といったプレイを残しているわけではない。そここそ、彼が「ソウル・サーチン」した真髄だが、プロデューサーの希望に従って、なんでもプレイできたところが彼のすごいところ。

そんな中でも、昨日の評伝でご紹介した、彼自身が自分のプレイが出来ているという曲はやはり印象的だ。彼はあげてなかったがキャピトルズの「クール・ジャーク」などは、とても印象的なフレーズだ。

そして、「どんなに素晴らしいベストのパフォーマンスを見せても、そのプレイヤーが偉そうな態度を取ったりしている連中とは誰も一緒にやりたがらない」と彼が言うように、ミュージシャンとしての人間付き合いの重要性をつくづく感じていた。彼が1960年代から現在まで「6ディケード」にわたって、周囲のプロデューサーや仲間のアーティスト、ミュージシャンから慕われ、愛されてきたゆえんである。

映画『永遠のモータウン(Standing In The Shadows Of Motown)』の中で、デトロイトで暴動が起こったときに、周囲の黒人のミュージシャン仲間が「お前はブラザー(兄弟)だ」(仲間だからな、という意味)と慕ってくれ、ボブが涙ぐむシーンがある。まさにボブらしいエピソードだ。

ゴー・イースト。

モータウンがそのオペレーションをデトロイトからロスアンジェルスに移すときに、デトロイトのミュージシャンたちは二分された。地元に残る者、ロスに行く者。ところが、ボブは友人に「東に行け」と言われ、ニューヨークに行った。これもまた、彼の人生の転機だった。きっと彼がピッツバーグ出身だということもあったのだろう。

ニューヨーク、正確にはニュージャージーのスタジオで、これもまた、元モータウンのトニー・キャミロのプロデュースでリリースされた「一発ヒット」。

ロング・ヴァージョンがユーチューブにあがっていたのでご紹介。これは、当時六本木の「エンバシー」でよくかけたなあ。

http://youtu.be/3wPbyDyDoIo



そのモータウン時代の仲間だったトミーとボブ。その路線でブッダに移籍したグラディス・ナイト&ザ・ピップスをトミーがプロデュースすることになり、ボブのベースが起用され、「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」がレコーディングされた。ご縁がつながる。

昨日の評伝で書きそびれたが、デトロイト時代だったか、ミュージシャンだけで食えないときに、一時期彼はその立派な体格を使い、プロレスラーをやっていたこともあるという。ただとてもあわずに、すぐにやめたそうだ。

下記にご紹介するインタヴューで、ボブは将来ナッシュヴィルにやってきてベース奏者、ミュージシャンとなる人へのアドヴァイスを語る。先輩は「(ナッシュヴィルに)来るな。この業界に入ってくるな」と言ったのを読んだそうだが、彼はこうアドヴァイスする。

“Satisfy your soul, follow your heart.”(自身のソウルを満たして、自分の気持ちに従え)

彼の人生も本当に「ソウル・サーチン」な人生だったと思う。

彼自身のインタヴュー映像。(パート3まであります)

Bob Babbitt Interview Part 1(5分58秒)
http://youtu.be/5vAtYwfM6tY



Bob Babbitt Interview Part 2(8分03秒)
http://youtu.be/-Il9iouwhc4



“Satisfy your soul, follow your heart.”(1分11秒あたり)

Bob Babbitt Interview Part 3(7分21秒)

http://youtu.be/uBo8H5GFMAw



+++++

次回、日曜の「ソウル・サーチン」ではボブ・バビット追悼特集をおおくりします。

2012年7月22日(日曜)『ソウル・ブレンズ』(関東地区・インターFM、76.1mhz、午後2時~4時)「ソウル・サーチン」は3時半から。
関東地区の方は、ラジコでも聴けます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT

(この項、続きます)

■ 『永遠のモータウン』ドキュメンタリー映画、DVD(この映画は泣ける)

Babbitt, Bob (1937 – 2012)

●ボブ・バビット(ファンク・ブラザーズ)ベース奏者死去

【Bob Babbitt Dies At 74】

訃報。

モータウンのヒット曲をバックで支えたファンク・ブラザーズの一員として多くのモータウン・ヒットや、その他のソウル・ヒットでベースをプレイしてきた名ベース奏者、ボブ・バビットが2012年7月16日(月)午前7時15分(日本時間17日午後9時15分)テネシー州ナッシュヴィルの病院で死去した。74歳。しばらく脳腫瘍を患っておりその合併症で死去。モータウンのヒットだけでなく、他のソウル、ポップ・ヒットでもプレイし、彼がプレイしたトップ40ヒットは、200曲以上におよぶという。

2002年映画『スタンディング・イン・ザ・シャドーズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』でボブはファンク・ブラザーズの一員として脚光を浴びた。また、2004年、同グループはグラミー賞「ライフタイム・アチーヴメント賞」受賞。また、ほかに同映画のサントラは、2002年度グラミー賞2部門を受賞している。

ボブの姿も映る傑作ドキュメンタリー『永遠のモータウン』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00062RJ9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/

デトロイトニューズ
http://www.detroitnews.com/article/20120716/ENT09/207160405/1361/Motown-bassist-and-Funk-Brother-Bob-Babbitt-dies-at-74

評伝。

ボブ・バビットは1937年11月26日、ペンシルヴェニア州ピッツバーグにハンガリー人の両親の元に生まれた。本名、ロバート・クレイナー。十代の頃からベースをプレイ。ハイスクール12年生の頃ピッツバーグ大学から奨学金がもらえることになったが、ちょうどそのとき、父親が亡くなり、母親をサポートするために大学進学をあきらめ、仕事をすることにした。ところが、ピッツバーグにはあまりいい仕事がなかったため、叔父をたよりにデトロイトに移り、そこで昼間働きながら夜はクラブなどで演奏を始めるようになった。地元よりデトロイトのほうが倍以上の給料が出たという。まもなくデトロイトで多くのレコーディングに誘われるようになる。

出発。

一番古いレコーディングは1961年のロイヤルトーンズの「フラミンゴ・エクスプレス」。これはまったくヒットはしなかったが、1963年、当時の人気シンガー、デル・シャノンのツアー・メンバーになり、同時にレコーディングにも参加するようになった。デル・シャノンは「ランアウェイ」(1961年、全米ナンバーワン)で有名。

デル・シャノンのヒットとしては、「リトル・タウン・フラート」(1962年)、「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ダンス」(1964年)、「ハンディ・マン」(1964年)などでベースをプレイ。

1965年までにはデトロイトのレコーディング・セッションでよく声がかかるようになり、エドウィン・スターの「エージェント・ダブル・オー・ソウル」(1965年)、「ヘッドライン・ニューズ」、リトル・カール・カールトンの「コンペティション・エイント・ナッシング・ヤオール」、キャピトルズの大ヒット「クール・ジャーク」(1966年)などに参加。当時はまだヴォーカル・グループだったジョージ・クリントンのパーラメント初期の作品でもプレイしている。

Capitols: Cool Jerk ベースから始まる
http://youtu.be/HirUx_XcMQc



1966年頃からモータウンのハウス・バンド、「ファンク・ブラザーズ」の一員となり、多数のモータウン・ヒットでプレイ。当時モータウンにはベース奏者として天才的なジェームス・ジェマーソンがいたが、ジェマーソンがレコーディングに来られないときに、ボブに声がかかった。

ファンク・ブラザーズ。

モータウン時代には、スティーヴィーの「サインド・シールド・デリヴァード・アンド・アイム・ユアーズ」(1970年)、「ウィ・キャン・ワーク・イット・アウト」(1971年)、テンプテーションズの「ボール・オブ・コンフュージョン」(1970年)、「ロウ・オブ・ザ・ランド」(1973年)、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』のアルバム中「マーシー・マーシー・ミー」と「インナー・シティー・ブルーズ」(1971年)、ミラクルズの「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」(1970年)、エドウィン・スターの「ウォー」(1970年)、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「イフ・アイ・ワー・ユア・ウーマン」(1970年)などをプレイ。

モータウン以外でも同じくデトロイトのホットワックス/インヴィクタス・レーベル所属のフリーダ・ペイン、100プルーフなどの作品にも参加。デトロイトのヒットとして有名なデニス・コフィーの「スコーピオ」(1971年)、「ターラス」(1972年)もボブのベースだ。

Dennis Coffey : Scorpio (2分すぎあたりからのベースソロがボブ)

http://youtu.be/KBn_oUH8Uo0



ニューヨーク。

1973年アリフ・マーディンらの誘いでデトロイトから本拠をニューヨークに移し、ニューヨーク、さらにフィラデルフィアのレコーディング・セッションにも参加するようになった。

ニューヨークでの最初のセッションがアリフのてがけるベット・ミドラー、バリー・マニロウだった。

この時期には、モータウンを離れたグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」、ダイアナ・ロスの「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」、スピナーズの「セイディー」「ゲームス・ピープル・プレイ」、「ゼン・ケイム・ユー」、「ラバー・バンド・マン」、ベンEキングの「スーパー・ナチュラル・シング」、グロリア・ゲイナーの「ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ」、バリー・マニローの「コパカバーナ」(ロング・ヴァージョン)、キャロル・ダグラスの「ドクターズ・オーダー」、エルトン・ジョンの「ママ・キャント・バイ・ユア・ラヴ」、レイ・グッドマン&ブラウンの「スペシャル・レディー」など多数におよぶ。

Diana Ross : Touch Me In The Morning
http://youtu.be/M4mWbusuTHA



Ben E King : Supernatural Thing
http://youtu.be/8DboYRXmhrc



ソウル以外でもジム・クローチの「アイ・ガッタ・ア・ネーム」、アリス・クーパーなどにも参加。

Jim Croce : I Got A Name
http://youtu.be/Xqky3rtT1ao



「カメレオン・ボブ」。

この頃、ボブはプロデューサーたちのジェームス・ジェマーソンやチャック・レイニー、ジョー・オズボーンのように弾いてくれ、という注文にうんざりし始めていた。そして、ボブはそれが出来たのだが、徐々に悩み始め、ソウル・サーチンし始める。「プロデューサーがそういうものを望むなら、それをやってやろうじゃないか」といった考え方に傾いていく。そして、彼についたニックネームが「カメレオン・ボブ」だ。どんなスタイルでもプレイできる変幻自在のベース奏者という意味だ。

そんな中で自分のベースプレイがよく出た曲として、彼が上げるのが、ダイアナ・ロスの「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」、スピナーズ&ディオンヌ・ワーウィックの「ゼン・ケイム・ユー」、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」、エルトン・ジョンの「ママ・キャント・バイ・ユア・ラヴ」、そして、デニス・コーフィーの「スコーピオ」だという。「スコーピオ」の30秒程度のベース・ソロはまさにボブそのものだ。

しかし、70年代後期を迎えると徐々にスタジオの仕事が減り、逆にアーティストのツアーの仕事が多数舞い込むようになる。この時期、ハービー・マン、スタンリー・タレンタインなどとツアーに出たりした。

さらに80年代中ごろになると、リアル・ミュージシャンへの需要が減ってくる。しかし、あるところにはまだ需要があった。それがカントリー・ミュージックの中心地ナッシュヴィルだった。1986年、ナッシュヴィルに移住。しかし、なかなかその中には入り込みづらかった。

ツアー以外で地元にいるときには、ナッシュヴィルで結成したR&Bバンドでプレイしていたという。

Elton John : Mama Can’t Buy Your Love (Thom Bell Session)
http://youtu.be/fw1ulSbMBiw



