◎ブライアン・マクナイト・ライヴ~せつない系で圧倒

【Brian McKnight Live】

粋。

ブライアン・ナイトの2010年12月、デューク・エリントンとのジョイント・ライヴ以来、約1年ぶりのライヴ。単独では、2010年4月以来1年8ヶ月ぶり。

キーボード、ベース、ギター、ドラムスの4人バンドにブライアン。ブライアンは、ときに生ギターを弾いたり、キーボードを弾きながら歌う。

バックドロップに「B」の大きな文字が。そのスクリーンには何曲かでPVの映像も映す。

ジョーといい、ブライアンといい、キース・スゥエットといい、これほどまでの人気安定ぶりはすごい。いずれも女性ファンが圧倒的についているところが共通点か。背のすらったしたブライアンは、いくつかの曲で振り付け風のこともしつつ、よく通る声で、主としてバラードを歌う。それもラヴ・ソングがほとんどで観客の女性の目はみなハートマーク。一言で言うと粋か。

6曲目では、客席からカヨコさんという人を舞台に上げ、彼女に向かって「5分だけ僕のガールフレンドになってくれるかい?」と歌うという演出。彼女にとっては、生涯忘れられないライヴになったことだろう。

僕はファースト・アルバムから何枚かライナーノーツを書いているので、初期作品がとても思い入れが深い。今回も「ワン・ラスト・クライ」あたりは、実にしみてくる。ブライアンは、振られて寂しい、せつない系の歌が抜群にあっていて、はまる。

ブライアンのライヴは、楽曲がどれもよくて、ブライアンの存在感がどっしりしているので安定している。

■過去記事

2010年12月04日(土)
デューク・エリントン/ブライアン・マクナイト・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10726229996.html

2010年04月10日(土)
ブライアン・マックナイト・ライヴ~声で観客を圧倒
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10504620426.html

■バック・アット・ワン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00001QGLB/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HBAX/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ジャスト・ミー

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004OKFIRM/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

ブライアン・マックナイト / Brian McKnight(Vocals)
クリス・ロフリン / Chris Loftlin(Bass)
タイロン・チェイス / Tyrone Chase(Guitar)
コーリー・アーヴィン / Cory Irvin(Keyboards)
プレスコット・エリソン / Prescott Ellison(Drums)

■セットリスト ブライアン・マクナイト、ビルボードライブ東京、2011年11月30日(水)
Setlist : Brian McKnight @ Billboard Live Tokyo, November 30,2011

Show started 21:31
01.Intro
02.Should Been Lovin’ You
03.Gimme Yo Love
04.All Night Long
05.Only One For Me
06.Another You(guest on stage)
07.Find Myself In You
08.Can You Read My Mind (guitar)
09.Anytime
10.Back At One
11.One Last Cry
Enc. Merry Christmas
Enc. White Christmas
Enc. Fall 5.0
Show ended 22:40

(2011年11月30日水曜、ビルボードライブ東京、ブライアン・マクナイト・ライヴ)
ENT>LIVE>McKnight, Brian
2011-

★ロビー・ダンジー&ケイリブ・ジェームス・トークス

【Robbie Danzie And Kaleb James Talks】

談笑。

マイケル・ジャクソン・トリビュートの日本人シンガーのバンドをまとめた音楽ディレクター、ケイリブ・ジェームスと、バック・コーラスの一人として参加したロビー・ダンジーが、カマサミ・コングの「メットポッド」の収録に麻布飯倉のスージーズに登場。(メットポッドのこの分は金曜日頃までにアップされる予定) マイケル・トリビュートの話、ロビーのキャリアなどを語った。収録は当初の2-30分の予定から、大幅に延び、1時間を越えるものになった。

http://metropolis.co.jp/podcast/
(この分は2011年12月23日金曜頃までにアップされる予定)

http://sujis.net/

ケイリブのランチ(ランバー・ジャック)

ロビーはセントルイス出身、父がマイルス・デイヴィスなどとプレイしたこともあるというトランペット、サックス奏者のロバート(ボビー)・ダンジー、母親ベティーもピアノの弾き語りなどをしていた。1980年代にロスアンジェルスにやってきてシンガーとして活躍。1984年、エピックからデビューした4人組女性グループ、クリストルに参加。クリストルの2枚目から4枚目までクリストルのメンバーとなっている。クリストルは、1986年に「Passion From A Woman」のヒットなどがある。その後、1991年、当時芝浦にあった「ソウル・トレイン・カフェ」のハコ・バンドで来日。日本で多くのシンガーのバック・コーラスの仕事があったため、1994年まで滞在、その後も日本とアメリカを行き来するようになった。日本のイエロー・モンキー、杏里などのコーラスでツアーに参加した。「ソウル・トレイン・カフェ」は後に店名を「ソウル・スター・カフェ」と変えるが、ちょうど別の仕事で来日し客席にいたブレンダ・ヴォーンをステージにあげ歌わせたところ、これが注目され、ブレンダはそれがきっかけで日本に滞在するようになった、という。

その後、1997年から2001年、2004年から2007年に日本に滞在。その間もアメリカと日本を頻繁に行き来している。2009年7月の「ソウル・サーチン~トリビュート・トゥ・アイズレイ・ブラザーズ」にも参加している。

2000年からは、オリヴァー・ウェンデルと組んだ二人組み、ジェナイ(Genai)としてCDをリリース。彼女はジェナイとしての2枚目から4枚目まで参加している。他にも、マスターズ・アット・ファンクなどのプロジェクトにも参加。

MJトリビュートでは、スクープ・オン・サンバディーが歌った「ウィル・ユー・ビー・ゼア」の後半で、力の入ったヴォーカルをタケとのやりとりで聴かせ観客を印象付けた。「ジャクソンズは昔から大好きだったので、素晴らしいシンガーたちのバック・コーラスができて本当に光栄でした。ファンタスティックだった」とロビー。

ケイリブ。「こんなことがあった。スクープ・オン・サンバディーのタケがロビーのヴォーカルにとても感激して、ロビーに『(後半のコーラスのところで)アドリブをやってくれないか』て言ってきたほどなんだ」

クリストル時代のヒットのひとつ Passion From Woman
http://youtu.be/Y3oei53Erxs



ジェナイ・アルバム メットポッドでプレイする「タイム・アフター・タイム」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000677PV/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

カマサミが「シンディー(・ロウパー)に会ったことは?」と尋ねると、面白い話がでてきた。

ロビー。「(2005年11月)しばらく前にウェスティン・ホテルのバーで歌ってたときに、たまたまシンディーがそこに滞在していて、そのバーに来てくれたことがあった。そこで彼女と一緒に歌ったのよ!」 
カマサミ。「おおっ、それって、スティーヴィーが滞在していて、やはりそのバーに現れて飛び入りで弾き語りをしたときじゃない? 僕も、そこにいたよ! あれ、君だったんだ。ワオっ!」
ロビー。「そうそう、そうよ。シンディーと一緒に歌い、スティーヴィーの前で歌えたなんて、あの偶然はすごかった。素晴らしい夜だった」

