◆ 松本龍(前・復興相)が辞任を決めた店「キング・ハーヴェスト」
2011年7月6日 音楽◆松本龍(前・復興相)が辞任を決めた店「キング・ハーヴェスト」
【Red Card For Matsumoto Ryu】
辞任。
ほんの1週間前までその名前さえ知らなかった松本龍が、キックオフ→ノーサイド→レッドカードとなり、いちやくその存在を全国区にした。もう本当に突っ込みどころ満載の宮城県知事との会談映像だが、さすがに世論の風を感じたか、一気に辞任。その一連の流れを見ていてあまりのくだらなさにあきれるのも通り越していたが、なんと、その辞任前日、それを決めた夜にいたのが、赤坂のソウル・ジャズの店「キング・ハーヴェスト」だっということがわかり、にわかに個人的に注目のニュースになった。
下記に会見全文。僕はこれを見て、「キング・ハーヴェスト」のことを知った。万一同名の店だったらまずいので、さっそく平野さんのキング・ハーヴェストに確認の電話をいれたら、「昨日、来てました」とのこと。そこで、ブログに書くことにした。
「キング・ハーヴェスト」は以前に何度かこのブログでも触れたが、元CBSソニー、エピックの平野さんが2002年に開いたレストラン。当初はアフリカ出身のトニーさんがおいしい料理を作っていた。今はトニーさんはいないが美味しい料理はかわらない。平野さんは、一時期マーチン(鈴木雅之)さんの担当もしていたので、マーチンさんなどとも何度か足を運んでいる。ソウル・バーめぐりをするときの起点だったりもする。この松本事件を機に、キング・ハーヴェスト人気が高まればいいと思う。応援します。
さて、松本龍の宮城県知事との会談で疑問に思うところ。
1)そもそも大臣のほうが宮城県知事より偉いのか。
やはり、国務が地方行政よりも上に来るのか。ところで、松本龍・前大臣(1951年生まれ)は福岡で12万票程度の集票。(前回衆院選) 村井・宮城県知事(元自衛隊、1960年生まれ)は64万票以上の集票(前回知事選)。数字が全てではないが、12万票が60万票を見下ろすというのがおもしろい。国の大臣が地方の長より偉いのか。偉いのかな。誰か教えてください。
2)そもそも大臣は客なのか。
客人を待たせるのは無礼かもしれないが、そもそも大臣が客なのか。知事も言っていた通り、お互いイーヴンの立場ではないか。どっちが客というより、ビジネス・パートナー的立ち位置ではないのだろうか。両方で手をあわせて、復興しようということではないのか。
3)なぜあんな偉そうな口をきくのか
これは、九州出身だから、B型だからというのはまったく関係ない。この松本という人間の人間性の問題に尽きる。育ちと言ってもいい。たぶん、自分が大臣ということで、「偉いもの」と勘違いしているのだろう。こういう人間には政治家は大衆のための「公僕」であるというマインドはまったくないに違いない。
4)オフレコ問題
「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」 そもそもオフレコというのを、こんなにたくさんの報道陣がいる前で言うというのもおかしい。それに、オフレコというのは、先に宣言して言うものではないか。しかも、今の最後の言葉がどれを指すのか不明。長幼の序のことだろうか。あるいは、客が来るときは先に入ってろ、のあたりか。それよりも、あの一連発言のどこをオフレコにしなければならないのか。オフレコにする理由は何か。何かやましいところがあったからオフレコにしたかったのではないか。
5)「長幼の序」問題
この人は長幼の序の意味を少し取り違えてるようだ。あの場での使い方をみると、自衛隊などを例にしているので目上のものを尊重しろということを言いたいらしい。半分はあっているのだろうが、辞書などによると「年長者と年少者との間にある秩序。子供は大人を敬い、大人は子供を慈しむというあり方」とある。「物事をするのにあたって、年長者と年少者の間に一定の順序がある」ともある。となると、年下の知事は、先に年上の自分が来るのを待ってろ、ということか。もし、知事が年上で、大臣が年下だったら、どうなるのだろう。
6)宋文洲さんのツイートが興味深かった
宋さんの一連のツイートが現実的で面白い。「別に松本を擁護するわけではないが、この日本には、あんな無礼なおじさんはいくらでもいる。ここ(日本)で成功するためには、そうした連中ともうまく付き合わなければならない」といった趣旨のツイートを連投。いくつかその宋さんのツイートから。