ゴールド・ディスク。

ボブは多くのレコードでベースをプレイし、20以上のゴールド・ディスクをレコード会社から貰った。しかし、モータウンからは一度もゴールド・ディスクを貰ったことはない、という。皮肉なことにボブのプレイは、モータウン時代のヒットでもっともよく知られているのだが。

そんな彼も、2002年映画『スタンディング・イン・ザ・シャドーズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』で、他のファンク・ブラザーズのメンバーとともに、やっと陽の目を見ることになった。この映画で彼はインタヴューに答え、ベースをプレイし、かつての仲間と昔話に花を咲かせた。

映画の世界的なヒットによりファンク・ブラザーズは脚光を浴び、2006年、初来日したが、残念ながらこのときボブは帯同していない。

ピッツバーグから仕事のあるデトロイトに移り、ここでミュージシャンとしての地位を確立。ニューヨークに出て、超売れっ子ミュージシャンに。しかし、そのスタイルについて悩みソウル・サーチンし、また、仕事が減ったことから次の音楽都市ナッシュヴィルへ移住。最後は、映画『永遠のモータウン』で最高の栄誉を得た。

ボブは妻と3人の子供によって送られる。

ご冥福をお祈りします。

■ボブがプレイした主なヒット

1961“FLAMINGO EXPRESS”ROYALTONES
1963 "LITTLE TOWN FLIRT" DEL SHANNON
1963 “DO YOU WANT TO DANCE”DEL SHANNON
1964 “HANDY MAN”DEL SHANNON
1964 “I GO TO PIECES”DEL SHANNON
1964 “KEEP SEARCHIN”DEL SHANNON
1964 “OUR FADED LOVE”ROYALTONES
1965 “AGENT 00 SOUL”EDWIN STARR
1965 “COMPETITION AIN’T NOTHING YA’LL”LITTLE CARL CARLTON
1965 “HEADLINE NEWS”EDWIN STARR
1965 “STRANGER IN TOWN” DEL SHANNON
1966 “COOL JERK”CAPITOLS
1966 “DAYTRIPPER”J.J. BARNES
1966 “I’LL LOVE YOU FOREVER”HOLIDAYS
1966 "I’M INTO SOMETHING AND I CAN’T SHAKE IT LOOSE" PAT LEWIS
1966 “I LOVE YOU 1,000 TIMES”PLATTERS
1966 “LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND”DION JACKSON
1966 “OH HOW HAPPY”SHADES OF BLUE
1966 “OPEN THE DOOR TO YOUR HEART”DARRELL BANKS
1966“REAL HUMDINGER”J.J. BARNES
1966 “SHOWTIME”DETROIT EMERALDS
1966 “S.O.S.” (STOP HER ON SIGHT)EDWIN STARR
1966 “TOAST TO YOU”EMANUEL LASKEY
1967 “ALL YOUR GOODIES ARE GONE”PARLIAMENTS
1967 “BLESS YOU”PRECISIONS
1967 “I JUST WANN’A TESTIFY”PARLIAMENTS
1967 “STAND BY ME”SPIDER TURNER
1967 “WITH THIS RING”PLATTERS
1968 “END OF THE ROAD”MARVIN GAYE
1968 “I’LL BET YOU”FUNKADELIC
1969 “MIND BODY AND SOUL”FLAMING EMBERS
1969 “SOMEBODY’S BEEN SLEEPING IN MY BED”100 PROOF
1970 “BALL OF CONFUSION”TEMPTATIONS
1970 “BAND OF GOLD”FREDA PAYNE
1970 “GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME”CHAIRMAN OF THE BOARD
1970 “I’M NOT YOUR BROTHER’S KEEPER”FLAMING EMBERS
1970 “INDIANA WANTS ME”R. DEAN TAYLOR
1970 “LAW OF THE LAND”TEMPTATIONS
1970 “LEAVIN’ HERE”EDDIE HOLLAND
1970 “LOSING YOU”RARE EARTH
1970 “SIGNED, SEALED, DELIVERED (I’M YOURS)” (GRAMMY NOMINEE)STEVIE WONDER
1970 “STONED LOVE”SUPREMES
1970 “TEARS OF A CLOWN”SMOKEY ROBINSON
1970 “UNITE THE WORLD”TEMPTATIONS
1970 “WAR” (GRAMMY NOMINEE)EDWIN STARR
1970 “WE CAN WORK IT OUT”STEVIE WONDER
1970 “WESTBOUND #9”FLAMING EMBERS
1970 "TEARS OF A CROWN" SMOKEY ROBINSON
1970 “YOU GOT TO CRAWL BEFORE YOU WALK”8TH DAY
1971 “BRING THE BOYS HOME”FREDA PAYNE
1971 “IF I WERE YOUR WOMEN”GLADYS KNIGHT & THE PIPS
1971 “INNER CITY BLUES” (GRAMMY NOMINEE)
FROM GRAMMY NOMINEE ALBUM “WHAT’S GOING ON”MARVIN GAYE
1971 “MERCY MERCY ME” (GRAMMY NOMINEE) FROM GRAMMY NOMINEE ALBUM “WHAT’S GOING ON”
ONE OF THE TOP 5 ALL-TIME ALBUMS RECORDED IN MUSIC HISTORYMARVIN GAYE
1971 “SMILING FACES”UNDISPUTED TRUTH
1971 “SURRENDER”DIANA ROSS
1972 “FLOY JOY”SUPREMES
1972 “MASTERPIECE”TEMPTATIONS
1972 “SCORPIO”DENNIS COFFEY
1972 “SUPER STAR”TEMPTATIONS
1972 “TAURUS”DENNIS COFFEY
1973 “I GOT A NAME” (Single version)JIM CROCE
1973 “MIDNIGHT TRAIN TO GEORGIA” (GRAMMY WINNER)GLADYS KNIGHT & THE PIPS
1973 “PLASTIC MAN”TEMPTATIONS
1973 “SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK”PERSUADERS
1973 “TOUCH ME IN THE MORNING” (GRAMMY NOMINEE)DIANA ROSS
1974 “I FEEL A SONG”GLADYS KNIGHT & THE PIPS
1974 “SADIE”SPINNERS
1974 “THEN CAME YOU (GRAMMY NOMINEE)DIONNE WARWICK & THE SPINNERS
1974 “WHERE PEACEFUL WATERS FLOW”GLADYS KNIGHT & THE PIPS
1975 “BABY FACE”WING AND A PRAYER(DRUM & FIFE CORPS)
1975 “CRASH LANDING” (ALBUM)JIMI HENDRIX
1975 “DYNOMITE”BAZUKA
1975 “EASE ON DOWN THE ROAD”STEPHANIE MILLS
1975 “GAMES PEOPLE PLAY”SPINNERS
1975 “GET DOWN ON THE FLOOR”JOE SIMON
1975 “HOW DO YOU FEEL THE MORNING AFTER”MILLIE JACKSON
1975 “KISS AND SAY GOODBYE”THE MANHATTANS
1975 “LOVE OR LEAVE”SPINNERS
1975“MIDNIGHT LIGHTNING” (ALBUM)JIMI HENDRIX
1975 “NEVER CAN SAY GOODBYE”GLORIA GAYNOR
1975 “OUR DAY WILL COME”FRANKIE VALLI
1975 “SUPER NATURAL THING”BEN E. KING
1976 “BRANDY”O’JAYS
1976 “CUPID”TONY ORLANDO & DAWN
1976 “I LIKE DREAMIN’”KENNY NOLAN
1976 “JUST DON’T WANT TO BE LONELY”MAIN INGREDIENT
1976 “RUBBER BAND MAN” (GRAMMY NOMINEE)SPINNERS
1977 “AFTER THE LOVIN” (GRAMMY NOMINEE)ENGELBERT HUMPERDINK
1977 “GO TO HELL”ALICE COOPER
1977 “YOU AND ME”ALICE COOPER
1977 “YOUR THROWING A GOOD LOVE AWAY”SPINNERS
1978 “ANIMAL HOUSE”STEPHEN BISHOP
1978 “COPACABANA” (LONG VERSION)BARRY MANILOW 1978  (註)これはウィル・リーかもしれません。ただボブは「ロング・ヴァージョン」と書いているので、こちらはボブなのかもしれません。
1978 “DOCTOR’S ORDERS”CAROL DOUGLAS
1978 “EVERY KIND OF PEOPLE”ROBERT PALMER
1978 “READY TO TAKE A CHANCE” (OSCAR NOMINEE FILM, “FOUL PLAY”)BARRY MANILOW
1978 BARRY MANILOW
1978 “VENUS (DANCE VERSION)”FRANKIE AVALON
1979 “I DO THE ROCK”TIM CURRY
1979 “MAMA CAN’T BUY YOU LOVE”ELTON JOHN
1981 “SILLY”DENICE WILLIAMS
1982 “IT’S GONNA TAKE A MIRACLE”DENICE WILLIAMS
1984 “SPECIAL LADY”RAY, GOODMAN, & BROWN
1994 “I’M GONN’A MARRY MY MOTHER IN-LAW” W.C. HANDY AWARD FOR BLUES SONG OF THE YEAR
ARTIE “BLUES BOY” WHITE
1995 “ODEMAN”BJORN JENS
1996 “QUEEN OF THE NIGHTS”BJORN JENS
1998 “LONELY WOMAN”BJORN JENS
2000“SEND ME BACK HOME”BJORN JENS
2002 “KICKIN’ UP NEW DUST”BJORN JENS & JIMMY STATEN
2004 WHAT A MAN WILL DO”BIG AL DOWNING With TERESA COLLIER
2006"IT TAKES TWO" [Top Notch] (Bass & Co-Producer)WHITNEY WOLANIN
2006 "Call Noah" [Bob Records]SCAT
2006 "CHRISTMAS (THE WARMEST TIME OF THE YEAR" [Top Notch] (Bass & Co-Producer)WHITNEY WOLANIN
2006 "FROSTY THE SNOWMAN" [Top Notch] (Bass & Co-Producer)WHITNEY WOLANIN
2006 "LOVE TRAIN" [Soul Renaissance Records] (Bass)MASTERS OF FUNK, SOUL & BLUES, FEATURING BOBBY TAYLOR

OBITUARY>Babbitt, Bob (November 26,1937 - July 16, 2012、74 Year-Old)
◎ソウル・パワー・サミット2012 (Day Two)

【Soul Power Summit 2012 – Day Two】

満員。

『ソウル・パワー・サミット2012』その二日目。初日同様超満員、大入り御礼。

この日は初日に出演した三浦大知が参加できず、松下優也、ケミストリーからソロになった川畑要が登場。初日、マーチンのところでゲスト出演したモンゴル800のキヨサクが欠席だったために、その代わりにクワマンが前日のキヨサクの衣装を着て登場。その名はクワサク! 「小さな恋のうた」では、クワサクのトランペットも披露された。

ケミストリーの川畑要は、セットリストではスクープ・オン・サムバディーの中で登場。ここで「10月にソロ・デビューが決まりました」と大発表した。いよいよソロ・シンガー、川畑要が動き出す。

