◎フローレッツ、ベルリンから登場したガールズ・グループ~明確なコンセプトで勝負(パート1)

【The Floorettes: Girl Group With 60s Fashion From Berlin, Germany (Part 1)】

ガールズ・グループ。

しばらく前に輸入盤店で話題になったドイツ・ベルリンから登場した1960年代ガールズ・グループ風のフローレッツが初来日。CDが軽い感じだったがいい雰囲気だったので、DJカマサミ・コングさんとさっそくライヴを見に。

ホーン4人、ドラムス、ギター、ベース、キーボード/ピアノ、パーカッションという9人編成バンドに3人の女性シンガー。総勢12名という大所帯だ。

最初の感想は、それにしても、よくここまで1960年代ガールズ・グループ風の曲ばかり集めたな、というもの。ミディアム、アップ、バラードといずれもまるで我々を60年代のあの頃にトリップさせてくれるような感じだった。しかも、よくよく聞けば、何曲も昔のソウルの無名ヒット・カヴァーをいれていた。そのあたりのマニア心もくすぐる。(詳細は下記セットリストを参照)

またアーティストはCDだけではわからない、ライヴを見なければ、というあたりまえのことも再確認した。ライヴを見て、ステージで言っていることを聞いたり、あるいはアーティストとちょっとだけでも話しをすると、そのアーティストがよくわかる。CDには解説がついていなかったので、彼らについてはほとんど情報がなかったが、いくつかわかったこともある。

フロントに立つ3人の女性シンガーはおしゃれな1960年代風ファッションに身を包み、ヘアドゥーは、いわゆる「ビーハイヴ風」。ちょうど、最近だとエイミー・ワインハウスあたりがやっていたようなスタイルだ。そして、バックを固める9人はみんなきちっとブラック系のスーツ。トランペット、トロンボーン、サックス2人の4管が前面で吹くので、隣の3人のガールズたちとヴィジュアル的にとてもインパクトがある。

バンド、シンガーは学園祭に出てくる学生バンドのような趣で初々しさたっぷり。しかし、ちゃんとかなりの曲で振り付けをしているので楽しませてくれる。自分の友達がバンドをやっていれば盛り上げ、盛り上がるのと同じだ。

DJカマサミ・コングさんは「一体このグループを紹介するとき、何と言って紹介すればいいのだろうか。どんなジャンルと言えばリスナーには伝わるだろう」と言ってきたので、「1960年代風、モータウン風のガールズ・グループ、と言えば?」と答えた。するとコングさん「しかし、白人のせいか、やはり黒っぽさがないね」と苦笑い。

友人でDJもやるルーがライヴ後やってきて(彼にこのライヴを見たらと勧めたのは僕だ)、「昔の『いか天』で優勝したようなバンドみたいだね。楽しめたよ」と感想を述べた。僕は「いや、優勝はしないだろ(笑)」。映画『ヘアスプレイ』に登場したグループの雰囲気を醸し出している、サイパンあたりの観光地で出てきそうなバンドと指摘したのは、Sちゃん。誰かがオールディーズで有名なケントスに出てきそうなバンド、とも言っていた。なんとなくみんなあっている。

バンドメンバーはとても気さくでみんないい連中、いいガールズたち。ライヴ後は全員揃ってサイン会、写真撮影にも喜んで応じる。お互いソウル・ミュージック好きのような感じで好きなレコードについて共通の話題もでてきそうですぐに友達になれそうな雰囲気だ。あいまをぬってちょっとだけ立ち話しをした。

彼らを見た瞬間、フルタイムのミュージシャンではないと思ったが、聞いて見ると果たして全員地元ドイツ・ベルリンでは昼間の仕事をしたり、学生だったり、ライヴの仕事が入ると大変身してステージに立つという。趣味でやってCDが出て、こうしてはるばる日本までやって来れるのだから彼らにとってはとてもラッキーだと思う。特にピアノ/キーボードのバーナード・ドゥ・スピッツは、なんと本職は脳科学者だという! これにはびっくりした。ベルリンの茂木先生か?(笑)

多いときは週1~2のライヴがあるが、ないときは月に1本とか。

ガールズ3人のおしゃれなヘアは、メンバーのキャサリンが3人分をやるという。一応あのスタイルは「ビーハイヴ」に近いので「ビーハイヴィッシュ」(ビーハイヴ風の意味)だと説明してくれた。一人30分程度かかるので、3人だと1時間半はかかる。女子はお出かけまでが大変なのだ。

曲に簡単な振りをつけているが、これが本当に60年代風。誰か専門の振付師がいるのかと思ったら、メンバーたちでいろいろ話しをしながら振り付けを決めているという。とてもシンプルなので、観客もすぐに真似することができる。これは観客とのコール&レスポンスにとてもいい。

勝因。

やはり、このバンドの勝因はしっかりしたコンセプトを考え出し、はっきり打ち出した点だ。60年代ファッションと曲調、フルバンドと振り付け。このパッケージでインパクトを与える。ピンポイントで「60年代ガールズ・グループ/モータウン・ガールズ・グループ」を狙っているところが実に潔い。ファッションもサウンドもここ一点に絞るからわかりやすいので伝わりやすい。歌唱やバンド演奏が少々おぼつかなくても、コンセプトがしっかりしているから観客も入り込めるわけだ。別にバンドや歌のうまさは関係ない。日本でもこういうバンドはいくらでも作れると思うのだが、ここまでの徹底したコンセプトができないのかな。ひょっとしてテレとかが出ちゃうのかなあ。

ベルリン出身というと、なんとなくテクノかななどと思ってしまう。どうしてまた、このような完全にモータウン風の曲を録音し、バンド活動を始めたのかすごく興味を持ったので、メンバーに聞くと、リード・シンガーのひとりジュリア(3人のセンターで歌っていた子)が答えてくれた。「実はいままでもいろんなタイプの音楽をやってきたの。レゲエやポップやスカみたいな音楽。でも、こうした60年代のモータウン・ソウルを聴いて、これだと思った。それでこういうのばかりをやろうと決めて始めたの。2-3年前からね」

メンバーによると、ベルリンにはテクノだけでなく、小さなアンダーグラウンドなクラブや動きがカウンター・カルチャーとして小さいながらもあるそうだ。フローレッツもそうした中から出てきているわけだ。

「フローレッツ」という名前はどのように決めたか、と聞くと、「みんなダンス・フロアーに出て踊って欲しい」という願いを込めてフローレッツにしたそうだ。ちなみに「~ッツ(ettes)」という接尾詞は女性名詞で、ガールズ・グループにはエッツと付くグループが多い。マーヴェレッツ、ロネッツ、コーデッツ、バベッツなどなど。

コングさんがこのようなタイプの音楽を何と呼ぶのかと聞くとメンバーの一人が「ノーザン・ソウルかな」と答えた。「ノーザン・ソウル」とはイギリスの音楽シーンから出てきた言葉で、南部のサザン・ソウルに対するもの。正確には二つの意味を持つ。(これについては明日以降のブログに続きます)

彼らはヴィジュアルがインパクトがあるので、バンドやシンガーがもっと修行を積み、次の段階に進めばもっと広い地域で売れる可能性はあると思う。長い目で見て応援していきたいと思った。特にまだCDが出ていない未開の地イギリスなどでも受ける可能性はある。イギリスはこうしたノーザン・ソウルが好きだからだ。

友人ルーは、アナログ盤を購入してメンバー全員のサインをもらっていた。

セットリストは初日と少し変えていたという。ヴォーカル3人の一番右のエイメリーが風邪か何かで喉の調子が悪くなったため、彼女のリード曲をはずしたらしい。

(この項、明日に続く)

■フローレッツ

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■なんとこちらは、30センチ(12インチ)のアナログLP

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■メンバー

Julia Riese(vo)
ユリア(ジュリア)・リーゼ(ヴォーカル)
Amelie Hinrichsen(vo,glockenspiel)
エイメリー・ヘンリクセン(ヴォーカル、グロッケンシュピール)
Katharina Dommisch(vo)
カタリーナ・ドミッシュ(ヴォーカル)

Timo J. Hennig(tp)
ティモ・ジェイ・ヘニック(トランペット)
Andre Stock(tb)
アンドレ・シュトック(トロンボーン)
Jean-Paul Mendelsohn(sax)
ジャン・ポール・メンデルゾーン(サックス)
Olaf Müller (sax)
オラフ・ミュラー(サックス)
Bernardo di Spitz(p,fender rhodes,org)
バーナード(ベアナード)・ディ・シュピッツ(ピアノ、フェンダーローズ、オルガン)
Alexander Dommisch(g)
アレキサンダー・ドミッシュ(ギター)
Ralph Schachler(b)
ラルフ・シャッフレア(ベース)
Maximilian Schubert(ds)
マキシミリアン・シューベルト(ドラムス)
Björn Reinemer(per)
ビアン・ライニメアー(パーカッション)

★DJs
Shuya Okino(Kyoto Jazz Massive) ※11.12mon.
DJ JIN(Rhymester) ※11.13tue.

■セットリスト フローレッツ
Setlist: Floorettes @ Bluenote Tokyo, November 12, 2012

[ ] denotes original artist
*denotes songs from their first album

show started 21:31
01.Intro
02.Girl’s Night Out *
03.Witchcraft *
04.Let Nobody Love You [Virginia Blakly]
05.Take Away [Tams]
06.Head Up High *
07.Bus Song *
08.Just So You Know *
09.You’re My Man
10.Keep Calm And Carry On *
11.One Chance *
12.Love Can’t Be Modernized [The Trips]
13.Out Of Touch *
14.Step Back!! (Roller Song) *
15.Looking For Trouble [The Charmers - 1964]
16.WYSIWYG (What You See Is What You Get)
17.My Love Is True
18.S.T.O.P. [The Lorelei - 1972]
19.Release Me *
20.Head Up High *
Enc. Stop [Spice Girls]
Enc. It Don’t Matter *
Show ended 22:44

(2012年11月13日火曜、ブルーノート東京、フローレッツ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Floorettes
2012
◎デイヴィッド・フォスター&フレンズ・ライヴ~抜群の司会っぷりのフォスター

【David Foster & Friends : Great Slick MC Foster and Great Musician Foster】

音楽番組。

今年で3年目を迎えるデイヴィッド・フォスター&フレンズのコンサート。テレビの楽しい音楽番組をじっくり見ているような感じで次々良質のアーティストが出てきて、おもしろいトークといい音楽を聞かせてくれる。

なによりデイヴィッドの司会進行っぷりが、うまくて2時間半、笑わせ、楽しませてくれた。

一番前の中央に座っていたタカさん。関係者なのか、一曲目から寝てしまった。するとデイヴィッドはトークで、「あなたの名前は? 私のことを知っているか? 結婚してるのか?」などと質問。「眠ってしまったタカを今日は楽しませるためにやらなければならない」とデイヴィッドが大張り切りになった。で、以後、ことあるごとにタカさんをいじるいじる。そして笑いを取る。タカさんは、英語がほとんどわからないので、デイヴィッドとのやりとりがいちいちかみ合わず、これがまためちゃくちゃおもしろいことになった。

デイヴィッドは客席に降りて一節歌ってくれる人を探すのだが、最初に選んだのが偶然にも日本のシンガー、トク(TOKU)だった。この日僕はケイリブ・ジェームスと一緒に見に行っていたのだが、彼が立ち上がったときには思わずケイリブと「トク???」と顔を見合わせてしまった。デイヴィッドが「じゃあ、20秒歌ってくれ」というと、いきなりお得意18番の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」をアカペラで歌い出す。するとすぐにバンドがその歌声にあわせ、演奏を始め、結局ほぼワンコーラス・フルで歌いきってしまい大喝采を浴びてしまった。デイヴィッドもかなり驚いたよう。「good じゃなくて greatだよね」 これは、まったく仕込みでもなんでもなく何人か手を上げた中で、デイヴィッドがトクをたまたま選んだだけだったそうだ。後から聞くとトクもデイヴィッドとは面識がなかったという。ああいうのは会場がほんと盛り上がる。