現在は、ダンジーズ・プロディジー・インターナショナルというプロダクションを運営し、KDブロージアというシンガーをマネージしている。

ロビーは、エピック所属だったこともあり、マイケル・ジャクソンのレーベル・メイト。また、同じ時期、エピックにいたティーズともレーベル・メイト。ティーズには、今回の音楽ディレクターとなったレックス・サラス、また、ギターのトミー・オーガンもいた。

ロビー。「実は、私はリビー(・ジャクソン)と以前から友達なの。リビーもちょうど私たちと同じ頃、CBSからデビューしたので。で、彼女の娘のステイシーは子供の頃から知ってるの。レックスももちろん、レーベル・メイトで知っているけど、その後十何年経って、そのレックスがリビーの娘のステイシーと結婚したって知って、本当に驚いたわ。たぶん、レックスはジャネットのMDをやって、それでジャクソン・ファミリーと知り合ったんだと思うわ。リビーはしばらく前にヨーロッパにいたんじゃないかしら。今回は日本には来てない」

ケイリブ。「(今回のイヴェントは)本当に大変だったよ。開場12時間前までいろいろやっていたからね。だけど、最終的にはマイケル・ジャクソンのスピリットをステージに持って来れたような気がする。マイケルの音楽はどれも、愛とトゥゲザネス(一体感)にあふれている。だからマイケルの愛がすべて(ステージに)降り注いでいたと思うね」

ケイリブ。「今回のライヴで僕が驚いたのは、参加メンバーがみんなマイケル・ジャクソンの動きをやったりするんだよね。(ジャクソンズ風の)頭を振る動きとか、マイケルのロボット・ダンスとかね。そうそう、ジュジュが2日目に『ビリー・ジーン』を歌ったんだけど、彼女はハイヒールで『ムーンウォーク』をやって、最後に帽子を観客席に投げたんだ(笑)」

カマサミが「果たして、もう一度このジャクソンズ・リユニオンが計画されるだろうか」と尋ねた。

ロビー。「そうなるといいわね。I hope so」ケイリブ。「アフター・ショー・パーティーでマーロンと話たんだけど、今回はたった2回だけだった。2回では少ない。たとえば、九州、関西、どこかなどで全国で6回くらいはできると思う。来年は近すぎて無理だけど、2年後とかはありえるかもしれないね」

ケイリブは朝7時過ぎまでアフター・パーティーにいたが、ロビーは3時過ぎには帰ったという。ケイリブのメイシーのモノマネなども聞きもの。

詳しいトークは、メットポッドをお聴きください。(英語ですが)

ケイリブは12月28日(水)、マサ・コハマ・スペシャル・ライヴ(目黒・ブルースアレイ)に登場。さらに、1月6日(金)、ケイリブ・ジェームス・ベアフット・ライヴが中目黒・楽屋(らくや)で行われる。

■ケイリブ・ジェームス・ライヴ

マサ・コハマ・スペシャル 
2011年12月28日(水) 19時30分~
目黒ブルース・アレイ
〒150-0063東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03-5496-4381

ケイリブ・ジェームス・ベアフット・ライヴ
2012年1月6日(金)  
中目黒・楽屋 〒153-0051東京都目黒区上目黒2-15-6
目黒銀座商店街二番街中程
二番街の大きな看板(真下の右側)が目印
電話  03-3714-2607
http://rakuya.asia/

■ カマサミ・コング、NHKでハワイアン番組を4週にわたって特集

とことん真冬のハワイアン

寒い夜、常夏ハワイの音楽であたたまろう!

一口に「ハワイアンミュージック」といっても、
ロック、ポップス、ウクレレ、フラそしてスラッキーギターなどなど、
バラエティ溢れる音楽がハワイから生まれています。

カラパナ、ジェイク・シマブクロにジャック・ジョンソン…
ギャビー・パヒヌイにエディ・カマエにピーター・ムーン・バンド…
ナレオにケアヒヴァイなどなど。

そんな極上のハワイアンミュージックを
KONISHIKIとハワイのレジェンドDJ KAMASAMI KONGが
貴方に届けます。

ご案内:KONISHIKI,KAMASAMI KONG

2012年1月10日火曜日〜2月4日土曜日放送(1月9日月曜日(深夜0時00分~0時50分)〜2月3日金曜日深夜放送=4週間)

http://www.nhk.or.jp/tokoton/next/index.html#20120109

MICHAEL JACKSON>Tribute



◎スタイリスティックス・ライヴ~新メンバー・ジェイソンが加入

【Stylistics Live- New Member Jason Sharpe Joined For The First Time】

恒例。

前年のライヴ評を見たら、去年も12月20日にスタイリスティックスを見ていた。ちょうど一年前だ。客層は年齢が高く、スタイリスティックスの熱心なファンが多い、という。スタイリスティックスは年に一回必ず来るが、他のアーティストのライヴにはそれほど来ないらしい。つまり、「スタイリスティックス命」の固定ファンをがっちりつかんでいる。

毎年、内容的にはほとんど同じだが、今年は去年と大きな違いがふたつあった。まず、去年までのメンバー、ヴァン・フィールズが辞め、ヴァンに代わって新人のジェイソン・シャープが加入したこと。去年、リーダー格のハーブ・マレルが怪我をして杖をついていたが、今年は完治して、元気にステージで踊っていたことだ。

スタイリスティックスは今年の初めにヴァンが辞め、しばらく3人でやっていたが、エアリオンの友達だったジェイソンに声がかかり、加入に至った。ジェイソンは1967年7月16日メリーランド州バルティモア生まれ。イーバンより年上ということになる。一時期、ヒートウェイヴのツアー・メンバーに参加していたという。スタイリスティックスではファルセットとセカンド・テナーを担当。まだメインでリードを取ることは少ないが、この日、アンコールでクリスマス・ソングの「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・クリスマス」をリードで、ファルセットで歌い、強力な歌声を聴かせた。

こんごは、彼がリードを取る曲も増えたり、あるいは二人のファルセットを縦横無尽に絡ませるヴォーカルなどもでてくるかもしれない。

流暢なハーブ・マレルのMCにはさまれながら、ほぼノンストップで歌われるヒット曲メドレーは、いつ聞いても安心だ。

■スタイリスティックス・最新ベスト盤 『"シングルズ 1970~1977"』

2010年12月8日発売=スタイリスティックスのアヴコ/H&L時代のシングルのA面B面両面を1977年まですべて収録した2枚組み。最初のシングルのB面(レット・ザ・ジャンキー・バスト・ザ・プッシャー )は、長くLP未収録だったため本邦初CD化となった。ライナーノーツ、書いています。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0043C3F6C/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■スタイリスティックス公演は2011年12月25日(日)までビルボード東京で。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&shop=1

■スタイリスティックス過去関連記事

2011年11月13日(日)
「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」ストーリー(訳詞付き)~名曲物語
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11076486113.html