「50代にして、初めてのオープニング・アクト。前座です」と言って、馬鹿受けしたマーチン。最初から思い切り飛ばす。

セットリストでは毎年浮遊している武田とてつやも、ちゃんとお約束で登場。これは、絶対欠かせない定番ですね。(笑) そして「ソウル・トライアングル」以外で唯一の連続出場記録を更新中のダンスマンも、いい出方でいい笑いを集めていた。

ゴスペラーズの新曲「ギリギリShout!」は振りつきで歌われるが、これが「ぎりぎりさ!」と聴こえて、「あの振りと一緒に、『きっと、ワイルドだぜい』に続いてヒットするんじゃないかしら」という声が聞こえた。(笑) 流行ったらおもしろい。

マーチンが宣言する。「ゴスペラッツです。我々ゴスペラッツ、ソウル・パワーの1回目、3回目、5回目、7回目と、奇数回に登場しております」 すると横から村上さん。「そうなると、どこかでひっくり返さないと10周年で出られなくなっちゃいますよ」 マーチン。「大丈夫、そのときはサプライズででるから」(爆笑)

今回のコンセプト、リーダー(マーチン)とおねえちゃん、鈴木聖美さん対談、スクープの15周年、ゴスペラーズ面々の「ソウル・パワー」にかける思いなど詳細は、すべてパンフレットに書かれていますので、ぜひ。

それにしても、アンコールで満員の国際フォーラムの観客が全員立ち上がって(1曲目から総立ちなのだが、途中若干バラードなどで座るところはあるが)、腕やこぶしを天井に突き上げるところなどは、まさに壮観だ。

3時間半がほんと、あっという間。

(おしらせ) セットリスト詳細は、大阪が終了してから掲載します。

ENT>MUSIC>LIVE>SOUL POWER 2012
◎「ソウル・パワー・サミット」第7回始まる (Day One)

【Soul Power Summit 2012】

7回目。

2006年から始まったソウル・ミュージック好きの日本のミュージシャン3組、「ソウル・トライアングル」(鈴木雅之、ゴスペラーズ、スクープ・オン・サムバディー)が中心となって毎年夏に行なわれる「ソウル・パワー・サミット2012」が、2012年7月14日(土)東京国際フォーラムから始まった。フォーラムで14日、15日、さらに大阪で20日、21日と行なわれる。

セットリストなど詳細は、21日終了後にご紹介する。

初日を見た感想。一言、3時間半超が実に凝縮して密度濃くつまっていた感じで、あっという間だった。

メイJ.と三浦大知が持ち時間10分ずつでちょっと短かった。15分ずつでもよかったかもしれない。

しかし、ゴスペラーズのアカペラでホイットニーの曲をメイJが歌い、さらに彼らのコラボでシングルとなった「アップ・アップ・アンド・ウェイ(ビートでジャンプ)」になったところは、印象的。そこで村上氏が説明したが、ホイットニーの「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」は、もともとフィフス・ディメンションのリード・ヴォーカルの二人、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニアがレコーディングしていたもの。しかし、彼女たちのものはヒットせず、ホイットニーがカヴァーしたところ世界的大ヒットとなった。そして、「アップ・アップ~~」はフィフス・ディメンションの大ヒット。

さらに付け加えると、マーチンと聖美さんがデュエットした「星空の二人」は、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニアとしての最大のヒットだ。そういう意味では、マリリン&ビリーは今回の裏の裏のつながりということになる。

ダンスマンは、「ソウル・トライアングル」以外では唯一の7回連続出場とあいなった。

アンコールは、今年2月に亡くなった『ソウル・トレイン』創始者であり、初代司会者でもあるドン・コーネリアスに捧げるメドレーとなった。司会者はダン(スマン)・コーネリアス。

マーチンのところやゴスペラーズのところは、そこだけで幕の内弁当的多彩なゲストがこれでもかこれでもかと出てくる。

今回は30数曲にのぼるため、ドラマーを二人体制でしいた。

7回目にして、村上氏のいうちょうどいいサイズ感というのが、ほぼ確定してきたような気がする。

柳ジョージさんのギターがロビーに飾られていた。

今回も『ソウル・パワー』、パンフレット入魂でお手伝いしました。ぜひお買い求めください。

(この項つづく)

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power

◎ 演劇『日本の面影』を見て~今重みを持つ小泉八雲のメッセージ「科学ハ世ノ中ダメニシマス」

【Glimpses Of Unfamiliar Japan: Koizumi Yakumo’s Story】

面影。

今から162年前、1850年6月、ギリシャの小さな街に一人の男性が生まれた。その名をラフカディオ・ハーンという。ハーンは20代でアメリカにわたり、ジャーナリスト/作家として活躍。40歳のときに、アメリカの出版社の特派員として来日。日本に魅せられた彼は、鳥取県松江市で英語教師として働き始める。そこで知り合ったセツと結婚。日本に帰化し、小泉八雲となった。

その彼の生涯を描いた作品『日本の面影』が女優紺野美沙子さんが主宰する「朗読座」の第1回演劇公演として、2012年7月12日(木)から六本木の俳優座でスタートした。ご縁があり友人の大西さんからのお誘いで2日目の公演を拝見した。入口のホワイエのところには、たくさんの花束。



この『日本の面影』は、山田太一原作・脚本で元々1984年3月にNHKでテレビ・ドラマ化(4回)され、その後1996年に地人会製作で舞台化されたもの。舞台として再演となる。

ネタバレにならないように書くが、ひとつだけ。何しろ、ストーリーがよく出来ている。原作・台本がよいということ。そして出演者がきっちりやるべきことをやっていて見事。何度も再演がかかるだけあり、まさに古典といってもいいのだろう。

ハーン(舞台では、ヘルンさん、ヘルン先生と呼ばれている)の(彼が日本に来た当時よりも)古き良き時代の日本を愛するところ、それと比べて変化が起こり始めていることへの警鐘など、その示唆は2012年の今にも共通する普遍的なもので驚く。人間の根本的な考え方、洞察力がある人が見る本質、というものは、時代を超えて本当に永続的なものだと思った。

熊本へ引越しそこの教師とハーンがやりあうところのセリフなど、そのまま今にあてはまる。

そして、一番印象に残るのがハーンのこのセリフだ。

「科学ハ世ノ中ダメニシマス」Science will destroy the world.

これは重い。

日本では311後、終戦後同様、さまざまな価値観が劇的に変わっているが、奇しくもこの作品は小泉八雲の普遍的な価値観を浮き彫りにしている。

今回は16公演のうち4公演に英語字幕をつける、という。日本在住の外国人の方にも見ていただきたいとのこと。字幕付きは18日のマチネ・ソワレ(昼公演・夜公演)、19、20日のソワレ(夜公演)。

ありきたりの言葉になってしまうが、映像、舞台セット、そして演技ももちろん、じつによく練られていて、本当にきっちりと真摯に作られている作品だ。

++++

◎メイド・イン・ジャパンにかける思い

和物。

公演後、少しだけ紺野さんとお話することができた。

そもそもなぜ今、小泉八雲だったのだろうか。

「たまたま小泉八雲だったということなんです。もともと『メイド・イン・ジャパン』というお芝居をやりたいと思っていたんです。14年前から国連親善大使をやっており、いろいろと海外に行っています。そうして世界を見ていると、どんどん(日本でも)『和物・和風』の芝居が少なくなっているなあと感じていたんです。昔は芸術座などそうしたものをかける劇場もいろいろありましたけれど。大人の人が見られるお芝居が少なくなってきていて、やはり、(自分は)日本のものをやりたいなあ、と思ってたんです。そんなときに、山田太一さんの『日本の面影』という作品に出会って、『これだ、こういうのをやりたいな』と思ったんです」

「この舞台は3年ほど前からやろうと思っていたのですが、演出家さんのスケジュール待ちなどで今年のこの時期になりました」と言う。企画段階では、311大震災は起きていないから、311から1年を経た今上演という点に運命的なものがあるのかもしれない。

「台本は(初演のものと)同じですが、演出が違うとまったく違う作品になっていると思います」と語る。

意気込みがホームページのあいさつの中にも書かれている。

~~~

今回7月の上演は、3年前から決まっていましたが、震災後「日本の面影」の描く古き良き日本の姿、小泉八雲のセリフのひとつひとつの重みが増しているように思えます。

例えば「科学ハ世ノ中ダメニシマス」という台詞です。

「単純、温和、丁寧、親切、微笑み、幽霊」など、八雲の見た明治半ばの日本人の美徳を、現代の私たちが触れることで「日本人の心の温故知新」になればと私は思っております。

~~~
(紺野さんのホームページからメッセージより)

本を読んで、ハーン役は草刈さんしかいないと思ってお願いしたそうで、草刈さんもこれは自分しかないと、公演の半年前からセリフを覚え始めたという。

紺野さんは、草刈さんと主演を張るだけでなく、企画・製作するプロデューサー的な仕事もしている。『キャデラック・レコード』のビヨンセのようなものだ。あれも、ビヨンセはプロデューサーであり主役を演じた。

どこが一番大変でしたか、と尋ねると、「全部です」と答えた。プロデューサーとして観客動員も含めて経済的に成り立たせることと、役者としてきっちりメッセージを伝えること、その二つをやりとげるのは大変なご苦労だったと想像した。

六本木・俳優座で7月25日まで。小泉八雲とそのメッセージ、演劇に興味ある方はぜひ。

紺野美沙子ウェッブ。紺野さん、草刈さんのビデオメッセージ。
http://www.konno-misako.com/htm/omokage.html

公演概要・チケット詳細はこちら。出演者プロフィール、あらすじなど→
http://nihonnoomokage.com/

2012年7月12日から7月25日まで全16回公演。その後金沢公演が7月28日に。

【料金】全席指定、消費税込み
●前売り:7,000円
●学生:5,000円 ※前売りのみ、要学生証(生徒の方は年齢証明ができるもの)
●当日券:7,500円

【チケット取り扱い】 電話 03-3709-9430(花組芝居 平日11:00~19:00)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード 418-647) / http://pia.jp/t(PC&携帯)
ローソンチケット 0570-000-407(オペレーター受付)
0570-084-003(Lコード 39187) / http://l-tike.com(PC&携帯)
イープラス http://eplus.jp(PC&携帯)
お問い合わせ:オーキャン
TEL:03-3560-7623・FAX:03-3560-7624・e-mail:roudokuza@oh-can.jp
制作協力:株式会社アマゾンラテルナ
企画・制作:朗読座実行委員会
〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-50-11 明星ビル4F 株式会社アマゾンラテルナ内


■追記

7月15日(日)午後1時半追記。一緒に行かれた大西さんもブログに書かれています。
http://www.tsune0024.jp/2012/07/15/0714/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=0714

+++

朗読座。

紺野さん主宰の「朗読座」では定期的に朗読会を開催しています。ときにミュージシャンとのコラボレーションも。次回(第10回)は、2012年9月27日(木)、六本木スイートベイジル(STB139)で、紺野さんに、チェロの古川展生、ピアノの塩入俊哉さんら。紺野さん曰く「超おすすめです」。

なんと第1回公演では、馬頭琴のセーンジャさんと一緒にやられてた。セーンジャさんは僕もコンサートに行ったり、個人的にも親しくさせていただいているので、びっくり。世の中狭い。