「日本で成功したいならば、まず日本人を理解することだ。日本で仕事したいならばまず年寄りと偉い人に礼儀を尽くすことだ。日本人の癖にそれが知らないならば、終わっている。」(2011年7月5日10:53:45)
「松本さんくらいの態度でびっくりしたり、怒ったりしている人は、殆ど日本社会の深部に入れていない人だろう。権力や富や地位に近付こうとするならば、こんなおじさんがゴロゴロして毎日平常心で礼儀を尽くしてパスするものだ。前進のみだ。」(2011年7月5日10:59:20)
「ソフトバンク孫さんが生き延び発展できたのは徹底的に権力を持つおじい様に「礼儀」を尽くした。堀江さんはなぜダメか。未だにそれを知らないからだ。三木谷さんがお二人の間だ」(2011年7月5日10:18:56)
松本龍の後任は、平野達男という人になった。松本が辞任を決めた店が平野さんの店、その後任が平野さんという人。なにかおもしろい。
■キング・ハーヴェスト~松本龍が辞任を決めた店
住所東京都港区赤坂6丁目3-8 高松ビルB1F
電話03-5545-4758
アクセス東京メトロ千代田線赤坂駅6番出口より徒歩で4分
営業時間月~金・土 18:00~01:00
■関連記事、リンク
松本龍インタヴュー。そこのプロフィール、お気に入りの店でキング・ハーヴェストの名前も。インタヴューの一番したにおそらく事務所のダンボールなどに入ったCDの束の写真。みんなソウル系。
http://www.the-journal.jp/contents/politician/mb/32_1.html
キング・ハーヴェスト(グルナヴィ)
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0355454758/index.html
松本龍、会見全文。最後にキング・ハーヴェストの名前がでてくる
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201107050213.html
不愉快極まりない松本龍動画。なんと3日以降120万回以上の再生。
http://youtu.be/VtUqWdbjnTk
ESSAY>Matsumoto, Ryu
【Red Card For Matsumoto Ryu】
辞任。
ほんの1週間前までその名前さえ知らなかった松本龍が、キックオフ→ノーサイド→レッドカードとなり、いちやくその存在を全国区にした。もう本当に突っ込みどころ満載の宮城県知事との会談映像だが、さすがに世論の風を感じたか、一気に辞任。その一連の流れを見ていてあまりのくだらなさにあきれるのも通り越していたが、なんと、その辞任前日、それを決めた夜にいたのが、赤坂のソウル・ジャズの店「キング・ハーヴェスト」だっということがわかり、にわかに個人的に注目のニュースになった。
下記に会見全文。僕はこれを見て、「キング・ハーヴェスト」のことを知った。万一同名の店だったらまずいので、さっそく平野さんのキング・ハーヴェストに確認の電話をいれたら、「昨日、来てました」とのこと。そこで、ブログに書くことにした。
「キング・ハーヴェスト」は以前に何度かこのブログでも触れたが、元CBSソニー、エピックの平野さんが2002年に開いたレストラン。当初はアフリカ出身のトニーさんがおいしい料理を作っていた。今はトニーさんはいないが美味しい料理はかわらない。平野さんは、一時期マーチン(鈴木雅之)さんの担当もしていたので、マーチンさんなどとも何度か足を運んでいる。ソウル・バーめぐりをするときの起点だったりもする。この松本事件を機に、キング・ハーヴェスト人気が高まればいいと思う。応援します。
さて、松本龍の宮城県知事との会談で疑問に思うところ。
1)そもそも大臣のほうが宮城県知事より偉いのか。
やはり、国務が地方行政よりも上に来るのか。ところで、松本龍・前大臣(1951年生まれ)は福岡で12万票程度の集票。(前回衆院選) 村井・宮城県知事(元自衛隊、1960年生まれ)は64万票以上の集票(前回知事選)。数字が全てではないが、12万票が60万票を見下ろすというのがおもしろい。国の大臣が地方の長より偉いのか。偉いのかな。誰か教えてください。
2)そもそも大臣は客なのか。