2010年12月21日(火)
クリスマス時期の風物詩~スタイリスティックス~日本との相性抜群
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101221.html

2009年12月25日(金)
クリスマスにスタイリスティックス~継続アーティストだけがもてる特権
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091225.html

December 23, 2008
スタイリスティックス~ザット・セイム・ウェイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081223.html

April 16, 2008
Stylistics : Magic Of The Song
【「愛がすべて」、その魔力のすべて】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080416.html

December 22, 2007
Stylistics : Take Me Back To The 70s
【スタイリスティックス・ライヴ~70年代のあのころへフラッシュバック~】 
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071222.html

December 24, 2007
Stylistics : They Love Japan, Japan Love Stylistics
【スタイリスティックス、日本を愛す、日本人、スタイリスティックスを愛す】 
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071224.html

April 14, 2005
Stylistics Live At Kentos: After 37 Years, They Still Keep On Singing
http://blog.soulsearchin.com/archives/000035.html
ソウル・サーチャーが行ったライヴ。

April 15, 2005
Never Dreamed I’d Meet Them 30 Years After
http://blog.soulsearchin.com/archives/000041.html
そのときの続き。

スタイリスティックス 『スタイリスティックス登場』ライナーノーツ
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/linernotes/stylistics20011024.html

November 08, 2006
Linda Creed: Great Lyricist
http://blog.soulsearchin.com/archives/001381.html
スタイリスティックス初期の大ヒット作品の歌詞を多数書いたリンダ・クリードについて。

November 09, 2006
Top 15 Linda Creed Songs Selected By The Soul Searcher
http://blog.soulsearchin.com/archives/001382.html
そのリンダ・クリードが世に送り出した作品の、ソウル・サーチャーが選んだトップ15。

November 10, 2006
The World Of Linda Creed: Portrays The Blackness
http://blog.soulsearchin.com/archives/001383.html
リンダ・クリード、スタイリスティックスのヒット「チルドレン・オブ・ザ・ナイト」、スピナーズのヒット「ゲットー・チャイルド」の訳詞。

■メンバー

エアリオン・ラヴ/ Airrion Love(Vocals)
ハーブ・マレル / Herbert Murrell(Vocals)
ハロルド‘イーバン’ブラウン / Harold ’Eban’ Brown(Vocals)
ジェイソン・シャープ / Jason Sharp(Vocals)(新加入)

グレゴリー・ポードン / Gregory Pordon(Keyboards)
ジェノ・メイヤー / Jeno Meyer(Keyboards)
ラザフォード・ゲイ / Rutherford Gay(Guitar)
ロビン・J・レオナード / Robin J.Leonard(Bass)
ラッセル・ウィークリー / Russell Weekley(Drums)

■セットリスト
Setlist : Stylistics @Billboard Live Tokyo, December 20, 2011

show started 21:33
00.Intro
01.Mine All Mine
02.I’m Stone In Love With You
03.Betcha By Golly Wow
04.16 Bars
05.Star On A TV Show
06.Heavy Falling Out
07.Break Up To Make Up
08.Stop, Look, Listen
09.You’re Everything
10.Love Come Easy
11.Your Love Turned My Life Around
12.Disco Baby
13.It’s A Miracle
14.Sing Baby Sing
15.Members introducing (Mr. Magic)
16.Let’s Put It All Together
17.You Make Me Feel Brand New
18.Rockin’ Roll Baby
Enc. Silent Night
Enc. Have Yourself A Merry Christmas
Enc. Can’t Give You Anything But My Love
Show ended 22:56

(2011年12月20日火曜、六本木・ビルボードライブ東京、スタイリスティックス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stylistics
2011-

★ザ・リヴレーションズ・フィーチャーリング・トレ・ウィリアムス~70年代のディープ・ソウルを彷彿

【The Revlations Featuring Tre Williams】

ディープ・ソウル。

ウェッブをいろいろうろついているとときに思わぬ拾い物がでてくる。どこでどうやってこのグループを知ったのか、それを忘れてしまったのだが、ユーチューブで見て、一発で気に入り、即アマゾンへ行き、ポチっとして、そのCDがさっき届いた。3枚頼んだが、なぜかばらばらの発送で、まだ一枚しか到着してないが…。

すでに一部ではずいぶんと話題になっていたらしいが、僕は知らなかった。アーティスト名は、リヴレーションズ・フィーチャリング・トレ・ウィリアムス。最初に到着したのが、2008年リリースの最初のアルバム『ディープ・ソウル、ザ・リヴレーションズ・フィーチャリング・トレ・ウィリアムス Deep Soul The Revelations Featuring Tre’ Williams』。

一番近いのは、アンソニー・ハミルトンかな。それからライアン・ショー、あるいは、ラファエル・サディークの最近のものなど、70年代ソウルを薄くせずに黒っぽくそのまま熱く再現した感じだ。

最初に聴いた曲がこれ。

The Revelations feat. Tre Williams ’I Don’t Want To Know’

http://youtu.be/PGMGSmzCgrI



プロフィールには、「Here, there are no teenage whines, no auto tune, no samples: nothing but pure, unadulterated soul sung by a red dirt artist with the vocal chops of yesterday’s soul legends and played by a band with passion and talent.」(ここには、子供の言葉や、オート・テューン、サンプリングなどは一切ない。純粋なものだけ。泥臭いかつてのソウル・レジェンドのヴォーカルを彷彿とさせるものが熱意と才能を持ったバンドによってプレイされる)とある。この文言だけでも、嬉しくなる。

実は、70年代にリヴレーションズ(ベニー・ディッグスなどが在籍)というひじょうにいいグループがあって、それが復活したのか、まだやってるのかと思って興味を持ったのだが、そうしたら全然別のグループだった。

このグループのリード・シンガー、トレ・ウィリアムスはフロリダ出身で2000年代になってニューヨークに移り住み、アポロのアマチュア・ナイトに出演して注目されるようになった。2001年11月リリースのラッパー・ぺティー・パブロのデビュー・アルバム『ダイアリー・オブ・ア・シナー:ファースト・エントリーDiary of a Sinner: 1st Entry』のタイトル曲を歌って注目された。その後NASなどいくつかヒップホップ系の作品に参加後、2008年このデビュー作を出した。

これもよかった。

Everybody Knows - The Revelations feat. Tre Williams

http://youtu.be/tOUrecJheg8



どちらも最初のEP『ディープ・ソウル』に収録。

調べたらアルバムは3枚でていた。

01. “Deep Soul” 2008EP
02. “The Bleeding Edge” October 2009:
03. “Concrete Blues” November 2011:

1枚目『ディープ・ソウル』。これは、EP扱いなので、破格の885円。びっくりした。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O2ZVOS/soulsearchiho-22/ref=nosim/

2作目 Bleeding Edge これはCD。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002LFIZQI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

同アルバムのダウンロード版。こっちのほうがCD本体より高い。(笑)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003I1OAHW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

