◎スーパーボール45~ブラック・アイド・ピーズの物量作戦
2011年2月10日 音楽◎スーパーボール45~ブラック・アイド・ピーズの物量作戦
【Black Eyed Peas Rock The House】
超エンタテインメント。
2011年2月6日(日本時間7日・午前)にテキサス州アーリントンのカウボーイズ・スタジアムで行われた第45回スーパー・ボールでのハーフタイム・ショー。
これには驚いた。メンバーは上空から吊り下げられて登場。あれは、どうなっていたんだろう。ステージを取り囲む観客かと思いきや、総勢200人以上の(おそらくヴォランティアの)ダンサーたち。彼らの半分くらいは、光る電飾をつけてのパフォーマンス。それにしてもこれはハンパではなかった。13分弱の一大エンタテインメント。ダンサーも光れば、ステージも光る。舞台の4人が踊るだけでなく、ブラス・セクションも振りがつく。そして、舞台自体が重要無人に動き、広がる。ダンサーたちが緑のライトで矢印を作る。
スラッシュは、ステージ下から登場。アッシャーは、ステージ上、上空から舞い降りた。
エンディング間近「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」では、ステージが上から見ると、「LOVE」の文字になっていた。まさに大きく変幻自在の成長するステージだ。
約1週間、リハーサルが行われて、この日、本番を迎えるという。彼らは基本的にはヴォランティア。そして、このハーフタイム・ショーの間だけ、会場に入れ、スーパーボール自体は観覧できないそうだ。
ファーギーのダイアモンドは、ハリー・ウィンストン提供で200万ドル(1億7000万円)以上だそう。
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4&feature=youtu.be
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4
■ 45 Super Bowl Half Time Show: Black Eyed Peas
Setlist: February 6, 2011, Cowboys Stadium, Arlington, Texas
01.I Got A Feeling
02.Boom Boom Pow
03.Sweet Child O’ Mine [+Slash]
04.Pump It
05.Let’s Get It Started
06.O.M.G. [+Usher]
07.Where Is The Love
08.I Had The Time Of My Life [“The Dirty Dancing”]
09.The Time (Dirty Bit)
10.I Got A Feeling
アッシャーかっこいいなあ。これはひょっとするとクチパクかも。でも、これだけダンス決めてくれれば文句はない。
それにしても、広大なスペースを使った大規模な舞台装置、光、レーザー、そしておよそ想像だに出来ないほどの大量のダンサーたちを大胆に使った演出。これでもかと押してくるハーフタイム・ショーは圧巻だ。13分弱に凝縮されたエンタテインメントの頂上がある。
いやあ、これは百読は一見にしかず、ということで、youtube映像を。
■ブラック・アイド・ピーズ The E.N.D
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002647UHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P9KULE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0048IEKII/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Black Eyed Peas
ENT>Super Bowl Half Time Show
【Black Eyed Peas Rock The House】
超エンタテインメント。
2011年2月6日(日本時間7日・午前)にテキサス州アーリントンのカウボーイズ・スタジアムで行われた第45回スーパー・ボールでのハーフタイム・ショー。
これには驚いた。メンバーは上空から吊り下げられて登場。あれは、どうなっていたんだろう。ステージを取り囲む観客かと思いきや、総勢200人以上の(おそらくヴォランティアの)ダンサーたち。彼らの半分くらいは、光る電飾をつけてのパフォーマンス。それにしてもこれはハンパではなかった。13分弱の一大エンタテインメント。ダンサーも光れば、ステージも光る。舞台の4人が踊るだけでなく、ブラス・セクションも振りがつく。そして、舞台自体が重要無人に動き、広がる。ダンサーたちが緑のライトで矢印を作る。
スラッシュは、ステージ下から登場。アッシャーは、ステージ上、上空から舞い降りた。
エンディング間近「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」では、ステージが上から見ると、「LOVE」の文字になっていた。まさに大きく変幻自在の成長するステージだ。
約1週間、リハーサルが行われて、この日、本番を迎えるという。彼らは基本的にはヴォランティア。そして、このハーフタイム・ショーの間だけ、会場に入れ、スーパーボール自体は観覧できないそうだ。
ファーギーのダイアモンドは、ハリー・ウィンストン提供で200万ドル(1億7000万円)以上だそう。
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4&feature=youtu.be
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4
■ 45 Super Bowl Half Time Show: Black Eyed Peas
Setlist: February 6, 2011, Cowboys Stadium, Arlington, Texas
01.I Got A Feeling
02.Boom Boom Pow
03.Sweet Child O’ Mine [+Slash]
04.Pump It
05.Let’s Get It Started
06.O.M.G. [+Usher]
07.Where Is The Love
08.I Had The Time Of My Life [“The Dirty Dancing”]
09.The Time (Dirty Bit)
10.I Got A Feeling
アッシャーかっこいいなあ。これはひょっとするとクチパクかも。でも、これだけダンス決めてくれれば文句はない。
それにしても、広大なスペースを使った大規模な舞台装置、光、レーザー、そしておよそ想像だに出来ないほどの大量のダンサーたちを大胆に使った演出。これでもかと押してくるハーフタイム・ショーは圧巻だ。13分弱に凝縮されたエンタテインメントの頂上がある。
いやあ、これは百読は一見にしかず、ということで、youtube映像を。
■ブラック・アイド・ピーズ The E.N.D
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002647UHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P9KULE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0048IEKII/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>LIVE>Black Eyed Peas
ENT>Super Bowl Half Time Show
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第20回~第23回
2011年2月9日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第20回~第23回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月4日から7日までの4日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真も同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第20回 Breaking News 臨時ニュース
Written on Friday, 04 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 04 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/245-walking-on-planet-c-breaking-news
今朝のウォーキング前、CNNの臨時ニュースは、「ナイルのテレビ」について伝えていた。ナイルといっても、僕のことではなく、オプラ・ウィンフリー(人気テレビ司会者)を引っ張り出したわけでもない。そのニュースは、とても人気のあるエジプトのジャーナリストが、彼女の上司が(リポートを)検閲することに異議を唱え、「ナイル・テレビ」を辞職したというものだ。
「ナイル・テレビ」は僕のものではないが、僕自身、ちょっとした臨時ニュースがある。僕が根治手術をしてから4週間。一生懸命努力した甲斐があり、術後の症状はだいぶ楽になってきている。僕は膨大な量の「ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)」をして、切除した筋肉の動きを残された筋肉でできるようトレーニングしている。
最近のエジプト情勢を思い浮かべながら、僕はウォーキングに出掛け、デューク・エリントンの「キャラヴァン」を口ずさみ始めた。
偶然にも、僕は西70丁目の「ピティアン」の入ってる建物を通りかかり、この写真を撮影した。
僕はこのエジプト・スタイルの建物に住んでいる多くの音楽関係者を知っている。
デッカ・レコードは1950年代にここにスタジオを構え、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などをレコーディングしている。
80年代になると、地元の小さなバーで始まったいわゆる「アフター・アワー」のパーティーに顔を出していた連中が、最後にはみなここにやってきた。ある晩僕はチャリー・シーンと遊んでいて、最後にここにたどり着いた。ミック・ジャガーと一緒に彼の『ボス』のアルバムを作っているときは、ハービー・ハンコックやミック・ジャガーと一緒にここにきた。セックス、ドラッグ、そして、ロックン・ロールが、あの頃のこの建物と僕の友達をそのまま象徴していた。
今日のウォーキングの最後に、これも西70丁目にある「カフェ・ルクセンブルグ」で朝食を取った。これが実は臨時ニュースなのだ! 今日まで、僕は癌手術のため尿の関係で外食を控えていた。だが僕は毎日少しずつ体力も回復し強くなり、今日、(外で)食べて、飲んでも大丈夫だという自信を明るい気持ちで持った。昨日はそんなリスクは背負いたくなかった、だが、今日は大丈夫だ。明日はきっともう少しよくなるだろう。たぶん、そのうち、僕は音楽と文学と演劇のことしか話さなくなると思う。それが僕の近い将来の興味の行方だからだ。これこそ、今日の大臨時ニュースなのだ!
+++
#21 This is Crazy Pt.1 狂気パート1
Written on Saturday, 05 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 05 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/246-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt1
今日はとても寒かったが、朝は日が差していて気持ちよかった。ストリートを歩きながら僕はミュージカル『ヘア』の「レット・ザ・サンシャイン・イン」を歌った。常に不安と憂鬱にさいなまされるので、『ライフ・オン・プラネットC(癌惑星の人生)』は厳しい。
僕はできるだけポジティヴな精神で行こうと決めた。いつも見慣れている風景をちょっと変えてみるために地下鉄に乗り、シアター(劇場)密集地として知られるブロードウェイに向かった。42丁目で降り、自宅のあるアッパー・ウェスト・サイドに向かって歩くのも面白いだろうと考えた。ブロードウェイの作品「フォーティーセカンド・ストリート」を口ずさみ始めた。
地下鉄から地上に上がり、ボノとエッジが手がけたミュージカル『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』がかかっている劇場を通り過ぎた。
ジュリー・テイモア監督とは1985年に僕の楽曲「レッツ・ゴー・アウト・トゥナイト」のビデオを日本風に作った。僕は十代の頃に空手を習って以来、日本文化に興味を持っている。
僕はBBキングのナイトクラブを通り過ぎ、ヴォーン・ブラザーズの「ロング・ウェイ・フロム・ホーム」を歌い始めた。ほんの数週間前、ジミー・ヴォーンがここでライヴを行い、彼が招待してくれていたが、癌の手術をすることになっていたので、ライヴ鑑賞は断念せざるをえなかった。
そして、そのことから、スティーヴ・レイ・ヴォーンのことを思わずにはいられない。寛大で謙虚な天才ギタリスト。「ロング・ウェイ…」を歌ったヴォーカリストだ。人生とは理不尽な狂気の連続だ。僕が初めてスティーヴに会ったとき、彼は重度のコカイン中毒で、アルコール中毒でもあった。デイヴィッド・ボウイが、僕が1982年にプロデュースした『レッツ・ダンス』のアルバムで彼にプレイさせた。
スティーヴィーが1990年、ヘリコプターの墜落事故で他界したとき、彼は完璧にクリーンな体になっていた。僕たちは『ファミリー・スタイル』(ナイルがプロデュース)(注)というアルバムを作ったが、スティーヴィーは敬愛する実兄と初めて一緒に作ったアルバムが世に出る直前に死去してしまった。
癌もそうした事件事故と同じように狂気にあふれている。何も予期できない。仮に僕と同じタイプの癌になり、僕のような話があったとしても、そこには何百という違ったストーリーがあるのだ。
8番街(エイス・アヴェニュー)に来て、僕は進路を北に向けた。すると、さらに思わぬ狂気が待ち受けていた。
(つづく)
注、アルバム『ファミリー・スタイル』は1990年9月25日に発売。スティーヴィー・レイ・ヴォーンは、1990年8月27日にウィスコンシン州で飛行機事故のため死去。
++++
#22 This is Crazy Pt.2 狂気パート2
Written on Sunday, 06 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/247-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt2
そう、これはクレイジー(狂気)なのだ! 僕は根治手術後のリハビリの一環として、42丁目から8番街を北に向かって歩いていた。術後の治療同様、マイペースで、ゆっくりながらも着実に。目の前に大きなセックス・ショップ「ショー・ワールド・センター」が現れた。1980年代、ここで働く女の子たち何人かと付き合った。今日まだあるかどうかは知らないが、かなりの人数が「ピープ・ショー」(ストリップ、ポルノ・ショーなどを客が覗き見するもの)に出ていた。
僕はプロデューサー、ソングライターのグレッグ・ダイアモンドがプロデュースしたアンドレア・トゥルーの歌う「モア・モア・モア」をハミングし始めた。アンドレア・トゥルーは、実はポルノ・スターだったのだ。これは、この情景に完璧にフィットした。
グレッグはチャカ・カーンでもヒットを出し、僕の古くからの友達デイヴィッド・ラスリーとルーサー・ヴァンドロスでもヒットを生み出した。デイヴィッドもルーサーも、どちらもシックのレコードで歌っている。
本能的に、僕は彼らが歌ったシックの最初のレコーディング曲「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。(歌詞→)「Everybody Dance. Do, do, do, do. Clap your hands. Clap your hands.」(みんな踊って、手を叩いて) こんな曲を口ずさんでいる能天気な僕を見ると、ほんの数週間前まで、死に直面していたことなど誰も想像もできないだろう。
癌とは、プラネットC(癌惑星)の人生とは、精神的な浮き沈みが実に激しい。しかし、今しばらくは、陽気な気分だった。
弟のバンチー(ナイルの6歳年下の弟)が僕に会いに来てくれることになっていたので、僕はかつて「ギルデッド・グレイプ」(1974年に8番街45丁目にオープンしたゲイバー。直訳では金色のぶどう)という店だったところを足早に通り過ぎた。
かつて、「ギルデッド・グレイプ」の男性トイレに入ると、そこにはダイアナ・ロスのそっくりさんが、(男として)用を足していたのに遭遇したものだ。
ダイアナ・ロスのスマッシュ・ヒット「アイム・カミング・アウト(私は、カミング・アウトする)」のアイデアは、そんなユニークな場所から生まれたのだ。
73丁目まで着くと大体1.5マイル(約2.4キロ)歩いたことになる。僕は遊び人たちの人気スポットで、かなりぶっ飛んでいたやりすぎの気もあった「プラトーズ・リトリート」という店があった場所に来た。まるで脳内ターンテーブルが自動操縦されたように、ディスコ・ヒット「プラトーズ・リトリート」がかかった。(歌詞→)「If you need some lovin’. Some part-time huggin’ Move to any beat. At Plato’s Retreat. Gettin’ hot and bothered. Loosen up your collar. Let’s all do the freak. At Plato’s Retreat.」(歌詞=ちょっとした愛が必要なら、ちょっと遊びたいなら…。 「プラトーズ・リトリート」なら、どんなビートでも踊れる。さあ、盛り上がって、ちょっといいかな。さあ、襟を緩めて、フリークを踊ろう。プラトーズ・リトリートで)
ベット・ミドラーと当時の音楽ディレクター、バリー・マニロウは、この店が「コンチネンタル・バス」(注)という名前だった頃に評判となった。僕は「コンチネンタル・バス」には行ったことはなかったが、「プラトーズ・リトリート」になってからは行った。
「Retreat(リトリート)」とは、避難すること、特に何か害のあるもの、禁じられたもの、不愉快なものから離れること、逃げることを意味する。
誰か、逃げろ、避難しろと言ってくれたのか?誰かが癌だ、と言ってくれたのか?
(つづく)
注、コンチネンタル・バスは、1974年に閉店。温泉もあり、ゲイも集まってきたが、当時は無名だったベット・ミドラーなど多くの一流エンタテインメントを提供していた。同地が1977年「プラトーズ・リトリート」となって再オープン。やはりゲイが多く集まった。しかし、エイズが広まったために、1980年に閉店。
+++
第23回 This is Crazy Pt.3 狂気パート3
Written on Monday, 07 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/248-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt3
今日、僕はコネチカット州にある僕のスタジオ「ル・クリブ」に向かった。ちょっと曲作りをしようと思ったのだ。癌が僕に宣戦布告して以来、これは初めてのことだった。
ニューヨークで出来なかった1.5マイルのウォーキングをここですることにした。
田舎の道を歩くと大きな利点がある。それは大きな声で歌えるということだ。そんな状況で、何を歌おうか考えた。僕の感情、思い出、様々に思い浮かんでくる考え、そしたものが、僕の精神的DJに影響を与えてくる。
術後の状況が少しずつ改善して以来、僕は依然前向きな気分になっている。そこで、Tコネクションの最高にグルーヴのある傑作「ドゥ・ワット・ユー・ウォナ・ドゥー」を口ずさみ始めた。後半の繰り返し部分に来たとき、僕はベース・ラインを口真似した。ファンクの天国にいる気分だった。
僕は「コンポ・ヨット・クラブ」にやってきて、しばし雪に覆われた海岸線を歩いた。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場する架空の惑星ホースの上を歩いている気分だった。僕はダース・ヴェイダーのテーマを「イン・アット・ロングショア」(コネチカット州ウェストポートにある高級ホテル)に着くまで歌っていた。すると突然僕はGQの「ディスコ・ナイト」を歌い始めた。たぶん、無意識のうちに、GQを最後に見たのがここだったからだと思う。GQはここでライヴをやったのだ。
マイ・スタジオ「ル・クリブ」を17年前に建てたとき、近くには多くのミュージシャンたちが住んでいた。ドナ・サマー、アシュフォード&シンプソン、ホール&オーツ、ダン・ハートマン、トーキング・ヘッズ/トム・トム・クラブのティナとフランツ、マイケル・ボルトン、キース・リチャード、その他大勢いた。ティナ、フランツ、マイケル、キースらは今でもこの近くにいる。
16年前、現在のレストラン「リズートズ」は、「540」という名の店だった。ある日、ここにテイクアウトを取りに来たときのことだ。ちょうど僕は(ドラッグの)リハビリから出所してきたところだった。キース・リチャーズがドラッグを止めたという記事を読んで、僕もドラッグから足を洗おうと思ったのだ。
料理が出来るのを待っていると、店の者がやってきて「あなたにお電話です」という。ほんの数時間前にリハビリ施設から出てきたばかりなのに、一体誰からだろうと不思議に思った。すると電話の主は、「ナイル、友達のナイルだろ? 俺、キースだよ。コーク、持ってないか?」と言った。僕は「驚いた。ごめん、もう持ってないんだよ」
それ以来僕は酒も、ドラッグもやっていない。
これはどこかおかしいだろう! だって、キースがドラッグを止めたから、僕もクリーンになろうと思ったのだ。
癌は恐ろしい! 最後に受けた検診までは、僕の体は100パーセント・クリーンで健康だった。
人生とは、いつも、理屈通り正しく行くとは限らないようだ。だが、そうした理不尽な出来事の中にも常に、何かしらの答えはある。要はそれを自分自身で探し出さなければならないということなのだ。
Walking On Planet C>#20-23>
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2011年2月4日から7日までの4日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真も同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第20回 Breaking News 臨時ニュース
Written on Friday, 04 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 04 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/245-walking-on-planet-c-breaking-news
今朝のウォーキング前、CNNの臨時ニュースは、「ナイルのテレビ」について伝えていた。ナイルといっても、僕のことではなく、オプラ・ウィンフリー(人気テレビ司会者)を引っ張り出したわけでもない。そのニュースは、とても人気のあるエジプトのジャーナリストが、彼女の上司が(リポートを)検閲することに異議を唱え、「ナイル・テレビ」を辞職したというものだ。
「ナイル・テレビ」は僕のものではないが、僕自身、ちょっとした臨時ニュースがある。僕が根治手術をしてから4週間。一生懸命努力した甲斐があり、術後の症状はだいぶ楽になってきている。僕は膨大な量の「ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)」をして、切除した筋肉の動きを残された筋肉でできるようトレーニングしている。
最近のエジプト情勢を思い浮かべながら、僕はウォーキングに出掛け、デューク・エリントンの「キャラヴァン」を口ずさみ始めた。
偶然にも、僕は西70丁目の「ピティアン」の入ってる建物を通りかかり、この写真を撮影した。
僕はこのエジプト・スタイルの建物に住んでいる多くの音楽関係者を知っている。
デッカ・レコードは1950年代にここにスタジオを構え、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などをレコーディングしている。
80年代になると、地元の小さなバーで始まったいわゆる「アフター・アワー」のパーティーに顔を出していた連中が、最後にはみなここにやってきた。ある晩僕はチャリー・シーンと遊んでいて、最後にここにたどり着いた。ミック・ジャガーと一緒に彼の『ボス』のアルバムを作っているときは、ハービー・ハンコックやミック・ジャガーと一緒にここにきた。セックス、ドラッグ、そして、ロックン・ロールが、あの頃のこの建物と僕の友達をそのまま象徴していた。
今日のウォーキングの最後に、これも西70丁目にある「カフェ・ルクセンブルグ」で朝食を取った。これが実は臨時ニュースなのだ! 今日まで、僕は癌手術のため尿の関係で外食を控えていた。だが僕は毎日少しずつ体力も回復し強くなり、今日、(外で)食べて、飲んでも大丈夫だという自信を明るい気持ちで持った。昨日はそんなリスクは背負いたくなかった、だが、今日は大丈夫だ。明日はきっともう少しよくなるだろう。たぶん、そのうち、僕は音楽と文学と演劇のことしか話さなくなると思う。それが僕の近い将来の興味の行方だからだ。これこそ、今日の大臨時ニュースなのだ!
+++
#21 This is Crazy Pt.1 狂気パート1
Written on Saturday, 05 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 05 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/246-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt1
今日はとても寒かったが、朝は日が差していて気持ちよかった。ストリートを歩きながら僕はミュージカル『ヘア』の「レット・ザ・サンシャイン・イン」を歌った。常に不安と憂鬱にさいなまされるので、『ライフ・オン・プラネットC(癌惑星の人生)』は厳しい。
僕はできるだけポジティヴな精神で行こうと決めた。いつも見慣れている風景をちょっと変えてみるために地下鉄に乗り、シアター(劇場)密集地として知られるブロードウェイに向かった。42丁目で降り、自宅のあるアッパー・ウェスト・サイドに向かって歩くのも面白いだろうと考えた。ブロードウェイの作品「フォーティーセカンド・ストリート」を口ずさみ始めた。
地下鉄から地上に上がり、ボノとエッジが手がけたミュージカル『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』がかかっている劇場を通り過ぎた。
ジュリー・テイモア監督とは1985年に僕の楽曲「レッツ・ゴー・アウト・トゥナイト」のビデオを日本風に作った。僕は十代の頃に空手を習って以来、日本文化に興味を持っている。
僕はBBキングのナイトクラブを通り過ぎ、ヴォーン・ブラザーズの「ロング・ウェイ・フロム・ホーム」を歌い始めた。ほんの数週間前、ジミー・ヴォーンがここでライヴを行い、彼が招待してくれていたが、癌の手術をすることになっていたので、ライヴ鑑賞は断念せざるをえなかった。
そして、そのことから、スティーヴ・レイ・ヴォーンのことを思わずにはいられない。寛大で謙虚な天才ギタリスト。「ロング・ウェイ…」を歌ったヴォーカリストだ。人生とは理不尽な狂気の連続だ。僕が初めてスティーヴに会ったとき、彼は重度のコカイン中毒で、アルコール中毒でもあった。デイヴィッド・ボウイが、僕が1982年にプロデュースした『レッツ・ダンス』のアルバムで彼にプレイさせた。
スティーヴィーが1990年、ヘリコプターの墜落事故で他界したとき、彼は完璧にクリーンな体になっていた。僕たちは『ファミリー・スタイル』(ナイルがプロデュース)(注)というアルバムを作ったが、スティーヴィーは敬愛する実兄と初めて一緒に作ったアルバムが世に出る直前に死去してしまった。
癌もそうした事件事故と同じように狂気にあふれている。何も予期できない。仮に僕と同じタイプの癌になり、僕のような話があったとしても、そこには何百という違ったストーリーがあるのだ。
8番街(エイス・アヴェニュー)に来て、僕は進路を北に向けた。すると、さらに思わぬ狂気が待ち受けていた。
(つづく)
注、アルバム『ファミリー・スタイル』は1990年9月25日に発売。スティーヴィー・レイ・ヴォーンは、1990年8月27日にウィスコンシン州で飛行機事故のため死去。
++++
#22 This is Crazy Pt.2 狂気パート2
Written on Sunday, 06 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/247-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt2
そう、これはクレイジー(狂気)なのだ! 僕は根治手術後のリハビリの一環として、42丁目から8番街を北に向かって歩いていた。術後の治療同様、マイペースで、ゆっくりながらも着実に。目の前に大きなセックス・ショップ「ショー・ワールド・センター」が現れた。1980年代、ここで働く女の子たち何人かと付き合った。今日まだあるかどうかは知らないが、かなりの人数が「ピープ・ショー」(ストリップ、ポルノ・ショーなどを客が覗き見するもの)に出ていた。
僕はプロデューサー、ソングライターのグレッグ・ダイアモンドがプロデュースしたアンドレア・トゥルーの歌う「モア・モア・モア」をハミングし始めた。アンドレア・トゥルーは、実はポルノ・スターだったのだ。これは、この情景に完璧にフィットした。
グレッグはチャカ・カーンでもヒットを出し、僕の古くからの友達デイヴィッド・ラスリーとルーサー・ヴァンドロスでもヒットを生み出した。デイヴィッドもルーサーも、どちらもシックのレコードで歌っている。
本能的に、僕は彼らが歌ったシックの最初のレコーディング曲「エヴリバディー・ダンス」を歌い始めた。(歌詞→)「Everybody Dance. Do, do, do, do. Clap your hands. Clap your hands.」(みんな踊って、手を叩いて) こんな曲を口ずさんでいる能天気な僕を見ると、ほんの数週間前まで、死に直面していたことなど誰も想像もできないだろう。
癌とは、プラネットC(癌惑星)の人生とは、精神的な浮き沈みが実に激しい。しかし、今しばらくは、陽気な気分だった。
弟のバンチー(ナイルの6歳年下の弟)が僕に会いに来てくれることになっていたので、僕はかつて「ギルデッド・グレイプ」(1974年に8番街45丁目にオープンしたゲイバー。直訳では金色のぶどう)という店だったところを足早に通り過ぎた。
かつて、「ギルデッド・グレイプ」の男性トイレに入ると、そこにはダイアナ・ロスのそっくりさんが、(男として)用を足していたのに遭遇したものだ。
ダイアナ・ロスのスマッシュ・ヒット「アイム・カミング・アウト(私は、カミング・アウトする)」のアイデアは、そんなユニークな場所から生まれたのだ。
73丁目まで着くと大体1.5マイル(約2.4キロ)歩いたことになる。僕は遊び人たちの人気スポットで、かなりぶっ飛んでいたやりすぎの気もあった「プラトーズ・リトリート」という店があった場所に来た。まるで脳内ターンテーブルが自動操縦されたように、ディスコ・ヒット「プラトーズ・リトリート」がかかった。(歌詞→)「If you need some lovin’. Some part-time huggin’ Move to any beat. At Plato’s Retreat. Gettin’ hot and bothered. Loosen up your collar. Let’s all do the freak. At Plato’s Retreat.」(歌詞=ちょっとした愛が必要なら、ちょっと遊びたいなら…。 「プラトーズ・リトリート」なら、どんなビートでも踊れる。さあ、盛り上がって、ちょっといいかな。さあ、襟を緩めて、フリークを踊ろう。プラトーズ・リトリートで)
ベット・ミドラーと当時の音楽ディレクター、バリー・マニロウは、この店が「コンチネンタル・バス」(注)という名前だった頃に評判となった。僕は「コンチネンタル・バス」には行ったことはなかったが、「プラトーズ・リトリート」になってからは行った。
「Retreat(リトリート)」とは、避難すること、特に何か害のあるもの、禁じられたもの、不愉快なものから離れること、逃げることを意味する。
誰か、逃げろ、避難しろと言ってくれたのか?誰かが癌だ、と言ってくれたのか?
(つづく)
注、コンチネンタル・バスは、1974年に閉店。温泉もあり、ゲイも集まってきたが、当時は無名だったベット・ミドラーなど多くの一流エンタテインメントを提供していた。同地が1977年「プラトーズ・リトリート」となって再オープン。やはりゲイが多く集まった。しかし、エイズが広まったために、1980年に閉店。
+++
第23回 This is Crazy Pt.3 狂気パート3
Written on Monday, 07 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/248-walking-on-planet-c-this-is-crazy-pt3
今日、僕はコネチカット州にある僕のスタジオ「ル・クリブ」に向かった。ちょっと曲作りをしようと思ったのだ。癌が僕に宣戦布告して以来、これは初めてのことだった。
ニューヨークで出来なかった1.5マイルのウォーキングをここですることにした。
田舎の道を歩くと大きな利点がある。それは大きな声で歌えるということだ。そんな状況で、何を歌おうか考えた。僕の感情、思い出、様々に思い浮かんでくる考え、そしたものが、僕の精神的DJに影響を与えてくる。
術後の状況が少しずつ改善して以来、僕は依然前向きな気分になっている。そこで、Tコネクションの最高にグルーヴのある傑作「ドゥ・ワット・ユー・ウォナ・ドゥー」を口ずさみ始めた。後半の繰り返し部分に来たとき、僕はベース・ラインを口真似した。ファンクの天国にいる気分だった。
僕は「コンポ・ヨット・クラブ」にやってきて、しばし雪に覆われた海岸線を歩いた。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場する架空の惑星ホースの上を歩いている気分だった。僕はダース・ヴェイダーのテーマを「イン・アット・ロングショア」(コネチカット州ウェストポートにある高級ホテル)に着くまで歌っていた。すると突然僕はGQの「ディスコ・ナイト」を歌い始めた。たぶん、無意識のうちに、GQを最後に見たのがここだったからだと思う。GQはここでライヴをやったのだ。
マイ・スタジオ「ル・クリブ」を17年前に建てたとき、近くには多くのミュージシャンたちが住んでいた。ドナ・サマー、アシュフォード&シンプソン、ホール&オーツ、ダン・ハートマン、トーキング・ヘッズ/トム・トム・クラブのティナとフランツ、マイケル・ボルトン、キース・リチャード、その他大勢いた。ティナ、フランツ、マイケル、キースらは今でもこの近くにいる。
16年前、現在のレストラン「リズートズ」は、「540」という名の店だった。ある日、ここにテイクアウトを取りに来たときのことだ。ちょうど僕は(ドラッグの)リハビリから出所してきたところだった。キース・リチャーズがドラッグを止めたという記事を読んで、僕もドラッグから足を洗おうと思ったのだ。
料理が出来るのを待っていると、店の者がやってきて「あなたにお電話です」という。ほんの数時間前にリハビリ施設から出てきたばかりなのに、一体誰からだろうと不思議に思った。すると電話の主は、「ナイル、友達のナイルだろ? 俺、キースだよ。コーク、持ってないか?」と言った。僕は「驚いた。ごめん、もう持ってないんだよ」
それ以来僕は酒も、ドラッグもやっていない。
これはどこかおかしいだろう! だって、キースがドラッグを止めたから、僕もクリーンになろうと思ったのだ。
癌は恐ろしい! 最後に受けた検診までは、僕の体は100パーセント・クリーンで健康だった。
人生とは、いつも、理屈通り正しく行くとは限らないようだ。だが、そうした理不尽な出来事の中にも常に、何かしらの答えはある。要はそれを自分自身で探し出さなければならないということなのだ。
Walking On Planet C>#20-23>
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第18回~第19回
2011年2月8日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第18回~第19回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2月2日から3日までの2日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第18回 オールド・スクール(古くてもスタイルのあるもの、古典)とオールド(古臭い、時代遅れ)の違い
#18 Old-School or Just Plain Old?
