【森進一の「おふくろさん」の運命やいかに】
運命。
先日、松尾潔さんとヴァラエティーに富んだ雑談をしている中で、森進一の「おふくろさん」の一連の騒動の話題になった。僕も、ワイドショーや新聞などで報道されているほどの情報しか知らないが、いろいろと興味深いので僕なりの感じ方、感想などを書いてみたい。
そもそもの問題は森進一の代表曲のひとつ「おふくろさん」(作詞:川内康範=かわうちこうはん=、作曲:猪俣公章=いのまたこうしょう=) のイントロ部分に、新たなメロディーと歌詞(「いつも心配かけてばかり」といった部分)を付け加え、それから「おふくろさん」につないで(メドレーにして)ライヴで歌い始めたことに起因している。
川内氏は、この付け加えた部分に関して何も知らされておらず、森側はしたがって川内氏の許可も得ていない。そこで、これを知った川内氏は森に10年ほど前から止めるように、また、説明をするように求めていたが、その会合の当日に森が体調不良を理由にキャンセルしたところ、川内氏が激怒し大騒動になった。森の事務所のスタッフが川内氏に電話していたその背後で森の元気そうな声が聞こえたために、激怒したという話も伝わっている。
では、ここで要点を整理してみよう。(『行列の出来る法律相談所』風に)
1)森進一は、川内康範作詞の「おふくろさん」を1971年以降歌ってきて代表曲のひとつとなっている。
2)30年以上前から、森はライヴのステージでオリジナルの「おふくろさん」の冒頭(イントロ部分)に、独自のせりふを付け加え、メドレーにして歌っていて大変好評を博していた。
3)スタジオ録音のものはないが、イントロが付け加えられたヴァージョンがライヴ録音され、一時期商品化された。ただし現在は廃盤。
4)森進一は川内氏に対しこの「付け加えた部分」についての説明をしていない。
5)川内氏は、これはオリジナルに対する「改変」だから止めろと主張。
6)森はこれに対し、「おふくろさん」はもはや「森進一の歌になっている」と主張。この発言にも川内氏は激怒した。
7)川内氏は、自作曲を森に歌わせないようにJASRAC(=ジャスラック=日本音楽著作権協会)に通達、JASRAC側もこれに沿った発表を行った。
8)森は、川内作品をライヴなどで歌うことを自粛することにした。
さあ、あなたの真実は?
(明日に続く)
■関連記事
◎タイムリーに毎日新聞2007年3月15日付け夕刊「とっておき」コーナーで特集が組まれました。
「名曲…誰のもの 「おふくろさん」封印、七つの?」
(毎日新聞2007年3月15日付け夕刊2面夕刊とっておき〜特集ワイド)
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070315dde012200027000c.html
◎ウィキペディアの「川内康範」の項目にも詳しい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%BA%B7%E7%AF%84
ENT>MUSIC>ESSAY>Mori, Shinichi’s "Mother"
運命。
先日、松尾潔さんとヴァラエティーに富んだ雑談をしている中で、森進一の「おふくろさん」の一連の騒動の話題になった。僕も、ワイドショーや新聞などで報道されているほどの情報しか知らないが、いろいろと興味深いので僕なりの感じ方、感想などを書いてみたい。
そもそもの問題は森進一の代表曲のひとつ「おふくろさん」(作詞:川内康範=かわうちこうはん=、作曲:猪俣公章=いのまたこうしょう=) のイントロ部分に、新たなメロディーと歌詞(「いつも心配かけてばかり」といった部分)を付け加え、それから「おふくろさん」につないで(メドレーにして)ライヴで歌い始めたことに起因している。
川内氏は、この付け加えた部分に関して何も知らされておらず、森側はしたがって川内氏の許可も得ていない。そこで、これを知った川内氏は森に10年ほど前から止めるように、また、説明をするように求めていたが、その会合の当日に森が体調不良を理由にキャンセルしたところ、川内氏が激怒し大騒動になった。森の事務所のスタッフが川内氏に電話していたその背後で森の元気そうな声が聞こえたために、激怒したという話も伝わっている。
では、ここで要点を整理してみよう。(『行列の出来る法律相談所』風に)
1)森進一は、川内康範作詞の「おふくろさん」を1971年以降歌ってきて代表曲のひとつとなっている。
2)30年以上前から、森はライヴのステージでオリジナルの「おふくろさん」の冒頭(イントロ部分)に、独自のせりふを付け加え、メドレーにして歌っていて大変好評を博していた。
3)スタジオ録音のものはないが、イントロが付け加えられたヴァージョンがライヴ録音され、一時期商品化された。ただし現在は廃盤。
4)森進一は川内氏に対しこの「付け加えた部分」についての説明をしていない。
5)川内氏は、これはオリジナルに対する「改変」だから止めろと主張。
6)森はこれに対し、「おふくろさん」はもはや「森進一の歌になっている」と主張。この発言にも川内氏は激怒した。
7)川内氏は、自作曲を森に歌わせないようにJASRAC(=ジャスラック=日本音楽著作権協会)に通達、JASRAC側もこれに沿った発表を行った。
8)森は、川内作品をライヴなどで歌うことを自粛することにした。
さあ、あなたの真実は?
(明日に続く)
■関連記事
◎タイムリーに毎日新聞2007年3月15日付け夕刊「とっておき」コーナーで特集が組まれました。
「名曲…誰のもの 「おふくろさん」封印、七つの?」
(毎日新聞2007年3月15日付け夕刊2面夕刊とっておき〜特集ワイド)
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070315dde012200027000c.html
◎ウィキペディアの「川内康範」の項目にも詳しい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%BA%B7%E7%AF%84
ENT>MUSIC>ESSAY>Mori, Shinichi’s "Mother"
【タワー・オブ・パワーの熱い夜】
継続。
大阪で何本かライヴをやってきて、東京にきたベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの東京初日。このところ毎年のようにやってきているが、僕も約1年ぶり。金曜セカンドは、超満員で立ち見もでて最初から熱気にあふれる。彼らがステージに進み、音を出した瞬間、総立ちになった。
5人のホーンセクションは、まさに圧巻。そして、ドラムス、ギター、ベース、キーボードが繰り広げる強烈なリズム隊はもう非の打ち所なし。彼らは、本当にソウルがある連中だ。
リーダー、エミリオはメンバー紹介の時にスティーブンなどは、「39年の仲間」と言って紹介する。ここまでタイトな演奏になるには長い年月の積み重ねを経てのこと。そこそこの実力のあるミュージシャンが何度か練習すれば、ある程度のライヴバンドになる。しかし、ここではかなりの実力派が20年から40年近くも、同じ曲を同じように演奏しているのだ。これで、強力にならないわけがない。「継続は力になり」ということが見事に証明されている。
アップテンポとミディアム、スローの構成も見事。この日は「ホワット・イズ・ヒップ」にジェームス・ブラウンの「ソウル・パワー」を挟み込んだ。彼らのJBへのリスペクトはとどまるところをしらない。これだけのパフォーマンスを見せても、彼らにとってはこんなのは「朝飯前」なんだろうなあ。
■過去関連記事
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■お勧めアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MIPH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
エミリオ・カスティーヨ(ボーカル、サックス)、
ラリー・”LB”・ブラッグス(ヴォーカル)、
トム・ポリッツァー(サックス)、
スティーブン・マッケンジー・クプカ〜"ファンキー・ドクター"(バリトン・サックス)、
マイク・”ボギー”・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル)、
アドルフ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)、
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)、
ブルース・コンテ(ギター)、
フランシス・ロッコ・プレスティアー(ベース)、
デイヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)
Emilio Castillo(vo,sax) ,
Larry Braggs(vo),
Tom Politzer(tenor sax),
Stephen "Doc" Kupka(bariton sax) ,
Mike Bogart(tp,flh,vo),
Adolfo Acosta(tp,flh),
Roger Smith(key,vo),
Bruce Conte (Guitar)
Francis Rocco Prestia(b),
David Garibaldi(ds)
■Setlist: Tower Of Power @ Blue Note, Tokyo; March 16, 2007
セットリスト : タワー・オブ・パワー
[transcribed by yoshioka.masaharu]
show started 21:41
01. We Came To Play
02. And You Know It
03. You Strike My Main Nerve
04. Get Yo’ Feet Back On The Ground
05. This Time It’s Real
06. To Say The Least You’re The Most
07. Time Will Tell
08. Medley08-11: Oakland Stroke
09. Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now
10. You Ought To Be Fun
11. Don’t Change Your Horses
12. Only So Much Oil In The Ground
13. Down To The Night Club
14. So Very Hard To Go
15. What Is Hip -- Soul Power -- What Is Hip
Enc. Knock Yourself Out
show ended 22:51
(2007年03月16日金曜、ブルーノート東京=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2007-32
継続。
大阪で何本かライヴをやってきて、東京にきたベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの東京初日。このところ毎年のようにやってきているが、僕も約1年ぶり。金曜セカンドは、超満員で立ち見もでて最初から熱気にあふれる。彼らがステージに進み、音を出した瞬間、総立ちになった。
5人のホーンセクションは、まさに圧巻。そして、ドラムス、ギター、ベース、キーボードが繰り広げる強烈なリズム隊はもう非の打ち所なし。彼らは、本当にソウルがある連中だ。
リーダー、エミリオはメンバー紹介の時にスティーブンなどは、「39年の仲間」と言って紹介する。ここまでタイトな演奏になるには長い年月の積み重ねを経てのこと。そこそこの実力のあるミュージシャンが何度か練習すれば、ある程度のライヴバンドになる。しかし、ここではかなりの実力派が20年から40年近くも、同じ曲を同じように演奏しているのだ。これで、強力にならないわけがない。「継続は力になり」ということが見事に証明されている。
アップテンポとミディアム、スローの構成も見事。この日は「ホワット・イズ・ヒップ」にジェームス・ブラウンの「ソウル・パワー」を挟み込んだ。彼らのJBへのリスペクトはとどまるところをしらない。これだけのパフォーマンスを見せても、彼らにとってはこんなのは「朝飯前」なんだろうなあ。
■過去関連記事
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■お勧めアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MIPH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
エミリオ・カスティーヨ(ボーカル、サックス)、
ラリー・”LB”・ブラッグス(ヴォーカル)、
トム・ポリッツァー(サックス)、
スティーブン・マッケンジー・クプカ〜"ファンキー・ドクター"(バリトン・サックス)、
マイク・”ボギー”・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル)、
アドルフ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)、
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)、
ブルース・コンテ(ギター)、
フランシス・ロッコ・プレスティアー(ベース)、
デイヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)
Emilio Castillo(vo,sax) ,
Larry Braggs(vo),
Tom Politzer(tenor sax),
Stephen "Doc" Kupka(bariton sax) ,
Mike Bogart(tp,flh,vo),
Adolfo Acosta(tp,flh),
Roger Smith(key,vo),
Bruce Conte (Guitar)
Francis Rocco Prestia(b),
David Garibaldi(ds)
■Setlist: Tower Of Power @ Blue Note, Tokyo; March 16, 2007
セットリスト : タワー・オブ・パワー
[transcribed by yoshioka.masaharu]
show started 21:41
01. We Came To Play
02. And You Know It
03. You Strike My Main Nerve
04. Get Yo’ Feet Back On The Ground
05. This Time It’s Real
06. To Say The Least You’re The Most
07. Time Will Tell
08. Medley08-11: Oakland Stroke
09. Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now
10. You Ought To Be Fun
11. Don’t Change Your Horses
12. Only So Much Oil In The Ground
13. Down To The Night Club
14. So Very Hard To Go
15. What Is Hip -- Soul Power -- What Is Hip
Enc. Knock Yourself Out
show ended 22:51
(2007年03月16日金曜、ブルーノート東京=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2007-32
【フライヤーを配りに行き、フライヤーをもらうの巻】
配達。
『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜アレサ・フランクリン』(2007年3月26日六本木スイートベイジルで開催)のフライヤーが出来上がった。当日、パネリストの一人として話していただく岡さんデザインの渾身の一枚だ。現在ウェッブとブログのトップページに表面(おもてめん)をアップしているが、これをいくつかのソウルバーに置いていただこうと、ソウルバー宅配便をやった。できるだけ効率よくあちこちに配達したいのだが、なかなかそうもいかない。(ほんの数店しか行けていないので、まだのお店の方、すいません)
恵比寿のブラウンシュガー。ビルをあがり、3階のエレヴェーターの扉があくと「おおっ、吉岡さん」とマスター。「今まで、OOさんがいたんですよ」 「ああ、XX社の。おしいなあ。実は、今度の『ソウル・サーチン』のフライヤーができたんで、置いていただきたく参上いたしました」 すると、その横に、なんとジェイ公山さんではあ〜〜りませんか。おや、東京に? 「そうなんですよ、18日(日曜)、(目黒の)ブルースアレーなんですよ。来てください」と言って、ジェイさんのフライヤーを、逆に渡された。これを人呼んで「フライヤー返し」と言う。(←そんな言葉はない)
「オープニングは、キップ・アンダーソンですよ」とジェイさん。「ひええっ、そんなマニアックな曲から?」 (キップは60年代に活躍したサザン・ソウル・シンガー。チェッカー、エクセロなど多くの小さなレーベルからシングルを出している。1992年イチバン・レコードからアルバムを出した) 鈴木啓志氏に電話しなきゃ。(笑) 横からブラウン・マスターの白河さん。「僕も、ファースト行きますよ。来るなら、フライヤー、置いてあげようかなあ・・・。(笑)」 「行く、行く・・・。ファーストとセカンドは同じ曲?」 「いや、違います。ダブりません」(ジェイさん) 「ファースト終わったら、すぐ店開けなきゃいけないんでね。その後(打ち上げ)、お店でお待ちしてま〜す」(白河マスター)
ということで、ジェイ公山さんライヴ告知。
■Jaye’s Singin’ Power & Emotion! シンガーデビュー30周年
OTOPUSOUL 設立1周年記念ライヴ!
◎東京セッション
2007年3月18日(日)目黒ブルースアレー
http://www.bluesalley.co.jp/
目黒区目黒1−3−14 ホテルウィング地下1階
予約03-5740-6041 問い合わせ 03-5496-4381
ファースト18時半〜、セカンド20時〜
チャージ前売り4500円、当日5000円(他にテーブルチャージ525円)
出演:(Vo)JAYE公山 (Ds)JIMI橋詰 (B)江口弘史 (G)米川英之 (Key)吉弘知鶴子
(Tb)小坂武己 (Sax)竹野昌邦 (Tp)Luis Valle
◎大阪セッション
2007年3月24日(土)大阪堀江 KNAVE
http://www.knave.co.jp
大阪市西区南堀江3-11-21 南堀江Tall Valley 地下1階
ファースト19時〜 セカンド20時半〜
前売り 3500円 当日 4000円
JAYE公山(Vo)/浅川ジュン(Ds)/山本まーさん正明(B)/Guuti谷口(Gt)/中村正史(Key)/United Soul Hornz[武井務(Ts)、堂地誠人(As)、房原忠弘(Tp)]
ゲスト:清水 興(B)
問い合わせ 06-6535-0691
しかしなあ、オープニングがキップ・アンダーソンですか。濃い。ジェイ濃い山だ!
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session
配達。
『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜アレサ・フランクリン』(2007年3月26日六本木スイートベイジルで開催)のフライヤーが出来上がった。当日、パネリストの一人として話していただく岡さんデザインの渾身の一枚だ。現在ウェッブとブログのトップページに表面(おもてめん)をアップしているが、これをいくつかのソウルバーに置いていただこうと、ソウルバー宅配便をやった。できるだけ効率よくあちこちに配達したいのだが、なかなかそうもいかない。(ほんの数店しか行けていないので、まだのお店の方、すいません)
恵比寿のブラウンシュガー。ビルをあがり、3階のエレヴェーターの扉があくと「おおっ、吉岡さん」とマスター。「今まで、OOさんがいたんですよ」 「ああ、XX社の。おしいなあ。実は、今度の『ソウル・サーチン』のフライヤーができたんで、置いていただきたく参上いたしました」 すると、その横に、なんとジェイ公山さんではあ〜〜りませんか。おや、東京に? 「そうなんですよ、18日(日曜)、(目黒の)ブルースアレーなんですよ。来てください」と言って、ジェイさんのフライヤーを、逆に渡された。これを人呼んで「フライヤー返し」と言う。(←そんな言葉はない)
「オープニングは、キップ・アンダーソンですよ」とジェイさん。「ひええっ、そんなマニアックな曲から?」 (キップは60年代に活躍したサザン・ソウル・シンガー。チェッカー、エクセロなど多くの小さなレーベルからシングルを出している。1992年イチバン・レコードからアルバムを出した) 鈴木啓志氏に電話しなきゃ。(笑) 横からブラウン・マスターの白河さん。「僕も、ファースト行きますよ。来るなら、フライヤー、置いてあげようかなあ・・・。(笑)」 「行く、行く・・・。ファーストとセカンドは同じ曲?」 「いや、違います。ダブりません」(ジェイさん) 「ファースト終わったら、すぐ店開けなきゃいけないんでね。その後(打ち上げ)、お店でお待ちしてま〜す」(白河マスター)
ということで、ジェイ公山さんライヴ告知。
■Jaye’s Singin’ Power & Emotion! シンガーデビュー30周年
OTOPUSOUL 設立1周年記念ライヴ!
◎東京セッション
2007年3月18日(日)目黒ブルースアレー
http://www.bluesalley.co.jp/
目黒区目黒1−3−14 ホテルウィング地下1階
予約03-5740-6041 問い合わせ 03-5496-4381
ファースト18時半〜、セカンド20時〜
チャージ前売り4500円、当日5000円(他にテーブルチャージ525円)
出演:(Vo)JAYE公山 (Ds)JIMI橋詰 (B)江口弘史 (G)米川英之 (Key)吉弘知鶴子
(Tb)小坂武己 (Sax)竹野昌邦 (Tp)Luis Valle
◎大阪セッション
2007年3月24日(土)大阪堀江 KNAVE
http://www.knave.co.jp
大阪市西区南堀江3-11-21 南堀江Tall Valley 地下1階
ファースト19時〜 セカンド20時半〜
前売り 3500円 当日 4000円
JAYE公山(Vo)/浅川ジュン(Ds)/山本まーさん正明(B)/Guuti谷口(Gt)/中村正史(Key)/United Soul Hornz[武井務(Ts)、堂地誠人(As)、房原忠弘(Tp)]
ゲスト:清水 興(B)
問い合わせ 06-6535-0691
しかしなあ、オープニングがキップ・アンダーソンですか。濃い。ジェイ濃い山だ!
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session
【ダニーの魂が降り立つ〜タイ・スティーブンス・ライヴ】
飛び入り。
前日、フィリップ&ブレンダ・ショーへタイ・スティーブンスが飛び入りしたが、この日は赤坂Bフラットにてそのタイ本人のライヴ。そして、このタイのステージには、前日ブレンダたちのライヴにお客さんで見に来ていたマクサンが飛び入りした。マクサンは1970年代からロス・アンジェルスを本拠に活躍しているヴェテランR&Bシンガー。日本と長い間行き来していて、ここ1年ほどはディーヴァ・グレイと同じ音楽学校でヴォイス・トレーニングの先生をしている。ディーヴァのショーにも、また、昨年の『ソウル・サーチン〜ルーサー・ヴァンドロス』も見に来ていた。マクサン名義で1970年代に3枚のアルバムをカプリコーンから出している、という。(僕は1枚しか持っていない)
本編最後の曲が終わり、アンコールの1曲目も歌いきり、それに続いてタイはメロディーにのせて、いろいろ話した。そして、観客席にいたマクサンをステージに招き入れた。「ファンキーな曲をやりたいんだ」とタイ。そして、受けるマクサン。「何でも〜〜」。歌われ始めたのは、ジョージ・ガーシュインのスタンダード「サマータイム」。これがかなりファンキーなアレンジで二人によって歌われた。マクサン、見事な声と歌だ。まるで現役ではないか。さすが、歌の先生だけのことはある。しかも、練習もなく、いきなりだ。こうした飛び入りができるシンガー、アーティストって本当に素敵。春をとび越えて、夏がやってきた。
タイのショーは、ファーストとセカンド、若干曲を入れ替えていたが、セカンドで歌われたダニー・ハザウェイの2曲は本当に圧巻だった。特に、「ソング・フォー・ユー」はまさに会場を凍りつかせるショー・ストッパー。フィリップのアコースティック・ピアノともじつに息があう。さらに続いて神野ユリさんと一緒に歌った「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」。この二人のヴァージョンも見事。この2曲で、ライヴの空気を完璧に自分のものにした。この会場のBフラットは、ステージのバックがレンガになっている。あのダニー・ハザウェイの名盤『ライヴ』のジャケットもこんなレンガをバックにしていた。しかし、フランク・マッコムとタイの二人にダニー特集でもやってもらったら、卒倒しそうだ。(笑) 本当に、タイの元にはダニーのソウルが降り注いでいる。
ライヴが終わり、マクサンと前日に引き続いてちらっと話をした。「ソウル・サーチン、アレサの行くわ」とマクサン。「あなたは、アレサの曲は歌える?」 「お〜、もちろんよ(笑)」と「あたりまえよ」風。「なんでも、歌えるわ、アレサなら」と言って、いきなり「ナチュラル・ウーマン」をその場で歌い始めた。う〜む、何か歌ってもらいたいなあ・・・。
この日、喉が若干かすれ気味だったタイは、翌日朝ニューヨークに戻る。
■タイ・スティーブンス・ウェッブ
http://www.tystephensmusic.com/
Members:
Ty Stephens (Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Clifford Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Isamu "Sam" Umatani (Guitar)
Kamino Yuri (Vocal)
Reddyo (Vocal)
Setlist: Ty Stephens, At B-Flat, Akasaka, Tokyo
March 14th, 2007
セットリスト タイ・スティーブンス
First Set
show started 19:42
01. Love Planet (Original)
02. That Girl - My Cherie Amour (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. I Love You More Than You’ll Never Know (Donny Hathaway)
05. Just The Two Of Us [Ty & Kamino Yuri] (Grover Washington Jr. ftg. Bill Withers)
06. What Can I Do For You (Original)
07. You Should Be [Kamino Yuri-solo] (Kamino Yuri: Original)
08. Ghetto (Instrumental) (Donny Hathaway)
09. Sucker (Original)
10. Found (Original)
11. I’m Just Here To Be Loved (Original)
show ended 20:57
Second Set
show started 21:18
01. Love Planet (Original)
02. Higher Ground (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. A Song For You (Donny Hathaway)
05. The Closer I Get To You [Ty & Kamino Yuri] (Donny Hathaway & Roberta Flack)
06. Sucker (Original)
07. Found (Original)
08. I’m Just Here To Be Loved (Original)
Enc. What Can I Do For You (Original)
Enc. Summertime [Ty & Maxayn] (George Gershwin)
show ended 22:39
(2007年3月14日水曜、赤坂Bフラット=タイ・スティーブンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty
2007-31
飛び入り。
前日、フィリップ&ブレンダ・ショーへタイ・スティーブンスが飛び入りしたが、この日は赤坂Bフラットにてそのタイ本人のライヴ。そして、このタイのステージには、前日ブレンダたちのライヴにお客さんで見に来ていたマクサンが飛び入りした。マクサンは1970年代からロス・アンジェルスを本拠に活躍しているヴェテランR&Bシンガー。日本と長い間行き来していて、ここ1年ほどはディーヴァ・グレイと同じ音楽学校でヴォイス・トレーニングの先生をしている。ディーヴァのショーにも、また、昨年の『ソウル・サーチン〜ルーサー・ヴァンドロス』も見に来ていた。マクサン名義で1970年代に3枚のアルバムをカプリコーンから出している、という。(僕は1枚しか持っていない)
本編最後の曲が終わり、アンコールの1曲目も歌いきり、それに続いてタイはメロディーにのせて、いろいろ話した。そして、観客席にいたマクサンをステージに招き入れた。「ファンキーな曲をやりたいんだ」とタイ。そして、受けるマクサン。「何でも〜〜」。歌われ始めたのは、ジョージ・ガーシュインのスタンダード「サマータイム」。これがかなりファンキーなアレンジで二人によって歌われた。マクサン、見事な声と歌だ。まるで現役ではないか。さすが、歌の先生だけのことはある。しかも、練習もなく、いきなりだ。こうした飛び入りができるシンガー、アーティストって本当に素敵。春をとび越えて、夏がやってきた。
タイのショーは、ファーストとセカンド、若干曲を入れ替えていたが、セカンドで歌われたダニー・ハザウェイの2曲は本当に圧巻だった。特に、「ソング・フォー・ユー」はまさに会場を凍りつかせるショー・ストッパー。フィリップのアコースティック・ピアノともじつに息があう。さらに続いて神野ユリさんと一緒に歌った「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」。この二人のヴァージョンも見事。この2曲で、ライヴの空気を完璧に自分のものにした。この会場のBフラットは、ステージのバックがレンガになっている。あのダニー・ハザウェイの名盤『ライヴ』のジャケットもこんなレンガをバックにしていた。しかし、フランク・マッコムとタイの二人にダニー特集でもやってもらったら、卒倒しそうだ。(笑) 本当に、タイの元にはダニーのソウルが降り注いでいる。
ライヴが終わり、マクサンと前日に引き続いてちらっと話をした。「ソウル・サーチン、アレサの行くわ」とマクサン。「あなたは、アレサの曲は歌える?」 「お〜、もちろんよ(笑)」と「あたりまえよ」風。「なんでも、歌えるわ、アレサなら」と言って、いきなり「ナチュラル・ウーマン」をその場で歌い始めた。う〜む、何か歌ってもらいたいなあ・・・。
この日、喉が若干かすれ気味だったタイは、翌日朝ニューヨークに戻る。
■タイ・スティーブンス・ウェッブ
http://www.tystephensmusic.com/
Members:
Ty Stephens (Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Clifford Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Isamu "Sam" Umatani (Guitar)
Kamino Yuri (Vocal)
Reddyo (Vocal)
Setlist: Ty Stephens, At B-Flat, Akasaka, Tokyo
March 14th, 2007
セットリスト タイ・スティーブンス
First Set
show started 19:42
01. Love Planet (Original)
02. That Girl - My Cherie Amour (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. I Love You More Than You’ll Never Know (Donny Hathaway)
05. Just The Two Of Us [Ty & Kamino Yuri] (Grover Washington Jr. ftg. Bill Withers)
06. What Can I Do For You (Original)
07. You Should Be [Kamino Yuri-solo] (Kamino Yuri: Original)
08. Ghetto (Instrumental) (Donny Hathaway)
09. Sucker (Original)
10. Found (Original)
11. I’m Just Here To Be Loved (Original)
show ended 20:57
Second Set
show started 21:18
01. Love Planet (Original)
02. Higher Ground (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. A Song For You (Donny Hathaway)
05. The Closer I Get To You [Ty & Kamino Yuri] (Donny Hathaway & Roberta Flack)
06. Sucker (Original)
07. Found (Original)
08. I’m Just Here To Be Loved (Original)
Enc. What Can I Do For You (Original)
Enc. Summertime [Ty & Maxayn] (George Gershwin)
show ended 22:39
(2007年3月14日水曜、赤坂Bフラット=タイ・スティーブンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty
2007-31
【フィリップ&ブレンダ、そして、タイ〜歌で押しまくり】
ソウル。
フィリップとブレンダのライヴ。昨年9月はブレンダのライヴがここブルースアレーであったが、今回はフィリップのバンドのゲストにブレンダという形。
ファーストではインストを3曲演奏してから、おもむろにブレンダ登場。いきなり、マイケル・ジャクソン曲から。途中のフィリップのローズがいい感じ。そして、驚いたのがフィリイス・ハイマンのヴァージョンの「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」。これが、実にフィリス風になって見事。ブレンダは、どちらかというとアーシーな泥臭い歌唱が得意と思っていたが、こうした洗練されたニューヨーク風都会的なものも味わい深く歌えることを発見。本当にすばらしい。そして、アリシア・キーズで知られる「ハウ・カム・・・」。オリジナルのステファニー・ミルズ・ヴァージョンときた。これもうまい。「独身の男性はいる?」 「独身の男で、仕事をしている人はいる? 電話して」 観客とのやりとりも、手馴れたもの。
そして、アレサ・フランクリンの「ドクター・フィールグッド」。これはアレサのライヴ・ヴァージョンをもとにしたという。このブルーズの雰囲気はフィリス、ステファニーとも違い、本当にブレンダのシンガーとしての多様性があるところを見せつける。まさに「レディー・ソウル・ナンバーワン」だ。この迫力で、アレサを歌ってくれれば、『ソウル・サーチン』でも大喝采を集めること間違いない。
さらにファーストの最後、よく歌う「ゲット・ヒア」は、オリジナルをさらにゴスペルちっくにした見事なヴァージョン。あのさっぱりした曲が、ぐっと熱く教会ぽくなる。最後のエンディング部分など最高だ。
セカンドでは、翌日赤坂Bフラットで歌うタイ・スティーブンスがスペシャルで登場。まず、ラムゼイ・ルイスの「サン・ゴッデス」でウォームアップし、いきなり、フィリップの「僕が世界で一番好きなアーティストの一番好きな曲を歌ってもらいます」といってダニー・ハザウェイ作品が登場。スティーヴィー曲をはさみ、もう一曲。なんども聴いているが、タイのこの「ア・ソング・フォー・ユー」は、本当に見事としかいいようがない。もし、ダニー・ハザウェイが生きていたら、きっとこういう風に歌うのではないかと思う。歌い終えた後、フィリップが「心が痛い」と言ったがまさにそのとおり。そして、タイとブレンダのデュエットで、ダニー&ロバータの「ホエア・イズ・ア・ラヴ」。
ブレンダは、最後のアンコール前に「ソウル・サーチン」の告知をしてくれた。「3月26日、アレサ・フランクリンのトリビュートをします。私は大きなアフロヘアのウィグをかぶって、70年代のファッションで歌います。ぜひ、来てね」 すると、フィリップが「4月19日、ここで、ビリー・プレストンのトリビュートをします。このオルガンを使って。ぜひ、来てね!」と告知応戦。「ウィザード・オブ・オズ」から「ホーム」を歌った。ブレンダ、そうとう「ソウル・サーチン」に力、はいっています。うれしい。
それにしても、これほどまでに良質なR&B、ソウル・ミュージックのライヴが手軽に聴ける東京とは、ブルースアレーというライヴハウスもすごいものだ。しかし、残念ながら集客がそれほどでもなく、満員にはなっていない。内容的にはどこにも負けない見事なライヴショーだけに、もっと多くの人に見てもらいたいと痛切に思う。これほどソウル、ソウル、ソウルというライヴもなかなかない。
一度告知したタイ・スティーブンスの明日のライヴも、歌、それもソウルをじっくり聴かせるすばらしいライヴになることは請け合いだ。お時間ある方は、赤坂Bフラットへどうぞ。
■ 関連記事
◎タイ・スティーブンスの今日のライヴ告知
March 03, 2007
Ty Stephens Will Sing Day And Night In Tokyo, Next Week
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_03_03.html
2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分〜 セカンド 21時15分〜
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00〜23:00)
チャージ5000円+ドリンク代など
http://www.bflat.jp/home/index.html
地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html
メンバー
Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archer (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、
■Members: (ブルースアレーでのライヴ・メンバー)
Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Clifford Archer (Bass)
Hankoya Nishiyama (Guitar)
Brenda Vaughn (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
■ Setlist: Philp Woo & Brenda Vaughn with Ty Stephens
At Blues Alley, Meguro, March 13, 2007
[today’s singer] (original acts or act who made song famous)
show started 19:46
01. Sunshine Alley (Inst) (Stanley Turrentine)
02. Sham Time (Inst) (Eddie Harris)
03. Freedom Jazz Dance ((Inst) (Eddie Harris, Miles Davis)
04. I Can’t Help It [Brenda Vaughn] (Michael Jackson)
05. Betcha By Golly Wow [Brenda Vaughn] (Philis Hyman Version, Stylistics)
06. How Come U Don’t Call Me [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills Version, Alicia Keys)
07. Dr. Feel Good [Brenda Vaughn] (Aretha Franklin Live Version)
08. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
show ended 20:59
Second Set
show started 21:24
01. Betty Boo (Inst) (Charles Earland)
02. Sun Goddess [Ty Stephens] (Ramsey Lewis, Earth Wind & Fire)
03. I Love You More Than You’ll Ever Know [Ty Stevens] (Donny Hathaway)
04. If You Really Love [Ty Stephens] (Stevie Wonder)
05. A Song For You [Ty Stephens] (Donny Hathaway, Leon Russell)
06. Where Is The Love [Ty Stephens & Brenda Vaughn] (Roberta Flack & Donny Hathaway)
07. I’m Going Down [Brenda Vaughn] (Rose Royce, Mary J Blige)
Enc. Soon As I Get Home [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills)
show ended 22:40
(2007年3月13日火曜、目黒・ブルースアレー=フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip & Vaughn, Brenda
2007-30
ソウル。
フィリップとブレンダのライヴ。昨年9月はブレンダのライヴがここブルースアレーであったが、今回はフィリップのバンドのゲストにブレンダという形。
ファーストではインストを3曲演奏してから、おもむろにブレンダ登場。いきなり、マイケル・ジャクソン曲から。途中のフィリップのローズがいい感じ。そして、驚いたのがフィリイス・ハイマンのヴァージョンの「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」。これが、実にフィリス風になって見事。ブレンダは、どちらかというとアーシーな泥臭い歌唱が得意と思っていたが、こうした洗練されたニューヨーク風都会的なものも味わい深く歌えることを発見。本当にすばらしい。そして、アリシア・キーズで知られる「ハウ・カム・・・」。オリジナルのステファニー・ミルズ・ヴァージョンときた。これもうまい。「独身の男性はいる?」 「独身の男で、仕事をしている人はいる? 電話して」 観客とのやりとりも、手馴れたもの。
そして、アレサ・フランクリンの「ドクター・フィールグッド」。これはアレサのライヴ・ヴァージョンをもとにしたという。このブルーズの雰囲気はフィリス、ステファニーとも違い、本当にブレンダのシンガーとしての多様性があるところを見せつける。まさに「レディー・ソウル・ナンバーワン」だ。この迫力で、アレサを歌ってくれれば、『ソウル・サーチン』でも大喝采を集めること間違いない。
さらにファーストの最後、よく歌う「ゲット・ヒア」は、オリジナルをさらにゴスペルちっくにした見事なヴァージョン。あのさっぱりした曲が、ぐっと熱く教会ぽくなる。最後のエンディング部分など最高だ。
セカンドでは、翌日赤坂Bフラットで歌うタイ・スティーブンスがスペシャルで登場。まず、ラムゼイ・ルイスの「サン・ゴッデス」でウォームアップし、いきなり、フィリップの「僕が世界で一番好きなアーティストの一番好きな曲を歌ってもらいます」といってダニー・ハザウェイ作品が登場。スティーヴィー曲をはさみ、もう一曲。なんども聴いているが、タイのこの「ア・ソング・フォー・ユー」は、本当に見事としかいいようがない。もし、ダニー・ハザウェイが生きていたら、きっとこういう風に歌うのではないかと思う。歌い終えた後、フィリップが「心が痛い」と言ったがまさにそのとおり。そして、タイとブレンダのデュエットで、ダニー&ロバータの「ホエア・イズ・ア・ラヴ」。
ブレンダは、最後のアンコール前に「ソウル・サーチン」の告知をしてくれた。「3月26日、アレサ・フランクリンのトリビュートをします。私は大きなアフロヘアのウィグをかぶって、70年代のファッションで歌います。ぜひ、来てね」 すると、フィリップが「4月19日、ここで、ビリー・プレストンのトリビュートをします。このオルガンを使って。ぜひ、来てね!」と告知応戦。「ウィザード・オブ・オズ」から「ホーム」を歌った。ブレンダ、そうとう「ソウル・サーチン」に力、はいっています。うれしい。
それにしても、これほどまでに良質なR&B、ソウル・ミュージックのライヴが手軽に聴ける東京とは、ブルースアレーというライヴハウスもすごいものだ。しかし、残念ながら集客がそれほどでもなく、満員にはなっていない。内容的にはどこにも負けない見事なライヴショーだけに、もっと多くの人に見てもらいたいと痛切に思う。これほどソウル、ソウル、ソウルというライヴもなかなかない。
一度告知したタイ・スティーブンスの明日のライヴも、歌、それもソウルをじっくり聴かせるすばらしいライヴになることは請け合いだ。お時間ある方は、赤坂Bフラットへどうぞ。
■ 関連記事
◎タイ・スティーブンスの今日のライヴ告知
March 03, 2007
Ty Stephens Will Sing Day And Night In Tokyo, Next Week
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_03_03.html
2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分〜 セカンド 21時15分〜
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00〜23:00)
チャージ5000円+ドリンク代など
http://www.bflat.jp/home/index.html
地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html
メンバー
Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archer (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、
■Members: (ブルースアレーでのライヴ・メンバー)
Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Clifford Archer (Bass)
Hankoya Nishiyama (Guitar)
Brenda Vaughn (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
■ Setlist: Philp Woo & Brenda Vaughn with Ty Stephens
At Blues Alley, Meguro, March 13, 2007
[today’s singer] (original acts or act who made song famous)
show started 19:46
01. Sunshine Alley (Inst) (Stanley Turrentine)
02. Sham Time (Inst) (Eddie Harris)
03. Freedom Jazz Dance ((Inst) (Eddie Harris, Miles Davis)
04. I Can’t Help It [Brenda Vaughn] (Michael Jackson)
05. Betcha By Golly Wow [Brenda Vaughn] (Philis Hyman Version, Stylistics)
06. How Come U Don’t Call Me [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills Version, Alicia Keys)
07. Dr. Feel Good [Brenda Vaughn] (Aretha Franklin Live Version)
08. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
show ended 20:59
Second Set
show started 21:24
01. Betty Boo (Inst) (Charles Earland)
02. Sun Goddess [Ty Stephens] (Ramsey Lewis, Earth Wind & Fire)
03. I Love You More Than You’ll Ever Know [Ty Stevens] (Donny Hathaway)
04. If You Really Love [Ty Stephens] (Stevie Wonder)
05. A Song For You [Ty Stephens] (Donny Hathaway, Leon Russell)
06. Where Is The Love [Ty Stephens & Brenda Vaughn] (Roberta Flack & Donny Hathaway)
07. I’m Going Down [Brenda Vaughn] (Rose Royce, Mary J Blige)
Enc. Soon As I Get Home [Brenda Vaughn] (Stephanie Mills)
show ended 22:40
(2007年3月13日火曜、目黒・ブルースアレー=フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip & Vaughn, Brenda
2007-30
【6000万ドル、ドバイ、インヴェストメント・・・】
要注意。
昨日(月曜)昼過ぎ、ケイリブと打ち合わせのために都内某所のカフェで待ち合わせた。彼が30分ほど遅れるというので、その間ひとりでサンドウィッチを食べつつコーヒーを飲んで、「ソウル・サーチン」の曲順でも決めるか、などと思っていたのだが、ま隣に座った男性二人の会話に思わず聞き耳を立ててしまった。
一人は中東系の外国人、年の頃30代半ばか、向かいに座っている若い男の子はちょっとだけ英語はしゃべれる20代半ばの日本人らしき人物。基本の会話は英語。聞こえてくる単語は、「シクスティー・ミリオン・ダラー」「マイ・ブラザー」「ライト(権利)」「インヴェストメント(投資)」「ドバイ」などなど。おや〜〜っ?
よく頻繁に外国から来る詐欺メールのような話じゃないか。(笑) 曰く「私の兄弟が、だれそれの知り合いで、その知り合いの親戚が死んだ。その人物が銀行に、シクスティー・ミリオン・ダラー(6000万ドル=70億円以上)口座にあるが、その権利を取るのに、1万ドル必要だ。もし、ここで投資すれば、10パーセントの手数料を支払う」などなど。
若い男の子は、片言の英語はしゃべれるようなので、どこかに留学でもしていたのかもしれない。だが、どう考えても頭はよさそうには見えない。英語が出来るのと、頭がいい悪いというのはまったく別の話だ。(笑)
「シックス・ミリオン?」と日本人若者。「ノー、シックスティー・ミリオン」と中東系。「シックスティー・ミリオン...ナナジュウオク・エン?」 「そうね」と中東系。少し、日本語しゃべれるらしい。
「その彼のこと、君は知ってるの?」(英語)と日本人若者。「いや、知らない。僕の兄弟がよく知ってるんだ」(英語)と中東系。ますます怪しい。(笑)
しかし、この中東系の男は本気で彼をだます気なのかなあ。「シックスティー・ミリオン・ダラーの話」なんて、ほんとに信じるかなあ。
そうこうしているうちに、おもむろに大きなケイリブ登場。彼らもいつのまにか消えていた。
大体曲は決まって、セットリストにあがったアレサ曲を1枚のCDに焼いて、メンバー全員に送った。さて、順番を決めればいい感じだが。果たしてどうなるか。このCDには19曲入っていて、70分程度なのだが、何度も聴いていて、アレサ気分を盛り上げている。もし『ソウル・サーチン』に来られるために予習をしたいという方は、アトランティックからでている2枚ぐみのベスト、アリスタから出ているベスト1枚あたりを聴いていればとりあえずはいいのではないだろうか。。もちろんこれらに入っていないユニークな選曲もある。
ところで『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』は3月26日(月)に六本木スイートベイジルで行われるが、今回は会場が広いのでまだ座席にも余裕がある。ただし、今回はお店の方針で立ち見は出さない。遅くなったが、明日、フライアーが出来てくるので、何ヶ所かのソウルバーなどに配ってくる予定だ。
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin
要注意。
昨日(月曜)昼過ぎ、ケイリブと打ち合わせのために都内某所のカフェで待ち合わせた。彼が30分ほど遅れるというので、その間ひとりでサンドウィッチを食べつつコーヒーを飲んで、「ソウル・サーチン」の曲順でも決めるか、などと思っていたのだが、ま隣に座った男性二人の会話に思わず聞き耳を立ててしまった。
一人は中東系の外国人、年の頃30代半ばか、向かいに座っている若い男の子はちょっとだけ英語はしゃべれる20代半ばの日本人らしき人物。基本の会話は英語。聞こえてくる単語は、「シクスティー・ミリオン・ダラー」「マイ・ブラザー」「ライト(権利)」「インヴェストメント(投資)」「ドバイ」などなど。おや〜〜っ?
よく頻繁に外国から来る詐欺メールのような話じゃないか。(笑) 曰く「私の兄弟が、だれそれの知り合いで、その知り合いの親戚が死んだ。その人物が銀行に、シクスティー・ミリオン・ダラー(6000万ドル=70億円以上)口座にあるが、その権利を取るのに、1万ドル必要だ。もし、ここで投資すれば、10パーセントの手数料を支払う」などなど。
若い男の子は、片言の英語はしゃべれるようなので、どこかに留学でもしていたのかもしれない。だが、どう考えても頭はよさそうには見えない。英語が出来るのと、頭がいい悪いというのはまったく別の話だ。(笑)
「シックス・ミリオン?」と日本人若者。「ノー、シックスティー・ミリオン」と中東系。「シックスティー・ミリオン...ナナジュウオク・エン?」 「そうね」と中東系。少し、日本語しゃべれるらしい。
「その彼のこと、君は知ってるの?」(英語)と日本人若者。「いや、知らない。僕の兄弟がよく知ってるんだ」(英語)と中東系。ますます怪しい。(笑)
しかし、この中東系の男は本気で彼をだます気なのかなあ。「シックスティー・ミリオン・ダラーの話」なんて、ほんとに信じるかなあ。
そうこうしているうちに、おもむろに大きなケイリブ登場。彼らもいつのまにか消えていた。
大体曲は決まって、セットリストにあがったアレサ曲を1枚のCDに焼いて、メンバー全員に送った。さて、順番を決めればいい感じだが。果たしてどうなるか。このCDには19曲入っていて、70分程度なのだが、何度も聴いていて、アレサ気分を盛り上げている。もし『ソウル・サーチン』に来られるために予習をしたいという方は、アトランティックからでている2枚ぐみのベスト、アリスタから出ているベスト1枚あたりを聴いていればとりあえずはいいのではないだろうか。。もちろんこれらに入っていないユニークな選曲もある。
ところで『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』は3月26日(月)に六本木スイートベイジルで行われるが、今回は会場が広いのでまだ座席にも余裕がある。ただし、今回はお店の方針で立ち見は出さない。遅くなったが、明日、フライアーが出来てくるので、何ヶ所かのソウルバーなどに配ってくる予定だ。
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin
【ザ・ソウル・サーチン〜アレサ・フランクリン徐々に選曲決まる】
徐々。
ちょうど今から2週間後に迫った『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』の選曲が徐々に決まりつつある。今のところ、16−18曲のライヴ演奏、2曲か3曲ほどビデオで紹介する予定だ。
7時半スタートなので、どうしても3時間以内には抑えたいと思っているのだが、果たしてどうなるか。(笑)
それぞれのシンガーのみなさんが歌う曲もほぼ決まり、大体の全体像も出来つつある。これに一人芝居(高山さん)、さらにビデオ映像(2曲か3曲)、そして、3人のトーク、という感じだ。
こういうのを煮詰めていくと、これもいれたい、あれもやりたいとどんどんと企画が広がっていってしまい、本当に困ったものだ。(笑)
今度こそ、タイムテーブルをきっちりきめて、しっかりした進行を心がけてみたい・・・。(いや、前回もきっちり決めましたが・・・)
また最終確定はしていないのだが、今回の『ソウル・サーチン』はビデオ収録がされるかもしれない。撮影されたものをインターネットで配信しようという試みだ。正式に確定したらば、ここでお知らせしたい。
ところで、アレサ・フランクリンは来る3月12日(月曜=日本時間、13日)にニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで行われる『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロック殿堂)』の授賞式で、昨年亡くなったアトランティック・レコード創始者であるアーメット・アーティガンのトリビュート・シーンがあり、1曲歌うことになっている。その模様の映像が入手できたら、これも『ソウル・サーチン』でご紹介したいと思っている。(訃報記事は下記に)
December 16, 2006
Atlantic Founder Ahmet Ertegun Dies At 83
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_12_16.html
イヴェントの詳細、予約方法などは、ブログトップをごらんください。
http://blog.soulsearchin.com/
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>The Soul Searchin:The Session
徐々。
ちょうど今から2週間後に迫った『ソウル・サーチン:ザ・セッション〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』の選曲が徐々に決まりつつある。今のところ、16−18曲のライヴ演奏、2曲か3曲ほどビデオで紹介する予定だ。
7時半スタートなので、どうしても3時間以内には抑えたいと思っているのだが、果たしてどうなるか。(笑)
それぞれのシンガーのみなさんが歌う曲もほぼ決まり、大体の全体像も出来つつある。これに一人芝居(高山さん)、さらにビデオ映像(2曲か3曲)、そして、3人のトーク、という感じだ。
こういうのを煮詰めていくと、これもいれたい、あれもやりたいとどんどんと企画が広がっていってしまい、本当に困ったものだ。(笑)
今度こそ、タイムテーブルをきっちりきめて、しっかりした進行を心がけてみたい・・・。(いや、前回もきっちり決めましたが・・・)
また最終確定はしていないのだが、今回の『ソウル・サーチン』はビデオ収録がされるかもしれない。撮影されたものをインターネットで配信しようという試みだ。正式に確定したらば、ここでお知らせしたい。
ところで、アレサ・フランクリンは来る3月12日(月曜=日本時間、13日)にニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで行われる『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロック殿堂)』の授賞式で、昨年亡くなったアトランティック・レコード創始者であるアーメット・アーティガンのトリビュート・シーンがあり、1曲歌うことになっている。その模様の映像が入手できたら、これも『ソウル・サーチン』でご紹介したいと思っている。(訃報記事は下記に)
December 16, 2006
Atlantic Founder Ahmet Ertegun Dies At 83
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_12_16.html
イヴェントの詳細、予約方法などは、ブログトップをごらんください。
http://blog.soulsearchin.com/
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>The Soul Searchin:The Session
Vanessa Bell Armstrong Talks:
2007年3月11日【ヴァネッサ・ベル・アームストロング・インタヴュー】
ミラクル。
「ねえ、ねえ、あそこの女の子が着てるコート、どこで買ったのか聞いてきてくれる?」 ヴァネッサは、インタヴューが始まる前に、ホテルのロビーにいた親子連れを見て言った。「私には5人の子供がいて、9人の孫がいるの。(孫は)もうすぐ10人目が生まれるのよ。全員の名前? そうね、大体覚えてるわ。でも、時々間違えてしまう・・・。(笑) (孫のための)ショッピングするのが待ちきれないわ(笑) もうね、みんなが集まるとうちなんか動物園といっしょよ。でも、いまや娘たちはうちを出て行ってしまっているので、home alone(私は家にたったひとりよ)、home alone!」 その「ホーム・アローン」という響きが、もう、リズミカルでメロディーが乗っているかのようだった。
ヴァネッサは、すでに7回のグラミー賞ノミネート歌手。それまでのジャケット写真から想像するとかなりの体格を思い浮かべるが、実際は身長150センチくらいの小柄な人だ。1953年10月2日、デトロイト生まれ。昭和28年、蛇年です。現在53歳であることは彼女は別に隠さない。
ヴァネッサは、週末はほぼどこかに巡業にでている。一年のうち2−3週は自宅にいるが、それ以外はどこかに旅にでている。「で、私はセレブリティー・ママだから(笑)、私が家にいると、みんなが押し寄せてくるのよ。でも、旅が多いから、その前の週にどこの街にいたかも忘れるわよ。ある時は、前に宿泊していたホテルの鍵を持ってきてしまって、次の日のホテルの部屋に差し込んだこともあったわ。(笑)」
ゴスペル・シンガーとして知られるヴァネッサを僕はジャイヴ・レコードから出たアルバムで知った。
http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:e25m965o3ep6
これが出ることになったのは、ジャイヴの社長クライヴ・コールダーが、どこか南の島にヴァケーションに行った時にラジオで聞いた作品がきっかけだという。これより前に、インディで一枚出していて、それがかかっていて、彼はすぐにそのレコードを手にいれ、そこに書かれている住所・電話に連絡してきた。
「ジャイヴに来てからは、すばらしい人生を過ごせたわ」 彼女はジャイヴで6枚のアルバムを出した。
好きなシンガーはの問いに彼女は答える。「アレサ・フランクリン、マヘリア・ジャクソン、グラディス・ナイト、パティー・ラベール・・・。アレサのうちに行ったことがあるわ!」
彼女が初めて教会で歌った時のこと。「たぶん、5歳くらいだったと思う。父親の教会でのことだった。私は、ピアノのスツールの上に立たされて、それで歌った。歌詞の意味なんかわからなくて、でもなんとなく歌った。それ以来、今日までずっと歌い続けているわ」
そして、最新作『ウォーキング・ミラクル』はアメリカで出たばかり。「これは、私のこれまでの人生の浮き沈み、様々な戦いなどを描いている。私の息子が病気になったり、私にも嫌なことが起こったりとか。私の姉妹が病気になったりとか。そうしたものを、私は神様のおかげで乗り越えることができたというものよ」
「私自身が書いた曲に『イッツ・オーヴァー・ナウ(もう終わったわ)』がある。これは、そうした人生のストラッグル(戦い)が終わったということを歌っているの」
『ウォーキング・ミラクル』は、奇跡の道を歩いて、といったニュアンスだろうか。
ENT>MUSIC>ARTIST>Armstrong, Vanessa Bell
ミラクル。
「ねえ、ねえ、あそこの女の子が着てるコート、どこで買ったのか聞いてきてくれる?」 ヴァネッサは、インタヴューが始まる前に、ホテルのロビーにいた親子連れを見て言った。「私には5人の子供がいて、9人の孫がいるの。(孫は)もうすぐ10人目が生まれるのよ。全員の名前? そうね、大体覚えてるわ。でも、時々間違えてしまう・・・。(笑) (孫のための)ショッピングするのが待ちきれないわ(笑) もうね、みんなが集まるとうちなんか動物園といっしょよ。でも、いまや娘たちはうちを出て行ってしまっているので、home alone(私は家にたったひとりよ)、home alone!」 その「ホーム・アローン」という響きが、もう、リズミカルでメロディーが乗っているかのようだった。
ヴァネッサは、すでに7回のグラミー賞ノミネート歌手。それまでのジャケット写真から想像するとかなりの体格を思い浮かべるが、実際は身長150センチくらいの小柄な人だ。1953年10月2日、デトロイト生まれ。昭和28年、蛇年です。現在53歳であることは彼女は別に隠さない。
ヴァネッサは、週末はほぼどこかに巡業にでている。一年のうち2−3週は自宅にいるが、それ以外はどこかに旅にでている。「で、私はセレブリティー・ママだから(笑)、私が家にいると、みんなが押し寄せてくるのよ。でも、旅が多いから、その前の週にどこの街にいたかも忘れるわよ。ある時は、前に宿泊していたホテルの鍵を持ってきてしまって、次の日のホテルの部屋に差し込んだこともあったわ。(笑)」
ゴスペル・シンガーとして知られるヴァネッサを僕はジャイヴ・レコードから出たアルバムで知った。
http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:e25m965o3ep6
これが出ることになったのは、ジャイヴの社長クライヴ・コールダーが、どこか南の島にヴァケーションに行った時にラジオで聞いた作品がきっかけだという。これより前に、インディで一枚出していて、それがかかっていて、彼はすぐにそのレコードを手にいれ、そこに書かれている住所・電話に連絡してきた。
「ジャイヴに来てからは、すばらしい人生を過ごせたわ」 彼女はジャイヴで6枚のアルバムを出した。
好きなシンガーはの問いに彼女は答える。「アレサ・フランクリン、マヘリア・ジャクソン、グラディス・ナイト、パティー・ラベール・・・。アレサのうちに行ったことがあるわ!」
彼女が初めて教会で歌った時のこと。「たぶん、5歳くらいだったと思う。父親の教会でのことだった。私は、ピアノのスツールの上に立たされて、それで歌った。歌詞の意味なんかわからなくて、でもなんとなく歌った。それ以来、今日までずっと歌い続けているわ」
そして、最新作『ウォーキング・ミラクル』はアメリカで出たばかり。「これは、私のこれまでの人生の浮き沈み、様々な戦いなどを描いている。私の息子が病気になったり、私にも嫌なことが起こったりとか。私の姉妹が病気になったりとか。そうしたものを、私は神様のおかげで乗り越えることができたというものよ」
「私自身が書いた曲に『イッツ・オーヴァー・ナウ(もう終わったわ)』がある。これは、そうした人生のストラッグル(戦い)が終わったということを歌っているの」
『ウォーキング・ミラクル』は、奇跡の道を歩いて、といったニュアンスだろうか。
ENT>MUSIC>ARTIST>Armstrong, Vanessa Bell
【ヴァネッサ・ベル・アームストロング・ライヴ】
迫力。
いやあ、しかし、遠かった。都心から約2時間。迷うこと3回ほど道行く人に場所を尋ね、たどり着いた会場。中には、8割方が黒人で、ほとんど外国のような感じ。雰囲気がゴスペルだ。
牧師たちの話に、あちこちから、いちいち声がかかる。エイメン!
瑞穂町は、福生の隣町。途中で米軍横田基地を横に見た。何度か来たことはあったが、やはりアメリカの街だ。ザッツライト!
3組のアーティスト(ジョイフル・ノイズ・シンガーズ、グレイス・フィールズ、サウンズ・オブ・ジョイ・ゴスペル・クワイヤー)が出た後にひじょうにユニークなレスリー・ハードウェイ&レヴィティカル・ブレイズという黒人女性3人組のゴスペル曲にあわせたパントマイムのパフォーマンスがあった。これは、正直、意味がつかめなかったが、けっこうおもしろかった。この時に使われた曲は、後で本人たちに聞いたところゴスペル・アーティスト、バイロン・ケージの最新作から「アイ・キャン・リシーヴ」という曲だという。その曲のメッセージに合わせて、振り付けをしているそうだ。こういうのは初めて見た。オーライト!
そして、ヴァネッサ登場。その歌声はさすがに力強い。おもしろかったのが、3曲目に歌われた最新作『ウォーキング・ミラクル』からの「ソー・グッド・トゥ・ミー」。最初はトラック(カラオケ)で歌っていたのだが、後半アドリブ部分になったら、生のキーボード奏者が演奏し、自由に歌っていた。グッゴー!
それにしても、あの小さな体、150センチくらいか、よくあれだけの声が出るものだ。少し高めの声だが、迫力満点。酔える声だ。 セットリストで下記6曲、スローあり、アップテンポあり、歌はほとんどトラック(カラオケ)にあわせて歌うが、お見事。余談だが、僕はステージ上のパフォーマンスに熱狂する観客の反応ぶりがたまらなく楽しかった。そして、ヴァネッサが話す英語を訳す通訳の人の日本語も熱くて、おもしろかった。ライドオ〜〜ン!
ライヴ終了後、すぐに玄関付近に出て、ポスター、Tシャツ、CDを売ってサイン会。次回はぜひ、都心でお願いします。
■インタヴュー記事
らっこ・アーティスト:ヴァネッサ・ベル・アームストロング “奇跡”のゴスペル(毎日新聞、2007年3月8日付け夕刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/music/news/20070308dde012070025000c.html
Setlist
Levitical Praise Mime Ministry
01. I Can Receive (Byron Cage=CD)
Vanessa Bell Armstrong : Mizuho Sky Hall : March 8, 2007
ヴァネッサ・ベル・アームストロング セットリスト
show started 21:14
01. Jesus, I’ll Never Forget It (Sam Cooke & Soul Stirrers)
02. Somebody Prayed For Me (Donnie McClurkin)
03. So Good To Me (From latest album "Walking Miracle")
04. Til The Victory’s Won (From latest album "Walking Miracle")
05. It’s Over Now (From latest album "Walking Miracle")
06. Peace, Be Still (Vanessa Bell Armstrong, James Cleaveland)
show ended 22:13
(2007年3月9日金曜、東京都西多摩郡瑞穂町・瑞穂スカイホール=ヴァネッサ・ベル・アームストロング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Armstrong, Vanessa Bell
2007-29
迫力。
いやあ、しかし、遠かった。都心から約2時間。迷うこと3回ほど道行く人に場所を尋ね、たどり着いた会場。中には、8割方が黒人で、ほとんど外国のような感じ。雰囲気がゴスペルだ。
牧師たちの話に、あちこちから、いちいち声がかかる。エイメン!
瑞穂町は、福生の隣町。途中で米軍横田基地を横に見た。何度か来たことはあったが、やはりアメリカの街だ。ザッツライト!
3組のアーティスト(ジョイフル・ノイズ・シンガーズ、グレイス・フィールズ、サウンズ・オブ・ジョイ・ゴスペル・クワイヤー)が出た後にひじょうにユニークなレスリー・ハードウェイ&レヴィティカル・ブレイズという黒人女性3人組のゴスペル曲にあわせたパントマイムのパフォーマンスがあった。これは、正直、意味がつかめなかったが、けっこうおもしろかった。この時に使われた曲は、後で本人たちに聞いたところゴスペル・アーティスト、バイロン・ケージの最新作から「アイ・キャン・リシーヴ」という曲だという。その曲のメッセージに合わせて、振り付けをしているそうだ。こういうのは初めて見た。オーライト!
そして、ヴァネッサ登場。その歌声はさすがに力強い。おもしろかったのが、3曲目に歌われた最新作『ウォーキング・ミラクル』からの「ソー・グッド・トゥ・ミー」。最初はトラック(カラオケ)で歌っていたのだが、後半アドリブ部分になったら、生のキーボード奏者が演奏し、自由に歌っていた。グッゴー!
それにしても、あの小さな体、150センチくらいか、よくあれだけの声が出るものだ。少し高めの声だが、迫力満点。酔える声だ。 セットリストで下記6曲、スローあり、アップテンポあり、歌はほとんどトラック(カラオケ)にあわせて歌うが、お見事。余談だが、僕はステージ上のパフォーマンスに熱狂する観客の反応ぶりがたまらなく楽しかった。そして、ヴァネッサが話す英語を訳す通訳の人の日本語も熱くて、おもしろかった。ライドオ〜〜ン!
ライヴ終了後、すぐに玄関付近に出て、ポスター、Tシャツ、CDを売ってサイン会。次回はぜひ、都心でお願いします。
■インタヴュー記事
らっこ・アーティスト:ヴァネッサ・ベル・アームストロング “奇跡”のゴスペル(毎日新聞、2007年3月8日付け夕刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/music/news/20070308dde012070025000c.html
Setlist
Levitical Praise Mime Ministry
01. I Can Receive (Byron Cage=CD)
Vanessa Bell Armstrong : Mizuho Sky Hall : March 8, 2007
ヴァネッサ・ベル・アームストロング セットリスト
show started 21:14
01. Jesus, I’ll Never Forget It (Sam Cooke & Soul Stirrers)
02. Somebody Prayed For Me (Donnie McClurkin)
03. So Good To Me (From latest album "Walking Miracle")
04. Til The Victory’s Won (From latest album "Walking Miracle")
05. It’s Over Now (From latest album "Walking Miracle")
06. Peace, Be Still (Vanessa Bell Armstrong, James Cleaveland)
show ended 22:13
(2007年3月9日金曜、東京都西多摩郡瑞穂町・瑞穂スカイホール=ヴァネッサ・ベル・アームストロング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Armstrong, Vanessa Bell
2007-29
【久保田利伸〜MTVアイコン・ライヴ】
アイコン。
「アイコン(icon)」とは、肖像、偶像を意味する。音楽を24時間流すことで有名になったケーブルテレビ局MTVが、音楽界で大きな足跡を残したアーティストにトリビュートするイヴェントがMTVアイコン。アメリカではすでに何本か制作されているが、日本でその第一弾となったのがこの久保田利伸。久保田の音楽を聞いて育った若手のミュージシャンらが集まり、久保田作品を自由自在に歌った。
バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボード2、DJ、そしてコーラス3人という布陣。ここにさまざまなプレゼンターやアーティストが登場した。間には、久保田の過去20年の歴史を振り返るインタヴュー・ビデオが挿入され、完全に番組収録を、現場で見ている雰囲気だった。
渋谷AXは、ものすごい熱気で2階席も下から上がってくる人いきれで蒸し暑いほど。大きなスクリーンに映されたインタヴューと編集ビデオでアーティストの20年間がコンパクトにまとめられていたが、これを見ると改めて彼のこの20年間のブラック・ミュージックへの打ち込みぶりに感銘を受けた。
またプレゼンターのスピーチの中ではブラザー・トムの「彼(久保田)の旅はまだ途中だ。一度だけ『おめでとう』といったことがある。それは、彼が『ソウルトレイン』に出たときだ」というものが印象的だった。
ライヴは、AIから始まり、久保田本人まで全12曲。個人的に特に印象に残ったのは、平井堅の「ミッシング」とイグザイルのアツシといっしょに歌った「インディゴ・ワルツ」。アツシとのデュオはまさに歌声と歌声のバトルになり、それぞれが相手にその瞬間に影響を与え、まさに化学反応のようなものが起こっていた。
約90分の本編が終わって、マーヴィン・ゲイの「アフター・ザ・ダンス」が静かにかかり、「本日はご来場ありがとうございました・・・」のアナウンスも流れたが、しばらくして、久保田本人がステージに残していった帽子を取りにきて、予期せぬアンコールが始まった。バンドメンバーも聞かされていなかったようで、その場で適当にあわせたジャムセッションぽくなった。平井堅で歌われた「ミッシング」をもう一度、自分ヴァージョンで、さらにプレゼンテイターとして登場していたソンミンとともに『日本沈没』のテーマを歌った。ここには、トランペットでトクも飛び入り。飛び入りが得意なトクがいいパフォーマンスを見せた。
■この模様は2007年4月1日(日)22:00−23:30(初回)を皮切りに、4月2日(月)16:30〜、4月5日(木)27:30〜、4月7日(土)13:00〜、24:00〜にMTVで放送されます。
■メンバー
Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Ishinari Masato (Guitar)
Carlos Henderson (Bass)
Felicia Graham (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
Kamino Yuri (Vocal)
Kakizaki Yoichiro(Keyboard)
Scott Melker(DJ)
Setlist: MTV Icon; Kubota Toshinobu, 03/08/2007
久保田利伸 MTV Icon セットリスト
01. La La La Love Song / AI & Verbal (m-flo)
02. The Sound Of Carnival / bird & Toku
03. You Were Mine / 椎名純平
04. Rapper Show / Afra, Kreva, DJ
05. Timeシャワーに討たれて・・・ / Kreva & 加藤ミリヤ & Afra
06. 夢with you / 森大輔
07. Just The Two Of Us / Double & 久保田利伸
08. Missing / 平井堅
09. Dance If You Want It 〜 流星のサドル 〜 Dance If You Want It / Soulhead
10. Breaking Through / 久保田利伸
11. Indigo Waltz / 久保田利伸 & Atsushi (Exile) &Toku
12. Oh, What A Night / 久保田利伸
show ended 20:38
BGM CD After The Dance / Marvin Gaye
Enc. Missing / 久保田利伸
Enc. Keep Holding U / 久保田利伸 & ソンミン
show ended 21:01
(2007年3月8日木曜、渋谷アックス=AX=久保田利伸〜MTVアイコン収録ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
ENT>MUSIC>TV>MTV Icon
2007-28
アイコン。
「アイコン(icon)」とは、肖像、偶像を意味する。音楽を24時間流すことで有名になったケーブルテレビ局MTVが、音楽界で大きな足跡を残したアーティストにトリビュートするイヴェントがMTVアイコン。アメリカではすでに何本か制作されているが、日本でその第一弾となったのがこの久保田利伸。久保田の音楽を聞いて育った若手のミュージシャンらが集まり、久保田作品を自由自在に歌った。
バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボード2、DJ、そしてコーラス3人という布陣。ここにさまざまなプレゼンターやアーティストが登場した。間には、久保田の過去20年の歴史を振り返るインタヴュー・ビデオが挿入され、完全に番組収録を、現場で見ている雰囲気だった。
渋谷AXは、ものすごい熱気で2階席も下から上がってくる人いきれで蒸し暑いほど。大きなスクリーンに映されたインタヴューと編集ビデオでアーティストの20年間がコンパクトにまとめられていたが、これを見ると改めて彼のこの20年間のブラック・ミュージックへの打ち込みぶりに感銘を受けた。
またプレゼンターのスピーチの中ではブラザー・トムの「彼(久保田)の旅はまだ途中だ。一度だけ『おめでとう』といったことがある。それは、彼が『ソウルトレイン』に出たときだ」というものが印象的だった。
ライヴは、AIから始まり、久保田本人まで全12曲。個人的に特に印象に残ったのは、平井堅の「ミッシング」とイグザイルのアツシといっしょに歌った「インディゴ・ワルツ」。アツシとのデュオはまさに歌声と歌声のバトルになり、それぞれが相手にその瞬間に影響を与え、まさに化学反応のようなものが起こっていた。
約90分の本編が終わって、マーヴィン・ゲイの「アフター・ザ・ダンス」が静かにかかり、「本日はご来場ありがとうございました・・・」のアナウンスも流れたが、しばらくして、久保田本人がステージに残していった帽子を取りにきて、予期せぬアンコールが始まった。バンドメンバーも聞かされていなかったようで、その場で適当にあわせたジャムセッションぽくなった。平井堅で歌われた「ミッシング」をもう一度、自分ヴァージョンで、さらにプレゼンテイターとして登場していたソンミンとともに『日本沈没』のテーマを歌った。ここには、トランペットでトクも飛び入り。飛び入りが得意なトクがいいパフォーマンスを見せた。
■この模様は2007年4月1日(日)22:00−23:30(初回)を皮切りに、4月2日(月)16:30〜、4月5日(木)27:30〜、4月7日(土)13:00〜、24:00〜にMTVで放送されます。
■メンバー
Philip Woo (Keyboards)
Jay Stixx (Drums)
Ishinari Masato (Guitar)
Carlos Henderson (Bass)
Felicia Graham (Vocal)
Ty Stephens (Vocal)
Kamino Yuri (Vocal)
Kakizaki Yoichiro(Keyboard)
Scott Melker(DJ)
Setlist: MTV Icon; Kubota Toshinobu, 03/08/2007
久保田利伸 MTV Icon セットリスト
01. La La La Love Song / AI & Verbal (m-flo)
02. The Sound Of Carnival / bird & Toku
03. You Were Mine / 椎名純平
04. Rapper Show / Afra, Kreva, DJ
05. Timeシャワーに討たれて・・・ / Kreva & 加藤ミリヤ & Afra
06. 夢with you / 森大輔
07. Just The Two Of Us / Double & 久保田利伸
08. Missing / 平井堅
09. Dance If You Want It 〜 流星のサドル 〜 Dance If You Want It / Soulhead
10. Breaking Through / 久保田利伸
11. Indigo Waltz / 久保田利伸 & Atsushi (Exile) &Toku
12. Oh, What A Night / 久保田利伸
show ended 20:38
BGM CD After The Dance / Marvin Gaye
Enc. Missing / 久保田利伸
Enc. Keep Holding U / 久保田利伸 & ソンミン
show ended 21:01
(2007年3月8日木曜、渋谷アックス=AX=久保田利伸〜MTVアイコン収録ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
ENT>MUSIC>TV>MTV Icon
2007-28
After Champagne Party...
2007年3月8日【シャンパーン・パーティーのあとに〜】
飛ぶ。
鈴木雅之さんのパーティーは、かなり派手なものだった。招待状には、ドレスアップでと書かれていた。会場には松尾潔さん、ブラザーコーンさんらも。ライヴ後、マーチンの楽屋へ。松尾さんとコーンさんは、1990年代初期にNHK-BSの『ソウル・トレイン』でいっしょに仕事をされていた。彼らも『ソウル・トレイン』以来とのこと。
コーンさんは、僕も久々だったので、改めて名刺を交換。彼が「僕、昔の吉岡さんの名刺持ってますよ」と言ってくれたので、恐縮。コーンさんの名刺には「魂同組」と書かれている。これで、「こんどうぐみ」と読むのだそうだ。さすが。ブラザー・コーンの苗字は近藤。そこからきているわけだ。
話は飛ぶ。マーチンさんは、「コンチャンが来てくれたのが何よりうれしいねえ」と歓待。ちょうどそれから二日前の日曜、このイヴェントを仕切ったマイ・ソウル・メイト、ハセヤンから高井戸倶楽部で行われていた「ニックズ・ナイト」に誘われていたのだが、そこにコンチャンも来ていたらしい。「毎回、あれは行ってるんですよ」とコンチャン。昔ディスコをやっていた医者の息子H君の話がぽっとでて、驚いた。「今度みんなで会いましょう」ってことに。
その後、松尾さんと軽く飲みに行こうということになり、恵比寿方面へ。それにしても、松尾さん、よくしゃべる。移動中の車の中でもエイント・ノー・ストッピン・ヒム・ナウって感じ。しかも、話が飛ぶ。そして、どれもおもしろい。
マーチン新作ネタ。「日本語の表記、(「シェーム」のヒットで有名な)イヴリン・キングは、イヴリン・シャンペン・キングなんですね。それから「ハウ・アバウト・アス」の大ヒットのイリノイ州出身のヴォーカル・グループは、シャンペーンですね。ヨーロッパのディスコのグループかなんかでシャンペーンみたいなのもありましたねえ。今回のマーチンさんのアルバムの日本語表記、どうしようか、けっこう迷ったんです。シャンペインなのか、シャンペーンなのか。シャンパーンか、シャンパンか・・・」と松尾さん。おお、そうなんだ。そんなにいろんな書き方、あったか。確かに、よく見てみると、そうだ。結局、シャンペーン・ロワイヤルで落ち着く。
ジャケットの裏面にキラキラした王冠が映っている。これは、まさにキング・マーチンの王冠ということで、特注したそう。
話は飛ぶ。実は前から『ソウル・サーチン:ザ・セッション。VOL.2〜アレサ・フランクリン』への出演を松尾さんに打診していた。当初は3月末に海外出張が入りそうなので、待ってくれ、という感じだったのだが、結局3月26日は、彼がDJを担当しているラジオ番組『ユニヴァース』の最終回の録音がその時間帯に入ってしまって『ソウル・サーチン』のほうにはご出席いただけないことになった。
なんと、この日は最終回ということで、大瀧詠一さんがゲストに出演されるという。大滝さんは、「最初から、(その番組の)最終回なら出る」と松尾さんに言っていたという。
しかも、当日の夜に録音して、その日の深夜に放送する。通常は前週の水曜あたりに収録しているそうだが、「どうも、編集されることを嫌って」当日収録を希望されたらしい。まさに大瀧さんらしい話だ。
「じゃあ、松尾さん、8時過ぎに終わったら、大瀧さんと(『ソウル・サーチン』に)来ればいいじゃない(笑)」と言っておいた。松尾さんが「大瀧さんとアレサって結びつかないですよねえ・・・」と言うので、「いや、アリフ・マーディンとか、つながるんじゃないですか」と強引につなげると、「そうかあ・・・」とビミョーな返事。『スイート・ベイジル』、おいしいお食事もできますよ!」と追い討ち。果たして、どうなるか。
話は飛ぶ。雑談の中で9日(金曜)のヴァネッサ・ベル・アームストロングのライヴ話になった。いっしょに行きます?とたずねると、「吉岡さんのブログ見て、行きたいなと思ったんですよ。それで、金曜、行けたんですよ、本当だったら!」と手を叩く。おや? 「さっき、マーチンさんのマネージャーから7日の収録を9日にしてください、ゴメンナサイと言われたんです」
話は飛ぶ。入ったカフェで「シーザー・サラダ」をオーダーすることになったが、「これ、何で『シーザー・サラダ』っていうんだっけなあ」と松尾さん。「携帯でウィッキペディアでしょう」と言うと、もう携帯を操作。しばらくして、答えが出て、読み上げる・・・。(シーザーサラダについて詳細お知りになりたい方は、ウィッキペディアでどうぞ)(笑)
話は、つながってるが、飛ぶ。「このウィッキペディア、どうなんですか? 僕の項目もあるんですが・・・。ちょっと違っててね」
ウィッキペディアの著作権の話から森進一「おふくろさん」ネタへ。きりがないので、この項目、書きかけということで、続くかもしれない・・・。話の飛び方は、シャンパーンの泡が飛ぶ如く。パ〜〜〜ン。(←シャンパーン・ボトルを開けた音)
ENT>MUSIC>ESSAY
飛ぶ。
鈴木雅之さんのパーティーは、かなり派手なものだった。招待状には、ドレスアップでと書かれていた。会場には松尾潔さん、ブラザーコーンさんらも。ライヴ後、マーチンの楽屋へ。松尾さんとコーンさんは、1990年代初期にNHK-BSの『ソウル・トレイン』でいっしょに仕事をされていた。彼らも『ソウル・トレイン』以来とのこと。
コーンさんは、僕も久々だったので、改めて名刺を交換。彼が「僕、昔の吉岡さんの名刺持ってますよ」と言ってくれたので、恐縮。コーンさんの名刺には「魂同組」と書かれている。これで、「こんどうぐみ」と読むのだそうだ。さすが。ブラザー・コーンの苗字は近藤。そこからきているわけだ。
話は飛ぶ。マーチンさんは、「コンチャンが来てくれたのが何よりうれしいねえ」と歓待。ちょうどそれから二日前の日曜、このイヴェントを仕切ったマイ・ソウル・メイト、ハセヤンから高井戸倶楽部で行われていた「ニックズ・ナイト」に誘われていたのだが、そこにコンチャンも来ていたらしい。「毎回、あれは行ってるんですよ」とコンチャン。昔ディスコをやっていた医者の息子H君の話がぽっとでて、驚いた。「今度みんなで会いましょう」ってことに。
その後、松尾さんと軽く飲みに行こうということになり、恵比寿方面へ。それにしても、松尾さん、よくしゃべる。移動中の車の中でもエイント・ノー・ストッピン・ヒム・ナウって感じ。しかも、話が飛ぶ。そして、どれもおもしろい。
マーチン新作ネタ。「日本語の表記、(「シェーム」のヒットで有名な)イヴリン・キングは、イヴリン・シャンペン・キングなんですね。それから「ハウ・アバウト・アス」の大ヒットのイリノイ州出身のヴォーカル・グループは、シャンペーンですね。ヨーロッパのディスコのグループかなんかでシャンペーンみたいなのもありましたねえ。今回のマーチンさんのアルバムの日本語表記、どうしようか、けっこう迷ったんです。シャンペインなのか、シャンペーンなのか。シャンパーンか、シャンパンか・・・」と松尾さん。おお、そうなんだ。そんなにいろんな書き方、あったか。確かに、よく見てみると、そうだ。結局、シャンペーン・ロワイヤルで落ち着く。
ジャケットの裏面にキラキラした王冠が映っている。これは、まさにキング・マーチンの王冠ということで、特注したそう。
話は飛ぶ。実は前から『ソウル・サーチン:ザ・セッション。VOL.2〜アレサ・フランクリン』への出演を松尾さんに打診していた。当初は3月末に海外出張が入りそうなので、待ってくれ、という感じだったのだが、結局3月26日は、彼がDJを担当しているラジオ番組『ユニヴァース』の最終回の録音がその時間帯に入ってしまって『ソウル・サーチン』のほうにはご出席いただけないことになった。
なんと、この日は最終回ということで、大瀧詠一さんがゲストに出演されるという。大滝さんは、「最初から、(その番組の)最終回なら出る」と松尾さんに言っていたという。
しかも、当日の夜に録音して、その日の深夜に放送する。通常は前週の水曜あたりに収録しているそうだが、「どうも、編集されることを嫌って」当日収録を希望されたらしい。まさに大瀧さんらしい話だ。
「じゃあ、松尾さん、8時過ぎに終わったら、大瀧さんと(『ソウル・サーチン』に)来ればいいじゃない(笑)」と言っておいた。松尾さんが「大瀧さんとアレサって結びつかないですよねえ・・・」と言うので、「いや、アリフ・マーディンとか、つながるんじゃないですか」と強引につなげると、「そうかあ・・・」とビミョーな返事。『スイート・ベイジル』、おいしいお食事もできますよ!」と追い討ち。果たして、どうなるか。
話は飛ぶ。雑談の中で9日(金曜)のヴァネッサ・ベル・アームストロングのライヴ話になった。いっしょに行きます?とたずねると、「吉岡さんのブログ見て、行きたいなと思ったんですよ。それで、金曜、行けたんですよ、本当だったら!」と手を叩く。おや? 「さっき、マーチンさんのマネージャーから7日の収録を9日にしてください、ゴメンナサイと言われたんです」
話は飛ぶ。入ったカフェで「シーザー・サラダ」をオーダーすることになったが、「これ、何で『シーザー・サラダ』っていうんだっけなあ」と松尾さん。「携帯でウィッキペディアでしょう」と言うと、もう携帯を操作。しばらくして、答えが出て、読み上げる・・・。(シーザーサラダについて詳細お知りになりたい方は、ウィッキペディアでどうぞ)(笑)
話は、つながってるが、飛ぶ。「このウィッキペディア、どうなんですか? 僕の項目もあるんですが・・・。ちょっと違っててね」
ウィッキペディアの著作権の話から森進一「おふくろさん」ネタへ。きりがないので、この項目、書きかけということで、続くかもしれない・・・。話の飛び方は、シャンパーンの泡が飛ぶ如く。パ〜〜〜ン。(←シャンパーン・ボトルを開けた音)
ENT>MUSIC>ESSAY
【『シャンペーン・ロワイヤル』は鈴木雅之新作タイトル】
ライヴ。
マーチンが新作アルバム『シャンペーン・ロワイヤル』を今日(2007年3月7日)リリースする。これを記念して、6日、丸の内コットンクラブでマスコミ関係者らを集めたショーケース・ライヴを行った。今回のショーケース、ただのショーケースではない。新作アルバムのタイトルが『シャンペーン・ロワイヤル』ということで、新しいシャンペーン・ブランド、ラスール・グロワールが主催するシャンペーン・パーティーの一環のスペシャル・ライヴとして鈴木雅之ライヴが行われた。
このシャンペーン、フランスで初めて日本人オウナーが畑から管理し、生産しているもので、高級シャンペーンとして売り出し中。日本人のための日本人によるシャンペーンというのが大きなポイント。マーチンもまた、日本人による日本語のラヴソングを歌いつづけているという点で意気投合、さらに常に最高級のものを求めるマーチンの方向性ともマッチし、コラボレーションが実現した。
ライヴは、ギター、ベース、キーボード、パーカッションにマーチン。新作から4曲、そして、アンコールで「恋人」を熱唱。シャンペーンで酔わせた観客をさらに、マーチンのラヴソングで酔わせた。また、新作制作についての思いを1曲ごとにかなり熱く語った。
今度の新作は、久々に全体のプロデュースに外部プロデューサーである松尾潔氏を迎えて作ったマーチンの意欲作。新旧さまざまなクリエイターたちと、ヴァリエーションのあるサウンドに挑戦している。
ところで、マーチン・松尾潔対談をしばらく前に行い、その模様はマーチンの会報「ラヴァーズ」で、さらに4月13日から始まる全国ツアー用のパンフレットで紹介することになっている。
マーチンは、3月11日(日曜)の『ソウル・ブレンズ』(午後2時から5時、インターFM76.1mhz)にゲスト出演予定。出演時間は4時ころから。また、3月12日(月曜)深夜の『ユニヴァース』(深夜3時〜5時、正確には13日午前3時〜5時、Jウェイヴ81.3mhz)にもゲストで登場する。これは、プロデューサーでもある松尾潔氏の番組。
Setlist Cotton Club, March 6th, 2007
鈴木雅之 セットリスト
show started 21:06
01. いびつな夜
02. Champagne
03. Nothing’s Gonna Change
04. 53F
05. 恋人
show ended 21.56
(2007年3月6日火曜、丸の内コットンクラブ=鈴木雅之ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki, Masayuki
2007-27
ライヴ。
マーチンが新作アルバム『シャンペーン・ロワイヤル』を今日(2007年3月7日)リリースする。これを記念して、6日、丸の内コットンクラブでマスコミ関係者らを集めたショーケース・ライヴを行った。今回のショーケース、ただのショーケースではない。新作アルバムのタイトルが『シャンペーン・ロワイヤル』ということで、新しいシャンペーン・ブランド、ラスール・グロワールが主催するシャンペーン・パーティーの一環のスペシャル・ライヴとして鈴木雅之ライヴが行われた。
このシャンペーン、フランスで初めて日本人オウナーが畑から管理し、生産しているもので、高級シャンペーンとして売り出し中。日本人のための日本人によるシャンペーンというのが大きなポイント。マーチンもまた、日本人による日本語のラヴソングを歌いつづけているという点で意気投合、さらに常に最高級のものを求めるマーチンの方向性ともマッチし、コラボレーションが実現した。
ライヴは、ギター、ベース、キーボード、パーカッションにマーチン。新作から4曲、そして、アンコールで「恋人」を熱唱。シャンペーンで酔わせた観客をさらに、マーチンのラヴソングで酔わせた。また、新作制作についての思いを1曲ごとにかなり熱く語った。
今度の新作は、久々に全体のプロデュースに外部プロデューサーである松尾潔氏を迎えて作ったマーチンの意欲作。新旧さまざまなクリエイターたちと、ヴァリエーションのあるサウンドに挑戦している。
ところで、マーチン・松尾潔対談をしばらく前に行い、その模様はマーチンの会報「ラヴァーズ」で、さらに4月13日から始まる全国ツアー用のパンフレットで紹介することになっている。
マーチンは、3月11日(日曜)の『ソウル・ブレンズ』(午後2時から5時、インターFM76.1mhz)にゲスト出演予定。出演時間は4時ころから。また、3月12日(月曜)深夜の『ユニヴァース』(深夜3時〜5時、正確には13日午前3時〜5時、Jウェイヴ81.3mhz)にもゲストで登場する。これは、プロデューサーでもある松尾潔氏の番組。
Setlist Cotton Club, March 6th, 2007
鈴木雅之 セットリスト
show started 21:06
01. いびつな夜
02. Champagne
03. Nothing’s Gonna Change
04. 53F
05. 恋人
show ended 21.56
(2007年3月6日火曜、丸の内コットンクラブ=鈴木雅之ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki, Masayuki
2007-27
Aretha Franklin Live At Montreux
2007年3月6日【アレサ・フランクリン・アット・モントルー】
1971年。
3月26日に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッション VOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』のために、いろいろ資料を集めて見たり、読んだりしているが、ニューヨークのソウルメイトK氏から、アレサの1971年のライヴ映像を送ってもらった。このころのアレサはどれもすごいのだが、これもすごい。
1971年6月12日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴを撮ったもの。収録されている曲は、次のとおり。
Aretha Franklin: Montreux Jazz Festival
(June 12, 1971)
00. Backstage scene (01:50)
01. You Make Me Feel Like A Natural Woman (04:16) (1967)
02. I Say A Little Prayer For You (03:30) (1968)
03. Call Me (06:20) (1970)
04. Brand New Me (04:05) (1972- LP Young Gifted And Black)
05. Share Your Love With Me (03:55) (1969)
06. Don’t Play That Song (02:55) (1970)
07. Bridge Over Troubled Water (05:35) (1971)
08. Dr. Feel Good (07:00) (1967)
09. Spirit In The Dark (06:20) (1970)
10. Reach Out And Touch Somebody’ Hand (04:30)(1971)
メンバーは次のとおり。
Aretha Franklin (vocal, piano)
King Curtis (musical director)
Cornell Dupree (guitar + large brass)
Jerry Jemmott (bass)
Truman Thomas (organ)
Bernard Purdie (drums)
Sweethearts Of Soul : Margaret Branch, Ann Clark, Pat Smith (chorus)
ご存知のように「モントルー・フェス」は、比較的多数の映像資料が残っている。そのすべてが、一般発売されているわけではないが、資料映像として、かなりの量があるようだ。順に権利がクリアされれば、リリースされるのだろう。これまでにマーヴィン・ゲイやジェームス・ブラウンのものなどがリリースされている。
さてこの時のライヴの見所は、音楽ディレクターにキング・カーティスがいる点だ。もちろんファンキーなサウンド作りには定評があり、アレサもすっかりカーティスが作る音を気に入っていたわけだが、そのキング・カーティスはこれから2ヵ月後の8月14日、ニューヨーク自宅前で、暴漢に刺殺されてしまう。ちょうど、キング・カーティスは、彼のアパートでアレサとサム・ムーアとともにレコーディングの打ち合わせをすることになっていたが運命的な事件となった。一説によると、サムとアレサはその事件の直後に現場にいて、病院に搬送したとか。
重いドラムスは、バーナード・パーディー、ギターはコーネル・デュプリー。これから4ヶ月前の1971年2月に行われた『ライヴ・アット・フィルモア』のメンバーとほぼ同じ。なによりも、アレサの自信に満ち溢れたライヴ・パフォーマンス、その若々しさもありながら、風格にも驚かされる。このとき、アレサはまだ29歳である。
4曲目で歌われる「ブラン・ニュー・ミー」はそれほど有名な曲ではないが、もともとシングル「明日に架ける橋」のB面に収録された作品。1970年11月2日に録音された。シングルは1971年3月にリリースされるが、この曲がアルバムに収録されるのは、1972年1月発売の傑作『ヤング・ギフテッド・アンド・ブラック』である。いい曲だ。
映像は約50分だが、圧巻。『ソウル・サーチン』でも、なんとかここから1、2曲映像をご紹介できればいいなあと考えている。正式なDVD化も望みたいところ。
ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session
ENT>ARTISTS>Franklin, Aretha
1971年。
3月26日に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッション VOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』のために、いろいろ資料を集めて見たり、読んだりしているが、ニューヨークのソウルメイトK氏から、アレサの1971年のライヴ映像を送ってもらった。このころのアレサはどれもすごいのだが、これもすごい。
1971年6月12日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴを撮ったもの。収録されている曲は、次のとおり。
Aretha Franklin: Montreux Jazz Festival
(June 12, 1971)
00. Backstage scene (01:50)
01. You Make Me Feel Like A Natural Woman (04:16) (1967)
02. I Say A Little Prayer For You (03:30) (1968)
03. Call Me (06:20) (1970)
04. Brand New Me (04:05) (1972- LP Young Gifted And Black)
05. Share Your Love With Me (03:55) (1969)
06. Don’t Play That Song (02:55) (1970)
07. Bridge Over Troubled Water (05:35) (1971)
08. Dr. Feel Good (07:00) (1967)
09. Spirit In The Dark (06:20) (1970)
10. Reach Out And Touch Somebody’ Hand (04:30)(1971)
メンバーは次のとおり。
Aretha Franklin (vocal, piano)
King Curtis (musical director)
Cornell Dupree (guitar + large brass)
Jerry Jemmott (bass)
Truman Thomas (organ)
Bernard Purdie (drums)
Sweethearts Of Soul : Margaret Branch, Ann Clark, Pat Smith (chorus)
ご存知のように「モントルー・フェス」は、比較的多数の映像資料が残っている。そのすべてが、一般発売されているわけではないが、資料映像として、かなりの量があるようだ。順に権利がクリアされれば、リリースされるのだろう。これまでにマーヴィン・ゲイやジェームス・ブラウンのものなどがリリースされている。
さてこの時のライヴの見所は、音楽ディレクターにキング・カーティスがいる点だ。もちろんファンキーなサウンド作りには定評があり、アレサもすっかりカーティスが作る音を気に入っていたわけだが、そのキング・カーティスはこれから2ヵ月後の8月14日、ニューヨーク自宅前で、暴漢に刺殺されてしまう。ちょうど、キング・カーティスは、彼のアパートでアレサとサム・ムーアとともにレコーディングの打ち合わせをすることになっていたが運命的な事件となった。一説によると、サムとアレサはその事件の直後に現場にいて、病院に搬送したとか。
重いドラムスは、バーナード・パーディー、ギターはコーネル・デュプリー。これから4ヶ月前の1971年2月に行われた『ライヴ・アット・フィルモア』のメンバーとほぼ同じ。なによりも、アレサの自信に満ち溢れたライヴ・パフォーマンス、その若々しさもありながら、風格にも驚かされる。このとき、アレサはまだ29歳である。
4曲目で歌われる「ブラン・ニュー・ミー」はそれほど有名な曲ではないが、もともとシングル「明日に架ける橋」のB面に収録された作品。1970年11月2日に録音された。シングルは1971年3月にリリースされるが、この曲がアルバムに収録されるのは、1972年1月発売の傑作『ヤング・ギフテッド・アンド・ブラック』である。いい曲だ。
映像は約50分だが、圧巻。『ソウル・サーチン』でも、なんとかここから1、2曲映像をご紹介できればいいなあと考えている。正式なDVD化も望みたいところ。
ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session
ENT>ARTISTS>Franklin, Aretha
【一人芝居、高山広さん、ソウル・サーチンに再登場決定】
再度。
前回の『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.1〜ア・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』で、見事なルーサー・ヴァンドロスの一人芝居を演じたアクター・ディレクトライター、高山広さんが再び『ソウル・サーチン』(3月26日=月曜=六本木スイートベイジル139)に登場することが決まった。(予約のしかたなど詳細は、http://blog.soulsearchin.com/まで)
高山さんは、これまで長く一人芝居を演じてきており、的確な人物描写とそのキャラクターになりきった演技が大変高い評価を得ている。前回の『ソウル・サーチン』では、ルーサーの父とルーサー本人の二役を見事な構成とともに演じきり、最後の「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」が流れるシーンでは、多くの観客を泣かせた。
しばらく前からアレサに関する資料などを検討していただき、このほど、快諾を得た。
今回も、いったいどのようにアレサ・フランクリンの人となりを紹介するのか、演じるのか、大変注目される。
+++++
女装。
ミュージシャンの物語を紹介するときに、どうしても、僕などは説明的になってしまうが、そこを高山さんのような物語の「語り部」のプロに語ってもらうと、わかりやすさとはいりこみやすさが圧倒的に違ってくる。たとえ、ルーサーのことを何も知らない人が見ても、高山さんの演じた「ヘヴンズ・スタジオ〜ルーサー物語」を見れば、ルーサーがどんなタイプの人物で、どんな生き方をしてきたかわかる。また、より記憶に残ることだろう。ルーサー物語のメイキングについて書いたブログがこれだ。
July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_07.html
今回の演目は、もちろん、アレサ・フランクリンなのだが、高山さんには「女装はしなくてもいいですよね」と言われている。前回同様、CD音源と若干の紙資料第一弾をお送りしてあるが、まだ、量的には十分ではないので、これからさらに資料をお渡しする予定だ。
高山フランクリン、どうなってでてくるのだろう。今から本当に楽しみだ。
◎高山広オフィシャルウェッブ
http://www.schop.jp/
ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session Vol.2
再度。
前回の『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.1〜ア・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』で、見事なルーサー・ヴァンドロスの一人芝居を演じたアクター・ディレクトライター、高山広さんが再び『ソウル・サーチン』(3月26日=月曜=六本木スイートベイジル139)に登場することが決まった。(予約のしかたなど詳細は、http://blog.soulsearchin.com/まで)
高山さんは、これまで長く一人芝居を演じてきており、的確な人物描写とそのキャラクターになりきった演技が大変高い評価を得ている。前回の『ソウル・サーチン』では、ルーサーの父とルーサー本人の二役を見事な構成とともに演じきり、最後の「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」が流れるシーンでは、多くの観客を泣かせた。
しばらく前からアレサに関する資料などを検討していただき、このほど、快諾を得た。
今回も、いったいどのようにアレサ・フランクリンの人となりを紹介するのか、演じるのか、大変注目される。
+++++
女装。
ミュージシャンの物語を紹介するときに、どうしても、僕などは説明的になってしまうが、そこを高山さんのような物語の「語り部」のプロに語ってもらうと、わかりやすさとはいりこみやすさが圧倒的に違ってくる。たとえ、ルーサーのことを何も知らない人が見ても、高山さんの演じた「ヘヴンズ・スタジオ〜ルーサー物語」を見れば、ルーサーがどんなタイプの人物で、どんな生き方をしてきたかわかる。また、より記憶に残ることだろう。ルーサー物語のメイキングについて書いたブログがこれだ。
July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_07.html
今回の演目は、もちろん、アレサ・フランクリンなのだが、高山さんには「女装はしなくてもいいですよね」と言われている。前回同様、CD音源と若干の紙資料第一弾をお送りしてあるが、まだ、量的には十分ではないので、これからさらに資料をお渡しする予定だ。
高山フランクリン、どうなってでてくるのだろう。今から本当に楽しみだ。
◎高山広オフィシャルウェッブ
http://www.schop.jp/
ENT>ANNOUNCEMENT>Soul Searchin: The Session Vol.2
【男の人においしい寿司に誘われたマルの運命は】
ストーリーテラー。
しばらく前にチャチャ・ハウスで行われたライヴに行けなかったので、僕としては11月末以来のシンガー、マルのライヴ。六本木アルフィーでの2回目のワンマン。年末にニューヨークに行ってきてかなり刺激を受けてきたという。ドラムにニューヨークをベースに活躍する菊地真(きくち・まこと=女性)さんを迎えた。バンド全体の音がかなり大きく彼女の歌声が若干聞きにくかったが、後半はどんどんマル節全開になっていた。ファースト最後の「少しだけ」でのメロディーにのったナレーションは毎回、ストーリーがおもしろく楽しませてもらえる。
「男の人から寿司に誘われた。でも、なによ、その男。なんで、寿司屋のテーブルの下で私の足に触るのよ。彼が金持ちで独身ならいいかもしれないけれど、結婚して子供もいるのよ。I’m not your woman... 」 おもしろ〜〜〜い。なかなかのストーリーテラーだ。お見事。これ、毎回ネタ作ってるの? それともリアル話なのかな。(笑)
◎マルは、3月26日(月曜)に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』に出演します。マルの解釈によるアレサ・フランクリンはいったいどうなるでしょうか。お楽しみに。
■ 過去関連記事
November 26, 2006
Maru: Her First Headliner Show At Alfie
http://blog.soulsearchin.com/archives/001411.html
(前回ライヴ評)
October 14, 2006
Queen Of Japanese Neo Soul Maru’s Live: How To Compensate For Loss Of Tokyo Soul Scene
http://blog.soulsearchin.com/archives/001325.html
(前々回のライヴ評、および過去記事一覧も)
◎マル・ウェッブ
http://www.marudiva.com/live/index.html
■ メンバー
maru(vo)/林田pochi裕一(k)/伊原広志(g)/坂本竜太(b)/菊地真(ds)
Setlist : maru @ Alfie, Roppongi
March 3, 2007
First set
show started 20:14
01. Intro
02. For You
03. Can’t Stop This Love
04. Walking
05. Hiding
06. Love Is All Around (Adriana Evans)
07. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
08. 少しだけ
show ended 21:02
(2007年3月3日土曜、六本木アルフィー=マルmaruライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maru
2007-26
ストーリーテラー。
しばらく前にチャチャ・ハウスで行われたライヴに行けなかったので、僕としては11月末以来のシンガー、マルのライヴ。六本木アルフィーでの2回目のワンマン。年末にニューヨークに行ってきてかなり刺激を受けてきたという。ドラムにニューヨークをベースに活躍する菊地真(きくち・まこと=女性)さんを迎えた。バンド全体の音がかなり大きく彼女の歌声が若干聞きにくかったが、後半はどんどんマル節全開になっていた。ファースト最後の「少しだけ」でのメロディーにのったナレーションは毎回、ストーリーがおもしろく楽しませてもらえる。
「男の人から寿司に誘われた。でも、なによ、その男。なんで、寿司屋のテーブルの下で私の足に触るのよ。彼が金持ちで独身ならいいかもしれないけれど、結婚して子供もいるのよ。I’m not your woman... 」 おもしろ〜〜〜い。なかなかのストーリーテラーだ。お見事。これ、毎回ネタ作ってるの? それともリアル話なのかな。(笑)
◎マルは、3月26日(月曜)に行われる『ソウル・サーチン:ザ・セッションVOL.2〜ア・トリビュート・トゥ・アレサ・フランクリン』に出演します。マルの解釈によるアレサ・フランクリンはいったいどうなるでしょうか。お楽しみに。
■ 過去関連記事
November 26, 2006
Maru: Her First Headliner Show At Alfie
http://blog.soulsearchin.com/archives/001411.html
(前回ライヴ評)
October 14, 2006
Queen Of Japanese Neo Soul Maru’s Live: How To Compensate For Loss Of Tokyo Soul Scene
http://blog.soulsearchin.com/archives/001325.html
(前々回のライヴ評、および過去記事一覧も)
◎マル・ウェッブ
http://www.marudiva.com/live/index.html
■ メンバー
maru(vo)/林田pochi裕一(k)/伊原広志(g)/坂本竜太(b)/菊地真(ds)
Setlist : maru @ Alfie, Roppongi
March 3, 2007
First set
show started 20:14
01. Intro
02. For You
03. Can’t Stop This Love
04. Walking
05. Hiding
06. Love Is All Around (Adriana Evans)
07. Get Here (Oleta Adams, Brenda Russell)
08. 少しだけ
show ended 21:02
(2007年3月3日土曜、六本木アルフィー=マルmaruライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maru
2007-26
【タイ・スティーブンス、昼も夜も歌う】
昼夜。
久保田利伸の3月8日に行われるMTV−Icon(MTVアイコン)のイヴェント・ライヴに出演するために来日中のシンガー、タイ・スティーブンスがMTVライヴ後東京に残り、2本のソロ・ライヴを行うことになった。前回の来日時に、いくつか遊びでライヴをやったのが楽しかったので、今回もそれを再現する。日程は、3月11日(日曜)昼吉祥寺のチャチャ・ハウス、3月14日(水曜)夜に赤坂Bフラットで行う。メンバーは、フィリップ・ウーらおなじみのメンバー。
11日は日曜日、この日はスケジュール的に昼間しかあいていなかったので、昼間のデイ・セッション。そして、14日は赤坂でナイト・セッション。タイは、昼も夜も歌うことになる。
タイ・スティーブンスは、特に70年代のソウル・ミュージックがひじょうに得意。昨年のライヴのセットリストなどをごらんになればわかるように、そのころの作品は何でも歌える。フィリップ・ウーを「彼(タイ)は、ソウルのエンサイクロペディア(生きる百科辞典)だよ。たいがいの曲の歌詞は知ってる」と驚嘆させた。特にスティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハザウエイの作品を歌わせると白眉のできを見せる。約8ヶ月ぶりのタイ、そして、フィリップ&ヒズ・バンドのライヴが楽しみだ。
■タイ・スティーブンス・ライヴ
2007年3月11日(日曜)
開場13時(昼1時)、演奏14時30分から
場所:吉祥寺チャチャ・ハウス
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14武蔵野フォーラム? B1F
電話 0422-20-6730
チャージ3000円+ドリンク
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page007.html
地図→http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page011.html
2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分〜 セカンド 21時15分〜
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00〜23:00)
チャージ5000円+ドリンク
http://www.bflat.jp/home/index.html
地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html
メンバー
Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archery (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、
◎フィリップ・ウー・オフィシャル・サイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html
フィリップの飼っている猫ちゃん、ピンク・パンサーが大人気のブログ
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
■タイ・スティーブンスに関するライヴ、過去記事
July 13, 2006
Philip Woo Band: So Tight, So Funky
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html
July 20, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don’t Leave Me This Way
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_20.html
July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don’t Leave Me This Way (Japanese Version)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_21.html
August 03, 2006
Tonight Is Ty Night: Philip Woo & New York All Stars Final
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_03.html
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Stephens, Ty
昼夜。
久保田利伸の3月8日に行われるMTV−Icon(MTVアイコン)のイヴェント・ライヴに出演するために来日中のシンガー、タイ・スティーブンスがMTVライヴ後東京に残り、2本のソロ・ライヴを行うことになった。前回の来日時に、いくつか遊びでライヴをやったのが楽しかったので、今回もそれを再現する。日程は、3月11日(日曜)昼吉祥寺のチャチャ・ハウス、3月14日(水曜)夜に赤坂Bフラットで行う。メンバーは、フィリップ・ウーらおなじみのメンバー。
11日は日曜日、この日はスケジュール的に昼間しかあいていなかったので、昼間のデイ・セッション。そして、14日は赤坂でナイト・セッション。タイは、昼も夜も歌うことになる。
タイ・スティーブンスは、特に70年代のソウル・ミュージックがひじょうに得意。昨年のライヴのセットリストなどをごらんになればわかるように、そのころの作品は何でも歌える。フィリップ・ウーを「彼(タイ)は、ソウルのエンサイクロペディア(生きる百科辞典)だよ。たいがいの曲の歌詞は知ってる」と驚嘆させた。特にスティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハザウエイの作品を歌わせると白眉のできを見せる。約8ヶ月ぶりのタイ、そして、フィリップ&ヒズ・バンドのライヴが楽しみだ。
■タイ・スティーブンス・ライヴ
2007年3月11日(日曜)
開場13時(昼1時)、演奏14時30分から
場所:吉祥寺チャチャ・ハウス
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14武蔵野フォーラム? B1F
電話 0422-20-6730
チャージ3000円+ドリンク
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page007.html
地図→http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/page011.html
2007年3月14日(水曜)
ファーストセット 19時30分〜 セカンド 21時15分〜
場所:赤坂・Bフラット (B Flat)
〒107-0052東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
ご予約・お問い合わせ
電話03-5563-2563/ファクス03-5563-2564
(予約受付時間 15:00〜23:00)
チャージ5000円+ドリンク
http://www.bflat.jp/home/index.html
地図→http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/4846/information-index.html
メンバー
Ty Stephens (vo)、Philip Woo (key, p)、Clifford Archery (b)、
Jay Stixx (ds)、Isamu "Sam" Umatani (g)、Yoko "Reddio" (bg vo)
guest: Yuri Kamino (vo)、
◎フィリップ・ウー・オフィシャル・サイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html
フィリップの飼っている猫ちゃん、ピンク・パンサーが大人気のブログ
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo/
■タイ・スティーブンスに関するライヴ、過去記事
July 13, 2006
Philip Woo Band: So Tight, So Funky
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html
July 20, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don’t Leave Me This Way
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_20.html
July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don’t Leave Me This Way (Japanese Version)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_21.html
August 03, 2006
Tonight Is Ty Night: Philip Woo & New York All Stars Final
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_03.html
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Stephens, Ty
【ゴスペル界の大物ヴァネッサ・ベル・アームストロング突然の来日決定】
急遽。
コンテンポラリー・ゴスペル界の大物シンガーで、グラミー賞に7回ノミネートされているヴァネッサ・ベル・アームストロングの突然の来日が決まった。今回は横田基地内の牧師グループの招聘で来日し、3月9日(金)横田基地近くの瑞穂スカイホールでライヴを行う。
ヴァネッサは1953年10月2日デトロイト生まれ。幼少の頃からゴスペルに親しみ、地元の教会などで歌ってきた。1983年レコード・デビュー。2作目の『チューズン』がビルボード誌ゴスペル・アルバム・チャートで1位に輝き、コンテンポラリー・ゴスペル・アーティストとして一躍注目されるようになった。
その後コンスタントにアルバムを発表、1991年にはブロードウェイに進出、ミュージカル『ドント・ゴット・ゲット・スターテッド』に出演注目された。
2007年、EMIゴスペルに移籍し、新作『ウォーキング・ミラクル』をリリースする。
+++++
ライヴ。
今回の来日は、突然決まり、通常のいわゆるエンタテインメント系のライヴではない。教会関係者の尽力で来日、元々は横田基地内の教会で「牧師の説教と歌」ということで企画されたが、さすがにヴァネッサという大物ということもあり、ヴァネッサのライヴを基地外の比較的大きなホール(収容・約1000人)で行われることになった。ただし、チケットを買えば、教会関係者でなくとも誰でも入れる。またチケット代が安いことも特長。ただ、都心からは場所がかなり遠い点はネックといえばネックかもしれない。
なお、ヴァネッサに来週急遽インタヴューできることになったので、その模様もいずれご紹介できると思う。
来日について
http://www.gospeltree.jp/?pid=2903033
2007年3月9日(金)
瑞穂スカイホール
http://www.town.mizuho.tokyo.jp/shisetsu/skyhall.html
20:00開演(開場19:00)
前売り2500円
当日3000円
いずれも全席自由
最新作について (英語)
http://www.emigospel.com/
ENT>ANNOUNCEMENT>Armstrong, Vanessa Bell
急遽。
コンテンポラリー・ゴスペル界の大物シンガーで、グラミー賞に7回ノミネートされているヴァネッサ・ベル・アームストロングの突然の来日が決まった。今回は横田基地内の牧師グループの招聘で来日し、3月9日(金)横田基地近くの瑞穂スカイホールでライヴを行う。
ヴァネッサは1953年10月2日デトロイト生まれ。幼少の頃からゴスペルに親しみ、地元の教会などで歌ってきた。1983年レコード・デビュー。2作目の『チューズン』がビルボード誌ゴスペル・アルバム・チャートで1位に輝き、コンテンポラリー・ゴスペル・アーティストとして一躍注目されるようになった。
その後コンスタントにアルバムを発表、1991年にはブロードウェイに進出、ミュージカル『ドント・ゴット・ゲット・スターテッド』に出演注目された。
2007年、EMIゴスペルに移籍し、新作『ウォーキング・ミラクル』をリリースする。
+++++
ライヴ。
今回の来日は、突然決まり、通常のいわゆるエンタテインメント系のライヴではない。教会関係者の尽力で来日、元々は横田基地内の教会で「牧師の説教と歌」ということで企画されたが、さすがにヴァネッサという大物ということもあり、ヴァネッサのライヴを基地外の比較的大きなホール(収容・約1000人)で行われることになった。ただし、チケットを買えば、教会関係者でなくとも誰でも入れる。またチケット代が安いことも特長。ただ、都心からは場所がかなり遠い点はネックといえばネックかもしれない。
なお、ヴァネッサに来週急遽インタヴューできることになったので、その模様もいずれご紹介できると思う。
来日について
http://www.gospeltree.jp/?pid=2903033
2007年3月9日(金)
瑞穂スカイホール
http://www.town.mizuho.tokyo.jp/shisetsu/skyhall.html
20:00開演(開場19:00)
前売り2500円
当日3000円
いずれも全席自由
最新作について (英語)
http://www.emigospel.com/
ENT>ANNOUNCEMENT>Armstrong, Vanessa Bell
【スティーヴィー・ツアー終了〜それはミニ・インナーヴィジョンズ・ツアー】
ヴィジョンズ。
2月17日(土)さいたまスーパー・アリーナからスタートした「スティーヴィー・ワンダー・ジャパン・ツアー2007」が、2月28日(土)、大阪市中央体育館で6本目のライヴを行い終了した。再び原口レポートをご紹介する。
スティーヴィーは本編最後の曲「アズ」の中で、「このツアー全体を今は亡き母親の思い出に捧げる」といって締めた。
6回全部を追っかけてみた原口さんはこう語っている。「ツアーをしている人たちは、本当に大変だな、と思いました。また、スティーヴィーの調子がどんどんよくなっていくというのが如実にわかってよかったという感じでした。もちろん、大阪のオーディエンスのせいもあると思うんですが、リアクションがよくなると、お客さんとのからみが増える。そして、結果、曲数は減るが、時間は長くなるという感じです」
「今までとちょっと違って感じたのは、MC(お話)がほとんどないというところでしょうか。日本だからかもしれません。また、今回のツアーを総括すると、アルバム『インナーヴィジョンズ』から何曲(全ツアーで6曲=日によって違う)かやって、これ自体がひょっとしたら今のスティーヴィーのメッセージなのかなあ、とも感じました」
アルバム『インナーヴィジョンズ』は、1973年8月3日に全米リリースされた。オープニングを飾る「トゥー・ハイ」は、ドラッグのやりすぎでハイになりすぎ、死んでいってしまった子のことを歌い、続く「ヴィジョンズ」は現状の世界に問いかけ、「リヴィン・フォー・ザ・シティー」は、現実のスラム街での生活を描く。「ハイアー・グラウンド」も、現実の世界からより高みのある世界への誘いを歌う。このあたりの曲が持つメッセージは、『キー・オブ・ライフ』収録の「アズ」「ラヴズ・イン・ニード・オブ・ラヴ・トゥデイ」などと主軸は同じだ。戦争、貧困がなくならない2007年の今のアメリカ、今の世界へのスティーヴィーなりの主張でもある。
「ヴィジョンズ」の歌詞をじっくり読むと、こんなラインがある。
But what I d like to know
Is could a place like this exist so beautiful
Or do we have to find our wings and fly away
To the vision in our mind ?
僕は知りたいんだ
この惑星・地球号はこのままの美しさを保てるのか
あるいは、もはや翼を見つけ、心の幻想の地に飛んで逃げださなければならないのか
ここまで温暖化が進み、テロと戦争が起こり、地球をいじめている人類たち。その地球はどうなってしまうのだろう、という内容だが、これが今から34年前の作品である。今出たとしてもなんら違和感がない作品だ。本当に時代の先を行っているとしかいいようがない。まさにこれぞ、スティーヴィーのヴィジョン(洞察力、視力、先見の明)である。
アルバム『インナーヴィジョンズ』から歌われた6曲(「トゥ・ハイ」「ヴィジョンズ」「リヴィング・フォー・ザ・シティー」「ゴールデン・レディー」「ハイアー・グラウンド」「ドンチュー・ウォーリー・アバウト・ア・シング」)は、時代を映し出し、アルバム自体もスティーヴィーにグラミー賞アルバム・オブ・ジ・イヤーを与えた。
そして、劇的だったのが、このアルバムの発売後たった3日の1973年8月6日、スティーヴィーは移動中のノースキャロライナ州ダーハムで交通事故にあい、意識不明の重態に陥るのである。しかし、その後約2ヶ月弱を経て奇蹟の復活を果たす。
今回のツアーは、それほどコンセプトらしいコンセプトは打ち出されていなかったが、結果的に「ミニ・インナーヴィジョンズ・ツアー」あるいは「ヴィジョンズ・ツアー」などと名づけてもいいかな、と思った。
(原口さん、ケニーさん総力取材ありがとうございます)
■ セットリスト スティーヴィー・ワンダー
Setlist: Stevie Wonder @ Osaka-shi Chuou Taiikukan
February 28, 2007 Wednesday)
[Special thanks to Mr.Haraguchi Makoto, Mr. Kenny Gould]
01. Too High (From "Innervisions")
02. Visions (From "Innervisions")
03. Living For The City (From "Innervisions")
04. Golden Lady (From "Innervisions")
05. You Are The Sunshine Of My Life (From "Talking Book")
06.Higher Ground (From "Innervisions")
07. Superstition (総立ち) (From "Talking Book")
08. Don’t You Worry About A Thing (From "Innervisions")
09. If You Really Love Me including a riff of "It’s Alright"
--. "Acoustic Piano Ballad Section" (10-13)
10. Never Dreamed You’d Leave In Summer (Stevie solo)
11. Lately (From "Hotter Than July")
12. Stay Gold
13. Overjoyed (social dancers) (From "In Square Circle")
14. Go Home (From CD "In Square Circle") (first time)
15. Part Time Lover (From "In Square Circle")
16. My Cherie Amour (voice teacher)
17. Sir Duke (総立ち) (From "Songs In The Key Of Life")
18. I Wish (From "Songs In The Key Of Life")
19. I Just Called To Say I Love You (From "The Woman In Red")
20. Master Blaster (From "Hotter Than July")
21. So What The Fuss (From "Time To Love")
22. As (introducing members) (From "Songs In The Key Of Life")
Enc. Another Star (From "Songs In The Key Of Life")
show ended
(2007年2月28日水曜、大阪市中央体育館=スティーヴィー・ワンダー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie
ヴィジョンズ。
2月17日(土)さいたまスーパー・アリーナからスタートした「スティーヴィー・ワンダー・ジャパン・ツアー2007」が、2月28日(土)、大阪市中央体育館で6本目のライヴを行い終了した。再び原口レポートをご紹介する。
スティーヴィーは本編最後の曲「アズ」の中で、「このツアー全体を今は亡き母親の思い出に捧げる」といって締めた。
6回全部を追っかけてみた原口さんはこう語っている。「ツアーをしている人たちは、本当に大変だな、と思いました。また、スティーヴィーの調子がどんどんよくなっていくというのが如実にわかってよかったという感じでした。もちろん、大阪のオーディエンスのせいもあると思うんですが、リアクションがよくなると、お客さんとのからみが増える。そして、結果、曲数は減るが、時間は長くなるという感じです」
「今までとちょっと違って感じたのは、MC(お話)がほとんどないというところでしょうか。日本だからかもしれません。また、今回のツアーを総括すると、アルバム『インナーヴィジョンズ』から何曲(全ツアーで6曲=日によって違う)かやって、これ自体がひょっとしたら今のスティーヴィーのメッセージなのかなあ、とも感じました」
アルバム『インナーヴィジョンズ』は、1973年8月3日に全米リリースされた。オープニングを飾る「トゥー・ハイ」は、ドラッグのやりすぎでハイになりすぎ、死んでいってしまった子のことを歌い、続く「ヴィジョンズ」は現状の世界に問いかけ、「リヴィン・フォー・ザ・シティー」は、現実のスラム街での生活を描く。「ハイアー・グラウンド」も、現実の世界からより高みのある世界への誘いを歌う。このあたりの曲が持つメッセージは、『キー・オブ・ライフ』収録の「アズ」「ラヴズ・イン・ニード・オブ・ラヴ・トゥデイ」などと主軸は同じだ。戦争、貧困がなくならない2007年の今のアメリカ、今の世界へのスティーヴィーなりの主張でもある。
「ヴィジョンズ」の歌詞をじっくり読むと、こんなラインがある。
But what I d like to know
Is could a place like this exist so beautiful
Or do we have to find our wings and fly away
To the vision in our mind ?
僕は知りたいんだ
この惑星・地球号はこのままの美しさを保てるのか
あるいは、もはや翼を見つけ、心の幻想の地に飛んで逃げださなければならないのか
ここまで温暖化が進み、テロと戦争が起こり、地球をいじめている人類たち。その地球はどうなってしまうのだろう、という内容だが、これが今から34年前の作品である。今出たとしてもなんら違和感がない作品だ。本当に時代の先を行っているとしかいいようがない。まさにこれぞ、スティーヴィーのヴィジョン(洞察力、視力、先見の明)である。
アルバム『インナーヴィジョンズ』から歌われた6曲(「トゥ・ハイ」「ヴィジョンズ」「リヴィング・フォー・ザ・シティー」「ゴールデン・レディー」「ハイアー・グラウンド」「ドンチュー・ウォーリー・アバウト・ア・シング」)は、時代を映し出し、アルバム自体もスティーヴィーにグラミー賞アルバム・オブ・ジ・イヤーを与えた。
そして、劇的だったのが、このアルバムの発売後たった3日の1973年8月6日、スティーヴィーは移動中のノースキャロライナ州ダーハムで交通事故にあい、意識不明の重態に陥るのである。しかし、その後約2ヶ月弱を経て奇蹟の復活を果たす。
今回のツアーは、それほどコンセプトらしいコンセプトは打ち出されていなかったが、結果的に「ミニ・インナーヴィジョンズ・ツアー」あるいは「ヴィジョンズ・ツアー」などと名づけてもいいかな、と思った。
(原口さん、ケニーさん総力取材ありがとうございます)
■ セットリスト スティーヴィー・ワンダー
Setlist: Stevie Wonder @ Osaka-shi Chuou Taiikukan
February 28, 2007 Wednesday)
[Special thanks to Mr.Haraguchi Makoto, Mr. Kenny Gould]
01. Too High (From "Innervisions")
02. Visions (From "Innervisions")
03. Living For The City (From "Innervisions")
04. Golden Lady (From "Innervisions")
05. You Are The Sunshine Of My Life (From "Talking Book")
06.Higher Ground (From "Innervisions")
07. Superstition (総立ち) (From "Talking Book")
08. Don’t You Worry About A Thing (From "Innervisions")
09. If You Really Love Me including a riff of "It’s Alright"
--. "Acoustic Piano Ballad Section" (10-13)
10. Never Dreamed You’d Leave In Summer (Stevie solo)
11. Lately (From "Hotter Than July")
12. Stay Gold
13. Overjoyed (social dancers) (From "In Square Circle")
14. Go Home (From CD "In Square Circle") (first time)
15. Part Time Lover (From "In Square Circle")
16. My Cherie Amour (voice teacher)
17. Sir Duke (総立ち) (From "Songs In The Key Of Life")
18. I Wish (From "Songs In The Key Of Life")
19. I Just Called To Say I Love You (From "The Woman In Red")
20. Master Blaster (From "Hotter Than July")
21. So What The Fuss (From "Time To Love")
22. As (introducing members) (From "Songs In The Key Of Life")
Enc. Another Star (From "Songs In The Key Of Life")
show ended
(2007年2月28日水曜、大阪市中央体育館=スティーヴィー・ワンダー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie
【スティーヴィー・ワンダー全開〜大阪セットリスト】
初。
スティーヴィー・ワンダーの大阪初日、日本ツアー5日目。原口さん、ケニーさんのご好意でセットリストを。
オープニングの『インナーヴィジョンズ』の流れは、この日、4曲目になんと「ゴールデン・レイデイ」を挟み込み、冒頭4曲がアルバムそのままの選曲順となった。ここで「サンシャイン」ではなく、次の「ハイアー・グラウンド」がくれば、5曲連続になるが・・・。
大阪はさすがにのりがよく、「スーパースティション」などのイントロが始まると速攻で総立ちに。しかし、スローになるときっちり座り、立ったり座ったりがけっこうひんぱんだそうだ。
5日目にして最新作『ア・タイム・トゥ・ラヴ』から「ソー・ホワット・ザ・ファス」以外での作品を初披露。それが、「マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー」だった。また「マイ・シェリー・アムール」の後に、一瞬、「パートタイム・ラヴァー」に行きそうだったが、変えて、今ツアー初の「ドゥ・アイ・ドゥ」を演奏。しかも、観客をステージにあげて、一緒に踊ったという。
スティーヴィーは関係者筋に、例えば、アルバム『インナーヴィジョンズ』や『トーキング・ブック』を1曲目から最後までレコードと同じ順番で全曲演奏するというライヴをやってみたい、などと言っているそうだ。通常で言えば、だいたい40分程度でアルバム1枚が演奏できるので、アルバム2枚をそのまま、うまく行けば3枚くらいを全曲できるかもしれない。そんなアルバムをそのまま再現するライヴなどが実現するのであれば、それはそれで最高に楽しい物になるにちがいない。
今回のツアーで『インナーヴィジョンズ』からの冒頭4曲といった試みは、そうしたことへの布石なのかもしれない。
いよいよ大阪ラストデイを残すのみとなった。さてどんなサプライズがあるのか。
■ セットリスト スティーヴィー・ワンダー
Setlist: Stevie Wonder @ Osaka-shi Chuou Taiikukan
February 27, 2007 (Tuesday)
[Special thanks to Mr.Haraguchi Makoto, Mr. Kenny Gould]
01. Too High
02. Visions
03. Living For The City
04. Golden Lady
05. You Are The Sunshine Of My Life
06.Higher Ground
07. Superstition (総立ち)
08. Don’t You Worry About A Thing
09. If You Really Love Me
--. "Acoustic Piano Ballad Section" (10-13)
10. Lately
11. Stay Gold
12. Overjoyed (social dancers)
13. All I Do (→blue piano)
14. Master Blaster
15. My Love Is On Fire (first time!)
16. Sir Duke (総立ち)
17. I Wish
18. I Just Called To Say I Love You
19. My Cherie Amour (with audience)
20. Do I Do (dance with lady audience)
21. Part Time Lover (With Munyungo)
22. So What The Fuss
23. As (Social dancers, again)
show ended
(2007年2月27日火曜、大阪市中央体育館=スティーヴィー・ワンダー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie
初。
スティーヴィー・ワンダーの大阪初日、日本ツアー5日目。原口さん、ケニーさんのご好意でセットリストを。
オープニングの『インナーヴィジョンズ』の流れは、この日、4曲目になんと「ゴールデン・レイデイ」を挟み込み、冒頭4曲がアルバムそのままの選曲順となった。ここで「サンシャイン」ではなく、次の「ハイアー・グラウンド」がくれば、5曲連続になるが・・・。
大阪はさすがにのりがよく、「スーパースティション」などのイントロが始まると速攻で総立ちに。しかし、スローになるときっちり座り、立ったり座ったりがけっこうひんぱんだそうだ。
5日目にして最新作『ア・タイム・トゥ・ラヴ』から「ソー・ホワット・ザ・ファス」以外での作品を初披露。それが、「マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー」だった。また「マイ・シェリー・アムール」の後に、一瞬、「パートタイム・ラヴァー」に行きそうだったが、変えて、今ツアー初の「ドゥ・アイ・ドゥ」を演奏。しかも、観客をステージにあげて、一緒に踊ったという。
スティーヴィーは関係者筋に、例えば、アルバム『インナーヴィジョンズ』や『トーキング・ブック』を1曲目から最後までレコードと同じ順番で全曲演奏するというライヴをやってみたい、などと言っているそうだ。通常で言えば、だいたい40分程度でアルバム1枚が演奏できるので、アルバム2枚をそのまま、うまく行けば3枚くらいを全曲できるかもしれない。そんなアルバムをそのまま再現するライヴなどが実現するのであれば、それはそれで最高に楽しい物になるにちがいない。
今回のツアーで『インナーヴィジョンズ』からの冒頭4曲といった試みは、そうしたことへの布石なのかもしれない。
いよいよ大阪ラストデイを残すのみとなった。さてどんなサプライズがあるのか。
■ セットリスト スティーヴィー・ワンダー
Setlist: Stevie Wonder @ Osaka-shi Chuou Taiikukan
February 27, 2007 (Tuesday)
[Special thanks to Mr.Haraguchi Makoto, Mr. Kenny Gould]
01. Too High
02. Visions
03. Living For The City
04. Golden Lady
05. You Are The Sunshine Of My Life
06.Higher Ground
07. Superstition (総立ち)
08. Don’t You Worry About A Thing
09. If You Really Love Me
--. "Acoustic Piano Ballad Section" (10-13)
10. Lately
11. Stay Gold
12. Overjoyed (social dancers)
13. All I Do (→blue piano)
14. Master Blaster
15. My Love Is On Fire (first time!)
16. Sir Duke (総立ち)
17. I Wish
18. I Just Called To Say I Love You
19. My Cherie Amour (with audience)
20. Do I Do (dance with lady audience)
21. Part Time Lover (With Munyungo)
22. So What The Fuss
23. As (Social dancers, again)
show ended
(2007年2月27日火曜、大阪市中央体育館=スティーヴィー・ワンダー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie
79th Academy: Oscar Goes To...
2007年2月27日【第79回アカデミー賞・マーチン・スコセッシー遂に】
挑戦。
第79回アカデミー賞の授賞式が2007年2月25日(=日本時間、26日・月曜午前10時)にロスアンジェルスのコダックシアターで行われた。
パフォーマンスでは、ジェニファー・ハドソンらの『ドリーム・ガールズ』チームのものが印象的だった。しかし、『ドリーム・ガールズ』から3曲がノミネートされた歌曲賞は、まったくの予想外で 『AN INCONVENIENT TRUTH』のメリサ・エスリッジに渡った。また、随所にでてきたシルエットのパフォーマンスもおもしろかった。
プレゼンテイターに渡辺謙が登場し、堂々としていたところは素晴らしかった。ちょっと感動した。
予想結果は、全24部門中本命で13部門、対抗で8部門で的中、両者あわせると8割7部5厘の的中率。個人的にはグラミーより当たるところが痛し痒し。(苦笑) 主要6部門、主演・助演・男優・女優、作品賞、監督賞では本命で5、対抗で1だったのでかなりの成績だ。唯一対抗にしたのは、助演男優賞の部門。僕はエディー・マーフィーを本命にしていたが、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・ラーキンに行った。
また、作品賞、監督賞がついにスコセッシーに行ったところが見事。これはまさに本命だった。また、スピーチでは、主演男優賞の本命、フォーレスト・ウィテッカーのものが感動的だった。「かつてドライヴイン・シアターで見ていた映画に自分が出ることになるなど夢にも思わなかった。その夢が実現した」といったような内容。菊地凛子さんは残念だったが、ノミネートされただけでも、日本人として誇りを感じる。すばらしい。どんどんとハリウッド映画に挑戦して欲しい。
しかし、ワウワウ(WOWOW)の日本サイドの部分は、もう少し映画に詳しい人をだせないのだろうか。少なくとも、司会者も含めノミネート作品は見ていて欲しいところ。試写が時間的制約で見られないとしても、その作品の内容のおおまかのところは知っておいて解説か、語ってほしい。その作品がどういう作品・ストーリーか、どこが評価されてノミネートに至ったのか、演技はどうなのか、脚本がいいのかなど、今回の中継は映画の内容についてはまったくなかったので、熱心な映画ファンでなくともかなりストレスがたまる。熱心な映画ファンは怒り心頭だろう。なんでちゃんとした映画評論家でも出せないのだろうか。来年はもうすこしまともな解説を頼みたい。
オフィシャルサイトは次の通り。
http://www.oscar.com/
79TH AWARDS WINNERS
01. Best motion picture of the year 最優秀映画
BABEL
受賞 本命 THE DEPARTED
LETTERS FROM IWO JIMA
対抗 LITTLE MISS SUNSHINE
THE QUEEN
02. Performance by an actor in a leading role主演男優賞
Leonardo DiCaprio - BLOOD DIAMOND
Ryan Gosling - HALF NELSON
対抗Peter O’Toole - VENUS
Will Smith - THE PURSUIT OF HAPPYNESS
受賞 本命 Forest Whitaker - THE LAST KING OF SCOTLAND
03. Performance by an actor in a supporting role助演男優賞
受賞 対抗 Alan Arkin - LITTLE MISS SUNSHINE
Jackie Earle Haley - LITTLE CHILDREN
Djimon Hounsou - BLOOD DIAMOND (ジャイモン・アンスー)
本命 Eddie Murphy - DREAMGIRLS
Mark Wahlberg - THE DEPARTED
04. Performance by an actress in a leading role主演女優賞
Penelope Cruz - VOLVER
Judi Dench - NOTES ON A SCANDAL
受賞 大本命 Helen Mirren - THE QUEEN
Meryl Streep - THE DEVIL WEARS PRADA
対抗 Kate Winslet - LITTLE CHILDREN
05. Performance by an actress in a supporting role助演女優賞
Adriana Barraza - BABEL
Cate Blanchett - NOTES ON A SCANDAL
対抗Abigail Breslin - LITTLE MISS SUNSHINE
受賞 本命 Jennifer Hudson - DREAMGIRLS
Rinko Kikuchi - BABEL
06. Adapted screenplay 脚色賞
対抗 BORAT CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
CHILDREN OF MEN
受賞 本命 THE DEPARTED
LITTLE CHILDREN
NOTES ON A SCANDAL
07. Original screenplay 脚本賞
BABEL
対抗 LETTERS FROM IWO JIMA
受賞 本命 LITTLE MISS SUNSHINE
PAN’S LABYRINTH
THE QUEEN
08. Achievement in directing 監督
Alejandro Gonzalez Inarritu "BABEL"
受賞 本命 Martin Scorsese "THE DEPARTED"
対抗 Clint Eastwood "LETTERS FROM IWO JIMA"
Stephen Frears "THE QUEEN"
Paul Greengrass "UNITED 93"
09. Best animated feature film of the year 長編アニメ映画
本命 CARS
受賞 対抗 HAPPY FEET
MONSTER HOUSE
10. Achievement in art direction アートディレクション
本命 DREAMGIRLS
THE GOOD SHEPHERD
受賞 対抗 PAN’S LABYRINTH
PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
THE PRESTIGE
11. Achievement in cinematography 撮影賞
THE BLACK DAHLIA
本命 CHILDREN OF MEN
THE ILLUSIONIST
受賞 対抗 PAN’S LABYRINTH
THE PRESTIGE
12. Achievement in costume design 衣装賞
CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
THE DEVIL WEARS PRADA
本命 DREAMGIRLS
受賞 対抗 MARIE ANTOINETTE
THE QUEEN
13. Best documentary feature ドキュメンタリーフィルム
DELIVER US FROM EVIL
受賞 本命 AN INCONVENIENT TRUTH
IRAQ IN FRAGMENTS
対抗 JESUS CAMP
MY COUNTRY, MY COUNTRY
14. Best documentary short subject 短編・ドキュメンタリー
受賞 THE BLOOD OF YINGZHOU DISTRICT
対抗 RECYCLED LIFE
本命 REHEARSING A DREAM
TWO HANDS
15. Achievement in film editing 編集
本命 BABEL
BLOOD DIAMOND
CHILDREN OF MEN
受賞 対抗 THE DEPARTED
UNITED 93
16. Best foreign language film of the year 外国映画賞
AFTER THE WEDDING
DAYS OF GLORY (INDIGENES)
受賞 対抗 THE LIVES OF OTHERS
本命 PAN’S LABYRINTH
WATER
17. Achievement in makeup
対抗 APOCALYPTO
CLICK
受賞 本命 PAN’S LABYRINTH
18. Achievement in music written for motion pictures (Original score) 作曲賞
受賞 本命 BABEL
THE GOOD GERMAN
NOTES ON A SCANDAL
PAN’S LABYRINTH
対抗 THE QUEEN
19. Achievement in music written for motion pictures (Original song) 歌曲賞
受賞 "I Need to Wake Up" - AN INCONVENIENT TRUTH
本命 "Listen" - DREAMGIRLS
対抗 "Love You I Do" - DREAMGIRLS
"Our Town" - CARS
"Patience" - DREAMGIRLS
20. Best animated short film 短編アニメーション
受賞 THE DANISH POET
LIFTED
本命 THE LITTLE MATCHGIRL
対抗 MAESTRO
NO TIME FOR NUTS
21. Best live action short film
BINTA AND THE GREAT IDEA (BINTA Y LA GRAN IDEA)
ERAMOS POCOS (ONE TOO MANY)
本命 HELMER & SON
THE SAVIOUR
受賞 対抗 WEST BANK STORY
22. Achievement in sound editing
APOCALYPTO
BLOOD DIAMOND
FLAGS OF OUR FATHERS
受賞 本命 LETTERS FROM IWO JIMA
対抗PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
23. Achievement in sound mixing
APOCALYPTO
BLOOD DIAMOND
受賞 本命 DREAMGIRLS
FLAGS OF OUR FATHERS
対抗 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
24. Achievement in visual effects
受賞 本命 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
POSEIDON
対抗 SUPERMAN RETURNS
ENT>AWARD>ACADEMY>79th
+++++++++++++++
挑戦。
第79回アカデミー賞の授賞式が2007年2月25日(=日本時間、26日・月曜午前10時)にロスアンジェルスのコダックシアターで行われた。
パフォーマンスでは、ジェニファー・ハドソンらの『ドリーム・ガールズ』チームのものが印象的だった。しかし、『ドリーム・ガールズ』から3曲がノミネートされた歌曲賞は、まったくの予想外で 『AN INCONVENIENT TRUTH』のメリサ・エスリッジに渡った。また、随所にでてきたシルエットのパフォーマンスもおもしろかった。
プレゼンテイターに渡辺謙が登場し、堂々としていたところは素晴らしかった。ちょっと感動した。
予想結果は、全24部門中本命で13部門、対抗で8部門で的中、両者あわせると8割7部5厘の的中率。個人的にはグラミーより当たるところが痛し痒し。(苦笑) 主要6部門、主演・助演・男優・女優、作品賞、監督賞では本命で5、対抗で1だったのでかなりの成績だ。唯一対抗にしたのは、助演男優賞の部門。僕はエディー・マーフィーを本命にしていたが、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・ラーキンに行った。
また、作品賞、監督賞がついにスコセッシーに行ったところが見事。これはまさに本命だった。また、スピーチでは、主演男優賞の本命、フォーレスト・ウィテッカーのものが感動的だった。「かつてドライヴイン・シアターで見ていた映画に自分が出ることになるなど夢にも思わなかった。その夢が実現した」といったような内容。菊地凛子さんは残念だったが、ノミネートされただけでも、日本人として誇りを感じる。すばらしい。どんどんとハリウッド映画に挑戦して欲しい。
しかし、ワウワウ(WOWOW)の日本サイドの部分は、もう少し映画に詳しい人をだせないのだろうか。少なくとも、司会者も含めノミネート作品は見ていて欲しいところ。試写が時間的制約で見られないとしても、その作品の内容のおおまかのところは知っておいて解説か、語ってほしい。その作品がどういう作品・ストーリーか、どこが評価されてノミネートに至ったのか、演技はどうなのか、脚本がいいのかなど、今回の中継は映画の内容についてはまったくなかったので、熱心な映画ファンでなくともかなりストレスがたまる。熱心な映画ファンは怒り心頭だろう。なんでちゃんとした映画評論家でも出せないのだろうか。来年はもうすこしまともな解説を頼みたい。
オフィシャルサイトは次の通り。
http://www.oscar.com/
79TH AWARDS WINNERS
01. Best motion picture of the year 最優秀映画
BABEL
受賞 本命 THE DEPARTED
LETTERS FROM IWO JIMA
対抗 LITTLE MISS SUNSHINE
THE QUEEN
02. Performance by an actor in a leading role主演男優賞
Leonardo DiCaprio - BLOOD DIAMOND
Ryan Gosling - HALF NELSON
対抗Peter O’Toole - VENUS
Will Smith - THE PURSUIT OF HAPPYNESS
受賞 本命 Forest Whitaker - THE LAST KING OF SCOTLAND
03. Performance by an actor in a supporting role助演男優賞
受賞 対抗 Alan Arkin - LITTLE MISS SUNSHINE
Jackie Earle Haley - LITTLE CHILDREN
Djimon Hounsou - BLOOD DIAMOND (ジャイモン・アンスー)
本命 Eddie Murphy - DREAMGIRLS
Mark Wahlberg - THE DEPARTED
04. Performance by an actress in a leading role主演女優賞
Penelope Cruz - VOLVER
Judi Dench - NOTES ON A SCANDAL
受賞 大本命 Helen Mirren - THE QUEEN
Meryl Streep - THE DEVIL WEARS PRADA
対抗 Kate Winslet - LITTLE CHILDREN
05. Performance by an actress in a supporting role助演女優賞
Adriana Barraza - BABEL
Cate Blanchett - NOTES ON A SCANDAL
対抗Abigail Breslin - LITTLE MISS SUNSHINE
受賞 本命 Jennifer Hudson - DREAMGIRLS
Rinko Kikuchi - BABEL
06. Adapted screenplay 脚色賞
対抗 BORAT CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
CHILDREN OF MEN
受賞 本命 THE DEPARTED
LITTLE CHILDREN
NOTES ON A SCANDAL
07. Original screenplay 脚本賞
BABEL
対抗 LETTERS FROM IWO JIMA
受賞 本命 LITTLE MISS SUNSHINE
PAN’S LABYRINTH
THE QUEEN
08. Achievement in directing 監督
Alejandro Gonzalez Inarritu "BABEL"
受賞 本命 Martin Scorsese "THE DEPARTED"
対抗 Clint Eastwood "LETTERS FROM IWO JIMA"
Stephen Frears "THE QUEEN"
Paul Greengrass "UNITED 93"
09. Best animated feature film of the year 長編アニメ映画
本命 CARS
受賞 対抗 HAPPY FEET
MONSTER HOUSE
10. Achievement in art direction アートディレクション
本命 DREAMGIRLS
THE GOOD SHEPHERD
受賞 対抗 PAN’S LABYRINTH
PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
THE PRESTIGE
11. Achievement in cinematography 撮影賞
THE BLACK DAHLIA
本命 CHILDREN OF MEN
THE ILLUSIONIST
受賞 対抗 PAN’S LABYRINTH
THE PRESTIGE
12. Achievement in costume design 衣装賞
CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
THE DEVIL WEARS PRADA
本命 DREAMGIRLS
受賞 対抗 MARIE ANTOINETTE
THE QUEEN
13. Best documentary feature ドキュメンタリーフィルム
DELIVER US FROM EVIL
受賞 本命 AN INCONVENIENT TRUTH
IRAQ IN FRAGMENTS
対抗 JESUS CAMP
MY COUNTRY, MY COUNTRY
14. Best documentary short subject 短編・ドキュメンタリー
受賞 THE BLOOD OF YINGZHOU DISTRICT
対抗 RECYCLED LIFE
本命 REHEARSING A DREAM
TWO HANDS
15. Achievement in film editing 編集
本命 BABEL
BLOOD DIAMOND
CHILDREN OF MEN
受賞 対抗 THE DEPARTED
UNITED 93
16. Best foreign language film of the year 外国映画賞
AFTER THE WEDDING
DAYS OF GLORY (INDIGENES)
受賞 対抗 THE LIVES OF OTHERS
本命 PAN’S LABYRINTH
WATER
17. Achievement in makeup
対抗 APOCALYPTO
CLICK
受賞 本命 PAN’S LABYRINTH
18. Achievement in music written for motion pictures (Original score) 作曲賞
受賞 本命 BABEL
THE GOOD GERMAN
NOTES ON A SCANDAL
PAN’S LABYRINTH
対抗 THE QUEEN
19. Achievement in music written for motion pictures (Original song) 歌曲賞
受賞 "I Need to Wake Up" - AN INCONVENIENT TRUTH
本命 "Listen" - DREAMGIRLS
対抗 "Love You I Do" - DREAMGIRLS
"Our Town" - CARS
"Patience" - DREAMGIRLS
20. Best animated short film 短編アニメーション
受賞 THE DANISH POET
LIFTED
本命 THE LITTLE MATCHGIRL
対抗 MAESTRO
NO TIME FOR NUTS
21. Best live action short film
BINTA AND THE GREAT IDEA (BINTA Y LA GRAN IDEA)
ERAMOS POCOS (ONE TOO MANY)
本命 HELMER & SON
THE SAVIOUR
受賞 対抗 WEST BANK STORY
22. Achievement in sound editing
APOCALYPTO
BLOOD DIAMOND
FLAGS OF OUR FATHERS
受賞 本命 LETTERS FROM IWO JIMA
対抗PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
23. Achievement in sound mixing
APOCALYPTO
BLOOD DIAMOND
受賞 本命 DREAMGIRLS
FLAGS OF OUR FATHERS
対抗 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
24. Achievement in visual effects
受賞 本命 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN’S CHEST
POSEIDON
対抗 SUPERMAN RETURNS
ENT>AWARD>ACADEMY>79th
+++++++++++++++