3作目Concrete Blues 最新作2011年11月リリース。なんとこの最新作は、メンフィスのハイ・レコードのスタジオ(ロイヤル・スタジオ)でレコーディング。それだけでも期待できる。1曲目は、ジョー・クオーターマンのカヴァーだろうか。だとすると、選曲センスもすばらしい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005LRWS7A/soulsearchiho-22/ref=nosim/

このリヴレーションズ、トレ・ウィリアムスについては、また紹介してみたい。

ARTIST>The Revelations, Williams, Tre

●12月25日はジェームス・ブラウンの命日~ソウル界のキリストが死んだ日

【December 25: The Day The Godfather Died】

命日。

「ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル」ことジェームス・ブラウンが亡くなってはや5年が経つ。2006年12月25日が命日だ。日本にニュースが伝わったのは、25日午後。いやあ、驚いた。まさかと思った。

2006年3月にジェームス・ブラウンは来日、結果的にこれが最後の来日となってしまうのだが、その最終日、ミスター・ブラウンは珍しく弱気なメッセージをステージで語っていた。「彼とは(ドン勝本氏のこと)もう、35年来の友人だ。私は、日本にも何度もやってきた。世界中に旅をした。だが、私は再びこの日本に戻ってこれるかどうかわからない。けれども、みなさんのことを愛してます」

僕は東京で行われた2日間のライヴを観戦し、このメッセージには少し驚いたが、まだまだできるものと思っていた。ところが、その数日後、ミスター・ブラウンが車椅子で移動していたことを知り、愕然とした。そのときの模様は次のブログに書いた。

March 12, 2006
Was This James Brown’s Final Japanese Tour?
【ジェームス・ブラウンの今回の日本ツアーは最後だったのか】 (明かされた衝撃の新事実。これが現実になってしまいました)
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200603/2006_03_12.html

ジェームス・ブラウンとはたくさんの思い出がある。そのいくつかはブログに書いてきた。死去5周年ということで、まとめてみたい。

■ ジェームス・ブラウン過去関連記事

December 26, 2006
James Brown Dies At 73
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_26.html

December 27, 2006
James Brown Update: Last Minute Of James Brown
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_27.html

December 29, 2006
James Brown Goes Back To Apollo Theater: Another Home He Loved
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_29.html

December 30, 2006
Gimme Some More About James Brown
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_30.html

December 31, 2006
James Brown’s Homecoming Celebration
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_31.html

March 05, 2006
James Brown: After Technical Difficulties, Godfather Thanked For Engineers
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_05.html

March 06, 2006
James Brown: ”I Love You, I Love You, And I Love Me"
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_06.html

March 12, 2006
Was This James Brown’s Final Japanese Tour?
【ジェームス・ブラウンの今回の日本ツアーは最後だったのか】 (明かされた衝撃の新事実。これが現実になってしまいました)
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200603/2006_03_12.html

■ジェームス・ブラウン過去関連記事~ジェームス・ブラウンの思い出を

FM FAN誌JB来日レポート(完全版)(’99/5/30)(98年12月赤坂ブリッツでのライヴ詳細レポートがJB愛好家佐藤氏のウェッブに掲載されています)
http://jb-escape.sakura.ne.jp/jbinfo/19990530.html

2003/10/02 (Thu)
James Brown Live @ News Station: Show Me Your Foot
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200310/diary20031002.html

2003/10/03 (Fri)
James Brown Live At Budoukan: Papa’s Got A Brand New Stick (3年前の来日)
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200310/diary20031003.html

2003/10/04 (Sat)
James Brown Live At Budoukan, Day 2: "A" Sign Song
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200310/diary20031004.html

2003/10/06 (Mon)
I Ate Chicken With James Brown (Part 1)
ジェームス・ブラウンとチキンを食べた! 最高の思い出のひとつ
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/interview/diary20031006.html

2003/10/07 (Tue)
I Ate Chicken With James Brown (Part 2)
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/interview/diary20031007.html

2002/12/15 (Sun)
Enseigned’angle Where the soul coffee is
自由が丘のおしゃれな珈琲屋アンセーニュダングルのマスターのジェームス・ブラウンとの出会い。こんな風に影響を受けた人が世界中にいるはずです。
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200212/diary20021215.html

2003/01/23 (Thu)
What will happen to false James Brown
映画『ゲロッパ』について
http://www.soulsearchin.com//entertainment/movie/review/diary20030123.html

『人生でもっとも驚いた瞬間』【2003年2月12日】ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(ヤン・キンケード)インタヴュー。
ヤンとブラウンの遭遇は。
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/interview/brand20030212.html

ジェームス・ブラウン・ライヴ評
【動から静への瞬間移動』
【2002年3月22日金曜・東京国際フォーラム、ホールA】
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/brown20020322.html

2003/12/23 (Tue)
From King To King
キング・オブ・ポップからキング・オブ・ソウルへ手渡されたもの
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20031223.html

OBITUARY>Brown, James
ARTIST>Brown, James

◆▽バー・アムリタ24日で17年間の営業終了~伝説となった「トクズ・ラウンジ」

【Bar Amrta Closed After 17 Years】

閉店。

西麻布の隠れ家的バーとして17年間営業を続けてきたバー・アムリタ(Amrta)が、2011年12月24日(土曜)をもって閉店した。最終日はここの名物イヴェント「トクズ・ラウンジ」(2008年9月からスタート)の通算40回目。これが最終営業日になった。

オウナーのサンペイさんがいたので、話を聞いたら、これで営業を終了し、店は終わり、オウナーに返すということで、誰かが運営して継続はないそうだ。サンペイさんはもともとデザイナーで、たまたまちょっとした流れでバーの運営という水商売をやってしまったということで、今年の8月までには閉店を決意していたという。ちょうど体調を崩してしまったことも若干影響しているようだ。本人は「病気だけど、元気だよ」と笑っていた。

最終日は多くのミュージシャンが集まってきていた。そして、お客さんも。もう満員電車のような混雑ぶりで、通路は身動きとれず、煙草の煙もものすごかった。半分以上が立ち見で、思い思いの形でトクたちのジャム・セッションに耳を傾けていた。

「トクズ・ラウンジ」は、トランペット/フルーゲルフォーン奏者/ヴォーカリストのトクが主催して行ってきたDJ、ライヴ・イヴェントで、トクが自分の仲間のミュージシャンたちに声をかけ、自由にジャム・セッションを繰り広げてきた。2008年9月から始まり、基本的に月1回。ブルーノートなどにやってくる多くの海外ミュージシャンも顔をだし、おもしろいジャム・セッションも多数行われた。

中でも、近くに事務所がある久保田利伸もときどきこれにやってきて、そのうちの一回はNHKの音楽番組『ソングス』のロケでもここが使われた。これまでにもここには、マル/ファイアーリリー、ゴスペラーズ黒沢薫、北山陽一、エグザイルのアツシ、さかいゆうなども顔を見せていた。

自由なジャム・セッションが行われる自由なスペースとしてのアムリタがなくなってしまうのは、実に残念だ。トクもどこか他にこういう店があるといいんだけど、と次の場所を探したいようだ。