Written on Wednesday, 02 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 02 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/243-walking-on-planet-c-old-school-or-just-plain-old
僕の友人、ハリス医師が今日一緒にウォーキングにつきあってくれた。彼も癌サヴァイヴァーだ。ほんの数ヶ月前、癌が僕を襲ってきたとき、彼はこの病気から生まれる様々なタイプの恐怖について語ってくれた。そのときの話の最後に彼はこう言ったのだ。「ようこそ、プラネットC(癌・惑星)へ」
彼とは十代の頃から知り合いで、お互い趣味が似ていた。僕たちはロバート・レッドフォードが、彼のCIAの仲間が暗殺されるシーンを目撃する映画『スリー・デイズ・オブ・ザ・コンドー(Three Days Of The Condor) 邦題コンドル』の舞台となった廊下を歩いた。この映画が撮影されたアンソニア・ホテルの裏手でその仲間が殺される。
それから、ちょうど見逃した古書・レコード店ウェストサイダー・レコードに寄ろうと言った。中に入ったのは初めてだったので、僕たちは一番奥まで行った。 パオ! その瞬間、眠っていた自分のヴァイナル・マニア(レコード・マニア)の血が騒いだ。そこには何千枚というアナログ盤があった。天国にいるようだった。わが友は、デイヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」のアルバムと12インチ盤の2枚をつかんだ。僕も、どちらも友人のエルトン・ジョンとジャクソン・ブラウンのアルバムを見つけた。この宇宙の中で、子供時代と大人時代が重なりあった。
ほんの数ヶ月前、ある男が「オールド・スクール(古いタイプながらスタイルのあるもの、古典)」とシンプルな「オールド(古い、古臭い、時代遅れの)」の違いは何かと僕に尋ねてきた。そこで、僕は彼にオリジナルズの「ダウン・トゥ・ザ・ラヴ・タウン」のリンクを送った。この店には他のオールド・スクール(古典)の例も取り揃えていた。ジョン・コルトレーン、ビリー・モリデイ、マリリン・モンローだ。僕はモンローがアルバムをレコーディングしていたことさえ知らなかった。アート(芸術)がクラシック(古典)であれば、それは時代を超える。
僕の体が癌に急襲されたとき、僕には時間があまり残されていないと思った。音楽をプレイする気力さえも失い、これからやるべきことは、もうすでにやりつくしてしまったようにも思えた。根治手術を受け、少しずつ回復の兆しが見えてきた。これが、オールド・スクール(古いスタイル、しかし、今でも聴けるもの、古くても生き残るもの)と、シンプルに古い(古臭い、時代遅れになって消えてしまうもの)ということの違いだ。
+++++
Walking on Planet C
#19Ice Ice Baby アイス・アイス・ベイビー
Written on Thursday, 03 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 03 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/244-walking-on-planet-c-ice-ice-baby
今日はものすごく寒く、路面は黒く凍結していた。風の強い歩道を転んで、ほとんど足を上げることも出来ずに、転んでお尻をうちつけることを恐れながら、横滑りして歩いていた。僕は音楽プレイヤーを持ち歩かない。僕の脳内プレイリストに膨大な量があるからだ。その状況に応じて、曲は瞬時に変えられる。僕はちょうどヨーコ・オノの自宅を通りすぎるときに、彼女の「ウォーキング・オン・シン・アイス」を歌い始めた。僕はセントラル・パークに午前7時前に入った。人気(ひとけ)はなく、僕は頭にも来ていない。外にでるための大義名分があるのだ。
根治手術を受けたばかりで、回復への道のりは厳しい。何かを成し遂げるためには、そのために大変な努力が必要だ。僕の体制の中枢は歩くことを命じている。今日、セントラル・パークの道はとても滑りやすかったので、慎重に歩かなければならなかった。
僕は黒人ヴァージョンの『オズの魔法使い』からの「イーズ・オン・ダウン・ザ・ロード」を歌い始めた。映画の中ではこの曲をマイケル・ジャクソンとダイアナ・ロスが歌った。この二人とは別々に仕事をしたことがある。僕はこうした素晴らしいずば抜けた才能の持ち主たちと関係を持てることに大いに感謝している。マイケルやダイアナの周囲にいると、いつでも、お互いいっしょにいられるのがとても嬉しい。僕がマイケルのアルバム『ヒストリー』をかけると、僕たちは仕事そっちのけで、話し込んだ。ツアー・バスで出た1973年という古き良き時代を思い出して笑った。
僕は凍り、僕の脳内DJは、フォーリナーの「コールド・アズ・アイス」をかけだした。シックとフォーリナーは、アトランティック・レコードのレーベル・メイトで、お互い最大の成功を収めていた。みんなは、このレーベルのオフィースがあったロックフェラー・プラザ75番地は、我々が家賃を払っていると噂していたものだ。我々のレーベルのCEOは、アーメット・アーテガンだった。彼は「ロックン・ロール・オブ・ホール・オブ・フェイム」(ロック殿堂)を創設したメンバーの一人だった。両バンドとも彼のレコード会社に所属し、長い間、殿堂入りできる有資格者だったが、どちらのバンドも殿堂入りを果たしていない。少なくともシックは6回もノミネートされた。ときに、物事は論理では理解できないものだ。医師が癌を発見する以前、あらゆる検査で、僕は健康的な男だと診断されていた。だが、ひとたび癌が発見されると、それはもはや急を要するものになっていた。
Walking On Planet C>18, Old-School & Just Plain Old, 19 Ice Ice Baby
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、2月2日から3日までの2日分、写真・キャプション付き。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第18回 オールド・スクール(古くてもスタイルのあるもの、古典)とオールド(古臭い、時代遅れ)の違い
#18 Old-School or Just Plain Old?
Written on Wednesday, 02 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 02 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/243-walking-on-planet-c-old-school-or-just-plain-old
僕の友人、ハリス医師が今日一緒にウォーキングにつきあってくれた。彼も癌サヴァイヴァーだ。ほんの数ヶ月前、癌が僕を襲ってきたとき、彼はこの病気から生まれる様々なタイプの恐怖について語ってくれた。そのときの話の最後に彼はこう言ったのだ。「ようこそ、プラネットC(癌・惑星)へ」
彼とは十代の頃から知り合いで、お互い趣味が似ていた。僕たちはロバート・レッドフォードが、彼のCIAの仲間が暗殺されるシーンを目撃する映画『スリー・デイズ・オブ・ザ・コンドー(Three Days Of The Condor) 邦題コンドル』の舞台となった廊下を歩いた。この映画が撮影されたアンソニア・ホテルの裏手でその仲間が殺される。
それから、ちょうど見逃した古書・レコード店ウェストサイダー・レコードに寄ろうと言った。中に入ったのは初めてだったので、僕たちは一番奥まで行った。 パオ! その瞬間、眠っていた自分のヴァイナル・マニア(レコード・マニア)の血が騒いだ。そこには何千枚というアナログ盤があった。天国にいるようだった。わが友は、デイヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」のアルバムと12インチ盤の2枚をつかんだ。僕も、どちらも友人のエルトン・ジョンとジャクソン・ブラウンのアルバムを見つけた。この宇宙の中で、子供時代と大人時代が重なりあった。
ほんの数ヶ月前、ある男が「オールド・スクール(古いタイプながらスタイルのあるもの、古典)」とシンプルな「オールド(古い、古臭い、時代遅れの)」の違いは何かと僕に尋ねてきた。そこで、僕は彼にオリジナルズの「ダウン・トゥ・ザ・ラヴ・タウン」のリンクを送った。この店には他のオールド・スクール(古典)の例も取り揃えていた。ジョン・コルトレーン、ビリー・モリデイ、マリリン・モンローだ。僕はモンローがアルバムをレコーディングしていたことさえ知らなかった。アート(芸術)がクラシック(古典)であれば、それは時代を超える。
僕の体が癌に急襲されたとき、僕には時間があまり残されていないと思った。音楽をプレイする気力さえも失い、これからやるべきことは、もうすでにやりつくしてしまったようにも思えた。根治手術を受け、少しずつ回復の兆しが見えてきた。これが、オールド・スクール(古いスタイル、しかし、今でも聴けるもの、古くても生き残るもの)と、シンプルに古い(古臭い、時代遅れになって消えてしまうもの)ということの違いだ。
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Walking on Planet C
#19Ice Ice Baby アイス・アイス・ベイビー
Written on Thursday, 03 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 03 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/244-walking-on-planet-c-ice-ice-baby
今日はものすごく寒く、路面は黒く凍結していた。風の強い歩道を転んで、ほとんど足を上げることも出来ずに、転んでお尻をうちつけることを恐れながら、横滑りして歩いていた。僕は音楽プレイヤーを持ち歩かない。僕の脳内プレイリストに膨大な量があるからだ。その状況に応じて、曲は瞬時に変えられる。僕はちょうどヨーコ・オノの自宅を通りすぎるときに、彼女の「ウォーキング・オン・シン・アイス」を歌い始めた。僕はセントラル・パークに午前7時前に入った。人気(ひとけ)はなく、僕は頭にも来ていない。外にでるための大義名分があるのだ。
根治手術を受けたばかりで、回復への道のりは厳しい。何かを成し遂げるためには、そのために大変な努力が必要だ。僕の体制の中枢は歩くことを命じている。今日、セントラル・パークの道はとても滑りやすかったので、慎重に歩かなければならなかった。
僕は黒人ヴァージョンの『オズの魔法使い』からの「イーズ・オン・ダウン・ザ・ロード」を歌い始めた。映画の中ではこの曲をマイケル・ジャクソンとダイアナ・ロスが歌った。この二人とは別々に仕事をしたことがある。僕はこうした素晴らしいずば抜けた才能の持ち主たちと関係を持てることに大いに感謝している。マイケルやダイアナの周囲にいると、いつでも、お互いいっしょにいられるのがとても嬉しい。僕がマイケルのアルバム『ヒストリー』をかけると、僕たちは仕事そっちのけで、話し込んだ。ツアー・バスで出た1973年という古き良き時代を思い出して笑った。
僕は凍り、僕の脳内DJは、フォーリナーの「コールド・アズ・アイス」をかけだした。シックとフォーリナーは、アトランティック・レコードのレーベル・メイトで、お互い最大の成功を収めていた。みんなは、このレーベルのオフィースがあったロックフェラー・プラザ75番地は、我々が家賃を払っていると噂していたものだ。我々のレーベルのCEOは、アーメット・アーテガンだった。彼は「ロックン・ロール・オブ・ホール・オブ・フェイム」(ロック殿堂)を創設したメンバーの一人だった。両バンドとも彼のレコード会社に所属し、長い間、殿堂入りできる有資格者だったが、どちらのバンドも殿堂入りを果たしていない。少なくともシックは6回もノミネートされた。ときに、物事は論理では理解できないものだ。医師が癌を発見する以前、あらゆる検査で、僕は健康的な男だと診断されていた。だが、ひとたび癌が発見されると、それはもはや急を要するものになっていた。
Walking On Planet C>18, Old-School & Just Plain Old, 19 Ice Ice Baby
◎ソウル・サーチン、御礼、Uストリームやツイッターでの反応
2011年2月6日 音楽◎ソウル・サーチン、御礼、Uストリームやツイッターでの反応
【Soul Searchin: Reaction From Twitter】
御礼。
「ソウル・サーチンVol.Q~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」。無事2日間、終了しました。ご来場いただいたありがとうございます。また、Uストリームの中継でご覧になった方、ごらんになって会場に足を運ばれた方、みなさんありがとうございます。
初日のUストリームをごらんになって、2日目に会場にいらした方も何人かいらっしゃったようで、ありがとうございます。ここ1-2日のツイッターでの反応の一部をまとめてご紹介します。みなさん、ありがとうございます。そして、何より、素晴らしい演奏・歌唱をしていただいた出演者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。
+++
Uストに関しては、ブルース・アレイのマネージャー、高橋さんに2日に相談したところ、映像と音声は、店で出している物を提供できるが、Uストに乗せるソフト、PCなどがないので、お持込いただければやっていただけます、との返事をもらった。そこで急遽友人でそのあたりに詳しい新居さんに連絡したところ、3日は6時まで仕事が入っているが、その後だったらたぶん行けるということなので、お願いした。ただ、前の仕事が押したら、間に合わない、とのこと。なので、最後まで出来るかどうか、わからなかった。
結局新居さんのUストチームの到着は7時くらいになり、それからセッティング・テストなどをしたが、なんとか映像と音声を流すことができた。新居さん、石渡さん、本当にありがとうございます。
Uストはヘッドホンで聴かれた方が音の臨場感がすごかったという感想をいただいた。カメラは、ブルース・アレイ備え付けの3台のカメラのミックス映像、PA卓からの2ミックスを分けていただいた。普通にちょっと軽く中継するというのではまあまあよかったかなあ、と思う。
Uストの映像は初日のライヴ部分がテスト・アーカイブとして残っているので、ごらんください。(ただし、事情によってアーカイブができなくなる可能性もありますのでご了承ください)
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
もちろん、僕の個人的な考え方としては、こうした良質のライヴはどんどん世界に見せていきたいと思う一方で、Uストで見れるなら、会場まで行かなくてもいいや、とお客さんが来なくなってしまうと、これはやる側としては困る。しかし、遠方でなかなか来れない方への一方で、これを見て、ライヴ会場に行きたくなって実際に翌日来た方もいて、これはものすごく嬉しい。この場合、Uストがプロモーション(宣伝)に一役かったことにある。だが、Uストはまさに諸刃の剣(もろはのつるぎ=いいこともわるいことも両方あること)だ。ただ、まだこうしたものは過渡期なので、どんどん実験していきたいとは思っている。
僕としては六本木のトークショーで最初のUストをアイフォンでやったのが初めて、その後、マルターノで行ったトークイヴェントをUストで配信したので、それなりの感触みたいなものはある。
ライヴとトークについては、また明日以降に。
+++++
ツイッターでいただいた反応をまとめました。(なお、もし万一ここで紹介されることを好まれない方がいらっしゃいましたら、ebs@st.rim.or.jpまでご連絡ください。早急に削除します)
morImamIroom705 ソウルサーチンしてきました♪ #goo_echo-mami http://bit.ly/eant3A
10:19 AM Feb 4th
ellymylove
吉岡正晴さん主催の「ソウルサーチン」@ブルースアレイ、Quincy の素晴らしい曲を素晴らしいミュージシャンの方々が素晴らしく演奏。満足な夜でした。Ustreamでも放送してたそうで、自分がもう一人いればこないだ買ったソフトで家で見ながら録画できたのに(^^;)
1:32 AM Feb 4th webから
BANANA_ICE_吉岡正晴さん主催イベント、ソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 初めて行ったけど、素晴らしかった!!リアルな吉岡さんの話と音楽。discoが無くなった今、贅沢な大人の楽しみ方ができる場所をみつけた気がする。
約11時間前
shinohide
LIVEというのは、1度きりだから、LIVEというので、その1度きりのLIVEは、その時、その瞬間でしか見れないもの…をまさしく、実感するようなLIVEでした。@soulsearcher216
about 2 hours ago
iwanelove
@soulsearcher216 昨日拝見しました♪一日目はUストで見ましたがやっぱり生ライブのほうが感動です!
about 6 hours ago
DIVAFRESHYURI
Keep live music alive! RT @soulsearcher216: @MikaArisaka: @DIVAFRESHYURI @FireLily_MARU: @soulsearcher216 (cont) http://tl.gd/8jsbsc
about 11 hours ago
GONQR
@soulsearcher216久しぶりのケイリブ&ソールサチャーズ♪堪能させて頂きました。ありがとうございました~・・やっぱLIVEは良いっすね~!Very! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) Good!!
_Cosmic__Girl_
@soulsearcher216 今夜初めてソウルサーチンへ行きました!日本に居るのを忘れてしまいそうになるくらい素敵な時間でした♪息才さんのベース本当に素晴らしいですよね☆次回のソウルサーチンも楽しみにしています♪
about 13 hours ago
claraiwashita
@soulsearcher216 豪華な音楽&トーク、今回も最高に楽しかったです♪こんなに贅沢なイベント、日本中の音楽ファンに観てほしい!!本当にお疲れ様でした。次も楽しみにしています^^
about 14 hours ago
kimikazu5uetake
@soulsearcher216吉岡さんのクインシーナイト、世界級のバンド!東京都目黒がクインシーの故郷の地元のライブハウスみたいな このメンバーでUSツアーやってください
about 15 hours ago
soul_angler
@soulsearcher216 楽しいLIVEありがとうございました。 とっても楽しかったです。
about 15 hours ago
BANANA_ICE_
@soulsearcher216 素晴らしかったです。正にSoulで繋がってる吉岡さんならではの仲間たちと音楽。次回はたくさんで行きます!!ありがとうございました。
about 15 hours ago
mjrierie
@soulsearcher216 2日間連続でLive行きましたー!LIVE最高でした♬楽しかったです!マイケルの曲かっこよくて、ノリノリでした♬人生初の生we are the worldとっても感動しました‼ありがとうございました♬♬♬
about 15 hours ago
neo816
途中で抜けてすみません!でも最高に楽しませていただきました。1stラストのI’ll Be Good to youはめちゃ好きな曲でおもわずおどりましたよーー! about 17 hours ago
soulsearcher216
RT @575machi: @soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 19 hours ago
575machi
@soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 20 hours ago
soul_angler
楽しみにしております(^。^)TwitterのおかげでLIVEを知る事が出来ました。TwitterバンザイRT @soulsearcher216 ありがとうございます RT @soul_angler: @soulsearcher216 席確保しました(^O^)/
pekoleo_5
@soulsearcher216 こんにちは、初めまして。今、アーカイヴ第一部を見させて頂いてます!!素晴らしいです!!近かったら絶対行きたい(涙)
about 23 hours ago
_T_A_N_Y_
もう、会社じゃなかったら観れたのにぃ!!(-。-; RT @midnightjam クインシー・トリビュートだよ♪ RT @soulsearcher216 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回 目黒ブルース・アレイ (live at http://ustre.am/a675)
Fri Feb 04 2011 11:38:51 (Japan Standard Time)
nishitoakiko
吉岡さーん!楽しかったです!! 今夜もありますよ~!!@soulsearcher216: 今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ 司会・吉岡正晴
Fri Feb 04 2011 10:53:17 (Japan Standard Time)
haluca8719
行きたかったなぁ…今回も素敵ミュージック☆ QT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 10:44:54 (Japan Standard Time)
oshishikamen
すばらしい演奏! RT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 09:19:50 (Japan Standard Time
kasshk
@soulsearcher216 前回のアイズレーに続きクインシーも最高でした☆ 松尾さんとのトーク、漫才みたいでしたね(笑)
Fri Feb 04 2011 00:53:33 (Japan Standard Time)
Father_K_in_TKO
@soulsearcher216 これぞUstの醍醐味。会場の雰囲気が良かったです。マスメディアから音楽番組がお亡くなりになった今、こういった手法が音楽を伝えて行くのでしょうかねぇ。。。
Fri Feb 04 2011 00:42:51 (Japan Standard Time)
lilacmilk
@soulsearcher216 「ソウル・サーチン」1日目、トークも演奏も素晴らしく、とても楽しかったです! P.Y.T.最高でした♡
Fri Feb 04 2011 00:25:12 (Japan Standard Time)
Ma_Nu_mana
@soulsearcher216 忘れていて最後の方しか観れませんでしたが、画面から皆さんのパワーが伝わって来て最高に楽しかったです♪ありがとうございました♪離島暮らしでなかったら間違い無く明日はお邪魔させてもらいました♪
Thu Feb 03 2011 23:59:59 (Japan Standard Time)
ORDSW
初参戦! ソウルサーチン素晴らしかったです♬ 二大師匠のトークも非常に勉強になりましたm(_ _)m 今後もついて行きますので(笑)✌ 『健康』で益々のご活躍をお祈り申し上げます@soulsearcher216
Thu Feb 03 2011 23:53:06 (Japan Standard Time)
nekoyamaz
@soulsearcher216 3時間半パソコンの前に釘づけでした。とんでもなく素晴らしいショウをありがとうございました!直接観にいけなくて申し訳ありませんが、メンバーに心からの拍手を贈ります。リアルグッドミュージック万歳!
Thu Feb 03 2011 23:45:48 (Japan Standard Time)
natu818
@soulsearcher216 明日も配信して頂けるとばかり思ってました(笑) 今日生で聞けたので我慢します! 急遽行けることになって、どうしようか迷いましたが行って良かったです! バンドメンバー最高です! ライブ最高です!吉岡さん、ありがとうございます!
Thu Feb 03 2011 23:45:15 (Japan Standard Time)
affection_funk
@soulsearcher216 最高だーっ!!ソウル・サーチンVol.9☆ 選曲も素敵♥(。→v←。)♥ Razzamatazz バンザ~イヽ(´▽`)/
Thu Feb 03 2011 23:16:51 (Japan Standard Time)
harunaoh5
@soulsearcher216 クインシートリビュートイベント、UST配信ありがとうございました! この曲もそうなんだ~という発見もあってとても楽しかったです(*^^*) 素晴らしい演奏と歌声やられました~。
Thu Feb 03 2011 23:09:53 (Japan Standard Time)
akkojp
@soulsearcher216 USTを配信して下さってありがとうございました!演奏が素晴らしかった上に、配信の音や画像もとても綺麗でした。遠方住まいの為、明日お伺い出来ないのが残念です。また、今後も配信して頂けることを楽しみにしています♪お疲れ様でした。
Thu Feb 03 2011 23:04:53 (Japan Standard Time)
fantasywings
吉岡さんも登場!是非次回は生で拝見いたします。( ´ ▽ ` )ノ RT @soulsearcher216: アンコール RT @soulsearcher216: 現在配信中 「ソウル・サーチン」(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:11 (Japan Standard Time)
junmamm
@soulsearcher216 ライブ配信ありがとうございました!本当はライブハウスで生がいいですよね!(^^) (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:07 (Japan Standard Time)
spoo_o_oon
@soulsearcher216 USTREAM楽しませていただきました。REALに会場で味わえなかったのは残念ですが、お陰様で♪ありがとうございました。明日はMARUちゃんのライブの方に行ってしまうので・・・次回は是非、参加させていただきます!
Thu Feb 03 2011 23:02:00 (Japan Standard Time)
sparkle_yen
第二部から観てるけどすごい!RT @soulsearcher216:現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:44:44 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Oh~~!パワーヴォーカルまる~~の登場!!楽しみ。
Thu Feb 03 2011 22:35:01 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Kalebは流石です!!メドレーのセンス抜群Kaleb Rock!
Thu Feb 03 2011 22:30:12 (Japan Standard Time)
bananapple
クインシーバンドSoNice!! http://ustre.am/a675 RT @soulsearcher216: 明日もあります。 RT @dolcevitamiffy: 観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: イヴェントソウル・サーチン
Thu Feb 03 2011 22:25:11 (Japan Standard Time)
yae_take
「ソウル・サーチン」の配信,見始めたら離れられない~。QT @soulsearcher216 (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:25:06 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Ustreamで見ています!よくUst.ライブやります告知はあっても音声&映像バッドなものが多いけど、これはライブ会場にいるかのような迫力サウンド&映像も美しいですよ!ありがとう吉岡さん!KalebもAwsome as always!!
Thu Feb 03 2011 22:20:53 (Japan Standard Time)
dolcevitamiffy
観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回(live at http://ustre.am/a675)
yoshikosmz
彼の歌すごいですね! RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン(live at http://ustre.am/a675)
Jadetokyo
見れてラッキー早速福get! @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)”
Tommy_Wick
有坂美香ちゃんが出てる!RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」…今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)
nekoyamaz
ベースがたまらん~ RT @soulsearcher216 ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。
Thu Feb 03 2011 20:30:32 (Japan Standard Time)
yoshikosmz とてもステキ! 贅沢な配信ですよ~! RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 20:17:16 (Japan Standard Time)
neupapa
今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー 司会・吉岡正晴 @soulsearcher216 Ustあるかも
12:09 PM Feb 3rd webから
+++++
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
【Soul Searchin: Reaction From Twitter】
御礼。
「ソウル・サーチンVol.Q~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」。無事2日間、終了しました。ご来場いただいたありがとうございます。また、Uストリームの中継でご覧になった方、ごらんになって会場に足を運ばれた方、みなさんありがとうございます。
初日のUストリームをごらんになって、2日目に会場にいらした方も何人かいらっしゃったようで、ありがとうございます。ここ1-2日のツイッターでの反応の一部をまとめてご紹介します。みなさん、ありがとうございます。そして、何より、素晴らしい演奏・歌唱をしていただいた出演者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。
+++
Uストに関しては、ブルース・アレイのマネージャー、高橋さんに2日に相談したところ、映像と音声は、店で出している物を提供できるが、Uストに乗せるソフト、PCなどがないので、お持込いただければやっていただけます、との返事をもらった。そこで急遽友人でそのあたりに詳しい新居さんに連絡したところ、3日は6時まで仕事が入っているが、その後だったらたぶん行けるということなので、お願いした。ただ、前の仕事が押したら、間に合わない、とのこと。なので、最後まで出来るかどうか、わからなかった。
結局新居さんのUストチームの到着は7時くらいになり、それからセッティング・テストなどをしたが、なんとか映像と音声を流すことができた。新居さん、石渡さん、本当にありがとうございます。
Uストはヘッドホンで聴かれた方が音の臨場感がすごかったという感想をいただいた。カメラは、ブルース・アレイ備え付けの3台のカメラのミックス映像、PA卓からの2ミックスを分けていただいた。普通にちょっと軽く中継するというのではまあまあよかったかなあ、と思う。
Uストの映像は初日のライヴ部分がテスト・アーカイブとして残っているので、ごらんください。(ただし、事情によってアーカイブができなくなる可能性もありますのでご了承ください)
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
もちろん、僕の個人的な考え方としては、こうした良質のライヴはどんどん世界に見せていきたいと思う一方で、Uストで見れるなら、会場まで行かなくてもいいや、とお客さんが来なくなってしまうと、これはやる側としては困る。しかし、遠方でなかなか来れない方への一方で、これを見て、ライヴ会場に行きたくなって実際に翌日来た方もいて、これはものすごく嬉しい。この場合、Uストがプロモーション(宣伝)に一役かったことにある。だが、Uストはまさに諸刃の剣(もろはのつるぎ=いいこともわるいことも両方あること)だ。ただ、まだこうしたものは過渡期なので、どんどん実験していきたいとは思っている。
僕としては六本木のトークショーで最初のUストをアイフォンでやったのが初めて、その後、マルターノで行ったトークイヴェントをUストで配信したので、それなりの感触みたいなものはある。
ライヴとトークについては、また明日以降に。
+++++
ツイッターでいただいた反応をまとめました。(なお、もし万一ここで紹介されることを好まれない方がいらっしゃいましたら、ebs@st.rim.or.jpまでご連絡ください。早急に削除します)
morImamIroom705 ソウルサーチンしてきました♪ #goo_echo-mami http://bit.ly/eant3A
10:19 AM Feb 4th
ellymylove
吉岡正晴さん主催の「ソウルサーチン」@ブルースアレイ、Quincy の素晴らしい曲を素晴らしいミュージシャンの方々が素晴らしく演奏。満足な夜でした。Ustreamでも放送してたそうで、自分がもう一人いればこないだ買ったソフトで家で見ながら録画できたのに(^^;)
1:32 AM Feb 4th webから
BANANA_ICE_吉岡正晴さん主催イベント、ソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 初めて行ったけど、素晴らしかった!!リアルな吉岡さんの話と音楽。discoが無くなった今、贅沢な大人の楽しみ方ができる場所をみつけた気がする。
約11時間前
shinohide
LIVEというのは、1度きりだから、LIVEというので、その1度きりのLIVEは、その時、その瞬間でしか見れないもの…をまさしく、実感するようなLIVEでした。@soulsearcher216
about 2 hours ago
iwanelove
@soulsearcher216 昨日拝見しました♪一日目はUストで見ましたがやっぱり生ライブのほうが感動です!
about 6 hours ago
DIVAFRESHYURI
Keep live music alive! RT @soulsearcher216: @MikaArisaka: @DIVAFRESHYURI @FireLily_MARU: @soulsearcher216 (cont) http://tl.gd/8jsbsc
about 11 hours ago
GONQR
@soulsearcher216久しぶりのケイリブ&ソールサチャーズ♪堪能させて頂きました。ありがとうございました~・・やっぱLIVEは良いっすね~!Very! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) Good!!