ライヴ・アーティストについて簡単に。

カナダの女性新人、ヘイリーはかわいい、綺麗。「涙そうそう」と「アメージング・グレイス」を日本語英語まぜて。またオペラ・シンガー、フェルナンドとデュエットで「プレイヤー」も堂々とした感じ。これからどんどんプロモーションされていくのだろう。

ポール・ヤング。今回の僕的目玉だったが、意外なことに声がでず、かなり苦しそう。横のケイリブは「あれはタバコが原因なのか、それとも年齢でああなったのか、どっちだ?」と疑問を持っていた。どっちだろう。「鈴木雅之とデュエットを録音し、そのとき来日して以来の日本だよ、1990年前後だと思う」とステージで言っていた。

フェルナンドは、さすが声がきっちりでていて見事。プッチーニの「誰も寝てはならぬ」は、去年はラッセル・ワトソンが歌ったが、このデイヴィッド・フォスター・ショーの定番になっていくのかな。クラシック系のシンガーはみなまず間違いない。

スゥエーデン出身の若者3人組、ダーティー・ループスは、ブリットニー、アデルの曲をかなりオリジナルとは変えてユニークなアレンジで表現。リード・ヴォーカルでキーボードもやるジョンらのルックスがいいので、ルックスでファンがつくかもしれない。すごくいい連中のようだ。

デイヴィッドが自分のヒットのさわりをその場でピアノでポロポロ弾いて、しかも歌ってみせるコーナー。さすがにヒット曲が多く、プロデューサーとしてすごいなあ、というところを印象付ける。

デイヴィッドが一番前に座るタカさんに「僕のことを知っているか?」と問われると、たぶん、質問の意味がわからずに、「ノー」と答えたのだろう。デイヴィッドは自分のことを知らないと言われ、「じゃあ君は誰かに強制的に今日、連れてこられたんだね」とがっくり。そして「こう見えても僕は16のグラミーをもらってるんだ」と返したあたり、実にやりとりがおもしろい。

デイヴィッドがひとりで「ユーアー・ジ・インスピレーション」(シカゴ1984年のヒット)を歌っていると、後ろからピーター・セテラがそっと登場、デイヴィッドを驚かすというベタな演出でピーターのコーナーへ。二人で作った曲のエピソードなども交え4曲。「バイクの音のほうが、曲よりも大事なこの曲」と言って、「ハード・トゥ・セイ・アイム・ソーリー」のイントロのピアノを弾き出すと一斉に盛り上がる。映画『カラテ・キッド』で使用された「グローリー・オブ・ラヴ」は、元々シルヴェスター・スターローンの『ロッキー』用に作ったという。ところが、スターローンが弟に歌わせようとしたので、引き上げたという。ケイリブが「弟のフランクは、(シンガーとしては)最悪なんだよ(笑) だからさ」と教えてくれた。最初はGlory of Gloves (グローヴの栄光、栄光のグローヴ)っていう仮タイトルだったそうだ。それを「グローリー・オブ・ラヴ」にした。僕にはこのナルシストがかったピーターの大げさな歌い方が面白く思えて仕方がない。

そしてベイビーフェイス。ボーイズ・トゥ・メン・メドレーを含めて、いずれも観客をしっかり掴み、虜にした。ボーイズ・メドレーでは、ベイビーフェイスは走って観客席の前から後ろまで一気に往復した。おもしろかったのは、その場で観客からタイトルなどのヒントをもらい、デイヴィッドと一緒に即興で曲を作り、歌うというところ。客席から「アイ・ラヴ・タカ」と声がかかり、それでしばしベイビーフェイスが考え、「アイ・ラヴ・タカ」という曲を完成、さらさらっと歌いきった。いやあ、あれはおもしろかった。ボーイズ・メドレー、さらに「チェンジ・ザ・ワールド」を終えたときと二度のスタンディング・オヴェーション。

二度ほど、デイヴィッドは「アーティストにとっての『キャリア・ソング』がある」という話をした。そのアーティストをファンに印象付ける曲、そのアーティストの歴史でもっとも重要な位置づけになる曲という意味だ。各アーティストにはそんな曲がある。

最後にシャカ・カーン登場。少し痩せて綺麗になった印象。声量まったく問題なし。いきなり、デイヴィッドに「あなたが、タカ・タカ言うから、楽屋で聴いてて私の出番がもう来たのかと思って慌てちゃったわよ」と。タカは、音もシャカ(チャカ)と似ている。そして、シャカの妹はタカ・ブーンと言って、シンガーでもある。デイヴィッド・フォスター作の「スルー・ザ・ファイアー」をデイヴィッドともにやるというのはやはり格別なものがあるだろう。

アンコールはマイケル・ジャクソンの「アース・ソング」。全員が少しずつ歌う。

それにしても、デイヴィッドの司会進行がうまかった。その点で今日のもうひとりのヒーローは「タカさん」。タイ・バンコックで同じショーを見た中尾さんによれば、バンコックでは「フリーダムさん」がすっかりいじられていた、とのこと。毎回、うまくいい客を見つけてるんだな。一番前で寝ていた、というのは絶好の標的になったわけです。(笑) デイヴィッドの名司会ぶりに会場はほとんど反応して笑っていたから、会場の英語力もけっこうあったが、デイヴィッドの英語がものすごくわかりやすいということも大きなポイント。中学生くらいの英会話力があれば、楽しめると思う。だが、それすら苦労していた「タカさん」、受けまくりであった。

しかし、最後のメンバー退場時のBGM、なんでアースの「セプテンバー」なんだろう。デイヴィッドはからんでないんだが。人気曲だからか。謎。

それにしてもこの日はセットリスト、メモるのが大変だった。予定外の曲が多くて。(笑)

こんな楽しい音楽番組ってテレビで放送できないんでしょうか。販売用DVDはもうでていますが。来年も来てくれるかな。

■過去記事 (デイヴィッド・フォスター、去年とおととしライヴ評)

デイヴィッド・フォスター・ライヴ~素晴らしいシンガーを紹介する良質の音楽番組
2011年10月21日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11053689806.html

デイヴィッド・フォスター&フレンズ(Day Two):シンガーの良さを弾き出すその才能
2011年10月22日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11054728945.html

2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10682471281.html#main

2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10683847162.html#main

2010年10月24日(日)
シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10685418833.html#main

■デイヴィッド・フォスター

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003TYKGZS/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■新譜 ライヴ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0052VI2OI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■出演

アーティストArtist

David Foster
Hayley Westenra
Paul Young
Fernando Varela
Dirty Loops [Jonah, Henrik, Aaron]
Peter Cetera
Babyface (Kenny Edmonds)
Chaka Khan

バンド・メンバー Band

Mo Pleasure (Keyboard)
Boh Cooper (keyboard)
Tariqh Akoni (Guitar)
Richard Pena (drums)
Keith Nelson (Bass)

Audrey Wheeler (vocal)
Tiffany Smith (vocal)
Cudison Kai (vocal)

■セットリスト デイヴィッド・フォスター&フレンズ 
Setlist : David Foster & Friends @ Kokusai Forum A, November 12, 2012

show started 19:18
00.Video montage
01.[David Foster↓] Snowbirds
02.Winter Games
03.[Hayley Westenra↓] I Dreamed A Dream
04.Nada Sou Sou (涙そうそう)
05.Amazing Grace
06.Prayer [with Fernando Varela]
--. Fly Me To The Moon [TOKU from audience]
07.[Paul Young↓] Come Back And Stay
08.Every Time You Go Away
09.[Fernando↓] A riff of When A Man Loves A Woman
10.Nessun Dorma (誰も寝てはならぬ)
--. Audience (male) part of I Will Always Love You
--. Audience (famale) part of Pyramid
11.[Dirty Loops↓] Circus (Britney Spears cover)
12.Rolling In The Deep (Adele cover)
13.[David↓] David Medley: (David sings) a riff of Wild Flower (Skylark) - Look What You Done To Me (Boz Scaggs) – Best Of Me (Kenny Rogers) - After The Love Has Gone (Earth Wind & Fire) - I Swear (All-4-One) – Will You Still Love Me (Chicago) – Nothing You Can Do About It (Airplay) – Mornin’ (Al Jarreau) – Got To Be Real (Cheryl Lynn) – You’re The Inspiration (Peter Cetera came in)
14.[Peter Cetera↓] You’re The Inspiration
15.Stay The Night
16.Hard To Say I’m Sorry
17.If You Leave Me Now
18.Glory Of Love
19.[Babyface – Kenny Edmonds ↓] When Can I See You
20.Boys II Men Medley: I’ll Make Love To You – End Of The Road
21.I Love Taka (make up song on stage, completely adlib by Babyface & David)
22.Change The World
23.[Chaka Khan↓] Tell Me Something Good
24.Through The Fire
25.Ain’t Nobody [+John of Dirty Loops]
26.I’m Every Woman
27.[All] Earth Song
Encore 1. St. Elmos Fire
Encore 2. Conscience
Encore 3. September
Show ended 21:54

(2012年11月12日月曜、国際フォーラム、デイヴィッド・フォスター&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Foster, David & Friends
2012-
○深町純再評価の機運・展覧会とライヴ~三回忌を迎えて

【Fukamachi Jun: Exhibition & Tribute Live And More】

三回忌。

鬼才天才ピアノ奏者、深町純さんが2010年11月22日に急死してから早くも2年が経つ。その3周忌にあわせ、深町純再評価の動きが高まり、CD再発、トリビュート・イヴェントなどが盛んに行なわれる。本ブログでは深町さんについてもっとも多くの情報を流しているが、ぜひこれを機に深町さんの音楽に触れていただければとおもう。

1)CDの再発、また未発表音源の発売が相次ぐ。

2)深町純・展覧会。深町純が残した作品、楽譜、写真、キーボードなどを一堂に集め展示する。同時に深町純ゆかりのアーティストの簡単なライヴを行なう。

3)追悼ライヴ。深町純ゆかりのミュージシャンが一堂に会しライヴを行なう。東京は命日にあたる11月22日(木曜)目黒のブルース・アレイ、23日中目黒FJズで行われる。その後24日に神戸チキンジョージでも。目黒のブルース・アレイではシンガー、小柳ゆきのゲストが決まっている。

最新情報などは、深町純サイトで。
http://fukamachijun.jp/index.html

深町純・フェイスブック・ファンサイト
https://www.facebook.com/FukamachiIsmshenDingChunSite

上記3件の詳細は次の通り。

1)CDリリース

A) まず、2012年8月22日EMIジャパンから3タイトルリリース済み。

詳細はこちら。
http://fukamachijun.jp/info_2012_08_22.html

『黎明(れいめい) ─ Jun Fukamachi Last Recording』
『Heart of the Country +3 ─ 深町純・心の抒情歌集』
『Last Nocturne ─ Jun Fukamachi Plays Classics


B) 1970年代にリリースされたリーダー作など計10タイトルがタワーレコード限定で2012年12月5日リリース

詳細はこちら。
http://fukamachijun.jp/info_2012_12_05.html
詳細PDF
http://fukamachijun.jp/image/event/2012cd_.pdf

C)深町純プロデュース作品2タイトル発売

「L.A.EXPRESS ロサンゼルス通信/野口五郎」(深町純プロデュース1978年作品)
 タワーレコード限定 Tower to the People PROT-1045
 (2012.12.05リリース)
「Somewhere In New York /KAY(ケイ)」(深町純プロデュース1979年作品)
 タワーレコード限定 Tower to the People TJJC-30012
 (2012.12.12リリース)

2)展示会 THE JUN FUKAMACHI 〜鬼才 音楽家 深町純の肖像〜

日時 2012年11月17日(土)11時~20時、11月18日(日)11時~17時
場所:The Artcomplex Center of Tokyoアートコンプレックス・センター
東京都新宿区大京町12-9 tel/fax 03-3341-3253
http://www.gallerycomplex.com/
入場料 1000円(1ドリンク付き)(高校生以下、入場無料)
 
展示(活動記録展・楽器・機材・展示・直筆楽譜・絵画作品)

※ゲスト・イベント 〜深町純の音楽と共に〜
11月17日(土)
13:00~13:30「稲垣美穂子」朗読会
15:00〜15:30「稲垣美穂子」朗読会
18:00〜19:00 ゲストトーク
 