楽器やPAなどを個人で買っていた同店店長のケンジさんは、「ドラムやら、キーボードなどの楽器、家には置くところがないんですよ」と若干困っている様子。

「トクズ・ラウンジ」ができるような次のお店が決まるといいのだが。果たしてどうなるか。トクはもちろん、このような趣旨のライヴは続けたい意向を持っている。

少なくとも、西麻布アムリタでの「トクズ・ラウンジ」40回という実績は、立派な伝説になった。トク、おつかれさま。またどこか場所を見つけてぜひやってください。

■過去関連記事

2011年10月27日(木)
トクズ・ラウンジにオマー・エドワーズ、カズ・スタジオでワークショップ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11059301711.html

2011年06月02日(木)
トクズ・ラウンジ~マイルスとヒップホップな夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110602.html

2011年03月22日(火)
深夜のジャム・セッション~軽音部、トクズ・ラウンジ・スペシャル
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10837098296.html

2010年10月28日(木)
ミッドナイト・カンヴァー・セッション 「トクズ・ラウンジ」
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10689147109.html

2010年09月16日(木)
トクズ・ラウンジ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100916.html

2010年07月24日(土)
トクズ・ラウンジ~黒沢薫飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100724.html

2010年04月29日(木)
トクズ・ラウンジ~真夜中のセッションのダイアログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10520684304.html

2010年04月04日(日)
トクズ・ラウンジ~ゆるーく、しかし、マジで
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100404.html

2010年02月27日(土)
トクズ・ラウンジ:深夜の熱きセッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10468984654.html

2009年12月31日(木)
トクズ・ラウンジ~ジャム・セッションの爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10423256472.html

June 24, 2009
トクズ・ラウンジ~ロイ・ハーグローヴ・グループが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090624.html

May 30, 2009
トクズ・ラウンジ:素晴らしきミュージシャンシップの大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10270594203.html
(過去記事一覧も)

BARS>Amrta
EVENT>Toku’s Lounge






★「マイケル・ジャクソン・ラブ・ナイト」第三回

【Michael Jackson Love Night #3】

トーク。

年末恒例となりつつある「マイケル・ジャクソン・ラブ・ナイト」の第3回が、2011年12月25日(日)、お台場のイヴェント・スペース、東京カルチャー・カルチャーで行われた。

西寺郷太、吉岡正晴、そして、マイケル・ジャクソンの情報満載のウェッブ「ムーン・ウォーカー」を運営しているトヨさんこと木下豊人さんの3人でマイケルについての、話をたくさんした。5時半から第一部、6時40分から第二部、7時50分から9時10分頃まで第三部と約3時間40分、マイケルおよび関連トークに花が咲いた。

第一部では、過去1年のマイケルの動き、先日行われた「マイケル・ジャクソン・トリビュート」などについて。第二部は、お客さんからの質問への回答。第三部では、今後のマイケル関連作品、イヴェントなどについて。

さっとまとめてご紹介しよう。

第一部 17:30-18:20

+とよさんのウェッブは1997年12月25日から始まり、ちょうどこの日14周年となった。1997年はまだインターネット黎明期で、マイケル関連情報もガセが多かった。ガセはジャーメインが出してたんじゃないか。(笑) (と、これはジョーク)
+そこから、2000年にジャーメインが来日したときの話。(ジャーメインがホテルの部屋をもっといい部屋にしてくれとわがままを言った話など)
+マイケルこそ、ツイッターをやってほしかった。
+ランディーは賢い、頭がいい。ランディーのツイートはネガティヴなツイートが多い。(いろいろ考えていて、考えすぎでこうしたイヴェントに参加できないのではないか)
+マイケル・ジャクソン・トリビュート、なぜランディー、ジャーメインが参加していないか。(ジャーメインは、他の兄弟よりギャラをたくさんくれと言って成り立たなかった)
+10月8日のカーディフでのライヴ。(ニーヨの『レディー・イン・マイ・ライフ』などすごくよかった。あのイヴェントを主催した会社が倒産)
+マイケル・ジャクソン・トリビュートができた経緯。
+ドキュメンタリー番組「AI ミス・マイケル」での話。ブルース・スゥエディンの話。
+トリビュートで売られたパンフレットが売り切れたため、遂に増刷されることが決まった。同ウェッブで発売されることになった。
+キャサリンさんは一日目だけ観戦。ジャネットは来たかったが、これなかった。

第二部 18:40 – 19:30

+マイケル・トリビュート、なぜプリンス、パリスは来れなくなったのか。(学校の勉強が忙しく、単位が足りなくなるために来れなくなった)
+今回のマイケル・トリビュート、ジャクソンズは最初17曲くらいやるといってきた。
+今回のイヴェントでは、マイケル楽曲は使えない。動く映像は使えない、写真も使えないといわれていた。ケント・モリが使っていたマイケル・ソロ部分の音源はすべて独自に作ったもの。ヴォーカルは、今回「ハートブレイク・ホテル」を歌ったJPが歌っている。ちなみにジャクソン・ファイヴ、ジャクソンズ時代のものは使えた。
+監修する上で苦労したことは何ですか。(あえて第二部には口をださなかったが、今から思えば、いろいろアドヴァイスすればよかったと少しは思う)
+ジャッキー、ティト、マーロンのジャクソンズだが、全員の参加はあるのか。
+日本人が解釈してマイケルの歌を歌うのは本当に難しい。(「マン・イン・ザ・ミラー」などマイケルでさえ前半は口パクで歌うのに、そんなに難しい曲はとうてい歌えない)
+日本人シンガーを見てて、マイケルの歌唱の中に、ジェームス・ブラウン的歌のうまさ、リズム感のよさを、逆にものすごく感じた。
+クインシー・ジョーンズの「楽曲至上主義」と「アーティスト至上主義」についての考察。山下達郎さんの「ジェームス・ブラウンが歌が一番うまい」論が、ある意味、ものすごくよくわかった、という話。
+クインシーのプロデューサーとしてのこと。クインシーとマイケルの関係。先生・生徒から、(ビートルズの)ジョンとポールのような関係になった。
+『オフ・ザ・ウォール』は、クインシー色100、『スリラー』はクインシーとマイケル色が50・50、『バッド』はマイケル色が100。
+マイケル、リズム感が圧倒的にすごい、という話。
+ジャッキー(超・歌が好き)、ティト(いつもおしゃれ)、マーロン(一番大好き)とどんな話をしたか。ジャーメイン、ランディーに会えたら、どんな話をしたいか。
+マーロンの幻のセカンド・アルバム『ヴィシャス』の話。