_Cosmic__Girl_
@soulsearcher216 今夜初めてソウルサーチンへ行きました!日本に居るのを忘れてしまいそうになるくらい素敵な時間でした♪息才さんのベース本当に素晴らしいですよね☆次回のソウルサーチンも楽しみにしています♪
about 13 hours ago
claraiwashita
@soulsearcher216 豪華な音楽&トーク、今回も最高に楽しかったです♪こんなに贅沢なイベント、日本中の音楽ファンに観てほしい!!本当にお疲れ様でした。次も楽しみにしています^^
about 14 hours ago
kimikazu5uetake
@soulsearcher216吉岡さんのクインシーナイト、世界級のバンド!東京都目黒がクインシーの故郷の地元のライブハウスみたいな このメンバーでUSツアーやってください
about 15 hours ago
soul_angler
@soulsearcher216 楽しいLIVEありがとうございました。 とっても楽しかったです。
about 15 hours ago
BANANA_ICE_
@soulsearcher216 素晴らしかったです。正にSoulで繋がってる吉岡さんならではの仲間たちと音楽。次回はたくさんで行きます!!ありがとうございました。
about 15 hours ago
mjrierie
@soulsearcher216 2日間連続でLive行きましたー!LIVE最高でした♬楽しかったです!マイケルの曲かっこよくて、ノリノリでした♬人生初の生we are the worldとっても感動しました‼ありがとうございました♬♬♬
about 15 hours ago
neo816
途中で抜けてすみません!でも最高に楽しませていただきました。1stラストのI’ll Be Good to youはめちゃ好きな曲でおもわずおどりましたよーー! about 17 hours ago
soulsearcher216
RT @575machi: @soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 19 hours ago
575machi
@soulsearcher216 昨日行かせていただきましたー♪ありがとうございます、バンドめちゃくちゃカッコよかったです!QUINCY、もっと知りたくなりました。ステキなライブでした!
about 20 hours ago
soul_angler
楽しみにしております(^。^)TwitterのおかげでLIVEを知る事が出来ました。TwitterバンザイRT @soulsearcher216 ありがとうございます RT @soul_angler: @soulsearcher216 席確保しました(^O^)/
pekoleo_5
@soulsearcher216 こんにちは、初めまして。今、アーカイヴ第一部を見させて頂いてます!!素晴らしいです!!近かったら絶対行きたい(涙)
about 23 hours ago
_T_A_N_Y_
もう、会社じゃなかったら観れたのにぃ!!(-。-; RT @midnightjam クインシー・トリビュートだよ♪ RT @soulsearcher216 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回 目黒ブルース・アレイ (live at http://ustre.am/a675)
Fri Feb 04 2011 11:38:51 (Japan Standard Time)
nishitoakiko
吉岡さーん!楽しかったです!! 今夜もありますよ~!!@soulsearcher216: 今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ 司会・吉岡正晴
Fri Feb 04 2011 10:53:17 (Japan Standard Time)
haluca8719
行きたかったなぁ…今回も素敵ミュージック☆ QT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 10:44:54 (Japan Standard Time)
oshishikamen
すばらしい演奏! RT @soulsearcher216: おつかれさまソウル・サーチン! アーカイブ映像第一部 http://bit.ly/gvaK46 第二部 http://bit.ly/hUha3n 明日もブルースアレイで
Fri Feb 04 2011 09:19:50 (Japan Standard Time
kasshk
@soulsearcher216 前回のアイズレーに続きクインシーも最高でした☆ 松尾さんとのトーク、漫才みたいでしたね(笑)
Fri Feb 04 2011 00:53:33 (Japan Standard Time)
Father_K_in_TKO
@soulsearcher216 これぞUstの醍醐味。会場の雰囲気が良かったです。マスメディアから音楽番組がお亡くなりになった今、こういった手法が音楽を伝えて行くのでしょうかねぇ。。。
Fri Feb 04 2011 00:42:51 (Japan Standard Time)
lilacmilk
@soulsearcher216 「ソウル・サーチン」1日目、トークも演奏も素晴らしく、とても楽しかったです! P.Y.T.最高でした♡
Fri Feb 04 2011 00:25:12 (Japan Standard Time)
Ma_Nu_mana
@soulsearcher216 忘れていて最後の方しか観れませんでしたが、画面から皆さんのパワーが伝わって来て最高に楽しかったです♪ありがとうございました♪離島暮らしでなかったら間違い無く明日はお邪魔させてもらいました♪
Thu Feb 03 2011 23:59:59 (Japan Standard Time)
ORDSW
初参戦! ソウルサーチン素晴らしかったです♬ 二大師匠のトークも非常に勉強になりましたm(_ _)m 今後もついて行きますので(笑)✌ 『健康』で益々のご活躍をお祈り申し上げます@soulsearcher216
Thu Feb 03 2011 23:53:06 (Japan Standard Time)
nekoyamaz
@soulsearcher216 3時間半パソコンの前に釘づけでした。とんでもなく素晴らしいショウをありがとうございました!直接観にいけなくて申し訳ありませんが、メンバーに心からの拍手を贈ります。リアルグッドミュージック万歳!
Thu Feb 03 2011 23:45:48 (Japan Standard Time)
natu818
@soulsearcher216 明日も配信して頂けるとばかり思ってました(笑) 今日生で聞けたので我慢します! 急遽行けることになって、どうしようか迷いましたが行って良かったです! バンドメンバー最高です! ライブ最高です!吉岡さん、ありがとうございます!
Thu Feb 03 2011 23:45:15 (Japan Standard Time)
affection_funk
@soulsearcher216 最高だーっ!!ソウル・サーチンVol.9☆ 選曲も素敵♥(。→v←。)♥ Razzamatazz バンザ~イヽ(´▽`)/
Thu Feb 03 2011 23:16:51 (Japan Standard Time)
harunaoh5
@soulsearcher216 クインシートリビュートイベント、UST配信ありがとうございました! この曲もそうなんだ~という発見もあってとても楽しかったです(*^^*) 素晴らしい演奏と歌声やられました~。
Thu Feb 03 2011 23:09:53 (Japan Standard Time)
akkojp
@soulsearcher216 USTを配信して下さってありがとうございました!演奏が素晴らしかった上に、配信の音や画像もとても綺麗でした。遠方住まいの為、明日お伺い出来ないのが残念です。また、今後も配信して頂けることを楽しみにしています♪お疲れ様でした。
Thu Feb 03 2011 23:04:53 (Japan Standard Time)
fantasywings
吉岡さんも登場!是非次回は生で拝見いたします。( ´ ▽ ` )ノ RT @soulsearcher216: アンコール RT @soulsearcher216: 現在配信中 「ソウル・サーチン」(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:11 (Japan Standard Time)
junmamm
@soulsearcher216 ライブ配信ありがとうございました!本当はライブハウスで生がいいですよね!(^^) (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 23:04:07 (Japan Standard Time)
spoo_o_oon
@soulsearcher216 USTREAM楽しませていただきました。REALに会場で味わえなかったのは残念ですが、お陰様で♪ありがとうございました。明日はMARUちゃんのライブの方に行ってしまうので・・・次回は是非、参加させていただきます!
Thu Feb 03 2011 23:02:00 (Japan Standard Time)
sparkle_yen
第二部から観てるけどすごい!RT @soulsearcher216:現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:44:44 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Oh~~!パワーヴォーカルまる~~の登場!!楽しみ。
Thu Feb 03 2011 22:35:01 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Kalebは流石です!!メドレーのセンス抜群Kaleb Rock!
Thu Feb 03 2011 22:30:12 (Japan Standard Time)
bananapple
クインシーバンドSoNice!! http://ustre.am/a675 RT @soulsearcher216: 明日もあります。 RT @dolcevitamiffy: 観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: イヴェントソウル・サーチン
Thu Feb 03 2011 22:25:11 (Japan Standard Time)
yae_take
「ソウル・サーチン」の配信,見始めたら離れられない~。QT @soulsearcher216 (live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 22:25:06 (Japan Standard Time)
Lucykentdj
@soulsearcher216 Ustreamで見ています!よくUst.ライブやります告知はあっても音声&映像バッドなものが多いけど、これはライブ会場にいるかのような迫力サウンド&映像も美しいですよ!ありがとう吉岡さん!KalebもAwsome as always!!
Thu Feb 03 2011 22:20:53 (Japan Standard Time)
dolcevitamiffy
観ています~行きたかったです!RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回(live at http://ustre.am/a675)
yoshikosmz
彼の歌すごいですね! RT @soulsearcher216: 木下こうしナウー日本のレイチャールズ ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン(live at http://ustre.am/a675)
Jadetokyo
見れてラッキー早速福get! @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)”
Tommy_Wick
有坂美香ちゃんが出てる!RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」…今夜7時半から配信します。(live at http://ustre.am/a675)
nekoyamaz
ベースがたまらん~ RT @soulsearcher216 ソウル好きの方是非!現在配信中 緊急決定 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」第9回2011年2月3日(木)、4日(金)目黒ブルース・アレイ今夜7時半から配信します。
Thu Feb 03 2011 20:30:32 (Japan Standard Time)
yoshikosmz とてもステキ! 贅沢な配信ですよ~! RT @soulsearcher216: ソウル好きの方是非!現在配信中 ソウル・ミュージックのイヴェント「ソウル・サーチン」目黒ブルース・アレイ(live at http://ustre.am/a675)
Thu Feb 03 2011 20:17:16 (Japan Standard Time)
neupapa
今夜はソウル・サーチンVOL.9 A Tribute To Quincy Jones 目黒ブルース・アレイ 19:30~ 出演・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー 司会・吉岡正晴 @soulsearcher216 Ustあるかも
12:09 PM Feb 3rd webから
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■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
◎ ソウル・サーチン Vol.Q:ご来場感謝
2011年2月5日 音楽◎ソウル・サーチン Vol.Q:ご来場感謝
【Thanks For Joining Soul Searchin: Quincy Jones Tribute】
多入り満員。
「ソウル・サーチン:トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ」が、2月3日、4日、目黒のブルース・アレイで無事終了した。両日とも密度の濃いライヴとトークを繰り広げられた。ご来場いただいた方、ありがとうございます。シャカ・カーンをキャンセルしていらっしゃったファンの方、Uストリームやツイッター、フェイスブックを見て会場にいらした方、ありがとうございます。残念ながらいらっしゃれなかった方、ぜひ次回はおはこびください。
初日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。
いくつか初日後にきいた感想。
「ヨシオカさん、素晴らしいショーだ。もっとやって、毎月とか。これは番組にできないの?」(DJカマサミ・コングさん)
「クオリティー高いねえ。日本にもこんなミュージシャンたちがいるんですね。驚いた。次回も必ず来る」(今回初めてソウル・サーチンを見たライヴ・ゴーアーSさん)
「ワンダフル・ショー!」(ゲイリー・アドキンスさん)
「グレイト・ショー! マサハル、「シークレット・ガーデン」はやらないのか。やるときは、僕がバリー・ホワイトのところやるぞ!」(デイヴィッド・キングさん)
「いやあ、噂にはきいてましたが、すごいですね。もっとひんぱんにはできないんですか?」(DJリョーさん)
「マル、うまくなったなあ。「エヴリシング・マスト・チェンジ」よかったよ~~。鳥肌たった」(毎回ごらんになっているMさん)
「チャカ・カーンをやめてこっちに来たかいがあったよ。あのメドレーのところ、全曲フルサイズで聴きたい!」(毎回ごらんいなっているLさん)
「あのベースの人は誰? かっこいい。ベースソロのとき、もっと前に出てきて欲しい。見えない!」(初めてごらんになったHさん)
詳細は、明日以降のブログでご紹介します。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ(約59分)
突如、当日決まったUストリーム中継。ライヴ部分をアーカイブしました。ちなみに、「Vol.Q」は、「Vol.9」とかけてあります。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
■セットリスト 2011年2月3日木曜
Day One (Feb 3rd)
1st Set
show started 19:40
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 20:11
01.Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02.Q (Instrumental)
03.Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04.Ya Mo B There (Kaleb)
05.Rock With You (Maru/Firelily)
06.Everything Must Change (Maru/Firelily)
07.In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
08.I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Performance ended 21:07
2nd Set
started 21:25
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 21:54
09.The Sidewinder- (inst)
10.P.Y.T.- (inst)
11.G ula Matari- (inst)
12.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
13.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
14.Baby Come To Me (Kaleb & Maru)
15.We Are The World/Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Performance ended 23:01
■セットリスト 2011年2月4日分
Day Two (Feb 4th)
1st Set
show started 19:41 Talk: Yoshioka, Kaleb, Philip
performance started 20:05
01. Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02. Q (Instrumental)
03. Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04. Everything Must Change
05. Ya Mo B There (Kaleb)
06. You Put A Moove On My Heart (Yuri)
07. Baby Come To Me (Yuri / Kaleb)
08. In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
09. I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Ended 21:12
2nd Set
show started 21:32 Talk: Yoshioka introducing members
performance started 21:52
10.The Sidewinder- (inst)
11.P.Y.T.- (inst)
12.Gula Matari- (inst)
13.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
14.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
15.How Do You Keep The Music Playin (Yuri & Kaleb)
16.We Are The World / Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Show ended 23:10
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
【Thanks For Joining Soul Searchin: Quincy Jones Tribute】
多入り満員。
「ソウル・サーチン:トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ」が、2月3日、4日、目黒のブルース・アレイで無事終了した。両日とも密度の濃いライヴとトークを繰り広げられた。ご来場いただいた方、ありがとうございます。シャカ・カーンをキャンセルしていらっしゃったファンの方、Uストリームやツイッター、フェイスブックを見て会場にいらした方、ありがとうございます。残念ながらいらっしゃれなかった方、ぜひ次回はおはこびください。
初日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。
いくつか初日後にきいた感想。
「ヨシオカさん、素晴らしいショーだ。もっとやって、毎月とか。これは番組にできないの?」(DJカマサミ・コングさん)
「クオリティー高いねえ。日本にもこんなミュージシャンたちがいるんですね。驚いた。次回も必ず来る」(今回初めてソウル・サーチンを見たライヴ・ゴーアーSさん)
「ワンダフル・ショー!」(ゲイリー・アドキンスさん)
「グレイト・ショー! マサハル、「シークレット・ガーデン」はやらないのか。やるときは、僕がバリー・ホワイトのところやるぞ!」(デイヴィッド・キングさん)
「いやあ、噂にはきいてましたが、すごいですね。もっとひんぱんにはできないんですか?」(DJリョーさん)
「マル、うまくなったなあ。「エヴリシング・マスト・チェンジ」よかったよ~~。鳥肌たった」(毎回ごらんになっているMさん)
「チャカ・カーンをやめてこっちに来たかいがあったよ。あのメドレーのところ、全曲フルサイズで聴きたい!」(毎回ごらんいなっているLさん)
「あのベースの人は誰? かっこいい。ベースソロのとき、もっと前に出てきて欲しい。見えない!」(初めてごらんになったHさん)
詳細は、明日以降のブログでご紹介します。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ(約59分)
突如、当日決まったUストリーム中継。ライヴ部分をアーカイブしました。ちなみに、「Vol.Q」は、「Vol.9」とかけてあります。
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート1(第一部)@ブルース・アレイ (約59分)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
2011年2月3日(木)「ソウル・サーチン Vol.Q」パート2(第二部)@ブルース・アレイ (約70分)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
■セットリスト 2011年2月3日木曜
Day One (Feb 3rd)
1st Set
show started 19:40
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 20:11
01.Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02.Q (Instrumental)
03.Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04.Ya Mo B There (Kaleb)
05.Rock With You (Maru/Firelily)
06.Everything Must Change (Maru/Firelily)
07.In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
08.I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Performance ended 21:07
2nd Set
started 21:25
00.Talk : Yoshioka Masaharu & Matsuo Kiyoshi
Performance started 21:54
09.The Sidewinder- (inst)
10.P.Y.T.- (inst)
11.G ula Matari- (inst)
12.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
13.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
14.Baby Come To Me (Kaleb & Maru)
15.We Are The World/Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Performance ended 23:01
■セットリスト 2011年2月4日分
Day Two (Feb 4th)
1st Set
show started 19:41 Talk: Yoshioka, Kaleb, Philip
performance started 20:05
01. Medley: Let The Good Times Roll / Cool Joe, Mean Joe (Killer Joe)
02. Q (Instrumental)
03. Betcha Wouldn’t Hurt Me (Mika)
04. Everything Must Change
05. Ya Mo B There (Kaleb)
06. You Put A Moove On My Heart (Yuri)
07. Baby Come To Me (Yuri / Kaleb)
08. In The Heat Of The Night (Kishita Kohshi)
09. I’ll Be Good To You (Kaleb & Kishita)
Ended 21:12
2nd Set
show started 21:32 Talk: Yoshioka introducing members
performance started 21:52
10.The Sidewinder- (inst)
11.P.Y.T.- (inst)
12.Gula Matari- (inst)
13.Moody’s Mood For Love (Kaleb & Mika)
14.MEDLEY:
1) Razzamatazz- feat. Olivia
2) Get On The Floor- feat. Mika
3) Do You Love Me- feat. Sayulee
4) Love x Love- feat. Kaleb
5) Ai No Corrida- feat. All Bkgd
6) Stomp- feat. Kaleb
15.How Do You Keep The Music Playin (Yuri & Kaleb)
16.We Are The World / Places You Find Love- (All)
ENCORE Stuff Like That- (Everyone)
Show ended 23:10
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>LIVE>Soul Searchin
◎ソウル・サーチン、始まる~ライヴは今日も
2011年2月4日 音楽◎ソウル・サーチン、始まる~ライヴは今日も
【Soul Searchin: A Tribute To Quincy Jones Started】
Q。
毎回一組のソウル・レジェンドにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の1日目が2月3日(木)、目黒のブルース・アレイで始まった。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
3日間の集中リハーサル、当日午後のリハーサルを経ていよいよ固まり、本番はしっかりしたパフォーマンスでほぼ満員の観客を興奮させた。
今回はクインシーということもあり、ジャズ・インストゥルメンタル曲もあり、ミュージシャンを苦労させたが、実にかっこよく見せた。インスト曲では、「アイアンサイド」「キラー・ジョー」、「Q」、「サイドワインダー」、「グラ・マタリ」など。この日のゲスト、マル改めファイアーリリーは「ロック・ウィズ・ユー」をブランディー・ヴァージョンで、また「エヴリシング・マスト・チェンジ」をしっとりと歌い上げた。さらに、ケイリブとのデュエットで「ベイビー・カム・トゥ・ミー」でムードたっぷりに歌った。ファイアーリリーは今日2月4日、自身のリリース・ライヴを渋谷エイジアで行う。
またレイ・チャールズ以来連続ゲスト記録を持つ木下航志は、今回はレイ・チャールズの持ち歌「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト(夜の大捜査線)」に挑戦。まさに日本のレイ・チャールズ/スティーヴィー・ワンダーぶりを見せた。
メドレーで、オリヴィア(「ラズマタズ」)、有坂美香(「ムーディーズ・ムード」=白眉の出来)、サユリー(「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」)もそれぞれしっかりと見事な歌唱。最後はアンコールで「スタッフ・ライク・ザット」を全員で大合唱。大いに盛り上がった。
トークではプロデューサーとして売れっ子の松尾潔氏が登壇。クインシーに会ったときの話などをおもしろく聞かせた。
セットリストなど詳細は明日付けのブログでご紹介します。
+++++
急遽Ustream中継敢行~ライヴはアーカイブも
昨日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。「ソウル・サーチン・ライヴ」は、今日(2月4日)も目黒ブルース・アレイで行われる。Uストリームをごらんになって実際のライヴを体感したくなったら、ぜひライヴ会場に足を運んでください。
パート1(第一部)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
パート2(第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
+++++
2011年2月1日夜、吉岡正晴がゲスト出演した『大西貴文のザ・ナイト』の番組を試しに期間限定でアップしてみます。クインシー・ジョーンズの話、今度の「ソウル・サーチン」のイヴェントの話、出演者の話などをしています。
パート1 (9分30秒くらいから23分くらいまで) http://bit.ly/hYMWvx
パート2 http://bit.ly/hnDzMO (約30分)
+++++
「ソウル・サーチン」は、2月4日(金)も行われる。当日券は直接ブルース・アレイにお申し込みください。予約番号、03-5740-6041 お店の電話番号03-5496-4381。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
【Soul Searchin: A Tribute To Quincy Jones Started】
Q。
毎回一組のソウル・レジェンドにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の1日目が2月3日(木)、目黒のブルース・アレイで始まった。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
3日間の集中リハーサル、当日午後のリハーサルを経ていよいよ固まり、本番はしっかりしたパフォーマンスでほぼ満員の観客を興奮させた。
今回はクインシーということもあり、ジャズ・インストゥルメンタル曲もあり、ミュージシャンを苦労させたが、実にかっこよく見せた。インスト曲では、「アイアンサイド」「キラー・ジョー」、「Q」、「サイドワインダー」、「グラ・マタリ」など。この日のゲスト、マル改めファイアーリリーは「ロック・ウィズ・ユー」をブランディー・ヴァージョンで、また「エヴリシング・マスト・チェンジ」をしっとりと歌い上げた。さらに、ケイリブとのデュエットで「ベイビー・カム・トゥ・ミー」でムードたっぷりに歌った。ファイアーリリーは今日2月4日、自身のリリース・ライヴを渋谷エイジアで行う。
またレイ・チャールズ以来連続ゲスト記録を持つ木下航志は、今回はレイ・チャールズの持ち歌「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト(夜の大捜査線)」に挑戦。まさに日本のレイ・チャールズ/スティーヴィー・ワンダーぶりを見せた。
メドレーで、オリヴィア(「ラズマタズ」)、有坂美香(「ムーディーズ・ムード」=白眉の出来)、サユリー(「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」)もそれぞれしっかりと見事な歌唱。最後はアンコールで「スタッフ・ライク・ザット」を全員で大合唱。大いに盛り上がった。
トークではプロデューサーとして売れっ子の松尾潔氏が登壇。クインシーに会ったときの話などをおもしろく聞かせた。
セットリストなど詳細は明日付けのブログでご紹介します。
+++++
急遽Ustream中継敢行~ライヴはアーカイブも
昨日は、友人のヘルプを得て、急遽Uストリームの生中継を敢行することができた。またその経緯などはゆっくり書くとして、現在ライヴ部分がアーカイブで見られるので、ぜひ昨日来られなかったはごらんください。「ソウル・サーチン・ライヴ」は、今日(2月4日)も目黒ブルース・アレイで行われる。Uストリームをごらんになって実際のライヴを体感したくなったら、ぜひライヴ会場に足を運んでください。
パート1(第一部)
http://www.ustream.tv/recorded/12429496
パート2(第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/12430651
+++++
2011年2月1日夜、吉岡正晴がゲスト出演した『大西貴文のザ・ナイト』の番組を試しに期間限定でアップしてみます。クインシー・ジョーンズの話、今度の「ソウル・サーチン」のイヴェントの話、出演者の話などをしています。
パート1 (9分30秒くらいから23分くらいまで) http://bit.ly/hYMWvx
パート2 http://bit.ly/hnDzMO (約30分)
+++++
「ソウル・サーチン」は、2月4日(金)も行われる。当日券は直接ブルース・アレイにお申し込みください。予約番号、03-5740-6041 お店の電話番号03-5496-4381。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディー・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第16回~第17回
2011年2月3日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第16回~第17回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月31日から2月1日までの2日分、写真・キャプション付き。存分にお楽しみください。
(写真、Youtubeに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
#16 I Didn’t See It Coming 予期できず~セントラル・パークの思い出
Written on Monday, 31 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 31 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/241-walking-on-planet-c-i-didnt-see-it-coming
今日の天気は華氏40度(摂氏4.4度)近くに上がるはずだった。雪に覆われた街は一瞬にして元の姿を現す。僕も同様に元の姿に戻れるような気分になってきた。癌手術以来、今日は最高の気分だった。そこで、いつもの朝5時にブログをアップするともう一度眠りについた。
その後、この「プラネットC(癌惑星)」(癌とともに生きる人生の意味)という言葉の生みの親である医師からの電話で目を覚ました。彼も癌からのサヴァイヴァー(生き残り)であり、古くからの友人だ。子供の頃から僕たちはヒッピーだったが、あの頃はみんながヒッピーだった。当時一番よく遊んでいたのはセントラル・パークだった。パークは今僕が住んでいる所からそれほど遠くないので、かつての僕の「基地」(ホームベース)をふらりと訪れてみた。
音楽はいつも僕の頭の中で鳴っていて、僕が見たり、感じたりしたことに強く影響されている。ちょうどスライ&ザ・ファミリー・ストーンが脳内でプレイされていた。そして、僕はかつてセントラル・パークで見てきたたくさんのアーティストに思いを馳せていた。
1969年の人類月面着陸もそこで見た。初めての「アース・デイ」(1970年4月22日)にも出た。ニーナ・シモン、ジェフ・ベック、ダイアナ・ロス、フリートウッド・マック、サイモン&ガーファンクル、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ジョン・セバスチャン、ロバータ・フラック、スライ、ジョニー・マティスも見た。セントラル・パークが奏でる多様性あふれる音楽の宇宙に生息する多くのアーティストたちをそこで見たのだ。
僕はまた、パークである曲のコーラス(サビ部分)も書いた。それは後に僕のバンドとなるシックの「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」となる曲だ。この曲は、古くからの友人であるそのヒッピー/医師が、セントラル・パークの門限を破ったことで警官に殴られた日に書いた。彼はLSDでトリップしていたために、警官の命令が理解できなかった。警官たちは彼をボコボコにやっつけたが、彼はなぜ殴られたかその理由さえわからなかった。僕もトリップしていたが、なんとか彼の様子を見に警察に行こうとした。しかし、僕もふらふらで、建物に一歩近づこうとしても、建物もまた僕から一歩離れて行く有様だった。幻覚でどこにも進めなかったのだ。やっとの思いでセントラル・パークを抜け出したとき、自分自身にこう言ったのだ。「ついに、僕は自由になった、解放された(At last, I am free)」。
あの頃、僕たちは将来どうなるかなどまったく予期できなかった。しかし、彼は医師になり、僕はプロのミュージシャンになった。
癌とは、あらゆるレヴェルで人生を変化させるものだ。彼が警官から暴行を受けたとき、それは彼も僕もまったく予期できなかった。そして彼が癌に侵されたときもまったく予期できなかった。だが、僕はこれからは、何が起こるのか、厳重に見張ることにする。
Nile Rodgers’ BioClip™ from REDfish9 on Vimeo.
#17 Big Time! 大きな成功!
Written on Tuesday, 1 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 1 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/242-walking-on-planet-c-big-time
昨夜寝ている間、僕は狂ったような癌の悪夢を見ていた。それは甲高い叫び声で突然途切れた。ジャスティン・ビーバーがNBCテレビの『トゥデイ・ショー』に出ていて、その叫び声は、彼のファンが叫んでいたものだった。彼は若い頃どのようにして音楽の道に入ったか語っていた。ドラムスから始めたという。僕は、彼の音楽は今の時代のメジャーなポップスだと思っていた。ドラムスやドラマーは、現代のメジャーなポップスでとても重要な位置を占める。家を出るときには、僕の脳は(ドラムのリズムで)かなり揺れ動いていた。
容赦ない華氏17度(摂氏マイナス7.7度)の冷徹な空気の中、僕はウォーキングにでかけた。風による体感温度の寒さはメジャーなポップスのドラム音で包み込まれた。ザ・サファリスの「ワイプアウト」、「ホール・ロッタ・ラヴ」のジョン・ボーナム(レッド・ゼッペリン)のドラム・ソロ、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」、パワー・ステーションの「サム・ライク・イット・ホット」のトニー・トンプソンによるオープニング部分。その他多くの作品を足早に進みながら聴いた。たくさんの個性的なドラム・リフを口ずさんだあと、僕は友人でもあるナラダ・マイケル・ウォルデンのことを思い浮かべた。ポップ・ミュージックに対して鋭いセンスを持つ多芸な素晴らしいドラマーの一人だ。
僕がマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』のアルバムをプロデュースしたとき、彼女がプロデュースを依頼しようとした僕以外の唯一のプロデューサーがナラダだった。『ライク・ア・ヴァージン』は僕の最大のメジャーなポップ・アルバムだが、マドンナも、ナラダも、そして僕もみないわゆるアンダーグラウンドの音楽シーンから出てきた。僕たちは成功するまでに、何年もがんばってきた。かなり大変だったが、売れないアーティストというものは、アンダーグラウンドの世界で何とか生き延びる術を身につけるものだ。今日のアーティストたちは、成功するのがかつてより簡単なのか、それとも難しくなっているのか、どうなのだろう?
もし成功すれば、相当大きな成功を得られるように見える。だが、自分がやりたい音楽をやってなんとか生き延びる方法はあるのだろうか。不思議なことだが、そんなことを考えていたら、癌にどう向き合うか、僕は新しい見方を思いついた。つまり、それがどれほど難しいかに関係なく、癌となんとかだましだましやってぎりぎり生きていくわけにはいかない、僕は癌を完璧に克服し、大きな成功を果たしたいのだ、という決意だ!
Walking On Planet C>16, I Didn’t See It Coming, 17 Big Time!
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月31日から2月1日までの2日分、写真・キャプション付き。存分にお楽しみください。
(写真、Youtubeに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
#16 I Didn’t See It Coming 予期できず~セントラル・パークの思い出
Written on Monday, 31 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 31 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/241-walking-on-planet-c-i-didnt-see-it-coming
今日の天気は華氏40度(摂氏4.4度)近くに上がるはずだった。雪に覆われた街は一瞬にして元の姿を現す。僕も同様に元の姿に戻れるような気分になってきた。癌手術以来、今日は最高の気分だった。そこで、いつもの朝5時にブログをアップするともう一度眠りについた。
その後、この「プラネットC(癌惑星)」(癌とともに生きる人生の意味)という言葉の生みの親である医師からの電話で目を覚ました。彼も癌からのサヴァイヴァー(生き残り)であり、古くからの友人だ。子供の頃から僕たちはヒッピーだったが、あの頃はみんながヒッピーだった。当時一番よく遊んでいたのはセントラル・パークだった。パークは今僕が住んでいる所からそれほど遠くないので、かつての僕の「基地」(ホームベース)をふらりと訪れてみた。
音楽はいつも僕の頭の中で鳴っていて、僕が見たり、感じたりしたことに強く影響されている。ちょうどスライ&ザ・ファミリー・ストーンが脳内でプレイされていた。そして、僕はかつてセントラル・パークで見てきたたくさんのアーティストに思いを馳せていた。
1969年の人類月面着陸もそこで見た。初めての「アース・デイ」(1970年4月22日)にも出た。ニーナ・シモン、ジェフ・ベック、ダイアナ・ロス、フリートウッド・マック、サイモン&ガーファンクル、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ジョン・セバスチャン、ロバータ・フラック、スライ、ジョニー・マティスも見た。セントラル・パークが奏でる多様性あふれる音楽の宇宙に生息する多くのアーティストたちをそこで見たのだ。
僕はまた、パークである曲のコーラス(サビ部分)も書いた。それは後に僕のバンドとなるシックの「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」となる曲だ。この曲は、古くからの友人であるそのヒッピー/医師が、セントラル・パークの門限を破ったことで警官に殴られた日に書いた。彼はLSDでトリップしていたために、警官の命令が理解できなかった。警官たちは彼をボコボコにやっつけたが、彼はなぜ殴られたかその理由さえわからなかった。僕もトリップしていたが、なんとか彼の様子を見に警察に行こうとした。しかし、僕もふらふらで、建物に一歩近づこうとしても、建物もまた僕から一歩離れて行く有様だった。幻覚でどこにも進めなかったのだ。やっとの思いでセントラル・パークを抜け出したとき、自分自身にこう言ったのだ。「ついに、僕は自由になった、解放された(At last, I am free)」。
あの頃、僕たちは将来どうなるかなどまったく予期できなかった。しかし、彼は医師になり、僕はプロのミュージシャンになった。
癌とは、あらゆるレヴェルで人生を変化させるものだ。彼が警官から暴行を受けたとき、それは彼も僕もまったく予期できなかった。そして彼が癌に侵されたときもまったく予期できなかった。だが、僕はこれからは、何が起こるのか、厳重に見張ることにする。
Nile Rodgers’ BioClip™ from REDfish9 on Vimeo.