11月18日(日)
13:00〜13:30・「THE WILL」堀越彰(DR) 渡辺剛(VN) ライヴ
15:00〜15:30 「THE WILL」堀越彰(DR) 渡辺剛(VN) ライヴ
 
3) 深町純トリビュート・ライヴ in TOKYO

トリビュート・ライヴが東京2本、神戸で1本行われる。

A)深町純トリビュート・ライヴ #1

日時: 2012年11月22日(木・休前日)19時開演(3部)入れ替えなし
会場: 目黒ブルース・アレイ
目黒区目黒1-3-14 ホテルウィングインターナショナル目黒B1F (03)5496-4381 http://www.bluesalley.co.jp/

出演・KEEP レジェンド (1980年結成 with 深町純)
 (G)和田アキラ (B)岡雄三 (Key)渡部チェル (Ds)榎本吉高
・DUO ~Akira Wada×Jun Fukamachi~ (2003年結成 with 深町純)
 (G)和田アキラ
・THE WILL (2004年結成 with 深町純)
 (Ds)堀越彰 (Vln)渡辺剛 (G)白土庸介
・(Vo)加橋かつみ、元ザ・タイガース. (70’ ~feat.深町純)
・藤島新 (2006~ feat.深町純)
 (Vo)藤島新 (Pf)エルトン永田 (揚琴)金亜軍 (Reading)森雪之丞 (Vo)小川美潮
・小柳ゆき (ゲスト・ヴォーカル)
料金: 前売券 テーブル席(指定)\5,500 立見(自由)\5.000当日券は各料金\500UP (各税込)
開場18:00 開演19:00×3st

B) 深町純トリビュート・ライヴ #2

日時: 2012年11月23日(金)18時会場、19時開演
会場: Cafe & Live FJ’s (東京)目黒区中目黒5-1-20 「中目黒駅」・「祐天寺駅」から徒歩8分 (03)3760-2825
http://www.fjs-cafe-live.com/
入場料¥3,500 (1ドリンク&ビュッフェ込み
出演: 和田アキラ(g) 丹波博幸(g) 宮原芽映 (vo) 窪田晴男(g) 田中光栄 (herm) よしうらけんじ (per) 円道一成(vo)

C)深町純トリビュート・ライヴ

日時: 2012年11月24日(土) 開場18時、開演19時
会場: CHICKEN GEORGE (神戸) 神戸市中央区下山手通 2-17-2-B1F 「三宮駅」
(078)332-0146 http://www.chicken-george.co.jp/
料金: 前売り¥5,500 当日¥6,000
出演: KEEP レジェンド~ 和田アキラ(g) 岡田治郎(b) 渡部チェル (key) 榎本吉高 (dr)~ THE WILL ~堀越彰(dr) 渡辺剛 (vn)~藤原のり子(sp.vo) 藤島新 (vo) 金谷こうすけ(pf) 黒住憲五(vo) 藤井邦彦(bs) 荒崎英一郎(ts) CHINAMI(vn)

■深町純・関連記事

2012年08月22日(水)
深町純・三周忌へ向けて未発表アルバム発売~追悼ライヴ、展示会も
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11331339107.html

2011年06月29日(水)
深町純さん、最期の朝
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110629.html
これは感動的でした。ああ素晴らしき人生。

2010年11月29日(月)
深町純キーボードパーティー第119回~主なきパーティー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10720889599.html

ピアニスト深町純氏急死(パート1)
2010年11月24日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10716152876.html

ピアニスト 深町純さん急死 (パート2)~これまでに書いたもの一覧
2010年11月25日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10716970858.html
(ここに膨大な量の過去記事一覧があります。2003年から2010年まで)

2007年10月29日(月)
【ブルー・ローズに起こる奇跡】
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10053197313.html

■ 深町純公式ウェッブ
http://fukamachijun.jp/

■ 黎明

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008AK2CM6/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■Last Nocturne-Jun Fukamachi Plays Classics

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008AK2BQ8/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■HEART OF THE COUNTRY+3-深町純・心の抒情歌集

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008AK2BTK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ANNOUNCEMENT>Fukamachi, Jun

●メジャー・ハリス65歳で死去

【Major Harris Dies At 65: Former Member Of Delfonics】

訃報。

フィラデルフィアの人気グループ、デルフォニックスに一時期在籍し、その後ソロになり「ラヴ・ウォント・レット・ミー・ウェイト」の大ヒットを放ったソウル・シンガー、メジャー・ハリスが2012年11月9日(金)地元ヴァージニア州リッチモンドの自宅で倒れ、運ばれた病院で肺不全、心不全のため死去した。65歳。

評伝。

メジャー・ハリスは1947年2月9日、ヴァージニア州リッチモンド生まれ。父はプロのギタリスト、母親は教会のクワイアーのリーダー。ゴスペルを歌い始め、10代から地元を中心にいくつかのヴォーカル・グループに参加。また子供の頃から背が高く、実年齢より年にみられたために、十代から地元のクラブなどに出入りし、ライヴなどに触れていたという。1960年代にはチャーマーズ、フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ、ナット・ターナーズ・リベリオンなどのグループに参加。ナット・ターナーズのシングル「キャント・ゴー・オン・リヴィン」では、「フィーチャリング・メジャー・ハリス」とクレジットされている。

1971年、彼が24歳のとき、フィラデルフィアで活躍するソウル・ヴォーカル・グループ、デルフォニックスのメンバーの一人、ランディー・ケインがやめることになりその後釜にグループ入り。「オーヴァー&オーヴァー」(1971年6月)、「テル・ミー・ディス・イズ・ア・ドリーム」(1972年6月)などのヒットにかかわった。デルフォニックスは、ウィリアムとウィルバートのハート兄弟がメインで、メジャー・ハリスは3番目の男という存在だった。ランディー・ケイン(1945年5月2日生まれ)は、2009年4月9日63歳で死去。

1974年、ハリスはデルフォニックスを脱退。ソロに転じ、アトランティックと契約。アルバム『マイ・ウェイ』(1975年)をリリース。ここから「ラヴ・ウォント・レット・ミー・ウェイト」が大ヒットし注目された。アトランティックで2枚のアルバムを出した後、インディへ。「ラヴ・ウォント…」はその後ルーサー・ヴァンドロスらがカヴァー。フィリー・ソウルの代表曲のひとつになった。

また、メジャー・ハリスはその後2000年代にはいってときどきデルフォニックスに参加、ライヴなどを行なっていた。ハリスの最後のパフォーマンスは2011年行われたデルフォニックスのリユニオン・ショーだという。

ただ、メジャー・ハリスは元デルフォニックスと言われるが、彼らの大ヒット「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」「ディドント・アイ」などの1960年代のヒット・レコードには入っていない。ハリスが参加したのは1971年から1974年まででその間にレコーディングされたものには入っている。

兄弟のジョセフ・B・ジェファーソンは、ソングライターとしてフィリー・ソウルのアーティストに多数の楽曲を提供。スピナーズなどに作品を書いている。また、同じフィリー・ソウルのギタリスト、プロデューサーとして有名な故ノーマン・ハリスは従兄弟。

■Love Won’t Let Me Wait

http://youtu.be/BQAFluMiwIo




■訃報記事

http://www.philly.com/philly/entertainment/Major_Harris_former_member_of_the_Delfonics_dies_at_65.html

■マイ・ファースト・ライナーノーツ

メジャー・ハリスの大ヒット「ラヴ・ウォント・レット・ミー・ウエイト」には格別の思いがある。この曲が収録されたアルバム『マイ・ウェイ』は1975年にリリースされたが、その日本盤ライナーノーツを書いた。それが僕が書いたライナーノーツの一番最初のものとなったからだ。その後37年余、今日まで1300~1400枚以上のライナーを書くことになった。いわば僕のライナーノーツの記念すべき出発点となった作品だからだ。

1975年7月、当時のワーナー・パイオニアの担当ディレクターだった折田育三さんから電話をもらい書かせていただいた。「どのように書いてもかまいません。自由にお書きください」と言われたことをよく覚えている。

「マイ・ファースト・ライナーノーツ」についてのブログ記事
マイ・ファースト・ライナーノーツ
2011年01月16日
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10769426452.html

マイ・ファースト・ライナーノーツ(パート2)
2011年01月17日
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10769426452.html

「今度あなたのレコード・ライブラリーに加わることになった一枚のアルバムをご紹介します」という書き出しは、この最初のライナーノーツから使っている。

極論だが、このメジャー・ハリスのライナーノーツを書いていなければ、今日こうした音楽関係の、特にソウル・ミュージックについて何かを書いたりすることが続いていなかったかもしれない。

それといま、記憶があいまいなのだが、デルフォニックスが1990年代に横浜のライヴハウスにやってきたときに、メジャー・ハリスがいたような気がする。

■メジャー・ハリス 『マイ・ウェイ』(この盤のライナーは林剛さん)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000B8GIC0/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

OBITUARY>Harris, Norman (February 9, 1947 – November 9, 2012, 65 year old)

◎ノラ・ジョーンズ7年ぶりのツアー来日コンサート:36羽の折鶴とともに

【Norah Jones: First In 7 Years Japan Tour】

(内容にふれます。これからごらんになる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください)

折鶴。

2002年「ドント・ノウ・ホワイ」の大ヒットでセンセーショナルなデビューを飾った女性シンガー・ソングライター、ノラ・ジョーンズのおよそ7年ぶりの世界ツアーが続いている。彼女の5本目の大規模ツアー『リトル・ブロークン・ハート・ツアー』だ。ノラの5作目CD『リトル・ブロークン・ハート』のリリースを受けてのツアーで2012年5月25日パリからスタートし、日本は名古屋からスタート。僕が見た11月8日の武道館はこのツアー通算46本目のコンサートになる。この後2013年2月のオーストラリア・パースまでトータル66本のライヴが続く。彼女の来日ライヴとしては、ショー・ケース・ライヴを行なった2010年1月以来2年10ヶ月ぶり。

武道館の駐車場が珍しく一杯で参ったが、7時40分頃到着。ちょうど前座は終わっていた。着席してまもなく7時50分、ノラとバック・ミュージシャンが登場。いきなり「こんばんは~~」といって歌い始めた。

ステージの上には、36羽の折鶴が吊るされている。あの折鶴は世界を周るのかな。

ドラムス、ギター、ベース、キーボードにノラという非常にシンプルな編成。黒と白のまだらのミニのワンピースでノラがキーボードの前に座って歌い始めた。

通常客席は作らないステージの裏側(北側の横、北西・北東側)のギリギリまでお客さんが入っていて超満員。曲間で客席から「ノラーッ」の掛け声がかかる。3曲目でキーボードから中央に来てギターを持ちながら歌ったり、もうひとつのキーボードで歌ったりする。

観客の年齢層は幅広く20代から50代まで男女比も若干女性が多いくらいか。5-5か6-4で女性という感じか。いやほぼ同じくらいか。

全般的にはやはりカントリー系、フォーク系のシンガー・ソングライターというイメージが強い。南部の暖かみ、サザン・ホスピタリティーが感じられる。あのデビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』(邦題、ノラ・ジョーンズ)こそジャズ風、ソウル風な雰囲気がひとかけらあったが、ライヴの全体的なトーンはテキサスのカントリー、シンガー・ソングライターという趣だ。一曲が比較的短く次々と曲が歌われていく。

なんといっても最大の魅力は彼女の声。あの声が武道館にこだまするとき、観客全員がうっとりしているような感じになる。ライヴ会場にいて、ノラはなにより皆に愛される「愛されキャラ」なんだな、と強く思った。

もう充分ヴェテランだが、大学生のフォーク・サークルのようないい雰囲気での初々しさ(ういういしさ)が今でも感じられる。好きな仲間たちと好きな音楽をやってお客さんが入ってくれる。それが一番だ。

普通だったらせいぜい100人くらい入るようなライヴ・ハウスでやってるタイプの音楽が、CDの爆発的ヒットでこのような8000人も入る武道館で2日も満員にして歌うのだから、すごい。

最新作『リトル・ブロークン・ハート』をサポートするツアーだけに同アルバムから6曲が歌われた。(下記セットリスト参照) 全20曲で、そのほか4枚のアルバムからもバランスよく選曲されている。