客人を待たせるのは無礼かもしれないが、そもそも大臣が客なのか。知事も言っていた通り、お互いイーヴンの立場ではないか。どっちが客というより、ビジネス・パートナー的立ち位置ではないのだろうか。両方で手をあわせて、復興しようということではないのか。
3)なぜあんな偉そうな口をきくのか
これは、九州出身だから、B型だからというのはまったく関係ない。この松本という人間の人間性の問題に尽きる。育ちと言ってもいい。たぶん、自分が大臣ということで、「偉いもの」と勘違いしているのだろう。こういう人間には政治家は大衆のための「公僕」であるというマインドはまったくないに違いない。
4)オフレコ問題
「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」 そもそもオフレコというのを、こんなにたくさんの報道陣がいる前で言うというのもおかしい。それに、オフレコというのは、先に宣言して言うものではないか。しかも、今の最後の言葉がどれを指すのか不明。長幼の序のことだろうか。あるいは、客が来るときは先に入ってろ、のあたりか。それよりも、あの一連発言のどこをオフレコにしなければならないのか。オフレコにする理由は何か。何かやましいところがあったからオフレコにしたかったのではないか。
5)「長幼の序」問題
この人は長幼の序の意味を少し取り違えてるようだ。あの場での使い方をみると、自衛隊などを例にしているので目上のものを尊重しろということを言いたいらしい。半分はあっているのだろうが、辞書などによると「年長者と年少者との間にある秩序。子供は大人を敬い、大人は子供を慈しむというあり方」とある。「物事をするのにあたって、年長者と年少者の間に一定の順序がある」ともある。となると、年下の知事は、先に年上の自分が来るのを待ってろ、ということか。もし、知事が年上で、大臣が年下だったら、どうなるのだろう。
6)宋文洲さんのツイートが興味深かった
宋さんの一連のツイートが現実的で面白い。「別に松本を擁護するわけではないが、この日本には、あんな無礼なおじさんはいくらでもいる。ここ(日本)で成功するためには、そうした連中ともうまく付き合わなければならない」といった趣旨のツイートを連投。いくつかその宋さんのツイートから。
「日本で成功したいならば、まず日本人を理解することだ。日本で仕事したいならばまず年寄りと偉い人に礼儀を尽くすことだ。日本人の癖にそれが知らないならば、終わっている。」(2011年7月5日10:53:45)
「松本さんくらいの態度でびっくりしたり、怒ったりしている人は、殆ど日本社会の深部に入れていない人だろう。権力や富や地位に近付こうとするならば、こんなおじさんがゴロゴロして毎日平常心で礼儀を尽くしてパスするものだ。前進のみだ。」(2011年7月5日10:59:20)
「ソフトバンク孫さんが生き延び発展できたのは徹底的に権力を持つおじい様に「礼儀」を尽くした。堀江さんはなぜダメか。未だにそれを知らないからだ。三木谷さんがお二人の間だ」(2011年7月5日10:18:56)
松本龍の後任は、平野達男という人になった。松本が辞任を決めた店が平野さんの店、その後任が平野さんという人。なにかおもしろい。
■キング・ハーヴェスト~松本龍が辞任を決めた店
住所東京都港区赤坂6丁目3-8 高松ビルB1F
電話03-5545-4758
アクセス東京メトロ千代田線赤坂駅6番出口より徒歩で4分
営業時間月~金・土 18:00~01:00
■関連記事、リンク
松本龍インタヴュー。そこのプロフィール、お気に入りの店でキング・ハーヴェストの名前も。インタヴューの一番したにおそらく事務所のダンボールなどに入ったCDの束の写真。みんなソウル系。
http://www.the-journal.jp/contents/politician/mb/32_1.html
キング・ハーヴェスト(グルナヴィ)
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0355454758/index.html
松本龍、会見全文。最後にキング・ハーヴェストの名前がでてくる
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201107050213.html
不愉快極まりない松本龍動画。なんと3日以降120万回以上の再生。
http://youtu.be/VtUqWdbjnTk
ESSAY>Matsumoto, Ryu