#17 Big Time! 大きな成功!
Written on Tuesday, 1 February 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 1 February 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/242-walking-on-planet-c-big-time
昨夜寝ている間、僕は狂ったような癌の悪夢を見ていた。それは甲高い叫び声で突然途切れた。ジャスティン・ビーバーがNBCテレビの『トゥデイ・ショー』に出ていて、その叫び声は、彼のファンが叫んでいたものだった。彼は若い頃どのようにして音楽の道に入ったか語っていた。ドラムスから始めたという。僕は、彼の音楽は今の時代のメジャーなポップスだと思っていた。ドラムスやドラマーは、現代のメジャーなポップスでとても重要な位置を占める。家を出るときには、僕の脳は(ドラムのリズムで)かなり揺れ動いていた。
容赦ない華氏17度(摂氏マイナス7.7度)の冷徹な空気の中、僕はウォーキングにでかけた。風による体感温度の寒さはメジャーなポップスのドラム音で包み込まれた。ザ・サファリスの「ワイプアウト」、「ホール・ロッタ・ラヴ」のジョン・ボーナム(レッド・ゼッペリン)のドラム・ソロ、オハイオ・プレイヤーズの「ラヴ・ローラーコースター」、パワー・ステーションの「サム・ライク・イット・ホット」のトニー・トンプソンによるオープニング部分。その他多くの作品を足早に進みながら聴いた。たくさんの個性的なドラム・リフを口ずさんだあと、僕は友人でもあるナラダ・マイケル・ウォルデンのことを思い浮かべた。ポップ・ミュージックに対して鋭いセンスを持つ多芸な素晴らしいドラマーの一人だ。
僕がマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』のアルバムをプロデュースしたとき、彼女がプロデュースを依頼しようとした僕以外の唯一のプロデューサーがナラダだった。『ライク・ア・ヴァージン』は僕の最大のメジャーなポップ・アルバムだが、マドンナも、ナラダも、そして僕もみないわゆるアンダーグラウンドの音楽シーンから出てきた。僕たちは成功するまでに、何年もがんばってきた。かなり大変だったが、売れないアーティストというものは、アンダーグラウンドの世界で何とか生き延びる術を身につけるものだ。今日のアーティストたちは、成功するのがかつてより簡単なのか、それとも難しくなっているのか、どうなのだろう?
もし成功すれば、相当大きな成功を得られるように見える。だが、自分がやりたい音楽をやってなんとか生き延びる方法はあるのだろうか。不思議なことだが、そんなことを考えていたら、癌にどう向き合うか、僕は新しい見方を思いついた。つまり、それがどれほど難しいかに関係なく、癌となんとかだましだましやってぎりぎり生きていくわけにはいかない、僕は癌を完璧に克服し、大きな成功を果たしたいのだ、という決意だ!
Walking On Planet C>16, I Didn’t See It Coming, 17 Big Time!
○「ソウル・サーチン・ザ・セッション~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」リハーサル
【Soul Searchin The Session: A Tribute To Quincy Jones Will Be Held Thursday & Friday】
いよいよ。
今週木曜(3日)と金曜(4日)に行われる音楽イヴェント「ソウル・サーチン:ザ・セッション(Vol.9)」、クインシー・ジョーンズ・トリビュートのリハーサルが31日(月)、都内で行われた。この日は出演者全員が一同に顔を揃え、3日と4日に演奏する楽曲のリハーサル。バンドとヴォーカル陣全員が集合するので、かなりの大所帯となった。バンド7人、ヴォーカル3人、ゲスト3の13人。
メドレーの中の曲もカウントすると全26曲。いやあ、大仕事、大仕事。しかし、リハスタの中でこのメンバーが奏でる音の中にいると、本当にこのイヴェント自体をクインシーに見せたくなる。日本でクインシー・トリビュートなんて、いままでやったことないので、日本初のクインシー・トリビュートになる。
バラードあり、ミディアム調のダンス曲あり、ビッグバンド曲ありと、実に多彩なクインシー・ワールドが繰り広げられる。クインシー・ジョーンズという名前は、一般的には知られていないようだが、彼がプロデュースをてがけた作品群は普通のポップスファンなら誰でも知っている。もちろん最大のヒットは、マイケル・ジャクソンだが、そのほかにもシャカ・カーン、パティー・オースティン、レイ・チャールズ、ジェームス・イングラム、ブラザーズ・ジョンソン、ジョージ・ベンソンなどヒット曲は無数ある。
ケイリブによると、ビッグバンド曲、たとえば、「グラ・マタリ」などは、メンバーも実に苦労している。テンポや譜面割りできちっと拍数がきまっていないという。
ベースの息才(そくさい)さんは、今回初めてお会いし、プレイを聴いたが、とてもいいベースをプレイする。アメリカにいた頃は、ジョン・レジェンドの初期ツアーを数本てがけたという。ファースト・アルバム直後だったそうだ。息才さんは昨年、本拠をニューヨークから日本に移した。ちなみに、リハーサル2回とも、彼は(僕の次に)ミュージシャンの中で1番最初にスタジオに現れた。それだけでも素晴らしい。きっと、スタジオ、ライヴとこれからどんどん売れっ子になっていくだろう。
ドラムスの高田真さんは、まさにジョン・ロビンソン、スティーヴ・ガッドの生き写しのように、ベース息才さんはルイス・ジョンソン、ギターのマサコハマはポール・ジャクソン、キーボードのケイリブやフィリップは、グレッグ・フィリンゲインズのような存在になる。
ヴォーカル陣の有坂美香さん、オリヴィア、サユリー、そしてゲストでユリ、ファイアーリリー(元マル)などもそれぞれ、フルで歌う曲があり、どれもじっくり聴かせる。ソウル・サーチンには初登場のサックスのアンディー・ウルフはサックスのほか、フルートも聴かせ多彩なところを見せる。
リハでその音を聴いていると、やはりライヴ・ミュージックというのはなんともいえない魅力があるということをつくづく感じる。
今回で9回目になるが、クインシー・ジョーンズの「ソウル・サーチン」はこれまでで最高のライヴになるような気配がしている。
「ソウル・サーチン」は、2月3日と4日、目黒・ブルース・アレイ。ぜひ彼らの生の演奏を聴きにいらしてください。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとしていましたが、明日2日まで延長します
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
【Soul Searchin The Session: A Tribute To Quincy Jones Will Be Held Thursday & Friday】
いよいよ。
今週木曜(3日)と金曜(4日)に行われる音楽イヴェント「ソウル・サーチン:ザ・セッション(Vol.9)」、クインシー・ジョーンズ・トリビュートのリハーサルが31日(月)、都内で行われた。この日は出演者全員が一同に顔を揃え、3日と4日に演奏する楽曲のリハーサル。バンドとヴォーカル陣全員が集合するので、かなりの大所帯となった。バンド7人、ヴォーカル3人、ゲスト3の13人。
メドレーの中の曲もカウントすると全26曲。いやあ、大仕事、大仕事。しかし、リハスタの中でこのメンバーが奏でる音の中にいると、本当にこのイヴェント自体をクインシーに見せたくなる。日本でクインシー・トリビュートなんて、いままでやったことないので、日本初のクインシー・トリビュートになる。
バラードあり、ミディアム調のダンス曲あり、ビッグバンド曲ありと、実に多彩なクインシー・ワールドが繰り広げられる。クインシー・ジョーンズという名前は、一般的には知られていないようだが、彼がプロデュースをてがけた作品群は普通のポップスファンなら誰でも知っている。もちろん最大のヒットは、マイケル・ジャクソンだが、そのほかにもシャカ・カーン、パティー・オースティン、レイ・チャールズ、ジェームス・イングラム、ブラザーズ・ジョンソン、ジョージ・ベンソンなどヒット曲は無数ある。
ケイリブによると、ビッグバンド曲、たとえば、「グラ・マタリ」などは、メンバーも実に苦労している。テンポや譜面割りできちっと拍数がきまっていないという。
ベースの息才(そくさい)さんは、今回初めてお会いし、プレイを聴いたが、とてもいいベースをプレイする。アメリカにいた頃は、ジョン・レジェンドの初期ツアーを数本てがけたという。ファースト・アルバム直後だったそうだ。息才さんは昨年、本拠をニューヨークから日本に移した。ちなみに、リハーサル2回とも、彼は(僕の次に)ミュージシャンの中で1番最初にスタジオに現れた。それだけでも素晴らしい。きっと、スタジオ、ライヴとこれからどんどん売れっ子になっていくだろう。
ドラムスの高田真さんは、まさにジョン・ロビンソン、スティーヴ・ガッドの生き写しのように、ベース息才さんはルイス・ジョンソン、ギターのマサコハマはポール・ジャクソン、キーボードのケイリブやフィリップは、グレッグ・フィリンゲインズのような存在になる。
ヴォーカル陣の有坂美香さん、オリヴィア、サユリー、そしてゲストでユリ、ファイアーリリー(元マル)などもそれぞれ、フルで歌う曲があり、どれもじっくり聴かせる。ソウル・サーチンには初登場のサックスのアンディー・ウルフはサックスのほか、フルートも聴かせ多彩なところを見せる。
リハでその音を聴いていると、やはりライヴ・ミュージックというのはなんともいえない魅力があるということをつくづく感じる。
今回で9回目になるが、クインシー・ジョーンズの「ソウル・サーチン」はこれまでで最高のライヴになるような気配がしている。
「ソウル・サーチン」は、2月3日と4日、目黒・ブルース・アレイ。ぜひ彼らの生の演奏を聴きにいらしてください。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとしていましたが、明日2日まで延長します
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第14回~第15回
2011年2月1日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第14回~第15回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月29日から30日までの2日分、写真・キャプション付き。ナイルの音楽趣向の幅広さには驚く。訓練歌からカーティス・メイフィールドまで。存分にお楽しみください。
(写真Youtubeなどに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第14回 Below The Belt ベルト下 (注、ベルトより下=痛いところを尽いた、ひきょうなことをする、ルール違反の=ボクシングなどからきている)
Written on Tuesday, 29 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 29 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/239-walking-on-planet-c-below-the-belt
今日、地元テレビの朝のニュースで、ニュースキャスターが言った。「一部曇り、気温は30度(華氏)、ほぼ氷点下です」 彼が「just below(ほんの少し下)」と言ったとき、ひらめいた。前立腺癌がアメリカの男性を襲う確率はかなり高い。だが、そのことを誰も語らない。それは「下半身(below the waist)」の話はタブーだからだ。確かに、股間周辺の模型を医師の診断室で見たときは、気分のよいものではなかった。
僕の中に巣食っていた寄生虫のことを考えながら、朝のウォーキングにでかけた。フランク・シナトラの「アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」(直訳=君を僕の皮膚の下に手に入れた)が脳裏に浮かんだ。子供の頃、僕はヴァンナイス空港(注1)で、シナトラさんのリアジェット「クリスティーナ2世」を何度か掃除したことがある。
「何々より下~(below)」という言葉が、一日中僕についてまわった。そこで、自然にカーティス・メイフィールドの「イフ・ゼアリズ・ア・ヘル・ビロー」(もし、地獄より下があるなら)を口ずさみ始めた。2番の歌詞は "Hurry - people runnin’ from their worries"(急げ、人々は心配事から逃げている)で始まる。だが、これを歌ってみると、ずいぶんと皮肉に感じた。なぜならこの歌詞は自身が持つ恐怖と面と向かうなと歌っているからだ。そして、ロイ・エヤーズの「ランニング・アウェイ」(逃げる)が僕の脳内ターンテーブルで回り始めた。ある夜、僕とリック・ジェームスはエンパイアー・ホテルのスイートルームでやっていたパーティーでこの曲を何度も何度も繰り返して聴いていた。
If There’s A Hell Below / Curtis Mayfield
http://www.youtube.com/watch?v=l2cTc7DofrA
Running Away / Roy Ayers
僕は、ドラッグが彼の命を奪うまではパンク・ファンクの王者がどれほどかっこよかったかに思いを馳せた。リック・ジェームスの作品「バスティン・アウト」を歌い始めた。というのも、僕の医師が「癌というのは、転移しようとするものだ(カプセルから飛び出そうとするものだ)」と言ったからだ。これを聞いて僕は、リドリー・スコットの映画『エイリアン』で男たちの胸から小さな生物が飛び出してくる様子を思い浮かべた。リドリー・スコットとは、映画『テルマ・アンド・ルイーズ』で一緒に仕事をした。ルイーズはレイプされそうになった男の下半身を撃ち、はるばるメキシコまで逃亡した。テキサスでの忌まわしい過去と向き合いたくなかったからだ。
Bustin’ Out / Rick James
Thelma & Louise
http://www.youtube.com/watch?v=YsgnG-TNXPk
僕は逃げようとは思わない。僕は真正面から癌と向き合いたい。僕は強くあろうとしている。だが、そうしようと思っても、連続する痛みが僕の気を張り詰め、弱気にさせてしまう。それはあたかも僕が下半身を、ルールも関係なく激しく打たれたからのようだ。
(注1) ヴァンナイス空港は、カリフォルニア州ヴァンナイスにあるプライヴェート飛行機用の空港。一般の飛行機は使用していない。
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第15回 Weekend Warrior 予備役兵
Written on Tuesday, 30 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 30 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/240-walking-on-planet-c-weekend-warrior
今朝起きると外の天気は、僕同様、暗く憂鬱な感じだった。昨夜眠りにつく前、僕はとても落ち込んでいた。手術後の症状が僕に重くのしかかり始めていたのだ。再び僕は自分自身を不憫に思い、なんとか前向きになる必要があった。再度、前立腺癌手術前、手術後の心得(注1)を読み返した。癌の根治手術後にもっともベストな結果を得るためにどうしたらいいか、そのひじょうに厳格なガイドが示されていた。そうだ、基本に戻るときがやってきた。やはりウォーキングだ。
僕は決して(ウォークマン、アイパッドなどの)ミュージックプレイヤーは持って歩かない。というのは、頭の中に膨大な量のプレイリストがあるからだ。僕はいつでも、曲も、曲のテンポも瞬時に変えられる。実は脳内の小さな声が鬼軍曹のようにしゃべりかけてくるのだ。(本当に驚いているかな?) 「ロジャーズ兵卒!」と鬼軍曹の声がする。僕は答える。「イエス・サー、イエス・サー」 そして、僕はデュラン・デュランのサイモン・ルボンからのツイートに返事を書いて、街に出た。
デュラン・デュランに初めて会ったのは1980年代初頭のことだ。彼らがブロンディーとツアーをしており、ブロンディーのマネージャーが高校からの友人トビー・マミズという人物だった。彼は、僕がプログレシヴ・フュージョン・ブルーズ・ロック・バンド「ニュー・ワールド・ライジング」をやっていた頃、僕のマネージャーだったのだ。
僕たちは西70丁目の「ウンガノズ」というクラブで演奏することになっていた。だが、そのクラブ・オウナーは僕たちがただそこでプレイするだけなのに、バンド自体のマネージメント契約を結びたがった。僕たちは機材を全てもって地下鉄に逃げ込んだ。そのウンガノの代わりに、我々は「マクセズ・カンザス・シティー」というクラブでプレイするようになった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが長期間ハウス・バンドとしてやった直後のことだ。この仕事を取れたのはトビーのおかげだ。
今日、僕は膨大な量の雪が解けてできた大きな水溜りを歩いた。軍の訓練歌は、いつも僕のお気に入りだ。ブロンディーのリード・シンガー、デビー・ハリー(マクセズ・カンザス・シティーの元ウェイトレス)は、『クー・クー』というソロ・アルバム(ナイルのプロデュース)を出したが、このアルバムで、駈け足行進のような「ミリタリー・ラップ」という曲を一緒に作った。訓練歌を元に作った曲は他にもある。シックの「シック・チアー」だ。シックと言えば、ちょうどメンバーのアルファ・アンダーソンからフェイスブックにメッセージを受け取ったところだ。
Military Rap / Debbie Harry
Chic Cheer / Chic (Live At Budoukan)
あれからもう何年も経っているが、僕は依然予備役兵にすぎないようだ。足を出して、はじめ~~っ
(注1)Prostate Bootcamp: A-Ten-Hut =前立腺癌の特訓・研修 A-Ten-Hut は軍隊用語でAttention! 「気をつけ!」あるいは、「注意喚起」「注目!」といったニュアンス。癌に対する心得集。
Walking On Planet C>14, 15
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月29日から30日までの2日分、写真・キャプション付き。ナイルの音楽趣向の幅広さには驚く。訓練歌からカーティス・メイフィールドまで。存分にお楽しみください。
(写真Youtubeなどに関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第14回 Below The Belt ベルト下 (注、ベルトより下=痛いところを尽いた、ひきょうなことをする、ルール違反の=ボクシングなどからきている)
Written on Tuesday, 29 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 29 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/239-walking-on-planet-c-below-the-belt
今日、地元テレビの朝のニュースで、ニュースキャスターが言った。「一部曇り、気温は30度(華氏)、ほぼ氷点下です」 彼が「just below(ほんの少し下)」と言ったとき、ひらめいた。前立腺癌がアメリカの男性を襲う確率はかなり高い。だが、そのことを誰も語らない。それは「下半身(below the waist)」の話はタブーだからだ。確かに、股間周辺の模型を医師の診断室で見たときは、気分のよいものではなかった。
僕の中に巣食っていた寄生虫のことを考えながら、朝のウォーキングにでかけた。フランク・シナトラの「アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」(直訳=君を僕の皮膚の下に手に入れた)が脳裏に浮かんだ。子供の頃、僕はヴァンナイス空港(注1)で、シナトラさんのリアジェット「クリスティーナ2世」を何度か掃除したことがある。
「何々より下~(below)」という言葉が、一日中僕についてまわった。そこで、自然にカーティス・メイフィールドの「イフ・ゼアリズ・ア・ヘル・ビロー」(もし、地獄より下があるなら)を口ずさみ始めた。2番の歌詞は "Hurry - people runnin’ from their worries"(急げ、人々は心配事から逃げている)で始まる。だが、これを歌ってみると、ずいぶんと皮肉に感じた。なぜならこの歌詞は自身が持つ恐怖と面と向かうなと歌っているからだ。そして、ロイ・エヤーズの「ランニング・アウェイ」(逃げる)が僕の脳内ターンテーブルで回り始めた。ある夜、僕とリック・ジェームスはエンパイアー・ホテルのスイートルームでやっていたパーティーでこの曲を何度も何度も繰り返して聴いていた。
If There’s A Hell Below / Curtis Mayfield
http://www.youtube.com/watch?v=l2cTc7DofrA
Running Away / Roy Ayers
僕は、ドラッグが彼の命を奪うまではパンク・ファンクの王者がどれほどかっこよかったかに思いを馳せた。リック・ジェームスの作品「バスティン・アウト」を歌い始めた。というのも、僕の医師が「癌というのは、転移しようとするものだ(カプセルから飛び出そうとするものだ)」と言ったからだ。これを聞いて僕は、リドリー・スコットの映画『エイリアン』で男たちの胸から小さな生物が飛び出してくる様子を思い浮かべた。リドリー・スコットとは、映画『テルマ・アンド・ルイーズ』で一緒に仕事をした。ルイーズはレイプされそうになった男の下半身を撃ち、はるばるメキシコまで逃亡した。テキサスでの忌まわしい過去と向き合いたくなかったからだ。
Bustin’ Out / Rick James
Thelma & Louise
http://www.youtube.com/watch?v=YsgnG-TNXPk
僕は逃げようとは思わない。僕は真正面から癌と向き合いたい。僕は強くあろうとしている。だが、そうしようと思っても、連続する痛みが僕の気を張り詰め、弱気にさせてしまう。それはあたかも僕が下半身を、ルールも関係なく激しく打たれたからのようだ。
(注1) ヴァンナイス空港は、カリフォルニア州ヴァンナイスにあるプライヴェート飛行機用の空港。一般の飛行機は使用していない。
+++++
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第15回 Weekend Warrior 予備役兵
Written on Tuesday, 30 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 30 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/240-walking-on-planet-c-weekend-warrior
今朝起きると外の天気は、僕同様、暗く憂鬱な感じだった。昨夜眠りにつく前、僕はとても落ち込んでいた。手術後の症状が僕に重くのしかかり始めていたのだ。再び僕は自分自身を不憫に思い、なんとか前向きになる必要があった。再度、前立腺癌手術前、手術後の心得(注1)を読み返した。癌の根治手術後にもっともベストな結果を得るためにどうしたらいいか、そのひじょうに厳格なガイドが示されていた。そうだ、基本に戻るときがやってきた。やはりウォーキングだ。
僕は決して(ウォークマン、アイパッドなどの)ミュージックプレイヤーは持って歩かない。というのは、頭の中に膨大な量のプレイリストがあるからだ。僕はいつでも、曲も、曲のテンポも瞬時に変えられる。実は脳内の小さな声が鬼軍曹のようにしゃべりかけてくるのだ。(本当に驚いているかな?) 「ロジャーズ兵卒!」と鬼軍曹の声がする。僕は答える。「イエス・サー、イエス・サー」 そして、僕はデュラン・デュランのサイモン・ルボンからのツイートに返事を書いて、街に出た。
デュラン・デュランに初めて会ったのは1980年代初頭のことだ。彼らがブロンディーとツアーをしており、ブロンディーのマネージャーが高校からの友人トビー・マミズという人物だった。彼は、僕がプログレシヴ・フュージョン・ブルーズ・ロック・バンド「ニュー・ワールド・ライジング」をやっていた頃、僕のマネージャーだったのだ。
僕たちは西70丁目の「ウンガノズ」というクラブで演奏することになっていた。だが、そのクラブ・オウナーは僕たちがただそこでプレイするだけなのに、バンド自体のマネージメント契約を結びたがった。僕たちは機材を全てもって地下鉄に逃げ込んだ。そのウンガノの代わりに、我々は「マクセズ・カンザス・シティー」というクラブでプレイするようになった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが長期間ハウス・バンドとしてやった直後のことだ。この仕事を取れたのはトビーのおかげだ。
今日、僕は膨大な量の雪が解けてできた大きな水溜りを歩いた。軍の訓練歌は、いつも僕のお気に入りだ。ブロンディーのリード・シンガー、デビー・ハリー(マクセズ・カンザス・シティーの元ウェイトレス)は、『クー・クー』というソロ・アルバム(ナイルのプロデュース)を出したが、このアルバムで、駈け足行進のような「ミリタリー・ラップ」という曲を一緒に作った。訓練歌を元に作った曲は他にもある。シックの「シック・チアー」だ。シックと言えば、ちょうどメンバーのアルファ・アンダーソンからフェイスブックにメッセージを受け取ったところだ。
Military Rap / Debbie Harry
Chic Cheer / Chic (Live At Budoukan)
あれからもう何年も経っているが、僕は依然予備役兵にすぎないようだ。足を出して、はじめ~~っ
(注1)Prostate Bootcamp: A-Ten-Hut =前立腺癌の特訓・研修 A-Ten-Hut は軍隊用語でAttention! 「気をつけ!」あるいは、「注意喚起」「注目!」といったニュアンス。癌に対する心得集。
Walking On Planet C>14, 15
◆最近のライヴなどまとめて
2011年1月31日 音楽◆最近のライヴなどまとめて
【Bits & Pieces Lately】
もろもろ。
このところ、ナイル・ロジャーズの日々のブログの翻訳が2日に1回くらいのペースで入ってくるために、どうしてもライヴ評などが遅れがちになっているので、最近のネタをまとめてさくっとご紹介。
ライヴは、一昨日(29日)はガッツこと中澤信栄(なかざわ・のぶよし)のライヴをひさびさに。青山・月見ル君想フ。なんと超満員で酸欠になりそうなほど。150人以上入っていたのでは。オリジナルのほか、コモドアーズの「イージー」、ボビー・コールドウェルの「風のシルエット(What You Won’t Do For Love)」なども。相変わらずうまく、のりもいい。
その前の土曜日(22日)ご縁あって、森真美さんの『morI mamI LIVE Siesta Octubo ~duality~』というライヴをブルーズ・アレイで。ダンサーも使い、しかも客席に花道を作るという斬新なステージ構成で、びっくり。しかも2部の登場では彼女がダンサーの人たちに持ち上げられてステージまで運ばれた。いやこれにもびっくり。なかなか演出の凝ったショーだった。
その前の20日(木)フィリップ・ウーのライヴ。相変わらずの調子のフィリップのソウル・ショー。リトル・ビーヴァーの「パーティー・ダウン」なんかをカヴァーするんだから、すごい。フィリップ曰く「リトル・ビーヴァーのは、ベースがジャコだよ」。マニアックである。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・トリビュート」で自分が好きな曲が選ばれなかったので自分でやることにした、ということでやったのが、ブラザース・ジョンソンの「サンダー・サムズ」。マニアックである。フィリップは2月3日、4日、「ソウル・サーチン」に登場。ケイリブとのダブル・キーボードは間違いない。
1月16日には、シャンティーと事務所が同じバンドネオンの小松亮太さんのライヴをビルボードで。バンドネオンのライヴは初めて見た。バンドネオンとアコーディオンは違う楽器。まったく別物と言っていいそうだ。小松さんはとても話がうまく、音楽教室の先生のように、楽器のことなどをうまく説明してくれて、よくわかった。あれば、あのまま番組になるなあ。シャンティーがフランス語で「小雨降る径」というフランスのタンゴを歌ったが、ひじょうに新鮮だった。
シャンティーは、コロンビアからの第二弾アルバム(通算3作目)が、1月26日発売。
新作『Romance With Me』2011-1-23
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004C4JH5E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
前作『Born To Sing』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003GYCNN4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
小松亮太 小さな喫茶店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003WMI5WS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
さて、訃報。1月28日に一足先にツイートしたもの。
マーヴェレッツのリード・シンガー、グラディス・ホートン、カリフォルニアで2011年1月26日死去。66歳。カーペンターズでもヒットした「プリーズ・ミスター・ポストマン」などの大ヒットで有名。モータウン初期の人気グループ。
http://bit.ly/g3Ppgc
ナイル・ロジャーズが毎朝散歩をしているのを見ていると、自分も朝の散歩でも始めようかなあ、などとさえ思ってしまう今日この頃。(笑)
ESSAY>
【Bits & Pieces Lately】
もろもろ。
このところ、ナイル・ロジャーズの日々のブログの翻訳が2日に1回くらいのペースで入ってくるために、どうしてもライヴ評などが遅れがちになっているので、最近のネタをまとめてさくっとご紹介。
ライヴは、一昨日(29日)はガッツこと中澤信栄(なかざわ・のぶよし)のライヴをひさびさに。青山・月見ル君想フ。なんと超満員で酸欠になりそうなほど。150人以上入っていたのでは。オリジナルのほか、コモドアーズの「イージー」、ボビー・コールドウェルの「風のシルエット(What You Won’t Do For Love)」なども。相変わらずうまく、のりもいい。
その前の土曜日(22日)ご縁あって、森真美さんの『morI mamI LIVE Siesta Octubo ~duality~』というライヴをブルーズ・アレイで。ダンサーも使い、しかも客席に花道を作るという斬新なステージ構成で、びっくり。しかも2部の登場では彼女がダンサーの人たちに持ち上げられてステージまで運ばれた。いやこれにもびっくり。なかなか演出の凝ったショーだった。
その前の20日(木)フィリップ・ウーのライヴ。相変わらずの調子のフィリップのソウル・ショー。リトル・ビーヴァーの「パーティー・ダウン」なんかをカヴァーするんだから、すごい。フィリップ曰く「リトル・ビーヴァーのは、ベースがジャコだよ」。マニアックである。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・トリビュート」で自分が好きな曲が選ばれなかったので自分でやることにした、ということでやったのが、ブラザース・ジョンソンの「サンダー・サムズ」。マニアックである。フィリップは2月3日、4日、「ソウル・サーチン」に登場。ケイリブとのダブル・キーボードは間違いない。
1月16日には、シャンティーと事務所が同じバンドネオンの小松亮太さんのライヴをビルボードで。バンドネオンのライヴは初めて見た。バンドネオンとアコーディオンは違う楽器。まったく別物と言っていいそうだ。小松さんはとても話がうまく、音楽教室の先生のように、楽器のことなどをうまく説明してくれて、よくわかった。あれば、あのまま番組になるなあ。シャンティーがフランス語で「小雨降る径」というフランスのタンゴを歌ったが、ひじょうに新鮮だった。
シャンティーは、コロンビアからの第二弾アルバム(通算3作目)が、1月26日発売。
新作『Romance With Me』2011-1-23
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004C4JH5E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
前作『Born To Sing』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003GYCNN4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
小松亮太 小さな喫茶店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003WMI5WS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
さて、訃報。1月28日に一足先にツイートしたもの。
マーヴェレッツのリード・シンガー、グラディス・ホートン、カリフォルニアで2011年1月26日死去。66歳。カーペンターズでもヒットした「プリーズ・ミスター・ポストマン」などの大ヒットで有名。モータウン初期の人気グループ。
http://bit.ly/g3Ppgc
ナイル・ロジャーズが毎朝散歩をしているのを見ていると、自分も朝の散歩でも始めようかなあ、などとさえ思ってしまう今日この頃。(笑)
ESSAY>
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第12回~第13回
2011年1月30日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第12回~第13回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月27日から28日までの2日分、写真・キャプション付き。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。それにしても、いつもながらに素敵な文章だ。さすがにこのナイルのブログに関しては、いろいろな反応をいただいている。みなさん、徐々にナイルの文章のファンになられていくようだ。
彼が歩くニューヨークがエピソードとともに語られるので、ナイルのニューヨーク案内のようになっているところもおもしろい。そして、彼が地元を歩くことで、自身の人生を振り返っているところも読み応えがある。
なにより、曲がでてくるので、このエッセイからは、メロディーが沸き立ってくるところがいい。そこで、今日から当該楽曲のYoutubeも貼ってみた。
また、多くの読者からのコメントのなかにも素晴らしいものがあり、それらもランダムに訳せたらおもしろいと思っている。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
05.05
第12回 Sharks are Immune to Cancer Says Gervais 免疫システム
Written on Tuesday, 27 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 27 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/237-walking-on-planet-c-sharks-are-immune-to-cancer-says-gervais
起床
「サメには癌の免疫システムがある」 その言葉が今朝の目覚まし時計のように僕を起こした。テレビから流れてきたリッキー・ジャヴェイスのそのHBO用(ケーブル・テレビ放送局)CMは、2時間前に僕を眠りにいざなってくれていた。癌に襲われてからというもの、僕はいわゆる「C言葉」(Cから始まる単語)をあちこちで耳にするようになった。コメディー・ショーを見ていても耳に入ってくる。癌と診断された日、テレビをつけると『ザ・ビッグCThe Big C』(注1)という番組をやっていた。末期癌患者を主人公にした番組だった。
ローラ・リンネイ『ビッグ・C』の主演
「マック・ザ・ナイフ」を歌うボビー・ダーリン
リッキーのCMは、実に楽しい。日課のウォーキングをはじめるにはうってつけのモーニング・コールだ。今朝の天気は『ザ・ビッグC』を見たせいか、僕の気持ち同様、ずいぶんとうつろい気味だ。雪交じりの雨が降っていたが、僕が家を出るときまでには、止んでいた。そしてウォーキングの間、ジャヴェイスの「サメには癌の免疫システムがある」というフレーズが僕の心にまとわりついていた。
僕の癌に対する一番最初のイメージは、サメに体の内側から食べられている、というものだった。そこで僕は海の雰囲気で「スパニッシュ・レディーズ」(イギリスの有名な海の歌)を歌い始めた。素晴らしいソウル・フード・レストラン「シャーク・バー」があった場所にたどり着いた。だが、もうその店はなかったので、「シャーク・バー」にトリビュートする意味で、ボビー・ダーリンの「マック・ザ・ナイフ」(注2)を歌い始めた。「Oh the shark babe, has such teeth dear(同曲の歌詞:サメは、すごい歯をしている…)」 「シャーク・バー」の中を見て、少しばかり愕然とした。以前よく通った店の前に、ガラクタが無造作に山積みになっていたのだ。この界隈も変わった。時代も変わった。僕も変わった。できれば良い方向に変わりたい。