改めてお誘いいただいた大西さんに感謝です。ほんとこれもご縁ですね。

+++

ENT>LIVE>PLAY> Glimpses Of Unfamiliar Japan
◎アンジェラ・ジョンソン~声を枯らすまで歌いきる

【Angela Johnson : Singing It To Death】

枯れ。

アンジェラ・ジョンソンの2010年7月以来2年ぶりのライヴ。来日履歴は2002年8月クーリーズ・ホット・ボックスで初、アンジェラで2004年6月、2008年5月、トーチャード・ソウルとして2008年12月、アンジェラで2010年7月。通算6回目になる。

ドラムス、ギター、ベース、コーラスにアンジェラという布陣。途中からトーチャード・ソウルのメンバー、クリスチャンがドラムスで参加。前回来日メンバーで同じなのはコーラスのリーサラ・ビーティーだけ。

アンジェラは赤いジャケットに白いパンツで登場。全体的には彼女のサウンドはミニー・リパートン、エリカ・バドゥー、インディア・アリーのような雰囲気だ。

なんと前日までの3日間、1時間半以上を6セットもやったせいで、彼女の声が枯れてしまった、そうだ。(笑) ライヴ後、サイン会で再会したアンジェラは話し声も枯れていて、つらそう。

けっこうインストゥルメンタル部分に重きを置いているようで、それぞれのソロパートなどが聴かれる。

途中で2曲コーラスのリーサラが歌う。シャカ・カーンの「テル・ミー・サムシング・グッド」と、アンジェラのアルバムに収録の「ウォーキン」。

しかし、なぜかマイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」のほぼインスト・ヴァージョンとアンコールで「スターティン・サムシング」。選曲が謎だ。尋ねればよかった。それにしても90分超のライヴを1日2セット、4日間はおつかれさまでした。ゆっくり喉休めてください。

■過去関連記事

アンジェラ・ジョンソン・ライヴ~グッド・ヴァイブを見せて
2010年07月11日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10586748440.html

クーリーズ・ホット・ボックス・フィーチャリング・アンジェラ・ジョンソン
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/coolie20020822.html
【2002年8月22日木曜・横浜モーション・ブルー、ファースト、セカンド・ステージ】

■アンジェラ・ジョンソン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014J58SU/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■メンバー

Angela Johnson(vo) アンジェラ・ジョンソン(ヴォーカル)
Christian Urich(ds,vo) クリスチャン・ユーリック(ドラムス、ヴォーカル)
Eric Parker(key) エリック・パーカー(キーボード)
Lashawn Thomas(b) ラショーン・トーマス(ベース)
Las Cleveland(ds) ラス・クリーヴランド(ドラムス)
Lisala Beatty(back vo) リーサル・ビーティー(バックヴォーカル)

Opening DJ* ALEX from TOKYO (7.12thu.)

■セットリスト:アンジェラ・ジョンソン@ブルーノート東京
Setlist : Angela Johnson @ Bluenote Tokyo, July 12. 2012

Show started 21:31
01.Be Myself
02.Days
03.They Don’t now
04.Hurts Like Hell
05.Remember The Time (Instrumental) [Michael Jackson]
06.Wasted Time (+Christian on Drums)
07.Over & Over (+Christian on Drums)
08.Friend Of Mine (+Christian on Drums)
09.Fall In Love (+Christian on Drums) [Tortured Soul]
10.Make Me Happy (+Christian on Drums)
11.Tell Me Something Good [Rufus / Chaka Kahn] (Lisala Beatty on Vocal)
12.Walkin’ (Lisala Beatty on Vocal)
13.Wait For You
Enc. Wanna Be Startin’ Something [Michael Jackson]
Show ended 23:14

(2012年7月12日木曜、ブルーノート東京、アンジェラ・ジョンソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Johnson, Angela
2012-

◎マサ・コハマ・ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと

【It’s New: Masa’s Lounge】

心機一転。

ブルース・アレイの人気企画「マサ・コハマ・スペシャル」が、シリーズ・タイトルを改め心機一転再稼動。その名は「マサズ・ラウンジ」! 前回の「マサ・コハマ・スペシャル」が7回目で、2012年4月だから、約3ヶ月ぶり。

スムーズ・ジャズで若干、ラウンジっぽくゆったり、まったりいい音楽を楽しもう、というコンセプト。

その路線の選曲、セットリスト・ファーストの2、3、4あたりが、まさに「ラウンジ」っぽい仕上がり。マイケル・フランクス、アール・クルー、ジョージ・ベンソンなどのあたりが、とてもいい感じ。

そしてこの日はゲスト・シンガーにこのところ活動再開し絶好調の露崎春女さん。ロバータ、ミニー、デニース・ウィリアムス、アリーサなどディーヴァ系を歌った。ミニーとかロバータとかこのあたりさすがですね。

露崎さんはちょうどソウルのカヴァー・アルバム『リスペクト』を7月18日にリリース。これは2枚組みで上記4曲はいずれもこの新作に収録。またもう1枚は5月2日にこのブルース・アレイで行なわれた彼女のホイットニー・トリビュートのライヴ音源をCD化したもの。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007YYJYY8/soulsearchiho-22/ref=nosim/

定番、マイケル・コーナーは人気だが、この日はなんとエリック・ベネイのカヴァー「スピリチュアル・サング」を披露。「エリック・ベネイやります」とマサさんが紹介すると、その瞬間、「キャー」と大歓声が巻き起こった。なんでかと思ったら、ベネイ・ファンのみなさんが大挙していらしてた。ライヴ後、僕もベネイ・ファンクラブの腕リストをいただきました。ありがとうございます。(笑)

セットリストに「ロック・ステディー」とあったので、アリーサかと思ったら、ウイスパーズのほうの「ロック・ステディー」。いやあ、あがるあがる。特にベース息才さんとギターのマサのバトルなんか最高だった。

アンコールで、ちょうど遊びに来ていたさかいゆう君が飛び入りで、「ホワッツ・ゴーイング・オン」を熱唱。彼の声は、いつ聞いても綺麗だ。

そして最後は「パープル・レイン」ではなく、ジミ・ヘンドリックスの「ヴードゥー・チャイル」で大盛り上がりで終わった。

おっと、今回は「昭和歌謡コーナー」がなかったな。ラウンジにはあわないか・・・。

■過去関連記事

マサ・コハマ・スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここに過去記事一覧があります)

■ マサ・コハマ・ウェッブ
http://masakohama.com/

■露崎春女ウェッブ
http://www.harumitsuyuzaki.com/
2012年9月2日(日)渋谷プレジャープレジャー、9月4日(火)大阪梅田・アカソでライヴ。詳細はこちら。
http://www.harumitsuyuzaki.com/topics/2012/06/-the-live-2012-respect.html

~~~~~~~~~~~~~~

■メンバー

(G)マサ小浜 (Key/Vo) Kaleb James (Ds) Jay Stixx (B) 息才隆浩
★Special Guest (Vo) 露崎春女
飛び入りGuest: Sakai Yu

■セットリスト “Masa’s Lounge”(Vol.1)
Setlist : Masa Kohama @ Blues Alley, Meguro, July 11,2012

show started 19:41
01.Summer Breeze [Isley Brothers, Seals & Crofts]
02.Lady Wants To Know [Michael Franks]
03.Last Song [Earl Klugh]
04.Brazilian Stomp [Earl Klugh & George Benson]
05.The Lady In My Life [Michael Jackson]
06.Killing Me Softly With His Song [Roberta Flack] (Tsuyuzaki Harumi on vocal)
07.Lovin’ You [Minnie Riperton] (Tsuyuzaki Harumi on vocal)
08.Daydreaming [Aretha Franklin](Kaleb on vocal)
09.Worried Life Blues [Major "Big Maceo" Merriweather, Sleepy John Estes, Eric Clapton](Kaleb on vocal)
Performance ended 20:53

Performance started 21:23
01.Rose [Bette Midler]
02.Spiritual Thank [Eric Benet] (Kaleb on vocal)
03.You Are Not Alone [Michael Jackson]
04.Rock Steady [Whispers]
05.Free [Deniece Williams] (Tsuyuzaki Harumi on vocal)
06.Respect [Aretha Franklin] (Tsuyuzaki Harumi on vocal)
07.People Get Ready [Impressions / Curtis Mayfield] (Kaleb on vocal)
08.Kiss [Prince] (Kaleb on vocal)
Enc.1. What’s Going On [Marvin Gaye] (Sakai Yu on vocal)
Enc.2. Voodoo Chile [Jimi Hendricks] (Kaleb on vocal)
Show ended 22:38

(2012年07月11日水曜、目黒・ブルース・アレイ、マサ・コハマ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Masa Kohama
2012-
◎ケンジ・サノ・ファースト・ライヴ

【Kenji Sano’s First Ever Live In 40 Years】

ファースト。

「キャプテ~~~ン!」「イエー、イッツ・ミー」 

観客は98%女性。立ち見スペースに溢れる観客。あちこちからかかる「キャプテ~~ン」の掛け声。日米で活躍する大人気ベース奏者兼音楽ディレクター、ケンジ・サノの彼自身初のリーダー・ライヴ。実にファンキーでソウルフルな音楽が大好きで、ライヴはソウルあふれるもの。昨年リリースした、やはり初のリーダー・アルバム『カルチャー・カメレオン』をひっさげての大阪、名古屋、そして東京の・ツアー。ツアー最終日が目黒ブルース・アレイだった。

ジェイ・スティックス、キース・ヘインズ、デイヴィッド・キング、ザンドレ・ヤーブローらのブラザー勢もステージにあがりコモドアーズ、スライ、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイなどのカヴァーでパーティー度、ソウル度満開。

「カラパナからやり始め、日本に戻ってきて、矢沢(永吉)さん、安室奈美恵、そしてエグザイルなどと仕事をするようになって、まさかこんなに長く日本でやるとは思ってなかった」と1970年代から活躍しているヴェテランは、初のリーダー・ライヴで感無量のあいさつをした。

「キャプテンズ・ナイト~超楽しいんですけど」と喜び、立ち見であふれるブルース・アレイのステージではしゃぐ。

セカンドの途中で、なんとエグザイルからショーキチ(Shokichi)君が登場、一曲「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」(グローヴァー・ワシントン/ビル・ウィザース)を熱唱。一際大きな拍手を受けていた。たった1曲で客席に戻ってきたら汗だくになっていた。それより前、僕が会場に着いたとき、以前ブルーノートで会ったときのことを覚えていてくれたみたいで、彼の方から声をかけてくれた。実に好青年。

パーカッション、ヴォーカルと大活躍のアーノ・ルーカスは、なんとかつてワーナーからアルバムを4枚出したクラッキンという人種混合バンドのメンバーだった。ライヴ後、いろいろと話をしたので、そのあたりのことはまた後日。

「また、次、やりたいんですけど~~」と言うと観客から大きな拍手。「次、考えてるのは、『パジャマ・ジャム』! どう?」。

そうか、次はパジャマ・ジャムか。ただでさえパーティー大好きなキャプテンのパーティーは、ますます楽しさの激しさを増しそうだ。次回も楽しみにしてます。

昨日からずっとコモドアーズの「スリッパリー・ホエン・ウエット」のイントロが頭の中、ぐるぐる回ってるんですけど。なんとかしてくれません?(笑)

■コモドアーズ「スリッパリー・ホエン・ウエット」(リレコの映像しかなかった)

http://youtu.be/RtU5mli5qPA



■Kenji Sano / Culture Chameleon

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4VO/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


■メンバー

KENJI SANO “CAPTAIN’S NIGHT”
featuring Arno Lucas

Kenji Sano (Bass, Vocal)
Zaindre Yarborough (Guitar)
Ogura Yasuharu (Piano)
Nobu K. (Keyboards)
Arno Lucus (Percussion, Vocal)
Jay Stixx (Drums)

Guest:
本田雅人(Sax), Shokichi (Vocal)
David King (Vocal), Tahirih Walker (Vocal),
Keith Haines (Vocal)

■セットリスト [ ] denotes original

show started 19:42
01.Gotta Get Up
02.What’s Going On [Marvin Gaye]
03.Further On Down The Road – Let The Good Time Roll [Taj Mahal, Louis Jordan]
04.Slippery When Wet [Commodores]
05.Juliette [Kalapana]
06.What You Won’t Do For You [Bobby Caldwell]
07.If You Want Me To Stay (Arno on Vocal) [Sly & The Family Stone]
08.Fly Me To The Moon [Frank Sinatra, etc]
09.Always There (Masato Honda on Sax) [Side Effect, Incognito]
Performance ended 20:47

Performance started 21:20
01.Valdez In The Country (Masato Honda on Sax) [Donny Hathaway]
02.What’s Going On (Masato Honda on Sax, Keith Haines on Vocal) [Marvin Gaye]
03.Crossroad [Robert Johnson, Eric Clapton]
04.Slippery When Wet (Arno Lucus on Vocal) [Commodores]
05.For The Love Of You (Tahira, David King, Keith Haine on Vocal) [Isley Brothers]
06.What You Won’t Do For Love [Bobby Caldwell]
07.Just The Two Of Us (Shokichi) [Grover Washington Jr. Bill Withers]
08.If You Want Me To Stay [Sly & The Family Stone]
Enc. In My Life [Beatles]
Enc. Shake Your Body (Down To The Ground) (David King) [Jacksons]
Show ended 22:42

(2012年07月10日火曜、目黒ブルース・アレイ、ケンジ・サノ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sano, Kenji
2012-
◆ほおずき市と四万六千日

【Chinese Lantern Plant Market and Fourty-Six Thousand Days】

四万六千日。

恒例白川会の分科会(スピンオフ)「浅草で鰻を食する会」第三回があり浅草にでかけた。そうしたら、ちょうどこの日(7月9日)と10日は浅草寺(せんそうじ)では、「四万六千日(ほおずき市)」が行なわれており、けっこうな人出だった。白川さん、佐藤善雄さん、デザイナーのマイク・スミス(関根)さんらと。「四万六千日」は「しまん・ろくせん・にち」と読む。

今回のうなぎは、やはり老舗の「小柳」。うなぎ・白焼きの前に食べた山形産の冷やしトマトが美味。うな重もおいしくいただいた。うなぎは比較的やわらかめ。白川さんが「四万六千日」の由来をおもしろおかしく懇切丁寧に説明してくれたのだが、もう忘れました。(笑) 

 
(写真)
うな重と冷やしトマト。トマトがとても美味しかったので、お店の人に頼んでお持ち帰り用に売ってもらった。特選お塩もつけてくれた

白川さん、さすがに地元だけあって、座敷の向こうの席にたまたまお知り合いが。そして「ほおずき市」帰りのほおずきを持ったお客さんも座敷にやってくる。そこでうなぎのあと、浅草寺におまいりにいくことに。

なんと、この日(7月9日と10日)に参拝すると4万6千日(約126年分)分参拝したご利益があることになるそうだ。ほおずきを鵜呑みにすると「大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」という薬草として評判だったそう。しかし、あんなに大きなのを鵜呑みできるのかなあ。通常は午後5時で閉堂だそうだが、「ほおずき市」の日は夜遅くまであいていた。

昨日僕も参拝したから、126年分参拝したことになったはず。途中道すがら、このあたりにはネコが多いことを発見。

四万六千日の(本当の)由来。(浅草寺のウェッブ)
http://www.senso-ji.jp/annual_event/shimanrokusennich.html

(写真)
 
参拝~これで4万6千日の参拝のご利益が! ほおずき市で夜遅くまで賑わう境内

関根さんが、日曜日に「ソウル・ブレンズ」にやってきたウッディーファンクのジャケットやフライヤーのデザインをしていることを知ってびっくり。善雄さんは翌日「ソウル・パワー」のリハだが、そのスタジオが自宅から車で10分もしない近いところらしい。9月のアースのライヴ、国際フォーラムの一番前でごらんになっていたそうだ。前過ぎて踊らずにはいられなかった、と。(笑)

うなぎの後はソウルバーとなるわけだが、近くのアイ・クラブ(AI Club)は、なんと月曜定休。近くでばったり見つけたカフェのようなところで、お茶して解散。白川さんも善雄さんも朝がめちゃはやい。

ほおずきは、調べてみたら、漢字表記もあり「酸漿」のほか「鬼灯」、中国では「金灯」「錦灯籠」とも書くそうだ。