第三部 19:50 – 21:10

+V6の曲の話など。
+ジャクソンズは世界ツアーを計画しているのか。
+シギーもいい奴。
+2012年は、『バッド(BAD)』リリース25周年にあたる。オリジナルの『BAD』をレコーディングしたときに残された未発表楽曲の発表もあるかもしれない。
+12月に発売されたテレビゲームについて。
+フランク・カシオ著のマイケル本、ジャーメイン・ジャクソン著のマイケル本について。フランク・カシオ本は、吉岡が翻訳・監修を担当し、2012年6月までにはリリースされる見込み。ジャーメイン本の日本発売についての情報はなし。
+Jフレンズの「ピープル・オブ・ザ・ワールド」について。
+MJスピリットのメンバー、ポリゴンタさんが登壇。トラヴィス・ペインのイヴェントの話など。

今回で3回目となった「マイケル・ジャクソン・トリビュート」、初めていらした方が3分の1くらいいた。

とりあえず、メモという形でまとめましたが、いくつかのテーマについて、もう少し詳しくご紹介するかもしれません。

MJ=マーロン・ジャクソン・ナイトというくらい、マーロン話が盛り上がった。

だいたい郷太くんが7くらいしゃべって僕が2くらいしゃべり、とよさんが1くらいしゃべってたって感じでしょうか。(笑) 郷太くんは第三部はかなり酔っぱらっていたようだ。(笑) 

MICHAEL JACKSON>Talk Event>Michael Love Night




◇○☆ワックス・ポエティックス第19号~ディスコ・ミックスの父、トム・モウルトン・インタヴューはリミックスの歴史満載

【Wax Poetics #19: Tom Moulton Interview】

ディスコ・ミックス。

ダンス系、ブラック系のアーティストなどのインタヴューを掲載している音楽誌ワックス・ポエティックスの最新号(2011年12月30日発行、第19号)が30日に発売される。

今回マイケル・ジャクソンの『イモータル』のアルバムについて、詳しく解説を書いたのだが、「マッシュアップ」を解説する中でリミックスの歴史を簡単に紹介し、その父とも言える「トム・モウルトン」のことを書いた。そうしたら、偶然、同じ号にそのトム・モウルトンのインタヴュー記事が掲載されており、興味深く読んだ。

トム・モウルトンに関しては、1970年代からあちこちでたくさん書いてきたが、直接会ったことはない。ただいろいろ噂話なども聞いていて、最近フェイスブックでつながったりした。いずれ、どこかで会うなりして、じっくりインタヴューしてみたい人物だ。ただ、このワックスのインタヴューは十分、おもしろく読み応えがあるので、リミックスの歴史などに興味がある方はぜひお読みになるといいと思う。

トム・モウルトンは、「ディスコ・ミックスの父」と言われ、いわゆるディスコ・ミックスの生みの親、ブレイク・ビーツの元を発明した人物である。それより以前は、ジュークボックス用の7インチ・シングル(ドーナツ盤)のセールスマンをしていた。

誕生。

たとえば、ものすごく面白いストーリーのひとつは12インチ誕生の瞬間の話だ。

いつもトムは、自分がリミックスしたものをアセテート盤というラッカー盤に焼いて、ディスコで試していた。これはやわらかい盤面に音を直接カッティング(刻む)して、盤を作る。しかし、盤面がやわらかいもので、その場でカッティングできて、一応、盤にはなるのだが、10回くらいプレイしてしまうともう溝が削れて使えなくなってしまう。今だったら、出来上がったミックスをCDRに焼くが1970年代はまだまだこのアセテート盤に焼いて、いろいろなオーディオ機器で試して聴いて、低音が不足してるとか、高音が出すぎとか、ヴォーカルが小さいなどと調整するために、使っていた。

ちょうどアル・ダウニングの「アイル・ビー・ホールディング・オン」をミックスして例によってアセテート盤を作ろうとしたら、たまたま7インチのブランクのアセテート盤がなく、しかたなく12インチに刻んだ。ところが3-4分ほどしかない曲を12インチに刻むと、外側の2-3センチくらいにしか、その刻みがなく、あとはまったくのブランクになる。それでは、あまりにかっこうが悪いので、溝を中央まで均等に刻みなおした。それをすると、今度は、音量が足りないことがわかり、大きな音量で、12インチのかなりの盤面を使ってカッティングした。溝の幅自体が広く刻まれたのだ。それをディスコに持っていったら、音が大きく入っていて、ものすごい迫力で再生された。そして、これはいい、ということになり、ディスコ用の12インチ・シングルというものが出来た、というのだ。

たまたま7インチのアセテートがなかったから、12インチを使ったところ、それがものすごくよくて、次々これで行こうとなった。まさにひょうたんから駒、怪我の功名、災い転じて福となす状態である。

トム・モウルトンの話は計10ページにわたって紹介されているので、ほかにも、おもしろい逸話が存分に出てくるのでわくわくしながら読んだ。ちなみに、筆者のマイケルの話は6ページ、それから日本のファンキーなキーボード奏者、スウィング・オーさんのインタヴュー記事も4ページ、デトロイト・テクノ特集、ロン・ハーディー特集など、満載だ。

クレジット。

ちなみに、僕がすべてのライナーノーツの最後のクレジットに「An Early Bird Note」と表記しているのは、トム・モウルトンがすべてのミックスを施したレコードに「A Tom Moulton Mix」というクレジットをつけていたところからインスピレーションを得て、つけたものだ。1975年のこと。「A」という不定冠詞がついているところが、「唯一の」という感じがしてよいと思った。たまたまアーリーバードの場合、不定冠詞につづくEが母音だったので、Aではなく、Anになったのだが。最初は「A Early Bird Note」かなあと思ったが、すぐにAnでなければならないことに気づいた。ただ、An かあるいは、The がいいのかどうかは、すごく迷った。もうひとつ、通常「ライナーノーツ」と複数なので、単数でいいのかなあというのも迷ったが、Liner Note でもNotesでも間違いないということ、同じ意味のSleeve Noteは単数だったので、ま、いいかと思って、そうした。

話がそれたが、トム・モウルトンとリミックスについては、いくらでも書けるので、また機会をみて書いてみようと思う。

■ワックスポエティックス・ジャパン 2011年12月30日発売号、第19号

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486113434X/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■ワックス・ポエティックス 2009年9月号 第6号~渾身のマイケル・ジャクソン特集書きました

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134196/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

MAGAZINE>Wax Poetics Japan>#19


☆フランク・カシオ著『マイ・フレンド、マイケル』

【Frank Cascio’s “My Friend, Michael”】

友情。

マイケル・ジャクソンと20年以上の親交を持った友人の一人、フランク・カシオが自身とマイケルとの思い出を語った著作『My Friend, Michael(マイ・フレンド、マイケル)』が全米で2011年11月リリースされ、日本での発売権を飛鳥新社が獲得、2012年6月までに発売する。西寺郷太があとがきなどを書き、吉岡正晴が翻訳・監修する。

マイケル関連本のリリースは相変わらずラッシュ状態だが、これはフランク・カシオが書いたもの。フランク・カシオは、昨年(2010年)リリースされたマイケルのアルバム『マイケル』の楽曲のトラックを作ったエディー・カシオの兄。このカシオ兄弟は、父親がニューヨークの名門ホテル、ヘルムズレイ・ホテルのVIPをもてなす支配人だったことから、マイケルと知己を得て、その父親の子供だったエディー、フランクらと仲良くなった。