Spanish Ladies
Mack The Knife
向きを変え、ブラス・コンストラクションの「ムーヴィン」(注3)を口ずさみながらダウンタウンに向かった。「Times are changin’. Changing ti-yi-yi-yi-yi-i-i-imes.(同曲の歌詞:時代は変わる~~~)」 ファンクのインストゥルメンタル曲のサビの部分だ。「変わる、変化Change」は、まさに今の僕の空気だ。変化は良いほうにも、悪いほうにもなる。だが、変化を避けることはできない。僕はよくひやかしに足を運んだ場所に行くことにした。その場所に着くと、そこも閉鎖されていた。中を見ると唯一その店に残されていた看板が全てを物語っていた。「5万点以上の音楽在庫あり」 僕はある種のものにも、サメがもつ免疫システムのようなものがあればいいと思う。
Changin’
ブラス・コンストラクション『チェンジン』収録アルバム
「5万点以上の在庫あり」は、もうない
ビッグC手術後、初のウォーキング
訳注1 ショータイム・ネットワークスが製作しているテレビ・ショー。ケーブル・テレビ用に番組を製作しており、この『ビッグC』もそのひとつ。主人公は高校教師で末期癌を宣告され、自暴自棄になったりさまざまなエピソードを紹介する。昨年パイロット版が作られ、今年からレギュラー化。
注2 「マック・ザ・ナイフ」は、ボビー・ダーリンの1959年の大ヒット、全米ナンバーワン。元々1928年に『スリーペニー・オペラのテーマ』として書かれ、「モリタット」のタイトルでも知られる。1959年度グラミー賞「レコード・オブ・ジ・イヤー」受賞。
注3 ニューヨーク・ブルックリン出身のファンク・グループ、ブラス・コンストラクションの1976年のヒット。
+++++
第12回 Today is a Record! 記録づくめ
Written on Tuesday, 28 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 28 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/238-walking-on-planet-c-today-is-a-record
記録的大雪に覆われるセントラル・パーク
今季7回目の冬の嵐は、セントラル・パークに一晩で19インチ(48センチ)もの雪を降らせた。月間降雪量はこの1月が新記録となり、この日僕は手術以来最高の気分で朝を迎えた。朝のウォーキングに出る直前、友人で人を鼓舞する話し手であり、作家、トーク・ショーの司会者モンテル・ウィリアムスから電話があった。その電話で、僕はとても高揚させられ、さらに気分がよくなった。ストリートに出る際、僕の脳裏では、エアロスミスの「ラヴ・イン・アン・エレヴェーター」(1989年のヒット)が流れていた。
左・僕とエアロスミスのスティーヴン・タイラー 右・今日は記録づくめの日
左・ニューヨークがスイスに変身(ダコタ・アパート) 右・セントラル・パークのスキーヤー
Love In An Elevator
雪に覆われると誰でも愛が恋しくなるかのようだ。ニューヨークは「ビッグ・アップル」(ニューヨークの愛称)というよりもスイスという雰囲気になっている。もっとも、僕はヨーデルは歌わないが…。その代わり、ジョージ・クリントンの「アトミック・ドッグ」を歌い始めた。というのも、ピットブール・テリアが僕のところに寄って様子を伺いにきたからだ。「Bow-wow-wow yippie-yo yippie-yay,」(歌詞:犬の鳴き声を音にしたもので、特に意味はない)と僕は歌った。彼女はまるでその歌を理解しようと僕を見つめた。かつて、ジョージ・クリントンとは何回か仕事をしたことがある。
メスのピットブールが僕に寄ってきた
Atomic Dog
これまでにも人生の中で不思議な光景を何度も見てきたが、セントラル・パーク・ウェストでこれほど多くのスキーヤーを見たことはなかった。今朝は、そう、記録的な大雪なのだ。
ダコタ・アパートの管理人室で暖を取る男の横を通り過ぎた。20年前、僕は彼の真後ろにあるダコタ・アパートの1階をほとんど買う寸前までいっていた。
暖を取るダコタ・アパートの管理人
僕は日々の生活の中での人々とのつながりに感謝している。ソーシャル・ネットワーキングは、シックのライヴでの人々との関係も変化させた。ライヴを始める前、僕はオーディエンスに歩み寄る。シックという名前だけは知っている人々が、世界中に記録的な数ほどいるからだ。さらにそれ以上の人々が、僕が癌の経験を書き始めてから、僕の人生に彩を添えてくれるようになった。そのことにも感謝している。僕が恐怖で気が変になるとき、みなさんのコメントを読むと、気持ちが収まる。癌と向き合うのはひじょうに難しく、自分が小さな存在だと思わせられる。手術以来、僕は大勢の中で孤独を感じるようになった。
僕とローマの友人たち
電話が鳴り、ドアマンがモンテル・ウィリアムスからの花束を届けると言ってきた。今日は記録づくめの日だ。
>Walking On Planet C>
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月27日から28日までの2日分、写真・キャプション付き。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。それにしても、いつもながらに素敵な文章だ。さすがにこのナイルのブログに関しては、いろいろな反応をいただいている。みなさん、徐々にナイルの文章のファンになられていくようだ。
彼が歩くニューヨークがエピソードとともに語られるので、ナイルのニューヨーク案内のようになっているところもおもしろい。そして、彼が地元を歩くことで、自身の人生を振り返っているところも読み応えがある。
なにより、曲がでてくるので、このエッセイからは、メロディーが沸き立ってくるところがいい。そこで、今日から当該楽曲のYoutubeも貼ってみた。
また、多くの読者からのコメントのなかにも素晴らしいものがあり、それらもランダムに訳せたらおもしろいと思っている。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
05.05
第12回 Sharks are Immune to Cancer Says Gervais 免疫システム
Written on Tuesday, 27 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 27 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/237-walking-on-planet-c-sharks-are-immune-to-cancer-says-gervais
起床
「サメには癌の免疫システムがある」 その言葉が今朝の目覚まし時計のように僕を起こした。テレビから流れてきたリッキー・ジャヴェイスのそのHBO用(ケーブル・テレビ放送局)CMは、2時間前に僕を眠りにいざなってくれていた。癌に襲われてからというもの、僕はいわゆる「C言葉」(Cから始まる単語)をあちこちで耳にするようになった。コメディー・ショーを見ていても耳に入ってくる。癌と診断された日、テレビをつけると『ザ・ビッグCThe Big C』(注1)という番組をやっていた。末期癌患者を主人公にした番組だった。
ローラ・リンネイ『ビッグ・C』の主演
「マック・ザ・ナイフ」を歌うボビー・ダーリン
リッキーのCMは、実に楽しい。日課のウォーキングをはじめるにはうってつけのモーニング・コールだ。今朝の天気は『ザ・ビッグC』を見たせいか、僕の気持ち同様、ずいぶんとうつろい気味だ。雪交じりの雨が降っていたが、僕が家を出るときまでには、止んでいた。そしてウォーキングの間、ジャヴェイスの「サメには癌の免疫システムがある」というフレーズが僕の心にまとわりついていた。
僕の癌に対する一番最初のイメージは、サメに体の内側から食べられている、というものだった。そこで僕は海の雰囲気で「スパニッシュ・レディーズ」(イギリスの有名な海の歌)を歌い始めた。素晴らしいソウル・フード・レストラン「シャーク・バー」があった場所にたどり着いた。だが、もうその店はなかったので、「シャーク・バー」にトリビュートする意味で、ボビー・ダーリンの「マック・ザ・ナイフ」(注2)を歌い始めた。「Oh the shark babe, has such teeth dear(同曲の歌詞:サメは、すごい歯をしている…)」 「シャーク・バー」の中を見て、少しばかり愕然とした。以前よく通った店の前に、ガラクタが無造作に山積みになっていたのだ。この界隈も変わった。時代も変わった。僕も変わった。できれば良い方向に変わりたい。
Spanish Ladies
Mack The Knife
向きを変え、ブラス・コンストラクションの「ムーヴィン」(注3)を口ずさみながらダウンタウンに向かった。「Times are changin’. Changing ti-yi-yi-yi-yi-i-i-imes.(同曲の歌詞:時代は変わる~~~)」 ファンクのインストゥルメンタル曲のサビの部分だ。「変わる、変化Change」は、まさに今の僕の空気だ。変化は良いほうにも、悪いほうにもなる。だが、変化を避けることはできない。僕はよくひやかしに足を運んだ場所に行くことにした。その場所に着くと、そこも閉鎖されていた。中を見ると唯一その店に残されていた看板が全てを物語っていた。「5万点以上の音楽在庫あり」 僕はある種のものにも、サメがもつ免疫システムのようなものがあればいいと思う。
Changin’
ブラス・コンストラクション『チェンジン』収録アルバム
「5万点以上の在庫あり」は、もうない
ビッグC手術後、初のウォーキング
訳注1 ショータイム・ネットワークスが製作しているテレビ・ショー。ケーブル・テレビ用に番組を製作しており、この『ビッグC』もそのひとつ。主人公は高校教師で末期癌を宣告され、自暴自棄になったりさまざまなエピソードを紹介する。昨年パイロット版が作られ、今年からレギュラー化。
注2 「マック・ザ・ナイフ」は、ボビー・ダーリンの1959年の大ヒット、全米ナンバーワン。元々1928年に『スリーペニー・オペラのテーマ』として書かれ、「モリタット」のタイトルでも知られる。1959年度グラミー賞「レコード・オブ・ジ・イヤー」受賞。
注3 ニューヨーク・ブルックリン出身のファンク・グループ、ブラス・コンストラクションの1976年のヒット。
+++++
第12回 Today is a Record! 記録づくめ
Written on Tuesday, 28 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 28 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/238-walking-on-planet-c-today-is-a-record
記録的大雪に覆われるセントラル・パーク
今季7回目の冬の嵐は、セントラル・パークに一晩で19インチ(48センチ)もの雪を降らせた。月間降雪量はこの1月が新記録となり、この日僕は手術以来最高の気分で朝を迎えた。朝のウォーキングに出る直前、友人で人を鼓舞する話し手であり、作家、トーク・ショーの司会者モンテル・ウィリアムスから電話があった。その電話で、僕はとても高揚させられ、さらに気分がよくなった。ストリートに出る際、僕の脳裏では、エアロスミスの「ラヴ・イン・アン・エレヴェーター」(1989年のヒット)が流れていた。
左・僕とエアロスミスのスティーヴン・タイラー 右・今日は記録づくめの日
左・ニューヨークがスイスに変身(ダコタ・アパート) 右・セントラル・パークのスキーヤー
Love In An Elevator
雪に覆われると誰でも愛が恋しくなるかのようだ。ニューヨークは「ビッグ・アップル」(ニューヨークの愛称)というよりもスイスという雰囲気になっている。もっとも、僕はヨーデルは歌わないが…。その代わり、ジョージ・クリントンの「アトミック・ドッグ」を歌い始めた。というのも、ピットブール・テリアが僕のところに寄って様子を伺いにきたからだ。「Bow-wow-wow yippie-yo yippie-yay,」(歌詞:犬の鳴き声を音にしたもので、特に意味はない)と僕は歌った。彼女はまるでその歌を理解しようと僕を見つめた。かつて、ジョージ・クリントンとは何回か仕事をしたことがある。
メスのピットブールが僕に寄ってきた
Atomic Dog
これまでにも人生の中で不思議な光景を何度も見てきたが、セントラル・パーク・ウェストでこれほど多くのスキーヤーを見たことはなかった。今朝は、そう、記録的な大雪なのだ。
ダコタ・アパートの管理人室で暖を取る男の横を通り過ぎた。20年前、僕は彼の真後ろにあるダコタ・アパートの1階をほとんど買う寸前までいっていた。
暖を取るダコタ・アパートの管理人
僕は日々の生活の中での人々とのつながりに感謝している。ソーシャル・ネットワーキングは、シックのライヴでの人々との関係も変化させた。ライヴを始める前、僕はオーディエンスに歩み寄る。シックという名前だけは知っている人々が、世界中に記録的な数ほどいるからだ。さらにそれ以上の人々が、僕が癌の経験を書き始めてから、僕の人生に彩を添えてくれるようになった。そのことにも感謝している。僕が恐怖で気が変になるとき、みなさんのコメントを読むと、気持ちが収まる。癌と向き合うのはひじょうに難しく、自分が小さな存在だと思わせられる。手術以来、僕は大勢の中で孤独を感じるようになった。
僕とローマの友人たち
電話が鳴り、ドアマンがモンテル・ウィリアムスからの花束を届けると言ってきた。今日は記録づくめの日だ。
>Walking On Planet C>
◎ジョージ・クリントン・ライヴ~ファンクの宗教、そしてその教祖
2011年1月29日 音楽◎ジョージ・クリントン・ライヴ~ファンクの宗教、そしてその教祖
【George Clinton : Funk Master】
司祭。
まるでクラブで同じBPMのものが延々と続くことによって、どんどん高揚してくるような陶酔感。Pファンクのライヴにはそれと似たものがある。ノンストップで大人数のバンドが、延々と煽りまくるファンク・サウンドで、嫌がおうでもファンクのシャワーに人々は身を委ね、腰をゆらし、頭を振り、腕を上げる。Pファンクは、ファンクの宗教だ。そして、クリントンは司祭、教祖様だ。
教祖は叫ぶ。「フリー・ユア・マインド(心を解放せよ)」。
ドラムスはときどき入れ替わり、ステージでは逆立ちするメンバーも。要は何でもありの自由なステージ。僕はステージに14人ほどを確認したが、入れ替わり立ち代りなので、もう少し多いのだろう。メンバー表では17人を数える。
だが、いずれにせよ、東京ジャズのとき同様、2セットあるときは、ちゃんとショート・ヴァージョンでまとめるわけだ。ある意味、プロと言えばプロ。そして、やはり、事前のセットリストはこのPファンク軍団にはなかった。ジョージのキューで次の曲が指示されているようだ。さすがに、そのキューはどうなってるかはわからなかった。もっと回数見ればその謎も解けるかもしれないが。
それにしても、ジョージ・クリントンの存在感と言ったらない。
(7時開演のつもりで行ったら、なんと土曜日で6時半スタートだった。頭の30分弱がかけてしまった。というわけでセットリストは不完全です)
■関連記事
2009年09月08日(火)
ジョージ・クリントン&パーラメント、ファンカデリック・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10337875691.html
2010年06月18日(金)
ゲイリー・シャイダー(Pファンク)56歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10566244347.html
ここに簡単なマザーシップ・ウォーズについての解説があります
2010年08月14日(土)
キャットフィッシュ・コリンズ死去~JBズ、Pファンク軍団でギター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10618316816.html
■パーラメント マザーシップ・コネクション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008RV1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ファンカデリック ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■フリー・ユア・マインド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004363AOK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジョージ・クリントン・グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HN2T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ジョージ・クリントン / George Clinton(Musical Director/Vocals)
スティーブ・ボイド / Steve Boyd(Vocals)
ポール・ヒル / Paul Hill(Vocals)
ウィリアム"クリップ" ペイン / William "Clip" Payne(Vocals)
ロバート"ピーナッツ"ジョンソン / Robert "P-Nut" Johnson(Vocals)
ベリータ・ウッズ / Belita Woods(Vocals)
マイケル"キッド ファンカデリック" ハンプトン / Michael "Kidd Fukadelic"Hampton(Lead Guitar)
ライジ・カリー / Lige Curry(Bass/Vocals)
フランキー"キャッシュ"ワディ / Frankie "Kash" Waddy(Drums)
フォーリー / Foley(Drums)
ウィリアム“ビリー ベース” ネルソン / William "Billy Bass"Nelson(Bass)
カルロス"サー・ノーズ" マックマレイ / Carlos"Sir Nose"McMurray(Dancer)
ションダ・クリントン / Shonda Clinton(Rapper)
アムカ / Amuka(Vocals)
シャウナ・ホール / Shaunna Hall(Guitar)
ダニエル・ベッドロジアン / Daniel Bedrosian(Keyboard/vocals)
ケンドラ・フォスター / Kendra Foster(Vocals)
■セットリスト ジョージ・クリントン 2011年1月22日(土)
Setlist: George Clinton, January 22, 2011
(遅れてしまったので、頭がかけています)
++ Flashlight
++ Atomic Dog
++ Free Your Mind
++ Give Up The Funk
++ Up For The Downstroke
Show ended 19:49
(2011年1月22日土曜、ビルボードライブ東京、ジョージ・クリントン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George
【George Clinton : Funk Master】
司祭。
まるでクラブで同じBPMのものが延々と続くことによって、どんどん高揚してくるような陶酔感。Pファンクのライヴにはそれと似たものがある。ノンストップで大人数のバンドが、延々と煽りまくるファンク・サウンドで、嫌がおうでもファンクのシャワーに人々は身を委ね、腰をゆらし、頭を振り、腕を上げる。Pファンクは、ファンクの宗教だ。そして、クリントンは司祭、教祖様だ。
教祖は叫ぶ。「フリー・ユア・マインド(心を解放せよ)」。
ドラムスはときどき入れ替わり、ステージでは逆立ちするメンバーも。要は何でもありの自由なステージ。僕はステージに14人ほどを確認したが、入れ替わり立ち代りなので、もう少し多いのだろう。メンバー表では17人を数える。
だが、いずれにせよ、東京ジャズのとき同様、2セットあるときは、ちゃんとショート・ヴァージョンでまとめるわけだ。ある意味、プロと言えばプロ。そして、やはり、事前のセットリストはこのPファンク軍団にはなかった。ジョージのキューで次の曲が指示されているようだ。さすがに、そのキューはどうなってるかはわからなかった。もっと回数見ればその謎も解けるかもしれないが。
それにしても、ジョージ・クリントンの存在感と言ったらない。
(7時開演のつもりで行ったら、なんと土曜日で6時半スタートだった。頭の30分弱がかけてしまった。というわけでセットリストは不完全です)
■関連記事
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ジョージ・クリントン&パーラメント、ファンカデリック・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10337875691.html
2010年06月18日(金)
ゲイリー・シャイダー(Pファンク)56歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10566244347.html
ここに簡単なマザーシップ・ウォーズについての解説があります
2010年08月14日(土)
キャットフィッシュ・コリンズ死去~JBズ、Pファンク軍団でギター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10618316816.html
■パーラメント マザーシップ・コネクション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008RV1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ファンカデリック ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■フリー・ユア・マインド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004363AOK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ジョージ・クリントン・グレイテスト・ヒッツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HN2T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ジョージ・クリントン / George Clinton(Musical Director/Vocals)
スティーブ・ボイド / Steve Boyd(Vocals)
ポール・ヒル / Paul Hill(Vocals)
ウィリアム"クリップ" ペイン / William "Clip" Payne(Vocals)
ロバート"ピーナッツ"ジョンソン / Robert "P-Nut" Johnson(Vocals)
ベリータ・ウッズ / Belita Woods(Vocals)
マイケル"キッド ファンカデリック" ハンプトン / Michael "Kidd Fukadelic"Hampton(Lead Guitar)
ライジ・カリー / Lige Curry(Bass/Vocals)
フランキー"キャッシュ"ワディ / Frankie "Kash" Waddy(Drums)
フォーリー / Foley(Drums)
ウィリアム“ビリー ベース” ネルソン / William "Billy Bass"Nelson(Bass)
カルロス"サー・ノーズ" マックマレイ / Carlos"Sir Nose"McMurray(Dancer)
ションダ・クリントン / Shonda Clinton(Rapper)
アムカ / Amuka(Vocals)
シャウナ・ホール / Shaunna Hall(Guitar)
ダニエル・ベッドロジアン / Daniel Bedrosian(Keyboard/vocals)
ケンドラ・フォスター / Kendra Foster(Vocals)
■セットリスト ジョージ・クリントン 2011年1月22日(土)
Setlist: George Clinton, January 22, 2011
(遅れてしまったので、頭がかけています)
++ Flashlight
++ Atomic Dog
++ Free Your Mind
++ Give Up The Funk
++ Up For The Downstroke
Show ended 19:49
(2011年1月22日土曜、ビルボードライブ東京、ジョージ・クリントン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第10回~第11回
2011年1月28日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第10回~第11回
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月25日から26日までの2日分、写真・キャプション付きでどうぞ。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。特に25日分は、僕も訳してて胸を打たれた。この文章を書くにあたって、彼には編集者はいるのだろうか。彼が書いて即アップしてるのだろうか。構成とか彼自身の思い、そのままなのか。完成度が高い文章なので、すごいなあ、と思ってしまう。そのあたり、こんどナイルにきいてみよう。何度も「僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが日本で亡くなった」という記述が出てくる。「僕の元パートナー」という表現も限りなくでてくる。25日分では今は亡きトニー・トンプソンとの話がでてくる。そして、26日分では彼とエディー・マーフィーらとの再会が描かれる。僕はこうして彼のブログを毎日読み、そして、訳しているうちに、彼の文章のファンにもなってきた。素敵な文筆家、作家、エッセイストだ。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月25日から26日までの2日分、写真・キャプション付きでどうぞ。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。特に25日分は、僕も訳してて胸を打たれた。この文章を書くにあたって、彼には編集者はいるのだろうか。彼が書いて即アップしてるのだろうか。構成とか彼自身の思い、そのままなのか。完成度が高い文章なので、すごいなあ、と思ってしまう。そのあたり、こんどナイルにきいてみよう。何度も「僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが日本で亡くなった」という記述が出てくる。「僕の元パートナー」という表現も限りなくでてくる。25日分では今は亡きトニー・トンプソンとの話がでてくる。そして、26日分では彼とエディー・マーフィーらとの再会が描かれる。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
第10回 Less Than Zero 絶望の淵
Written on Tuesday, 25 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 25 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/235-walking-on-planet-c-motivation
温度計は華氏6度と7度の間を行き来している。風があるので体感温度は0度以下に思う。だから早足で歩き、自分の体を暖める。朝のウォーキングに出る直前、素晴らしいギタリストで親しい友人でもあるスラッシュから「早く治って欲しい」というEメールがきた。
スラッシュ、スティーヴ・ウィンウッド、サイモン・ルボンとは1996年、僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが亡くなった日本で一緒にツアーを行った。バーナードは、日本での最後のショーを終えた翌日に亡くなった。そのことも、僕が自身の病気についてブログを書く理由になっている。
日課のウォーキングをしながら、僕は写真を撮り、自分自身のために歌う。ダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」が脳裏に浮かんだ。理屈では説明できないような何かを理屈付けしたいと思っていた、そんなとき、このメロディーは完璧だった。近年、僕はとても健康的な人生を送っていた。過去8年で40ポンド(約18キロ)ほど体重を落とした。
だがかつて、僕は死の淵寸前まで行っていた。ドラッグ中毒で、毎日酒を浴びるように飲んでいた。だが僕はこの16年すっかりクリーンな体になっている。癌が発見される以前の検査で、かかりつけの医師はこう言ったものだ。「健康的になるために君が唯一やらなければならないのは、もっと運動をすることだよ」
長年シックのドラマーだったトニー・トンプソンもかつて運動をしていた。彼は背中の下部に痛みを覚えた後、腎臓癌だとわかった。トニーはその痛みは運動のせいだと思ったと僕に言った。彼の場合、癌の診断から死去までほんの数週間だった。彼が癌だと聞いて僕は入院していた彼に電話をし、雑談をして一時間も大笑いした。実は僕たちはシックの解散以来、ちょっと気まずくなっていたのでよりを戻さなければならなかったのだ。その電話で僕たちはお互い気持ちも吹っ切れたが、時すでに遅しだった。その後まもなく彼は昏睡状態に陥り、旅立ってしまった。
僕がここで言いたいのは、定期検診が僕を救ってくれたのだろうということだ。悪性の癌が発見されたとき、ある意味よかったと思った。だが、僕は人に説教はしない。自分の自由意志でドラッグに手をだしたり、酒を飲んだりしているときには、僕だって誰の忠告も耳に入らないからだ。
僕のギター・インストラクターがかつてこう言っていた。「実際に君がそれをやってこそ君は(人に)教えられる。もし君がやっていることに他の者が興味を持ったら、君が可能なら、彼らの力になれる」
僕にとってこの試練のときに、あなたたちみなさんの応援や励ましの言葉に本当に感謝している。僕が毎晩読むあなたたちが語ってくれる多くの物語にも感謝の気持ちでいっぱいだ。みなさんにとって、僕という人間は直接会ったこともない見知らぬ人間(stranger)だ。にもかかわらず、そんな物語を僕に話してくれるみなさんは、とても勇気をお持ちだと思う。僕はもうバカ騒ぎのパーティーはしないが、それでも依然絶望の淵にいる不眠症の男だ。みなさんの多くのコメントに僕は涙する。ときにその涙は喜びの涙でもある。僕はみなさんのコメントから知る。もう僕たちは見知らぬ人間(stranger)同士ではない。僕たちはファミリーなんだWe Are Family ということを。
+++++
第11回 Work 仕事がしたい
Written on Wednesday, 26 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 26 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/236-walking-on-planet-c-work
自宅を出るとき、今日は穏やかな華氏28度(摂氏マイナス1度)だった。過去何日かの一桁台の気温からすれば、まちがいなく熱帯の気分だ。しかし、ニューヨークという街は、気候に関係なくいつもセクシーだ。
気分がよくなる前に起きたが、夜の間は恐怖がまた襲ってきた。イギリスからのちょっとしたツイートに僕は返事をし、伝説のジョナサン・ロス(イギリスBBCで活躍したトークショー・ホスト)のことを書いた。これで気分が晴れたが、それでもいち早く家を出たかった。
カメラを握りしめ、「カミング・トゥ・アメリカ」をハミングし始めた。僕はまたツアーに出ようと考えていたからだ。エディー・マーフィーは『カミング・トゥ・アメリカ』に主演し、これは僕にとって初めてのハリウッドでのオーケストラを使った大きな映画音楽だった。エディーと僕はその頃、よく一緒に遊んでいた。
ブレット・ラトナー監督が映画『ザ・ファミリー・マン』を撮影した現場を通りすぎた。ブレットのことは、僕がニューヨーク・シティーというグループのバックバンドをやっていた頃から知っている。なんとどんぴしゃなことだろうか。彼らのヒット曲は「アイム・ドゥーイン・ファイン・ナウ(僕は今元気でやってる)」というのだから。僕はこの曲を歌い始め、すると驚くほど気分がよくなった。
コロンバス・サークルにさしかかると、(映画ロケ用の)移動式簡易着替え室があった。トランシーヴァーを持っている男に何の撮影をしているのか尋ねた。すると『タワー・ヘイスト』(注1)だと答えた。僕はそれがブレットの次の映画で、ベン・スティラーとエディー・マーフィーが出演していることを知っていた。僕はそこに行き、ブレットを驚かせた。ある時期に、僕は彼に癌のことを伝えていた。彼は驚き、言ってくれた。「ナイル、君はサヴァイヴァー(生き延びた)だ。だが君は相当(癌に)気がめいってるみたいだな」 彼は正しかった。これを(癌のことを)文字に書くことは出来るが、だが、面と向かって話すことはほとんど不可能だ。
エディーとの再会は素晴らしかった。彼らが一緒に仕事をしているところを見ると、僕にもエネルギーが沸いてきた。僕は人生には偶然などまったくないと思っている。ただそう見えるだけなのだ。これは手術後初めて僕が足を踏み入れた、仕事の現場だった。僕は仕事がしたい。僕は生き延びるためにも仕事がしたい。
(注1)ブレット・ラトナー監督の最新作で2011年11月に公開が予定されている。エディー・マーフィーも出演している。
ESSAY>Walking On A Planet C
ARTIST>Rodgers, Nile
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月25日から26日までの2日分、写真・キャプション付きでどうぞ。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。特に25日分は、僕も訳してて胸を打たれた。この文章を書くにあたって、彼には編集者はいるのだろうか。彼が書いて即アップしてるのだろうか。構成とか彼自身の思い、そのままなのか。完成度が高い文章なので、すごいなあ、と思ってしまう。そのあたり、こんどナイルにきいてみよう。何度も「僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが日本で亡くなった」という記述が出てくる。「僕の元パートナー」という表現も限りなくでてくる。25日分では今は亡きトニー・トンプソンとの話がでてくる。そして、26日分では彼とエディー・マーフィーらとの再会が描かれる。僕はこうして彼のブログを毎日読み、そして、訳しているうちに、彼の文章のファンにもなってきた。素敵な文筆家、作家、エッセイストだ。
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月25日から26日までの2日分、写真・キャプション付きでどうぞ。彼は毎朝5時にきっちりアップしてくる。日本では夜の7時だ。特に25日分は、僕も訳してて胸を打たれた。この文章を書くにあたって、彼には編集者はいるのだろうか。彼が書いて即アップしてるのだろうか。構成とか彼自身の思い、そのままなのか。完成度が高い文章なので、すごいなあ、と思ってしまう。そのあたり、こんどナイルにきいてみよう。何度も「僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが日本で亡くなった」という記述が出てくる。「僕の元パートナー」という表現も限りなくでてくる。25日分では今は亡きトニー・トンプソンとの話がでてくる。そして、26日分では彼とエディー・マーフィーらとの再会が描かれる。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
第10回 Less Than Zero 絶望の淵
Written on Tuesday, 25 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 25 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/235-walking-on-planet-c-motivation
温度計は華氏6度と7度の間を行き来している。風があるので体感温度は0度以下に思う。だから早足で歩き、自分の体を暖める。朝のウォーキングに出る直前、素晴らしいギタリストで親しい友人でもあるスラッシュから「早く治って欲しい」というEメールがきた。
スラッシュ、スティーヴ・ウィンウッド、サイモン・ルボンとは1996年、僕の元パートナー、バーナード・エドワーズが亡くなった日本で一緒にツアーを行った。バーナードは、日本での最後のショーを終えた翌日に亡くなった。そのことも、僕が自身の病気についてブログを書く理由になっている。
日課のウォーキングをしながら、僕は写真を撮り、自分自身のために歌う。ダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」が脳裏に浮かんだ。理屈では説明できないような何かを理屈付けしたいと思っていた、そんなとき、このメロディーは完璧だった。近年、僕はとても健康的な人生を送っていた。過去8年で40ポンド(約18キロ)ほど体重を落とした。