~~~

記録のために。うなぎ第1回は2011年9月30日「色川」、第2回は2011年11月22日「初小川」。次回通常白川会は第9回、9月上旬下北沢「しずおかや」の予定。

第7回白川会の様子
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11055677912.html
2011年10月23日(日)付けブログ

第8回ボビー・ウーマック来日にあわせて2012年2月21日しずおかやで開催。だが吉岡は軽い風邪のため大事をとって欠席。

ESSAY>Shirakawa-kai
◇電子書籍~『ソウル・サーチン』は電子書籍の「シングル」

【E-Books: Single Of E-Books】

開拓。

2000年7月に出た拙著『ソウル・サーチン』が大幅加筆修正して、2012年7月27日、電子書籍の形態でリリースされることになった。

最近僕も電子書籍に大きな関心を持っているが、去る2012年7月4日~6日に都内で電子書籍エキスポという見本市が開催され、そこでさまざまな新しい電子書籍を読むデヴァイス(機器)が紹介されたりしたようだ。

そんな中、楽天が電子書籍市場に入り、「コボ・タッチKobo Touch」という電子書籍を読む端末(デヴァイス)を発売すると発表した。今月末の発売前に予約をすると、楽天ポイントが3000点(3000円相当)還元されるというので、実質5000円を切るということから僕もすぐに予約しようかと思ったら、「吉岡さんは、きっと洋書もたくさん読むだろうから、これからいずれ発売されるキンドルのほうが向いているはず」とアドヴァイスをいただいたので、ちょっといろいろと調べてみた。コボは洋書は読めないのかな。

キンドル(これも電子書籍を読む機器)は昨年あたりから出る出ると言われて、なかなか出てこない。僕もまだ現物を触っていないのでなんとも言えない。いくつか買って触ってみて、その感想文などもいずれアップしてみたい。

シングル。

そんなエキスポの中で作家の京極夏彦氏が講談社編集者唐木厚氏、凸版印刷紺野慎一氏と鼎談、そのまとめがトゥゲッターにあがっていて読んだ。

電子書籍についてするどいご意見がたくさんあり、とても勉強になった。

京極「PDFを売ったら電子出版だなどというのはコンビニ・コピー本を売ってるのと同じ」

京極「本を形態を変えて出し直すときに編集、校正を加えないなんてことは無い。それなのに、電子書籍ではそれがまかり通っている。大きな間違い」

唐木「紙の本に比べて電子書籍はコンテンツの最小規模が無いのでそこに可能性があると思っている」

京極「今のところ本にはアルバムばかりでシングルが無い。電子書籍ならシングルが出来る」

唐木「文庫というのは評価が定まった作品を後の世に残すために…」

京極 「文庫は元々金のない大学生なんかが買えるように出てきたんですよ。今だって文庫の読者は安いから小さいから買うんですよ。それを『文庫というのは評価が定まった作品を後世に残すために解説などを付与して底本として(偉そうな口調で唐木氏のモノマネ)』
そんなのは出版社の言い訳です。それを偉そうに文庫化しましたとか決定版とか言って内容付け足したりして…ハードカバーの読者はずっと前に高い金払ってるのに。ハードカバーの読者にも文庫の読者にも悪いんじゃないか」

などなど。

(全文はこちら http://togetter.com/li/333251

この中で、僕は京極氏の「今のところ本にはアルバムばかりでシングルが無い。電子書籍ならシングルが出来る」という言葉にものすごくぴんときた。

今回の『ソウル・サーチン』は、オリジナルが7編を一冊にまとめたものだが、それを加筆修正して隔月で一本ずつリリースする。これは、まさに「アルバム」ではなく、「シングル」のニュアンスだ。あるいは、「ミニ・アルバム」かな。

電子書籍がこれからどうなっていくのか、まったく僕にもわからないが、とりあえず、『ソウル・サーチン』は、「シングル」感覚でしばらくやってみたいと思う。

もうひとつ、僕が可能性を感じるのは、部数が大して出ない、しかしマニアの人は読みたいというニッチなところの読み物だ。たぶん紙の書籍では1000部しか出ないものは採算が取れないので出せないが、電子書籍なら出せるような気がする。

紙で2000円つけなければならないものも、電子だったら1000円で出せるかもしれない。そうしたら、買う人も出てくるかもしれない。そのあたりの感覚、値付け、値ごろ感も、これまで誰もが通ったことがない道なので開拓していくしかないだろう。

リリース。

『ソウル・サーチン』電子版は、2012年7月27日(金)から各電子書籍書店でリリースされます。


(表紙画像)

現状、確定している電子書籍ショップは次の通りです。各店舗に行き、それぞれの指示に従って購入手続きをすれば、1-2分で買えることになります。どこで買っても値段は同じなのだが、フォントやレイアウトなどが若干店舗によって違う。本ソウル・サーチンでは、フォントやレイアウトなどが見易いということで、しいて言えば紀伊国屋書店をお勧めします。

(店舗一覧)

株式会社紀伊國屋書店紀伊國屋書店BookWebPlus
http://bookwebplus.jp/

株式会社BookLiveBookLive!
http://booklive.jp/

株式会社BookLive東芝BookPlace
http://toshibabookplace.booklive.jp/

株式会社セブンネットショッピングセブンネットショッピング
http://www.7netshopping.jp/all/

アイプレスジャパン株式会社ConTenDo
http://contendo.jp/FirstGuide/

株式会社ブックリスタ
http://www.booklista.co.jp/

LismoBookStore
http://book.lismo.jp/

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/entertainment/dmarket/spmode/book_store/

株式会社ビットウェイソフトバンクブックストア
http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/service/bookstore/

シャープ株式会社GARAPAGOS STORE
http://galapagosstore.com/web/btop

E-BOOKS>Soul Searchin
BOOKS>E-Books
■★ウッディー・ファンク登場

【Woddy Funk on Soul Blends】

初。

昨日の『ソウル・ブレンズ』にトークボックスをやるファンク・アーティスト、ウッディー・ファンクが初登場した。ちょうど、デビュー・ミニ・アルバムをリリースして、そのプロモーションだ。

ウッディーは、元々セルジオムトウさんがやってるジェームス・ブラウンのコピーバンドでマーヴァ・ホイットニー役などをやっていた人物で、その彼女がセルジオさんが持っていたトークボックスをいじり始めたらけっこうおもしろくなってトークボックスをステージでもやりだすようになったということらしい。

けっこうトークも下町っぽいホンキー(ファンキーがなまって)な感じでとてもよかった。なにしろ、ささっと10分もしないうちにトークボックスをセッティングして、生本番でトークボックスを使ってDJマーヴィンとやりとりをしてくれ、とてもおもしろかった。