マイケルとフランクらが知り合ったのは、1984年のこと。彼らはまだほんの子供だった。その後、彼らは親交を深め、まもなくマイケルは、ニュージャージーにあるカシオ家に突然前触れもなく訪問するようになった、という。フランクによれば、おそらく誰にも干渉されずに、普通の家庭の雰囲気に触れたかったのだろう、と推察する。したがって本作も、1984年頃以降のことが書かれている。

著作は3部に分けられ、第一部が知り合ってから90年代初期くらいまで、第二部がその後2002年あたりまで、そして第三部が2002年以降、マイケルとフランクがかなり親しくなって以降。全328ページ。

カシオ一家が初めてネヴァーランドに行くときのことなど、事細かに書かれている。また、裁判のときのこと、2001年のマジソン・スクエア・ガーデンにおける『30周年記念スペシャル』などのことなども、当事者としての考察が描かれている。この『スペシャル』のときに、なかなかマイケルが準備が出来ずに、会場に行けなかったシーンなどは、まさに当事者ならではの迫力で描かれている。

副題の「飛びぬけて素晴らしい男との、ごく普通の友情の物語」とあるように、音楽業界のような派手な世界にいたわけでもない普通の子供とマイケルとの関係性が、独自の視点、スタンスで描かれる。とはいっても、このフランクもエディーもマイケルという接点を持つことによって、音楽業界、エンタテインメント業界に足を踏み入れることになるのだが。

本作の著者フランク・カシオは先にリリースされたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン:ライフ・オブ・アイコン 想い出をあつめて コレクターズ・エディション』でも、顔をだしてインタヴューに答えている。

このほかに、「マイケル・ラヴ・ナイト」でもご紹介したジャーメイン・ジャクソン著の『ユー・アー・ノット・アローン』も、近く改めてご紹介しよう。

フランク・カシオ著『マイ・フレンド、マイケル』(英語版)1582円

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0062090062/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

MICHAEL JACKSON>Cascio Book
MICHAEL JACKSON>Book>My Friend, Michael

◎軽音部大忘年会~空気の振動が感動につながる

【Air Vibration Makes More Emotion】

振動。

ゴスペラーズ北山陽一さんが主催する友人ミュージシャンと自由にセッションを繰り広げる「軽音部」の大忘年会が、2011年12月27日(火)深夜24時(正確には28日午前)から朝方まで渋谷のライヴハウスで行われた。こんなにミュージシャンがいるかというほどの大賑わい。通路は満員電車並。自由にその場で会ったミュージシャンたちが、即興でいろいろなジャンルの曲を夜通し繰り広げる。

後半は時間が足りなくなり、セッションは1曲10分以内のお達しが。(笑) みんな曲を演奏するのが楽しいので、一度ステージに上がると、みんな演奏をやめようとしないのだ。

この「軽音部」は2000年頃、北山さんが彼のポケットマネーで音楽ジャンル、レコード会社、プロダクションなどの枠を超え、音楽の世界でビジネスを忘れて初心に戻り、楽しむために夜通しセッションをするという趣旨で始めたミュージシャンだけの内輪のパーティー。当初は小規模に2-30人程度で行っていた。年に1回のときもあれば、2-3回行われるもあった。徐々に規模が大きくなってきて、今年は、3回行われた。今回は通常の北山さん友人関係だけでなく、お店が呼んだミュージシャンたちも多数参加し、150人以上のミュージシャンが集まった。

これだけのミュージシャンが集まり、その場で曲と楽器パートを決め、自由にジャムセッションを繰り広げられる、そういう場があるということが、とても貴重だ。この「軽音部」にしろ、トクがやっている「トクズ・ラウンジ」にせよ、生身のミュージシャンが同じステージでお互いの目を見ながら、演奏をしたり歌ったりするところが、音楽の原点としてすばらしい。

どこかのツイートで見たが、音楽、音とは、元々は「空気の振動」からできていた。それが、打ち込み→デジタル録音→アイポッドなどのデジタル再生機で再生したものを聴いていると、そこに「空気の振動感」がなくなってくる。楽器がすべてデジタルになっても、歌声は空気の振動、震えだが、やはりすべて空気が振動して、その場でその振動を感じ取れるほうが「本物感」が強い。

そしてそうした「振動感」が「感動」につながるのだなあ、とつくづくこのセッションを見ていて思った。感動とは、「感」が「動く」わけだから。やっぱり、音楽からは「汗」が飛び散らなきゃ。

今月でアムリタの「トクズ・ラウンジ」が終わってしまい、次の場所を模索中だが、「トクズ・ラウンジ」や「軽音部」のような動きは、ゆっくりでいいので、長く続けていって欲しい。

この日は、トク、北山さん、山下達郎バンドの小笠原拓海さん、フユ、はんこやさん、マル、カツ、スウィンゴーSwing-Oさん、佐々木誠さん、澤田かおりさん、その他たくさんの人たちが来ていた。マサ・コハマは翌日ブルースアレイでのライヴがあるので、2日連続で会うことになった。

キーボードのスウィンゴーさんから彼の最新作のCDをいただいた。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005ZMQJ9O/soulsearchiho-22/ref=nosim/

さっそく聴いたら、かなりかっこいいサウンドで仕上がっていた。ジャズ、ファンクの要素がいいグルーヴに乗って、まとめられている。

LIVE>Keion-bu

◎マサ・コハマ・スペシャル パート6~ますます多様性見せるギタリスト

【Masa Kohama Special Vol.6】

多様性。

スーパー・ギタリスト、マサ・コハマ、そのスペシャル第6弾。すっかりライヴハウス「ブルース・アレイ」の名物ライヴになり、今年だけで5回目になる。ほぼ2ヶ月に1度の割りで行われている感じだ。この日も満席、立ち見が出た。

ちょうどマサがステージに行くときに、僕をみつけてくれ、「はい、これ」といってセットリストを渡してくれた。しかも、右上に「吉岡さん用」と書かれているではないか。嬉しいねえ。これは。(笑) ありがとうございます!

