【ソーラー王朝のダイナスティー・ライヴにジェフリーが飛び入り】
サプライズ。
1970年代後期から1980年代中期にかけてロス・アンジェルスのソウル・レーベル、ソーラー・レコードからヒットを放ったグループ、ダイナスティーの来日ライヴ。彼らの初来日はメンバーによると1988年、六本木にあったピックフォード・クラブだったという。その後、ピックフォードに1996年再来日、1999年大晦日には2000年を祝うイヴェントで米軍横田基地でライヴを行い、今回の来日は4回目となる。僕は初めて見る。グループの中心は、ほぼオリジナルと言っていいケヴィン・スペンサーとウィリアム・シェルビー。
ドラムス、ギター、ベースにキーボード3人、女性ヴォーカル2人という計8人。ソーラー系アーティスト(レイクサイド、ウイスパーズ、シャラマー)など、さらに1970年代から1980年代にかけてしっかりライヴをやっていたソウル系のセルフコンテインド・グループ(自給自足グループ=バンド演奏と歌、楽曲の作曲などをすべて自分たちでまかなうグループのこと)はみなしっかりしているが、このダイナスティーのライヴも間違いなかった。
キーボードのKCことカート・クレイトンもかなりセンスがあると見たが、一番印象に残ったのはベース奏者ロイド・ジョーンズ(愛称ロックRok)。なかなかファンキーなベースを聴かせて素晴らしい。本人はジャズもR&Bもどちらもこなすという。彼のフェヴァリット・ベース奏者はたくさんいるが、ジャコ・パストリアス、スタンリー・クラークなどだそうだ。
軽快なミディアム調の曲はグルーヴ感あふれダンサブルでひじょうにいい。前半はダイナスティー自身のヒットを歌い、途中からメンバーのケヴィン、ウィリアムらがソーラーの他のアーティストに書いた作品を歌った。タイトル通り、「ソーラー・ショウ」の趣だ。
そんな中、サプライズはシャラマーのメンバーでありダンスの上手なジェフリー・ダニエルズが観客席にいたこと。ウィリアムに呼ばれてステージに登場したジェフリーは、マイクを持ってこう言った。「彼ら(ウィリアムやケヴィン)は、数々の素晴らしい曲をシャラマーのために書いてくれた。素晴らしい曲なくして、素晴らしいダンスは踊れない。音楽で踊るんだからね」と言いながら、自分の口で効果音を出しながら、歯切れのいいロボットダンスを縦横無尽に繰り広げた。ウィリアムが「彼はマイケル・ジャクソンにもダンスを教えたんだ」と言って、煽る。このダンスだけでも来た甲斐はあったかもしれない。
下記セットリスト8の「イズ・イット・グッド・トゥ・ユー」が始まる前のMCで、ケヴィンが「この曲を書いたタカ・タカヤナギはここ日本出身のソングライターだ。この作品は日本人が書いたのものとしては初めてブラック・チャートでナンバーワンになったんだ。大きな拍手を」と説明。この場には高柳さんはいたのだろうか。
一部熱心なダイナスティー・ファンが座席の前のほうにいたが、若干集客が少なく残念。次回はもっと事前告知をしよう。
■メンバー
“ソラー” レコーディング・アーティスツ・レヴュー by ダイナスティ
William Shelby(vo,key), Kevin Spencer(vo,key), Celestine Cunningham(vo), Chandi Rae Bozeman(back vo), Kurt “KC” Clayton(key), Reginald Morgan(g), Lloyd "Rok" Jones(b), Derrick Turner(ds)
■Setlist: Dynasty @ Cotton Club, August 30, 2007
セットリスト ダイナスティー コットン・クラブ
( ) denotes artists who made the song hit
show started 21:32
01. Groove Control (Dynasty) (1980-from 1st album)
02. Do Me Right (Dynasty) (1980)
03. I Don’t Want To Be A Freak (But I Can’t Help Myself) (Dynasty) (1979)
04. Second Time Around (Shalamar) (1979)
05. Make That Move (Jeffrey Daniels In) (Shalamar) (1981)
06. Somewhere There’s A Love (Shalamar) (1980-from "Three For Love" album)
07. A Night To Remember (Shalamar) (1982)
08. Is It Good To You (Whispers) (1991)
09. It’s A Love Thing (Whispers) (1981)
10. Keep On Loving Me (Whispers) (1983)
11. And The Beat Goes On (Whispers) (1980)
Enc. I’ve Just Begun To Love You (Dynasty) (1980)
show ended 22:40
(2007年8月30日木曜、丸の内コットン・クラブ=ダイナスティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dynasty