このミニ・アルバムは、まずインディでディスクユニオン、アマゾンなど5月8日に先行リリースされ、7月18日からタワー、HMVなど一般CDショップでも発売される。

ザップのメンバーが楽曲のトラックを作ってくれ、トークボックスでのヴォーカル部分をこちらで録音。まさに日米合作のファンクだ。

昨日のウッディー・ファンク・ゲストの模様。期間限定でポッドキャストにアップ。(約21分)

http://soundcloud.com/soul_searchin_5/soul-blends-2012-07-08-woddy

■CD What’s My Name

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007Y04IE8/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

++++

スーパープロデューサー。

「ソウル・サーチン」では、先日のキャリン・ホワイトのインタヴューを声とともにご紹介。そして最後にキャリンをてがけたスーパープロデューサー、ジャム&ルイスや、ベイビーフェイス&LAらのインタヴューなどが編纂されている書籍『スーパープロデューサー』をご紹介した。

キャリン・ホワイトのインタヴュー模様はこちら。(前日のブログ)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11296504718.html

昨日の「ソウル・サーチン」、期間限定でポッドキャストでアップ。(約29分)

http://soundcloud.com/soul_searchin_5/soul-searchin-radio-2012-07-08

これは、1980年代から90年代にかけて今は廃刊となったBMR(ブラック・ミュージック・レヴュー)誌に掲載されたものをまとめたもの。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906700314/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

RADIO>SOUL BLENDS>
ARTIST>Woddy Funk
BOOK>Super Producers

★キャリン・ホワイト・インタヴュー

【Karyn White Interview: Talks About 17 Year Absence】

17年ぶり。

1995年4月以来17年ぶりの来日となった歌姫、キャリン・ホワイト。久々の新作、そして、ライヴと活動再開のキャリンに話を聞いた。キャリン・ホワイトは、ジャム&ルイス、そして、ベイビーフェイス&LAという1980年代から1990年代を席巻した2大スーパープロデューサーによってプロデュースされ一世を風靡したシンガーだ。この2大プロデューサーにプロデュースされたというだけでも、いかに時代に愛されたかがわかる。

この模様は今日の『ソウル・ブレンズ』(関東地区インターFM、76.1mhz、日曜午後2時~4時)内「ソウル・サーチン」(午後3時半~)の中でご紹介します。

関東地区の方は、ラジコを通してパソコン、スマートフォンでも聴けます。

http://radiko.jp/player/player.html#INT

キャリンには、1987年6月と1989年6月にインタヴューしていた。20年以上ぶりの再会ということになるが、あいかわらず綺麗でかわいいということにびっくりした。けっこう体調管理をしっかりしているのではないかと感じた。

インタヴューは6月23日(土)のファーストが始まる前に行なわれた。

まずは、この17年間のブランクについて、なぜこれほどの休息になったのか。

「私が前回来日した頃(1995年4月)はスーパープロデューサーのテリー・ルイスと結婚していた。アシュリー・ルイスという一人娘ができたばかりだった。今もう19歳ですが、テリーと誕生日(11月24日、1956年)が同じなのよ。(ということは、アシュリーは1992年11月24日生まれということになる。ちなみに離婚は1999年だそう) でも、もう歌わないなんて決めたわけではなかった。音楽業界が劇的に変化して、ヒップホップが席巻してきた。そんな中で情熱を持って音楽をやることができなくなった。(私にとっては)娘を育てるということが一番大事になった。この業界ではファミリーに対して尊敬の念を持ったりしないのでね。この業界でやっていこうとしたら、フルタイム・ジョブのつもりでやらないとだめでしょう。(子育てをしていたら)それはできない。逆に、母親として、妻としてはいい仕事をしたと思う。自分自身のことを考えれば、いい母親であることは(歌手であることより)大事だったということだと思う。最初は5年くらい子育てに専念するつもりだったけど、結局それが17年になってしまった、ということね(笑)」

そして、18年ぶりのアルバム『カーペ・ディエム』が登場。このアルバムを作ることになったきっかけは。

「カーペ・ディエムcarpe diemとはラテン語でシーズ・ザ・デイSeize the day、自由にその日を生きなさい、今を楽しめ、という意味。私も実際、過去17年間日々を楽しんでいたわ。(笑) でもこんなに長く休みとは思っていなかった。(笑) というわけでカンバックが決まってからは、ヴォーカル・トレーニングとか一生懸命やってきた。歌いたくないなんて思ったことはずっとなかった。ヴォーカル・レッスンなどをし始めると、また歌いたくなってきた」

「アルバムはアップテンポの曲とバラードのバランスを取るよう考えた。アップテンポの曲は久々にベストのものが出来たと思っている。バラードもいい曲ができた。シスター・シスターは2ヴァージョン、普通のものとアコースティックなもの。を両方いれた」

そして、日本についても。

「日本が好き、日本のファンも大好き。とても日本のファンとのつながりには感動している。日本に来るとほんとうにいつも感動している。他に言うべき言葉はみつからない」

音楽業界を離れて、不動産業にも手を出したそうだが。

「ずいぶんと長い間音楽業界から離れていました。不動産? そう、不動産業にも手を出していたの。今音楽業界は昔ほど、それほどぱっとしないでしょう。そこで不動産の仕事や、テレビの仕事なんかをするようになった。ロスアンジェルスに引っ越して、カメラの前に出るのはやめることにした。私は、銀行で有名になりたいと思った。(笑) I want to be famous at the bank 別に私は、もう(顔が売れて)有名になりたいとは思ってない。(笑) 
ただそういう実業界のエグゼクティヴなんかに会うと『スーパーウーマン、あなたはここで何をしてるのですか』と聞かれたりした」

カンバックのきっかけは。

「(今の)私のマネージャー、クラブ・ヌーヴォーのジェイ・キング、彼はいくつものヒット曲をだしているけど、彼が(インターネットの)ラジオショーをやっていたの。『ジェイ・キング・ネットワーク』というもの。いかにヴェテラン・アーティストが活躍するか、いまこそ最高のタイミングだ、みたいなことをしゃべっている番組をやっていたのよ。そのために、何をすべきか、インターネットをどう使うか、といったトピックで話をしていた」

「アイチューンズなんかがでてきて、インターネットを通じて、アーティストが直接ファンとつながることができるようになった。そんな話をきいて、とても印象に残ったので、ジェイ・キングに連絡を取った。ワーナー時代にレーベルメイトで元々知っていたから。あなたと一緒に仕事をしたいわと言って、それから仕事をし始めることになった。彼が私が再び歌うようにインスパイアーしてくれたのよ」

「(彼にカンバックを強く勧められ)じゃあ、やってみようと。私の娘はすでに大学に行っていたので、別に(子育てという)やらない理由もなくなっていた。私の好きにやろうと思った。私は自分の家やビルを買って、好きにビジネスをしていた。だから、こんどのプロジェクトも私がボスとなって好きにやろうと思った。かつてワーナーブラザースが私を売るために膨大なお金をつぎ込んでくれた。だからそれによってできた名前を今使うのも悪くないと思った」

「クリエイティヴな面で誰かに何か指図されたり言われたりすることもない。ジャケットのアートワークも写真も自分のやりたいようにやれる。だからとても楽しかったのよ。別に誰かに答えたり、イエス、ノーを言ったりしなくてよかったんでね」

キャリンは昨年病気になり、3ヶ月の間に3回も手術をした、という。それも大きな転機となったようだ。

「入院中に友達が見舞いにやってきて、この入院期間に思ったことなんかをアルバムにしたらどうだと言ってくれたの。あなたは、日々を楽しまなければならない(Carpe Diem=Seize the day)、でしょうって。そのとき、カーペ・ディエムという言葉を初めて聞いた」

そして、アルバムが完成、ライヴ活動も再開し、ひさびさの来日となったというわけだ。

キャリンの声はとても低く、魅力的。それは歌声でも、話し声でも同じだ。

キャリンの現在のマネージャーはジェイ・キング。「リーン・オン・ミー」などをヒットさせたクラブ・ヌーヴォーのリーダーだ。ジェイは超ビジネスマン。キャリンとのインタヴューが終わった後、立ち話をしたが矢継ぎ早にいろいろと質問されたり、とてもおもしろかったので、そのあたりの話も改めて書いてみたいと思う。

■キャリン・ホワイト 最新作『カルペ・ディエム』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007W1C18Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000NOKAOY/soulsearchiho-22/ref=nosim

ARTIST>INTERVIEW>White, Karyn

◇ワックスポエティックス22号~Pファンク大特集

【Waxpoetics Japan : features P FUNK】

Pファンク。

良質のブラック・ミュージック専門誌「ワックスポエティックス・ジャパン」の最新号(22号)が、2012年6月30日発売された。混合の特集は、パーラメント/ファンカデリック、いわゆるPファンク。

総帥ジョージ・クリントンの超ロング・インタヴュー、ブッツィー・コリンズ・インタヴュー、そして、ファンカデリックなどのジャケットを描いているイラストレイター、ペドロ・ベルのインタヴューまで40数ページの特大特集。

ペドロ・ベルのインタヴューは初めて見たので、ひじょうに新鮮。ブッツィーも自らのキャリアを最初から振り返っているので、彼の歴史が俯瞰(ふかん)できるインタヴューだ。

ワックスの目次・インデックス
http://www.waxpoetics.jp/magazine/

ジョージ・クリントンの歯に衣着せぬトークもいつもながらにおもしろい。これは、2006年のインタヴュー。ブッツィーのも2006年だが、ジェームス・ブラウン・バンドにはいるときのいきさつや、入ってからミスター・ブラウンから学んだことなど多くを語っている。

Pファンク・ファンの方はぜひ。

ちなみに、ワックスポエティックス・ジャパンは前号から版型を少し大きくし、ソノシートを付録でつけている。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905298016/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

MAGAZINE>Waxpoetics Japan>#22
ARTISTS>P Funk

◆ソウル・いろいろ(パート3)

【Soul Bits & Pieces】

暑。

なんかやたら蒸し暑い。昨日は、ブルースアレイでジェイ公山&チャカさんのライヴに行こうと思っていたが、原稿が予想以上に手間取り、行けなかった。のだが、夜中に、打ち上げ会場から呼び出し電話。なんとライヴは11時半くらいまでやってたらしい。10時半くらいに行けばよかったなあ。このところ12時過ぎるとやたら眠くなるので、残念ながら朝まで打ち上げにも参加できず。

+++

「ソウル・パワー」のパンフレットの原稿、昨日入校しあとは印刷ができあがってくるのを待つのみ。今年も例年通りかなりの文字数になっている。スクープ、ゴス、そしてマーチンのソウル・トライアングル・インタヴューに加え、マーチンとおねえさん聖美さんの対談も。今年は7回目でラッキーセヴンということもあり、かなり楽しみ。来週土日(7月14日・15日=東京)から。

+++

今日、品川ケーブルがテレビ回線のチェックに来た際、ケーブルテレビとインターネット、電話などをまとめたパックがお得という話をされ、いろいろ計算した結果かなり安くなるのでまとめることにした。前々からネット環境を変えようと思っていたので、渡りに船という感じではあった。

+++

ブログネタとしては、この前のタワーレコード渋谷でやったトークショーのこと、その他最近見たライヴのライヴ評、キャリン・ホワイト・インタヴュー、そしてアメリカ旅の報告など、まとめなければならないのが山積み。

