Nile, Omar, Barry Make Funky Groove:
2007年6月19日【ドラム、ギター、ベースが作るグルーヴ】
三位一体。
日曜のナイル・ロジャース&シックは、ガッツを誘っていった。ナイルに前日会ったときに、急にガッツのことを思い出したのだ。
『ソウル・サーチン・プレゼンツ・グレイト・ディーヴァ・グレイ・ショウ』(2007年1月9日@ブルースアレー)で、彼にはナイル・ロジャース役を担当してもらった(ギターを弾いてもらった)。(笑) ガッツは、このライヴのために、わざわざナイルのギターと近い音がでるギターを買っていたのだ。
ガッツのディーヴァ・グレイ・ショーでのパフォーマンスは、ナイルを彷彿とさせるファンキーなものだった。しかし、ガッツはなんとシックを見るのは初めてだという。彼はこれを見て、「ある意味、シックの新旧のミックスを見られてよかったような気がする」と言った。
今回初登場のベース、バリー・ジョンソンは、シックに初めての参加ということで、基本的にはバーナード・エドワーズのベースプレイを勉強して、それをなぞることに徹した。そして、相当いいグルーヴをだしていた。バリーは、ルーサー、テディー・ペンダグラス、ケニーG、ナジーなど多数のアーティストと共演。ナジーとは一緒に来日しているという。
一方、毎回参加のドラムのオマー・ハキムは、レコード(CD)とは違って、かなり激しく、ライヴ感あふれるドラミングを見せる。そして、ギターのナイル・ロジャースは、かつてのレコードではかなり若さあふれるカッティングを聞かせていたが、今は味のあるカッティングになっている。それらを総合するとオールド・ミーツ・ニューという雰囲気が漂う。オマーが「新」、ナイルが「旧」、バリーは若干「旧寄り」というニュアンスだ。それは、CD対ライヴ音という対比かもしれない。
オマー・ハキムは、今やニューヨークで、いや世界で5本の指に入るトップ・ドラマーだ。ライヴ後も、観客席にでてきて、ファンと積極的に交流する彼と少し話す機会があった。
彼が初めて来日したのは、1980年、渡辺香津美 (ギター)のバンドでのツアーのときだという。そのとき、渡辺のレコードではドラムはスティーヴ・ジョーダンだったが、そのスティーヴが別のスケジュールがはいっていて来られなくなり、人を介してその代わりとして紹介された。その当時のオマーは、まだ今ほど有名ではなく、名前が少しずつ知られ始めてきた時期だったという。ちょうど、この1980年くらいを境に、ニューヨークで売れるようになったそうだ。彼はマーカス・ミラーと高校が同級生。そういうこともあり、彼とはよくセッションで一緒になる。昨年だけで、彼は3回も来日している。最後はハンク・ジョーンズだ。
彼にお気に入りのドラマーは誰か尋ねた。「お〜〜、あまりにたくさんいすぎて・・・。そうだな。たとえば、エルヴィン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス、ビリー・コブハム、レニー・ホワイト、レニーはかなり好きだな。バディー・リッチ。ジャボ(ジェームス・ブラウンのドラマー)や、スライ&ファミリー・ストーンのドラマーも大好きだよ」
「あの徹底したリズムのキープは、どのように練習するの」と聞くと、笑いながら「さあ、わからないよ。ただ叩くだけだよ」と答えた。「そうそう、僕は以前GRPでソロ・アルバムを出したんだ。十数年前だけどね。で、こんどそれ以来のソロ・アルバムを作ってる。まだ、レコード会社とか決まってないけどね。歌? 少し歌ってるよ。前のアルバムでも歌った」
ファンキーなリズムの基本、ドラム、ギター、ベース。このトライアングルが固まれば、そこにはソウルフルなグルーヴが自然と生まれる。三位一体が生み出すグルーブだ。
ところで最近、ガッツは英文字のアーティスト表記をGATSからGATZに変えた。関ジャニ∞(かんじゃにえいと)のアルバムに2曲が収録されたが、そのクレジットから変更している。アルバムはオリコン1位になっているという。
ガッツをナイルにちゃんと紹介しようと思っていたが、ライヴ後、話し込んでいたら、ナイルはいつのまにかホテルに帰ってしまっていた。(笑) でも、ショーが終わって楽屋に戻るときに、通路でガッツはしっかりナイルと握手をしていた。