だがかつて、僕は死の淵寸前まで行っていた。ドラッグ中毒で、毎日酒を浴びるように飲んでいた。だが僕はこの16年すっかりクリーンな体になっている。癌が発見される以前の検査で、かかりつけの医師はこう言ったものだ。「健康的になるために君が唯一やらなければならないのは、もっと運動をすることだよ」
長年シックのドラマーだったトニー・トンプソンもかつて運動をしていた。彼は背中の下部に痛みを覚えた後、腎臓癌だとわかった。トニーはその痛みは運動のせいだと思ったと僕に言った。彼の場合、癌の診断から死去までほんの数週間だった。彼が癌だと聞いて僕は入院していた彼に電話をし、雑談をして一時間も大笑いした。実は僕たちはシックの解散以来、ちょっと気まずくなっていたのでよりを戻さなければならなかったのだ。その電話で僕たちはお互い気持ちも吹っ切れたが、時すでに遅しだった。その後まもなく彼は昏睡状態に陥り、旅立ってしまった。
僕がここで言いたいのは、定期検診が僕を救ってくれたのだろうということだ。悪性の癌が発見されたとき、ある意味よかったと思った。だが、僕は人に説教はしない。自分の自由意志でドラッグに手をだしたり、酒を飲んだりしているときには、僕だって誰の忠告も耳に入らないからだ。
僕のギター・インストラクターがかつてこう言っていた。「実際に君がそれをやってこそ君は(人に)教えられる。もし君がやっていることに他の者が興味を持ったら、君が可能なら、彼らの力になれる」
僕にとってこの試練のときに、あなたたちみなさんの応援や励ましの言葉に本当に感謝している。僕が毎晩読むあなたたちが語ってくれる多くの物語にも感謝の気持ちでいっぱいだ。みなさんにとって、僕という人間は直接会ったこともない見知らぬ人間(stranger)だ。にもかかわらず、そんな物語を僕に話してくれるみなさんは、とても勇気をお持ちだと思う。僕はもうバカ騒ぎのパーティーはしないが、それでも依然絶望の淵にいる不眠症の男だ。みなさんの多くのコメントに僕は涙する。ときにその涙は喜びの涙でもある。僕はみなさんのコメントから知る。もう僕たちは見知らぬ人間(stranger)同士ではない。僕たちはファミリーなんだWe Are Family ということを。
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第11回 Work 仕事がしたい
Written on Wednesday, 26 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 26 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/236-walking-on-planet-c-work
自宅を出るとき、今日は穏やかな華氏28度(摂氏マイナス1度)だった。過去何日かの一桁台の気温からすれば、まちがいなく熱帯の気分だ。しかし、ニューヨークという街は、気候に関係なくいつもセクシーだ。
気分がよくなる前に起きたが、夜の間は恐怖がまた襲ってきた。イギリスからのちょっとしたツイートに僕は返事をし、伝説のジョナサン・ロス(イギリスBBCで活躍したトークショー・ホスト)のことを書いた。これで気分が晴れたが、それでもいち早く家を出たかった。
カメラを握りしめ、「カミング・トゥ・アメリカ」をハミングし始めた。僕はまたツアーに出ようと考えていたからだ。エディー・マーフィーは『カミング・トゥ・アメリカ』に主演し、これは僕にとって初めてのハリウッドでのオーケストラを使った大きな映画音楽だった。エディーと僕はその頃、よく一緒に遊んでいた。
ブレット・ラトナー監督が映画『ザ・ファミリー・マン』を撮影した現場を通りすぎた。ブレットのことは、僕がニューヨーク・シティーというグループのバックバンドをやっていた頃から知っている。なんとどんぴしゃなことだろうか。彼らのヒット曲は「アイム・ドゥーイン・ファイン・ナウ(僕は今元気でやってる)」というのだから。僕はこの曲を歌い始め、すると驚くほど気分がよくなった。
コロンバス・サークルにさしかかると、(映画ロケ用の)移動式簡易着替え室があった。トランシーヴァーを持っている男に何の撮影をしているのか尋ねた。すると『タワー・ヘイスト』(注1)だと答えた。僕はそれがブレットの次の映画で、ベン・スティラーとエディー・マーフィーが出演していることを知っていた。僕はそこに行き、ブレットを驚かせた。ある時期に、僕は彼に癌のことを伝えていた。彼は驚き、言ってくれた。「ナイル、君はサヴァイヴァー(生き延びた)だ。だが君は相当(癌に)気がめいってるみたいだな」 彼は正しかった。これを(癌のことを)文字に書くことは出来るが、だが、面と向かって話すことはほとんど不可能だ。
エディーとの再会は素晴らしかった。彼らが一緒に仕事をしているところを見ると、僕にもエネルギーが沸いてきた。僕は人生には偶然などまったくないと思っている。ただそう見えるだけなのだ。これは手術後初めて僕が足を踏み入れた、仕事の現場だった。僕は仕事がしたい。僕は生き延びるためにも仕事がしたい。
(注1)ブレット・ラトナー監督の最新作で2011年11月に公開が予定されている。エディー・マーフィーも出演している。
ESSAY>Walking On A Planet C
ARTIST>Rodgers, Nile
○『ソウル・サーチン』イヴェント、リハーサル始まる
2011年1月27日 音楽○『ソウル・サーチン』イヴェント、リハーサル始まる
【Rehearsal For Soul Searchin Event Have Just Begun】
リハ。
来る2月3日(木)、4日(金)、目黒のブルース・アレイで行われるイヴェント「ソウル・サーチン」のリハーサルが始まった。初日(1月26日)は、まずヴォーカル隊。音楽ディレクターのケイリブが、ゲイリー・スコットのヘルプを得て、有坂美香さん、オリヴィア・バレルさん、サユリーさんらと歌、コーラスのリハーサル。
この後、バンド・リハ、さらにバンドとヴォーカルの合同リハを経て、本番に向かう。
やはり、5声のハーモニーが一緒に出ると、さすがに圧巻。ちなみに、セットリストはほぼ完成し、ヴォーカル陣は、ここでリハーサルしたものを録音して持ち帰り、ホームワークで合同リハまでにほぼ完成させる。
いつも思うのだが、彼らの集中力の持続がすごい。プロは、もちろんそれが当たり前なのだが、改めて感心してしまう。
ちょっとネタばれしてしまうと、「ウィ・アー・ザ・ワールド」をやる予定だが、これはそれだけでなく、クインシーの「プレイセス・ユー・ファインド・ラヴ」とメドレーにする。曲も有名だが、それぞれの個性あるシンガーたちのパフォーマンスも有名で、そこをうまくカヴァーし、「プレイセス・・・」にもって行く。このあたり、「ウィ・アー・ザ・ワールド」だけで終わらせない選曲はまさにケイリブの真骨頂だ。
バンド・リハの模様などもお伝えできればしたいと思う。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
【Rehearsal For Soul Searchin Event Have Just Begun】
リハ。
来る2月3日(木)、4日(金)、目黒のブルース・アレイで行われるイヴェント「ソウル・サーチン」のリハーサルが始まった。初日(1月26日)は、まずヴォーカル隊。音楽ディレクターのケイリブが、ゲイリー・スコットのヘルプを得て、有坂美香さん、オリヴィア・バレルさん、サユリーさんらと歌、コーラスのリハーサル。
この後、バンド・リハ、さらにバンドとヴォーカルの合同リハを経て、本番に向かう。
やはり、5声のハーモニーが一緒に出ると、さすがに圧巻。ちなみに、セットリストはほぼ完成し、ヴォーカル陣は、ここでリハーサルしたものを録音して持ち帰り、ホームワークで合同リハまでにほぼ完成させる。
いつも思うのだが、彼らの集中力の持続がすごい。プロは、もちろんそれが当たり前なのだが、改めて感心してしまう。
ちょっとネタばれしてしまうと、「ウィ・アー・ザ・ワールド」をやる予定だが、これはそれだけでなく、クインシーの「プレイセス・ユー・ファインド・ラヴ」とメドレーにする。曲も有名だが、それぞれの個性あるシンガーたちのパフォーマンスも有名で、そこをうまくカヴァーし、「プレイセス・・・」にもって行く。このあたり、「ウィ・アー・ザ・ワールド」だけで終わらせない選曲はまさにケイリブの真骨頂だ。
バンド・リハの模様などもお伝えできればしたいと思う。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、下記アドレスでも受け付けます。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に折り返しがない場合は再度ご連絡ください)
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
■ザ・ソウル・サーチャーズのメンバーのブログなど。メンバーについて興味をお持ちの方は、スケジュールなどぜひ各メンバーのブログなどをごらんください
ケイリブ・ジェームス(キーボード、音楽ディレクター)
http://www.kalebjames.com/
http://schedule.kalebjames.com/
フィリップ・ウー・ブログ(キーボード)
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
スケジュールなど
http://philipwoo.jp/Schedule.aspx?EventCalendarControl1_d=2.2011
マサ・コハマ(ギター)
http://masakohama.com/
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
http://www.myspace.com/takahirosokusai
http://ja-jp.facebook.com/sokusai
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション)
http://www.gshstudios.com/bio
http://www.jamcakemusic.com/?lang=ja
アンディ・ウルフ(サックス)
http://www.andywulf.com/
高田真(ドラムス)
http://www.eviaudio.co.jp/endorser/kokunai/ShinTakada.html
有坂美香ブログ (ヴォーカル)
http://plaza.rakuten.co.jp/mikaarisakasings/
オリヴィア・バレル (ヴォーカル)
http://www.oliviaburrell.com/
サユリー・ブログ (ヴォーカル)
http://ameblo.jp/sayulee/
>ゲスト
Maru/Firelily (ヴォーカル、2月3日のみ)
http://firelily.info/
Yuri (ヴォーカル、2月4日のみ)
http://plaza.rakuten.co.jp/divafresh/
木下航志 (ヴォーカル・キーボード)
http://www.kishitakohshi.com/
松尾潔 (トーク・パネリスト、2月3日のみ)
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
>吉岡正晴 (司会)
http://ameblo.jp/soulsearchin/
+++++
■有坂美香・大阪ライヴのお知らせ
関西方面の方へ告知。今度の「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ・トリビュート」イヴェントで何曲も歌っていただくシンガーのひとり、有坂美香さんが大阪でライヴを行います。かつて彼女はステージで「触れない物、触れられない物」について、こんなことを言っていました。「音楽も触ることはできない。だがそれは深く人の心の中に入っていく。水も形はないようなもので、手で持とうにも下に落ちてしまう。でも、そんな水も身体の奥へ入っていく。自分の作る音楽も、水のように聴く人の心の中に入ればいいなあ」と。ソウルフルで澄み切った声とその歌のうまさは天下一品です。
2010年2月5日(土)
会場 大阪 ROYAL HORSE
http://www.royal-horse.jp/live/index.html
【有坂美香(Vo)、佐藤真吾(Key)、澤田浩史(B)、田中TAK拓也(G)、田中慶一(Ds)、大儀見元(per)、高城奈月(chorus)】
開場時間:17:00 開演時間:19:30/21:30
良いお席はお早めのご予約を:
ロイヤルホース Tel: 06-6312-8958~9
美香さんは、最近ではマーチン(鈴木雅之)、中澤信栄(元ガッツ)などのツアーでも大活躍中。
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Soul Searchin
◎ファンテイジア初来日~ゴスペルを前面に押し出した『アメリカン・アイドル』出身のR&Bシンガー
【Fantasia : Contemporary R&B Singer With Gospel Roots】
ゴスペル。
2004年度のアメリカの人気テレビ番組『アメリカン・アイドル』で、ジェニファー・ハドソンなどを破って見事に優勝したのが、ファンテイジア。(発音は、ファンテイジャのほうが近いかも) 1984年6月30日ノース・キャロライナ生まれというから、まだ26歳。優勝したときは19歳だった。
初来日ということで大いに期待したが、その期待は裏切られなかった。歌のうまさ迫力をこれでもかとぶつけてくる若手シンガー。さすが、全米何万人の中から勝ち抜いて頂上にたどり着いただけのことはある。一番印象に残ったのは、迫力のあるそして爆発力のある歌力そのものだ。いまどきここまで熱く歌うのは、たとえば男だったら、ケイシー&ジョジョくらいではないか。昔はたくさんいたとおもうが。ステージに登場したときには、おかっぱ頭風、ちょっとモード風で、一瞬コシノジュンコさんが登場したかと思ったほど。なんて書いたら、ケイシー&ジョジョのいとこだそう。
つっぱった雰囲気のアティトュードを見せるあたりは、いかにも今風。途中の「オールド・スクール・メドレー」では、彼女が70年代や80年代のソウルをも自分のものにしていることがよくわかった。そして、そのベースにあるのが、アメリカ南部に根強く残るゴスペルだ。「パープル・レイン」から続けて歌ったゴスペル曲あたりでは、ビルボードがチャーチになった。このあたりは圧巻だった。フェンテイジアは、ゴスペルをベースにし、それを前面に出した現代R&Bシンガーと言える。
この熱い歌唱は、ノース・キャロライナという土地柄を反映している。まずゴスペルがある地域だからだ。ゴスペル曲にからめたミディアム調の曲で「みんな立ち上がってEverybody get up」とメロディーをつけて歌い、座っているお客さんのところに近づき、手を上げて、立たせる。2階席で座っている人を見つけ、2階にまで上がって盛り上げていた。
途中から盛り上がるといつの間にか、はだしになってステージや会場を練り歩いていた。ちょっと怒っているような雰囲気が日本で言えば和田アキ子風でもあった。ちょっとジャニス・ジョプリンみたいなところもあった。
なんか、とてもプリンスが好きそうに見えたが、「キス」「パープル・レイン」と2曲もプリンスをやったからか。本人はティナ・ターナー、アレサ・フランクリンなどに大きな影響を受けている、という。
バンドは、ドラムス、ギター、キーボード、ホーン3人(トロンボーン、トランペット、サックス)とコーラス3人、これにファンテイジアという計10人がオンステージだ。
彼女はジェットコースターのような人生を歩んでいる。16歳のときに学校でクラスメイトにレイプされ、高校をドロップアウト、17歳で娘を産んだ。2001年8月のことだった。そして、『アメリカン・アイドル』にチャレンジするのが2004年。ご存知の通り見事に優勝しデビュー。デビュー・アルバム『フリー・ユアセルフ』は全米で180万枚の大ヒットとなった。さらに、2006年『ファンテイジア』、2010年『バック・トゥ・ミー』とこれまでに3枚のアルバムを出している。次の4作目はゴスペル・アルバムになるとか。納得だ。これも楽しみ。
1 フリー・ユアセルフ 2004年11月リリース、180万枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00078RRMO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2ファンテイジア 2006年12月リリース 53枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J10EG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
3 バック・トゥ・ミー 2010年8月リリース 39万枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMJ8E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ファンテイジア / Fantasia(Vocals)
アシラー・バトルズ / Aseelah Battles(Vocals)
コーリー・ウィリアムズ / Corey Williams(Vocals)
マーク・ディッカーソン / Marc Dickerson(Vocals)
リック / Rick(Trumpet)
ステファノ・ディベッラ / Stefano Di Bella(Saxophone)
ウィルバート・ニール / Wilbert Neal(Trombone)
ジョベン・ヒル / Joven Hill(Keyboards)
ブルース・ロビンソン / Bruce Robinson(Guitar)
ジミー・ヒル / Jimmy Hill(Drums)
■セットリスト
Setlist
Show started 21:33
01.Intro
02.Free Yourself
03.Man Of The House
04.I’m Doin’ Me
05.Collard Greens
06.I Can’t Stand The Rain [Ann Peebles]
07.Why I Love You
08.Come Together [Beatles] ~ (??)
09.Kiss [Prince]
10. Old School Medley: Shake Your Body (Down To The Ground) ~ Rock Steady ~Tell Me Something Good ~ Purple Rain ~ Thank You Lord ~ (Help Me Lord??) ~ Overnight Scenerio ~ Back To Life ~ Tom’s Diner ~ ( ?? )
11. Teach Me
12. When I See You
13. Bitter Sweet
14. Summertime
Enc. Hood Boy
Show ended 22:48
(2011年1月24日月曜、ビルボードライブ東京=ファンテイジア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fantasia
2011-009
【Fantasia : Contemporary R&B Singer With Gospel Roots】
ゴスペル。
2004年度のアメリカの人気テレビ番組『アメリカン・アイドル』で、ジェニファー・ハドソンなどを破って見事に優勝したのが、ファンテイジア。(発音は、ファンテイジャのほうが近いかも) 1984年6月30日ノース・キャロライナ生まれというから、まだ26歳。優勝したときは19歳だった。
初来日ということで大いに期待したが、その期待は裏切られなかった。歌のうまさ迫力をこれでもかとぶつけてくる若手シンガー。さすが、全米何万人の中から勝ち抜いて頂上にたどり着いただけのことはある。一番印象に残ったのは、迫力のあるそして爆発力のある歌力そのものだ。いまどきここまで熱く歌うのは、たとえば男だったら、ケイシー&ジョジョくらいではないか。昔はたくさんいたとおもうが。ステージに登場したときには、おかっぱ頭風、ちょっとモード風で、一瞬コシノジュンコさんが登場したかと思ったほど。なんて書いたら、ケイシー&ジョジョのいとこだそう。
つっぱった雰囲気のアティトュードを見せるあたりは、いかにも今風。途中の「オールド・スクール・メドレー」では、彼女が70年代や80年代のソウルをも自分のものにしていることがよくわかった。そして、そのベースにあるのが、アメリカ南部に根強く残るゴスペルだ。「パープル・レイン」から続けて歌ったゴスペル曲あたりでは、ビルボードがチャーチになった。このあたりは圧巻だった。フェンテイジアは、ゴスペルをベースにし、それを前面に出した現代R&Bシンガーと言える。
この熱い歌唱は、ノース・キャロライナという土地柄を反映している。まずゴスペルがある地域だからだ。ゴスペル曲にからめたミディアム調の曲で「みんな立ち上がってEverybody get up」とメロディーをつけて歌い、座っているお客さんのところに近づき、手を上げて、立たせる。2階席で座っている人を見つけ、2階にまで上がって盛り上げていた。
途中から盛り上がるといつの間にか、はだしになってステージや会場を練り歩いていた。ちょっと怒っているような雰囲気が日本で言えば和田アキ子風でもあった。ちょっとジャニス・ジョプリンみたいなところもあった。
なんか、とてもプリンスが好きそうに見えたが、「キス」「パープル・レイン」と2曲もプリンスをやったからか。本人はティナ・ターナー、アレサ・フランクリンなどに大きな影響を受けている、という。
バンドは、ドラムス、ギター、キーボード、ホーン3人(トロンボーン、トランペット、サックス)とコーラス3人、これにファンテイジアという計10人がオンステージだ。
彼女はジェットコースターのような人生を歩んでいる。16歳のときに学校でクラスメイトにレイプされ、高校をドロップアウト、17歳で娘を産んだ。2001年8月のことだった。そして、『アメリカン・アイドル』にチャレンジするのが2004年。ご存知の通り見事に優勝しデビュー。デビュー・アルバム『フリー・ユアセルフ』は全米で180万枚の大ヒットとなった。さらに、2006年『ファンテイジア』、2010年『バック・トゥ・ミー』とこれまでに3枚のアルバムを出している。次の4作目はゴスペル・アルバムになるとか。納得だ。これも楽しみ。
1 フリー・ユアセルフ 2004年11月リリース、180万枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00078RRMO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2ファンテイジア 2006年12月リリース 53枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J10EG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
3 バック・トゥ・ミー 2010年8月リリース 39万枚のセールス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMJ8E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ファンテイジア / Fantasia(Vocals)
アシラー・バトルズ / Aseelah Battles(Vocals)
コーリー・ウィリアムズ / Corey Williams(Vocals)
マーク・ディッカーソン / Marc Dickerson(Vocals)
リック / Rick(Trumpet)
ステファノ・ディベッラ / Stefano Di Bella(Saxophone)
ウィルバート・ニール / Wilbert Neal(Trombone)
ジョベン・ヒル / Joven Hill(Keyboards)
ブルース・ロビンソン / Bruce Robinson(Guitar)
ジミー・ヒル / Jimmy Hill(Drums)
■セットリスト
Setlist
Show started 21:33
01.Intro
02.Free Yourself
03.Man Of The House
04.I’m Doin’ Me
05.Collard Greens
06.I Can’t Stand The Rain [Ann Peebles]
07.Why I Love You
08.Come Together [Beatles] ~ (??)
09.Kiss [Prince]
10. Old School Medley: Shake Your Body (Down To The Ground) ~ Rock Steady ~Tell Me Something Good ~ Purple Rain ~ Thank You Lord ~ (Help Me Lord??) ~ Overnight Scenerio ~ Back To Life ~ Tom’s Diner ~ ( ?? )
11. Teach Me
12. When I See You
13. Bitter Sweet
14. Summertime
Enc. Hood Boy
Show ended 22:48
(2011年1月24日月曜、ビルボードライブ東京=ファンテイジア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fantasia
2011-009
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著(#5-9)
2011年1月25日 音楽★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月21日から24日までの4日分、写真・キャプション付きでどうぞ。徐々に、ナイルによるニューヨーク文化・巡りみたいな様相になってきて、そうした側面からもおもしろくなっています。そして、彼は詩人ですね。4日分お楽しみください。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
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第6回 Motivation 動機
Written on Friday, 21 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 21 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/231-walking-on-planet-c-motivation
ウォーキングにでる直前、僕は朝のニュースに釘付けになった。3歳の女の子が乳房除去手術をしたという。乳がんを患ったが手術は成功、そして、今4歳になった。なにより早期発見がカギだ。数年前、ケイティー・クーリック(テレビ司会者)が、テレビで大腸の内視鏡検査は何も恥ずかしいものではないことを見せた。僕もその検査をしたので、彼女にどれだけ感謝していることか。そして、彼女がこの「セイヴ・ザ・レインフォーレスト・ベネフィット・コンサート」(熱帯雨林を救うためのベネフィット・コンサート)のリハーサル中に、SIRスタジオを訪れてくれたことにも感謝している。
テレビ司会者ケイティー・クーリー、後ろに見えるのは左がエルトン・ジョン、右がスティング
あの頃、SIRスタジオは「ローズランド・ダンス・シティー」と同じ西52丁目にあった。ローズランドの楽屋入口はディスコ「スタジオ54」と同じ53丁目側にあった。「スタジオ54」のエアコン室外機もそこにあったのだ! 1970年代に流行のスポットだった「スタジオ54」に(エアコンの)ダクトからなんとか入ろうとした男が、その中で死んでいた。それに比べれば、僕はラッキーだった。ドアマンが「ファック・オフFuck off(消えうせろ)」と言ってくれたおかげで、シックの大ヒット「ル・フリーク」の「フリーク・アウト(Freak out)」というフレーズを思いついたのだから。
このダクトからスタジオ54に入ろうとして死んだ男がいた
僕は56丁目に向かい、カーネギー・ホールの楽屋入口に入った。昨年(2010年)6月、僕はここで、ブルース・スプリングスティーン、レディー・ガガ、サー・エルトン・ジョン、スティングらと一緒に演奏し、予備のギターに多くの素晴らしいアーティストたちのサインをしてもらった。カーネギー・ホールは、紛失や盗難になんら責任を持ってくれないが、幸運なことに、僕のギターは紛失することも、盗まれることもなかった。癌が僕の命を盗もうとしたが、自己責任で奪い返そうとしている。だから、僕は復活への道として毎朝ウォーキングをするのだ。
ブルース・スプリングスティーン
左・ローズランドの楽屋入口、右・みんなからサインをもらった予備のギター
左・カーネギーホールは紛失・盗難に責任を持ちません 右・カーネギーホール楽屋入口
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第7回 Filmed in the Hood 界隈で撮影された映画
Written on Saturday, 22 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 22 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/232-walking-on-planet-c-filmed-in-the-hood
今朝のニューヨークはずいぶん深い雪に覆われた。いつも僕は雪が好きだが、なぜかわからないが今朝は落ち込んでしまった。僕の漠然とした精神的落ち込みは癌体験のもうひとつの恐ろしい影だ。
急いで洋服を着て、できる限り早く家を出て、朝のウォーキングに向かった。早いところ朝のウォーキングで救われたいと思ったのだ。歩き始めてすぐに、いい楽曲、優れた映画、素晴らしい思い出が脳裏に浮かんだ。「大またで歩く月の上…」(歌詞~"Giant steps are what you take... walking on the moon"~) ポリースでヒットしたスティングが書いた曲の詞だが、これは僕のちょっと感傷的な朝のウォーキングのテーマ曲になった。
僕自身が撮影したスティングが歌っているところ
天を見上げると、ペントハウスの俳優、アンソニー・マイケル・ホール(『シクスティーン・キャンドルズSixteen Candles邦題:すてきな片想い』[1984年]のオタク役)などかつての深夜族たちの光景が眼に浮かんだ。思い出の情景が風に舞う雪の向こうに辛うじて見えたかのようだった。さらに72丁目を西に向かい、僕は映画『ザ・ウォーリアーズ』(訳注1)で使われた地下鉄駅の建物を撮影した。白く塗ったバットで武装したストリートのギャングたちザ・ベースボール・フューリーズが、彼らのライヴァル、ザ・ウォーリアーズを、そこから71丁目まで追いかけていった場所だ。
左・夜明け前の雪に煙るアンソニー・マイケル・ホールの1980年代の家の外観 右・地下鉄駅・ここからベースボール・フューリーズがウォーリアーズを追いかけた
日の出までに雪は止み、73丁目とブロードウェイの角にあるニードル・パークのジュゼッペ・ヴェルディー(訳注2)の銅像を撮ったみた。1970年代のアル・パチーノの映画『ザ・パニック・イン・ニードル・パークThe Panic in Needle Park邦題:哀しみの街かど』(1971年)は、そこにたむろしていたジャンキー(麻薬中毒者)たちの映画だ。実は、僕の父もジャンキーでそこにたむろしていた。一度は父が95丁目とブロードウェイにある映画館の前の排水溝で横になっているのを見つけたこともあった。当時その映画館は、単に「セリア」と呼ばれていた。そこは今では、『スタートレック』のミスター・スポックで有名になった「レオナード・ニモイ・セリア(劇場)」と呼ばれている。「長寿と繁栄を」は、ミスター・スポックのヴァルカン式あいさつ(訳注3)だが、僕もそうするつもりだ。ようこそ、惑星地球へ。
左・ニードルパーク 右・「レオナード・ニモン・セリア(劇場)」僕の父の思い出に撮影した写真
訳注1 1979年のアメリカ映画。ウォルター・ヒル監督。
訳注2 ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi, 1813年10月10日 - 1901年1月27日)はイタリアオペラの作曲家。
訳注3 人指し指と中指・薬指と小指を付け、中指と薬指の間と親指を開いて、相手に掌を見せ「長寿と繁栄を」"Live long and prosper"と言うヴァルカン式挨拶(ヴァルカン・サリュート)は有名。
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第8回Stayin’ Alive 「ステイン・アライヴ」
Written on Sunday, 23 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 23 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/233-walking-on-planet-c-stayin-alive
完全防寒で自宅出発
今朝の気温は、華氏12度(摂氏では約マイナス12度)。昨夜寝る前に、ちょっとしたパニック発作になった。僕の手術後の症状は期待したほどの早さではよくなっていないようだ。だが、ウォーキングすることでそうした懸念が晴れることもわかっている。
ビージーズの「ステイン・アライヴ」(訳注1)をハミングしながら自宅を出た。曲は、今まで見たことがなかったレコード店にたどり着いたところで止まった。前世紀からの遺跡と言っても過言ではない「ウェストサイダー・レコーズ」という店だった。いい感じでこの店の目前で僕の人生がフラッシュバックした。音楽と文学の世界で僕が気に入っているものほとんど全てがそこにはあった。ストラヴィンスキー、ニューヨーカー誌のマンガ集、ドゥーワップ(のボックスセット)、多様性のあるジャズ、それらすべてがこの天国のようなレコード店に所狭しとあった。
ウェストサイダー・レコード店
若かった頃、ジャズとクラシック・ギターを学んだ。僕はたった一度だけクラシックのリサイタルをリンカーン・センターにある演技芸術のためのニューヨーク公立図書館で行ったことがある。僕はその演目をうまくプレイできたとは思うが、ジャズの方がもっと僕にはあっていた。そして、ジャズからR&Bに興味が移りき、それが僕のバンド、シックに結びついた。
演技芸術のためのニューヨーク公立図書館
シックの成功はまさに好き勝手やり放題の時代のことだった。その結果多くの人が死んだ。そこには僕も含まれる。クラシック音楽風ファッションで、リンカーン・センターの向かいにあった80年代に住んでいたアパートで僕は一度急死した。だが、幸運なことに、そこはルーズヴェルト病院の向かいだった。何度も心電図は止まったが、最終的に心臓の鼓動が復活し安定した。医師は僕を生き返らせるのがどれほど大変だったか話してくれた。生きるために一生懸命働けとも言われた。僕は今でもその時の医師との約束を守ろうとしている。
左・ディスコ時代人気絶頂だったシック 右・リンカーン・センターの向かいにあった80年代に住んでいたアパート
左・ストラヴィンスキー、ニューヨーカーのマンガ集、ドゥーワップのコンピレーション 右・僕は医師との約束を守り続けよう
訳注1 ビージーズの1977年から1978年にかけての大ヒット。映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』に収録。
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第9回Crazy Cancer Thoughts 癌特有のクレイジーな思い
Written on Sunday, 24 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 24 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/234-walking-on-planet-c-crazy-cancer-thoughts
今朝日課のウォーキングを始めたとき、外は華氏16度(摂氏マイナス9度)だったが、僕はラヴィン・スプーンフルの「サマー・イン・ザ・シティー」を歌っていた。奇妙な感じだ。きっと、僕は何かニューヨークという街か、あるいは、夏の白昼夢についてでも言葉を発したかったのかもしれない。この曲はジョン・セバスチャンが歌っていたが、彼も僕同様ニューヨーカーだ。僕はこの曲を、この街、僕の人生、そして癌摘出手術後の最初の食事と同じくらい好きで、高く評価している。
今日は癌が僕の体と心に宿って以来初めて平和な朝を迎えることができた。救急車の音が行き交い、お互い十代の頃から知っている友人のことを考えた。彼は医者で、作家で、癌からのサヴァイヴァー(生存者)だ。彼は僕が癌になったことを知って見舞いに来てくれた。そして、癌になるとさまざまなクレイジーな考えが頭に浮かんでくることを解説してくれた。一日一緒に過ごして、僕の恐怖を和らげてくれた彼の別れ際の言葉がこうだった。「ようこそ、プラネットC(癌惑星)の人生へ」。
言葉には力がみなぎっている。僕はデュオ・チーム、モンゴメリー・ジェントリー(訳注1)の一人エディー・モンゴメリーが、ツアー日程を発表していたのを読んだ。(http://bit.ly/gQsAS) エディーも僕と同じタイプの癌になり、同じ手術を受けていたのだ。記事をいくつか読んで彼の手術日からライヴ日程までの時間を計算すると、約6週間だった。僕は彼の日程と自分のそれを重ね合わせると、何かほっとしたのだ。これは癌特有のクレイジーな考えなのだろうか?
