◎マーチン、フル・オーケストラをバックに華麗に歌う
2011年9月29日 音楽◎マーチン、フル・オーケストラをバックに華麗に歌う
【Suzuki Masayuki Sings With Full Orchestara】
豪華絢爛。
指折り数えるとなんと24人ものストリングス・フル・オーケストラが舞台狭しと座っている。これに、もちろん基本バンド、パーカッション(ドラムス)、キーボード、ギター、ベース、サックスの5人。前回ビッグバンドでやったので、今回はCDでもアレンジを担当した服部隆之指揮によるフル・オーケストラ。毎回、さまざまなアイデアを繰り出してくるアイデアマン、鈴木雅之ならではだ。さすがにこの大オーケストラをバックに歌うマーチンは本当に気持ちよさそうだ。温かみのある生の音、リアルなサウンド、それはそれはリッチなひとときだった。
日本語で歌われた数多くの名曲をカヴァーした最新作『ディスカヴァー・ジャパン(DISCOVER JAPAN)』をリリースした鈴木雅之が、そのアルバムで披露したように豪華絢爛リッチなフル・オーケストラをバックに歌うコンサートを行った。このアルバムは、実はマーチンが大好きなアイズレイ・ブラザースのリード・ヴォーカリスト、ロナルド・アイズレーがバート・バカラックと作った傑作『アイズレー・ミーツ・バカラック』を念頭に置いて作った、という。パンフレットの写真の一枚にちゃんとそのジャケットがさりげなく置かれている。このあたりの隠し味がマーチンらしい。
アンコールで、今回のその『ディスカヴァー・ジャパン』で歌われたナット・キング・コールの「ラヴ」。イントロのストリングスが流れてきた瞬間、ぞくっとした。マーチンはこれを「マーヴィン(・ゲイ)越し」(ナットの歌をマーヴィンがカヴァーしたものを聞いて)に親しんできたという。
マーチンはあいさつで、「リアルな生音でやれると温かいサウンドになって、普段とは違う。今回のライヴは、まさに手作り感覚。もともと3月の震災をきっかけに、カヴァー・アルバムを作ることになり、そこでは誰もが知っている曲を25年目のヴォーカリスト鈴木雅之として再発見したい、ということでした」と話した。
前半フル・オーケストラで。中盤バンドと4ストリングスで、アンコールで再びフル・オーケストラ。途中「夢」2曲で、サプライズゲストでスクープのタケ、松下優也が登場。MCでも言っていたが、「オールド・スクール、ミドル・スクール、ニュー・スクールの3ショット」は、なかなか絵になっていた。
毎回感じることだが、マーチンの「セルフ・プロデュース」のうまさが各企画ごとに出ている。今度はどのように自分を見せるか、どのように新しいサプライズの鈴木雅之をファンに提示できるか。そのあたりの出し方が実にうまい。
ちなみにツアーは、4弦(ストリングス)を帯同して行う。
あ、マーチンに聞くの忘れた。「ところで、なんで葛飾なの?」。今度会ったら聞こうっと。
■「LOVE」ナットキング・コールの日本語訳
April 11, 2005
Nat King Cole Sings "Love" In Japanese In A Beautiful Way
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_04_11.html
■鈴木雅之 DISCOVER JAPAN(初回生産限定盤)(DVD付)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35LPM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
上記アルバムについてのマーチンの解説。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/masayukisuzuki/0916suzuki/
■アイズレー・ミーツ・バカラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00013YRQY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
小松秀行(ベース)
知念輝行(ギター)
コーイチロー(KO-ICHIRO)(キーボード)
スパム春日井(パーカッション)
竹野昌邦(サックス)
吉田翔平(ヴァイオリン)
村井俊朗(ヴァイオリン)
館泉礼一(ヴィオラ)
ロビン・デュプイ(チェロ)
東京:ラッシュ・ストリングス(加藤高志)
音楽監督・指揮:服部隆之
20名
加藤高志、押鐘貴之、伊能修、松本亜土、渡辺一雄、西本幸弘、武田幸治、加藤亜希子、杉野裕、納富彩歌、入江茜、阿部憲、秋山俊行、渡部安見子、桑田穣、丸山泰雄、岩永知樹、木村隆哉、齋藤順、赤池光治
■セットリスト
Setlist : Suzuki Masayuki @Katsushika Symphony Hills Hall
show started
01.幻想曲 第25楽章~A Quarter Century Of Discovery
02.熱き心に
03.愛燦燦
04.私の願い
05.別れの街
06.さよならいとしのBaby Blues
07.路~交差点
08.ラヴ・イズ・オーヴァー
09.そっとおやすみ
10.ヘイヘイブギ
11.So Long
12.夢の中で会えるでしょう
13.夢で逢えたら
14.ガラス越しに消えた夏
15.I’m Here
アンコール
16.LOVE
17.恋人
18.愛し君へ
show ended 21:29
(2011年9月27日火曜、かつしかシンフォニーヒルズ・大ホール、鈴木雅之ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki, Masayuki