一曲目から観客は席に座ってずっと歌声に酔いしれる。観客が立ったのは本編最後の「ローンスター」が終わりメンバーがステージを去るとき。まさにスタンディング・オヴェーションのような形で客が立ち上がった。大人のコンサートだ。

この日のハイライトは、ホーギー・カーマイケルの「ザ・ニアネス・オブ・ユー」と出世作「ドント・ノウ・ホワイ」をノラが単独でピアノ弾き語りで歌ったところ。ピアノの横にはマグカップが置かれ、ときに手にして口を潤していた。このしっとりとした雰囲気は最高で、曲も彼女にどんぴしゃ。ショーの最後以外でもっとも大きな拍手を得ていた。(ちなみにバンドメンバーが一度ステージから去り、2曲歌われるこのピアノ・ソロのコーナーは、「ザ・ニアネス…」か「ペインター・ソング」(1作目)か「マン・オブ・ジ・アワー」と「ドント・ノウ・ホワイ」をやることになっている。最初の曲がどれになるかは、その日の気分のようだ。セットリストには[Nearness or Painter or Dog]と書かれているが、これはそのどれかをやるという意味。こういう曲ではない。これをそのまま表記しているセットリストがあったので参考までに。ちなみにDogは曲名ではなく、おそらく4作目の「マン・オブ・ジ・アワー」のことだ。下記2009年12月06日(日) 付け「ノラ・ジョーンズの新作ジャケットにはなぜ犬が映っているのか」を参照)


ステージ右側のそのキーボードが右向き(東向き)に置かれていたのだが、あれも正面向きでもいいのではないだろうか。あの向きだと西側の人たちには完全に背中になってしまう。あの角度は何か意味があるのかな。

ゆったり、まったり、のんびりした癒し系。誰もがほんわかした80分だと思う。僕個人としてはカントリー方向よりソウル、ジャズ方向のほうが好みなのだが、まあ、しょうがない。いずれ、ソウル・ジャズ曲ばかりをカヴァーしたアルバムでも作って欲しい。

このあと、大阪(10日)、広島(12日)、札幌(14日)と続きその後韓国へ。いったんアメリカに戻ったあとは、コロンビア、ペルー、アルゼンチンなど南米。最後がオーストラリアだ。

ノラ・ジョーンズの来日は、2002年4月(プロモーション)、2002年9月(初の一般公演来日)、2004年1月(プロモーション)、2005年4月(2度目の一般公演来日)、2007年3月(プロモーション)、2010年1月(プロモーション)。2012年11月(コンサート・ツアー)、ツアーとしては3回目の来日。

過去のツアーは、次の通り。今回のは5本目。アルバムが出ると世界ツアーに出るのが慣わしになっている。下記、3と4が一般公演での来日がなかった。

1 カム・アウェイ・ウィズ・ミー・ツアー
(2002年5月から2004年2月、約150本)(来日)
2 ノラ・ジョーンズ・アンド・ハンサム・バンド・ツアー
(2004年2月から2005年4月、約100本)(来日)
3 ノット・トゥ・レイト・ツアー
(2007年4月から2008年10月、76本)
4 ザ・フォール・ツアー
(2010年3月から2010年11月、68本)
5 リトル・ブロークン・ハーツ・ツアー
(2012年5月から2013年2月=66本予定)(今回の来日)

追記:

武道館2日目(11月9日)のライヴでは、セットリスト中8曲を変えた。

■ノラ・ジョーンズ過去記事

ノラ・ジョーンズ・ショーケース・ライヴ@ブリッツ
2010年01月21日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10439136794.html

2009年12月06日(日)
ノラ・ジョーンズの新作ジャケットにはなぜ犬が映っているのか
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10404327194.html
「マン・オブ・ザ・アワー」の訳詞付き

2009年11月16日(月)
ノラ・ジョーンズ最新作『ザ・フォール』~「海賊を追いかけて」の意味
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091116.html

2003/02/26 (Wed)
Experience you’ll never go through again
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030226.html
2002年4月初来日時のショーケース・ライヴの模様を回想。

2004/01/20 (Tue)
Unchangeable Universality: Norah Jones Live @ Spiral Hall
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200401/diary20040120.html
2004年1月のショーケース・ライヴの模様。

April 19, 2005
All That Simplicity Is Gold: Norah Jones
http://blog.soulsearchin.com/archives/000049.html
一般公演として2度目の来日。

March 24, 2007
Norah Jones: Show Case Live At Ebisu
http://blog.soulsearchin.com/archives/001668.html

March 11, 2008
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080311.html

ノラ・ジョーンズ・ライヴ『ヴェイカントな夜』(2002年9月7日)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/jones20020907.html
2002年の正式な日本初ライヴにインスパイアーされたショートストーリー。

■今回のツアー・タイトル・アルバム

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0078PUIMA/soulsearchiho-22/ref=nosim/

