【ロイ・エヤーズ・ライヴ、ビラルがオープニング】
七変化。。
ひとつ間違えば、下手なディスコバンドにさえなってしまいそうなバンドだが、これが思いのほか強力なメンバーだった。ドラムス、ベース、キーボードの3人をバックにまずビラルが3曲歌い、その後、ロイ・エヤーズ御大が登場。ロイ・エヤーズとしてのライヴは2006年10月コットンクラブ以来約1年ぶり。
ロイ・エヤーズのライヴは今までも何回か見ていたが、今回は予想以上にすばらしいライヴだった。各ミュージシャンの力量がソロを取ったときにすばらしく、実力が如何なく発揮されたためだろう。特に圧巻だったのは、ディージー・ガレスピーの「ナイト・イン・チュニジア」。18分余にわたって繰り広げられたこの曲ではベース、ドラムス、キーボード、サックス、もちろんロイなど全員がソロを担当、思い切りミュージシャンたちが力を出していた。
ベース奏者がものすごい早弾きでベースを弾いているかと思えば、それが一瞬休んだ隙に、残りのミュージシャンがやってきて彼の汗をおもしろおかしく拭いたりする。あるいは、サックス奏者が一音ずつ下げるのと同時にミュージシャンも全員一段ずつ立ち位置を下げていったりして、思い切りエンタテインメントになっていた。このあたりの動きは、実に楽しい。そうした面白系の動きも、彼らにしっかりと演奏できる技術があるから映えるというもの。キーボード、サックスの両方を担当するレイはヴォーカルも少しやるが、驚いたのはサックスを片手で持って吹きながら、もう一方の手でキーボードを弾いたシーン。いやあ、器用器用。
ロイ・エヤーズは電子ヴァイヴラフォンを使用。これが、まさに音の七変化。キーボードみたいな音さえ出る。ロイはとても67歳とは思えぬほど、元気。他のミュージシャンがソロを取っているときには、なにか別の楽器で遊んでいたりする。ステージの上での人生を十分に楽しんでいる。これだけの年齢になっても、若いミュージシャンを適材適所に配置することによって、若々しく生き続けるまさにソウル・サヴァイヴァーだ。
■ ロイ・エヤーズ過去関連記事・ライヴ評
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001312.html
フィリップ・ウーはロイ・エヤーズのバックを務めたところから、音楽業界に足を踏み入れた。
November 06, 2006
Philip Woo And Roy Ayers Live: After 28 Years...
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_06.html
November 07, 2006
Keyboard Wizard Meets Vibraphone Master: Philip & Roy
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_07.html
2003/08/21 (Thu)
Roy Ayers Live At Motion Blue: Music Makes Him Young
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20030821.html
2004/03/11 (Thu)
Roy Ayers Live At Blue Note: Music Is My Lady, My Mistress
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040311.html
■ メンバー
ロイ・エアーズ/Roy Ayers(Vibraphone,Vocals)
ビラル/BILAL(Vocals)
マーク・アダムス/Mark Adams(Keyboards)
ドナルド・ニックス/Donald Nicks(Bass)
リー・“ビーバ”・ピアソン/Lee’Beava’Pearson(Drums)
レイ・ガスキンス/Ray Gaskins(Saxophone)
ジョン・プレスリー/John Pressley (vocal)
Setlist : Bilal, Roy Ayers @ Billboard Live, October 24, 2007
Bilal
Show started 21:32
01. Love Poems
02. Queen Of Sanity
03. High And Dry (Radiohead)
show ended 21:53
Roy Ayers
Show started 21:54
01. Searchin’
02. Baby You’ve Got It
03. Night In Tunisia including a riff of “My Favorite Things”
04. (Instrumental)
05. Everybody Loves The Sunshine
Enc. Let Me Be Your Sugar
Show ended 22:53
(2007年10月24日水曜、ビルボード・ライヴ=ロイ・エヤーズ、ビラル・ライヴ)
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Ayers, Roy / Bilal
2007-140
七変化。。