さて、「マサ・コハマ・スペシャル」は毎回いくつか曲を入れ替えるが、今回の衝撃は、いきなり、オープニングの「サティスファクション」だった。ローリング・ストーンズ楽曲を、ここではプリンス風で。たとえば、次回はオーティス・レディング風のも聴いてみたい。さらに、デフ・レパードの「フォトグラフ」、ミスター・ミスターの「ブロークン・ウィングス」、ゲス・フーの「アメリカン・ウーマン」(アイク・生沢さんゲストヴォーカル)などのロック曲が目立った。そして、超意外な石田あゆみの「ブルーライト横浜」。

アイクさんは、日本のロック業界を代表するようなロック・シンガーで、B’z(ビーズ)などの作品で歌声を聞かせている。「アメリカン・ウーマン」、生で聴いたことなかったので、嬉しかったですねえ。ハスキーな声が超強力。日本のロック界の至宝かもしれない。(なんとタイミングよくブルーノートでライヴがあることが発表された。詳細下記に)

マサ・コハマは僕からすると、ソウル、R&B、フュージョン的なギタリストとして捉えているのだが、それはこっちの勝手な妄想で、本人はロックでも、きっとカントリーでも、歌謡曲でもなんでもできる。彼みたいなスタイルをヴァーサタイル(多様性のある)なアーティストという。前にもどこかで書いたが、ある程度レヴェルを越えたアーティストは、ギタリストにしろ、キーボード奏者にしろ、みんなどのようなジャンルでも出来る。ただその中で得意というか、一番自分にフィットするジャンルがある、そんな感じだと思う。

今回一番驚いたのは、「ブルーライト横浜」。いま、ピンク・マルティーニ&由紀さおり(オリジナルは1969年いしだあゆみのヒット)で全米で大きな話題になっているが、この「昭和歌謡」をソウル調というか、ポップ調インストにアレンジしたが、これはマサ・コハマの今年一番のアイデア賞だと思った。彼のライヴでは、「マイケル・ジャクソン・コーナー」が定番で人気だが、この「昭和歌謡コーナー」も今後、人気になりそう。本人は「(前日)この曲を一生懸命ひとりで練習していた自分がかわいかったです」と言い、えらく受けていた。なんかグループ・サウンズっぽい曲もマサ・ギターにあってる感じがした。

個人的には、今回初のクインシー・ジョーンズ/ジェームス・イングラムの「ワンハンドレッド・ウェイズ」なんか、すごくよかった。

マサ・コハマ・スペシャル、すでにいくつか定番曲もできている。TLCの「レッド・ライト・スペシャル」、ジャネット、ロバート・ジョンソン、そして、アンコールのプリンスの「パープル・レイン」。これを聞いてると毎回、「ソウル・サーチン~プリンスの回」では、絶対にこれをやって欲しい。マサ・コハマの「パープル・レイン」を聞いていて、「ソウル・サーチン」でいずれプリンスをやろうと思ったほど。

それにしても、今年の節目である3月12日付けのソウル・サーチン・ブログ(3月11日午後に書いていた。3月12日の0時01分アップロード)は、前日(3月10日)のマサ・コハマのライヴ評。そして、今年の最終日12月31日のソウル・サーチン・ブログがマサ・コハマのライヴ評で締められるなんて、なんという奇遇というか、ご縁なのだろうか。(笑) 

+++++

マサ・コハマ、次はケイリブとのライヴ、1月6日(金)中目黒・楽屋(らくや)。1月18日(水)目黒ブルース・アレイで、フィリップ・ウーのニューヨーク・オールスターズなど。(下記参照)

■マサ小浜ウェッブ(スケジュールなど)
http://masakohama.com/

■マサ・コハマ関連記事(一部)

2011年09月18日(日)
マサ小浜スペシャル・パート5
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110918.html

2011年07月09日(土)
マサ小浜スペシャルVol 4
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10946888458.html

2011年06月07日(火)
ユリ・マサ・ライヴ~自由度の高いライヴ:Juju、トータス松本さん飛び入り
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10915057661.html

2011年03月12日(土)
マサ小浜3回目のライヴ~「レッド・マサ・スペシャル」、アツシ飛び入りも
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10827190545.html

2010年07月09日(金)
マサ小浜、初ソロ・ライヴ~ソウルとファンクとスムース・ジャズと
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10584972682.html

■ マサ・コハマ来月の予定 

2012年1月6日(金) 
RAKUYA (中目黒)  03-3714-2607
Kaleb’s Barefoot Live
Kaleb James(Pf.Vo) / Chris Hardy(Perc) / Masa Kohama(G) / Mark Tourian(B)
OPEN / 18:00 START / 19:30~

2012年1月7日(土) 
ミックス (阿佐ヶ谷)  03-5373-5125
JINOMASARIKU スペシャルライブ
日野賢二(b)マサ小浜(g)平陸(D)
20:00より2セット 入れ替えなし

2012年1月15日(日) 
ラ・ドンナ(原宿)03-5775-6775
マイラケイ スペシァルライブ
マイラケイ(vo) マサ小浜(g)チッコソウマ(ds)羽仁知治(key)息才隆浩(b)
スペシャルゲスト:7代目Nasty Girls(Myrah、Sattin、Lisa)

2012年1月18日(水) 
ブルース・アレイ (目黒) 03-5740-6041
N.Y. All Stars "Grand Finale" Live !
(Pf/HAMMOND B-3/Fender Rhodes/Synth)Philip Woo (Ds/Vo)Ralph Rolle (Vo)Ty Stevens、Felicia Graham (G)マサ小浜 (B)Cliff Archer

2012年1月19日(木) 
ALFIE (六本木) 
"Philip Woo(key) and N.Y All Stars"
Ralph Rolle(ds,vo) Felicia"Femix"Graham(vo) Ty Stephens(vo) Kenji"JINO"Hino(eb) Masa Kohama(gt)

2012年1月25日(水) 
ミックス (阿佐ヶ谷)  03-5373-5125
JINOMASA スペシャルライブ
日野賢二(b)マサ小浜(g)
20:00より2セット 入れ替えなし

■ アイク生沢ライヴ、ブルーノートで

*YUICHI"AIK"IKUZAWA
featuring JINO with special guest TERUMASA HINO*

*生沢"AIK"佑一
featuring 日野“JINO”賢二 with special guest 日野皓正*

2012 2.26sun.http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/aik/


■メンバー

(G)マサ小浜 
(Key/Vo)Kaleb James 
(B)日野JINO賢二 
(Ds)Jay Stixx

■ セットリスト:マサ・コハマ・スペシャルVol.6
Setlist: Masa Kohama Special Vol.6, December 28, 2011 @ Meguro Blues Alley.
[ ] =indicates original artist or artist who made song famous

Show started 19:45
01.Satisfaction (I Can Get No) [Rolling Stones, Otis Redding]
02.Creepin’ [Stevie Wonder]
03.I Got A Woman [Ray Charles]
04.One Hundred Ways [Quincy Jones/James Ingram]
05.Josie [Steely Dan]
06.Broken Wings [Mr. Mister]
07.American Woman [Guess Who] (+Aik Ikuzawa on guest vocal)
08.Red Light Special [TLC]
Show ended 21:04

Second set

Show started 21:31
01.Last Look [Torcuato Mariano]
02.Photograph [Def Leppard]
03.Gravity [John Mayer]
04.Nothin’ But A Party [George Benson]
05.Blue Light Yokohama [Ishida Ayumi]
06.Human Nature [Michael Jackson]
07.Cross Road [Robert Johnson]
08.Because You Loved Me [Celine Dion]
09.Who’s That Lady [Isley Brothers]
Enc. Between The Sheets [Isley Brothers](+Masa of Spontania)
Enc. Purple Rain [Prince]
Show ended 22:54

(20111228
ENT>LIVE>Masa Kohama

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