ENT>MUSIC>ARTIST>Rodgers, Nile / Gatz / Hakim, Omar
三位一体。
日曜のナイル・ロジャース&シックは、ガッツを誘っていった。ナイルに前日会ったときに、急にガッツのことを思い出したのだ。
『ソウル・サーチン・プレゼンツ・グレイト・ディーヴァ・グレイ・ショウ』(2007年1月9日@ブルースアレー)で、彼にはナイル・ロジャース役を担当してもらった(ギターを弾いてもらった)。(笑) ガッツは、このライヴのために、わざわざナイルのギターと近い音がでるギターを買っていたのだ。
ガッツのディーヴァ・グレイ・ショーでのパフォーマンスは、ナイルを彷彿とさせるファンキーなものだった。しかし、ガッツはなんとシックを見るのは初めてだという。彼はこれを見て、「ある意味、シックの新旧のミックスを見られてよかったような気がする」と言った。
今回初登場のベース、バリー・ジョンソンは、シックに初めての参加ということで、基本的にはバーナード・エドワーズのベースプレイを勉強して、それをなぞることに徹した。そして、相当いいグルーヴをだしていた。バリーは、ルーサー、テディー・ペンダグラス、ケニーG、ナジーなど多数のアーティストと共演。ナジーとは一緒に来日しているという。
一方、毎回参加のドラムのオマー・ハキムは、レコード(CD)とは違って、かなり激しく、ライヴ感あふれるドラミングを見せる。そして、ギターのナイル・ロジャースは、かつてのレコードではかなり若さあふれるカッティングを聞かせていたが、今は味のあるカッティングになっている。それらを総合するとオールド・ミーツ・ニューという雰囲気が漂う。オマーが「新」、ナイルが「旧」、バリーは若干「旧寄り」というニュアンスだ。それは、CD対ライヴ音という対比かもしれない。
オマー・ハキムは、今やニューヨークで、いや世界で5本の指に入るトップ・ドラマーだ。ライヴ後も、観客席にでてきて、ファンと積極的に交流する彼と少し話す機会があった。
彼が初めて来日したのは、1980年、渡辺香津美 (ギター)のバンドでのツアーのときだという。そのとき、渡辺のレコードではドラムはスティーヴ・ジョーダンだったが、そのスティーヴが別のスケジュールがはいっていて来られなくなり、人を介してその代わりとして紹介された。その当時のオマーは、まだ今ほど有名ではなく、名前が少しずつ知られ始めてきた時期だったという。ちょうど、この1980年くらいを境に、ニューヨークで売れるようになったそうだ。彼はマーカス・ミラーと高校が同級生。そういうこともあり、彼とはよくセッションで一緒になる。昨年だけで、彼は3回も来日している。最後はハンク・ジョーンズだ。
彼にお気に入りのドラマーは誰か尋ねた。「お〜〜、あまりにたくさんいすぎて・・・。そうだな。たとえば、エルヴィン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス、ビリー・コブハム、レニー・ホワイト、レニーはかなり好きだな。バディー・リッチ。ジャボ(ジェームス・ブラウンのドラマー)や、スライ&ファミリー・ストーンのドラマーも大好きだよ」
「あの徹底したリズムのキープは、どのように練習するの」と聞くと、笑いながら「さあ、わからないよ。ただ叩くだけだよ」と答えた。「そうそう、僕は以前GRPでソロ・アルバムを出したんだ。十数年前だけどね。で、こんどそれ以来のソロ・アルバムを作ってる。まだ、レコード会社とか決まってないけどね。歌? 少し歌ってるよ。前のアルバムでも歌った」
ファンキーなリズムの基本、ドラム、ギター、ベース。このトライアングルが固まれば、そこにはソウルフルなグルーヴが自然と生まれる。三位一体が生み出すグルーブだ。
ところで最近、ガッツは英文字のアーティスト表記をGATSからGATZに変えた。関ジャニ∞(かんじゃにえいと)のアルバムに2曲が収録されたが、そのクレジットから変更している。アルバムはオリコン1位になっているという。
ガッツをナイルにちゃんと紹介しようと思っていたが、ライヴ後、話し込んでいたら、ナイルはいつのまにかホテルに帰ってしまっていた。(笑) でも、ショーが終わって楽屋に戻るときに、通路でガッツはしっかりナイルと握手をしていた。
ENT>MUSIC>ARTIST>Rodgers, Nile / Gatz / Hakim, Omar