あらゆるケースは似ているが、独特でもある。デイヴィッド・ボウイの言葉を借りれば、「同じだが、違う」ということになる。これは、1983年彼と一緒にアルバム『レッツ・ダンス』を作った時に語ってくれた言葉と同じものだ。『レッツ・ダンス』は、いわゆる「ディスコ・サックス・ムーヴメント」(ディスコはもう終わったという風潮)(注2)がディスコ・ブームに楔(くさび)を打ち込んだ後、音楽業界において僕に第二の人生を与えてくれた。新しく生まれ変わった僕は、その後、インエクセス、エリック・クラプトン、デュラン・デュラン、マドンナ、ミック・ジャガー、グレース・ジョーンズ、ザ・ヴォーン・ブラザーズ、その他多くのアーティストたちと仕事をする機会に恵まれた。
毎年4月、僕は自分の元パートナー、バーナード・エドワーズをトリビュートするために、日本でライヴを行う。バーナードは、1996年、日本で亡くなった。僕は今年もまた4月に日本に行くつもりだ。4月の訪日も、癌特有のクレイジーな思いかな?
(訳注1) ケンタッキー出身のカントリー・アーティスト
(訳注2) 1980年代に入ると、70年代に隆盛を誇ったディスコの人気が急速に落ちた。メディアがいっせいに「ディスコは終わった」とはやしたて、いわゆるそれまでディスコで成功を収めてきたアーティストたちに強烈な逆風が吹いた。これがよく言われる「ディスコ・サックス・ムーヴメント」だ。シックもその逆風にさらされ、人気が急速に落ちていった。
+++
ジョン・セバスチャン 昨年一緒にステージに立った
癌手術後、初の食事
僕とデイヴィッド・ボウイ
昨年4月の日本のファン
僕とナード(バーナード)1996年、武道館
僕とエリック・クラプトン
僕とマドンナ、1985年のライヴエイド
僕とサイモン・ルボン
僕とグレイス・ジョーンズ
(ブログの翻訳、写真使用については、ナイル・ロジャーズ氏の承諾を得ています)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、1月21日から24日までの4日分、写真・キャプション付きでどうぞ。徐々に、ナイルによるニューヨーク文化・巡りみたいな様相になってきて、そうした側面からもおもしろくなっています。そして、彼は詩人ですね。4日分お楽しみください。
(写真に関しては、ソウル・サーチンのメインサイト http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
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第6回 Motivation 動機
Written on Friday, 21 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 21 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/231-walking-on-planet-c-motivation
ウォーキングにでる直前、僕は朝のニュースに釘付けになった。3歳の女の子が乳房除去手術をしたという。乳がんを患ったが手術は成功、そして、今4歳になった。なにより早期発見がカギだ。数年前、ケイティー・クーリック(テレビ司会者)が、テレビで大腸の内視鏡検査は何も恥ずかしいものではないことを見せた。僕もその検査をしたので、彼女にどれだけ感謝していることか。そして、彼女がこの「セイヴ・ザ・レインフォーレスト・ベネフィット・コンサート」(熱帯雨林を救うためのベネフィット・コンサート)のリハーサル中に、SIRスタジオを訪れてくれたことにも感謝している。
テレビ司会者ケイティー・クーリー、後ろに見えるのは左がエルトン・ジョン、右がスティング
あの頃、SIRスタジオは「ローズランド・ダンス・シティー」と同じ西52丁目にあった。ローズランドの楽屋入口はディスコ「スタジオ54」と同じ53丁目側にあった。「スタジオ54」のエアコン室外機もそこにあったのだ! 1970年代に流行のスポットだった「スタジオ54」に(エアコンの)ダクトからなんとか入ろうとした男が、その中で死んでいた。それに比べれば、僕はラッキーだった。ドアマンが「ファック・オフFuck off(消えうせろ)」と言ってくれたおかげで、シックの大ヒット「ル・フリーク」の「フリーク・アウト(Freak out)」というフレーズを思いついたのだから。
このダクトからスタジオ54に入ろうとして死んだ男がいた
僕は56丁目に向かい、カーネギー・ホールの楽屋入口に入った。昨年(2010年)6月、僕はここで、ブルース・スプリングスティーン、レディー・ガガ、サー・エルトン・ジョン、スティングらと一緒に演奏し、予備のギターに多くの素晴らしいアーティストたちのサインをしてもらった。カーネギー・ホールは、紛失や盗難になんら責任を持ってくれないが、幸運なことに、僕のギターは紛失することも、盗まれることもなかった。癌が僕の命を盗もうとしたが、自己責任で奪い返そうとしている。だから、僕は復活への道として毎朝ウォーキングをするのだ。
ブルース・スプリングスティーン
左・ローズランドの楽屋入口、右・みんなからサインをもらった予備のギター
左・カーネギーホールは紛失・盗難に責任を持ちません 右・カーネギーホール楽屋入口
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第7回 Filmed in the Hood 界隈で撮影された映画
Written on Saturday, 22 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 22 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/232-walking-on-planet-c-filmed-in-the-hood
今朝のニューヨークはずいぶん深い雪に覆われた。いつも僕は雪が好きだが、なぜかわからないが今朝は落ち込んでしまった。僕の漠然とした精神的落ち込みは癌体験のもうひとつの恐ろしい影だ。
急いで洋服を着て、できる限り早く家を出て、朝のウォーキングに向かった。早いところ朝のウォーキングで救われたいと思ったのだ。歩き始めてすぐに、いい楽曲、優れた映画、素晴らしい思い出が脳裏に浮かんだ。「大またで歩く月の上…」(歌詞~"Giant steps are what you take... walking on the moon"~) ポリースでヒットしたスティングが書いた曲の詞だが、これは僕のちょっと感傷的な朝のウォーキングのテーマ曲になった。
僕自身が撮影したスティングが歌っているところ
天を見上げると、ペントハウスの俳優、アンソニー・マイケル・ホール(『シクスティーン・キャンドルズSixteen Candles邦題:すてきな片想い』[1984年]のオタク役)などかつての深夜族たちの光景が眼に浮かんだ。思い出の情景が風に舞う雪の向こうに辛うじて見えたかのようだった。さらに72丁目を西に向かい、僕は映画『ザ・ウォーリアーズ』(訳注1)で使われた地下鉄駅の建物を撮影した。白く塗ったバットで武装したストリートのギャングたちザ・ベースボール・フューリーズが、彼らのライヴァル、ザ・ウォーリアーズを、そこから71丁目まで追いかけていった場所だ。
左・夜明け前の雪に煙るアンソニー・マイケル・ホールの1980年代の家の外観 右・地下鉄駅・ここからベースボール・フューリーズがウォーリアーズを追いかけた
日の出までに雪は止み、73丁目とブロードウェイの角にあるニードル・パークのジュゼッペ・ヴェルディー(訳注2)の銅像を撮ったみた。1970年代のアル・パチーノの映画『ザ・パニック・イン・ニードル・パークThe Panic in Needle Park邦題:哀しみの街かど』(1971年)は、そこにたむろしていたジャンキー(麻薬中毒者)たちの映画だ。実は、僕の父もジャンキーでそこにたむろしていた。一度は父が95丁目とブロードウェイにある映画館の前の排水溝で横になっているのを見つけたこともあった。当時その映画館は、単に「セリア」と呼ばれていた。そこは今では、『スタートレック』のミスター・スポックで有名になった「レオナード・ニモイ・セリア(劇場)」と呼ばれている。「長寿と繁栄を」は、ミスター・スポックのヴァルカン式あいさつ(訳注3)だが、僕もそうするつもりだ。ようこそ、惑星地球へ。
左・ニードルパーク 右・「レオナード・ニモン・セリア(劇場)」僕の父の思い出に撮影した写真
訳注1 1979年のアメリカ映画。ウォルター・ヒル監督。
訳注2 ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi, 1813年10月10日 - 1901年1月27日)はイタリアオペラの作曲家。
訳注3 人指し指と中指・薬指と小指を付け、中指と薬指の間と親指を開いて、相手に掌を見せ「長寿と繁栄を」"Live long and prosper"と言うヴァルカン式挨拶(ヴァルカン・サリュート)は有名。
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第8回Stayin’ Alive 「ステイン・アライヴ」
Written on Sunday, 23 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 23 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/233-walking-on-planet-c-stayin-alive
完全防寒で自宅出発
今朝の気温は、華氏12度(摂氏では約マイナス12度)。昨夜寝る前に、ちょっとしたパニック発作になった。僕の手術後の症状は期待したほどの早さではよくなっていないようだ。だが、ウォーキングすることでそうした懸念が晴れることもわかっている。
ビージーズの「ステイン・アライヴ」(訳注1)をハミングしながら自宅を出た。曲は、今まで見たことがなかったレコード店にたどり着いたところで止まった。前世紀からの遺跡と言っても過言ではない「ウェストサイダー・レコーズ」という店だった。いい感じでこの店の目前で僕の人生がフラッシュバックした。音楽と文学の世界で僕が気に入っているものほとんど全てがそこにはあった。ストラヴィンスキー、ニューヨーカー誌のマンガ集、ドゥーワップ(のボックスセット)、多様性のあるジャズ、それらすべてがこの天国のようなレコード店に所狭しとあった。
ウェストサイダー・レコード店
若かった頃、ジャズとクラシック・ギターを学んだ。僕はたった一度だけクラシックのリサイタルをリンカーン・センターにある演技芸術のためのニューヨーク公立図書館で行ったことがある。僕はその演目をうまくプレイできたとは思うが、ジャズの方がもっと僕にはあっていた。そして、ジャズからR&Bに興味が移りき、それが僕のバンド、シックに結びついた。
演技芸術のためのニューヨーク公立図書館
シックの成功はまさに好き勝手やり放題の時代のことだった。その結果多くの人が死んだ。そこには僕も含まれる。クラシック音楽風ファッションで、リンカーン・センターの向かいにあった80年代に住んでいたアパートで僕は一度急死した。だが、幸運なことに、そこはルーズヴェルト病院の向かいだった。何度も心電図は止まったが、最終的に心臓の鼓動が復活し安定した。医師は僕を生き返らせるのがどれほど大変だったか話してくれた。生きるために一生懸命働けとも言われた。僕は今でもその時の医師との約束を守ろうとしている。
左・ディスコ時代人気絶頂だったシック 右・リンカーン・センターの向かいにあった80年代に住んでいたアパート
左・ストラヴィンスキー、ニューヨーカーのマンガ集、ドゥーワップのコンピレーション 右・僕は医師との約束を守り続けよう
訳注1 ビージーズの1977年から1978年にかけての大ヒット。映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』に収録。
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Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第9回Crazy Cancer Thoughts 癌特有のクレイジーな思い
Written on Sunday, 24 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 24 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/234-walking-on-planet-c-crazy-cancer-thoughts
今朝日課のウォーキングを始めたとき、外は華氏16度(摂氏マイナス9度)だったが、僕はラヴィン・スプーンフルの「サマー・イン・ザ・シティー」を歌っていた。奇妙な感じだ。きっと、僕は何かニューヨークという街か、あるいは、夏の白昼夢についてでも言葉を発したかったのかもしれない。この曲はジョン・セバスチャンが歌っていたが、彼も僕同様ニューヨーカーだ。僕はこの曲を、この街、僕の人生、そして癌摘出手術後の最初の食事と同じくらい好きで、高く評価している。
今日は癌が僕の体と心に宿って以来初めて平和な朝を迎えることができた。救急車の音が行き交い、お互い十代の頃から知っている友人のことを考えた。彼は医者で、作家で、癌からのサヴァイヴァー(生存者)だ。彼は僕が癌になったことを知って見舞いに来てくれた。そして、癌になるとさまざまなクレイジーな考えが頭に浮かんでくることを解説してくれた。一日一緒に過ごして、僕の恐怖を和らげてくれた彼の別れ際の言葉がこうだった。「ようこそ、プラネットC(癌惑星)の人生へ」。
言葉には力がみなぎっている。僕はデュオ・チーム、モンゴメリー・ジェントリー(訳注1)の一人エディー・モンゴメリーが、ツアー日程を発表していたのを読んだ。(http://bit.ly/gQsAS) エディーも僕と同じタイプの癌になり、同じ手術を受けていたのだ。記事をいくつか読んで彼の手術日からライヴ日程までの時間を計算すると、約6週間だった。僕は彼の日程と自分のそれを重ね合わせると、何かほっとしたのだ。これは癌特有のクレイジーな考えなのだろうか?
あらゆるケースは似ているが、独特でもある。デイヴィッド・ボウイの言葉を借りれば、「同じだが、違う」ということになる。これは、1983年彼と一緒にアルバム『レッツ・ダンス』を作った時に語ってくれた言葉と同じものだ。『レッツ・ダンス』は、いわゆる「ディスコ・サックス・ムーヴメント」(ディスコはもう終わったという風潮)(注2)がディスコ・ブームに楔(くさび)を打ち込んだ後、音楽業界において僕に第二の人生を与えてくれた。新しく生まれ変わった僕は、その後、インエクセス、エリック・クラプトン、デュラン・デュラン、マドンナ、ミック・ジャガー、グレース・ジョーンズ、ザ・ヴォーン・ブラザーズ、その他多くのアーティストたちと仕事をする機会に恵まれた。
毎年4月、僕は自分の元パートナー、バーナード・エドワーズをトリビュートするために、日本でライヴを行う。バーナードは、1996年、日本で亡くなった。僕は今年もまた4月に日本に行くつもりだ。4月の訪日も、癌特有のクレイジーな思いかな?
(訳注1) ケンタッキー出身のカントリー・アーティスト
(訳注2) 1980年代に入ると、70年代に隆盛を誇ったディスコの人気が急速に落ちた。メディアがいっせいに「ディスコは終わった」とはやしたて、いわゆるそれまでディスコで成功を収めてきたアーティストたちに強烈な逆風が吹いた。これがよく言われる「ディスコ・サックス・ムーヴメント」だ。シックもその逆風にさらされ、人気が急速に落ちていった。
+++
ジョン・セバスチャン 昨年一緒にステージに立った
癌手術後、初の食事
僕とデイヴィッド・ボウイ
昨年4月の日本のファン
僕とナード(バーナード)1996年、武道館
僕とエリック・クラプトン
僕とマドンナ、1985年のライヴエイド
僕とサイモン・ルボン
僕とグレイス・ジョーンズ
(ブログの翻訳、写真使用については、ナイル・ロジャーズ氏の承諾を得ています)
○ケイリブ・ジェームス「ソウル・ブレンズ~ソウル・サーチン」に登場~「愛のコリーダ」は3度目の正直でかかる
【Kaleb James Came To Studio Of Soul Blends】
Razmatazz。
「ソウル・サーチン」イヴェントでバンドマスターを務めるケイリブ・ジェームスが、『ソウル・ブレンズ』(インターFM、毎週日曜午後1時~3時)に生ゲストで昨日(1月23日)やってきた。
マーヴィンとケイリブはお互い名前は知っていて、一度くらい会ったことがあるという。最近は二人がフェイスブックでつながり、マーヴィンは以前からなんどもケイリブを呼ぼうよ、呼ぼうよ、と言っていて、ついにそれが実現した感じだ。それぞれ横浜に住んでいるが、どこでもばったり会ったことがない。
しかし、この生放送で一番おもしろかったのは、2曲目で「愛のコリーダ」をかけたときのこと。まず、僕が「愛のコリーダ」を曲紹介したら、なんとかかったのは「ラズマタズ」。同じ『愛のコリーダ(The Dude)』アルバムの6曲目だ。その瞬間スタジオの外にいたプロデューサー、オッシーの顔が固まった。
あわてて僕がマイクで「え~、これは愛のコリーダではないんで、いま、愛のコリーダをセットしますので~~」と言って、場をつないだ。実は、さらに裏話をすると、「ラズマタズ」のイントロが流れて、「ラズマタズ」の曲名が瞬時に浮かばず、僕はそれで妙にパニックしていた。(ここだけの話、ね)本当は「ラズマタズ」の曲についてしゃべろうと思ったんだが、それも出来ず適当につないでいると、ディレクターの進ちゃんが両手で準備出来たという合図をしたので再度曲紹介をした。「では、愛のコリーダ!」 すると、今度は今までBGMで流れてた「アイアンサイド」が再度流れた。オッシーは今度は固まった顔を両手で覆った。そして、大笑いしながらケイリブとマーヴィンが二人で「愛のコリーダ」をちょっと歌い出す。
再度僕が曲紹介、「それでは、3度目の正直で愛のコリーダ!」 イントロが流れた瞬間、僕は「きた!」と声を出してそれがそのまんまオンエアにのった。3度目でやっとかかり力が抜けたかオッシーひざから崩れ落ちた。今日一番おもしろかった舞台裏だ。
ところで、ケイリブに「ラズマタズ」の意味を聞いたら、「ううん、単語自体に意味はないんだよね~~。『ラズマターズ』(と言って、顔の表情を作り両手を広げた) 『ジャジャーン』って感じかな」。なるほど。一応、辞書を見ると、『〔見せ物や舞台の〕派手さ、けばけばしさ〈話〉曖昧な言葉、はぐらかし』と書いてある。はぐらかし、か。(笑) ま、曲が間違って出たときに出る一言が「ラズマターズ!」って感じでもいいんだ。Razmatazz!
ちなみに、最初は本来1曲目をセットすべきところをなぜか6曲目をセットしてしまったから起こった。次は、再度かけるときに、今度はBGMのフェーダーをあげてしまったので、いままでのBGMが流れてしまった。次回からは気を引き締めて行きたいと思います。お聞き苦しいドタバタをおみせして申し訳ございません。お詫びいたします。
ソウル・サーチン・イヴェントについて↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110123.html
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、今日からこちらのアドレスでも受け付けることにしました。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に確認メールが届かない場合は、再度メールをお願いします) なお、松尾さんとMaru/Firelilyは3日、Yuriさんは4日の出演です。
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■クインシー・ジョーンズ 『愛のコリーダ The Dude』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KKTY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>SOUL SEARCHIN
【Kaleb James Came To Studio Of Soul Blends】
Razmatazz。
「ソウル・サーチン」イヴェントでバンドマスターを務めるケイリブ・ジェームスが、『ソウル・ブレンズ』(インターFM、毎週日曜午後1時~3時)に生ゲストで昨日(1月23日)やってきた。
マーヴィンとケイリブはお互い名前は知っていて、一度くらい会ったことがあるという。最近は二人がフェイスブックでつながり、マーヴィンは以前からなんどもケイリブを呼ぼうよ、呼ぼうよ、と言っていて、ついにそれが実現した感じだ。それぞれ横浜に住んでいるが、どこでもばったり会ったことがない。
しかし、この生放送で一番おもしろかったのは、2曲目で「愛のコリーダ」をかけたときのこと。まず、僕が「愛のコリーダ」を曲紹介したら、なんとかかったのは「ラズマタズ」。同じ『愛のコリーダ(The Dude)』アルバムの6曲目だ。その瞬間スタジオの外にいたプロデューサー、オッシーの顔が固まった。
あわてて僕がマイクで「え~、これは愛のコリーダではないんで、いま、愛のコリーダをセットしますので~~」と言って、場をつないだ。実は、さらに裏話をすると、「ラズマタズ」のイントロが流れて、「ラズマタズ」の曲名が瞬時に浮かばず、僕はそれで妙にパニックしていた。(ここだけの話、ね)本当は「ラズマタズ」の曲についてしゃべろうと思ったんだが、それも出来ず適当につないでいると、ディレクターの進ちゃんが両手で準備出来たという合図をしたので再度曲紹介をした。「では、愛のコリーダ!」 すると、今度は今までBGMで流れてた「アイアンサイド」が再度流れた。オッシーは今度は固まった顔を両手で覆った。そして、大笑いしながらケイリブとマーヴィンが二人で「愛のコリーダ」をちょっと歌い出す。
再度僕が曲紹介、「それでは、3度目の正直で愛のコリーダ!」 イントロが流れた瞬間、僕は「きた!」と声を出してそれがそのまんまオンエアにのった。3度目でやっとかかり力が抜けたかオッシーひざから崩れ落ちた。今日一番おもしろかった舞台裏だ。
ところで、ケイリブに「ラズマタズ」の意味を聞いたら、「ううん、単語自体に意味はないんだよね~~。『ラズマターズ』(と言って、顔の表情を作り両手を広げた) 『ジャジャーン』って感じかな」。なるほど。一応、辞書を見ると、『〔見せ物や舞台の〕派手さ、けばけばしさ〈話〉曖昧な言葉、はぐらかし』と書いてある。はぐらかし、か。(笑) ま、曲が間違って出たときに出る一言が「ラズマターズ!」って感じでもいいんだ。Razmatazz!