2011-
【Suzuki Masayuki Sings With Full Orchestara】
豪華絢爛。
指折り数えるとなんと24人ものストリングス・フル・オーケストラが舞台狭しと座っている。これに、もちろん基本バンド、パーカッション(ドラムス)、キーボード、ギター、ベース、サックスの5人。前回ビッグバンドでやったので、今回はCDでもアレンジを担当した服部隆之指揮によるフル・オーケストラ。毎回、さまざまなアイデアを繰り出してくるアイデアマン、鈴木雅之ならではだ。さすがにこの大オーケストラをバックに歌うマーチンは本当に気持ちよさそうだ。温かみのある生の音、リアルなサウンド、それはそれはリッチなひとときだった。
日本語で歌われた数多くの名曲をカヴァーした最新作『ディスカヴァー・ジャパン(DISCOVER JAPAN)』をリリースした鈴木雅之が、そのアルバムで披露したように豪華絢爛リッチなフル・オーケストラをバックに歌うコンサートを行った。このアルバムは、実はマーチンが大好きなアイズレイ・ブラザースのリード・ヴォーカリスト、ロナルド・アイズレーがバート・バカラックと作った傑作『アイズレー・ミーツ・バカラック』を念頭に置いて作った、という。パンフレットの写真の一枚にちゃんとそのジャケットがさりげなく置かれている。このあたりの隠し味がマーチンらしい。
アンコールで、今回のその『ディスカヴァー・ジャパン』で歌われたナット・キング・コールの「ラヴ」。イントロのストリングスが流れてきた瞬間、ぞくっとした。マーチンはこれを「マーヴィン(・ゲイ)越し」(ナットの歌をマーヴィンがカヴァーしたものを聞いて)に親しんできたという。
マーチンはあいさつで、「リアルな生音でやれると温かいサウンドになって、普段とは違う。今回のライヴは、まさに手作り感覚。もともと3月の震災をきっかけに、カヴァー・アルバムを作ることになり、そこでは誰もが知っている曲を25年目のヴォーカリスト鈴木雅之として再発見したい、ということでした」と話した。
前半フル・オーケストラで。中盤バンドと4ストリングスで、アンコールで再びフル・オーケストラ。途中「夢」2曲で、サプライズゲストでスクープのタケ、松下優也が登場。MCでも言っていたが、「オールド・スクール、ミドル・スクール、ニュー・スクールの3ショット」は、なかなか絵になっていた。
毎回感じることだが、マーチンの「セルフ・プロデュース」のうまさが各企画ごとに出ている。今度はどのように自分を見せるか、どのように新しいサプライズの鈴木雅之をファンに提示できるか。そのあたりの出し方が実にうまい。
ちなみにツアーは、4弦(ストリングス)を帯同して行う。
あ、マーチンに聞くの忘れた。「ところで、なんで葛飾なの?」。今度会ったら聞こうっと。
■「LOVE」ナットキング・コールの日本語訳
April 11, 2005
Nat King Cole Sings "Love" In Japanese In A Beautiful Way
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_04_11.html
■鈴木雅之 DISCOVER JAPAN(初回生産限定盤)(DVD付)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35LPM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
上記アルバムについてのマーチンの解説。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/masayukisuzuki/0916suzuki/
■アイズレー・ミーツ・バカラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00013YRQY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
小松秀行(ベース)
知念輝行(ギター)
コーイチロー(KO-ICHIRO)(キーボード)
スパム春日井(パーカッション)
竹野昌邦(サックス)
吉田翔平(ヴァイオリン)
村井俊朗(ヴァイオリン)
館泉礼一(ヴィオラ)
ロビン・デュプイ(チェロ)
東京:ラッシュ・ストリングス(加藤高志)
音楽監督・指揮:服部隆之
20名
加藤高志、押鐘貴之、伊能修、松本亜土、渡辺一雄、西本幸弘、武田幸治、加藤亜希子、杉野裕、納富彩歌、入江茜、阿部憲、秋山俊行、渡部安見子、桑田穣、丸山泰雄、岩永知樹、木村隆哉、齋藤順、赤池光治
■セットリスト
Setlist : Suzuki Masayuki @Katsushika Symphony Hills Hall
show started
01.幻想曲 第25楽章~A Quarter Century Of Discovery
02.熱き心に
03.愛燦燦
04.私の願い
05.別れの街
06.さよならいとしのBaby Blues
07.路~交差点
08.ラヴ・イズ・オーヴァー
09.そっとおやすみ
10.ヘイヘイブギ
11.So Long
12.夢の中で会えるでしょう
13.夢で逢えたら
14.ガラス越しに消えた夏
15.I’m Here
アンコール
16.LOVE
17.恋人
18.愛し君へ
show ended 21:29
(2011年9月27日火曜、かつしかシンフォニーヒルズ・大ホール、鈴木雅之ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Suzuki, Masayuki
2011-