+++

夜になるとウィンブルドンの生中継やってて、これもつけてしまう。金曜夜は、男子準決勝2試合。フェデラー対ジョコビッチ、ツォンガ対マレー。シードでいえば、1,3,4,5と第2シードのナダルが落ちてしまった以外完全に順当。フェデラーかジョコの勝ったほうが優勝のような気がする。昨日(水曜夜)は、ロイヤル・ボックスにウィリアム王子夫妻やアガシ・グラフ夫妻もいて華やかだった。

+++

下の写真は、青山アンデルセンで売ってるクッキーです。めがねは自分で書きました。僕と一番似ているポイントは、写真向かって右(僕の左側)の頬にほくろがあるところです。(笑)



(写真)

祝パンダ出産。

+++

そして、良質の音楽誌ワックスポエティックス・ジャパン最新号。なんとPファンク特集。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905298016/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

ESSAY>Bits & Piece
☆『マイ・フレンド・マイケル』を囲む会

【My Friend Michael: The Talk Session】

囲む会。

2012年7月2日(月)、飯田橋のカフェで『マイ・フレンド・マイケル』を囲む会が開かれた。約2時間、マイケルの話、『マイ・フレンド・マイケル』書籍の話などをした。ご来場いただいた方、みなさんありがとうございました。

最初、少し本の話をして、シルク・ドゥ・ソレイユの話をした。どのようなショーでどこに惹かれるかなどを話しつつ、オースティンで撮ってきた動画(1-2分程度のもの)を6本ほどご紹介した。

01.Wanna Be Startin’ Somethin’
02.Dancing Machine
03.Smooth Criminal
04.Jackson 5 Medley
05.Human Nature
06.Thriller

シルクは、元々サーカスのイヴェント集団だっただけに、その空間を使ったエンタテインメントは実に圧巻。上下、おそらく10メートルくらいはロープで移動したり、左右ところ狭しと動く。ステージも奥のメインステージと花道が前に突き出し、その先端にまた円形のBステージがあり、その下からステージが出てきたりする。

メインステージバックのスクリーンは、かなり大きなおそらくLEDパネルで、その広いスクリーンを一面で使ったり、分割して使ったりして、昔のジャクソン5時代の映像や、マイケルの各ショートフィルムの映像などがふんだんに使われる。映像と、ダンサーたちの動きもある程度シンクロする。

「シルク・ドゥ・ソレイユ~ジ・イモータル・ワールド・ツアー」は、北米ツアーが2011年11月から2012年8月まで163本、その後2012年10月から2013年4月まで48本、ヨーロッパ・ツアーが行なわれる。

中盤で、現在始まっているジャクソンズのツアー「ユニティー・ツアー」についての話も。これは、2012年6月20日カナダから始まり、7月29日のワシントン州スノークォルミーまで計16本行なわれる。しかし、残念ながら、当初は27本予定されたが、11本がチケット・セールス不振のためキャンセルされてしまった。

最後の質疑応答で今回のイヴェントをまとめてくれた熊澤さんの質問で「マイケルは、(吉岡にとって)どれくらい大きな存在か」というのがあり答えた。答えとしては、大きな存在で、マイケルに1983年8月5日会ったことで、自分の音楽ライター、評論家のキャリアで大きなターニング・ポイントになった、という話をした。

このときは83年7月末からニューヨーク、8月頭にロスに行き、いろいろなアーティストへのインタヴューをセッティングして、会いにいったのだが、そのうちのひとつにジャッキー・ジャクソンのインタヴューがあり、そこに偶然マイケルがいて、話ができたのがものすごく大きかった。

その83年のアメリカ行きで知り合ったカシーフなど、一人の出会いから次々とつながっていく一期一会がとてもおもしろいと思った、という話をしだしたら、マイケルの話から大幅にそれてしまった。

カシーフと知り合い、その事務所のケヴィンと知り合い、ケヴィンの紹介でジョン・ホワイトヘッドと知り合い、「ソウル・サーチン」の言葉を教わり、それが本になり、といった話を始めてしまって、収拾がつかなくなった。(笑) このあたりは、いつかゆっくりまとめようと思っている。

■イモータル

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4ZU/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ いつも「ソウル・サーチン」に来てくれたり、ライヴ会場でよく会うマリニンが主催するマイケル・イヴェント

マリニン・プレゼンツ Club MJ
2012年7月14日(土)
特別ゲスト Pino and more
DJ DJビート、DJマサコ、DJタモツ
入場料 2000円(ドリンクなし)
時間 23時~朝
会場 ザ・ビーチ・ラウンジ
住所 港区麻布十番2-5-1 マニヴィア8階 
電話 03-5772-5745
http://www.beach-lounge.jp/index.html

ヒール・ザ・ワールド
2012年7月29日(日)午後5時~9時
入場料 2500円(ワンドリンク付き)
出演 プリンス・ブランケット・ダイ・ちば~ず、
ゲスト MJダンサーズ、マサ・スムース、シンゴほか
特別ゲスト ブルーツリー
会場 ザ・ビーチ・ラウンジ
住所 港区麻布十番2-5-1 マニヴィア8階 
電話 03-5772-5745
http://www.beach-lounge.jp/index.html

EVENT>My Friend Michael


◆「機動隊に傘を差す女性たち」の写真~大飯原発

【Protest Women Hold Out Umbrella To Police Officers : A Picture Tells A Lot Of Story】

傘。

フェイスブックのシェアですごい写真が回ってきた。大飯原発再稼動反対運動に参加した岐阜県の池田恵さんという方が撮影された「機動隊の人が雨にぬれないように傘を差し出す女性たち」の写真だ。

https://fbcdn-sphotos-a.akamaihd.net/hphotos-ak-snc7/602361_317167075042178_1760896126_n.jpg

(写真)

撮影・池田恵 2012年7月1日 Photography by Ikeda Kei.
Protest women who hold out their umbrella to antiriot police officers. The moment took picture was raining so hard. Photographer thought that these women don’t want to fight with these police officers, they were there to want to pass their message to the people of future.

池田さんは、この写真に次のようなキャプションをつけた。

「今日、一番心に残った光景。このときはかなり雨が激しくて、再稼動反対を訴え続ける女性たちが、機動隊の人が雨にぬれないように傘を差し出している。
私たちはこの人たちと戦いたいわけではなくて、この人たちも含め、みんなの未来のために伝えたいことがあってここにいるんだと思った。 — 場所: 関西電力 大飯発電所」
(2012年7月1日午後8時頃アップ)

僕は今回の大飯原発再稼動反対の一連の写真の中で白眉の作品だと思う。僕自身とても感動した。よく見ると女性も一人ではない。奥の方の女性も傘を差し出している。

これを見てさっそく僕もシェアをしたのだが、たしかそのとき1000人近くがすでにシェアしていたが、今みたら(2日昼12時頃)もうすでに4000人を越えている。それだけ多くの人の胸を打っている写真ということなのだろう。

本来敵対する相手に傘を差し伸べる女性という写真は、多くのストーリーを雄弁に語る。

以前、ニューヨーク・タイムズの震災写真のことを書いたことがあったが、それと同じことをまた感じた。

ニューヨーク・タイムズの震災写真~「ソウル」の二重露光
2011年03月26日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110326.html

この写真もニューヨーク・タイムズに載って世界中の人に見てもらいたい、そんな写真だ。ピューリッツァー賞を取ってもいいほどの写真だ。


PHOTOGRAPHY>Ooi nuclear plant
#◎ キャンディ・ステイトンが歌った「イン・ザ・ゲットー」

【Candi Staton Sings “In The Ghetto”】

名曲。

キャンディ・ステイトン。70歳を超え、ぴちぴちの黒のミニのワンピースで登場。この日は最初から観客の熱気も高かった。

「アイ・フィール・ザ・セイム」の代わりに「アイム・ジャスト・ア・プリズナー」を熱唱。

7曲目を歌いはじめる前に、キャンディがマイクを握って話し始めた。

「私の元夫、クラレンス・カーターが『パッチェス』のアルバムをレコーディングしていた。みなさん、『パッチェス』はご存知? (観客からイエーの応答) 私は、たまたまスタジオでぶらぶらしていた。(曲を書いた)マックがプロデューサーのリック・ホールに(ここ、逆だったかも)この曲を女性に歌わせたらどうだ、というので、ちょうどそこにいたキャンディに歌わせてみようということになったの。そして、キーを変えて、マイクをセットしレコーディングした曲。その素晴らしい曲がこれ」

そして、歌いだした。「As the snow flies…」
その一節で、客席が一気に歓声をあげた。「イン・ザ・ゲットー」だ。エルヴィス・プレスリーで1969年に大ヒットし、キャンディのものは1972年6月からヒット。翌1973年にキャンディのものがグラミー賞にノミネートされた。

歌詞は実は母親と子供のことを歌ったものだったので、女性が歌ってもどんぴしゃだった。(男性が歌っても、もちろんかまわない) これを書いたのは、白人のカントリー系シンガー・ソングライター、マック・デイヴィス。

改めて歌詞が描いた情景が、キャンディの歌唱で蘇る。訳してみた。

http://youtu.be/tt8GDAL7Av8



+++

イン・ザ・ゲットー
(マック・デイヴィス作)

粉雪落ち行く 寒く暗いシカゴの朝
ひとりのかわいそうなベイビーが生まれた
ゲットーの片隅に

母親は泣いている

ろくに食事も与えられないベイビーなど欲しくないからだ

ゲットーで生きていくには

どうして子供に愛ある手助けが必要だと
みなわからないのだろう
手助けがなければ、その子はいつか怒れる心荒む若者になってしまう

顔をそむけ、目をそらし、
あなたと私、見て見ぬ振りをするの?

世界は遷ろう
鼻水たらし、飢えた小さな子が、北風すさむストリートで遊んでいる
ゲットーのストリートで

空腹も限界に達し、街をうろつき始め
盗みを知り、喧嘩を覚える
ゲットーの片隅で

自暴自棄になったある夜
若き男はキレた
銃を買い、車を盗み
逃げようとしたが、逃げ切れなかった
そして、母親は泣く

怒れる心荒んだ若者の周りに人垣ができた
地に横たわった彼の手には銃が
ゲットーのストリートの一風景

こうして母親の息子は、シカゴの冷たく暗い朝、死んでいった
だが一方で、ゲットーでは、また小さなベイビーが生まれてくる

そして、涙にくれる母親がまたひとり

(訳詞・ザ・ソウル・サーチャー)

■「イン・ザ・ゲットー」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004XX2BUW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

+++

In The Ghetto

By: Scott Davis

As the snow flies
On a cold and gray Chicago mornin’
A poor little baby child is born
In the ghetto
And his mama cries
’Cause if there’s one thing that she don’t need
It’s another hungry mouth to feed
In the ghetto
People, don’t you understand
The child needs a helping hand
Or he’ll grow to be an angry young man some day
Take a look at you and me
Are we too blind to see
Do we simply turn our heads
And look the other way

Well the world turns
And a hungry little boy with a runny nose
Plays in the street as the cold wind blows
In the ghetto

And his hunger burns
So he starts to roam the streets at night
And he learns how to steal
And he learns how to fight
In the ghetto

Then one night in desperation
A young man breaks away
He buys a gun, steals a car
Tries to run, but he don’t get far
And his mama cries

As a crowd gathers ’round an angry young man
Face down on the street with a gun in his hand
In the ghetto