ひとつ間違えば、下手なディスコバンドにさえなってしまいそうなバンドだが、これが思いのほか強力なメンバーだった。ドラムス、ベース、キーボードの3人をバックにまずビラルが3曲歌い、その後、ロイ・エヤーズ御大が登場。ロイ・エヤーズとしてのライヴは2006年10月コットンクラブ以来約1年ぶり。
ロイ・エヤーズのライヴは今までも何回か見ていたが、今回は予想以上にすばらしいライヴだった。各ミュージシャンの力量がソロを取ったときにすばらしく、実力が如何なく発揮されたためだろう。特に圧巻だったのは、ディージー・ガレスピーの「ナイト・イン・チュニジア」。18分余にわたって繰り広げられたこの曲ではベース、ドラムス、キーボード、サックス、もちろんロイなど全員がソロを担当、思い切りミュージシャンたちが力を出していた。
ベース奏者がものすごい早弾きでベースを弾いているかと思えば、それが一瞬休んだ隙に、残りのミュージシャンがやってきて彼の汗をおもしろおかしく拭いたりする。あるいは、サックス奏者が一音ずつ下げるのと同時にミュージシャンも全員一段ずつ立ち位置を下げていったりして、思い切りエンタテインメントになっていた。このあたりの動きは、実に楽しい。そうした面白系の動きも、彼らにしっかりと演奏できる技術があるから映えるというもの。キーボード、サックスの両方を担当するレイはヴォーカルも少しやるが、驚いたのはサックスを片手で持って吹きながら、もう一方の手でキーボードを弾いたシーン。いやあ、器用器用。
ロイ・エヤーズは電子ヴァイヴラフォンを使用。これが、まさに音の七変化。キーボードみたいな音さえ出る。ロイはとても67歳とは思えぬほど、元気。他のミュージシャンがソロを取っているときには、なにか別の楽器で遊んでいたりする。ステージの上での人生を十分に楽しんでいる。これだけの年齢になっても、若いミュージシャンを適材適所に配置することによって、若々しく生き続けるまさにソウル・サヴァイヴァーだ。
■ ロイ・エヤーズ過去関連記事・ライヴ評
October 08, 2006
Philip Woo Will Be At Cotton Club With Roy Ayers: Reunion First In 28 Years : Philip Reveals His First Encounter With Roy (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/001312.html
フィリップ・ウーはロイ・エヤーズのバックを務めたところから、音楽業界に足を踏み入れた。
November 06, 2006
Philip Woo And Roy Ayers Live: After 28 Years...
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_06.html
November 07, 2006
Keyboard Wizard Meets Vibraphone Master: Philip & Roy
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_07.html
2003/08/21 (Thu)
Roy Ayers Live At Motion Blue: Music Makes Him Young
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20030821.html
2004/03/11 (Thu)
Roy Ayers Live At Blue Note: Music Is My Lady, My Mistress
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040311.html
■ メンバー
ロイ・エアーズ/Roy Ayers(Vibraphone,Vocals)
ビラル/BILAL(Vocals)
マーク・アダムス/Mark Adams(Keyboards)
ドナルド・ニックス/Donald Nicks(Bass)
リー・“ビーバ”・ピアソン/Lee’Beava’Pearson(Drums)
レイ・ガスキンス/Ray Gaskins(Saxophone)
ジョン・プレスリー/John Pressley (vocal)
Setlist : Bilal, Roy Ayers @ Billboard Live, October 24, 2007
Bilal
Show started 21:32
01. Love Poems
02. Queen Of Sanity
03. High And Dry (Radiohead)
show ended 21:53
Roy Ayers
Show started 21:54
01. Searchin’
02. Baby You’ve Got It
03. Night In Tunisia including a riff of “My Favorite Things”
04. (Instrumental)
05. Everybody Loves The Sunshine
Enc. Let Me Be Your Sugar
Show ended 22:53
(2007年10月24日水曜、ビルボード・ライヴ=ロイ・エヤーズ、ビラル・ライヴ)
ENT>MUSIC>ANNOUNCEMENT>Ayers, Roy / Bilal
2007-140