最新編集盤『ノラ・ジョーンズ・カヴァーズ』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0097D0LTQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ファースト・アルバムにして最高傑作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』(やはりアリフ・マーディン・マジックかな。全世界で2000万枚以上のセールスだそう!)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005YW4H/soulsearchiho-22/ref=nosim/

~~~

ノラ・ジョーンズ・セットリスト、2012年11月8日(木)武道館 まだツアーは続いていますので、これからごらんになる方で事前に知りたくない方はご注意ください

■メンバー
Members:

Nora Jones (vocal, keyboards, guitar)
Josh Lattanzi (bass)
Pete Remm (keyboards)
Jason Abraham Roberts (guitar)
Greg “G Wiz” Wieczorek (drums)

Opening Act:
Jim Campilongo Electric Trio

■ノラ・ジョーンズ・セットリスト
Setlist: Norah Jones, November 8, 2012 @ Budokan

(1) =From Come Away With Me (2002) 5曲
(2) =From Feels Like Home (2004) 4曲
(3) =From Not Too Late (2007) 2曲
(4) =From The Fall (2009) 2曲
(5) =From Little Broken Hearts (2012) 6曲
その他 1曲、計20曲
“Black” from Danger Mouse & Daniele Luppi f/ Norah Jones CD “Rome” (2011)

show started 19:50
01.Cold Cold Heart [Hank Williams cover] (1)
02.Out On The Road (5)
03.All A Dream (5)
04.The Long Way Home (2)
05.Say Goodbye (5)
06.Take It Back (5)
07.Chasing Pirates (4)
08.Broken (3)
09.Creepin’ In (2)
10.Black [guest on Danger Mouse]
11.Carnival Town (2)
12.The Nearness Of You (solo) [Hoagy Carmichael cover] (1)
13.Don’t Know Why (solo) (1)
14.Sinkin’ Soon (3)
15.Miriam (5)
16.Happy Pills (5)
17.Stuck (4)
18.Lonestar (1)
Enc. Sunrise (2)
Enc. Come Away With Me (1)
Show ended 21:21

(2012年11月8日木曜、日本武道館、ノラ・ジョーンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jones, Norah
2012-

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■ノラ・ジョーンズ・セットリスト 2012年11月9日(金)
Setlist: Norah Jones, November 9, 2012 @ Budokan

(1) =From Come Away With Me (2002) 5曲
(2) =From Feels Like Home (2004) 3曲
(3) =From Not Too Late (2007) 2曲
(4) =From The Fall (2009) 4曲
(5) =From Little Broken Hearts (2012) 5曲
その他 2曲、計21曲
“Black” from Danger Mouse & Daniele Luppi f/ Norah Jones CD “Rome” (2011)
グレイトフル・デッドのカヴァーはこのところライヴでよくやっているようです

* denotes songs not played on first day of Budokan
*は、武道館初日で歌われなかった曲です

show started 19:50
01.Cold Cold Heart [Hank Williams cover] (1)
02.What I Am To You (2) *
03.Little Broken Hearts (5) *
04.Say Goodbye (5)
05.After The Fall (5)*
06.Chasing Pirates (4)
07.It’s Gonna Be (4)*
08.Rosie’s Lullaby (3)*
09.Tell Yer Mama (4)*
10.It Must Have Been The Roses [The Grateful Dead cover]*
11.Black [guest on Danger Mouse]
12.Painter Song – solo (1) *
13.Don’t Know Why –solo- (1)
14.Sinkin’ Soon (3)
15.Miriam (5)
16.Happy Pills (5)
17.Stuck (4)
18.Lonestar (1)
Enc. Sunrise (2)
Enc. Creepin’ In (2)
Enc.Come Away With Me (1)
Show ended 21:23

■メンバー
Members:

Nora Jones (vocal, keyboards, guitar)
Josh Lattanzi (bass)
Pete Remm (keyboards)
Jason Abraham Roberts (guitar)
Greg “G Wiz” Wieczorek (drums)

Opening Act:
Jim Campilongo Electric Trio

(2012年11月9日金曜、日本武道館、ノラ・ジョーンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jones, Norah
2012-

◎コン・ファンク・シャン:『水戸黄門』的普遍の魅力

【Con Funk Shun: Most Exciting Fun Fun Fun-ky Band 】

リアル。

リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック。生身のミュージシャンが本当に楽器を演奏し歌う。そして、なにより徹底的にお客さんを楽しませ、そこにいる間だけはすべてを忘れさせ楽しさの極地にいざなう。そんな当たり前のエンタテインメント・パーティー・バンド、それが40年以上同じようなことを日夜続けているコン・ファンク・シャンだ。ちょうど2年ぶりの来日。

フェルトン(リーダー、トロンボーン、ヴォーカル)が「マイ・オバマ・イズ・ウィナー」と叫ぶ。ちょうどオバマの再選が決まった日だった。

キーボード、ドラムス、パーカッションが舞台後方を押さえ、前方に赤いおそろいのジャンプ・スーツ風のユニフォームで5人が勢ぞろい。ホーン3人とギターにベースだ。歌い、吹き、プレイし、踊る。体すべてを使ってのパフォーマンス。ファンクの汗が飛び散る。なにしろ、この3管(トランペット、サックス、トロンボーン)の存在は圧巻。それだけでファンクっぽくなる。

4曲目「レット・ミー・プット…」では、曲のブレイクで一斉に前方メンバーがひざまずく。ダンス・テンポの曲ではちょっとした振り付けがついている。見ていて楽しい。

バラードの「ベイビー・アイム・フックド」の最後で、ワン・ブレイクして曲のエンディングにいくところがある。ずっと印象的なファルセットで歌ってきたフェルトンは、ブレイクした瞬間、「ちょっと待って」と日本語で言いながら間を取る。すると間髪をいれず、「まってるよ~~!」と、あの声のでかい、1キロ先からでも存在がわかるDJアトムの掛け声が入った。プロの合いの手打ちだな。(笑) 

今回は、新曲を用意して披露した。下記セットリストで「セグウェイ・ファンク」と「タブー」だ。前者はちょっとアースのホーン・セクションのようなかっこいい曲。後者はちょっとビートの強いバラード曲だ。この新作は、『サウンド・オブ・グロウン・マン(The Sound Of Grown Man)』というもので、2013年には出ると予告しているのだが、しばらく前のユーチューブなどでは、2011年の段階で2012年に出るとも言っていた。(笑) 

この日はマイケル・クーパーのソロ曲がなかった。ライヴ後彼とちらっと話したら、「ほら、セットは70分だろ。たくさんの曲があるから、落ちちゃうこともあるんだよ。たくさんやるべき曲があるからね」と解説。

最後のアンコールは、お客さんに意見を聴きながら決めるようだ。この日は、「ラヴ・トレイン」だった。何度見ても楽しい。同じっちゃ同じなんだが、毎回結局見に来るのは、日本人が『水戸黄門』を毎週見るのと一緒じゃないだろうか。

ライヴ後は気軽にサイン会。メンバーはみんな気さく。

■過去関連記事

コン・ファンク・シャン、4年連続でコットン・クラブに登場
2010年10月17日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10678468785.html

2009年08月01日(土)
コン・ファンク・シャンもマイケル・ジャクソンへ捧げる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10311569388.html

March 25, 2008
Con Funk Shun Live At Cotton Club
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080325.html
2008年ライヴ評。

January 11, 2007
Con Funk Shun Live:Band Is So Tight
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_11.html
2007年ライヴ評。

January 14, 2007
Con Funk Shun: California 1 Is Number 1
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_14.html
「カリフォルニア1」は、別名パシフィック・コースト・ハイウェイ、州道1号線。

January 19, 2007
Con Funk Shun: Came To Japan 8 Times
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_19.html
コン・ファンク・シャン来日履歴研究。

■ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000047NX/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000677LB/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ メンバー
Members

Michael Cooper (vo,g),
Felton Pilate (vo,tb),
Karl Fuller (tp,vo),
Ronald Moton (sax,vo),
Kurt “KC” Clayton (key,vo),
Eric “EQ” Young (b,vo),
Brian Collier (ds),
Dale Chung (per)

■セットリスト
Setlist : Con Funk Shun @ Cotton Club, November 07, 2012

Show started 21:08
01.Intro
02.Candy
03.Love Shine
04.Seg Way Funk (new)
05.Shake And Dance With Me
06.Let Me Put Love On Your Mind (Felton on falsetto vocal)
07. California 1
08. Got To Be Enough
09. Baby I’m Hooked (Felton on falsetto vocal) (introducing members)
10. By Your Side
11. Taboo (new)
12. Chase Me
13. Too Tight – (Old School Hit Medley) – Dazz – Give It To Me Baby – For The Love Of Money – Skin Tight – Slide- Bad Boy – Too Tight
13.Ffun
Enc. Love’s Train
Show ended 22:17

(2012年11月07日水曜、丸の内コットン・クラブ=コン・ファンク・シャン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Con Funk Shun
2012-

◎スガシカオ・ライヴ:グルーヴでシカオ・ジャンプ

【Suga Shikao Live: Funk Samurai Is Groovin On The Stage】

(あと一本、高知でのライヴが残っています。事前に内容を知りたくない方はご注意ください)

ファンク侍。

そうか、スガシカオは日本のファンク侍なんだ。

二時間余にわたるめくるめくグルーヴとファンクのオンパレード。

お台場に新しくできたダイヴァー・シティーという建物の中の新しいコンサート・ホール「ゼップ・ダイヴァー・シティー」。僕も初めて来た。スガ・ライヴ体験は恵比寿リキッド以来。

客層は7割か6割が女性だろうか。男女とも20代から40代、50代まで幅広いファン層を掴んでいるようだ。かつてどこかでスガさんが「ファンクは売れないんだよねえ」というようなことを言っていた記憶があるが、2日間こんなにホールいっぱいのお客さんが来ているんだから、そんなこともないんではないか、と強く思った。

一階アリーナはブロック分けされスタンディングで超ぎゅうづめ。まさに立錐の余地もなしというほど入っている。二階席を含め約2500人ほどがスガシカオ・ファンク侍を体験しにきている。この日はユーストリームで生中継もされた。

さて、メンバーひとりひとりが中央に建てられた9段ほどの階段状の台に登場、そこを下りて所定の位置についてファンクが始まる。

オープニングから会場が上下に揺れる揺れる。先日の日本シリーズで日本ハムの稲葉選手が登場したときの「稲葉ジャンプ」というのを初めて見たが、このダイヴァー・シティーで見たのは、まさしく「シカオ・ジャンプ」。僕は2階にいたのに、2階もほんと揺れた揺れた。最初、地震かと思ったほど。2階のスタンディングの人たちが揺れていたのだ。若干船酔いでもしそうなほど揺れた。

そしてアリーナでは観客の両腕がリズムに合わせて天を突き刺す。

大手事務所から独立し、すべてを一人でやりだした孤高のアーティストは、自分が信じる道をひたすらに進んできている。

本編内のMC(おしゃべり)も短く2度ほど。長くないのでつねにビートやリズムが流れている感じがするので、ファンク・ショーという体感だ。

いずれの楽曲もアップテンポのものは、ファンク・グルーヴを基調に、バラードもソウルフルに歌う。

スガシカオのサウンドに惚れる人、歌に惚れる人、声に惚れる人、歌詞に惚れる人。それぞれに好きな理由はあるのだろうが、そんなそれぞれの道筋でスガシカオに惚れた人たちが一箇所に集まるから、そのエネルギーの度合いははんぱではない。

この黒いグルーヴ感を作り出すドラムス(岸田)、ベース(坂本=バンマス)、キーボード(ぽち)、そしてギター(田中)、コーラス(大瀧)のコンビネーションは実に強固だ。日本人でここまでファンクをまとめられるバンドはそうそういない。

おそらくスガシカオは一般的にはわかりにくい黒人のファンクという音楽をわかりやすく日本人向けに紹介しているアーティストのひとりだと思う。そういう意味でもファンク伝道者としてのヴァリューはものすごく高い。


■ 過去スガシカオ関連記事

東京ジャズTokyo Jazz (Part 2) ~ルーファスとスガシカオとバカラックとの邂逅
2012年09月11日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11351568677.html

■スガシカオ・ブログ

2012年11月8日付け
Zepp Diver Cityと、スガシカオの今後。
http://ameblo.jp/shikao-blog/entry-11399040811.html

■スガシカオ最新シングル Festival シングル・ダウンロードのみ
https://itunes.apple.com/jp/album/festival-single/id572504226

■ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000L22PFK/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■メンバー

坂本竜太(ベース)
岸田容男(ドラムス)
林田”pochi”裕一(キーボード)
田中義人(ギター)
大瀧裕子(コーラス)

■セットリスト
スガシカオ@ゼップ・ダイヴァー・シティーお台場 2012年11月6日(火)

show started 19:00
01. 19才~FUNKAHOLIC
02. かわりになってよ
03. 正義の味方
04. 午後のパレード
05. 黄金の月
06. Re.you
07. はじまりの日
08. 奇跡
09. 13階のエレベーター
10. 傷口
11. 春夏秋冬
12. Festival
13. ドキドキしちゃう
14. SWEET BABY
15. したくてたまらない
16. ストーリー
17. 91時91分
18. 青空
Enc-1. あまい果実
Enc-2. コノユビトマレ
Enc-3. Progress
Show ended 21:06

(2012年11月6日火曜、ゼップ・ダイヴァー・シティー (Zepp Diver City)、スガシカオ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suga, Shikao
2012-
◎デジル・ブラザーズ&ザ・タコさん・ライヴ~ループ4周年 (パート2)

【The Taco San: 4th Anniversary of Loop, Daikanyama (Part 2)】

東西。

この日のトリを飾ったのが大阪からやってきたザ・たこさん。以前、オーサカ・モノレールの中田氏がアドヴァイザー的にかかわっているということで、ライヴを見たのが、なんと調べたら2006年。その後しばらく前に、一度見ていたが、僕自身見るのは3度目。

まさに泥臭いファンキーな大阪コテコテのジェームス・ブラウンをベースにしたど・ファンク・アーティスト。何しろ、リード・シンガーでスキンヘッドの安藤の存在感がすごい。

ドラムス、ベース、ギターのシンプルなファンク・トリオに安藤のヴォーカル。

ジェームス・ブラウンの「チキン」風や、「タイトゥン・アップ」風、JBズ風のファンキーな曲が次々と登場。しっかりマント・ショーも繰り広げる。

それにしてもうまく日本語の単語をファンキーなリズムにのせている。「女風呂」がon a blow か。なるほど。「メイク・イット・ファンキー・テンガ」の「メイク・イット・ファンキー」な味わい。

後半はファンから「アンドー! アンドー!」の掛け声がかかる。


アンドー!

ときどき奇声のような高い声を出したり、妙な動き(ダンス)をしたり、洗練と180度の対極にあるどろくささが、これが大阪ファンクのゆえんか。

ジェームス・ブラウンのような人物が日本人になったらこうなるのかなあ。(笑) しかし、テレビとかに出したいなあ。あ、でもゴールデンとかじゃなくて、深夜帯。『タモリ倶楽部』なんていいんじゃないかなあ。

しかし、ファンキー・テンガか。テンガって言葉(物)初めて知りました。勉強になるなる。(笑) 

それにしても、デジルが都会的に洗練されたクールなファンク、ザ・たこさんが思い切り南部っぽいどろどろのファンク、ととても対照的なファンク2本立てはおもしろい組み合わせだ。

ザ・たこさん、勝手応援団の音楽ライター、内本順一さんがいたので話をきいた。

なんとザ・たこさんは、1993年結成で、来年結成20周年となるという。来年はハデにどーんとやってくれそうだ。

大阪からやってくるときは、ライヴ後いつも内本さんが朝方までメンバーとつきあい、メンバーはそのまま大阪に帰るらしい。

ロック・フェスもかなりフォローしていて、入れ込み方もハンパではない。「たこと言えば、内本」と決まってるそうだ。(笑) ということで、内本さんから「よろしくお願いします」とお願いされてしまったのだ。

■ザ・たこさん 突撃となりの女風呂

http://youtu.be/tukavIfpESo



■過去記事

May 12, 2006
Osaka Soul Show:
http://blog.soulsearchin.com/archives/001010.html

ザ・たこさん応援ブログ(内本さんがやってます)
http://takosoup.blog72.fc2.com/

ザ・たこさん・オフィシャル
http://the-takosan.com/

■ザ・たこさん 最新アルバム (2009年)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029LCQSM/soulsearchiho-22/ref=nosim/

『ファンク兄弟』(2008年)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GM76N0/soulsearchiho-22/ref=nosim/

さよなら生活・ミニアルバム

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QHEGR4/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■セットリスト、メンバー

『たこ出汁 ~ザ・たこさん × Dezille Brothers~ "Daikanyama LOOP 4th Anniversary"』

出演:ザ・たこさん/Dezille Brothers/ダイナマイト・ミキ/Cats & SeaSide Village

■メンバー

Vocal 安藤 八主博 (あんどう・やすひろ)(since 1993)
Guitar 山口 しんじ (since 1993)
Drums マサ☆吉永 (since December 2006)
Bass オカウチポテト(since December 2010)

■セットリスト
Setlist: The Taco San, @Loop, Daikanyama, Tokyo, Japan. November 1st, 2012

ザ・たこさん
show started 21:43
01.サウンドピット
02.ラブアタック
03.ロクシマのテーマ
04.ナイスミドルのテーマ
05.ザ・たこさんのテーマ
06.コッチ・マーレー
07.ヤンタン
08.バラ色の世界
09.マダム・ヤン(楊夫人)
10.ヤンタン
11.(Make It) Funky Tenga
12.突撃となりの女風呂(On A Blow)(マントショー)
13.五月のサバ パート2
Enc. バラバラ~愛のテーマ~(Eテレ『バリバラ』テーマソング)
Enc. 我が人生、最良の日
Enc. ザ・たこさんのテーマ
Show ended 22:45

(2012年11月1日木曜、代官山ループ、デジル・ブラザーズ、ザ・たこさん・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dezille Brothers, The Taco San

◎デジル・ブラザーズ&ザ・タコさん・ライヴ~ループ4周年 (パート1)

【Dezille Brothers: 4th Anniversary of Loop, Daikanyama (Part 1)】

東西。

代官山のライヴハウス、ループができて4周年ということで、いくつかの周年イヴェントが行なわれている。そこで2012年11月1日、デジル・ブラザーズとザ・たこさんという関東関西のファンク・バンドが激突する組み合わせのライヴがあった。

ちょうど会場についたら、まもなくデジルがスタートというとき。デジルは8月以来約2ヶ月ぶり。前回がフルショーで2時間のものだったが、今回は1時間弱。おなじみの曲を披露した。それにしても、このグルーヴ、のりのりのファンク系サウンドは気持ちいい。

ところどころリード・シンガー、椎名純平の動きや歌などにモリス・デイ&ザ・タイムのものを彷彿とさせたので、そういう方向で決めたらおもしろいかなと思った。びしっとスーツを来て、振り付けも全員で揃える。

なんてアイデアを思いついて椎名さんにツイートすると、実は「モリス・デイ&ザ・タイムは、狙っているバンドのひとつ」とツイート返しが。なるほど、そうだったか。

ま、その場合、竹内さん=ジェシー・ジョンソン、スインゴーさん=ジミー・ジャム、渉さん=テリー・ルイス、白根さん=ジェリービーン、椎名さん=モリス・デイとなるのだが、問題はひとつ。鏡持ちのジェロームがいない。~とツイートしたら、プリンス・エヴァンジェリストのツナさんから「動きは全部知ってますからやりましょうか(笑)」とのつっこみ。

ファンクでエンタテインメントっていうのは、やはりひとつの理想系だ。

(ザ・タコさん・ライヴについて明日のブログへつづく)


ライヴ後、当日出演者全員集合
椎名純平白根佳尚

竹内朋康
鈴木渉
SWING-O a.k.a.45

■デジル・ブラザーズ・プロモーション・ビデオ 「ごきげんナナメ」

http://youtu.be/_i02LdJw7x8



■デジル・ブラザーズ、今後のライヴ

◎2012年12月21日、下北沢ガーデン (複数アーティストと)

◎2012年12月27日 ヌーン・カフェ梅田(大阪)
JAPRIDE vol.2 ~ FIASCO 3 Album "Covers" release Party ~
[LIVE]
FIASCO 3
45 trio
DEZILLE BROTHRS

12/27 (thu) NOON+CAFE 梅田
open 19:00 start 20:00 adv ¥3,000 / door ¥3,500 (adv/door drink別)

NOON+CAFE
大阪市北区中崎西3-3-8JR京都線高架下3-3-8
06-6373-4919
MAIL:info@noon-web.com
電話予約 06-6373-4919

◎2012年12月29日(土)
12/29 (sat) CAY 青山
open 19:00 start 20:00 adv ¥3,000 / door ¥3,500 (adv/door drink別)

CAY 東京都港区南青山5-6-23 SPIRAL B1
03-3498-5790
http://www.spiral.co.jp/shop_restaurant/cay/

◎デジル・ブラザーズ・オフィシャル
http://www.dezillebrothers.com/

◎竹内朋康、屋敷豪太、鈴木渉からなるギタートリオ [FIASCO 3]
http://fiasco3.jp/

◎椎名純平ブログ
http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/

■デジル・ブラザーズ過去関連記事

デジル・ブラザーズ~ソウル・エンタテーメントを目指す
2012年08月30日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11340738213.html

デジル・ブラザーズ~ グルーヴのあるライヴ
2011年04月12日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10858546950.html

2010年03月30日(火)
椎名純平ライヴ@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10494837639.html

■デジル・ブラザーズ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004H9PEYW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■『たこ出汁 ~ザ・たこさん × Dezille Brothers~ "Daikanyama LOOP 4th Anniversary"』

出演:ザ・たこさん/Dezille Brothers/ダイナマイト・ミキ/Cats & SeaSide Village

■デジル・ブラザーズ【Dezille Brothers】

メンバー

椎名純平(vo,rhodes)
SWING-O a.k.a.45(key)
竹内朋康(g)
鈴木 渉(b)
白根佳尚(ds)

■セットリスト

Setlist : Dezille Brothers, Loop, Daikanyama, Tokyo, Japan. November 1st, 2012

show started 20:32
01.Gimme Some More
02.Sexy Mama
03.愛ゆえに
04.スキ大好き
05.歌手(カッシュ)
06.バンバンバン
07.ゴキゲンナナメ
show ended 21:26

(2012年11月1日木曜、代官山ループ、デジル・ブラザーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dezille Brothers,

◆△ オバマそれともロムニー? オバマ当確か

【Prediction: Obama Will Be President Again】

大統領選。

4年に一度のアメリカでの大統領選。どうなるかこのところ、ちょくちょくいろいろな記事を見ている。当初はかなり接戦だったようだが(もちろん、今も接戦なのだろうが)、若干オバマ優勢になっているようだ。

今回も本ソウル・サーチンではオバマを応援したいと思う。2012年11月6日(アメリカ時間)に投票される次の大統領はオバマかロムニーという予想は、オバマとしたい。

オバマが大統領になると、僕にどんないいことがあるのか。前回買っていまだに部屋着にしてるオバマTシャツをあと4年着られることになる…。

しかし、今回一番驚いたのは、スティーヴィー・ワンダーがオバマ支持は当然だろうが、サム・ムーアがロムニー支持集会で歌っていたということ。これは意外だったなあ。そういえば、ビリー・ポールが来日したときは、オバマTシャツを着てた。あれ、でも、サム・ムーア、オバマ就任パーティーで歌ってたよね。ブレンダ・ヴォーンがバックコーラスで参加してたのを思い出した。(サムはどっちでもいいのか。(笑))

http://www.newsnet5.com/dpp/news/political/mitt-romney-joined-by-rodney-atkins-sam-moore-and-the-marshall-tucker-band-sunday-in-cleveland

Sam Moore Sings the Star Spangled Banner for a Cleveland Romney Rally
http://youtu.be/K5Ed12xvQp4



日本時間7日午後までには大勢が判明。

270。

さて、大統領選は全国民が538人いる大統領選挙人を選ぶ。269人ずつだと同数。過半数以上は270人となる。各州に数字が割り当てられていて、基本的にはその州で1位になった方がその選挙人を総取りする。たとえば、テキサス州の選挙人は38、カリフォルニア州は55、といった具合。多くの大統領選挙人を獲得したほうが、大統領になる。

現状分析はあちこちにいろいろでているが、そのひとつ。

http://www.270towin.com/

ここでは、オバマが201をロムニーが191を確実にしているが残る146が未定、あるいはどちらにいくかわからない、としている。

もうひとつ、こちらは11月4日現在の情勢分析。
http://www.realclearpolitics.com/epolls/2012/president/2012_elections_electoral_college_map_no_toss_ups_race_changes.html#previous_changes

これだと、オバマ303対ロムニー235でオバマ勝利確定の風情。この調査ではトスアップ・ステート(スイング・ステート=情勢が微妙な州)でもオバマ優勢を分析している。

もうひとつ

http://election.princeton.edu/electoral-college-map/

これだとオバマ233、ロムニー191、残り94。フロリダ29がまだ不明としている。フロリダはロムニー優勢。

もうひとつ。

http://fivethirtyeight.blogs.nytimes.com/

これだと、オバマ307.2、ロムニー230.8。(一部総取りではなく比例按分の州がある) 日曜(2012年11月4日)現在の各種世論調査の結果を出しているが、ほとんどオバマがポイントをわずかながら伸ばしていることを示している。

この頁には、ヴァージニア州(選挙人13人)での1972年以降の共和党・民主党の支持の様子が出ているがとても興味深い。この地では1972年から2004年までずっと共和党が勝ってきた。ところが前回(2008年)初めて民主党が勝った。つまり、「保守的な州」が初めて「変化(チェンジ)」を求めたわけだ。いずれの調査もここは激戦区とされ、どちらに転ぶかわからないようだが、一応オバマ優勢とみられている。

ここではフロリダはロムニーがかなり優勢。

これらを総合すると、オバマが次期大統領になる、とみていいと思う。よってあと4年、オバマTシャツは着られそうだ。

■ ソウル・サーチンのオバマ関連記事

スティーヴィー・ワンダー、オバマ支持ソング発表
2012年10月28日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11389944133.html

November 08, 2008
「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から「チェンジ・ハズ・カム」へ~オバマ氏勝利演説
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081108.html
オバマ演説の中で、このシカゴでの「ヴィクトリー・スピーチ」は最高峰、白眉の出来だ。歴代大統領の演説の中でも名演説と言える。

January 19, 2009
磁力持つオバマのソウル・スピーチ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090119.html

January 20, 2009
オバマ就任イヴェント、多数のアーティストが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090120.html

January 21, 2009
オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090121.html

January 22, 2009
オバマに望む3つの奇跡~就任演説を聴いて
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090122.html

January 25, 2009
オバマ大統領就任演説の同時通訳
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090125.html

■これでオバマの演説をお勉強

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902091658/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■そっくりマスク

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008S8QT6U/soulsearchiho-22/ref=nosim/

NEWS ITEM>Obama
■「ラジカントロプス2.0~クインシー・ジョーンズ」11月5日深夜放送

【”Radikan-thropus 2.0”=Quincy Jones Part 2】

告知。

今年3月にラジオ日本で放送されたユニークなカルチャー番組『ラジカントロプス2.0』のクインシー・ジョーンズの回のパート2が、2012年11月5日(月)深夜25時(6日午前1時)から1時間にわたって関東地区のAMラジオ・ラジオ日本(1422khz)で放送されます。

司会は放送作家の植竹公和さん、ゲストで僕吉岡正晴が話しをします。

クインシー・ジョーンズについては前回が1979年くらいまでの話しで、今回はそれ以降にスポットをあてます。つまり、マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』以降、『スリラー』『バッド』、さらにそれ以降の活動を紹介します。

関東地区の方は、パソコンでラジコで聴けます。

http://radiko.jp/#

番組ホームページ。
http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/radio.php

また、放送2日後の11月7日(水)以降に、未放送部分も含めたノーカット・ヴァージョン(トーク部分のみ)がポッドキャストにアップされます。

■前回についてのブログ

「ラジカントロプス2.0」~クインシー・ジョーンズ特集にゲスト出演
2012年03月10日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11185644120.html

「ラジカントロプス~クインシー・ジョーンズ」ポッドキャスト、アップ
2012年03月17日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11194319273.html

前回放送(2012年3月14日放送)のアーカイブ
http://media.jorf.co.jp/podcast/radio/120311_yoshiokamasaharu_01.mp3

■ベスト・オブ・クインシー・ジョーンズ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000JAAC/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■DVD クインシー・ジョーンス・ライヴ・アット・モントルー

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/

RADIO> Radikan-thropus 2.0>Jones, Quincy Part 2
○■ 「ソウル・サーチン」、フランク・リグリー、クライド・ウィリアムスなどをオンエア

【Soul Searchin Radio Will Feature Frankie LeGree Live At Blues Alley】

独占。

今日(2012年11月4日)の『ソウル・ブレンズ』(関東地区インターFM、76.1mhz、日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン・レイディオ」(午後2時30分~)のコーナーでは、先日ブルース・アレイで行われたフランク・リグリーのライヴ音源を番組独占でお送りします。

出演者数40名超のビッグ・ライヴ。素晴らしいシンガーたちが何人も登場しました。その中から、クライド・ウィリアムス、フランク・リグリーの歌声などをご紹介します。


クライド・ウィリアムス


フランキー・リグリー

フランキーたちは、ソウル、ジャズ、ゴスペルあらゆるタイプのブラック・ミュージックをプレイしました。

関東地区の方はパソコンでラジコでも聴けます。またFMラジオのほか、スマホでもラジコ、またAUのラジオ(有料)、スカパー(全国。有料)でも聞けます。

http://radiko.jp/player/player.html#INT

(4日、午後10時追記)
今日の放送を期間限定でポッドキャストにあげました。約23分。
http://soundcloud.com/soul_searchin_10/2012-11-04-soul-searchin-radio
(追記ここまで)

フランキー・リグリー・ライヴ評
フランキー・リグリー還暦祭
2012年10月27日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11388462773.html

RADIO>SOUL SEARCHIN RADIO>LeGree, Frankie
◇ワックスポエティックス24号発売~シャーデー・ロング・インタヴュー掲載

【Waxpoetics #24 Released: Featuring Sade】

発売。

良質の音楽誌でブラック・ミュージック、ダンス・ミュージックのインタヴュー記事を多数掲載している隔月誌ワックスポエティックスの最新号第24号が2012年10月31日発売された。

今回のメイン特集はシャーデーの大インタヴュー。

ほかにもレニー・クラヴィッツのロング・インタヴュー、サックス奏者ゲイリー・バーツのインタヴューなども。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905298032/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

ワックスポエティックス・ジャパン・ホームページ
http://www.waxpoetics.jp/

本誌の目次的な紹介。一部がネットPDFで読めます
http://www.waxpoetics.jp/magazine/

■ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004X86OXC/soulsearchiho-22/ref=nosim/

MAGAZINE>WAXPOETICS>24

◎ディスコ・イヴェント『ダイナスティー#6』~DJオッシーDJ生活30周年を祝う

【Dynasty #6: DJ Osshy, Celetrating 30th Anniversary of Disco DJ】

30周年。

3ヶ月に一度恵比寿のアクトスクエアで行なわれているディスコ・イヴェント「ダイナスティー」、その第6回が2012年10月31日(水)に開催された。ちょうどディスコDJ30周年を迎えたDJオッシーを祝うセレモニーが行なわれた。

途中でディスコ・インフェルノというユニット(この日は2人)のミニ・ライヴもあった。

30周年セレモニーは比較的サプライズ的に行なわれたようで、最後には顔面ケーキのプレゼントもあった。オッシーはスーツをクリーニングに出したそうだ。(笑) 僕も急に乾杯の音頭をさせられた。(笑) 


オッシーにおめでとうメッセージ。オッシーはジャケットが、仮装。僕は肩にのせたファズボールが仮装。しかし、認知度低いな。誰にも何も言われなかった(笑)左はレイディオ・ディスコでおなじみ亀井佐代子さん

この日は、ブラザー・コーンさんも急遽あいさつに登場。


オッシーにおめでとう、と11月9日の告知もしっかり

オッシー、DJ30周年、おめでとうございます。

■次回ダイナスティー(第7回)は2013年1月30日水曜、恵比寿アクトスクエア

■ブラザー・コーン、復活初ライヴ、11月9日金曜・開催

ブラザー・コーンが久々の単独ライヴを、11月9日、この恵比寿のアクトスクエアで行なう。
http://actsquare.com/news/bro_kone_kizuna.html

アクトスクエアホームページ
http://actsquare.com/

EVENT>Dynasty
◎カーリーン・アンダーソン・ライヴ~21世紀のモッズかビートニクか

【Carleen Anderson Live: Mods or Beatnik of 21st Century 】

モッズ。

比較的若い音楽ファンにとってはイギリス出身のアーティストと思われているかもしれないカーリーン・アンダーソン。生まれはアメリカ・テキサス州ヒューストン。1989年にジェームス・ブラウン関連のライヴでイギリスに来て、1990年以降拠点を置くようになった。イギリスのヤング・ディサイプルズのリード・シンガーとして人気がでて、ソロのレコードもイギリスから出たのでそれも無理はない。ネオ・ソウル、もしくはアシッド・ジャズ・ムーヴメントから登場したブラック・シンガーという立ち位置だ。インコグニートで2005年12月来日したことがあったが、自分名義では初。しかもトリオでの来日。カーリーンはピアノも一部で弾くが、キーボードは自身名義でも来ているサンフランシスコのラッドだ。ドラムスとキーボードとカーリーンのトリオのみの歌と演奏。これがかなりよかった。

古いファンからすると彼女はジェームス・ブラウン・ファミリーのバック・ヴォーカル、ヴィッキー・アンダーソンとボビー・バード夫妻の娘ということで知られている。(実際はヴィッキーが実母、ボビーは義理の父。実の父は教会の牧師。なので、ヴィッキー・アンダーソンの娘という言い方が正しい) ルックスなどもヴィッキーによく似ていて、声なども母親を思わせる部分があるにはあるが、なにしろやっているタイプの音楽がまったく違うので、ジェームス・ブラウン・ファンクを期待すると、拍子抜けする。

イギリスで人気が出ただけあり、アシッド・ジャズ系女性シンガーというのが一番ぴったり。しかも、ポエトリー・リーディングなども難なくこなし、ちょっと60年代風のカルチャー、モッズ風、いや、ビートニク風かな。

オープニング、いきなりポエトリー・リーディングで始まる。身振り手振りで詩の朗読をする様は、ニューヨーク・ヴィレッジのカフェあたりでありそうなカルチャーでもある。そして歌いはじめると、なんとも言えない超低い声。そして太い。ここまで低く太い声はなかなか聞けない。かと思えば、高い声はミニー・リパートンのように実によく出る。まるで、その声使いはレイラ・ハサウェイ(低い声が超魅力)とミニー・リパートン(高い声が超魅力)をあわせて二で割ったような感じだ。

途中、ラッドがコーラスをいれたり、歌を歌うが、これがカーリーンとうまくからんでいい味を出す。カーリーンがセンターに立ち、マイクの前で歌うときは、両手を動かし、体すべてを使って歌うかのようだ。

イギリスでの最初のヒットがやはり高音の魅力デニース・ウィリアムスの「フリー」のカヴァーだったが、その説明をして歌ったところ、これがこの日一番のハイライトとなった。

音楽的にはジェームス・ブラウン・ファンクは極力排除しているようなイメージなのだが、彼女がしゃべったりするとき南部訛りが出てきてやはり南部のDNAがあるのだなあ、と思う。

アンコールでは彼女のルーツ、教会っぽく、まさにゴスペル・マナーの曲を延々披露した。ドラムスとラッドのキーボードだけで音があり、そこにカーリーンの歌声がからむだけなのだが、まったく不足感がない。3人でもすごい音はちゃんと作れるわけだ。

エイミー・ワインハウスが「最低でも3回は見るべき」と言ったそうだが、なるほどその意味がよくわかった。また、彼女は一見40代かと思ったが、1957年5月10日生まれの55歳とは本当に驚いた。ライヴにはジェームス・ブラウン・ファミリーのところにはかならず顔を出す関夫妻も来ていた。さすが。

■トゥルー・スピリット ここから「ママ・セイド」を披露

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000W6K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■メンバー

Carleen Anderson(vo,p) カーリーン・アンダーソン(ヴォーカル、ピアノ)
Rad.(organ bass,key) ラッド.(オルガンベース、キーボード)
Guido May(ds) グイド・メイ(ドラムス)

■セットリスト

show started 21:31
01.Intro – Spoken Word
02.As We Come To Be
03.True Spirit
04.Mama Said
05.Your Heart Will Know
06.Free [Deniece Williams]
07.Woman In Me
08.Apparently Nothin’
Enc. Don’t Look Back In Anger
Enc. When The Light Shines (Gospel)
Show ended 22:46

(2012年10月29日月曜、東京ブルーノート、カーリーン・アンダーソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Anderson, Carleen
2012

◎マイケル・ボルトン・ライヴ~写真撮影自由のライヴ

【Michael Bolton Live】

ソウルフル。

マイケル・ボルトンの、2011年10月デイヴィッド・フォスター&フレンズ以来約1年ぶりの来日公演。今回は本人名義でフル・ショー。ボルトンの初来日は1994年3月、このときは大きな国立代々木競技場第一体育館。その次が2010年5月、中野サンプラザ。そして、デイヴィッド・フォスターで来て今回が4回目の来日。

冒頭で、「みなさん、自由に写真を撮ってもらってもいいですよ」と撮影許可を本人が出し、そのせいもあり、けっこう観客も写真を撮りだした。かく言う僕も何枚か撮った。今の時代はそうやって写真を撮ってもらい、どんどんブログやフェースブックにアップしてもらったほうが、結果的に宣伝、口コミになるという考え方なのだ。海外のライヴなどでは一部でカメラ禁止もあるが、ずいぶん前から撮影フリーになっている。



マイケル・ボルトン・ライヴ。ジーンズにジャケット。


デュエットの相手はケリー・レヴェスク

マイケルの声は、実にソウルフル。「ブルー・アイド・ソウル・シンガー」としての名声も確保しているが、この日は風邪をひいたとかで若干声の調子が悪かったそう。そのせいか、僕が1994年代々木で見たときの圧倒的な声力は感じられなかった。あのときは本当にすごかったなあ。

また、サックス奏者マイケル・リングトンや女性シンガー、ケリー・レヴェスクにチャンスを与え、曲をやらせる配慮も。女性シンガー、ケリーはなかなかの美貌でセリーヌ・ディオン的な脚光を浴びてもいいのかもしれない。

また、ボルトンはけっこうステージ運びが自由で、セットリストもどんどん予定のものから変えていくらしい。なので、初日と二日目でだいぶちがったりすることもあるそうだ。

ライヴを見ると、ボルトンはソウルをベースにロックもクラシックも何でも歌う多様性のあるシンガーだということがわかる。ただやはり、僕などはソウルっぽいヒット曲をカヴァーしたときなど、とても魅力を感じる。


ケリーとのデュエット


アンコールで「How Am I Supposed To Live Without You」のサビ部分を観客に歌わせるケリー。「さあ、みんなも~~」
Photography by The Soul Searcher

■マイケル・ボルトンといえば、ローラ・ブラニガンに提供し大ヒットしたこれ
http://youtu.be/YFood_bTOX4



■この日はこんな曲もSweet Home Chicago

http://youtu.be/1qXxKWmX4IU



■デュエッツ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35L2K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■グレイテスト・ヒッツ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G8XJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

Michael Bolton (Vocal)

Brian Becvar (Keyboards)
Keary Braxton (Bass)
Drew Mackeon (Drums)
Ray Parrino (Guitar)

Cameron Handel (Trumpet)
Michael Lington (Sax)
Kelly Levesque (Singer)

■セットリスト
Setlist : Michael Bolton @ Orchard Hall, Shibuya, Tokyo, October 29, 2012
[ ] denotes original

show started 19:16
01.Opening
02.To Love Somebody [Bee Gees]
03.(Sitting On The) Dock Of The Bay [Otis Redding]
04.Said I Loved You…But I Lied
05.Sweet Home Chicago [Robert Johnson]
06.Michael Lington (Sax) You And I (Instrumental)
07.To Make You Feel My Love + Kelly Levesque (Vocal) [Bob Dylan]
08.Over The Rainbow + Kelly [Judy Garland]
09.Ain’t No Mountain High Enough + Kelly [Marvin Gaye & Tammi Terrell]
10.The Prayer + Kelly [David Foster]
11.We’re Not Making Love Anymore [Patti LaBelle] +Kelly
12.Forever [Kiss] +Kelly
13.Michael Lington (Sax) Road Trip (Instrumental)
14.You Are So Beautiful (Instrumental) ―― piano solo
15.How Can We Be Lovers
16.Steel Bars
17.Time Love And Tenderness
18.(piano intro) Hallelujah
19.Go The Distance
Enc. How Am I Supposed To Live Without You [Michael Bolton, Laura Branigan] + Kelly
Enc. Pride
Show ended 20:52

(2012年10月29日月曜、渋谷オーチャード・ホール、マイケル・ボルトン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bolton, Michael
2012-
●テリー・キャリア死去~シカゴの吟遊詩人

【Terry Callier Dies At 67】

訃報。

シカゴの吟遊詩人ことテリー・キャリアが2012年10月28日までに自宅で死去しているのが発見された。67歳と報じられている。テリーはここ数年、病気を患っており、病死と見られる。2004年を始め何度か来日しているが、2009年9月に丸の内コットンクラブでの公演が最後の来日となった。

評伝。

1945年5月24日シカゴ生まれ。(1941年生まれ説もある) ジャズ、ソウル、フォークなどのジャンルを縦横無尽に横断する黒人のシンガー・ソングライター。

シカゴで活躍するカーティス・メイフィールド、メジャー・ランス、ジェリー・バトラーらと親交があり、10代の頃にはドゥーワップ・グループでうたっていた。1962年地元チェス・レコードのオーディションを受け合格。ここでデビューシングル「ルック・アット・ミー・ナウ」を録音。大学に通いながら音楽活動を続けた。チェス、プレステージなどで録音。ソングライターとしても活躍。

1972年、チェスの名門R&Bグループ、デルズに書いた「ザ・ラヴ・ウイ・ハド」が大ヒットし注目された。チェスのアレンジャー/プロデューサー、チャールズ・ステップニーに認められ、チャールズのプロデュースで3枚のアルバムをリリース。商業的には成功しなかったが、一部で評価された。ジョージ・ベンソン、ギル・スコット・ヒーロンらとツアー。

テリーの作品「サイン・オブ・ザ・タイムス」が1979年ニューヨークの人気DJフランキー・クロッカーのテーマ曲となり、これがソウル・チャートで78位を記録。しかし、1980年代には音楽では食べていけず、コンピューター・プログラマーとして昼間の仕事をしていた。しかしその後、1980年代後期からイギリスのDJがテリーの1960年代の作品を発掘。再び注目されるようになった。1990年代からアシッド・ジャズ・レーベルで作品を残したり、徐々に世界ツアーを行なったりしていた。最新作は2009年のイギリスのマッシヴ・アタックと共演した『ヒドゥン・カンヴァセーションズ』。

2001年7月、2002年5月、2004年4月、2009年9月に来日。

■死亡記事

Largely overlooked’ Chicago singer-songwriter Terry Callier dies at 67

BY DAVE HOEKSTRA Staff Reporter dhoekstra@suntimes.com October 28, 2012 9:52PM (日本時間29日午前11時52分、シカゴは夏時間で14時間差)

http://www.suntimes.com/news/obituaries/16023457-418/largely-overlooked-chicago-singer-songwriter-terry-callier-dies-at-67.html

■過去関連記事

テリー・キャリア・ライヴ~時は静かにゆったり流れながらも、空気を支配…
2009年09月17日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10344241385.html

2004/04/20 (Tue)
Terry Callier: A Troubadour
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040420.html
(2004年来日時のライヴ評)

■オーディナリー・ジョー

http://youtu.be/f0YOb5IC1js





http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00209WK1G/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■2009年最新作『ヒドゥン・カンヴァセーションズ』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6IHBQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/

OBITUARY>Callier, Terry, May 24, 1945 – October 28, 2012, 67 year old

◆○ ソウル・ブレンズ・川崎ラチッタデラ

【Soul Blends Live At Kawasaki Halloween】

公開放送。

毎年10月末のこの時期、最近はすっかりハロウィーン・モード。川崎ラチッタでは、仮装大賞コンテストが行なわれ、「ソウル・ブレンズ」も川崎の公開スタジオから生放送。

なんとオッシーと僕はお揃いのリラックマに。マーヴィンはこれが「熊」だと知らなかった。(笑) ちなみにオッシーのは2年ほど前に購入したもので、若干白いところがきいろがかっている。僕のは今年購入。

(写真)(写真はアメブロをごらんください)
デイヴ・フロムとマーヴィン・デンジャーフィールド

(写真)
『ソウル・ブレンズ・ファミリー」~左からマーヴィン、オッシー、よしおか、チーちゃん




(写真)
デイヴのお化粧は、ペンキで書いてるが、けっこうかゆいらしい。

『ソウル・ブレンズ』のファンの方もたくさん集まっていただき、ありがとうございます。

「ソウル・サーチン」では、近々来日アーティストミニ特集。マイケル・ボルトン、カーリーン・アンダーソン(ともに今日・月曜)、コンファンクシャン(11月6日から)などをご紹介。


■昨年の様子

川崎ハロウィーン・パーティーとオリジナル・セヴン
2011年10月31日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111031.html

■マイケル・ボルトン~シールとのデュエット・ヴァージョンの「ホエン・ア・マン・ラヴズ・ア・ウーマン」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35L2K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■カーリーン・アンダーソン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AMZ1V6/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■コン・ファンク・シャン カリフォルニア1収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001DT9/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

ESSAY>Halloween
RADIO>Soul Blends
★スティーヴィー・ワンダー、オバマ支持ソング発表

【Stevie Wonder Releases Song Support For Obama】

サポート。

スティーヴィー・ワンダーが、オバマ大統領を支持し応援する作品「キープ・ムーヴィング・フォーワード」を発表した。中東風のメロディーに乗った作品でユーチューブ映像で聴くことができる。映像には歌詞が映される。

今回の大統領選は共和党候補ロムニーと歴史まれに見る大接戦となっている。

スティーヴィー・ワンダーはこれに先立ち、2012年10月7日にラスヴェガスで約6000人のオバマ支持者のために行われた資金集めパーティーでもケイティ・ペリー、ボン・ジョヴィ、アース・ウィンド&ファイアーら他の出演者とともに登場、歌を聞かせた。

オバマ大統領は昔からスティーヴィーの大ファンで「もし僕がスティーヴィーのファンでなければミッシェル(妻)は僕とデートしてくれなかっただろう。スティーヴィーがいなければ、僕たちは結婚していなかっただろう」とまで述べている。

スティーヴィー以外でも、ブルース・スプリングスティーン、ニーヨ、ハービー・ハンコック、デルタ・レイらが「フォーワード」という曲をオバマのために歌っている。

スティーヴィー・ワンダーは2012年10月24日(水)国連で国連の誕生日を祝うイヴェントに出席。このタイトルは“A Message of Peace featuring United Nations Messenger of Peace Stevie Wonder”というもので、スティーヴィーが主催者となっている。スティング、ワイクリフ・ジョン、ヴァレリー・シンプソン、ビービー・ワイナンズ、ダグ・E・フレッシュ、ジャネル・モネイ、フレディー・ジャクソン、ステファニー・ミルズらとステージに上がった。この模様は2013年2月23日、アメリカのケーブルテレビ局BETで放送される予定。

「キープ・ムーヴィング・フォーワード」

http://youtu.be/qCbiHSOf9nc



歌詞 Keep Moving Forward
written and sung by Stevie Wonder

Here we are, it’s a brand new day
Four years ago the skys were a darker gray
Troops coming home, we’re ending the wars
It’s time for peace, cause that’s who we are
Jobs for all that succeed in their task
And health care for the middle class
The common man deserves a chance
Barack’s the one who will take a stance,

So, keep moving forward, don’t turn around
Keep moving forward, we can’t turn back now
Keep moving forward, don’t turn it around
Keep moving forward, don’t let them bring us down
Down, down
Don’t bring us down, down, down, down

Here we are with hope intact
The records clear, so check the facts
We’re moving on, we’re out of Iraq
Detroit was saved, and so were the banks
Talking education energy
College for all, and a world more green
Lets keep the faith, so all can succeed
Man, woman and child, every nationality

Keep moving forward, don’t turn around
Keep moving forward, we can not turn back now
Keep moving forward, don’t turn it around
Keep moving forward, they can not take us down
Keep moving forward, don’t turn it around
Keep moving forward, we can not turn back now
Keep moving forward, don’t turn it around
Keep moving forward, don’t let them bring you down
Keep moving forward, we can’t turn around
Keep moving forward,
We can’t afford to go backwards now
Keep moving forward, don’t turn back now

Barack’s the man, don’t let them bring us down
I’m fired up, and ready to go
I’m fired up, and ready to go
We’re fired up, America’s ready to go

Keep moving forward, yeah, yeah, yeah, yeah
Keeṗ moving forward,
Keep moving forward,
Keep moving forward,

■キー・オブ・ライフ(1976年) 一曲目のLove’s In Need Of Love Today は、世界の平和を希求するスティーヴィーの傑作

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004SZWD/soulsearchiho-22/ref=nosim/


ARTIST>Wonder, Stevie
◎フランキー・リグリー還暦祭

【Frankie LeGree : Happy 60th Birthday:Return To Calendar Anniversary】

還暦。

日本で活躍するシンガー、フランキー・リグリーの還暦誕生日パーティー・イヴェントが2012年10月24日水曜、目黒ブルース・アレイで行われた。東京近郊のブラック系シンガー、ミュージシャンがほとんどみんな集まったのではないかというほどの集合っぷりだ。

ステージは4パートに分けられ、バンドがちょこちょこ入れ替わり総勢40名以上がステージにあがった。ブルース・アレイの高橋さんによれば30人前後は今まであったが、40人以上は初めてとのこと。

第一部ゴスペル、第二部ジャズ、第三部R&B、ピックフォード・ライヴ・クリュー、第四部フランキーのセット、という感じ。

今回初めて見たクライド・ウィリアムスというシンガーに度肝を抜かれた。第一部ゴスペルで「クエスチョン・イズ」という曲を歌ったのだが、その声にやられた。ちょっとサム・クック風、もう少しディープ風。

ライヴ後話を聞くとメンフィス生まれ。約10年ほど前に日本にやってきて歌を教えたり、歌ったりしているという。クライドはフランキーの名前は知っていたが、仕事をするのは初めてとのこと。この日の出演者もそれほど知らないらしい。サム・クックの影響があるのか、好きなシンガーか、と問うと「必ずしも(そうではない)」。誰の影響を受けたのかと聞くと「自分周りの親戚ファミリーのみんなだ。みんなゴスペルを歌う親戚の人たちがたくさんいて、そうした人たちに一番影響を受けた。それからいろいろなレコードのシンガーを聴いた」という。次の「ソウル・サーチン」では何らかの形で出て欲しいと思った。

それにしても、観客も出演者もブラザーやシスター、外国人が多数で、ベース(米軍基地)の中か、外国のような独特の雰囲気になっていた。ライヴ後、大きなバースデイ・ケーキが出された。

フランキー、お誕生日おめでとうございます。このパーティーをオーガナイズされた大野さん、おつかれさまです。

■The Question Is / Winans Version

http://youtu.be/eNpZvjd_meo



■ Spiritual – Donald Lawrence

http://youtu.be/MpaVpdB_hII



■ セットリスト&メンバー

MC James Norwood
MC Momiji Yoshida

1st Gospel Section

Chizuko Yoshihiro (Keyboards)
Greg Hartdige (Keyboards)
Keith Williamson (Bass)
Pat Pryor (Guitar)
Mika (Drums)
Mami Horie (Keyboards)

Argie fine (Vocal)
Paula Johnson (Vocal)
Nikki Johnson (Vocal)
Clyde Williams (Vocal)
Al Martin (Vocal/Guitar)
Tynice Hinton (Vocal)
Chandra LeGree (Vocal)
Frank LeGree (Vocal)
Marissa Kurosawa & Choir (7members)

MC Started 19:32
01.Oh Happy Day (Marisa & Choir)
02.It’s Time To Praise The Lord (Chandra & Marisa & Choir)
03.Outstanding / Mighty God (Chandra, Frankie, And Marisa & Choir)
04.Awesome God (Gospel Truth Singers – Argie, Paula, Nikki, Ty, Al Martin, Clyde)
05.The Question Is (Clyde) [Winans]
06.Spiritual [Donald Lawrence & Co.]
Performance ended 20:26
MC

2nd Jazz Section

Kuniko Iijima (piano)
Takashi Okazaki (Keyboards)
Michio Takanashi (Wood Bass)
Jay Robinson JR (Drums)
Pat Pryor (Guitar)
Gary Scott (Sax)
Pierre Andre (Sax)
James Diamond (Trumpet)
Mami Horie (Piano/Vocal)
Monique Dehaney (vocal)
Frank LeGree (Vocal)

Performance started 20:36
01.I’m Your Man Intro
02.Moon Dance (Frankie)
03.Me & Mrs. Jones (Frankie)
04.Moody’s Mood (Mami Horie)
05.Orange Colored Sky (Monique)
06.Take The “A” Train (Frankie)
Performance ended 21:04

Second set:

3rd part Keith Haines & Pickford Live Crew

Keith Haines (Keyboards)
Shin Takada (Drums)
Al Martin (Guitar)
Keith Williamson (Bass)
AJ (Vocal)
Tahirih Walker (Vocal)
David King (Vocal)
Arigie Martin (Vocal)
Paula Johnson (Vocal)
Nikki Johnson (Vocal)
Tynice Hinton (Vocal)

MJ Spirit

Virgo &Tokyo Dream Girls=Party Rock Girls = Miria, Sakura, Lanlan

MC Started 21:26
Performance started 21:28
01.Grenade (David)
02.Harvest For The World (AJ)
03.Never Stop (Tahirih)
04.Everyday People

05.Billie Jean (MJ Spirit)

06.I’m Every Woman (Argie, Paula, Niki Johnson, Ty Hinton)

07.Joints & Jam [Black Eyed Peas] (Tokyo Dream Girls – Party Rock Girls)

4th: Frankie’s set

Keith Haines (Keyboards)
Takashi Okasaki (Keyboards)
Bert Adams (Drums)
Pat Pryor (Guitar)
Al Martin (Guitar)
Keith Williamson (Bass)
James Diamond (Trumpet)
Pierre Andre (Sax)
Gary Scott (Sax)
Al Johnson (AJ) (Vocal)
Clyde Williams (Vocal)
Tahirih Walker (Vocal)
David King (Vocal)

2 Dancers

08.Play That Funky Music (Frankie)
09.Give It To Me (Frankie)
10.What Kind Of Man [Mint Condition] (Frankie)
11.DJ Got Us [Usher] (Frankie)

12. Love Is All We Need (All)
show ended 23:21

(2012年10月24日水曜、目黒ブルース・アレイ、フランキー・リグリー&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>LeGree, Frankie & Friends

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