2007-106
サプライズ。
1970年代後期から1980年代中期にかけてロス・アンジェルスのソウル・レーベル、ソーラー・レコードからヒットを放ったグループ、ダイナスティーの来日ライヴ。彼らの初来日はメンバーによると1988年、六本木にあったピックフォード・クラブだったという。その後、ピックフォードに1996年再来日、1999年大晦日には2000年を祝うイヴェントで米軍横田基地でライヴを行い、今回の来日は4回目となる。僕は初めて見る。グループの中心は、ほぼオリジナルと言っていいケヴィン・スペンサーとウィリアム・シェルビー。
ドラムス、ギター、ベースにキーボード3人、女性ヴォーカル2人という計8人。ソーラー系アーティスト(レイクサイド、ウイスパーズ、シャラマー)など、さらに1970年代から1980年代にかけてしっかりライヴをやっていたソウル系のセルフコンテインド・グループ(自給自足グループ=バンド演奏と歌、楽曲の作曲などをすべて自分たちでまかなうグループのこと)はみなしっかりしているが、このダイナスティーのライヴも間違いなかった。
キーボードのKCことカート・クレイトンもかなりセンスがあると見たが、一番印象に残ったのはベース奏者ロイド・ジョーンズ(愛称ロックRok)。なかなかファンキーなベースを聴かせて素晴らしい。本人はジャズもR&Bもどちらもこなすという。彼のフェヴァリット・ベース奏者はたくさんいるが、ジャコ・パストリアス、スタンリー・クラークなどだそうだ。
軽快なミディアム調の曲はグルーヴ感あふれダンサブルでひじょうにいい。前半はダイナスティー自身のヒットを歌い、途中からメンバーのケヴィン、ウィリアムらがソーラーの他のアーティストに書いた作品を歌った。タイトル通り、「ソーラー・ショウ」の趣だ。
そんな中、サプライズはシャラマーのメンバーでありダンスの上手なジェフリー・ダニエルズが観客席にいたこと。ウィリアムに呼ばれてステージに登場したジェフリーは、マイクを持ってこう言った。「彼ら(ウィリアムやケヴィン)は、数々の素晴らしい曲をシャラマーのために書いてくれた。素晴らしい曲なくして、素晴らしいダンスは踊れない。音楽で踊るんだからね」と言いながら、自分の口で効果音を出しながら、歯切れのいいロボットダンスを縦横無尽に繰り広げた。ウィリアムが「彼はマイケル・ジャクソンにもダンスを教えたんだ」と言って、煽る。このダンスだけでも来た甲斐はあったかもしれない。
下記セットリスト8の「イズ・イット・グッド・トゥ・ユー」が始まる前のMCで、ケヴィンが「この曲を書いたタカ・タカヤナギはここ日本出身のソングライターだ。この作品は日本人が書いたのものとしては初めてブラック・チャートでナンバーワンになったんだ。大きな拍手を」と説明。この場には高柳さんはいたのだろうか。
一部熱心なダイナスティー・ファンが座席の前のほうにいたが、若干集客が少なく残念。次回はもっと事前告知をしよう。
■メンバー
“ソラー” レコーディング・アーティスツ・レヴュー by ダイナスティ
William Shelby(vo,key), Kevin Spencer(vo,key), Celestine Cunningham(vo), Chandi Rae Bozeman(back vo), Kurt “KC” Clayton(key), Reginald Morgan(g), Lloyd "Rok" Jones(b), Derrick Turner(ds)
■Setlist: Dynasty @ Cotton Club, August 30, 2007
セットリスト ダイナスティー コットン・クラブ
( ) denotes artists who made the song hit
show started 21:32
01. Groove Control (Dynasty) (1980-from 1st album)
02. Do Me Right (Dynasty) (1980)
03. I Don’t Want To Be A Freak (But I Can’t Help Myself) (Dynasty) (1979)
04. Second Time Around (Shalamar) (1979)
05. Make That Move (Jeffrey Daniels In) (Shalamar) (1981)
06. Somewhere There’s A Love (Shalamar) (1980-from "Three For Love" album)
07. A Night To Remember (Shalamar) (1982)
08. Is It Good To You (Whispers) (1991)
09. It’s A Love Thing (Whispers) (1981)
10. Keep On Loving Me (Whispers) (1983)
11. And The Beat Goes On (Whispers) (1980)
Enc. I’ve Just Begun To Love You (Dynasty) (1980)
show ended 22:40
(2007年8月30日木曜、丸の内コットン・クラブ=ダイナスティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dynasty
2007-106