ちなみに、最初は本来1曲目をセットすべきところをなぜか6曲目をセットしてしまったから起こった。次は、再度かけるときに、今度はBGMのフェーダーをあげてしまったので、いままでのBGMが流れてしまった。次回からは気を引き締めて行きたいと思います。お聞き苦しいドタバタをおみせして申し訳ございません。お詫びいたします。
ソウル・サーチン・イヴェントについて↓
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110123.html
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、今日からこちらのアドレスでも受け付けることにしました。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。24時間以内に折り返し確認メールを差し上げます。(万一24時間以内に確認メールが届かない場合は、再度メールをお願いします) なお、松尾さんとMaru/Firelilyは3日、Yuriさんは4日の出演です。
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
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なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■クインシー・ジョーンズ 『愛のコリーダ The Dude』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KKTY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>SOUL SEARCHIN
○『ソウル・サーチン』松尾潔さんは2月3日に登場~今日ケイリブが「ソウル・ブレンズ」に登場
【Soul Searchin: Matsuo KC Kiyoshi Will Be On 3rd, Kaleb Will Be On Soul Blends】
告知。
『ソウル・サーチン~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』まで2週間を切った。2月3日(木)、4日(金)に向けて準備は順調だ。
これに先立ち、若干のお知らせとプロモーション告知を。
○ 松尾潔さんは2月3日(木)に
ペンディングだったトークパネルの松尾潔さんの登場日が、ついに初日木曜日(2月3日)に決定した。松尾さんファンは、3日にぜひお越しください。
~~クインシーの言葉でプロデューサーを目指した松尾潔氏
トークパネルで登場するのは、これまでにルーサー・ヴァンドロス、アイズレイ・ブラザーズの回でもご登壇いただいたR&B音楽プロデューサー、松尾潔氏。松尾氏は、R&Bライター時代にクインシー・ジョーンズにインタヴューしたことが現在のプロデューサーになる大きなきっかけとなっている。クインシーのインタヴューで彼が何と言われたのか、どの言葉をきっかけに松尾氏は音楽を自らの「男子一生の仕事」にしようと思ったのか、クインシーのどこかすごいのか、クインシーから学んだことなどを具体的にお話いただこうと思う。
松尾潔氏オフィシャル・ウェッブ
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
そのスタッフ・ブログ
http://www.nevertoomuch.jp/fromstaff/
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、今日からこちらのアドレスでも受け付けることにしました。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。折り返し確認メールを差し上げます。
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
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なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
○ ケイリブ・ジェームス、今日「ソウル・ブレンズ」にゲスト
今日、2011年1月23日(日)『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz毎週日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)のコーナーでケイリブ・ジェームスがゲストで登場、クインシーの話、ソウル・サーチンのイヴェントの話などをする。
ケイリブは「ソウル・サーチン」の第二回からホスト・バンドの音楽ディレクターとして活躍してもらっているので、いろいろな話が聞けると思う。彼もしゃべりだすと止まらないので、注意が必要だ。(笑)
ケイリブ・ジェームスは、キーボード奏者兼ヴォーカル。自身のグループPhate(フェイト)で、さまざまな音楽的可能性に挑戦している。最近では、ニューヨーク・ミニットで活動。1987年、Al B. Sureのツアーに参加したことを皮切りに、Lenny Kravitzの世界ツアーに参加。その後Fred Wesley、Diana Kingなどのライヴにも参加。1990年代に来日し、以降日本とアメリカを行き来しつつ、ここ20年は本拠を日本にして、 日本国内のアーティストとコラボレーションをしている。国内アーティストでは、小比類巻かほる、杏里、マンディ・ミチル、AI、ミーシャなどのツアーに参加。また、吉岡正晴の『ソウル・サーチン』イヴェントでも音楽ディレクターとして、2004年の第二回『ソウル・サーチン』から参加。今回の通算第9回となる『ソウル・サーチン』は、Quincy Jonesをてがける。
インターFM『ソウル・ブレンズ』のページ
http://www.interfm.co.jp/soul/index.php?mode=sun&id=57
ゲスト告知ページ
http://www.interfm.co.jp/guests/
1月27日(木)付け、毎日新聞・夕刊「楽庫」の情報コーナーで紹介。
○ 2月1日(火)「大西貴文のザ・ナイト」に吉岡正晴ゲスト出演
2月1日(火)ミュージックバード(有料・衛星放送・全国をカヴァー)の『大西貴文のザ・ナイト』(午後9時~12時)内で吉岡正晴がゲストで出て、「ソウル・サーチン」イヴェント、クインシー・ジョーンズの話をする。全国のコミュニティーFMでも聞くことができます。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
メンバー他トークパネル未定が若干あります
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
【Soul Searchin: Matsuo KC Kiyoshi Will Be On 3rd, Kaleb Will Be On Soul Blends】
告知。
『ソウル・サーチン~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』まで2週間を切った。2月3日(木)、4日(金)に向けて準備は順調だ。
これに先立ち、若干のお知らせとプロモーション告知を。
○ 松尾潔さんは2月3日(木)に
ペンディングだったトークパネルの松尾潔さんの登場日が、ついに初日木曜日(2月3日)に決定した。松尾さんファンは、3日にぜひお越しください。
~~クインシーの言葉でプロデューサーを目指した松尾潔氏
トークパネルで登場するのは、これまでにルーサー・ヴァンドロス、アイズレイ・ブラザーズの回でもご登壇いただいたR&B音楽プロデューサー、松尾潔氏。松尾氏は、R&Bライター時代にクインシー・ジョーンズにインタヴューしたことが現在のプロデューサーになる大きなきっかけとなっている。クインシーのインタヴューで彼が何と言われたのか、どの言葉をきっかけに松尾氏は音楽を自らの「男子一生の仕事」にしようと思ったのか、クインシーのどこかすごいのか、クインシーから学んだことなどを具体的にお話いただこうと思う。
松尾潔氏オフィシャル・ウェッブ
http://www.nevertoomuch.jp/top.html
そのスタッフ・ブログ
http://www.nevertoomuch.jp/fromstaff/
○「ソウル・サーチン」参加のご予約方法
「ソウル・サーチン」参加のご予約を、今日からこちらのアドレスでも受け付けることにしました。次のアドレスに、あなたのお名前、連絡先、人数、どちらの日に参加か(3日木曜か4日金曜か)をお書きの上、お送りください。折り返し確認メールを差し上げます。
soul_searchin_number1@yahoo.co.jp
(アドレスはコピーしてお使いください)
なおこちらでの受付は2011年1月31日までとさせていただきます。
○ ケイリブ・ジェームス、今日「ソウル・ブレンズ」にゲスト
今日、2011年1月23日(日)『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz毎週日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)のコーナーでケイリブ・ジェームスがゲストで登場、クインシーの話、ソウル・サーチンのイヴェントの話などをする。
ケイリブは「ソウル・サーチン」の第二回からホスト・バンドの音楽ディレクターとして活躍してもらっているので、いろいろな話が聞けると思う。彼もしゃべりだすと止まらないので、注意が必要だ。(笑)
ケイリブ・ジェームスは、キーボード奏者兼ヴォーカル。自身のグループPhate(フェイト)で、さまざまな音楽的可能性に挑戦している。最近では、ニューヨーク・ミニットで活動。1987年、Al B. Sureのツアーに参加したことを皮切りに、Lenny Kravitzの世界ツアーに参加。その後Fred Wesley、Diana Kingなどのライヴにも参加。1990年代に来日し、以降日本とアメリカを行き来しつつ、ここ20年は本拠を日本にして、 日本国内のアーティストとコラボレーションをしている。国内アーティストでは、小比類巻かほる、杏里、マンディ・ミチル、AI、ミーシャなどのツアーに参加。また、吉岡正晴の『ソウル・サーチン』イヴェントでも音楽ディレクターとして、2004年の第二回『ソウル・サーチン』から参加。今回の通算第9回となる『ソウル・サーチン』は、Quincy Jonesをてがける。
インターFM『ソウル・ブレンズ』のページ
http://www.interfm.co.jp/soul/index.php?mode=sun&id=57
ゲスト告知ページ
http://www.interfm.co.jp/guests/
1月27日(木)付け、毎日新聞・夕刊「楽庫」の情報コーナーで紹介。
○ 2月1日(火)「大西貴文のザ・ナイト」に吉岡正晴ゲスト出演
2月1日(火)ミュージックバード(有料・衛星放送・全国をカヴァー)の『大西貴文のザ・ナイト』(午後9時~12時)内で吉岡正晴がゲストで出て、「ソウル・サーチン」イヴェント、クインシー・ジョーンズの話をする。全国のコミュニティーFMでも聞くことができます。
■ソウル・サーチン・イヴェントとは
「ソウル・サーチン・イヴェント」とは、ソウル・ミュージック・ジャーナリストの吉岡正晴が主催するイヴェントで、毎回一組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストについて詳しいパネリストのトークとリアル・ミュージシャンによるそのアーティストの作品を生演奏で楽しむ、他に例を見ない音楽イヴェント。正式なタイトルは『ソウル・サーチン:ザ・セッション』で4回目、その前の『ソウル・サーチン』から数えると通算9回目になる。2003年から始まり、これまでに、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロス、アレサ・フランクリン、アイズレイ・ブラザーズを取り上げている。
今回スポットをあてるのは、伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。2011年2月3日(木)、4日(金)に目黒のブルース・アレイで行われる。「ソウル・サーチン」が、プロデューサーにスポットライトを当てるのは初めて。前回が2009年7月のアイズレイ・ブラザーズだったので、1年7ヶ月ぶりの開催になる。
今回の「ソウル・サーチン」のケイリブがやったプロモ・ビデオ
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/video/movie.html?c_code=Schedule-20101028161957
ブルース・アレイのサイト
http://www.bluesalley.co.jp/schedule/live.html#
ここから詳細、予約(reservation)へ行くと予約ができます
予約が徐々に伸びていますので、お席を確実なものにするにはお早目の予約をお勧めします。
■『ソウル・サーチン・プレゼンツ~~ソウル・サーチン:ザ・セッション~ア・トリビュート・トゥ・クインシー・ジョーンズ』(ソウル・サーチンVol.9)
Soul Searchin Presents : Soul Searchin: The Session – A Tribute To Quincy Jones
Kaleb James&The Soul Searchers Featuring Philip Woo
日時 2011年2月3日(木)、4日(金)午後7時半開演
会場 目黒・ブルース・アレイ http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 電話番号03-5496-4381
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
予約電話 03-5740-6041 Call for reservation
前売券 テーブル席(指定)5500円+ 席料525円 立見(自由)4500円
当日券は各料金500円UP (各税込)
■ メンバー
「ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・フィーチャリング・フィリップ・ウー」
ケイリブ・ジェームス(キーボード&ヴォーカル)Kaleb James
フィリップ・ウー (キーボード、ハモンド・オルガン) Philip Woo
高田真(ドラムス)Takada Shin
マサ小浜(ギター) Masa Kohama
息才隆浩 (ベース) Sokusai Takahiro
ゲイリー・スコット(サックス、パーカッション、ヴォーカル)Gary Scott
アンディー・ウルフ (サックス) Andy Wolf
有坂美香(ヴォーカル) Arisaka Mika
オリヴィア・バレル(ヴォーカル) Olivia Burrell
サユリー(ヴォーカル) Sayulee
ユリ(ヴォーカル)Yuri (4日のみ)
マル/ファイアーリリー (ヴォーカル) Maru / Fire Lily (3日のみ)
木下航志(ヴォーカル&キーボード)Kishita Kohshi
トーク・パネリスト 司会 吉岡正晴、松尾潔(3日のみ)Yoshioka Masaharu, Matsuo Kiyoshi
メンバー他トークパネル未定が若干あります
+++++
■ソウル・サーチン・ヒストリー
「ソウル・サーチン」はこれまでに8回行われている。
SOUL SEARCHIN: history
1Stevie Wonder @Brave Bar, Roppongi 11/27/2003 (only record playing and panel)
2Stevie Wonder @ Rukuya, Nakameguro 04/22/2004 (only Kaleb, and panel)
3Donny Hathaway @ Rakuya, Nakameguro 09/22/2004 (only Kaleb, and panel)
4Ray Charles @Blues Alley 06/26/2005 (Kaleb with Kohshi’s band + Ohta Ken and panel)
5Marvin Gaye @Blues Alley 04/01/2006 (band with no name + panel)
6Luther Vandross @Blues Alley 07/01/2006 (Soul Searchin : The Session Vol.1) (Kaleb & The Soul Searchers + panel )
7Aretha Franklin @Sweet Basil 138, 03/26/2007 (Soul Searchin : The Session Vol.2)
8Isley Brothers @Blues Alley 07/14/15/2009 (Soul Searchin : The Session Vol.3)
9Quincy Jones @Blues Alley 02/03/2011(Thursday), 02/04/2011(Friday) (Soul Searchin : The Session Vol.4)
◆クインシー最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H4WZ4A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◆クインシー、75周年記念ライヴ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029V4FAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BYLO9Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
同輸入盤ブルーレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002CPD5LM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>SOUL SEARCHIN>Vol 9
★△ナイル・ロジャーズ「癌惑星を歩いて」~第4回
2011年1月22日 音楽★△ナイル・ロジャーズ「癌惑星を歩いて」~第4回
【Nile Rodgers: Walking On Planet C #4】
闘病記。
先日、癌にかかり手術をしたことを公表したナイル・ロジャーズが自身のブログに毎日癌闘病記を書いています。1日目から翻訳していますが、第4弾と第5弾の全訳をお届けします。
また、闘病記のあとに、シックの4枚組みボックスセットのご紹介をいれました。
ナイル・ロジャーズ氏本人の承諾を得ましたので、ナイルのブログと同じ写真も掲載いたします。
また、ご存知ない方のために、ナイル・ロジャーズ&バーナード・エドワーズ・ストーリー(「ソウル・サーチン」吉岡正晴著より)のリンクも貼っておきます。シックがどのようにして、成功をつかみ、そして、成功の中で失敗し、再度這い上がったか。そのソウル・サーチンの物語。2000年7月発表作品です。
Soul Searchin : 第4話 ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ(シック)~友情という名のメロディー~(part 1)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-1.html
Soul Searchin : 第4話 ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ(シック)~友情という名のメロディー~(part 2)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-2.html
+++
Walking on Planet C by Nile Rodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第4回 60 Hours Later 60時間後
on Wednesday, 19 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 19 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/229-walking-on-planet-c-60-hours-later
入院してから60時間経つと、医師たちは好きなときにいつでも退院していいと言った。精神面では上向きになっていたが、体調は最低だった。胃は膨れ上がり、まるで妊婦のようだった。友人の一人が、「It’s A Girl(女の子!)」(生まれた赤ちゃんが女の子だ、というお祝いのメッセージ)と書かれた風船をくれ、それを見たときには大笑いした。おなかは地獄のような痛さだったが、よじれるくらい笑い転げ、縫合した糸がはちきれるかと思った。こうして僕に笑いの感覚が戻った。僕は世の中を少し斜に構えて見ているミュージシャンの一人だから、そんなことも笑える。
僕は回復に向けた病院内での最後のウォーキングにでかけた。スタッフは、壁に、僕が命名した「Goth Award」(下記訳注1参照)を誇らしげに張り出していた。僕はスージー&ザ・バンシーズが夜勤でもしているのかと思った。(訳注2)ホールにあった古い学校の電話ボックスを見ると、映画『ビルとテッドの大冒険(Bill & Ted’s Excellent Adventure)』(訳注3)を思い出した。
僕の人生は救われ、ポップ・カルチャーの世界に飛び込む第二のチャンスを得たのだ。退院は大喜びだが、3日もここにいなかったのに、このスタッフたちにはこう言いたくなった。We Are Family (僕たちは家族だ)と。いろいろとありがとう。
さて、家に帰る時間だ。そして、朝のウォーキングを始めよう。
(訳注1) 写真を見ればわかるが、90th percentile in 2009[これは、ざっくり言うと、この病院が上位10%以内にいる、という意味。数字が高ければ高いほどいいということになる]の90thという文字がgothに見える。これがポイント。そこで、ナイルはこれを勝手にGoth Award と命名した。ゴス・アワード=Gotham Award=ニューヨーク・アワード、Gothic Award=ゴシック・アワードともかけている。
(訳注2) ここでのゴス賞は、ゴシック・アワードの意味をかけている。スージー&ザ・バンシーズは、『ゴシック・ロック(Gothic Rock=ゴス・ロック)』の代表的アーティスト。そこで、ゴシック・アワードをかけた)
(訳注3) 1989年作品=映画の舞台は2688年で学校にある電話ボックスのタイムマシンで1988年に戻るという物語。
+++++
★△ナイル・ロジャーズ「癌惑星を歩いて」~第5回
【Nile Rodgers: Walking On Planet C #5】
Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第5回 Dayclubbing デイ・クラビング(昼間の散歩)
Written on Thursday, 20 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 20 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/230-walking-on-planet-c-dayclubbing
回復は順調だ。気分もあらゆる面でよくなっている。ウォーキングを始めてすぐに以前最初の「チャイナ・クラブ」(75丁目とブロードウェイ=その後引越した)があったビルの入口に着いた。1980年代によくロック関係のパーティーが行われていた行きつけの店で、O.J.シンプソンも出入りして遊んでいた。彼に会ったことがない人のために言っておくと、あの頃、彼は誰もが会いたいと思う本当に最高の人物だった。O.J.が僕の脳裏をかすめたのは、彼が癌から僕を救ってくれた病院からほんの2ブロックのところに住んでいたからだ。病院への往復時いつも彼の古いアパートの前を通っていた。
僕の作曲家としての長所と短所は、音楽が頭の中から離れることがなく、それがいつも現実の何かと結びついているということだ。この角にあるダイナーで僕とO.J.はよく酔っ払って話していたが、彼はいつも感情的な癒しを求めていた。
76丁目とウェストエンドの交差点にたどり着くまで、イエスの「オウナー・オブ・ア・ロンリー・ハート」(1983年のヒット)が頭の中で鳴り響いていた。それから、シックの「グッド・タイムス」に切り替わった。初めて「ラッパーズ・デライト」(「グッド・タイムス」のリフを使った曲)を聴いたとき、僕はクラブにいたが、そこで何者かが僕のドリンクにLSDをいれた。僕は取り乱し、車に飛び乗ると、(車を出そうとしたときに)後ろに止まっていたキャデラックにぶつけてしまった。その車のオウナーは、へこませたことを僕のサインだけで許してくれた。そして、西76丁目312番地のマイルス・デイヴィスのタウンハウスに向かった。マイルスが留守だったので、そこからほんの50ヤード(45メートル)ほどのサラ・ダッシュ(訳注1)のアパートに向かった。ドアマンが彼女の部屋のベルを鳴らし、慈悲の天使(サラのこと)がドラッグが体内からなくなるまでそこにいてもいいと言ってくれた。時代は1980年代、よくある話だった。今日、僕がこの同じルートを1000回歩いても、また別の1000のストーリーを語れるだろう。
(訳注1) サラ・ダッシュ=「レディー・マーマレード」の大ヒットで知られるラベールのメンバーの一人。シックのメンバー、トニー・トンプスンはラベールのツアー・ドラマーだった。サラはナイルのファースト・ソロでデュエットをしている。シックのコンセプトは、ラベルに影響を受けている。
+++
◇シック・ボックス・セット、通販で発売
力作。
昨年からずっと制作していたシックのボックスセットがフランスのワーナーから発売され、その輸入盤に日本語解説がついて通販限定でリリースされた。これは最初の話から約10年をかけて、ナイル・ロジャーズが監修しワーナー・フランスの担当者と完成させたもので、未発表音源なども含む全46トラック収録のもの。日本では、人見欣幸氏の入魂のライナーノーツが収録されている。ここには日本盤の7インチシングルのジャケット写真なども多数掲載されている。また、ナイル自身が書いた原稿も翻訳されている。Vol.1とされているので、続編も期待される。
それがこれ。
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcp-948/
(人見欣幸氏の入魂ライナーノーツつき)
解説なしの輸入盤は、アマゾンで入手可。
シック・オーガニゼーション・ボックセットVol.1 Savoir Faire
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0041T7FS6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++
ワーナーの通販サイトでは、なんと、この前来日したアラン・トゥーサンの2枚組みも発売。↓ これは2枚で全43曲いり。ライノの詳細ライナー付き。解説はビリー・ベラだ。
アラン・トゥーサン
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcp-971/
+++++
ENT>NEWS>Rodgers, Nile
【Nile Rodgers: Walking On Planet C #4】
闘病記。
先日、癌にかかり手術をしたことを公表したナイル・ロジャーズが自身のブログに毎日癌闘病記を書いています。1日目から翻訳していますが、第4弾と第5弾の全訳をお届けします。
また、闘病記のあとに、シックの4枚組みボックスセットのご紹介をいれました。
ナイル・ロジャーズ氏本人の承諾を得ましたので、ナイルのブログと同じ写真も掲載いたします。
また、ご存知ない方のために、ナイル・ロジャーズ&バーナード・エドワーズ・ストーリー(「ソウル・サーチン」吉岡正晴著より)のリンクも貼っておきます。シックがどのようにして、成功をつかみ、そして、成功の中で失敗し、再度這い上がったか。そのソウル・サーチンの物語。2000年7月発表作品です。
Soul Searchin : 第4話 ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ(シック)~友情という名のメロディー~(part 1)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-1.html
Soul Searchin : 第4話 ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ(シック)~友情という名のメロディー~(part 2)
http://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-2.html
+++
Walking on Planet C by Nile Rodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第4回 60 Hours Later 60時間後
on Wednesday, 19 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 19 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/229-walking-on-planet-c-60-hours-later
入院してから60時間経つと、医師たちは好きなときにいつでも退院していいと言った。精神面では上向きになっていたが、体調は最低だった。胃は膨れ上がり、まるで妊婦のようだった。友人の一人が、「It’s A Girl(女の子!)」(生まれた赤ちゃんが女の子だ、というお祝いのメッセージ)と書かれた風船をくれ、それを見たときには大笑いした。おなかは地獄のような痛さだったが、よじれるくらい笑い転げ、縫合した糸がはちきれるかと思った。こうして僕に笑いの感覚が戻った。僕は世の中を少し斜に構えて見ているミュージシャンの一人だから、そんなことも笑える。
僕は回復に向けた病院内での最後のウォーキングにでかけた。スタッフは、壁に、僕が命名した「Goth Award」(下記訳注1参照)を誇らしげに張り出していた。僕はスージー&ザ・バンシーズが夜勤でもしているのかと思った。(訳注2)ホールにあった古い学校の電話ボックスを見ると、映画『ビルとテッドの大冒険(Bill & Ted’s Excellent Adventure)』(訳注3)を思い出した。
僕の人生は救われ、ポップ・カルチャーの世界に飛び込む第二のチャンスを得たのだ。退院は大喜びだが、3日もここにいなかったのに、このスタッフたちにはこう言いたくなった。We Are Family (僕たちは家族だ)と。いろいろとありがとう。
さて、家に帰る時間だ。そして、朝のウォーキングを始めよう。
(訳注1) 写真を見ればわかるが、90th percentile in 2009[これは、ざっくり言うと、この病院が上位10%以内にいる、という意味。数字が高ければ高いほどいいということになる]の90thという文字がgothに見える。これがポイント。そこで、ナイルはこれを勝手にGoth Award と命名した。ゴス・アワード=Gotham Award=ニューヨーク・アワード、Gothic Award=ゴシック・アワードともかけている。
(訳注2) ここでのゴス賞は、ゴシック・アワードの意味をかけている。スージー&ザ・バンシーズは、『ゴシック・ロック(Gothic Rock=ゴス・ロック)』の代表的アーティスト。そこで、ゴシック・アワードをかけた)
(訳注3) 1989年作品=映画の舞台は2688年で学校にある電話ボックスのタイムマシンで1988年に戻るという物語。
+++++
★△ナイル・ロジャーズ「癌惑星を歩いて」~第5回
【Nile Rodgers: Walking On Planet C #5】
Walking on Planet C by Nile Rodgers @nilerodgers
プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
第5回 Dayclubbing デイ・クラビング(昼間の散歩)
Written on Thursday, 20 January 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 20 January 2011 19:00)
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/230-walking-on-planet-c-dayclubbing
回復は順調だ。気分もあらゆる面でよくなっている。ウォーキングを始めてすぐに以前最初の「チャイナ・クラブ」(75丁目とブロードウェイ=その後引越した)があったビルの入口に着いた。1980年代によくロック関係のパーティーが行われていた行きつけの店で、O.J.シンプソンも出入りして遊んでいた。彼に会ったことがない人のために言っておくと、あの頃、彼は誰もが会いたいと思う本当に最高の人物だった。O.J.が僕の脳裏をかすめたのは、彼が癌から僕を救ってくれた病院からほんの2ブロックのところに住んでいたからだ。病院への往復時いつも彼の古いアパートの前を通っていた。
僕の作曲家としての長所と短所は、音楽が頭の中から離れることがなく、それがいつも現実の何かと結びついているということだ。この角にあるダイナーで僕とO.J.はよく酔っ払って話していたが、彼はいつも感情的な癒しを求めていた。
76丁目とウェストエンドの交差点にたどり着くまで、イエスの「オウナー・オブ・ア・ロンリー・ハート」(1983年のヒット)が頭の中で鳴り響いていた。それから、シックの「グッド・タイムス」に切り替わった。初めて「ラッパーズ・デライト」(「グッド・タイムス」のリフを使った曲)を聴いたとき、僕はクラブにいたが、そこで何者かが僕のドリンクにLSDをいれた。僕は取り乱し、車に飛び乗ると、(車を出そうとしたときに)後ろに止まっていたキャデラックにぶつけてしまった。その車のオウナーは、へこませたことを僕のサインだけで許してくれた。そして、西76丁目312番地のマイルス・デイヴィスのタウンハウスに向かった。マイルスが留守だったので、そこからほんの50ヤード(45メートル)ほどのサラ・ダッシュ(訳注1)のアパートに向かった。ドアマンが彼女の部屋のベルを鳴らし、慈悲の天使(サラのこと)がドラッグが体内からなくなるまでそこにいてもいいと言ってくれた。時代は1980年代、よくある話だった。今日、僕がこの同じルートを1000回歩いても、また別の1000のストーリーを語れるだろう。
(訳注1) サラ・ダッシュ=「レディー・マーマレード」の大ヒットで知られるラベールのメンバーの一人。シックのメンバー、トニー・トンプスンはラベールのツアー・ドラマーだった。サラはナイルのファースト・ソロでデュエットをしている。シックのコンセプトは、ラベルに影響を受けている。
+++
◇シック・ボックス・セット、通販で発売
力作。
昨年からずっと制作していたシックのボックスセットがフランスのワーナーから発売され、その輸入盤に日本語解説がついて通販限定でリリースされた。これは最初の話から約10年をかけて、ナイル・ロジャーズが監修しワーナー・フランスの担当者と完成させたもので、未発表音源なども含む全46トラック収録のもの。日本では、人見欣幸氏の入魂のライナーノーツが収録されている。ここには日本盤の7インチシングルのジャケット写真なども多数掲載されている。また、ナイル自身が書いた原稿も翻訳されている。Vol.1とされているので、続編も期待される。
それがこれ。
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcp-948/
(人見欣幸氏の入魂ライナーノーツつき)
解説なしの輸入盤は、アマゾンで入手可。
シック・オーガニゼーション・ボックセットVol.1 Savoir Faire
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0041T7FS6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++
ワーナーの通販サイトでは、なんと、この前来日したアラン・トゥーサンの2枚組みも発売。↓ これは2枚で全43曲いり。ライノの詳細ライナー付き。解説はビリー・ベラだ。
アラン・トゥーサン
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcp-971/
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ENT>NEWS>Rodgers, Nile
◎ピート・エスコヴェード&シーラE
2011年1月21日 音楽◎ピート・エスコヴェード&シーラE
【Pete Escovedo & Sheila E: Percussion, Percussion, Percussion】
打楽器天国。
彼らの手にかかると音が出るもの全てが何でもその場で瞬時に楽器に変身してしまうかのようだ。物を叩くことから生まれるグルーヴ、のり、そして、高揚感、幸福感。物を叩き、ハッピーになれば、誰も戦争することなんかを考えないと思う。彼らの喜びと楽しさにあふれたステージを見ているとつくづくそんなことを思う。
4人の管楽器、3人のパーカッション、ドラムス、ギター、ベース、キーボードという編成で繰り広げられる音はまさに打楽器天国だ。
日本でも人気のパーカッション奏者、シーラEとそのお父さん、また別の息子ホアン(つまり、シーラの弟)らを擁したエスコヴェード・ファミリーが集結したパーカッション炸裂の音楽団だ。最後には、ピートの孫(つまり、シーラの甥っ子)まで登場して、ちょっとしたラテン・フレーヴァーなラップまで聴かせた。ほぼ全編、踊れるラテン調サウンドで、のりは最高。ソウルのリズムとは違うのだが、踊ることを目的としたこのリズムは、高揚する。思わず座っていられず、踊りだすお客さんも。
ピートは、弟のコーク・エスコヴェードとともに、1970年代にはあのサンタナに請われてサンタナのメンバーとして世界を回った。その後、1972年にピート、コークらは大所帯のラテン・バンド、アズテカを結成。超ヴェテランだ。
お父さんのピートは現在75歳だそう。(1935年7月13日生まれ) 白髪が輝いていて、とても若々しい。
ファミリー総出の、まさにAll in the family。なんかイタリアン・ファミリーのような強力なファミリーの絆が感じられる。
客席には、同じオークランド出身でシーラEなどとも親しいブレンダ・ヴォーンもいた。
ピート、シーラたちはライヴが終わると上に上がり、すぐにサイン会。ファンと写真を撮ったり大サーヴィス。このあたりも、ファミリー・ビジネスのいいところだ。
■シーラE関連過去記事
『鏡文字からよみがえる十六年前の思いで』
(2000年8月号L&G誌に掲載)
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g17.html
2009年10月04日(日)
シーラE&C.O.E.D.ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10356451176.html
May 05, 2008
シーラE・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10093915804.html
August 11, 2006
Sheila E’s New Band: C.O.E.D Debut
http://blog.soulsearchin.com/archives/001193.html
2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html
2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: "River God" Makes Her Tears
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html
■ピートとシーラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000XG4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ピート・エスコヴェード
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QK5D/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ピート・エスコヴェード(ティンバレス、ヴォーカル)Pete Escovedo (timbales,vo)
シーラ・E.(パーカッション、ドラムス、ヴォーカル)Sheila E.(per,ds,vo)
ホアン・エスコヴェード(パーカッション、ヴォーカル)Juan Escovedo(per,vo)
アレックス・ムージン(サックス)Alex Murzyn(sax)
ルイス・ファスマン(トランペット、フリューゲルホーン)Louis Fasman(tp,flh)
ジョエル・バーマン(トロンボーン)Joel Behrman(tb)
ケリー・ロスチェン(トロンボーン)Kerry Loeschen(tb)
ジョー・ロトンディ(ピアノ)Joe Rotondi(p)
マイケル・エンジェル(ギター)Michael Angel(g)
マーク・ヴァン・ヴグヌン(ベース)Marc Van Wageningen(b)
■セットリスト ピート&シーラ・エスコヴェード ブルーノート東京、2011年1月18日(火)
Setlist : Pete & Sheila Escovedo, January 18, 2011, Bluenote Tokyo
show started 21:32
01.E Medley
02.Esta Noche
03.True Or False
04.Nothing Without You (Sheila on Vocal)
05.Juan solo to El Alma De Carnival
06.All Around
07.Whatcha Gonna Do
Show ended 22:50
(2011年1月18日火曜、ブルーノート東京=ピート&シーラ・エスコヴェード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Escovedo, Pete & Sheila
【Pete Escovedo & Sheila E: Percussion, Percussion, Percussion】
打楽器天国。
彼らの手にかかると音が出るもの全てが何でもその場で瞬時に楽器に変身してしまうかのようだ。物を叩くことから生まれるグルーヴ、のり、そして、高揚感、幸福感。物を叩き、ハッピーになれば、誰も戦争することなんかを考えないと思う。彼らの喜びと楽しさにあふれたステージを見ているとつくづくそんなことを思う。
4人の管楽器、3人のパーカッション、ドラムス、ギター、ベース、キーボードという編成で繰り広げられる音はまさに打楽器天国だ。
日本でも人気のパーカッション奏者、シーラEとそのお父さん、また別の息子ホアン(つまり、シーラの弟)らを擁したエスコヴェード・ファミリーが集結したパーカッション炸裂の音楽団だ。最後には、ピートの孫(つまり、シーラの甥っ子)まで登場して、ちょっとしたラテン・フレーヴァーなラップまで聴かせた。ほぼ全編、踊れるラテン調サウンドで、のりは最高。ソウルのリズムとは違うのだが、踊ることを目的としたこのリズムは、高揚する。思わず座っていられず、踊りだすお客さんも。
ピートは、弟のコーク・エスコヴェードとともに、1970年代にはあのサンタナに請われてサンタナのメンバーとして世界を回った。その後、1972年にピート、コークらは大所帯のラテン・バンド、アズテカを結成。超ヴェテランだ。
お父さんのピートは現在75歳だそう。(1935年7月13日生まれ) 白髪が輝いていて、とても若々しい。
ファミリー総出の、まさにAll in the family。なんかイタリアン・ファミリーのような強力なファミリーの絆が感じられる。
客席には、同じオークランド出身でシーラEなどとも親しいブレンダ・ヴォーンもいた。
ピート、シーラたちはライヴが終わると上に上がり、すぐにサイン会。ファンと写真を撮ったり大サーヴィス。このあたりも、ファミリー・ビジネスのいいところだ。
■シーラE関連過去記事
『鏡文字からよみがえる十六年前の思いで』
(2000年8月号L&G誌に掲載)
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g17.html
2009年10月04日(日)
シーラE&C.O.E.D.ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10356451176.html
May 05, 2008
シーラE・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10093915804.html
August 11, 2006
Sheila E’s New Band: C.O.E.D Debut
http://blog.soulsearchin.com/archives/001193.html
2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html
2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: "River God" Makes Her Tears
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html
■ピートとシーラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000XG4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ピート・エスコヴェード
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QK5D/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
ピート・エスコヴェード(ティンバレス、ヴォーカル)Pete Escovedo (timbales,vo)
シーラ・E.(パーカッション、ドラムス、ヴォーカル)Sheila E.(per,ds,vo)
ホアン・エスコヴェード(パーカッション、ヴォーカル)Juan Escovedo(per,vo)
アレックス・ムージン(サックス)Alex Murzyn(sax)
ルイス・ファスマン(トランペット、フリューゲルホーン)Louis Fasman(tp,flh)
ジョエル・バーマン(トロンボーン)Joel Behrman(tb)
ケリー・ロスチェン(トロンボーン)Kerry Loeschen(tb)
ジョー・ロトンディ(ピアノ)Joe Rotondi(p)
マイケル・エンジェル(ギター)Michael Angel(g)
マーク・ヴァン・ヴグヌン(ベース)Marc Van Wageningen(b)
■セットリスト ピート&シーラ・エスコヴェード ブルーノート東京、2011年1月18日(火)
Setlist : Pete & Sheila Escovedo, January 18, 2011, Bluenote Tokyo
show started 21:32
01.E Medley
02.Esta Noche
03.True Or False
04.Nothing Without You (Sheila on Vocal)
05.Juan solo to El Alma De Carnival
06.All Around
07.Whatcha Gonna Do
Show ended 22:50
(2011年1月18日火曜、ブルーノート東京=ピート&シーラ・エスコヴェード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Escovedo, Pete & Sheila