As her young man dies
On a cold and gray Chicago mornin’
Another little baby child is born
In the ghetto

++++

LIVE>Staton, Candi
SONG>In The Ghetto
◎キャンディ・ステイトン~サザン・ホスピタリティーにあふれたステージ

【Candi Staton : Tons Of Southern Hospitality】

暖かみ。

1960年代から1970年代にかけてソウル・ミュージック・シーンでヒットを放った南部のシンガー、いわゆるサザン・ソウル・シンガーのひとり、キャンディ・ステイトンがキャリア50年超で初来日。これは期待が高まる。

そして、彼女はやってきた。いかにもサザン・ソウル・シンガー風の銀と黒のラメっぽい衣装。バンドもいなたいサザン・ソウル風バンド。そのステージからは、キャンディのサザン・ホスピタリティーに溢れる人の良さそうなキャラクターが全開だった。

サザン・ホスピタリティーとは、南部の人たち特有の誰にでも親しくフレンドリーに接し、振舞うこと。南部風の気のいいお母さん、という感じだ。

また基本的にはサザン・ソウル、ゴスペル、R&B、ちょっとファンクっぽいもの、ディスコなどの要素が適度にまざっている。そして、一番感じるのが南部らしくカントリーと融合しているソウルという点だ。定番「スタンド・バイ・ユア・マン」、エルヴィスでもおなじみ「イン・ザ・ゲットー」「サスピシャス・マインド」などのカントリー調の曲がキャンディにはとてもよくあっている。このあたりは、ドロシー・ムーアとも通じるものがあるかもしれない。

最初ステージに出て、歌い始めたその佇まいがグラディス・ナイトを思わせた。グラディスもまたサザン・ホスピタリティーあふれるシンガーだが、キャンディは歌自体が軽い感じがしてちょっと意外だった。

5曲目「…オールドマンズ・ハート」に入る前、MCで「昨日、ブルーズ&ソウル(マガジン)が私をインタヴューして、その人たちは私がもう忘れてしまったようなフェイムの曲を全部持ってきた。私さえ、レコード持ってないようなものね。リック・ホールと最初にレコーディングした曲のひとつを歌います」と説明して、これを歌った。彼女は日本のファンがそうした古いフェイム時代のものに興味を持っていることがとても嬉しいようだ。

そして、ライヴを見ていると、僕はやはりこの人の声が好きなんだな、と改めて思った。暖かみのある声、それはグラディスにも共通する。

今回のキャンディのセットリストは、アメリカのライヴハウスでやるなら、まあ、妥当な選曲だと思うのだが、こと日本だとうるさ方のソウル・ファンたちはフェイム時代の曲をより聴きたがっている。キャンディあたりだとほんとにニッチなしかし、超熱心なファンが多いので、セットリストなども日本仕様にそうした微調整をするといいかもしれない。いっそのこと日本でやるライヴは、全曲フェイム時代の作品で1曲だけ「ヤング・ハーツ・ラン・フリー」をいれるくらいでもいいのかもしれない。

とはいえ、本来だったらこちらからアメリカに出向かなければ見られないようなアーティストが日本で見られるのだから、そのことに感謝したい。よく来日してくれた、と。

■音源ユーチューブから

Candi Staton - Stand by Your Man

http://youtu.be/6A-1hIS58os



Candi Staton - " I’d Rather Be An Old Man’s Sweethear "

http://youtu.be/Esh-SPS2gPA



特販。

来日にあわせて、ワーナー・ミュージックから通販限定のアルバムが発売。ワーナーの通販サイト(楽天経由など)でしか入手できない。なんと2枚組みで、豪華ライナーは4色印刷。しかも、初めてリマスターして音も圧倒的によくしたそうだ。担当者に聞くと、ごく小ロットをプレスして確実に熱いファン層に届けたい作品としてリリースしたとのこと。返品のリスクを減らし、その代わり直販で、大部数は狙わない。

http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcd-20/?scid=af_ich_twitter01

これは通常のフェイム時代の作品集

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004XX2BUW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

キャンディ・ステイトン/ Candi Staton (Vocals)
マーク・ヴァンダーグフト/ Mark Vandergucht (Guitar)
ブライアン・ヘンリー/ Brian Henry (Keyboards)
ザヴィアー・バーネット/ Xavier Barnett (Background Vocals)
スーザン・フロンジャー / Susan Fulonger (Background Vocals)
アーネスト・マコーン / Ernest Mckone (Bass)
クリスピン・テイラー/ Crispin Taylor (Drums)

■ セットリスト
Setlist : Candi Staton, June 30, 2012 @ Billboard Live Tokyo

show started 18:05
01.Listen To The Music
02.Stand By Your Man – Stand By Me – Stand By Your Man
03.Nights On Broadway
04.I Feel The Same
05.I’d Rather Be An Old Man’s Sweetheart
06.You Don’t Have Far To Go
07.Suspicious Minds
08.In The Ghetto
09.Young Hearts Run Free
10.You Got The Love
Enc. Hallelujah Anyway
Show ended 19:13


(2012年06月30日土曜、ビルボードライブ東京、キャンディ・ステイトン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Staton, Candi
2012-

○発表。『ソウル・サーチン』ブック~電子書籍で7月末から登場

【Soul Searchin Will Be On E Books】

発表。

2000年7月に発刊され好評を得た『ソウル・サーチン~R&Bの心を求めて』(吉岡正晴・著)は、長く絶版になっていたが、初版発行から12年を経て、電子ブックの携帯でリリースされることになった。今回電子ブック化に力を添えてくれたのが、電子ブック出版社、アルスロンガ(Arslonga)社。すでに一冊「今だから言えること」 (歴代総理大臣の姿が語る日本の光と影)国正武重著をリリースしている。『ソウル・サーチン』が同社の第二弾となる。

また、ホームページ「ソウル・サーチン」は2002年6月からスタートして、ちょうど10周年。その10周年記念イヴェントとして電子書籍の発売開始となる。

オリジナルの『ソウル・サーチン』は、7章からなるが、今回の電子書籍化は隔月で1章ずつ発行する。内容はオリジナルに大幅に加筆修正する。第1回は、本書では第6章だった「ミニー・リパートン~ハーフ・フルの人生」で、7月末に各電子出版社からリリースされる。電子出版を扱う出版社は、たとえば、紀伊国屋書店、ブックプレイス、ガラパゴス・ストアなど多数。発売日以降に直接リンクなどをご紹介する。順次、残りの6本も含め、新規書き下ろしもする予定。

また、閲覧メディアは各種揃える。スマートホン、パソコン、どちらでも読めるようになる。

電子書籍出版社、アルスロンガのホームページ
http://www.artislong.jp/

~~~~

絶版から復刊へ。

それにしても、僕の仕事っぷりは遅い。1988年3月に知った「ソウル・サーチン」という言葉から本になるまで12年。それから、復刊へこぎつけるまでまた12年。(笑) 何をやってるんだか、という感じがするが、まあ、それでもこうやって電子書籍という新しいメディアで本が出ることになったのだから、嬉しい限り。

僕もまだ電子書籍がどういうものか、どういう風になるのか、皆目わからない。もちろん、紙の本が好きだという人が依然多いこともわかっている。

ただこの前アメリカに行ったときに、飛行機の中で予想以上に多くの人が電子ブックを読んでいたのに驚いた。昔だったら、飛行場の売店で売ってる分厚いペーパーバックを読んでいたであろう人たちが、おそらくキンドルか何かで電子ブックを読んでいたのだと思う。流れは電子ブックにあるんだろうな、というのを皮膚感覚でもった。日本ではまだ諸事情で電子ブックへの移行が遅れているが、時間の問題だろう。

7月29日ごろの発売になりますので、また直前に具体的な直接リンクなどをお知らせします。

ミニー・リパートンのベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000G5XH/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>E Books>Soul Searchin

EBOOKS>Soul Searchin

◆ソウル・いろいろ(パート2)

【Soul Bits & Piece】

もろもろ。

昨日(木)は、『ソウル・パワー』のパンフで細かい直しがあり、そのやりとり。もうほぼ完成で、最終チェック。今年の『ソウル・パワー』のひとつのテーマがドン・コーネリアス~『ソウル・トレイン』へのトリビュート。果たしてどんなステージをマーチンたちは繰り広げられるのだろうか。

そんなのをやりながら、ワウワウの『洋楽主義』~マイケル・ジャクソンを見た。これ、続きがあるんだ。

そして、夜は、『ソウル・サーチン~スライ・ストーン』でトーク・パネルで登場していただいたスガシカオさんのライヴへ。いやあ、バラードはやらない、ファンクばっかりとは聞いていましたが、思い切りファンクしていた。スガさん、「ファンクは売れないよ~」って言ってなかったっけ。(笑) ここまで徹底してるとは、実にかっこよかった。もっと早くライヴ見るべきだった。やはり、これもご縁ですねえ。今から9月のトニー・メイデンxスガシカオが超楽しみ。

そして、終わるなり目黒ブルース・アレイに直行。フィリップ・ウー誕生日パーティー。昨日のライヴは、いつも『ソウル・サーチン』でユーストリーム中継をやっていただいている新居さんにユーストを頼んだ。ここにアーカイブで残ってます。

http://www.ustream.tv/channel/philip-woo-live#utm_campaign=t.co&utm_source=11432495&utm_medium=social

ライヴには、今度ブルース・アレイでライヴをやるケンジ・サノさん(エグザイルの音楽ディレクター)、ジーノ・ヒノ・ケンジ(つまり、ふたりで「ダブル・ケンジ」だ)、シャンティ、トクなど、やたらミュージシャン密度、外国人密度が高かった。

ライヴ評はゆっくり改めて書きます。

そして、金曜はタワー・レコードでトーク・ショー。

土曜日は、いよいよ初来日、えらく一部でめちゃくちゃ熱く盛り上がっているキャンディ・ステイトンのライヴ。と思っていたら、昨日こんなワーナー時代のベストアルバム(特販もの)が。

"http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0fbe9d86.738b77c8.0fbe9d87.eb7830d3/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fwarnermusic%2fwqcd-20%2f%3fscid%3daf_ich_link_tbl&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fwarnermusic%2fn%2fwqcd-20" target="_blank"

(コピー&ペーストしてみてください)

キャンディ・ステイトン CANDI STATON / ザ・ベスト・オブ・キャンディ・ステイトン・イン・ワーナー・ブラザーズ・イヤーズ The Best Of Candi Staton In Warner Brothers Years 【送料無料】【青山ハンドメイド】" border="0" style="margin:0px;padding:0px">【当店限定】キャンディ・ステイトン CANDI STATON / ザ・ベスト・オブ・キャンディ・ステイトン・イン・ワーナー・ブラザーズ・イヤーズ The Best Of Candi Staton In Warner Brothers Years 【送料無料】【青山ハンドメイド】価格:4,200円(税込、送料込)

日曜の『ソウル・ブレンズ』~「ソウル・サーチン」は、この前見てきたマイケルの『イモータル』の話をします。

月曜日の飯田橋のカフェでやるトーク・イヴェント準備など。あと2席くらいです。

あと、改めて詳しく告知しますが、『ソウル・サーチン』の各章を7月から電子ブックでリリースします。第一弾は、ミニー・リパートン。オリジナルに大幅に追記しました。7月末リリース予定。

まだゆっくりブログ書く時間がないので、また改めて~。

ESSAY>

< 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >