【フィリップ・ウー、ビリー・プレストン・トリビュートを企画】
トリビュート。
フィリップ・ウーは、これまでに自分のライヴでも何曲かビリーの曲を演奏している。しかし、今回は全曲ビリー・プレストンおよび、その関連作品ばかりだ。
フィリップはこう振り返る。
「僕のビリー・プレストンの思い出というと、彼は人生を最高に最大級に生きた人物だということかなあ。彼は僕に、キーボード奏者がおもしろくて、マジカル(魔法のような)なものだということを教えてくれた。彼のオンステージでのイメージは、とてもエキサイティングで、彼の衣装もいつもかっこよかった」
フィリップ自身、ブルースアレーに置かれているオルガンのハモンドB3gが大のお気に入り。自分でもこれが欲しいと言ってはばからない。
「彼は、あらゆるキーボードのプレイにおいて、自身のスタイルと、優雅さをかもし出していた。彼のファンキーなクラヴィネットの演奏、ワウワウの入ったそうした演奏方法は、スティーヴィーもやっているが、ものすごく重要だった。ビリーのオルガンも、すばらしいソウルと味わいがあった。彼のピアノ・プレイこそ、自分が真似てみたいと思ったものだ。彼のシンセサイザーは、「ARPスクール」仕込みだ。(訳注、ARP社のシンセを使っていた、ということ。シンセは当時は、ARP社製か、ムーグ社製のものが多く、どちらかが使われていた。ここでは、ムーグ・スクールに対して、という意味で使われた) そのプレイはクインシーのアルバム『ボディー・ヒート』でも実にかっこよく聴かれる」
僕の個人的な思い出は、1973年ごろにさかのぼる。当時六本木のソウル・ディスコ「エンバシー」でDJを始めたころ、そこにひとりのアフロヘアの従業員兼DJがいた。たしか、コー坊といっていたと思う。(その後、中野坂上のジーンズショップで働くようになったはずだ) その彼がDJをやると、決まってビリーの「ナッシング・フロム・ナッシン」をかけるのだ。それが実にいつもいいところでプレイするので、しかも何度もかけるから、耳たこ状態になった。それだけでなく、僕がレコードを回している時にも、「ビリーの『ナッシン・フロム・ナッシン』かけてよ」とリクエストしてくるのだ。後年彼と会った時も、彼の顔・イコール・ビリーの『ナッシン・フロム・ナッシン』になっていた。彼のテーマ曲のようなものだ。(笑)
ビリーの生の姿はずっと後になってから、確か、エリック・クラプトンのライヴで来日した時に見たような気がする。武道館あたりで、メンバー紹介されて、それまではビリーが来ているというのは知らなかった。ただ、やたらファンキーなオルガンを弾く人だなと思っていたのだが、ビリーと紹介され、えらく納得した。
今、ビリー・プレストンの『アルティメート・コレクション』という20曲入りのベスト盤を聴いている。この15曲目に「ユー・アー・ソー・ビューティフル」が入っている。
昨年(2006年)11月、サム・ムーアが来て青山ブルーノートでライヴをやった時、親友ビリーへのトリビュートもこめて、この曲をアンコール最後にもってきていた。サムは最後、時に涙しながら歌っていて感動的だった。
フィリップ・ウーの4月19日(木曜)に目黒ブルースアレーで行われるビリー・プレストン・トリビュートヴォーカルには、ロビー・ダンジー、ケイリブ・ジェームスもいるので、ヴォーカル陣も充実し、かなりいいライヴになることは間違いない。楽しみだ。
ベスト・オブ・ビリー・プレストン
~ ビリー・プレストン http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BHJPI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
メンバー
Kaleb James(vo,key),Robbie Danzie,Jay Stixx,Hank Nishiyama,Cliff Archer, and Shiro Sasaki(tpt),Satoshi Sano(t-bone) and Shoji Haruna(sax & perc.)
■フィリップ・ウー・ウェッブ (スケジュールなど)
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/
フィリッブ・ウー・ブログ
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo
■過去関連記事
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
(ここにフィリップに付いて書かれた膨大な記事の一覧があります)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001592.html
フィリップ・ウー・ストーリー(2回)
フィリップ・ウーのこれまでのキャリアについての簡単な紹介
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
フィリップがロイとの出会いを語る
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_10_08.html
October 09, 2006
Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 2)
フィリップ・ウー・ヒストリー
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_10_09.html
ENT>LIVE>ANNOUNCEMENT>Philip Woo, Billy Preston Tribute
ENT>ARTIST>Woo, Philip
トリビュート。
フィリップ・ウーは、これまでに自分のライヴでも何曲かビリーの曲を演奏している。しかし、今回は全曲ビリー・プレストンおよび、その関連作品ばかりだ。
フィリップはこう振り返る。
「僕のビリー・プレストンの思い出というと、彼は人生を最高に最大級に生きた人物だということかなあ。彼は僕に、キーボード奏者がおもしろくて、マジカル(魔法のような)なものだということを教えてくれた。彼のオンステージでのイメージは、とてもエキサイティングで、彼の衣装もいつもかっこよかった」
フィリップ自身、ブルースアレーに置かれているオルガンのハモンドB3gが大のお気に入り。自分でもこれが欲しいと言ってはばからない。
「彼は、あらゆるキーボードのプレイにおいて、自身のスタイルと、優雅さをかもし出していた。彼のファンキーなクラヴィネットの演奏、ワウワウの入ったそうした演奏方法は、スティーヴィーもやっているが、ものすごく重要だった。ビリーのオルガンも、すばらしいソウルと味わいがあった。彼のピアノ・プレイこそ、自分が真似てみたいと思ったものだ。彼のシンセサイザーは、「ARPスクール」仕込みだ。(訳注、ARP社のシンセを使っていた、ということ。シンセは当時は、ARP社製か、ムーグ社製のものが多く、どちらかが使われていた。ここでは、ムーグ・スクールに対して、という意味で使われた) そのプレイはクインシーのアルバム『ボディー・ヒート』でも実にかっこよく聴かれる」
僕の個人的な思い出は、1973年ごろにさかのぼる。当時六本木のソウル・ディスコ「エンバシー」でDJを始めたころ、そこにひとりのアフロヘアの従業員兼DJがいた。たしか、コー坊といっていたと思う。(その後、中野坂上のジーンズショップで働くようになったはずだ) その彼がDJをやると、決まってビリーの「ナッシング・フロム・ナッシン」をかけるのだ。それが実にいつもいいところでプレイするので、しかも何度もかけるから、耳たこ状態になった。それだけでなく、僕がレコードを回している時にも、「ビリーの『ナッシン・フロム・ナッシン』かけてよ」とリクエストしてくるのだ。後年彼と会った時も、彼の顔・イコール・ビリーの『ナッシン・フロム・ナッシン』になっていた。彼のテーマ曲のようなものだ。(笑)
ビリーの生の姿はずっと後になってから、確か、エリック・クラプトンのライヴで来日した時に見たような気がする。武道館あたりで、メンバー紹介されて、それまではビリーが来ているというのは知らなかった。ただ、やたらファンキーなオルガンを弾く人だなと思っていたのだが、ビリーと紹介され、えらく納得した。
今、ビリー・プレストンの『アルティメート・コレクション』という20曲入りのベスト盤を聴いている。この15曲目に「ユー・アー・ソー・ビューティフル」が入っている。
昨年(2006年)11月、サム・ムーアが来て青山ブルーノートでライヴをやった時、親友ビリーへのトリビュートもこめて、この曲をアンコール最後にもってきていた。サムは最後、時に涙しながら歌っていて感動的だった。
フィリップ・ウーの4月19日(木曜)に目黒ブルースアレーで行われるビリー・プレストン・トリビュートヴォーカルには、ロビー・ダンジー、ケイリブ・ジェームスもいるので、ヴォーカル陣も充実し、かなりいいライヴになることは間違いない。楽しみだ。
ベスト・オブ・ビリー・プレストン
~ ビリー・プレストン http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BHJPI/soulsearchiho-22/ref=nosim/
メンバー
Kaleb James(vo,key),Robbie Danzie,Jay Stixx,Hank Nishiyama,Cliff Archer, and Shiro Sasaki(tpt),Satoshi Sano(t-bone) and Shoji Haruna(sax & perc.)
■フィリップ・ウー・ウェッブ (スケジュールなど)
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/
フィリッブ・ウー・ブログ
http://blog.goo.ne.jp/philipwoo
■過去関連記事
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
(ここにフィリップに付いて書かれた膨大な記事の一覧があります)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001592.html
フィリップ・ウー・ストーリー(2回)
フィリップ・ウーのこれまでのキャリアについての簡単な紹介
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
フィリップがロイとの出会いを語る
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_10_08.html
October 09, 2006
Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 2)
フィリップ・ウー・ヒストリー
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_10_09.html
ENT>LIVE>ANNOUNCEMENT>Philip Woo, Billy Preston Tribute
ENT>ARTIST>Woo, Philip